JP3641251B2 - 通信パス設定方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば光海底ケーブルシステムなどの情報伝送システムで利用される監視制御装置の表示器の画面を用いて実施される通信パスの設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、伝送システムには、通信データを伝送するノードと、通信ネットワークに対してOAM(Operations,Administration and Maintenance)サービスを提供する監視制御装置とが設けられる。
【0003】
ところで、近年になり、ネットワークの世界規模での広がりによりネットワークを構成する機器の数が増え、これに伴って監視制御対象(ノードなど)の数が多くなっている。このため監視制御装置におけるオペレーションの煩雑化、高度化が甚だしくなり、運用者の負担が大きくなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように近年の伝送システムでは、監視制御装置におけるオペレーションの煩雑化、高度化が甚だしくなっており、何らかの解決策を提供することが望まれている。
【0005】
本発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、ヒューマンマシンインタフェースを改善し、運用上の便宜の向上を図った通信パス設定方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、以下に示す手段を講じている。
この発明に係わる通信パス設定方法は、複数の通信パスが多重される通信回線を介して互いにリング状に接続される複数のノードをそれぞれ備える複数のリングネットワークを具備するネットワークシステムに備えられ、表示器を有する作業者用端末装置を用いる通信パス設定方法であって、自装置が接続されるノードが属するリングネットワークにおける各ノードの間の区間に対応付けて前記表示器の画面を複数の領域に区分けし、前記区間に存在する通信パスにそれぞれ対応付けられた矢印を前記区分けされた領域に表示する準備ステップと、設定すべき通信パスの始点となるノードの低速側チャネルを指定する第1のステップと、設定すべき通信パスの終点となるノードの低速側チャネルを指定する第2のステップと、前記第1および第2のステップで指定されたノード区間に対応する表示領域に、設定すべき通信パスに対応付けられた矢印を表示する第3のステップと、他に設定すべき通信パスがある場合は、前記第1乃至第3のステップを繰り返す第4のステップと、前記設定すべき通信パスに対応付けられた矢印に対応する通信パスの設定要求を、当該通信パスの形成に関係するノードに送出する第5のステップと、通信パスの設定要求を受けたノードが、当該要求に基づいて新たな通信パスを形成する第6のステップとを具備することを特徴とする。このようにすると、監視制御装置の表示画面を用いてパスの設定作業を直感的に行うことができるため、ユーザインタフェースが向上され、ユーザにとっての便宜を向上させることが可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わる監視制御装置が設置される伝送システムのシステム構成図である。図1において、複数の局舎(Station)ST−1〜ST−mに複数のノード(NODE)1−1〜1−nがそれぞれ設置される。ノード1−1〜1−nは、高速回線OLを介して互いにリング状に接続され、複数のリングネットワークが形成される。すなわちn個のリングネットワークが存在し、各リングネットワークは、それぞれノード1−1,1−2,…,1−nをm個備えて形成される。
【0008】
上記高速回線OLは、例えばSTM−64(Synchronous Transfer Module-level 64:10Gbpsに相当)クラスの伝送容量を有した同期多重回線として実現される。個々のリングネットワークを形成する高速回線OLは、光信号を伝送する。この光信号の波長は、リングネットワークごとに互いに異なり、これらの波長の光信号が波長多重されて波長多重回線FLが形成される。
【0009】
各局舎ST−1〜ST−mにおけるノード1−1〜1−nは、局舎ごとにそれぞれ局舎内監視制御装置(SSE)2に接続される。SSE2は、さらにLANを介して監視制御装置(U−NME)3に接続される。また、LANにはルータ4が接続され、このルータ4を介して各局舎のU−NME3を相互に結ぶ監視制御用回線MLが形成される。なお、図1に示す監視制御用回線MLは、論理的には波長多重回線FLを介して伝送されるSDHフレームのSOH(Section Over Head )に定義されたDCC(Data Communication Channel)などにより実現される。
【0010】
図2に、図1に示された監視制御装置(U−NME)3の構成を示す。U−NME3は、網内全域に渡る監視制御を担うものである。図2のU−NME3は、メモリモジュール31、プロセッサモジュール32、ブリッジ33、SCSI(スカジー)コントローラ34、HD(ハードディスクドライブ)35、8mmCMT(Cassette Magnetic Tape)36、グラフィックコントローラ37、Ethernetコントローラ38、バスコントローラ39、FDD(フロッピーディスクドライブ)310、インタフェース(I/F)311、ディスプレイインタフェース(I/F)312、LANインタフェース(I/F)313,314、ディスプレイ315、ハブ(Hub)316,317、プリンタ318、入力装置319(キーボード、マウスなど)、サウンドコントローラ320、ブザーインタフェース(I/F)321、及び、ブザー322を備えている。
【0011】
このうち、本発明の思想に関係が深いものは、ディスプレイ315、8mmCMT36、FDD310、プリンタ318、入力装置319、及び、ブザー322などからなるヒューマンマシンインタフェースユニットである。なお、入力装置319のマウスはディスプレイ315のアイコンやオブジェクトをクリックするもので、左右2つのクリックボタンを備えるものとする。
【0012】
次に、上記構成における作用を説明する。以下の説明においては、便宜上、(Observation Display)、(U-NME Shutdown)、(Login/Logout)、(Notification Display)、(Alarm Summary Display)、(HS APS Activate Summary Display)、(Log Control)、(Performance Control)、(Alarm Control)、(Network Configuration),(NODE Function)、(Security Control),(System Service)、(Display Control)なる14の章を設ける。
【0013】
以下に説明される、監視制御装置M1〜Mnが備える各機能は、主として図2のプロセッサモジュール32により実行される制御プログラムに、例えばパッチを当てることにより新たに実装されるものである。この制御プログラムは専用の言語で記述され、メモリモジュール31、HD35などに記憶される。
【0014】
なお以下の説明では、便宜上、図1においてn=32、m=7としたシステムを想定する。すなわち、32個のリングネットワークを備え、かつ各リングネットワークごとに7つのNODEを備えるシステムを想定する。
【0015】
(Observation Display)
図3に、U−NME3が起動されたときにディスプレイ315に表示される画面を示す。この画面は“Observation Display”と称され(画面最上部に、画面の名称が表示される)、背景画面として表示される。このことから、図3に示されるウインドウを“主画面”と称することにする。
【0016】
この主画面には、U−NME3から行うことができる各種の設定や、監視情報等を表示させるための各ボタンが表示されており、これらの各ボタンがクリックされることにより、様々な機能画面(ウインドウ)が表示される。
【0017】
ネットワークシステム構成の全体が視覚的に把握しやすいようにするために、図3の主画面には、システムの設置される地域の地図が表示される。この主画面には、上記の地図に重ねて、各局舎(以下ステーションと称する)Station A〜Station Gを示すステーションアイコンと、各ステーションを結ぶ伝送路(図1の波長多重回線FLに相当する)を示す伝送路アイコンとが、グラフィカルに表示される。各ステーションアイコンは、(○印)として、伝送路アイコンは線として表示される。ステーションアイコンの傍には、そのステーションが設置される地域のタイムゾーンに応じた時刻が表示される。
【0018】
また、この主画面には、協定世界時(Universal Time Coordinated:UTC)で示される現在時刻も表示されている。図1に示すような国際間に跨るシステムにおいては、ネットワーク全体に係わる各種の情報に付加される時間情報をローカルタイムで表示すると、各情報の発生時刻の前後関係の把握が難しくなる。そこで本実施形態では、協定世界時(Universal Time Coordinated:UTC)を使用している。
【0019】
更に、図3の主画面上に表示されるステーションアイコンと伝送路アイコンは、表示色を変えることにより、障害の発生の有無、及び障害の程度を表示するようになっている。例えば、障害発生時の表示色は、Station Aにおける障害が重度(critical)、伝送路の障害が中程度(minor)であれば、Station Aのアイコンは赤色で、伝送路アイコンは黄色でそれぞれ表示される。また、障害の無いステーション、およびケーブルは、例えばグリーンで表示される。
【0020】
いま仮に、Station Aに属する32個のNODEのうち、いずれかまたは複数に障害が発生しているとする。また、Station DとStation Eとを結ぶ伝送路に障害が発生しているものとする。U−NME3は、各NODEから通知される通知情報に基づいて、これらの障害が生じているという情報を把握する。このとき、図3の主画面上では、Station DとStation Eの間の伝送路アイコン、及び、Station Aアイコンが、その障害の程度に応じて他と異なる表示色で表示される。
【0021】
さて、図3の画面には、クリッカブルな機能ボタンが表示される。すなわち、Notificationボタン、Alarm Summaryボタン、HS APS Activate Summaryボタン、Logボタン、Performanceボタン、Alarmボタン、Network Configurationボタン、Node Functionボタン、Securityボタン、System Serviceボタン、Displayボタン、U-NME Shutdownボタン、及び、Login/Logoutボタンが表示される。
【0022】
このうち、左上部のNotificationボタン、Alarm Summaryボタン、HS APS Activate Summaryボタン、及び、右上部のLogin/Logoutボタンは、常時アクティブ表示される。これに対して、他の9つのボタンは、ログインユーザのレベルに応じてアクティブまたはインアクティブ表示される。
【0023】
いま仮に、図3の画面を表示するU−NME3がログインされていない状態であるとする。このとき、Logボタン、Performanceボタン、Alarmボタン、Network Configurationボタン、Node Functionボタン、Securityボタン、System Serviceボタン、Displayボタン、及び、U-NME Shutdownボタンからなる9つのボタンは、いずれもインアクティブ表示になる。なお、インアクティブ表示とは、文字の色が薄くされたり、文字が点線で描かれたりする表示の形態で、クリック操作に応答しない状態を示す。
【0024】
(Login/Logout)
まず、ログインとログアウトについて説明する。
【0025】
図3のLogin/Logoutボタンがクリックされると、図4のLoginウインドウが表示されて、ログインプロセスが開始される。このLoginウインドウには、ユーザー名(User Name)とパスワード(Password)の入力欄が設けられている。ユーザは、図4のウインドウ上で自己の名前とパスワードを入力し、Execボタンをクリックすることで、U−NME3にログインすることができる。これに対して、Quitボタンがクリックされると、ログインプロセスは中止される。
【0026】
ただし、初めてログインするユーザが上記の操作を行うと、ExecボタンがクリックされたのちLoginウインドウが閉じられ、図5のChange Passwordウインドウが表示される。このウインドウには、上記入力されたユーザ名とともに、旧パスワード(Old Password)、新パスワード(New Password)、パスワード確認(Confirm Password)の入力欄が表示される。図5のウインドウ上で、各欄への入力ののちExecボタンがクリックされると、パスワードの設定が完了する。また図5のウインドウでQuitボタンがクリックされると、パスワードを変更するための処理が中止され、ウインドウが閉じられる。
【0027】
このようにしてログイン処理が完了すると、図3のインアクティブ表示のボタンのうちいくつかが、ログインユーザのレベルに応じてアクティブ表示となる。
【0028】
一方、ログイン状態からログアウトするには、図3のLogin/Logoutボタンをクリックする。すると、「ログアウト処理を実行してよろしいですか?実行するならばOKボタンを、キャンセルするならばCancelボタンをクリックして下さい」という旨を示すCAUTION(警告)ウインドウ(図示せず)が表示される。このようにして、ユーザに確実な処理が促される。ユーザは、このウインドウに設けられたOKボタンまたはCancelボタンをクリックすることにより、適切な操作を施す。
【0029】
ただし、パス設定作業などの、ネットワークシステムに及ぼす影響の大きい作業の実施中にLogin/Logoutボタンがクリックされると、「パス設定制御機能の実行中です。ログアウトを受け付けることはできません。パス設定制御処理が終了してから再度リトライして下さい。」の旨を示すCAUTIONウインドウ(図示せず)が表示されて、ログアウト処理を受け付けないことを示すようにする。
【0030】
なお、主画面上でオープン可能な機能画面の最大数に達している状態で、さらにもう一枚画面をオープンしようとしたときには、「同時起動数オーバーです」の旨のCAUTIONウインドウ(図示せず)が表示される。
【0031】
(U-NME Shutdown)
次に、U-NME Shutdownについて説明する。
主画面上のU-NME Shutdownボタンがクリックされると、U−NME3がシャットダウンされる。
【0032】
(Notification Display)
次に、U−NME3が監視対象とする各ノード等のオブジェクトからの通知情報を、一覧表示するためのNotification機能について説明する。
【0033】
図3の主画面において、Notificationボタンがクリックされると、図6のNotification Displayウインドウが表示される。このウインドウには、U−NME3が監視対象とするオブジェクト(例えば、各NODEや伝送路など)の状態を示す情報が、テキスト形式で一覧表示される。
【0034】
上記の情報には、各ノードにおいて発生したアラーム情報や、データの伝送品質に関係するパフォーマンスデータなどが含まれる。これらの情報は、通知情報(Notification)として各NODEからU−NME3に通知される情報である。
【0035】
各ノードは、伝送データのビットエラー率や、伝送路障害の発生した数などといったパフォーマンスイベント(以下、イベントと称する)ごとに、その状態を示す数値であるパフォーマンスデータの値を定期的にモニタしている。このモニタ結果をもとにして、各ノードにおいて通知情報が生成される。
【0036】
図6の表示領域には、各NODEから通知された通知情報が時系列的に、例えば発生順に、上から並べて表示される。通知情報に含まれるデータを一度に表示するのは難しいため、図6のウインドウには縦横のスクロールボタンが設けられている。また、図6のウインドウには、スクロールをロックするためのScroll Lockチェックボックスが設けられており、このボックスをチェックすることにより、スクロールをロックすることもできる。
【0037】
図6には、項目領域に、Time、Date、Ring Network、Station、NODE/SSE、Event Type、及び、Shelf(Object Class)なる、通知情報の属性が表示されている。このほかに、図中では隠れているが、Shelf(Object Class)の右側にさらに多くの項目が有る。これは、横のスクロールボタンを操作することによりウインドウ中に表示させることができる。
【0038】
Time項目およびDate項目は、イベントの発生日時を示す。Ring Network項目は、32個のリングネットワークのうち、イベントの発生したリングネットワークの識別子を示す。Station項目は、7個のステーションのうち、イベントの発生したNODEが属するステーションの識別子を示す。NODE/SSE項目は、イベントが生じたNODEまたはSSEに付された個有名称(ニックネームなど)を示す。Event Type項目はイベントの種別を示す。Shelf(Object Class)項目は、イベントが生じたNODEにおける、当該イベントの生じたシェルフを示す。
【0039】
なおシェルフとは、NODEを形成する部分の一つである。各NODEは、複数のシェルフから形成される。また、シェルフは、インタフェース基板や制御基板など、複数の基板を備えて構成される。
【0040】
図6のウインドウ中に、Item Selectionとして示される2つのボタンがある。すなわち、RowボタンとColumnボタンである。このうちRowボタンがクリックされると、図7のItem Selection(Row)ウインドウが表示される。このウインドウは、図6の表示領域における絞り込み検索(フィルタリング)を行うためのものである。
【0041】
図7のウインドウには、それぞれ項目(アイテム)の属性を指定するための複数のスクロールウインドウが表示される。各スクロールウインドウに示される項目が任意に選択されたのち(選択された行は反転表示となる)、Execボタンがクリックされると、上記選択の結果に基づいて各項目の内容が絞り込まれる。そして、画面の表示は再び図6のウインドウに戻り、上記絞り込まれた内容のみが表示される。
【0042】
また、図7のウインドウにはCancelボタンが表示され、このCancelボタンがクリックされると設定が中止される。また、図7のウインドウにはDefaultボタンが表示され、このDefaultボタンがクリックされると、設定内容が初期状態(すなわち各項目の全ての属性が選択された状態)に戻される。
【0043】
次に、図6においてColumnボタンがクリックされると、図8のItem Selection(Column)ウインドウが表示される。このウインドウは、図6における表示内容の順序を変更する(ソーティング)ためのものである。図8のウインドウにおける設定項目としては、(Common Item)、(Alarm Notification)、(State Change Notification)、(Protection Switch Reporting Notification)、(Security Alarm Notification)がある。これらの項目の右側には優先度を示す数字が示され、図8では左の(Common Item)から順に1,2,3,4,5となっている。
【0044】
すなわち、図6の項目領域に表示される項目は、この優先順位に対応して左から順番に表示される。もちろん、項目の表示の順序に応じて、表示領域に表示される内容も左右に移動する。この優先順位は、図8のウインドウ上で自由に変更することができる。
【0045】
さらに、図8においては、各アイテムごとにチェックボックスが設けられている。このチェックボックスをチェックすることで、図6のウインドウに、チェックされた項目のみを表示させることもできる。
【0046】
なお、図8のウインドウで各項目が設定されたのち、Execボタンがクリックされることで、設定内容が有効となり、図6、図7の表示形式が変更される。図8のCancelボタンがクリックされると、図8のウインドウを用いた作業が中止され、図8のウインドウが閉じられる。
【0047】
次に、図6において、表示領域における特定のライン(例えば上から2行目)が選択(クリック)されると、図9のNotification Detailed Displayウインドウが表示される。このウインドウは、上記選択されたラインの通知情報につき、より詳細な内容をテキストで表示するものである。これにより、個々の通知情報につき、より詳細な情報が分かりやすく表示される。また、特定のイベントについては図6で表示しきれないものもあるが、図9のウインドウによれば情報を漏れなく表示することが可能となる。
【0048】
次に、図6においてACO(Alarm Cut Off)ボタンがクリックされた場合に表示されるウインドウにつき説明する。図6のACOボタンがクリックされると、図10のAlarm Cut Offウインドウが表示される。このウインドウは、U−NME3が監視対象とするNODEのうち、アラーム通知を受信したくない(アラーム通知をマスクする)NODEを選択指定するためのウインドウである。
【0049】
図10のウインドウは、2つのスクロールウインドウを備える。一方のスクロールウインドウ(図10では上部)には、U−NME3が現時点で監視対象としているNODEが全て表示される。このウインドウで任意のNODEが選択されたのちExecボタンがクリックされると、選択されたNODEにつき、アラームの受信をマスクする設定が有効となる。
【0050】
図10のウインドウでQuitボタンがクリックされると、このウインドウを用いた作業が終了されて、図10のウインドウがクローズされる。また、他方のスクロールウインドウ(Console)には、選択されたNODEとのアクセス内容が、例えばOKまたはNG(No Good)などとして表示される。
【0051】
次に、図11に示されるU-NME Buzzer STOPウインドウにつき説明する。U−NME3においては、NODEから所定の通知を受信した際に、ブザー322が鳴動されて、通知を受信した旨がユーザに通知されるようになっている。図11のウインドウは、当該ブザー322の鳴動を停止するためのウインドウである。すなわち、図11のSTOPボタンがクリックされることでブザーの鳴動が停止し、かつこのウインドウがクローズする。なお、どのような通知に対応してブザー322を鳴動させるかは、次の図12のHMI(Human Machine Interface)Propertyウインドウで設定される。
【0052】
次に、図12に示されるHMI Propertyウインドウにつき説明する。図12のHMI Propertyウインドウは、図6のHMI Propertyボタンがクリックされると表示される。このウインドウは、ブザー322を鳴動させる条件、及び、図11のU-NME Buzzer STOPウインドウが表示される条件を設定するためのものである。
【0053】
図12のウインドウには、“Window Auto Open”として図6のNotification Displayウインドウを自動的にオープンさせるか、させないかを設定するためのラジオボタンが設けられている。このラジオボタンでONがチェックされると、いずれかのNODEから通知を受信した際に、図6のNotification Displayウインドウが自動的にオープン(ポップアップ)される。
【0054】
また図12のウインドウには、NME Buzzerとして、Communications AlarmからState Changeまでの各イベントごとに、On/Offを指定するためのラジオボタンが表示される。各ラジオボタンでOnまたはOffを指定することにより、どのイベントにつきブザー322を鳴動させるかの条件を設定することができる。例えば、図12のウインドウではCommunications Alarm,Equipment Alarm,Environmental Alarmの3つがONとなっている。この設定状態においては、これらの3つのイベントうちいずれかが発生した旨が、いずれかのNODEから通知された場合にのみ、U−NME3のブザー322が鳴動する。
【0055】
さらに、図12においては、Communications Alarm〜Security Alarmなるイベントにつき、その重要度を指定できるようになっている。図12ではいずれも“Critical”(最重要)が指定されており、各イベントタイプのうち最も重要度の高いものが通知されたときにのみ、ブザー322が鳴動するようになっている。すなわち、図12の設定では、CriticalレベルのCommunications Alarm、CriticalレベルのEquipment Alarm、およびCriticalレベルのEnvironmental Alarmのうち、いずれかが通知された場合に、ブザー322が鳴動することになる。
【0056】
図12のウインドウでExecボタンがクリックされると、以上に述べた各設定が有効となる。また、図12のQuitボタンがクリックされると、設定作業が中止されて、図12のウインドウがクローズされる。
【0057】
このほか、図12のウインドウでは、ブザー322のボリュームレベル(Volume Level)を、0〜100%の範囲で設定できるようになっている。
【0058】
さらに、図12のウインドウには、Clear Displayボタンが表示されている。このボタンは、図6のNotification Displayウインドウの表示内容をクリアするためのものである。すなわち、図6の表示領域には、イベントの発生のたびごとに、アイテムが累積的に表示されていく。これを放置しておくと、ユーザが画面をスクロールして所望の情報に辿り着くまでに時間がかかりすぎるなどの不都合が生じる。
【0059】
そこで、Clear Displayボタンがクリックされ、図6の表示領域の内容を画面からクリアされることで、上記のような不都合を解消することが可能になる。
【0060】
なお、図6の表示内容がクリアされたとしても、U−NME3のデータベース(例えばハードディスク35の所定の記憶領域)に記憶された通知データは消去されることなく、そのまま継続して蓄積される。
【0061】
(Alarm Summary Display)
次に、警報(アラーム)の発生状況の表示や、警報の表示条件を設定するための、Alarm Summary機能について説明する。
【0062】
図3のAlarm Summaryボタンがクリックされたときに表示されるウインドウにつき説明する。Alarm Summaryボタンがクリックされると、図13のNetwork Alarm Summary Displayウインドウが表示される。このウインドウは、図1に示されたシステムにおける警報(アラーム)の発生状況を、テキスト形式で、およびグラフィカルイメージで表示するものである。図13においては、発生したアラームごとに、その発生箇所、予期される原因(Probable Cause)、重要度(Severity)がテキスト形式で示される。このウインドウでは、どのリングネットワークの(Ring Network)、どのステーションの(Station)、どのノードの(NODE)、どのシェルフの(Shelf)、どのカード(Card:基板)にアラームが生じているというように、アラームの発生箇所が詳しく表示される。
【0063】
図13のウインドウの第1の特徴は、複数のタブを表示し、個々のタブに対応付けて、複数のリングネットワークのうち一つを選択できるようにしたことである。すなわち、ウインドウの左側に表示される複数のタブのうちいずれかがクリックされると、32個のリングネットワークのうち一つが選択される。なお、図13ではALLタブが選択されている。このタブがクリックされると、図13に示すように、全てのリングネットワークに係わるデータがテキスト形式で表示される。
【0064】
図13のウインドウの第2の特徴は、障害の存在するリングネットワークに対応するタブを、他のタブと異なる色で表示したことにある。例えば、障害無しのリングネットワークに対応するタブの表示色はグリーン、障害有りのリングネットワークに対応するタブは赤で表示される。なお、障害の程度に応じて、タブの色を変えても良い。図13では、他のタブと色が異なるタブをハッチングして示す。図13においては、Ring Network#01,Ring Network#02,Ring Network#14に障害が発生していることが示される。
【0065】
図13において、Ring Network#01タブがクリックされると、ウインドウにおける表示は図14に示すようになる。この図には、Ring Network#01の構成が模式的に示される。図14において、一つ一つの四角形がNODEに対応し、これらのNODEを結ぶ線が伝送路に対応する。現用系(Service:SRV)伝送路は実線で、予備系(Protection:PRT)伝送路は点線で示される。
【0066】
図14においては、Ring Network#01タブが赤色で表示され(ハッチングして示す)、Ring Network#01に障害有りの旨が示される。また、NODE #28の表示色が他のノードと異なり(例えば赤色で表示される)、このノードに障害有りの旨が示される。なお、伝送路に障害がある場合には、当該伝送路の表示色が他と異なるものとなる。このように表示することで、ユーザは、障害の発生箇所を一目瞭然で把握できるようになる。さらに、図14のウインドウには、Ring Network#01における障害の状況がテキスト形式で表示される。すなわち、図14のウインドウには、図13のテキスト表示欄のうちRing Network#01に関する部分を取り出した情報が表示される。なお、図14においてNODE#220の傍にE,Wと表示されているのは、それぞれEast,Westを意味する。ここで言うEastは、各Nodeから見て反時計回り方向(Counter Clockwise:CW)を、Westは各Nodeから見て時計回り方向(Clockwise CW)をそれぞれ意味する。
【0067】
図14のウインドウからNODE#28がクリックされると、図15のNODE Alarm Summary Displayウインドウが表示される。このウインドウは、図14のウインドウで選択されたNODEのシェルフ構成を模式的に示すものである。図15においては、NODE#28の構成が表示される。図15では、低速側シェルフの#1(LS #1)の表示色が他のシェルフと異なっている(ハッチング部分:実際は赤色などで表示される)。このことは、LS #1シェルフに障害が発生していることを意味する。
【0068】
図15においてLS #1シェルフがクリックされると、図16のShelf Alarm Summary Displayウインドウが表示される。このウインドウは図15でクリックされたシェルフの構成を概略的に示すものである。図16においては、NODE#28のLS #1シェルフに、各種のカード(基板)が横一列に実装されている様子が示される。各カードを示す四角形には、それぞれのカードの名称が略号で示されている。
【0069】
図16において、STM−16なる文字が表示された四角形がある。これらの四角形は、STM−16信号を入出力するカードに相当する。このうち、STM−16 SRV1カードを示す四角形が、他と異なる表示色で表示されている(ハッチング部分)。このことは、当該カードに、Equipment Alarm(基板障害)が発生していることを意味する。この場合、このカード自体に障害が発生しているために、この基板が修理または交換されなければならない。
【0070】
一方、図16において、STM−16 SRV17カードには、塗りつぶされた四角マークが表示されている。このことは、STM−16 SRV17カードに、Communications Alarm(伝送路障害)が生じていることを意味する。すなわち、四角マークが赤色(図16では塗りつぶされている)であれば、Communications Alarmが生じていることが示される。四角マークが緑色(図16では塗りつぶされていない)であれば、Communications Alarmが生じていないことが示される。
【0071】
Communications Alarm(伝送路障害)とは、カードに接続された伝送路に生じた障害を意味するものである。従って、図16に示されるケースでは、STM−16 SRV17カードに接続される伝送路を交換する必要がある。
【0072】
また、図16においては、各カードの名称の下に(○)または(●)なる目印が付された四角形がある。この目印は、LED(発光ダイオード)を模したもので、この目印の色によって、基板の使用状態が区別される。例えば、目印が緑色(図16では○)であれば、その基板が使用状態であることが示される。目印が赤色(図16では●)であれば、その基板が使用されていない状態であることが示される。
【0073】
このように図16においては、カードを示す四角形の色でEquipment Alarm(基板障害)の有無が識別される。また図16においては、カードを示す四角形に付された小さな四角マークの色で、Communications Alarm(伝送路障害)が生じていることが示される。さらに、図16においては、(○)印の色で、基板が使用されているか、否かを区別できるようになっている。このようにしたので、ユーザはカードの詳細な状態を一目で把握することが可能になる。
【0074】
次に、図17のStation Alarm Summary Displayウインドウにつき説明する。このウインドウは、図3において、ステーションアイコン(○)がマウスの左ボタンでクリックされることにより表示される。このウインドウには、クリックされたステーションに属するNODEの全てが、識別番号とともに、アイコン(以下、ノードアイコンと称する)として表示される。
【0075】
次に、図15のNODE CONFボタンがクリックされたときに表示されるウインドウにつき説明する。図15においてNODE CONFボタンがクリックされると、図19のNODE Configuration Get Displayウインドウが表示される。このウインドウは、構成情報が変化したNODEにつき、変化後の新たな構成情報を取得するためのウインドウである。NODEの構成情報には、シェルフの構成情報や、各シェルフのスロットに実装されるカードの実装の状態を示す情報などである。カードの実装の状態を示す情報には、各カードが正しく実装されているか、誤って実装されているか、または、カードが実装されていないスロットが有るか、有るとすればどのスロットか、などが有る。
【0076】
図19のウインドウには、「下記のNODEの構成情報(configuration)に変更がありました。新規の情報を入手しますか?」とのメッセージが表示される。これにより、新たな構成情報の入手がユーザに促される。また図19のウインドウには2つのスクロールウインドウが表示される。一つのスクロールウインドウには、構成情報が変化した全てのNODEの名称が表示される。
【0077】
図19のExecボタンがクリックされると、上記スクロールウインドウに表示されたNODEのそれぞれに対して、構成情報の読み取り手順が実行される。Quitボタンがクリックされると、構成情報の読み出しが中止され、図19のウインドウがクローズされる。別のスクロールウインドウ(Console)には、構成情報をゲットしようとしてアクセスしたNODEと、自装置(U−NME)との通信結果が表示される。
【0078】
なお、通常では、構成情報が変化した旨がNODEの側から通知されると、図19のウインドウは自動的に表示(ポップアップ)される。ただし、何らかの原因により、構成情報が変化した旨を、NODEがU−NME3に通知できない場合が有る。このようなケースでは、図19のウインドウをポップアップすることができない。そこで、NODE CONFボタンを用いて、U−NME3側からNODEに積極的に情報を取りに行けるようにすることで、構成情報が変化したという情報をもれなく取得することが可能になる。
【0079】
なお、数多くのNODEが有ることから、NODE Alarm Summary Display(図15)は複数が重ねて表示される場合が有る。開かれた図15のウインドウの数が最大数に達している状態で、さらに追加のウインドウをオープンすべく操作がなされると、「同時起動数オーバーです。」の旨のCAUTIONウインドウが表示される。
【0080】
[警報(アラーム)の発生状況の別の表示方法]
次に、警報(アラーム)の発生状況の別の表示方法について説明する。
【0081】
図3においては、Station Aに何らかの障害が生じていることが示される。そこで、Station Aアイコンがマウスで左クリックされると、図17のウインドウが表示される。このウインドウには、複数のノードアイコンが表示される。これらのノードアイコンのうち、#28のアイコンが、他と異なる表示色(ハッチング部分)で表示されている。
【0082】
この#28アイコンがクリックされると、図15のウインドウが開かれる。これ以降は、上記で説明したのと同様にして、障害の発生箇所が特定される。なお図17のウインドウには、障害の状態をテキストで表示するためのスクロールウインドウが設けられる。
【0083】
図17のウインドウを設けることにより、図3のAlarm Summaryボタンから順に辿って行くのに比べて、図16に至るまでの過程が短縮される。これにより、ユーザの手間が短縮される。
【0084】
図3において、いずれかのステーションアイコンがマウスで右クリックされた場合に表示されるウインドウにつき説明する。図3において、例えばStation Aのアイコンが右クリックされると、図18のSelectionウインドウが表示される。このウインドウは、クリックされたStation Aに属するNODEを選択するためのウインドウである。
【0085】
図18のウインドウにおいて、NODE#28と示されている右横の下向き三角印がクリックされると、Station Aに属する全てのNODEの名称(識別番号)が、プルダウンメニュー方式で表示される。このメニューから、例えばNODE #28が選択されると、図15のウインドウが開かれる。このように、メニュー方式でノードを選択できるようにすることで、図16にまで至る過程がさらに短縮される。
【0086】
特に、図18のSelectionウインドウは、どのノードに障害が発生しているかが予め分かっている場合に有効である。なお、上記メニューにおいて選択された対象は、メモリなどに記憶され、次回の選択処理の際に適用される。例えば、図3において、Station Aのアイコンがマウスの左ボタンでダブルクリックされると、画面の表示は、図3から直接図15のウインドウ(前回選択されたウインドウ)に移る。このようにすることで、画面を辿って行く手間を更に省くことができる。また、最初のクリック操作に関しては、デフォルトで設定されたノードが選択される。
【0087】
(HS APS Activate Summary Display)
次に、図3の主画面におけるHS APS Activate Summaryボタンがクリックされたときの機能につき説明する。このボタンがクリックされると、図20のHS APS Activate Summary Displayウインドウが表示される。このウインドウは、複数のボタンが配列して表示されるもので、個々のボタンはそれぞれ一つのリングネットワークに対応している。ボタンに表示された#1〜#32は、個々のリングネットワークの識別子を示す。
【0088】
各ボタンは、それぞれ、対応するリングネットワークのHS APSの状態に応じて色分けして表示される。HS APSとは、高速回線OLを流れるトラフィックを救済するための、自律的冗長切り替え機能(Automatic Protection Switching)を意味する。なお、図20では、32個のボタンが表示されている。このことは、図20のウインドウを表示するU−NME3が、全てのリングネットワークを管理の対象にしていることを意味する。これに対し、一部のリングネットワークを管理の対象とするU−NME3では、管理対象とするリングネットワークに対応するボタンのみを図20のウインドウに表示するようにする。
【0089】
図20のウインドウでは、HS APSが起動していないリングネットワークに対応するボタンを緑色(図中白抜き)で、HS APSが起動しているリングネットワークに対応するボタンを赤色(図中ハッチング)で示す。すなわち、図20においては、#01、および#32のリングネットワークにHS APSが起動していることが示されている。なお、以下では、HS APSが起動している状態を(Active Status)、起動していない状態を(Normal Status)と称する。
【0090】
また図20のウインドウでは、ユーザによりHS APSの状態が確認されたか、否かでボタンの表示の形態を変えるようにしている。すなわち、図20において、ユーザによってHS APSの状態が確認されたリングネットワークに対応するボタンは、点灯表示される。また、ユーザによってHS APSの状態が確認されていないリングネットワークに対応するボタンは、点滅表示される。図20では、#01、および#25のボタンが点滅表示となっている。
【0091】
なお、ユーザがHS APSの状態を確認するためには、図26に示されるHS APS Detailed Displayウインドウ、または図91に示されるPath Configuration Controlウインドウなどを利用する。これらのウインドウについては後述する。
【0092】
以上をまとめると、図20のウインドウにおけるボタンの状態には、赤色点滅(a)、緑色点滅(b)、赤色点灯(c)、緑色点灯(d)の4つの状態がある。図20においては、#01ボタンが(a)、#25ボタンが(b)、#32ボタンが(c)、その他のボタンが(d)となっている。
【0093】
従って、図20おいては、リングネットワーク#01のHS APSの状態が、新たにActive Statusに遷移し、しかも、この状態がユーザによって確認されていないことが示される。また、リングネットワーク#25のHS APSの状態が、新たにNormal Statusに遷移し、しかも、この状態がユーザによって確認されていないことが示される。
【0094】
また、図20においては、リングネットワーク#32のHS APSの状態がActive Statusであり、この状態がユーザによって既に確認済みであることが示される。さらに、他のリングネットワークにおいては、HS APSが起動していないことが示される。
【0095】
図20のウインドウにおいて、#01または#25のボタンがクリックされると、U−NME3は、それぞれリングネットワーク#01または#25におけるHS APSの起動状態が確認されたと見なす。これにより、図21に示されるように、#01ボタン、または#25ボタンが点滅から点灯表示に切り替えられる。
【0096】
このような表示形態により、HS APSの起動状態が確認済みであるリングネットワークと、そうでないリングネットワークとの区別を、一つのウインドウ上で一目瞭然に確かめることができる。
【0097】
なお、HS APS Activate Summary Displayウインドウは、HS APSの状態に応じて、リアルタイムに変化して表示される。例えば、ユーザによる確認の済んでいない状態で、HS APSで言うところの切戻し処理が実行された場合には、対応するボタンの表示が赤色点滅から緑色点滅へと変化される。言い換えれば、このウインドウにおける各ボタンの表示の状態は、対応するリングネットワークのHS APSの状態に、何らかの変化の有った時点で変化される。
【0098】
さて、HS APS Activate Summary Displayウインドウ(図20,図21)において、各ボタンをどのように表示するかということは、図22〜図24に示される各テーブルを用いて管理される。これらのテーブルは、U−NME3のメモリモジュール31またはハードディスク35などに記憶される。
【0099】
U−NME3は、HS APS Activate Summary Displayウインドウを開く際に、まずネットワークシステム内の全ての(あるいは自装置が管理の対象としている)ノードから、HS APSの起動状態をGETする。そして、U−NME3がノードから得た情報をもとに、図22のテーブルが作成され、あるいは更新される。
【0100】
図22のテーブルは、HS APSのNormal Statusにフラグ“0”を、HS APSのActive Statusにフラグ“1”を対応付け、これらの0または1の状態をそれぞれ各ノード(ノード)ごとに対応付けたものである。なお、HS APSの起動状態には、各ノードごとにWest側、East側の区別がある。図22のフラグは、それぞれのノードにおいて、West側またはEast側のいずれか一方でも起動した場合に“1”となる。
【0101】
なお図22のテーブルは、図20、図22のウインドウがオープンされるときだけでなく、ノードからHS APSに関する通知情報が通知されたときにも随時更新される。要するに図22のテーブルは、HS APSの状態に何らかの変化が生じた場合には、その都度更新される。
【0102】
次に、図23に示されるテーブルにつき説明する。図23のテーブルは、図22のテーブルの内容を、個々のリングネットワークを単位としてまとめたものである。図23のテーブルは、HS APSの起動状態を表す項目と、ユーザによる確認状況を表す項目とを有する。これらの項目のうち、HS APS起動状態は、32個のリングネットワークのうちHS APSが起動しているネットワークと、HS APSが起動していないネットワークとを区別するためのものである。すなわち、図22のテーブルでフラグ“1”の立ったノードが一つでも有れば、図23において、そのノードが属するリングネットワークのHS APS起動状態のフラグは、“1”となる。図22に示されるように、リングネットワーク#01、およびリングネットワーク#32のいずれにも、HS APSの起動したノードが有る。これに応じて、図23のテーブルでは#01,#32の各リングネットワークのHS APS起動状態のフラグが“1”となっている。
【0103】
また、図23には、確認状況を示す項目が有り、この項目にも各リングネットワークごとに0または1のフラグが付されている。確認状況項目においては、HS APSの状態が変化し、かつU−NME3においてユーザの確認操作の行なわれていないリングネットワークについてのみ、フラグ“1”が付される。その他のリングネットワークについては、確認済みを示すフラグ“0”がデフォルトで付される。ここで、HS APSの状態が確認されたリングネットワークについては、フラグが“1”から“0”にその都度書き替えられる。
【0104】
図24に、HS APS Activate Summary Displayウインドウにおけるボタンの表示パターンの一覧が示される。すなわち、図23のテーブルでHS APS Active Statusであるリングネットワークに対応するボタンは、HS APS Activate Summary Displayウインドウにおいて赤色で表示される。また、図23のテーブルでHS APS Normal Statusであるリングネットワークに対応するボタンは、HS APS Activate Summary Displayウインドウにおいて緑色で表示される。さらに、いずれのステータス(状態)であっても、そのステータスが未確認のリングネットワークに対応するボタンは、点滅表示される。ステータスが確認済みのリングネットワークに対応するボタンは、点灯表示される。
【0105】
なお、ボタンの表示色は、緑または赤に限らず、任意に設定されることができる。ボタンの表示色は、図138に示されるDisplay Controlウインドウ、または図139に示されるColor Selectionウインドウ上で設定される。これらのウインドウについては後述する。
【0106】
HS APS Activate Summary Displayウインドウを用いたユーザの操作手順は、図25のフローチャートに示される。図3のHS APS Activate Summaryボタンがクリックされると(図25のステップST1)、図20に示すHS APS Activate Summary Displayウインドウがオープンされる(ステップST2)。
【0107】
図20においては、HS APSの起動状態に応じて、赤色点滅(a)、緑色点滅(b)、赤色点灯(c)、緑色点灯(d)のいずれかの状態で各ボタンが表示される。図20において、Redで点滅しているボタン、またはGreenで点滅しているボタンについては、対応するリングネットワークの状態が確認されたのち、当該ボタンがクリックされることで、点滅表示が点灯表示となる(ステップST3およびST4)。なお、図20のウインドウにおいては、点灯表示のボタンがクリックされても、表示の状態は変わらない。
【0108】
また、図20のウインドウが表示されている状態で、いずれかのノードでHS APSが起動した場合には、HS APSが起動した旨をU−NME3が検知したウインドウの表示が更新される。このとき、図22,図23のテーブルの内容も更新される。
【0109】
APS Activate Summary Displayウインドウが開かれている場合には、上記ステップS1〜ステップS4が繰り返される。この状態からAPS Activate Summary Displayウインドウに表示された最小化ボタンがクリックされると(ステップST5)、このウインドウはクローズされる(ステップST6)。
【0110】
以上説明したように、APS Activate Summary Displayウインドウを設けることで、ユーザは、ネットワークシステム内のHS APSの起動状態を、一括して監視できるようになる。すなわち、ユーザはボタンの表示状態を参照することにより、どのリングネットワークでHS APSが起動しているか、またそのHS APSは、既に確認されているものなのか、あるいは未確認のものなのかを即座に判断することができる。
【0111】
(その他の表示方式)
図20,図21に示す各ボタンは、それぞれクリッカブルに設定されている。このことを利用して、以下に説明するような表示を行なうこともできる。すなわち、図20,図21に示されるボタンがクリックされると、クリックされたボタンに対応するリングネットワークのHS APSの状態を表示するウインドウに、直接ジャンプできるようにしても良い。ジャンプ先のウインドウとしては、図26のHS APS Detailed Displayウインドウが挙げられる。または、図91に示すPath Configuration Controlウインドウ(後述する)にジャンプするようにしても良い。
【0112】
図26に示されるHS APS Detailed Displayウインドウは、図20,21のウインドウにおけるいずれかのボタンがクリックされたときに表示される。図26のウインドウは、図20,21のウインドウにおいてクリックされたボタンに対応するリングネットワークにおけるHS APSの起動状態を、テキスト形式で詳細に表示するものである。
【0113】
図26のウインドウには、Date Timeの欄に、イベント(ここではHS APS)が生じた時刻が記されている。またこのウインドウには、Ring Networkの欄に、リングネットワーク#01と記されており、リングネットワーク#01においてHS APSが生じたことがわかる。またこのウインドウには、Event Typeの欄に、HS APS Switch Reportingと記されている。これは、“HS APS Switch Reporting”という通知情報がU−NME3に通知されたことを示す。
【0114】
また図26に示されるスクロールウインドウには、(Old):HS APS Normal Status、および(New):HS APS Active Statusと表記されている。これは、HS APSの状態がNormal Status(Old:旧い状態)からActive Status(New:新たな状態)に変化したことを意味する。
【0115】
(Log Control)
次に、図3の主画面におけるLogボタンがクリックされたときの機能につき説明する。この章では、おもにログ(Log)の管理に係わる機能についての説明がなされる。Logとは、ネットワークシステムの運用中に生じた様々な通知情報を蓄積した履歴を意味する。通知情報の多くは各ノード1−1〜1−nで生成され、SSE2を経由してU−NME3に通知される。これらの通知情報は、SSE2またはU−NME3における記憶手段に記憶される。このほか、SSE2またはU−NME3において生成される通知情報もある。
【0116】
図3においてLogボタンがクリックされると、図27に示すLog Controlウインドウが表示される。このウインドウには、Record Retrieval,U-NME Log Control,U-NME Log Deletion,NODE Log Control,Data Backup,Quitなるクリッカブルなボタンが表示される。
【0117】
図27のウインドウにおいてRecord Retrievalボタンがクリックされると、図28のRecord Retrievalウインドウが表示される。図28のウインドウは、SSE2またはU−NME3に記憶されたログを検索するために使用される。このウインドウには、ログの検索条件を設定するために、(Data Type)などの複数の項目が設けられている。
【0118】
Data Typeとは、ログデータの取得形式を指定する項目である。この項目では、ログデータをオンライン(Online)で取得するか、またはバックアップデータ(Backup)を読み出す形で取得するかの、いずれかの取得形式が指定される。オンラインが指定されると、ログデータはU−NME3内のデータベース(HD35)に予め記憶されたデータから検索される。バックアップが指定されると、外部メディアに記憶されたログデータがU−NME3にロードされ、このロードされたデータからログデータが検索される。すなわち、バックアップが指定されると、ログデータはリストアされたデータから検索される。
【0119】
なお、図28のウインドウでBackupが指定された場合、図28のData Loadボタンがクリックされる。そうすると、図29のData Loadウインドウが開かれ、このウインドウ上にて、データのロードを行う外部メディアとファイル名とが指定される。
【0120】
図28において、Log Typeとは、検索するログの種別を指定するための項目である。Log Typeを指定するには、図に示される(NODE Alarm Log)〜(SSE Alarm Log)なる種別のうちいずれか一つが選択される。
【0121】
NODE Alarm Logとは、カード故障や伝送路障害など(いずれも各ノード1−1〜1−nで検出される)の通知情報の履歴である。
Object Creation/Deletion Logとは、各ノード1−1〜1−nにおけるカードの取り付け/取り外しに対応する通知情報の履歴である。
State Change Logとは、各ノード1−1〜1−nにおいて運用モードが切り替わった際に通知される通知情報の履歴である。運用モードの切り替えとは、例えば通常の運用モードから保守モード(メンテナンスモード)への切り替えなどがある。
【0122】
Protection Control Logとは、各ノード1−1〜1−nにおける現用系/予備系切り替え動作に係わる通知情報のログである。すなわち、SDHシステムにおけるノードには、一般にAPS(Automatic Protection Switching)と呼ばれる自律的冗長切り替え機能が備えられている。Protection Control Logとは、このAPSに係わる通知情報のログである。なお、APSに係わる詳細はITU−T勧告G.841などに詳細に規定されている。
U-NME Access Logとは、U−NME3にユーザがアクセスした際に生じる情報のログである。このログには、ユーザがU−NME3にログイン/ログアウトした時刻、そのユーザの名前およびパスワードなどに関する情報が含まれる。
Security Alarm Logとは、U−NME3へのリモートアクセスに際して生じた警報に係わる通知情報のログである。すなわち、この発明のシステムでは、個々のU−NME3に搭載された機能に他のU−NME3からアクセスすることが可能となっている。しかしながら、この種のシステムでは、セキュリティ上の配慮から、アクセスできる機能が制限されているのが普通である。Security Alarm Logは、このアクセス規制された機能に対してアクセス要求が生じた際に生成される警報に係わるログである。SSE Alarm Logとは、SSE2自身に警報が生じた際に生成される通知情報のログである。
【0123】
これらのログは、それぞれ野種別に応じて蓄積される場所が異なる。すなわち、U-NME Access Logはログイン/ログアウトされた各U−NME3自身に蓄積される。SSE Alarm Logは、通知情報の生成元であるSSE2が設置された局舎のU−NME3に蓄積される。
【0124】
U-NME Access Log、およびSSE Alarm Log以外のログは、それぞれ関係する通知情報の生成元がノードであり、これらの通知情報はU−NME3に通知される前にSSE2を経由する。したがって、U-NME Access Log、およびSSE Alarm Log以外のログの蓄積場所はSSE2となる。よって、図28のウインドウでこれらのLog Typeが指定された場合には、ログはSSE2のデータベースから検索される。
【0125】
また図28のウインドウには、Event Time(Start)、およびEvent Time(End)として、通知情報の生成時刻(より正確には、通知情報に関するイベントの生じた時刻)を指定する欄が設けられている。この欄では、指定すべき時刻範囲を年、月、日、時、分、秒に区切って指定できるようになっている。
【0126】
図28において、Data Type、Log Type、Event Time(Start)、Event Time(End)の各項目が指定されたのちExecボタンがクリックされると、この指定内容に応じた検索が実行される。そして、Log Typeでの指定に対応して、図30、図35、図38、図41、図44、図47、図50に示すRecord Retrieval Reportウインドウが表示される。すなわち、図28におけるLog TypeでNODE Alarm Logが指定されると図30のウインドウが表示される。図28におけるLog TypeでObject Creation/Deletion Logが指定されると、図35のウインドウが表示される。図28におけるLog TypeでState Change Logが指定されると、図38のウインドウが表示される。図28におけるLog TypeでProtection Control Logが指定されると、図41のウインドウが表示される。図28におけるLog TypeでU-NME Access Logが指定されると、図44のウインドウが表示される。図28におけるLog TypeでSecurity Alarm Logが指定されると、図47のウインドウが表示される。図28におけるLog TypeでSSE Alarm Logが指定されると、図50のウインドウが表示される。
【0127】
図30に示されるウインドウにつき説明する。図30のウインドウには、警報(アラーム)に関連して履歴から検索された通知情報が、テキスト形式で表示領域に一覧表示される。このウインドウは、履歴として種々のメディアに蓄積された通知情報に対する検索結果を表示する点で、図6のウインドウと異なっている。図6のウインドウには、U−NME3において取得された通知情報がリアルタイムで表示される。これに対して図30のウインドウでは、あくまでもデータログからの検索結果が表示される。図35、図38、図41、図44、図47、図50の各ウインドウについても同様である。
【0128】
さて、図30のウインドウには、“Filter”、“Item Selection”、“CSV”、“Print”、“Quit”として示される機能ボタンが設けられている。
このうちFilterボタンがクリックされると、図31のNODE Alarm Record Retrieval Filterウインドウが表示される。このウインドウは、図30に示す検索結果をさらに絞り込む(フィルタリング)ための、フィルタ条件を設定するためのウインドウである。このウインドウにおける指定内容は図7とほぼ同じであるが、図31のウインドウでは、各スクロールウインドウで指定された条件がAND条件で結ばれる。
【0129】
なお、図31において、各スクロールウインドウどとに複数の項目を指定できるようにしても良い。この場合、複数の項目が指定されると、これらの項目をOR条件で結ぶようにしても良い。
【0130】
また、図31のウインドウには、アラームを特徴づける属性としてのEvent Type、Probable Cause、Severity、Specific Problemsなる欄が設けられている。図示された各項目が選択されたのちExecボタンがクリックされると、指定された条件で絞り込まれた結果が図30に再表示される。
【0131】
図30において、Item Selectionボタンがクリックされると、図32のNODE Alarm Record Retrieval Item Selectionウインドウが表示される。このウインドウは、図30の項目領域に示される項目を絞り込むために使用されるウインドウである。図32において、各アイテムのチェックボックスが任意にチェックされて実行(Execボタンをクリック)されると、図30におけるログデータの属性を絞り込み表示することができる。図32の各項目は、図8におけるCommon ItemとAlarm Notificationに対応している。なお、図32に示されるアイテムとしてMemoがある(図32では右下)。このMemoアイテムは、通知情報のそれぞれに任意に付されたメモデータを示すもので、詳細は後述する。
【0132】
図30においてCSVボタンがクリックされると、図33のCSV Format Convertウインドウが表示される。このウインドウは、図30に示される検索結果を、CSV(Comma Separated Value)フォーマットで保存するためのウインドウである。CSVフォーマットは、パソコン用のアプリケーションソフトなどで良く知られているものである。
【0133】
図33のウインドウには、図30の検索結果に対応するログタイプと、その開始時刻及び終了時刻が、Log、Date/Time(Start)、Date/Time(End)の欄にそれぞれ表示される。図33のウインドウでFD Readボタンがクリックされると、図2のFDD310に保存されているファイルの名称が、図33のSaved Filesの欄に表示される。ユーザは、この欄に表示されたファイルネームに注意して、File Nameの欄に保存ファイル名を打ち込んだのち、Execをクリックする。そうすると、図30に示される検索結果が、フィルタ条件および表示アイテム条件に拘わらず、CSVフォーマットでFDD310に保存される。
【0134】
このようにすることで、検索結果を電子ファイルとして保存できるようになる。また、この保存されたファイルを汎用のアプリケーションソフトでも利用することが可能となるので、ユーザの利便性を向上させることが可能になる。なお、図33のウインドウで、FDD310に既存のファイル名が入力された場合、「このファイル名は既に存在しています。上書き保存しますか?」の旨を示すCAUTIONウインドウが表示され、ユーザに適切な操作が促される。
【0135】
図30においてPrintがクリックされると、図30に示される検索結果が図2のプリンタ318でプリントアウトされる。また、図30のQuitボタンは、設定の取り消しを意味する。
【0136】
図30において、表示領域における特定のラインが選択されクリックされると、図34のMemo Data Inputウインドウが表示される。このウインドウは、図30で選択された通知情報について、メモデータを入力するために使用される。図34のウインドウでMemoの欄にコメントが入力されると、このコメントが上記クリックされた通知情報に付加される。メモデータとは、気づいた点などをユーザがコメント的に記述するもので、その内容は問われない。メモデータは、障害を追跡するためなどに利用される。
【0137】
次に、図35に示されるウインドウにつき説明する。図35のウインドウは、図28におけるLog TypeでObject Creation/Deletion Logが指定された場合に表示される。図35のウインドウにおいては、Object Creation/Deletionに関連して履歴から検索された通知情報が、テキスト形式で表示領域に一覧表示される。
【0138】
図35のウインドウ上でFilterボタンがクリックされると、図36のObject Creation/Deletion Record Retrieval Filterウインドウが表示される。図36のウインドウは、Event TypeとしてCreationまたはDeletionを指定するためのチェック項目を備えている。これらのチェック項目は、それぞれノードにおけるカードの挿入/取り外しに対応する。図36のウインドウ上で各項目が選択されたのちExecボタンがクリックされると、選択された内容に応じたLogが検索されて、その結果が図35のウインドウに表示される。
【0139】
図35のウインドウでItem Selectionがクリックされると、図37のObject Creation/Deletion Record Retrieval Item Selectionウインドウが表示される。図37のウインドウ上で任意の項目が選択されたのちExecボタンがクリックされると、このウインドウ上で選択された項目が図35のウインドウにおける表示に反映される。
【0140】
次に、図38に示されるウインドウにつき説明する。図38のウインドウは、図28におけるLog TypeでState Change Logが指定された場合に表示される。図38のウインドウにおいては、State Changeに関連して履歴から検索された通知情報がテキスト形式で表示領域に一覧表示される。このウインドウでFilterボタンがクリックされると、図39のState Change Record Retrieval Filterウインドウが表示される。図39のウインドウ上で各項目が選択されたのちExecボタンがクリックされると、選択された内容に応じたLogが検索されて、その結果が図38のウインドウに表示される。
【0141】
図38のウインドウでItem Selectionがクリックされると、図40のState Change Record Retrieval Item Selectionウインドウが表示される。図40のウインドウ上で任意の項目が選択されたのちExecボタンがクリックされると、このウインドウ上で選択された項目が図38のウインドウにおける表示に反映される。
【0142】
次に、図41に示されるウインドウにつき説明する。図41のウインドウは、図28におけるLog TypeでProtection Control Logが指定された場合に表示される。図41のウインドウにおいては、Protection Controlに関連して履歴から検索された通知情報が、テキスト形式で表示領域に一覧表示される。
【0143】
図41のウインドウでFilterボタンがクリックされると、図42のProtection Control Record Retrieval Filterウインドウが表示される。図42のウインドウは、Protecting UnitとしてHS、Equipment、またはLSを指定するチェック項目を備えている。HS項目は、高速ライン(伝送路)系切り替えに対応する。Equipmentは、装置内切り替えに対応する。LSは、低速ライン系切り替えに対応する。図42のウインドウ上で各項目が選択されたのちExecボタンがクリックされると、選択された内容に応じたLogが検索されて、その結果が図41のウインドウに表示される。
【0144】
図41のウインドウでItem Selectionがクリックされると、図43のProtection Control Record Retrieval Item Selectionウインドウが表示される。図43のウインドウ上で任意の項目が選択されたのちExecボタンがクリックされると、このウインドウ上で選択された項目が図41のウインドウにおける表示に反映される。
【0145】
次に、図44に示されるウインドウにつき説明する。図44のウインドウは、図28におけるLog TypeでU-NME Access Logが指定された場合に表示される。図44のウインドウにおいては、U-NME Accessに関連して履歴から検索された通知情報がテキスト形式で表示領域に一覧表示される。このウインドウでFilterボタンがクリックされると、図45のU-NME Access Record Retrieval Filterウインドウが表示される。図45のウインドウで任意のユーザ名(User Name)が選択されてExecボタンがクリックされると、選択されたユーザが何時から(START)何時まで(END)U−NME3にアクセスしていたかが、図44のウインドウに表示される。
【0146】
図44のウインドウでItem Selectionがクリックされると、図46のU-NME Access Control Record Retrieval Item Selectionウインドウが表示される。図46のウインドウに示される各チェック項目は、U-NME Accessの性質を反映しており、User Nameが特徴的である。図46のウインドウ上で任意の項目が選択されたのちExecボタンがクリックされると、図46のウインドウ上で選択された項目が図44のウインドウにおける表示に反映される。
【0147】
次に、図47に示されるウインドウにつき説明する。図47のウインドウは、図28におけるLog TypeでSecurity Alarm Logが指定された場合に表示される。図47のウインドウにおいては、Security Alarmに関連して履歴から検索された通知情報が、テキスト形式で一覧表示される。
【0148】
図47のウインドウでFilterボタンがクリックされると、図48のSecurity Alarm Record Retrieval Filterウインドウが表示される。このウインドウにはSecurity Alarm Causeなる欄が備えられ、Security Alarmの生じた原因を指定できるようになっている。図48のウインドウ上で各項目が選択されたのちExecボタンがクリックされると、選択された内容に応じたLogが検索されて、その結果が図47のウインドウに表示される。
【0149】
図47のウインドウでItem Selectionがクリックされると、図49のSecurity Alarm Control Record Retrieval Item Selectionウインドウが表示される。このウインドウにおける各チェック項目は、Security Alarmの性質を反映している。図49のウインドウには、Managed Object、Security Alarm Cause、Security Alarm Severity、Security Alarm Detector、Service User、Service Providerなる項目が設けられており、これらの項目が特徴的である。図49のウインドウ上で任意の項目が選択されたのちExecボタンがクリックされると、このウインドウ上で選択された項目が図41のウインドウにおける表示に反映される。
【0150】
次に、図50に示されるウインドウにつき説明する。図50のウインドウは、図28におけるLog TypeでSSE Alarm Logが指定された場合に表示される。図50のウインドウにおいては、SSE Alarmに関連して履歴から検索された通知情報がテキスト形式で一覧表示される。このウインドウでFilterボタンがクリックされると、図51のSSE Alarm Record Retrieval Filterウインドウが表示される。
【0151】
図51のウインドウは、SSE2が指定される欄と、Event TypeがCommunicationsまたはEquipmentのいずれかに指定される欄と、Probable Causeが選択される欄と、Severity(アラームの重要度)が、Critical、Major、Minor、Warningのいずれかに指定される欄とを備えている。図51のウインドウ上で各項目が選択されたのちExecボタンがクリックされると、選択された内容に応じたLogが検索されて、その結果が図50のウインドウに表示される。
【0152】
図50のウインドウでItem Selectionがクリックされると、図52のSSE Alarm Control Record Retrieval Item Selectionウインドウが表示される。図52のウインドウ上で任意の項目が選択されたのちExecボタンがクリックされると、このウインドウ上で選択された項目が図50のウインドウにおける表示に反映される。
【0153】
なお、図35、図38、図41、図44、図47、図50に示す各ウインドウに示されるCSVボタン、Printボタン、Quitボタンの各機能は図30と同じであるので説明を省略する。
【0154】
次に、図53に示されるU-NME Log Controlウインドウにつき説明する。このウインドウは、図27に示されるU-NME Log Controlボタンがクリックされると開かれる。図53に示されるウインドウは、U−NME3に蓄積されるログ(U-NME Access LogとSSE Alarm Log)にデータが書き込まれる際の条件を設定するためのウインドウである。
【0155】
図53に示されるウインドウにおいては、U-NME Access Log、及びSSE Alarm Logなる2種のログタイプに対し、“Logging”、“Log Full Action”、“Max Log Records”、“Capacity Alarm Threshold”なる設定項目が設けられている。これらの設定項目の現在の設定状態は、図53ではウインドウの上側に表示されている。図53のウインドウの下側に、これらの設定項目を任意に設定するための欄が設けられている。
【0156】
設定項目のうち、Loggingでは、ログに対する書込みを許可するか、許可しないかが設定される。Allowがチェックされると、ログへの書込みが許可される。Inhibitがチェックされると、ログへの書込みは許可されない。Log Full Actionでは、各ログタイプに割り当てられたデータエリア(記憶リソースエリア)が一杯になった場合の処理が選択される。Wrapが選択されると、データエリアへのデータの上書きが許可される。Haltが選択されると、データエリアへのデータの上書きが許可されない。
【0157】
Max Log Recordsでは、各ログタイプに割り当てられるデータエリアが、通知情報の数で指定される。図53においては、通知情報の数が1個から1000000個の範囲で任意に設定できるようになっている。Capacity Alarm Thresholdでは、データエリアの容量が一杯に近づいた場合に発せられるアラームの閾値が設定される。図53においては、Capacity Alarm Thresholdの値を0%から100%の範囲で設定できるようになっている。例えば、Capacity Alarm Thresholdが80%に設定されると、データエリアの80%がログで埋まった場合に、アラームが発せられる。これにより、ユーザにデータのバックアップなどの操作が促される。
【0158】
次に、図54に示されるU-NME Log Deletionウインドウにつき説明する。このウインドウは、図27のU-NME Log Deletionボタンがクリックされると開かれるウインドウであり、U−NME3に記憶されているログデータを消去する条件を設定するためのウインドウである。
【0159】
図54のウインドウにおいては、U-NME Access Log、及びSSE Alarm Logなる2種のログタイプに対し、“Max Log Records”、“Number of Records”、“Current Log Usage rate”、“Capacity Alarm Threshold”なる設定項目が設けられている。これらの設定項目の現在の設定状態は、図54ではウインドウの上側に表示されている。図54のウインドウの下側に、これらの設定項目を任意に設定するための欄が設けられている。
【0160】
図54のウインドウにおいては、消去すべきログが、Date/Time (Start)からDate/Time(End)までの時間で指定される。特に、図54のウインドウには、Condition Setなる項目が設けられている。この項目は、上記指定された時間範囲に加えて、さらに別の条件を指定するか否かを選択するために設けられている。この項目においてYesがチェックされると、図55に示されるU-NME Log Deletion Conditionウインドウが表示される。
【0161】
図55に示されるウインドウは、ログを消去する際の条件を設定するためのウインドウである。このウインドウにおいて、SSEと表記されたスクロールウインドウでは、消去すべきログを蓄積しているSSE2が指定される。図55のウインドウにおいて、Event Type項目ではCommunicationsまたはEquipmentのいずれかがチェックされることにより消去すべきEvent Typeが指定される。図55のウインドウにおけるUser Nameと記されたスクロールウインドウでは、ユーザネームが指定される。これらの各項目が指定されたのちExecボタンがクリックされると、上記各項目で指定された条件に応じたログデータが消去される。
【0162】
なお、図55のウインドウでExecボタンがクリックされると、CAUTIONウインドウが表示されて、ユーザにデータ消去の可否が問われるようになっている。
【0163】
次に、図56に示されるNODE Log Controlウインドウにつき説明する。このウインドウは、図27のNODE Log Controlボタンがクリックされると開かれるウインドウであり、各NODEにおいて蓄積されているログを操作するためのウインドウである。
【0164】
図に示すように、NODEのデータベースには、Alarm、Object Creation/Deletion、State Change、Protection Control、及び、Security Alarmなる複数の項目のログが蓄積される。
【0165】
図56のウインドウにおいては、データベースにおいて蓄積のため割り当てられる記憶リソースのサイズの最大値が、各項目ごとに設定される。図56において、NODEボタンがクリックされると図57のNODE Selectionウインドウが開かれる。図57のウインドウでは、ここからネットワークシステム内の任意のNODEが選択される。図57において、Station/Ring Networkでは、All、Station、または、Ring Networkなる項目のいずれかが選択される。
【0166】
図57において、ALLが選択されると、全てのNODEが設定対象となる。Ring Networkが選択されると、いずれかのRing Networkを選択するためのプルダウンメニューが操作可能となり、ここから任意のRing Networkが選択され、次いでここで選択されたRing Networkに属するいずれかのNODEがプルダウンメニューで選択される。Stationが選択された場合も同様の手順で、任意のNODEが選択される。このようにして、図57のウインドウ上でいずれかのNODEが選択されてExecボタンがクリックされると、図56のウインドウに戻る。このとき、操作対象とするNODEが図56のウインドウにセットされた状態となる。
【0167】
図57のウインドウから図56のウインドウに戻ると、まず、それぞれの項目におけるログの最大最大サイズが対象NODEから読み出される。読み出された結果は、図56におけるCurrent Max Log Size欄に表示される。次いで、図56のウインドウ上で、ユーザにより個々の項目(Alarm〜Security Alarm)ごとに、その最大ログサイズ(Max Log Size)がセットされる。このようにして、各NODEにおける各ログ項目の最大サイズが設定される。
【0168】
図56のウインドウによれば、各ログ項目ごとに、記憶リソースの最大容量を個別に設定することが可能になる。これにより、例えばイベントの発生頻度に応じて記憶リソースの最大容量を割り当てるといった設定が可能になる。例えば、Creation/Deletionなるイベントは他に比べて起こり得る数が少ないので、割り当てログサイズを小さくするようにする。その代わり、発生頻度が比較的高いAlarmについては、多くの記憶リソースを確保するようにすると良い。このようにすることで、装置の記憶リソースを有効に活用できるなどの利点がある。
【0169】
なお、図56のウインドウを用いた設定の際には、事前に蓄積されていたログはすべて消去される。このため、図56でExecボタンがクリックされると、「ログ記録がすべて消去されます。よろしければOKボタンを、中止するならCancelボタンをクリックして下さい。」の旨が記された警告ウインドウが表示され、ユーザに注意が促される。
【0170】
次に、図58に示されるData Backupウインドウにつき説明する、このウインドウは、図27のData Backupボタンがクリックされると開かれるウインドウであり、データをCMT36にバックアップするために使用される。図58のウインドウ上でCMT Readボタンがクリックされると、Saved Filesと記されたスクロールウインドウに、現在CMT36に記憶されているファイル名が表示される。
【0171】
図58でBackupボタンがクリックされると、図59のBackupウインドウが表示される。図59では、LogでU-NME Access LogとSSE Alarm Logのいずれかが指定されたのち、バックアップすべきログ種別が選択される。また図59のウインドウでは、バックアップすべきログの時間範囲が指定される。さらに、このウインドウでファイル名が入力されたのちExecボタンがクリックされると、CMT36にデータがバックアップされる。
【0172】
また、図58でFormatボタンがクリックされると、「このCMTに記録されているバックアップファイルはすべて消去されます。フォーマットを実行してよろしければOKボタンを、キャンセルするならばCancelボタンをクリックして下さい。」の旨を記したCAUTIONウインドウが表示される。このようにしてユーザに注意が促されたのち、OKであればCMT36のフォーマットが実行される。
【0173】
(Performance Control)
次に、図3の主画面におけるPerformanceボタンがクリックされたときの機能につき説明する。Performanceボタンがクリックされると、図60のPerformance Controlウインドウが表示される。このウインドウは、ネットワークパフォーマンスの管理に係わる機能をメニュー表示するものである。このウインドウには、“Performance Data Record Retrieval”、“Daily/Monthly/Annual Report Print”、“Quality of Service Alarm Control”と表示された機能ボタンが備えられている。
【0174】
図60においてPerformance Data Record Retrievalボタンがクリックされると、図61のPerformance Data Record Retrievalウインドウが表示される。図61のウインドウは、U−NME3内のデータベース、またはCMT36内のファイルからネットワークシステムに係わる品質ログを検索するために使用される。図61のウインドウで指定される検索条件には、日時を含む時刻範囲のほか、Performance Condition1〜4として指定されるものがある。Performance Condition1〜4は、Ring Network/Station、NODE、Channel、Operation Mode、Monitoring Section、Performance Eventなる指定項目で特徴づけられる。
【0175】
図61のウインドウは、図28のRecord Retrievalウインドウと似ている。しかしながら、図61のウインドウは、品質情報(パフォーマンス情報)の検索に特化しているという点で、図28のウインドウと異なっている。図61のウインドウにおいては、Data Typeは図28と同様にして指定される。Backupが指定されると、図63のData Loadウインドウが開かれる。図63のウインドウでロードするファイル名などが指定されると、U−NME3内部のデータベースに所望のデータが読み込まれる。
【0176】
次に、図61において、読み込みを行うべきデータの時刻範囲(年/月/日/時/分/秒)が指定されたのち、Performance Condition1〜4として、最大で4つの検索条件が指定される。Performance Condition1〜4の横に表示された小ウインドウ内のいずれかの領域(Performance Condition1〜4に対応)がクリックされると、図62のPerformance Data Record Retrieval Conditionウインドウが開かれる。図62のウインドウにおいて、パフォーマンスデータの詳細な検索条件が指定される。
【0177】
図61において、Performance Condition1がクリックされると、Performance Conditionの欄に1が表示された図62のウインドウが開かれる。図62のウインドウでは、Station/Ring NetworkおよびNODEの欄で、検索対象のノードが指定される。これらの欄はプルダウンメニュー形式で表示され、選択されたリングネットワークに応じて、NODE欄で選択可能なNODEが変化する。
【0178】
図62において、Channelの欄では、LS(低速側)またはHS(高速側)のいずれかのチャネルが選択される。Operation Modeの欄では、SRV(サービス系)またはPRT(待機系)のいずれかが選択される。Monitoring Sectionの欄では、R-Section(Regenerator Section)またはM-Section(Multiplexer Section)、あるいはその両方(すなわち全セクション)が指定(チェック)される。ここでの指定は、SDHフレームのSOH(Section Over Head)内のタイムスロットを指定することに対応する。すなわち、SOH内のタイムスロットのそれぞれに対応付けて、如何なる情報を記述するかが予め規定されており、R-Sectionに係わるデータ、またはM-Sectionに係わるデータが記述される場所がある。品質情報は、それぞれのセクションに対応付けて、区別された状態で収集される。したがって、図62のウインドウ上で指定された内容により検索されるデータの範囲が異なる。
【0179】
図62のPerformance Eventでは、検索すべき品質情報の種別が指定される。品質情報としては、図74に示すように、TCCV(Total Count of Code Violation)、BBE(Background Block Error)、ES(Errored Second)、SES(Severely Errored Seconds)、UAS(Unavailable Seconds)、OFS(Out of Frame Second)、PJC(Pointer Justification Count)、PSC(Protection Switch Count)、PSD(Protection Switch Duration)などがある。
【0180】
図62のウインドウで上記各項目が指定されたのちExecボタンがクリックされると、再び図61に戻り、設定された内容が表示される。このようにして、各Performance Conditionが設定される。図61のウインドウでは、必要に応じて一つのコンディションだけが指定されても良いし、または、最大4つまでのコンディションを独立に設定できる。
【0181】
図61での設定が完了した状態でExecボタンがクリックされると、データベースが検索され、その結果が図64〜図66に示すごとく表示される。図64〜図66は、Performance Data Record Retrieval Report(Graph)ウインドウと称され、品質情報の検索の結果がグラフ形式で表示されるものである。図61のウインドウで指定されたPerformance Conditionの数に応じた数のグラフが、図64(一つ)、図65(二つ)、図66(三つ)のように、一つのウインドウの中に表示される。図64〜66においては、四角囲みの数字でPerformance Conditionが区別される。
【0182】
代表的な例として、図64のグラフにつき説明する。図65、図66のグラフについても同様である。図64のグラフでは、指定されたPerformance Conditionの内容がテキスト文で表示される。ここでは、検索の対象とされたイベントとしてBBE(Background Block Error)が表示されている。
【0183】
グラフが表示される欄には、縦軸をBBER(BBEの発生率)のカウント値(Count)、横軸を日付(Day)としたグラフが表示される。すなわち、10月9日から11月10日までに観測されたBBERの日毎の回数が、R-Section(実線)とM-Section(点線)とにつき並べて表示される。
【0184】
図64のウインドウには、右下に“Auto Scale”および“Scale Set”なるボタンが設けられている。Auto Scaleボタンがクリックされると、カウントの最大値が縦軸の長さのほぼ80%となるように、縦軸のスケールが自動的に変えられる。Scale Setボタンがクリックされると、図67のScale Settingウインドウが表示され、図67のウインドウ上にて縦軸の最大値と最小値がセットされる。このようにすると、カウント値のばらつきが大きい場合などにグラフを見やすくできる。
【0185】
さらに図64のウインドウには、グラフ中を左右に移動して表示できるマーカーが表示されている。このマーカーは縦の線として示され、図64中のCountボタンがクリックされることにより、横軸上の日付ごとに左右に動かすことができる。マーカが立っている日付に応じたカウント値が、グラフのすぐ上の欄に(BEER:R-Section M-Section)数値で表示される。マーカが動くとこの数値も変わる。これは、カウント値が大きい場合に有効で、例えば99なるカウント値は、、縦軸のスケールのとりによっては100カウントと見分けがつかない。そこで、このマーカーを利用することで、検索されたカウント値を正確に把握することが可能となる。
【0186】
また図64のウインドウには、“Table”なる機能ボタンが設けられている。このTableボタンがクリックされると、図68のPerformance Data Record Retrieval Report(Table)ウインドウが表示される。図68のウインドウには、品質情報の検索の結果がテーブル形式で表示される。すなわち、図68のウインドウには、図64〜66のグラフに示された内容がテキストデータで表示される。
【0187】
図68のウインドウでは、各時刻のイベントごとに、メモデータが付記されることが可能である。図68のウインドウにおいて、メモデータの表記欄が任意にクリックされると、図69のMemo Data Inputウインドウが表示される。図69のウインドウを用いて、メモデータが入力される。
【0188】
図68のウインドウには、元となるグラフが表示されるウインドウに戻るためのGraphボタンが設けられている。このGraphボタンと、図64〜図66のウインドウ内のTableボタンとがそれぞれクリックされることにより、品質データのグラフ表示とテーブル表示とを互いに行き来することができる。なお、Graphボタンは必要に応じて設ければよい。
【0189】
図68ウインドウにはCSVボタンが設けられ、このボタンがクリックされると図70のCSV Format Convertウインドウが表示される。図70のウインドウは、品質情報についての検索結果をCSVフォーマットでFDD310などに記録するための設定を行うためのもので、その操作手順は図33と同様である。この図70のウインドウによっても、検索結果を電子ファイルとして保存でき、便利である。また、図68のウインドウにはPrintボタンが設けられ、このボタンがクリックされることで検索の結果をプリントアウトできるようになっている。
【0190】
さらに、図68では、サスペクトフラグが付与された品質情報には、アスタリスク(*)が表示される。サスペクトフラグとは、信頼性が低いと思われる品質情報に付与される属性である。品質情報の信頼性が低くなる原因としては、例えば次のようなものがある。
【0191】
すなわち、品質情報は、伝送路の状態の計測結果などをもとに、各NODEにおいて所定の周期で生成される。しかしながら、NODEの立ち上げ直後やNODEの動作時刻が再設定された場合には、伝送路状態の計測時間が通常より短くなることがある。このようなことが起こり得るため、各NODEにおいては、U−NME3に送出する品質情報に対してNODE自身の判断のもとにサスペクトフラグが付与され、品質情報の信頼性に注意を促すようにしている。なお、サスペクトフラグに関する詳細は例えばITU−T勧告G.822に記載されている。
【0192】
サスペクトフラグが付された品質情報とともにアスタリスクを表示することで、ユーザの判断の助けになるし、また、図69のメモ入力機能を有効に使用することが可能になる。サスペクトフラグの立った原因をユーザがメモしておき、他のユーザへの便宜を図るなどの利用法がある。なお、サスペクトフラグを示す記号はアスタリスクに限らず、“!”や“?”などでも良い。
【0193】
次に、図71に示されるDaily/Monthly/Annual Report Printウインドウにつき説明する。このウインドウは、図60のPerformance ControlウインドウでDaily/Monthly/Annual Report Printボタンがクリックされると開かれるウインドウである。このウインドウは、品質情報に関係する日報、月報、または年報をプリントアウトするために使用される。
【0194】
図71のウインドウでは、まずReportの欄でDaily(日報)、Monthly(月報)またはAnnual(年報)のいずれかが選択される。また、Station/Ring Network、NODE、Channel、Operation Mode、Monitoring Section、及び、Dateの欄は例えば図62に倣ってそれぞれ指定される。各項目が指定されたのちExecボタンがクリックされると、指定された条件に応じた品質情報の検索結果が、プリントアウトやモニタ表示などのかたちで図74に示すように出力される。図74は品質情報の日報の一例を示す図である。このウインドウには、PREVIOUSボタン(前ページ)およびNEXTボタン(次ページ)が設けられており、出力すべき結果が複数のページに渡る場合に備えられている。
【0195】
図61に示されるウインドウでは、検索条件が時間を単位として指定される。これに対して図71のウインドウでは、検索条件の設定の単位を日単位、月単位、年単位と指定することができるので、ユーザへの便宜をさらに向上させることが可能になる。
【0196】
次に、図72に示されるQuality of Service Alarm Controlウインドウにつき説明する。このウインドウは、図60のQuality of Service Alarm Controlボタンがクリックされると開かれる。本システムにおいては、各NODEで計測される品質情報が、例えば過度の品質低下を示した場合には、その旨を示す警報を各NODEから通知させるようにしている。図72のウインドウは、この種の警報情報を生成する際の条件を設定するためのウインドウである。このウインドウで設定された条件は、対象となるNODEに通知される。通知を受けたNODEは、この条件に沿って動作する。
【0197】
図72で左上のNODE/Channel/Selectionボタンがクリックされると、図73のNODE/Channel/Section Selectionウインドウが表示される。図73のウインドウにおいて、どのリングネットワークの、どのノードの、どのチャネルの、どのセクションについての品質情報を対象とするかが、図71のウインドウを用いた操作に倣って設定される。そうすると、図72の“:”を挟んで右に、設定された内容が表示される。次いで、図72のウインドウで品質情報(Event)のそれぞれ(TCCV〜OFS)ごとに、詳細な内容が設定される。
【0198】
例えばTCCVにつきウインドウがクリックされると、ウインドウ下部の設定項目が機能し、TCCVに関するOperation Mode、Notify、Severity、及び、Thresholdについての状態が設定される。Operation Modeでは、SRV、PRT、P/T(パートタイム)のいずれかが選択する。なお、ChannelでHSが選択された場合には、P/Tは選択肢に含まれない。
【0199】
次に、NotifyでOnまたはOffが選択されることにより、U−NME3への警報の通知または非通知が設定される。Severityでは、Critical、Major、Minor、または、Warningのいずれかが選択されて、U−NME3に通知される警報のランク付けが設定される。Thresholdでは、通知を行うに際しての閾値が、数値入力により設定される。
【0200】
これらの各項目が各Eventごとに設定されたのちExecボタンがクリックされると、対象とするNODEに設定内容が通知される。この通知を受けたNODEは、上記設定内容に沿って警報の通知を行う。以上で説明した機能により、通信品質の管理を行う際の便宜を向上できる。
【0201】
(Alarm Control)
次に、図3の主画面におけるAlarmボタンがクリックされたときの機能につき説明する。Alarmボタンがクリックされると、図75のAlarm Controlウインドウが表示される。このウインドウは警報の管理に係わる機能をメニュー表示するものである。このウインドウには、“Alarm Severity Control”、“Maintenance Control”、“Maintenance Signal Insertion Control”、“SD Threshold Control”と表示された機能ボタンが備えられている。
【0202】
図75においてAlarm Severity Controlボタンがクリックされると、図76のAlarm Severity Controlウインドウが表示される。このウインドウは、NODEを任意に指定して、そのNODEからU−NME3に通知される警報(アラーム)情報の重要度(または緊急度)を、個々のアラーム種別ごとに設定するためのものである。
【0203】
図76のProbable Causeボタンがクリックされると、図77のProbable Cause Selectionウインドウが表示される。このウインドウでは、Station/Ring Network,NODEの欄で操作対象とするNODEが指定される。またこのウインドウでは、Categoryの欄で、上記指定されたNODEのカテゴリー(HS、LS、Clock、DCC、Equipment、Environmentなど)が指定される。特に、この欄でLSが選択された場合には、LS Shelfの欄がアクティブ表示となり、このLS Shelfの欄を用いて上記選択されたNODEのシェルフが選択される。
【0204】
図77のウインドウのProbable Causeの欄には、上記操作対象に予め登録されている警報の発生要因がスクロールウインドウにクリッカブルに表示される。このスクロールウインドウでいずれかの要因がクリックされ、選択される。警報の発生要因としては、AIS(Alarm Indication Signal),Power Problem,LOS(Loss of Signal),LOF(Loss of Frame)などがある。さらに、図77のウインドウでOperation Modeで任意の欄がチェックされたのちExecボタンがクリックされると、画面表示は図76に戻る。
【0205】
図77のウインドウでExecボタンがクリックされると、図77のウインドウで設定された内容に関する現在の状態が、操作対象のNODEから読み出される。この読み出された内容が、図76の表示に反映される。すなわち、図76のウインドウには、操作対象のNODEとそのカテゴリー、Probable Cause、及び、Operation Modeが表示される。また、図76のウインドウには、ノードから読み出された現在の状態が、Assignment Profileの欄にクリッカブルに一覧表示される。
【0206】
Assignment Profileにおいては、任意の項目がクリックされ、クリックされた項目に対して、Severityの欄で緊急度が個々に設定される。Severityには、Critical、Major、Minor、Warning、または、Non Alarmなどがある。
【0207】
図76のウインドウ上での設定が完了したのち、Execボタンがクリックされると、操作対象に指定されたNODEに設定内容が通知される。通知を受けたNODEでは、警報の通知に際しての条件が新たにセットされる。セットが正常に完了したか(OK)または正常に完了しなかったか(NG)などの情報は、図76のConsoleの欄に表示される。
【0208】
このようにして、NODEから通知される警報の緊急度を、U−NME3側から任意に設定することが可能となる。これにより、以下のようなことが可能となる。例えばNODEの動作試験、設置作業、または、カード交換などの作業が行われると、NODE側で各種の警報が多量に発生する。これらの警報がすべてU−NME3に通知されると、警報を通知するために通信リソースが消費されてしまい、てシステム運用に悪影響を及ぼす虞がある。特に、AIS(Alarm Indication Signal)についてはこのことが顕著である。
【0209】
そこで、図76に示されるようなウインドウを設け、個々の警報ごとに緊急度を任意に設定できるようにしておくことにより、試験の際には必要最小限の警報を発するなどの設定を行えるようになる。これにより、システム運用上の便宜を図ることができる。また、警報の緊急度を任意に設定できるようにすることで、緊急度に応じた画面中の色分けなどを行える。
【0210】
次に、図78に示されるMaintenance Controlウインドウにつき説明する。図78のウインドウは、図75のウインドウにおいてMaintenance Controlボタンがクリックされたときに表示される。このウインドウは、NODEの運用モードを変更するために使用される。NODEにおける運用モードとしては、Maintenance(メンテナンスモード)またはNot Maintenance(非メンテナンスモード)のいずれかがある。図78のウインドウ上で、操作の対象とするNODEが図77と同じようにして選択され、Maintenance、またはNot MaintenanceのいずれかがチェックされたのちExecボタンがクリックされると、設定内容が選択されたNODEに通知される。
【0211】
次に、図79に示されるMaintenance Signal Insertion Controlウインドウにつき説明する。が表示される。図79のウインドウは、図75のMaintenance Signal Insertion Controlボタンがクリックされたときに表示される。このウインドウは、NODEを任意に指定して、種々の警報情報のうち、特に保守に係わる信号(Maintenance Signal:保守用信号)の送出の許可または不許可を設定するためのウインドウである。保守用信号としては、例えば上記したAISなどがある。
【0212】
図79のウインドウにおいては、NODE/Shelfボタンがクリックされると図80のNODE/Shelf Selectionウインドウが開かれる。図80のウインドウでは、操作対象とするNODEとそのシェルフが選択される。図80のウインドウでExecボタンがクリックされると図79のウインドウに戻る。その際、図80のウインドウで選択された結果が、図79のウインドウに表示される。また、操作対象とされたNODEから現在の状態が読み出され、図79のスクロールウインドウに表示される。
【0213】
図79のスクロールウインドウで任意の項目(チャネル)がクリックされると、図81のInsertion Mode Settingウインドウが開かれる。この図81のウインドウにおいては、個々のOperation Mode(SRV,PRT,P/T)につきAllow(許可)またはInhibit(不許可)のいずれかが選択される。図81のウインドウでExecボタンがクリックされると、画面の表示は図79のウインドウに戻る。
【0214】
そして、図79のウインドウにおいてExecボタンがクリックされると、設定された内容が、選択されたNODEに通知される。この通知を受けたNODEは、上記設定内容に従って、保守用信号を送出する。
【0215】
次に、図82に示されるSD Threshold Controlウインドウにつき説明する。このウインドウは、図75のSD Threshold Controlボタンがクリックされたときに表示される。図82のウインドウは、警報情報のうち、特にSD(Signal Degrade)に係わる設定を行うためのものである。すなわち、図82のウインドウにおいては、SD警報が発せられる際の閾値が設定される。
【0216】
図82のウインドウにおいては、NODE/Shelfボタンがクリックされると図83のNODE/Shelf Selectionウインドウが開かれる。図83のウインドウでは、操作対象とするNODEとそのシェルフが選択される。図83のウインドウでExecボタンがクリックされると図82のウインドウに戻る。その際、図83のウインドウで選択された結果が、図82のウインドウに表示される。また、操作対象とされたNODEから現在の状態が読み出され、図82のスクロールウインドウに表示される。
【0217】
図82のスクロールウインドウで任意の項目(チャネル)がクリックされると、図84のSD Threshold Settingウインドウが開かれる。この図84のウインドウにおいては、個々のOperation Mode(SRV,PRT,P/T)につき、SD警報が送出される際の閾値が設定される。図84のウインドウでExecボタンがクリックされると、画面の表示は図82のウインドウに戻る。
【0218】
そして、図82のウインドウにおいてExecボタンがクリックされると、設定された内容が、選択されたNODEに通知される。この通知を受けたNODEは、上記設定内容に従って、SD警報を送出する。
【0219】
(Network Configuration)
次に、図3の主画面におけるNetwork Configurationボタンがクリックされたときの機能につき説明する。Network Configurationボタンがクリックされると、図85のNetwork Configurationウインドウが表示される。このウインドウはネットワーク構成に係わる機能をメニュー表示するものである。このウインドウには、“APS Control”、“Protection Switching Control”、“Path Configuration Control”、“Ring Map Administrative Control”、“NODE Timing Mode Control”と表示された機能ボタンが備えられている。
【0220】
図85においてAPS Controlボタンがクリックされると、図86のAPS Controlウインドウが表示される。図86のウインドウは、APS機能に係わる各種パラメータを設定するためのウインドウである。このウインドウでProtection Sectionボタンがクリックされると、図87のProtection Section Selectionウインドウが表示される。
【0221】
図87のウインドウは操作対象を設定するための画面で、まず、Sectionの欄でHSまたはLSが選択される。ここでLSが選択されると、さらに、ノードおよびそのシェルフが指定される。SectionでHSが選択された場合には、Station/Ring Network以下の欄はインアクティブとなる。このウインドウ上で設定がなされたのちExecボタンがクリックされると、画面の表示は再び図86に戻る。
【0222】
画面の表示が図87から図86のウインドウに戻ったとき、図86のウインドウ中のスクロールウインドウには、図87で選択された対象における、現在の設定状態が表示される。図86のスクロールウインドウにおいては、複数の行が縦に並んで表示される。各行が、選択された対象における個々のシェルフに対応する。各行には、個々のシェルフにおける、LS Channel、LS Type、Wait-to-Restore、Wait-to-Response、及び、Hold off Timeの状態がそれぞれ表示される。このスクロールウインドウにおける表示様態は、図87においてLSが選択されたことに対応している。
【0223】
さて、図86のスクロールウインドウで任意の行がクリックして選択されると、図88のAPS Settingウインドウが表示される。図88のウインドウにおいては、上記選択された対象につき、各種パラメータが数値で入力される。図88において、LS TypeではAPSのタイプが指定される。ここでは0:1の切り替え方式が選択されている。このほか、図88のウインドウでは、1+1などの切り替え方式を選択できるようになっている。
【0224】
図88のウインドウにおけるWait-to-Restore Time,Wait-to-Response Time,Hold off Timeの各項目は、いずれもAPSに係わる時間的なパラメータである。図88のウインドウでの入力操作ののちExecボタンがクリックされると、画面の表示は図86に戻り、その内容に図88のウインドウにおける設定内容が反映される。
【0225】
なお、図87のウインドウにおいて、操作対象としてHS(Section)が選択された場合には、Station/Ring Network以下の欄はインアクティブとなって、個々のNODEを指定することができなくなる。このことに応じて、図86〜図88の表示内容も変わる。これは、同一のリングに属するNODEにおいては、HSのAPSに関する設定が互いに同じでなければならないことによる。
【0226】
次に、図85のウインドウでProtection Switching Controlボタンがクリックされると、図89のProtection Switching Controlウインドウが表示される。このウインドウは、ユーザによるコマンド投入により冗長切り替え処理を行うためのウインドウである。
【0227】
図89でSwitching Section Selectionボタンがクリックされると、図90のSwitching Section Selectionウインドウが表示される。図90のウインドウは、冗長切り替えを行う対象を設定するためのウインドウである。このウインドウでは、Sectionの欄に、LS、HSのほかにEquipmentなる項目が設けられており、装置内切り替えを含めて選択できるようになっている。
【0228】
図90のウインドウで対象が選択されたのちExecボタンがクリックされると、画面の表示は図89に戻り、図90のウインドウで選択された対象の現在の状態が図89の表示に反映される。なお、図90における選択内容に応じて、図89の表示フォームも変わる。図89には、図90のウインドウにおいてEquipmentが選択した場合の表示フォームが示される。
【0229】
図89には、Sectionの欄に、図0のウインドウで選択されたSectionが表示される。Service Trafficの欄に、サービストラヒックが現時点で流れている系(ここでは予備系:PRT)が表示される。その下のスクロールウインドウには、Protection Status、Request Source、Switch Status、Auto Switch Condition、及び、Switch Typeなるパラメータの現在の状態が表示される。
【0230】
なお、図89においては、SectionとしてEquipmentが指定されているため、スクロールウインドウが二つ開いており、それぞれのスクロールウインドウにおいて個別に設定を行えるようになっている。これは、Equipment、および、HSに関してはEast、またはWestという2つの方向の切り替えが存在することに対応している。これに対して、LSが指定された場合には、開かれるスクロールウインドウは一つとなる。
ちなみに、図90のウインドウのSectionにおいてHSが指定された場合には、図89のウインドウにおいてLS1-LS64、LS65-LS128として表示された箇所に、EAST、WESTなる項目が表示される。
【0231】
図89のウインドウのControl Section欄では、LS1-LS64の横に設けられたラジオボタン、またはLS65-LS128の横に設けられたラジオボタンのうちいずれかがチェックされ、LS1-LS64、またはLS65-LS128のいずれかのセクションが選択される。この選択されたセクションに対して、Switch Type Controlと記されたスクロールウインドウで切り替え種別(Forced Switch,Manual Switchなど)が選択される。そして、Actionの欄でInvoke(切り替えの実行)またはRelease(切り替わっている状態から戻す)のいずれかが指定されてExecボタンがクリックされると、上記選択されたNODEに対して設定内容が通知される。この通知を受けたNODEにおいては、新たな切り替え状態がセットされる。このようにして、U−NME3側から、任意のNODEに対して、その切り替え状態を制御することが可能となる。
【0232】
次に、図85のPath Configuration Controlボタンがクリックされると、図91のPath Configuration Controlウインドウが表示される。このウインドウは、ネットワーク内に設定されるパスを操作するためのウインドウである。
【0233】
まず、パスを操作するに当たり現在のパスの設定状態を知る必要がある。そこで、図91のウインドウのPath Configurationボタンがクリックされると、図92のPath Configurationウインドウが表示される。図92のウインドウは、パスの設定状態情報を取得するリングネットワーク指定するためのウインドウである。また図92のウインドウでは、パスの設定状態情報を取得する際のモードも指定される。
【0234】
図92のウインドウにおいて、Ring Networkの欄で、任意のリングネットワークを選択される。また、Operation Modeの欄で、選択されたリングネットワークにつきSRV,P/Tのいずれか、または両方のOperation Modeが指定される。Get Mode欄では、Get Only、またはGet & Setのいずれかのモードが指定される。
【0235】
Get Onlyモードでは、現在のパスの設定状態情報が取得される。Get & Setモードでは、現在のパスの設定状態が取得されたのち、新たなパスの状態を設定することが可能なモードである。特に、Get & Setモードにおいては、パスの状態が変更されるため、その処理中には、各NODEにおけるAPS機能を一時停止する必要がある。この点において、Get & SetモードはでGet Onlyモードと区別される。
【0236】
図92のウインドウにおいて各欄が指定されたのちExecボタンがクリックされると、操作対象のNODEからパスの設定状態情報が読み出され、図91の表示内容に反映される。
【0237】
図91のウインドウにおいては、図92のウインドウにおいてSRVとP/Tとが指定されため、SRV系における状態と、P/T系における状態とがウインドウの上下に分けて表示される。図91のウインドウにおいては、SRVとP/Tとのそれぞれにスクロールボタンを設け、表示領域を上下にスクロールできるようになっている。これにより、ユーザは、全てのタイムスロット(Time Slot)についての状態を把握することが可能になる。
【0238】
ところで、図91のウインドウにおいては、ネットワークに存在するパスが、矢印としてシンボル的に表示される。なお、矢印の矢は、NODEにおいてパスがLS側にドロップされていることを示している。
【0239】
そして、各パスに対して、それぞれ2つの矢印が表示される。一方の矢印は、そのパスが存在することを示すシンボルとしての矢印である。他方の矢印は、そのパスの現在の状態を示す矢印であり、特に、カレントパス(Current Path)と称される。このカレントパス(Current Path)は、現状のパスがどの経路を通っているかを示すものである。
【0240】
図91のウインドウにおいて、Current Pathと表示された欄があり、この欄ではラジオボタンによりOnまたはOffを選択できるようになっている。この欄は、図91のウインドウにおいてカレントパスを表示するか、否かを指定するためのものである。図91においてはOnがチェックされており、カレントパスの表示機能がオンになっている。
【0241】
これにより、図中の各パスごとに、パスの存在を示すシンボルとしての矢印と、この矢印により存在が示されるパスの状態を示す矢印とが、ペアとなって表示される。なお、Current Pathの欄でOffが選択されると、図91においてはカレントパスが表示されなくなり、パスの存在を示すシンボルとしての矢印だけが表示される。
【0242】
図91における点線で囲まれた部分には、タイムスロット1における、NODE#04とNODE#06との間のパスの状態が示されている。ここに示された一対の矢印のうち、一方は途切れること無く、SRVの範囲に描かれている。この矢印により、NODE#04とNODE#06との間のタイムスロット1に、パスが存在することが示される。また一対の矢印のうち、他方の矢印は、NODE#5の位置で切断されて描かれている。すなわち、この矢印は、NODE#4からNODE#5までの間はサービス系(SRV)側に、NODE#5からNODE#6までの間はパートタイム系(P/T)側に描かれている。この矢印が、カレントパスを示す。
【0243】
このようにカレントパスが表示されることにより、次のことが示される。すなわち、このパスは、NODE#04〜NODE#05区間においては、現用系区間のタイムスロット1に設定されており、NODE#05〜NODE#06区間においては、予備系区間のタイムスロット1に設定されている。つまり、このパスは、NODE#05〜NODE#06区間においては、現用系伝送路から予備系伝送路に切り替えられている。
【0244】
さらに、サービス系のNODE#05〜NODE#06区間では、画面上における表示色が例えばグレーで示される(図中ハッチング部分)。これにより、この区間の現用系伝送路に障害が発生していることが示される。このことは、上記パスが予備系伝送路に切り替えられていることの裏付けになっている。また、障害が復旧してカレントパスが現用系に切り戻されれば、それに応じてウインドウにおける表示も元に戻る。
【0245】
以上のように表示するようにしたので、現在のパス(カレントパス)の状態と、各区間における障害の有無を一目で把握することが可能となる。
【0246】
図91よれば、NODE#3とNODE#5との間の区間のSRV系のタイムスロット4に、パスが設定されていることが示される。この矢印とともに、(△)、(◎)、及び、(□)なる記号が表示されている。記号(△)はNODE#3の位置に、記号(◎)はNODE#4の位置に、記号(□)はNODE#5の位置にそれぞれ表示されている。これらの記号により、この矢印に対応するパスがデュアルホーミングパス(Dual Homing Path)であることが示される。
【0247】
記号(△)は、この記号が表示されたノードが“head Node”であることを示す。記号(◎)は、この記号が表示されたノードが“Drop & Continue with Add Node”であることを示す。記号(□)は、この記号が表示されたノードが“Tail Node”であることを示す。
【0248】
これらの記号により、次のことが示される。すなわち、NODE#3でLS側Addされたパスは、NODE#05でLS側にドロップされるとともに、途中のNODE#4でもLS側にドロップされる。また、NODE#4において逆方向のパスがLS側からAddされており、その逆方向パスはNODE#3においてLS側にドロップされる。
【0249】
また、図91のウインドウにおいては、各記号に対応付けて、“66”、“1”、及び“4”なる番号が表示されている。この番号は、パスのドロップ先となるNODEの低速側チャネル番号を示している。
【0250】
図91において、NODE#01とNODE#02との間のSRV区間には、タイムスロット1〜4の位置にそれぞれ一対(計8本)の矢印が表示されている。各対のうち下側に、カレントパスを示す矢印が表示される。これらの矢印とともに、四角で囲まれた数字2が描かれている。この数字“2”は、パス番号(Path Number)を示す。パス番号とは、それぞれのパスを区別するために、便宜的に付される通し番号である。通し番号であるので、ネットワーク内のパスの数が変われば、それに応じてパス番号を示す数字も変わる。
【0251】
これらの4つの矢印のペアは、全体として一つのコンカチネーション(Concatenation)パスであることを表示している。つまり、4つのタイムスロットで一つのパスが形成される。ここに、“1A1a”、または“17B1”と表記されているのは、パスのドロップ状態を示している。例えば“17B1”と表記されているとき、最初の“17”で、パスがドロップされる低速側のチャネル番号が示される。次の“B”で、パスがドロップされるLS側の基板種別が示される。“B”はSTM-16基板を意味し、“A”はSTM-4基板を意味する。次の“1”で、低速側チャネルにおけるタイムスロット番号が示される。最後の“a”は、コンカチネーションの種別を示しており、この矢印で示されるコンカチネーション信号が、STM-4相当のAU-4-4c信号であることを示す。
【0252】
次に、図91のウインドウ上において、新たなパスを生成するための手順を説明する。まず、図91中で任意のタイムスロットがクリックされたのち、Createボタン、またはModifyボタン(図左下)がクリックされる。そうすると、図93のPath Updateウインドウが表示される。図93のウインドウには、指定されたタイムスロットのみが抜き出されたかたちで表示される。このウインドウを用いてパスが設定される。
【0253】
図93のウインドウにおいて、まず、設定しようとするパスの始点及び終点がユーザにより指定される。例えば、図93の点線囲み部分(実際の図には点線は表示されない)がクリックされると、図94のNode Informationウインドウが開かれる。ここでは、図93においてハッチングされた箇所がクリックされたものとする。
【0254】
図94には、クリックされた箇所に相当するNODEの状態が表示される。すなわち図93のハッチング部分は、NODE#2のHS Westに相当する。図94においてEdit Type欄は、図94のウインドウを用いて如何なる操作を行うかを選択するためのもので、Modifyで修正、Revokeで削除が選択される。LS Channel欄は、パスの始点、または終点となるチャネルがプルダウンメニューで選択される。ここでは“1A1”と表示されている。最初の“1”でチャネル番号が示される。次の“A”で基盤種別(STM−4)が示される。次の“1”でLSのタイムスロットが示される。
【0255】
図94のConcatenation Typeでは、設定すべきパスのコンカチネーションの種別が指定される。図94においては、STM-1相当のAU-4、STM-4相当のAU-4-4c、STM-16相当のAU-4-16c、およびSTM-64相当のAU-4-64cのいずれかを選択できるようになっている。Node Typeでは、信号のドロップ種別が選択される。図94ではPoint-to-Pointとなっており、これは図93中では×印で表示される。このほかにも、デュアルホーミングパスの設定に使用するHead(△),Tail(□)、 Drop & Continue(○)、Drop & Continue with Add(◎)が選択できるようになっている。
【0256】
図94のウインドウにおいてExecボタンがクリックされると、このウインドウで設定された各項目が有効になる。上記の手順が、パスの始点、及び終点のそれぞれにつき実行されると、図93に、設定すべきパスに対応付けられた矢印が表示される。なお、デュアルホーミングパスについては中間ノードについても同様の設定を行う必要があり、特にDrop & Continue,Head,Tailなどの設定が係わってくる。
【0257】
さて、図93においてパスの設定作業が完了すると、ユーザによりExecボタンがクリックされる。そうすると、所定のCAUTION画面が表示されたのち、警告に対してOKならば図91に戻り、図93のウインドウで設定された内容が図91の表示に反映される。図91のウインドウにおいては、設定中のパスが、他と区別すべく例えば点線で表示される(図91には表示されていない。ただし、右下にModifiedとして描画線種別が示されている)。このほか、色分けにより、または線種(点線、一点鎖線など)を異ならせることにより、Configured,Modified,Pre-empted,Restored,Normal,Concatenationなるパス種別が区別されるようになっている。
【0258】
以上の手順が、設定すべきパスのそれぞれに対して繰り返し実施される。なお、ここまでの手順では、ネットワーク内にパスは生成されない。
そして、所望のパスを設定するための作業が全て完了したのちに、図91のUpdateボタンがクリックされる。そうすると、各NODEに対してパスを生成するためのメッセージが送られ、ネットワークシステム内に新たな、あるいは修正されたパスが生成される。すると、図91においても、新たなパスの設定内容が反映される。
【0259】
ここで、図91のUpdateボタンがクリックされてパス設定するときには、リングネットワーク内のAPS機能をロックし、障害が発生しても冗長系切り替えが実行されないようにする。これは、パス設定作業にAPSが機能すると誤接続などを生じるため、必須の手順である。そして、新しいパスの設定に必要な各NODE内のTSAの設定が全て終了した後、APS機能のロックを解除する。
【0260】
次に、パスの削除手順を説明する。パスを削除するには、図91のウインドウにおいて任意のパスがクリックされたのち、図91のDeleteボタンがクリックされる。そうすると、図91において、当該クリックされたパスが表示されなくなる。この段階では、ネットワーク内に当該パスが存在する。そして、図91のUpdateボタンがクリックされると、ネットワークから当該パスが削除される。
【0261】
次に、図91に示されるPath Nameボタンがクリックされたときの機能につき説明する。Path Nameボタンがクリックされると、図95のPath Name Updateウインドウが表示される。図95のウインドウには、図91のGUI(Graphical User Interface)上で表示されているパスが、テキストで一覧表示される。図95においては、各パスのパス番号に、当該パスの名称(名称の無いパスはPath Nameが空欄となる)が対応づけて表示される。このウインドウで任意のパスがクリックされると、図96のPath Name Inputウインドウが表示される。図96のウインドウでは、上記クリックされたパスに任意の名称(ニックネーム、エンドユーザ名など)を付すことができる。これは、パス管理などに役立てることができる。
【0262】
次に、図91に示されるDiagnosticsボタンがクリックされたときの機能につき説明する。Diagnosticsボタンがクリックされると、図97のDiagnosticsウインドウが表示される。図97のウインドウは、各NODEにおいて記憶されているリングマップ(Ring Map)と称されるデータを、ファブリック(Fabric)と称されるデータに一致させるための機能(Diagnostics)を実行する際に用いるウインドウである。
【0263】
リングマップとは、各パスにつき、その詳細(張られた区間、ドロップするノードおよびそのチャネル、スロットなど)な情報をリングネットワーク単位でまとめたデータベースであり、各NODEにおいてそれぞれ記憶されている。個々のリングネットワークにおける各NODE間で、リングマップが一致していないと、冗長切り替えの際に矛盾を生じ、誤接続を生じる虞がある。このため、システムの運用中は常時、または障害復旧の際には速やかに、各NODE間でリングマップを一致させる必要がある。
【0264】
ファブリックとは、端的に言えば、高速側のどのタイムスロットが低速側のどのチャネルに結びついているかを示す情報である。この情報は、各NODEが自装置に関係する情報のみを記憶している。U−NME3は、図91のウインドウを開く際に、各NODEからファブリックを取得し、これをもとに図91のウインドウを描画する。
【0265】
各NODEは、パスの状態に関する情報としては、自装置に係わるもの(すなわちファブリック)しか持っていない。このため、NODEは、ネットワーク内における全てのパスの設定状態を知ることができない。ここに、NODE間でリングマップが食い違う要因がある。
【0266】
これに対し、全てのNODEからファブリックを取得できるU−NME3は、ネットワーク内における全てのパスの設定状態を知ることができる。Diagnostics機能を実施するには、このことを利用する。Diagnosticsボタンがクリックされると、U−NME3はリングマップを各NODEごとに読み出し、これと、先に読み出したファブリックとを比較して、両データに整合が取れているか否かを判定する。
【0267】
この判定の結果が、図97のウインドウに表示される。図97においては、整合が取れていれば“Match”、整合が取れていなければ“Unmatch”が表示される。ここで、“Unmatch”がクリックされたのちExecボタンがクリックされると、U−NME3は、ファブリックを元に新たなリングマップを生成する。そして、この新たに生成されたリングマップを、不整合のあったNODEに通知し、データベースを更新させる。
【0268】
次に、図91のIrregular GTPボタンがクリックされたときの機能につき説明する。Irregular GTPボタンがクリックされると、図98のIrregular GTP Deletionウインドウが表示される。図98のウインドウは、NODEにおいて使用されていないリソースが生じた場合に、そのリソースを開放して、当該リソースを有効に利用できるようにするために用いられる。
【0269】
ここで、GTP(Group Termination Point)とはコンカチネーションパスに係わる概念である。GTPにつき簡略に説明する。例えば、AU-4-4cとして表されるコンカチネーションパスは、4つの連続するタイムスロットを繋げたものである。このようなパスを生成するには▲1▼高速側タイムスロットを一纏めにし(第1のGTPを生成)、▲2▼低速側チャネルを一纏めにし(第2のGTPを生成)、▲3▼第1のGTPと第2のGTPとを関連付けるという手順が踏まれる。
【0270】
また、コンカチネーションパスを消去するには、上記と逆の手順が踏まれる。すなわち、▲4▼第1のGTPと第2のGTPとの関連を解き、▲5▼低速側チャネルのまとまりを解き(第2のGTPを解除)、▲6▼高速側タイムスロットのまとまりを解く(第1のGTPを解除)という手順が踏まれる。
【0271】
このとき、障害の発生などにより▲6▼の手順が正常に完了しないことがある。そうすると、高速側タイムスロットのまとまりは解除されないにもかかわらず、これらのまとまりは使用されない状態となり、いわゆるリソース浮きが発生する。図98のウインドウはこの状態を解消するためのものである。
【0272】
図98のウインドウには、リソース浮きの原因となっているGTPの番号と、このGTPの存在する箇所が、NODE、Operation Mode(SRVまたはP/T)、タイムスロット、チャネル(TS/Channel)、及び、West側、East側にて示される。図98に示される状態でExecボタンがクリックされると、NODE内の使用されていないリソースの開放要求がNODEに送られ、その結果が図98のResultの欄に表示される。
【0273】
[補足説明]
以下、Network Configurationに係わる機能に関して補足説明する。
図99のウインドウは、Protection Status Informationウインドウと称され、図91のウインドウでQuitボタンがクリックされたときに表示されるウインドウである。すなわち、QuitボタンにクリックによりAPS機能のロックが開放されるが、何らかの原因により機能が開放されないままロックが継続されてしまうことがある。このような場合、図91のウインドウはクローズされるため、図99のウインドウを開いてNODEのプロテクション機能の開放状態を表示する。図99のウインドウでロック状態が全て開放されていることが確認されれば、Quitボタンがクリックされて、パス設定作業が終了する。
【0274】
図100は、図91のウインドウの他の表示例を示す図である。図100は、ウインドウ中に横方向のスクロールボタンを備え、画面表示を横方向にスクロールできるようにした。図100は、図91をそのまま右にスクロールしたもので、表示内容は全く同一である。画面をスクロールさせるためには、ウインドウ中に設けられたスクロールボタンが追加されている。
【0275】
図91に示されるように、NODE#07〜NODE#01間のP/T系タイムスロット2にはパスが張られていると、このパスが表示がが左右に分かれてしまうことにより見ずらい。この場合、画面表示を横方向にスクロールできるようにした。これにより、左右に分かれた矢印も画面をスクロールさせることで一つに繋がった矢印として表示され、見やすくなる。
【0276】
次に、図85のRing Map Administrative Controlボタンがクリックされたときの機能につき説明する。Ring Map Administrative Controlボタンがクリックされると、図101のRing Map Administrative Controlウインドウが表示される。図101のウインドウは、APS機能のロック(Lock)またはアンロック(Unlock)を、NODE単位で個別に設定するためのウインドウである。このウインドウは、ロック(Lock)されたAPS機能が何らかの事情で開放されなかった場合、それを手動で開放する場合に利用される。
【0277】
図101において、Ring Networkボタンがクリックされると、図102のRing Network Selectionウインドウが開かれる。このウインドウで所望のリングネットワークが選択されてExecボタンがクリックされると、画面の表示は図101に戻る。このとき、選択されたリングネットワークに属するNODEと、そのAPSの状態(Administrative State)が、図101のウインドウに一覧表示される。
図101のウインドウで所望のNODEがクリックされると、図103のRing Map Administrative Settingウインドウが表示される。図103のウインドウにおいては、Locked(ロック)またはUnlocked(開放)のいずれかの状態が選択される。図103のウインドウでExecボタンがクリックされると、画面の表示は図101に戻り、図103のウインドウで選択された内容が表示に反映される。
【0278】
このようにして、所望のNODEにつき個別にAdministrative Stateが設定されたのち図101のExecボタンがクリックされると、選択されたNODEに対してメッセージが送出され、APSの状態がLockedまたはUnlockedにセットされる。
【0279】
次に、図85のNODE Timing mode Controlボタンがクリックされたときの機能につき説明する。NODE Timing mode Controlボタンがクリックされると、図104のNODE Timing mode Controlウインドウが表示される。図104のウインドウは、動作クロックの取り方(Timing Mode)を、各NODEごとに手操作によるオペレーションで設定するためのウインドウである。
【0280】
図104のウインドウでStation/Ring Networkボタンがクリックされると、図105のStation/Ring Network Selectionウインドウが開かれる。図105のウインドウでは、ステーションまたはリングネットワークが選択される。このウインドウで選択されたステーションまたはリングネットワークに属するNODEの現在のクロック供給状態が、図104に一覧表示される。
【0281】
図104のウインドウにおいて、任意のNODEがクリックして選択されると、図106のNODE Timing Mode Settingウインドウが表示される。図106のウインドウにおいて、System Timing Mode、Select Clock、Select Card、Synchronization Mode(SYNC Mode)、及び、Transmitting S1(WESTおよびEAST)の各項目が指定されたのちExecボタンがクリックされると、画面の表示は図104に戻り、図106のウインドウで指定された内容が反映される。このような操作がユーザの所望するNODEにつき全て実施されたのち、図104のExecボタンがクリックされると、設定したNODEに対してメッセージが送出されて、クロックの同期状態がセットされる。
【0282】
(NODE Function)
次に、図3の主画面におけるNODE Functionボタンがクリックされたときの機能につき説明する。NODE Functionボタンがクリックされると、図107のNODE Functionウインドウが表示される。このウインドウは、NODEの低速(LS)インタフェースの監視制御機能に関する項目、および、NODEの情報通知機能に関する項目をメニュー表示するものである。このウインドウには、“LS Card Control”、“Notification Reporting Control”として示す機能ボタンが備えられている。
【0283】
図107においてLS Card Controlボタンがクリックされると、図108のLS Card Controlウインドウが表示される。このウインドウは、各NODEに実装された複数のカード(基板)を、それぞれU−NME3による監視の対象とするか、または、監視の対象としないかを個別に設定するためのものである。
【0284】
すなわち、各NODE1−1〜1−nにあっては、低速側基板(LS Card)を自由に抜き挿しできるようになっている。カードの交換や増設などによってカードの実装の状態が変化したことを、U−NME3において逐一把握しておくことが、システムを運用するうえで必要である。図108のウインドウでは、NODEから取り外されたことにより実装されなくなった基板を、U−NME3による監視の対象から削除するための設定を行う。
【0285】
図108において、Action欄は、実装する基板種別を変更するか否かを選択するために設けられている。この欄では、STM-1、STM-4、STM-16のなかからいずれかの基板を選択できるようになっている。
【0286】
図108のウインドウのAction欄以外の欄において、対象とするNODEのカードが指定される。これらの欄のうち、Station/Ring Network欄では、All(ネットワークシステム全体)、Station(局舎単位)またはRing Network(リングネットワーク)のいずれかがラジオボタンで指定される。この欄でStationが指定されると、Station A〜Station Gのいずれかを選択するためのプルダウンメニューが表示される。Ring Networkが指定されると、Ring Network#01〜Ring Network#32のいずれかを選択するためのプルダウンメニューが表示される。ALLが指定されると、Ring Network:、NODE:、LS Shelf:、LS Card:の各欄がインアクティブ表示となり、クリックできなくなる。これは、ALLが指定されたことにより、システム内の全てのNODEが、図108のウインドウにおける操作対象となることによる。
【0287】
図108のウインドウにおいて、Ring Network:欄には、Ring Network #01〜Ring Network #32のいずれかを選択するためのリスト(図示せず)がプルダウンメニューで表示される。このメニューを用いて、ユーザの所望するRing Networkが選択される。NODE:欄には、Ring Network:欄で指定されたリングネットワークに属するNODEのリストが、プルダウンメニュー表示される。このメニューを用いて、ユーザの所望するNODEが選択される。
【0288】
LS Shelf:欄には、NODE:欄で選択されたNODEに装備されている低速シェルフの一覧が、プルダウンメニュー表示される。このメニューを用いて、ユーザの所望する低速シェルフが選択される。LS Card:欄には、LS Shelf:欄で選択されたシェルフに実装されている低速インタフェースカードの一覧がプルダウンメニュー表示される。このメニューを用いて、ユーザの所望するカードが選択される。
【0289】
上記各欄が指定されたのちExecボタンがクリックされることにより、指定されたNODEに対して、指定された基板を監視対象から外す旨のメッセージが送出される。このメッセージを受け取ったNODEは、以後、その基板を監視対象から除外する。
【0290】
このようにすることで、以下に示すような効果を得ることができる。仮に、4枚のSTM-1基板に代えて、同等の処理能力を持つ1枚のSTM-4基板1枚が挿し換えられたとする。そうすると、もともとSTM-1基板が挿入されていたスロットのうち3つが空きとなり、スロットに基板が実装されていない旨の警報が検出される。STM-4基板が挿入されたスロットにおいても、誤った基板が実装された旨を示す警報が検出される。この状態が放置されると、これらの警報がU−NME3に通知される状態がいつまでも続くことになり、システム運用に支障をきたす。
【0291】
そこで、NODEにメッセージを与え、抜かれた基板、および基板の抜かれたスロットを監視対象外とし、また、実装された基板の種別を変更するようにすることで、上記のような問題を回避することが可能となる。
【0292】
図107のNotification Reporting Controlボタンがクリックされると、図109のNotification Reporting Controlウインドウが表示される。図109のウインドウは、任意のNODEに対して、その通知情報を通知する宛先をU−NME3側から設定するためのウインドウである。すなわち、このウインドウは、各NODEのEFD(Event Forwarding Discriminator)を、U−NME3側から手操作にて書き換えるためのウインドウである。
【0293】
まず、図109のNotificationボタンがクリックされると、図110のNotification Selectionウインドウが表示される。このウインドウでは、例えば図108と同様の手順により、対象とするNODEが指定される。そして、Notification:欄で、EFDを書き替える通知情報の種別が指定される。図110では、通知情報の種別としてAlarmが選択されている。図110での設定が完了したのちExecボタンがクリックされると、画面の表示は図109に戻る。図110から図109に戻ったとき、Notificationボタンの隣に、“:”を挟んで図110のウインドウにおける設定内容が表示される。
【0294】
図109のウインドウにおいて、Destinations欄には、図110のウインドウで選択されたNODEが、現時点で通知情報の宛先としているU−NME3の一覧が表示される。この欄で任意のU−NME3が選択され、Notification Reporting:欄でAllow(許可)またはInhibit(不許可)のいずれかが指定される。このようにして、一覧で表示されたU−NME3につき、通知情報を通知するか否かが個別に設定される。Execボタンがクリックされると、操作対象であるNODEに設定内容を通知するメッセージが送られる。このメッセージを受けたNODEは、設定内容に従って動作する。
【0295】
このようにすると、次のような効果を得られる。仮に、いずれかのU−NME3が故障した場合、この故障したU−NME3に対して通知情報を通知することは、システムの運用面での不都合を招く。通知された通知情報が、故障したU−NME3において失われてしまうからである。そこで、上記のようにしてEFDを書き替えることで、重要なデータが失われるなどの不都合を回避できるようになる。また、通知情報をU−NME3に上げる際のトラフィックは比較的大きな帯域を占める。そこで、上記の機能を用いて、必要最小限のU−NME3にのみ通知情報を通知するように設定することにより、通知情報を必要最小限のトラフィックで通知できるようになり、その結果、ネットワーク負荷の軽減を図れる。
【0296】
(Security Control)
次に、図3の主画面におけるSecurityボタンがクリックされたときの機能につき説明する。Securityボタンがクリックされると、図111のSecurity Controlウインドウが表示される。図111のウインドウには、システムのセキュリティ管理に係わる機能がメニュー表示される。このウインドウには、“User Control”、“Machine-Machine Security”、“Auto Logout Time Setting”と表示された機能ボタンが備えられている。
【0297】
図111のウインドウでUser Controlボタンがクリックされると、図112のUser Controlウインドウが表示される。図112のウインドウには、U−NME3に現在登録されているユーザ名(オペレータ名)が一覧で表示される。
【0298】
各ユーザは、それぞ固有のパスワードを持ち、U−NME3にログインする際などにこのパスワードが利用される。図112のウインドウにおいて、各ユーザのパスワードの有効期限が“Password Valid Date”欄に表示される。各ユーザには、Access Levelと称して、システム内の種々の機能に対して「どの程度まで操作可能であるか」を示すランクが設定される。図112のウインドウにはLevel-A〜Level-C、およびLevel-Sなるランクが表示されている。
【0299】
図112のウインドウでAdd Userボタンがクリックされると、図113のAdd Userウインドウが表示される。図113のウインドウは、U−NME3にアクセスするユーザを新規に登録するためのウインドウである。このウインドウには、ユーザ名入力欄と、パスワード入力欄と、パスワードの再確認を行うための欄と、アクセスレベルを設定するための欄とが備えられている。
【0300】
また、図112のウインドウで任意のユーザが選択されたのち、Delete Userボタンがクリックされると、選択されたユーザの登録を抹消することができる。ユーザの登録を抹消するに際して、U−NME3は、
「削除してよろしいですか?
ユーザ名:XXXXXXX
削除するならばOKボタンを、キャンセルするならCancelボタンをクリックして下さい。」の旨のCAUTIONウインドウ(図示せず)を表示して、ユーザの注意を促す。
【0301】
また、U−NME3にログインしているユーザが、図112のウインドウで自分自身を選択して登録を抹消しようとすると、U−NME3は、
「ユーザ名:XXXXXXX
自分自身は削除できません。」の旨のCAUTIONウインドウ(図示せず)を表示してユーザの誤操作を防止する。
【0302】
図112のウインドウで任意のユーザが選択されたのち、Change Passwordボタンがクリックされると、図114のChange Passwordウインドウが開かれる。図114のウインドウは、選択されたユーザのパスワードを変更するためのウインドウである。図114のウインドウには、選択されたユーザ名が表示される欄と、このユーザの旧いパスワード(すなわち、現時点でのパスワード)の入力欄と、新たに設定するパスワードの入力欄と、新たに設定するパスワードを再確認するための欄とが備えられている。
【0303】
図112のウインドウで任意のユーザが選択されたのち、Change Access Levelボタンがクリックされると、図115のChange Access Levelウインドウが表示される。図115のウインドウは、選択されたユーザのアクセスレベルを変更するためのものである。このウインドウのラジオボタンをチェックして、いずれかのアクセスレベルが指定されたのちExecボタンがクリックされると、ユーザのアクセスレベルが新たに設定される。
【0304】
図112のウインドウで、任意のユーザが選択されたのち、Change Valid Dateボタンがクリックされると、図116のChange Valid Dateウインドウが表示される。このウインドウは、選択されたユーザのパスワードの有効期限を設定するためのウインドウである。図116のウインドウでは、パスワードの有効期限を、日単位、月単位、12箇月以内の単位、または無制限のいずれかの単位で指定できるようになっている。
【0305】
次に、図111のウインドウでMachine-Machine Securityボタンがクリックされたときの機能につき説明する。Machine-Machine Securityボタンがクリックされると、図117のMachine-Machine Securityウインドウが表示される。図117のウインドウは、システム内の監視装置から被監視装置へのアクセスレベルを管理するためのウインドウである。図112〜図116のウインドウでは、人間の、装置に対するアクセス権限が管理された。これに対して図117のウインドウでは、装置の、装置に対するアクセス権限が管理される。なおここで言う監視装置とは、U−NME3およびSSE2のほか、CPTと称される簡易型の監視制御装置を含む。
【0306】
図117のウインドウにおいてEquipmentボタンがクリックされると、図118のEquipment Selectionウインドウが開かれる。図118のウインドウでは、設定の対象とする装置が選択される。図118のウインドウにおいては、例えば図57で説明した手順と同様の手順により、任意のリングネットワークに属するNODE(NODE1−1〜1−n)、またはSSE2が選択される。
【0307】
図118のウインドウ上での選択操作が完了すると、選択された被監視装置の名称(例えばNODE #01)が、図117のEquipmentボタンの横に表示される。この選択された被監視装置を監視制御する装置(すなわちU−NME3またはSSE2)は予め設定されている。上記選択された被監視装置を監視制御する装置の名称が、当該選択された被監視装置から読み出され、この読み出された名称が、図117のウインドウ中央のスクロールウインドウに表示される。このスクロールウインドウには、読み出された監視装置の名称(Manager Name)と、そのアクセスレベルである。
【0308】
図117のウインドウでAdd Managerボタンがクリックされると、図119のAdd Managerウインドウが表示される。図119のウインドウは、図117で選択された被監視装置に対する監視装置を、新たに追加登録するために用いるウインドウである。図119のウインドウでManager Nameボタンがクリックされると、図120のManager Name Selectionウインドウが開かれる。図120のウインドウでは、一つの監視装置が任意に選択される。このウインドウでは、監視装置の設置される局舎と、監視装置の形式(Type:U−NME,SSE,または、CPT)を指定することにより、監視装置が特定される。このウインドウでは、特定された監視装置のアクセスレベルも併せて設定される。アクセスレベルに応じて、監視装置からアクセスすることのできる被監視装置の機能種別、および数が異なる。
【0309】
図117のウインドウにおいて、スクロールウインドウ内に表示されている監視装置のいずれかが選択されてDelete Managerボタンがクリックされると、この選択された監視装置の登録が抹消される。
【0310】
図117のウインドウにおいて、スクロールウインドウ内に表示されている監視装置のいずれかが選択されChange Manager Levelボタンがクリックされると、図121のChange Manager Levelウインドウが表示される。図121のウインドウは、選択した監視装置のアクセスレベルを変更するためのウインドウである。このウインドウにおいて任意のアクセスレベルが選択されてExecボタンがクリックされると、新たな設定が有効となる。
【0311】
次に、図111において、Auto Logout Time Settingボタンがクリックされたときの機能につき説明する。Auto Logout Time Settingボタンがクリックされると、図122のAuto Logout Time Settingウインドウが表示される。図122のこのウインドウは、オートログアウト機能におけるオートログアウト時間を設定するためのウインドウである。
【0312】
オートログアウト機能とは、ログインされている状態のU−NME3(またはSSE2)において、何らの操作も行なわれない状態が所定時間継続した場合に、自動的にログオフする機能である。この種の機能は、セキュリティ確保に有効であるとして良く知られている。図122のウインドウでは、最後の操作からログオフまでの時間(すなわちオートログアウト時間)が設定される。
【0313】
図122においては、Auto Logout Timeとして0.5Hour(s)すなわち30分間がセットされている。これにより、最後の操作から30分間が経過した時点で、自動的にU−NME3からログオフされる。
【0314】
(System Service)
次に、図3の主画面におけるSystem Serviceボタンがクリックされたときの機能につき説明する。System Serviceボタンがクリックされると、図123のSystem Serviceウインドウが表示される。図123のウインドウには、U−NME3における時刻の設定などの、種々のシステム設定に係わる機能がメニュー表示される。このウインドウには、“System Timing Setting”、“Software Information”、“Name Setting”、“Auto Time Adjustment Setting”、“SSE Switching Control”、“NODE Access Route Control”、“DB Synchro. Control”なる機能ボタンが備えられている。
【0315】
図123のウインドウでSystem Time Settingボタンがクリックされると、図124のSystem Time Settingウインドウが表示される。図124のウインドウは、ネットワークシステム内のいずれかの装置を指定して、その装置の動作基準時間を設定するためのウインドウである。
【0316】
図124のウインドウにおいてStation/Ring Networkボタンがクリックされると、図125のStation/Ring Network Selectionウインドウが表示される。図125のウインドウでは、動作時刻を設定する対象の装置が指定される。このウインドウでALLがチェックされると、ネットワークシステム内の全てのNODE1−1〜1−nが設定の対象となる。図125のウインドウでStationがチェックされると、特定の局舎に設置される32台のNODEが設定の対象となる。図125のウインドウでRing Networkがチェックされると、特定のリングネットワークに属する7台のNODEが設定の対象となる。
【0317】
図125のウインドウでExecボタンがクリックされると、画面の表示は図124のウインドウに戻り、選択された各装置(DEVICE)から現時点における動作時刻の設定状態(Date/Time)が読み出され、図124のウインドウの中央のスクロールウインドウに表示される。図124のウインドウにおけるConsole欄には、読み出された結果、または、設定の結果が表示される。
【0318】
図124のウインドウのスクロールウインドウにおいて、任意の装置がクリックされて選択されたのち、Date/Time欄で動作時間が設定される。こののちExecボタンがクリックされると、上記選択された装置に対する動作時間の設定が有効となる。
【0319】
以上のようにして、任意の装置に対する動作時間を設定することにより、ネットワークシステムに存在する全ての装置を、同じ時間に同期して動作させることが可能になる。これにより、ネットワークシステムが互いに時差のある地域をまたいで設置された場合に、各装置の動作時刻を世界標準時間(UTC)に合わせるといった設定が可能になる。もちろん、必要に応じて、装置毎に異なる動作時間を設定することも可能である。
【0320】
図123のウインドウでSoftware Informationボタンがクリックされると、図126のSoftware Informationウインドウが表示される。図126のウインドウは、いずれかのNODEを指定し、そのNODEにインストールされているソフトウェアに関する情報を表示するためのウインドウである。図126のウインドウでNodeボタンがクリックされると、図127のNODE Selectionウインドウが開かれる。図127のウインドウで、対象とするNODEが指定されると、当該NODEからソフトウェアのバージョン情報とそのインストールされた日付が読み出される。この読み出された内容は、当該NODEの名称と共に、図126のウインドウに表示される。
【0321】
図123のウインドウでName Settingボタンがクリックされると、図128のName Settingウインドウが表示される。図128のウインドウは、リングネットワーク内の個々のNODEの名称を読み出して表示するためのウインドウである。またこのウインドウは、個々のNODEの名称の設定を行なうためのウインドウである。ここで言うNODEの名称とは、例えば#01,#02,…といった番号に限らず、いわばニックネーム的な名称を意味する。
【0322】
図128のウインドウにおいてRing Networkボタンがクリックされると、図129のRing Network Selectionウインドウが開かれる。図129のウインドウでは、操作の対象とするNODEが属するリングネットワークが指定される。図129のウインドウでExecボタンがクリックされると、図128のウインドウに、指定されたリングネットワークの模式図と共に、該リングネットワークに属するNODEの現在の名称が表示される。
【0323】
図128のウインドウにおいては、NODEの名称の表示欄にキャレット(縦棒マーク)が表示され、新たな名称の入力が促されるようになっている。任意のノードに名称が与えられたのちExecボタンがクリックされると、当該ノードにつき与えられた名称が有効となる。図128のウインドウでは、複数のNODEに対する名称の設定を、リングネットワークごと一括して実行できることが特徴である。このウインドウで付された名称は、他のウインドウでの表示にも反映される。
【0324】
図123のウインドウでAuto Time Adjustment Settingボタンがクリックされると、図130のAuto Time Adjustment Settingウインドウが表示される。本実施形態におけるネットワークシステムは、マスターとなる装置が、スレーブとなる装置の動作時刻を自動的に、例えば毎日決まった時刻に設定する機能を備えている。この種の機能をAuto Time Adjustmentと称する。図130のウインドウは、この機能に係わる各パラメータを設定するためのウインドウである。
【0325】
図130のウインドウでは、Mode:欄において、ログイン中のU−NME3をマスターとして動作させるか、スレーブとして動作させるかが選択される。マスターに設定されたU−NME3は、例えば起動時、または毎日の定時刻に他のNODEやSSE2に対して動作時刻をセットする。スレーブに設定されたU−NME3は、マスターのU−NME3から動作クロックの供給を受け、これに従って動作する。
【0326】
図130のウインドウにおいて、NTP:欄では、ネットワークタイムプロトコル(NTP)を使用する(Enable)か、しない(Disable)かが設定される。NTPとは、複数のU−NME3間で、お互いの動作時刻を同期させるためのプロトコルである。IP Address:欄では、NTPサーバ、すなわちマスターとなるU−NME3のIPアドレスが設定される。
【0327】
図123のウインドウでSSE Switching Controlボタンがクリックされると、図131のSSE Switching Controlウインドウが表示される。図131のウインドウは、SSE2の障害の際のアクセスルートの設定に係わるウインドウである。このウインドウにおいては、Auto(自動)またはManual(手動)のいずれかが選択される。
【0328】
図1に示されるように、局舎内におけるU−NME3とNODE1−1〜1−nとの通信は、SSE2を経由して実施される。このため、SSE2に障害が発生すると、U−NME3とNODE1−1〜1−nとの間の通信が途絶することになる。そこで、このような場合には隣接する他の局舎を迂回するアクセスルートを設定し、U−NME3とNODE1−1〜1−nとの間の通信が途絶しないようにする。
【0329】
図131のウインドウでAutoが設定された場合には、障害発生の際に迂回ルートが自動的に設定される。迂回ルートとしては、WEST側の局舎を経由するルート、またはEAST側の局舎を経由するルートの2通りがある。いずれか片方のルートを使用するように固定的に設定しておくと、システムの設計上の都合が良いであろう。もちろん、迂回ルートを、その時々のネットワーク構成に応じてダイナミックに設定するようにしても良い。選択したルートにより通信時間が異なることはほとんど無いと言える。
【0330】
図131のウインドウでAutoが設定された状態で、いずれかのSSE2に障害が発生すると、その旨の通知がU−NME3に通知される。この通知を受信したU−NME3は、画面上に、例えば次の旨のメッセージを示すCAUTIONウインドウ(図示せず)を表示する。
「ダウンしたSSE2を迂回するリルーティングメカニズムが動作中です。
Figure 0003641251
こようなメッセージを表示することで、オペレータに迂回ルートの設定が完了したことを通知できる。
【0331】
例えば、局舎ST−1のSSE2に障害が発生すると、この局舎のU−NME3は局舎ST−mへの迂回ルートを設定することになる。この場合、局舎ST−1のU−NME3から同局舎のNODE1−1へのアクセスルートは、(ST−1のU−NME3→ST−1のルータ4→ST−mのルータ4→ST−mのSSE2→ST−mのNODE1−1→ST−1のNODE1−1)なる経路を辿ることになる。
【0332】
一方、図131のウインドウでManualが設定された状態で局舎内のSSE2に障害が発生すると、その旨の通知を受信したU−NME3は、例えば次の旨のメッセージを示すCAUTIONウインドウ(図示せず)を表示する。
「SSEから障害を知らせるレポートが通知されました。
【0333】
迂回路再設定メカニズムを直ちに起動して下さい。
【0334】
Figure 0003641251
OKボタンをクリックすると、迂回路再設定メカニズムが起動します。
Cancelボタンをクリックするとこの問題は放置されます。のちほど手動により迂回路再設定メカニズムの起動を行なう必要が有ります。」
こようなメッセージを表示することで、オペレータに迂回ルートの設定を促す。
【0335】
図123のウインドウでNODE Access Route Controlボタンがクリックされると、図132のNODE Access Route Controlウインドウが表示される。図132のウインドウは、同一の局舎内におけるU−NME3とNODEとの間のアクセスルートを、SSE2の障害の有無に拘わらず、強制的に迂回させる場合に使用されるウインドウである、
図132のウインドウにおいて、Stationボタンがクリックされると、図134のStation Selectionウインドウが開かれる。図134のウインドウにおいては、任意の局舎が選択される。図134のウインドウでExecボタンがクリックされると図132のウインドウに戻り、このウインドウにおいて、Process:欄でMain RouteまたはDetoirのいずれかが選択される。
【0336】
図132のウインドウでMain Routeが選択されると、図137の模式図に示すように、U−NME3とNODE1−1(他のNODE1−2〜1−nでも同様)との間に実線で示すメインルートが設定される。このルートが通常のアクセスルートとなる。図132のウインドウでDetourが選択されると、図137の模式図の点線で示すように、U−NME3とNODE1−1との間に迂回ルートが強制的に設定される。
【0337】
図123のウインドウでDB Synchronizing Controlボタンがクリックされると、図133のDB Synchronizing Controlウインドウが表示される。図133のウインドウは、NODE1−1〜NODE1−nから通知される通知情報の管理に係わるウインドウである。
【0338】
各NODE1−1〜NODE1−nからU−NME3に送出される通知情報は、それぞれの局舎においてSSE2を経由する。SSE2は、NODE1−1〜NODE1−nから送出された通知情報を、履歴としてデータベースに蓄積する。
【0339】
SSE2に障害が生じた場合、当該SSE2では、通知情報の履歴をデータベースに蓄積できなくなる。そこで、本システムにおいては、迂回ルートに有るSSE2において、通知情報の履歴が代替的に蓄積されるようになっている。
【0340】
SSE2が障害から復旧すると、復旧したSSE2において通知情報の履歴をデータベースに蓄積する処理が再開されるが、障害期間中の通知情報は、当該SSE2のデータベースに無い。そこで、復旧したSSEに、迂回ルートに有るSSE2から障害期間中の通知情報を移し替えることにより、データを補完する。図133のウインドウは、この補完処理を実行するためのウインドウである。
【0341】
図133のウインドウにおいて、Stationボタンがクリックされると図134のStation Selectionウインドウが開かれる。図134のウインドウで任意の局舎が選択される。
【0342】
図134のウインドウで所望の局舎が選択されたのちExecボタンがクリックされると、選択された局舎において、上記補完処理を行なうべきデータが存在するか否かといった情報が読み出される。この読み出された情報は、図133のウインドウの表示内容に反映される。図133においては、“Some synchronizing log record exists”として、移し替えるべきデータの存在することが示されている。図133のウインドウにおいてSynchronizing process startボタンがクリックされると、データの移し替え処理が実行される。
【0343】
次に、図135に示されるCAUTIONウインドウに関して説明する。このウインドウは、SSE2の障害により、U−NME3とSSE2との間のアクセスルートが迂回されている局舎において、SSE2が復旧した際に当該局舎のU−NME3に表示されるウインドウである。このウインドウには、「SSEの障害が復旧しました。迂回ルートの切戻し処理を実行しますか?」の旨の表示と共に、“Restoration”,“Restoration and DB. synchro.”“No restoration”なる機能ボタンが表示され、オペレータの操作を促す。
【0344】
図135のウインドウにおいて、Restorationボタンがクリックされると、アクセスルートが迂回ルートから通常のルートに切り戻される。Restoration and DB. synchro.ボタンがクリックされると、アクセスルートの切り戻し処理と、データの移し替え処理とが実行される。No restorationボタンがクリックされると、アクセスルートを切り戻さず、そのまま迂回を継続する。ただし、No restorationボタンがクリックされた場合でも、図132のウインドウを用いて迂回を手動で中止したり、図133のウインドウを用いてデータの移し替え処理を実行することは可能である。
【0345】
(Display Control)
次に、図3の主画面におけるDisplayボタンがクリックされたときの機能につき説明する。
図3のウインドウにおいてDisplayボタンがクリックされると、図138のDisplay Controlウインドウが表示される。図138のウインドウには、画面の表示色の設定に関する項目が表示される。すなわち、Critical、Major、Minor、Warning、Clear、Other Notifications、Not Mount、Time out、Maintenance、APS Active、APS Normalなる項目ごとに、それぞれクリッカブルなColorボタンが設けられている。Critical、Major、Minor、Warning、Clear、Other Notifications、Not Mount、Time out、Maintenanceなる項目は、警報に関係する。APS Active、APS Normalなる項目は、APS機能に関係するもので、例えば図20、図21のウインドウにおける表示の状態に関係する。
【0346】
Colorボタンを挟んで左側の四角[□]は、各項目の現在の表示色を、右側の四角□は新たに設定された表示色を示す。図には示されていないが、それぞれの四角には色が付いている。
【0347】
図138のウインドウにおいてColorボタンがクリックされると、図139のColor Selectionウインドウに示される、カラーパレットが表示される。このパレットから、図138のウインドウにおける各項目ごとに、任意の色が選択される。図138のInitializeボタンがクリックされると、設定された表示色を、初期設定に戻すことができる。
【0348】
図138、図139のウインドウで設定された表示色は、例えば図3のObservation Displayにおける障害局舎、障害回線の色分け、図13、20における障害リングネットワーク、障害NODEの色分け、図15における障害シェルフの色分け、図16における障害カードの色分けなどに適用される。要するに、図138のウインドウで設定された表示色は、ネットワークの状態をグラフィカルに表示するウインドウにおける色分けに、全て反映される。
【0349】
また図138のウインドウには、日付と時間の表示順序を設定するDate/Time Sortingなる項目と、日付の表示形式を設定するDate Typeなる項目とが備えられている。各項目につき、任意の小項目がラジオボタンでチェックされる。図138においては、Time Date、およびMMM- DD-YYY(月/日/年)なる小項目がチェックされている。ここでの設定は、日付または時刻を表示する全てのウインドウに反映される。
【0350】
また図138のウインドウでは、Sorting:欄において、データの表示順序が設定される。すなわち、任意のウインドウに表示されるデータを、最新のものから順に表示するか(Latest)、旧いものから順に表示するか(Earliest)のいずれかが選択される。
【0351】
以上説明したように本実施形態によれば、ヒューマンマシンインタフェースを改善することができ、運用上の便宜の向上を図った監視制御装置を提供することが可能となる。
【0352】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば上記実施形態においては、U−NME3における機能につき説明した。しかしながら、上記で説明したのと同種の機能は、プロセッサの能力の及ぶ範囲内で、SSE2に受け持たせることも可能である。
また上記実施形態では各局舎に一つずつU−NME3を設置するようにしたが、システム構成によっては一つのU−NME3でネットワーク全体を監視制御するようにしても良い。または、任意の複数の局舎にU−NME3を設置するようにしても良い。
また、上記各ウインドウおよび機能ボタンの名称、各ウインドウにおける表示オブジェクトの配置、機能ボタンの位置などは上記実施形態に限るものではない。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施を行うことができる。
【0353】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ヒューマンマシンインタフェースを改善し、運用上の便宜の向上を図った通信パス設定方法を提供することができる。このことから本発明は、光海底ケーブルシステムに係わる技術分野、特にSDH/SONETに準拠するネットワークに係わる技術分野に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わる監視制御装置が設置される伝送システムのシステム構成図。
【図2】 図1に示された監視制御装置(U−NME)3の構成を示すブロック図。
【図3】 図2に示されたU−NME3のディスプレイ315における主画面を示す図。
【図4】 Loginウインドウを示す図。
【図5】 Change Passwordウインドウを示す図。
【図6】 Notification Displayウインドウを示す図。
【図7】 Item Selection(Row)ウインドウを示す図。
【図8】 Item Selection(Column)ウインドウを示す図。
【図9】 Notification Detailed Displayウインドウを示す図。
【図10】 Alarm Cut Offウインドウを示す図。
【図11】 U-NME Buzzer STOPウインドウを示す図。
【図12】 HMI Propertyウインドウを示す図。
【図13】 Network Alarm Summary Displayウインドウを示す図。
【図14】 図13でRing Network#01タブがクリックされたときに表示される画面の様子を示した図。
【図15】 Node Alarm Summary Displayウインドウを示す図。
【図16】 Shelf Alarm Summary Displayウインドウを示す図。
【図17】 Station Alarm Summary Displayウインドウを示す図。
【図18】 Selectionウインドウを示す図。
【図19】 NODE Configuration Get Displayウインドウを示す図。
【図20】 HS APS Activate Summary Displayウインドウを示す図。
【図21】 HS APS Activate Summary Displayウインドウの表示が切り替わった状態を示す図。
【図22】 ネットワークシステム内のHS APSの起動状態をノード単位で管理するためのデータテーブルを示す図。
【図23】 ネットワークシステム内のHS APSの起動状態をリングネットワーク単位で管理するためのデータテーブルを示す図。
【図24】 HS APS Activate Summary Displayウインドウの表示パターンの一覧を示す図。
【図25】 HS APS Activate Summary Displayウインドウにおけるネットワーク管理者(オペレータ)の操作手順を説明するためのフローチャート。
【図26】 HS APS Detailed Displayウインドウを示す図。
【図27】 Log Controlウインドウを示す図。
【図28】 Record Retrievalウインドウを示す図。
【図29】 Data Loadウインドウを示す図。
【図30】 NODE Alarm Record Retrieval Reportウインドウを示す図。
【図31】 NODE Alarm Record Retrieval Filterウインドウを示す図。
【図32】 NODE Alarm Record Retrieval Item Selectionウインドウを示す図。
【図33】 CSV Format Convertウインドウを示す図。
【図34】 Memo Data Inputウインドウを示す図。
【図35】 Object Creation/Deletion Record Retrieval Reportウインドウを示す図。
【図36】 Object Creation/Deletion Record Retrieval Filterウインドウを示す図。
【図37】 Object Creation/Deletion Record Retrieval Item Selectionウインドウを示す図。
【図38】 State Change Record Retrieval Reportウインドウを示す図。
【図39】 State Change Record Retrieval Filterウインドウを示す図。
【図40】 State Change Record Retrieval Item Selectionウインドウを示す図。
【図41】 Protection Control Record Retrieval Reportウインドウを示す図。
【図42】 Protection Control Record Retrieval Filterウインドウを示す図。
【図43】 Protection Control Record Retrieval Item Selectionウインドウを示す図。
【図44】 U-NME Access Record Retrieval Reportウインドウを示す図。
【図45】 U-NME Access Record Retrieval Filterウインドウを示す図。
【図46】 U-NME Access Record Retrieval Item Selectionウインドウを示す図。
【図47】 Security Alarm Record Retrieval Reportウインドウを示す図。
【図48】 Security Alarm Record Retrieval Filterウインドウを示す図。
【図49】 Security Alarm Record Retrieval Item Selectionウインドウを示す図。
【図50】 SSE Alarm Record Retrieval Reportウインドウを示す図。
【図51】 SSE Alarm Record Retrieval Filterウインドウを示す図。
【図52】 SSE Alarm Record Retrieval Item Selectionウインドウを示す図。
【図53】 U-NME Log Controlウインドウを示す図。
【図54】 U-NME Log Deletionウインドウを示す図。
【図55】 U-NME Log Deletion Conditionウインドウを示す図。
【図56】 NODE Log Controlウインドウを示す図。
【図57】 NODE Selectionウインドウを示す図。
【図58】 Data Backupウインドウを示す図。
【図59】 Backupウインドウを示す図。
【図60】 Performance Controlウインドウを示す図。
【図61】 Performance Data Record Retrievalウインドウを示す図。
【図62】 Performance Data Record Retrieval Conditionウインドウを示す図。
【図63】 Data Loadウインドウを示す図。
【図64】 Performance Data Record Retrieval Report(Graph)ウインドウを示す図。
【図65】 Performance Data Record Retrieval Report(Graph)ウインドウを示す図。
【図66】 Performance Data Record Retrieval Report(Graph)ウインドウを示す図。
【図67】 Scale Settingウインドウを示す図。
【図68】 Performance Data Record Retrieval Report(Table)ウインドウを示す図。
【図69】 Memo Data Inputウインドウを示す図。
【図70】 CSV Format Convertウインドウを示す図。
【図71】 Daily/Monthly/Annual Report Printウインドウを示す図。
【図72】 Quality of Service Alarm Controlウインドウを示す図。
【図73】 NODE/Channel/Section Selectionウインドウを示す図。
【図74】 品質情報の日報の一例を示す図。
【図75】 Alarm Controlウインドウを示す図。
【図76】 Alarm Severity Controlウインドウを示す図。
【図77】 Probable Cause Selectionウインドウを示す図。
【図78】 Maintenance Controlウインドウを示す図。
【図79】 Maintenance Signal Insertion Controlウインドウを示す図。
【図80】 NODE/Shelf Selectionウインドウを示す図。
【図81】 Insertion Mode Settingウインドウを示す図。
【図82】 SD Threshold Controlウインドウを示す図。
【図83】 NODE/Shelf Selectionウインドウを示す図。
【図84】 SD Threshold Settingウインドウを示す図。
【図85】 Network Configurationウインドウを示す図。
【図86】 APS Controlウインドウを示す図。
【図87】 Protection Section Selectionウインドウを示す図。
【図88】 APS Settingウインドウを示す図。
【図89】 Protection Switching Controlウインドウを示す図。
【図90】 Switching Section Selectionウインドウを示す図。
【図91】 Path Configuration Controlウインドウを示す図。
【図92】 Path Configurationウインドウを示す図。
【図93】 Path Updateウインドウを示す図。
【図94】 Node Informationウインドウを示す図。
【図95】 Path Name Updateウインドウを示す図。
【図96】 Path Name Inputウインドウを示す図。
【図97】 Diagnosticsウインドウを示す図。
【図98】 Irregular GTP Deletionウインドウを示す図。
【図99】 Protection Status Informationウインドウを示す図。
【図100】 Path Configuration Controlウインドウの表示例を示す図。
【図101】 Ring Map Administrative Controlウインドウを示す図。
【図102】 Ring Network Selectionウインドウを示す図。
【図103】 Ring Map Administrative Settingウインドウを示す図。
【図104】 NODE Timing mode Controlウインドウを示す図。
【図105】 Station/Ring Network Selectionウインドウを示す図。
【図106】 NODE Timing Mode Settingウインドウを示す図。
【図107】 NODE Functionウインドウを示す図。
【図108】 LS Card Controlウインドウを示す図。
【図109】 Notification Reporting Controlウインドウを示す図。
【図110】 Notification Selectionウインドウを示す図。
【図111】 Security Controlウインドウを示す図。
【図112】 User Controlウインドウを示す図。
【図113】 Add Userウインドウを示す図。
【図114】 Change Passwordウインドウを示す図。
【図115】 Change Access Levelウインドウを示す図。
【図116】 Change Valid Dateウインドウを示す図。
【図117】 Machine-Machine Securityウインドウを示す図。
【図118】 Equipment Selectionウインドウを示す図。
【図119】 Add Managerウインドウを示す図。
【図120】 Manager Name Selectionウインドウを示す図。
【図121】 Change Manager Levelウインドウを示す図。
【図122】 Auto Logout Time Settingウインドウを示す図。
【図123】 System Serviceウインドウを示す図。
【図124】 System Time Settingウインドウを示す図。
【図125】 Station/Ring Network Selectionウインドウを示す図。
【図126】 Software Informationウインドウを示す図。
【図127】 NODE Selectionウインドウを示す図。
【図128】 Name Settingウインドウを示す図。
【図129】 Ring Network Selectionウインドウを示す図。
【図130】 Auto Time Adjustment Settingウインドウを示す図。
【図131】 SSE Switching Controlウインドウを示す図。
【図132】 NODE Access Route Controlウインドウを示す図。
【図133】 DB Synchronizing Controlウインドウを示す図。
【図134】 Station Selectionウインドウを示す図。
【図135】 CAUTIONウインドウの一例を示す図。
【図136】 異なる局舎間でSSE2のデータの合わせ込みを行なう際の様子を示す模式図。
【図137】 U−NME3とNODE1−1との間の迂回路の設定の様子を示す模式図。
【図138】 Display Controlウインドウを示す図。
【図139】 Color Selectionウインドウを示す図。
【符号の説明】
ST−1〜ST−m…局舎
1−1〜1−n…伝送装置(NODE)
FL…波長多重回線
ML…監視制御用回線
2…局舎内監視制御装置(SSE)
3…監視制御装置(U−NME)
4…ルータ
31…メモリモジュール
32…プロセッサモジュール
33…ブリッジ
34…SCSI(スカジー)コントローラ
35…HD(ハードディスクドライブ)
36…8mmCMT(Cassette Magnetic Tape)
37…グラフィックコントローラ
38…Ethernetコントローラ
39…バスコントローラ
310…FDD(フロッピーディスクドライブ)
311…インタフェース(I/F)
312…ディスプレイインタフェース(I/F)
313,314…LANインタフェース(I/F)
315…ディスプレイ
316,317…ハブ(Hub)
318…プリンタ
319…キーボード・マウス

Claims (4)

  1. 複数の通信パスが多重される通信回線を介して互いにリング状に接続される複数のノードをそれぞれ備える複数のリングネットワークを具備するネットワークシステムに備えられ、前記複数のノードから通知される通知情報を監視制御用回線を介して収集する機能と、表示器とを有する監視制御装置を用いる通信パス設定方法であって、
    いずれかのリングネットワークを選択し、この選択されたリングネットワークに属するノードの間の区間に対応付けて前記表示器の画面を複数の領域に区分けし、前記区間に存在する通信パスにそれぞれ対応付けられた矢印を前記区分けされた領域に表示する準備ステップと、
    設定すべき通信パスの始点となるノードの低速側チャネルを前記画面上において指定する第1のステップと、
    設定すべき通信パスの終点となるノードの低速側チャネルを前記画面上において指定する第2のステップと、
    前記第1および第2のステップで指定されたノード区間に対応する表示領域に、設定すべき通信パスに対応付けられた矢印を表示する第3のステップと、
    他に設定すべき通信パスがある場合は、前記第1乃至第3のステップを繰り返す第4のステップと、
    前記設定すべき通信パスに対応付けられた矢印に対応する通信パスの設定要求を、当該通信パスの形成に関係するノードに送出する第5のステップと、
    通信パスの設定要求を受けたノードが、当該要求に基づいて新たな通信パスを形成する第6のステップとを具備し、
    前記準備ステップは、前記収集した通知情報に基づいて現時点のパス設定状態を前記表示器の画面の表示内容に反映させるステップであることを特徴とする通信パス設定方法。
  2. 前記第1および第2のステップは、ノードの低速側のチャネルの指定に加えて、設定すべき通信パスのコンカチネーションの種別の指定も行うことを特徴とする請求項1に記載の通信パス設定方法。
  3. 設定すべき通信パスがデュアルホーミングパスである場合に、
    さらに、設定すべき通信パスの中間ドロップ点となるノードの低速側チャネルを指定する第7のステップを備え、
    前記第1、第2および第7のステップは、ノードの低速側のチャネルの指定に加えてノード種別の設定も行うステップであることを特徴とする請求項1に記載の通信パス設定方法。
  4. 前記通信回線が、現用系回線と予備系回線とを備え、
    前記複数のリングネットワークが、前記現用系回線を介して伝送されるサービストラフィックを前記予備系回線に迂回させるトラフィック迂回機能をそれぞれ備える場合に、
    前記第6のステップは、
    通信パスの設定要求を受けたノードが自装置のトラフィック迂回機能をロックする第8のステップと、
    この第8のステップが完了した後、前記通信パスの設定要求に基づく新たな通信パスを形成する第9のステップと、
    この第9のステップが完了した後、前記トラフィック迂回機能のロックを解除する第10のステップとを備えることを特徴とする請求項1に記載の通信パス設定方法。
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