JP3640647B2 - Method for forming union composite filter material using aerodynamic power - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気動力を利用した交織複合フィルタ材の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
化学汚染防護フィルタ材の応用分野にはすでに数多くの成熟した技術があり、なかでも繊維網中に例えば活性炭などの機能性微粒状物質を担持させる技術が主流である。多くの発明文献に、この種のフィルタ材の生産技術が詳述されている。例えばUS Patent Nos.4,795,668、Krueger et al、4,868,032、Eian et al、及び5,486,410、Groeger et alが開示した繊維織物構造に固定不動の機能性微粒状物質を含む関連技術は、いずれも主として吸着フィルタ材の製造工程に応用され、繊維を接着剤とし、機能性微粒状物質を繊維構造に接着して、空気または液体を濾過し、通過する有毒汚染物質を機能性微粒に吸着させて防護濾過の目的を達成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、melt-Blown法を利用して網を製造しており、さらに活性炭などの機能性微粒状物質を製造過程で加えてmelt-blown綿網構造内に接着させていた。この種の方法で製造したフィルタ材は圧力損失(pressure drop)が高いため、微粒含量の高いフィルタ材の生産には有効に応用できない。しかもmelt-blown繊維は細かく、綿網構造の均一性と安定性が劣るため、後加工や応用の際に機能性微粒状物質が変位しやすく、甚だしい場合は脱落損耗する。
【0004】
Groeger et alが発表した特許では、複合繊維で形成した立体構造を担体として、機能性微粒状物質を繊維網の孔内に固定し、さらに次の段階で行う一層一層の積合せを利用して微粒状物質の含量を高めるという目的を達成し、機能性微粒状物質のフィルタ材構造内での安定性を向上させ、後加工や応用で脱落損耗がなく、且つ高含量の機能性微粒状物質のフィルタ材が生産でき、例えば活性炭による化学吸着防護時において、使用期限が自ずと伸びた。
【0005】
しかし、繊維網の立体構造を担体とし、さらに機能性微粒状物質を構造に接着または固定した場合、一定の機能性を達成することはできるが、担体の既定の形態に制限されて、その構造は単一固定の形態にしか成り得ない。また機能性微粒状物質の含量が増大し、使用寿命は延びるが、実質的な吸着または濾過効率には余り役立たない。
【0006】
さらに従来の技術では機械を用いて繊維をまず立体網状の構造にし、さらに繊維間の孔の空間を利用して微粒状物質を置入れているが、この過程において、機能性微粒状物質の外観の立体形状は異なり、その大きさと繊維間の孔の大きさも同じではなく、構造密度の均一性を制御しようとしてもさらに容易ではなくなるので、往々にして多くの孔に機能性微粒状物質が充填しない状況が発生し、気流や液体が通過したときに、この箇所の抵抗が最小になるのでチャンネリング効果(channeling effect)が生じる。相応に汚染源分子が機能性微粒状物質に捕捉されない現象が起こるため、構造密度の不均一も効率不良を引き起こす要因となり、とりわけ層と層を積合せる際に、繊維構造が微粒状物質の重量に耐えられなくなり、そのため構造を崩壊させ、構造密度に欠陥が生じ、フィルタ材の品質も悪くなる。
【0007】
また繊維の粗さと微粒状物質の外観形状の大きさを制御して、適切に組み合わせ、構造の密度を均一にしようとしても、以前の各種技術では達成できなかった。まず繊維の立体構造を担体としているが故に、その構造の形態が制限されるので、製造過程でその変化性を制御することはできない。
【0008】
従って、機能性フィルタ材に関し、例えば吸着性フィルタ材について言えば、繊維構造体に機能性微粒状物質を加えるほかに、吸着効率と使用寿命の双方にも考慮することが必要であり、それには構造の安定性のほか、構造の変化性も制御できなければならない。例えば繊維の細度と微粒状物質外観形状の大小を組み合わせた構造を堆積して密度を均一にし、また非直線の通路を形成して、汚染源がフィルタ材の中に滞留する時間を長くすることで機能性物質と接触する確率を高める。こうすることで、フィルタ材の機能と効率が高まり、化学汚染の防止と処理の目的が達成され、応用分野をさらに広げることができる。
【0009】
本発明の主な目的は、安定した気流を利用するとともに分散混合、交織、複合成形してシート状不織物形態の化学防護性フィルタ材を製造する空気動力を利用した交織複合フィルタ材の成形方法を提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、安定性が高く、混合比率を制御でき、同一時間内に複合成形でき、堆積密度の均一性が非常に良く、構造にいかなる欠陥も生じさせない空気動力を利用した交織複合フィルタ材の成形方法を提供することにある。
【0010】
本発明のさらなる目的は、最適な気流抵抗と化学吸着効率を達成させる空気動力を利用した交織複合フィルタ材の成形方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、繊維の表面と機能性微粒状物質の表面を通過する確率を均一にし、さらに構造の安定性を高め、全体的な効率を大幅に向上する空気動力を利用した交織複合フィルタ材の成形方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため、本発明の請求項記載の空気動力を利用した交織複合フィルタ材の成形方法は、空気動力を主要な鍵とし、さらに特殊熱処理方法の利用を従とし、また極短繊維(short-cut fiber)を基礎原料に、そして機能性微粒状物質(例えば活性炭、過マンガン酸カリウム浸漬酸化アルミニウム、化学吸着高分子など)を基礎原料として、安定した気流を利用する。
【0012】
さらに本発明の請求項記載の空気動力を利用した交織複合フィルタ材の成形方法は、空気動力を基に繊維と微粒状物質を同時に交織複合して堆積させ、繊維成形網を前駆物質(precursor)とはせずに分散、堆積させ、その密度は気流が安定している。また2つの物質が相互に交織して固定し、気流を利用して分散混合、搬送し最後に堆積して成形する。そして微粒状物質は低含量から高含量へと変化し、層に分けて積合せる方法をとる必要がない。
【0013】
また本発明の請求項記載の空気動力を利用した交織複合フィルタ材の成形方法は、気流動力による成形時に、気流の通過抵抗が変化するため、単一フィルタ材を同時形成して疎から密の三層構造にでき、且つ同時に三層構造の相互比率を制御する。繊維細度の変化選択と適切な微粒状物質の大きさの相互配合については、気流動力を利用して成形しても気流抵抗と滞留時間(Residence Time)を同時に制御でき、効率が相応に高まるので、構造を変化させる要素を十分に把握でき、品質の制御性も高い。
【0014】
また本発明の請求項記載の空気動力を利用した交織複合フィルタ材の成形方法は、気流動力を利用して交織複合成形したフィルタ材について、堆積構造が均一で、成形に対する気流の通過抵抗も均一にする。しかし、吸着性フィルタ材に関し、例えば活性炭フィルタ材について言えば、汚染源である気流が通過する場合、吸着物質(活性炭)表面により近いところを通ればそれだけ、化学汚染分子が捕捉吸着される確率が相応に高くなるので、これに基づき本発明による成形後に、特殊熱処理技術を利用して成形後のフィルタ材を熱処理すれば、繊維表面が熔融して機能性微粒状物質の表面と接着し、繊維集合体の表面間も接着できるので、熱処理したフィルタ材構造の強度が向上する。さらに、繊維は熱熔融時に収縮し、繊維集合体界面の孔は収縮によって緻密で小さくなるので、繊維集合体と微粒状物質の界面が微粒状物質間の立体障害により移動収縮できずに孔隙が拡大し、汚染気流の特定通路が形成され、またフィルタ材構造において3つの空間立体構造により形成された通路は非直線で不規則な路線であるため、これにより、化学汚染分子が主に機能性微粒状物質の表面を通過し、接触確率が増加するほか、フィルタ材構造に滞留する時間が長くなるので、捕捉吸着時間も長くなる。
【0015】
上記からわかるように、本発明の技術を利用すれば、機能性フィルタ材の微細構造(micro structure)の制御性は極めて良くなり、且つ変化性はより広範な応用分野に合致でき、品質、機能、効率の上でも従来製品より更に優れたものとなる。また上述の技術はすでに熟練量産の段階にあることから、ここに本特許を出願し、この技術が深刻さを増している環境化学汚染の防止に寄与できればと願うものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1と図2に示すように、本発明の一実施例による空気動力を利用した交織複合フィルタ材の成形方法及びその構造の実施手順には下記を含む。
(a)気流を利用して短繊維1及び機能性微粒状物質2をそれぞれ複合気体噴風装置3に送り、かつ、微粒状物質を搬送する気流を複合気体噴風装置3の中間に設け、ここでの噴風装置3は機能が噴風装置のようであるが、形状は円形に限らず、好ましい実施例では長方形を呈し、噴風口を細長状にし、2つの搬送気流を同時に拡散混合搬送区4に進入させて、混合搬送気流41によって短繊維及び微粒状物質を上から下へと拡散させるとともに、導流装置42を経て、気流を安定的に下方の多層複合成形区5に送る。
【0017】
(b)多層複合成形区5下方に設けた吸気装置51を利用して、短繊維1及び微粒状物質2を動いている成形網52上に順次吸着堆積させ、必要に応じて吸気装置51の吸気量を調節して、混合搬送気流41とのバランスを取らせることで、動いている成形網52上に疎から密へと漸次層をなす三層構造のフィルタ材を得る。
【0018】
(c)前記成形フィルタ材8を熱処理定型区6に送り、熱源61によって上方から加熱して、加熱温度を120〜180℃に制御し、このとき、フィルタ材8の下方で吸気装置62を用いて持続的に吸気する。
(d)前記加熱定型したフィルタ材8を冷却区7に送り、このとき、冷却時に吸気装置71を用いて持続的に下方に吸気する。
【0019】
また、前記機能性微粒状物質2は、活性炭、過マンガン酸カリウム浸漬酸化アルミニウムまたは化学吸着高分子などの物質でよい。
さらに、前記拡散混合搬送区4は下向きに開口した箱型容器43であり、内部に設けた導流装置42は数片の導流板よりなる。
【0020】
上述の技術により、短繊維1の搬送気流11は複合気体噴風装置3を通り、この箇所で機能性微粒状物質2の搬送気流21と合流し、機能性微粒状物質2は定量フィードシステムを利用して定量を送り込んだ後、搬送気流21によって複合気体噴風装置3に進入し、2種の物質の混合搬送気流41が同時に拡散混合搬送区4に進入する。気流が噴風装置を離れると流体面積が増大するので、ここで乱気流(turbulence)が生じ、短繊維1と機能性微粒状物質2とを相互に拡散混合させ、これに伴い区域下半部で特殊導流装置42によって気流41を安定的に多層複合成形区5に搬送する。
【0021】
拡散混合搬送区4においては、複合気体噴風装置3により3つの顕著に分かれた気流区域が形成され、図3に示すように、左右両側A1、A3は主として繊維区域で、中間A2は繊維と活性炭の混合含有区域で、この現象は後に行う成形の際にも、顕著な分層構造を形成し、複合気体噴風装置3の出口は調整できるよう設計されているため、同時に3つの区域A1、A2、A3の面積間の相互比率を制御でき、フィルタ材の断面構造を変え、将来的に必要があれば噴風装置を調整して要求に見合ったフィルタ材構造にすることができる。
【0022】
混合気流が導流装置42を通過した後に成形を行い、この段階においては主として、吸気装置51を利用して短繊維1と微粒状物質2を動いている成形網52上に堆積させ、成形網52を運搬装置53を使って前方へと移動させ、吸気装置51が吸気量と搬送気流41がバランスを保つように調整するので成形面の両側には気流の速度差は発生しない。吸気量が不足すると搬送気流41が短繊維1と機能性微粒状物質2を吹き散らすので成形がなされず、吸気量が多すぎれば、拡散混合搬送区4の搬送速度に影響して、2種の物質が混合交織均一化しないうちに急速成形されやすくなり、フィルタ材構造の均一性が破壊されるので、成形時には吸気装置51の調整が絶対に必要である。成形時において拡散混合する際には3つの気流区域A1、A2、A3が形成され、同様に成形網52上で成形される際にも3段階の成形が形成されて、図3に示すように、段階Iは底層繊維が集まって堆積し、成形網52が連続的に動いているので、それに伴って段階IIへと進入して、短繊維1と微粒状物質2が交織して堆積し、最後の段階IIIの繊維集合体はさらにその上に堆積して、ほぼ三層構造の機能性フィルタ材が形成される。
【0023】
成形時には、3段階はいずれも同一進行し、搬送気流41は短繊維1と微粒状物質2の混合を成形網52上に搬送し、さらに吸気装置51によって搬送気流41は排除され、全過程の気流はいずれも安定した状態で動き、気流は成形された構造体を安定的に通過する。空気動力による成形の主なポイントはすなわちこの段階における制御であって、成形後の初期フィルタ材8の断面構造は、図3に示すように、成形フィルタ材の最底層にあって、短繊維1を主要構成物とし、密集した堆積状態をなした防護層81と、前記防護層の上方にあって、機能性微粒状物質2を主要構成物として、短繊維と相互に均一的に交織して立体構造に堆積し、機能性微粒状物質の堆積密度は疎らで、加熱定型した短繊維集合体の孔隙密度は緻密状態を呈し、短繊維と機能性微粒状物質の表面間の界面に非直線の気流通路を形成させる吸着層82と、前記吸着層82の上方にあって、短繊維1を主要構成物とし、疎らな堆積状態を呈した均一流動層83とが含まれる顕著な三層立体構造を呈している。
【0024】
この分層構造は、上述の説明でも言及しているように、短繊維1と微粒状物質2が拡散混合搬送区4で3つの分流区A1、A2、A3を形成することによって生じ、短繊維1と微粒状物質2との混合搬送気流41が同時に堆積成形されるとき、左側の繊維区Iがまず成形網52上に堆積成形され、続いてその上の成形網52の中間区域IIに短繊維1と微粒状物質2が交織堆積され、底部においてすでに成形された繊維網集合体によって、微粒状物質2がこのときに気流により運ばれて脱落するのを防止できるので、短繊維1と微粒状物質2の交織混合集合体は均一的に堆積成形され、最後に右側の成形区域IIIに運ばれて、繊維は再びフィルタ材の上部に堆積成形され、ここで気流成形段階が終わる。
【0025】
この段階において、本発明の一実施例による空気動力を利用した交織複合フィルタ材の成形方法及びその構造は主に空気動力成形を利用しており、短繊維1と微粒状物質2を同時に堆積交織して成形する目的が達せられるほか、フィルタ材8を三層の立体構造にするので、三層構造の堆積密度も疎から密へと漸次層をなす効果が生じ、図3で示すように、成形段階Iにおいて、搬送気流41は分流区A1内では分散した極短繊維1しか存在せず、一番先に成形網52上に堆積成形されることになり、堆積層高が低いので、気流はこの区域の通過時には流速が速くなって、短繊維の堆積密度を高めることができ、構造が緻密で、短繊維間の孔が小さく、短繊維集合体の立体構造も気流が安定するため均一となり、フィルタ材底部に防護層81構造が形成される。短繊維と微粒状物質が防護層81上に交織堆積されるに伴って、堆積層高は漸次大きくなるので、気流流速はこの構造内で相応に低下し、短繊維1は同時に微粒状物質2と相互に均一的に交織堆積され、2つの物質の外観立体形状が違うために、複合構造密度は防護層81の純繊維集合体構造の密度に比べてより疎らとなり、フィルタ材8の中間に主要な吸着機能区域、すなわち吸着層82を形成し、空気動力成形で短繊維と微粒状物質を同時に交織堆積させ、相互に充填して、構造密度を均一にするとともに両者の分散密度も均一になるので、構造に欠陥や孔が生じることがない。またこのとき、フィルタ材全体の外観層高が次第に増大するので、気流に対する抵抗も相応に増大し、最後に成形区の右側IIIにおいて短繊維搬送気流41が、分流区A3に短繊維を運んで吸着層82上に成形堆積させ、気流流速がこの成形区で受ける抵抗が大きいために、構造体を通過する速度も最低となり、繊維堆積密度は疎ら且つ均一となって、フィルタ材の均一流動層83を形成し、この構造繊維間の孔は相対的に大きいが、均一性は高くなる。
【0026】
上述の機能性微粒状物質を「活性炭」としたフィルタ材について言えば,フィルタ材の構造が疎から密の分層構造を備えるとき、吸着効率は単一フィルタ材構造の効率よりも優れたものになる。汚染源気流がフィルタ材を通過する際、その気流の方向は図4に示すように、均一流動層83から進入し防護層81を流れ出るときに、均一流動層83の立体構造が疎らで、気流が繊維1集合体を通過すると均一に分散されるので、汚染源が通過する活性炭吸着層82の面積が増大し、汚染源気流を均一に拡散して活性炭繊維交織層に進入させ、通過するフィルタ材の層高が高くなると、気流の流速も拡散と抵抗により低下するので、汚染分子の滞留時間が増大し、これと同時に活性炭によって吸着され、フィルタ材8の防護層81においてはその短繊維1集合体の堆積構造が緻密なために、気流に対して生じる抵抗が最大になるので、汚染気流の吸着層82での滞留時間を相応に制御することができる。本技術は複合気体噴風装置3の設計において、気流分流区域A1、A2、A3の面積比率を調整でき、成形時のフィルタ材構造分層の堆積層高の比率を相応に制御して、実際に汚染源を濾過吸着するのに必要な条件に基づいて、適度に調整することで最良の使用効率を上げ、ユーザーのニーズを満たすことができ、また防護層81の堆積層高がより高くなったときには、フィルタ材8全体の気流抵抗が大きくなり、汚染分子の滞留時間も長くなって吸着効率が増大し、逆もまた然りとなる。
【0027】
フィルタ材構造の均一流動層83と防護層81は、吸着層82を中間に挟んでおり、活性炭顆粒2の移動または脱落を防止でき、吸着層82の短繊維と活性炭2が同時に交織形成する立体構造も、活性炭顆粒の移動離脱を防止できるので、フィルタ材8全体の成形後の構造は安定性が高く、均一性も優れている。フィルタ材の構造では、短繊維と活性炭の混合比率を製造過程で定量化して制御することができる。本実施例においては、活性炭の含量を10〜90%に制御し、相応に短繊維の含量もこの範囲に制御して、構造と2つの物質分散はいずれも一定の均一性を保っているが、相対的に高いまたは低い含量の構造は、一般的な実際の吸着濾過の応用上少ないため、実験後に活性炭の最適な含量は60〜90%であるときがフィルタ材8の全体的な機能が最良で、相応に繊維含量は15〜40%を最適とした。フィルタ材全体の基本重量の変化については、この製造工程を利用すると低重量100g/m2から高重量1,200g/m2までいずれも同時成形することができ、層と層の積合せを利用しないで高重量または高含量の目的を達成できる。このため空気動力による複合成形技術は、組成分の含量比率及びフィルタ材の基本重量の変化を同時に制御でき、あらゆる条件を製造過程において同時に調整制御して一回で成形でき、後に何回もの加工を経て完成させる必要がないので、この製造技術の発展価値は高い。
【0028】
さらに、フィルタ材の基本重量の変化に伴って、様々な繊維の径(すなわちデニール数)を選択でき、活性炭顆粒の大小と相互に複合成形しても、上述した均一的構造となり、且つ安定性は高く、他の製造工程のように成形した繊維網立体構造にさらに活性炭を加え、フィルタ材の基本重量が軽いまたは薄い場合には、繊維の直径が大きければ形成する孔も大きくなり、活性炭を繊維間の孔内に固定させるには顆粒も大にしなければならないので、活性炭の単位当たりの量が増え、基本重量を軽量化するには、フィルタ材面積における活性炭顆粒数を相応に減少しなければならないため、活性炭の分布が疎らで不均一となり、吸着効率は大幅に低下するということがない。繊維の直径が縮小すれば、単位面積の繊維根数を増加させて初めて、立体網状の構造を形成することができ、これにより、繊維間の孔が小さくなるので、活性炭顆粒が繊維間の孔内に均一的に完全に進入することができず、構造の安定性は劣り、活性炭の損耗も高くなるので、フィルタ材の吸着機能は劣る。これについて本実施例では、空気動力を用いて同時に短繊維1と活性炭2を混合し、交織して一回で成形する製造工程を開示しており、上述した欠点はなく、二つの物質が同時に交織成形されるので、繊維の直径または活性炭顆粒の大きさがいかに変化しても、両者の配合が適当であれば、均一度が高く、構造の安定性が高い吸着フィルタ材を製造することができる。
【0029】
フィルタ材成形時に、主な吸着機能は短繊維と活性炭の混合交織の部分、すなわち吸着層82によって達成され、2つの物質は気流中で分散し混合されたのちに堆積成形され、2つの物質の外観立体形状が異なるので、気流中の搬送流動性も異なり、堆積密度も異なる。活性炭顆粒2は不規則な立体をなしていて、気流成形堆積の過程において、顆粒の間が立体障害により妨害されるので、活性炭顆粒2間の孔隙が大きくなり、図6に示すように、活性炭2の間に生じた孔隙は、気流動力が通過する際に気流の主要な通路となるが、活性炭顆粒が障害となり、同時に成形気流が伴う極短繊維1は気流の分散に従って流動性が高くなり、活性炭2の孔隙に充填流入されるとともに、活性炭顆粒に阻止されて、繊維集合体の網状構造1を堆積形成し、気流全体の抵抗を平均化し、通過気流の流速を均一化させて、成形後のフィルタ材の吸着層構造が安定し、短繊維1と活性炭2の均一分散交織は、堆積密度が均一の立体構造となり、図4に示すように、主に空気動力で成形することによってのみこの構造を得ることができる。
【0030】
しかし、短繊維1と活性炭2を混合成形したのち、気流が通過する際に、活性炭2の立体障害により気流部分は活性炭の表面から流れ過ぎていき、大部分は繊維集合体1の間を通過するので、短繊維集合体1間の堆積密度は空気動力によって形成されるため、密度は均一で、気流に対する抵抗も均一でかつ活性炭顆粒2がもたらす気流抵抗より低くなることから、このフィルタ材構造で吸着濾過した場合、汚染分子は大部分が短繊維1の間から通過し、繊維集合体の間が貫通的に繋がる場合には、汚染分子が直接フィルタ材8を貫通しやすくなり、活性炭2に実質的な効果を発揮させることができなくなる。
【0031】
そのため、非直線な気流の通路を形成して活性炭表面との接触を増大する構造が、活性炭吸着フィルタ材の機能性にとって主要なキーポイントになるが、この関係については、いかにしてこの構造を達成するかに関する製造工程技術は何の提示もなされていない。本発明の一実施例による空気動力複合成形技術においては、まず気体を動力とし、短繊維1と活性炭2を均一に分散するとともに交織して立体構造を形成することが先決条件であり、図2に示すように、必ず両者の間に絶対的に高い均一度をもたせ、成形後のフィルタ材8に特別な熱処理を施さなければならない。成形後のフィルタ材8を、成形網52を利用して熱処理定型区6に送り、このときにフィルタ材8上方に単層の位置決め用成形網54を併設し、熱処理温度は120〜180℃とするが、生産速度とフィルタ材の基本重量により定める。熱処理方法は単純な輻射照射または熱風循環加熱方法ではなく、フィルタ材8の上方で遠赤外線を熱源61にして加熱し、同時にフィルタ材8の下方で吸気装置62を用いて吸気する。この目的は熱気流をフィルタ材8に貫通させ、熱で均一化し、吸気する際にフィルタ材8の下方から吸気するので、フィルタ材8は自身の立体層高と気流に対して生じる抵抗によって、吸気側に近づくほど吸力は大きくなり、これと逆の場合は吸力は小さくなるので、フィルタ材8は熱を受けると同時に、顕著な疎から密の構造を保てることから、この種の構造性は前記吸着機能性において絶対的な効能を持つことができる。熱処理したフィルタ材は熱処理室を離れると、冷却区に進入し、冷却する際にも吸気装置71で持続的に下に向けて吸気し、主に成形から熱処理、冷却巻取りに至る過程において、構造の一致性、すなわち疎から密への立体構造が確保される。
【0032】
さらに、短繊維1が熱処理を経て、軟化点温度に達すると、繊維の表面は熔融を開始し、繊維に熱収縮現象が起こり、表面が熔融したときに短繊維1と活性炭2の表面は相互に接着され、また短繊維と短繊維の間も相互に接着されるとともに収縮するので、熱処理後のフィルタ材8は繊維の接着効果により、構造強度と安定性が大幅に上昇するが、繊維は柔軟性を保っているので、フィルタ材の曲げ性はよく、加工性も良好で、さらに、活性炭2について言えば、熱処理ではその表面を熔融または収縮させないが、熱は活性炭を脱離、再生させる主要なエネルギーであるので、活性炭に脱湿及び再活性化する効能をもたせ、活性炭の最良の吸着機能を保つことができ、この接着方法を利用すれば、何ら接着剤を使用して構造を強化する必要がなく、活性炭2の表面を接着剤で被覆しないので、有効吸着外表面積が大きくなり、相応にフィルタ材の吸着機能も高くなる。
【0033】
熱処理する場合、熱が繊維を収縮させるので、活性炭2顆粒間の孔隙に充填した短繊維集合体1が収縮し、図5と図7に示すように、繊維と繊維間の界面の孔隙が縮小し、繊維集合体1全体の構造密度は緻密となり、相応に気流に対する抵抗が大きくなり、短繊維1と顆粒2表面間の界面の孔隙も大きくなり、繊維が収縮する際に活性炭顆粒2の間は収縮せず、また立体障害によって繊維の収縮による大規模な変位が起こらず、孔隙の大きさはそのままであるので、短繊維1と活性炭2表面の間の孔隙は増大し、ここでの構造は疎らになる。該現象は図7のフィルタ材の拡大図に示した通りである。従って、化学汚染気流が活性炭を通過してフィルタ材に吸着されるとき、活性炭2と収縮後の繊維集合体1の抵抗を受けて、主に繊維と活性炭表面との間の孔隙を通路84にしてフィルタ材を通過し、気流中の汚染分子が活性炭の表面と接触する確率が高まるので、吸着効率が大幅に上昇し、他の活性炭フィルタ材より優れたものとなる。さらにフィルタ材の構造は3つの空間立体構造になっていて、それによって生じる通路84は非直線の湾曲型の通路であり、気流がフィルタ材を通過する滞留時間が長くなり、活性炭が汚染分子を吸着する時間が増えて、フィルタ材全体の機能性も高まる。
【0034】
上述したように、本発明の一実施例による空気動力を利用した交織複合フィルタ材の成形方法及びその構造は、空気動力によって交織した繊維と機能性微粒状物質(活性炭)で三層構造のフィルタ材を成形する技術であり、構造が均一で安定性の高い吸着機能性フィルタ材を製造できるだけでなく、特殊な熱処理を利用して、フィルタ材のポイントとなる構造を制御することで吸着効率を高めるもので、また製品の複合性と変化性は他の吸着性フィルタ材よりさらに優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による空気動力を利用した交織複合フィルタ材の成形方法の実施手順のフロー図である。
【図2】本発明の一実施例による空気動力を利用した交織複合フィルタ材の成形方法の製造過程を示す模式図である。
【図3】本発明の一実施例による空気動力を利用した交織複合フィルタ材の構造のフィルタ材交織複合成形を示す模式図である。
【図4】本発明の一実施例による空気動力を利用した交織複合フィルタ材の吸着層の熱処理前の構造を示す側面図である。
【図5】本発明の一実施例による空気動力を利用した交織複合フィルタ材の吸着層の熱処理後の構造を示す側面図である。
【図6】図4の拡大図である。
【図7】図5の拡大図である。
【符号の説明】
1 短繊維
2 機能性微粒状物質
3 複合気体噴風装置
4 拡散混合搬送区
5 多層複合成形区
6 熱処理定型区
7 冷却区
8 フィルタ材
41 混合搬送気流
42 導流装置
51、62、71 吸気装置
52 成形網
61 熱源[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention utilizes aerodynamic power Method for forming union composite filter material About.
[0002]
[Prior art]
There are already many mature technologies in the application field of chemical pollution protection filter materials, and among them, the technology for supporting functional fine particulate materials such as activated carbon in a fiber network is the mainstream. Many invention literatures detail the production techniques for this type of filter material. For example, US Patent Nos. 4,795,668, Krueger et al, 4,868,032, Eian et al, and 5,486,410, a fixed and functional functional particulate material disclosed in Groeger et al. All of the related technologies, including, are mainly applied to the manufacturing process of adsorption filter materials, using fibers as adhesives, adhering functional fine particles to fiber structures, filtering air or liquid, and passing toxic pollutants To achieve the purpose of protective filtration.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the prior art, nets were manufactured using the melt-Blown method, and functional fine particulate materials such as activated carbon were added during the manufacturing process and adhered to the melt-blown cotton net structure. Since the filter material manufactured by this kind of method has a high pressure drop, it cannot be effectively applied to the production of a filter material having a high fine particle content. Moreover, the melt-blown fibers are fine and the uniformity and stability of the cotton net structure are poor, so that functional fine particles are easily displaced during post-processing and application, and in severe cases, they will fall off and wear out.
[0004]
In a patent published by Groeger et al, a three-dimensional structure formed of composite fibers is used as a carrier, a functional fine particulate material is fixed in the pores of the fiber network, and further integration is performed in the next stage. Achieves the purpose of increasing the content of fine particulate matter, improves the stability of functional fine particulate matter within the filter material structure, and does not fall off during post-processing or application, and has a high content of fine particulate matter Filter materials can be produced. For example, when chemical adsorption protection with activated carbon is used, the expiration date of the filter material has been extended.
[0005]
However, when the three-dimensional structure of the fiber network is used as a carrier and a functional fine particulate material is adhered or fixed to the structure, a certain functionality can be achieved, but the structure is limited to a predetermined form of the carrier. Can only be in a single fixed form. Also, the content of functional particulate material is increased and the service life is extended, but it is not very useful for substantial adsorption or filtration efficiency.
[0006]
Furthermore, in the conventional technology, the fibers are first made into a three-dimensional network structure using a machine, and fine particles are placed using the space between the fibers, and in this process, the appearance of the functional fine particles is displayed. The three-dimensional shape is different and the size of the pores between the fibers is not the same, and it is not easy to control the uniformity of the structural density, so many pores are often filled with functional fine particles. When this occurs, the channeling effect occurs because the resistance at this point is minimized when airflow or liquid passes. Correspondingly, a phenomenon occurs in which the source molecules are not trapped by the functional particulate material, so that the non-uniform structure density can also cause inefficiencies, especially when the layers are layered together, the fiber structure increases the weight of the particulate material. It will not be able to withstand, so the structure will collapse, the structure density will be defective, and the quality of the filter material will be poor.
[0007]
Moreover, even if it tried to make the density of a structure uniform by controlling the coarseness of a fiber and the size of the appearance shape of a fine-grained substance, it was not able to be achieved by various previous technologies. First, since the three-dimensional structure of the fiber is used as a carrier, the form of the structure is limited, and thus the variability cannot be controlled in the manufacturing process.
[0008]
Therefore, regarding the functional filter material, for example, for the adsorptive filter material, in addition to adding the functional particulate material to the fiber structure, it is necessary to consider both the adsorption efficiency and the service life, In addition to structural stability, it must be possible to control structural variability. For example, by depositing a structure that combines the fineness of the fiber and the size of the appearance of the particulate matter to make the density uniform, and to form a non-linear passage, the time for the contamination source to stay in the filter material is increased. Increase the probability of contact with functional substances. By doing so, the function and efficiency of the filter material are increased, the purpose of prevention and treatment of chemical contamination is achieved, and the application field can be further expanded.
[0009]
The main object of the present invention is to utilize aerodynamic power to produce a chemiprotective filter material in the form of a sheet-like nonwoven fabric by utilizing a stable air flow and dispersing, mixing, weaving and composite molding. Method for forming union composite filter material Is to provide.
Another object of the present invention is to utilize air power that is highly stable, can control the mixing ratio, can be molded in the same time, has very good deposition density uniformity, and does not cause any defects in the structure. Method for forming union composite filter material Is to provide.
[0010]
A further object of the present invention utilizes aerodynamic power to achieve optimal airflow resistance and chemisorption efficiency. Method for forming union composite filter material Is to provide.
Another object of the present invention is to utilize aerodynamic power that makes the probability of passing through the surface of the fiber and the surface of the functional particulate material uniform, further increases the stability of the structure and greatly improves the overall efficiency. Method for forming union composite filter material Is to provide.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the aerodynamic power described in the claims of the present invention is used. The method of forming the union composite filter material is , With aerodynamic power as the main key, followed by the use of special heat treatment methods, with short-cut fibers as the basic raw material, and functional fine particulates (eg activated carbon, potassium permanganate immersion oxidation) A stable air stream is used as a basic raw material such as aluminum and chemically adsorbed polymers.
[0012]
Further, the aerodynamic power described in the claims of the present invention was used. The method of forming the union composite filter material is Based on aerodynamic force, fibers and fine particles are simultaneously mixed and deposited, and the fiber forming network is dispersed and deposited without being a precursor, and the density of the airflow is stable. In addition, the two substances are interwoven and fixed to each other, dispersed and mixed using an air stream, conveyed, and finally deposited and molded. And the fine particulate material changes from a low content to a high content, and it is not necessary to take a method of layering and stacking.
[0013]
Moreover, the aerodynamic power described in the claims of the present invention was used. The method of forming the union composite filter material is Since the flow resistance of the airflow changes during molding by airflow power, a single filter material can be formed simultaneously to form a sparse to dense three-layer structure, and at the same time, the mutual ratio of the three-layer structure is controlled. With regard to mutual blending of fiber fineness change selection and appropriate fine particulate material size, airflow resistance and residence time can be controlled at the same time even if molding is performed using airflow power, and efficiency is increased accordingly. Therefore, the elements that change the structure can be fully understood, and the controllability of quality is high.
[0014]
Moreover, the aerodynamic power described in the claims of the present invention was used. The method of forming the union composite filter material is In addition, the filter material obtained by the composite weaving using airflow power has a uniform deposition structure and uniform airflow passage resistance against molding. However, with regard to the adsorptive filter material, for example, with regard to the activated carbon filter material, if the air flow that is the source of contamination passes, the probability that the chemical pollutant molecules will be captured and adsorbed by the closer to the surface of the adsorbent (activated carbon). Based on this, if the filter material after molding is heat-treated using special heat treatment technology after molding according to the present invention, the fiber surface melts and adheres to the surface of the functional fine particulate material, and the fiber assembly Since the surfaces of the body can also be bonded, the strength of the heat treated filter material structure is improved. Furthermore, the fiber shrinks during heat melting, and the pores at the fiber aggregate interface become dense and small due to the shrinkage. Therefore, the interface between the fiber aggregate and the fine particulate matter cannot move and shrink due to steric hindrance between the fine particulate matter, and the pores are not formed. This enlarges the specific path of the polluted airflow, and the path formed by the three spatial three-dimensional structures in the filter material structure is a non-linear and irregular route, which makes the chemical pollutant molecules mainly functional. In addition to increasing the probability of contact through the surface of the fine particulate material, the time for staying in the filter material structure is lengthened, so that the trapping adsorption time is also lengthened.
[0015]
As can be seen from the above, if the technology of the present invention is used, the controllability of the micro structure of the functional filter material becomes extremely good, and the variability can be adapted to a wider range of application fields, quality, function In terms of efficiency, it is superior to conventional products. In addition, since the above-mentioned technology is already in the stage of skilled mass production, we apply for this patent here and hope that this technology can contribute to the prevention of environmental chemical contamination, which is becoming more serious.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, the forming method of the union composite filter material using aerodynamic power according to one embodiment of the present invention and the procedure for implementing the structure include the following.
(A) The
[0017]
(B) Using the
[0018]
(C) The molded
(D) The heated and
[0019]
The functional
Further, the diffusive mixing / conveying
[0020]
By the above-described technology, the
[0021]
In the diffusive mixing / conveying
[0022]
Molding is performed after the mixed airflow has passed through the
[0023]
At the time of molding, all three stages proceed in the same way, and the conveying
[0024]
As described in the above description, this split layer structure is generated by the
[0025]
At this stage, the forming method and the structure of the union composite filter material using air power according to an embodiment of the present invention mainly uses aerodynamic forming, and the
[0026]
Speaking of filter materials with activated carbon as the above functional fine particulate material, when the filter material structure has a sparse to dense layered structure, the adsorption efficiency is superior to the efficiency of the single filter material structure. become. When the pollution source airflow passes through the filter material, the direction of the airflow is, as shown in FIG. 4, when the solid
[0027]
The uniform
[0028]
In addition, various fiber diameters (ie, the number of deniers) can be selected according to the change in the basic weight of the filter material. If the basic weight of the filter material is light or thin, if the fiber diameter is large, the holes to be formed will be larger and the activated carbon will be larger. In order to fix in the pores between the fibers, the size of the granules must be increased, so that the amount of activated carbon per unit increases, and the weight of the basic weight is reduced, the number of activated carbon granules in the filter material area must be reduced accordingly. Therefore, the distribution of the activated carbon is sparse and non-uniform, and the adsorption efficiency is not greatly reduced. If the diameter of the fiber is reduced, a three-dimensional network structure can be formed only by increasing the number of fiber roots in a unit area, thereby reducing the pores between the fibers. The filter material cannot be uniformly and completely entered, the structural stability is inferior, and the activated carbon is highly worn. In this example, this embodiment discloses a manufacturing process in which the
[0029]
At the time of forming the filter material, the main adsorption function is achieved by the mixed interweaving of short fibers and activated carbon, that is, the
[0030]
However, after the
[0031]
Therefore, a structure that forms a non-linear airflow path to increase contact with the activated carbon surface is a key key to the functionality of the activated carbon adsorption filter material. There is no suggestion of manufacturing process technology to achieve. In the air-powered composite molding technique according to one embodiment of the present invention, first, a gas is used as power, and the
[0032]
Further, when the
[0033]
When heat-treating, the heat shrinks the fibers, so that the
[0034]
As described above, according to one embodiment of the present invention, a method for forming a composite filter material using air power and a structure thereof are a three-layer filter made of fibers and functional fine particulate material (activated carbon) that are interwoven by air power. This is a technology to mold the material. Not only can the adsorption functional filter material with a uniform structure and high stability be produced, but also the adsorption efficiency can be improved by using special heat treatment to control the structure of the filter material. In addition, the composite and changeability of the product is even better than other adsorptive filter materials.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a flowchart of an implementation procedure of a method for forming a union composite filter material using air power according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic view showing a manufacturing process of a method for forming a union composite filter material using air power according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a schematic view showing filter material union composite molding of a structure of union composite filter material using air power according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a side view showing the structure before heat treatment of the adsorption layer of the union composite filter material using air power according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a side view showing the structure after heat treatment of the adsorption layer of the union composite filter material using air power according to an embodiment of the present invention.
FIG. 6 is an enlarged view of FIG.
FIG. 7 is an enlarged view of FIG. 5;
[Explanation of symbols]
1 Short fiber
2 Functional fine particulate material
3 Compound gas blast device
4 Diffusion mixing transport zone
5 multilayer composite molding zone
6 Heat treatment routine
7 Cooling area
8 Filter material
41 Mixed transport airflow
42 Flow guide device
51, 62, 71 Intake device
52 Molded net
61 Heat source
Claims (5)
(b)前記多層複合成形区の下方に設けた吸気装置を利用して、前記短繊維および前記機能性微粒状物質を動いている成形網(52)上に順次吸着堆積させ、必要に応じて前記吸気装置の吸気量を調節して、前記混合搬送気流とのバランスを取らせることで、動いている成形網(52)上に疎から密へと漸次層をなす三層構造のフィルタ材を形成し、
(c)成形した前記フィルタ材を熱処理定型区に送り、熱源によって加熱し、加熱温度を120〜180℃に制御し、
(d)加熱定型した前記フィルタ材を冷却区に送る、
という手順よりなることを特徴とする空気動力を利用した交織複合フィルタ材の成形方法。(A) The short fiber and the functional fine particulate material are respectively sent to the composite gas blast device using the air flow, and the transport air flow of the functional fine particulate material is provided in the middle of the composite gas blast device. Simultaneously, the air current enters the diffusion mixing conveyance zone, and the short fibers and the functional fine particulate matter are diffused from the top to the bottom by the mixing conveyance air flow. Transported to the molding zone,
(B) Using the suction device provided below the multilayer composite molding section, the short fibers and the functional fine particulate material are sequentially adsorbed and deposited on the moving molding net (52), and if necessary By adjusting the amount of intake air of the air intake device to balance the mixed carrier airflow, a filter material having a three-layer structure that gradually forms a sparse to dense layer on the moving forming net (52). Forming,
(C) The molded filter material is sent to a heat treatment fixed section, heated by a heat source, and the heating temperature is controlled to 120 to 180 ° C.
(D) sending the heated filter-shaped filter material to a cooling zone;
The forming method of the union composite filter material using the air power characterized by consisting of these procedures.
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