JP3640574B2 - Rail structure for sliding doors - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、スライド扉用のレール構造に関し、更に詳細には、冷蔵ショーケース等の本体をなす断熱箱体に配設されるスライド扉を支持する下レールを、該断熱箱体に一体的に配設するようにしたスライド扉用のレール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食料品店やコンビニエンスストア等で、食品や飲料品等を冷蔵状態で収納して陳列する冷蔵ショーケースが好適に使用されている。この冷蔵ショーケースは、内箱と外箱との間にウレタン等の発泡断熱材を充填した断熱箱体の内部に、食品や飲料品等の収納物の収納室が画成される。また断熱箱体の前部側には、前方に開放する開口部が矩形状に開設され、この開口部の内周上部および下部に配設された上レールと下レールとによって該開口部を開閉する前扉および後扉がスライド可能に支持されている。
【0003】
前記上下のレールは、例えば樹脂材料を押出し成形等で成形したものであって、図13および図14に示すように、断面矩形状に成形された中空のベース70における下側または上側の面に、その長手方向に沿って2本のレール条76,76が並列状態で一体成形されている。下レール74は、レール条76を鉛直上方に指向させて、そのベース後面上部に形成した係止部70aを断熱箱体78の開口部78aにおける下部内周面に当接係止させた状態で、断熱箱体78の前面下部に取付けられたレール受板80を介して支持固定される。また上レール72は、そのレール条76を下レール74のレール条76に対向させた状態で、断熱箱体78の前面上部に取付けられたレール受板80を介して支持固定されている。
【0004】
前記下レール74におけるベース70の上面には、各レール条76を挟む前後および中央位置に、図に示す如く、前後の扉82,84の下端が収納される溝空間86,86を設けるための区画壁88が、該レール条76と平行に一体成形されている。この3つの区画壁88は、レール条76と略同一の高さ寸法に設定され、下レール74の延在方向に沿って形成されることにより、前記開口部78aに沿った溝空間86,86が画成される。そして、各溝空間86に対して、前後の扉82,84を構成する枠体90の下枠材94の一部が、前記区画壁88,88との間に僅かの間隙をあけて挟まれる状態で臨んでいる。また上レール72の構成は、基本的には下レール74と上下対称であって、前後の扉82,84を構成する枠体90の上枠材92の一部が、3つの区画壁88で画成される溝空間86,86に収納された状態でスライド可能に臨んでいる。前記下枠材94の内部にはローラ96が配設されており、このローラ96がレール条76に回転可能に載置されることにより、前後の扉82,84が上下のレール72,74に沿ってスライドするよう構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述したスライド扉用のレール構造では、冷蔵ショーケースの断熱箱体78と下レール74とが別体で構成され、該レール74は前記レール受板80を介して断熱箱体78に配設するよう構成されている。このため、下レール74の位置決めに困難を覚えると共に、取付け作業に時間を要する欠点がある。また、前後の扉82,84の荷重が直に加わる下レール74は、その係止部70aが開口部78aの周縁部に係止されているが、断熱箱体78に対しては前記レール受板80だけで固定されるために、充分な取付け強度が確保されない問題がある。しかも、下レール74を取付けた際には、図14に示す如く、前記レール条76および区画壁88が、断熱箱体78に内部画成した収納室の内部底面よりも上方に突出するため、その分だけ開口部78aの開口寸法が狭くなって収納物の出し入れの邪魔となる難点が指摘される。
【0006】
【発明の目的】
本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、取付け強度を確保すると共に、収納物の出し入れを円滑に行ない得るよう構成したスライド扉用のレール構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係るスライド扉用のレール構造は、
外箱の内部に所要の空間を介して内箱が設けられ、開口部の内周下部に配設されて、該開口部を開閉するスライド扉をスライド自在に支持する下レールを、前記空間に断熱材を充填してなる断熱箱体と一体構成されるようにしたレール構造であって、
前記外箱の前端には、前記開口部に近接する側に向けて折曲形成された折曲部の先端に、後方に向けて水平となるよう折曲されたフランジが形成され、
前記内箱の前端には、前記外箱のフランジと前後方向に所定間隔離間して同一レベルで対向するフランジが形成され、
前記下レールには、両フランジと略平行に延在する本体部の裏面に、外箱におけるフランジの開放端に係合する第1係合部と、内箱におけるフランジの開放端に係合すると共に本体部の裏面との間で該フランジを挟持する第2係合部とが形成され、
前記本体部の前端には、外箱に対して前記折曲部から底面にかけて係止される略L字状の前係止部が形成されたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るスライド扉用のレール構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。図1は、実施例に係るスライド扉用のレール構造を概略的に示す要部縦断面図であり、図2および図3は、実施例に係るスライド扉用のレール構造を採用した冷蔵ショーケースの全体を示すものである。
【0009】
(冷蔵ショーケースの全体構成について)
図2および図3に示す如く、実施例に係る冷蔵ショーケース10は、内箱11と外箱12との間にウレタン等の発泡断熱材(断熱材)13を充填してなる本体としての断熱箱体14と、該箱体14の幅方向の一側部に配設された冷却ユニット15とから基本的に構成される。この冷却ユニット15の内部に画成した機械室16には、圧縮機17や凝縮器18等からなる冷凍装置19や電装箱20が収納されている。冷却ユニット15の前面には、機械室16に収納した冷凍装置19や電装箱20等のメンテナンスを行なう開口部が開設され、該開口部を閉成するようにフロントパネル21が着脱可能に配設される。このフロントパネル21には、電装箱20と対応する位置に小窓22が設けられ、該小窓22を開放することで電装箱20に配設されたスイッチ類を操作し得るよう構成してある。なお実施例では、前記凝縮器18としてワイヤコンデンサが用いられ、該凝縮器18は、機械室内に収納された各部品を側面から覆うよう配設されている。
【0010】
前記断熱箱体14には、食品や飲料品等の収納物の収納室23が内部画成され、該収納室23の奥側に、前記冷凍装置19に接続する冷却器24が配設されると共に、その下方には該冷却器24の除霜水を受けるための除霜水受け板25が設けられている。また収納室23における冷却ユニット15の配設側の側面に、室内の冷気を強制的に循環させるファンモータ26が取付板27を介して取付けられると共に、該取付板27には冷却器24に向けて冷気を案内する風向板27aが設けてある。収納室23の前側中央部には、上下方向に延在する中央枠28が設けられ、この中央枠28の裏側に、ショーケース効果を得るための蛍光灯29が上下方向に設けられている。なお、断熱箱体14の外底部には、除霜運転時に発生する除霜水や露付きによる結露水を受けるためのドレンパン30が、前記除霜水受け板25や収納室内、あるいは後述する下レール32にドレンパイプやドレンホース(何れも図示せず)を介して連通するよう配設される。
【0011】
(レールについて)
前記断熱箱体14の前部には、図3に示す如く、前方に開放する矩形状の開口部14aが形成されている。この開口部14aの内周には、その上下および左右に、合成樹脂製の上レール31、下レール32、左レール33および右レール34が対応的に配設される。この4本のレール31,32,33,34は、図4および図5に示すように、前記断熱箱体14を構成する内箱11および外箱12の開放端に係合して、両箱11,12および4本のレール31,32,33,34で画成される内部空間に前記発泡断熱材13を充填発泡することで一体化されている。そして、上下のレール31,32間に、前スライド扉(スライド扉)35および後スライド扉(スライド扉)36が夫々幅方向にスライド可能に支持されて、開口部14aを開閉し得るよう構成してある。なお実施例では、前スライド扉35が開口部14aの右側半分を閉成し、後スライド扉36が開口部14aの左側半分を閉成するようになっている。
【0012】
前記両箱11,12とレール31,32,33,34との接続構造を詳細に説明すれば、前記外箱12における前端の全周に亘り、図4および図5に示す如く、内側(開口部14aに近接する側)に向けて直角に折曲部12aが折曲形成され、該折曲部12aの先端に、後方に向けて水平となるよう折曲されたフランジ12bが形成される。また前記内箱11における前端の全周に亘り、外側(開口部14aから離間する側)に向けて直角に折曲部11aが折曲形成され、該折曲部11aの先端に、前方に向けて水平となるよう折曲されたフランジ11bが形成される。両フランジ11b,12bは、前後方向に所定間隔離間して同一レベルで対向し、両箱11,12の全周に亘って形成された両フランジ11b,12bで、前記開口部14aが画成されるようになっている。そして、両箱11,12は、フランジ11b,12bに係合する合成樹脂製の上下および左右のレール31,32,33,34を介して接続される。なお、各レール31,32,33,34の両箱11,12に対する接続構造は、基本的に同じであるので、下レール32の場合で説明し、その他のレール31,33,34の同一部材には同じ符号を付して示すこととする。
【0013】
前記下レール32は、図1に示す如く、両箱11,12のフランジ11b,12bと略平行に延在し、両フランジ11b,12bの離間寸法より長尺に設定された本体部100の裏面(フランジ11b,12bと対向する側)に、外箱12におけるフランジ12bの開放端に係合する第1係合部101と、内箱11におけるフランジ11bの開放端に係合すると共に該裏面との間で該フランジ11bを挟持する第2係合部102とが形成されている。また本体部100の前端には、略L字状に形成された前係止部103が形成され、該前係止部103が、外箱12に対して前記折曲部12aから底面(外面)にかけて係止されるようになっている。
【0014】
前記下レール32の本体部100における前後端縁部に所定高さで立上がる前立上がり部104および後立上がり部105が長手方向(幅方向)の全長に亘って立設されて、その間に上方(開口部14a側)に開放する溝106が画成されている。後立上がり部105は、前記内箱11の折曲部11aに前面側から当接すると共に、その上端(開放端)には内箱11(断熱箱体14)の内底面(内面)に係止される係止部としての後係止部107が後方に向けて一体に形成されている。すなわち、下レール32は、内箱11および外箱12に対して、一対の係合部101,102および一対の係止部103,107により接続され、この状態で両箱体11,12で画成される内部空間に前記発泡断熱材13を充填発泡することで一体化される。なお、上レール31に形成された後係止部107は、内箱11の天井面に係止されると共に、左右のレール33,34に形成された後係止部107,107は、内箱11の内側面に夫々係止される。また上レール31については、図4に示す如く、その本体部100の前端に形成される前係止部103は、外箱12における折曲部12aの前面にのみ係止される形状に形成されている。
【0015】
前記下レール32の溝106内における本体部100の上面には、前後方向に離間して2本のレール条37,38が長手方向の全長に亘って立設される。そして、この下レール32に対して前記前スライド扉35および後スライド扉36が、その下部に配設された後述のローラ組54,54を介して、対応のレール条37,38にスライド可能に支持されるようになっている。なお、本体部100には、長手方向の適宜位置に通孔(図示せず)が形成され、前記溝106に滴下した結露水等を前記ドレンパン30に導びくよう構成してある。また、前記レール条37,38の上端レベルは、収納室23(断熱箱体14)の内底面より下方に臨むよう設定され、前後のスライド扉35,36を開放して収納物を開口部14aから出し入れする際に、該レール条37,38が邪魔とならないよう構成してある。図1に示すように、実施例の下レール32では、前記後立上がり部105に形成した後係止部107が収納室23の内底面に係止されることで、該係止部107が収納室23の内底面より僅か上方に突出し、これによって収納室23の内底面に滴下した水滴が下レール32内に流れ込むのを防止するようになっている。この場合に、収納室23の内底面より後係止部107が上方に突出するが、内底面に同じ高さのスノコを置くことにより、該係止部107が収納物の出し入れの邪魔とならなくなる。
【0016】
前記上レール31の溝106内における本体部100の下面には、図4に示す如く、その前後方向の中央に、仕切条108が長手方向の略全長に亘って立設される。そして、前立上がり部104と仕切条108および仕切条108と後立上がり部105との間に、前後のスライド扉35,36の上端部が対応的に臨んで、両スライド扉35,36を案内するよう構成される。
【0017】
前記右レール34には、図6に示す如く、両箱11,12のフランジ11b,12bに沿う本体部100の前後端縁部に、所定長さで開口部側(左レール側)に延出する前立上がり部104と後立上がり部105とが長手方向(上下方向)の全長に亘って形成されると共に、両立上がり部104,105における本体部100から所定長さだけ離間する位置に、内側に突出する凸条40,40が長手方向に所定長さで平行に形成されている(図4参照)。そして、両凸条40,40と本体部100との間に、ステンレス製の吸着板41が着脱可能に差込まれて位置決めされ、前スライド扉35に配設された磁石65を吸着板41に磁力吸着させることで、該スライド扉35が閉成位置に保持されるようになっている。なお、左レール33の構造は右レール34と対称であるので、対応する部分および部品には同じ符号を付して示すものとする。
【0018】
(スライド扉について)
前記断熱箱体14の開口部14aにおいて、前後に並列配置された2枚のスライド扉35,36の基本的な構成は同じであるので、図3において右側に位置する前スライド扉35の構成につき説明し、左側に位置する後スライド扉36の同一部材には同じ符号を付して示し、その詳細説明は省略する。
【0019】
前スライド扉35は、図1に示す如く、ガラスや合成樹脂等から形成される透明な矩形状の2枚の平板材42a,42aからなる透視体42と、該透視体42の左右および上下の外周囲に配設された合成樹脂製の枠体43とから構成されている(図2)。前スライド扉35は、前記開口部14aの右半分を略閉成可能な寸法に設定され、枠体43の右側端を前記右レール34に当接することで開口部14aを閉成するようになっている。
【0020】
前記枠体43は、図7に示す如く、透視体42の左右側の外縁部に配設された左枠材44と右枠材45および透視体42の上下側の外縁部に配設された上枠材46と下枠材47とから構成される。各枠材44,45,46,47には、その長手方向に沿って延在する一側面側に開放する溝部48(図1に下枠材47に形成された溝部48を示す)が長手方向の全長に亘って形成され、該溝部48に前記透視体42の対応する外縁部が所定長さで嵌挿された状態で、両者がシール材49により密着されている。なお、透視体42の前後面と対向する溝部48の両内面には、その高さ方向に所定間隔で複数の凹所50が長手方向に沿って夫々形成され、各凹所50に所要量のシール材49を溜めることで、透視体42と各枠材44,45,46,47とのシール性を向上させるよう構成してある。また、前スライド扉35の右枠材45(後スライド扉36では左枠材44)の右端部(左端部)には、前記吸着板41に磁力吸着される前記磁石65が、その長手方向の略全長に亘って配設されている。更に、前スライド扉35の右枠材45(後スライド扉36では左枠材44)には、前方に突出する取っ手64が長手方向に所要長さで形成される。
【0021】
前記下枠材47には、下方に開放する取付溝としての角溝51が下レール32の延在方向である長手方向(幅方向)の全長に亘って形成され、該角溝51の下端近傍の下レール32と交差する方向に対向する前後の内面に、内側に所定長さで突出する凸部52,52が、左右の側端から長手方向に所要長さに亘って下レール32と平行に延在するよう突設されている。そして、角溝51の底部51aと両凸部52,52との間に画成される空間に、後述する複数(実施例では2つ)のローラ組54が着脱可能に収納されるよう構成される。なお、下枠材47の前面下部には、図1に示す如く、前記下レール32における前立上がり部104より室内側に下端を臨ませたテーパ面53が形成され、前記透視体42の表面に発生した露が水滴となって下枠材47の前面に流下した際に、該水滴を下レール32の溝106に確実に案内するようになっている。また、下枠材47の後面下部にも同様のテーパ面53が形成されている。
【0022】
前記下枠材47の角溝51は、長手方向(下レール32の延在方向)の両側端が開放し、その側端開放部から前記ローラ組54が空間に収納されるようになっている。また角溝51における底部51aの上側に画成されている隙間には、図8に示す如く、L字形状に形成された固定金具55の一方の片部55aが側端開放部から挿入されて、ローラ組54を位置決め固定するネジ56を対応するネジ孔(図示せず)に螺挿することで、該片部55aは底部51aに載置された状態で固定される。なお、固定金具55の他方の片部55bは、下枠材47の側端開放部を閉成するよう位置すると共に、該片部55bに右枠材45の下部をネジ57を介して固定するよう構成される。
【0023】
(ローラ組について)
前記下枠材47に配設されるローラ組54は、図9および図10に示す如く、矩形状の平板をコ字状に折曲げ形成した取付部材58と、該取付部材58に支持軸59を介して回動可能に軸支されるローラ60とから構成される。取付部材58の前後に対向する垂直板58a,58aには、その下端縁の所要位置に下方(凸部52側)に開放するU字状の受部58b,58bが形成されており、ローラ60の中心通孔60aに挿通した支持軸59の該ローラ60から突出する両軸端部59a,59aが、長手方向(幅方向)への移動を規制された状態で両受部58b,58bに支持されるよう構成される。なお、受部58bの深さ寸法は、支持軸59における軸端部59aの直径と略同一に設定される。また取付部材58の両垂直板58a,58aの間に臨む水平部58cには、その長手方向に離間して複数(実施例では2つ)の通孔58dが穿設されている。
【0024】
前記取付部材58の高さ寸法は、前記下枠材47における角溝51の底部51aと凸部52,52との離間距離と略同一に設定され、該取付部材58を、その水平部58cが底部51aと対向する姿勢となるよう角溝51の側端開放部から空間に収納した際に、その垂直板58a,58aの下端が凸部52,52と対向して当接するよう構成される。そしてこの状態で、前記支持軸59の両軸端部59a,59aが、受部58b,58bによって長手方向への移動が規制されると共に、該受部58b,58bの開放側に位置する凸部52,52で受けられて抜止めされるようになっている。
【0025】
前記下枠材47における角溝51の底部51aには、取付部材58における水平板58cに設けられた各通孔58dと対応する位置に通孔51bが穿設されており、両通孔58d,51bに水平板側から挿通したネジ56を、前記固定金具55のネジ孔に螺挿することで、当該ロール組54が下枠材47の取付位置に位置決め固定される(図8参照)。
【0026】
前記下枠材47における両凸部52,52には、図11(a)に示す如く、該下枠材47の取付位置にローラ組54を取付けた際に、前記支持軸59が支持されている位置から離間する部位(側端開放部から離間する部位)に、該支持軸59の通過を許容する切欠部52a,52aが形成されている。また両凸部52,52の離間幅は、前記ローラ60の軸方向寸法より大きく設定され、前記切欠部52a,52aに支持軸59を一致させた状態で(図11(b)参照)、前記角溝51に対する支持軸59およびローラ60の取出しおよび取付けを行ない得るようになっている。
【0027】
(冷気防止部材について)
前記下枠材47における角溝51の前後内面には、その下端近傍において内側に向けて斜めに延出する冷気防止部材61,61が、長手方向の全長に亘って形成されている。この冷気防止部材61は、軟質合成樹脂製であって、両冷気防止部材61,61の開放端は近接し、室内冷気の逃出を防止するべく機能する。なお冷気防止部材61,61には、下枠材47に位置決めされた前記ローラ60と対応する位置に切欠61a,61aが形成され(図9参照)、該切欠61a,61aからローラ60が下方に延出して、前記レール条37に載置されるよう構成される。
【0028】
(スライド扉のストッパについて)
前記前スライド扉35における下枠材47の裏面には、図12に示す如く、金属製の第1ストッパー62が、後方(収納室側)に向けて略直角三角形状に突出するよう配設され、その垂直に延出する当接面62aが、後スライド扉36の右端部と対向するよう設定される。これに対して後スライド扉36の右枠材45には、弾性変形可能なゴム製筒状の第2ストッパー63が配設され、前後のスライド扉35,36の何れかを開放した際に、第1ストッパー62と第2ストッパー63とが当接することで、それ以上の開放を規制するよう構成される。
【0029】
前記第1ストッパー62には、下枠材47の下方に延出する折曲部62bが形成され、該折曲部62bが前記ローラ60の一部に下方から当接するよう構成される。この折曲部62bは、第1ストッパー62に第2ストッパー63が当接した際に、該第1ストッパー62が回転するのを防止すると共に、ローラ60のガタ付きを抑制するべく機能する。なお、折曲部62bがローラ60に当接していても、該ローラ60の回転には支障がないよう設定される。
【0030】
【実施例の作用】
次に、実施例に係るスライド扉用のレール構造の作用につき説明する。前記断熱箱体14を製造するに際しては、両箱11,12のフランジ11b,12bを所定間隔離間して対向した状態で、その上下および左右の内周囲に対応的にレール31,32,33,34を接続する。すなわち、下レール32の場合について説明すれば、外箱12における折曲部12aの前面および外箱12の底面に下レール32の前係止部103を当接係止させると共に、フランジ12bの開放端を本体部100に形成した第1係合部101に係合させる。また、内箱11の折曲部11aの前面に下レール32の後立上がり部104を当接すると共に、フランジ11bを本体部100と第2係合部102とで挟持して係合する。これにより、両箱11,12の下部フランジ11b,12bは下レール32により接続される。このとき、下レール32の後係止部107は、内箱11の内底面に係止されて、接続強度が確保される。
【0031】
そして、前記上レール31および左右のレール33,34を、下レール32の場合と同様に両箱11,12のフランジ11b,12bに接続した状態で、両箱11,12および4本のレール31,32,33,34で画成される内部空間に発泡断熱材13を充填発泡することで、各レール31,32,33,34は断熱箱体14と一体に構成される。このように、前記前後のスライド扉35,36の荷重が加わる下レール32は、断熱箱体14と一体化されているから、該扉35,36を支持するのに充分な強度を確保することができ、破損等が生ずるのを抑制し得る。また、下レール32における前記レール条37,38の上端レベルは、前記収納室23の内底面より下方に臨んでいるから、前後のスライド扉35,36を開放して開口部14aを介して収納物を出し入れする際の邪魔とはならない。
【0032】
次に、スライド扉に対するローラ組54の取付けについて、前スライド扉35の場合で説明する。前記ローラ60の中心通孔60aに支持軸59を挿通した状態で、該支持軸59のローラ60から突出する両軸端部59a,59aを、前記取付部材58の受部58b,58bに支持させる(図9参照)。この場合、従来のように複数の通孔の軸心を一致させた状態で、支持軸59を共通的に挿通する必要はないから、作業が簡単かつ容易である。そして、このロール組54を、図9に示すようにして、前記下枠材47の角溝51における底部51aと両凸部52,52との間の空間に、側端開放部から収納する。前記取付部材58の高さ寸法は、前述したように下枠材47における角溝51の底部51aと凸部52,52との離間距離と略同一に設定されているから、図1に示す如く、その水平部58cが底部51aに対向当接すると共に、その垂直部58a,58aの下端が凸部52,52に対向当接する。すなわち前記支持軸59は、受部58b,58bにより長手方向への移動が規制された状態で、その軸端部59a,59aが凸部52,52で受けられて抜止めされ、該支持軸59に回動可能に軸支されたローラ60は定位置に支持される。なお、支持軸59の軸方向への移動は、角溝51の前後の内面により規制される。
【0033】
前記取付部材58の通孔58dと下枠材47の通孔51bとを一致させると共に、前記固定金具55の一方の片部55aを底部51aの上方の隙間に側端開放部から収納し、そのネジ孔を前記通孔58d,51bと一致させる。この状態で、前記通孔58d,51bに挿通したネジ56をネジ孔に螺挿することで、ローラ組54は下枠材47の取付位置に位置決め固定される(図8参照)。
【0034】
すなわち、実施例のスライド扉35,36では、ローラ組54を構成するローラ60を回動可能に軸支する支持軸59は、取付部材58の受部58b,58bと下枠材47の凸部52,52とで支持する構成としてあるので、Eリングのような小さな部品を用いる必要はなく、取付けが簡単で部品点数も少なくし得る。しかも、支持軸59を複雑な形状とする必要もないから、コストを低廉に抑えることができる。なお、下枠材47の凸部52,52は、支持軸59が受部58b,58bから外れるのを防止するためのものであって、スライド扉全体の質量は取付部材58の受部58b,58bで受ける構成となっているから、凸部52,52の強度を必要以上に高める必要はない。
【0035】
次に、前記ローラ60が破損して交換を要する場合は、前記ネジ56を取外して角溝51内でローラ組54を移動可能な状態とする。そして、図11(b)に示す如く、前記取付部材58と共に支持軸59を角溝51に沿って移動し、該支持軸59を前記凸部52,52の切欠部52a,52aと整列一致させる。これにより、該支持軸59をローラ60と共に角溝51から簡単に取外すことができ、外部でローラ60を交換し得る。また新しいローラ60を軸支した支持軸59は、前記切欠部52a,52aと整列一致させた状態で角溝51内に挿入し、両軸端部59a,59aを前記取付部材58の受部58b,58bに支持させた状態で、取付部材58と共に角溝51に沿って取付位置まで移動させることで、支持軸59の両軸端部59a,59aは凸部52,52により受けられて抜止めされる。
【0036】
このように、ローラ60の交換に際しては、ネジ56を取外して取付部材58を移動するだけでよく、余分な部品を取外したり枠体43を分解することなく対応し得るので、作業時間を短縮し得ると共に、部品を紛失することも少なくなる。また、下枠材47に対するローラ組54の取付けは下枠材47の側端開放部から行ない、ローラ60の交換等に際しては前記取付部材58を取外す必要はないので、前記冷気防止部材61,61には、取付部材58を取付けたり取外すための大きな切欠を設ける必要はなく、収納室23からの冷気洩れを確実に防止することができる。なお、下枠材47に対するローラ組54あるいは支持軸59とローラ60の取付けや取外し作業は、上下を反転した姿勢で行なうことで、支持軸59が取付部材58から外れることなく容易に行ない得る。
【0037】
次に、冷蔵ショーケース10の冷却運転が開始されると、前記冷凍装置19、冷却器24およびファンモータ26等によって収納室23が冷却される。外気温と室内温度との温度差や外湿度等の条件により、前後のスライド扉35,36の室外側の表面に結露を生じ、この結露水は視透体42から下枠材47に流下する。下枠材47の前面下部には、その下端を下レール32の溝106に臨ませたテーパ面53が形成してあるから、結露水は確実に下レール32の溝106に滴下し、冷蔵ショーケース10の据付け床面等を濡らすことはない。そして、下レール32に滴下した結露水は、断熱箱体14の外底部に配設されているドレンパン30に排出される。また、前記下レール32の後係止部107が収納室23の内定面より僅か上方に突出しているから、収納室23の内底面に滴下した水滴が下レール32内に流れ込むのは防止される。
【0038】
ここで、前記前スライド扉35(後スライド扉36)において、透視体42の外縁部が嵌挿される枠体43の溝部48に、シール材49を溜めることのできる複数の凹所50を形成したので、視透体42と枠体43とは強固に密着している。従って、枠体43に形成された取っ手64を介してスライド扉35(36)を開閉する際に加わる荷重により、透視体42と枠体43との密着面が離れることはなく、取っ手64の付け根が割れたり破損するのを未然に防止し得る。また透視体42と枠体43との嵌合部にはシール材49が充填されているから、該嵌合部に汚水やゴミ等の異物が入り込むことはなく、冷蔵ショーケース10を常に衛生的に保つことができる。
【0039】
前記左右のレール33,34には、各スライド扉35,36を閉成状態に保持するための吸着板41が、その本体部100の開口部14a側に夫々差込んで位置決めするよう構成してあるから、その取付け作業が簡単で、両面テープ等で貼付ける必要もなく、剥がれることもない。また吸着板41の端縁部は、図6に示すように、前記凸条40,40で覆われて露出しないので、安全でかつ清掃性も良好となる。
【0040】
前記前後のスライド扉35,36には、図12に示す如く、両扉35,36を一定以上開放させないための第1ストッパー62と第2ストッパー63が配設されている。すなわち、図3において前スライド扉35を全開したときに、該扉35の左端部が後スライド扉36の取っ手64に当たるのを防止し、該取っ手64が破損するのを防ぐことができる。また第1ストッパー62と第2ストッパー63とは面同士で当接して開放規制を行なうよう構成してあるので、スライド扉35,36が回動して傾くのを防止し、前記ローラ60がレール条37,38から外れないようになっている。
【0041】
なお、実施例ではスライド扉用のレール構造を冷蔵ショーケースに採用した場合で説明したが、本願はこれに限定されるものでなく、冷凍庫や温蔵庫等であってもよい。また実施例では前後2枚のスライド扉を下レールにスライド可能に支持したが、スライド扉は1枚、あるいは3枚以上であってもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明に係るスライド扉用のレール構造によれば、下レールを断熱箱体と一体に構成したので、該下レールの取付け強度が向上して容易に破損することは防止される。またレールを取付けるための受け板を別途断熱箱体に取付ける必要がないので、部品点数や取付け工数が低減し、製造コストを低廉に抑えると共に作業時間を短縮することができる。
【0043】
前記下レールに形成されるレール条の上端レベルを、断熱箱体の内底面より低くなるよう設定したから、該箱体における開口部の開口寸法が狭くなることはなく、収納物の出し入れが容易となる利点を有する。また下レールの後端に形成した係止部を断熱箱体の内底面に係止するよう構成することで、下レールと両箱との取付け強度が向上する。なお、係止部が内底面より上方に突出するから、内底面に滴下した水滴が下レール内に流れ込むのは防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るスライド扉用のレール構造を示す要部縦断側面図である。
【図2】 実施例のスライド扉用のレール構造を採用した冷蔵ショーケースの全体を示す概略斜視図である。
【図3】 実施例の冷蔵ショーケースを示す横断平面図である。
【図4】 実施例の冷蔵ショーケースを示す要部縦断側面図である。
【図5】 実施例の冷蔵ショーケースを示す要部横断平面図である。
【図6】 実施例の右レールの配設部分を示す要部横断平面図である。
【図7】 前スライド扉を示す要部切欠正面図である。
【図8】 前スライド扉に配設されるロール組の取付け状態を示す要部縦断正面図である。
【図9】 前スライド扉に配設されるローラ組を示す要部斜視図である。
【図10】 前スライド扉に配設されるロール組を示す分解斜視図である。
【図11】 実施例の前スライド扉を示す要部底面図である。
【図12】 実施例の第1ストッパーと第2ストッパーとが当接した状態で示す前および後スライド扉の要部底面図である。
【図13】 従来の技術に係るスライド扉用のレール構造を示す要部縦断側面図である。
【図14】 従来の技術に係るスライド扉用のレール構造を示す要部縦断側面図である。
【符号の説明】
11 内箱,11a フランジ,12 外箱,12a フランジ
13 発泡断熱材(断熱材),14 断熱箱体,14a 開口部,32 下レール
35 前スライド扉(スライド扉),36 後スライド扉(スライド扉)
37 レール条,38 レール条,101 第1係合部,102 第2係合部
107 後係止部(係止部)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rail structure for a slide door, and more specifically, a lower rail that supports a slide door disposed in a heat-insulating box forming a main body such as a refrigerated showcase is integrated with the heat-insulating box. The present invention relates to a rail structure for a sliding door arranged.
[0002]
[Prior art]
Refrigerated showcases that store and display food, beverages and the like in a refrigerated state are preferably used in grocery stores and convenience stores. In this refrigerated showcase, a storage room for stored items such as food and beverages is defined inside a heat insulating box filled with a foam heat insulating material such as urethane between an inner box and an outer box. In addition, an opening opening forward is formed in a rectangular shape on the front side of the heat insulation box, and the opening is opened and closed by an upper rail and a lower rail arranged at the upper and lower inner periphery of the opening. The front door and the rear door are slidably supported.
[0003]
The upper and lower rails are formed, for example, by extrusion molding of a resin material. As shown in FIGS. 13 and 14, the upper and lower rails are formed on the lower or upper surface of the
[0004]
On the upper surface of the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the rail structure for the sliding door described above, the heat-insulating
[0006]
OBJECT OF THE INVENTION
In view of the above-described problems inherent in the conventional technology described above, the present invention has been proposed to suitably solve this problem, and can secure attachment strength and smoothly put in and out the stored items. An object of the present invention is to provide a rail structure for a sliding door configured as described above.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to overcome the above-mentioned problems and achieve the intended purpose, a rail structure for a sliding door according to the present invention includes:
The inner box is provided inside the outer box through the required space.OpenIt is arranged in the lower part of the inner periphery of the mouthTheThe lower rail that slidably supports the sliding door that opens and closes the opening.Is configured integrally with a heat insulating box formed by filling the space with a heat insulating material.Rail structure,
At the front end of the outer box, a flange that is bent toward the rear is formed at the tip of the bent portion that is bent toward the side close to the opening,
The front end of the inner box is formed with a flange facing the flange of the outer box at the same level at a predetermined interval in the front-rear direction,
The lower rail engages with the back surface of the main body extending substantially parallel to both flanges, with the first engagement portion engaging with the open end of the flange in the outer box, and with the open end of the flange in the inner box. And a second engagement portion that sandwiches the flange with the back surface of the main body,
A substantially L-shaped front locking portion that is locked from the bent portion to the bottom surface of the outer box is formed at the front end of the main body portion.It is characterized by that.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, a preferred embodiment of the rail structure for a sliding door according to the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a longitudinal sectional view schematically showing a main part of a rail structure for a sliding door according to an embodiment. FIGS. 2 and 3 are refrigerated showcases adopting the rail structure for a sliding door according to the embodiment. It shows the whole.
[0009]
(About the overall structure of the refrigerated showcase)
As shown in FIGS. 2 and 3, the refrigerated
[0010]
The
[0011]
(About rail)
As shown in FIG. 3, a
[0012]
The connecting structure between the
[0013]
As shown in FIG. 1, the
[0014]
A front rising
[0015]
On the upper surface of the
[0016]
On the lower surface of the
[0017]
As shown in FIG. 6, the
[0018]
(About sliding door)
In the
[0019]
As shown in FIG. 1, the
[0020]
As shown in FIG. 7, the
[0021]
In the
[0022]
The
[0023]
(About roller assembly)
As shown in FIGS. 9 and 10, the roller set 54 disposed on the
[0024]
The height of the mounting
[0025]
In the bottom 51a of the
[0026]
As shown in FIG. 11A, the
[0027]
(Cooling prevention member)
On the front and rear inner surfaces of the
[0028]
(About the sliding door stopper)
On the back surface of the
[0029]
The
[0030]
[Effect of the embodiment]
Next, the operation of the rail structure for the sliding door according to the embodiment will be described. When manufacturing the
[0031]
The
[0032]
Next, attachment of the roller set 54 to the slide door will be described in the case of the
[0033]
The through
[0034]
That is, in the
[0035]
Next, when the
[0036]
As described above, when replacing the
[0037]
Next, when the cooling operation of the
[0038]
Here, in the front slide door 35 (rear slide door 36), a plurality of
[0039]
The left and
[0040]
As shown in FIG. 12, the front and rear sliding
[0041]
In addition, although the Example demonstrated the case where the rail structure for sliding doors was employ | adopted as the refrigerated showcase, this application is not limited to this, A freezer, a warm storehouse, etc. may be sufficient. In the embodiment, the two front and rear sliding doors are slidably supported on the lower rail, but the number of sliding doors may be one, or three or more.
[0042]
【The invention's effect】
As described above, according to the rail structure for a sliding door according to the present invention, since the lower rail is formed integrally with the heat insulating box, the mounting strength of the lower rail is improved and it is prevented from being easily damaged. The Further, since it is not necessary to separately attach a receiving plate for mounting the rail to the heat insulating box, the number of parts and the number of mounting steps can be reduced, the manufacturing cost can be reduced and the working time can be shortened.
[0043]
Since the upper end level of the rail strip formed on the lower rail is set to be lower than the inner bottom surface of the heat insulating box, the opening size of the opening in the box is not narrowed, and it is easy to put in and out the stored items. Has the advantage of Moreover, the attachment strength of a lower rail and both boxes improves by comprising so that the latching | locking part formed in the rear end of the lower rail may be latched to the inner bottom face of a heat insulation box. In addition, since the latching | locking part protrudes upwards from an inner bottom face, it is prevented that the water drop dripped on the inner bottom face flows into a lower rail.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal side view of a main part showing a rail structure for a sliding door according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic perspective view showing the whole of a refrigerated showcase adopting a rail structure for a sliding door according to an embodiment.
FIG. 3 is a cross-sectional plan view showing a refrigerated showcase according to an embodiment.
FIG. 4 is a longitudinal side view of a main part showing a refrigerated showcase according to an embodiment.
FIG. 5 is a cross-sectional plan view of an essential part showing a refrigerated showcase according to an embodiment.
FIG. 6 is a cross-sectional plan view of the main part showing the arrangement part of the right rail of the embodiment.
FIG. 7 is a cutaway front view of a main part showing a front slide door.
FIG. 8 is a front elevational view of a main part showing a mounting state of a roll assembly disposed on the front slide door.
FIG. 9 is a perspective view of a principal part showing a roller set disposed on a front slide door.
FIG. 10 is an exploded perspective view showing a roll set disposed on the front slide door.
FIG. 11 is a bottom view of the main part showing the front sliding door of the embodiment.
FIG. 12 is a bottom view of main parts of the front and rear sliding doors shown in a state where the first stopper and the second stopper of the embodiment are in contact with each other.
FIG. 13 is a longitudinal sectional side view of an essential part showing a rail structure for a sliding door according to a conventional technique.
FIG. 14 is a longitudinal sectional side view of a main part showing a rail structure for a sliding door according to a conventional technique.
[Explanation of symbols]
11 inner box, 11a flange, 12 outer box, 12a flange
13 Heat insulation material (heat insulation material), 14 Heat insulation box, 14a Opening, 32 Lower rail
35 Front slide door (slide door), 36 Rear slide door (slide door)
37 rail strip, 38 rail strip, 101 first engaging portion, 102 second engaging portion
107 Rear locking part (locking part)
Claims (3)
前記外箱 (12) の前端には、前記開口部 (14a) に近接する側に向けて折曲形成された折曲部 (12a) の先端に、後方に向けて水平となるよう折曲されたフランジ (12b) が形成され、
前記内箱 (11) の前端には、前記外箱 (12) のフランジ (12b) と前後方向に所定間隔離間して同一レベルで対向するフランジ (11b) が形成され、
前記下レール (32) には、両フランジ (11b,12b) と略平行に延在する本体部 (100) の裏面に、外箱 (12) におけるフランジ (12b) の開放端に係合する第1係合部 (101) と、内箱 (11) におけるフランジ (11b) の開放端に係合すると共に本体部 (100) の裏面との間で該フランジ (11b) を挟持する第2係合部 (102) とが形成され、
前記本体部 (100) の前端には、外箱 (12) に対して前記折曲部 (12a) から底面にかけて係止される略L字状の前係止部 (103) が形成された
ことを特徴とするスライド扉用のレール構造。Inner box (11) is provided, et al are within the outer box (12) through a predetermined space, is disposed on the inner peripheral lower portion of the open mouth portion (14a), a slide for opening and closing the opening (14a) The rail structure is such that the lower rail (32) that slidably supports the doors (35, 36) is configured integrally with a heat insulating box (14) formed by filling the space with a heat insulating material (13). And
At the front end of the outer box (12) , it is bent at the front end of the bent portion (12a) that is bent toward the side close to the opening (14a) so as to be horizontal toward the rear. Flange (12b) is formed,
At the front end of the inner box (11) , a flange (11b) facing the flange (12b) of the outer box (12) at the same level with a predetermined distance in the front-rear direction is formed,
The lower rail (32) is engaged with the open end of the flange (12b) in the outer box (12) on the back surface of the main body (100) extending substantially parallel to both flanges (11b, 12b) . first engagement portion (101), a second engagement sandwiching the flange (11b) between the rear surface of the main body portion (100) while engaged with the open end of the flange (11b) in the inner box (11) Part (102) is formed,
A substantially L-shaped front locking portion (103) that is locked from the bent portion (12a) to the bottom surface of the outer box (12) is formed at the front end of the main body portion (100). A rail structure for a sliding door characterized by the above.
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