JP3637406B2 - Hair dye - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、染毛効果の高い新規な染毛剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
酸化染毛剤には、第1剤に酸化染料を、第2剤に酸化剤をそれぞれ必須成分として含有する二剤型の酸化染毛剤や、水を加えることで酸素を発生する過酸化物と酸化染料とを必須成分とし、これら必須成分を乾燥粉末状態とするか、又は、これら必須成分を炭化水素(ワセリン、パラフィンワックス等)で非水系のまま練り込んだ状態とした一剤型の酸化染毛剤などが、従来から知られている。このうち、二剤型のものは、使用時に第1剤と第2剤とを混合して用いる。一方、一剤型のものは、使用時に適当量の水を混合して使用する。
【0003】
これら染毛剤に用いられている酸化染料は、染毛処理の初期には、比較的小さい分子径をもち、第1剤と第2剤の混合液中や、水との混合液中では、系内の酸化剤に酸化され重合反応をし、分子径が大きくなる。酸化染料は、初期の分子径が小さい間に毛髪内に浸透し、酸化及び重合が進行して分子径が十分大きくなってからは、毛髪の外には出られなくなるので、シャンプーにも耐えられる堅牢な染毛効果が得られる。
【0004】
これら染毛剤の染毛効果は、主にpH、染毛時間及び染毛剤中の酸化染料の濃度に依存する。
【0005】
即ち、染毛剤の使用時の染液中のpHは、およそ6〜11に調整される。毛髪には、周りのpHが毛髪の主成分のケラチン蛋白の示す等電点より高いときに、膨潤をおこす性質があり、染料が浸透しやすくなる。このとき、pHが高い方が染毛効果が高くなる傾向がある。一方、染料の毛髪内部への浸透は、使用時の染液中での染料濃度が高いほど効果的に進む。従って、所望の色に染め上げるためには、染料濃度とpHの両方の要素を、バランスよく組み立てることが必要となる。また、染毛時間が長ければ長いほど染毛効果は上がると考えられている。
【0006】
しかしながら、一方で、皮膚や毛髪に対する副作用の観点からの考察も必要である。即ち、酸化染料には、濃度を高くすると、接触皮膚炎を引き起こしやすくなると考えられており、また、必要に応じてアルカリ剤を配合してpHをアルカリ領域に調整するため、毛髪を損傷するなどの欠点がある。また、染毛時間を長くすると、染毛剤と皮膚及び毛髪との接触時間が長くなるため、同様な副作用が発生しやすいと考えられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、より緩和された条件、即ち、従来より低い中性に近いpH、より低い染料濃度、或いは、より短い染毛時間で十分な染毛効果が得られ、且つ副作用の少ない染毛剤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、酸化染毛剤に、トリエステル化したグリセリンを配合することで、配合しない場合と比べて、色濃く染着し、均一に染まり、染毛効果を著しく高め得ることを見いだした。即ち、トリエステル化したグリセリンを用いることにより、pHに関係なく染毛効果を促進することが出来、アルカリ剤の配合量を増やすことなく、染毛効果を従来のままに保ちながら染料の配合量を減らすことができ、また、同程度の染毛効果を得るために要する時間を短縮することになるので、染毛剤と頭皮が接触する時間が短かくてすむようになることが判明した。本発明は、この知見に基づき、完成されたものである。
【0009】
即ち、本発明は、酸化染料と酸化剤を含む染毛剤であって、少なくとも1種のトリエステル化したグリセリンを配合したことを特徴とする染毛剤を提供するものである。
【0010】
前記トリエステル化したグリセリンを、酸化染毛剤に配合することで、配合前と比べて、色濃く染着し、均一に染まり、染毛効果が著しく向上することを見出した。
【0011】
具体的には、少なくとも1種のトリエステル化したグリセリンを、使用時の染液中の濃度として、0.1〜5重量%となるように配合した染毛剤を提供する。
【0012】
更に具体的には、使用時の染液中の濃度として、酸化染料を0.01〜10重量%、酸化剤を0.01〜10重量%含む上記染毛剤を提供する。
【0013】
更に、上記の染毛剤に、使用時の染液中の濃度として、金属封鎖剤を0.01〜10重量%配合した染毛剤も提供する。
【0014】
更に、使用時の染液中の濃度として、
(i)酸化染料を0.01〜10重量%、
(ii)酸化剤を0.01〜10重量%、
(iii)少なくとも1種のトリエステル化したグリセリンを0.1〜5重量%、
(iv)金属封鎖剤を0.01〜10重量%、
(v)油剤を0.1〜20重量%、
(vi)界面活性剤を0.1〜30重量%及び
(vii)酸化防止剤を0.01〜10重量%
含む染毛剤も提供する。
【0015】
また、上記成分(i)〜(vii)を含む染毛剤に、更に使用時の染液中の濃度として、
(viii)pH調整剤を0.1〜10重量%配合した染毛剤も提供する。
【0016】
また、使用時の染液中の濃度として、
(i)酸化染料を0.01〜10重量%、
(ii)酸化剤を0.01〜10重量%、
(iii)少なくとも1種のトリエステル化したグリセリンを0.1〜5重量%及び
(ix)高分子化合物を0.01〜10重量%
含む染毛剤も提供する。
【0017】
上記染毛剤中、少なくとも1種のトリエステル化したグリセリンを、使用時の染液中の濃度として、好ましくは、0.2〜3重量%、より好ましくは、0.5〜2重量%の濃度のなるように配合するのがよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明は剤型を特に限定することなく、公知の剤型、例えば、液状、ペースト状等の二剤型のもの、粉末、練り状等の一剤型のものを任意に選択できる。
【0019】
使用時の染液とは、使用時に調製した状態の染液をいう。例えば、二剤型の場合、第1剤と第2剤を混合したときの混合液、一剤型の場合、粉末や練り状のものに適当量の水を加え混合して得られる混合液、即ち、使用時の状態となったものをいう。
【0020】
トリエステル化したグリセリン
トリエステル化したグリセリンとしては、各種のものが使用できるが、例えば、本発明においては、下記一般式(1):
【0021】
【化1】
【0022】
(但し、式中、Rは、C2-20の飽和又は不飽和脂肪酸を示す。)
で表されるグリセリンとC2-20の飽和又は不飽和脂肪酸とのトリエステルが好ましく使用できる。式(1)中、本発明において、Rは、全て同一であるのが好ましい。
【0023】
C2-20の飽和又は不飽和脂肪酸とは、C2-20の直鎖又は分枝鎖の飽和又は不飽和脂肪酸、具体的には、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデシレン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘニン酸等の飽和脂肪酸、オレイン酸、クロトン酸、カプロレイン酸、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、エライジン酸、エルカ酸、ソルビン酸、リノール酸、リノレン酸等の不飽和脂肪酸がある。好ましくは、C2-18の飽和又は不飽和脂肪酸がよい。
【0024】
グリセリンとC2-20の飽和又は不飽和脂肪酸とのトリエステルの、好ましい具体例としては、トリアセチルグリセリル(トリアセチルグリセリン)、トリカプリル酸グリセリン、トリカプリン酸グリセリン、トリミリスチン酸グリセリン、トリパルミチン酸グリセリン、トリクロトン酸グリセリン、トリミリストレイン酸グリセリン、トリオレイン酸グリセリン等が挙げられる。
【0025】
より好ましくは、トリアセチルグリセリル、トリカプリル酸グリセリン、トリカプリン酸グリセリン、トリオレイン酸グリセリン、トリミリスチン酸グリセリンが挙げられる。
【0026】
上記式(1)で表される化合物は、公知であるか、若しくは、常法に従って製造できる。
【0027】
上記のトリエステル化したグリセリンを、1種或いは2種以上配合することができる。上記の少なくとも1種のトリエステル化したグリセリンの配合量としては、広い範囲から選択できるが、一般には、使用時の染液中の濃度として、0.1〜5重量%、好ましくは、0.2〜3重量%、より好ましくは、0.5〜2重量%配合するのがよい。
【0028】
酸化染料
酸化染料としては、特に限定することなく、公知のものを広く使用できる。より具体的には、次のものを例示することができる。
【0029】
5−アミノオルトクレゾール、硫酸5−アミノオルトクレゾール、2−アミノ−4−ニトロフェノール、2−アミノ−5−ニトロフェノール、1−アミノ−4−メチルアミノアントラキノン、3,3’−イミノジフェノール、塩酸2,4−ジアミノフェノール、塩酸トルエン−2,5−ジアミン、塩酸ニトロパラフェニレンジアミン、塩酸パラフェニレンジアミン、塩酸N−フェニルパラフェニレンジアミン、塩酸メタフェニレンジアミン、オルトアミノフェノール、カテコール、酢酸N−フェニルパラフェニレンジアミン、1,4−ジアミノアントラキノン、2,6−ジアミノピリジン、硫酸2,6−ジアミノピリジン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、ジフェニルアミン、トルエン−2,5−ジアミン、トルエン−3,4−ジアミン、α−ナフトール、ニトロパラフェニレンジアミン、パラアミノフェニルスルファミン酸、パラアミノフェノール、パラニトロオルトフェニレンジアミン、パラフェニレンジアミン、パラメチルアミノフェノール、ピクラミン酸、ピクラミン酸ナトリウム、ピクリン酸、2−ヒドロキシ−5−ニトロ−2’,4’−ジアミノアゾベンゼン−5−スルホン酸ナトリウム、ヒドロキノン、ピロガロール、N−フェニルパラフェニレンジアミン、フロログルシン、ヘマテイン、没食子酸、メタアミノフェノール、メタフェニレンジアミン、硫酸2−アミノ−5−ニトロフェノール、硫酸オルトアミノフェノール、硫酸オルトクロルパラフェニレンジアミン、 硫酸4,4’−ジアミノジフェニルアミン、硫酸トルエン−2,5−ジアミン、硫酸ニトロパラフェニレンジアミン、硫酸パラアミノフェノール、硫酸パラニトロオルトフェニレンジアミン、硫酸パラニトロメタフェニレンジアミン、硫酸パラフェニレンジアミン、硫酸パラメチルアミノフェノール、硫酸メタアミノフェノール、硫酸メタフェニレンジアミン等。
【0030】
上記染料を、単独で或いは2種以上を混合して用いる。
【0031】
酸化染料の配合量としては、酸化染料の種類、希望の染着の程度等によって、適宜選択され、任意の量で配合することができるが、使用時の染液中の濃度として、上記酸化染料の少なくとも1種を、0.01〜10重量%、好ましくは、0.01〜6重量%配合するのがよい。
【0032】
酸化剤
酸化剤としては、特に限定することなく、公知のものを広く使用できる。具体的には、例えば、過酸化水素、過酸化物のような、水と接触して酸素を遊離するようなもの等が挙げられる。
【0033】
より具体的には、過酸化水素(通常、10〜35重量%水溶液として使用される。)、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸アンモニウム、過ホウ酸カリウム、過炭酸ナトリウム、臭素酸ナトリウム(これらは、水溶液又は原料のままで配合される。)等が挙げられる。上記酸化剤を、1種又は2種以上混合して用いても良い。
【0034】
酸化剤の配合量としては、酸化染料をすべて酸化できる量であれば、特に限定されないが、使用時の染液中の濃度として、酸化剤を0.01〜10重量%程度、好ましくは、0.1〜5重量%程度配合するのがよい。
【0035】
金属封鎖剤
また、染毛剤中に、金属イオンが存在すると、酸化染料の発色を速めたり、一部の界面活性剤と石ケンをつくって不溶性の物質をつくるので、これを防止するために金属封鎖剤を配合することができる。
【0036】
金属封鎖剤としては、特に限定することなく、公知のものを広く使用できる。具体的には、例えば、エデト酸、エデト酸二ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウムなど挙げられる。これら金属封鎖剤を、1種又は2種以上配合することができる。
【0037】
金属封鎖剤の配合量としては、使用時の染液中の濃度として、上記金属封鎖剤の少なくとも1種を、0.01〜10重量%、好ましくは、0.01〜2重量%配合するのがよい。
【0038】
油剤
染毛剤中に油剤を配合することもできる。油剤としては、特に限定されることなく、従来から染毛剤に使用されている公知のものを広く使用できる。具体的には、例えば、オリブ油、ゴマ油、ヒマシ油、ヤシ油、ホホバ油、流動パラフィン、ワセリン、オレイルアルコール、オレイン酸、ヘキシルデカノール、ミリスチン酸イソプロピル、セタノール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、セトステアリルアルコールなどがあげられる。
【0039】
上記油剤を1種又は2種以上配合することができ、油剤の配合量としては、通常配合されている配合量であれば、特に限定されないが、使用時の染液中の濃度として、0.1〜20重量%、好ましくは、0.1〜10重量%になるよう配合されるのが好ましい。
【0040】
界面活性剤
染毛剤中に界面活性剤を配合することもできる。界面活性剤としては、特に限定されることなく、公知のものを広く使用できる。具体的には、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性界面活性剤などが挙げられる。より具体的には、以下の通りである。
【0041】
非イオン性界面活性剤
ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル、ポリオキシエチレンイソセチルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンセトステアリルエーテル、ポリオキシエチレントリデシルエーテル、ポリオキシブチルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンジノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等が挙げられる。
【0042】
アニオン界面活性剤
N−アシル−L−グルタミン酸ジエタノールアミン、N−アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N−アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、イセチオン酸ナトリウム、ウンデシレノイルアミドエチルスルホコハク酸二ナトリウム、オクチルフェノキシジエトキシエチルスルホン酸ナトリウム、オレオイルザルコシン、オレオイルメチルタウリンナトリウム、カルボキシ化ポリオキシエチレントリデシルエーテル、L−グルタミン酸トリエタノールアミン硬化牛脂脂肪酸アミド、L−グルタミン酸ナトリウム硬化牛脂脂肪酸アミド、L−グルタミン酸ナトリウムヤシ油脂肪酸アミド、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリル硫酸ナトリウム、ジウンデシレノイルアミドエチルスルホコハク酸ナトリウム、N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム、ステアロイル−L−グルタミン酸二ナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレンラウロイルエタノールアミドエステル二ナトリウム、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、セチル硫酸ジエタノールアミン、セチル硫酸ナトリウム、セトステアリル硫酸ナトリウム、デキストラン硫酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、トリデシル硫酸トリエタノールアミン、N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、ポリオキシエチレンウンデシルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンオレイルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンペンタデシルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ジエタノールアミン、ミリスチル硫酸ナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸ナトリウム、ミリストイルメチルアミノ酢酸ナトリウム、ミリストイルメチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸カリウム、ヤシ油脂肪酸・牛脂脂肪酸−L−グルタミン酸ナトリウムアミド、N−ヤシ油脂肪酸−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸−L−グルタミン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシン、ヤシ油脂肪酸サルコシントリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム、ヤシ油脂肪酸トリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルアラニンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンカリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウリルアミノジプロピオン酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸エタノールアミンラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸ジエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウム、ラウロイル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム、ラウロイルサルコシン、ラウロイルサルコシンカリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、ラウロイルメチルβ−アラニンナトリウム液、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム液等が挙げられる。
【0043】
両性界面活性剤
2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ウンデシノイル−カルボキシルメトキシエチルカルボキシメチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ウンデシルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ウンデシル−N−ヒドロキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン液、ステアリルジヒドロキシエチルベタイン、ステアリルジメチルベタインナトリウム、ステアリルベタイン、ビス(ステアリル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体ヤシ油アルキル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ヤシ油アルキルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ヤシ油脂肪酸−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムジナトリウムラウリル硫酸、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、β−ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸トリメタノールアミン、ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム等が挙げられる。
【0044】
カチオン界面活性剤
エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム(1)、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化オクタデシルアンモニウム、塩化オクチルジヒドロキシエチルメチルアンモニウム、塩化ジアルキル(12〜15)ジメチルアンモニウム、塩化ジアルキル(14〜18)ジメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム液、塩化ジ(ポリオキシエチレン)オレイルメチルアンモニウム、塩化ステアリルジヒドロキシエチルベタインナトリウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンザルコニウム液、塩化ベンザトニウム、塩化ベンザトニウム液、塩化ポリオキシエチレン(1)ポリオキシプロピレン(25)ジエチルメチルアンモニウム、塩化ミリスチルジメチルベンジルアンモニウム、塩化メチルベンゼトニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルピリジニウム液、臭化アルキルイソキノリウム液、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、ステアリルトリメチルアンモニウムサッカリン、セチルトリメチルアンモニウムサッカリン等が挙げられる。
【0045】
上記の界面活性剤を、1種又は2種以上配合することができる。該界面活性剤の配合量としては、任意の量を使用できるが、使用時の染液中の濃度として、30重量%程度までではあるが、0.1〜30重量%、好ましくは、0.1〜20重量%配合することができる。
【0046】
酸化防止剤
また、染毛剤の場合、使用する前に酸化染料が酸化され、無用な発色することを抑える目的で、酸化防止剤を配合することができる。
【0047】
酸化防止剤としては、特に限定することなく、公知のものを広く使用できる。具体的には、例えば、チオグリコール酸、チオグリコール酸カルシウム、チオグリコール酸アンモニウム、亜硫酸ナトリウム、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸アンモニウム、没食子酸プロピル、トコフェノールなどが挙げられる。これら酸化防止剤を、1種又は2種以上配合することができる。
【0048】
酸化防止剤の配合量としては、使用時の染液中の濃度として、上記酸化防止剤の少なくとも1種を、0.01〜10重量%、好ましくは、0.01〜2重量%配合するのがよい。
【0049】
pH調整剤
pHを調節するためにpH調整剤を配合することもできる。アルカリ性にするためのpH調整剤(アルカリ剤)としては、特に限定することなく、公知のものを広く使用してもよい。具体的には、例えば、アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸ナトリウム等が挙げられる。酸性にするためのpH調整剤としては、特に限定することなく、公知のものを広く使用でき、例えば、リン酸、クエン酸、酒石酸などが挙げられる。これらpH調整剤を、1種又は2種以上配合してもよい。
【0050】
pH調整剤の配合量としては、任意の量が使用できるが、使用時の染液中の濃度として、10重量%程度までではあるが、0.1〜10重量%、好ましくは、0.1〜5重量%程度がよい。
【0051】
高分子化合物
一剤型の場合、上記の成分を高分子化合物に練り込んで粉末、練り状の形態の染毛剤を製造することができる。
【0052】
高分子化合物としては、特に限定することなく、公知のものを広く使用できる。具体的には、例えば、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリン酸ナトリウム、キサンタンガム、デキストリン、ローカストビーンガム、カラギーナン等が挙げられる。これら高分子化合物を、1種又は2種以上配合することができる。
【0053】
高分子化合物の配合量としては、使用時の染液中の濃度として、上記高分子化合物の少なくとも1種を、0.01〜10重量%、好ましくは、0.1〜5重量%配合するのがよい。
【0054】
このほか、公知の毛髪保護剤、ゲラニオールなどの着香料、プロピレングリコール;エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ゲラニオール変性アルコール(例えば、95%ゲラニオール変性アルコール、即ち、95%エタノール200Lに対してゲラニオール300gを混和したもの)などの低級アルコール等の溶解剤、カチオン性高分子化合物、色素、紫外線吸収剤、ローション化剤、安定剤、浸透剤、湿潤剤、養毛剤なども、染毛剤の性能を損なわない程度に適宜加えてもよい。
【0055】
本発明の染毛剤において、典型的な組成は以下の通りである。
【0056】
二剤型の染毛剤の場合
使用時の染液中の濃度として、
(i)酸化染料を0.01〜10重量%(好ましくは、0.01〜6重量%)、
(ii)酸化剤を0.01〜10重量%(好ましくは、0.1〜5重量%)、
(iii)少なくとも1種のトリエステル化したグリセリンを0.1〜5重量%(好ましくは、0.2〜3重量%、より好ましくは0.5〜2重量%)、
(iv)金属封鎖剤を0.01〜10重量%(0.01〜2重量%)、
(v)油剤を0.1〜20重量%(好ましくは0.1〜10重量%)、
(vi)界面活性剤を0.1〜30重量%(好ましくは0.1〜20重量%)、
(vii)酸化防止剤を0.01〜10重量%(好ましくは0.01〜2重量%)、
更に必要に応じて、
(vii)pH調整剤を0.1〜10重量%(好ましくは0.1〜5重量%)、
含む染毛剤。
【0057】
一剤型の染毛剤の場合
使用時の染液中の濃度として、
(i)酸化染料を0.01〜10重量%(好ましくは0.01〜6重量%)、
(ii)酸化剤を0.01〜10重量%(好ましくは、0.1〜5重量%)、
(iii)少なくとも1種のトリエステル化したグリセリンを0.1〜5重量%(好ましくは、0.2〜3重量%、より好ましくは0.5〜2重量%)、
(ix)高分子化合物を0.01〜10重量%(好ましくは0.1〜5重量%)、
含む染毛剤。
【0058】
本発明の二剤型酸化染毛剤は、公知の方法、例えば、第1剤、第2剤共に、全成分を配合し混合するか、必要に応じて、一部の成分を配合し加温後攪拌混合し、その後冷却して残りの成分を加え混合することによって製造することができる。また、一剤型酸化染毛剤は、公知の方法、例えば、全成分を配合して均質となるように混合して製造することができる。
【0059】
また、実用するときに一剤型酸化染毛剤のように非水系のものでは、有効成分をマイクロカプセル化して配合したり、糖質などに吸着させた後、極微量の水分で固めたものを粉砕して粉末化したものを用いることもできる。
【0060】
本発明の染毛剤は、常法に従って染毛処理することができ、染毛時間は、酸化染料の種類、量、希望の染着の程度によって、適宜選択されるが、通常40分程度までである。
【0061】
【発明の効果】
本発明の染毛剤は、酸化染料の染毛効果を高めることにより、より緩和された条件、即ち、より低いpH、より低い染料濃度、或いは、より短い染毛時間で十分な染毛効果が得られる。即ち、アルカリ剤の配合量を増やすことなく、染毛効果を従来のままに保ちながら染料の配合量を減らすことができ、また、同程度の染毛効果を得るために要する時間を短縮することになるので、染毛剤と頭皮が接触する時間を短かくてすむようになる。
【0062】
【実施例】
以下、本発明を実施例を用いて説明するが、本発明は、これら実施例によって限定されるものではない。
【0063】
以下の実施例において、各染毛剤の染毛効果は、トリエステル化したグリセリンを配合する代わりに等量の精製水を配合した染毛剤(以下「比較品」という。)との比較によって決定した。
【0064】
染毛試験は、以下の実施例1〜4及び比較例1においては、脱色山羊毛束:1束(約3g)に第1剤と第2剤とを重量比で等量混合した液6gを塗り付け、20分間染毛後、ぬるま湯で充分すすぎシャンプー後熱風で乾燥した。染毛効果の評価は、肉眼観察によって行った。尚、染液中のトリエステル化したグリセリンの濃度は、第1剤と第2剤を等量混合するので、第1剤中の濃度の1/2になっている。
【0065】
以下に本実施例で使用される略号の意味を示す。
【0066】
NPE:ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
PPD:パラフェニレンジアミン
MPD:塩酸メタフェニレンジアミン
PAP:パラアミノフェノール
TGAA:チオグリコール酸アンモニウム
EDTA:エデト酸二ナトリウム
SLS:ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム(26%水溶液)
PTD:パラトルイレンジアミン
OAP:オルトアミノフェノール
MAP:メタアミノフェノール
RE:レゾルシン
CE15:ポリオキシエチレンセチルエーテル(エチレンの平均重合度15)
CE20:ポリオキシエチレンセチルエーテル(エチレンの平均重合度20)
LP:流動パラフィン
なお、以下の実施例において“部”とは、“重量部”を表わし、”%”とは、”重量%”を表わす。
【0067】
実施例1
下記組成の第1剤及び第2剤からなる二剤型染毛剤を、常法に従い調製した。即ち、第1剤においては、全成分を配合し攪拌混合して調製した。また、第2剤においては、過酸化水素水を除く全成分を配合し、70〜75℃程度に加温後、攪拌混合し、その後、室温まで冷却して過酸化水素水を加えて混合して調製した。
【0068】
第1剤の組成については、(1)〜(3)の3種類の量のトリアセチルグリセリルを、各1種類ずつ選択して合計3種類の第1剤を調製し、これら3種類の第1剤を用いて染毛効果の試験を行った。
【0069】
尚、比較品は、トリアセチルグリセリルを加える代わりに、同量の精製水を加えて調製したものである。
【0070】
結果を表1に示す。表1において、染液中のトリアセチルグリセリルの濃度は、第1剤と第2剤を等量混合するので、第1剤中の濃度の1/2になっている。第1剤と第2剤との等量混合物(染液)のpHは、9.75であり、比較品の混合物のpHは、9.77であった。
【0071】
【表1】
【0072】
この表1の結果から、トリアセチルグリセリルを配合することにより、染毛剤の染毛効果が著しく改善されることが明らかになった。
【0073】
実施例2
種々の酸化染料及びトリエステル化したグリセリンを用い、下記組成の第1剤及び第2剤からなる二剤型染毛剤を、実施例1と同様の方法により調製した。
【0074】
尚、第1剤の組成については、染料(染料A〜染料Jまでの計10種類)及びトリエステル化されたグリセリン((1)〜(3)の3種類)を、各1種類づつ選択して、合計30種類の第1剤を調製し、これら30種類の第1剤を用いて染毛効果の試験を行った。
【0075】
比較品は、トリエステル化されたグリセリンを加える代わりに、同量の精製水を加えて調製したものである。
【0076】
結果を下記の表2に示す。
【0077】
【表2】
【0078】
表2の結果により、染料の種類を問わず、トリエステル化したグリセリンを配合することにより、本発明の染毛剤が比較品と比べ、同程度又は優れた効果を得ることが明らかになった。
【0079】
実施例3
トリオレイン酸グリセリン及びトリアセチルグリセリルの配合割合の染毛効果に対する影響を調べるため、トリオレイン酸グリセリンの量を各々0部(比較品)、0.05部、0.25部、0.5部、2.5部、5.0部、7.5部、10.0部及び12.5部に変化させた9種類の第1剤(酸化染料としてPPD及びMAPを使用)を実施例1と同様の方法で調製した。
【0080】
同様な第1剤を、トリアセチルグリセリル(酸化染料:PPD、PAP及びRE)について9種類作成した。
【0081】
これら18種類の染料の第1剤の組成を以下の表3及び表4に示す。なお、表3及び表4において、数値はすべて重量部を表わす。
【0082】
【表3】
【0083】
【表4】
【0084】
第2剤は、上記表3及び表4に記載の全ての第1剤について、下記の組成のものを実施例1と同様の方法で製造し共通に用いた。
【0085】
上記18種類の染毛剤の染毛効果についての試験結果を以下の表5に示す。
【0086】
【表5】
【0087】
表5から明らかなように、トリオレイン酸グリセリン及びトリアセチルグリセリルは、使用時の染液中での濃度が、0.025%であっても効果があり、0.125%以上で顕著な染毛効果があり、5.0%を越えて配合しても効果は認められるが、染毛効果の著しい向上は認められなかった。
【0088】
実施例4
以下のような液状染毛剤を調製した。
【0089】
第1剤の組成については、(1)〜(3)の3種類の量のトリエステル化したグリセリンを、各1種類ずつ選択して合計3種類の第1剤を調製し、これら3種類の第1剤を用いて染毛効果の試験を行った。
【0090】
尚、比較品は、トリエステル化したグリセリンを加える代わりに、同量の精製水を加えて調製したものである。
【0091】
調製は、第1剤、第2剤とも、全成分を配合し、全体が均質になるまで攪拌混合して調製した。
【0092】
結果を以下の表6に示す。
【0093】
比較例1
以下のような、液状染毛剤を実施例4と同様の方法に従って調製した。
【0094】
第1剤の組成については、(a)〜(e)の5種類の量のエステル化したグリセリンを、各1種類ずつ選択して合計5種類の第1剤を調製し、これら5種類の第1剤を用いて染毛効果の試験を行った。
【0095】
尚、比較品は、エステル化したグリセリンを加える代わりに、同量の精製水を加えて調製したものである。
【0096】
結果を以下の表6に示す。
【0097】
【表6】
【0098】
この表6の結果から、トリエステル化したグリセリンを配合することにより、染毛剤の染毛効果が著しく改善されることが明らかである。
【0099】
実施例5
以下に、液状の染毛剤の組成を示す。実施例4と同様の方法によって製造した。
【0100】
尚、比較品は、トリアセチルグリセリルの代わりに、同量の精製水を加えて調製したものである。本剤の第1剤と第2剤との重量比で等量の混合液(染液)のpHは、9.70であり、比較品の混合液のpHは、9.69であった。
【0101】
実施例6
以下に、ペースト状の染毛剤の組成を示す。
【0102】
調製は、第1剤は、強アンモニア水を除く全成分を配合して70〜75℃程度に加温し、全体が均質になるまで攪拌混合後、室温まで冷却して強アンモニア水を加えて混合しおこなった。第2剤は、実施例1と同様にして調製した。
【0103】
比較品は、トリオレイン酸グリセリン及びトリアセチルグリセリルの代わりに、同量の精製水を用いて調製したものである。本剤の第1剤と第2剤との重量比で等量の混合液のpHは、9.96であり、比較品の混合液のpHは、9.95であった。
【0104】
実施例7
以下に、ペースト状の染毛剤の組成を示す。
【0105】
実施例6と同様の方法によって、製造した。比較品は、トリオレイン酸グリセリンを配合せず、同量の精製水を用いて調製したものである。本剤の第1剤と第2剤との重量比で等量の混合液のpHは、9.90であり、比較品の混合液のpHは、9.91であった。
【0106】
実施例8
以下に、ペースト状の染毛剤の組成を示す。
【0107】
製造は、実施例6と同様の方法に従って行った。比較品は、トリオレイン酸グリセリンを配合せず、同量の精製水を用いて調製したものである。本剤の第1剤と第2剤との重量比で等量の混合液のpHは、9.82であり、比較品の混合液のpHは、9.91であった。
【0108】
実施例9
以下に、粉末タイプの組成物の組成を示す。
【0109】
硫酸パラフェニレンジアミン 10.0g
硫酸メタアミノフェノール 3.0g
カルボキシメチルセルロース 30.0g
過ほう酸ナトリウム 25.0g
デキストリン 32.0g
上記の各化合物を配合し、全体が均質になるまで攪拌混合て調製して、粉末タイプの染毛剤用組成物とした。この粉末状組成物6gに、トリアセチルグリセリル0.28グラム(使用時の染液に対して0.5重量%相当)及び水49.72gを加えた液を染液とした。比較品は上記粉末状組成物6gに水50gを加えて調製した。上記染液のpHは、8.42であり、比較品のpHは、8.41であった。
【0110】
実施例10
以下に、練り状の組成物の組成を示す。
【0111】
硫酸パラフェニレンジアミン 10.0g
硫酸メタアミノフェノール 3.0g
カルボキシメチルセルロース 30.0g
過ほう酸ナトリウム 25.0g
ワセリン/LP(1/1) 64.0g
上記の各化合物を配合し、均質になるまで混合し、練り状タイプの染毛剤用組成物とした。この練り状組成物6gに、トリカプリル酸グリセリン1.40g(使用時の染液に対して2.5重量%相当)及び水48.60gを加えた液を染液とした。比較品は上記練り状組成物6gに水50gを加えて調製した。また、上記染液のpHは、8.50であり、比較品のpHは、8.53であった。
【0112】
実施例11
実施例5〜10で得られた染液について染毛試験を行った。
【0113】
実施例5〜8で得られた被検品については、第1剤と第2剤を重量比で等量混合したものを染液として用い、実施例9及び10については、各組成物を水、トリエステル化したグリセリンを用いて溶解した上記染液を使用して、染毛効果試験を行った。
【0114】
即ち、本発明の染液と比較品の各々6gを、脱色山羊毛1束(約3g)に各々塗り付け、20分間染毛後ぬるま湯で十分にすすぎ、シャンプーした後、熱風で乾燥して目的とする染毛を得た。得られた染毛について、本発明の染液と比較品による染色の濃さと染色の均一性(毛先まで均一に染まっているかどうか)を肉眼で観察した。結果を、以下の表7に示す。
【0115】
【表7】
【0116】
上記表7の結果から、本発明の染液は、染色の濃さ及び染色の均一性に関し、トリエステル化したグリセリンを含まない比較品より、優れていることが確認された。
【0117】
実施例12
本発明の染毛剤の染毛時間に対する効果を調べるために、以下のような実験を行った。
【0118】
尚、標準品は、第1剤中のトリエステル化したグリセリンを加える代わりに同量の精製水を加えて実施例1と同様の方法によって調製した。また、トリエステル化したグリセリン((1)〜(3)までの3種類)を、1種類づつ選択して実施例1と同様に3種類の第1剤を調製し、これら3種類の第1剤を用いて以下の染毛効果の試験を行った。第2剤も、実施例1と同様に調製した。
【0119】
即ち、第1剤と第2剤を重量比で等量混合したものを染液として用いた。標準品6gを、脱色山羊毛1束(約3g)に塗り付け、30分間染毛後ぬるま湯で十分にすすぎ、シャンプーした後、熱風で乾燥した。この染毛度と同じ染毛度になる時間を、本発明の各染液について測定した。結果を、以下の表8に示す。
【0120】
【表8】
【0121】
上記表8の結果から、本発明の染液は、標準品に比べ、短時間で同等の染毛度を得ることができた。
【0122】
実施例13
本発明の染毛剤の酸化染料の濃度に対する効果を調べるために、以下の実験を行った。
【0123】
標準品の第1剤は、a=3.0部、b=0部配合し、実施例4と同様に調製した。第2剤も実施例4と同様に調製した。第1剤と第2剤を重量比で等量混合したものを染液として用いた。標準品6gを、脱色山羊毛1束(約3g)に塗り付け、30分間染毛後ぬるま湯で十分にすすぎ、シャンプーした後、熱風で乾燥した。種々のトリアセチルグリセリルの配合量の場合について、標準品の染毛度と同じ染毛度になるために必要なPPDの配合量を、測定した。結果を、以下の表9に示す。
【0124】
【表9】
【0125】
上記表9の結果から明らかなように、本発明のトリアセチルグリセリルを配合した染液は、標準品に比べ、少量の染料で同等の染毛度を得ることができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a novel hair dye having a high hair dyeing effect.
[0002]
[Prior art]
For oxidative hair dyes, a two-component oxidative hair dye containing an oxidative dye as a first agent and an oxidant as an essential component in a second agent, or a peroxide that generates oxygen by adding water. And oxidative dyes as essential components, and these essential components are in a dry powder state, or these essential components are in a non-aqueous kneaded state with hydrocarbons (such as petroleum jelly and paraffin wax) Oxidative hair dyes and the like are conventionally known. Among these, the two-component type is used by mixing the first agent and the second agent at the time of use. On the other hand, the one-pack type is used by mixing an appropriate amount of water at the time of use.
[0003]
The oxidative dye used in these hair dyes has a relatively small molecular diameter in the early stage of the hair dyeing treatment, and in the mixed solution of the first agent and the second agent or in the mixed solution of water, Oxidized by the oxidizing agent in the system and undergoes a polymerization reaction, and the molecular diameter increases. Oxidative dye penetrates into the hair while the initial molecular diameter is small, and it can withstand shampoo because it can not go out of the hair after oxidation and polymerization progress and the molecular diameter becomes sufficiently large A robust hair dyeing effect is obtained.
[0004]
The hair dyeing effect of these hair dyes mainly depends on the pH, the hair dyeing time and the concentration of the oxidative dye in the hair dye.
[0005]
That is, the pH in the dyeing solution when using the hair dye is adjusted to about 6 to 11. Hair has a property of causing swelling when the surrounding pH is higher than the isoelectric point indicated by the keratin protein, which is the main component of the hair, and the dye is likely to penetrate. At this time, the higher the pH, the higher the hair dyeing effect. On the other hand, the penetration of the dye into the hair proceeds more effectively as the dye concentration in the dyeing liquid at the time of use increases. Therefore, in order to achieve the desired color, it is necessary to assemble both the dye concentration and pH factors in a balanced manner. Further, it is considered that the longer the hair dyeing time, the higher the hair dyeing effect.
[0006]
However, on the other hand, consideration from the viewpoint of side effects on the skin and hair is also necessary. In other words, it is considered that the oxidation dye is likely to cause contact dermatitis when the concentration is increased, and the hair is damaged because the pH is adjusted to the alkaline region by adding an alkaline agent as necessary. There are disadvantages. Further, when the hair dyeing time is lengthened, the contact time between the hair dye and the skin and hair becomes long, and it is considered that similar side effects are likely to occur.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The object of the present invention is to achieve a sufficient hair dyeing effect with a milder condition, i.e., a pH close to neutrality, a lower dye concentration, or a shorter hair dyeing time, and less side effects. It is to provide a hair agent.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to achieve the above object, the inventors of the present invention incorporated a triesterized glycerin into the oxidative hair dye, which gives a darker and more uniform color than when not blended. It has been found that the hair dyeing effect can be remarkably enhanced. That is, by using triesterized glycerin, the hair dyeing effect can be promoted regardless of the pH, and the dye blending amount while maintaining the hair dyeing effect as it is without increasing the blending amount of the alkaline agent. It has also been found that the time required to obtain the same hair dyeing effect can be shortened, so that the time required for the hair dye to contact the scalp can be shortened. The present invention has been completed based on this finding.
[0009]
That is, the present invention provides a hair dye containing an oxidative dye and an oxidant, characterized in that it contains at least one triesterized glycerin.
[0010]
It has been found that by blending the triesterized glycerin with an oxidative hair dye, the dyed color is darker and more uniform than before blending, and the hair dyeing effect is significantly improved.
[0011]
Specifically, the hair dye which mix | blended so that it might become 0.1 to 5 weight% as a density | concentration in the dyeing liquid at the time of use at least 1 type of triesterized glycerin is provided.
[0012]
More specifically, the hair dye containing 0.01 to 10% by weight of an oxidative dye and 0.01 to 10% by weight of an oxidant is provided as the concentration in the dyeing liquid at the time of use.
[0013]
Furthermore, the hair dye which mix | blended 0.01-10 weight% of metal sequestering agents as said density | concentration in the dyeing liquid at the time of use is also provided.
[0014]
Furthermore, as the concentration in the dyeing liquid during use,
(I) 0.01 to 10% by weight of an oxidation dye,
(Ii) 0.01 to 10% by weight of an oxidizing agent,
(Iii) 0.1-5% by weight of at least one triesterized glycerin,
(Iv) 0.01-10% by weight of a sequestering agent,
(V) 0.1 to 20% by weight of oil,
(Vi) 0.1-30% by weight of surfactant and
(Vii) 0.01 to 10% by weight of antioxidant
A hair dye containing is also provided.
[0015]
In addition, the hair dye containing the above components (i) to (vii) is further used as a concentration in the dyeing liquid during use.
(Viii) A hair dye containing 0.1 to 10% by weight of a pH adjuster is also provided.
[0016]
Also, as the concentration in the dyeing liquid during use,
(I) 0.01 to 10% by weight of an oxidation dye,
(Ii) 0.01 to 10% by weight of an oxidizing agent,
(Iii) 0.1-5% by weight of at least one triesterized glycerin and
(Ix) 0.01 to 10% by weight of the polymer compound
A hair dye containing is also provided.
[0017]
In the hair dye, at least one triesterized glycerin is preferably used at a concentration of 0.2 to 3% by weight, more preferably 0.5 to 2% by weight as a concentration in the dyeing liquid at the time of use. It is good to mix | blend so that it may become concentration.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the present invention, the dosage form is not particularly limited, and a known dosage form, for example, a two-part type such as liquid or paste, or a one-part type such as powder or kneaded can be arbitrarily selected.
[0019]
The dyeing liquid at the time of use means the dyeing liquid in the state prepared at the time of use. For example, in the case of a two-component type, a mixed solution obtained by mixing the first agent and the second agent, and in the case of a one-component type, a mixed solution obtained by adding an appropriate amount of water to a powder or kneaded mixture, That is, it is the one in use.
[0020]
Triesterified glycerin
Various kinds of triesterized glycerin can be used. For example, in the present invention, the following general formula (1):
[0021]
[Chemical 1]
[0022]
(However, in the formula, R is C2-20Of saturated or unsaturated fatty acids. )
Glycerin and C2-20Triesters with saturated or unsaturated fatty acids can be preferably used. In the formula (1), in the present invention, it is preferable that all Rs are the same.
[0023]
C2-20The saturated or unsaturated fatty acid of C is C2-20Linear or branched saturated or unsaturated fatty acids, specifically, acetic acid, propionic acid, butyric acid, valeric acid, caproic acid, enanthic acid, caprylic acid, pelargonic acid, capric acid, undecylenic acid, lauric acid, Saturated fatty acids such as myristic acid, palmitic acid, stearic acid, arachidic acid, behenic acid, oleic acid, crotonic acid, caproleic acid, myristoleic acid, palmitoleic acid, elaidic acid, erucic acid, sorbic acid, linoleic acid, linolenic acid, etc. There are no unsaturated fatty acids. Preferably, C2-18Saturated or unsaturated fatty acids are preferred.
[0024]
Glycerin and C2-20Preferred examples of the triesters with saturated or unsaturated fatty acids include triacetyl glyceryl (triacetyl glycerin), tricaprylic acid glycerin, tricapric acid glycerin, trimyristic acid glycerin, tripalmitic acid glycerin, tricrotonic acid glycerin, Examples include glyceryl myristoleate and glyceryl trioleate.
[0025]
More preferably, triacetyl glyceryl, glyceryl tricaprylate, glyceryl tricaprate, glyceryl trioleate, and glyceryl trimyristate are mentioned.
[0026]
The compound represented by the above formula (1) is known or can be produced according to a conventional method.
[0027]
1 type (s) or 2 or more types can be mix | blended with said triesterized glycerol. The blending amount of the at least one triesterized glycerin can be selected from a wide range, but is generally 0.1 to 5% by weight, preferably 0. It is good to mix 2-3 weight%, More preferably, 0.5-2 weight%.
[0028]
Oxidative dye
The oxidation dye is not particularly limited, and a wide variety of known dyes can be used. More specifically, the following can be illustrated.
[0029]
5-aminoorcresol, 5-aminoorthocresol sulfate, 2-amino-4-nitrophenol, 2-amino-5-nitrophenol, 1-amino-4-methylaminoanthraquinone, 3,3′-iminodiphenol, 2,4-diaminophenol hydrochloride, toluene-2,5-diamine hydrochloride, nitroparaphenylenediamine hydrochloride, paraphenylenediamine hydrochloride, N-phenylparaphenylenediamine hydrochloride, metaphenylenediamine hydrochloride, orthoaminophenol, catechol, acetic acid N- Phenylparaphenylenediamine, 1,4-diaminoanthraquinone, 2,6-diaminopyridine, 2,6-diaminopyridine sulfate, 1,5-dihydroxynaphthalene, diphenylamine, toluene-2,5-diamine, toluene-3,4- Diamine, -Naphthol, nitroparaphenylenediamine, paraaminophenylsulfamic acid, paraaminophenol, paranitroorthophenylenediamine, paraphenylenediamine, paramethylaminophenol, picramic acid, sodium picramate, picric acid, 2-hydroxy-5-nitro-2 ', 4'-diaminoazobenzene-5-sulfonic acid sodium, hydroquinone, pyrogallol, N-phenylparaphenylenediamine, phloroglucin, hematein, gallic acid, metaaminophenol, metaphenylenediamine, 2-amino-5-nitrophenol sulfate, Orthoaminophenol sulfate, orthochloroparaphenylenediamine sulfate, 4,4'-diaminodiphenylamine sulfate, toluene-2,5-diamine sulfate, nitropa sulfate Phenylenediamine, sulfate para-aminophenol, sulfate p-nitro o-phenylenediamine, p-nitro-phenylenediamine sulfate, p-phenylenediamine, sulfate p-methylaminophenol sulfate meta-aminophenol, such as sulfuric acid meta-phenylenediamine.
[0030]
The above dyes are used alone or in admixture of two or more.
[0031]
The blending amount of the oxidative dye is appropriately selected depending on the kind of the oxidative dye, the desired degree of dyeing, and the like, and can be blended in an arbitrary amount. Is added in an amount of 0.01 to 10% by weight, preferably 0.01 to 6% by weight.
[0032]
Oxidant
As an oxidizing agent, a well-known thing can be widely used, without specifically limiting. Specifically, for example, hydrogen peroxide, peroxides and the like that liberate oxygen upon contact with water.
[0033]
More specifically, hydrogen peroxide (usually used as a 10-35% by weight aqueous solution), sodium perborate, ammonium perborate, potassium perborate, sodium percarbonate, sodium bromate (these are , And the like in an aqueous solution or raw material). You may use the said oxidizing agent 1 type or in mixture of 2 or more types.
[0034]
The amount of the oxidizing agent is not particularly limited as long as it is an amount that can oxidize all the oxidation dyes, but the concentration in the dyeing liquor at the time of use is about 0.01 to 10% by weight, preferably 0. About 1 to 5% by weight is preferable.
[0035]
Metal sequestering agent
In addition, if a metal ion is present in the hair dye, the color of the oxidation dye is accelerated, or some surfactant and soap are made to create an insoluble material. To prevent this, a metal sequestering agent is used. Can be blended.
[0036]
As a metal sequestering agent, a well-known thing can be widely used, without specifically limiting. Specific examples include edetic acid, disodium edetate, tetrasodium edetate, sodium citrate, sodium metaphosphate, sodium polyphosphate, and the like. One or more of these sequestering agents can be blended.
[0037]
As a compounding amount of the metal sequestering agent, 0.01 to 10% by weight, preferably 0.01 to 2% by weight, of at least one of the above metal sequestering agents is blended as a concentration in the dyeing liquid at the time of use. Is good.
[0038]
Oil
An oil agent can also be mix | blended in a hair dye. As an oil agent, it does not specifically limit, The well-known thing conventionally used for the hair dye can be used widely. Specifically, for example, olive oil, sesame oil, castor oil, coconut oil, jojoba oil, liquid paraffin, petrolatum, oleyl alcohol, oleic acid, hexyldecanol, isopropyl myristate, cetanol, stearyl alcohol, behenyl alcohol, cetostearyl alcohol, etc. can give.
[0039]
One or more of the above oil agents can be blended, and the blending amount of the oil agent is not particularly limited as long as it is a blending amount that is usually blended. It is preferably blended in an amount of 1 to 20% by weight, preferably 0.1 to 10% by weight.
[0040]
Surfactant
A surfactant can also be blended in the hair dye. The surfactant is not particularly limited and widely known ones can be used. Specific examples include nonionic surfactants, anionic surfactants, amphoteric surfactants, and cationic surfactants. More specifically, it is as follows.
[0041]
Nonionic surfactant
Polyoxyethylene isostearyl ether, polyoxyethylene isocetyl ether, polyoxyethylene octyldodecyl ether, polyoxyethylene oleyl ether, polyoxyethylene oleyl cetyl ether, polyoxyethylene stearyl ether, polyoxyethylene cetyl ether, polyoxyethylene set Stearyl ether, polyoxyethylene tridecyl ether, polyoxybutyl ether, polyoxyethylene behenyl ether, polyoxyethylene myristyl ether, polyoxyethylene lauryl ether, polyoxyethylene octyl phenyl ether, polyoxyethylene dinonyl phenyl ether, polyoxyethylene Nonylphenyl ether etc. are mentioned.
[0042]
Anionic surfactant
N-acyl-L-glutamic acid diethanolamine, N-acyl-L-glutamic acid triethanolamine, N-acyl-L-glutamic acid sodium, sodium isethionate, undecylenoylamidoethylsulfosuccinate disodium, octylphenoxydiethoxyethylsulfonic acid Sodium, oleoyl sarcosine, oleoyl methyl taurine sodium, carboxylated polyoxyethylene tridecyl ether, L-glutamic acid triethanolamine-cured beef tallow fatty acid amide, L-glutamic acid sodium-cured tallow fatty acid amide, L-glutamic acid sodium coconut oil fatty acid amide , Hardened coconut oil fatty acid sodium glyceryl sulfate, diundecylenoylamidoethyl sulfosuccinate sodium, N-stearoyl-L-glutamic acid Thorium, stearoyl-L-glutamate disodium, stearoylmethyl taurine sodium, dioctyl sodium sulfosuccinate, polyoxyethylene lauroyl ethanolamide ester disodium sulfosuccinate, disodium lauryl sulfosuccinate, diethanolamine cetyl sulfate, sodium cetyl sulfate, sodium cetostearyl sulfate Sodium dextran sulfate, sodium tetradecenesulfonate, triethanolamine dodecylbenzenesulfonate, triethanolamine tridecylsulfate, ditriethanolamine N-palmitoylaspartate, sodium polyoxyethylene undecyl ether sulfate, polyoxyethylene octylphenyl ether sulfate Sodium, polyoxyethylene oleyl ester Ammonium tersulfate, disodium lauryl polyoxyethylene sulfosuccinate, sodium polyoxyethylene nonylphenyl ether sulfate, sodium polyoxyethylene pentadecyl ether sulfate, polyoxyethylene myristyl ether sulfate triethanolamine, polyoxyethylene myristyl ether sodium sulfate, polyoxy Ethylene lauryl ether sulfate triethanolamine, polyoxyethylene lauryl ether sodium sulfate, myristyl sulfate diethanolamine, sodium myristyl sulfate, sodium N-myristoyl-L-glutamate, sodium myristoyl methylaminoacetate, sodium myristoyl methyl taurate, potassium palm oil fatty acid, palm Oil fatty acid, beef tallow fatty acid-L-glutamate sodium Muamide, N-coconut oil fatty acid-L-glutamic acid triethanolamine, N-coconut oil fatty acid-sodium L-glutamate, coconut oil fatty acid sarcosine, coconut oil fatty acid sarcosine triethanolamine, coconut oil fatty acid sarcosine sodium, coconut oil fatty acid sodium triethanol Amine, coconut oil fatty acid sodium, coconut oil fatty acid sodium methylalanine, coconut oil fatty acid methyl taurine potassium, coconut oil fatty acid methyl taurine sodium, sodium laurylaminodipropionate, sodium lauryl sulfoacetate, sodium laurylbenzenesulfonate, lauryl sulfate, lauryl Ammonium sulfate, lauryl sulfate ethanolamine potassium lauryl sulfate, lauryl sulfate diethanolamine, lauryl sulfate triethanolamine, lauryl sulfate sodium , Magnesium lauryl sulfate, lauroyl-L-glutamate triethanolamine, sodium N-lauroyl-L-glutamate, lauroyl sarcosine, lauroyl sarcosine potassium, lauroyl sarcosine sodium, lauroyl methyl β-alanine sodium solution, lauroyl methyl taurine sodium, lauroyl methyl Examples include taurine sodium solution.
[0043]
Amphoteric surfactant
2-alkyl-N-carboxymethyl-N-hydroxyethylimidazolinium betaine, undecinoyl-carboxylmethoxyethyl carboxymethylimidazolinium betaine sodium, undecylhydroxyethyl imidazolinium betaine sodium, undecyl-N-hydroxyethyl-N- Carboxymethylimidazolinium betaine, alkyldiaminoethylglycine hydrochloride, stearyl dihydroxyethyl betaine, sodium stearyldimethylbetaine, stearyl betaine, bis (stearyl-N-hydroxyethylimidazoline) chloroacetic acid complex palm oil alkyl-N-carboxyethyl-N -Sodium hydroxyethyl imidazolinium betaine, coconut oil alkylbetaine, coconut oil fatty acid amidopropyl betaine Coconut oil fatty acid-N-carboxymethoxyethyl-N-carboxyethylimidazolinium betaine sodium, coconut oil fatty acid-N-carboxymethoxyethyl-N-carboxymethylimidazolinium disodium lauryl sulfate, lauryldimethylaminoacetic acid betaine, β-laurylaminopropionate sodium, laurylaminopropionate trimethanolamine, lauryldiaminoethylglycine sodium and the like can be mentioned.
[0044]
Cationic surfactant
Ethanol sulfate lanolin fatty acid aminopropylethyldimethylammonium chloride (1), alkyltrimethylammonium chloride, octadecylammonium chloride, octyldihydroxyethylmethylammonium chloride, dialkyl (12-15) dimethylammonium chloride, dialkyl (14-18) dimethylammonium chloride, chloride Dicocoyldimethylammonium chloride, distearyldimethylammonium chloride, dicetyldimethylammonium chloride solution, di (polyoxyethylene) oleylmethylammonium chloride, stearyldihydroxyethylbetaine sodium chloride, stearyldimethylbenzylammonium chloride, stearyltrimethylammonium chloride, cetyltrimethyl chloride Ammonium, cetylpyridinium chloride, benzalkonium chloride Benzalkonium chloride solution, benzathonium chloride, benzathonium chloride solution, polyoxyethylene (1) polyoxypropylene (25) diethylmethylammonium chloride, myristyldimethylbenzylammonium chloride, methylbenzethonium chloride, lauryltrimethylammonium chloride, laurylpyridinium chloride solution, Examples thereof include alkylisoquinolium bromide solution, stearyltrimethylammonium bromide, cetyltrimethylammonium bromide, lauryltrimethylammonium bromide, stearyltrimethylammonium saccharin, cetyltrimethylammonium saccharin and the like.
[0045]
One or more of the above surfactants can be blended. As the blending amount of the surfactant, any amount can be used, but the concentration in the dyeing liquor at the time of use is up to about 30% by weight, but is 0.1 to 30% by weight, preferably 0. 1 to 20% by weight can be blended.
[0046]
Antioxidant
Moreover, in the case of a hair dye, an antioxidant can be mix | blended in order for the oxidation dye to be oxidized before using and to suppress useless color development.
[0047]
As an antioxidant, a well-known thing can be widely used, without specifically limiting. Specific examples include thioglycolic acid, calcium thioglycolate, ammonium thioglycolate, sodium sulfite, ascorbic acid, sodium ascorbate, ammonium ascorbate, propyl gallate, and tocophenol. One or more of these antioxidants can be blended.
[0048]
As a blending amount of the antioxidant, 0.01 to 10% by weight, preferably 0.01 to 2% by weight, of at least one of the above antioxidants is blended as a concentration in the dyeing liquid at the time of use. Is good.
[0049]
pH adjuster
In order to adjust the pH, a pH adjusting agent may be blended. The pH adjusting agent (alkaline agent) for making it alkaline is not particularly limited, and a wide variety of known ones may be used. Specific examples include ammonia, monoethanolamine, diethanolamine, triethanolamine, ammonium carbonate, ammonium hydrogen carbonate, sodium carbonate, and the like. The pH adjusting agent for acidification is not particularly limited, and known ones can be widely used, and examples thereof include phosphoric acid, citric acid, tartaric acid and the like. You may mix | blend 1 type (s) or 2 or more types of these pH adjusters.
[0050]
As the blending amount of the pH adjuster, any amount can be used, but the concentration in the dyeing liquor at the time of use is up to about 10% by weight, but is 0.1 to 10% by weight, preferably 0.1%. About 5% by weight is preferable.
[0051]
High molecular compound
In the case of a one-pack type, the above components can be kneaded into a polymer compound to produce a hair dye in a powder or kneaded form.
[0052]
The polymer compound is not particularly limited, and a wide variety of known compounds can be used. Specific examples include carboxymethyl cellulose, methyl cellulose, ethyl cellulose, hydroxyethyl cellulose, hydroxypropyl cellulose, polyvinyl alcohol, polyvinyl pyrrolidone, sodium polyacrate, xanthan gum, dextrin, locust bean gum, carrageenan and the like. One or two or more of these polymer compounds can be blended.
[0053]
As the blending amount of the polymer compound, 0.01 to 10% by weight, preferably 0.1 to 5% by weight, of at least one of the above polymer compounds is blended as the concentration in the dyeing liquid at the time of use. Is good.
[0054]
In addition, known hair protecting agents, flavoring agents such as geraniol, propylene glycol; ethyl alcohol, isopropyl alcohol, geraniol-modified alcohol (for example, 95% geraniol-modified alcohol, that is, 300 g of geraniol was mixed with 200 L of 95% ethanol). Solubilizers such as lower alcohols, cationic polymer compounds, dyes, UV absorbers, lotions, stabilizers, penetrants, wetting agents, hair nourishing agents, etc., to the extent that they do not impair the performance of the hair dye. You may add suitably.
[0055]
In the hair dye of the present invention, a typical composition is as follows.
[0056]
In case of two-component hair dye
As the concentration in the dyeing liquid during use,
(I) 0.01 to 10% by weight (preferably 0.01 to 6% by weight) of an oxidation dye,
(Ii) 0.01 to 10% by weight (preferably 0.1 to 5% by weight) of an oxidizing agent,
(Iii) 0.1 to 5 wt% (preferably 0.2 to 3 wt%, more preferably 0.5 to 2 wt%) of at least one triesterized glycerin,
(Iv) 0.01-10% by weight (0.01-2% by weight) of a sequestering agent,
(V) 0.1 to 20% by weight (preferably 0.1 to 10% by weight) of the oil agent,
(Vi) 0.1 to 30% by weight (preferably 0.1 to 20% by weight) of a surfactant;
(Vii) 0.01 to 10% by weight (preferably 0.01 to 2% by weight) of an antioxidant;
If necessary,
(Vii) 0.1 to 10% by weight (preferably 0.1 to 5% by weight) of a pH adjusting agent,
Hair dye containing.
[0057]
For one-component hair dye
As the concentration in the dyeing liquid during use,
(I) 0.01 to 10% by weight (preferably 0.01 to 6% by weight) of an oxidation dye,
(Ii) 0.01 to 10% by weight (preferably 0.1 to 5% by weight) of an oxidizing agent,
(Iii) 0.1 to 5 wt% (preferably 0.2 to 3 wt%, more preferably 0.5 to 2 wt%) of at least one triesterized glycerin,
(Ix) 0.01 to 10% by weight (preferably 0.1 to 5% by weight) of the polymer compound,
Hair dye containing.
[0058]
The two-component oxidative hair dye of the present invention is a known method, for example, the first agent and the second agent are all mixed and mixed, or if necessary, some components are mixed and heated. It can manufacture by carrying out after-stirring mixing, cooling after that, and adding and mixing a remaining component. The one-component oxidative hair dye can be produced by a known method, for example, by mixing all components and mixing them so as to be homogeneous.
[0059]
For non-aqueous products such as single-component oxidative hair dyes when used in practice, the active ingredients are mixed in microcapsules or adsorbed on carbohydrates and then hardened with a very small amount of water. It is also possible to use a pulverized powder.
[0060]
The hair dye of the present invention can be subjected to hair dyeing treatment according to a conventional method, and the hair dyeing time is appropriately selected depending on the type and amount of the oxidative dye and the desired degree of dyeing, but usually up to about 40 minutes It is.
[0061]
【The invention's effect】
The hair dye of the present invention has sufficient hair dyeing effect under more relaxed conditions, that is, lower pH, lower dye concentration, or shorter hair dyeing time by enhancing the hair dyeing effect of the oxidation dye. can get. That is, without increasing the blending amount of the alkaline agent, the blending amount of the dye can be reduced while keeping the hair dyeing effect as it is, and the time required to obtain the same hair dyeing effect can be shortened. Therefore, it takes less time for the hair dye to contact the scalp.
[0062]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although this invention is demonstrated using an Example, this invention is not limited by these Examples.
[0063]
In the following examples, the hair dyeing effect of each hair dye is compared with a hair dye (hereinafter referred to as “comparative product”) containing an equal amount of purified water instead of the triesterized glycerin. Decided.
[0064]
In the following hair dyeing tests, in Examples 1 to 4 and Comparative Example 1, 6 g of a liquid obtained by mixing equal amounts of the first agent and the second agent in a decolored goat wool bundle: one bundle (about 3 g) in a weight ratio. After applying and dyeing for 20 minutes, it was rinsed thoroughly with warm water and shampooed and dried with hot air. The hair dyeing effect was evaluated by visual observation. The concentration of triesterized glycerin in the dyeing solution is ½ of the concentration in the first agent because the same amount of the first agent and the second agent are mixed.
[0065]
The meanings of the abbreviations used in the examples are shown below.
[0066]
NPE: Polyoxyethylene nonylphenyl ether
PPD: Paraphenylenediamine
MPD: metaphenylenediamine hydrochloride
PAP: Paraaminophenol
TGAA: ammonium thioglycolate
EDTA: edetate disodium
SLS: Sodium polyoxyethylene lauryl sulfate (26% aqueous solution)
PTD: Paratolylenediamine
OAP: Orthoaminophenol
MAP: Metaaminophenol
RE: Resorcin
CE15: polyoxyethylene cetyl ether (average degree of polymerization of ethylene 15)
CE20: polyoxyethylene cetyl ether (average degree of polymerization of ethylene 20)
LP: Liquid paraffin
In the following examples, “part” represents “part by weight” and “%” represents “% by weight”.
[0067]
Example 1
A two-component hair dye composed of a first agent and a second agent having the following composition was prepared according to a conventional method. That is, the first agent was prepared by mixing all the ingredients and stirring and mixing them. In the second agent, all components except hydrogen peroxide solution are blended, heated to about 70 to 75 ° C., stirred and mixed, then cooled to room temperature and mixed with hydrogen peroxide solution. Prepared.
[0068]
As for the composition of the first agent, three kinds of triacetylglyceryl (1) to (3) are selected one by one to prepare a total of three kinds of first agents. The hair dyeing effect was tested using the agent.
[0069]
The comparative product was prepared by adding the same amount of purified water instead of adding triacetylglyceryl.
[0070]
The results are shown in Table 1. In Table 1, the concentration of triacetyl glyceryl in the dye liquor is ½ of the concentration in the first agent because the same amount of the first agent and the second agent are mixed. The pH of the equivalent mixture (dye solution) of the first agent and the second agent was 9.75, and the pH of the comparative product mixture was 9.77.
[0071]
[Table 1]
[0072]
From the results in Table 1, it was revealed that the hair dyeing effect of the hair dye was remarkably improved by adding triacetyl glyceryl.
[0073]
Example 2
Using a variety of oxidation dyes and triesterized glycerin, a two-component hair dye composed of a first agent and a second agent having the following composition was prepared in the same manner as in Example 1.
[0074]
In addition, about the composition of the 1st agent, it chooses one each for dye (a total of ten types from dye A to dye J) and triesterized glycerin (three types (1)-(3)). A total of 30 types of first agents were prepared, and the hair dyeing effect was tested using these 30 types of first agents.
[0075]
The comparative product was prepared by adding the same amount of purified water instead of adding the triesterized glycerin.
[0076]
The results are shown in Table 2 below.
[0077]
[Table 2]
[0078]
From the results in Table 2, it became clear that the hair dye of the present invention obtains the same or superior effect as compared with the comparative product by blending triesterized glycerin regardless of the type of dye. .
[0079]
Example 3
In order to investigate the influence of the blending ratio of glyceryl trioleate and triacetylglyceryl on the hair dyeing effect, the amount of glycerin trioleate was 0 parts (comparative product), 0.05 parts, 0.25 parts, 0.5 parts, respectively. Nine kinds of first agents (using PPD and MAP as oxidation dyes) changed to 2.5 parts, 5.0 parts, 7.5 parts, 10.0 parts, and 12.5 parts as in Example 1. Prepared in a similar manner.
[0080]
Nine kinds of similar first agents were prepared for triacetyl glyceryl (oxidative dyes: PPD, PAP and RE).
[0081]
The compositions of the first agent of these 18 kinds of dyes are shown in Tables 3 and 4 below. In Tables 3 and 4, all numerical values represent parts by weight.
[0082]
[Table 3]
[0083]
[Table 4]
[0084]
The second agent was prepared in the same manner as in Example 1 with the following composition for all of the first agents listed in Tables 3 and 4 above and used in common.
[0085]
The test results on the hair coloring effect of the 18 types of hair dyes are shown in Table 5 below.
[0086]
[Table 5]
[0087]
As is apparent from Table 5, glyceryl trioleate and triacetylglyceryl are effective even when the concentration in the dyeing liquid at the time of use is 0.025%, and remarkable dyeing is achieved at 0.125% or more. There is a hair effect, and even if blended over 5.0%, the effect is recognized, but no significant improvement in the hair dyeing effect was observed.
[0088]
Example 4
The following liquid hair dye was prepared.
[0089]
Regarding the composition of the first agent, three kinds of triesterized glycerin (1) to (3) are selected one by one to prepare a total of three kinds of the first agent. The hair dyeing effect was tested using the first agent.
[0090]
The comparative product was prepared by adding the same amount of purified water instead of adding triesterized glycerin.
[0091]
The first and second agents were prepared by mixing all the ingredients and stirring and mixing until the whole was homogeneous.
[0092]
The results are shown in Table 6 below.
[0093]
Comparative Example 1
The following liquid hair dye was prepared in the same manner as in Example 4.
[0094]
Regarding the composition of the first agent, five kinds of esterified glycerin (a) to (e) are selected one by one to prepare a total of five kinds of first agents. The hair dyeing effect was tested using one agent.
[0095]
The comparative product was prepared by adding the same amount of purified water instead of adding esterified glycerin.
[0096]
The results are shown in Table 6 below.
[0097]
[Table 6]
[0098]
From the results shown in Table 6, it is clear that the hair dyeing effect of the hair dye is remarkably improved by adding triesterized glycerin.
[0099]
Example 5
The composition of the liquid hair dye is shown below. It was produced by the same method as in Example 4.
[0100]
The comparative product was prepared by adding the same amount of purified water instead of triacetylglyceryl. The pH of the mixed solution (dye solution) equal in weight ratio between the first agent and the second agent of this agent was 9.70, and the pH of the mixed solution of the comparative product was 9.69.
[0101]
Example 6
The composition of the pasty hair dye is shown below.
[0102]
The first agent is prepared by adding all ingredients except strong ammonia water, heating to about 70 to 75 ° C., stirring and mixing until the whole becomes homogeneous, then cooling to room temperature and adding strong ammonia water. Mixing was done. The second agent was prepared in the same manner as in Example 1.
[0103]
The comparative product was prepared using the same amount of purified water instead of glyceryl trioleate and triacetylglyceryl. The pH of the mixed solution equivalent to the weight ratio of the first agent to the second agent of this agent was 9.96, and the pH of the comparative mixed solution was 9.95.
[0104]
Example 7
The composition of the pasty hair dye is shown below.
[0105]
It was produced by the same method as in Example 6. The comparative product was prepared using the same amount of purified water without blending glyceryl trioleate. The pH of the mixed solution equivalent to the weight ratio of the first agent to the second agent of this agent was 9.90, and the pH of the comparative mixed solution was 9.91.
[0106]
Example 8
The composition of the pasty hair dye is shown below.
[0107]
The manufacture was carried out according to the same method as in Example 6. The comparative product was prepared using the same amount of purified water without blending glyceryl trioleate. The pH of the mixed solution equivalent to the weight ratio of the first agent to the second agent of this agent was 9.82, and the pH of the mixed solution of the comparative product was 9.91.
[0108]
Example 9
The composition of the powder type composition is shown below.
[0109]
10.0 g paraphenylenediamine sulfate
3.0 g of metaaminophenol sulfate
Carboxymethylcellulose 30.0g
Sodium perborate 25.0g
Dextrin 32.0g
Each of the above compounds was blended and prepared by stirring and mixing until the whole was homogeneous, to obtain a powder type hair dye composition. A solution obtained by adding 0.28 g of triacetylglyceryl (corresponding to 0.5% by weight with respect to the dyeing solution at the time of use) and 49.72 g of water to 6 g of this powdery composition was used as a dyeing solution. A comparative product was prepared by adding 50 g of water to 6 g of the above powdery composition. The pH of the dyeing solution was 8.42, and the pH of the comparative product was 8.41.
[0110]
Example 10
The composition of the kneaded composition is shown below.
[0111]
10.0 g paraphenylenediamine sulfate
3.0 g of metaaminophenol sulfate
Carboxymethylcellulose 30.0g
Sodium perborate 25.0g
Petrolatum / LP (1/1) 64.0g
Each of the above compounds was blended and mixed until homogeneous to obtain a kneaded type hair dye composition. A solution obtained by adding 1.40 g of glycerin tricaprylate (equivalent to 2.5% by weight to the dyeing solution at the time of use) and 48.60 g of water to 6 g of this kneaded composition was used as a dyeing solution. A comparative product was prepared by adding 50 g of water to 6 g of the kneaded composition. The pH of the dyeing solution was 8.50, and the pH of the comparative product was 8.53.
[0112]
Example 11
A hair dyeing test was performed on the dyeing solutions obtained in Examples 5 to 10.
[0113]
For the test products obtained in Examples 5 to 8, the same mixture of the first agent and the second agent in a weight ratio was used as a dyeing solution. For Examples 9 and 10, each composition was water, A hair dyeing effect test was performed using the above dyeing solution dissolved using triesterized glycerin.
[0114]
That is, 6 g each of the dyeing solution of the present invention and the comparative product are applied to one bundle (about 3 g) of decolorized goat wool, rinsed thoroughly with warm water after dyeing for 20 minutes, shampooed, dried with hot air, and then dried. And obtained hair dye. About the obtained hair dye, the darkness of dyeing | staining by the dyeing liquid of this invention and a comparative product, and the uniformity of dyeing | staining (whether it has dyed uniformly to the hair tip) were observed with the naked eye. The results are shown in Table 7 below.
[0115]
[Table 7]
[0116]
From the results of Table 7 above, it was confirmed that the dyeing liquid of the present invention was superior to the comparative product not containing triesterized glycerin with respect to the density of dyeing and the uniformity of dyeing.
[0117]
Example 12
In order to examine the effect of the hair dye of the present invention on the hair dyeing time, the following experiment was conducted.
[0118]
The standard product was prepared in the same manner as in Example 1 by adding the same amount of purified water instead of adding the esterified glycerin in the first agent. Also, triesterified glycerin (three types from (1) to (3)) was selected one by one to prepare three types of first agents in the same manner as in Example 1, and these three types of first The following hair dyeing effects were tested using the agent. The second agent was prepared in the same manner as in Example 1.
[0119]
That is, a mixture obtained by mixing equal amounts of the first agent and the second agent in a weight ratio was used as a dyeing solution. 6 g of a standard product was applied to one bundle (about 3 g) of decolorized goat wool, rinsed thoroughly with warm water after dyeing for 30 minutes, shampooed and then dried with hot air. The time for obtaining the same hair dyeing degree as this hair dyeing degree was measured for each dyeing liquid of the present invention. The results are shown in Table 8 below.
[0120]
[Table 8]
[0121]
From the results of Table 8 above, the dyeing liquid of the present invention was able to obtain the same degree of hair dyeing in a shorter time than the standard product.
[0122]
Example 13
In order to examine the effect of the hair dye of the present invention on the concentration of the oxidation dye, the following experiment was conducted.
[0123]
The first standard agent was prepared in the same manner as in Example 4 by blending a = 3.0 parts and b = 0 parts. The second agent was prepared in the same manner as in Example 4. What mixed the 1st agent and the 2nd agent by equal amount by weight ratio was used as a dyeing liquid. 6 g of a standard product was applied to one bundle (about 3 g) of decolorized goat wool, rinsed thoroughly with warm water after dyeing for 30 minutes, shampooed and then dried with hot air. In the case of various amounts of triacetyl glyceryl, the amount of PPD required to achieve the same hair color as the standard product was measured. The results are shown in Table 9 below.
[0124]
[Table 9]
[0125]
As is apparent from the results in Table 9 above, the dyeing liquid containing the triacetylglyceryl of the present invention can obtain the same degree of hair dyeing with a small amount of dye as compared with the standard product.
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