JP3636795B2 - Asphalt emulsion - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は水中油滴型アスファルト乳剤に関し、更に詳しくは、アスファルト乳剤の性質として乳剤安定性、骨材との混合性、分解時間コントロール、付着性、剥離防止効果、強度、高耐久性等の優れたアスファルト乳剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
石油から得られるアスファルトのような瀝青質は、古くから舗装材料、防水・接着材料及び鉄道軌道等に広く使用されているが、非常に粘着性の高い物質であり、そのままでは作業性が極めて悪い。そこで、所望の作業を行う際にアスファルトを加熱する(加熱溶融方式)、適当な乳化剤と水を添加してエマルション化する、適当な溶剤に溶解させる、等の方法によりアスファルトの流動性を向上させることが行われている。
【0003】
これらの方法のうち、乳剤により調製されたアスファルトの水性エマルションは、一般に「アスファルト乳剤」と呼ばれており、このアスファルト乳剤に適宜、骨材、フィラー、その他の成分を添加してアスファルト組成物を形成し、これを例えば舗装体の形成等に用いる。その際、水性成分が蒸発除去されて、いわゆるエマルション破壊が起こることによりアスファルトが硬化する。
【0004】
アスファルト乳剤は使用した乳化剤(界面活性剤)の種類によってアニオン性乳剤、カチオン性乳剤、ノニオン性乳剤の3種類があり、またこれらの乳剤は施工面に直接散布して用いる急分解性乳剤と、骨材と混合して用いる遅分解性乳剤とに大別できる。
【0005】
いずれの場合においても乳剤が破壊して再生するアスファルトは骨材間のバインダーとして作用するので、骨材との付着性機能が極めて重要である。ところが、アニオン性乳剤及びノニオン性乳剤は骨材との混合性が良いという利点を有するが、骨材との付着性が悪いという大きい欠点がある。他方、カチオン性乳剤はアスファルト分散粒子と骨材との間に電気的誘引力を働かせて付着性機能を付与しているが、実用上まだ充分とは言えず、その改善策が要望されている。
【0006】
更に、骨材と混合して用いる遅分解性乳剤は、機械的な強制攪拌混合安定性が良いこと、及び運搬、敷きならし、転圧等の施工中は分解しないことが重要で、舗装後は分解がある程度速く、付着性が優れていること、並びにこのような諸性質が骨材の種類、施工時の気温等の影響を受けない等の条件を満足させなければならない。この対策として乳化剤を多量に使用するか、また水溶性の有機高分子、例えばポリビニルアルコール、ゼラチン、メチルセルロース、ポリアクリルアミド、グァーガム等を保護コロイドとして添加する方法が広く考えられている。しかし、アスファルト乳剤は安定化されるが、骨材−アスファルト界面の性質を改善し、骨材との付着性を本質的に改善するという効果を得ることができない。
【0007】
その他、アスファルト乳剤の骨材混合性、付着性能向上のために従来種々の方法が考案されてきている。例えば、USP3871893(1975)によれば、アミノ化リグニン、アルキルイミダゾリン系及び、ノニオン乳化剤の併用系、更にUSP3979323(1976)ではアルキルイミダゾリン系の脂肪酸塩、また特開平7-118538号公報にはノニオン系乳化剤による改良がなされている。しかし、骨材混合性は改良されるが、水の介入による接着性、剥離抵抗性はまだまだ不充分である。また、特開昭57-42763号公報では飽和脂肪酸を、USP3867162(1975)ではトール油脂肪酸を利用する考案がされているが、この場合、アルカリ性を示すセメントや鉄鉱宰を混入する配合系では使用不可能である。これに対し、特開昭63-17960号公報ではアスファルト乳剤中にタンニン酸もしくはタンニン化合物を含有させることにより、骨材との混合性、分解時間コントロール付着性、剥離防止効果を改善できることが示されているが、道路用アスファルトや骨材の品質低下した近年の状況下においては充分な効果であるとはいえず、アスファルト乳剤の更なる改質が強く望まれ、業界の大きな課題となっている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記問題点を改善すべく鋭意研究の結果、ポリフェノール性化合物(A)とアルデヒド化合物(B)とを縮重合して得られるポリフェノール性化合物類変成物、又はポリフェノール性化合物(A)とアルデヒド化合物(B)とアルデヒドと縮合可能な化合物(C)とを共縮重合して得られたポリフェノール性化合物類変成物をアスファルト乳剤に含有させることにより、乳剤安定性、骨材混合性、骨材付着性、合材の強度発現性、高耐久性、更に剥離抵抗性が飛躍的に改善されたアスファルト乳剤が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0009】
即ち本発明は、加水分解型タンニン、縮合型タンニン、精製タンニン酸及びピロガロールから選ばれるポリフェノール性化合物(A)とアルデヒド化合物(B)とを縮重合して得られるポリフェノール性化合物類変成物を含有することを特徴とするアスファルト乳剤に関するものである。
【0010】
また本発明は、加水分解型タンニン、縮合型タンニン、精製タンニン酸及びピロガロールから選ばれるポリフェノール性化合物(A)とアルデヒド化合物(B)とアルデヒドと縮合可能な化合物(C)とを共縮重合して得られるポリフェノール性化合物類変成物を含有することを特徴とするアスファルト乳剤に関するものである。
【0011】
更に詳しくは本発明は、アスファルト40〜80重量部と水60〜20重量部との合計 100重量部に対して、界面活性剤0.01〜10.0重量部及び上記のポリフェノール性化合物類変成物0.01〜10.0重量部を含有することを特徴とするアスファルト乳剤に関するものである。
【0012】
本発明において用いるポリフェノール性化合物(A)としては、ベンゼン環上に2個以上の水酸基を持つものが挙げられる。具体的には、五倍子、没食子、スマック、タラ、バロニア、チェスナット、ミロバラン、オーク(カシワ)、ディビディビ、アルガロビア等の加水分解型タンニンや、ガンビア、ケブラチョ、ミモザ、マングローブ、ヘムロック、スプルース、ビルマカッチ、カシワ樹皮、カキ渋等の縮合型タンニン、その他デジプト、中国産タンニン、トルコ産タンニン、ハマメリタンニン、エラーグ酸タンニン、更にはこれらの精製タンニン酸、ピロガロールを挙げることができる。これらを、単独で又は混合して使用される。
【0013】
本発明において用いるアルデヒド化合物(B)としては、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、フルフラール、グリオキザール、プロパナール、n−ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、ペンタナール、ヘキサナール、エチルブチルアルデヒド、ヘプタナール、オクタナール等が、単独で又は混合して使用される。
【0014】
本発明において用いるアルデヒドと縮合可能な化合物(C)は、フェノール、ビスフェノールA、アミノ基を有する化合物、ケトン類、オキシ安息香酸、アルキルベンゼン及びフラン系化合物が、単独で又は混合して使用される。アミノ基を有する化合物としては、尿素、メラミン、グアナミン、アニリン、スルホンアミド等が使用される。ケトン類としては、シクロヘキサノンやメチルエチルケトン等が使用される。オキシ安息香酸としては、サリチル酸、メタオキシ安息香酸又はパラオキシ安息香酸が使用される。フラン系化合物としては、フルフリルアルコール等が使用される。
【0015】
ポリフェノール性化合物(A)とアルデヒド化合物(B)とを縮重合する際、又はポリフェノール性化合物(A)とアルデヒド化合物(B)とアルデヒドと縮合可能な化合物(C)とを共縮重合する際、各化合物のモル比は以下の通りであるのが好ましい。
【0016】
即ち、ポリフェノール性化合物(A)のモル数、又はポリフェノール性化合物(A)のモル数とアルデヒドと縮合可能な化合物(C)との合計モル数に対するアルデヒド化合物(B)のモル数の比が 0.5〜5.0 〔(ポリフェノール性化合物のモル数)又は(ポリフェノール性化合物のモル数+アルデヒドと縮合可能な化合物のモル数):アルデヒド化合物のモル数=1: 0.5〜5.0 〕であるのが好ましい。特に、アルデヒド化合物のモル数の比が 0.7〜3.0 であるのがより好ましい。ここで、ポリフェノール性化合物(A)のモル数は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)により求められる重量平均分子量をその化合物の分子量として用い算出した。GPCの測定条件は以下の通りである。
【0017】
サンプルサイズ:0.5 %、100 ml
カラム :G4000HXL+G2000HXL(東ソー製)
溶離液 :50mM CH3COOH/THF
流速 :1.0 ml/min
カラム温度 :40℃
検出器 :R1
標準物質 :ポリスチレン
尚、THF に溶解しないものは、常法(例えば、高分子分析ハンドブック、P.783 〜P.784,1995、紀伊国屋書店)により試料をアセチル化し、THF に可溶化させた後測定を行い、その後アセチル化分の分子量を差し引いて、分子量を算出した。
【0018】
アルデヒド化合物のモル数の比が 0.5未満になると、得られたポリフェノール性化合物類変成物を使用しても充分な付着性を示さない傾向が生じる。逆に、アルデヒド化合物のモル数の比が 5.0を超えると、得られたポリフェノール性化合物類変成物のアルデヒド臭が強く、作業環境が悪化する恐れがある。
【0019】
また、ポリフェノール性化合物(A)のモル数に対するアルデヒドと縮合可能な化合物のモル数(C)の比は0〜0.8 〔ポリフェノール性化合物のモル数:アルデヒドと縮合可能な化合物のモル数=1:0〜0.8 〕であるのが好ましい。特に、アルデヒドと縮合可能な化合物のモル数の比が0.05〜0.5 であるのが、より好ましい。アルデヒドと縮合可能な化合物のモル数の比が 0.8を超えると充分な付着性を示さない傾向が生じる。
【0020】
ポリフェノール性化合物(A)とアルデヒド化合物(B)との縮重合、又はポリフェノール性化合物(A)とアルデヒド化合物(B)とアルデヒドと縮合可能な化合物(C)との共縮重合は、一般的に水溶液中で行われてポリフェノール性化合物類変成物が得られる。例えば、所定量のポリフェノール性化合物(A)とアルデヒドと縮合可能な化合物(C)とを溶解させた水溶液中に、所定量のアルデヒド化合物(B)を徐々に添加しながら、共縮重合させるのが好ましい。この際、反応触媒としては、酸/アルカリのいずれの触媒を使用してもよい。これにより得られるポリフェノール性化合物類変性物の使用量は、アスファルトと水との合計 100重量部に対して0.01〜10.0重量部、好ましくは 0.1〜3.0 重量部である。
【0021】
本発明において用いるアスファルトは、石油ストレートアスファルト、セミブローンアスファルト、カットバックアスファルト、天然アスファルト等の1種又は2種以上の混合物が挙げられる。更に天然ゴム、スチレン−ブタジエン共重合物、スチレン−イソプレン共重合物、クロロプレン共重合物等の合成ゴム、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の高分子重合体、石油樹脂、熱可塑性樹脂等を添加した改質アスファルトも使用できる。それ以外に、例えば炭酸カルシウム、消石灰、セメント、活性炭等の無機充填剤及び有機充填剤、石油系軟化剤、植物油系軟化剤、各種可塑剤、イオウ等必要により添加することもできる。
【0022】
本発明において用いる界面活性剤成分は、カチオン系、ノニオン系、アニオン系及び両性型の中から選ばれるいずれの界面活性剤を使用してもよく、2種以上の多成分系であっても良い。ここで、四級塩型以外のカチオン系乳化剤の場合は、塩酸、酢酸、硝酸、スルファミン酸、ジメチル硫酸等の酸塩の型で使用する。界面活性剤としては、HLB が10以上のものが望ましく、使用量は、アスファルトと水との合計 100重量部に対して0.01〜10.0重量部、好ましくは0.05〜3.0 重量部が適量である。
【0023】
本発明においては、アスファルトと水との混合割合(重量比)としては、アスファルト:水=40〜80:60〜20が好ましい。
【0024】
その他、使用目的、施工法など実用に際して塩化アンモニウム、塩化カルシウム、塩化アルミニウム、塩化鉄等の水溶性無機塩、及びポリビニルアルコール、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カチオン澱粉等の水溶性高分子、又は水溶性天然ゴム類、ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物、メラミンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物、フェノールスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物、ポリカルボン酸共重合物及びこれらの水溶性塩、更に針葉樹又は広葉樹から得られるクラウトリグニン、スルホン化リグニン及びこれらの水溶性塩等のアニオン性高分子分散剤、又はグルコン酸、グルコヘプトン酸、アラボン酸、リンゴ酸、クエン酸及びこれらの水溶性塩等のオキシカルボン酸、又はグルコース、フラクトース、ガラクトース、サッカロース、異性化糖等の単糖類や、デキストリンなどのオリゴ糖、又はデキストランなどの多糖類等の糖、又はこれらを含む糖蜜類、ソルビトールなどの糖アルコール、エピクロルヒドリンなどのエポキシ化合物等を適宜選択し、併用(場合によっては反応して使用)することができる。
【0025】
【実施例】
次に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0026】
実施例1〜 12及び比較例1〜5
〔ポリフェノール性化合物類変成物1の調製〕
表1に示したモル比で定められる量のポリフェノール性化合物(A)と、アルデヒドと縮合可能な化合物(C)とを加え、攪拌し、溶解させた。この溶液を70℃に保持しながら、表1に示したモル比で定められる量のアルデヒド化合物(B)を徐々に加えた。そして、反応溶液中におけるポリフェノール性化合物類変成物の粘度が200cpsに達する時点まで70℃で反応を続けた。なお、この粘度はB型粘度計を用い、25℃において測定したものである。また、最終反応物中の水分量は、いずれも50重量%であった。
【0027】
【表1】

Figure 0003636795
【0028】
尚、表1中のαなる項目は、ポリフェノール性化合物(A)のモル数、又はポリフェノール性化合物(A)とアルデヒドと縮合可能な化合物(C)の合計モル数に対する、アルデヒド化合物(B)のモル数の比である。即ち、〔アルデヒド化合物のモル数/(ポリフェノール性化合物のモル数)又は(ポリフェノール性化合物のモル数+アルデヒドと縮合可能な化合物のモル数)〕である。また、βなる項目は、ポリフェノール性化合物のモル数に対する、アルデヒドと縮合可能な化合物のモル数の比である。即ち、〔アルデヒドと縮合可能な化合物のモル数/ポリフェノール性化合物のモル数〕である。また、表1中における、ポリフェノール性化合物等の各物質の下欄に括弧書きされている数字は、各物質の仕込みモル比である。以下、表中のα、β及び括弧書きは、これと同様である。
【0029】
〔ポリフェノール性化合物類変成物2の調製〕
表2に示したモル比で定められる量のポリフェノール性化合物と、アルデヒドと縮合可能な化合物とを加え、攪拌し、溶解させた。この溶液を95℃に保持しながら、表2に示したモル比で定められる量のアルデヒド化合物を徐々に加えた。その後、この温度で2時間攪拌を続けた。最終反応物中の水分量は、いずれも50重量%であった。
【0030】
【表2】
Figure 0003636795
【0031】
〔アスファルト組成物の調製〕
針入度80〜100 のアスファルトを 145℃に加熱溶融した。一方、45℃の温水に表3に示す界面活性剤と、塩化カルシウム0.15重量部とを溶解せしめた後に、表1、2に示すポリフェノール性化合物類変成物を添加溶解させた。
この45℃の乳化水溶液40重量部と前記 145℃の溶融アスファルト60重量部とを同時にハレル型ホモジナイザーに通して乳剤を調製した。ただし、アミン系の界面活性剤を使用する場合には塩酸を使用し、乳化水溶液をpH2に調整した。得られた乳化水溶液を用い、以下に示す試験を行った。結果を表3にまとめた。
また、比較のためにポリフェノール性化合物類変成物を添加しない乳剤、ならびにタンニン酸を添加した乳剤も調製し、同様な試験を行った。
【0032】
<試験方法>
(1) 乳剤貯蔵安定性
JIS K 2208-1980 に準じ、規格に合格する場合を○印で、合格しない場合を×印で示した。
【0033】
(2) 砕石との付着性
5〜13mmの乾燥砕石を水中に1分間浸漬し、取り出した後すぐに乳剤中に1分間浸漬する。そして乳剤から取り出し、砕石をガラス板上に並べ、これを室温で24時間養生後、80℃の温水に1時間浸漬する。1時間後、砕石の表面にアスファルトの皮膜が被覆している面積の割合を肉眼で判定し、付着面積(%)を求めた。ただし、1回の試験で用いた砕石の数は10個とし、砕石の種類は石灰岩とした。結果の判定は次の×、△、○、◎で評価した。
×:アスファルト付着面積(%)が50%未満
△:アスファルト付着面積(%)が50%以上70%未満
○:アスファルト付着面積(%)が70%以上90%未満
◎:アスファルト付着面積(%)が90%以上。
【0034】
(3) 骨材混合性
道路舗装要綱に記載されている密粒度配合の粒度分布に適合する配合の乾燥骨材2200gに添加水60gを加え混合後、アスファルト乳剤を 240g添加し、アスファルト乳剤と骨材との混合性を試験した。試験温度は25℃で行い、ミキサーはワールドテスト(株)製のアスファルト混合物調製用(5リットル)を用い、2分間混練りした。判定は次の×、△、○、◎で評価した。
×:混合中に乳剤が分解
△:均等に混合するが、直ぐ分解する
○:均等に混合するが、作業性を有する時間が短い
◎:均等に混合し、作業性も良く、作業時間も充分ある。
【0035】
(4) 圧裂強度
道路舗装要綱に記載されている密粒度配合の粒度分布に適合する配合の乾燥骨材1140gに添加水24gを加え混合後、アスファルト乳剤60gを添加し混合した。これをマーシャル安定度試験用モールドに入れ、75回締め固め、さらに反転して75回締め固めた。供試体をモールドから抜き取り60℃で3日間養生後、60℃の温水に24時間浸漬した。供試体を20℃に冷却した後、荷重測定装置で圧裂強度を測定した。
【0036】
【表3】
Figure 0003636795
【0037】
【発明の効果】
以上、詳述した如く、アスファルト、ポリフェノール性化合物類変成物、及び界面活性剤を適宜選択してアスファルト乳剤を調製することにより、乳剤貯蔵安定性、骨材混合性、骨材付着性、剥離抵抗性、高強度、高耐久性等の市場が要求する諸性能を全て満足させるアスファルト乳剤が得られることが、本発明者らの実験によって初めて明らかにされたのである。従って、このようなアスファルト乳剤は、道路舗装用、鉄道線路用、セメントアスファルトモルタル用、防蝕、防錆、防水処理用、接着剤用、農業用地改良材用などの用途に有効に利用することができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an oil-in-water asphalt emulsion. More specifically, asphalt emulsion properties such as emulsion stability, mixability with aggregates, decomposition time control, adhesion, anti-peeling effect, strength, high durability, etc. Asphalt emulsions.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
Bituminous materials such as asphalt obtained from petroleum have been widely used for pavement materials, waterproof / adhesive materials, railway tracks, etc. for a long time. . Therefore, the flow of asphalt is improved by methods such as heating the asphalt when performing the desired work (heating and melting method), emulsifying by adding an appropriate emulsifier and water, and dissolving in an appropriate solvent. Things have been done.
[0003]
Among these methods, aqueous asphalt emulsions prepared by emulsions are generally called “asphalt emulsions”, and aggregates, fillers, and other components are added to the asphalt emulsions as appropriate to prepare asphalt compositions. It is formed and used, for example, for forming a paving body. At that time, the aqueous component is removed by evaporation, so-called emulsion breakage occurs, and the asphalt is cured.
[0004]
There are three types of asphalt emulsions, an anionic emulsion, a cationic emulsion, and a nonionic emulsion, depending on the type of emulsifier (surfactant) used. It can be roughly classified into slow-degrading emulsions that are used in combination with aggregates.
[0005]
In any case, the asphalt that breaks and regenerates the emulsion acts as a binder between the aggregates, and therefore the adhesive function with the aggregates is extremely important. However, anionic emulsions and nonionic emulsions have the advantage of good mixing with aggregates, but have the major drawback of poor adhesion to aggregates. On the other hand, the cationic emulsion imparts an adhesion function by applying an electrical attractive force between the asphalt-dispersed particles and the aggregate, but it is not sufficient in practice, and there is a demand for an improvement measure. .
[0006]
Furthermore, it is important that the slow-decomposable emulsion used by mixing with the aggregate has good mechanical stirring and mixing stability and that it does not decompose during construction such as transportation, laying, rolling, etc. It must satisfy the conditions that it decomposes to some extent and has excellent adhesion, and that these properties are not affected by the type of aggregate, temperature during construction, and the like. As a countermeasure, a method of using a large amount of an emulsifier or adding a water-soluble organic polymer such as polyvinyl alcohol, gelatin, methylcellulose, polyacrylamide, guar gum or the like as a protective colloid is widely considered. However, although the asphalt emulsion is stabilized, the effect of improving the properties of the aggregate-asphalt interface and essentially improving the adhesion with the aggregate cannot be obtained.
[0007]
In addition, various methods have been devised in the past to improve aggregate mixing properties and adhesion performance of asphalt emulsions. For example, according to USP3871893 (1975), an aminated lignin, an alkylimidazoline system, and a combined system of nonionic emulsifiers, and further, USP3979323 (1976), an alkylimidazoline fatty acid salt, and JP-A-7-118538, nonionic system Improvements have been made with emulsifiers. However, although the mixability of the aggregate is improved, the adhesion and peeling resistance due to the intervention of water are still insufficient. JP-A-57-42763 discloses the use of saturated fatty acids, and USP3867162 (1975) uses tall oil fatty acids. In this case, however, it is used in blending systems containing cement or iron ore showing alkalinity. Impossible. On the other hand, JP-A-63-17960 shows that mixing with tannic acid or a tannin compound in an asphalt emulsion can improve the mixing with aggregates, adhesion to control decomposition time, and anti-peeling effect. However, it cannot be said that this is a sufficient effect under the recent situation where the quality of road asphalt and aggregates has deteriorated, and further modification of asphalt emulsion is strongly desired, which is a major issue for the industry. .
[0008]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to improve the above problems, the present inventors have made polyphenolic compounds modified by polycondensation of polyphenolic compounds (A) and aldehyde compounds (B), or polyphenolic compounds ( Asphalt emulsion contains modified polyphenolic compounds obtained by co-condensation of A), aldehyde compound (B), and aldehyde condensable compound (C), so that emulsion stability and aggregate mixing The present invention has been completed by finding that an asphalt emulsion having drastically improved properties, aggregate adhesion, strength development of composite material, high durability, and peeling resistance can be obtained.
[0009]
That is, the present invention contains a modified polyphenolic compound obtained by condensation polymerization of a polyphenolic compound (A) selected from hydrolyzed tannin, condensed tannin, purified tannic acid and pyrogallol and an aldehyde compound (B). The present invention relates to an asphalt emulsion characterized by
[0010]
The present invention also includes a polycondensation polymerization of a polyphenolic compound (A) selected from hydrolyzable tannin, condensed tannin, purified tannic acid and pyrogallol , an aldehyde compound (B), and a compound (C) capable of condensing with an aldehyde. And an asphalt emulsion characterized by containing a modified polyphenolic compound.
[0011]
More specifically, the present invention relates to 0.01 to 10.0 parts by weight of surfactant and 0.01 to 10.0 modified polyphenolic compounds based on a total of 100 parts by weight of 40 to 80 parts by weight of asphalt and 60 to 20 parts by weight of water. The present invention relates to an asphalt emulsion characterized by containing parts by weight.
[0012]
The polyphenolic compounds used in the present invention (A), even the the like having two or more hydroxyl groups on the benzene ring. Specifically, hydrolyzed tannins such as pentaploid, carnivore, smack, cod, baronia, chestnut, milobaran, oak (Kashiwa), Dividibi, Algarovia, Gambia, Kebracho, Mimosa, mangrove, hemlock, spruce, Burma Katchi, Kashiwa bark, condensed tannin of persimmon astringent such, other Dejiputo, Chinese tannin, Turkish producing tannin, Hamameritan'ni down, et larg acid tannins, more can be mentioned those purified tannic acid, the Pirogaro Le. These may be used alone or in combination.
[0013]
As the aldehyde compound (B) used in the present invention, formaldehyde, paraformaldehyde, acetaldehyde, furfural, glyoxal, propanal, n-butyraldehyde, isobutyraldehyde, pentanal, hexanal, ethylbutyraldehyde, heptanal, octanal and the like are used alone. Or mixed and used.
[0014]
As the compound (C) capable of condensing with an aldehyde used in the present invention, phenol, bisphenol A, a compound having an amino group, ketones, oxybenzoic acid, alkylbenzene and furan compounds are used alone or in combination. As the compound having an amino group, urea, melamine, guanamine, aniline, sulfonamide and the like are used. Examples of ketones include cyclohexanone and methyl ethyl ketone. As oxybenzoic acid, salicylic acid, metaoxybenzoic acid or paraoxybenzoic acid is used. As the furan compound, furfuryl alcohol or the like is used.
[0015]
When polycondensating the polyphenolic compound (A) and the aldehyde compound (B), or when copolycondensing the polyphenolic compound (A), the aldehyde compound (B) and the compound (C) capable of condensing with the aldehyde, The molar ratio of each compound is preferably as follows.
[0016]
That is, the ratio of the number of moles of the aldehyde compound (B) to the number of moles of the polyphenolic compound (A) or the total number of moles of the polyphenolic compound (A) and the compound (C) capable of condensing with the aldehyde is 0.5. -5.0 [(number of moles of polyphenolic compound) or (number of moles of polyphenolic compound + number of moles of compound condensable with aldehyde): number of moles of aldehyde compound = 1: 0.5 to 5.0]. In particular, the molar ratio of the aldehyde compound is more preferably 0.7 to 3.0. Here, the number of moles of the polyphenolic compound (A) was calculated using the weight average molecular weight determined by GPC (gel permeation chromatography) as the molecular weight of the compound. The measurement conditions for GPC are as follows.
[0017]
Sample size: 0.5%, 100 ml
Column: G4000HXL + G2000HXL (manufactured by Tosoh)
Eluent: 50 mM CH 3 COOH / THF
Flow rate: 1.0 ml / min
Column temperature: 40 ° C
Detector: R1
Standard substance: Polystyrene If the sample does not dissolve in THF, the sample should be acetylated and solubilized in THF by a conventional method (for example, Polymer Analysis Handbook, P.783 to P.784,1995, Kinokuniya). Measurement was performed, and then the molecular weight was calculated by subtracting the molecular weight of the acetylated component.
[0018]
When the ratio of the number of moles of the aldehyde compound is less than 0.5, there is a tendency that even if the obtained polyphenolic compound modified product is used, sufficient adhesion is not exhibited. On the other hand, when the ratio of the number of moles of the aldehyde compound exceeds 5.0, the resulting polyphenolic compound modification product has a strong aldehyde odor, which may deteriorate the working environment.
[0019]
The ratio of the number of moles (C) of the compound that can be condensed with the aldehyde to the number of moles of the polyphenolic compound (A) is 0 to 0.8 [number of moles of the polyphenolic compound: moles of the compound that can be condensed with the aldehyde = 1: 0 to 0.8] is preferable. In particular, the molar ratio of the compound that can be condensed with the aldehyde is more preferably 0.05 to 0.5. When the ratio of the number of moles of the compound capable of condensing with the aldehyde exceeds 0.8, there is a tendency that sufficient adhesion is not exhibited.
[0020]
Generally, polycondensation of a polyphenolic compound (A) and an aldehyde compound (B) or copolycondensation of a polyphenolic compound (A), an aldehyde compound (B) and a compound (C) capable of condensing with an aldehyde is generally used A polyphenolic compound modification product is obtained in an aqueous solution. For example, co-condensation polymerization is performed while gradually adding a predetermined amount of aldehyde compound (B) to an aqueous solution in which a predetermined amount of polyphenolic compound (A) and a compound (C) capable of condensing with an aldehyde are dissolved. Is preferred. At this time, any of acid / alkali catalysts may be used as the reaction catalyst. The polyphenolic compound-modified product obtained in this way is used in an amount of 0.01 to 10.0 parts by weight, preferably 0.1 to 3.0 parts by weight, based on 100 parts by weight of the total of asphalt and water.
[0021]
Examples of the asphalt used in the present invention include one or a mixture of two or more of petroleum straight asphalt, semi-blown asphalt, cutback asphalt, natural asphalt and the like. Further, synthetic rubber such as natural rubber, styrene-butadiene copolymer, styrene-isoprene copolymer, chloroprene copolymer, high molecular polymer such as polyethylene, ethylene-vinyl acetate copolymer, petroleum resin, thermoplastic resin, etc. Modified asphalt added with can also be used. In addition, for example, inorganic fillers and organic fillers such as calcium carbonate, slaked lime, cement, activated carbon, petroleum-based softeners, vegetable oil-based softeners, various plasticizers, sulfur and the like can be added as necessary.
[0022]
As the surfactant component used in the present invention, any surfactant selected from cationic, nonionic, anionic and amphoteric types may be used, or two or more types of multi-components may be used. . Here, in the case of a cationic emulsifier other than the quaternary salt type, it is used in the form of an acid salt such as hydrochloric acid, acetic acid, nitric acid, sulfamic acid, dimethyl sulfate and the like. The surfactant preferably has an HLB of 10 or more, and the amount used is 0.01 to 10.0 parts by weight, preferably 0.05 to 3.0 parts by weight, based on 100 parts by weight of the total of asphalt and water.
[0023]
In the present invention, the mixing ratio (weight ratio) of asphalt and water is preferably asphalt: water = 40-80: 60-20.
[0024]
In addition, water-soluble inorganic salts such as ammonium chloride, calcium chloride, aluminum chloride, iron chloride and water-soluble polymers such as polyvinyl alcohol, gelatin, hydroxyethyl cellulose, methyl cellulose, cationic starch, or water Natural rubbers, naphthalene sulfonic acid formaldehyde condensates, melamine sulfonic acid formaldehyde condensates, phenol sulfonic acid formaldehyde condensates, polycarboxylic acid copolymers and their water-soluble salts, as well as kraft lignin and sulfones obtained from coniferous or broad-leaved trees Anionic polymer dispersants such as lignin and water-soluble salts thereof, or oxycarboxylic acids such as gluconic acid, glucoheptonic acid, arabonic acid, malic acid, citric acid and water-soluble salts thereof, or glucose, Monosaccharides such as toose, galactose, saccharose, isomerized sugar, sugars such as oligosaccharides such as dextrin, polysaccharides such as dextran, molasses containing them, sugar alcohols such as sorbitol, epoxy compounds such as epichlorohydrin, etc. Can be appropriately selected and used together (in some cases, reacted).
[0025]
【Example】
EXAMPLES Next, although an Example is given and this invention is demonstrated further in detail, this invention is not limited to these Examples.
[0026]
Examples 1 12 and Comparative Examples 1 to 5
[Preparation of modified polyphenolic compounds 1]
An amount of the polyphenolic compound (A) determined by the molar ratio shown in Table 1 and the compound (C) capable of condensing with an aldehyde were added, stirred and dissolved. While maintaining this solution at 70 ° C., an amount of the aldehyde compound (B) determined by the molar ratio shown in Table 1 was gradually added. The reaction was continued at 70 ° C. until the viscosity of the modified polyphenolic compound in the reaction solution reached 200 cps. This viscosity was measured at 25 ° C. using a B-type viscometer. The water content in the final reaction product was 50% by weight.
[0027]
[Table 1]
Figure 0003636795
[0028]
In Table 1, the item α is the number of moles of the polyphenolic compound (A) or the total number of moles of the polyphenolic compound (A) and the compound (C) capable of condensing with the aldehyde of the aldehyde compound (B). It is the ratio of the number of moles. That is, [number of moles of aldehyde compound / (number of moles of polyphenolic compound) or (number of moles of polyphenolic compound + number of moles of compound condensable with aldehyde)]. Further, the item β is the ratio of the number of moles of the compound that can be condensed with the aldehyde to the number of moles of the polyphenolic compound. That is, [number of moles of compound condensable with aldehyde / number of moles of polyphenolic compound]. In Table 1, the numbers in parentheses in the lower column of each substance such as a polyphenolic compound are the charged molar ratio of each substance. Hereinafter, α, β, and parentheses in the table are the same as this.
[0029]
[Preparation of modified polyphenolic compounds 2]
An amount of a polyphenolic compound determined by the molar ratio shown in Table 2 and a compound capable of condensing with an aldehyde were added, stirred and dissolved. While maintaining this solution at 95 ° C., an amount of aldehyde compound determined by the molar ratio shown in Table 2 was gradually added. Thereafter, stirring was continued at this temperature for 2 hours. The water content in the final reaction product was 50% by weight.
[0030]
[Table 2]
Figure 0003636795
[0031]
[Preparation of asphalt composition]
Asphalt with a penetration of 80 to 100 was heated and melted to 145 ° C. On the other hand, the surfactants shown in Table 3 and 0.15 parts by weight of calcium chloride were dissolved in warm water at 45 ° C., and then the polyphenolic compounds modified products shown in Tables 1 and 2 were added and dissolved.
An emulsion was prepared by simultaneously passing 40 parts by weight of this 45 ° C. emulsified aqueous solution and 60 parts by weight of the 145 ° C. molten asphalt through a Hallel homogenizer. However, hydrochloric acid was used when an amine surfactant was used, and the emulsified aqueous solution was adjusted to pH 2. The test shown below was done using the obtained emulsified aqueous solution. The results are summarized in Table 3.
For comparison, an emulsion to which no modified polyphenolic compounds were added and an emulsion to which tannic acid was added were prepared and subjected to the same test.
[0032]
<Test method>
(1) Emulsion storage stability
According to JIS K 2208-1980, the case of passing the standard is indicated by ○, and the case of not passing is indicated by ×.
[0033]
(2) Adhesion with crushed stone Dried crushed stone of 5 to 13 mm is immersed in water for 1 minute, and immediately after being taken out, immersed in the emulsion for 1 minute. Then, it is taken out from the emulsion, and crushed stones are arranged on a glass plate, which is cured at room temperature for 24 hours and then immersed in warm water at 80 ° C. for 1 hour. After 1 hour, the ratio of the area of the crushed stone covered with the asphalt film was determined with the naked eye, and the adhesion area (%) was determined. However, the number of crushed stones used in one test was 10 and the type of crushed stone was limestone. Judgment of the results was evaluated by the following ×, Δ, ○, ◎.
×: Asphalt adhesion area (%) less than 50% △: Asphalt adhesion area (%) between 50% and less than 70% ○: Asphalt adhesion area (%) between 70% and less than 90% ◎: Asphalt adhesion area (%) Is over 90%.
[0034]
(3) Aggregate mixability After adding 60g of added water to 2200g of dry aggregate with a composition that conforms to the particle size distribution of the dense particle size described in the road pavement outline, add 240g of asphalt emulsion, and add asphalt emulsion and bone. Mixability with the material was tested. The test temperature was 25 ° C., and the mixer used was an asphalt mixture preparation (5 liters) manufactured by World Test Co., Ltd. and kneaded for 2 minutes. Determination was evaluated by the following x, Δ, ○, ◎.
×: Emulsion decomposes during mixing Δ: Evenly mixed, but immediately decomposes ○: Evenly mixed, but has a short workability ◎: Evenly mixed, good workability, sufficient working time is there.
[0035]
(4) Crush strength After adding 24 g of added water to 1140 g of dry aggregate with a composition suitable for the particle size distribution of the dense particle composition described in the road pavement outline, 60 g of asphalt emulsion was added and mixed. This was placed in a Marshall stability test mold, compacted 75 times, and then inverted and compacted 75 times. The specimen was removed from the mold and cured at 60 ° C. for 3 days, and then immersed in warm water at 60 ° C. for 24 hours. After the specimen was cooled to 20 ° C., the crushing strength was measured with a load measuring device.
[0036]
[Table 3]
Figure 0003636795
[0037]
【The invention's effect】
As detailed above, asphalt emulsions are prepared by appropriately selecting asphalt, polyphenolic compound modified products, and surfactants, so that emulsion storage stability, aggregate mixing, aggregate adhesion, and peeling resistance can be obtained. It has been clarified for the first time by the present inventors that an asphalt emulsion satisfying all the performances required by the market, such as properties, high strength and high durability, can be obtained. Therefore, such asphalt emulsions can be effectively used for road pavement, railroad tracks, cement asphalt mortar, corrosion protection, rust prevention, waterproof treatment, adhesives, agricultural land improvement materials, etc. it can.

Claims (4)

加水分解型タンニン、縮合型タンニン、精製タンニン酸及びピロガロールから選ばれるポリフェノール性化合物(A)とアルデヒド化合物(B)とを縮重合して得られるポリフェノール性化合物類変性物を含有することを特徴とするアスファルト乳剤。 It contains a polyphenolic compound modified product obtained by polycondensation of a polyphenolic compound (A) selected from hydrolyzable tannin, condensed tannin, purified tannic acid and pyrogallol and an aldehyde compound (B). Asphalt emulsion. 加水分解型タンニン、縮合型タンニン、精製タンニン酸及びピロガロールから選ばれるポリフェノール性化合物(A)とアルデヒド化合物(B)とアルデヒドと縮合可能な化合物(C)とを共縮重合して得られるポリフェノール性化合物類変成物を含有することを特徴とするアスファルト乳剤。Polyphenolic compound obtained by co-condensation polymerization of polyphenolic compound (A) selected from hydrolyzed tannin, condensed tannin, purified tannic acid and pyrogallol , aldehyde compound (B) and compound (C) capable of condensing aldehyde An asphalt emulsion characterized by containing a modified compound. アルデヒドと縮合可能な化合物(C)が、フェノール、ビスフェノールA、アミノ基を有する化合物、ケトン類、オキシ安息香酸、アルキルベンゼン及びフラン系化合物の中から選ばれる1種以上である請求項記載のアスファルト乳剤。The asphalt according to claim 2, wherein the compound (C) capable of condensing with an aldehyde is at least one selected from phenol, bisphenol A, a compound having an amino group, ketones, oxybenzoic acid, alkylbenzene, and a furan compound. emulsion. アスファルト40〜80重量部と水60〜20重量部との合計 100重量部に対して、界面活性剤0.01〜10.0重量部及びポリフェノール性化合物類変成物0.01〜10.0重量部を含有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のアスファルト乳剤。  It contains 0.01 to 10.0 parts by weight of a surfactant and 0.01 to 10.0 parts by weight of a modified polyphenolic compound with respect to a total of 100 parts by weight of 40 to 80 parts by weight of asphalt and 60 to 20 parts by weight of water. The asphalt emulsion according to any one of claims 1 to 3.
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