JP3636576B2 - Master cylinder - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用液圧式ブレーキシステムに用いられるマスタシリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来技術として例えば本出願人が先に提案した特願平8−354052号があり、以下、図4を参照して説明する。
【0003】
従来のマスタシリンダは全体として1で示され、シリンダ本体2の内部に形成されるシリンダ孔3に対してプライマリ側である第1ピストン4と、セカンダリ側である第2ピストン5がそれぞれ摺動自在に挿入されている。第1ピストン4と第2ピストン5との間には第1液圧室6が区画され、第2ピストン5とシリンダ孔3の底部との間には第2液圧室7が区画される。シリンダ本体2の上部には、作動液リザーバの接続部10、11がそれぞれグロメットシール12、13を装着して嵌入される第1ボス部8および第2ボス部9が形成されている。第1ピストン4および第2ピストン5はセンタバルブ部14、15を備え、公知のようにピストン4、5の移動に応じてセンタバルブ部14、15が開閉される。第1、第2液圧室6、7にて発生した液圧はそれぞれ図示しない出力ポートから各車輪のホイールシリンダに供給される。また、第2ボス部9の内部と第1液圧室6との間は、外部作動器であるポンプ装置22およびその吐出側に設けられる逆止弁23を備えた配管24が接続されており、車輪の駆動スリップ時やコーナリングでのオーバステアリング、アンダーステアリング時にポンプ装置22を駆動し、そのポンプ圧を第1液圧室6に導入して第2ピストン5を第2液圧室7側に移動させることにより所定のブレーキ力を得る、自動ブレーキ制御システムが構成されている。
【0004】
第1ピストン4において、センタバルブ部14の構成要素の一部であるピン部材16は第1ピストン4の外周部に装着された筒状の支持部材17により支持され、この支持部材17はシリンダ本体2の開口部2aに装着される環状リング18により開口部2a側への移動が規制されている。すなわち、第1ピストン4の上記開口部2a側の移動は、この環状リング18により規制されている。また、環状リング18は、開口部2aに装着され第1ピストン4の外周に摺接することにより当該第1ピストン4の移動を案内する環状の案内部材19に支持されるとともに、この案内部材19は、開口部2aの端部内壁面の環状溝21に係合される抜け止めリング20により位置決めされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のマスタシリンダ1の構成では、第1ピストン4のシリンダ本体開口部2a側への移動規制、すなわち開口部2aからの第1ピストン4の抜け防止を、環状溝21に係合する抜け止めリング20でもって行うようにしているので、自動ブレーキ制御時に外部装置(ポンプ装置)22が駆動されて第1液圧室6に液圧が導入されたとき、この大きな液圧に耐え切れずに抜け止めリング20が破損してしまう恐れがあるという問題がある。なお、この抜け止めリング20はC型のリング部材から成るもので、その軸方向の厚さを大きくして耐圧強度を高めるようにしても、却って弾性変形(縮径)させるのに要する力が大きくなり、シリンダ本体2の開口部2aへの組付け性が悪化する。
【0006】
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、外部作動器(ポンプ装置)からの液圧によって、プライマリ側のピストンの移動規制を行う抜け止め部材の破損を防止して、確実に移動規制を行うことができるマスタシリンダを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の課題は、一端に開口部を形成し、内部にシリンダ孔を有するシリンダ本体と、前記シリンダ孔内に摺動自在に挿入されこのシリンダ孔内に液圧室を区画するピストンと、前記液圧室とリザーバとの間を連絡し前記ピストンの移動に応じて開閉される連絡通路と、この連絡通路に形成された絞り孔と、前記開口部から前記ピストンの抜けを防止する抜け止め部材とを有し、前記液圧室に対して外部作動器により発生する液圧が導入可能なマスタシリンダにおいて、前記抜け止め部材は、前記ピストンの前記開口部側への移動を規制可能に前記ピストンと係合する係合部と、前記開口部側で前記シリンダ本体に直接螺着される筒状部とが一体形成されてなり、前記抜け止め部材の内周側には、前記ピストンが貫通すると共に、このピストンの外周に摺接することにより当該ピストンの移動を案内する案内部材が収納されており、前記係合部は前記案内部材よりも前記液圧室側に配置されていることを特徴とするマスタシリンダ、によって解決される。
【0008】
本発明は、シリンダ本体の開口部からピストンの抜けを防止する抜け止め部材を、ピストンの上記開口部側への移動を規制可能に当該ピストンと係合する係合部と、開口部側でシリンダ本体に直接螺着される筒状部とを一体形成させて構成することにより、外部作動器から液圧室へ導入される液圧を、案内部材を介することなく、シリンダ本体でもって受けるようにしている。これにより抜け止め部材および案内部材が破損する恐れを無くして、確実に開口部からのピストンの抜けを防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0010】
図1は本発明の実施の形態によるセンタバルブ型のマスタシリンダを示し、プライマリ側である第1ピストンの周辺部分のみを示している。シリンダ本体32の内部に形成されるシリンダ孔33に対して、外周部に環状のシール部材35を装着したピストン(第1ピストン)34が摺動自在に挿入されており、その前方部(図中左方)において液圧室(第1液圧室)36を区画している。ピストン34の前方部分に形成される凹所37と、この凹所37に螺着固定され液圧室36内に張設される戻しばね44の一端を支持するリテーナ45とにより弁室39が区画され、この弁室39には、ゴム製の弁座48と、この弁座48を支持する弁座支持部材51と、ポペット弁体47と、このポペット弁体47を弁座の方向に付勢する弁ばね52が配設されている。ポペット弁体47の軸部は、ピストン34の胴部にその軸線方向とは直交する方向に形成される長孔64の内部に臨んでおり、図示する状態では、長孔64を貫通するピン部材46に当接して開弁された状態をとっている。
【0011】
ピン部材46は、ピストン34の外周に対して摺動自在に装着された環状のカラー部材54に支持されている。カラー部材54はカラー63とガイド55とから成り、ピン部材46の両端部はガイド55に支持され、その外周部はカラー63の側周部で覆われている。そこで本実施の形態では、カラー63の側周部に図2および図3に示すようにピン部材挿入部として半円状の切欠き63a、63a、63aを、カラー63の同一直径上以外の位置、すなわち、例えば120度間隔で形成することにより(図3参照)、ピン部材46の抜けを防止している。カラー63とガイド55とは互いに相対移動が可能で、ピン部材46の組付け時は、ピストン34のフランジ部34aに一端が支持されるばね部材53のばね力に抗してカラー63を移動させ、その半円状のピン部材挿入部63aとガイド55のピン挿入部(孔)とを整列させることにより行われる。また、本実施の形態ではピン部材挿入部63aを3箇所等間隔で形成することにより、ピン部材46の組付け性を向上させている。
【0012】
シリンダ本体32の開口部32aには本発明に係る抜け止め部材50がシールリング56を介して設けられている。抜け止め部材50は、ピストン34の上記開口部32a側への移動を規制可能な係合部50aと、上記開口部32a側でシリンダ本体32に直接螺着される筒状部50bとを有し、これら係合部50aと筒状部50bとは一体的に形成されている。本実施の形態では、係合部50aは上述したカラー部材54のガイド55を介してピストン34と係合可能となっている。また、抜け止め部材50の内周には、ピストン34が貫通する環状の案内部材49がシールリング59を介して収納され、この案内部材49の内周をピストン34の外周に摺接させることによりピストン34の移動を案内するようにしている。抜け止め部材50の係合部50aは、図1に示すように、案内部材49よりも液圧室36側(図1において左方側)に配置されている。
【0013】
シリンダ本体32の上部に形成されるボス部38には図示しない作動液リザーバの一方の接続部40がグロメットシール42を介して嵌着されており、作動液リザーバの内部(液貯留室)を液圧室36と連通可能としている。すなわち、図示するブレーキ非作動状態では、センタバルブ機構が開弁しているので、作動液リザーバの内部は、補給室68、長孔64、ポペット弁体47の軸部の周囲、弁室39およびリテーナ45に形成される絞り孔45aから成る連絡通路を介して液圧室36と連通可能となっているが、運転者のブレーキ操作によるブレーキ作動時は、ピストン34の液圧室36側への移動によりセンタバルブ機構が閉弁して上記連絡通路が遮断されるようになっている。また、車輪の駆動スリップ時やコーナリング中でのオーバーステアリング、アンダーステアリング時に行われる所定の自動ブレーキ制御時には、外部作動器である図示しないポンプ装置により作動液リザーバ内の作動液を加圧して液圧室36に供給可能となっている。
【0014】
シリンダ本体32の開口部32a側は、図中一点鎖線で示す負圧式ブレーキ倍力装置70が接続される。このとき、抜け止め部材50の外周部に装着されたシールリング66により、負圧式ブレーキ倍力装置70の負圧室(図示せず)と大気(外部)との間を密封する。また、抜け止め部材50の内周において案内部材49に隣接して装着される環状の第1密封部材57により補給室68と大気との間が密封されると共に、案内部材49の段部に装着される環状の第2密封部材58により負圧式ブレーキ倍力装置70の負圧室と大気との間が密封される。これら第1、第2密封部材57、58の間は、案内部材49に形成された通孔71と抜け止め部材50に形成された通孔72とを介して外部へ連通している。また、案内部材49および第2密封部材58の位置決めは、環状部材61およびリング部材62により行われる。
【0015】
本実施の形態は以上のように構成される。次に、この作用について説明する。
【0016】
図示するブレーキ非作動状態から、運転者のブレーキ操作によるブレーキ制御すなわち人的なブレーキ制御が行われると、ピストン34は液圧室36側へ移動される。このとき、ピン部材46を支持するカラー部材54は、ピストン34が所定距離移動する間、ばね部材53の付勢力によりピストン34に対して相対移動し、ポペット弁体47を弁座48に確実に着座させ、公知のように液圧室36にブレーキ液圧を発生させる。また、ピストン34の移動により図示しない第2ピストンをも移動させ、第2液圧室にブレーキ液圧を発生させる。
【0017】
運転者のブレーキ操作解除によりブレーキ力が弛められると、戻しばね44のばね力によりピストン34を補給室68側へ移動させる。このとき、先ず、カラー部材54が抜け止め部材50の係合部50aに当接し、その後、ポペット弁体47の軸部(端部)がピン部材46に当接する。これによりポペット弁体47が弁座48から離座しセンタバルブ機構が開弁する。また、ピストン34の移動の規制は、長孔64の周壁部とピン部材46との当接を経て、カラー部材54のガイド55を介して抜け止め部材50の係合部50aでもって行われる。
【0018】
車輪の駆動スリップ時やコーナリング中でのオーバーステアリング、アンダーステアリング時、外部作動器としての図示しないポンプ装置により液圧室36にブレーキ液圧が導入され、所定の自動ブレーキ制御が行われる。このとき、ピストン34のセンタバルブ機構は開弁状態にあるが、液圧室36に導入されるポンプ圧の補給室68側への流入が絞り孔45aにより制限され、このときの差圧によって第2ピストンが移動され、第2液圧室にブレーキ液圧が発生する。
【0019】
また、自動ブレーキ制御時において、図示する非作動状態にあるピストン34は液圧室36に導入される液圧、すなわち上記ポンプ装置の吐出圧を受ける。このとき、ピストン34はシリンダ本体開口部32a側へ作用する力を受けるが、この作用力は、長孔64の周壁部とピン部材46との当接を経て、上述したような抜け止め部材50の係合部50aとカラー部材54のガイド55との当接力に置き換えられる。そこで、本実施の形態では抜け止め部材50(正確にはその筒状部)をシリンダ本体32に対して直接螺着しているので、上記当接力を確実に支持することができる。換言すれば、自動ブレーキ制御時にピストン34に作用するポンプ装置の大きな吐出圧を、案内部材49を介さずに、シリンダ本体32でもって受けるようにしている。
【0020】
したがって本実施の形態によれば、大きなポンプ圧がピストン34に作用する自動ブレーキ制御時においても、抜け止め部材50および案内部材49の破損の恐れを無くし、シリンダ本体32の開口部32aからのピストン34の抜けを確実に防止すると共に、ピストン34の移動規制を確実に行うことができる。
【0021】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0022】
例えば以上の実施の形態では、ピストン34の中心軸線上に弁体47を配置したセンタバルブ型のマスタシリンダを適用したが、これに代えて、例えば、ピストンの移動に伴ってシリンダ本体側に設けた連通孔を開閉するコンベンショナル型のマスタシリンダにも本発明は適用可能である。
【0023】
また、以上の実施の形態では、センタバルブ機構の一構成要素であるピン部材46の両端部を支持する環状のカラー部材54を、カラー63およびガイド55の2部材で構成したが、これをひとつの部材で構成することも可能である。さらに、ピン部材挿入部63aの数を増減することも勿論可能である。
【0024】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のマスタシリンダによれば、シリンダ本体の開口部からピストンの抜けを防止する抜け止め部材は、ピストンの上記開口部側への移動を規制可能に当該ピストンと係合する係合部と、開口部側でシリンダ本体に直接螺着される筒状部とを一体形成されているので、外部作動器から液圧室へ導入される液圧をシリンダ本体でもって受けることができ、これにより抜け止め部材および案内部材が破損する恐れを無くして、確実に開口部からのピストンの抜けを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるマスタシリンダの要部を示す断面図である。
【図2】本発明に係るカラー部材の一構成要素を示す断面図である。
【図3】図2における[3]−[3]線方向の矢視図である。
【図4】従来のマスタシリンダの全体を示す断面図である。
【符号の説明】
32 シリンダ本体
32a 開口部
33 シリンダ孔
34 ピストン
36 液圧室
45a 絞り孔
46 ピン部材
49 案内部材
50 抜け止め部材
50a 係合部
50b 筒状部
54 カラー部材
63a ピン部材挿入部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a master cylinder used for a hydraulic brake system for vehicles.
[0002]
[Prior art]
As this type of prior art, for example, Japanese Patent Application No. 8-354052 previously proposed by the applicant of the present application is known, and will be described below with reference to FIG.
[0003]
A conventional master cylinder is generally indicated by 1, and a
[0004]
In the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the configuration of the conventional master cylinder 1, the movement of the
[0006]
The present invention has been made in view of the above-described problem, and prevents the retaining member that restricts the movement of the primary-side piston from being damaged by the hydraulic pressure from the external actuator (pump device) to reliably restrict the movement. It is an object of the present invention to provide a master cylinder that can be used.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The above-described problems include a cylinder body having an opening at one end and having a cylinder hole therein, a piston that is slidably inserted into the cylinder hole and defines a hydraulic chamber in the cylinder hole, and the liquid A communication passage that communicates between the pressure chamber and the reservoir and is opened and closed according to the movement of the piston; a throttle hole formed in the communication passage; and a retaining member that prevents the piston from coming out of the opening. And a master cylinder capable of introducing hydraulic pressure generated by an external actuator into the hydraulic pressure chamber, wherein the retaining member is capable of restricting movement of the piston toward the opening. An engaging portion that engages and a cylindrical portion that is screwed directly to the cylinder body on the opening side are integrally formed, and the piston penetrates the inner peripheral side of the retaining member. This piston Guide members for guiding the movement of the piston is housed by sliding contact with the outer periphery, the master cylinder the engagement portion, characterized in that disposed in the hydraulic pressure chamber side of the guide member, by Solved.
[0008]
The present invention relates to a retaining member for preventing the piston from coming out of the opening of the cylinder body, an engaging portion for engaging the piston so that movement of the piston toward the opening can be restricted, and a cylinder on the opening side. By integrally forming the cylindrical portion that is directly screwed to the main body, the hydraulic pressure introduced from the external actuator to the hydraulic pressure chamber is received by the cylinder main body without passing through the guide member. ing. Eliminating the possibility of retaining member and the guide member is damaged by this, it is possible to reliably prevent leakage of the piston from the opening.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0010]
FIG. 1 shows a center valve type master cylinder according to an embodiment of the present invention, and shows only a peripheral portion of a first piston on the primary side. A piston (first piston) 34 having an
[0011]
The pin member 46 is supported by an
[0012]
A
[0013]
One
[0014]
A negative pressure
[0015]
This embodiment is configured as described above. Next, this operation will be described.
[0016]
When the brake control by the driver's brake operation, that is, the human brake control is performed from the illustrated brake non-operating state, the
[0017]
When the braking force is released by releasing the brake operation by the driver, the
[0018]
During over-steering or under-steering during wheel drive slip or cornering, brake fluid pressure is introduced into the
[0019]
In addition, during the automatic brake control, the
[0020]
Therefore, according to the present embodiment, even during automatic brake control in which a large pump pressure acts on the
[0021]
The embodiment of the present invention has been described above. Of course, the present invention is not limited to this, and various modifications can be made based on the technical idea of the present invention.
[0022]
For example, in the above embodiment, the center valve type master cylinder in which the
[0023]
Further, in the above embodiment, the
[0024]
【The invention's effect】
As described above, according to the master cylinder of the present invention, the retaining member that prevents the piston from coming off from the opening of the cylinder body engages with the piston so that the movement of the piston toward the opening can be restricted. Since the engaging portion and the cylindrical portion that is directly screwed to the cylinder main body on the opening side are integrally formed, the hydraulic pressure introduced from the external actuator to the hydraulic pressure chamber is received by the cylinder main body. can be, by eliminating the possibility of this by retaining member and the guide member is damaged, it can be prevented reliably escape of the piston from the opening.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a main part of a master cylinder according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing one component of a collar member according to the present invention.
3 is a view taken in the direction of arrow [3]-[3] in FIG. 2;
FIG. 4 is a cross-sectional view showing the whole of a conventional master cylinder.
[Explanation of symbols]
32
Claims (4)
前記抜け止め部材は、前記ピストンの前記開口部側への移動を規制可能に前記ピストンと係合する係合部と、前記開口部側で前記シリンダ本体に直接螺着される筒状部とが一体形成されてなり、
前記抜け止め部材の内周側には、前記ピストンが貫通すると共に、このピストンの外周に摺接することにより当該ピストンの移動を案内する案内部材が収納されており、前記係合部は前記案内部材よりも前記液圧室側に配置されていることを特徴とするマスタシリンダ。A cylinder body having an opening at one end and having a cylinder hole therein; a piston that is slidably inserted into the cylinder hole and defines a hydraulic chamber in the cylinder hole; the hydraulic chamber and a reservoir; A communication passage that opens and closes according to the movement of the piston, a throttle hole formed in the communication passage, and a retaining member that prevents the piston from coming off from the opening, In the master cylinder that can introduce the hydraulic pressure generated by the external actuator to the hydraulic chamber,
The retaining member includes an engaging portion that engages with the piston so that movement of the piston toward the opening side can be restricted, and a cylindrical portion that is directly screwed to the cylinder body on the opening side. Formed integrally ,
A guide member that guides the movement of the piston by sliding in contact with the outer periphery of the piston is housed on the inner peripheral side of the retaining member, and the engaging portion is the guide member. The master cylinder is arranged closer to the hydraulic pressure chamber .
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