JP3636283B2 - 通信処理制御方法、通信処理制御システム、及び通信処理制御装置 - Google Patents

通信処理制御方法、通信処理制御システム、及び通信処理制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は通信システムに関し、特に、多重脚(マルチプルレッグ)通信セッションのアラート(呼び出し)の開始の制御に係る装置、方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
急速に高度化されつつある通信サービスの出現を受けて、通信交換機への単一の着信通話を、同一の時間期間の間に、相異なった着呼者への複数個の独立した発信通話(脚)に分岐させることを可能にするための種々の提案がなされてきている。これらの着信及び複数個の発信通話は、PTSN(公衆交換電話ネットワーク)、ISDN(統合デジタルサービス網)、あるいはT1/E1回線通話などの回線通話、あるいはセルラ通話もしくは他の移動体通信サービスなどの無線通話である。
【0003】
この種の提案は、米国標準局(ANSI)によってセルラ通信などの無線通信に関するANSI−41スペシフィケーションに含まれて、“フレキシブルアラーティング(呼び出し)”と呼称されている。しかしながら、ANSI−41フレキシブルアラーティングスペシフィケーションは、このような独立かつ同時発信多重脚通話のインプリメンテーション及び制御に関する特定の方向付けあるいはガイドラインは含んでいない。
【0004】
その他の従来技術に係るシステムも、同一の時間期間における相異なった着呼者宛の多重発信通話を実現しない。むしろ、この種の既知のシステムは、多重同時発信通話よりも個別の順次通話を実現する。例えば、着信通話は、まず、第一の電話番号を有する家庭内の電話機を呼び出す。この第一通話に対する応答がない場合には、この通話脚は終了させられ、相異なった第二の電話番号を有する第二の電話機、例えばセルラ電話機、が呼び出される。第二通話に対する応答がない場合には、第二通話脚は終了させられ、第三の電話番号を有するポケットベル(ページャ)などが呼び出される。
【0005】
このようなフレキシブル呼び出しあるいは単一の着信通話脚から複数個の独立した発信通話脚を有するようなシステムにおいては、最初に応答した発信通話脚が当該通話を受信して発呼者に接続され、他の通話脚は解放される(すなわち、それらの呼び出しが停止して落とされるすなわち破棄される)。加えて、発信通話脚を受信するエンドユニットすなわち(有線電話機及び無線すなわち移動体電話機などの)加入者の終端側利用者邸内装置は、このようなフレキシブル呼び出し通話の他に直接通話も受信する。このような多重発信通話脚に係る特徴的な困難点は、この種の加入者あるいは他の利用者が、フレキシブル呼び出し通話以外の直接通話に関して相異なった要求を持ちうることである。例えば、加入者は、回線が使用中である場合には直接通話がボイスメールシステムへ転送されることを希望する一方、フレキシブル呼び出しセッションは回線が使用中である場合には解放されることを希望する場合があり、その場合には、その通話は当該フレキシブル呼び出しグループ内の他のメンバーによって応答されることになる。結果として、この種のフレキシブル呼び出し通話は、ボイスメールや通話転送サービスなどの種々のエンドユニットサービスをインプリメントする、遠隔地に位置する交換機によって実現されるものとは相異なった処理を要求する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、単一の着信通話脚から発呼された複数個の独立発信通信セッション(通話脚)をインプリメントしかつ制御するための装置、方法及びシステムに関する要求が存在する。この種の装置、方法及びシステムは、多重独立発信通信脚すなわちリンクに係るコンカレントすなわち同時呼び出しを実現するなどの、呼び出し開始の制御も実現すべきである。この種の装置、方法及びシステムは、ユーザフレンドリーであってかつユーザに透過であるべきである。この種の装置、方法及びシステムは、無線すなわち無線通信システムにおいて発生しうる変化しつつある環境及びユーザの状況に動的に応答するものであるべきである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に従って、例えばフレキシブル呼び出しサービスに関する発信通話脚の二次処理制御などの、遠隔交換機による多重脚通信セッションの二次処理を制御するシステム、装置及び方法が提供される。本発明の望ましいシステム実施例においては、移動体交換センターに接続されたホームロケーションレジスタが含まれる。本発明の望ましいシステム実施例においては、移動体交換センターは、プライマリ電話番号(“DN”)を指定する着信通話脚を受信する。フレキシブル呼び出しあるいは他の多重脚通信の加入者あるいは他のユーザは、通常、本明細書においてセカンダリDNと呼称される一群の別の電話番号を予め規定する。セコンダリDNはプライマリDNに関連しており、プライマリDN宛の通話が設定されると、セカンダリDNの全てが呼び出される。このようなリストすなわちグルーピングはフレキシブル呼び出しグループ、あるいはより一般的に呼び出しグループと呼称される。その後、プライマリDN宛の着信通話は移動体交換センターによって処理され、当該着信通話を、当該ユーザによって予め規定された呼び出しグループに属する複数個の相異なった移動体あるいは有線セカンダリDN宛にルーティングして、これら相異なった独立DN宛の複数個の相異なった発信通信脚を生成する。これら発信通話脚に最初に応答したものが当該通話を受信して発呼者に接続され、その他の通話脚は解放される(対応する呼び出しが停止して落とされるすなわち破棄される)。
【0008】
従来技術において、最終通信先への発信通話脚のルーティングすなわち交換に関与している終端側交換機すなわちエンドオフィスは、通常、加入者のDNへの直接通話が応答されなかった場合のボイスメールや通話転送などの、加入者宛の全通話の二次処理を提供している。しかしながら、多重脚通信セッションに関しては、異なった二次処理が望まれる。例えば、ボイスメールへ転送されるよりも、応答されない発信通話脚が解放されて、そのことによって呼び出しグループの他のメンバーが対応する発信通話脚に応答することを可能にする、などである。結果として、本発明に従って、多重脚通信セッションの発信通話脚のこの種の二次処理に係る制御が、終端側交換機すなわちエンドオフィスではなく、発信側(すなわち着信通話側)交換センターにおいて管理される。
【0009】
フレキシブル呼び出しサービスに係る発信通話脚の二次処理を制御する本発明の望ましいシステム実施例の一つにおいては、ホームロケーションレジスタ及び移動体交換センターが含まれる。ホームロケーションレジスタは、パイロットDNに係る複数個のセカンダリDNを有しており、各々のセカンダリDNに関して、さらに対応する発信無応答時間パラメータを有している。移動体交換センターは、パイロットDNを指定する着信通話脚を受信して各セカンダリDNに係る各々の発信通話脚を相異なるように処理及びルーティングするインターフェースを有している。移動体交換センターは、さらに、対応する発信無応答時間パラメータに従って、各々の発信通話脚の二次処理を実現する。本発明の望ましい実施例においては、対応する発信無応答時間パラメータは、対応する着信無応答時間パラメータよりも短い。この着信無応答時間パラメータは、例えば、未応答通話をボイスメールに転送する目的で、着信交換機あるいはエンドオフィスによって用いられるものである。
【0010】
本発明の望ましい実施例においては、対応する発信無応答時間パラメータは、修正されたANSIコンパチブルなLocationRequest RETURN RESULTの終端リスト内のパラメータとして含まれている。
【0011】
通常、移動体交換センターは、発信通話脚が応答されると、着信通話脚を応答した発信通話脚に接続し、他の残存している発信通話脚を解放する。発信通話脚が応答されない場合、及び、対応する発信無応答時間パラメータが発信通話脚に関して無効である場合には、移動体交換センターは、着信側交換機が当該発信通話脚に関する二次処理を実行する前に、当該発信通話脚を解放する。発信通話脚がさらにインストラクションを有している場合には、移動体交換センターはそのインストラクションを実行する。このようにして、発信通話脚が応答されない場合には、発信側交換機は、遠隔すなわち着信側交換機による制御の代わりに、発信通話脚に対してなされうるあらゆる二次処理に係る制御を保持する。
【0012】
【発明の実施の形態】
前述されているように、通信交換機宛の単一通話脚から発せられる複数個の独立発信通信セッション(すなわち通話脚)をインプリメントして制御する装置、方法及びシステムに係る要求が依然として存在する。本発明に従う装置、方法及びシステムが、このような複数個の独立発信通信セッションをインプリメントしかつ制御する。より詳細に述べれば、本発明に従った装置、方法及びシステムは、これら複数個の独立した発信通信セッションの、コンカレントすなわち同時呼び出しの実現等の、呼び出しの開始の制御を実現する。本発明に係る装置、方法及びシステムは、ユーザフレンドリーかつユーザに関してトランスペアレントである。加えて、本発明に係る装置、方法及びシステムは、例えば移動体電話の位置の起こり得る変化等の、無線すなわち無線通信システムにおいて発生しうる変化しつつある環境及びユーザの状況に動的に応答するものである。
【0013】
前述されているように、新たなANSI−41スペシフィケーションは、終端機能すなわち通話の終端等の、無線通信に係るフレキシブル呼び出しに係る通信標準を提供する。このスペシフィケーションにおいては、通話は、パイロット電話番号(“パイロットDN”)あるいはプライマリ電話番号(“プライマリDN”)と呼称される特別の電話番号(“DN”)に対して設定される。フレキシブル呼び出しあるいは他の多重脚通信の加入者もしくは他のユーザは、通常、本明細書においてセカンダリDNと呼称される一群の他の電話番号を予め規定している。ここで、セカンダリDNは、パイロットDNすなわちプライマリDNに関連しており、プライマリDN宛の通話が設定されると、全てのセカンダリDNが呼び出される。このようなリストすなわちグルーピングは、フレキシブル呼び出しグループ、あるいはより広く呼び出しグループあるいはセカンダリDNグループと呼称される(さらに、以下に議論されるある種の応答メッセージに組み込まれる場合には、終端グループあるいは終端リストとも呼称される。)。その後、パイロットDN宛の着信通話は移動体交換機によって処理され、移動体交換機は、着信通話をユーザが予め決定した呼び出しグループに含まれる複数個の相異なった有線/無線セカンダリDN宛にルーティングし、これらの相異なった独立DN宛の相異なった多重発信通信脚を生成する。最初に応答した発信通話脚がその通話を受信して発呼者に接続され、他の通話脚は開放される(すなわち、対応する呼び出しが中止されて落とされるすなわち破棄される)。
【0014】
このようなフレキシブル呼び出しあるいは多重脚通信は、例えばセールス、修理、あるいはディスパッチサービス等において有用である。この種のフレキシブル呼び出しは、自宅、オフィス、及びセルラ電話機等への多重通話などの他のビジネス及びパーソナルユースに関しても有用である。例えば、子供が単一のDN、つまり親のパイロットDN、へ電話をかけると、親の呼び出しグループすなわちリストに規定された関連するDNすなわち回線の全てにおけるDN、例えば自宅のDN、勤務先のDN、自宅のオフィスのDN、及びセルラあるいは他の移動体電話のDN全てが呼び出される。親が上記DNのうちのどこかの近くにいる場合には、単一の通話を設定するだけで、呼び出されることになる。
【0015】
結果として、本発明の目的は、着呼者と呼称される人物、より詳細に述べれば、(有線あるいは移動体電話機などの)着呼者の利用者邸内装置(“CPE”)が少なくとも二つの相異なった方法で通信通話を受信することである。第一の方法は、発呼者は、それらのDN宛に設定された着信通話を直接受信することである。第二の方法は、そのDNが呼び出しグループ内のセカンダリDNとして規定されている場合には、それらCPEは、呼び出しグループのパイロットDN(すなわちプライマリDN)宛に設定された着信通話を間接的に受信することである。本発明は、これら二つの別個のタイプの通話に関して相異なった処理を実現する目的で、遠隔(すなわち終端)ネットワークの交換機によるセカンダリ通話処理を制御することを指向している。例えば、直接通話に関しては、加入者は、応答されない通話が、当該加入者に対してサービスを提供している終端交換機(エンドオフィス)によってボイスメールに転送されることを望む可能性がある。逆に、間接すなわちフレキシブル呼び出し通話に関しては、加入者は、応答されない通話が、当該呼び出しグループ内の相異なった発信通話脚上のメンバーによって応答されることを望み、応答されない通話が終端エンドオフィスによってボイスメールに転送されたり他の二次処理をされることを望まない可能性がある。受信される通話に係るこの種の二次処理は、一般的には、着信通話脚を受信する発信側交換機から離れた位置に存在する終端エンドオフィス(すなわち交換機)によって制御されるため、本発明に従って、発信側交換機が、これら多重独立発信通話脚に直接関与してその制御を実現し、遠隔交換機すなわち終端交換機による二次処理制御を除去することが非常に望ましい。
【0016】
しかしながら、ANSI−41スペシフィケーションは、発信側交換機によるこれら多重発信通話脚の制御を扱っていない。と言うよりはむしろ、ANSI−41スペシフィケーションは、パイロットDN宛の着信通話がフレキシブル呼び出しグループに属する関連したセカンダリDN宛にルーティングされ、最終的に発呼者が着呼者に接続される、ということを要求するのみである。ANSI−41スペシフィケーションは、発信側交換機によってこれら発信通話脚の各々がどのように処理されるか、特に、遠隔交換機すなわち終端エンドオフィス交換機によってなされうる二次処理、に関しては、なんら言及していない。
【0017】
本発明に従って、多重独立発信通話脚の二次処理に係るこの種の制御が、発信側交換機(あるいは交換センター)、すなわち着信通話脚を受信した交換機であって着信通話交換機あるいは交換センターとも呼称される、によって保持される。本発明の望ましい実施例においては、この種の制御は二通りの方法で保持される。第一の方法においては、所定の時間期間が経過した後に発信通話脚が応答されない場合には、当該発信通話脚に係る制御が発信側交換機に戻される。このような場合には、例えば、終端交換機がそれをボイスメールに転送する前に、発信通話脚が発信側交換機によって解放される。この種の制御に関しては、望ましい無線システム実施例においては、無応答時間(“NAT”)と呼称される可変パラメータがこの所定の時間期間を規定するために用いられ、個々の発信通話脚毎に実行される。あるいは、この種の未応答通話がどのように処理され、解放されあるいはルーティングされるかを決定する特別のインストラクションあるいは情報が、種々の交換機間でやり取りされる。さらに、本発明の望ましい無線システム実施例においては、本発明に係る制御の第二の側面に従って、“終端トリガー”と呼称されるパラメータがやはり個々の発信通話脚毎に用いられる。以下の議論より明らかなように、本発明に従って、全ての発信通話脚に関して、個々の通話毎の制御を保持することは非常に有効である。
【0018】
図1は、本発明に従った、発信通話脚の遠隔交換機による二次処理を制御するシステムを模式的に示したブロック図である。図1に示されているように、プライマリDN宛の着信通話脚105は交換機100によって受信される。図1においては、交換機100は無線交換機として例示されているが、有線交換機でもよい。さらに、図1に示されているように、着信通話脚105は、6つの発信通話脚、すなわち呼び出しグループのセカンダリDNに対応する、利用者邸内装置(“CPE”)と呼称される種々のエンドユニット、つまり移動体CPE120、有線CPE121、有線CPE122、有線CPE123、有線CPE124、及び移動体CPE125、に対してルーティングされている。これら種々の発信通話脚は、例えばネットワーク150、有線交換機110及び130(CPE121向け)、有線交換機110及び132(CPE122向け)、有線交換機134及び140(CPE123向け)、有線交換機138(CPE124向け)、無線交換機136(CPE125向け)、及び同一の無線交換機100(CPE120向け)等の様々な個数の有線あるいは無線交換機及びネットワークを介してルーティングされる。図示されている交換機に加えて、PSTN、衛星回線、あるいは無線ノードもしくは交換機の組合せである無数の他の交換機あるいはノードがこの種の通話ルーティングに、例えばネットワーク150内に一般的に含まれている交換機あるいはノードとして、関与している。
【0019】
プライマリDN宛の着信通話脚105は、フレキシブル呼び出しグループの一部として予め規定された関連するセカンダリDNに対応する複数個の発信通話脚に分岐される;図1においては、発信通話脚151、152、153、154、155、及び156である。従来技術においては、二次通話処理に関しては、これら発信通話脚の各々が対応する終端交換機100、138、136、140、132、及び130の制御下にあった。しかしながら、本発明に従って、この種の二次処理に係る制御がより前段のネットワーク要素、より詳細に述べれば発信側すなわち着信側通話交換機100に移行されている。(以下により詳細に議論されるように、この種の発信側交換機100は、本発明の望ましい実施例においては、(ホームロケーションレジスタなどの)データベースを含むかあるいはそれに対して接続されている。)
【0020】
発信通話脚151、152、153、154、155、及び156の各発信通話脚に対して、本発明に従って、発信側交換機100は、無応答時間(“NAT”)あるいは発信側NATと呼称される、当該発信通話脚が応答されるべき時間期間を設定する。これら発信側NAT期間の各々は、それぞれ対応するCPEの二次処理に関して着信側交換機すなわちエンドオフィスによって用いられる、着信側無応答時間すなわち着信側NATと呼称される対応する時間期間のいずれよりも短くなるように予め決定されている。結果として、着信側交換機によって用いられるこれら長い時間期間が経過するよりも前に対応するより短い発信側NATが経過し、それによって二次処理の制御が発信側交換機100に戻されるすなわち発信側交換機100が二次処理の制御を保持する。例えば、交換機140がCPE123への発信通話脚を26秒以内に応答されない場合にボイスメールに転送する場合には、CPE123宛の発信通話脚154に係る発信側NATは、例えば25秒のように26秒より短くセットされる。このより短い時間期間(25秒)が経過する以前にCPE123宛の対応する通話脚が応答されなかった場合には、発信側交換機は当該発信通話脚154を解放し、着信側交換機140が当該通話に関する二次処理に関与すること、例えば当該通話の転送、を防ぐ。この種の二次処理は、より長い時間期間(着信側NAT)が経過した際にのみ発生し、このことは、当該通話がより早い時刻に解放された場合には、発生し得ない。
【0021】
同様の発信側NAT期間は、他の発信通話脚の各々に関して個々の通話脚毎に設定される。そして、それら発信通話脚が応答されずに発信側NAT期間が経過してしまった場合には、同様に処理される。例えば、交換機136に係る着信側無応答時間が17秒である場合には、発信通話脚153に係る発信側NATは17秒より短くセットされ、交換機132に係る着信側無応答時間が23秒である場合には、発信通話脚155に係る発信側NATは23秒よりも短くセットされる等々である。加えて、以下に詳細に議論されるように、これら発信側NAT期間の経過によって、特定の発信通話脚の解放に意外にも、他のタイプの二次処理が発信側交換機100によって実行されうる。
【0022】
結果として、本発明に従って、これら独立多重通話脚のセカンダリ処理に係る制御が、着信側交換機すなわちエンドオフィスから除去され、より前段のネットワーク要素、この実施例の場合では発信側交換機あるいは発信側交換センターによって保持される。本発明は、多重発信通話脚の各々に係るあらゆる二次処理を個別かつ独立に制御する目的で、無応答時間パラメータを利用する。本発明に係る発信側無応答時間パラメータは、変数であって個別の発信通話脚毎に独立であるが、ANSI−41スペシフィケーションや他の通信標準あるいは規格においては与えられておらず、それらとは全く独立のものである。むしろ、ANSI−41スペシフィケーションは、発信通話脚群全体を一つのものと見てそれらに適用する目的の、単一の一般的すなわちグローバル無応答時間パラメータを規定するのみである。これらは、本発明によって実現されるタイプの制御を実現しない。結果として、本発明に係る新しいパラメータを無線システムにおいて用いることは、現行のANSI−41スペシフィケーションの修正であり、独立なものである。本発明に係る新しい発信側NATパラメータは、あらゆる特定のネットワーク形態から独立なものであり、有線及び無線を含むあらゆるタイプの発信通話脚の二次処理の制御に用いられる。
【0023】
実際、ANSIタイプのグローバル無応答時間パラメータを用いることは、各発信通話脚がそれぞれ異なっていてその終端側無応答時間パラメータが非常に変わりやすいような場合には、それら発信通話脚の二次処理の適切な制御を実現するためには非常に問題となる。このようなグローバルパラメータを用いるためには、それは、呼び出しグループに含まれる全発信通話脚の終端側無応答時間パラメータのうちの最小のものよりも短くすなわち小さく設定されなければならない。しかしながら、各発信通話脚は、特に、第一の関連アプリケーションにおいて記述されているように、(サービス側MSC315(図3)によって提供されるようなテンポラリ(一時)ローカルDN(“TLDN”)等の)付加的なルーティングインストラクション等が存在する場合等のように、相異なっていてしかも非常に変わりやすい処理及びルーティング時間期間を有している。この種の通話の全ての呼び出しが適切にコンカレントに設定されていない場合には、迅速にルーティングされた発信通話脚に係る無応答時間が、他の通話脚が充分に呼び出されるさらにはルーティングが完了する以前に経過してしまう可能性があり、フレキシブルルーティングの目的を完全に打ち負かしてしまう。結果として、ANSI−41における他の目的のためにグローバルNATを用いることが適切であったとしても、その利用は、本発明に従って、各発信通話脚の個別の二次処理を実現するためには不適切であってかつ望ましくない。
【0024】
本発明に従って、各発信通話脚に係る個々の発信側NATの設定すなわち決定が、主として管理的すなわち経験的に行われる。特定のサービスプロバイダは、フレキシブル呼び出しやその他の多重脚通信サービスを設定する際に種々の終端側NATに係る適切な知識を有しており、それゆえ、呼び出しグループの初期設定の際に各通信脚毎に対応する個別の発信側NATを設定する。他の状況下では、この種の終端側NATは経験的なテストを通じて決定され、対応する個々の発信側NATも各通信脚毎に設定される。
【0025】
種々の発信側NATパラメータは、実際の使用及び加入者によるフィードバックに基づいて変更され得る。例えば、特定の加入者は、自らの終端側交換機が未応答通話脚を、発信が交換機が当該通話脚を解放するあるいは他の形態の二次処理(後に議論される)を提供するのではなく、ボイスメールにルーティングすることに気がつく場合がある。そのような場合には、対応する発信側NATパラメータは減少させられなければならない。逆に、特定の加入者は、自らの発信通話脚が、例えば当該通話脚の呼び出しに応答できる前に、余りにも早く解放されてしまうことに気がつく場合がある。そのような場合には、対応する発信側NATパラメータが増大される必要がある。
【0026】
図2は、本発明に従った第一のシステム実施例200を示すブロック図である。システム200は、単一あるいは複数個の移動体交換センター(“MSC”)215及び単一あるいは複数個の有線交換センター205を有している。これらは、基幹回線及びシグナリング回線を介して、互いに、そしてPSTNやISDNネットワーク等の他のロケーションへの複数個の通信接続、例えば通信衛星235への回線、を実現するより広範なネットワーク210に接続されている。システム200には、データベース220も含まれており、有線交換センター205及びMSC215に接続されていることが望ましい。 あるいは、データベース220は、様々な交換センター205及び215に含まれているすなわち統合されている。有線交換センター205は、一般には複数個の電話機240あるいは他の利用者邸内装置に接続されており、一方MSC215は、例えば特定の地理的領域内のセルラ電話機230等の種々の移動体ユニットへの無線回線を有している。加えて、有線及び無線交換センター205及び215が、通常、規制や他の歴史的理由によって物理的に分離されているが、これらの交換センターは、有線及び無線機能の双方を有する単一あるいは複数個の交換センターに統合され得る。
【0027】
プライマリDN宛の着信通話は、有線交換センター205あるいは一つの移動体交換センター215のいずれかによって受信される。その後、交換センター205あるいは215は、当該プライマリDNすなわちパイロットDNに係るセカンダリDNを含む呼び出しリスト(例えば終端リスト)に関する要求を、データベース220宛に送出する。本発明に従って、データベース220は、対応する交換センター205あるいは215宛に、関連するDN及びそれらに対応する(関連するDN一つに対して1つの)タイミング遅延パラメータの双方を含むすなわちリストにした応答を送出する。これらの対応するタイミング遅延パラメータを用いて、交換センター205あるいは215は、関連する発信通話脚の処理及ぶルーティングを開始する。(この際、各発信通話脚の処理及びルーティングは、前記第一関連アプリケーションにおいて記述されているように、対応するタイミング遅延パラメータに従って遅延させられる。)各発信通話脚に関して、交換センター205あるいは215はそれら通話脚及び関連する発信側NATをモニターする。発信通話脚のうちの一つが応答された場合には、着信通話脚は当該応答した発信通話脚に接続され、残りの発信通話脚が解放される。このプロセスの間、個々の発信側NATのうちのいずれかに相当する時間が経過した場合には、その対応する通話脚は解放されるか、あるいは後に議論されるように、他のインストラクションによって処理される。システム200の動作の詳細は、以下に詳述される。
【0028】
図3は、本発明に従った、ANSI−41フレキシブル呼び出し等に係る、第二のより望ましい無線通信システム実施例を示すブロック図である。着信通話あるいは発信側MSC310と呼称される第一のタイプのMSCが、割り当てられた所定の地理的領域330内の移動体ユニット230に対して直接サービスを提供する。サービス側MSC315と呼称される第二のタイプのMSCは、それらに割り当てられた所定の地理的領域340及び350内に移動してきた移動体ユニット230に対してサービスを提供する。このより望ましい実施例においては、スタンドアローンホームロケーションレジスタ(“HLR”)320が用いられており、データベース220及びANSI−41シグナリング機能をインプリメントしている。種々のMSC310及び315は、ANSI−41シグナリングインターフェース及び対応する回線325を介してHLR320に接続されていることが望ましい。図3に示されたシステムと同様、種々のMSC310及び315は、例えばPSTN、ISDN、あるいは衛星接続等の複数個のネットワーク接続を実現する目的で、有線交換センター205及びネットワーク210に接続されている。
【0029】
発信側MSC310は、パイロットDNあるいは他のプライマリDNを指定した着信通話を受信すると、HLR320宛に問い合わせ(クエリー)あるいは他のメッセージを送出する。この種の問い合わせは、通常、データパケットの形態を有しており、当該パイロットDNあるいは別のプライマリDNに対する参照を有している。本明細書においてはシステム300の動作が発信側MSC310に対する参照を用いて説明されているが、あらゆるMSC215が、発信側MSC310あるいはサービス側MSC315としていつの時点においても機能し得ることに留意されたい。発信側MSC310への着信通話は、移動体ユニット230のうちのいずれかからの無線通話であるか、PSTN通話等の、ネットワーク210から発信された有線通話であるかのいずれかである。本発明のより望ましい実施例においては、ANSI−41規格を用いるため、発信側MSC310からHLR320宛に送信される問い合わせは“LocationRequest”である。これは、発信側MSC310によってHLR320から通話処理インストラクションを獲得するために用いられる操作であり、TCAP QUERYWITH PERMISSIONパッケージによって伝達される“TCAP INVOKE(LAST)によって開始され、LocalRequest INVOKEに関するANSI−41スペシフィケーションにおいて規定された、パイロットDN、課金識別、及び発信側MSC識別子等の対応する必須パラメータ及びオプションパラメータを含んでいる。
【0030】
そのデータベースを用いて、HLR320は、まず、パイロットあるいはプライマリDNがフレキシブル呼び出しグループあるいは他の多重脚通信グループ宛のものであるか否かを決定し、そうであるばあいには、(ユーザすなわち加入者によって予め規定された呼び出しグループの)セカンダリDN、及び本発明に従って、対応する発信側NATパラメータを含む応答あるいは別のメッセージを準備する。その後、HLR320は、セカンダリDNのリスト及び各々に対応するタイミング遅延パラメータ(RSAT値)を含む応答データパケットをMSC320宛に返送する。より望ましい実施例においては、RSAT値は、8ビットパラメータであって、0から255秒までの1秒刻みで指定されている。
【0031】
発信側MSC310は、応答データパケットに含まれる情報(セカンダリDNのリスト及びそれら各々に対応するタイミング遅延パラメータ)を用いて、各セカンダリDN宛の各々の発信通話脚の処理及びルーティングを開始する。この際、処理及びルーティングは、本発明に従って、これら全てのセカンダリDN宛の(ほぼ)コンカレントな呼び出しを実現する目的で、各セカンダリDNに対応するタイミング遅延パラメータに従って遅延させられる。これら複数個の発信通話脚のうちの一つが応答された場合には、発信側MSC310が発呼者(着信脚)を応答した発信脚に接続し、続いてその他の発信脚を開放してそれらの呼び出しを停止する。
【0032】
発信通話脚のうちの一つに関する発信側NATパラメータに相当する時間が応答される前に経過した場合には、その発信通話脚は種々の方式で処理される。種々の発信通話脚は種々の理由で応答されない場合があり、シグナリング情報が対応する発信側NATパラメータに相当する時間が経過する以前に発信側MSC310宛に返送される。例えば、特定の発信通話脚が、移動体230等の特定のCPE宛にルーティングされているとする。この移動体230が既にそれ自体の通話を有していて話し中であるとすると、前述されているように、当該発信通話脚に関しては発信側NATパラメータに相当する時間が経過するあるいは当該発信通話脚が他のシグナリング情報(例えば話し中信号)を返送すると、当該通話は(ターミネーショントリガー等の)受信したインストラクションに応じて、発信側MSC310によって解放すなわち破棄される。このような発信通話脚の解放に加えて、(ターミネーショントリガー等の)受信した特定のインストラクションに応じて、発信側MSC310は、その特定の発信通話脚がどのように処理されるべきかに係るインストラクションに関するさらなる問い合わせをHLR320に対して行なう。例えば、発信通話脚のうちの一つがサービス側MSC315によって提供されたTLDN(テンポラリローカルDN)に対してルーティングされている場合には、対応する発信通話脚が実際にルーティングされた場合には、干渉するような事象が発生したりする。例えば、移動中の移動体ユニット230が、それ自体が発信通話を開始したために話し中であるような場合には、呼び出し応答は返送されない。その場合には、移動中の移動体ユニット230は話し中時の通話転送を有することになり、サービス側MSC315からリダイレクト要求が発信側MSC310宛になされる。これに応じて、発信側MSC310はHLR320に対して、その特定の発信通話脚に関するさらなるインストラクションを求める問い合わせを行なう。
【0033】
結果として、本発明に従って、発信通話脚の二次処理の制御は二通りの方式で保持される。第一には、対応する発信側NATパラメータに相当する時間の経過前に、他のシグナリング情報あるいは(ターミネーショントリガー等の)他のインストラクションが、話し中時の発信通話脚のリダイレクト等の、発信側MSC310による特定の二次処理を指示する。第二には、あらゆる未応答発信通話脚が、対応する発信側NATパラメータに依存して、時間切れとなる方式である。いずれの場合においても、発信通話脚の二次処理の制御は、遠隔交換機すなわち終端側MSCではなく、発信側MSC310によって保持される。
【0034】
発信側NATパラメータは、システム200あるいはシステム300において種々の方式でインプリメントされうる。例えば、初期値は、加入者の呼び出しグループの初期設定プログラミングの間に、サービスプロバイダによってHLR320あるいは他のデータベース220にプログラミングされうる。これらの値は、時間の経過によって、例えば、HLR320内のプロセッサ(図4)による動的計算によって、発信側MSC310宛にセカンダリDN及び対応するNATパラメータのリストを返送する以前に、変更され得る。加えて、例えばインタラクティブな音声あるいはキーパッドメニューを通じて、加入者がこれらの値を個人的に変更することを可能にするユーザインターフェースが提供され得る。二次処理に関する適切な制御を実現するようにひとたび設定されて適切に機能する(あるいはそれに可能な限り近いと思われる状況が実現される)と、与えられたセカンダリDN及び(ホームエリアあるいは他のエリアなどの)その取りうる位置に関して、発信側NATパラメータは比較的静的に留まる。
【0035】
加えて、NATパラメータの値は、本発明の望ましい実施例においては、二つの相異なった形態を取る。前述されている値は相対時間遅延パラメータであり、無応答パラメータに相当する時間期間が経過した時点に対する時間の増分を表している。発信側NATパラメータは、例えば午前10時43分02秒、午前10時43分04秒というような絶対値として表現されることも可能である。このことによっても、種々の発信通話脚に係る二次処理に関する所定の制御を実現することが可能である。
【0036】
前述されているように、本発明の望ましい実施例においては、発信側MSC310からHLR320宛の位置の問い合わせは、LocationRequestに係るANSI−41スペシフィケーションに従ったデータパケットである。しかしながら、逆に、本発明に従ってHLR320が個々の発信側NATパラメータを発信通話脚毎にMSC310へ送出することに係る規定はANSI−41スペシフィケーションには存在しない。加えて、本発明の望ましい実施例であるシステム300においては、前述されているように、発信側NATパラメータ値は、8ビット値として送出される。結果として、本発明の望ましい実施例においては、プライマリDNに係るセカンダリDN及びそれらの発信側NATパラメータ値よりなるリストは、修正ANSI−41フォーマットを有するデータパケットとしてHLR320から発信側MSC310宛に送出される。
【0037】
より詳細に述べれば、個々のNATパラメータ値は、本発明に従って、ANSI−41とは独立あるいはその修正された方式で用いられるパラメータとして規定される。すなわち、この情報(セカンダリDN及び対応するNATパラメータ値)は、TCAP RETURN RESULT(LAST)と共に報告され、TCAP RESPONSEパッケージにおいて伝達される“LocationRequest RETURN RESULT”(“LRRR”)操作の“TerminationList”ANSIパラメータ内で、HLRによって発信側MSC宛に送出される。TerminationListパラメータ内には、セカンダリDNの指定に関して本発明において用いられる三つのサブパラメータ、すなわちPSTN終端、ローカル終端、及びシステム間終端、が存在する。これら三つのサブパラメータの各々においては、各セカンダリDNに関してNATパラメータ値が、NATパラメータの新たな利用として、(例えば数字パラメータなどの)他のANSIパラメータと共に含まれている。前述されているような発信通話脚の解放や他のインストラクションをHLR320へ問い合わせること等に係る他のインストラクションは、ANSI−41に係るTerminationTrigger内に含まれている。TerminationTriggerは、TerminationListパラメータと同一のレベルのパラメータである。この種の二次処理制御情報を送信する他の種々のフォーマット、フィールドあるいはパラメータが用いられ得るが、それらは本発明の技術的範疇に包含される。
【0038】
図4は、本発明に従った装置実施例400を示すブロック図である。以下に詳細に議論されるように、この装置400は、システム300のMSC(310あるいは315)あるいはHLR320に含まれるか、あるいはそれらに分散されており、もしくは、システム200の交換センター205あるいは215及びデータベース220に含まれるか、あるいはそれらに分散されている。装置400は、プロセッサ410、ネットワークインターフェース415、及びメモリ420を有している。ネットワークインターフェース415は、パイロットDNすなわちプライマリDN宛の着信通話脚を受信し、プライマリDNに係るセカンダリDN宛の複数個の発信通話脚を送信するために用いられる。例えば、システム300においては、ネットワークインターフェース415は、PSTN通話の送受信目的で(基幹回線及びシグナリング回線を介して)ネットワーク210に接続され得るものであり、無線通話の送受信目的でアンテナに接続され得るものである。メモリ420は、磁気ハードディスク、光ストレージデバイス、あるいは他のあらゆるタイプのデータストレージ装置である。メモリ420は、プライマリDNに係る情報、例えば関連する全てのセカンダリDN及びそのタイミング遅延パラメータ等、及び他の通話設定並びにルーティング情報などをストアするために用いられる。メモリ420は、データベース220あるいはHLR320の情報ストレージとコンパラブルな情報ストレージを実現する。
【0039】
プロセッサ410は、単一の集積回路(“IC”)を含むか、あるいは、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(“DSP”)、アプリケーションスペシフィック集積回路(“ASIC”)、関連するメモリ(RAM及びROM等)、及び他のIC及びコンポーネント等の、複数個の集積回路あるいは他のコンポーネントが互いに接続され配置されてグルーピングされたものを含んでいる。そのため、本明細書においては、プロセッサという術語は、単一のプロセッサ、あるいは複数個のプロセッサよりなる配置、マイクロプロセッサ、コントローラ、あるいは前述されたような機能及び以下に図6及び図7に関連して詳述される機能を実現する他の一群の集積回路、及び、マイクロプロセッサメモリあるいは付加的なRAM、ROM、EPROMもしくはE2PROM等の関連するメモリを含む等価的な手段として理解されるべきである。図1から図4に関連して既に議論され、かつ図6及び図7に関連して以下に議論される、本発明に係る方法は、プロセッサ410においてその関連するメモリあるいは他の等価なコンポーネントに、プロセッサ410が動作している(すなわち電源を供給されて機能している)際に引き続いて実行されるプログラムインストラクションの組として、プログラムされてストアされる。
【0040】
前述されているように、装置400は、システム300のMSC(310あるいは315)あるいはHLR320に含まれるかあるいはそれらに分散されており、もしくは、システム200の交換センター205あるいは215及びデータベース220に含まれるかあるいはそれらに分散されている。例えば、システム200に含まれる場合には、種々の交換センター205あるいは215は、データベース220を組み込んでいる。その場合には、装置400は、有線交換センター205あるいは無線交換センター215のいずれかに完全に含まれている。さらに、例えばシステム300に含まれる場合には、装置400は、発信側MSC310及びHLR320に分散されてメモリ420がHLR320に組み込まれており、プロセッサ410が発信側MSC310及びHLR320中にコンポーネントを有しており、ネットワークインターフェース415がMSC310(あるいは315)内に組み込まれている場合がある。システム300でのこのような分散配置においては、装置400は、前述されたような種々の要求及び応答の通信のために、発信側MSC310及びHLR320内に対応するANSI−41シグナリングインターフェースを有している。
【0041】
多重脚通信セッションのコンカレント呼び出しを実現する本発明に係る装置400は、第一に、プライマリDNを指定する着信通話脚を受信して発信通話脚を送信するためのネットワークインターフェース415;第二に、プライマリDNに係る複数個のセカンダリDNを有し、当該複数個のセカンダリDNの各々に関して対応するタイミング遅延パラメータを有するメモリ420;及び、第三に、メモリ及びネットワークインターフェースに接続されたプロセッサ410を有している。当該プロセッサは、動作時に、複数個のセカンダリDNの各々に係る各発信通話脚をその対応するタイミング遅延パラメータに従って相異なるように処理及びルーティングするプログラムインストラクションを有している。
【0042】
図5は、本発明に従った方法実施例を示す流れ図である。当該方法実施例は段階500より開始され、段階505において、ANSI−41スペシフィケーションにおけるパイロットDN等のプライマリDNを指定する着信通話を受信する。次に、段階510において、当該方法は、当該プライマリDNに係る全セカンダリDNを決定する。前述されているように、このことは、望ましい実施例においては、ANSI−41のLocationRequest等の、HLR320への問い合わせを通じて実行される。段階510の後、各セカンダリDNに関して、本方法は、望ましくはHLR320にストアされる、対応する発信側無応答時間パラメータを決定する(段階515)。次に、段階520において、本方法は、対応する発信側NATパラメータの決定を必要とするセカンダリDNがさらに存在するか否かを決定し、もし存在する場合には、本方法は段階515へ戻ってこれらのNATパラメータを決定する。本方法は、(プライマリDNに係る)全てのセカンダリDNが対応する発信側NATパラメータを有するようになるまで、段階515及び525を反復する。段階520において全てのセカンダリDNが対応する発信側NATパラメータを有するようになった場合には、本方法は、第一関連アプリケーションにおいてより詳述されているように、各セカンダリDN宛の各々の発信通話脚を相異なるように処理及びルーティングする(段階525)。
【0043】
このような相異なった処理及びルーティング(段階525)の後、本方法は、各発信通話脚をモニタする。まず、段階530において、本方法は、いずれかの発信通話脚が応答されているか否かを決定する。ある発信通話脚が応答されている場合には、本方法は、着信通話脚を応答した発信通話脚へ接続し(段階535)、他の残存する全ての発信通話脚を解放すなわち破棄し(段階540)、本方法は終了する(段階575)。段階530において応答した発信通話脚が存在しない場合には、本方法は、第二のモニタ段階、すなわち、あらゆる与えられたあるいは特定の発信通話脚に係る発信側NAT期間に相当する時間期間が経過したか否かを決定する段階、へ進む(段階545)。特定の発信通話脚に係る発信側NAT期間に相当する時間が経過した場合には、本方法は、以下に議論される段階555へ進む。あらゆる与えられたあるいは特定の発信通話脚に係る発信側NATに相当する時間期間が経過していない場合には、本方法は、第三のモニタ段階、すなわち、発信通話脚が、例えば話し中信号、リダイレクト信号、あるいは無呼び出し応答信号などの他の情報を返しているか否かを決定する段階(段階550)へ進む。発信通話脚が段階550において他の情報を返している場合には、本方法は、以下に議論される段階555へ進む。段階550において他の情報を返している発信通話脚が存在しない場合には、本方法は、残存する発信通話脚が存在するか否かを決定する(段階570)。段階570において残存する発信通話脚が存在する場合には、本方法は段階530へ戻って、各残存する発信通話脚が応答される(段階530)、発信側NATパラメータに対応する時間期間が経過する(段階545)、及び他の情報を返す(段階550)のをモニタする。段階570において残存する発信通話脚が存在しない場合には、本方法は終了する(段階575)。
【0044】
前述されているように、特定の発信通話脚に係る発信側NAT期間が段階545において経過した、あるいはある発信通話脚が段階550において他の情報を返した場合には、本方法は段階555へ進む。段階555においては、本方法は、この特定の発信通話脚に係る他のインストラクション、例えば当該発信通話脚を再ルーティングしたり解放したりするインストラクション、例えばターミネーショントリガーパラメータ中に含まれる他のインストラクション、が存在するか否かを決定する。この特定の発信通話脚に係る他のインストラクションが段階555において存在する場合には、本方法は段階560において当該インストラクションを実行する。この特定の発信通話脚に係る他のインストラクションが段階555において存在しない場合には、本方法はその特定の発信通話脚を解放すなわち破棄する(段階565)。段階560及び565の後に、本方法は段階570へすすみ、前述されているように、残存する発信通話脚が存在するか否かを決定する。
【0045】
これまでの議論から明らかなように、本発明に係るシステム、装置及び方法は素晴らしい利点を有している。第一に、本発明に従って、全発信通話脚の二次処理の制御が発信側(すなわち着信通話側)交換機あるいは交換センターによって保持される。結果として、本発明を利用することにより、フレキシブル呼び出しグループにおいて発生し得る問題、例えば、ある発信通話脚が、同一呼び出しグループ内の他のメンバーによって他の発信通話脚が応答されることを可能にする目的で解放されることなく、ボイスメールに転送・応答されてしまう、という問題が回避される。本発明を利用することにより、利用者及びサービスプロバイダ双方のリソースがより効率的に割り当てられる。本発明の利用により、発信通話脚が、他の呼び出しグループメンバーによって応答されるのではなく、間違って転送されたりボイスメールによって応答されたりした場合に起こり得るユーザのいらだちや不満を回避することが可能である。加えて、本発明に係る装置、方法及びシステムはユーザフレンドリーであり、二時処理の方法がユーザにとって透過的かつシステム実施例内のものである。
【0046】
以上の説明は、本発明の一実施例に関するもので,この技術分野の当業者であれば、本発明の種々の変形例が考え得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
【0047】
【発明の効果】
以上述べたごとく、本発明によれば、フレキシブル呼び出しサービスに関する発信通話脚の二次処理制御などの、遠隔交換機による多重脚通信セッションの二次処理を制御するシステム、装置及び方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従った、遠隔交換機による発信通話脚の二次処理の制御を示すブロック図。
【図2】 本発明に従った第一のシステム実施例を示すブロック図。
【図3】 本発明に従った、無線通信に関する第二のシステム実施例を示すブロック図。
【図4】 本発明に従った装置実施例を示すブロック図。
【図5】 本発明に従った方法実施例を示す流れ図。
【符号の説明】
100、136 移動体交換機
105 着信通話
110 交換機
120、121、122、123、124、125 利用者邸内装置
130、132、134、138 交換機
150 ネットワーク
151、152、153、154、155、156 発信通話脚
200 本発明に係る呼び出しシステム実施例
205 有線交換センター
210 ネットワーク
215 移動体交換センター
220 データベース
230 移動体ユニット
235 通信衛星
240 電話機
300 本発明に係る呼び出しシステム実施例
310 発信側移動体交換センター
315 サービス側移動体交換センター
320 ホームロケーションレジスタ
330、340、350 地理的領域
400 本発明に係る装置実施例
410 プロセッサ
415 ネットワークインターフェース
420 メモリ
500 開始
505 プライマリDN宛の着信通話を受信
510 プライマリDNに係る全セカンダリDNを決定
515 各DNに関して無応答時間パラメータを決定
520 まだセカンダリDNがあるか?
525 各セカンダリDNに対する各々の発信通話脚を相異なるように処理及びルーティング
530 発信通話脚が応答されたか?
535 応答された発信通話脚を着信通話脚に接続
540 他の残存している発信通話脚を解放すなわち破棄
545 発信通話脚に係る無応答時間期間が経過したか?
550 発信通話脚が他の情報を返送してきたか?
555 この発信通話脚に係る他のインストラクションが存在するか?
560 当該インストラクションを実行
565 当該発信通話脚を解放すなわち破棄
570 発信通話脚が残存しているか?
575 戻る

Claims (40)

  1. 多重脚通信セッションを制御するための発信通話脚交換の方法において、当該方法が、
    (a)プライマリ電話番号宛の着信通話脚を受信する段階;
    (b)前記プライマリ電話番号に係る複数個のセカンダリ電話番号を決定する段階;
    (c)前記複数個のセカンダリ電話番号の各々のセカンダリ電話番号に関して、対応する発信側無応答時間パラメータを決定する段階;
    (d)各々のセカンダリ電話番号に係る各発信通話脚を処理及びルーティングする段階;及び、
    (e)前記発信側無応答時間パラメータに従って各発信通話脚の二次処理を実現する段階;
    を有することを特徴とする通信処理制御方法。
  2. 前記方法が、さらに、
    ある発信通話脚が応答された場合に、前記着信通話脚を当該応答された発信通話脚に接続し他の残存する発信通話脚を解放する段階;
    を有することを特徴とする請求項1記載の通信処理制御方法。
  3. 前記発信側無応答時間パラメータの各々が、対応する着信側無応答時間パラメータより小さいことを特徴とする請求項1記載の通信処理制御方法。
  4. 前記段階(e)が、さらに、
    ある発信通話脚に係る前記無応答時間パラメータに対応する時間期間が経過した際に、当該発信通話脚を解放する段階;
    を有することを特徴とする請求項1記載の通信処理制御方法。
  5. 前記段階(e)が、さらに、
    ある発信通話脚に係る前記無応答時間パラメータに対応する時間期間が経過し、かつ当該発信通話脚がさらなるインストラクションを有している場合に、当該インストラクションを実行する段階;
    を有することを特徴とする請求項1記載の通信処理制御方法。
  6. 前記インストラクション実行段階が、
    前記発信通話脚を再ルーティングする段階;
    を有していることを特徴とする請求項5記載の通信処理制御方法。
  7. 前記方法が、さらに、
    ある発信通話脚が、当該発信通話脚に係る前記無応答時間パラメータに対応する時間期間が経過する以前にさらなるインストラクションを返した際に、当該発信通話脚を解放する段階;
    を有することを特徴とする請求項1記載の通信処理制御方法。
  8. 前記方法が、さらに、
    ある発信通話脚が、当該発信通話脚に係る前記無応答時間パラメータに対応する時間期間が経過する以前にさらなるインストラクションを返した際に、当該インストラクションを実行する段階;
    を有することを特徴とする請求項1記載の通信処理制御方法。
  9. 前記段階(c)が、さらに、
    前記複数個のセカンダリ電話番号の各々のセカンダリ電話番号に関して、前記対応する発信側無応答時間パラメータを含むLocationRequest RETURN RESULTを送出する段階;
    を有することを特徴とする請求項1記載の通信処理制御方法。
  10. 前記対応する発信側無応答時間パラメータが、修正ANSIコンパチブルLocationRequest RETURN RESULTのTermination List中のパラメータとして含まれること;
    を特徴とする請求項1記載の通信処理制御方法。
  11. 多重脚通信セッションを制御するための発信通話脚交換のシステムにおいて、当該システムが、
    プライマリ電話番号に係る複数個のセカンダリ電話番号をメモリ内にストアし、当該複数個のセカンダリ電話番号の各々のセカンダリ電話番号に関して、さらに、対応する発信側無応答時間パラメータをメモリ内にストアしているデータベース;及び、
    前記データベースに接続された交換センター;ここで、当該交換センターは、前記プライマリ電話番号宛の着信通話脚を受信して各セカンダリ電話番号に係る各々の発信通話脚を相異なるように処理及びルーティングするインターフェースを有しており、さらに、対応する前記発信側無応答時間パラメータに従って各々の発信通話脚の二次処理を実現する;
    を有することを特徴とする通信処理制御システム。
  12. 前記交換センターが、
    ある発信通話脚が応答された場合に、前記着信通話脚を当該応答された発信通話脚に接続し他の残存する発信通話脚を解放すること;
    を特徴とする請求項11記載の通信処理制御システム。
  13. 前記発信側無応答時間パラメータの各々が、対応する着信側無応答時間パラメータより小さいことを特徴とする請求項11記載の通信処理制御システム。
  14. 前記交換センターが、
    ある発信通話脚に係る前記無応答時間パラメータに対応する時間期間が経過した際に、当該発信通話脚を解放すること;
    を特徴とする請求項11記載の通信処理制御システム。
  15. 前記交換センターが、
    ある発信通話脚に係る前記無応答時間パラメータに対応する時間期間が経過し、かつ当該発信通話脚がさらなるインストラクションを有している場合に、当該インストラクションを実行すること;
    を特徴とする請求項11記載の通信処理制御システム。
  16. 前記インストラクション実行が、
    前記発信通話脚を再ルーティングする段階;
    を有していることを特徴とする請求項15記載の通信処理制御システム。
  17. 前記交換センターが、
    ある発信通話脚が、当該発信通話脚に係る前記無応答時間パラメータに対応する時間期間が経過する以前にさらなるインストラクションを返した際に、当該発信通話脚を解放すること;
    を特徴とする請求項11記載の通信処理制御システム。
  18. 前記交換センターが、
    ある発信通話脚が、当該発信通話脚に係る前記無応答時間パラメータに対応する時間期間が経過する以前にさらなるインストラクションを返した際に、当該インストラクションを実行すること;
    を特徴とする請求項11記載の通信処理制御システム。
  19. 前記データベースが、前記交換センター宛に、
    前記複数個のセカンダリ電話番号の各々のセカンダリ電話番号に関して、前記対応する発信側無応答時間パラメータを含むLocationRequest RETURN RESULTを送出すること;
    を特徴とする請求項11記載の通信処理制御システム。
  20. 前記対応する発信側無応答時間パラメータが、修正ANSIコンパチブルLocationRequest RETURN RESULTのTermination List中のパラメータとして含まれること;
    を特徴とする請求項11記載の通信処理制御システム。
  21. 前記データベースがホームロケーションレジスタであることを特徴とする請求項11記載の通信処理制御システム。
  22. 前記交換センターが移動体交換センターであることを特徴とする請求項11記載の通信処理制御システム。
  23. 多重脚通信セッションを制御するための発信通話脚交換の装置において、当該装置が、
    プライマリ電話番号宛の着信通話脚を受信して発信通話脚を送信するネットワークインターフェース;
    前記プライマリ電話番号に係る複数個のセカンダリ電話番号を有し、当該複数個のセカンダリ電話番号の各々の電話番号に関してさらに対応する発信側無応答時間パラメータを有するメモリ;及び、
    前記メモリ及び前記ネットワークインターフェースに接続されたプロセッサ;ここで、当該プロセッサは、その動作の際には、各セカンダリ電話番号に係る各々の発信通話脚を相異なるように処理及びルーティングし、かつ、前記対応する無応答時間パラメータに従って各々の発信通話脚の二次処理を実現するプログラムインストラクションを有している;
    を有することを特徴とする通信処理制御装置。
  24. 前記プロセッサが、さらに、
    ある発信通話脚が応答された場合に、前記着信通話脚を当該応答された発信通話脚に接続し他の残存する発信通話脚を解放するプログラムインストラクションを有すること;
    を特徴とする請求項23記載の通信処理制御装置。
  25. 前記発信側無応答時間パラメータの各々が、対応する着信側無応答時間パラメータより小さいことを特徴とする請求項23記載の通信処理制御装置。
  26. 前記プロセッサが、さらに、
    ある発信通話脚に係る前記無応答時間パラメータに対応する時間期間が経過した際に、当該発信通話脚を解放するプログラムインストラクションを有すること;を特徴とする請求項23記載の通信処理制御装置。
  27. 前記プロセッサが、さらに、
    ある発信通話脚に係る前記無応答時間パラメータに対応する時間期間が経過し、かつ当該発信通話脚がさらなるインストラクションを有している場合に、当該インストラクションを実行するプログラムインストラクションを有すること;
    を特徴とする請求項23記載の通信処理制御装置。
  28. 前記インストラクション実行が、
    前記プロセッサによる前記発信通話脚を再ルーティングする段階;
    を有していることを特徴とする請求項27記載の通信処理制御装置。
  29. 前記プロセッサが、さらに、
    ある発信通話脚が、当該発信通話脚に係る前記無応答時間パラメータに対応する時間期間が経過する以前にさらなるインストラクションを返した際に、当該発信通話脚を解放するプログラムインストラクションを有すること;
    を特徴とする請求項23記載の通信処理制御装置。
  30. 前記プロセッサが、さらに、
    ある発信通話脚が、当該発信通話脚に係る前記無応答時間パラメータに対応する時間期間が経過する以前にさらなるインストラクションを返した際に、当該インストラクションを実行するプログラムインストラクションを有すること;
    を特徴とする請求項23記載の通信処理制御装置。
  31. フレキシブル呼び出しサービスに係る発信通話脚のを制御するための発信通話脚交換のシステムにおいて、当該システムが、
    プライマリ電話番号に係る複数個のセカンダリ電話番号をメモリ内にストアし、当該複数個のセカンダリ電話番号の各々のセカンダリ電話番号に関して、さらに、対応する発信側無応答時間パラメータをメモリ内にストアしているホームロケーションレジスタ;及び、
    前記ホームロケーションレジスタに接続された移動体交換センター;ここで、当該移動体交換センターは、前記プライマリ電話番号宛の着信通話脚を受信して前記複数個のセカンダリ電話番号の各セカンダリ電話番号に係る各々の発信通話脚を相異なるように処理及びルーティングするインターフェースを有しており、さらに、対応する前記発信側無応答時間パラメータに従って各々の発信通話脚の二次処理を実現する;
    を有することを特徴とする通信処理制御システム。
  32. 前記移動体交換センターが、
    ある発信通話脚が応答された場合に、前記着信通話脚を当該応答された発信通話脚に接続し他の残存する発信通話脚を解放すること;
    を特徴とする請求項31記載の通信処理制御システム。
  33. 前記発信側無応答時間パラメータの各々が、対応する着信側無応答時間パラメータより小さいことを特徴とする請求項31記載の通信処理制御システム。
  34. 前記移動体交換センターが、
    ある発信通話脚に係る前記無応答時間パラメータに対応する時間期間が経過した際に、当該発信通話脚を解放すること;
    を特徴とする請求項31記載の通信処理制御システム。
  35. 前記移動体交換センターが、
    ある発信通話脚に係る前記無応答時間パラメータに対応する時間期間が経過し、かつ当該発信通話脚がさらなるインストラクションを有している場合に、当該インストラクションを実行すること;
    を特徴とする請求項31記載の通信処理制御システム。
  36. 前記インストラクション実行が、
    前記発信通話脚を再ルーティングする段階;
    を有していることを特徴とする請求項35記載の通信処理制御システム。
  37. 前記移動体交換センターが、
    ある発信通話脚が、当該発信通話脚に係る前記無応答時間パラメータに対応する時間期間が経過する以前にさらなるインストラクションを返した際に、当該発信通話脚を解放すること;
    を特徴とする請求項31記載の通信処理制御システム。
  38. 前記移動体交換センターが、
    ある発信通話脚が、当該発信通話脚に係る前記無応答時間パラメータに対応する時間期間が経過する以前にさらなるインストラクションを返した際に、当該インストラクションを実行すること;
    を特徴とする請求項31記載の通信処理制御システム。
  39. 前記ホームロケーションレジスタが、前記交換センター宛に、
    前記複数個のセカンダリ電話番号の各々のセカンダリ電話番号に関して、前記対応する発信側無応答時間パラメータを含むLocationRequest RETURN RESULTを送出すること;
    を特徴とする請求項31記載の通信処理制御システム。
  40. 前記対応する発信側無応答時間パラメータが、修正ANSIコンパチブルLocationRequest RETURN RESULTのTermination List中のパラメータとして含まれること;
    を特徴とする請求項31記載の通信処理制御システム。
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