JP3636139B2

JP3636139B2 - Exterior wall construction structure and exterior wall construction method

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Publication number: JP3636139B2
Application number: JP2002018596A
Authority: JP
Inventors: 恒明伊藤
Original assignee: Nichiha Corp
Current assignee: Nichiha Corp
Priority date: 2002-01-28
Filing date: 2002-01-28
Publication date: 2005-04-06
Anticipated expiration: 2022-01-28
Also published as: JP2003213885A

Description

【０００１】
【技術分野】
本発明は，建築物の構造躯体に固定した金属下地に外壁板を留め付けてなる外壁施工構造，及びその施工方法に関する。
【０００２】
【従来技術】
従来より，図２８，図２９に示すごとく，建築物の構造躯体９２に，縦胴縁９３等の下地材を介して，外壁板９４を固定してなる外壁施工構造９がある。即ち，該外壁施工構造９は，上記構造躯体９２に防水紙９８を介して固定した縦胴縁９３に，留め付け金具９５を用いて外壁板９４を固定してある。また，該留め付け金具９５は，ビス９６により上記縦胴縁９３及び構造躯体９２に固定されている（図２９）。
このように，上記外壁施工構造９においては，上記縦胴縁９３を，上記構造躯体９２における管柱９２３，間柱９２４等に，防水紙９８を介して固定する。
【０００３】
【解決しようとする課題】
しかしながら，上記従来の外壁施工構造９においては，図２８に示すごとく，上記縦胴縁９３が，その上下にわたり，上記管柱９２３や間柱９２４に沿うように配置して固定される必要がある。そして，外壁板９４の左右側端部は，縦胴縁９３上に配置する必要がある。それ故，上記外壁板９４を施工するにあたり，該外壁板９４は固定配置とならざるを得ず，施工が困難となる場合がある。
【０００４】
また，リフォームする際には，図３０に示すごとく，縦胴縁９３を，モルタル壁などの既存壁９４０及びその後方の既存胴縁９３０を介して構造躯体９２に，長いビス９６０を用いて固定し，この縦胴縁９３に，新たな外壁板９４を取り付けて外壁施工構造９を得る。
【０００５】
この場合，新たに施工した上記縦胴縁９３は，その固定力を確保するために，上記既存壁９４０の後方にある構造躯体９２，即ち管柱９２３，間柱９２４等の縦柱（図２８）に固定される必要がある。
しかし，上記管柱９２３，間柱９２４は，上記既存壁９４０の後方にあるため，上記縦胴縁９３を施工する際には，その位置を確認することが困難である。それ故，施工が困難となる。
【０００６】
本発明は，かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので，施工容易，かつ強度の高い外壁施工構造，及びこれを施工する外壁施工方法を提供しようとするものである。
【０００７】
【課題の解決手段】
第１の発明は，建築物の構造躯体に固定した金属下地に外壁板を留め付けてなる外壁施工構造において，
上記金属下地は，上記構造躯体に，それぞれ略水平方向に固定された複数の金属ランナーと，該複数の金属ランナーに略鉛直方向に固定された複数の金属胴縁とを有し，
上記外壁板は，上記金属胴縁に配設された留め付け金具又はスタータ金具に，上辺部及び下辺部を係止させることにより，上記金属下地に留め付けられており，
上記金属ランナー及び上記金属胴縁は，平板状の背板と，該背板の幅方向の端部から前方へ立設した一対の立設板と，各立設板の前端から互いに向き合う方向に屈曲された一対の前板とを有し，
上記金属ランナーと上記金属胴縁とは，固定板と係合板と両者の間隔を拡縮することができるよう連結する固定ネジとからなる固定金具によって互いに固定されており，
かつ，該固定金具は，上記固定板を上記金属胴縁の背板の上端部及び下端部に形成された切込み部の前方に配置し，上記係合板を上記金属ランナーにおける一対の前板に係合させていることを特徴とする外壁施工構造にある（請求項１）。
【０００８】
次に，本発明の作用効果につき説明する。
上記金属胴縁は，上記構造躯体に略水平方向に固定された金属ランナーに固定する。そのため，上記金属胴縁を上記金属ランナーに配設するにあたり，水平方向の位置が多少ずれても，構造躯体の縦材の位置にかかわらず，確実に固定することができる。そのため，上記外壁施工構造は施工容易である。
【０００９】
また，上記外壁施工構造は，金属下地を用いているため，強度，耐久性に優れている。
また，上記外壁板は，上記金属胴縁に配設された留め付け金具又はスタータ金具に，上辺部及び下辺部を係止させることにより，上記金属下地に留め付けられている。そのため，上記外壁板を，容易かつ確実に上記金属下地に固定することができる。
【００１０】
また，上記外壁施工構造をリフォーム用の外壁施工構造とする場合にも，施工が容易である。即ち，上記金属下地の金属ランナーを，例えば土台柱と胴差し或いは桁のように，既存壁の後方にある構造躯体のうち位置の分かりやすい部分に固定すればよいため，施工が容易である。
【００１１】
また，上記金属ランナーと上記金属胴縁とは，上述のごとく，上記固定金具によって互いに固定されている。これにより，上記固定ネジを締めることにより，該金属ランナーと金属胴縁とを容易かつ確実に固定することができる。それ故，施工が容易であると共に，強度の高い外壁施工構造を得ることができる。
【００１２】
以上のごとく，本発明によれば，施工容易，かつ強度の高い外壁施工構造を提供することができる。
【００１３】
第２の発明は，建築物の構造躯体に固定した金属下地に外壁板を留め付けてなる外壁施工構造を構築する外壁施工方法において，
該外壁施工方法は，上記構造躯体に，複数の金属ランナーをそれぞれ略水平方向に固定する第１工程と，
該複数の金属ランナーに，複数の金属胴縁を略鉛直方向に固定することにより，上記構造躯体に固定された上記金属下地を得る第２工程と，
上記金属胴縁にスタータ金具を固定し，該スタータ金具に最下段の外壁板の下辺部を係止し，更に留め付け金具を上記外壁板の上辺部に係止すると共に上記金属胴縁に固定する第３工程と，
上記留め付け金具に，他の外壁板の下辺部を係止し，更に他の留め付け金具を上記外壁板の上辺部に係止すると共に上記金属胴縁に固定する第４工程とを有し，
該第４工程を順次繰り返すことにより複数の外壁板を上記金属下地に固定し，また，上記金属ランナー及び上記金属胴縁は，平板状の背板と，該背板の幅方向の端部から前方へ立設した一対の立設板と，各立設板の前端から互いに向き合う方向に屈曲された一対の前板とを有し，
上記第２工程において上記金属ランナーと上記金属胴縁とを固定するにあたっては，固定板と係合板と両者の間隔を拡縮することができるよう連結する固定ネジとからなる固定金具を用い，上記固定板を上記金属胴縁の背板の上端部及び下端部に形成された切込み部の前方に配置し，上記係合板を上記金属ランナーにおける一対の前板に係合させることを特徴とする外壁施工方法にある（請求項５）。
【００１４】
上記第２工程においては，上記金属胴縁を，上記構造躯体に水平方向に固定された金属ランナーに固定する。そのため，上記金属胴縁を上記金属ランナーに配設するにあたり，水平方向の位置が多少ずれても，構造躯体の縦材の位置にかかわらず，確実に固定することができる。そのため，上記外壁施工構造は施工容易である。
【００１５】
また，上記第３工程，第４工程においては，上記外壁板を，上記金属胴縁に配設された留め付け金具又はスタータ金具に，上辺部及び下辺部を係止させることにより，上記金属下地に留め付ける。そのため，上記外壁板を，容易かつ確実に上記金属下地に固定することができる。
また，上記外壁施工構造は，金属下地を用いているため，強度，耐久性に優れている。
【００１６】
また，上記外壁施工構造をリフォーム用の外壁施工構造とする場合にも，上記金属下地の金属ランナーを，既存壁の後方にある構造躯体のうち位置の分かりやすい部分に固定すればよいため，施工が容易である。
【００１７】
また，上記第２工程において上記金属ランナーと上記金属胴縁とを固定するにあたっては，上述のごとく上記固定金具を用いる。そのため，上記固定ネジを締めることにより，該金属ランナーと金属胴縁とを容易かつ確実に固定することができる。それ故，強度の高い外壁施工構造を容易に施工することができる。
【００１８】
以上のごとく，本発明によれば，強度の高い外壁施工構造を容易に施工することができる外壁施工方法を提供することができる。
【００１９】
【発明の実施の形態】
上記第１の発明（請求項１）において，上記金属下地の材質としては，例えば，鉄，アルミ，ステンレス鋼等を用いることができる。また，上記金属ランナー及び金属胴縁は，例えば，厚み０．８〜２．３ｍｍの厚みに押出成形することにより形成することができ，また，金属板を折り曲げ加工することにより形成することもできる。
【００２０】
また，上記金属ランナーは，構造躯体における土台柱，胴差し，及び桁のいずれかに直接固定されていることが好ましい。この場合には，上記金属ランナーは，特に高い固定力で構造躯体に固定され，その結果，上記金属下地の強度，ひいては外壁施工構造の強度が向上する。
また，上記金属ランナーと同様の補強用のランナーを，管柱，間柱等の縦材に橋渡しして固定することが好ましい。
【００２１】
また，上記留め付け金具は，例えば，外壁板の裏側面に当接する基板部と，該基板部から前方に立設された支承部と，該支承部から斜め上方へ屈曲した上板係止部と，上記支承部から斜め下方へ屈曲した下板係止部とを有する。また，上記上板係止部及び下板係止部の前方には，前方平板部が形成されていることが好ましい。また，上記基板部は，その上部において後方に後退した上方脚部を有すると共に，下端部において略９０°後方に屈曲した下方脚部を有することが好ましい。
【００２２】
また，上記スタータ金具は，最下段の外壁板の下辺部を係止するための金具であり，例えば，上記土台柱に固定される固定板部と該固定板部から前方へ屈曲形成された支承部と，該支承部の前端から斜め上方へ屈曲形成された係止部とからなる，水平方向に長尺な金具である。
また，上記外壁施工構造は，新築用の外壁施工構造であっても，リフォーム用の外壁施工構造であってもよい。
なお，本明細書においては，建築物の外側方向を「前」，内側方向を「後」として表現する。
【００２３】
また，上記留め付け金具及びスタータ金具は，その背面に，上記金属胴縁における一対の前板に係合する係合板を有しており，該係合板を上記一対の前板の背面に係合することにより，上記留め付け金具及びスタータ金具を上記金属胴縁に固定してなることが好ましい（請求項２）。
この場合には，上記留め付け金具及びスタータ金具を，上記金属胴縁に沿った所望の位置に配置することができる。それ故，上記留め付け金具又はスタータ金具を，容易かつ確実に，上記金属胴縁に固定して，外壁板を金属下地に留め付けることができる。
【００２４】
また，上記留め付け金具は，その背面と上記係合板との間に不陸調整板を有し，該不陸調整板が上記留め付け金具に対して上下にスライドすることにより，上記金属胴縁と上記留め付け金具との互いの位置関係を前後方向に変化させることができるよう構成してあることが好ましい（請求項３）。
この場合には，上記金属下地に固定する外壁板の不陸調整を容易に行うことができる。それ故，一層，施工容易かつ強度の高い外壁施工構造を得ることができる。
【００２５】
また，上記金属ランナーと上記金属胴縁とは，長手方向に直交する断面が同形状，同寸法であると共に，同材料からなることが好ましい（請求項４，請求項８）。
この場合には，同じ金属長尺体をそれぞれ適切な長さに切断することにより，上記金属ランナーとして用いることもでき，上記金属胴縁として用いることもできる。そのため，上記外壁施工構造は，施工が容易であると共に，施工コストを低減させることができる。
【００２６】
次に，上記第２の発明（請求項５）において，上記第４工程は１回のみであってもよい。
また，上記第１工程においては，上記金属ランナーを，構造躯体における土台柱，胴差し，及び桁のいずれかに固定することが好ましい。この場合には，上記金属ランナーは，特に高い固定力で構造躯体に固定され，その結果，上記金属下地の強度，ひいては外壁施工構造の強度が向上する。
【００２７】
また，上記留め付け金具及びスタータ金具は，その背面に，上記金属胴縁における一対の前板に係合する係合板を有しており，上記第３工程又は第４工程において上記スタータ金具又は留め付け金具を上記金属胴縁に固定するにあたっては，上記係合板を上記一対の前板の背面に係合させることが好ましい（請求項６）。
この場合には，上記留め付け金具及びスタータ金具を，上記金属胴縁に沿った所望の位置に配置することができる。それ故，上記留め付け金具又はスタータ金具を，容易かつ確実に，上記金属胴縁に固定することができる。
【００２８】
また，上記留め付け金具は，その背面と上記係合板との間に不陸調整板を有し，該不陸調整板を上記留め付け金具に対して上下にスライドさせることにより，上記金属胴縁と上記留め付け金具との互いの位置関係を前後方向に変化させて，上記留め付け金具の不陸調整を行うことが好ましい（請求項７）。
この場合には，上記金属下地に固定する外壁板の不陸調整を容易に行うことができる。それ故，一層，強度の高い外壁施工構造を容易に施工することができる。
【００２９】
【実施例】
（実施例１）
本発明の実施例にかかる外壁施工構造及びこれを構築する外壁施工方法につき，図１〜図２５を用いて説明する。
上記外壁施工構造１は，図１，図２に示すごとく，建築物の構造躯体２に固定した金属下地３に外壁板４を留め付けてなる。
上記金属下地３は，上記構造躯体２に，それぞれ略水平方向に固定された複数の金属ランナー３１と，該複数の金属ランナー３１に略鉛直方向に固定された複数の金属胴縁３２とを有する。
【００３０】
上記外壁板４は，図２，図８，図１４に示すごとく，上記金属胴縁３２に配設された留め付け金具５又はスタータ金具６に，上辺部４１及び下辺部４２を係止させることにより，上記金属下地３に留め付けられている。
また，図３に示すごとく，上記金属ランナー３１と上記金属胴縁３２とは，長手方向に直交する断面が同形状，同寸法であると共に，同材料からなる。
【００３１】
また，上記金属下地３の材質は，例えば，鉄，アルミ，ステンレス鋼等である。また，上記金属ランナー３１及び金属胴縁３２は，約１．２ｍｍの厚みに押出成形することにより，断面略Ｃ字形状の長尺体として形成されている（図３）。
【００３２】
また，図１に示すごとく，上記構造躯体２における土台柱２１と胴差し２２とにそれぞれ固定された２本の金属ランナー３１の間には，該金属ランナー３１と同形状の補強用ランナー３１０が水平方向に配設されている。該補強用ランナー３１０は，上記土台柱２１と胴差し２２との間における複数の管柱２３及び間柱２４にわたって固定されている。そして，上記補強用ランナー３１０には，上記金属ランナー３１と同様に，上記金属胴縁３２が固定されている。
【００３３】
上記金属ランナー３１及び上記金属胴縁３２は，図３に示すごとく，平板状の背板３１１，３２１と，該背板３１１，３２１の幅方向の端部から前方へ立設した一対の立設板３１２，３２２と，各立設板３１２，３２２の前端から互いに向き合う方向に屈曲された一対の前板３１３，３２３とを有する。
【００３４】
また，図１５〜図２０に示すごとく，上記金属ランナー３１と上記金属胴縁３２とは，固定板７１と係合板７９と両者の間隔を拡縮することができるよう連結する固定ネジ７３とからなる固定金具７によって互いに固定されている。図１６に示すごとく，該固定金具７は，上記固定板７１を上記金属胴縁３２の背板３２１の上端部３２８及び下端部３２９に形成された切込み部３２４の前方に配置し，上記係合板７９を上記金属ランナー３１における一対の前板３１３に係合させている。また，図１５，図１８に示すごとく，上記固定板７１は，略長方形平板状であって，上記背板３２１の幅より若干小さい程度の幅を有する。
【００３５】
また，図５，図７，図８，図１１に示すごとく，上記留め付け金具５は，その背面に，上記金属胴縁３２における一対の前板３２３に係合する係合板５９を有している。該係合板５９は，上記一対の前板３２３の背面に係合することにより，上記留め付け金具５を上記金属胴縁３２に固定している。また，図１４に示すごとく，上記スタータ金具６も同様に，係合板６９を有している。そして，該係合板６９を上記金属胴縁３２の前板３２３に係合することにより，上記スタータ金具６を金属胴縁３２に固定している。
【００３６】
また，図４，図７，図８に示すごとく，上記留め付け金具５は，外壁板４の裏側面４６に当接する基板部５１と，該基板部５１から前方に立設された支承部５２と，該支承部５２から斜め上方へ屈曲した上板係止部５３と，上記支承部５２から斜め下方へ屈曲した下板係止部５４とを有する。また，上記上板係止部５３及び下板係止部５４の前方には，前方平板部５３４が形成されていてる。また，上記基板部５１は，その上部において後方に後退した上方脚部５１１を有すると共に，下端部において略９０°後方に屈曲した下方脚部５１２を有する。また，上記基板部５１は，上記支承部５２の上方において，後方に後退した中央後退部５１３を有し，該中央後退部５１３に，固定ネジ５７を挿通させるための中央穴５１４が形成されている。
【００３７】
また，図７，図８に示すごとく，上記留め付け金具５は，その背面と上記係合板５９との間に固定下板５８を有する。なお，該固定下板５８は後述する長尺固定下板５８０を用いる部分（図２２）との，留め付け金具５の前後位置関係を合わせるために配設する部材である。
また，上記留め付け金具５の背面と固定下板５８との間には，不陸調整板５６が配置している。そして，上記不陸調整板５６が上記留め付け金具５に対して上下にスライドすることにより，上記固定下板５８と上記留め付け金具５との互いの位置関係を前後方向に変化させることができるよう構成されている。
【００３８】
即ち，図６〜図８に示すごとく，上記不陸調整板５６は，上記留め付け金具５における上方脚部５１１，下方脚部５１２，中央後退部５１３をそれぞれ当接させると共に略同程度の角度で前方へ傾斜した，上方傾斜部５６１，下方傾斜部５６２，中央傾斜部５６３を有している。また，該中央傾斜部５６３には，上下方向に長い長穴５６４が形成されており，上記固定ネジ５７を挿通することができる。
また，図４，図７に示すごとく，上記固定下板５８は，平板状の固定板部５８１とその左右端部において前方に屈曲したガイド部５８２を有し，該ガイド部５８２によって上記不陸調整板５６がガイドされて上下動する。また，上記固定板部５８１には，固定ネジ５７を挿通するための挿通穴５８４が形成されている。
【００３９】
上記の構成によって，上記不陸調整板５６が上記留め付け金具５に対して上方へスライドした状態で固定ネジ５７を締めると，上記留め付け金具５と上記固定下板５８との前後方向の距離が小さくなる。また，上記不陸調整板５６が上記留め付け金具５に対して下方へスライドした状態で固定ネジ５７を締めると，上記留め付け金具５と上記固定下板５８との前後方向の距離が大きくなる。
【００４０】
即ち，上記不陸調整板５６を上下にスライドさせることにより，上記留め付け金具５の金属下地３に対する前後方向の位置を変化させることができるので，留め付ける外壁板４の表面位置が一定となるように調整することができる。
また，図５，図７，図８に示すごとく，上記固定下板５８の後方に配置した上記係合板５９は，上記固定ネジ５７のネジ溝５７１に嵌合させるための嵌合爪５９１を設けている。
なお，該嵌合爪５９１と同様の嵌合爪６９１，７９１が，上記スタータ金具６の背面に設けた係合板６９，上記固定金具７における係合板７９にも配設されている（図１４，図１６，図１７）。
【００４１】
また，図１２，図２２に示すごとく，左右の外壁板４が隣り合う部分に配設される上記留め付け金具５は，左右方向に長い長尺固定下板５８０上に，２個左右に並設され，ネジ５７２によって固定されている。
また，図２２に破線で示すごとく，上記外壁施工構造１において，左右の外壁板４の接合部に配設されるハットジョイナー１４は，上記左右の留め付け金具５の間における上記長尺固定下板５８０の前面に配置されている。
【００４２】
また，上記スタータ金具６は，図１４に示すごとく，最下段の外壁板４の下辺部４２を係止するための金具である。そして，図１３，図１４に示すごとく，上記スタータ金具６は，上記土台柱２１に固定される固定板部６１と，該固定板部６１の下端部６１１から前方へ屈曲形成された支承部６２と，該支承部６２の前端から斜め上方へ屈曲形成された係止部６３とからなる，水平方向に長尺な金具である。
また，上記固定板部６１には，強度を確保するために前方へ屈曲形成された上端突出部６１２及び中央突出部６１３が左右方向に設けてある。
【００４３】
次に，上記外壁施工構造１を施工する方法につき説明する。
即ち，本例の外壁施工方法は，下記の第１工程〜第４工程を有する。
第１工程においては，図２３，図１，図２に示すごとく，上記構造躯体２における土台柱２１，胴差し２２等に，複数の金属ランナー３１をそれぞれ略水平方向に固定する。
【００４４】
第２工程においては，図２４，図１，図２に示すごとく，該複数の金属ランナー３１に，複数の金属胴縁３２を略鉛直方向に固定することにより，上記構造躯体２に固定された上記金属下地３を得る。
第３工程においては，図２５，図１，図２，図１４に示すごとく，上記金属胴縁３２にスタータ金具６を固定し，該スタータ金具６に最下段の外壁板４の下辺部４２を係止する。更に，図８，図２１，図２２に示すごとく，留め付け金具５を上記外壁板４の上辺部４１に係止すると共に，固定ネジ５７を用いて上記金属胴縁３２に固定する。
【００４５】
第４工程においては，図８，図２１，図２２に示すごとく，上記留め付け金具５に，他の外壁板４の下辺部４２を係止する。更に他の留め付け金具５を上記外壁板４の上辺部４１に係止すると共に固定ネジ５７を用いて上記金属胴縁３２に固定する。
そして，該第４工程を順次繰り返すことにより複数の外壁板４を上記金属下地３に固定する。
【００４６】
また，上記第１工程においては，上記金属ランナー３１の背板３１１に所定ピッチで形成されたビス穴３１９（図１５，図１８）に，ビス３９を挿通すると共に構造躯体２にねじ込むことにより，金属ランナー３１を構造躯体２に固定する（図１，図２）。なお，上記ビス穴３１９は，上記所定ピッチが構造躯体２の縦材間隔（例えば７５０ｍｍ）の倍数となるよう形成されている。
また，上記第１工程においては，図１，図２に示すごとく，上記土台柱２１と上記胴差し２２との間における複数の縦材，即ち管柱２３及び間柱２４にわたって，水平方向に補強用ランナー３１０を固定する。
【００４７】
また，上記第２工程において上記金属ランナー３１と上記金属胴縁３２とを固定するにあたっては，図１５〜図１９に示すごとく，上記固定金具７を用いる。即ち，該固定金具７の固定板７１を上記金属胴縁３２の背板３２１の上端部３２８及び下端部３２９に形成された切込み部３２４の前方に配置し，上記係合板７９を上記金属ランナー３１における一対の前板３１３に係合させる。
【００４８】
このとき，上記胴差し２２に固定した金属ランナー３１に上記金属胴縁３２の上端部３２８を固定するにあたっては，図１５，図１６に示すごとく，該金属胴縁３２の上方に連続して配設する金属胴縁３２０の下端部３２９をも，上記固定金具７によって一緒に，上記金属ランナー３１に固定する。なお，上記上方に配置する金属胴縁３２０は，その上端部を構造躯体２における他の胴差し或いは桁等に，金属ランナーを介して固定する（図示略）。
【００４９】
また，上記土台柱２１に固定した金属ランナー３１に上記金属胴縁３２の下端部３２９を固定するにあたっては，図１８，図１９に示すごとく，該下端部３２９における切込み部３２４に上記固定金具７の固定ネジ７３を挿入配置した状態で固定する。
【００５０】
また，図２０に示すごとく，上記補強用ランナー３１０と上記金属胴縁３２との固定にも，上記固定金具７と同様の固定金具７０を用いる。該固定金具７０は，固定板７１の幅が小さい。また，上記金属胴縁３２は，その中間部分において上記補強用ランナー３１０に固定するため，背板３２１における上記補強用ランナー３１０に対応する部分に縦長のネジ挿通穴３２７を有している。このネジ挿通穴３２７に固定板７１を介して固定ネジ７３を挿通して，上記補強用ランナー３１０の前板３１３の背面に係合させ，係合板７９と螺合させる。このようにして，上記固定金具７によって，上記補強用ランナー３１０と金属胴縁３２とを固定する。
【００５１】
また，上記第３工程又は第４工程において上記スタータ金具６又は留め付け金具５を上記金属胴縁３２に固定するにあたっては，図８〜図１１，図１４に示すごとく，上記係合板６９，５９を上記一対の前板３２３の背面に係合する。
【００５２】
即ち，図９に示すごとく，上記係合板５９，６９を上記一対の前板３２３の間から挿入する。次いで，図１０，図１１に示すごとく，上記固定ネジ５７，６７を締める方向に回転させることにより上記係合板５９，６９を回動させると共に前進させ，上記前板３２３の背面に係合させる。また，上記第２工程において用いた固定金具７の係合板７９も同様の方法で，上記金属ランナー３１の前板３１３に係合させる。
また，留め付け金具５を金属胴縁３２に固定する際には，上記不陸調整板５６を上記留め付け金具５に対して上下にスライドさせる。これにより，留め付けられるべき外壁板４の位置に応じて，上記固定下板５８と上記留め付け金具５との互いの位置関係を前後方向に変化させて，金属下地３側の不陸調整を行う。
【００５３】
また，図２２に示すごとく，左右の外壁板４が隣り合う部分には，上記長尺固定下板５８０に並設した一対の留め付け金具５を用いる。即ち，これら一対の留め付け金具５のうち，左側の留め付け金具５は左下の外壁板４の上辺部４１を係止すると共に左上の外壁板４の下辺部４２を支承する。一方，右側の留め付け金具５は右下の外壁板４の上辺部４１を係止すると共に右上の外壁板４の下辺部４２を支承する。
また，上記長尺固定下板５８０は，その略中央における背面に係合板５９を有しており，該係合板５９によって上記金属胴縁３２に固定される。
【００５４】
次に，本例の作用効果につき説明する。
上記金属胴縁３２は，上記構造躯体２に略水平方向に固定された金属ランナー３１に固定する。そのため，上記金属胴縁３２を上記金属ランナー３１に配設するにあたり，水平方向の位置が多少ずれても，構造躯体２の縦材の位置にかかわらず，確実に固定することができる。そのため，上記外壁施工構造１は施工容易である。
【００５５】
また，上記外壁施工構造１は，金属下地３を用いているため，強度，耐久性に優れている。
また，図１，図２に示すごとく，上記金属ランナー３１は，土台柱２１，胴差し２２に固定されている。そして，上記土台柱２１，胴差し２２は，構造躯体２の強度確保に特に重要な部分であるため，特に強度の高い部材が通常使用される。それ故，上記金属ランナー３１は，高い固定力で構造躯体２に固定され，その結果，上記金属下地３の強度，ひいては外壁施工構造１の強度が向上する。
【００５６】
また，図８，図１４，図２１，図２２に示すごとく，上記外壁板４は，上記金属胴縁３に配設された留め付け金具５又はスタータ金具６に，上辺部４１及び下辺部４２を係止させることにより，上記金属下地３に留め付けられている。そのため，上記外壁板４を，容易かつ確実に上記金属下地３に固定することができる。
【００５７】
また，上記金属ランナー３１と上記金属胴縁３２とは，長手方向に直交する断面が同形状，同寸法であると共に，同材料からなる（図３）。それ故，同じ金属長尺体をそれぞれ適切な長さに切断することにより，上記金属ランナー３１として用いることもでき，上記金属胴縁３２として用いることもできる。そのため，上記外壁施工構造１は，施工が容易であると共に，施工コストを低減させることができる。
【００５８】
また，図３に示すごとく，上記金属ランナー３１及び上記金属胴縁３２は，上記背板３１１，３２１と，一対の立設板３１２，３２２と，一対の前板３１３，３２３とを有する。そのため，強度に優れた金属ランナー３１及び金属胴縁３２を得ることができ，強度に優れた外壁施工構造１を得ることができる。
【００５９】
また，図１５〜図１９に示すごとく，上記金属ランナー３１と上記金属胴縁３２とは，上記固定金具７によって互いに固定されている。そして，該固定金具７は，その固定板７１を上記金属胴縁３２の切込み部３２４の前方に配置し，上記係合板７９を上記金属ランナー３１における一対の前板３１３に係合させている。そのため，上記固定ネジ７３を締めることにより，該金属ランナー３１と金属胴縁３２とを容易かつ確実に固定することができる。それ故，施工が容易であると共に，強度の高い外壁施工構造１を得ることができる。
【００６０】
また，図８，図１４に示すごとく，上記係合板５９，６９を上記一対の前板３２３の背面に係合することにより，上記金属胴縁３２に固定されている。そのため，上記留め付け金具５及びスタータ金具６を，上記金属胴縁３２に沿った所望の位置に配置することができる。それ故，上記留め付け金具５又はスタータ金具６を，容易かつ確実に，上記金属胴縁３２に固定して，外壁板４を金属下地３に留め付けることができる。
【００６１】
また，図７，図８に示すごとく，上記留め付け金具５は，上記不陸調整板５６を有している。そして，上記不陸調整板５６が上記留め付け金具５に対して上下にスライドすることにより，上記金属胴縁３２と上記留め付け金具５との互いの位置関係を前後方向に変化させることができるよう構成してある。そのため，上記金属下地３に固定する外壁板４の不陸調整を容易に行うことができる。それ故，一層，施工容易かつ強度の高い外壁施工構造１を得ることができる。
【００６２】
以上のごとく，本例によれば，施工容易，かつ強度の高い外壁施工構造及び外壁施工方法を提供することができる。
【００６３】
（実施例２）
本例は，図２６に示すごとく，本発明をリフォーム用の外壁施工構造１０とした例である。
該外壁施工構造１０を施工するにあたっては，金属下地３の金属ランナー３１を，モルタル壁などの既存壁４０及び既存胴縁３０を介して既存の構造躯体２における土台柱２１と胴差し２２とに，長尺ビス３９０を用いてそれぞれ固定する。そして，該金属ランナー３１に固定金具７を用いて金属胴縁３２を固定する。これにより，上記既存壁４０の前面に金属下地３を構築する。
次いで，該金属胴縁３２にスタータ金具６及び留め付け金具５を用いて新たな外壁板４を留め付ける。以上により，上記外壁施工構造１０を得る。
その他は，実施例１と同様である。
【００６４】
この場合には，既存壁４０の後方にある構造躯体２のうち，位置の分かりやすい土台柱２１，胴差し２２に上記金属下地３を固定すればよい。そのため，本発明をリフォーム用の外壁施工構造に適用する場合にも，施工が容易である。
その他，実施例１と同様の作用効果を有する。
【００６５】
（実施例３）
本例は，図２７に示すごとく，金属下地３の金属ランナー３１と金属胴縁３２との接合部分において，上記金属ランナー３１の前板３１３及び立設板３１２に切欠凹部３１５を設けた例である。該切欠凹部３１５に，上記金属胴縁３２を配置し，ビス１３によって，該金属胴縁３２と金属ランナー３１とを構造躯体２に固定する。その他は，実施例１と同様である。
この場合には，金属下地３の総厚を薄くすることができる。また，実施例１で用いた固定金具７（図１５，図１６参照）を使用する必要がなく，施工容易かつ安価な外壁施工構造を得ることができる。その他，実施例１と同様の作用効果を有する。
【００６６】
なお，上記実施例１〜３においては，上記金属ランナーを土台柱と胴差しに固定する例を示したが，上記金属ランナーを土台柱と桁とに固定する，或いは，土台柱と胴差しと桁とに固定することもできる。これらの場合にも，同様の作用効果を得ることができる。
また，上記スタータ金具６の代わりに，上記留め付け金具５をスタータ金具として兼用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例１における，外壁施工構造の正面説明図。
【図２】図１のＡ−Ａ線矢視断面図。
【図３】実施例１における，金属ランナー又は金属胴縁の斜視図。
【図４】実施例１における，留め付け金具の正面図。
【図５】実施例１における，留め付け金具の背面図。
【図６】実施例１における，不陸調整板の正面図。
【図７】実施例１における，留め付け金具とその付属品の断面図。
【図８】実施例１における，留め付け金具周辺の外壁施工構造の縦断面図。
【図９】実施例１における，金属胴縁への留め付け金具の固定方法の説明図。
【図１０】図９に続く，留め付け金具の固定方法の説明図。
【図１１】図１０に続く，留め付け金具の固定方法の説明図。
【図１２】実施例１における，長尺固定下板に固定された留め付け金具の正面図。
【図１３】実施例１における，スタータ金具の斜視図。
【図１４】実施例１における，スタータ金具周辺の外壁施工構造の縦断面図。
【図１５】実施例１における，胴差しに固定された金属ランナーと金属胴縁との接合部の正面図。
【図１６】実施例１における，胴差しに固定された金属ランナーと金属胴縁との接合部の縦断面図。
【図１７】実施例１における，胴差しに固定された金属ランナーと金属胴縁との接合部の水平断面図。
【図１８】実施例１における，土台柱に固定された金属ランナーと金属胴縁との接合部の正面図。
【図１９】実施例１における，土台柱に固定された金属ランナーと金属胴縁との接合部の縦断面図。
【図２０】実施例１における，補強用ランナーと金属胴縁との接合部の正面図。
【図２１】実施例１における，留め付け金具により上下の外壁板を留め付けた状態を示す正面説明図。
【図２２】実施例１における，留め付け金具により上下左右の外壁板を留め付けた状態を示す正面説明図。
【図２３】実施例１における，外壁施工方法の説明図。
【図２４】図２３に続く，外壁施工方法の説明図。
【図２５】図２４に続く，外壁施工方法の説明図。
【図２６】実施例２における，外壁施工構造の縦断面説明図。
【図２７】実施例３における，外壁施工構造の水平断面説明図。
【図２８】従来例における，外壁施工構造の正面説明図。
【図２９】図２８のＦ−Ｆ線矢視断面相当の説明図。
【図３０】従来例における，リフォーム用の外壁施工構造の縦断面説明図。
【符号の説明】
１．．．外壁施工構造，
２．．．構造躯体，
２１．．．土台柱，
２２．．．胴差し，
３．．．金属下地，
３１．．．金属ランナー，
３２．．．金属胴縁，
４．．．外壁板，
５．．．留め付け金具，
６．．．スタータ金具，
７．．．固定金具，[0001]
【Technical field】
The present invention relates to an outer wall construction structure in which an outer wall plate is fastened to a metal base fixed to a structural frame of a building, and a construction method thereof.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as shown in FIG. 28 and FIG. 29, there is an outer wall construction structure 9 in which an outer wall plate 94 is fixed to a structural frame 92 of a building via a base material such as a vertical trunk edge 93. That is, in the outer wall construction structure 9, the outer wall plate 94 is fixed to the vertical trunk edge 93 fixed to the structural housing 92 via the waterproof paper 98 using the fastening metal fitting 95. Further, the fastening metal fitting 95 is fixed to the vertical trunk edge 93 and the structural housing 92 by screws 96 (FIG. 29).
As described above, in the outer wall construction structure 9, the vertical trunk edge 93 is fixed to the tube column 923, the intermediate column 924, and the like in the structural housing 92 via the waterproof paper 98.
[0003]
[Problems to be solved]
However, in the above-described conventional outer wall construction structure 9, as shown in FIG. 28, the vertical trunk edge 93 needs to be arranged and fixed along the pipe column 923 and the intermediate column 924 over the upper and lower sides thereof. The left and right end portions of the outer wall plate 94 need to be disposed on the vertical trunk edge 93. Therefore, in constructing the outer wall plate 94, the outer wall plate 94 must be fixedly arranged, and the construction may be difficult.
[0004]
In addition, when renovating, as shown in FIG. 30, the vertical trunk edge 93 is fixed to the structural housing 92 by using a long screw 960 via the existing wall 940 such as a mortar wall and the existing trunk edge 930 behind the mortar wall. Then, a new outer wall plate 94 is attached to the vertical trunk edge 93 to obtain the outer wall construction structure 9.
[0005]
In this case, the newly constructed vertical trunk edge 93 has a vertical structure such as a structural frame 92 located behind the existing wall 940, that is, a pipe column 923, an intermediate column 924, etc. (FIG. 28). Need to be fixed to.
However, since the pipe pillar 923 and the interposition pillar 924 are located behind the existing wall 940, it is difficult to confirm the position when the vertical trunk edge 93 is constructed. Therefore, construction becomes difficult.
[0006]
The present invention has been made in view of such conventional problems, and an object of the present invention is to provide an outer wall construction structure that is easy to construct and has high strength, and an outer wall construction method for constructing the outer wall construction structure.
[0007]
[Means for solving problems]
The first invention is an outer wall construction structure in which an outer wall plate is fastened to a metal base fixed to a structural frame of a building.
The metal base has a plurality of metal runners fixed to the structural housing in a substantially horizontal direction, and a plurality of metal trunk edges fixed to the metal runners in a substantially vertical direction,
The outer wall plate is fastened to the metal base by locking the upper side and the lower side to a fastening metal or starter metal provided on the metal body edge,
The metal runner and the metal body rim are arranged in a direction facing each other from a flat plate, a pair of standing plates erected forward from the widthwise end of the back plate, and the front ends of the standing plates. A pair of bent front plates,
The metal runner and the metal body edge are fixed to each other by a fixing metal fitting comprising a fixing plate, an engaging plate, and a fixing screw for connecting and expanding the space between the two.
The fixing bracket has the fixing plate disposed in front of notches formed at the upper end and the lower end of the back plate of the metal shell, and the engagement plate is engaged with a pair of front plates in the metal runner. The outer wall construction structure is characterized by being combined (Claim 1).
[0008]
Next, the effects of the present invention will be described.
The metal body edge is fixed to a metal runner fixed to the structural housing in a substantially horizontal direction. Therefore, when the metal barrel edge is disposed on the metal runner, it can be reliably fixed regardless of the position of the vertical member of the structural frame, even if the horizontal position is slightly shifted. Therefore, the outer wall construction structure is easy to construct.
[0009]
The outer wall construction structure is excellent in strength and durability because it uses a metal base.
Further, the outer wall plate is fastened to the metal base by locking the upper side and the lower side to a fastening metal or starter metal provided on the metal body edge. Therefore, the outer wall plate can be easily and reliably fixed to the metal base.
[0010]
Also, when the outer wall construction structure is an outer wall construction structure for renovation, the construction is easy. That is, since the metal runner on the metal base may be fixed to an easily understandable part of the structural frame behind the existing wall, for example, a base pillar and a case or a girder, the construction is easy.
[0011]
Further, as described above, the metal runner and the metal body edge are fixed to each other by the fixing bracket. Thereby, the metal runner and the metal trunk edge can be easily and reliably fixed by tightening the fixing screw. Therefore, the construction is easy and the outer wall construction structure with high strength can be obtained.
[0012]
As described above, according to the present invention, it is possible to provide an outer wall construction structure that is easy to construct and high in strength.
[0013]
The second invention is an outer wall construction method for constructing an outer wall construction structure in which an outer wall plate is fastened to a metal base fixed to a structural frame of a building.
The outer wall construction method includes a first step of fixing a plurality of metal runners to the structural housing in a substantially horizontal direction,
A second step of obtaining the metal base fixed to the structural housing by fixing a plurality of metal barrel edges to the plurality of metal runners in a substantially vertical direction;
The starter bracket is fixed to the metal shell edge, the lower side of the lowermost outer wall plate is locked to the starter bracket, and the fastener is further locked to the upper side of the outer wall plate and fixed to the metal barrel edge. A third step to perform,
A fourth step of locking the lower side portion of the other outer wall plate to the fixing bracket, and further locking the other fixing bracket to the upper side portion of the outer wall plate and fixing to the metal barrel edge. ,
A plurality of outer wall plates are fixed to the metal base by sequentially repeating the fourth step, and the metal runner and the metal body edge are formed from a flat plate and a widthwise end of the back plate. A pair of standing plates standing up front and a pair of front plates bent in a direction facing each other from the front end of each standing plate;
In fixing the metal runner and the metal body edge in the second step, a fixing metal fixture including a fixing plate, an engaging plate, and a fixing screw connected so as to be able to expand and contract the space is used. An outer wall construction characterized in that a plate is disposed in front of notches formed at the upper end and lower end of the back plate of the metal body rim, and the engagement plate is engaged with a pair of front plates in the metal runner. In the method (claim 5).
[0014]
In the second step, the metal body edge is fixed to a metal runner fixed in the horizontal direction to the structural housing. Therefore, when the metal barrel edge is disposed on the metal runner, it can be reliably fixed regardless of the position of the vertical member of the structural frame, even if the horizontal position is slightly shifted. Therefore, the outer wall construction structure is easy to construct.
[0015]
In the third step and the fourth step, the outer wall plate is fixed to the metal base by locking the upper side portion and the lower side portion with the fastening metal or starter metal provided on the metal body edge. Fasten to. Therefore, the outer wall plate can be easily and reliably fixed to the metal base.
The outer wall construction structure is excellent in strength and durability because it uses a metal base.
[0016]
In addition, when the outer wall construction structure is used as a renovation outer wall construction structure, the metal runner on the metal base may be fixed to an easy-to-understand part of the structural frame behind the existing wall. Is easy.
[0017]
Further, when the metal runner and the metal body edge are fixed in the second step, the fixing metal fitting is used as described above. Therefore, the metal runner and the metal trunk edge can be easily and reliably fixed by tightening the fixing screw. Therefore, a high-strength outer wall construction structure can be easily constructed.
[0018]
As described above, according to the present invention, it is possible to provide an outer wall construction method capable of easily constructing a strong outer wall construction structure.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the first invention (invention 1), as the material of the metal substrate, for example, iron, aluminum, stainless steel, or the like can be used. Further, the metal runner and the metal body edge can be formed by, for example, extrusion molding to a thickness of 0.8 to 2.3 mm, and can also be formed by bending a metal plate. .
[0020]
Moreover, it is preferable that the metal runner is directly fixed to any one of a base column, a trunk, and a girder in the structural frame. In this case, the metal runner is fixed to the structural frame with a particularly high fixing force, and as a result, the strength of the metal base and the strength of the outer wall construction structure are improved.
In addition, it is preferable that a reinforcing runner similar to the above metal runner is bridged and fixed to a vertical member such as a pipe column or a stud.
[0021]
In addition, the fastening bracket includes, for example, a substrate portion that abuts on the back side surface of the outer wall plate, a support portion that is erected forward from the substrate portion, and an upper plate engagement portion that is bent obliquely upward from the support portion. And a lower plate locking portion bent obliquely downward from the support portion. Further, it is preferable that a front flat plate portion is formed in front of the upper plate locking portion and the lower plate locking portion. In addition, it is preferable that the substrate portion has an upper leg portion that recedes backward at an upper portion thereof and a lower leg portion that is bent backward by approximately 90 ° at a lower end portion thereof.
[0022]
The starter bracket is a bracket for locking the lower side portion of the lowermost outer wall plate, for example, a fixed plate portion fixed to the base pillar and a support bent and formed forward from the fixed plate portion. This is a metal fitting that is long in the horizontal direction, and includes a locking portion that is bent obliquely upward from the front end of the support portion.
The outer wall construction structure may be a new construction outer wall construction structure or a renovation outer wall construction structure.
In this specification, the outside direction of the building is expressed as “front” and the inside direction as “rear”.
[0023]
Further, the fastening metal fitting and the starter metal fitting have an engagement plate that engages with a pair of front plates on the metal barrel edge on the back surface, and the engagement plates are engaged with the back surfaces of the pair of front plates. By doing so, it is preferable that the fastening metal fitting and the starter metal fitting are fixed to the metal barrel edge (claim 2).
In this case, the fastening metal fitting and the starter metal fitting can be arranged at a desired position along the metal body edge. Therefore, the outer metal plate can be fastened to the metal base by easily and reliably fixing the fastening metal or the starter metal to the metal body edge.
[0024]
The fastening bracket has a non-landing adjustment plate between a back surface thereof and the engagement plate, and the non-landing adjustment plate slides up and down with respect to the fastening bracket, whereby the metal trunk edge It is preferable that the positional relationship between the bracket and the fastening bracket can be changed in the front-rear direction (claim 3).
In this case, the unevenness adjustment of the outer wall plate fixed to the metal base can be easily performed. Therefore, it is possible to obtain an outer wall construction structure that is easier to construct and higher in strength.
[0025]
The metal runner and the metal body edge preferably have the same shape and the same size in the cross section perpendicular to the longitudinal direction, and are made of the same material.
In this case, the same metal elongated body can be cut to an appropriate length to be used as the metal runner or the metal trunk edge. Therefore, the outer wall construction structure is easy to construct and can reduce construction costs.
[0026]
Next, in the second invention (invention 5), the fourth step may be performed only once.
Moreover, in the first step, it is preferable that the metal runner is fixed to any one of a base pillar, a trunk, and a girder in the structural frame. In this case, the metal runner is fixed to the structural frame with a particularly high fixing force, and as a result, the strength of the metal base and the strength of the outer wall construction structure are improved.
[0027]
Further, the fastening metal fitting and the starter metal fitting have, on the back surface thereof, an engagement plate that engages with a pair of front plates on the metal body edge, and the starter metal fitting or the fastening metal fitting in the third step or the fourth step. In fixing the metal fitting to the metal barrel edge, it is preferable that the engagement plate is engaged with the back surfaces of the pair of front plates.
In this case, the fastening metal fitting and the starter metal fitting can be arranged at a desired position along the metal body edge. Therefore, the fastening metal fitting or the starter metal fitting can be fixed to the metal barrel edge easily and reliably.
[0028]
The fastening bracket has a non-landing adjustment plate between a rear surface thereof and the engagement plate, and the metal trunk edge is slid up and down with respect to the fastening bracket. It is preferable to perform uneven adjustment of the fastening bracket by changing the positional relationship between the fastening bracket and the fastening bracket in the front-rear direction.
In this case, the unevenness adjustment of the outer wall plate fixed to the metal base can be easily performed. Therefore, the outer wall construction structure with higher strength can be easily constructed.
[0029]
【Example】
(Example 1)
An outer wall construction structure according to an embodiment of the present invention and an outer wall construction method for constructing the structure will be described with reference to FIGS.
As shown in FIGS. 1 and 2, the outer wall construction structure 1 is formed by fastening an outer wall plate 4 to a metal base 3 fixed to a structural frame 2 of a building.
The metal base 3 has a plurality of metal runners 31 fixed to the structural housing 2 in a substantially horizontal direction and a plurality of metal barrel edges 32 fixed to the plurality of metal runners 31 in a substantially vertical direction. .
[0030]
As shown in FIGS. 2, 8, and 14, the outer wall plate 4 has the upper side portion 41 and the lower side portion 42 engaged with the fastening bracket 5 or the starter bracket 6 disposed on the metal barrel edge 32. Thus, the metal base 3 is fastened.
Further, as shown in FIG. 3, the metal runner 31 and the metal body edge 32 have the same shape and the same size in the cross section perpendicular to the longitudinal direction, and are made of the same material.
[0031]
The material of the metal base 3 is, for example, iron, aluminum, stainless steel or the like. The metal runner 31 and the metal body edge 32 are formed as long bodies having a substantially C-shaped cross section by extrusion molding to a thickness of about 1.2 mm (FIG. 3).
[0032]
Further, as shown in FIG. 1, a reinforcing runner 310 having the same shape as that of the metal runner 31 is provided between the two metal runners 31 fixed to the base column 21 and the trunk 22 in the structural housing 2. It is arranged in the horizontal direction. The reinforcing runner 310 is fixed across the plurality of tube pillars 23 and the intermediate pillars 24 between the base pillar 21 and the trunk 22. The metal runner edge 32 is fixed to the reinforcing runner 310 in the same manner as the metal runner 31.
[0033]
As shown in FIG. 3, the metal runner 31 and the metal trunk edge 32 are flat plate-like back plates 311 and 321, and a pair of upright standing upright from end portions in the width direction of the back plates 311 and 321. The plates 312 and 322 and a pair of front plates 313 and 323 bent in directions facing each other from the front ends of the standing plates 312 and 322.
[0034]
Further, as shown in FIGS. 15 to 20, the metal runner 31 and the metal body edge 32 are composed of a fixing plate 71 and an engaging plate 79 and a fixing screw 73 that is connected so that the distance between both can be enlarged or reduced. They are fixed to each other by a fixing bracket 7. As shown in FIG. 16, the fixing bracket 7 has the fixing plate 71 disposed in front of the notch 324 formed in the upper end portion 328 and the lower end portion 329 of the back plate 321 of the metal barrel edge 32, and the engagement plate. 79 is engaged with a pair of front plates 313 in the metal runner 31. As shown in FIGS. 15 and 18, the fixing plate 71 has a substantially rectangular flat plate shape and has a width slightly smaller than the width of the back plate 321.
[0035]
5, 7, 8, and 11, the fastener 5 has an engagement plate 59 that engages with a pair of front plates 323 on the metal body edge 32 on the back surface thereof. Yes. The engagement plate 59 is engaged with the back surfaces of the pair of front plates 323, thereby fixing the fastener 5 to the metal barrel edge 32. Further, as shown in FIG. 14, the starter fitting 6 similarly has an engagement plate 69. The starter fitting 6 is fixed to the metal barrel edge 32 by engaging the engagement plate 69 with the front plate 323 of the metal barrel edge 32.
[0036]
As shown in FIGS. 4, 7, and 8, the fastener 5 includes a substrate portion 51 that abuts on the back side surface 46 of the outer wall plate 4, and a support portion 52 erected forward from the substrate portion 51. And an upper plate engaging portion 53 bent obliquely upward from the support portion 52 and a lower plate engaging portion 54 bent obliquely downward from the support portion 52. A front flat plate portion 534 is formed in front of the upper plate locking portion 53 and the lower plate locking portion 54. Further, the substrate portion 51 has an upper leg portion 511 that is retracted rearward at the upper portion thereof, and a lower leg portion 512 that is bent backward by approximately 90 ° at the lower end portion thereof. Further, the substrate portion 51 has a central receding portion 513 that recedes backward above the support portion 52, and a central hole 514 through which the fixing screw 57 is inserted is formed in the central receding portion 513. Yes.
[0037]
Further, as shown in FIGS. 7 and 8, the fastener 5 has a fixed lower plate 58 between the back surface thereof and the engagement plate 59. The fixed lower plate 58 is a member disposed to match the front-rear positional relationship of the fastener 5 with a portion (FIG. 22) using the long fixed lower plate 580 described later.
Further, a non-land adjustment plate 56 is disposed between the back surface of the fastening bracket 5 and the fixed lower plate 58. Then, when the unevenness adjusting plate 56 slides up and down with respect to the fastener 5, the positional relationship between the fixed lower plate 58 and the fastener 5 can be changed in the front-rear direction. It is configured as follows.
[0038]
That is, as shown in FIGS. 6 to 8, the unevenness adjusting plate 56 makes the upper leg portion 511, the lower leg portion 512, and the central receding portion 513 of the fastening bracket 5 abut on each other and has substantially the same angle. The upper inclined portion 561, the lower inclined portion 562, and the central inclined portion 563 are inclined forward. The central inclined portion 563 is formed with a long hole 564 that is long in the vertical direction, and the fixing screw 57 can be inserted therethrough.
As shown in FIGS. 4 and 7, the fixed lower plate 58 has a flat plate-shaped fixed plate portion 581 and a guide portion 582 bent forward at the left and right ends thereof. The adjustment plate 56 is guided to move up and down. The fixing plate portion 581 is formed with an insertion hole 584 through which the fixing screw 57 is inserted.
[0039]
With the above configuration, when the fixing screw 57 is tightened in a state where the unevenness adjusting plate 56 slides upward with respect to the fastener 5, the distance in the front-rear direction between the fastener 5 and the fixed lower plate 58 is determined. Becomes smaller. Further, when the fixing screw 57 is tightened in a state where the unevenness adjusting plate 56 is slid downward with respect to the fastener 5, the distance in the front-rear direction between the fastener 5 and the fixed lower plate 58 is increased. .
[0040]
That is, by sliding the unevenness adjusting plate 56 up and down, the position of the fastening bracket 5 in the front-rear direction with respect to the metal base 3 can be changed, so that the surface position of the outer wall plate 4 to be fastened is constant. Can be adjusted as follows.
As shown in FIGS. 5, 7, and 8, the engagement plate 59 disposed behind the fixed lower plate 58 is provided with a fitting claw 591 for fitting into the screw groove 571 of the fixing screw 57. ing.
Note that fitting claws 691 and 791 similar to the fitting claws 591 are also provided on the engagement plate 69 provided on the back surface of the starter fitting 6 and the engagement plate 79 in the fixed fitting 7 (FIG. 14, FIG. 14). FIG. 16, FIG.
[0041]
Further, as shown in FIGS. 12 and 22, the above-mentioned fasteners 5 disposed on the adjacent portions of the left and right outer wall plates 4 are arranged on the long fixed lower plate 580 that is long in the left-right direction. Provided and fixed by screws 572.
Further, as indicated by a broken line in FIG. 22, in the outer wall construction structure 1, the hat joiner 14 disposed at the joint portion of the left and right outer wall plates 4 is provided with the long fixed portion between the left and right fasteners 5. It is arranged on the front surface of the plate 580.
[0042]
Further, the starter fitting 6 is a fitting for locking the lower side portion 42 of the lowermost outer wall plate 4 as shown in FIG. As shown in FIGS. 13 and 14, the starter fitting 6 includes a fixed plate portion 61 fixed to the base column 21 and a support portion 62 that is bent forward from a lower end portion 611 of the fixed plate portion 61. And a metal fitting that is long in the horizontal direction and includes a locking portion 63 that is bent obliquely upward from the front end of the support portion 62.
Further, the fixed plate portion 61 is provided with an upper end protrusion 612 and a center protrusion 613 that are bent forward to ensure strength, in the left-right direction.
[0043]
Next, a method for constructing the outer wall construction structure 1 will be described.
That is, the outer wall construction method of the present example has the following first to fourth steps.
In the first step, as shown in FIG. 23, FIG. 1 and FIG. 2, a plurality of metal runners 31 are respectively fixed in a substantially horizontal direction on the base column 21 and the torso 22 in the structural housing 2.
[0044]
In the second step, as shown in FIGS. 24, 1 and 2, the plurality of metal runners 31 are fixed to the structural housing 2 by fixing a plurality of metal barrel edges 32 in a substantially vertical direction. The metal substrate 3 is obtained.
In the third step, as shown in FIGS. 25, 1, 2, and 14, the starter fitting 6 is fixed to the metal barrel edge 32, and the lower side portion 42 of the lowermost outer wall plate 4 is attached to the starter fitting 6. Lock. Further, as shown in FIGS. 8, 21, and 22, the fastener 5 is locked to the upper side portion 41 of the outer wall plate 4 and is fixed to the metal barrel edge 32 using a fixing screw 57.
[0045]
In a 4th process, as shown in FIG.8, FIG.21, FIG.22, the lower side part 42 of the other outer wall board 4 is latched to the said fastening metal fitting 5. FIG. Further, another fastening member 5 is locked to the upper side portion 41 of the outer wall plate 4 and fixed to the metal barrel edge 32 using a fixing screw 57.
Then, the plurality of outer wall plates 4 are fixed to the metal base 3 by sequentially repeating the fourth step.
[0046]
Further, in the first step, by inserting a screw 39 into a screw hole 319 (FIGS. 15 and 18) formed at a predetermined pitch on the back plate 311 of the metal runner 31 and screwing it into the structural housing 2, The metal runner 31 is fixed to the structural housing 2 (FIGS. 1 and 2). The screw holes 319 are formed so that the predetermined pitch is a multiple of the vertical member interval (for example, 750 mm) of the structural housing 2.
In the first step, as shown in FIGS. 1 and 2, a plurality of vertical members between the base column 21 and the body insert 22, that is, the tube column 23 and the intermediate column 24, are used for horizontal reinforcement. The runner 310 is fixed.
[0047]
Further, when the metal runner 31 and the metal body edge 32 are fixed in the second step, the fixture 7 is used as shown in FIGS. That is, the fixing plate 71 of the fixing bracket 7 is disposed in front of the notch 324 formed in the upper end portion 328 and the lower end portion 329 of the back plate 321 of the metal barrel edge 32, and the engagement plate 79 is disposed in the metal runner 31. Are engaged with a pair of front plates 313.
[0048]
At this time, when the upper end portion 328 of the metal barrel edge 32 is fixed to the metal runner 31 fixed to the barrel 22, it is continuously arranged above the metal barrel edge 32 as shown in FIGS. 15 and 16. The lower end portion 329 of the metal barrel edge 320 to be provided is also fixed to the metal runner 31 together by the fixing bracket 7. Note that the upper end of the metal barrel edge 320 disposed above is fixed to another case or a girder or the like in the structural housing 2 via a metal runner (not shown).
[0049]
Further, when the lower end portion 329 of the metal trunk edge 32 is fixed to the metal runner 31 fixed to the base column 21, as shown in FIGS. 18 and 19, the fixing bracket 7 is inserted into the notch 324 in the lower end portion 329. The fixing screw 73 is inserted and fixed.
[0050]
Further, as shown in FIG. 20, the fixing bracket 70 similar to the fixing bracket 7 is also used for fixing the reinforcing runner 310 and the metal trunk edge 32. The fixing bracket 70 has a small width of the fixing plate 71. Further, the metal trunk edge 32 has a vertically long screw insertion hole 327 at a portion corresponding to the reinforcement runner 310 in the back plate 321 in order to fix the metal trunk edge 32 to the reinforcement runner 310 at an intermediate portion thereof. The fixing screw 73 is inserted through the screw insertion hole 327 through the fixing plate 71, and is engaged with the back surface of the front plate 313 of the reinforcing runner 310 and screwed with the engaging plate 79. In this manner, the reinforcing runner 310 and the metal trunk edge 32 are fixed by the fixing bracket 7.
[0051]
When the starter metal fitting 6 or the fastening metal fitting 5 is fixed to the metal barrel edge 32 in the third step or the fourth step, as shown in FIGS. 8 to 11 and 14, the engagement plates 69, 59 are used. Is engaged with the back surfaces of the pair of front plates 323.
[0052]
That is, as shown in FIG. 9, the engagement plates 59 and 69 are inserted from between the pair of front plates 323. Next, as shown in FIGS. 10 and 11, by rotating the fixing screws 57 and 67 in the tightening direction, the engagement plates 59 and 69 are rotated and advanced to engage with the back surface of the front plate 323. Further, the engaging plate 79 of the fixing bracket 7 used in the second step is engaged with the front plate 313 of the metal runner 31 by the same method.
Further, when fixing the fastening member 5 to the metal trunk edge 32, the unevenness adjusting plate 56 is slid up and down with respect to the fastening member 5. As a result, according to the position of the outer wall plate 4 to be fastened, the positional relationship between the fixed lower plate 58 and the fastening bracket 5 is changed in the front-rear direction to adjust the unevenness on the metal base 3 side. Do.
[0053]
Further, as shown in FIG. 22, a pair of fastening metal fittings 5 arranged in parallel with the long fixed lower plate 580 is used in a portion where the left and right outer wall plates 4 are adjacent to each other. That is, out of the pair of fasteners 5, the left fastener 5 locks the upper side 41 of the lower left outer wall plate 4 and supports the lower side 42 of the upper left outer wall plate 4. On the other hand, the right fastener 5 locks the upper side 41 of the lower right outer wall plate 4 and supports the lower side 42 of the upper right outer wall plate 4.
Further, the long fixed lower plate 580 has an engagement plate 59 on the back surface at the substantially center thereof, and is fixed to the metal barrel edge 32 by the engagement plate 59.
[0054]
Next, the effect of this example will be described.
The metal trunk edge 32 is fixed to a metal runner 31 fixed to the structural housing 2 in a substantially horizontal direction. Therefore, when the metal barrel edge 32 is disposed on the metal runner 31, it can be reliably fixed regardless of the position of the longitudinal member of the structural housing 2 even if the horizontal position is slightly shifted. Therefore, the outer wall construction structure 1 is easy to construct.
[0055]
Moreover, since the said outer wall construction structure 1 uses the metal base | substrate 3, it is excellent in intensity | strength and durability.
In addition, as shown in FIGS. 1 and 2, the metal runner 31 is fixed to the base column 21 and the trunk 22. And since the said base pillar 21 and the body insert 22 are especially important parts for ensuring the intensity | strength of the structural frame 2, a member with especially high intensity | strength is normally used. Therefore, the metal runner 31 is fixed to the structural housing 2 with a high fixing force. As a result, the strength of the metal base 3 and the strength of the outer wall construction structure 1 are improved.
[0056]
Further, as shown in FIGS. 8, 14, 21, and 22, the outer wall plate 4 is connected to the fastening member 5 or the starter member 6 disposed on the metal barrel edge 3 with the upper side portion 41 and the lower side portion 42, respectively. Is secured to the metal base 3 by locking. Therefore, the outer wall plate 4 can be fixed to the metal base 3 easily and reliably.
[0057]
Further, the metal runner 31 and the metal body edge 32 have the same shape and the same size in the cross section perpendicular to the longitudinal direction, and are made of the same material (FIG. 3). Therefore, it is possible to use the same metal long body as the metal runner 31 by cutting the same long metal body into an appropriate length. Therefore, the outer wall construction structure 1 is easy to construct and can reduce the construction cost.
[0058]
As shown in FIG. 3, the metal runner 31 and the metal trunk edge 32 include the back plates 311 and 321, a pair of standing plates 312 and 322, and a pair of front plates 313 and 323. Therefore, the metal runner 31 and the metal trunk edge 32 excellent in strength can be obtained, and the outer wall construction structure 1 excellent in strength can be obtained.
[0059]
As shown in FIGS. 15 to 19, the metal runner 31 and the metal body edge 32 are fixed to each other by the fixing metal fitting 7. The fixing bracket 7 has its fixing plate 71 disposed in front of the cut portion 324 of the metal trunk edge 32 and the engagement plate 79 is engaged with a pair of front plates 313 in the metal runner 31. Therefore, the metal runner 31 and the metal trunk edge 32 can be easily and reliably fixed by tightening the fixing screw 73. Therefore, it is possible to obtain the outer wall construction structure 1 that is easy to construct and high in strength.
[0060]
As shown in FIGS. 8 and 14, the engaging plates 59 and 69 are fixed to the metal barrel edge 32 by engaging the back surfaces of the pair of front plates 323. Therefore, the fastening bracket 5 and the starter bracket 6 can be arranged at desired positions along the metal trunk edge 32. Therefore, the outer metal plate 4 can be fastened to the metal base 3 by fixing the fastening metal 5 or the starter metal 6 to the metal body edge 32 easily and reliably.
[0061]
Further, as shown in FIGS. 7 and 8, the fastener 5 has the unevenness adjusting plate 56. Then, when the unevenness adjusting plate 56 slides up and down with respect to the fastener 5, the mutual positional relationship between the metal trunk edge 32 and the fastener 5 can be changed in the front-rear direction. It is configured as follows. For this reason, the unevenness adjustment of the outer wall plate 4 fixed to the metal base 3 can be easily performed. Therefore, it is possible to obtain the outer wall construction structure 1 that is easier to construct and higher in strength.
[0062]
As described above, according to this example, it is possible to provide an outer wall construction structure and an outer wall construction method that are easy to construct and have high strength.
[0063]
(Example 2)
In this example, as shown in FIG. 26, the present invention is an outer wall construction structure 10 for reforming.
In constructing the outer wall construction structure 10, the metal runner 31 of the metal base 3 is applied to the base column 21 and the trunk 22 in the existing structural frame 2 through the existing wall 40 such as a mortar wall and the existing trunk edge 30. , And fixed using a long screw 390, respectively. The metal runner edge 32 is fixed to the metal runner 31 using the fixing metal 7. Thereby, the metal base 3 is constructed on the front surface of the existing wall 40.
Next, a new outer wall plate 4 is fastened to the metal barrel edge 32 using the starter fitting 6 and the fastening fitting 5. Thus, the outer wall construction structure 10 is obtained.
Others are the same as in the first embodiment.
[0064]
In this case, it is only necessary to fix the metal base 3 to the base column 21 and the torso 22 whose position is easy to understand in the structural frame 2 behind the existing wall 40. Therefore, even when the present invention is applied to an outer wall construction structure for reforming, construction is easy.
In addition, the same effects as those of the first embodiment are obtained.
[0065]
(Example 3)
In this example, as shown in FIG. 27, a notch recess 315 is provided in the front plate 313 and the standing plate 312 of the metal runner 31 at the joint portion between the metal runner 31 and the metal trunk edge 32 of the metal base 3. is there. The metal barrel edge 32 is disposed in the notch recess 315, and the metal barrel edge 32 and the metal runner 31 are fixed to the structural housing 2 by screws 13. Others are the same as in the first embodiment.
In this case, the total thickness of the metal substrate 3 can be reduced. In addition, it is not necessary to use the fixing bracket 7 (see FIGS. 15 and 16) used in the first embodiment, and an outer wall construction structure that is easy to construct and inexpensive can be obtained. In addition, the same effects as those of the first embodiment are obtained.
[0066]
In Examples 1 to 3, the metal runner is fixed to the base column and the girder, but the metal runner is fixed to the base column and the girder, or the base column and girder It can also be fixed to the digit. In these cases, similar effects can be obtained.
Further, instead of the starter metal fitting 6, the fastening metal fitting 5 can also be used as a starter metal fitting.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory front view of an outer wall construction structure in Embodiment 1. FIG.
2 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 3 is a perspective view of a metal runner or metal trunk edge according to the first embodiment.
FIG. 4 is a front view of a fastener according to the first embodiment.
FIG. 5 is a rear view of a fastener in the first embodiment.
6 is a front view of the unevenness adjusting plate in Embodiment 1. FIG.
7 is a cross-sectional view of a fastener and its accessories in Example 1. FIG.
FIG. 8 is a longitudinal sectional view of an outer wall construction structure around a fastener in Example 1.
FIG. 9 is an explanatory diagram of a method for fixing a metal fitting to a metal trunk edge in the first embodiment.
FIG. 10 is an explanatory diagram of a method for fixing a fastening metal fitting, following FIG. 9;
FIG. 11 is an explanatory view of the fixing method of the fastening metal fitting following FIG.
FIG. 12 is a front view of the fastening bracket fixed to the long fixed lower plate in the first embodiment.
13 is a perspective view of a starter fitting in Embodiment 1. FIG.
14 is a longitudinal sectional view of an outer wall construction structure around a starter fitting in Embodiment 1. FIG.
15 is a front view of a joint portion between a metal runner fixed to a trunk and a metal trunk edge in Embodiment 1. FIG.
FIG. 16 is a longitudinal sectional view of a joint portion between a metal runner fixed to a trunk and a metal trunk edge in the first embodiment.
17 is a horizontal cross-sectional view of a joint portion between a metal runner fixed to a trunk and a metal trunk edge in Embodiment 1. FIG.
18 is a front view of a joint portion between a metal runner fixed to a base pillar and a metal trunk edge in Embodiment 1. FIG.
19 is a longitudinal sectional view of a joint portion between a metal runner fixed to a base pillar and a metal trunk edge in Embodiment 1. FIG.
20 is a front view of the joint portion between the reinforcing runner and the metal trunk edge in Embodiment 1. FIG.
FIG. 21 is a front explanatory view showing a state where the upper and lower outer wall plates are fastened by the fastening metal fittings in the first embodiment.
FIG. 22 is a front explanatory view showing a state where the upper, lower, left and right outer wall plates are fastened by the fastening metal fittings in the first embodiment.
23 is an explanatory diagram of an outer wall construction method in Embodiment 1. FIG.
FIG. 24 is an explanatory view of the outer wall construction method following FIG.
FIG. 25 is an explanatory view of the outer wall construction method following FIG. 24.
FIG. 26 is a longitudinal cross-sectional explanatory view of an outer wall construction structure in Example 2.
27 is a horizontal cross-sectional explanatory diagram of an outer wall construction structure in Embodiment 3. FIG.
FIG. 28 is a front explanatory view of an outer wall construction structure in a conventional example.
29 is an explanatory view corresponding to a cross section taken along line FF in FIG. 28. FIG.
FIG. 30 is a longitudinal cross-sectional explanatory view of an outer wall construction structure for renovation in a conventional example.
[Explanation of symbols]
1. . . Outer wall construction structure,
2. . . Structural enclosure,
21. . . Foundation pillar,
22. . . Torso,
3. . . Metal substrate,
31. . . Metal runner,
32. . . Metal waist,
4). . . Outer wall board,
5. . . Fasteners,
6). . . Starter bracket,
7). . . securing bracket,

Claims

In the outer wall construction structure in which the outer wall plate is fastened to the metal base fixed to the structural frame of the building.
The metal base has a plurality of metal runners fixed to the structural housing in a substantially horizontal direction, and a plurality of metal trunk edges fixed to the metal runners in a substantially vertical direction,
The outer wall plate is fastened to the metal base by locking the upper side and the lower side to a fastening metal or starter metal provided on the metal body edge,
The metal runner and the metal body rim are arranged in a direction facing each other from a flat plate, a pair of standing plates erected forward from the widthwise end of the back plate, and the front ends of the standing plates. A pair of bent front plates,
The metal runner and the metal body edge are fixed to each other by a fixing metal fitting comprising a fixing plate, an engaging plate, and a fixing screw for connecting and expanding the space between the two.
The fixing bracket has the fixing plate disposed in front of notches formed at the upper end and the lower end of the back plate of the metal shell, and the engagement plate is engaged with a pair of front plates in the metal runner. Exterior wall construction structure characterized by being combined.

2. The fastening metal fitting and the starter metal fitting according to claim 1, further comprising an engagement plate that engages with a pair of front plates on the metal body edge on the back surface thereof, and the engagement plates are connected to the back surfaces of the pair of front plates. An outer wall construction structure, wherein the fastening metal fitting and the starter metal fitting are fixed to the metal body edge by engaging with the metal shell.

In Claim 2, the said fastening metal fitting has a non-landing adjustment board between the back surface and the said engagement board, and the said non-landing adjustment board slides up and down with respect to the said fastening metal fitting, The above-mentioned An outer wall construction structure characterized by being configured to be able to change the positional relationship between the metal trunk edge and the fastening bracket in the front-rear direction.

The outer wall construction according to any one of claims 1 to 3, wherein the metal runner and the metal body edge have the same shape and the same size in cross section perpendicular to the longitudinal direction, and are made of the same material. Construction.

In an outer wall construction method for constructing an outer wall construction structure in which an outer wall plate is fastened to a metal base fixed to a structural frame of a building,
The outer wall construction method includes a first step of fixing a plurality of metal runners to the structural housing in a substantially horizontal direction,
A second step of obtaining the metal base fixed to the structural housing by fixing a plurality of metal barrel edges to the plurality of metal runners in a substantially vertical direction;
The starter bracket is fixed to the metal shell edge, the lower side of the lowermost outer wall plate is locked to the starter bracket, and the fastener is further locked to the upper side of the outer wall plate and fixed to the metal barrel edge. A third step to perform,
A fourth step of locking the lower side portion of the other outer wall plate to the fixing bracket, and further locking the other fixing bracket to the upper side portion of the outer wall plate and fixing to the metal barrel edge. ,
A plurality of outer wall plates are fixed to the metal base by sequentially repeating the fourth step, and the metal runner and the metal body edge are formed from a flat plate and a widthwise end of the back plate. A pair of standing plates standing up front and a pair of front plates bent in a direction facing each other from the front end of each standing plate;
In fixing the metal runner and the metal body edge in the second step, a fixing metal fixture including a fixing plate, an engaging plate, and a fixing screw connected so as to be able to expand and contract the space is used. An outer wall construction characterized in that a plate is disposed in front of notches formed at the upper end and lower end of the back plate of the metal body rim, and the engagement plate is engaged with a pair of front plates in the metal runner. Method.

6. The fastening metal fitting and the starter metal fitting according to claim 5, further comprising an engaging plate that engages with a pair of front plates on the metal body edge on the back surface, and the starter metal plate in the third step or the fourth step. An outer wall construction method characterized by engaging the engagement plate with the rear surfaces of the pair of front plates when fixing the metal fitting or the fastening metal fitting to the metal barrel edge.

In Claim 6, the said fastening metal fitting has a non-landing adjustment board between the back surface and the said engagement board, and slides this unevenness adjustment board up and down with respect to the said attachment metal fitting, The above-mentioned An outer wall construction method characterized by performing uneven adjustment of the fastening bracket by changing the positional relationship between the metal body edge and the fastening bracket in the front-rear direction.

The outer wall construction according to any one of claims 5 to 7, wherein the metal runner and the metal trunk edge have the same shape and the same size in cross section perpendicular to the longitudinal direction, and are made of the same material. Method.