JP3635509B2 - 歯科用射出ハンドピース - Google Patents

歯科用射出ハンドピース Download PDF

Info

Publication number
JP3635509B2
JP3635509B2 JP35369595A JP35369595A JP3635509B2 JP 3635509 B2 JP3635509 B2 JP 3635509B2 JP 35369595 A JP35369595 A JP 35369595A JP 35369595 A JP35369595 A JP 35369595A JP 3635509 B2 JP3635509 B2 JP 3635509B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
dental
handpiece
injection
pressurized liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35369595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0998991A (ja
Inventor
光俊 八野
Original Assignee
株式会社ミクロン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ミクロン filed Critical 株式会社ミクロン
Priority to JP35369595A priority Critical patent/JP3635509B2/ja
Publication of JPH0998991A publication Critical patent/JPH0998991A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3635509B2 publication Critical patent/JP3635509B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、増圧した加圧液体を射出する歯科用射出ハンドピースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液体を射出する装置としてスリーウェイシリンジが知られている。このスリーウェイシリンジは水道水などの加圧水の他に圧縮空気や霧を射出する。そのほかに実開平7−312号公報や特開平1−153150号公報に記載されたものが知られている。前者は構成が管だけで一端を水道の蛇口に直結し、他端から水流を射出させるものである。後者は卓上装置において給水タンク内の液体をモータ駆動のポンプで付勢し、射出装置であるハンドピースまでホースを介して送り、射出する。この様な給水タンクとモータ駆動のポンプを備えた卓上装置と、射出装置であるハンドピースを組み合わせたものは他にもいくつか知られている。特公平7−28881号公報では携帯性をもたせるため卓上装置をなくして、給水タンクとポンプと蓄電池を内設したハンドピースのみのものが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
歯科診療の場で加圧された液体を必要とする場合スリーウェイシリンジを使用することが多い。しかしスリーウェイシリンジでは、増圧機構がないので射出される加圧水の圧力は水道の圧力以上には設定できない。水道水の圧力は時間帯や地域によって変化し、圧力の低い時間帯や地域によっては十分な圧力とはいえないこともある。そのほかのものについては家庭で使用されることを考慮したものが多い。これらのものを歯科診療の場で使用することを考えてみると、実開平7−312号公報で紹介されたものは構造が簡単でかさばらないが単なるホースと変わらず、増圧機構がないのでスリーウェイシリンジと同様水道水の圧力以上には設定できない。またスイッチがないので使用の前後で蛇口の栓を回さなければならず使用の際の操作が面倒である。特開平1−153150号公報で紹介されたものは卓上装置の設置場所を確保しなければならず、歯科診療台の周辺では様々な機器があるので設置場所の確保は困難である。給水タンクへの補給も煩雑な作業である。また通常歯科医院では複数の診療台が設置されており、診療台間の移動は大変面倒である。卓上装置とハンドピースを結ぶホースは使用上ある程度の長さがないと不便である。しかし卓上装置内で加圧された液体は射出されるまでの管内を通る距離が長いほど圧力損失が大きくなる。圧力損失の少ないホースを使用する場合一般的に、より硬い材質のものになる。するとハンドピースの操作性が悪くなってしまう。圧力損失を考慮しモータ駆動のポンプの出力をあげる場合そのためにモータやポンプはより大きく、かつ高価なものになってしまう。卓上装置も大型になってしまい持ち運びがより大変になってしまう。ホースもより高圧に耐えられるものにしなければならない。特公平7−28881号公報で紹介されたものは、携帯性を持たせるために蓄電池や給水タンクを内蔵させているのでハンドピース自体の容積、重量などが大きくなりがちで治療を施す者にとって負担が大きい。さらに蓄電池や給水タンクへの補給は煩雑な作業である。
【0004】
例えば、歯垢染色剤を使用した後の歯面洗浄は通常歯ブラシを使ったブラッシングを行うが、十分な洗浄を行うことは大変な作業であり、また作業時間も長いものとなる。この様な作業には高い圧力の液体を使った洗浄が非常に有効であるが、従来の技術には上記のように使用に際し不便な点があった。
【0005】
本発明は上記観点に鑑み、治療に十分な圧力が得られ、設置場所に困らず持ち運びに便利で、補給の手間もいらない歯科診療の場での使用が容易となりうる装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決して本発明の目的を達成するため歯科用ホースに着脱自在に接続可能なジョイント部と、前記歯科用ホースから供給される加圧液体の圧力を増圧する増圧部と、増圧された加圧液体を射出する射出部を備えた歯科用射出ハンドピースを提供する。
【0007】
上記増圧部においては加圧液体の増圧をモーターによって作動するポンプで行うことができる。また上記増圧部においては加圧液体の増圧を空気圧アクチュエータによって作動するポンプで行うことができる。
【0008】
【作用】
上記の如く構成すると、歯科用ホースに接続するだけで使用が可能となり、卓上装置が不要でハンドピースだけの構成となる。また増圧部によって歯科用ホースから供給される加圧液体がさらに増圧されて射出されることとなる。補給は全て歯科用ホースから行われるので、補給作業の手間がいらなくなる。増圧部をハンドピース内に設置することで増圧機構で増圧された液体は射出部から射出されるまでが短くなり、増圧された液体の圧力損失を小さくできる。また増圧機構もより小型のもので済むのでハンドピースがより軽量なものとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。本発明による歯科用射出ハンドピースは図1に示すように射出部1、増圧部2、ジョイント部3を要素とし、既存の歯科用ハンドピースと同様に歯科用ユニットの歯科用ホース4に接続するだけで使用可能となるようハンドピースのみの構成となっている。射出部1では本器の一端に取り付けられたノズル9と、増圧部2で増圧された加圧液体をノズル9まで供給する射出液管8が配管してある。増圧部2は増圧機構7によって構成される。また歯科用ホース4から供給される動力媒体が通る供給管6、同じく歯科用ホース4から供給される加圧液体が通る供給管5がジョイント部3から増圧機構7まで配管されている。当該の実施例においては動力媒体は電気、または圧縮空気となる。ジョイント部3は歯科用ホース4と接続可能なカップリング機能を持つ。この構成の歯科用射出ハンドピース100を歯科用ホース4に接続して作動させると歯科用ホース4から供給された加圧液体は、同じく歯科用ホース4から供給された動力媒体によって作動する増圧機構7によって増圧され、ノズル9より射出される。
【0010】
モータによってポンプを作動させる増圧機構7の実施例を説明する。図3のようにポンプ33が配置してあり、このポンプ33は同じく増圧機構7に配置されているモータ32によって駆動される。図3において開示しているポンプはねじポンプと呼ばれるものだが、増圧機構7の目的は他のポンプを使用しても達成しうるので、たとえばギヤポンプであってもよい。またモータに関しては、図2のように歯科用ホース4と歯科用射出ハンドピース100の間に、歯科用ホース4から供給される動力媒体によって作動するモータを内蔵したハンドピース駆動装置10を接続する場合、増圧機構7内にモータを配置する必要は無く、ハンドピース駆動装置10の出力軸にポンプの回転軸26を接続させてポンプを駆動させる構成とした増圧機構7としてもよい。
【0011】
図3において、ポンプ33のケーシング20内にはネジ型ロータ21、22が配置され、それぞれのネジ23が互いにかみ合うように納められている。2本のネジ型ロータ21、22は共に両端にベアリング27、28、29、30がそれぞれ設置され、軸を中心に回転自在となっている。またネジ型ロータ21、22にはやまば歯車24、25がそれぞれ取り付けられ、両方のやまば歯車24、25は互いにかみ合うように配置されている。ケーシング20を貫通して一方のネジ型ロータ21の一端に、これと同軸上に回転軸26が取り付けられている。回転軸26はモータ32の出力軸31と接続している。ケーシング20には加圧液体の供給管5が接続されている。また増圧した加圧液体をノズル9に送るための射出液管8が接続されている。
【0012】
モータを作動させると出力軸31の回転に伴い回転軸26が回転する。回転軸26が取り付けられたネジ型ロータ21が回転し、やまば歯車によって他方のネジ型ロータ22も回転する。加圧液体の供給管5から供給された加圧液体はネジ溝内に流入し、このネジ型ロータ21、22の回転によって射出液管8の開口部8aの方に押し進められて増圧される。
【0013】
空気圧アクチュエータによってポンプを作動させる増圧機構7を図4から図7を参照しながら説明する。図4に示すように当該の実施例の増圧機溝7は液体増圧部51、駆動部52、切換部53で構成されている。液体増圧部51は小シリンダ56と、小シリンダ56内に配置した小ピストン59と、小ピストン59と大ピストン55を接続させるピストンロッド60で構成されている。駆動部52は大シリンダ54と、大シリンダ54内に配置された大ピストン55で構成されている。切換部53は強制切換機構67と、スリーブ62と、スリーブ62内に配置された弁体63で構成されている。加圧液体の供給管5はジョイント部3から小シリンダ56へ配管されている。動力媒体の供給管6はジョイント部3からスリーブ62へ配管されている。排気管77、排気管78は中空円筒状のスリーブ62の半径方向に貫通して設けている。右チャンネル75、左チャンネル76は共にスリーブ62と大シリンダ54を結ぶように配管されている。ロッド66は一端を強制切換機構67のリンク68とピン71で滑動自在に取り付けられ、他端は大ピストン55に遊着されている。またロッド66は弁体63の中空部分を貫通しており、弁体63の両端方向にそれぞれ鍔を設けている。この鍔は弁体63の内径よりも大きく、スリーブ62の内径よりも小さい。鍔間の距離は弁体63の軸方向の長さよりも長く設定されている。この構成の増圧機構は、切換部53の弁体63が変位し、圧縮空気の経路を切り換えることで駆動部52の大ピストン55が往復運動を行い、駆動力を発生する。この駆動力をピストンロッド60によって液体増圧部51の小ピストン59に伝え、小ピストン59も往復運動を行うことで液体を増圧し、射出液管8に供給する。
【0014】
さらに各部の構造を詳しく説明すると、図4に示すように液体増圧部51においては小シリンダ56内にはこれと同軸上に小ピストン59が配置されている。ピストンロッド60は大ピストン55の駆動力を小ピストン59に伝えるべく一端を小ピストン59、他端を大ピストン55に接続し隣接した大シリンダ54、小シリンダ56を貫通して配置してある。小シリンダ56と小ピストン59で形成された空間を吸入側加圧室57、小シリンダ56と小ピストン59とピストンロッド60で囲まれた空間を射出側加圧室58とする。小ピストン59とピストンロッド60内には吸入側加圧室57と射出側加圧室58を結ぶ通路61が設置してある。通路61内には逆止弁74があり、液体は吸入側加圧室57から射出側加圧室58へのみ流れるようになっている。射出液管8の小シリンダ56への開口部8aは射出側加圧室58側に設けられ、小ピストン59が左に最大変位したときのOリング79の位置よりも左に位置する。加圧液体の供給管5の小シリンダ56への開口部5aは吸入側加圧室57側に設けられ、小ピストン59が右に最大変位したときのOリング79の位置よりも右に位置する。加圧液体の供給管5内には逆止弁73が設けられ、加圧液体は吸入側加圧室57の方向へのみ流れるようになっている。
【0015】
駆動部52において、図4に示すように大シリンダ54には大ピストン55が内設されている。スリーブ62から配管された右チャンネル75は大シリンダ右室54a内に開口部75bを設けている。同じくスリーブ62から配管された左チャンネル76は大シリンダ左室54b内に開口部76bを設けている。大ピストン55が大シリンダ54内の軸方向両端まで変位したときに開口部75b、76bが塞がれないよう大ピストン55は軸方向両端が最大径よりも小さい径となっている。大ピストン55とロッド66は互いに鍔を設け、ロッド66がタイムラグを生じながら大ピストン55の動作に追従するよう設置されている。
【0016】
切換部53のスリーブ62において、図7に示すように弁体63はこのスリーブ62内に摺動自在に設置されている。弁体63は中空円筒状で、外周部の両端付近に溝を形成しこの溝にOリング80、Oリング81が取り付けてある。Oリング80、Oリング81を取り付けた溝の間にさらに溝64を設ける。この溝64とスリーブ62によって形成された通路65は歯科用ホース4から供給され動力媒体の供給管6を通ってくる圧縮空気を右チャンネル75又は左チャンネル76に送るための通路となる。スリーブ62に設けられている開口部は弁体63が右に変位したときに動力媒体の供給管6の開口部6aと右チャンネル75の開口部75aがOリング80とOリング81の間にくるよう配置され、排気管77の開口部77aはOリング80よりも右にくるよう配置されている。弁体63が左に変位したときに動力媒体の供給管6の開口部6aと左チャンネル76の開口部76aがOリング80とOリング81の間にくるよう配置され、排気管78の開口部78aはOリング81よりも左にくるよう配置されている。ロッド66の弁体63の両端方向に設けた鍔はロッド66が軸方向へ変位するとき弁体63を変位させるためのものである。鍔間の距離が弁体63の軸方向長さより長くとってあるのでロッド66が変位を始めてから弁体63が変位を始めるまでにタイムラグが生じるように配置してある。また弁体63の変位量もロッド66の変位量に比べて少ない。
【0017】
切換部53の強制切換機構67において、図6に示すようにリンク68は一端をロッド66とピン71によって滑動自在に取り付けられ、他端を上下スライド軸70によってスプリング72の一端と滑動自在に取り付けられている。二つの上下スライド軸70によって両端をそれぞれ2つのリンク68に取り付けられたスプリング72は、ロッド66の軸と垂直になるように配置されている。固定ガイド69は上下スライド軸70がスプリング72の軸方向にのみ自在に変位できるように設置されている。ピン71がロッド66によって二つの上下スライド軸70を結ぶ線の方へ押されると二つの上下スライド軸70が固定ガイド69によってそれぞれ上下方向に変位する。このときスプリング72は両端をそれぞれ上下スライド軸70に取り付けてあるので上下方向に引きのばされる。ピン71が二つの上下スライド軸70を結ぶ線を越えるとスプリング72を上下方向へ引っ張る力が失われるので、スプリング72は復元力によってもとの長さに戻る。このスプリング72の復元力でピン71はさらに先へと変位し、ロッド66も同じようにさらに変位する。以上のように強制切換機構67は平衡点である二つの上下スライド軸70とピン71が上下一直線に並ぶところをピン71が少しでも越えるとピン71をさらに先に進める方向にスプリング72の復元力が働く。
【0018】
以上のような構造の増圧機構7に動力媒体である圧縮空気と、加圧液体を供給して作動させたときの各部の動きを図4から図7までを参照しながら説明する。初動時各部が図4の位置にあるとすると、供給された圧縮空気は動力媒体の供給管6を通り、通路65、右チャンネル75を経て大シリンダ右室54aに供給される。圧縮空気の圧力で大ピストン55は左へ変位する。変位の途中で大ピストン55はロッド66の端面に当たる。その後大ピストン55はロッド66を左に押しながら大シリンダ54内の左端にまで変位する。ロッド66によってピン71が平衡点を越える位置まで変位する。このときの強制切換機構67内の状態を図5に示す。大ピストン55の変位により大シリンダ左室54b内の空気は左チャンネル76を通り、スリーブ62内へ排出され開口部78aより排気管78を通って増圧機構7の外へと排気される。この排気はジョイント部3側よりハンドピース外に排気される。その後スプリング72の復元力でピン71と共にロッド66はさらに左へ変位する。この時ロッド66は鍔によって弁体63を左に変位させる。この弁体63の変位により、Oリング80とOリング81の間に動力媒体の供給管6の開口部6aと左チャンネル76の開口部76aが位置するようになるので、圧縮空気の経路は弁体63から左チャンネル76を経て、大シリンダ左室54bへ通ずる経路へと切り換わる。このときの強制切換機構67内の状態を図6に示す。圧縮空気の経路が切り換わったので大ピストン55は今度は逆に右方向に変位する。変位の途中で大ピストン55は左端面に設けた鍔がロッド66の鍔に当たる。その後大ピストン55はロッド66を右に引きながら大シリンダ54内の右端にまで変位する。大ピストン55の変位により大シリンダ右室54a内の空気は右チャンネル75を通り、スリーブ62内へ排出されて開口部77aより排気管77を通って増圧機構7の外へと排気される。この排気はジョイント部3側よりハンドピース外に排気される。ロッド66によってピン71は平衡点を越える位置まで変位する。その後スプリング72の復元力でピン71と共にロッド66はさらに右へ変位する。この時ロッド66は鍔によって弁体63を右に変位させる。この弁体63の変位によりOリング80とOリング81の間に動力媒体の供給管6の開口部6aと右チャンネル75の開口部75aが位置するようになり、圧縮空気の経路は弁体63から右チャンネル75を経て大シリンダ右室54aへと通ずる経路へと切り換わる。これで全ては図4の初動時の状態に戻る。
【0019】
以上の行程において、ピストンロッド60によって大ピストン55と接続している小ピストン59も大ピストン55と同じように往復運動を行う。この小ピストン59の往復運動において、小ピストン59が左に変位するときは射出側加圧室58内の液体を加圧して射出液管8に供給する。このとき吸入側加圧室57は負圧となるので加圧液体の供給管5より吸入側加圧室57に液体が供給される。小ピストン59が右に変位するときは吸入側加圧室57内の液体を加圧する。加圧液体は通路61を通り射出側加圧室58内へ送られる。吸入側加圧室57は射出側加圧室58と比べて小ピストン59の有効面積が大きく、吸入側加圧室57から射出側加圧室58に送られる液体の体積は射出側加圧室58の増加した体積よりも大きいので、射出側加圧室58に送られた液体の一部が射出液管8に供給される。
【0020】
【発明の効果】
本発明は上述の如く卓上装置を必要とせず、ハンドピースのみで構成され、歯科用ホースに接続するだけで使用可能となる。ハンドピースなので設置場所に困ることがなく、持ち運びが楽なので、診療台間の移動も容易である。また他のハンドピースと同様に各診療台に一台ずつ本器を置いても設置スペースをとることもない。使用に必要なものが歯科用ホースで全て補給されるので、補給の手間がいらない。よって使用中に補給のために使用を中断することもなくなる。ハンドピース内に増圧機構を有するので、増圧機構からノズルまでの射出液管の長さが短く、増圧された液体の圧力損失が少ない。よって増圧機構は小型のもので済みハンドピースもより軽量なものとなる。また増圧機構があるので歯科用ホースから供給される加圧液体の圧力にそれ程影響されず、安定した高圧の射出液を射出でき、作業効率も上がる。給水タンクなどの重くなる要素が不要なので軽量なハンドピースとなり、操作も楽なものとなる。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の歯科用射出ハンドピースと歯科用ホースの側面図
【図2】本発明の一実施例の歯科用射出ハンドピースとハンドピース駆動装置と歯科用ホースの側面図
【図3】本発明の一実施例のモータ駆動の増圧機構を示す断面図
【図4】本発明の一実施例の圧縮空気駆動の増圧機構を示す断面図
【図5】図4に示した増圧機構のロッドとリンクをつなぐピンが平衡点を越えたときの強制切換機構の断面図
【図6】図4に示した増圧機構の圧縮空気の経路が切り換わったときの強制切換機構の断面図
【図7】図4に示した増圧機構の切換部の弁体とスリーブの断面図
【符号の説明】
1 射出部
2 増圧部
3 ジョイント部
4 歯科用ホース
5 加圧液体の供給管
5a 開口部
6 動力媒体の供給管
6a 開口部
7 増圧機構
8 射出液管
8a 開口部
9 ノズル
10 ハンドピース駆動装置
11 外ケース
20 ケーシング
21 ネジ型ロータ
22 ネジ型ロータ
23 ネジ
24 やまば歯車
25 やまば歯車
26 回転軸
27 ベアリング
28 ベアリング
29 ベアリング
30 ベアリング
31 出力軸
32 モータ
33 ポンプ
51 液体増圧部
52 駆動部
53 切換部
54 大シリンダ
54a 大シリンダ右室
54b 大シリンダ左室
55 大ピストン
56 小シリンダ
57 吸入側加圧室
58 射出側加圧室
59 小ピストン
60 ピストンロッド
61 通路
62 スリーブ
63 弁体
64 溝
65 通路
66 ロッド
67 強制切換機構
68 リンク
69 固定ガイド
70 上下スライド軸
71 ピン
72 スプリング
73 逆止弁
74 逆止弁
75 右チャンネル
75a 開口部
75b 開口部
76 左チャンネル
76a 開口部
76b 開口部
77 排気管
77a 開口部
78 排気管
78a 開口部
79 Oリング
80 Oリング
81 Oリング
100 歯科用射出ハンドピース

Claims (1)

  1. 増圧された加圧液体を射出するための歯科用射出ハンドピースであって、加圧された液体の経路と圧縮空気の経路を有して歯科用ユニットから延長する歯科用ホースに着脱自在に接続可能なジョイント部と、前記歯科用ホースから供給される加圧液体の圧力を増圧する増圧部と、増圧された加圧液体を射出する射出部とから成り、増圧部は前記ホースを介して前記ジョイント部から供給される圧縮空気によって駆動する空気力式アクチュエータによって作動するポンプで加圧液体を増圧することを特徴とする歯科用射出ハンドピース。
JP35369595A 1995-08-03 1995-12-28 歯科用射出ハンドピース Expired - Fee Related JP3635509B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35369595A JP3635509B2 (ja) 1995-08-03 1995-12-28 歯科用射出ハンドピース

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-219560 1995-08-03
JP21956095 1995-08-03
JP35369595A JP3635509B2 (ja) 1995-08-03 1995-12-28 歯科用射出ハンドピース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0998991A JPH0998991A (ja) 1997-04-15
JP3635509B2 true JP3635509B2 (ja) 2005-04-06

Family

ID=26523194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35369595A Expired - Fee Related JP3635509B2 (ja) 1995-08-03 1995-12-28 歯科用射出ハンドピース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3635509B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101543703B1 (ko) * 2014-08-29 2015-08-11 신춘우 압축공기를 이용한 구강 세정기

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0998991A (ja) 1997-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2352289C2 (ru) Способ ухода за полостью рта, устройство и система для его осуществления (варианты)
EP2863833B1 (en) Spring-driven pump for dispensing discrete bursts of liquid
US6510723B2 (en) Pressing tool for pressing coupling elements
US4735200A (en) Oral hygiene apparatus
JP2018051310A (ja) 清浄装置
JP2005515033A (ja) 歯科処置器具
CN212329147U (zh) 一种内窥镜的管道灌流清洗装置
JP3635509B2 (ja) 歯科用射出ハンドピース
CN114129293A (zh) 一种口腔清洗器
CN110230585A (zh) 压力真空控制泵
WO2021109760A1 (zh) 清洗机
US5096418A (en) Motorized dental handpiece with fiber optic illumination
CN210829676U (zh) 一种水泵以及采用该种水泵的冲牙器
EP2967774B1 (en) An oral care appliance using a jet-type fluid flow
US20100010399A1 (en) Hydro driven massaging apparatus
KR200424705Y1 (ko) 의료용 공압 분사기
US3545435A (en) Oral hygiene center
CN209916266U (zh) 一种洗牙舒适的台式冲牙器
KR100770370B1 (ko) 연속식 사혈침 기구
US6206649B1 (en) Process and apparatus for pressurizing fluid and using them to perform work
CN219159119U (zh) 空程节流型出液系统
CN210301277U (zh) 一种牙刷摆动式运动的冲牙器
CN109833107B (zh) 台式的涡轮驱动牙刷的冲牙器
CN110169835B (en) Tooth washing mechanism and tooth washing machine
CN210784778U (zh) 一种冲洗装置的管路结构

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040924

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041221

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080114

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080114

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110114

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110114

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120114

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120114

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130114

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130114

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130114

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130114

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees