JP3635260B2 - キーワード分析システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、消費者によりネットワーク上の検索エンジンサイト等に入力されたキーワードを分析することによってマーケティング支援のための情報を得るキーワード分析システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報通信機器の普及により、消費者はインターネット等のネットワークを利用して商品やサービス等についてのデータを入手する場合が多い。例えば、インターネットの検索エンジンサイトにおいて商品名等を入力することによって、その商品等に関する詳細なデータを入手している。
【0003】
このように、消費者はインターネットを利用して商品等の詳細なデータを入手しているため、日々大量の検索用キーワードが検索エンジンサイトに入力されている。この消費者により入力された検索用キーワード及びそのキーワードの入力回数のデータは、消費者の関心や潜在的な顧客ニーズ等が反映されている貴重なデータである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、消費者によって入力される検索用キーワード及びその入力回数のデータは、最新の消費者の関心等を反映しているデータであるため、消費者により入力されたデータを的確に分析することによって、現在、消費者の間で話題になっている商品や消費者が注目している商品等に関する情報を得ることができる。
【0005】
この消費者の関心等を示す情報を得ることができれば、消費者の消費動向等を予測し、いわゆる売れ筋商品の仕入れ時期や仕入れ量の決定等を行うことができる。また、例えば、コンビニエンスストア等の商品のライフサイクルが短い店舗においては、消費動向等を示す情報に基づいて消費者の関心が薄くなった商品等を特定し、そのような商品の販売を終了する時期の決定や商品入れ替えの時期等の判断を的確に行うことができる。従って、このような消費者の関心等を示す情報に基づいて、的確な販売戦略を立案することができる。
【0006】
この発明の課題は、消費者により入力されたキーワードを分析することによりマーケティング支援のための情報を得るキーワード分析システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のキーワード分析システムは、入力されたキーワード及び第1の所定期間毎における前記キーワードの入力回数を記憶する入力データ記憶手段と、前記入力データ記憶手段に記憶されている前記第1の所定期間毎の入力回数に基づいて、前記キーワードの第2の所定期間毎の入力回数の移動平均を算出する移動平均算出手段と、前記移動平均算出手段により算出された移動平均を記憶する移動平均記憶手段と、前記移動平均記憶手段に記憶されている最新の移動平均と該最新の移動平均の直前の移動平均とを比較する移動平均比較手段と、前記移動平均比較手段により比較した結果、前記最新の移動平均が前記直前の移動平均に対して所定の割合以上増加している場合に、前記キーワードを急騰キーワードと判定する急騰キーワード判定手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
この請求項1記載のキーワード分析システムによれば、例えば、1日毎等の第1の所定期間毎の入力回数に基づいて算出される、例えば、1週間毎等の第1の所定期間の倍数からなる期間である第2の所定期間毎の入力回数の移動平均の推移に基づいて、キーワードが急騰キーワードであるか否かの判定を行っている。即ち、キーワードの入力回数の移動平均の推移に基づいて、キーワードが消費者の高い関心を急激に集めている急騰キーワードであるか否かを的確に判定することができる。従って、急騰キーワードを的確に判定することにより、マーケティング支援のための有効な情報を得ることができる。
【0009】
また、請求項2記載のキーワード分析システムは、前記移動平均算出手段が、前記第2の所定期間内における平日の日数と休日の日数に基づいて移動平均を補正する移動平均補正手段を更に備えることを特徴とする。
【0010】
この請求項2記載のキーワード分析システムによれば、移動平均を平日の日数と休日の日数に基づいて補正しているため、移動平均から休日が多いことによる影響を排除できる。従って、休日が多いために移動平均が変動してしまうことを防止して、的確に急騰キーワードを判定し、マーケティング支援のための有効な情報を得ることができる。
【0011】
また、請求項3記載のキーワード分析システムは、入力されたキーワード及び第1の所定期間毎における前記キーワードの入力回数を記憶する入力データ記憶手段と、前記入力データ記憶手段に記憶されている前記第1の所定期間毎の入力回数のうち、最新の前記第1の所定期間を含まない直近の第2の所定期間内における前記第1の所定期間毎の入力回数の平均を平均入力回数として算出する平均入力回数算出手段と、前記入力データ記憶手段に記憶されている最新の前記第1の所定期間の入力回数と前記平均入力回数とを比較する入力回数比較手段と、前記入力回数比較手段により比較した結果、最新の前記第1の所定期間の入力回数が前記平均入力回数に対して所定の割合以上増加している場合に、前記キーワードを急騰キーワードと判定する急騰キーワード判定手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
この請求項3記載のキーワード分析システムによれば、例えば、本日分の入力回数等の最新の第1の所定期間の入力回数と、例えば、昨日から前1週間等の第1の所定期間の倍数からなる期間である第2の所定期間内における1日毎の入力回数の平均とを比較することによって、キーワードが急騰キーワードか否かの判定を行っている。従って、キーワードが消費者の高い関心を集めているか否かを的確に判定し、的確な販売戦略を立案するための情報を得ることができる。
【0013】
また、請求項4記載のキーワード分析システムは、前記入力データ記憶手段に記憶されている最新の前記第1の所定期間の入力回数と、過去の同一曜日の前記第1の所定期間の入力回数とを比較する曜日入力回数比較手段を更に備え、前記急騰キーワード判定手段は、更に、前記曜日入力回数比較手段により比較した結果、最新の前記第1の所定期間の入力回数が、過去の同一曜日に入力された前記第1の所定期間の入力回数に対して所定の割合以上増加している場合に、前記キーワードを急騰キーワードと判定することを特徴とする。
【0014】
この請求項4記載のキーワード分析システムによれば、最新の移動平均と直前の移動平均との比較、又は、その日の入力回数とその日を含まない所定期間の平均入力回数との比較に加え、更に、例えば、本日分の入力回数等の最新の第1の所定期間の入力回数が、過去の同一曜日の入力回数に対して所定の割合以上増加している場合に、キーワードを急騰キーワードであると判定している。そのため、急騰キーワードを的確に判定し、有用なマーケティング支援のための情報を得ることができる。
【0015】
また、請求項5記載のキーワード分析システムは、入力されたキーワード及び第1の所定期間毎における前記キーワードの入力回数を記憶する入力データ記憶手段と、前記入力データ記憶手段に記憶されている前記第1の所定期間の入力回数のうち、最も多い入力回数をピーク値として記憶するピーク値記憶手段と、前記入力データ記憶手段に記憶されている最新の前記第1の所定期間の入力回数と、前記ピーク値記憶手段に記憶されているピーク値とを比較する入力回数比較手段と、前記入力回数比較手段により比較した結果、最新の前記第1の所定期間の入力回数が前記ピーク値に対して所定の割合以下である場合に、前記キーワードを関心度合減少キーワードと判定する関心度合減少キーワード判定手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
この請求項5記載のキーワード分析システムによれば、例えば、本日分の入力回数等の最新の第1の所定期間の入力回数がピーク値に対して所定の割合以下である場合に、キーワードを関心度合減少キーワードであると判定している。即ち、最も多い過去の入力回数と比較することにより、消費者が関心をなくしている関心度合減少キーワードを的確に判定することができる。従って、消費者の関心が薄れた商品等を特定し、商品の入れ替え、商品の仕入れ量の変更等のための的確な情報を得ることができる。
【0017】
また、請求項6記載のキーワード分析システムは、入力されたキーワード及び第1の所定期間毎における前記キーワードの入力回数を記憶する入力データ記憶手段と、前記入力データ記憶手段に記憶されている最新の前記第1の所定期間を含む第2の所定期間内の前記第1の所定期間毎の入力回数の合計値を第1の合計値として算出する第1の合計値算出手段と、前記入力データ記憶手段に記憶されている最新の前記第1の所定期間を含まない直近の第2の所定期間内の前記第1の所定期間毎の入力回数の合計値を第2の合計値として算出する第2の合計値算出手段と、前記第1の合計値と前記第2の合計値とを比較する合計値比較手段と、前記合計値比較手段により比較した結果、前記第1の合計値が前記第2の合計値に対して所定の割合以下である場合に、前記キーワードを急落キーワードと判定する急落キーワード判定手段とを備えることを特徴とする。
【0018】
この請求項6記載のキーワード分析システムによれば、例えば、今週1週間の入力回数の合計値である第1の合計値が、例えば、先週1週間の入力回数の合計値である第2の合計値に対して所定の割合以下である場合に、急落キーワードと判定している。即ち、所定期間内の入力回数の合計値の変動に基づいて急落キーワードであるか否かを判定しているため、消費者の関心が急激に薄れたキーワードを、的確に急落キーワードとして判定することができる。従って、消費者の関心が急激に薄くなった商品等を特定し、その商品に対する関心が一過性のものであるか否かを判断する等、的確な販売戦略を立案するための情報を得ることができる。
【0019】
また、請求項7記載のキーワード分析システムは、前記入力データ記憶手段に記憶されている前記第1の所定期間の入力回数が欠損値となっている場合に、前記欠損値を補正する欠損値補正手段を更に備えることを特徴とする。
【0020】
この請求項7記載のキーワード分析システムによれば、第1の所定期間の入力回数の欠損値の補正を行っているため、入力回数のデータが不連続となることを防止し、入力回数のデータの連続性を維持してキーワードが急騰キーワード、関心度合減少キーワード又は急落キーワードであるか否かの判定を的確に行うことができる。
【0021】
また、請求項8記載のキーワード分析システムは、前記キーワード及び該キーワードの入力回数が、消費者によって電子的手段を介してサーバに入力され該サーバに記憶されているデータであって、前記サーバから、前記第1の所定期間毎に前記キーワード及び該キーワードの入力回数を取得するキーワード取得手段を更に備えることを特徴とする。
【0022】
この請求項8記載のキーワード分析システムによれば、所定期間毎に、消費者によってサーバに入力されたキーワード及びキーワードの入力回数を取得してキーワードが急騰キーワード、関心度合減少キーワード又は急落キーワードであるか否かの判定を行っている。従って、消費者の関心やニーズ等を的確に反映した多量のデータを的確に分析することにより、キーワードが急騰キーワード、関心度合減少キーワード又は急落キーワードであるか否かの判定を的確に行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態にかかるキーワード分析システムについて説明する。なお、以下においては、インターネット上に開設されている検索エンジンサイトにおいて、消費者により入力された検索用キーワードを分析対象データとして分析を行う場合を例として説明する。
【0024】
図1は、実施の形態にかかるキーワード分析システムを含むシステム全体のブロック構成図である。キーワード分析システム2は、ネットワーク4を介してネットワーク上に検索エンジンサイトを開設している企業のWebサーバ6と接続されており、Webサーバ6は、ネットワーク4を介して個々の消費者が有する消費者システム(パーソナルコンピュータ、携帯端末、携帯電話等のネットワーク上の検索エンジンサイトにアクセス可能な端末)8a、8b、8cと接続されている。
【0025】
キーワード分析システム2は、入力されたキーワードが消費者の関心を急激に集めているキーワード(急騰キーワード)、消費者の関心が薄れてしまったキーワード(関心度合減少キーワード)又は消費者の関心が急激に薄れているキーワード(急落キーワード)であるか否かを判定する等の処理を行うデータ処理部20を備えている。このデータ処理部20には、Webサーバ6から取得されたキーワード(検索用キーワード)、そのキーワードの入力回数及び移動平均を記憶する入力データ記憶部22が接続されている。また、データ処理部20には、Webサーバ6との間の通信制御を行う通信制御部24及びキーワードが急騰キーワード、関心度合減少キーワード又は急落キーワードと判定された場合に、そのキーワードを急騰キーワード、関心度合減少キーワード又は急落キーワードとして表示等を行う表示部26が接続されている。
【0026】
ここで、入力データ記憶部22に記憶されている入力データは、通信制御部24を介してWebサーバ6から所定期間毎、例えば、1日毎に取得されるデータであり、各キーワードの入力回数はそれぞれのキーワードに対応させて記憶されている。例えば、図2に示すように、2001年12月1日における「アミノ酸」の入力回数「15,430」、「ビタミン」の入力回数「14,320」、「マイナスイオン」の入力回数「9,500」、「ポリフェノール」の入力回数「13,850」及び「ビール酵母」の入力回数「8,320」等である。
【0027】
次に、図3のフローチャートを参照して、入力されたキーワードが急騰キーワードであるか否かを判定する処理について説明する。
【0028】
消費者が、消費者システム8a、8b、8cを用いて、ネットワーク4を介して検索エンジンサイトにアクセスし、検索用キーワードを入力した場合、この入力された検索用キーワードがWebサーバ6に記憶される。即ち、この消費者により入力された検索用キーワードは、1回入力されると入力回数1回としてカウントされ、キーワードと各キーワードの入力回数が入力データとしてWebサーバ6に記憶される。
【0029】
キーワード分析システム2においては、Webサーバ6に記憶されている入力データを、通信制御部24を介してデータ処理部20において取得する(ステップS10)。即ち、Webサーバ6に記憶されている入力データのうち、1日の入力回数が多い順番に上位1万位までの入力データが、1日に1回、Webサーバ6からキーワード分析システム2に対して送信されることによって、キーワードと各キーワードの入力回数がデータ処理部20に取得される。なお、取得されたキーワードと各キーワードの入力回数は入力データとして入力データ記憶部22に記憶される(図2参照)。
【0030】
次に、入力データの中に欠損値が生じているか否かを確認する(ステップS11)。即ち、Webサーバ6から送信される入力データは、消費者により入力された全てのキーワード及びその入力回数ではなく、その日の入力回数が多い順番に上位1万位までのキーワードと各キーワードの入力回数である。そのため、入力データ記憶部22には記憶されているが、その日に取得されたキーワードには含まれていないキーワードが存在する場合がある。そのようなキーワードは、その日の入力回数が「0」となり、欠損値が生じてしまう。従って、その日に取得されたキーワードと入力データ記憶部22に記憶されているキーワードとを照合し、欠損値を生じているキーワードが存在するか否かを確認する。
【0031】
入力データの中に欠損値が生じている場合には(ステップS11)、欠損値の補正を行う(ステップS12)。即ち、欠損値を生じているキーワードであっても、前日までは一定の入力回数があったことから、その日も一定の回数は入力されていると推測される。従って、その日に取得された入力データの中で入力回数が最下位となっているキーワードの入力回数の1/2の値をその日の入力回数とする。なお、欠損値を生じているキーワードが存在しない場合には(ステップS11)、欠損値の補正を行う必要がないため、そのままステップS13へ進む。
【0032】
次に、その日の入力回数を含む入力回数の移動平均を算出し(ステップS13)、算出した移動平均を記憶する(ステップS14)。即ち、例えば、その日が12月1日であり、「ビール酵母」についての移動平均を算出する場合には、12月1日を含む1週間、即ち、11月25日〜12月1日の1日毎の入力回数に基づいて移動平均(最新の移動平均)が算出され、入力データ記憶部22に記憶される(図2参照)。
【0033】
ここで、移動平均が1週間を単位として算出されるのは、曜日の特性による入力回数への影響を排除するためである。即ち、図4の黒丸及び実線で表示される入力回数グラフ32に示すように、キーワードの入力回数は、平日と休日とでは、顕著な差を生ずることが多い。従って、キーワードの入力回数が入力回数グラフ32のように推移していれば、1週間単位で算出される移動平均は、図4の白丸及び破線で表示される移動平均グラフ34に示すように、曜日の特性による入力回数への影響が排除されてほぼ一定の範囲で推移する。
【0034】
次に、その日の入力回数を含めて算出された最新の移動平均とその日を含んでいない直前の移動平均とを比較する(ステップS15)。即ち、ステップS14において算出された最新の移動平均と直前の移動平均、例えば、11月25日〜12月1日の移動平均と、11月24日〜30日の移動平均とを比較する。
【0035】
次に、移動平均が所定の割合以上乖離、即ち、最新の移動平均が直前の移動平均に対して所定の割合以上増加しているか否かを判断する(ステップS16)。例えば、11月25日〜12月1日の移動平均(最新の移動平均)が、11月24日〜30日の移動平均(直前の移動平均)に対して所定の割合以上、例えば、5%以上大きくなっているか否かを判断する。
【0036】
最新の移動平均が直前の移動平均に対して所定の割合以上増加している場合には(ステップS16)、その日の入力回数とその日と同じ曜日の過去の入力回数とを比較する(ステップS17)。即ち、その日の入力回数と1週間前の同じ曜日の入力回数、例えば、「ビール酵母」について12月1日(土)における入力回数と11月24日(土)における入力回数とを比較する。一方、最新の移動平均が直前の移動平均に対して所定の割合以上増加していない場合には(ステップS16)、急騰キーワードではないため処理を終了する。
【0037】
次に、その日の入力回数と過去の同一曜日の入力回数とが所定の割合以上乖離、即ち、その日の入力回数が過去の同一曜日の入力回数に対して所定の割合以上増加しているか否かを判断する(ステップS18)。例えば、12月1日(土)における入力回数が11月24日(土)における入力回数に対して所定の割合以上、例えば、25%以上増加しているか否かを判断する。
【0038】
その日の入力回数が過去の同一曜日の入力回数に対して所定の割合以上増加している場合には(ステップS18)、そのキーワードは急騰キーワードであると判定される(ステップS19)。即ち、最新の移動平均が直前の移動平均に対して所定の割合以上増加しており、かつ、その日の入力回数が過去の同一曜日の入力回数に対して所定の割合以上増加している場合に、そのキーワードは急騰キーワードと判定される。そして、そのキーワードが急騰キーワードとして表示部26に表示される。一方、その日の入力回数が過去の同一曜日の入力回数に対して所定の割合以上増加していない場合には(ステップS18)、急騰キーワードではないため処理を終了する。
【0039】
ここで、キーワードを急騰キーワードと判定した場合には、そのキーワードの急騰度合を示すようにしてもよい。即ち、最新の移動平均の直前の移動平均に対する増加割合及び過去の同一曜日の入力回数に対する増加割合に基づいて急騰度合を算出し、この急騰度合を急騰キーワードと共に表示部26に表示するようにしてもよい。
【0040】
なお、ステップS10において取得された入力データに含まれる全てのキーワードについて、ステップS13〜ステップS19の処理を行い、ステップS19において急騰キーワードと判定された場合には、そのキーワードを急騰キーワードとして表示部26に表示する。また、その日に急騰キーワードと判定されたキーワードをその日の急騰キーワードとしてリスト化するようにしてもよい。
【0041】
このキーワード分析システムによれば、最新の移動平均が直前の移動平均に対して所定の割合以上増加している場合であって、かつ、その日の入力回数が過去の同一曜日の入力回数に対して所定の割合以上増加している場合に急騰キーワードであると判定している。即ち、入力回数の変動に基づいて急騰キーワードか否かを的確に判定することができる。従って、商品等の販売開始時期、販売期間、仕入れ時期や仕入れ量等を的確に見極める等、的確な販売戦略を立案するための情報を得ることができる。
【0042】
また、取得された入力データに欠損値がある場合には、欠損値の補正を行った後に、キーワードが急騰キーワードであるか否かの判定を行っている。従って、移動平均のデータが不連続になることを防ぎ、データの連続性を維持しながら急騰キーワードであるか否かの判定を的確に行うことができる。
【0043】
また、インターネット等のネットワークを介して消費者により入力されたデータに基づいて急騰キーワードか否かの判定を行っているため、消費者が入力を行った後、短時間で消費者の関心を集めている事項等を把握することができる。
【0044】
なお、上述のキーワード分析システムにおいては、最新の移動平均が直前の移動平均に対して5%以上増加しており、かつ、その日の入力回数が過去の同一曜日の入力回数に対して25%以上増加しているキーワードを急騰キーワードと判定しているが、増加割合は適宜選択可能である。例えば、最新の移動平均が直前の移動平均に対して10%以上増加しており、その日の入力回数が過去の同一曜日の入力回数に対して30%以上増加している等の場合に急騰キーワードと判定するようにしてもよい。また、キーワード毎に異なる増加割合を設定するようにしてもよい。
【0045】
また、上述のキーワード分析システムにおいては、祝日や休日を考慮することなく1週間単位で移動平均を算出しているが、1週間の中で祝日や休日が存在する場合には、移動平均を補正するようにしてもよい。即ち、1週間のうち、平日が4日間で休日が3日間の場合、休日はキーワードの入力回数が減少してしまうことから、平日5日、休日2日の通常の1週間に比べて移動平均が小さくなってしまう。このような場合に、平日を5日間、休日を2日間として移動平均を算出するようにしてもよい。例えば、図4に示すように、2001年10月8日は月曜日であるが、体育の日で休日であるため、入力回数が他の平日に比べて著しく少なくなっている。従って、移動平均を算出する場合に、10月2日〜5日までの4日間の入力回数に5/4を乗じた入力回数と6日〜8日の入力回数に2/3を乗じた入力回数基づいて移動平均を算出するようにしてもよい。
【0046】
また、上述のキーワード分析システムにおいては、入力回数の移動平均の推移及び過去の同一曜日の入力回数との比較に基づいて急騰キーワードであるか否かの判定を行っているが、入力回数の移動平均の推移のみに基づいて急騰キーワードであるか否かの判定を行うようにしてもよい。なお、最新の移動平均が直前の移動平均に対して所定の割合以上増加している場合に、急騰キーワードと判定するようにした場合であっても、曜日の特性を排除して入力回数の移動平均を算出しているため、的確に急騰キーワードであるか否かの判定を行うことができる。
【0047】
次に、図5に示すフローチャートを参照して、入力されたキーワードが急騰キーワードか否かを判定する他の処理について説明する。
【0048】
まず、Webサーバ6から通信制御部24を介して入力データを取得し(ステップS20)、取得された入力データに欠損値が生じているか否か確認する(ステップS21)。そして、欠損値が生じている場合には、欠損値の補正を行う(ステップS22)。一方、欠損値を生じてない場合には、ステップS23に進む。これらの処理は、図3に示すステップS10〜ステップS12に対応する処理であるため、説明を省略する。
【0049】
次に、所定期間の入力回数の平均を算出する(ステップS23)。即ち、入力データ記憶部22に記憶されているその日を含まない前日までの1週間、例えば、12月1日にキーワード「ビール酵母」とその入力回数を取得した場合、12月1日を含まない11月24日〜30日の1日毎の入力回数に基づいて平均入力回数を算出する。
【0050】
次に、その日の入力回数とステップS23において算出された平均入力回数とを比較する(ステップS24)。例えば、12月1日の「ビール酵母」の入力回数と、11月24日〜30日の「ビール酵母」の平均入力回数とを比較する。
【0051】
次に、ステップS23において算出された平均入力回数と、その日の入力回数とが所定の割合以上乖離、即ち、その日の入力回数が平均入力回数に対して所定の割合以上増加しているか否かを判断する(ステップS25)。例えば、11月24日〜30日の平均入力回数に対して、12月1日の入力回数が所定の割合以上、例えば、15%以上増加しているか否かを判断する。
【0052】
その日の入力回数が平均入力回数に対して所定の割合以上増加している場合には(ステップS25)、その日と同じ曜日の過去の入力回数との比較を行う(ステップS26)。即ち、その日の入力回数と1週間前の同じ曜日の入力回数、例えば、「ビール酵母」について12月1日(土)の入力回数と11月24日(土)の入力回数とを比較する。一方、その日の入力回数が平均入力回数に対して所定の割合以上増加していない場合には(ステップS25)、急騰キーワードではないため処理を終了する。
【0053】
次に、その日の入力回数と過去の同一曜日の入力回数とが所定の割合以上乖離、即ち、その日の入力回数が過去の同一曜日の入力回数に対して所定の割合以上増加しているか否かを判断する(ステップS27)。例えば、12月1日(土)における入力回数が11月24日(土)における入力回数に対して、所定の割合以上、例えば、25%以上増加しているか否かを判断する。
【0054】
その日の入力回数が過去の同一曜日の入力回数に対して所定の割合以上増加している場合には(ステップS27)、そのキーワードは急騰キーワードであると判定される(ステップS28)。例えば、12月1日(土)の「ビール酵母」の入力回数が11月25日〜30日の平均入力回数に対して15%以上増加しており、かつ、11月24日(土)の入力回数に対して25%以上増加している場合に、「ビール酵母」は急騰キーワードと判定される。なお、「ビール酵母」が急騰キーワードと判定された場合には、急騰キーワードとして表示部26に表示される。一方、その日の入力回数が過去の同一曜日の入力回数に対して所定の割合以上増加してない場合には(ステップS27)、急騰キーワードではないため処理を終了する。
【0055】
なお、ステップS20において取得された入力データに含まれる全てのキーワードについて、ステップS23〜ステップS28の処理を行い、ステップS28において急騰キーワードと判定された場合には、そのキーワードを急騰キーワードとして表示部26に表示する。
【0056】
このキーワード分析システムによれば、その日の入力回数がその日を含まない前日までの1週間の平均入力回数に対して所定の割合以上増加しており、かつ、過去の同一曜日の入力回数に対しても所定の割合以上増加している場合に、キーワードが急騰キーワードであると判定している。従って、的確に急騰キーワードを判定することにより、消費者の関心が高まっている商品等を特定し、そのような商品の仕入量を決定する等のマーケティング支援のための情報を得ることができる。
【0057】
また、取得された入力データに欠損値がある場合には、欠損値の補正を行った後に、キーワードが急騰キーワードであるか否かの判定を行っている。従って、入力データを取得した日の前日までの1週間の入力回数の平均を算出する場合に、データの連続性を維持することができ、より正確に急騰キーワードであるか否かの判定を行うことができる。
【0058】
また、1日毎のキーワードの入力回数に基づいて急騰キーワードか否かの判定を行っているため、そのキーワードが注目され始めた時期を的確に判断することができる。従って、そのキーワードに対応する商品等についての流行度合い等を判断するための情報として用いることができ、マーケティング支援のための有効な情報を得ることができる。
【0059】
なお、上述のキーワード分析システムにおいては、その日の入力回数がその日を含まない前日までの1週間の平均入力回数に対して15%以上増加しており、かつ、過去の同一曜日の入力回数に対して25%以上増加しているキーワードを急騰キーワードと判定しているが、増加割合は適宜選択可能である。例えば、平均入力回数に対する増加割合が25%以上、過去の同一曜日の入力回数に対する増加割合が30%以上等の場合に急騰キーワードと判定するようにしてもよい。
【0060】
また、上述のキーワード分析システムにおいては、その日を含まない前日までの1週間の平均入力回数及び過去の同一曜日の入力回数との比較に基づいて急騰キーワードであるか否かの判定を行っているが、平均入力回数との比較のみに基づいて急騰キーワードであるか否かの判定を行うようにしてもよい。その日の入力回数が平均入力回数に対して所定の割合以上増加している場合に、急騰キーワードと判定するようにした場合であっても、曜日の特性を排除した平均入力回数と比較することによって急騰キーワードが否かの判定を行っているため、的確にキーワードが急騰キーワードか否かの判定を行うことができる。
【0061】
次に、図6に示すフローチャートを参照して、入力されたキーワードが関心度合減少キーワードか否かを判定する処理について説明する。
【0062】
まず、Webサーバ6から通信制御部24を介して入力データを取得する(ステップS30)。なお、入力データの取得処理は、図3に示すステップS10と同様の処理であるため、説明を省略する。
【0063】
次に、入力回数のピーク値とその日の入力回数とを比較する(ステップS31)。ここで、ピーク値とは、各キーワードについて入力データ記憶部22に記憶されている入力回数のうち、最も多い入力回数である。例えば、図2に示すように、「ビール酵母」の12月1日〜12月3日の入力回数のうち最も多いのは、12月2日の入力回数「12,035」であり、この「12,035」が「ビール酵母」のピーク値となる。
【0064】
その日の入力回数がピーク値より大きい場合には(ステップS32)、ピーク値を更新する(ステップS33)。例えば、12月9日にキーワード「ビール酵母」とその入力回数を取得した場合に、12月9日の入力回数がピーク値よりも大きければ、12月9日の入力回数を「ビール酵母」のピーク値としてピーク値を更新し、関心度合減少キーワードでないため処理を終了する。
【0065】
一方、その日の入力回数がピーク値より小さい場合には(ステップS32)、その日の入力回数がピーク値に対して所定の割合以下か否かの判断を行う(ステップS34)。例えば、「ビール酵母」の12月9日の入力回数がピーク値に対して1/2以下か否かを判断する。
【0066】
その日の入力回数がピーク値に対して1/2以下の場合には(ステップS34)、関心度合減少キーワードと判定する(ステップS35)。例えば、12月9日の「ビール酵母」の入力回数が、ピーク値に対して1/2以下である場合には、「ビール酵母」は、関心度合減少キーワードであると判定され、表示部26に関心度合減少キーワードとして表示される。一方、その日の入力回数がピーク値に対して1/2以下となっていない場合には(ステップS34)、関心度合減少キーワードではないため処理を終了する。
【0067】
なお、ステップS30において取得された入力データに含まれる全てのキーワードについて、ステップS31〜ステップS35の処理を行い、ステップS35において関心度合減少キーワードと判定された場合には、そのキーワードを関心度合減少キーワードとして表示部26に表示する。
【0068】
このキーワード分析システムによれば、その日のキーワードの入力回数がピーク値に対して1/2以下となっている場合に関心度合減少キーワードと判定している。即ち、消費者の関心が薄くなったキーワードか否かを、ピーク値と比較することによって的確に判定することができる。
【0069】
また、関心度合減少キーワードか否かを的確に判定することができるため、消費者の関心が薄れてきた商品等を的確に特定し、そのような商品等の販売を終了する時期や商品の仕入れ量等を見極めるための判断材料とすることができる。更に、消費者の関心が薄れてきた商品等の販売終了に伴う商品の入れ替え等、小売店等における的確な販売戦略を立案するための情報として用いることができる。
【0070】
なお、上述のキーワード分析システムにおいては、入力データ中に欠損値が存在しない場合を例として説明しているが、入力データ中に欠損値が存在するか否かの確認を行い、欠損値が存在する場合には、欠損値の補正を行った後にキーワードが関心度合減少キーワードか否かの判断を行うようにしてもよい。即ち、欠損値を生じているキーワードは、その日の入力回数が「0」となってしまい、データが存在しないため、ピーク値との比較を行うことができず、関心度合減少キーワードか否かの判定を行うことができなくなってしまう。従って、欠損値を補正、即ち、欠損値を生じているキーワードの入力回数を、その日に取得した入力データの中で最も少ない入力回数の1/2の値とする。そして、この入力回数とピーク値とを比較することによって関心度合減少キーワードであるか否かの判定を行う。
【0071】
次に、図7に示すフローチャートを参照して、入力されたキーワードが急落キーワードか否かを判定する他の処理について説明する。
【0072】
まず、Webサーバ6から通信制御部24を介して入力データを取得する(ステップS40)。なお、入力データの取得処理は、図3に示すフローチャートのステップS10と同様の処理であるため、説明を省略する。
【0073】
次に、入力データ記憶部22に記憶されている1日毎の入力回数に基づいて所定期間の入力回数の合計値を算出する(ステップS41)。ここで、合計値は、曜日の特性による入力回数への影響を排除するために1週間単位で算出される。即ち、入力データ記憶部22に、例えば、「ビール酵母」の1日毎の入力回数が12月1日〜21日まで記憶されている場合、12月15日〜21日までの1日毎の入力回数の合計値が第1の合計値として算出され、12月8日〜14日までの合計値が第2の合計値として算出される。
【0074】
次に、ステップS41において算出された第1の合計値と第2の合計値との比較を行う(ステップS42)。そして、第1の合計値が第2の合計値に対して所定の割合以下、例えば、1/2以下か否かを判断する(ステップS43)。
【0075】
第1の合計値が第2の合計値に対して1/2以下の場合には(ステップS43)、急落キーワードと判定する(ステップS44)。そして、急落キーワードと判定された場合には、急落キーワードとして表示部26に表示される。一方、第1の合計値が第2の合計値に対して1/2以下でない場合には(ステップS43)、急落キーワードでないため処理を終了する。
【0076】
なお、ステップS40において取得された入力データに含まれる全てのキーワードについて、ステップS41〜ステップS44の処理を行い、ステップS44において急落キーワードと判定された場合には、そのキーワードを急落キーワードとして表示部26に表示する。
【0077】
このキーワード分析システムによれば、例えば今週1週間の入力回数の合計値である第1の合計値と、先週1週間の入力回数の合計値である第2の合計値とを比較することによって、キーワードが急落キーワードか否かの判定を行っている。例えば、入力データ記憶部22に12月1日〜21日までのキーワード及びそのキーワードの入力回数が記憶されている場合に、キーワード「ビール酵母」の12月1日〜21日の入力回数のグラフを図8に示す。入力回数がこの図に示すように推移している場合には、今週の合計値36が先週の合計値38に対して1/2以下となり、「ビール酵母」は急落キーワードであると判定される。従って、入力されたキーワードが急激に消費者の関心が薄れた急落キーワードであるか否かを的確に判定することができる。
【0078】
また、通常、キーワードの入力回数は、徐々に減少していくことが経験的に知られているが、所定期間内の入力回数の合計値を比較することによって、そのキーワードに対する関心の薄れ具合に基づいて、消費者が関心を示さなくなった商品等を特定し、商品入れ替えの時期等を的確に決定するマーケティング支援のための情報を得ることができる。
【0079】
また、例えば、ある商品がテレビで紹介され、その商品に関するキーワードが急騰キーワードとなったが、僅かな期間の間に急落キーワードに転じたような場合には、そのキーワードに対する消費者の関心が一過性のものであったと判断することができる。従って、商品の仕入れ量等を見極めるための有効な情報を得ることができる。
【0080】
なお、上述のキーワード分析システムにおいては、入力データ中に欠損値が存在するか否かの確認を行っていないが、入力データ中に欠損値が存在するか否かの確認を行い、欠損値が存在する場合には、欠損値の補正を行った後に、急落キーワードか否かの判定を行うようにしてもよい。即ち、欠損値を補正した後に、1週間の入力回数の合計値を算出し、その1週間の入力回数の合計値とその前の1週間の入力回数の合計値とを比較することによって急落キーワードか否かの判断を行うようにしてもよい。
【0081】
【発明の効果】
この発明によれば、キーワードの入力回数の移動平均の推移又はキーワードの入力回数の変動に基づいて、キーワードが消費者の高い関心を急激に集めている急騰キーワードであるか否かを的確に判定することができる。従って、急騰キーワードを的確に判定することにより、的確な販売戦略を立案するための情報を得ることができる。
【0082】
また、最も多い過去の入力回数と比較することにより、関心度合減少キーワードであるか否かを的確に判定することができる。従って、消費者の関心が薄くなった商品等を特定し、その商品の仕入れ量を決定する等、マーケティング支援のための有効な情報を得ることができる。
【0083】
また、所定期間内の入力回数の合計値の変動に基づいて急落キーワードであるか否かを判定することができる。従って、消費者の関心が急激に薄くなった商品等を特定し、その商品に対する関心が一過性のものであったか否か等を判断する等、マーケティング支援のための有効な情報を得ることができる。
【0084】
また、第1の所定期間の入力回数の欠損値の補正を行っているため、入力回数のデータが不連続となることを防止し、入力回数のデータの連続性を維持してキーワードが急騰キーワード、関心度合減少キーワード又は急落キーワードであるか否かの判定を的確に行うことができる。
【0085】
また、消費者の関心やニーズ等を的確に反映した多量のデータを的確に分析することにより、キーワードが急騰キーワード、関心度合減少キーワード又は急落キーワードであるか否かの判定を的確に行って、有用なマーケティング支援のための情報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかるキーワード分析システムを含むシステム全体のブロック構成図である。
【図2】この発明の実施の形態にかかる入力データを示す図である。
【図3】この発明の実施の形態にかかるキーワード分析システムにおいて、急騰キーワードであるか否かを判定する処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】この発明の実施の形態にかかるキーワードの入力回数の移動平均を説明するための図である。
【図5】この発明の実施の形態にかかるキーワード分析システムにおいて、急騰キーワードであるか否かを判定する他の処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】この発明の実施の形態にかかるキーワード分析システムにおいて、関心度合減少キーワードであるか否かを判定する処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】この発明の実施の形態にかかるキーワード分析システムにおいて、急落キーワードであるか否かを判定する他の処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】この発明の実施の形態にかかるキーワードの入力回数の合計値の一例を示す図である。
【符号の説明】
2…キーワード分析システム、4…ネットワーク、6…Webサーバ、8a、8b、8c…消費者システム、20…データ処理部、22…入力データ記憶部、24…通信制御部、26…表示部、32…入力回数グラフ、34…移動平均グラフ、36…今週の合計値、38…先週の合計値。
Claims (8)
- 入力されたキーワード及び第1の所定期間毎における前記キーワードの入力回数を記憶する入力データ記憶手段と、
前記入力データ記憶手段に記憶されている前記第1の所定期間毎の入力回数に基づいて、前記キーワードの第2の所定期間毎の入力回数の移動平均を算出する移動平均算出手段と、
前記移動平均算出手段により算出された移動平均を記憶する移動平均記憶手段と、
前記移動平均記憶手段に記憶されている最新の移動平均と該最新の移動平均の直前の移動平均とを比較する移動平均比較手段と、
前記移動平均比較手段により比較した結果、前記最新の移動平均が前記直前の移動平均に対して所定の割合以上増加している場合に、前記キーワードを急騰キーワードと判定する急騰キーワード判定手段と
を備えることを特徴とするキーワード分析システム。 - 前記移動平均算出手段は、前記第2の所定期間内における平日の日数と休日の日数に基づいて移動平均を補正する移動平均補正手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載のキーワード分析システム。
- 入力されたキーワード及び第1の所定期間毎における前記キーワードの入力回数を記憶する入力データ記憶手段と、
前記入力データ記憶手段に記憶されている前記第1の所定期間毎の入力回数のうち、最新の前記第1の所定期間を含まない直近の第2の所定期間内における前記第1の所定期間毎の入力回数の平均を平均入力回数として算出する平均入力回数算出手段と、
前記入力データ記憶手段に記憶されている最新の前記第1の所定期間の入力回数と前記平均入力回数とを比較する入力回数比較手段と、
前記入力回数比較手段により比較した結果、最新の前記第1の所定期間の入力回数が前記平均入力回数に対して所定の割合以上増加している場合に、前記キーワードを急騰キーワードと判定する急騰キーワード判定手段と
を備えることを特徴とするキーワード分析システム。 - 前記入力データ記憶手段に記憶されている最新の前記第1の所定期間の入力回数と、過去の同一曜日の前記第1の所定期間の入力回数とを比較する曜日入力回数比較手段を更に備え、
前記急騰キーワード判定手段は、更に、前記曜日入力回数比較手段により比較した結果、最新の前記第1の所定期間の入力回数が、過去の同一曜日の前記第1の所定期間の入力回数に対して所定の割合以上増加している場合に、前記キーワードを急騰キーワードと判定することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のキーワード分析システム。 - 入力されたキーワード及び第1の所定期間毎における前記キーワードの入力回数を記憶する入力データ記憶手段と、
前記入力データ記憶手段に記憶されている前記第1の所定期間の入力回数のうち、最も多い入力回数をピーク値として記憶するピーク値記憶手段と、
前記入力データ記憶手段に記憶されている最新の前記第1の所定期間の入力回数と、前記ピーク値記憶手段に記憶されているピーク値とを比較する入力回数比較手段と、
前記入力回数比較手段により比較した結果、最新の前記第1の所定期間の入力回数が前記ピーク値に対して所定の割合以下である場合に、前記キーワードを関心度合減少キーワードと判定する関心度合減少キーワード判定手段と
を備えることを特徴とするキーワード分析システム。 - 入力されたキーワード及び第1の所定期間毎における前記キーワードの入力回数を記憶する入力データ記憶手段と、
前記入力データ記憶手段に記憶されている最新の前記第1の所定期間を含む第2の所定期間内の前記第1の所定期間毎の入力回数の合計値を第1の合計値として算出する第1の合計値算出手段と、
前記入力データ記憶手段に記憶されている最新の前記第1の所定期間を含まない直近の第2の所定期間内の前記第1の所定期間毎の入力回数の合計値を第2の合計値として算出する第2の合計値算出手段と、
前記第1の合計値と前記第2の合計値とを比較する合計値比較手段と、
前記合計値比較手段により比較した結果、前記第1の合計値が前記第2の合計値に対して所定の割合以下である場合に、前記キーワードを急落キーワードと判定する急落キーワード判定手段と
を備えることを特徴とするキーワード分析システム。 - 前記入力データ記憶手段に記憶されている前記第1の所定期間の入力回数が欠損値となっている場合に、前記欠損値を補正する欠損値補正手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか一項に記載のキーワード分析システム。
- 前記キーワード及び該キーワードの入力回数は、消費者によって電子的手段を介してサーバに入力され該サーバに記憶されているデータであって、
前記サーバから、前記第1の所定期間毎に前記キーワード及び該キーワードの入力回数を取得するキーワード取得手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか一項に記載のキーワード分析システム。
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