JP3635137B2

JP3635137B2 - Heating device for ground fault detection

Info

Publication number: JP3635137B2
Application number: JP28312495A
Authority: JP
Inventors: 正明村松; 能康森下; 泰司太田; 泰好進士; 次雄野田; 質生谷
Original assignee: Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd; Chubu Electric Power Co Inc
Current assignee: Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd; Chubu Electric Power Co Inc
Priority date: 1995-10-31
Filing date: 1995-10-31
Publication date: 2005-04-06
Anticipated expiration: 2015-10-31
Also published as: JPH09127179A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、鳥獣害や落雷等による地絡故障の検出に利用される光ファイバ内蔵架空地線を加熱するための地絡故障点検出用加熱装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年の電力に対する依存度の増大、および需要家設備の高度化に伴い、停電のない電力の供給が望まれている。落雷等の事故により地絡故障が起こり、停電が発生した場合には、早期に故障点を検出し復旧することが必要である。
【０００３】
地絡故障点を発見するために利用されるものの一つに光ファイバ内蔵架空地線がある。光ファイバ内蔵架空地線には、光ファイバの昇温によるラマン散乱光を検出して光ファイバ各部の温度を測定する温度測定装置に連結され、光ファイバ内蔵架空地線を加熱する装置が取り付けられて使用される。
【０００４】
光ファイバ内蔵架空地線の加熱装置の例として、特開平４−５５７９号公報には、消石灰と水とを電熱線を内蔵した膜で仕切って収納した加熱部が光ファイバ内蔵架空地線に取り付けられ、雷サージ電流が流れると電熱線に電流が流れて膜が溶け、消石灰と水が混合することにより発熱して光ファイバ内蔵架空地線を加熱する装置が開示されている。
【０００５】
また特開平４−５５８０号公報には、ニクロム線が光ファイバ内蔵架空地線に巻き付けられて断熱材で覆われ、ニクロム線はスイッチを介してバッテリーに接続され、バッテリーは充電用の太陽電池に接続され、雷サージ電流が流れるとスイッチが入り、ニクロム線に電流が流れることにより発熱して光ファイバ内蔵架空地線を加熱する装置が開示されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平４−５５７９号公報に記載の加熱装置では、電熱線に電流が流れても膜が一様に溶けないため、消石灰と水が均一に混合せず加熱温度にばらつきが生じて、混合状態によっては約３００℃に達して光ファイバの耐熱温度（１５０℃）を越えてしまい、光ファイバを破損することがあった。温度を１５０℃以下にするために断熱材を使用すると、加熱温度は消石灰と水との量配分および外気温度に左右され、所定の温度に加熱することは困難である。例えば常温で１００±２０℃になるように量配分を設定すると、外気温度が−２０℃では加熱温度６０±２０℃、外気温度が５０℃では加熱温度１３０±２０℃となってしまい加熱温度を一定に制御できない。
【０００７】
また特開平４−５５８０号公報に記載の加熱装置では、大容量のバッテリーや太陽電池が必要なため保守点検をしなければならない。また断熱材を使用するため光ファイバの加熱に時間がかかり、故障地点の発見までに数十分かかってしまい、さらにスイッチが入ったままでは光ファイバの耐熱温度以上に上昇してしまい、光ファイバを損傷する可能性がある。また光ファイバの加熱温度は、外気温度にも左右されるため一定に制御できない。
【０００８】
本発明は前記の課題を解決するためなされたもので、架空地線に内蔵された光ファイバを加熱しすぎたり、加熱温度を外気温度に左右されることなく一定に制御でき、バッテリーや太陽電池を使用せず保守点検が不要な地絡故障点検出用加熱装置を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するためになされた本発明の地絡故障点検出用加熱装置１０は、図１に示すように、地絡故障点検出用の光ファイバ内蔵架空地線１１を加熱する装置であって、水を吸収した高分子吸収剤を収納した蓄熱用袋１で鉄塔１４（図２参照）間に架けられた光ファイバ内蔵架空地線１１の一部が包まれ、固体燃焼剤３および固体燃焼剤３に点火する点火部４が収納された金属容器２が蓄熱用袋１に接触して配置され、地絡電流を検知して電流を流すリード線５が金属容器２外部から点火部４に接続され、蓄熱用袋１および金属容器２が断熱材６で包まれている。
【００１０】
固体燃焼剤３は、Ｂ、ＦｅＳｉおよびＡｌの中から選ばれる少なくとも一種類の金属粉末と、ＣｕＯ、Ｐｂ₃Ｏ₄およびＦｅ₂Ｏ₃の中から選ばれる少なくとも一種類の金属酸化物との混合物からなることが好ましい。
【００１１】
前記混合物にタルク、アルミナおよびベントナイトの中から選ばれる少なくとも一種類の温度調節剤を添加しても良い。この温度調節剤を加えると、固体燃焼剤３の発熱量を調節できる。
【００１２】
【作用】
本発明の地絡故障点検出用加熱装置１０は、図１に示すように、水を吸収した高分子吸収剤を収納した蓄熱用袋１で光ファイバ内蔵架空地線１１を包んでいるため、金属容器２内の固体燃焼剤３が燃焼して高温になっても、その熱は蓄熱用袋１内の高分子吸収剤が１００℃に達した後は、水の気化熱として使用される。このため蓄熱用袋１は１００℃を越えることなく１００℃を保ち、光ファイバ１２も１００℃を保ち続ける。
【００１３】
【実施例】
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
図１は、本発明を適用する地絡故障点検出用加熱装置１０の実施例を示す横断面図および縦断面図である。
同図に示すように、光ファイバ内蔵架空地線１１の一部は、アルミラミネート袋に水を吸収してゲル化した高分子吸収剤を収納した蓄熱用袋１に包まれている。半円筒形の金属容器２が、その内周に蓄熱用袋１が接触するように配置されている。金属容器２には、金属粉末と金属酸化物との混合物からなる固体燃焼剤３が充填され、シール材７で封止されている。シール材７の金属容器２内側には、点火部４が接着され、点火部４にはリード線５が金属容器２外側からシール材７を貫通して接続され、リード線５に電流が流れると点火部４が発火して固体燃焼剤３に点火するようになっている。蓄熱用袋１および金属容器２は、不燃性の断熱材６で包まれてバンド１３が巻かれて固定されている。
【００１４】
図２は、地絡故障点検出用加熱装置１０を使用した状態を示す概略図である。鉄塔１４の塔頂に地絡故障点表示器１５が取り付けられて光ファイバ内蔵架空地線１１に接続され、地絡故障点表示器１５近傍の光ファイバ内蔵架空地線１１に地絡故障点検出用加熱装置１０が取り付けられている。地絡故障点表示器１５に内蔵された地絡故障検出部と地絡故障点検出用加熱装置１０はリード線５で接続され、その地絡故障検出部が地絡故障による地絡電流を検知するとリード線５に電流を流すようになっている。光ファイバ内蔵架空地線１１に内蔵された光ファイバ１２は端部で、光ファイバ１２の昇温によるラマン散乱光を検出して光ファイバ１２各部の温度を測定する温度測定装置に連結されている。
【００１５】
地絡故障点検出用加熱装置１０は以下のように動作する。
図２に示すように、雷１７が光ファイバ内蔵架空地線１１に落ちて矢示のように鉄塔１４に雷電流が流れ地絡故障が発生すると、地絡故障点表示器１５の地絡故障検出部が地絡電流を検知してリード線５に電流を流す。すると図１に示すように、点火部４が発火して固体燃焼剤３に点火し、固体燃焼剤３は数秒間で燃焼する。その燃焼熱で金属容器２の表面温度は７００〜８００℃に加熱され、蓄熱用袋１は１００℃まで加熱された後、１００℃を保ち続けながら高分子吸収剤に吸収された水が気化されて水蒸気となる。水蒸気は、金属容器２の表面温度によってアルミラミネート袋の一部が溶け、その部分から放出される。このため光ファイバ内蔵架空地線１１に内蔵された光ファイバ１２も１００℃まで加熱された後、１００℃を保ち続け、このとき光ファイバ１２内で発生するラマン散乱光により温度測定装置１６で温度上昇を検知し、地絡故障点が特定される。
【００１６】
以下の条件の地絡故障点検出用加熱装置１０を使用し、光ファイバ１２の温度測定実験を行った。
半円筒形の金属容器２は内径２８ｍｍ、外径６０ｍｍ、長さ１５０ｍｍの鉄製のもの、固体燃焼剤３はＦｅＳｉとＦｅ₂Ｏ₃との混合物（発熱量約４００cal/g）、蓄熱用袋１は水８０ｇを高分子吸収剤１．６ｇに吸収させてアルミラミネート袋に収納させたものを使用した地絡故障点検出用加熱装置１０を、常温２３℃下でリード線５に通電して点火部４を発火させた。発火後の経過時間に対する光ファイバ１２の温度を測定し、その結果を図３に示した。同図に示したように、光ファイバ１２は１００℃に達した後、約１５分間その温度を維持した。
【００１７】
次に同条件の地絡故障点検出用加熱装置１０を、−２０℃の恒温槽に５時間保存して水を吸収した高分子吸収剤を凍らせた後に、リード線５に通電して点火部４を発火させた。発火後の経過時間に対する光ファイバ１２の温度を測定し、その結果を図４に示した。同図に示したように、光ファイバ１２は高分子吸収剤を凍らせなかったときに比べて１００℃に達するのに時間がかかったが、１００℃に達した後、約１０分間その温度を維持した。
【００１８】
比較のため、蓄熱用袋１の代わりに厚さ２ｍｍのセラミックペーパー１枚からなる断熱材で光ファイバ内蔵架空地線１１を包んだ地絡故障点検出用加熱装置と、厚さ２ｍｍのセラミックペーパー３枚からなる断熱材を使用して光ファイバ内蔵架空地線１１を包んだ地絡故障点検出用加熱装置とを、常温２３℃下でリード線５に通電して点火部４を発火させた。発火後の経過時間に対する光ファイバ１２の温度を測定し、その結果を図５に実線と点線で示した。同図に示したように、厚さ２ｍｍのセラミックペーパー１枚を使用したときは、光ファイバ１２の耐熱温度の１５０℃を超えてしまい、その後温度は低下した。厚さ２ｍｍのセラミックペーパー３枚を使用したときは、光ファイバ１２は８５℃までしか上昇せず、その後温度は低下した。このようにセラミックペーパーの断熱材を使用した際には、光ファイバ１２の加熱温度を設定したり一定の温度に保つことはできなかった。
【００１９】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように本発明の地絡故障点検出用加熱装置を使用すると、架空地線に内蔵された光ファイバの加熱温度を外気温度に左右されることなく一定に制御でき、１００℃を超えて加熱されることがないため、光ファイバを破損することがない。また固体燃焼剤の量や蓄熱用袋内の高分子吸収剤に吸収させる水の量を変えることにより、光ファイバが１００℃に達する時間や１００℃を維持する時間を調節することができる。しかも装置の構成が簡単で、バッテリーや太陽電池を使用しないため保守点検が不要であり長期間使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を適用する地絡故障点検出用加熱装置の実施例を示す横断面図および縦断面図である。
【図２】本発明を適用する地絡故障点検出用加熱装置を使用した状態を示す概略図である。
【図３】本発明を適用する地絡故障点検出用加熱装置の点火部発火後の経過時間と光ファイバの温度の関係を示す図である。
【図４】本発明を適用する地絡故障点検出用加熱装置の点火部発火後の経過時間と光ファイバの温度の関係を示す別の図である。
【図５】比較用の地絡故障点検出用加熱装置の点火部発火後の経過時間と光ファイバの温度の関係を示す図である。
【符号の説明】
１は蓄熱用袋、２は金属容器、３は固体燃焼剤、４は点火部、５はリード線、６は断熱材、７はシール材、１０は地絡故障点検出用加熱装置、１１は光ファイバ内蔵架空地線、１２は光ファイバ、１３はベルト、１４は鉄塔、１５は地絡故障点表示器、１６は温度測定装置、１７は雷である。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a heating device for detecting a ground fault point for heating an optical fiber built-in overhead ground wire used for detecting a ground fault caused by bird damage, lightning strikes, or the like.
[0002]
[Prior art]
With the recent increase in dependence on electric power and sophistication of customer facilities, it is desired to supply electric power without a power outage. When a ground fault occurs due to an accident such as a lightning strike and a power failure occurs, it is necessary to detect and restore the failure point at an early stage.
[0003]
One of the methods used to find ground fault points is an optical fiber built-in overhead wire. The optical fiber built-in ground wire is attached to detect the Raman scattering light due to heating of the optical fiber is connected to a temperature measuring device for measuring the temperature of the optical fiber units will be heated optical fiber built ground wire device Used.
[0004]
As an example of a heating device for an optical fiber built-in overhead ground wire, Japanese Patent Application Laid-Open No. 4-5579 discloses that a heating unit in which slaked lime and water are separated by a film containing a heating wire is attached to the optical fiber built-in overhead wire. In addition, there is disclosed a device for heating an optical fiber built-in overhead ground wire by generating a heat by mixing a slaked lime and water when a lightning surge current flows and the current flows through the heating wire to melt the film.
[0005]
In JP-A-4-5580, a nichrome wire is wound around an optical fiber built-in overhead ground wire and covered with a heat insulating material, the nichrome wire is connected to a battery via a switch, and the battery is connected to a solar cell for charging. A device is disclosed that is connected and switched on when a lightning surge current flows, and heats when the current flows through the nichrome wire to heat the overhead ground wire with built-in optical fiber.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the heating device described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 4-5579, the film does not melt uniformly even when current flows through the heating wire, so the slaked lime and water are not mixed uniformly and the heating temperature varies, Depending on the mixed state, the temperature reaches about 300 ° C. and exceeds the heat resistance temperature (150 ° C.) of the optical fiber, which may break the optical fiber. When a heat insulating material is used to make the temperature 150 ° C. or lower, the heating temperature depends on the amount distribution of slaked lime and water and the outside air temperature, and it is difficult to heat to a predetermined temperature. For example, if the quantity distribution is set to be 100 ± 20 ° C. at normal temperature, the heating temperature is 60 ± 20 ° C. when the outside air temperature is −20 ° C., and the heating temperature is 130 ± 20 ° C. when the outside air temperature is 50 ° C. It cannot be controlled to a certain level.
[0007]
In addition, the heating device described in Japanese Patent Laid-Open No. 4-5580 requires maintenance and inspection because a large capacity battery or solar cell is required. In addition, it takes time to heat the optical fiber due to the use of a heat insulating material, and it takes several tens of minutes to find the failure point. Further, if the switch is turned on, the temperature rises above the heat resistance temperature of the optical fiber. May damage it. Also, the heating temperature of the optical fiber depends on the outside air temperature, and cannot be controlled uniformly.
[0008]
The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and it is possible to control the heating temperature of the optical fiber built in the overhead ground wire without being overheated or to be constant regardless of the outside air temperature. An object of the present invention is to provide a heating device for detecting a ground fault failure point that does not require maintenance and inspection.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
A grounding fault point detection heating device 10 of the present invention made to achieve the above object is a device for heating an optical fiber built-in overhead ground wire 11 for detecting a ground fault point as shown in FIG. A portion of the optical fiber built-in overhead wire 11 spanned between the steel towers 14 (see FIG. 2) is wrapped in the heat storage bag 1 containing the polymer absorbent that has absorbed water, and the solid combustion agent 3 and A metal container 2 containing an ignition part 4 for igniting the solid combustion agent 3 is arranged in contact with the heat storage bag 1, and a lead wire 5 for detecting a ground fault current and flowing the current is provided from the outside of the metal container 2. 4, a heat storage bag 1 and a metal container 2 are wrapped with a heat insulating material 6.
[0010]
The solid combustion agent 3 is a mixture of at least one metal powder selected from B, FeSi and Al and at least one metal oxide selected from CuO, Pb ₃ O ₄ and Fe ₂ O ₃ . Preferably it consists of.
[0011]
At least one temperature regulator selected from talc, alumina, and bentonite may be added to the mixture. When this temperature regulator is added, the calorific value of the solid combustion agent 3 can be adjusted.
[0012]
[Action]
Since the heating device 10 for detecting a ground fault point of the present invention wraps the optical fiber built-in overhead wire 11 in a heat storage bag 1 containing a polymer absorbent that has absorbed water, as shown in FIG. Even if the solid combustion agent 3 in the metal container 2 burns and becomes high temperature, the heat is used as the heat of vaporization of water after the polymer absorbent in the heat storage bag 1 reaches 100 ° C. Therefore, the heat storage bag 1 maintains 100 ° C. without exceeding 100 ° C., and the optical fiber 12 also maintains 100 ° C.
[0013]
【Example】
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail.
FIG. 1 is a transverse sectional view and a longitudinal sectional view showing an embodiment of a heating device 10 for detecting a ground fault point to which the present invention is applied.
As shown in the figure, a part of the optical fiber built-in overhead wire 11 is wrapped in a heat storage bag 1 containing a polymer absorbent that has gelled by absorbing water in an aluminum laminate bag. A semi-cylindrical metal container 2 is arranged so that the heat storage bag 1 is in contact with the inner periphery thereof. The metal container 2 is filled with a solid combustion agent 3 made of a mixture of metal powder and metal oxide and sealed with a sealing material 7. The ignition part 4 is bonded to the inside of the metal container 2 of the sealing material 7, and the lead wire 5 is connected to the ignition part 4 from the outside of the metal container 2 through the sealing material 7, and current flows through the lead wire 5. The ignition unit 4 ignites and ignites the solid combustion agent 3. The heat storage bag 1 and the metal container 2 are wrapped with a non-combustible heat insulating material 6 and a band 13 is wound around and fixed.
[0014]
FIG. 2 is a schematic diagram showing a state in which the ground fault fault detection heater 10 is used. A ground fault point indicator 15 is attached to the top of the tower 14 and connected to the optical fiber built-in overhead wire 11, and the ground fault point is detected in the optical fiber built-in ground wire 11 near the ground fault point indicator 15. A heating device 10 is attached. The ground fault detection unit incorporated in the ground fault point indicator 15 and the heating device 10 for detecting the ground fault point are connected by the lead wire 5, and the ground fault detection unit detects the ground fault current due to the ground fault. Then, a current is passed through the lead wire 5. In the optical fiber 12 included in the optical fiber built-in ground wire 11 ends, is connected to a temperature measuring device for measuring the temperature of the optical fiber 12 each section by detecting the Raman scattering light due to heating of the optical fiber 12 Yes.
[0015]
The ground fault fault detection heater 10 operates as follows.
As shown in FIG. 2, when a lightning 17 falls on the optical fiber built-in overhead wire 11 and a lightning current flows through the tower 14 as indicated by an arrow and a ground fault occurs, a ground fault of the ground fault point indicator 15 occurs. The detection unit detects a ground fault current and causes a current to flow through the lead wire 5. Then, as shown in FIG. 1, the igniter 4 ignites and ignites the solid combustion agent 3, and the solid combustion agent 3 burns in a few seconds. The surface temperature of the metal container 2 is heated to 700 to 800 ° C. by the combustion heat, and after the heat storage bag 1 is heated to 100 ° C., the water absorbed in the polymer absorbent is vaporized while maintaining 100 ° C. It becomes water vapor. A part of the aluminum laminate bag is melted by the surface temperature of the metal container 2, and the water vapor is released from that part. After being heated Therefore up to the optical fiber 12 is also 100 ° C. incorporated in the optical fiber built-in ground wire 11, it continues to maintain a 100 ° C., a temperature measuring device 16 by Raman scattering light at this time is generated in the optical fiber 12 within The temperature rise is detected and the ground fault point is identified.
[0016]
The temperature measurement experiment of the optical fiber 12 was performed using the heating device 10 for detecting a ground fault at the following conditions.
The semi-cylindrical metal container 2 is made of iron with an inner diameter of 28 mm, an outer diameter of 60 mm, and a length of 150 mm. The solid combustion agent 3 is a mixture of FeSi and Fe ₂ O ₃ (a calorific value of about 400 cal / g), a heat storage bag 1. Uses a heating device 10 for detecting a ground fault that uses 80 g of water absorbed in 1.6 g of a polymer absorbent and stored in an aluminum laminated bag. Part 4 was ignited. The temperature of the optical fiber 12 with respect to the elapsed time after ignition was measured, and the result is shown in FIG. As shown in the figure, the temperature of the optical fiber 12 was maintained for about 15 minutes after reaching 100 ° C.
[0017]
Next, the ground fault failure point detection heating device 10 under the same conditions is stored in a thermostatic bath at -20 ° C. for 5 hours to freeze the polymer absorbent that has absorbed water, and then the lead wire 5 is energized and ignited. Part 4 was ignited. The temperature of the optical fiber 12 with respect to the elapsed time after ignition was measured, and the result is shown in FIG. As shown in the figure, the optical fiber 12 took more time to reach 100 ° C. than when the polymer absorbent was not frozen, but after reaching 100 ° C., the temperature was kept for about 10 minutes. Maintained.
[0018]
For comparison, a heating device for detecting a ground fault and enclosing the optical fiber built-in overhead wire 11 with a heat insulating material made of one piece of ceramic paper having a thickness of 2 mm instead of the heat storage bag 1 and a ceramic paper having a thickness of 2 mm. The ignition unit 4 was ignited by energizing the lead wire 5 at a room temperature of 23 ° C. with a heating device for detecting a ground fault using an insulating fiber consisting of three sheets and enclosing the optical fiber built-in overhead wire 11. . The temperature of the optical fiber 12 with respect to the elapsed time after ignition was measured, and the result is shown by a solid line and a dotted line in FIG. As shown in the figure, when one ceramic paper having a thickness of 2 mm was used, the heat resistance temperature of the optical fiber 12 exceeded 150 ° C., and then the temperature decreased. When three pieces of ceramic paper with a thickness of 2 mm were used, the optical fiber 12 rose only to 85 ° C., and then the temperature dropped. Thus, when the ceramic paper heat insulating material was used, the heating temperature of the optical fiber 12 could not be set or kept constant.
[0019]
【The invention's effect】
As described above in detail, when the heating device for detecting a ground fault point according to the present invention is used, the heating temperature of the optical fiber built in the overhead ground wire can be controlled to be constant regardless of the outside air temperature. The optical fiber is not damaged because it is not heated above ℃. Moreover, the time for the optical fiber to reach 100 ° C. and the time for maintaining 100 ° C. can be adjusted by changing the amount of the solid combustion agent and the amount of water absorbed by the polymer absorbent in the heat storage bag. In addition, the configuration of the apparatus is simple, and since no battery or solar cell is used, maintenance and inspection are not required and the apparatus can be used for a long time.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a transverse sectional view and a longitudinal sectional view showing an embodiment of a heating device for detecting a ground fault point to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a schematic view showing a state in which a heating device for detecting a ground fault point to which the present invention is applied is used.
FIG. 3 is a diagram showing a relationship between an elapsed time after ignition of an ignition part and a temperature of an optical fiber in a heating device for detecting a ground fault point to which the present invention is applied.
FIG. 4 is another diagram showing the relationship between the elapsed time after ignition of the ignition unit and the temperature of the optical fiber of the heating device for detecting a ground fault point to which the present invention is applied.
FIG. 5 is a diagram showing a relationship between an elapsed time after ignition of ignition of a heating device for detecting a ground fault for comparison and the temperature of an optical fiber.
[Explanation of symbols]
1 is a heat storage bag, 2 is a metal container, 3 is a solid combustion agent, 4 is an ignition unit, 5 is a lead wire, 6 is a heat insulating material, 7 is a sealing material, 10 is a heating device for detecting a ground fault, and 11 An optical fiber built-in overhead ground wire, 12 is an optical fiber, 13 is a belt, 14 is a steel tower, 15 is a ground fault point indicator, 16 is a temperature measuring device, and 17 is a lightning.

Claims

A device for heating an optical fiber built-in overhead ground wire for detecting a ground fault point. One of the optical fiber built-in ground wires built between steel towers with a heat storage bag containing a polymer absorbent that has absorbed water. A metal container containing a solid combustion agent and containing an ignition part for igniting the solid combustion agent is disposed in contact with the heat storage bag, and a lead wire for detecting a ground fault current and flowing the current is provided A heating device for detecting a ground fault, which is connected to the ignition unit from the outside of a metal container, and the heat storage bag and the metal container are wrapped with a heat insulating material.

A mixture of at least one metal powder selected from the group consisting of B, FeSi and Al and at least one metal oxide selected from CuO, Pb ₃ O ₄ and Fe ₂ O ₃ . The heating device for detecting a ground fault point according to claim 1, comprising: