JP3634271B2 - ソファー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は座が前後にスライド可能なソファーに関し、通常のソファーと同様に人が座に腰を掛けることができるのは勿論のこと、座を前方にスライドさせることにより、座の上で容易に胡座をかいたり、横になったりすることもできるソファーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
座が前後にスライド可能なソファーは従来からある。その主なものとして本件出願人の特許第3072268号のソファーがある。このソファーは図13に示すように背凭れAを備えたソファー本体Bに、ソファー本体Bと別体の座Cを前後にスライド可能にセットし、背凭れAの下部に座の後部を出し入れ可能な収容空間Eを設けて、座Cを後方へスライドさせるとその後部が収容空間内Eに収容され、前方へスライドさせると同後部が収容空間Eから前方に引出されるようにして、座が引き出されると座の奥行きが広がって、その上で胡座をかいたり、横になったりすることができるようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記発明では座の上で胡座をかいたり横になったりすることができるため便利であり、特に不便はないが、しいて挙げれば、座に座っている人が一々腰を浮かさないと座をスライドさせにくいという課題があった。また、キャスターが座の底面前方に直接取り付けられているため、向い側のソファーに座っている人からキャスターが見えて体裁が良くない。キャスターを隠すためにキャスターの前に目隠板を取り付けると、目隠板があるために座が重い感じになるとか座のデザインが制約を受けるといった課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、座に座ったままで腰を前方に動かすと、座が前方にスライドして座の奥行きが広がり、座の上でゆったりと胡座をかいたり、足を伸ばしたりすることができ、場合によっては横になることもでき、更にはデザインの自由度の高いソファーを提供することにある。
【0005】
本発明のソファーは、次の1〜12の構成であることを特徴とする。
1.本体フレーム5の背面上部に背凭れ6があり、本体フレーム5の幅方向両側に袖10があるソファー本体7と、それとは別体に形成された座8とがあり、
2.背凭れ6の下にソファー本体7の背面と袖10とに囲まれた収容空間11があり、
3.本体フレーム5と座8とに、座8を本体フレーム5の前後方向にスライド可能としたガイド機構12が設けられ、
4.座8の底面19の前後方向中程に脚13が、その先端が底面19の前面20より内側になるように、座8の底面より下方に突出して設けられ、
5.その脚13の先端側に回転自在なキャスター14が取り付けられ、
6.座8は本体フレーム5の前記ガイド機構12の上に設置されて、その後部が前記収容空間11内に差し込まれ、前方部が前記キャスター14により支持されて、座8が前記ガイド機構12によりガイドされてソファー本体7の前後方向にスライド可能であり、
7.座8を前方へスライドさせると座8の後部9が前記収容空間11から前方に引出され、後方へスライドさせると同後部9が前記収容空間11内に収容され、
8.前記ガイド機構12は本体フレーム5の左右両側の妻台輪1の夫々に本体フレーム5の前後方向に沿って設けられたガイドレール15と、座8の座フレーム31の幅方向両側の夫々に取付けられてガイドレール15の上を走行可能な回転ローラー16を備え、
9.ガイドレール15にはその前後方向に間隔をあけて、前記回転ローラー16が係止可能な嵌合凹部17が形成され、嵌合凹部17の傾斜と回転ローラー16の直径は嵌合凹部17に回転ローラー16が嵌合すると回転ローラー16が停止して座8も停止し、その停止状態で座に座ったまま腰を使って座を前後動させると回転ローラー16が嵌合凹部17から乗り上げて前方又は後方に移動可能となるようにし、
10.前記ガイドレール15は本体フレーム5の前方へ向けて上り傾斜であり、その傾斜角度が座8を前方に引き出して回転ローラー16がガイドレール15の先端の嵌合凹部17に嵌合したときに座8が水平又はほぼ水平になる角度であり、
11.本体フレーム5と座8とに、座8の後部9の浮き上りを防止する浮上防止機構21を設け、
12.前記1〜11の構成により、一人掛け用ソファーの場合はその座8が、数人掛け用ソファーの場合は個別に形成された個々の座8が別々にスライド可能である。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態1】
本発明のソファーの第1の実施形態を図1〜図10に示す。このソファーは座8が一つのものであり、図1に示すようにソファー本体7とそれと別体の座8とからなり、ソファー本体7の背凭れ6の下部に収納空間11を設け、収納空間11内に座8の後部9を差し込んでソファー本体7に座8をスライド可能にセットしてある。
【0013】
ソファー本体7は本体フレーム5と背凭れ6、袖10とにより構成される。本体フレーム5は図2に示すように幅方向両側に設けた細長板状の2枚の妻台輪1の前端部間を細長板状の前台輪2により、後端部間を細長板状の後台輪3により、前後方向中間部を細長板状の中台輪22により夫々連結してある。また、図2に示すように左右両側の妻台輪1の後部上方には妻台輪1とは別体の二枚の背板4を対向させて立ち上げ、対向する二枚の背板4の上部間を笠木23により連結し、背板4の前端面間を巻込24により連結してある。妻台輪1と背板4とは一体物とした妻板とすることもできる。
【0014】
本体フレーム5の左右両側の妻台輪1の内側には図2に示すようにガイドレール15を取り付けてある。このガイドレール15は金属製の板材であり、妻台輪1の内側にネジとか他の手段で取り付けてある金属製の支持板25に、溶接により取り付けられている。支持板25には例えば縦55mm、横(長さ)300mm程度の金属板が適する。ガイドレール15は図5(a)のように座8に取り付けた回転ローラー16を、図8(a)のように転がすためのものであり、そのため、回転ローラー16が転がるのに十分な幅、例えば25mm程度にしてある。ガイドレール15には図9(a)に示す様に所定間隔でV字状の嵌合凹部17を形成して、ガイドレール15の上を回転する回転ローラー16が嵌合凹部17に嵌合すると、前後方向への座8の動きが一時停止するようにしてある。嵌合凹部17の角度αはローラー16の直径に合わせて選択する。この場合、嵌合凹部17に回転ローラー16が嵌合して一時停止し易く、また、座8に前後方向の力を加えると回転ローラー16が嵌合凹部17を乗り上げて、座8が再度前後動できる程度の角度にするのが操作上、望ましい。嵌合凹部17の数は図示した数よりも多くすることも、少なくすることもできる。
【0015】
前記ガイドレール15は本体フレーム5の後方から前方に向けて上り傾斜になっており、その傾斜角度は座8の長さとか座8のスライド長等によって異なるが、この実施形態では、座8を前方に引き出して回転ローラー16が先端の嵌合凹部17に嵌合したときに座8が水平になるように設計してある。一例としては10度程度にすることができる。
【0016】
ガイドレール15は図9(b)、図9(c)に示す形状、構造のものであってもよく、それ以外の形状、構造のものであってもよい。図9(b)に示すものは縦方向に幅の広い木製、樹脂製の板材50にV字状の嵌合凹部17を形成したものである。図9(c)に示すものは金属製、樹脂製の板材50を階段状に曲げて三ケ所にV字状の嵌合凹部17を形成したものである。
【0017】
図1の背凭れ6は、図2に示す二枚の背板4の外面及び背面を図3のように張り材26で被覆し、本体フレーム5の笠木23と巻込24の前面にクッション27を立て掛けてある。張り材26としては、例えば皮、布、樹脂、合皮等が適するが、その他の素材であっても良い。クッション27はそれに取付けたファスナー(図示せず)と前記張り材26に取り付けファスナー(図示せず)とを連結することにより張り材26に連結し、裏側上方を笠木23により支持し、裏側下方を巻込24に支持して後方に倒れないようにしてある。クッション27は硬質ウレタン28の上に軟質ウレタン29、綿30を順次積層し、それらを装飾用の張り材26で被覆してなり、また、座8に座った人が寄り掛かり易くするために、外側に多少湾曲させると共に上部を多少後方に傾斜させて立て掛けてある。クッション27の構造や立て掛け方はこれ以外であってもよい。
【0018】
図1の袖10は図4に示すように、本体フレーム5の妻台輪1及び背板4の外側に配置し、袖10に取り付けてあるスクリューボルト(図示せず)に本体フレーム5の内側からナット(図示せず)を螺合し、そのナットを締付けることにより本体フレーム5に固定してある。この袖10の内側と前記背凭れ6のクッション27の下方から二枚の背板4間にかけて、それらにより囲まれた収容空間11を設けてあり、この収容空間11は座8の後部9を収容可能な奥行き(例えば座8の奥行きの1/3前後の長さ)としてある。収容空間11の広さ、奥行き寸法等も任意に選択することができる。
【0019】
図1の座8は図5のように、本体フレーム5とは別体の木製の横長枠状の座フレーム31の上に座シート40を設けてある。座フレーム31の上面には図6及び図5(b)に示す様にその幅方向に復帰用ベルト32を三本張り、その上にS字状に曲げたスプリング33を復帰用ベルト32と交差する方向に四本設置し、スプリング33の上にクッション材34を設け、その上面、周囲、及び底面(全周)を装飾用の張り材で被覆してある。復帰用ベルト32には例えばエラスベルト、ウェービングテープ(いずれも商品名)を用いることができるが、その他のゴム、樹脂等であっても良い。復帰用ベルト32は例えば平ベルトとか、網状のベルトとすることができ、弾力性(スプリング性)を有するものとして、座8に座った人の重さでスプリング33が下方に撓むとそれに追随して復帰用ベルト32も撓み、座8から人が立ち上がって荷重が解除されると、復帰用ベルト32が上方に復帰してスプリング33の上方への復帰を助ける(助勢する)ようにしてある。寸法は例えば幅5〜6cm、厚さ1mm程度が適するが、その素材等によって任意に選択して良い。クッション材34の一例としては、再生ウレタン35、硬質ウレタン28、軟質ウレタン29、綿30を下から順にスプリング33の上に積層したものとすることができる。復帰用ベルト32の幅や本数、スプリング33の本数、間隔等は任意に決めることができる。座8の幅、奥行き寸法等も任意に選択することができる。
【0020】
図1の座8の底面19には脚13が取り付けられている、脚13は図5(a)に示すように座8の底面19の幅方向両端に平行に二本取付けられている。脚13は細長のアーム状であり、その根元側を座8の底面19の前後方向ほぼ中程に取り付けて、先端側が座8の底面19の前面側に突出するようにしてある。脚13の先端部36はやや下向きにしてあり、その先端部36にキャスター14が回転自在に取付けられている。キャスター14のサイズは任意に選択することができるが、例えば50φ程度が適する。脚13は図7に示すように、座8の前方から真直ぐ下方に伸びた直線状のものであってもよく、それ以外の形状であってもよい。
【0021】
図5(a)に示すように、座8の後部9の両外側面には板状のブラケット37が取り付けられ、そのブラケット37に回転ローラー16が支持軸38により回転自在に取付けられている。回転ローラー16は図8のように前記ガイドレール15の上に乗ってその上を回転し、座8を前後にスムーズにスライド可能とするものである。回転ローラー16のサイズは任意に選択することができるが、例えば20〜40φ程度が適する。この実施形態では回転ローラー16と前記ガイドレール15とによりガイド機構12を構成する(図8(a))。また、回転ローラー16とガイドレール15に間隔をあけて設けた前記嵌合凹部17とにより停止機構18を構成する(図9(a))。
【0022】
ブラケット37のうち回転ローラー16よりも下にストッパー39を取付けてある。ストッパー39には直径8φ程度のパイプとか棒等が使用されている。このストッパー39は前方に引き出された座8の先端部に図10の矢印方向(下方向)の力が加わったときに、座8の後部9が少し跳ね上がると、ガイドレール15の下面に当たって、座8の後部9がそれ以上は浮き上がらない(跳ね上がらない)ようにするためのものであり、このストッパー39とガイドレール15とにより座の後部9の浮き上りを防止する浮上防止機構21を構成する。
【0023】
(使用例)
実施形態1のソファーの使用例を以下に説明する。通常のソファーとして使用する場合は、図1の座8の後部9を背凭れ6の下の収容空間11内に差し込み、その座8に腰を下ろして座る。座ったままで腰を前方に動かすと座8の回転ローラー16がガイドレール15の上を回転して座8が前方にスライドし、それまで収容空間11内に収容されていた座8の後部9が収容空間11から引出され、背凭れ6よりも前方に突出する座8の奥行き幅が広がり、その座8の上に胡座をかいたり、横になったりすることができる。座8を前方にスライドさせるとき、回転ローラー16がガイドレール15の嵌合凹部17に嵌入するまでスライドさせると座8はその位置に停止する。座8を更に引出したいときは、座ったままで腰を前方に動かすと回転ローラー16が嵌合凹部17から外れて前方にスライドする。このときも、回転ローラー16が前方の嵌合凹部17に嵌入するまでスライドさせると、座8は自動的に停止する。座8は前方へスライドする度に、それまで収容空間11内に収容されていた座の後部9が収容空間11から引出され、背凭れ6の前方に引出されている座8の奥行き幅が更に広がる。座8を元に戻したいときは、座8に座ったまま座8を後方に動かすと前進時とは逆に座8が後方にスライドし、収容空間11から引出されていた座8の後部9が収容空間11内に押し込まれて収容される。この場合も、回転ローラー16が嵌合凹部17に嵌合する度に停止し、間欠的にスライドする。嵌合凹部17間の距離は製品毎に任意に決定することができる。例えば150mmピッチとして、嵌合凹部17を三つ設けた場合は、座8は300mmスライド可能となる。前方又は後方へスライドさせるときに、座8が動きにくい時は、座8から腰を浮かしすと、座8の前方を手で水平方向に容易に手前に引っ張ることができ、座8がスムースにスライドできる。
【0024】
【発明の実施の形態2】
本発明のソファーの第2の実施形態を図11に示す。図11に示すソファーは座8が二つ有る二人掛け用である。二つの座8は形状、大きさ、構造が同一であり、別々にスライド可能として、座8の後部9を別々に収容空間11に出し入れ自在としてある。本実施形態のソファーの本体フレーム5には、図12のように左右の妻台輪1の中間にこれらと平行に前台輪2と後台輪3とを結ぶ中間体39を設け、その中間体39の両側にガイドレール15が取付けられている。他の構成は座8が一つである一人掛け用ソファーと同様である。
【0025】
【発明の効果】
本発明のソファーは次のような効果がある。
(1)座の底面にアーム状の脚が底面よりも下方に突出して取付けられ、その脚に前後方向に回転自在なキャスターが取り付けられているので、キャスターの前にそれを隠すための目隠板を取り付けなくとも、向かいに座っている人からキャスターが見えないように取り付けることができ、デザインがスッキリして体裁が良い。また、座をデザインする上での制約が少なくなり、自由な設計が可能となる。
(2)座を用途に合わせて前後にスライドさせて、座の奥行き幅を調節できるので、座の上で胡座をかいたり、横になったりするのに便利である。
(3)座の後部を収容する収容空間を背凭れの下部に設けたので、収容空間を設けてもソファーの奥行きが格別長くなることがない。
(4)座の後部を背凭れの下の収容空間内に収容できるので、座の奥行きを通常のソファーの座より長くしても、通常の使用時に座が背凭れの前方に格別長く突出することがなく、ソファーの体裁が悪くなることもない。
(5)座に座ったまま腰を前後に動かすだけで座を前後にスライドさせることができるので、スライド操作が容易である。
(6)本体フレームと座とにガイド機構が設けられているので、座のスライドが安定する。
(7)座の取り外しが可能となるため、カバーリングタイプにも対応でき、また、重量が軽減されるため、移動も容易に行うことができる。
【0026】
本発明のソファーは前記効果の他に次のような効果もある。即ち、ソファー本体に設けたガイドレールの上を、座の回転ローラーが回転自在であるため座が前後に移動しやすくなり、嵌合凹部17と回転ローラー16は嵌合凹部17に回転ローラー16が係止すると座8が停止し、その係止状態で座に座ったまま腰を使って座を前後動させると回転ローラー16が嵌合凹部17から外れて前方又は後方に移動可能としたので、座に座っている人がいちいち腰を上げなくとも、座に座ったままで座を前後にスライドさせることができる。
【0027】
本発明のソファーは前記効果の他に次のような効果もある。
(1)ガイドレールに嵌合凹部を間隔をおいて設けて、嵌合凹部に回転ローラーが係止可能としたため、座を嵌合凹部毎に停止させることが、座の引き出し長の調節が容易になる。
【0028】
本発明のソファーは前記効果の他に次のような効果もある。
(1)座8の底面19の前後方向中程に側面形状がほぼコ字状であるアーム状の脚13が、その先端が底面19の前面20より内側になるように取付けられ、その脚13の先端側に前後方向に回転自在なキャスター14が取り付けられているので、キャスターの前にそれを隠すための目隠板を取り付けなくとも、向かいに座っている人からキャスターが見えず、デザインがスッキリして体裁が良い。
【0029】
本発明のソファーは、前記効果の他に次のような効果もある。
(1)本体フレームと座とに、座の後部の浮き上りを防止する浮上防止機構を設けたので、座を引き出した状態で、座の前方部に座って下方向に力が掛かっても、座の後部が浮き上がることはなく安全である。
【0030】
本発明のソファーは、ガイドレールを本体フレームの前方へ向けて上り傾斜にし、その傾斜角度を、座を前方に引き出して回転ローラーがガイドレールの先端の嵌合凹部に嵌合したときに座が水平又はほぼ水平になる角度としたため、前記効果の他に次のような効果もある。
(1)座を後退させると座の後部が下り傾斜になるため、座った姿勢が楽になる。
(2)座の先端側は床面に接するキャスターの高さで一定であるが、座を前方に引出すほど座の後方がガイドレールの傾斜に沿って高くなるため、座全体は傾斜が緩くなり、回転ローラーがガイドレールの先端の嵌合凹部に嵌合したときに座が水平又はほぼ水平になるので、ソファーの上で足を伸ばしたり、横になったりし易い。
(3)座を引出す毎に座の後部の高さが上がるため、収容空間の開口部(背凭れと座の上面との間の隙間)が小さくなり、デザイン性が向上する(体裁が良い)。
【0031】
本発明のソファーは前記効果の他に次のような効果もある。
(1)ソファーが一人掛け用又は数人掛け用であり、数人掛け用の場合は複数の座を別々にスライド可能としたので、各人の好みに合わせて座の奥行きを変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のソファーの実施形態の一例を示す説明図。
【図2】図1に示すソファーの本体フレームを示す斜視図。
【図3】図1に示すソファーの本体フレームを示す断面図。
【図4】図1に示すソファーにおける袖と本体フレームの取付状態を示す斜視図。
【図5】図1に示すソファーの座を示す図であって、(a)は下方斜視図、(b)は断面図、(c)は正面図。
【図6】座フレームの一例を示す斜視図。
【図7】座の他例を示す側面図。
【図8】(a)はガイド機構を示す説明図、(b)は本体フレームへのローラー支持板の取付状態を示す説明図。
【図9】(a)〜(c)はガイドレールの異なる例を示す側面図。
【図10】浮上防止機構の作用を示す説明図。
【図11】本発明のソファーの実施形態の他例を示す斜視図。
【図12】図11に示すソファーにおけるソファー本体を示す断面図。
【図13】従来のソファーの一例を示す説明図。
【符号の説明】
5 本体フレーム
6 背凭れ
7 ソファー本体
8 座
9 座の後部
10 袖
11 収納空間
12 ガイド機構
13 脚
14 キャスター
15 ガイドレール
16 回転ローラー
17 嵌合凹部
18 停止機構
19 座の底面
20 座の底面先端
21 浮上防止機構
Claims (1)
- 次の1〜12の構成であることを特徴とするソファー。
1.本体フレーム(5)の背面上部に背凭れ(6)があり、本体フレーム(5)の幅方向両側に袖(10)があるソファー本体(7)と、それとは別体に形成された座(8)があり、
2.背凭れ(6)の下にソファー本体(7)の背面と袖(10)とに囲まれた収容空間(11)があり、
3.本体フレーム(5)と座(8)とに、座(8)を本体フレーム(5)の前後方向にスライド可能としたガイド機構(12)が設けられ、
4.座(8)の底面(19)の前後方向中程に脚(13)が、その先端が底面(19)の前面(20)より内側になるように、座(8)の底面より下方に突出して設けられ、
5.その脚(13)の先端側に回転自在なキャスター(14)が取り付けられ、
6.座(8)は本体フレーム(5)の前記ガイド機構(12)の上に設置されて、その後部が前記収容空間(11)内に差し込まれ、前方部が前記キャスター(14)により支持されて、座(8)が前記ガイド機構(12)によりガイドされてソファー本体(7)の前後方向にスライド可能であり、
7.座(8)を前方へスライドさせると座(8)の後部(9)が前記収容空間(11)から前方に引出され、後方へスライドさせると同後部(9)が前記収容空間(11)内に収容され、
8.前記ガイド機構(12)は本体フレーム(5)の左右両側の妻台輪(1)の夫々に本体フレーム(5)の前後方向に沿って設けられたガイドレール(15)と、座(8)の座フレーム(31)の幅方向両側の夫々に取付けられてガイドレール(15)の上を走行可能な回転ローラー(16)を備え、
9.ガイドレール(15)にはその前後方向に間隔をあけて、前記回転ローラー(16)が係止可能な嵌合凹部(17)が形成され、嵌合凹部(17)の傾斜と回転ローラー(16)の直径は嵌合凹部(17)に回転ローラー(16)が嵌合すると回転ローラー(16)が停止して座(8)も停止し、その停止状態で座に座ったまま腰を使って座を前後動させると回転ローラー(16)が嵌合凹部(17)から乗り上げて前方又は後方に移動可能となるようにし、
10.前記ガイドレール(15)は本体フレーム(5)の前方へ向けて上り傾斜であり、その傾斜角度が座(8)を前方に引き出して回転ローラー(16)がガイドレール(15)の先端の嵌合凹部(17)に嵌合したときに座(8)が水平又はほぼ水平になる角度であり、
11.本体フレーム(5)と座(8)とに、座(8)の後部(9)の浮き上りを防止する浮上防止機構(21)を設け、
12.前記1〜11の構成により、一人掛け用ソファーの場合はその座(8)が、数人掛け用ソファーの場合は個別に形成された個々の座(8)が別々にスライド可能である。
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