JP3633253B2 - Hollow rack shaft and manufacturing method thereof - Google Patents
Hollow rack shaft and manufacturing method thereof Download PDFInfo
- Publication number
- JP3633253B2 JP3633253B2 JP36431697A JP36431697A JP3633253B2 JP 3633253 B2 JP3633253 B2 JP 3633253B2 JP 36431697 A JP36431697 A JP 36431697A JP 36431697 A JP36431697 A JP 36431697A JP 3633253 B2 JP3633253 B2 JP 3633253B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rack
- teeth
- rack shaft
- shape
- mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21K—MAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
- B21K1/00—Making machine elements
- B21K1/76—Making machine elements elements not mentioned in one of the preceding groups
- B21K1/767—Toothed racks
- B21K1/768—Toothed racks hollow
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は中空ラック軸に関し、特に自動車に使用されるステアリング装置用中空ラック軸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、中空ラック軸のラック歯を形成するために塑性加工を用いた方法として特開平6−246379号公報等による方法が知られている。この方法は第一成形割り型にチューブ材を挿入し、プレス型により、一次成形を行い、次いで内面の一部にラック歯に対応する歯を有する第二次成形割り型に一次成形材を挿入し、一端から半円形のマンドレルを圧入し、ラック歯を成形するものが提案されている。
【0003】
また特公平4−28582号公報に見られるようにチューブ材を用いて、その内部に心金を挿入し、チューブ周りを固定金型で取り囲んだ状態で、ラック歯に対応する歯を有する金型をチューブ外形に押し込んでラック歯を成形するものも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平6−246379号公報においては、ラック歯に対応する金型にマンドレルの作用により材料を押し込んでゆく際、狭いチューブの内面に細いマンドレルを圧入するという方法になってしまう。このためマンドレルが強度的に弱くなるので成形荷重を小さくせざるをえなくなり、一回の押し込み量を大きく採ることが出来ず、複数回に分けて少しずつ成形する事になり、加工時間が長くなり、工程数が多くなるという欠点があった。
【0005】
また特公平4ー28582号公報に示されている方法では、ラック歯に対応する歯を持った金型をチューブ外形に押し込んで鍛造する際に、ワークが成形時の肉の流れによって軸方向に伸びる力が働くため、その力がラック歯に対応する金型に引張り力として作用し、金型が破損し易いという欠点があった。またこれを避けるため、ワークを加熱して成形荷重を減らす方法を取っても、今度は熱による影響で成形精度が悪くなるという欠点があった。
【0006】
そして、これら二つの方法においては、歯底部の肉厚が薄くなるため、この部分が弱くなるという欠点がある。歯底の肉厚を確保しようとするとそのほかの部分に駄肉を付けることになり、十分な軽量効果が得られないという欠点を生じる。
【0007】
また、従来の技術では、チューブ材を使用しており、材料費が嵩むという欠点もある。
【0008】
本発明は従来技術における上述のような欠点を解決し、歯を短時間で無理なく、精度良く成形加工出来、そして駄肉を伴わずに歯底の厚みを確保出来、しかも材料費を安く出来るラック軸およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、略短冊状の板材の短手方向略中央平坦部分に、ラック歯を長手方向に歯が並ぶように塑性加工にて成形し、その後短手方向残部の板部を曲げてチューブ状に形成することを特徴とする中空ラック軸の製造方法を提供する。
また、請求項2の発明は、略短冊状の板材の長手中心に沿って半円断面を有するU字状に曲げたあと、半円形状断面部分の中央頂部近辺に塑性加工によりラック歯を長手方向に歯が並ぶように成形し、その後短手方向残部の板部を曲げてチューブ状に形成することを特徴とする中空ラック軸の製造方法を提供する。
請求項1または2に記載の中空ラック製造方法においては、上下金型により挟み込んで前記ラック歯を成形することが好ましい。
【0010】
さらに、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか一項の方法により製造された平坦部分を有するチューブ状中空ラック軸であって、ラック歯部分は該平坦部分外内面にわたり長手方向に並んで凹凸が形成されていることを特徴とする中空ラック軸を提供する。
【0011】
本発明によれば
▲1▼高価なチューブ材を使用する必要が無く、
▲2▼ラック歯底が簿くならず理想的な肉厚バランスを確保出来、
▲3▼駄肉の無い軽量な製品を作ることが出来、
▲4▼短時間で成形可能であり、
▲5▼金型が破損しないような無理の無い成形が可能になる、等の利点がある。
【0012】
また、本発明においては、上下金型ともにラック歯に対応する歯を有する構成とすることが好ましい、
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図1〜図6を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
【0014】
図1は本発明の一実施の形態に使用される素材を示し、(a)は素材の正面図、(b)は(a)のIーI断面図を示す。
【0015】
図1(a)に示すように、略短冊状の板状素材1を用いて中空ラック軸を製造する。この略短冊状の板材はコイル状素材などからプレス打ち抜きやレーザーカット等により切り出される。材質は浸炭焼入れ可能なSCr、SCMなどが良く、または高周波焼入れに適した炭素鋼等を使用しても良い。この板材1は図1(a)の矢印部X,Xにおいて板幅が狭くなっている。この板幅の狭い部分1aはラック歯を形成する範囲であり、完成後のボリュームを考慮してバランスを保つために板幅を狭くしている。
【0016】
図2は上記素材が第1工程で成形された状態を示しており、(a)は正面断面図、(b)は(a)のIIーII断面図、(c)は(a)のIIIーIII断面図を表す。第2工程の成形は図1に示す板材1をプレスなどにより曲げ加工することにより行われる。図2から分かるように、後にラック歯を形成しない部分1bは(c)のようにU字型断面になっており、上半分が半円形に成形されているのに対し、ラック歯に対応する部分1cは(b)に示すようにコの字状の形状になっており、上面に平坦部を有する形状になっている。図2の成形は通常のプレス曲げ成形で一遍に行うことも可能であるし、設備の都合により分割して行っても良い。曲げ加工としてはごく普通の加工技術で対応可能である。
【0017】
図3は第2工程のラック成形工程を示しており、(a)はラック成形後の正面断面図、(b)は(a)のIVーIV断面図を示す。なお図5にラック部、図6に図3(b)の拡大図を示す。
【0018】
本実施の形態の場合、この第2工程において、ラック歯1dの成形は、ラック歯に相当する歯を持つ上型と、上型の凹凸に対応する凹凸を持つ下型を用いて、第一工程で加工されたワークを上下型の間に挟み込んで上下型を接近させ押し込み成形を行い、金型の凹凸をワークに転写することにより行われる。
【0019】
したがって、本実施の形態のラック形状は、図5に示すように歯形状に沿ってチューブ内面側となる裏面まで凹凸に成形してある。
【0020】
これはワーク形状がコの字状となっており図3の下方が開口しているため、ラックの裏側成形型をワークの歯面に対し垂直に押し込むことが出来るためこのような成形が可能となるのである。
【0021】
さらに表裏成形用金型に対しては、上下方向でのスペースの制限が無いため、十分な強度を与えることが出来る。また、歯成形部以外は、拘束度合いを軽く出来、形状が単純であるため、金型構造を単純に出来、ワークの保持精度を良好に保つことが出来る。
【0022】
ラック成形においては、金型自体にラック歯に対応する形状を彫り込む必要があるが、本実施の形態ではワークの下方が開口している形状であるため十分なスペースをとることができ、金型構造を自由に細工出来金型寿命を延長出来る。例えばラック歯に対応する歯については割れを防止するために、分割した金型にすることも可能である。裏面の金型については、製品のラック形状が出易いように凹凸を任意に設定することも出来る。
【0023】
さらにラック成形は総型により全歯同時成形で加工することが可能である。他の方法として、部分的に順次ラック歯を成形することも可能である。例えば上下にラック歯に対応する凹凸を持ったロールを配置し転がしながら成形する方法(転造成形)も可能であるし、上下の型を揺動させながら成形する方法(揺動鍛造)でも可能である。このように、第2工程におけるラック歯の成形はいろいろな方法が採用可能であり特定の方法に限定されるものではない。
【0024】
またこの方法では、VGR(可変変速比)のラック軸についても適用可能である。VGRの場合、ラック歯の形状が軸心方向に変化しており、歯部の体積も軸心方向に変化している。従って従来の方法では、歯部の体積の異なるものを成形すると、体積の小さい部分では余分な肉がバリとなって発生し、体積の大きい部分では欠肉が生じるという現象が起こり、成形困難であったが、本発明によると、裏面の金型で体積の調整が出来るため、VGR歯形でも何ら差し支えなく成形出来る。
【0025】
図4は第3工程を示す図で、(a)は正面断面図、(b)は(a)のVーV断面図、(c)は(a)のVIーVI断面図を表す。
【0026】
第3工程ではU字型およびコの字型の断面の開口部を曲げて、チューブ状に成形する。チューブ状に曲げられた突き合わせ部A、B部はぴったりくっつくようにあらかじめ素材の板幅を調整しておく方が望ましい。
【0027】
開口部を曲げてチューブを作る方法は従来のプレス曲げ加工方法により、全域を一遍に曲げて作る方法を使用しても良いし、また少しずつ曲げてチューブを作る方法でも良い。このチューブ状に曲げる加工方法については、特別に高度な技術を必要としない。
【0028】
本実施の形態では、第1工程で、U字状及びコの字状の曲げ加工をした後、第2工程でラック歯の成形を行うという方法について説明したが、第一工程で、平板の状態からいきなりラック歯を成形し、その後U字状及びコの字状に曲げる方法でも良く、工程の組み替えは任意に選択可能である。
【0029】
チューブの突き合わせ部A,Bは必要に応じ溶接などによりして結合しても良い。
【0030】
なお本実施の形態の変形として、第2工程のラック歯成形において、裏面の型形状が平坦な型を使用しても良く、この場合得られるラック軸形状は従来の方法で得られた形状と同じになる。その場合にも板材から中空ラック軸を作るという本発明の有効性を否定するものではない。
【0031】
このようにして得られた中空ラック軸10は、必要に応じて突き合わせ部A、Bを溶接などにより接合した後、ラック部以外の切削加工を行い、後工程において、ラック部およびその他の部分の浸炭焼入れまたは高周波焼入れにより必要な強度を付与した後、軸部を研削にて仕上げて製品になる。なお途中工程で必要に応じ軸の曲り直し矯正を行っても良い。
【0032】
【発明の効果】
本発明は,以上に述べた通り製造されるため,以下に示すような効果があり、安価で且つ性能の良い中空ラック軸、特にステアリング装置用中空ラック軸を容易に製造することができる。
【0033】
▲1▼板材を使用するため製造コストを低減出来る。
【0034】
▲2▼歯形を表裏とも凹凸に成形可能であり、歯底部が薄くならないし、歯部の板厚が自由に設定出来る。
【0035】
▲3▼金型は表裏とも十分な強度を付与出来る。
【0036】
▲4▼歯部は全面同時成形のほか、転造や揺動鍛造などの各種成形方法を選択出来る。
【0037】
▲5▼チューブ状にした後、軸の曲がり矯正を施して真直度を出すことが可能である。
【0038】
▲6▼チューブの突き合わせ部は溶接が任意に設定出来、必要な部分のみ溶接を行うことが出来る。
【0039】
▲7▼表裏金型を使用するためラック歯の形状の選択が自由にでき、所望の歯形状に見合った金型形状を自由に選択出来るので、VGRのような歯形にも対応出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における素材を表す図で、(a)は正面図、(b)は(a)のIーI断面図を示す。
【図2】本発明の上記実施の形態における第1工程で上記素材が成形された状態を示す図であり、(a)は正面断面図、(b)は(a)のIIーII断面図、(c)は(a)のIIIーIII断面図を示す。
【図3】本発明の上記実施の形態における第2工程でラック歯が成形された状態を示す図であり、(a)は正面断面図、(b)は(a)のIVーIV断面図を示す。
【図4】本発明の上記実施の形態における第3工程で素材がチューブ状に成形された状態を示す図であり、(a)は正面断面図、(b)は(a)のVーV断面図、(c)は(a)のVIーVI断面図を示す。
【図5】図3(a)の歯部の拡大図を示す。
【図6】図3(b)の拡大図を示す。
【符号の説明】
1 板材
1a 幅の狭い部分
1b ラック歯を形成しない部分
1c ラック歯に対応する部分
1d ラック歯
10 ラック軸[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hollow rack shaft, and more particularly to a hollow rack shaft for a steering device used in an automobile.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a method according to Japanese Patent Laid-Open No. 6-246379 is known as a method using plastic working to form rack teeth of a hollow rack shaft. In this method, a tube material is inserted into the first molding part mold, primary molding is performed by a press mold, and then the primary molding material is inserted into a secondary molding part mold having teeth corresponding to rack teeth on a part of the inner surface. However, it has been proposed to mold a rack tooth by press-fitting a semicircular mandrel from one end.
[0003]
Further, as shown in Japanese Patent Publication No. 4-28582, a mold having a tooth corresponding to a rack tooth in a state in which a mandrel is inserted inside the tube material and the periphery of the tube is surrounded by a fixed mold as seen in Japanese Patent Publication No. 4-28582 There has also been proposed a method in which a rack tooth is formed by pushing the tube into the outer shape of the tube.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in JP-A-6-246379, when a material is pushed into a mold corresponding to a rack tooth by the action of a mandrel, a thin mandrel is press-fitted into the inner surface of a narrow tube. For this reason, since the mandrel becomes weak in strength, it is unavoidable to reduce the molding load, so it is not possible to increase the amount of pressing once, and molding is performed little by little in several times, and the processing time is long. Therefore, there is a disadvantage that the number of steps is increased.
[0005]
In the method disclosed in Japanese Patent Publication No. 4-28582, when a die having teeth corresponding to rack teeth is pushed into the outer shape of the tube and forged, the workpiece is moved in the axial direction by the flow of meat during molding. Since the extending force works, the force acts as a tensile force on the mold corresponding to the rack teeth, and there is a drawback that the mold is easily damaged. Further, in order to avoid this, even if a method of reducing the molding load by heating the workpiece, there is a disadvantage that the molding accuracy deteriorates due to the influence of heat.
[0006]
And in these two methods, since the thickness of a tooth bottom part becomes thin, there exists a fault that this part becomes weak. If it is going to secure the thickness of a tooth base, it will add a thin part to the other part, and the fault that sufficient light weight effect cannot be acquired arises.
[0007]
In addition, the conventional technology uses a tube material, and there is a disadvantage that the material cost increases.
[0008]
The present invention solves the above-mentioned drawbacks in the prior art, allows teeth to be molded accurately in a short time without difficulty, and can secure the thickness of the root without any meat, and can reduce the material cost. An object of the present invention is to provide a rack shaft and a manufacturing method thereof.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, the rack teeth are formed by plastic working so that the teeth are aligned in the longitudinal direction on the substantially central flat portion in the short direction of the substantially strip-shaped plate material, and then the remaining plate portion in the short direction is bent. A method for manufacturing a hollow rack shaft is provided.
In the invention of claim 2, after bending the U-shape having a semicircular cross section along the longitudinal center of the substantially strip-shaped plate material, the rack teeth are elongated by plastic working near the central top of the semicircular cross section. Provided is a method for manufacturing a hollow rack shaft, which is formed so that teeth are aligned in the direction, and then the remaining plate portion in the short direction is bent to form a tube shape.
In the hollow rack manufacturing method of Claim 1 or 2, it is preferable to shape | mold the said rack tooth by pinching with an up-and-down metal mold | die.
[0010]
The invention according to claim 4 is a tubular hollow rack shaft having a flat portion manufactured by the method according to any one of claims 1 to 3, wherein the rack tooth portion extends over the inner surface of the flat portion. Provided is a hollow rack shaft in which irregularities are formed side by side in the longitudinal direction.
[0011]
According to the present invention, (1) there is no need to use an expensive tube material,
(2) The rack tooth bottom does not become a book and an ideal thickness balance can be secured.
▲ 3 ▼ We can make a lightweight product without waste,
(4) It can be molded in a short time,
(5) There is an advantage that it is possible to form without difficulty so that the mold is not damaged.
[0012]
In the present invention, it is preferable that the upper and lower molds have teeth corresponding to the rack teeth.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A preferred embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS.
[0014]
1A and 1B show a material used in an embodiment of the present invention, where FIG. 1A is a front view of the material, and FIG.
[0015]
As shown in FIG. 1A, a hollow rack shaft is manufactured using a substantially strip-shaped plate-like material 1. The substantially strip-shaped plate material is cut out from a coil-shaped material or the like by press punching or laser cutting. The material may be carburized and hardened SCr, SCM, etc., or carbon steel suitable for induction hardening may be used. The plate material 1 has a narrow plate width at the arrow portions X and X in FIG. The
[0016]
FIG. 2 shows a state in which the material is molded in the first step, (a) is a front sectional view, (b) is a sectional view taken along II-II in (a), and (c) is a sectional view taken along III in (a). -III represents a cross-sectional view. The molding in the second step is performed by bending the plate 1 shown in FIG. 1 with a press or the like. As can be seen from FIG. 2, the
[0017]
FIG. 3 shows the rack forming step of the second step, where (a) is a front sectional view after rack forming, and (b) is a IV-IV sectional view of (a). 5 shows a rack portion, and FIG. 6 shows an enlarged view of FIG.
[0018]
In the case of the present embodiment, in this second step, the
[0019]
Therefore, as shown in FIG. 5, the rack shape according to the present embodiment is formed in a concavo-convex shape along the tooth shape up to the back surface on the tube inner surface side.
[0020]
This is because the work shape is U-shaped and the lower part of FIG. 3 is open, so the back mold of the rack can be pushed perpendicularly to the tooth surface of the work, so that such molding is possible. It becomes.
[0021]
Furthermore, the front and back molding dies can be given sufficient strength because there is no space restriction in the vertical direction. Further, since the degree of restraint can be reduced and the shape is simple except for the tooth forming portion, the mold structure can be simplified and the holding accuracy of the workpiece can be kept good.
[0022]
In rack molding, it is necessary to engrave the shape corresponding to the rack teeth in the mold itself. However, in this embodiment, since the lower part of the work is open, a sufficient space can be taken. The mold structure can be freely crafted to extend the mold life. For example, the teeth corresponding to the rack teeth can be divided into molds in order to prevent cracking. Concerning the back mold, irregularities can be arbitrarily set so that the rack shape of the product can be easily obtained.
[0023]
Furthermore, rack molding can be performed by simultaneous molding of all teeth by a total mold. As another method, it is also possible to partially form rack teeth sequentially. For example, it is possible to form by rolling rolls with unevenness corresponding to rack teeth on the top and bottom (rolling molding), or by molding while swinging the top and bottom dies (oscillating forging). It is. As described above, various methods can be adopted for forming the rack teeth in the second step, and the method is not limited to a specific method.
[0024]
This method is also applicable to a VGR (variable gear ratio) rack shaft. In the case of VGR, the shape of the rack teeth changes in the axial direction, and the volume of the tooth portion also changes in the axial direction. Therefore, in the conventional method, when molding with a different tooth volume, excess meat is generated as burrs in the small volume part, and thinning occurs in the large volume part. However, according to the present invention, since the volume can be adjusted with the mold on the back surface, even the VGR tooth profile can be formed without any problem.
[0025]
4A and 4B are views showing the third step, where FIG. 4A is a front sectional view, FIG. 4B is a sectional view taken along line V-V in FIG. 4A, and FIG. 4C is a sectional view taken along line VI-VI in FIG.
[0026]
In the third step, the U-shaped and U-shaped cross-sectional openings are bent to form a tube. It is desirable to adjust the width of the material in advance so that the butted portions A and B bent into a tube shape are closely attached.
[0027]
As a method of making a tube by bending an opening, a method of bending a whole region uniformly by a conventional press bending method may be used, or a method of making a tube by bending little by little. The processing method for bending into a tube shape does not require any special advanced technology.
[0028]
In the present embodiment, the method of forming rack teeth in the second step after bending the U-shape and the U-shape in the first step has been described. A method of forming the rack teeth suddenly from the state and then bending them into a U shape and a U shape may be employed, and the rearrangement of the steps can be arbitrarily selected.
[0029]
The butted portions A and B of the tubes may be joined by welding or the like as necessary.
[0030]
As a modification of the present embodiment, a mold having a flat back surface shape may be used in the rack tooth forming in the second step, and the rack shaft shape obtained in this case is the shape obtained by the conventional method. Be the same. Even in that case, the effectiveness of the present invention of making a hollow rack shaft from a plate material is not denied.
[0031]
The
[0032]
【The invention's effect】
Since the present invention is manufactured as described above, it has the following effects and can easily manufacture an inexpensive and high-performance hollow rack shaft, particularly a steering device hollow rack shaft.
[0033]
(1) Since the plate material is used, the manufacturing cost can be reduced.
[0034]
{Circle around (2)} The tooth profile can be formed to be uneven on both the front and back sides, the tooth bottom is not thinned, and the plate thickness of the tooth can be set freely.
[0035]
(3) The mold can provide sufficient strength on both sides.
[0036]
(4) In addition to simultaneous molding of the entire teeth, various molding methods such as rolling and swing forging can be selected.
[0037]
(5) After making into a tube shape, it is possible to straighten the shaft by correcting the bending of the shaft.
[0038]
(6) Welding can be arbitrarily set at the butting portion of the tube, and only necessary portions can be welded.
[0039]
(7) Since the front and back molds are used, the rack tooth shape can be freely selected, and the mold shape corresponding to the desired tooth shape can be freely selected, so that it is possible to cope with a tooth shape such as VGR.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B are diagrams illustrating a material according to an embodiment of the present invention, in which FIG. 1A is a front view and FIG. 1B is a cross-sectional view taken along line II of FIG.
FIGS. 2A and 2B are diagrams showing a state in which the material is molded in the first step in the embodiment of the invention, wherein FIG. 2A is a front sectional view, and FIG. 2B is a sectional view taken along II-II in FIG. (C) shows the III-III cross section of (a).
FIGS. 3A and 3B are diagrams showing a state in which rack teeth are formed in the second step in the embodiment of the present invention, where FIG. 3A is a front sectional view and FIG. 3B is a sectional view taken along line IV-IV in FIG. Indicates.
FIGS. 4A and 4B are views showing a state in which the material is formed into a tube shape in the third step in the embodiment of the present invention, where FIG. 4A is a front cross-sectional view, and FIG. 4B is a VV of FIG. Sectional drawing, (c) shows a VI-VI sectional view of (a).
FIG. 5 shows an enlarged view of the tooth portion of FIG.
6 shows an enlarged view of FIG. 3 (b).
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Board |
Claims (4)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36431697A JP3633253B2 (en) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | Hollow rack shaft and manufacturing method thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36431697A JP3633253B2 (en) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | Hollow rack shaft and manufacturing method thereof |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11180318A JPH11180318A (en) | 1999-07-06 |
JP3633253B2 true JP3633253B2 (en) | 2005-03-30 |
Family
ID=18481522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36431697A Expired - Lifetime JP3633253B2 (en) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | Hollow rack shaft and manufacturing method thereof |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3633253B2 (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8176763B2 (en) | 2006-12-22 | 2012-05-15 | Thyssenkrupp Presta Aktiengesellschaft | Steering rack |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001114114A (en) * | 1999-10-14 | 2001-04-24 | Toyota Motor Corp | Rack bar |
US6442992B2 (en) | 2000-02-10 | 2002-09-03 | Nsk Ltd. | Hollow rack shaft and method of manufacturing the same |
EP1132277B1 (en) * | 2000-03-09 | 2009-07-29 | NSK Ltd., | Method for manufacturing a hollow rack shaft |
US6588293B2 (en) | 2000-04-14 | 2003-07-08 | Nsk Ltd. | Hollow rack shaft |
US20020020237A1 (en) | 2000-08-04 | 2002-02-21 | Akira Tsubouchi | Hollow rack shaft |
JP4168590B2 (en) | 2000-12-18 | 2008-10-22 | 日本精工株式会社 | Hollow rack shaft manufacturing method |
DE102006062242B4 (en) * | 2006-12-22 | 2008-10-16 | Thyssenkrupp Presta Ag | molding |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP36431697A patent/JP3633253B2/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8176763B2 (en) | 2006-12-22 | 2012-05-15 | Thyssenkrupp Presta Aktiengesellschaft | Steering rack |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11180318A (en) | 1999-07-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7748743B2 (en) | Structural or chassis component for a motor vehicle, and method of making such a structural or chassis component | |
JP3832927B2 (en) | Axle case manufacturing method | |
JP3633253B2 (en) | Hollow rack shaft and manufacturing method thereof | |
JP2004530564A (en) | Method and apparatus for manufacturing automotive beams | |
KR102497745B1 (en) | Method for the production of a closed hollow profile for a vehicle axle | |
EP1145934B1 (en) | Hollow rack shaft | |
US6519852B1 (en) | Method of manufacturing an aluminum alloy wheel rim | |
EP1177966B1 (en) | Hollow rack shaft | |
JP4077236B2 (en) | Method for manufacturing hollow rack member | |
WO1998057071A1 (en) | Torque transmitting member in automotive transmission, method for forming spline teeth, and apparatus for forming the same | |
JP2004025240A (en) | Rocker arm and its production method | |
JPH08192238A (en) | Frame forming method | |
US5672216A (en) | Distortion free heat treated metal stampings | |
JP3685710B2 (en) | Rack bar and its manufacturing method | |
JP3455892B2 (en) | Method of manufacturing stepped rotating body | |
JP3829565B2 (en) | Manufacturing method of hollow rack shaft | |
JPH11278287A (en) | Steering rack shaft and manufacture thereof | |
JPH06182472A (en) | Production method of rack bar | |
JP3724317B2 (en) | Method for forming hollow rack shaft and core bar therefor | |
JPS6188938A (en) | Manufacture of hollow rack shaft | |
JP2001300676A (en) | Hollow rack shaft | |
JPH06254636A (en) | Manufacture of drive plate | |
JPS636301B2 (en) | ||
JP3982147B2 (en) | Method for forming hollow rack shaft | |
JP2002079332A (en) | Hollow pack shaft and its manufacturing method |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20031224 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040907 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041108 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041207 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041220 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080107 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090107 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100107 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100107 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110107 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120107 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130107 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130107 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107 Year of fee payment: 9 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |