JP3632534B2 - Chip joining method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チップに形成されたバンプを介してチップを基板に接合するチップの接合装置及び接合方法と、その接合状態を検査する接合検査装置及び接合検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の民生用電子機器の小型化、薄型化の要求に対応するため、IC(Integrated Circuit)チップ(以下、単にチップという)と、回路パターンが形成されたガラスエポキシ基板、セラミック基板やパッケージのベース等(以下、単に基板という)との電気的な接続(接合)は、金線等を介したワイヤーボンディングからバンプを介したフェースダウンボンディングに移行してきている。
【0003】
このチップと基板の接合の信頼性は、ワイヤーボンディングの場合は金線等が例えばチップの上部から基板に向けて延びているので、金線等の外観を検査することで、ある程度確認することができる。ところが、フェースダウンボンディングの場合はバンプがチップの陰に隠れてしまうので、バンプの外観を検査することができない。このため、チップと基板の接合の信頼性を向上させた接合装置及び接合方法や、チップと基板の接合の状態を検査する接合検査装置及び接合検査方法が、種々提案されている。
【0004】
接合装置や接合方法としては、例えば、特開平4−352439号公報には、ボンディングツールでチップを基板に押圧し、この状態でチップと基板との隙間に硬化収縮性樹脂を浸透・硬化させ、この硬化による収縮を利用してチップと基板の接合の信頼性を向上させた接合方法が提案されている。
【0005】
さらに、特開平6−209028号公報には、チップに形成された複数のバンプの高さを均一化させるためのレベリング工程を行った後、チップと基板を接合し、その信頼性を向上させた接合方法及び接合装置が提案されている。
【0006】
さらに、特開平6−310566号公報には、基板におけるチップの実装部の中心に、バンプを一定量だけ潰した状態と同じ高さに突出した半抜き状態の突出部を設けておく。そして、チップを基板側へ押し下げてバンプを潰しながら突出部に当接させたときに、チップの傾斜を突出部により水平に矯正し、チップと基板の接合の信頼性を向上させた接合方法が提案されている。
【0007】
また、接合検査装置や接合検査方法としては、例えば、母集団となる複数のチップが接合された基板(以下、単にチップ接合基板という)の中から所定数量をサンプリングし、それらを超音波検査や破壊検査して母集団の接合状態を推定する装置や方法、あるいは複数のチップ接合基板を熱衝撃試験してスクリーニングにより検査する装置や方法、あるいは複数のチップ接合基板をX線により検査する装置や方法が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のチップと基板の接合の信頼性を向上させた接合装置及び接合方法では、以下の問題がある。
【0009】
特開平4−352439号公報記載の接合方法では、硬化収縮性樹脂の一定の硬化が進むまでは、ボンディングツールでチップを基板に押圧し続ける必要があるため、チップと基板の接合サイクルタイムが長くなり、生産性が劣るという問題がある。
【0010】
特開平6−209028号公報記載の接合方法及び接合装置では、チップと基板を接合する前にバンプをレベリングする必要があるため、余分な工程が増えることになり、生産性が劣るという問題がある。
【0011】
特開平6−310566号公報記載の接合方法では、チップと基板を接合する前に基板に突出部を設ける必要があるため、余分な工程が増えることになり、生産性が劣るという問題がある。
【0012】
また、上述した従来のチップと基板の接合の状態を検査する接合検査装置及び接合検査方法では、以下の問題がある。
【0013】
超音波検査を用いた接合検査装置及び接合検査方法では、検査精度が低いため、より小型のチップに対応できないという問題がある。さらに、超音波検査や破壊検査を用いた接合検査装置及び接合検査方法では、サンプリングしたチップ接合基板を液体中に浸漬したり切断する必要があるため、サンプリング数量分のチップ接合基板が無駄になるという問題がある。
【0014】
熱衝撃試験を用いた接合検査装置及び接合検査方法では、熱衝撃の程度によってはチップ接合基板が不良になるおそれがあるという問題がある。
【0015】
X線を用いた接合検査装置及び接合検査方法では、バンプの変形状態を見て接合状態を判断する必要があるため、接合不良を見落としてしまうおそれがあるという問題がある。そして、使用環境温度やチップの発熱によりチップと基板との間で熱膨張差が発生し、接合部に機械的応力が掛かると、上記接合不良の接合部が剥離したり変形して導通不良となり、チップ接合基板の信頼性が低下するという問題がある。
【0016】
本発明の目的は、上記課題を解消して、チップを基板に接合する際の生産性を高めることができるチップの接合装置及び接合方法と、チップ接合基板の歩留まりを高めることができると共に、品質及び信頼性を高めることができるチップの接合検査装置及び接合検査方法を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、チップに形成された複数のバンプを介して前記チップを基板に接合するチップの接合方法において、チップ側と基板側との間に温度差を予め設ける工程と、
前記複数のバンプを前記基板に接触させる第1の工程と、前記基板の表面における前記バンプ周辺の温度変化を認識する第2の工程と、前記チップと前記基板との接触状態を判断する第3の工程と、前記接触状態の判断結果に基づいて、前記チップの接触状態を修正しながら前記チップを前記基板に接合する第4の工程とを有し、前記第1〜4の工程を順に行うことを特徴とするチップの接合方法である。
【0018】
この請求項1の発明では、チップと基板との間で温度差を生じさせている。このため、温度差が生じた状態のチップと基板を接触させると、バンプを介して熱が伝導し、基板の表面におけるバンプ周辺の温度が変化することになる。そして、この温度変化は、バンプと基板との接触度合いによって大きく変化することになる。よって、基板の表面における全バンプ周辺の温度変化を画像認識することにより、全バンプと基板との接触状態を判断することができる。そして、この判断結果に基づいて、一部のバンプと基板との間に接触不良があっても、上記バンプと基板との接触状態を改善するようにしているので、全バンプを基板に均一に接触させることができ、チップを基板に迅速かつ確実に接合することができる。
【0019】
請求項2の発明は、チップに形成された複数のバンプを介して前記チップを基板に接合するチップの接合方法において、チップ側と基板側との間に温度差を予め設ける工程と、前記複数のバンプそれぞれについて、前記チップを前記基板に高精度に接触させたときの前記バンプ周辺の基準熱画像パターンBoを、前記温度認識手段により予め認識する工程と、前記複数のバンプを前記基板に接触させる第1の工程と、前記複数のバンプそれぞれについて、前記バンプ周辺の熱画像パターンBmaxを、前記温度認識手段により認識する第2の工程と、前記複数のバンプそれぞれについて、前記基準熱画像パターンBoと前記熱画像パターンBmaxとを比較することにより、前記チップと前記基板との接触状態を判断する第3の工程と、前記接触状態の判断結果に基づいて、前記チップの接触状態を修正しながら前記チップを前記基板に接合する第4の工程とを有し、前記第1〜4の工程を順に行うことを特徴とするチップの接合方法である。
【0020】
この請求項2の発明では、バンプと基板との接触度合いが最良のときに、バンプを介して伝導する熱により形成されるバンプを中心とした円形状の基準となる熱画像パターンの大きさを、予め認識して記憶している。このため、接合対象のチップの全バンプを基板に接触させたときの熱画像パターンの大きさを認識し、基準熱画像パターンと比較することにより、全バンプと基板との接触状態を容易かつ確実に判断することができる。
【0021】
請求項3の発明は、チップに形成された複数のバンプを介して前記チップを基板に接合するチップの接合方法において、チップ側と基板側との間に温度差を予め設ける工程と、
前記チップを前記基板に高精度に接触させ、前記基板の表面における前記バンプ周辺の平均温度が所定温度以上変化した領域が最大になったときの基準熱画像パターンBoを、前記複数のバンプそれぞれについて予め記憶する工程と、前記複数のバンプを前記基板に接触させる第1の工程と、前記温度認識手段により前記基板の表面における前記バンプ周辺の平均温度が前記所定温度以上変化した領域が最大になったときの熱画像パターンBmaxを、前記複数のバンプそれぞれについて認識する第2の工程と、前記複数のバンプそれぞれについて、前記熱画像パターンBmaxの大きさが前記基準熱画像パターンBoの大きさ以上に大きいときは、前記バンプと前記基板との接触状態は「良」であると判断し、前記熱画像パターンBmaxの大きさが前記基準熱画像パターンBoの大きさより小さいときは、前記バンプと前記基板との接触状態は「不良」であると判断する第3の工程と、
前記第3の工程で全ての前記複数のバンプの接触状態を「良」と判断したときは前記チップを前記基板に接合し、前記第3の工程で一部または全ての前記複数のバンプの接触状態を「不良」と判断したときは前記チップの接触状態を修正しながら前記チップを前記基板に接合する第4の工程とを有し、前記第1〜4の工程を順に行うことを特徴とするチップの接合方法である。
【0022】
この請求項3の発明では、バンプと基板との接触度合いが最良のときに、バンプを介して伝導する熱により形成されるバンプを中心とした円形状の基準となる熱画像パターンの大きさを、予め認識して記憶している。このため、接合対象のチップの全バンプを基板に接触させたときの熱画像パターンの大きさを認識し、基準熱画像パターンと比較することにより、全バンプと基板との接触状態を容易かつ確実に判断することができる。
【0023】
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の構成において、前記第4の工程において、前記第3の工程で一部または全ての前記複数のバンプの接触状態を「不良」と判断したときは前記チップを傾斜させ前記チップと前記基板とを再接触させ接合するチップの接合方法である。
【0024】
この請求項4の発明では、バンプと基板との接触状態を改善するようにしているので、全バンプを基板に均一に接触させることができ、チップを基板に迅速かつ確実に接合することができる。
【0025】
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の構成において、前記チップを超音波振動させて前記チップと前記基板とを接合するチップの接合方法である。
【0026】
この請求項5の発明では、チップと基板との接合に超音波を併用しているので、チップと基板との接合状態を更に確実なものとすることができる。
【0027】
請求項6の発明は、請求項5に記載の構成において、前記第4の工程は、前記チップを傾斜させるとともに、前記接触状態に応じて加圧力、加圧時間、超音波出力のうち少なくとも1つの接合条件を調整し接合するチップの接合方法である。
【0028】
この請求項6の発明では、バンプと基板との接触状態を改善するようにしているので、全バンプを基板に均一に接触させることができ、チップを基板に迅速かつ確実に接合することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0036】
図1は、本発明のチップの接合装置の実施形態を示す概略構成図である。
【0037】
この接合装置100は、装置本体110に配設されたチップ処理部120及び基板処理部140と、基板2の表面の温度変化を画像認識する赤外線カメラ(温度認識手段)160と、各部を制御するコンピュータ(制御手段)180等で大略構成されている。
【0038】
チップ処理部120は、チップ1を保持するボンディングツール(チップ保持手段)121と、チップ1を超音波振動させる超音波発振器(超音波発生手段)122と、チップ1を傾斜させるボンディングツールV軸制御機構(チップ接合修正手段)123と、チップ1を昇降させるボンディングツール昇降機構124を備えている。
【0039】
ボンディングツール121は、略円錐状に形成され、軸(V軸)が垂直を向くように配置されており、貫通孔121aに接続されている図示しない真空ポンプの作用により下端にチップ1を真空吸着して保持するようになっている。
【0040】
超音波発振器122は、略円錐台状に形成され、先端にボンディングツール121が連結された超音波ホーン122aと、この超音波ホーン122aの後端に連結された振動子122bを有しており、振動子122bで発生した超音波を超音波ホーン122aで増幅・伝達し、ボンディングツール121に保持されたチップ1を超音波振動させてチップ1と基板2とを接合するようになっている。
【0041】
ボンディングツールV軸制御機構123は、超音波発振器122に連結されており、ボンディングツール121と共にチップ1をV軸周りで傾斜させてチップ1と基板2との接触状態を修正するようになっている。
【0042】
ボンディングツール昇降機構124は、装置本体110の上面に立設されたガイドバー124aと、ボンディングツールV軸制御機構123に連結され、ガイドバー124aに沿って移動可能なスライダー124bを有しており、ボンディングツール121と共にチップ1を降下させて基板2に押し付け、チップ1と基板2とを接合するようになっている。
【0043】
基板処理部140は、基板2を保持する加工テーブル(基板保持手段)141と、基板2を加熱するヒータ(温調手段)142を備えている。
【0044】
加工テーブル141は、略平板状に形成され、装置本体110の上面に水平に配設されており、基板2を載置して図示しないクランプ等により固定し保持するようになっている。
【0045】
ヒータ142は、加工テーブル141下方の装置本体110内に配設されており、加工テーブル141に保持された基板2を加熱し、チップ1と基板2とを接合するようになっている。
【0046】
赤外線カメラ160は、例えば赤外線熱画像計測装置(商品名:LAIRD 3A シリーズ、メーカー名:ニコン(株))が使用され、基板2が放射する赤外線の量的変化を撮影して基板2の表面の温度変化を画像認識するようになっている。
【0047】
コンピュータ180は、例えばデスクトップ型のパーソナルコンピュータが使用され、ボンディングツール121に配設された図示しない真空ポンプ、超音波発振器122、ボンディングツールV軸制御機構123、ボンディングツール昇降機構124、加工テーブル141に配設された図示しないクランプ、ヒータ142、赤外線カメラ160等を制御するようになっている。
【0048】
以上のような構成の接合装置100によれば、ヒータ142により加工テーブル141に保持された基板2を加熱することで、ボンディングツール121に保持されたチップ1と基板2との間で温度差を生じさせている。このため、ボンディングツール昇降機構124によりチップ1のバンプ1aを基板2の回路パターン2aに接触させると、バンプ1aを介して熱が伝導し、基板2の表面におけるバンプ1a周辺の温度が変化することになる。即ち、比較的低温のバンプ1aが比較的高温の回路パターン2aに接触すると、基板2の表面におけるバンプ1a周辺の温度は瞬間的に低下し、再び元の温度に上昇する。このときの温度変化の様子は、赤外線カメラ160により画像認識することができ、バンプ1aを中心とした円形状の低温領域が一旦大きくなり、ある大きさになった後に小さくなって消滅する。そして、この低温領域の最大の大きさは、バンプ1aと基板2との接触度合いによって大きく変化することになる。よって、赤外線カメラ160により基板2の表面における全バンプ1a周辺の温度変化を画像認識することにより、全バンプ1aと回路パターン2aとの接触状態を判断することができる。そして、この判断結果に基づいて、ボンディングツールV軸制御機構123により全バンプ1aを回路パターン2aに均一に接触させ、ボンディングツール昇降機構124による加圧、ヒータ142による加熱及び超音波発振器122による超音波、即ち超音波併用熱圧着によりチップ1を基板2に接合する。
【0049】
このような構成において、その動作例を図2のフローチャートを参照して説明する。
【0050】
ここで、バンプ1aが形成されたチップ1として、金バンプを有するICチップを使用し、回路パターン2aが形成された基板2として、下地層にタングステンメタライズ層(20μm〜30μm)、中間層にニッケルメッキ層(2μm〜6μm)、最表層に金フラッシュメッキ層(0.5μm〜1.2μm)が成膜された回路パターンを有するセラミック基板を使用する。
【0051】
先ず、準備作業として、この接合装置100を使用して例えばチップ1の表面温度が室温、図3に示す基板2におけるチップ1の接合部周辺の所定領域Aの平均表面温度がT°C(室温よりも高い温度)の場合にチップ1を基板2に高精度に接触したときの、基板2の表面における全バンプ1a周辺の温度変化を赤外線カメラ160により画像認識させる。そして、その画像データに基づいて平均表面温度T°CよりΔT°C以上低い円形状の低温領域の大きさが最大になったときの熱画像パターンをコンピュータ180により計算処理させる。このときの温度変化は、チップ1や基板2の種類が同一で、接合装置100の作動条件が同一であれば、ほぼ所定の温度になるので、赤外線カメラ160により認識される熱画像パターンは、ほぼ同一の大きさとなる。そして、この熱画像パターンを基準熱画像パターンとしてコンピュータ180に予め登録する。さらに、各種制御データもコンピュータ180に登録する(ステップS1)。以上の準備作業は、通常は初回のみでよい。
【0052】
次に、個別の接合作業に入る。図示しないコンベア等の移動機構を作動させて基板2を加工テーブル141上に載置し、図示しないクランプを作動させて基板2を加工テーブル141上に固定・保持させる。そして、ヒータ142を作動させて基板2を加熱する(ステップS2)。このとき、基板2の表面の温度を赤外線カメラ160により画像認識させ、その画像データに基づいて基板2におけるチップ1の接合部周辺の所定領域Aの平均表面温度(T°C)をコンピュータ180により計算処理させる(ステップS3)。
【0053】
次に、図示しない真空ポンプを作動させてチップ1をボンディングツール121に真空吸着させ、ボンディングツール昇降機構124を作動させてチップ1を基板2方向に下降させる(ステップS4)。そして、チップ1のバンプ1aを基板2の回路パターン2aに押圧する。これと同時に、基板2の表面における全バンプ1a周辺の温度変化を赤外線カメラ160により画像認識させ、その画像データに基づいて平均表面温度T°CよりΔT°C以上低い熱画像パターンをコンピュータ180により計算処理させる。即ち、図4(A)〜(C)に示すように、バンプ1aを中心とした円形状の低温領域Bは図示矢印方向に向かって一旦大きくなり、ある大きさの低温領域Bmaxになった後、図4(D)〜(E)に示すように、低温領域Bは図示矢印方向に向かって小さくなって消滅するので、この低温領域Bmaxを熱画像パターンとして求める(ステップS5)。尚、図4では、1つのバンプ1aのみについて図示している。
【0054】
次に、図4(F)に示すように、これらの熱画像パターンBmaxの大きさと予め記憶していた基準熱画像パターンBoの大きさとをコンピュータ180により比較させ、各熱画像パターンBmaxの大きさが基準熱画像パターンBoの大きさ以上に大きいときは、バンプ1aと基板2との接触状態は「良」であると判断し、超音波発振器122を作動させてチップ1を超音波振動させチップ1と基板2とを接合し、そのチップ接合基板を次工程に搬送する。一方、一部または全部の熱画像パターンの大きさが基準熱画像パターンの大きさより小さいときは、バンプ1aと基板2との接触状態は「不良」であると判断する(ステップS6)。そして、ボンディングツールV軸制御機構123を作動させて小さい熱画像パターンとなったバンプ1aが基板2と良好に接触するようにチップ1を傾斜させ、チップ1と基板2を再接触させ接合する(ステップS7)。接合する際、接触状態に応じて加圧力、加圧時間、超音波出力等の接合条件をコンピュータ180で適正に調整すれば、接合の信頼性は一層向上する。これにより、接触不良のバンプ1aを修正し、全バンプ1aと回路パターン2aとの接合度合いを高めることができるので、良品のチップ接合基板を得ることができる。
【0055】
この接合装置100により得られたチップ接合基板を用いて、1サイクルあたり30分/−40°C〜120°Cの熱衝撃試験を500サイクル行ったところ、接続抵抗の変化は0.1Ω以内という良好な結果が得られた。また、1000時間の温度70°C/湿度90%の高温高湿放置試験を行ったところ、接続抵抗の変化は0.1Ω以内という良好な結果が得られた。
【0056】
尚、上述した実施形態では、チップ1と基板2との間で温度差を付けるため、基板2を加熱するヒータ142を配設したが、このヒータ142の代わりにチップ1を加熱するヒータを配設しても同様の効果が得られ、またチップ1あるいは基板2を冷却するクーラを配設しても同様の効果が得られる。さらに、基板2あるいはチップ1を加熱するヒータと、チップ1あるいは基板2を冷却するクーラを共に配設しても同様の効果が得られる。
【0057】
図5は、本発明のチップの接合検査装置の実施形態を示す概略構成図である。
【0058】
この接合検査装置200は、装置本体210に配設されたチップ処理部220及び基板処理部240と、チップ接合基板3の基板2の表面の温度変化を画像認識する赤外線カメラ(温度認識手段)260と、各部を制御するコンピュータ(制御手段)280等で大略構成されている。
【0059】
チップ処理部220は、チップ接合基板3のチップ1を加熱するヒータ(チップ温調手段)221と、ヒータ221を昇降させるヒータ昇降機構222を備えている。
【0060】
ヒータ221は、電熱線221a及び熱電対221bが接続された加熱温調器221cと、電熱線221a及び熱電対221bが内蔵された角柱状のヘッド221dを有しており、ヘッド221dを下端に貼り付けられているクッション材221eを介してチップ接合基板3のチップ1に接触させることにより、チップ1を加熱するようになっている。クッション材221eは、シリコンシートあるいは金属微粉末等を含有したシリコンシート等の比較的熱伝導性の良好な材料で構成し、ヘッド221dからの熱を効率良くチップ1に伝える。また、クッション材221eは、クッション性に富むため、ヘッド221dにてチップ1を偏りなく押圧できる。
【0061】
ヒータ昇降機構222は、装置本体210の上面に立設されたガイドバー222aと、ヒータ221のヘッド221dに連結され、ガイドバー222aに沿って移動可能なスライダー222bを有しており、ヒータ221のヘッド221dを下降させてチップ接合基板3のチップ1に押し付けるようになっている。
【0062】
基板処理部240は、チップ接合基板3の基板2を保持するセット部241と、チップ接合基板3のチップ1と基板2を冷却するクーラ(チップ接合基板温調手段)242を備えている。
【0063】
セット部241は、略平板状に形成され、装置本体210の上面に水平に配設された載置台241aと、この載置台241aの上面から側面にかけて設けられた貫通孔241bに接続された真空ポンプ241cを有しており、チップ接合基板3の基板2を載置台241a上に載置して真空ポンプ241cにより真空吸着し保持するようになっている。
【0064】
クーラ242は、載置台241aに内蔵された冷却管242a及び熱電対242bと、冷却管242a及び熱電対242bが接続された冷却温調器242cを有しており、載置台241a上に載置されたチップ接合基板3のチップ1と基板2を冷却するようになっている。
【0065】
赤外線カメラ260は、例えば赤外線熱画像計測装置(商品名:LAIRD 3A シリーズ、メーカー名:ニコン(株))が使用され、基板2が放射する赤外線の量的変化を撮影して基板2の表面の温度変化を画像認識するようになっている。
【0066】
コンピュータ280は、例えばデスクトップ型のパーソナルコンピュータが使用され、ヒータ221の加熱温調器221c、ヒータ昇降機構222、セット部241の真空ポンプ241c、クーラ242の冷却温調器242c、赤外線カメラ260等を制御するようになっている。
【0067】
以上のような構成の接合検査装置200によれば、ヒータ221により載置台241aに保持されたチップ接合基板3のチップ1を加熱し、クーラ242により載置台241aに保持されたチップ接合基板3の基板2を冷却することで、チップ1と基板2との間で温度差を生じさせている。このため、バンプ1aを介して熱が伝導し、基板2の表面におけるバンプ1a周辺の温度が変化することになる。即ち、基板2の表面におけるバンプ1a周辺の温度は瞬間的に上昇し、再び元の温度に下降する。このときの温度変化の様子は、赤外線カメラ260により画像認識することができ、バンプ1aを中心とした円形状の高温領域が一旦大きくなり、ある大きさになった後に小さくなって消滅する。そして、この高温領域の最大の大きさは、バンプ1aと基板2との接合度合いによって大きく変化することになる。よって、赤外線カメラ260により基板2の表面における全バンプ1a周辺の温度変化を画像認識することにより、全バンプ1aと基板2との接合状態を判断することができる。そして、この判断結果に基づいて、チップ接合基板3の良否を判定し選別する。
【0068】
このような構成において、その動作例を図6及び図7のフローチャートを参照して説明する。
【0069】
ここで、バンプ1aが形成されたチップ1として、金バンプを有するICチップを使用し、回路パターン2aが形成された基板2として、下地層にタングステンメタライズ層(20μm〜30μm)、中間層にニッケルメッキ層(2μm〜6μm)、最表層に金フラッシュメッキ層(0.5μm〜1.2μm)が成膜された回路パターンを有するセラミック基板を使用する。
【0070】
先ず、図6に示す準備作業として、ヒータ221の加熱温調器221cを作動させてヘッド221dを例えば室温より高い所定の温度に加熱すると共に、クーラ242の冷却温調器242cを作動させて載置台241aを例えば室温より低い所定の温度に冷却する(ステップS1)。そして、チップ接合基板3を載置台241a上に載置し(ステップS2)、真空ポンプ241cを作動させてチップ接合基板3を載置台241a上に真空吸着させ保持させ、チップ接合基板3全体を所定の低温度に冷却する(ステップS3)。続いて、ヒータ昇降機構222を作動させてヘッド221dをチップ1方向に下降させ、クッション材221eを介してチップ1を所定時間押圧する(ステップS4)。そして、この押圧している間及びその後しばらく、基板2の表面における全バンプ1a周辺(図3に示す基板2におけるチップ1の接合部周辺の所定領域A)の温度変化を赤外線カメラ260により画像認識させる(ステップS5)。そして、平均表面温度t°C(上記所定の低温度に近い温度)よりΔt°C以上高い円形状の高温領域の大きさが最大になったときの熱画像パターンをコンピュータ280により計算処理させる(ステップS6)。以上のステップS2〜S6の動作を適切なサンプル数で実施する。その後、複数の高温領域の最大熱画像パターンより、良品と見なすことができる最小熱画像パターンを基準熱画像パターンとしてコンピュータ280に予め登録する。さらに、各種制御データもコンピュータ280に登録する(ステップS7)。以上の準備作業は、通常は初回のみでよい。
【0071】
次に、図7に示す個別のチップ接合基板3の検査作業に入る。ヒータ221の加熱温調器221cを作動させてヘッド221dを例えば室温より高い所定の温度に加熱すると共に、クーラ242の冷却温調器242cを作動させて載置台241aを例えば室温より低い所定の温度に冷却する(ステップS11)。そして、図示しないコンベアを作動させてチップ接合基板3を載置台241a上に載置し(ステップS12)、真空ポンプ241cを作動させてチップ接合基板3を載置台241a上に真空吸着させ保持させ、チップ接合基板3全体を所定の低温度に冷却する(ステップS13)。続いて、ヒータ昇降機構222を作動させてヘッド221dをチップ1方向に下降させ、クッション材221eを介してチップ1を所定時間押圧する(ステップS14)。そして、この押圧している間及びその後しばらく、基板2の表面における全バンプ1a周辺(図3に示す基板2におけるチップ1の接合部周辺の所定領域A)の温度変化を赤外線カメラ260により画像認識させる(ステップS15)。そして、平均表面温度t°C(上記所定の低温度に近い温度)よりΔt°C以上高い円形状の高温領域の大きさが最大になったときの熱画像パターンをコンピュータ280により計算処理させる(ステップS16)。そして、これらの熱画像パターンの大きさと予め記憶していた基準熱画像パターンの大きさとをコンピュータ280により比較させ、各熱画像パターンの大きさが基準熱画像パターンの大きさ以上に大きいときは、チップ接合基板3は良品であると判断し、そのチップ接合基板3を次工程に搬送する。一方、一部または全部の熱画像パターンの大きさが基準熱画像パターンの大きさより小さいときは、チップ接合基板3は不良品であると判断し、そのチップ接合基板3を排除する(ステップS17)。これにより、良品と不良品のチップ接合基板3を確実に選別することができる。
【0072】
尚、上述した実施形態では、チップ接合基板3のチップ1と基板2との間で温度差を付けるため、チップ1を加熱するヒータ221と基板2を冷却するクーラ242を配設したが、チップ1を冷却するクーラと基板2を加熱するヒータを配設しても同様の効果が得られる。バンプ材質を金として説明したが、半田バンプ等でチップと基板とを接合したチップ接合基板でも適用でき、また、超音波接合方式で説明したが、リフロー接合方式で得られたチップ接合基板にも適用できる。
【0073】
図8は、本発明のチップの接合検査装置の別の実施形態を図5に対応させて示す概略構成図であり、同一構成個所は同一番号を付して説明を省略する。
【0074】
この接合検査装置300は、チップ処理部320が図5の接合検査装置200のチップ処理部220と異なる構成となっている。
【0075】
チップ処理部320は、チップ接合基板3のチップ1を加熱するヒータ(チップ温調手段)321と、ヒータ321を昇降させるヒータ昇降機構222を備えている。
【0076】
ヒータ321は、ランプ321a及び熱電対321bが接続された加熱温調器321cと、ランプ321aからの光を絞るためのレンズ321dと、ランプ321aからの光を所定時間のみ透過させ所定時間以外は遮蔽するためのシャッタ321eと、ランプ321aからの光をチップ接合基板3のチップ1のみに照射するためのマスク321fを有しており、ランプ321aからの光をチップ接合基板3のチップ1に照射させることにより、チップ1を加熱するようになっている。
【0077】
ヒータ昇降機構222は、装置本体210の上面に立設されたガイドバー222aと、ヒータ321のランプ321a等に連結され、ガイドバー322aに沿って移動可能なスライダー222bを有しており、ヒータ321のランプ321a等を下降させてチップ1に近接させるようになっている。
【0078】
以上のような構成の接合検査装置300によれば、ヒータ321により載置台241aに保持されたチップ接合基板3のチップ1を所定時間シャッタ321eを開放することにより加熱し、クーラ242により載置台241aに保持されたチップ接合基板3の基板2を冷却することで、チップ1と基板2との間で温度差を生じさせている。このため、図5の接合検査装置200と同様に、赤外線カメラ260により基板2の表面における全バンプ1a周辺の温度変化を画像認識することにより、全バンプ1aと基板2との接触状態を判断することができる。そして、この判断結果に基づいて、チップ接合基板3の良否を判定し選別する。
【0079】
このような構成において、その動作例を説明する。
【0080】
ここで、バンプ1aが形成されたチップ1として、金バンプを有するICチップを使用し、回路パターン2aが形成された基板2として、下地層にタングステンメタライズ層(20μm〜30μm)、中間層にニッケルメッキ層(2μm〜6μm)、最表層に金フラッシュメッキ層(0.5μm〜1.2μm)が成膜された回路パターンを有するセラミック基板を使用する。
【0081】
先ず、準備作業として、ヒータ321の加熱温調器321cを作動させてランプ321aを例えば室温より高い所定の温度に加熱すると共に、クーラ242の冷却温調器242cを作動させて載置台241aを例えば室温より低い所定の温度に冷却する。そして、チップ接合基板3を載置台241a上に載置し、真空ポンプ241cを作動させてチップ接合基板3を載置台241a上に真空吸着させ保持させ、チップ接合基板3全体を所定の低温度に冷却する。続いて、シャッタ321eは閉じた状態でヒータ昇降機構222を作動させてランプ321a等をチップ1方向に所定の高さまで下降させて近接させる。そして、シャッタ321eを開け、その後しばらく、基板2の表面における全バンプ1a周辺(図3に示す基板2におけるチップ1の接合部周辺の所定領域A)の温度変化を赤外線カメラ260により画像認識させる。そして、平均表面温度t°C(上記所定の低温度に近い温度)よりΔt°C以上高い円形状の高温領域の大きさが最大になったときの熱画像パターンをコンピュータ280により計算処理させる。以上の動作を適切なサンプル数で実施する。その後、複数の高温領域の最大熱画像パターンより、良品と見なすことができる最小熱画像パターンを基準熱画像パターンとしてコンピュータ280に予め登録する。さらに、各種制御データもコンピュータ280に登録する。以上の準備作業は、通常は初回のみでよい。
【0082】
次に、個別のチップ接合基板3の検査作業に入る。ヒータ321の加熱温調器321cを作動させてランプ321aを例えば室温より高い所定の温度に加熱すると共に、クーラ242の冷却温調器242cを作動させて載置台241aを例えば室温より低い所定の温度に冷却する。そして、図示しないコンベアを作動させてチップ接合基板3を載置台241a上に載置し、真空ポンプ241cを作動させてチップ接合基板3を載置台241a上に真空吸着させ保持させ、チップ接合基板3全体を所定の低温度に冷却する。続いて、シャッタ321eは閉じた状態でヒータ昇降機構222を作動させてランプ321a等をチップ1方向に所定の高さまで下降させて近接させる。そして、シャッタ321eを開け、その後しばらく、基板2の表面における全バンプ1a周辺(図3に示す基板2におけるチップ1の接合部周辺の所定領域A)の温度変化を赤外線カメラ260により画像認識させる。そして、平均表面温度t°C(上記所定の低温度に近い温度)よりΔt°C以上高い円形状の高温領域の大きさが最大になったときの熱画像パターンをコンピュータ280により計算処理させる。そして、これらの熱画像パターンの大きさと予め記憶していた基準熱画像パターンの大きさとをコンピュータ280により比較させ、各熱画像パターンの大きさが基準熱画像パターンの大きさ以上に大きいときは、チップ接合基板3は良品であると判断し、そのチップ接合基板3を次工程に搬送する。一方、一部または全部の熱画像パターンの大きさが基準熱画像パターンの大きさより小さいときは、チップ接合基板3は不良品であると判断し、そのチップ接合基板3を排除する。これにより、良品と不良品のチップ接合基板3を確実に選別することができる。
【0083】
尚、上述した実施形態では、チップ接合基板3のチップ1と基板2との間で温度差を付けるため、チップ1を加熱するヒータ321と基板2を冷却するクーラ242を配設したが、チップ1を冷却するクーラと基板2を加熱するヒータを配設しても同様の効果が得られる。
【0084】
本実施形態の接合装置100及び接合検査装置200、300では、最小の基準熱画像パターンを設定し、この最小の基準熱画像パターンを超えたときに接合が良好であると評価するようにしているが、さらに最大の基準熱画像パターンも設定し、最小の基準熱画像パターンと最大の基準熱画像パターンとの範囲内に入ったときに接合が良好であると評価するようにすれば、全ての接合状態を均一にすることができる。また、接合対象や接合検査対象の種類が変更になっても、データを単に入れ替えるのみで対応可能であるので、迅速な処理が可能となる。
【0085】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、チップと基板との間で温度差を生じさせ、バンプを介して熱を伝導させるようにしているので、バンプと基板との接触度合いによって基板の表面におけるバンプ周辺の温度変化は、大きく変化することになる。従って、基板の表面における全バンプ周辺の温度変化を画像認識することにより、全バンプと基板との接触状態を判断し、この判断結果に基づいて、全バンプを基板に均一に接触させることにより、チップを基板に迅速かつ確実に接合することができ、またチップ接合基板の良否を迅速かつ確実に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップの接合装置の実施形態を示す概略構成図。
【図2】図1のチップの接合装置の動作例を説明するためのフローチャート。
【図3】図1のチップの接合装置により熱画像パターンを得る際の測定範囲を示す斜視図。
【図4】図1のチップの接合装置により熱画像パターンを得る際の挙動を示す平面図。
【図5】本発明のチップの接合検査装置の実施形態を示す概略構成図。
【図6】図5のチップの接合検査装置の動作例を説明するための第1のフローチャート。
【図7】図5のチップの接合検査装置の動作例を説明するための第2のフローチャート。
【図8】本発明のチップの接合検査装置の別の実施形態を示す概略構成図。
【符号の説明】
1 チップ
1a バンプ
2 基板
2a 回路パターン
3 チップ接合基板
100 接合装置
110 装置本体
120 チップ処理部
121 ボンディングツール
121a 貫通孔
122 超音波発振器
122a 超音波ホーン
122b 振動子
123 ボンディングツールV軸制御機構
124 ボンディングツール昇降機構
124a ガイドバー
124b スライダー
140 基板処理部
141 加工テーブル
142 ヒータ
160 赤外線カメラ
180 コンピュータ
200 接合検査装置
210 装置本体
220 チップ処理部
221 ヒータ
221a 電熱線
221b 熱電対
221c 加熱温調器
221d ヘッド
221e クッション材
222 ヒータ昇降機構
222a ガイドバー
222b スライダー
240 基板処理部
241 セット部
241a 載置台
241b 貫通孔
241c 真空ポンプ
242 クーラ
242a 冷却管
242b 熱電対
242c 冷却温調器
260 赤外線カメラ
280 コンピュータ
300 接合検査装置
320 チップ処理部
321 ヒータ
321a ランプ
321b 熱電対
321c 加熱温調器
321d レンズ
321e シャッタ
321f マスク[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a chip bonding apparatus and bonding method for bonding a chip to a substrate via bumps formed on the chip, and a bonding inspection apparatus and bonding inspection method for inspecting the bonding state.
[0002]
[Prior art]
In order to meet the recent demand for smaller and thinner consumer electronic devices, IC (Integrated Circuit) chips (hereinafter simply referred to as chips), glass epoxy substrates on which circuit patterns are formed, ceramic substrates and package bases Etc. (hereinafter simply referred to as “substrate”) has been shifted from wire bonding via a gold wire or the like to face-down bonding via a bump.
[0003]
In the case of wire bonding, the reliability of the bonding between the chip and the substrate can be confirmed to some extent by inspecting the appearance of the gold wire or the like because, for example, the gold wire extends from the top of the chip toward the substrate. it can. However, in the case of face-down bonding, since the bumps are hidden behind the chip, the appearance of the bumps cannot be inspected. For this reason, various bonding apparatuses and bonding methods that improve the reliability of bonding between the chip and the substrate, and bonding inspection apparatuses and bonding inspection methods that inspect the bonding state between the chip and the substrate have been proposed.
[0004]
As a bonding apparatus and a bonding method, for example, in JP-A-4-352439, a chip is pressed against a substrate with a bonding tool, and in this state, a curing shrinkable resin is permeated and cured in a gap between the chip and the substrate. There has been proposed a bonding method in which the reliability of bonding between the chip and the substrate is improved by utilizing the shrinkage due to the curing.
[0005]
Furthermore, in Japanese Patent Laid-Open No. 6-209028, after performing a leveling process for making the heights of a plurality of bumps formed on the chip uniform, the chip and the substrate are joined to improve the reliability. A joining method and a joining apparatus have been proposed.
[0006]
Further, in Japanese Patent Laid-Open No. 6-310666, a half-bumped protruding portion protruding at the same height as a state in which a bump is crushed by a certain amount is provided at the center of a chip mounting portion on a substrate. Then, when the chip is pushed down to the substrate side and brought into contact with the protruding portion while crushing the bump, the inclination of the chip is corrected horizontally by the protruding portion, and the bonding method is improved in the reliability of bonding between the chip and the substrate. Proposed.
[0007]
In addition, as a bonding inspection apparatus and a bonding inspection method, for example, a predetermined number is sampled from a substrate to which a plurality of chips serving as a population are bonded (hereinafter simply referred to as a chip bonding substrate), and ultrasonic inspection or An apparatus or method for estimating the bonding state of a population by destructive inspection, an apparatus or method for inspecting a plurality of chip-bonded substrates by thermal shock testing and screening, or an apparatus for inspecting a plurality of chip-bonded substrates by X-ray A method has been proposed.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The above-described conventional bonding apparatus and bonding method that improve the reliability of bonding between the chip and the substrate have the following problems.
[0009]
In the bonding method described in Japanese Patent Laid-Open No. 4-352439, it is necessary to continue to press the chip against the substrate with a bonding tool until the curing shrinkable resin progresses to a certain level. Therefore, the bonding cycle time between the chip and the substrate is long. Therefore, there is a problem that productivity is inferior.
[0010]
In the joining method and joining apparatus described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 6-209028, bumps need to be leveled before joining the chip and the substrate, which increases the number of extra steps, resulting in poor productivity. .
[0011]
In the joining method described in Japanese Patent Laid-Open No. 6-310666, since it is necessary to provide a protruding portion on the substrate before joining the chip and the substrate, there is a problem that extra steps are added and productivity is inferior.
[0012]
Further, the above-described conventional bonding inspection apparatus and bonding inspection method for inspecting the bonding state between the chip and the substrate have the following problems.
[0013]
The bonding inspection apparatus and bonding inspection method using ultrasonic inspection have a problem that the inspection accuracy is low, so that it is not possible to deal with a smaller chip. Furthermore, in the bonding inspection apparatus and bonding inspection method using ultrasonic inspection and destructive inspection, it is necessary to immerse or cut the sampled chip bonded substrate in a liquid, so that the chip bonded substrates corresponding to the sampling quantity are wasted. There is a problem.
[0014]
In the bonding inspection apparatus and the bonding inspection method using the thermal shock test, there is a problem that the chip bonded substrate may be defective depending on the degree of thermal shock.
[0015]
In the bonding inspection apparatus and the bonding inspection method using X-rays, it is necessary to determine the bonding state by looking at the deformation state of the bumps. And if a thermal expansion difference occurs between the chip and the substrate due to the operating environment temperature or the heat generated by the chip, and mechanical stress is applied to the joint, the joint with the poor joint peels off or deforms, resulting in poor conduction. There is a problem that the reliability of the chip bonded substrate is lowered.
[0016]
The object of the present invention is to solve the above-mentioned problems, increase the productivity when bonding the chip to the substrate, increase the yield of the chip bonding substrate, and improve the yield of the chip bonding substrate. It is another object of the present invention to provide a chip bonding inspection apparatus and bonding inspection method capable of improving reliability.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
The invention of claim 1 is a chip bonding method in which the chip is bonded to the substrate via a plurality of bumps formed on the chip, and a step of previously providing a temperature difference between the chip side and the substrate side;
A first step of bringing the plurality of bumps into contact with the substrate; a second step of recognizing a temperature change around the bump on the surface of the substrate; and a third step of determining a contact state between the chip and the substrate. And a fourth step of joining the chip to the substrate while correcting the contact state of the chip based on the determination result of the contact state, and sequentially performing the first to fourth steps. This is a method for joining chips.
[0018]
According to the first aspect of the present invention, a temperature difference is generated between the chip and the substrate. For this reason, when the chip in a state where the temperature difference has occurred is brought into contact with the substrate, heat is conducted through the bump, and the temperature around the bump on the surface of the substrate changes. This temperature change greatly changes depending on the degree of contact between the bump and the substrate. Therefore, the contact state between all the bumps and the substrate can be determined by recognizing an image of the temperature change around all the bumps on the surface of the substrate. Based on the determination result, even if there is a contact failure between some of the bumps and the substrate, the contact state between the bumps and the substrate is improved. The chip can be brought into contact, and the chip can be quickly and reliably bonded to the substrate.
[0019]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a chip bonding method in which the chip is bonded to a substrate through a plurality of bumps formed on the chip, and a step of previously providing a temperature difference between the chip side and the substrate side; For each of the bumps, a step of recognizing the reference thermal image pattern Bo around the bump when the chip is brought into contact with the substrate with high accuracy by the temperature recognition means, and contacting the plurality of bumps with the substrate A first step of recognizing the thermal image pattern Bmax around the bump for each of the plurality of bumps by the temperature recognition means; and the reference thermal image pattern Bo for each of the plurality of bumps. And the thermal image pattern Bmax to determine a contact state between the chip and the substrate, and And a fourth step of bonding the chip to the substrate while correcting the contact state of the chip based on the determination result of the touch state, and performing the first to fourth steps in order. This is a chip joining method.
[0020]
According to the second aspect of the present invention, when the degree of contact between the bump and the substrate is the best, the size of the thermal image pattern serving as a circular reference centering on the bump formed by the heat conducted through the bump is determined. , Recognized and stored in advance. For this reason, the size of the thermal image pattern when all the bumps of the chip to be bonded are brought into contact with the substrate is recognized, and the contact state between all the bumps and the substrate is easily and surely compared with the reference thermal image pattern. Can be judged.
[0021]
According to a third aspect of the present invention, in the chip bonding method of bonding the chip to the substrate via a plurality of bumps formed on the chip, a step of previously providing a temperature difference between the chip side and the substrate side;
For each of the plurality of bumps, a reference thermal image pattern Bo is obtained when the chip is brought into contact with the substrate with high accuracy, and the area where the average temperature around the bumps on the surface of the substrate changes more than a predetermined temperature is maximized. The step of storing in advance, the first step of bringing the plurality of bumps into contact with the substrate, and the region where the average temperature around the bumps on the surface of the substrate has changed by the temperature recognition means is maximized. A second step of recognizing the thermal image pattern Bmax for each of the plurality of bumps, and for each of the plurality of bumps, the size of the thermal image pattern Bmax is greater than or equal to the size of the reference thermal image pattern Bo. When it is larger, it is determined that the contact state between the bump and the substrate is “good”, and the thermal image pattern Bmax When the magnitude is less than the magnitude of the reference thermal image pattern Bo, the contact state between the substrate and the bumps and the third step of determining to be "bad",
When it is determined that the contact state of all the plurality of bumps is “good” in the third step, the chip is bonded to the substrate, and part or all of the plurality of bumps are contacted in the third step. A fourth step of bonding the chip to the substrate while correcting the contact state of the chip when the state is determined to be “defective”, and performing the first to fourth steps in order. This is a chip joining method.
[0022]
In the invention of claim 3, when the degree of contact between the bump and the substrate is the best, the size of the thermal image pattern serving as a reference for a circular shape centered on the bump formed by heat conducted through the bump is set. , Recognized and stored in advance. For this reason, the size of the thermal image pattern when all the bumps of the chip to be bonded are brought into contact with the substrate is recognized, and the contact state between all the bumps and the substrate is easily and surely compared with the reference thermal image pattern. Can be judged.
[0023]
According to a fourth aspect of the present invention, in the configuration according to any one of the first to third aspects, in the fourth step, the contact state of a part or all of the plurality of bumps is “defective” in the third step. When it is determined that the chip is tilted, the chip is tilted and the chip and the substrate are brought into contact with each other again to join the chips.
[0024]
In the invention of
[0025]
A fifth aspect of the present invention is a chip joining method in which the chip is ultrasonically vibrated to join the chip and the substrate in the configuration according to any one of the first to fourth aspects.
[0026]
According to the fifth aspect of the present invention, since the ultrasonic wave is used in the bonding between the chip and the substrate, the bonding state between the chip and the substrate can be further ensured.
[0027]
According to a sixth aspect of the present invention, in the configuration according to the fifth aspect, in the fourth step, the tip is tilted and at least one of pressurizing force, pressurizing time, and ultrasonic output is selected according to the contact state. This is a chip joining method in which two joining conditions are adjusted and joined.
[0028]
In the invention of
[0035]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments of the invention will be described with reference to the drawings.
[0036]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing an embodiment of a chip bonding apparatus according to the present invention.
[0037]
The bonding apparatus 100 controls a
[0038]
The
[0039]
The
[0040]
The
[0041]
The bonding tool V-
[0042]
The bonding tool lifting mechanism 124 includes a
[0043]
The
[0044]
The processing table 141 is formed in a substantially flat plate shape, and is disposed horizontally on the upper surface of the apparatus main body 110. The
[0045]
The heater 142 is disposed in the apparatus main body 110 below the processing table 141, and heats the
[0046]
For example, an infrared thermal image measuring device (trade name: LAIRD 3A series, manufacturer name: Nikon Corporation) is used as the
[0047]
As the
[0048]
According to the bonding apparatus 100 having the above-described configuration, the
[0049]
In such a configuration, an example of the operation will be described with reference to the flowchart of FIG.
[0050]
Here, an IC chip having gold bumps is used as the chip 1 on which the
[0051]
First, as a preparatory work, for example, using this bonding apparatus 100, the surface temperature of the chip 1 is room temperature, for example, and the average surface temperature of the predetermined region A around the bonding portion of the chip 1 on the
[0052]
Next, an individual joining operation is started. A moving mechanism such as a conveyor (not shown) is operated to place the
[0053]
Next, a vacuum pump (not shown) is operated to cause the chip 1 to be vacuum-adsorbed to the
[0054]
Next, as shown in FIG. 4F, the size of these thermal image patterns Bmax and the size of the reference thermal image pattern Bo stored in advance are compared by the
[0055]
When a thermal shock test of 30 minutes / −40 ° C. to 120 ° C. was performed for 500 cycles using the chip bonded substrate obtained by the bonding apparatus 100, the change in connection resistance was within 0.1Ω. Good results were obtained. Further, when a high temperature and high humidity standing test was performed at a temperature of 70 ° C./humidity of 90% for 1000 hours, a good result was obtained that the change in connection resistance was within 0.1Ω.
[0056]
In the above-described embodiment, the heater 142 for heating the
[0057]
FIG. 5 is a schematic configuration diagram showing an embodiment of the chip bonding inspection apparatus of the present invention.
[0058]
The bonding inspection apparatus 200 includes a
[0059]
The
[0060]
The
[0061]
The
[0062]
The
[0063]
The
[0064]
The cooler 242 includes a
[0065]
The
[0066]
The
[0067]
According to the bonding inspection apparatus 200 configured as described above, the chip 1 of the chip bonding substrate 3 held on the mounting table 241 a is heated by the
[0068]
In such a configuration, an example of the operation will be described with reference to the flowcharts of FIGS.
[0069]
Here, an IC chip having gold bumps is used as the chip 1 on which the
[0070]
First, as a preparatory work shown in FIG. 6, the
[0071]
Next, the inspection work for the individual chip bonding substrate 3 shown in FIG. 7 is started. The
[0072]
In the above-described embodiment, the
[0073]
FIG. 8 is a schematic configuration diagram showing another embodiment of the chip bonding inspection apparatus according to the present invention corresponding to FIG. 5, and the same components are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
[0074]
In the bonding inspection apparatus 300, the
[0075]
The
[0076]
The
[0077]
The
[0078]
According to the bonding inspection apparatus 300 having the above configuration, the chip 1 of the chip bonded substrate 3 held on the mounting table 241a by the
[0079]
An operation example of such a configuration will be described.
[0080]
Here, an IC chip having gold bumps is used as the chip 1 on which the
[0081]
First, as a preparatory work, the
[0082]
Next, the inspection work of the individual chip bonding substrate 3 is started. The
[0083]
In the above-described embodiment, the
[0084]
In the bonding apparatus 100 and the bonding inspection apparatuses 200 and 300 according to the present embodiment, a minimum reference thermal image pattern is set, and when the minimum reference thermal image pattern is exceeded, it is evaluated that the bonding is good. However, if the maximum reference thermal image pattern is also set, and the joining is evaluated to be good when it falls within the range of the minimum reference thermal image pattern and the maximum reference thermal image pattern, The joining state can be made uniform. In addition, even if the type of the bonding target or the bonding inspection target is changed, it is possible to cope with the problem by simply exchanging data.
[0085]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since a temperature difference is generated between the chip and the substrate and heat is conducted through the bumps, the surface of the substrate is changed depending on the degree of contact between the bumps and the substrate. The temperature change around the bump will change greatly. Therefore, by recognizing the temperature change around all the bumps on the surface of the substrate, the contact state between all the bumps and the substrate is judged, and based on this judgment result, all the bumps are brought into uniform contact with the substrate, The chip can be quickly and reliably bonded to the substrate, and the quality of the chip bonded substrate can be determined quickly and reliably.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing an embodiment of a chip bonding apparatus according to the present invention.
2 is a flowchart for explaining an operation example of the chip bonding apparatus of FIG. 1;
3 is a perspective view showing a measurement range when a thermal image pattern is obtained by the chip bonding apparatus of FIG. 1. FIG.
4 is a plan view showing a behavior when a thermal image pattern is obtained by the chip bonding apparatus of FIG. 1; FIG.
FIG. 5 is a schematic configuration diagram showing an embodiment of a chip bonding inspection apparatus according to the present invention.
6 is a first flowchart for explaining an operation example of the chip bonding inspection apparatus of FIG. 5;
FIG. 7 is a second flowchart for explaining an operation example of the chip bonding inspection apparatus of FIG. 5;
FIG. 8 is a schematic configuration diagram showing another embodiment of the chip bonding inspection apparatus of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 chip
1a Bump
2 Substrate
2a Circuit pattern
3 Chip bonding substrate
100 Joining equipment
110 Device body
120 Chip processor
121 Bonding tool
121a Through hole
122 Ultrasonic oscillator
122a ultrasonic horn
122b vibrator
123 Bonding tool V-axis control mechanism
124 Bonding tool lifting mechanism
124a Guide bar
124b slider
140 Substrate processing unit
141 Processing table
142 Heater
160 Infrared camera
180 computers
200 Bonding inspection device
210 Device body
220 Chip processor
221 Heater
221a Heating wire
221b thermocouple
221c Heating temperature controller
221d head
221e Cushion material
222 Heater lifting mechanism
222a Guide bar
222b slider
240 Substrate processing unit
241 Set part
241a Mounting table
241b Through hole
241c Vacuum pump
242 Cooler
242a Cooling pipe
242b thermocouple
242c Cooling temperature controller
260 Infrared camera
280 computer
300 Bonding inspection device
320 Chip processor
321 Heater
321a lamp
321b Thermocouple
321c Heating temperature controller
321d lens
321e Shutter
321f mask
Claims (6)
チップ側と基板側との間に温度差を予め設ける工程と、
前記複数のバンプを前記基板に接触させる第1の工程と、
前記複数のバンプそれぞれについて、前記基板の表面における前記バンプ周辺の温度変化を認識する第2の工程と、
前記チップと前記基板との接触状態を判断する第3の工程と、
前記接触状態の判断結果に基づいて、前記チップの接触状態を修正しながら前記チップを前記基板に接合する第4の工程と
を有し、前記第1〜4の工程を順に行うことを特徴とするチップの接合方法。In the chip bonding method of bonding the chip to the substrate through a plurality of bumps formed on the chip,
Providing a temperature difference in advance between the chip side and the substrate side;
A first step of contacting the plurality of bumps with the substrate;
For each of the plurality of bumps, a second step of recognizing a temperature change around the bumps on the surface of the substrate;
A third step of determining a contact state between the chip and the substrate;
A fourth step of bonding the chip to the substrate while correcting the contact state of the chip based on the determination result of the contact state, and performing the first to fourth steps in order. Chip joining method.
チップ側と基板側との間に温度差を予め設ける工程と、
前記複数のバンプそれぞれについて、前記チップを前記基板に高精度に接触させたときの前記バンプ周辺の基準熱画像パターンBoを、前記温度認識手段により予め認識する工程と、
前記複数のバンプを前記基板に接触させる第1の工程と、
前記複数のバンプそれぞれについて、前記バンプ周辺の熱画像パターンBmaxを、前記温度認識手段により認識する第2の工程と、
前記複数のバンプそれぞれについて、前記基準熱画像パターンBoと前記熱画像パターンBmaxとを比較することにより、前記チップと前記基板との接触状態を判断する第3の工程と、
前記接触状態の判断結果に基づいて、前記チップの接触状態を修正しながら前記チップを前記基板に接合する第4の工程と
を有し、前記第1〜4の工程を順に行うことを特徴とするチップの接合方法。In the chip bonding method of bonding the chip to the substrate through a plurality of bumps formed on the chip,
Providing a temperature difference in advance between the chip side and the substrate side;
For each of the plurality of bumps, a step of recognizing in advance by the temperature recognition means a reference thermal image pattern Bo around the bump when the chip is brought into contact with the substrate with high accuracy;
A first step of contacting the plurality of bumps with the substrate;
For each of the plurality of bumps, a second step of recognizing the thermal image pattern Bmax around the bump by the temperature recognition means;
A third step of determining a contact state between the chip and the substrate by comparing the reference thermal image pattern Bo and the thermal image pattern Bmax for each of the plurality of bumps;
A fourth step of bonding the chip to the substrate while correcting the contact state of the chip based on the determination result of the contact state, and performing the first to fourth steps in order. Chip joining method.
チップ側と基板側との間に温度差を予め設ける工程と、
前記チップを前記基板に高精度に接触させ、前記基板の表面における前記バンプ周辺の平均温度が所定温度以上変化した領域が最大になったときの基準熱画像パターンBoを、前記複数のバンプそれぞれについて予め記憶する工程と、
前記複数のバンプを前記基板に接触させる第1の工程と、
前記温度認識手段により前記基板の表面における前記バンプ周辺の平均温度が前記所定温度以上変化した領域が最大になったときの熱画像パターンBmaxを、前記複数のバンプそれぞれについて認識する第2の工程と、
前記複数のバンプそれぞれについて、前記熱画像パターンBmaxの大きさが前記基準熱画像パターンBoの大きさ以上に大きいときは、前記バンプと前記基板との接触状態は「良」であると判断し、前記熱画像パターンBmaxの大きさが前記基準熱画像パターンBoの大きさより小さいときは、前記バンプと前記基板との接触状態は「不良」であると判断する第3の工程と、
前記第3の工程で全ての前記複数のバンプの接触状態を「良」と判断したときは前記チップを前記基板に接合し、前記第3の工程で一部または全ての前記複数のバンプの接触状態を「不良」と判断したときは前記チップの接触状態を修正しながら前記チップを前記基板に接合する第4の工程と
を有し、前記第1〜4の工程を順に行うことを特徴とするチップの接合方法。In the chip bonding method of bonding the chip to the substrate through a plurality of bumps formed on the chip,
Providing a temperature difference in advance between the chip side and the substrate side;
For each of the plurality of bumps, a reference thermal image pattern Bo is obtained when the chip is brought into contact with the substrate with high accuracy, and the region where the average temperature around the bumps on the surface of the substrate changes more than a predetermined temperature becomes maximum. Storing in advance;
A first step of contacting the plurality of bumps with the substrate;
A second step of recognizing, for each of the plurality of bumps, a thermal image pattern Bmax when the region where the average temperature around the bumps on the surface of the substrate has changed by the temperature recognition means has become the maximum. ,
For each of the plurality of bumps, when the size of the thermal image pattern Bmax is larger than the size of the reference thermal image pattern Bo, it is determined that the contact state between the bump and the substrate is “good”. When the size of the thermal image pattern Bmax is smaller than the size of the reference thermal image pattern Bo, a third step of determining that the contact state between the bump and the substrate is “bad”;
When it is determined that the contact state of all the plurality of bumps is “good” in the third step, the chip is bonded to the substrate, and part or all of the plurality of bumps are contacted in the third step. A fourth step of bonding the chip to the substrate while correcting the contact state of the chip when the state is determined to be “defective”, and performing the first to fourth steps in order. Chip joining method.
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