JP3631096B2

JP3631096B2 - Cup holder

Info

Publication number: JP3631096B2
Application number: JP2000116084A
Authority: JP
Inventors: 哲也阿部
Original assignee: Kojima Industries Corp
Current assignee: Kojima Industries Corp
Priority date: 2000-04-18
Filing date: 2000-04-18
Publication date: 2005-03-23
Anticipated expiration: 2020-04-18
Also published as: JP2001301511A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に取り付けられるカップホルダに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来のカップホルダは、図１６に示すように、リテーナ１とホルダ２とトレイ３とスプリング４とからなる。
ホルダ２は、リテーナ１に対して第１の軸芯２ａまわりに、ホルダ２が下方に向って延びる姿勢となるホルダ閉位置とホルダ２が水平方向に向って延びる姿勢となるホルダ開位置との間で、回動可能とされている。
トレイ３は、リテーナ１に対して第１の軸芯２ａと変位された第２の軸芯３ａまわりに、トレイ３が上方に向って延びる姿勢となるトレイ閉位置とトレイ３が水平方向に向って延びる姿勢となるトレイ開位置との間で、回動可能とされている。
スプリング４は、ホルダ２をホルダ閉位置からホルダ開位置側（上方）に向かって付勢している。
ホルダ２をリテーナ１に対して第１の軸芯２ａまわりに下方（ホルダ閉位置側）に向かって回動させた状態で、トレイ３を第２の軸芯３ａまわりにトレイ開位置からトレイ閉位置まで上方に回動させることにより、ホルダ２とトレイ３を閉位置に収納することができる。
ホルダ２とトレイ３が閉位置にある状態から、トレイ３をトレイ開位置側（下方）に回動させることにより、ホルダ２はスプリング４の付勢力によりホルダ開位置側（上方）に回動する。ホルダ２とトレイ３はそれぞれが図示略のストッパにより開姿勢をとる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のカップホルダにはつぎの問題がある。
ホルダ２は、スプリング４の上方への付勢力によりホルダ開位置を維持しているので、ホルダ２に上方から下方への荷重がかかると、ホルダ２はスプリング４の付勢力に抗してホルダ閉位置側（下方）に回動してしまう。そのため、ホルダ２内に収納されているカップが走行時の振動等によりホルダ２内で傾き、ホルダ２にホルダ閉位置側（下方）への荷重がかかった場合に、ホルダ２は、カップの重さにより下方に押され、ホルダ閉位置側に回動し、カップをホールドできなくなるおそれがある。
本発明の目的は、カップを保持した状態で、ホルダが閉位置側に回動することを防止できるカップホルダを提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
（１）第１の固定軸芯と、
前記第１の固定軸芯まわりにホルダ開位置とホルダ閉位置との間で回動可能とされたホルダと、
前記ホルダをホルダ開位置側に付勢する第１のばねと、
前記第１の固定軸芯とは変位された第２の固定軸芯と、
前記第２の固定軸芯まわりにトレイ開位置とトレイ閉位置との間で回動可能とされたトレイと、
前記トレイをトレイ開位置側に付勢する第２のばねと、
前記トレイに設けられ前記第２の軸芯まわりに回動するストッパー部と、
前記ホルダに設けられ前記第１の軸芯まわりに回動するストッパ受け部と、
を有し、
前記ホルダには前記第１の固定軸芯が延びる方向と同方向を深さ方向とする溝が設けられており、該溝は幅広部と該幅広部よりも小幅で該幅広部と連なる幅狭部を備えており、
前記ストッパー部は前記第２の固定軸芯が延びる方向と同方向に延び前記ホルダの前記溝内に挿入される突起からなり、該突起の横断面形状は、前記第２の固定軸芯を中心とする円を、前記第１の固定軸芯を中心とし前記円の半径よりも小幅の２つの円により削った形状であり、
前記ストッパ受け部は前記ホルダの前記溝の前記幅狭部の縁部からなり、
前記ホルダがホルダ開位置にあり前記トレイがトレイ開位置にある状態から前記トレイをトレイ閉位置側に回動させると、前記ストッパ部とストッパ受け部との関係が、前記ストッパ部が前記ストッパ受け部の開から閉の回動軌跡内に進入してストッパ受け部とロックする関係に設定されている、カップホルダ。
（２）第１の固定軸芯と、
前記第１の固定軸芯まわりにホルダ開位置とホルダ閉位置との間で回動可能とされたホルダと、
前記ホルダをホルダ開位置側に付勢する第１のばねと、
前記第１の固定軸芯とは変位された第２の固定軸芯と、
前記第２の固定軸芯まわりにトレイ開位置とトレイ閉位置との間で回動可能とされたトレイと、
前記トレイをトレイ開位置側に付勢する第２のばねと、
前記トレイに設けられ前記第２の軸芯まわりに回動するストッパー部と、
前記ホルダに設けられ前記第１の軸芯まわりに回動するストッパ受け部と、
を有し、
前記ホルダには前記第１の固定軸芯が延びる方向と同方向を深さ方向とする溝が設けられており、該溝は幅広部と該幅広部よりも小幅で該幅広部と連なる幅狭部を備えており、
前記トレイには、前記第２の固定軸芯が延びる方向と同方向に延び前記ホルダの前記溝内に挿入される突起が設けられており、該突起の横断面形状は、前記第２の固定軸芯を中心とする円を、前記第１の固定軸芯を中心とし前記円の半径よりも小幅の２つの円と、該２つの円を前記第２の固定軸芯まわりに所定角度回転させた２つの円の、計４つの円により削った形状であり、
前記ストッパ部は前記トレイに設けられる凹部の先端部からなり、
前記ストッパ受け部は前記ホルダに設けられる凸部からなり、
前記ホルダがホルダ開位置にあり前記トレイがトレイ開位置にある状態から前記トレイをトレイ閉位置側に回動させると、前記ストッパ部とストッパ受け部との関係が、前記ストッパ部が前記ストッパ受け部の開から閉の回動軌跡内に進入してストッパ受け部とロックする関係に設定されている、カップホルダ。
【０００５】
上記（１）または（２）のカップホルダでは、トレイとホルダが開位置にある状態からトレイをトレイ閉位置側に回動させると、ストッパ部とストッパ受け部との関係が、ストッパ部がストッパ受け部の開から閉の回動軌跡内に進入してストッパ受け部とロックする関係に設定されているので、ストッパ部がストッパ受け部の回動軌跡内に進入した時にストッパ部をストッパ受け部と接触するように設定しておくことにより、ホルダをトレイから独立してホルダ閉位置に回動させることができなくなる。すなわち、ホルダとトレイが開位置にある状態からトレイにカップを置き、カップの重さによりトレイをトレイ閉位置側に回動させることにより、ストッパ部をストッパ受け部の回動軌跡内に進入させ、ホルダのホルダ閉位置側への回動をトレイで防止（ロック）することができる。そのため、走行中の振動等によりホルダ内に収納しているカップがホルダ内で傾き、ホルダにホルダ閉位置側（下方）への荷重がかかった場合でも、カップの重さによりホルダが下方（ホルダ閉位置側）に傾くことを防止できる。
【０００６】
【発明の実施の形態】
図１〜図５は、本発明の第１実施例と第２実施例に適用できるカップホルダを示しており、図６〜図８は、本発明の第１実施例のカップホルダを示しており、図９〜図１５は、本発明の第２実施例のカップホルダを示している。
本発明の第１実施例と第２実施例に共通する部分または類似する部分には、本発明の第１実施例と第２実施例に同じ符号を付してある。
まず、本発明の第１実施例と第２実施例に共通する部分または類似する部分の構成および作用を、図１〜図３、図６〜図８、図１０、図１４、図１５を参照して、説明する。
【０００７】
本発明の第１、第２実施例のカップホルダは、第１の固定軸芯１０と、ホルダ２０と、第１のばね３０と、第２の固定軸芯４０と、トレイ５０と、第２のばね６０と、ストッパ部７０と、ストッパ受け部８０と、からなる。
本発明の第１、第２実施例のカップホルダは、車両の内装部材に取り付けられているか、または、車両の内装部材の適所に配設されるリテーナ９０に取り付けられる。本発明実施例では、本発明の第１、第２実施例のカップホルダがリテーナ９０に取り付けられる場合を例にとって説明する。
【０００８】
第１の固定軸芯１０は、図１に示すように、ホルダ２０の回動軸芯となっている。
ホルダ２０は、リテーナ９０に対して第１の固定軸芯１０まわりに、図示略の第１の保持手段により保持されるホルダ開位置と、図示略の第２の保持手段により保持されるホルダ閉位置との間で、回動可能とされている。ここで、ホルダ開位置とは、ホルダ２０を側面から見て、ホルダ２０が水平方向またはほぼ水平方向に延びる姿勢をとる位置であり、ホルダ閉位置とは、ホルダ２０を側面から見て、ホルダ２０が下方に延びる姿勢をとる位置である。
ホルダ２０は、カップが挿入される保持穴２１を有している。ホルダ２０は保持穴２１に挿入されたカップを側面から保持する。
【０００９】
ホルダ２０には、図６に示すように、第１の固定軸芯１０が延びる方向と同方向を深さ方向とした溝２２が設けられている。溝２２は、第１の固定軸芯１０を中心として半径ｒのほぼ円弧状に延びている。溝２１は、幅ｃの幅広部２３と、幅ｃよりも小とされた幅ｄの幅狭部２４とを、有する。幅広部２３と幅狭部２４とは連なっている。
ホルダ２０には、図１０に示すように、凸部２５が設けられていてもよい。凸部２５が設けられている場合、凸部２５はホルダ２０と一体的にリテーナ９０に対して第１の固定軸芯１０まわりに回動する。凸部２５は、ホルダ１０がホルダ閉位置にありトレイ５０がトレイ閉位置にある時、後述の凹部５２内部に進入する。
第１のばね３０は、図１に示すように、ホルダ２０をホルダ閉位置からホルダ開位置側に常時付勢している。
【００１０】
第２の固定軸芯４０は、トレイ５０の回動軸芯となっている。第２の固定軸芯４０が延びる方向は第１の固定軸芯１０が延びる方向と同方向である。第２の固定軸芯４０は、第１の固定軸芯１０とは距離Ｌだけ変位している。第２の固定軸芯４０は、第１の固定軸芯１０を中心として半径ｒの円上に位置する。
【００１１】
トレイ５０は、第２の固定軸芯４０まわりにリテーナ９０に対して、トレイ開位置とトレイ閉位置との間で、回動可能とされている。トレイ５０は、ホルダ２０と接触していないとき、ホルダ２０の回動とは独立して回動する。ここで、トレイ開位置とは、トレイ５０を側面から見て、トレイ５０が水平方向またはほぼ水平方向に延びる姿勢をとる位置から下方に角度θ（０°≦θ＜９０°）第２の固定軸芯４０まわりに傾いた姿勢をとる位置である。トレイ閉位置とは、トレイ５０を側面から見て、トレイ５０をトレイ開位置より下方に第２の固定軸芯４０まわりに回動させ、トレイ５０が下方に延びる姿勢をとる位置である。
【００１２】
トレイ５０には、図６に示すように、第２の固定軸芯４０が延びる方向と同方向に延びる突起５１が設けられている。突起５１はトレイ５０と一体的にリテーナ９０に対して第２の固定軸芯４０まわりに回動する。突起５１の中心は第２の固定軸芯４０上に位置する。突起５１は、ホルダ２０の溝２２内に挿入される。突起５１は、溝２２内を移動および／または回動する。ここで、移動および／または回動とは、移動と回動、移動、回動の何れかからなることを意味する。
突起５１は、図７に示すように、溝２２の幅広部２３にある時、幅広部２３内部で制限を受けることなく移動および／または回動可能とされている。突起５１は、溝２２の幅狭部２４にある時、回動範囲が所定の範囲（以下、α度）内に制限される。ただし、０＜θ＋α＜９０°である。
【００１３】
ここで、突起５１の形状を説明する。
突起５１は、図７に示すように、第２の固定軸芯４０を中心として直径ａの円柱を、第１の固定軸芯１０を中心とする幅ｂの２つの円により削られた部位からなるか、または、図１５に示すように、第２の固定軸芯４０を中心として半径ａの円柱を、第１の固定軸芯１０を中心とする幅ｂ（＜ａ）の２つの円と、この２つの円を第２の固定軸芯４０まわりにα度回転させた２つの円の、計４つの円により削られた部位からなる。ただし、ａ、ｂ、幅広部２３の幅ｃ、幅狭部２４の幅ｄの大小関係は、ｃ≧ａ＞ｄ≧ｂとなっている。
【００１４】
トレイ５０には、図１４に示すように、凹部５２が設けられていてもよい。凹部５２は、ホルダ２０に凸部２５が設けられている場合に限り設けられている。凹部５２と凸部２５が設けられている場合、凹部５２の先端部５２ａは、ホルダ２０がホルダ開位置にありトレイ５０がトレイ開位置にある状態でトレイ５０をトレイ閉位置側に回動させた時、凸部２５の第１の固定軸芯１０まわりの回動軌跡内に進入する。
第２のばね６０は、トレイ５０をトレイ閉位置からトレイ開位置側に常時付勢している。
【００１５】
ストッパ部７０は、図８、図１４に示すように、トレイ５０に設けられた突起５１か、または、トレイ５０に設けられた凹部５２の先端部５２ａからなる。ホルダ２０がホルダ開位置にありトレイ５０がトレイ開位置にある状態からトレイ５０をトレイ閉位置側へα度回動させると、ストッパ部７０は、ストッパ受け部８０の、第１の固定軸芯１０まわりの回動軌跡内に進入する。ストッパ部７０がストッパ受け部８０の回動軌跡内に進入した時、ストッパ部７０はストッパ受け部８０と接触する。
【００１６】
ストッパ受け部８０は、ホルダ２０に設けられている。ストッパ受け部８０は、ホルダ２０がホルダ開位置にありトレイ５０がトレイ開位置にある状態でトレイ５０をトレイ閉位置側に回動させるとトレイ５０の突起５１が当接または接触する溝２２の幅広部２４の縁部２４ｂか、または、ホルダ２０に設けられる凸部２５からなる。
【００１７】
ここで、ホルダ２０とトレイ５０の作動を説明する。
ホルダ２０がホルダ閉位置にある時、図３に示すように、トレイ５０は、ホルダ２０により第２のばね６０の付勢力に抗して、トレイ閉位置に保持されている。
ホルダ２０を第１の固定軸芯１０まわりにホルダ開位置側に回動させると、ホルダ２０の回動とともにトレイ５０が第２の固定軸芯４０まわりに第２のばね６０の付勢力によりトレイ開位置側に回動する。
トレイ５０がトレイ開位置に達するまで、ホルダ２０をホルダ開位置側に回動させる。
トレイ５０がトレイ開位置に達した後、さらにホルダ２０をホルダ開位置側に回動させると、トレイ５０はトレイ開位置を保った状態で、ホルダ２０のみが角度θトレイ５０と独立して回動する。
【００１８】
ホルダ２０がホルダ開位置にありトレイ５０がトレイ開位置にある状態から、ホルダ２０をホルダ開位置に維持したままでトレイ５０をトレイ閉位置側に第２の固定軸芯４０まわりに回動させると、図２に示すように、トレイ５０はホルダ２０と独立してα度トレイ閉位置側に第２の固定軸芯４０まわりに回動する。α度回動したトレイ５０は、カップの底面を保持する保持部５０ａが水平となっている。
トレイ５０がα度回動したとき、トレイ５０に設けられたストッパ部７０は、ストッパ受け部８０の回動軌跡内に進入しており、ストッパ受け部８０と接触している。
トレイ５０をトレイ閉位置側に回動させる力をトレイ５０から外した時、トレイ５０は、ホルダ２０と独立して、第２のばね６０の付勢力によりトレイ開位置まで、第２の固定軸芯４０まわりに回動する。トレイ５０がトレイ開位置まで戻った時、ストッパ部７０はストッパ受け部８０の回動軌跡内から外れた位置にあり、ストッパ受け部８０と接触していない。
【００１９】
ホルダ２０を第１の固定軸芯１０まわりにホルダ閉位置側に回動させると、トレイ５０は、ホルダ２０が角度θ以上ホルダ開位置からホルダ閉位置側に回動するまでトレイ開位置にある。ホルダ２０が角度θ以上トレイ５０と独立してホルダ閉位置側に回動すると、ホルダ２０がトレイ５０に接触し、ホルダ２０のホルダ閉位置側への回動とともに、トレイ５０はホルダ２０に押されてトレイ閉位置側に回動する。
ホルダ２０をホルダ閉位置まで回動させることにより、トレイ５０はトレイ閉位置まで回動する。ホルダ２０がホルダ閉位置にあるとき、トレイ５０はホルダ２０によりトレイ閉位置に保持されている。
【００２０】
つぎに、ホルダ２０とトレイ５０の回動にともなう突起５１の溝２２内での作動について説明する。
ホルダ２０がホルダ閉位置にありトレイ５０がトレイ閉位置にある時、図６に示すように、突起５１は溝２２の幅広部２３内に位置している。
ホルダ２０がホルダ開位置側に回動しトレイ５０がトレイ開位置側に回動する時、突起５１は第２の固定軸芯４０まわりに回転し、溝２２は第１の固定軸芯１０まわりに回動する。突起５１は、溝２２内において、幅狭部２４側に移動および回動する。
ホルダ２０がホルダ開位置に位置しトレイ５０がトレイ開位置に位置する時、図７に示すように、突起５１は溝２２の幅狭部２４内部に位置する。突起５１が溝２２の幅狭部２４内に位置する時、突起５１の、トレイ５０のトレイ閉位置からトレイ開位置側への回動にともなう回動は、突起５１が幅狭部２４の縁部２４ａに当接することにより防止される。
【００２１】
ホルダ２０がホルダ開位置にありトレイ５０がトレイ開位置にある状態からホルダ２０をホルダ開位置に維持させたまま、トレイ５０をトレイ閉位置側に第２の固定軸芯４０まわりに回動させると、図８に示すように、突起５１は、幅狭部２４内を縁部２４ａと異なる縁部２４ｂに当接するまでα度回転する。
トレイ５０をトレイ閉位置側に回動させる力をトレイ５０から外した時、トレイ５０は第２のばね６０の付勢力によりトレイ開位置まで第２の固定軸芯４０まわりに回動する。突起５１は、幅狭部２４内の縁２４ａに当接するまでトレイ開位置側にα度回転する。ストッパ７０は、ストッパ受け部８０の回動軌跡内から外れた位置にある。
【００２２】
ホルダ２０を第１の固定軸芯１０まわりにホルダ閉位置側に回動させると、トレイ５０は、ホルダ２０が角度θ以上ホルダ閉位置側に回動するまでトレイ開位置にある。突起５１は、ホルダ２０が角度θ以上ホルダ閉位置側に回動するまで幅狭部２４内に位置し、ホルダ２０が角度θ以上ホルダ閉位置側に回動するとき幅広部２３内に位置する。
ホルダ２０をホルダ閉位置まで回動させることにより、トレイ５０はトレイ閉位置まで回動し、ホルダ５１は幅広部２３内に位置する。
【００２３】
作用を説明する。
ホルダ２０がホルダ開位置にありトレイ５０がトレイ開位置にある状態からトレイ５０をトレイ閉位置側に回動させると、ホルダ２０はホルダ開位置を維持したままトレイ５０のみが回動し、トレイ５０に設けられたストッパ部７０は、ホルダ２０に設けられたストッパ受け部８０の回動軌跡内に進入しストッパ受け部８０と接触するので、ホルダ２０をトレイ５０と独立してホルダ閉位置側に回動させることができなくなる。すなわち、ホルダ２０がホルダ開位置にありトレイ５０がトレイ開位置にある状態からトレイ５０にカップを置いた時、トレイ５０はカップの重さによりトレイ閉位置側に回動し、ストッパ部７０はストッパ受け部８０の回動軌跡内に進入しストッパ受け部８０と接触する。そのため、トレイ５０にカップを置いた状態での、ホルダ２０のホルダ閉位置側への回動を防止（ロック）することができる。
したがって、走行中の振動等により保持穴２１内に収納しているカップが保持穴２１内で傾き、ホルダ２０にホルダ閉位置側（下方）への荷重がかかった場合でも、カップの重さによりホルダ２０が下方（ホルダ閉位置側）に傾くことを防止できる。
【００２４】
また、ホルダ２０がホルダ開位置にありトレイ５０がトレイ開位置にあり、トレイ５０をトレイ開位置側に回動させ、トレイ５０からトレイ５０を閉位置側に回動させていた力を外し、トレイ５０が第２のばね６０の付勢力によりトレイ開位置側に回動した状態では、ストッパ部７０はストッパ受け部８０と接触しておらずストッパ受け部８０の回動軌跡内から外れるので、ホルダ２０はホルダ閉位置側に回動可能である。したがって、ホルダ２０をホルダ開位置に維持させた状態でトレイ５０をトレイ閉位置側へ回動させた時のみ、ホルダ２０のホルダ閉位置側への回動を防止することができる。
【００２５】
つぎに、本発明の各実施例に特有な部分の構成および作用を説明する。
本発明の第１実施例のカップホルダでは、図６〜図８に示すようにストッパ７０は突起５１からなり、ストッパ受け部８０は、幅狭部２４の縁部２４ｂからなる場合を示している。本発明の第１実施例では、凸部２５と凹部５２は設けられていない。
本発明の第１実施例では、ホルダ２０がホルダ開位置にありトレイ５０がトレイ開位置にある状態からトレイ５０をトレイ閉位置側に回動させると、縁部２４ｂの第１の固定軸芯１０まわりの回動軌跡内に突起５１が進入する。そのため、突起５１が縁部２４ｂの回動軌跡内に進入した状態でホルダ２０をホルダ閉位置側に回動させようとしても、縁部２４ｂが突起５１と接触しており、ホルダ２０のホルダ閉位置側への回動は防止される。
【００２６】
本発明の第２実施例のカップホルダでは、図９〜図１５に示すように、ストッパ７０は凹部５２の先端部５２ａからなり、ストッパ受け部８０は凸部２５からなる場合を示している。
本発明の第２実施例では、ホルダ２０がホルダ開位置にありトレイ５０がトレイ開位置にある状態からトレイ５０をトレイ閉位置側に回動させると、凹部５２の先端部５２ａが凸部２５の第１の固定軸芯１０まわりの回動軌跡内に進入し、凹部５２の先端部５２ａが凸部２５に接触する。そのため、凹部５２の先端部５２ａが凸部２５の回動軌跡内に進入した状態でホルダ２０をホルダ閉位置側に回動させようとしても、凸部２５が凹部５２の先端部５２ａと接触し、ホルダ２０のホルダ閉位置側への回動は防止される。
本発明の第２実施例では、凸部２５がホルダ２５に設けられており、凹部５２がトレイ５０に設けられている場合を示しているが、凸部２５がトレイ５０に設けられており、凹部２５がホルダ２０に設けられていてもよい。
【００２７】
【発明の効果】
請求項１または請求項２記載のカップホルダによれば、トレイとホルダが開位置にある状態からトレイをトレイ閉位置側に回動させると、ストッパ部とストッパ受け部との関係が、ストッパ部がストッパ受け部の開から閉の回動軌跡内に進入してストッパ受け部とロックする関係に設定されているので、ストッパ部がストッパ受け部の回動軌跡内に進入した時にストッパ部をストッパ受け部と接触するように設定しておくことにより、ホルダをトレイから独立してホルダ閉位置に回動させることができなくなる。すなわち、ホルダとトレイが開位置にある状態からトレイにカップを置き、カップの重さによりトレイをトレイ閉位置側に回動させることにより、ストッパ部をストッパ受け部の回動軌跡内に進入させ、ホルダのホルダ閉位置側への回動をトレイで防止（ロック）することができる。そのため、走行中の振動等によりホルダ内に収納しているカップがホルダ内で傾き、ホルダにホルダ閉位置側（下方）への荷重がかかった場合でも、カップの重さによりホルダが下方（ホルダ閉位置側）に傾くことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明実施例のカップホルダの、ホルダがホルダ開位置にありトレイがトレイ開位置にある状態を示す斜視図である。
【図２】本発明実施例のカップホルダの側面図である。
【図３】本発明実施例のカップホルダの、ホルダがホルダ閉位置にありトレイがトレイ閉位置にある状態を示す側面図である。
【図４】本発明実施例のカップホルダの、ホルダがホルダ開位置にありトレイがトレイ開位置にある状態を示す側面図である。
【図５】本発明実施例のカップホルダの、ホルダがホルダ開位置にありトレイがトレイ開位置からトレイ閉位置側に回動した場合を示す側面図である。
【図６】本発明の第１実施例のカップホルダの、ホルダがホルダ閉位置にありトレイがトレイ閉位置にある場合の、図２のＡ部の拡大断面図である。
【図７】本発明の第１実施例のカップホルダの、ホルダがホルダ開位置にありトレイがトレイ開位置にある場合の、図２のＡ部の拡大断面図である。
【図８】本発明の第１実施例のカップホルダの、ホルダがホルダ開位置にありトレイがトレイ開位置にある場合で、トレイをトレイ閉位置側に回動させた時の、図２のＡ部の拡大断面図である。
【図９】本発明の第２実施例のカップホルダの、ホルダがホルダ閉位置にありトレイがトレイ閉位置にある場合の、図２のＡ部の拡大断面図である。
【図１０】本発明の第２実施例のカップホルダの、ホルダがホルダ閉位置にありトレイがトレイ閉位置にある場合の、凸部と凹部の状態を示す断面図である。
【図１１】本発明の第２実施例のカップホルダの、ホルダがホルダ開位置にありトレイがトレイ開位置にある場合の、図２のＡ部の拡大断面図である。
【図１２】本発明の第２実施例のカップホルダの、ホルダがホルダ開位置にありトレイがトレイ開位置にある状態の、凸部と凹部の状態を示す断面図である。
【図１３】本発明の第２実施例のカップホルダの、ホルダがホルダ開位置にありトレイがトレイ開位置にある場合の、図２のＡ部の拡大断面図である。
【図１４】本発明の第２実施例のカップホルダの、ホルダがホルダ開位置にありトレイがトレイ開位置にある状態からトレイをトレイ閉位置側に回動させた場合の、凸部と凹部の状態を示す断面図である。
【図１５】本発明の第２実施例のカップホルダの、突起の断面図である。
【図１６】従来のカップホルダを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
１０第１の固定軸芯
２０ホルダ
２１保持穴
２２溝
２３幅広部
２４幅狭部
２４ａ、２４ｂ溝の縁部
２５凸部
３０第１のばね
４０第２の固定軸芯
５０トレイ
５１突起
５２凹部
５２ａ凹部の先端部
６０第２のばね
７０ストッパ
８０ストッパ受け部
９０リテーナ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cup holder attached to a vehicle.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIG. 16, the conventional cup holder includes a retainer 1, a holder 2, a tray 3, and a spring 4.
The holder 2 has a holder closed position in which the holder 2 extends downward and a holder open position in which the holder 2 extends in the horizontal direction around the first axis 2a with respect to the retainer 1. It is possible to rotate between them.
The tray 3 has a tray closed position where the tray 3 extends upward about the second axis 3a displaced from the first axis 2a with respect to the retainer 1, and the tray 3 faces in the horizontal direction. It is possible to rotate between the tray open position where the posture extends.
The spring 4 urges the holder 2 from the holder closed position toward the holder open position (upward).
The tray 3 is closed from the tray open position around the second axis 3a around the second axis 3a while the holder 2 is rotated downward (on the holder close position side) around the first axis 2a with respect to the retainer 1. By rotating upward to the position, the holder 2 and the tray 3 can be stored in the closed position.
By rotating the tray 3 to the tray open position side (downward) from the state in which the holder 2 and the tray 3 are in the closed position, the holder 2 is rotated to the holder open position side (upward) by the biasing force of the spring 4. . Each of the holder 2 and the tray 3 is opened by a stopper (not shown).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional cup holder has the following problems.
Since the holder 2 maintains the holder open position by the upward biasing force of the spring 4, when a load is applied to the holder 2 from above to below, the holder 2 is closed against the biasing force of the spring 4. It will rotate to the position side (downward). Therefore, when the cup accommodated in the holder 2 is tilted in the holder 2 due to vibration during traveling or the like and a load is applied to the holder 2 toward the holder closing position (downward), the holder 2 Accordingly, the cup is pushed downward and turned to the holder closing position side, and the cup may not be held.
The objective of this invention is providing the cup holder which can prevent that a holder rotates to the closed position side in the state holding the cup.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present invention for achieving the above object is as follows.
(1) a first fixed shaft core;
A holder that is rotatable between a holder open position and a holder closed position around the first fixed axis;
A first spring that biases the holder toward the holder open position;
The first fixed axis is a displaced second fixed axis; and
A tray that is pivotable between a tray open position and a tray closed position about the second fixed axis;
A second spring that biases the tray toward the tray open position;
A stopper provided on the tray and rotated about the second axis;
A stopper receiving portion provided on the holder and rotating around the first axis;
Have
The holder is provided with a groove having a depth direction that is the same as the direction in which the first fixed axis extends, and the groove is narrower than the wide part and narrower than the wide part. Department,
The stopper portion includes a protrusion that extends in the same direction as the second fixed axis extends and is inserted into the groove of the holder, and the cross-sectional shape of the protrusion is centered on the second fixed axis. And a shape obtained by shaving a circle with two circles having a width smaller than the radius of the circle with the first fixed axis as the center,
The stopper receiving portion comprises an edge of the narrow portion of the groove of the holder,
When the tray is rotated from the state where the holder is in the holder open position and the tray is in the tray open position to the tray close position side, the relationship between the stopper portion and the stopper receiving portion is as follows. A cup holder that is set in a relationship in which it enters into a rotation trajectory from opening to closing of the portion and locks with the stopper receiving portion.
(2) a first fixed axis;
A holder that is rotatable between a holder open position and a holder closed position around the first fixed axis;
A first spring that biases the holder toward the holder open position;
The first fixed axis is a displaced second fixed axis; and
A tray that is pivotable between a tray open position and a tray closed position about the second fixed axis;
A second spring that biases the tray toward the tray open position;
A stopper provided on the tray and rotated about the second axis;
A stopper receiving portion provided on the holder and rotating around the first axis;
Have
The holder is provided with a groove having a depth direction that is the same as the direction in which the first fixed axis extends, and the groove is narrower than the wide part and narrower than the wide part. Department,
The tray is provided with a protrusion that extends in the same direction as the second fixed axis extends and is inserted into the groove of the holder, and the cross-sectional shape of the protrusion is the second fixed axis. A circle centered on the axis is rotated by two angles around the second fixed axis and two circles having a width smaller than the radius of the circle centered on the first fixed axis. It is a shape that has been shaved by a total of four circles,
The stopper portion comprises a tip portion of a recess provided in the tray,
The stopper receiving portion is a convex portion provided on the holder,
When the tray is rotated from the state where the holder is in the holder open position and the tray is in the tray open position to the tray close position side, the relationship between the stopper portion and the stopper receiving portion is as follows. A cup holder that is set in a relationship in which it enters into a rotation trajectory from the opening to the closing and locks with the stopper receiving portion .
[0005]
In the cup holder of the above (1) or (2 ) , when the tray is rotated from the state where the tray and the holder are in the open position to the tray closed position side, the relationship between the stopper portion and the stopper receiving portion is such that the stopper portion is the stopper. Since it is set so as to enter the locking trajectory from the opening to the closing of the receiving portion and lock with the stopper receiving portion, the stopper portion is stopped when the stopper portion enters the rotating trajectory of the stopper receiving portion. By setting so as to contact with the holder, the holder cannot be rotated to the holder closed position independently of the tray. That is, the cup is placed on the tray from the state where the holder and the tray are in the open position, and the tray is rotated toward the tray closed position by the weight of the cup, thereby causing the stopper portion to enter the rotation locus of the stopper receiving portion. Rotation of the holder toward the holder closed position can be prevented (locked) by the tray. Therefore, even if the cup accommodated in the holder is tilted in the holder due to vibration or the like during traveling and a load is applied to the holder on the side of the holder closed position (downward), the holder is lowered (holder It is possible to prevent tilting to the closed position side).
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 to 5 show cup holders applicable to the first and second embodiments of the present invention, and FIGS. 6 to 8 show the cup holders of the first embodiment of the present invention. 9 to 15 show a cup holder according to a second embodiment of the present invention.
Parts common to or similar to the first embodiment and the second embodiment of the present invention are given the same reference numerals in the first embodiment and the second embodiment of the present invention.
First, refer to FIGS. 1 to 3, 6 to 8, 10, 14, and 15 for the configuration and operation of parts common to or similar to the first and second embodiments of the present invention. And explain.
[0007]
The cup holders of the first and second embodiments of the present invention include a first fixed shaft core 10, a holder 20, a first spring 30, a second fixed shaft core 40, a tray 50, and a second. The spring 60, the stopper part 70, and the stopper receiving part 80 are comprised.
The cup holders of the first and second embodiments of the present invention are attached to an interior member of a vehicle or attached to a retainer 90 disposed at a proper position of the interior member of the vehicle. In the embodiment of the present invention, the case where the cup holders of the first and second embodiments of the present invention are attached to the retainer 90 will be described as an example.
[0008]
As shown in FIG. 1, the first fixed shaft core 10 is a rotation shaft core of the holder 20.
The holder 20 has a holder open position held by a first holding means (not shown) and a holder closed held by a second holding means (not shown) around the first fixed axis 10 with respect to the retainer 90. It can be rotated between positions. Here, the holder open position is a position where the holder 20 takes a posture extending horizontally or substantially horizontally when the holder 20 is viewed from the side, and the holder closed position is a position where the holder 20 is viewed from the side. This is a position where 20 takes a posture of extending downward.
The holder 20 has a holding hole 21 into which the cup is inserted. The holder 20 holds the cup inserted into the holding hole 21 from the side.
[0009]
As shown in FIG. 6, the holder 20 is provided with a groove 22 whose depth direction is the same direction as the direction in which the first fixed shaft core 10 extends. The groove 22 extends in a substantially arc shape having a radius r with the first fixed axis 10 as the center. The groove 21 has a wide portion 23 having a width c and a narrow portion 24 having a width d which is smaller than the width c. The wide portion 23 and the narrow portion 24 are continuous.
The holder 20 may be provided with a convex portion 25 as shown in FIG. When the convex portion 25 is provided, the convex portion 25 rotates around the first fixed axis 10 with respect to the retainer 90 integrally with the holder 20. When the holder 10 is in the holder closed position and the tray 50 is in the tray closed position, the convex portion 25 enters the concave portion 52 described later.
As shown in FIG. 1, the first spring 30 constantly urges the holder 20 from the holder closed position to the holder open position.
[0010]
The second fixed axis 40 is a pivot axis of the tray 50. The direction in which the second fixed axis 40 extends is the same as the direction in which the first fixed axis 10 extends. The second fixed axis 40 is displaced from the first fixed axis 10 by a distance L. The second fixed axis 40 is located on a circle having a radius r with the first fixed axis 10 as the center.
[0011]
The tray 50 is rotatable about the second fixed axis 40 with respect to the retainer 90 between a tray open position and a tray close position. The tray 50 rotates independently of the rotation of the holder 20 when not in contact with the holder 20. Here, the tray open position is a second fixed angle θ (0 ° ≦ θ <90 °) downward from a position where the tray 50 is in a horizontal or substantially horizontal orientation when the tray 50 is viewed from the side. This is a position that takes a posture inclined around the axis 40. The tray closed position is a position where the tray 50 is rotated around the second fixed axis 40 downward from the tray open position when the tray 50 is viewed from the side, and the tray 50 takes a posture of extending downward.
[0012]
As shown in FIG. 6, the tray 50 is provided with a protrusion 51 that extends in the same direction as the direction in which the second fixed axis 40 extends. The protrusion 51 rotates about the second fixed axis 40 with respect to the retainer 90 integrally with the tray 50. The center of the protrusion 51 is located on the second fixed axis 40. The protrusion 51 is inserted into the groove 22 of the holder 20. The protrusion 51 moves and / or rotates in the groove 22. Here, movement and / or rotation means any of movement and rotation, movement, and rotation.
As shown in FIG. 7, the protrusion 51 can move and / or rotate without being restricted inside the wide portion 23 when it is in the wide portion 23 of the groove 22. When the protrusion 51 is in the narrow portion 24 of the groove 22, the rotation range is limited to a predetermined range (hereinafter, α degree). However, 0 <θ + α <90 °.
[0013]
Here, the shape of the protrusion 51 will be described.
As shown in FIG. 7, the protrusion 51 is formed by removing a cylinder having a diameter a centered on the second fixed axis 40 by two circles having a width b centered on the first fixed axis 10. Or, as shown in FIG. 15, a cylinder having a radius a centered on the second fixed axis 40 and two circles having a width b (<a) centered on the first fixed axis 10 These two circles are composed of two circles obtained by rotating α around the second fixed axis 40 by a total of four circles. However, the magnitude relationship of a, b, the width c of the wide portion 23, and the width d of the narrow portion 24 is c ≧ a> d ≧ b.
[0014]
The tray 50 may be provided with a recess 52 as shown in FIG. The concave portion 52 is provided only when the convex portion 25 is provided on the holder 20. When the concave portion 52 and the convex portion 25 are provided, the leading end portion 52a of the concave portion 52 rotates the tray 50 toward the tray closed position with the holder 20 in the holder open position and the tray 50 in the tray open position. When this occurs, the projection 25 enters the rotation locus around the first fixed axis 10.
The second spring 60 constantly urges the tray 50 from the tray closed position to the tray open position.
[0015]
As shown in FIGS. 8 and 14, the stopper portion 70 includes a protrusion 51 provided on the tray 50 or a tip 52 a of a recess 52 provided on the tray 50. When the holder 20 is in the holder open position and the tray 50 is in the tray open position, when the tray 50 is rotated α degrees toward the tray close position, the stopper portion 70 is moved to the first fixed axis of the stopper receiving portion 80. Enter into the turning trajectory around 10. When the stopper portion 70 enters the rotation locus of the stopper receiving portion 80, the stopper portion 70 comes into contact with the stopper receiving portion 80.
[0016]
The stopper receiving portion 80 is provided on the holder 20. When the tray 50 is rotated to the tray closed position side with the holder 20 in the holder open position and the tray 50 in the tray open position, the stopper receiving portion 80 is formed in the groove 22 where the protrusion 51 of the tray 50 comes into contact or comes into contact. It consists of the edge part 24b of the wide part 24, or the convex part 25 provided in the holder 20. FIG.
[0017]
Here, the operation of the holder 20 and the tray 50 will be described.
When the holder 20 is in the holder closed position, the tray 50 is held in the tray closed position against the biasing force of the second spring 60 by the holder 20 as shown in FIG.
When the holder 20 is rotated around the first fixed axis 10 toward the holder open position, the tray 50 is moved around the second fixed axis 40 by the biasing force of the second spring 60 as the holder 20 rotates. It turns to the open position side.
The holder 20 is rotated to the holder open position side until the tray 50 reaches the tray open position.
When the holder 20 is further rotated to the holder open position side after the tray 50 reaches the tray open position, only the holder 20 rotates independently of the angle θ tray 50 while the tray 50 is kept in the tray open position. Move.
[0018]
From the state in which the holder 20 is in the holder open position and the tray 50 is in the tray open position, the tray 50 is rotated around the second fixed axis 40 toward the tray close position while the holder 20 is maintained in the holder open position. As shown in FIG. 2, the tray 50 rotates around the second fixed axis 40 toward the α-degree tray closed position side independently of the holder 20. The tray 50 rotated α degrees has a horizontal holding portion 50a for holding the bottom surface of the cup.
When the tray 50 is rotated α degrees, the stopper portion 70 provided on the tray 50 enters the rotation locus of the stopper receiving portion 80 and is in contact with the stopper receiving portion 80.
When the force for rotating the tray 50 toward the tray closing position is removed from the tray 50, the tray 50 is independent of the holder 20 and moved to the tray open position by the biasing force of the second spring 60. It rotates around the core 40. When the tray 50 returns to the tray open position, the stopper portion 70 is at a position outside the rotation locus of the stopper receiving portion 80 and is not in contact with the stopper receiving portion 80.
[0019]
When the holder 20 is rotated around the first fixed axis 10 toward the holder closed position, the tray 50 is in the tray open position until the holder 20 rotates from the holder open position to the holder closed position side by an angle θ or more. . When the holder 20 rotates to the holder closing position side independently of the tray 50 by an angle θ or more, the holder 20 comes into contact with the tray 50, and the tray 50 pushes against the holder 20 as the holder 20 rotates to the holder closing position side. Then, it turns to the tray closed position side.
By rotating the holder 20 to the holder closed position, the tray 50 rotates to the tray closed position. When the holder 20 is in the holder closed position, the tray 50 is held by the holder 20 in the tray closed position.
[0020]
Next, the operation of the protrusion 51 in the groove 22 with the rotation of the holder 20 and the tray 50 will be described.
When the holder 20 is in the holder closed position and the tray 50 is in the tray closed position, the protrusion 51 is located in the wide portion 23 of the groove 22 as shown in FIG.
When the holder 20 rotates to the holder open position side and the tray 50 rotates to the tray open position side, the protrusion 51 rotates around the second fixed axis 40 and the groove 22 rotates around the first fixed axis 10. To turn. The protrusion 51 moves and rotates toward the narrow portion 24 in the groove 22.
When the holder 20 is located at the holder open position and the tray 50 is located at the tray open position, the protrusion 51 is located inside the narrow portion 24 of the groove 22 as shown in FIG. When the protrusion 51 is positioned in the narrow portion 24 of the groove 22, the protrusion 51 rotates along with the rotation of the tray 50 from the tray closed position to the tray open position side. This is prevented by contacting the portion 24a.
[0021]
While the holder 20 is in the holder open position and the tray 50 is in the tray open position, the tray 50 is rotated around the second fixed axis 40 toward the tray closed position while the holder 20 is maintained in the holder open position. Then, as shown in FIG. 8, the protrusion 51 rotates α degrees until it contacts the edge 24b different from the edge 24a in the narrow part 24.
When the force for rotating the tray 50 toward the tray closing position is removed from the tray 50, the tray 50 rotates around the second fixed axis 40 to the tray opening position by the biasing force of the second spring 60. The protrusion 51 rotates α degrees toward the tray opening position until it comes into contact with the edge 24 a in the narrow portion 24. The stopper 70 is at a position deviated from the rotation locus of the stopper receiving portion 80.
[0022]
When the holder 20 is rotated around the first fixed axis 10 toward the holder closed position, the tray 50 is in the tray open position until the holder 20 is rotated toward the holder closed position by an angle θ or more. The protrusion 51 is positioned in the narrow portion 24 until the holder 20 rotates to the holder closed position side by an angle θ or more, and is positioned in the wide portion 23 when the holder 20 rotates to the holder close position side by an angle θ or more. .
By rotating the holder 20 to the holder closed position, the tray 50 is rotated to the tray closed position, and the holder 51 is located in the wide portion 23.
[0023]
The operation will be described.
When the tray 20 is rotated from the state where the holder 20 is in the holder open position and the tray 50 is in the tray open position to the tray close position side, only the tray 50 is rotated while the holder 20 is maintained in the holder open position. 50, the stopper portion 70 provided in the holder 20 enters the rotation locus of the stopper receiving portion 80 provided in the holder 20 and comes into contact with the stopper receiving portion 80. Can no longer be rotated. That is, when the cup is placed on the tray 50 from the state in which the holder 20 is in the holder open position and the tray 50 is in the tray open position, the tray 50 rotates to the tray close position side due to the weight of the cup, and the stopper portion 70 is The stopper receiver 80 enters the rotation locus of the stopper receiver 80 and comes into contact with the stopper receiver 80. Therefore, it is possible to prevent (lock) the rotation of the holder 20 toward the holder closed position with the cup placed on the tray 50.
Therefore, even when the cup accommodated in the holding hole 21 is tilted in the holding hole 21 due to vibration or the like during traveling and a load is applied to the holder 20 toward the holder closed position (downward), the weight of the cup It is possible to prevent the holder 20 from being tilted downward (holder closed position side).
[0024]
Further, the holder 20 is in the holder open position, the tray 50 is in the tray open position, the tray 50 is rotated to the tray open position side, and the force that has been rotating the tray 50 from the tray 50 to the closed position side is removed. In a state where the tray 50 is rotated to the tray opening position side by the urging force of the second spring 60, the stopper portion 70 is not in contact with the stopper receiving portion 80 and is out of the rotation locus of the stopper receiving portion 80. The holder 20 can be rotated toward the holder closed position. Therefore, only when the tray 50 is rotated toward the tray closed position while the holder 20 is maintained at the holder open position, the rotation of the holder 20 toward the holder closed position can be prevented.
[0025]
Next, the configuration and operation of parts unique to each embodiment of the present invention will be described.
In the cup holder according to the first embodiment of the present invention, as shown in FIGS. 6 to 8, the stopper 70 is composed of the protrusion 51, and the stopper receiving portion 80 is composed of the edge 24 b of the narrow portion 24. . In the first embodiment of the present invention, the convex portion 25 and the concave portion 52 are not provided.
In the first embodiment of the present invention, when the tray 50 is rotated from the state in which the holder 20 is in the holder open position and the tray 50 is in the tray open position to the tray closed position side, the first fixed axis of the edge 24b. The protrusion 51 enters the rotation trajectory around 10. Therefore, even if the holder 20 is to be rotated to the holder closing position side with the protrusion 51 entering the rotation locus of the edge 24b, the edge 24b is in contact with the protrusion 51, and the holder of the holder 20 is closed. The rotation to the position side is prevented.
[0026]
In the cup holder according to the second embodiment of the present invention, as shown in FIGS. 9 to 15, the stopper 70 is composed of the tip 52 a of the recess 52 and the stopper receiving portion 80 is composed of the protrusion 25.
In the second embodiment of the present invention, when the tray 50 is rotated from the state in which the holder 20 is in the holder open position and the tray 50 is in the tray open position to the tray close position side, the leading end 52a of the concave portion 52 is the convex portion 25. The first fixed shaft core 10 is moved into the rotation locus around the first fixed axis 10, and the tip 52 a of the recess 52 comes into contact with the protrusion 25. Therefore, even if the holder 20 is to be rotated to the holder closed position side with the tip 52a of the recess 52 entering the rotation trajectory of the projection 25, the projection 25 comes into contact with the tip 52a of the recess 52. Rotation of the holder 20 toward the holder closed position is prevented.
In the second embodiment of the present invention, the convex portion 25 is provided in the holder 25 and the concave portion 52 is provided in the tray 50, but the convex portion 25 is provided in the tray 50. A recess 25 may be provided in the holder 20.
[0027]
【The invention's effect】
According to the cup holder of claim 1 or claim 2 Symbol placement, is rotated from the state in which the tray and the holder is in the open position the tray into the tray the closed position side, the relationship between the stopper portion and the stopper receiving portion, the stopper The stopper part is set so as to enter the locking trajectory from the opening to the closing of the stopper receiving part and lock with the stopper receiving part. By setting the contact with the stopper receiving portion, the holder cannot be rotated to the holder closed position independently from the tray. That is, the cup is placed on the tray from the state where the holder and the tray are in the open position, and the tray is rotated toward the tray closed position by the weight of the cup, thereby causing the stopper portion to enter the rotation locus of the stopper receiving portion. Rotation of the holder toward the holder closed position can be prevented (locked) by the tray. Therefore, even if the cup accommodated in the holder is tilted in the holder due to vibration or the like during traveling and a load is applied to the holder on the side of the holder closed position (downward), the holder is lowered (holder It is possible to prevent tilting to the closed position side).
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a state of a cup holder according to an embodiment of the present invention in a state where a holder is in a holder open position and a tray is in a tray open position.
FIG. 2 is a side view of a cup holder according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a side view showing a state of the cup holder of the embodiment of the present invention in a state where the holder is in the holder closed position and the tray is in the tray closed position.
FIG. 4 is a side view showing the cup holder of the embodiment of the present invention in a state where the holder is in the holder open position and the tray is in the tray open position.
FIG. 5 is a side view of the cup holder according to the embodiment of the present invention when the holder is in the holder open position and the tray is rotated from the tray open position to the tray close position.
6 is an enlarged cross-sectional view of part A of FIG. 2 when the holder is in the holder closed position and the tray is in the tray closed position of the cup holder of the first embodiment of the present invention.
7 is an enlarged cross-sectional view of part A of FIG. 2 when the holder is in the holder open position and the tray is in the tray open position of the cup holder of the first embodiment of the present invention.
8 shows the cup holder of the first embodiment of the present invention when the holder is in the holder open position and the tray is in the tray open position, and when the tray is rotated to the tray close position in FIG. It is an expanded sectional view of A section.
9 is an enlarged cross-sectional view of part A of FIG. 2 when the holder is in the holder closed position and the tray is in the tray closed position of the cup holder of the second embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing a state of a convex portion and a concave portion of the cup holder according to the second embodiment of the present invention when the holder is in the holder closed position and the tray is in the tray closed position.
11 is an enlarged cross-sectional view of part A of FIG. 2 when the holder is in the holder open position and the tray is in the tray open position of the cup holder of the second embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing a state of convex portions and concave portions of the cup holder of the second embodiment of the present invention in a state where the holder is in the holder open position and the tray is in the tray open position.
13 is an enlarged cross-sectional view of part A of FIG. 2 when the holder is in the holder open position and the tray is in the tray open position of the cup holder of the second embodiment of the present invention.
FIG. 14 shows convex portions and concave portions of the cup holder according to the second embodiment of the present invention when the tray is rotated from the state where the holder is in the holder open position and the tray is in the tray open position to the tray closed position. It is sectional drawing which shows this state.
FIG. 15 is a sectional view of a protrusion of a cup holder according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 16 is an exploded perspective view showing a conventional cup holder.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 1st fixed axis 20 Holder 21 Holding hole 22 Groove 23 Wide part 24 Narrow part 24a, 24b Groove edge 25 Convex part 30 1st spring 40 2nd fixed axis 50 Tray 51 Protrusion 52 Recessed part 52a Recessed tip 60 Second spring 70 Stopper 80 Stopper receiving portion 90 Retainer

Claims

A first fixed axis;
A holder that is rotatable between a holder open position and a holder closed position around the first fixed axis;
A first spring that biases the holder toward the holder open position;
The first fixed axis is a displaced second fixed axis; and
A tray that is pivotable between a tray open position and a tray closed position about the second fixed axis;
A second spring that biases the tray toward the tray open position;
A stopper provided on the tray and rotated about the second axis;
A stopper receiving portion provided on the holder and rotating around the first axis;
Have
The holder is provided with a groove having a depth direction that is the same as the direction in which the first fixed axis extends, and the groove is narrower than the wide part and narrower than the wide part. Department,
The stopper portion includes a protrusion that extends in the same direction as the second fixed axis extends and is inserted into the groove of the holder, and the cross-sectional shape of the protrusion is centered on the second fixed axis. And a shape obtained by shaving a circle with two circles having a width smaller than the radius of the circle with the first fixed axis as the center,
The stopper receiving portion comprises an edge of the narrow portion of the groove of the holder,
When the tray is rotated from the state where the holder is in the holder open position and the tray is in the tray open position to the tray close position side, the relationship between the stopper portion and the stopper receiving portion is as follows. A cup holder that is set in a relationship in which it enters into a rotation trajectory from opening to closing of the portion and locks with the stopper receiving portion.

A first fixed axis;
A holder that is rotatable between a holder open position and a holder closed position around the first fixed axis;
A first spring that biases the holder toward the holder open position;
The first fixed axis is a displaced second fixed axis; and
A tray that is pivotable between a tray open position and a tray closed position about the second fixed axis;
A second spring that biases the tray toward the tray open position;
A stopper provided on the tray and rotated about the second axis;
A stopper receiving portion provided on the holder and rotating around the first axis;
Have
The holder is provided with a groove having a depth direction that is the same as the direction in which the first fixed axis extends, and the groove is narrower than the wide part and narrower than the wide part. Department,
The tray is provided with a protrusion that extends in the same direction as the second fixed axis extends and is inserted into the groove of the holder, and the cross-sectional shape of the protrusion is the second fixed axis. A circle centered on the axis is rotated by two angles around the second fixed axis and two circles having a width smaller than the radius of the circle centered on the first fixed axis. It is a shape that has been shaved by a total of four circles,
The stopper portion comprises a tip portion of a recess provided in the tray,
The stopper receiving portion is a convex portion provided on the holder,
When the tray is rotated from the state where the holder is in the holder open position and the tray is in the tray open position to the tray close position side, the relationship between the stopper portion and the stopper receiving portion is as follows. A cup holder that is set in a relationship in which it enters into a rotation trajectory from the opening to the closing and locks with the stopper receiving portion .