JP3630572B2 - 筒状容器のシール部のカット方法及び筒状容器のシール部のカット装置 - Google Patents

筒状容器のシール部のカット方法及び筒状容器のシール部のカット装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3630572B2
JP3630572B2 JP35179698A JP35179698A JP3630572B2 JP 3630572 B2 JP3630572 B2 JP 3630572B2 JP 35179698 A JP35179698 A JP 35179698A JP 35179698 A JP35179698 A JP 35179698A JP 3630572 B2 JP3630572 B2 JP 3630572B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical container
cutting
blade
blade portion
sealing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35179698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000176884A (ja
Inventor
昇 杉村
庄次 福島
實 大畑
勝弘 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
Priority to JP35179698A priority Critical patent/JP3630572B2/ja
Publication of JP2000176884A publication Critical patent/JP2000176884A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3630572B2 publication Critical patent/JP3630572B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、合成樹脂製筒状容器の端部をシールした後、そのシール端部をカットする筒状容器のシール部のカット方法及び筒状容器のシール部のカット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、化粧品や日用品等の内容物を充填する合成樹脂製筒状容器において、内容物充填後の容器端部は、加熱や超音波によってシールがなされる。ことに加熱シールにおいては、シールした溶着部分の両端が、筒部の延長線よりはみ出し、とがった形状になり、外観的に見苦しいばかりでなく、とがった部分が薄い場合は、それで傷をつけるようなトラブルが発生することもあった。
【0003】
そこで、筒状容器の端部のシール後、筒状容器の胴寸法に合わせた切断刃にて、筒状容器のシール部の両端部及び天面直線部を1度に切り落とす方式が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来技術の場合には、筒状容器のサイズに合わせた切断刃を用いていたため、筒状容器のサイズ毎に切断刃を準備していなければならず、切断刃製作にかかるコストが問題となっていた。
【0005】
また、切断刃は、筒状容器のシール部の両端部及び天面直線部を1度に切り落とす形状のため、シール後のシール部の仕上がり形状にバラツキがでた場合や、筒状容器自体に寸法のバラツキがある場合に対応することが難しく、カット後の筒状容器の形状にバラツキを生じる場合もあった。
【0006】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、異なる寸法の切断刃を準備することなく、1つの切断刃で、種々のサイズの筒状容器のシール部のカットに対応可能な、筒状容器のシール部のカット方法及び筒状容器のシール部のカット装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のカット方法は、筒状容器の端部となる部分の内周壁面を合わせ、この合わせられた内周壁面を接合したシール部をカットする方法であって、筒状容器の軸方向外方に斜めに交差する第1の刃部と該第1の刃部の一端に接続する円弧状の第2の刃部を有する切断刃に対し、前記筒状容器のシール部の両端部を片側ずつ該切断刃の第2の刃部に合うように位置決めしてカットすることを特徴とする。
【0008】
また、前記切断刃を、前記筒状容器の軸に対して対象となるよう2式備え、前記筒状容器の幅に応じて、前記切断刃と前記筒状容器を相対的に移動させ、前記シール部の両端部を片側ずつ該切断刃の第2の刃部に合うように位置決めしてカットすることも好適である。
【0009】
また、本発明のカット装置は、筒状容器の端部となる部分の内周壁面を合わせ、この合わせられた内周壁面を接合したシール部をカットする筒状容器のシール部のカット装置であって、筒状容器の軸方向外方に斜めに交差する第1の刃部と、該第1の刃部の一端に接続する円弧状の第2の刃部と、を有する切断手段を備えることを特徴とする。
【0010】
また、前記筒状容器をそのサイズに応じて位置決めする位置決め手段を備え、前記第1の刃部は、前記第1の刃部と前記第2の刃部とが接続する点から、前記位置決め手段により位置決めされる前記筒状容器の軸への垂線に対し、前記筒状容器の外方に向かって傾斜していることも好適である。
【0011】
また、前記切断手段は、前記第1の刃部と第2の刃部を刃先部に備える切断刃であることも好適である。
また、前記切断手段は、1対のポンチとダイスを有するプレスせん断手段を備え、該1対のポンチとダイスの切断型は、前記第1の刃部と第2の刃部からなる形状に倣った輪郭形状を有することも好適である。
【0012】
また、前記位置決め手段は、前記筒状容器のシール部端部に第1のガイド部材を有し、該第1のガイド部材は前記筒状容器の軸方向の位置決めをし、前記筒状容器の側部に第2のガイド部材を有し、該第2のガイド部材は前記軸と直交する方向の位置決めをすることも好適である。
【0013】
また、筒状容器を保持する保持手段と、該保持手段を回動自在とする回動手段と、を備えることも好適である。
また、前記切断手段と、前記筒状容器の軸に対して略対象となるよう、対象切断手段を設け、前記切断手段と前記対象切断手段のうち少なくとも1つを移動可能にする移動手段を備えることも好適である。
【0014】
また、前記切断手段と前記対象切断手段を筒状容器の両端に相当するよう前記保持手段を挟んで設け、前記保持手段を移動可能とする保持移動手段を備えることも好適である。
【0015】
また、前記切断刃は、前記第2の刃部の第1の刃部とは他端側に接続する、第3の刃部を備え、前記第1の刃部と前記第3の刃部のなす角は鈍角となることも好適である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
第1の実施の形態では切断手段としてポンチとダイスを有するプレスせん断手段を備えるカット装置について説明する。
【0017】
図1は本発明の第1の実施の形態に係るカット装置の構成概略図、図2(a)はカット装置の平面図、同図(b)は筒状容器のカットの説明図、同図(c),(d)は切断刃の形状を示す説明図である。
【0018】
カット装置1は、ポンチ9と筒状容器Tを載せる載置部7を有するテーブル部3と、ダイス8を駆動するエアシリンダ4と、テーブル部3とエアシリンダ4を垂設する支持部2と、から構成される。
【0019】
エアシリンダ4は、軸心に沿って進退し突没自在なピストン5を有している。そして、ピストン5の先端部には保持部6が設けられ、ダイス8は保持部6に保持されている。また、載置部7に載置される筒状容器Tの軸方向を規制する第1のガイド部材としてのガイド11も、保持部6に移動可能に設けられている。
【0020】
ここで、エアシリンダ4は、ピストン5を突出させた位置から、エアシリンダ4の軸心下方に向かって下降させ、また、ピストン5を没入させた位置からエアシリンダ4の軸心上方に向かって上昇させる。
【0021】
テーブル部3は、筒状容器Tを載置する載置部7と筒状容器Tを位置決めする第2のガイド部材としてのガイド10とポンチ9とを有し、ポンチ9は載置部7からエアシリンダ4側に突出した位置に設けられている。
【0022】
載置部7には種々のサイズの筒状容器Tの載置が可能で、筒状容器Tのサイズに応じてその形状に沿わせることができるガイド10が、筒状容器Tの軸に略直交する方向を規制し、ガイド11とともに筒状容器Tを載置部7に位置決め保持するよう設けられている。
【0023】
ガイド10は、載置部7に設けられた溝13を介することで、載置部7に、移動、回動自在に保持固定される。そして、筒状容器Tのサイズや側面のテーパ度、筒状容器Tの軸とカット部の設定角度に対応して筒状容器Tを載置部7に位置決め保持する。
【0024】
切断手段としての一対のポンチ9とダイス8の切断型は、第1の刃部14と第1の刃部14の一端に接続する円弧状の第2の刃部15を有しており、カット装置1は、エアシリンダ4が突出しているピストン5を没入させることで、ピストン5の先端に保持されるダイス8が、テーブル部3のポンチ9に所定のクリアランスをとって係合するプレスせん断動作により、カット動作を行うものである。
【0025】
次に、カット動作について説明する。
まず、カットする筒状容器Tのサイズに合わせて、位置決めのガイド10,11を設置する。この時、筒状容器Tのカットしたいシール部がポンチ9からはみ出るよう、さらに、筒状容器Tのシール部をカットする第1の刃部14が筒状容器Tの中心軸を越えるよう(シール部を半分以上カットするよう)、また、カット部が筒状容器Tの側面から連続した切り口となるよう、ガイド10,11を調整する。
【0026】
ガイド10,11をカットする筒状容器Tのサイズに合わせて設置した後、エアシリンダ4によりピストン5を突出させダイス8をポンチ9から離した位置にて、筒状容器Tを載置部7に載せ、ガイド10,11により位置決め保持する。この時、補助ガイド12により、筒状容器Tの両側面を保持するとよい。
【0027】
その状態で、エアシリンダ4によりピストン5を下降させ、ダイス8とポンチ9のプレスせん断動作により、筒状容器Tのシール部の一端をカットする。
その後、エアシリンダ4によりピストン5を突出させダイス8をポンチ9から離した位置に戻してから、筒状容器Tを反転させ、シール部の他端を、同様に、ガイド10,11により位置決め保持する。そして再び、エアシリンダ4によりピストン5を下降させ、ダイス8とポンチ9のプレスせん断動作により、筒状容器Tのシール部の他端をカットする(図2(b))。
【0028】
筒状容器Tのサイズが変わった場合、第1の刃部14が筒状容器Tの軸を越える位置までカットするように筒状容器Tと切断刃の位置関係を決め、それに合わせてガイドの位置を変更するだけでよい。
【0029】
このように、本発明のカット装置を用いれば、筒状容器のサイズに応じた切断刃を必要とせず、1つの刃で対応することが可能となる。
また、本実施の形態では、第1の刃部14に対し、筒状容器Tの軸が斜めに交差するよう、即ち、筒状容器Tの軸に対し第1の刃部14が筒状容器T外方に傾斜するよう、筒状容器Tを載置部7に位置決め載置している。これにより、筒状容器Tの幅や筒状容器Tの側面のテーパ度等、筒状容器T自体の寸法にバラツキがあっても、シール部端部のカット後の形状を安定した対象形状とすることが可能である。
【0030】
筒状容器Tの軸に対し、直交するように第1の刃部14を設置しても良いが、この場合、筒状容器Tの他端をカットする時の第1の刃部14は、先に第1の刃部がカットした筒状容器Tの一端に一致しなければならず、これには筒状容器Tの他端をカットする際、正確な位置決めが要求される。
【0031】
また、本実施の形態では、切断刃は第1の刃部14と第2の刃部15から構成される(図2(c))が、第2の刃部の第1の刃部とは他端側に接続する第3の刃部16を設けてもよい(図2(d))。ここで、第1の刃部と第3の刃部とのなす角は鈍角であるとよい。
【0032】
また、第1の刃部14は直線状でも、非直線状であってもよく、第2の刃部15は第1の刃部14と連続していれば直線状でも、また、多角形形状の一部であってもよい。
【0033】
また、筒状容器の軸方向の位置決めは、テーブル部3にガイドを設け、筒状容器のシール部と他端の先端部にて行ってもよい。
また、本実施の形態では、プレスせん断動作によるカット装置を示したが、ポンチ8とダイス9の代わりに、刃先部に第1の刃部と第2の刃部を備える切断刃とベッドとによりカットを行ってもよい。
【0034】
(実施の形態2)
本実施の形態では、第1の実施の形態のカット装置のテーブル部に筒状容器を保持する保持手段としてのホルダ18とホルダ18を回動させる回動手段を設けたものである。第1の実施の形態と同様の構成部位には同一の符号を付し、説明は省略する。
【0035】
図3は本実施の形態に係るカット装置の平面図を示している。
ホルダ18は、ホルダアーム18aとホルダ先端部18bとから構成され、テーブル部3の切断刃17とは離れた位置に設けられている。テーブル部3はホルダ18をホルダ18の軸を中心に回動可能に保持し、また、ホルダ18はホルダアーム18aを伸縮自在に保持している。ホルダアーム18aはホルダ先端部18bを揺動自在に保持し、ホルダ先端部18bは筒状容器Tのサイズに応じて筒状容器Tを保持できる。位置決めのガイド10a,11aは圧力を検知できるセンサを備えている。
【0036】
カット装置1aは、不図示の制御装置を備え、エアシリンダ4と上記動作の制御を行っている。
ホルダ先端部18bに筒状容器Tを載置すると、ホルダ先端部18bは筒状容器Tを保持し、筒状容器Tのサイズに合わせて設定されたガイド10a,11aに向かい、ホルダアーム18aが伸びる。ホルダ先端部18bはホルダアーム18aに対し揺動することで、ガイド10a,11aに筒状容器Tを合わせる。
【0037】
不図示の制御装置は、ガイド10a,11aが所定の圧を検知するとその位置でホルダ18を固定させ、エアシリンダ4を作動させ、切断刃17により筒状容器Tのシール部のカットを行う。
【0038】
筒状容器Tのシール部の一端のカット後、不図示の制御装置はホルダ18を回動させることで、筒状容器Tを反転させ、上記と同様の動作により、筒状容器Tのシール部の他端のカットを行う。
【0039】
(実施の形態3)
本実施の形態では、対象形状となる切断刃を2式設け、筒状容器と切断刃を相対的に移動させることでカットするものである。上述の実施の形態と同様の構成部位には同一の符号を付し、説明は省略する。
【0040】
図4は本実施の形態に係るカット装置の平面図を示している。
カット装置1bには切断手段と対象切断手段としての2式の切断刃17と17a,ガイド10a,11aとガイド10b,11bが対象位置に設けられている。ガイド10b,11bには、ガイド10a,11a同様、圧力を検知できるセンサを備えている。テーブル部3はホルダ18をスライド可能に備えている。
【0041】
ホルダ先端部18bに筒状容器Tを載置すると、ホルダ先端部18bは筒状容器Tを保持し、筒状容器Tのサイズに合わせて設定されたガイド10a,11aに向かい、ホルダアーム18aが伸びる。ホルダ先端部18bはホルダアーム18aに対し揺動することで、ガイド10a,11aに筒状容器Tを合わせる。
【0042】
不図示の制御装置は、ガイド10a,11aが所定の圧を検知するとその位置でホルダ18を固定させ、エアシリンダ4を作動させ、切断刃17により筒状容器Tのシール部のカットを行う。
【0043】
筒状容器Tのシール部の一端のカット後、不図示の制御装置はホルダ18をスライドさせることで、ガイド10a,11aとは対象位置にある、筒状容器Tのサイズに合わせて設定されたガイド10b,11bに、筒状容器Tを移動させる。そして、上記と同様の動作により、筒状容器Tのシール部の他端のカットを行う。
【0044】
本実施の形態では、2式の刃を固定し筒状容器Tを移動させることによりカット動作を行ったが、筒状容器Tを固定した状態で2式の刃を移動させてもよく、2式の刃と筒状容器Tが相対的に移動すればよい。
【0045】
(実施の形態4)
本実施の形態では、第1の実施の形態のカット装置を筒状容器の製造ラインに組ませたものであり、回動自在なアーム28を備える回転搬送装置27を設けている。第1の実施の形態と同様の構成部位には同一の符号を付し、説明は省略する。
【0046】
図5は筒状容器の製造ラインの一部を示している。容器ホルダ20に保持された筒状容器Tはコンベヤ21により搬送され、案内ガイド22で端部を扁平にされ、シール装置23によりシールされる。
【0047】
回転搬送装置27は、コンベヤ21の側方に設けられ、回転搬送装置27を中心に回動自在で、伸縮自在なアーム28と、アーム28の先端に、アーム28に対し揺動自在に取り付けられた、保持手段としての先端保持部29とを有している。また、アーム28をアームの軸に対して回動自在にする回動手段を備えている。
【0048】
カット装置1cは第1の実施の形態のカット装置1に制御手段を備えたもので、アーム28の回転軌跡上に、アーム28により搬送される筒状容器Tが載置部に相当するように設けられている。
【0049】
容器ホルダ20に保持された筒状容器Tは、不図示の誘導装置にて回転搬送装置27の先端保持部29に移される。アーム28はカット装置1cへ、容器ホルダ20に保持された筒状容器Tを導く。
【0050】
先端保持部29はアーム28に揺動自在に設けられているので、アーム28は保持している筒状容器Tを、あらかじめ筒状容器Tのサイズに応じて設定されたカット装置1cの位置決めのガイド10,11に合わせることができる。
【0051】
第1の実施の形態で示したようにカット動作が行われ、その後、回転搬送装置27はアーム28を回動させることで、筒状容器Tを反転させ、位置決めを行い、もう一方のシール部をカットする。
【0052】
カット動作後、回転搬送装置27は図に示す方向にアーム28を移動させ、不図示の誘導装置により容器ホルダ20に保持された筒状容器Tはコンベヤ21に戻される。
【0053】
(実施の形態5)
本実施の形態は、第4の実施の形態における製造ラインのコンベヤ上にカット装置を設けたものである。上述の実施の形態と同様の構成部位には同一の符号を付し、説明は省略する。
【0054】
図6は本実施の形態に係るカット装置とラインの構成概略図である。
カット装置1dは、第2の実施の形態におけるカット装置に移動手段を備えたもので、コンベヤ21の上部に設けられ、コンベヤ21に対し上下に移動可能で、コンベヤ21に直交する方向に回動軸を備えている。
【0055】
コンベヤ21の作動中に、筒状容器Tを保持している容器ホルダ20の端部を、コンベヤ21の経路上に設けられたセンサ32が検知すると、不図示の制御装置がコンベヤ21を停止させると同時に、カット装置1dを下降させる。
【0056】
カット装置1dの位置決めセンサ33が筒状容器Tの端部を検知するとカット装置1dは下降を停止し、筒状容器Tの側部を検知する側部センサ34が筒状容器Tの側部を検知する位置まで図6に示す矢印A方向にカット装置1dは回動する。
【0057】
ここで、位置決めセンサ33により検知される筒状容器Tの端部と、側部センサ34により検知される筒状容器Tの側部と、切断刃17との位置は、あらかじめ筒状容器Tのサイズに応じて設定されている。位置決めセンサ33と側部センサ34とにより、カット装置1dの位置が設定され、カット動作が行われる。
【0058】
カット動作後、不図示の制御装置はカット装置1dを一旦上昇させ、回動軸を回動させ、カット装置1dを反転させてから、再びカット装置1dを下降させ、筒状容器Tの他端の位置決めを位置決めセンサ33,側部センサ34により行い、カットを行う。
【0059】
筒状容器Tの両端のカットが終わると、不図示の制御手段はカット装置1dを上昇させ、コンベヤ21を再稼働させる。
【0060】
(実施の形態6)
本実施の形態では、対象となる切断刃を2式設け、筒状容器と切断刃を相対的に移動させることでカットするものである。第4,第5の実施の形態のカット装置に切断刃を2式設けることで、回動手段は不要となる。上述の実施の形態と同様の構成部位には同一の符号を付し、説明は省略する。
【0061】
図7,8は本実施の形態に係るカット装置とラインの構成概略図である。
まず、2式の切断刃を第4の実施の形態におけるカット装置に取り入れた場合について図7を用いて説明する。
【0062】
容器ホルダ20に保持された筒状容器Tは、不図示の誘導装置にてコンベヤ21の側方に設けられた回転搬送装置37の、アーム28の先端保持部29に移される。アーム28は回転搬送装置37の回転軌跡上に設けられたカット装置1eへ、容器ホルダ20に保持された筒状容器Tを導く。
【0063】
先端保持部29はアーム28に揺動自在に設けられており、アーム28は保持している筒状容器Tを、あらかじめ筒状容器Tのサイズに応じて設定されたカット装置の位置決めのガイド38a,39aに合わせることができる。
【0064】
そして、一端のカット動作が行われた後、回転搬送装置37はアーム28を、回転搬送装置37を中心としてわずかに回動させることで、筒状容器Tを移動させ、筒状容器Tのサイズに応じて設定された、もう一方の位置決めのガイド38b,39bに合う位置にて、筒状容器Tのシール部の他端をカットする。
【0065】
筒状容器Tの両端のカット動作後、回転搬送装置37はアーム28を移動させ、不図示の誘導装置により容器ホルダ20に保持された筒状容器Tはコンベヤ21に戻される。
【0066】
上記に示した実施の形態は筒状容器を移動させたが、筒状容器を固定し切断刃を移動させてもよい。例えば、位置決めのガイドにセンサを設け、切断刃と位置決めのガイドを移動可能に設け、カット装置の載置部に固定保持されている筒状容器のシール部の一端を一方のセンサにより検知し、切断刃の位置決めをしカットを行った後、切断刃を移動させ他端を他方のセンサと切断刃によりカットしてもよい。
【0067】
次に、2式の切断刃を第5の実施の形態におけるカット装置に取り入れた場合について図8を用いて説明する。
コンベヤ21の作動中に筒状容器Tを保持している容器ホルダ20の端部を、コンベヤ21の経路上に設けられたセンサ40が検知すると、不図示の制御装置がコンベヤ21を停止させると同時に、カット装置1fを下降させる。
【0068】
カット装置1fの位置決めセンサ43が筒状容器Tの端部を検知するとカット装置1fは下降を停止し、筒状容器Tの側部を検知する側部センサ44が筒状容器Tの側部を検知する位置まで図8に示す矢印Bの方向にカット装置1fは回動する。
【0069】
位置決めセンサ43により検知される筒状容器Tの端部と、側部センサ44により検知される筒状容器Tの側部と、切断刃17との位置は、あらかじめ筒状容器Tのサイズに応じて設定されている。位置決めセンサ43と側部センサ44とにより、カット装置1fの位置が設定され、カット動作が行われる。
【0070】
カット動作後、不図示の制御装置は、側部センサ46が筒状容器Tの側部を検知するまでカット装置1f、もしくはコンベヤ21を、移動させる。側部センサ46の検知によりカット装置1f、もしくはコンベヤ21を停止させると、側部センサ46と位置決めセンサ45によりカット装置1fの位置が設定され、筒状容器Tのシール部の他端をカットする。
【0071】
筒状容器Tの両端のカットが終わると、不図示の制御手段はカット装置1fを上昇させ、コンベヤ21を再稼働させる。
【0072】
【発明の効果】
本発明は上記の構成及び作用を有するもので、筒状容器のサイズ毎に切断刃を準備する必要が無くなり、1つの切断刃で種々のサイズの筒状容器のシール部のカットに対応可能となり、切断刃製作にかかるコストを抑えることが可能となる。
【0073】
また、筒状容器の側部を位置決めして一端ずつカットするので、シール部の仕上がり形状にバラツキが出たり、筒状容器自体に寸法のバラツキがある場合でも、常に安定した形状の筒状容器を提供することが可能となる。
【0074】
また、本発明のカット装置を製造ラインに組み込むことにより、筒状容器のサイズが変わった場合に、切断刃を交換する必要が無く、位置決めガイドの設定の変更だけで対応できるため、切断刃交換にかかる時間を短縮でき、その労力も抑えることができ、生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態に係るカット装置の構成概略図である。
【図2】図2(a)は本発明の第1の実施の形態に係るカット装置の平面図、同図(b)は筒状容器のカットの説明図、同図(c)は切断刃の形状を示し、同図(d)は第3の刃部を備える切断刃の形状を示す説明図である。
【図3】図3は本発明の第2の実施の形態に係るカット装置の構成概略図である。
【図4】図4は本発明の第3の実施の形態に係るカット装置の構成概略図である。
【図5】図5は本発明の第4の実施の形態に係るカット装置とラインの構成概略図である。
【図6】図6は本発明の第5の実施の形態に係るカット装置とラインの構成概略図である。
【図7】図7は本発明の第6の実施の形態に係るカット装置とラインの構成概略図である。
【図8】図8は本発明の第6の実施の形態に係るカット装置とラインの構成概略図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c,1d,1e,1f カット装置
2 支持部
3 テーブル部
4 エアシリンダ
5 ピストン
6 保持部
7 載置部
8 ダイス
9 ポンチ
10,10a,10b ガイド
11,11a,11b ガイド
12 補助ガイド
13 溝
14 第1の刃部
15 第2の刃部
16 第3の刃部
17,17a 切断刃
18 ホルダ
18a ホルダアーム
18b ホルダ先端部
20 容器ホルダ
21 コンベヤ
22 案内ガイド
23 シール装置
27,37 回転搬送装置
28 アーム
29 先端保持部
32,40 センサ
33,43,45 位置決めセンサ
34,44,46 側部センサ
38a,38b ガイド
39a,39b ガイド
T 筒状容器

Claims (11)

  1. 筒状容器の端部となる部分の内周壁面を合わせ、この合わせられた内周壁面を接合したシール部をカットする方法であって、
    筒状容器の軸方向外方に斜めに交差する第1の刃部と該第1の刃部の一端に接続する円弧状の第2の刃部を有する切断刃に対し、前記筒状容器のシール部の両端部を片側ずつ該切断刃の第2の刃部に合うように位置決めしてカットする筒状容器のシール部のカット方法。
  2. 前記切断刃を、前記筒状容器の軸に対して対象となるよう2式備え、
    前記筒状容器の幅に応じて、前記切断刃と前記筒状容器を相対的に移動させ、前記シール部の両端部を片側ずつ該切断刃の第2の刃部に合うように位置決めしてカットする請求項1に記載の筒状容器のシール部のカット方法。
  3. 筒状容器の端部となる部分の内周壁面を合わせ、この合わせられた内周壁面を接合したシール部をカットする筒状容器のシール部のカット装置であって、
    筒状容器の軸方向外方に斜めに交差する第1の刃部と、該第1の刃部の一端に接続する円弧状の第2の刃部と、を有する切断手段を備えることを特徴とする筒状容器のシール部のカット装置。
  4. 前記筒状容器をそのサイズに応じて位置決めする位置決め手段を備え、
    前記第1の刃部は、前記第1の刃部と前記第2の刃部とが接続する点から、前記位置決め手段により位置決めされる前記筒状容器の軸への垂線に対し、前記筒状容器の外方に向かって傾斜していることを特徴とする請求項3に記載の筒状容器のシール部のカット装置。
  5. 前記切断手段は、前記第1の刃部と第2の刃部を刃先部に備える切断刃であることを特徴とする請求項3または4に記載の筒状容器のシール部のカット装置。
  6. 前記切断手段は、1対のポンチとダイスを有するプレスせん断手段を備え、
    該1対のポンチとダイスの切断型は、前記第1の刃部と第2の刃部からなる形状に倣った輪郭形状を有することを特徴とする請求項3,4または5に記載の筒状容器のシール部のカット装置。
  7. 前記位置決め手段は、前記筒状容器のシール部端部に第1のガイド部材を有し、該第1のガイド部材は前記筒状容器の軸方向の位置決めをし、
    前記筒状容器の側部に第2のガイド部材を有し、該第2のガイド部材は前記軸と直交する方向の位置決めをすることを特徴とする請求項3,4,5または6に記載の筒状容器のシール部のカット装置。
  8. 筒状容器を保持する保持手段と、該保持手段を回動自在とする回動手段と、を備えることを特徴とする請求項3乃至7のうちいずれか1項に記載の筒状容器のシール部のカット装置。
  9. 前記切断手段と、前記筒状容器の軸に対して略対象となるよう、対象切断手段を設け、
    前記切断手段と前記対象切断手段のうち少なくとも1つを移動可能にする移動手段を備えることを特徴とする請求項3乃至8のうちいずれか1項に記載の筒状容器のシール部のカット装置。
  10. 前記切断手段と前記対象切断手段を筒状容器の両端に相当するよう前記保持手段を挟んで設け、
    前記保持手段を移動可能とする保持移動手段を備えることを特徴とする請求項8または9に記載の筒状容器のシール部のカット装置。
  11. 前記切断刃は、前記第2の刃部の第1の刃部とは他端側に接続する、第3の刃部を備え、
    前記第1の刃部と前記第3の刃部のなす角は鈍角となることを特徴とする請求項3乃至10のいずれか1項に記載の筒状容器のシール部のカット装置。
JP35179698A 1998-12-10 1998-12-10 筒状容器のシール部のカット方法及び筒状容器のシール部のカット装置 Expired - Fee Related JP3630572B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35179698A JP3630572B2 (ja) 1998-12-10 1998-12-10 筒状容器のシール部のカット方法及び筒状容器のシール部のカット装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35179698A JP3630572B2 (ja) 1998-12-10 1998-12-10 筒状容器のシール部のカット方法及び筒状容器のシール部のカット装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000176884A JP2000176884A (ja) 2000-06-27
JP3630572B2 true JP3630572B2 (ja) 2005-03-16

Family

ID=18419672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35179698A Expired - Fee Related JP3630572B2 (ja) 1998-12-10 1998-12-10 筒状容器のシール部のカット方法及び筒状容器のシール部のカット装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3630572B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000176884A (ja) 2000-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2014002250A1 (ja) 加工装置
EP0520693B1 (en) Method of configuring open end of can body
EP3061579B1 (en) Method to make blanks
CN110369650A (zh) 带倒角的挤压折弯弹簧的自动化成型设备及其成型方法
CN108367362B (zh) 机床及机床的加工方法
JPH11169955A (ja) 帯刃曲げ装置
JP3630572B2 (ja) 筒状容器のシール部のカット方法及び筒状容器のシール部のカット装置
CN105014100A (zh) 一种硬质合金管件压坯的内外圆倒角装置及方法
CN102510794B (zh) 仿形加工装置
US6345526B1 (en) Punching and stamping machine and method of making parts using same
CN109226785B (zh) 一种滚轮体工件方腔端端面的加工装置
CN105643006A (zh) 一种自定心夹紧的锯切装置
US6158317A (en) Post molding inner diameter neck trimming apparatus
WO2012032615A1 (ja) フライサージング装置
CN206717762U (zh) 密封条自动装填装置及应用该装置的制罐设备
JP5357591B2 (ja) 丸抜き装置
CN205519916U (zh) 一种自定心夹紧的锯切装置
CN104890286A (zh) 无纺布立体袋成型机
CN210233188U (zh) 一种旋转式软管裁切装置
CN210100192U (zh) 薄膜切割装置
JPH0469106A (ja) 管体切断装置
CN213827321U (zh) 一种拉深回转体切边装置
JP3020060B1 (ja) 自動バリ取り装置
US1346827A (en) Device for making paper receptacles
CN208033943U (zh) 旋转加工平台

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041014

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees