JP3630389B2 - マルチメディア・コンテンツの動的変更方法及び装置 - Google Patents

マルチメディア・コンテンツの動的変更方法及び装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に、コンテンツ指定にもとづく、マルチメディア・コンテンツの動的マスキング及び変更に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)が益々普及しつつある今日、ウェブ・サイトのコンテンツに関して、一般的な関心が向けられている。理想的には、ユーザは彼らの家庭に入るコンテンツに対する制御を有するべきである。
【0003】
最近確立された規格は、ハイパテキスト転送プロトコル(HTTP)などの既存のウェブ・プロトコルを用い、オブジェクト・ヘッダ内のメタ・データとして、コンテンツ指定を可能にする。インターネットコンテンツ選択のためのプラットフォーム(PICS:Platform for Internet Content Selection)・プロトコルは、電子コンテンツに関するメタ情報を送信する1つの方法を指定する。PICSはウェブ・コンソシアム・プロトコル勧告(http://www.w3.org/PICS参照)である。PICSは当初、例えば”このコンテンツにどのくらい多くの裸体が関連付けられているか?”などの、値ベースの評価ラベルを送信するために使用されたが、メタ情報の形式及び意味は全く一般的である。PICSでは電子コンテンツに関するメタ情報が、情報の”評価サービス(rating service)”または製作者及び使用目的(producer−and−intended−usage)に従いグループ化され、1つのこうしたグループ内で、任意の数のカテゴリまたは次元の情報が伝送される。各カテゴリは許可される値の範囲を有し、コンテンツの特定部分に対して特定のカテゴリが単一の値または複数の値を有し得る。更にメタ情報グループ(”PICSラベル”として知られる)が満了情報を含み得る。更にPICSラベルを、2つ以上の電子コンテンツ部分に適用する機構が存在する。特定の電子コンテンツ部分に対応する各PICSラベルは、独立にコンテンツに追加または除去され得る。
【0004】
例えば、PICSラベルを有するイメージ・ファイルがサーバから送信され、そのラベルの”評価サービス”・フィールドが、”セーフサーフ(SafeSurf)”評価システムに従い、それが値ベースの評価ラベルを含むことを示し得る。HTTPプロトコルは、PICSをサポートする要求ヘッダ及び応答ヘッダにより増補される。NNTPなどの他の一般的なアプリケーション・プロトコルを定義する技術機関も、現在、PICSサポートの追加を考慮中である。これらのプロトコルの一部として、所望されるPICSラベルのタイプのリストが要求と一緒に含まれ得る。PICSはまた、中央ラベル局(central label bureau)サーバからPICS情報を受信するための照会形式を指定する。PICSラベルの例は(PICS−1.1”http://the.rating.service”label for ”http://the.content” exp ”1997.07.01T08:15−0500”r(n4s3v2l0))であり、ここで’n’、’s’、’v’及び’l’は、様々なメタ情報タイプの送信名であり、このコンテンツに適用可能な値は、4(nに対応)、3(sに対応)、2(vに対応)及び0(lに対応)である。ID”http://the.rating.service”を認識するソフトウェアだけが、これらのカテゴリ及び値を解釈する方法を知ることになる。
【0005】
従来技術では、符号化ビデオ及び(または)ビデオ・ストリームを選択するために、ユーザの好みを記憶することを目的とする様々なシステムを含む。ビデオ及び音声などのマルチメディア・ストリームでは、1つの評価基準を用いてマルチメディア表現全体を評価することは柔軟性に欠ける。例えば、2時間ビデオにおいて、暴力または性的描写コンテンツを含む1場面は、高度な暴力または高度な性的コンテンツ評価を受けるビデオとなり得、それ故、ほとんどのユーザ指定にもとづき、そのビデオの鑑賞が阻止される。
【0006】
例えば、Vogelによる米国特許第4930160号、”Automatic Censorship of Video Programs”(1990年5月29日発行)は、最初のビデオ・ストリームから、以前にビューアにより選択された別のビデオ・ストリームに切り替えるために分類コードを使用する。前述の柔軟性の欠如に加え、この提案の下で使用される検閲規格は、中央検閲権限に由来すると思われる。このアプローチはまた、放送業者の参加をその有効性に応じて要求する。
【0007】
別の例として、Westらによる米国特許第5550575号、”Viewer Discretion Television Program Control System”(1996年8月27日発行)は、複数の可変数のビューアのために、時間及びコンテンツの両方の制御を提供する。しかしながら、制御はビデオ全体の一部分に限られる。
【0008】
更に別の例として、Abecassisによる米国特許第5434678号、”Seamless Transmission of Non−Sequential Video Segments”(1995年7月18日発行)が挙げられる。この特許は、ビューアの事前に確立されたビデオ・コンテンツの好みに応じて、可変コンテンツのビデオ番組の非順次的に記憶されたビデオ・セグメントを選択的に検索し、継ぎ目無く伝送することに関する。ここでは、ビデオ・コンテンツの好みをビデオ・セグメント・マップに適用することにより、単一の根源からビデオ・セグメントが選択され得る。このアプローチはまた、可変コンテンツのビデオ番組の生成、及び放送業者の参加をその有効性に応じて要求する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従って、例えば1つのビデオ・フレームの一部分または音声サンプルなどの特定のオブジェクト(対象)が、ユーザのコンテンツ指定に従い、動的にマスク若しくはフィルタリング、または変更され得るように、マルチメディア・コンテンツを評価し、柔軟に変更するシステム及び方法が待望される。また、カストマイズ化されたコンテンツ、または可変のコンテンツの生成、或いは放送業者の参加の有効性を要求しないシステムが待望される。
【0010】
更に、HTTPなどのインターネット及びワールド・ワイド・ウェブ互換の伝送システム内における、こうしたビデオ配布システム及び方法が待望される。更に、ノードの階層の存在の下で、柔軟に適用され得るシステムが待望される。本発明はこうしたニーズに応えるものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述のニーズに従い、本発明はビューアのコンテンツ指定にもとづき、マルチメディア・コンテンツをオブジェクト・レベルで動的に変更する改善された方法及び装置に関する。オブジェクトの例には、ビデオ・フレームの一部分または音声サンプルなど、マルチメディア・ストリーム内のあらゆる識別可能なオブジェクトが含まれる。こうしたマルチメディア・ストリームの例には、音声ストリーム、ビデオ・ストリーム、またはこれらのストリームの1つ以上の組み合わせが含まれる。
【0012】
様々な実施例が、マルチメディア・ストリームの一部である、または第3者により別のストリームとして提供され得る制御指定を記述する。例えば、インターネット環境では、PICSベースの制御指定が詳述される。PICS制御指定はマルチメディア・ストリーム自身の一部であるか、またはコンテンツの動的変更のために、別々に展開されて伝送される。PICSベースのコンテンツ指定はまた、ビューアが多次元コンテンツ選択を指定できるように提供される。
【0013】
本発明は、インターネット上のプロキシ階層内で、マルチメディア・ストリームを動的に変更及びマスクできる特徴を有する。例えば、マルチメディア・ストリーム内のオブジェクトが、セットトップ・ボックスまたはコンピュータなどのクライアント・ステーション、プロキシ・ノードまたはゲートウェイなどの中間コンピュータ・ノード、コンテンツ・サーバ、或いはこれらの1つ以上のノードの協調的な組み合わせにおいて柔軟に変更され得る。
【0014】
本発明は更に、組織がイントラネット規模のポリシを指定することを可能にする特徴を有する。これは例えば、中間ノードが出て行く要求に対してコンテンツ指定を追加または併合することを可能にすることによる。本発明は更に、たとえ異なる根源により供給される場合であっても、複数のマスク(制御指定)を適用する他の特徴を有する。
【0015】
マルチメディア・ストリームのコンテンツに関連付けられるオブジェクトを変更する、本発明の特徴を有する方法の例は、コンテンツ指定を含むコンテンツ要求を受信するステップと、コンテンツ指定及び制御指定にもとづき、マルチメディア・ストリームの1次元以上において、1つ以上のオブジェクトを動的に変更するステップとを含む。
【0016】
本発明の1実施例は、”ファズ・ボール(fuzz ball)”制御指定に従い、ビデオ・フレームの一部分を動的に変更する特徴を有する。結果のファズ・ボールは、ビデオ・フレームの一部分または音声サンプルなどの、1つ以上の指定オブジェクトを、ユーザ指定に従い変更/マスクすることができる。
【0017】
本発明は更に、伝送に先立ち、指定に従い阻止されるビデオの割合をユーザに通知する他の特徴を有する。
【0018】
本発明は更に、多次元または評価システムを扱うコンテンツ指定に応答して、幾つかのファズ・ボール指定をオーバラップする他の特徴を有する。更に、本発明は、1つのマルチメディア・ストリームを複数のビューアにマルチキャストする他の特徴を有し、各クライアント209はカストマイズ化された指定を用い、ビデオをレンダリングまたはマスキングする。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の特徴を有するインターネット環境の例を示す。図示のように、1つ以上のコンテンツ・サーバ(内容サーバ)135がネットワーク165に接続される一方、本発明に従うセットトップ・ボックスまたはクライアント125などのクライアント・ステーション125が、直接またはプロキシ階層110乃至115を通じ、ネットワーク165に接続される。コンテンツ・サーバ・ノード135は、ネットワークを通じて、マルチメディア要求をサービスすることができる任意のコンピュータ・ノードである。第者のマスク・プロバイダ(制御指定プロバイダ)155は、予め構成されたフレーム・レベルのマスク(図3に関連して以下で詳述)を提供することができ、該マスクは本発明に従い、きめ細かく、例えばフレーム・レベルでコンテンツを動的に変更して、不要な情報を除去するために使用され得る。
【0020】
クライアント125は、(図11に関連して以下で詳述されるように、)中位の暴力度及び低位の裸体度などの、多次元コンテンツ指定248を含むマルチメディア・コンテンツ要求を、ネットワーク165を介してサーバ135に伝達する。
【0021】
本発明によれば、ピギーバック式メタデータを用いることにより、情報がクライアント125、サーバ135、及びマスク・プロバイダ155の間で、効率的に伝達され得る。HTTPでは、既存のウェブ・プロトコルを用いることにより、情報交換がオブジェクト・ヘッダ内にメタデータとして含まれ得る。PICSプロトコルは、電子コンテンツに関するメタ情報を送信する方法を指定する。PICSはウェブ・コンソーシアム・プロトコル勧告である(http://www.w3.org/PICS参照)。PICSは当初、例えば”このコンテンツにどのくらい多くの裸体が関連付けられているか?”などの、値ベースの評価ラベルを送信するために使用されたが、メタ情報の形式及び意味は全く一般的である。PICSでは、電子コンテンツに関するメタ情報が、情報の”評価サービス”または製作者及び使用目的に従いグループ化され、あるこうしたグループ内では、任意の数のカテゴリまたは次元の情報が伝送され得る。各カテゴリは許可値の範囲を有し、コンテンツの特定部分に対して、特定のカテゴリが1つの値または複数の値を有し得る。更に、メタ情報グループ(”PICSラベル”として知られる)が、満了情報を含み得る。更にPICSラベルを、2つ以上の電子コンテンツ部分に適用することを可能にする機構が存在する。電子コンテンツの特定部分に対する各PICSラベルは、独立にコンテンツに追加または除去され得る。
【0022】
例えば、PICSラベルを有するイメージ・ファイルがサーバから送信され、そのラベルの”評価サービス”・フィールドが、”セーフサーフ”評価システムに従い、それが値ベースの評価ラベルを含むことを示し得る。本発明によれば、イメージ・ファイルは企業のプロキシを通過するとき、PICSラベルの新たなカテゴリ値により、”評価サービス”に従い現コンテンツを反映するように、処理または更新され得る。従って、クライアント・コンピュータは、PICSラベルの更新されたカテゴリ値を見るだけである。HTTPプロトコルは、PICSをサポートする要求ヘッダ及び応答ヘッダにより増補された。PICSラベルの例は、(PICS−1.1”http://the.rating.service”label for ”http://the.content” exp ”1997.07.01T08:15−0500”r(n4s3v2l0))であり、ここで’n’、’s’、’v’及び’l’は、様々なメタ情報タイプの送信名であり、このコンテンツに適用可能な値は、4(nに対応)、3(sに対応)、2(vに対応)及び0(lに対応)である。ID”http://the.rating.service”を認識するソフトウェアだけが、これらのカテゴリ及び値を解釈する方法を知ることになる。NNTPなどの他の一般的なアプリケーション・プロトコルを定義する技術機関も、現在、PICSサポートの追加を考慮中である。これらのプロトコルの一部として所望されるPICSラベルのタイプのリストが要求と一緒に含まれ得る。PICSはまた、中央ラベル局サーバからPICS情報を受信するための照会形式を指定する。好適な実施例では、以下で詳述されるように、コンテンツ指定248もまた、PICS規則1.0(PicsRule−1.0)などのPICSプロファイル言語を用いて伝達され得る。
【0023】
図1を参照すると、本発明によれば、組織は出て行く要求に対してコンテンツ指定を追加する、或いは異なる指定を併合するプロキシ110、115の能力を介してイントラネット規模のポリシを指定し得る。本発明の別の実施例によれば、サーバ135は指定が当てはまるか否かを判断するように順応し(図7に関連して以下で詳述)、当てはまる場合、マスク要求をマスク・プロバイダ155に伝達する(図12に関連して以下で詳述)。マスク・プロバイダは、ビューアの指定を満足するように、コンテンツを変更するために使用され得る制御指定237(マスクとも呼ばれる)を選択し、それをサーバ135に送信する(図13に関連して以下で詳述)。当業者であれば、制御指定がコンテンツ・サーバ203にも記憶され得ることが理解されよう。様々な実施例において、制御指定237は、サーバ135、プロキシ110、またはクライアント125により適用され、異なる根源から供給される複数の制御指定(多次元制御指定)237が適用され得る。ビデオ・フレームの一部分または音声サンプルなどのオブジェクトが、クライアント209において表示される以前に、選択された制御指定237に従い、動的に変更され得る(図9乃至図10、及び図12に関連して以下で詳述)。
【0024】
クライアント125の例には、PC、ワークステーション及びセットトップ・ボックスなどが含まれるが、これらに限られるものではない。PCまたはワークステーション環境では、クライアント・ソフトウェアが、好適には、IBMから販売されるビデオ・キャラクタ・プレーヤ(商標)や、プログレッシブ・ネットワークス社から販売されるリアル・ビデオ・プレーヤ(商標)などの、ビデオ再生ソフトウェアを含む。ネットワーク165の例には、インターネット、ワールド・ワイド・ウェブ、イントラネット、及びローカル・エリア・ネットワーク(LAN)などが含まれる。ビデオ用のコンテンツ・サーバ135の例には、IBMから販売されるビデオ・チャージャ(商標)や、プログレッシブ・ネットワーク社から販売されるリアル・ビデオ(商標)などの製品が含まれる。プロキシ・サーバ110乃至115の例には、IBMから販売されるインターネット・コネクション・サーバ(ICS)(商標)が含まれる。コンテンツ・サーバ135またはプロキシ・サーバ110乃至115は、任意のコンピュータ・ノード上で実行され、それらにはIBMから販売されるS/390 SYSPLEX(商標)、SP2(商標)、またはRS6000(商標)ワークステーションなどの製品が含まれる。
【0025】
図2は、ネットワーク201及び本発明の特徴を有するシステムのより詳細な例を示す。図示のように、システムは従来のワークステーション、PCまたはセットトップ・ボックスなどの、クライアント209を含む。クライアント209は、1次元以上のコンテンツに関するコンテンツ指定248を含むマルチメディア・コンテンツに対する要求をネットワーク201を介して、発行することができる。クライアント209は好適には、CPU240、RAMなどのメモリ245、及びDASDなどの記憶装置242を含む。メモリ245は、本発明に従うクライアント論理249(図11に関連して以下で詳述)を記憶する。クライアント論理は、好適には、リモートまたはローカル永久光記憶装置(CD−ROM)、若しくは磁気記憶装置(ディスクなど)、またはDASDからメモリ245にロードされるコンピュータ実行可能コードとして実現され、CPU240により実行される。クライアント論理249は、ビデオ再生操作論理247(図12に関連して以下で詳述)を含む。
【0026】
マスク・プロバイダ205は、好適には、CPU227、RAMなどのメモリ235、及びDASDなどの記憶装置230を含む。メモリ235は、マスク・プロバイダ論理239(図13に関連して以下で詳述)を含み、これは好適には、DASD230からメモリ235にロードされるコンピュータ実行可能コードとして実現され、CPU227により実行される。マスク・プロバイダは様々な制御指定237、この場合には、コンテンツ指定248に従い、ビデオの1つ以上のフレームの一部分を動的に変更またはマスクする(すなわち隠す)ための、ファズ・ボール・トラック337(図3乃至図5に関連して以下で詳述)を有する。ファズ・ボール・トラック指定は、別々のストリームを含むか、ビデオ・ストリーム390とは別のファイルに含まれ、コンテンツ・サーバ203、クライアント209、またはプロキシ280などの中間ノードにおいて解釈され、ビデオ・ストリーム390内のオブジェクトを変更またはマスクする(マスク・プロバイダ論理の例が、図13に示される)。いずれにしても、制御指定にもとづきファズ・ボール397が生成され、コンテンツがクライアント・ステーションにおいて表示される以前に、そのコンテンツを変更する。
【0027】
コンテンツ・サーバ・ノード203は、ネットワーク201を通じて要求をサービスすることのできる従来の任意のコンピュータ・ノードである。コンテンツ・サーバ203は好適には、CPU260、RAMなどのメモリ263、及びディスクまたはDASDなどの記憶装置265を含む。本発明によれば、好適には、コンピュータ実行可能コードとして実現されるサーバ論理268(図6に関連して以下で詳述)が、リモート(ネットワークを介する)またはローカル永久光記憶装置(CD−ROM)、若しくは磁気記憶装置(ディスクなど)またはDASD265から、メモリ263にロードされ、CPU260により実行される。サーバ論理268は好適には、ビデオ・チェック・ハンドラ267(図7に関連して以下で詳述)、及びビデオ上映ハンドラ269(図8に関連して以下で詳述)を含む。ビデオ・チェック・ハンドラ267は、コンテンツ指定を満足するように変更またはマスクされ得る要求ビデオのバージョンが存在するか否かを判断する。存在する場合、コンテンツ指定248に最も近いバージョンが、選択される。ビデオ上映ハンドラ269は、コンテンツ指定にもとづき、ビデオ・ストリームを配布する。ビデオ・ストリームは、クライアント・ステーションにおいて表示される前に、下流におけるレンダリングのために制御指定237とは別に送信されることが好ましい。
【0028】
要するに、クライアント209が最初に、中位の暴力度及び低位の裸体度などの、多次元コンテンツ指定(複数のコンテンツ指定)248を含むコンテンツ要求を伝達する。その結果、指定が満足されるか否かのしきい値判定が成される場合、ビデオ・チェック要求(図5に関連して以下で詳述)が、コンテンツ・サーバに伝達される。好適な実施例では、サーバ応答は”yes”など曖昧でないか(すなわち、こうしたバージョンが存在する)、または条件付き、例えばバージョンが配布され得るが、20%が遮断(block out)されるかのいずれかである。ビューア/クライアント209が応答を受諾可能と判定すると、ビデオ上映要求(図8に関連して以下で詳述)が、コンテンツ・サーバ203に伝達され、変更されたビデオの配布を要求する。
【0029】
コンテンツ指定248が満足され得る場合、マスク表示要求(図11)がマスク・プロバイダ205に送信され、対応する制御指定237またはファズ・ボール・トラック(図3乃至図5)を獲得する。当業者であれば、マスク・プロバイダ論理239及び制御指定237が、コンテンツ・サーバ203または特定の中間ノードにも存在し得ることが理解されよう。マスク・プロバイダ205は、ビューアの多次元指定を満足し得る1つ以上の制御指定237を、それらのラベルにもとづき選択する(図10に関連して以下で詳述)。制御指定237がサーバ203により適用される場合、コンテンツがクライアント209に送信される以前に、制御指定237により変更される。
【0030】
好適には、制御指定237は追加トラック(またはストリーム)として、オリジナル・ビデオ・ストリームと一緒に伝送される(図12に関連して以下で詳述)。例えば、マルチキャスト・ビデオの場合、異なるビューアがたくさんの異なる指定を有し得る。従って、コンテンツ・サーバ203がマルチキャスト伝送と共に、様々な制御指定を含み、各クライアント209に適切な制御指定237を柔軟に選択させ、動的に適用させることがより効率的である。別の例では、組織(学校または法人など)若しくは個人ユーザ、または組織内のサブグループが、それぞれ異なるコンテンツ指定248を有する。この場合にも、コンテンツ・サーバ203が制御指定237を伝送により提供し、各中間(プロキシ)サーバ及びクライアント・ステーションにおいて、適切な制御指定237を適用させることにより、ビデオがそれらを通過する際にコンテンツを変更することが、より効率的である。
【0031】
図3は、制御指定237に従い生成されたファズ・ボールのセットにより変更された、ビデオ・ストリーム(フレームn乃至フレームn+4)の例を示す。この例では、制御指定237は別々の”ファズ・ボール”・トラック337であり、ファズ・ボール397が、ビデオ・フレームの一部分または音声サンプルなどのオブジェクトを変更し得る矩形領域として示される。ファズ・ボール・トラック337を適用することにより達成されるコンテンツ評価の結果が、PICSプロトコルを用いて、トラックのヘッダ内のO−ラベル396内に示される。ファズ・ボールは、例えば音声またはビデオ・データを操作または重ね合わすなどによる様々な従来方法により生成され得る。ファズ・ボール・トラック337は、ファズ・ボール・サイズ382及び位置、並びにビデオ・ストリーム390との時間的関係386を有するファズ・ボール397のシーケンスを指定する。例えば、ビデオ・ストリーム390は、既知の次元(15、30)を有する5つの連続フレーム(フレームn乃至フレームn+4)を含む。ビデオ・ストリーム内でのファズ・ボール397の配置は、ファイルとしてのファズ・ボール・トラック337内に表される。ファズ・ボール397のストリームに対する時間的関係は、フレーム番号386、またはタイム・スタンプなどの他の手段、或いは変更される特定のオブジェクトを識別する任意の手段、すなわちサイズ382(高さ及び幅寸法)、及びビデオ・フレーム内の位置384(x座標及びy座標)により、指定され得る。この例では、ファズ・ボール・トラック337は、フレームnを位置(6、20)において、サイズ(2、4)のファズ・ボール397を有するものとして指定する。フレームn+3では、位置(10、4)及びサイズ(4、8)が変更される。後述されるように、複数のファズ・ボール・トラック337が同一のストリーム390に関連付けられ、結合されて、ビデオ・ストリーム内のオブジェクトの包括的ながら、きめ細かな変更を達成する。以下で詳述されるように、クライアント209から伝達されるコンテンツ指定248は、暴力、冒涜、及び裸体度などの多次元を有利に処理する。異なるファズ・ボール397、それに従い、各次元において各レベルにて提供される。制御指定237は、例えば第3者マスク・プロバイダにより、ビデオ・ストリームとは別のファイルに記憶され、要求に際してコンテンツ・サーバ203に伝送される。マスク・プロバイダ論理の例が、図13に関連して後述される。図12に関連して後述されるように、制御指定237は、好適にはコンテンツと共に、コンテンツ・サーバ203から伝達され、クライアント・ステーションにおいて、制御指定にもとづき動的に解釈され、ビデオ・ストリーム390内の対応するオブジェクトを、その表示以前に変更する。
【0032】
例えば、クライアント209がビデオ要求内で、3以下の暴力度及び2以下の裸体度を有するコンテンツ指定248を指定し、要求されたビデオが暴力度評価値5及び裸体度評価値4を有する例について、考えてみよう。ここで評価値が高いほど、ビデオがより激しい暴力及び裸体を含むものと仮定する。好適には、複数の制御指定237が結合されるとき、ファズ・ボール・トラック間の各次元における最小のカテゴリ値が、その次元の結果のカテゴリ値となる。従って、マスク・プロバイダは多次元に渡り、コンテンツ指定248のより多くの組み合わせをサポートするには、生成できる制御指定237の数は減少する。この例では、コンテンツ指定248を満足するために、結果の暴力度値3を有するO−ラベル396、及び結果の裸体度値2を有する別のO−ラベル396、若しくは両方を配布可能な1つのファズ・ボール・トラックのいずれかを有する制御指定237が必要とされる。例えば、暴力度値3及び裸体度値4を有する制御指定237、及び暴力度値5及び裸体度値2を有する別の制御指定が存在するとしよう。本発明によれば、これらの制御指定237をビデオ内で結合することにより、暴力度値3及び裸体度値2が達成される。なぜなら、上述の例における最小裸体度値は2であり、最小暴力度値は3であるからである。制御指定237を結合するこの特徴は、維持される必要のある制御指定237の数を最小化する。
【0033】
図3を再度参照すると、本発明に従う3つの異なる種類のPICSラベルの例が示される。ビデオ・ラベル392(”V−ラベル”とも呼ばれる)は、ビデオ全体のコンテンツ評価を識別するために、コンテンツ・サーバ・ノードにより使用され得る。
【0034】
以下で詳述されるように、フレーム・ラベル394(”F−ラベル”とも呼ばれる)は、コンテンツ評価を識別するために、及び(または)ビデオ・ストリーム390内のオブジェクトを変更するために、コンテンツ・サーバにより使用され得る。所与のビデオ・フレームがマスクまたは変更されるとき、F−ラベルのカテゴリ値がフレームの現コンテンツ評価を反映するように、更新され得る。
【0035】
1実施例では、制御指定237が別のストリーム(またはファイル)として伝送され、これは本実施例では”ファズ・ボール・トラック”337と呼ばれる。好適には、各”ファズ・ボール・トラック”337はそのヘッダ内に、オーバレイ・ラベル396(”O−ラベル”とも呼ばれる)を含む。O−ラベル396は、ファズ・ボール397がストリーム390内のオブジェクトに適用された後に、結果のコンテンツ評価を指定するために使用され得る。コンテンツ指定248にもとづき、適切なファズ・ボール・トラック337が選択され、コンテンツを変更する。
【0036】
好適な実施例では、PICS規則1.0として知られるPICSプロファイル言語が、コンテンツ指定248を有するコンテンツ要求を生成するために使用される。PICSは、ワールド・ワイド・ウェブ・コンソシアム(W3C)草案勧告である。例えば、http://www1.raleigh.ibm.com/PICS/PicsRULZ.htmlに見い出される”PICS Profile Language Working Group − PICS RULZ 1.0”を参照されたい。当業者であれば、コンテンツ指定248を記憶及び伝達する他の多くの従来手段が、本発明の趣旨及び範囲内において使用され得ることが理解されよう。
【0037】
図4及び図5は、本発明に従い、コンテンツ指定248を記憶するためのユーザ・インタフェースの例を示す。インターネット環境では、コンテンツ・アドバイザ310のユーザ・インタフェースが、当業者には既知の手段により、クライアント209上で実行されるブラウザの一部として組み込まれる。代わりに、または追加的に、プロキシ280のプロキシ管理者が、コンテンツ指定248を指定してもよい。図3に示されるように、1次元以上のコンテンツ312がその変更のために、カテゴリ314の一覧を介して選択され得る。任意的に、評価制御316が、変更され得るコンテンツの最大率を指定するために提供される。後述されるように、コンテンツ指定248はPICS規則1.0言語内に記憶され得る。図5に示されるように、ホスト/メディア・タイプ318は、コンテンツ要求がコンテンツ指定248を伴うべきホスト及び媒体のタイプを示す。この例では、ストリーミング媒体(音声及びビデオ)に対する全てのホストが指定される。コンテンツ指定248は、DASD242などの永久記憶装置に記憶され得る。以下で詳述されるように、コンテンツ・サーバ203への要求は、HTTP要求ヘッダすなわちPICS規則を含む。例えば、マイクロソフト社から販売されるブラウザであるインターネット・エクスプローラ3.0(商標)を参照されたい。これはオプション/セキュリティ・セクション内に、コンテンツ・アドバイザ/レーティングと呼ばれるダイアログ・ボックスを提供し、これはユーザが高度なコンテンツ指定を入力及び記憶することを可能にする。インターネット・エクスプローラの将来のバージョンでは、コンテンツ指定248をHTTP要求の一部として、コンテンツ・サーバに送信する能力を有することであろう。当業者であれば、本発明の趣旨及び範囲内において、コンテンツ指定248を生成するための他の多くの異なる方法が存在することが理解できよう。
【0038】
以下では、コンテンツ・サーバ203への通信のための、PICS規則1.0形式のコンテンツ指定の例について述べる。サーバ・コンテンツの変更をサポートする規則言語拡張のURLが、reqExtension文”http://www.w3.org/Customization.html”内で指定され、評価サービスのURLは、”http://labelbureau.coolness.org/ratings/V1.html”(省略名または短縮名”Cool”を有する)である。コンテンツ指定は、Policy文内のRejectUnless、RejectIf、及びAcceptIf節内に提供される。説明の都合上、2次元コンテンツ指定248、すなわちi)地域ベースの適性指定、すなわち中央アメリカ適性(CentralAmericaAppropriateness)、及びii)成人コンテンツ、すなわち裸体度にもとづくコンテンツ指定248について考えてみるが、更に多くの次元が可能である。変更伝送(Alteration Transmit)拡張節は、コンテンツ・サーバが制御指定237をビデオ・フレームと併合すべきか(併合が”真”)、それとも併合がクライアントまたは特定の中間ノードにおいて実行されることを許可するか(併合が”偽”)を示す。パラメータ節alterationPercentReturnは、変更されるビデオの割合がクライアント209に返報されるべきことを示す。該割合がしきい値を越える場合、ビデオを上映することをしないブロッキングの指示をクライアンツに伝達する。
【表1】
Figure 0003630389
【0039】
ここで例えば、前記のコンテンツ要求及びコンテンツ指定248を受信するサーバ230が、ビデオ41の4つの異なるバージョン(表2参照)、すなわちビデオ41−0−0、ビデオ41−1−4、ビデオ41−1−1、及びビデオ41−1−2を有し、更に、ビデオ41−1−4にもとづき、ファズ・ボール・トラックを識別する別の入力、すなわちマスク41−1−4−3(制御指定380を表す)が存在し得る。表では、サーバ内容ファイルの列が、ビデオの所与のバージョンを識別し、タイプの列がファイルのタイプを示し、Bは代替ビデオ・コピーを、Mはファズ・ボール・トラック337を表す。中央アメリカ適性(Central America Appropriateness)、裸体度(Nudity)コンテンツ指定、及び変更またはマスクされるコンテンツの割合(変更率)に対応する値が、それぞれ第3、第4及び第5列にそれぞれ提供される。PICSの下でV−ラベル(392)及びO−ラベル396がどのように指定されるかを示すために、ビデオ41−0−0及びマスク41−1−4−3の場合の対応ラベルを次に示す。ここで”lr”はラベル評価を表す。
(ビデオ41−0−0)V−ラベル:lr(CentralAmericaAppropriateness 0 Nudity 0 Pct 30)及び、
(マスク41−1−4−3)O−ラベル:lr(CentralAmericaAppropriateness 1 Nudity 0 Pct 5)。
【表2】
Figure 0003630389
【0040】
この場合、コンテンツ・サーバ203は、自身がクライアント209のコンテンツ指定248、すなわち((Cool.CentralAmericaAppropriateness > 0)and(Cool.Nudity < 3))and(PICS.AlterationPercentMax < 20))を満足する要求映画(ビデオ41−1−2)のバージョンを有することを判断する。従って、ビデオ41−1−2は、クライアント209に送信されるべきである。HTTP応答ヘッダがPICS変更率(9%)を含む。
【0041】
次の例は、コンテンツ指定248が満足され得るか否かを見い出すために、GET check&url=video41 HTTP/1.1文により表されるチェック要求(図6、ステップ410)が、最初にクライアント209からビデオ・サーバに送信される以外は、ケースAと同様である。再度、PICS規則1.0として知られるPICSプロファイル言語が、好適には使用される。
【表3】
Figure 0003630389
【0042】
ケースAでは、コンテンツ指定248を満足するバージョンが見い出され、HTTP”200”応答コードがクライアントに返却される。HTTP応答ヘッダもまた、PICS変更率を含む。
【0043】
次の例では、コンテンツ指定248を満足するように、コンテンツを変更するために使用される制御指定237のために、マスク要求(図11、ステップ935)が、コンテンツ指定248と共に、マスク・プロバイダ205に送信される。再度、PICS規則1.0として知られるPICSプロファイル言語が使用される。ビデオのURLの例は、”http://video.owner.com/videos/video41”である。これは以下の例では、マスク獲得要求内のURLパラメータ値に対応して”http%3A%2F%2Fvideo.owner.com%2Fvideos%2Fvideo41”として符号化される。コンテンツ指定248がマスク・プロバイダ205により提供され得るか否かを決定するためのマスク・チェック要求は、”マスク獲得(Get mask)”を”チェック獲得(Get check)”により置換することにより、類似に構成される。
【表4】
Figure 0003630389
【0044】
ここで、コンテンツ指定((Cool.CentralAmericaAppropriateness > 0)and(Cool.Nudity < 3))and(PICS.AlterationPercentMax < 8))を満足するように、コンテンツを変更できる制御指定237mask41−1−4−3が存在し、制御指定237がコンテンツ・サーバ203に送信され得る。HTTP応答ヘッダはPICS変更率を含む。
【0045】
ケースB:
ケースBでは、クライアント209がビデオ要求をコンテンツ指定と共にコンテンツ・サーバ203に伝達し、ビデオ・ストリーム390及びファズ・ボール・トラック337がクライアントに返却される。そして、変更伝送(Alteration Transmit)文内にファズ・ボールがサーバ側において適用されるべきでない、すなわちそれがクライアント・ノードにおいて実行されるべきことが示される。
【表5】
Figure 0003630389
【0046】
一例として、ここではコンテンツ・サーバが2つの異なるビデオ・バージョン、すなわちビデオ42−0−0及びビデオ42−1−4を有し、ビデオ42にもとづく制御指定237、すなわちマスク42−1−4−1が存在するものと仮定する。これは次のように要約される。
【表6】
Figure 0003630389
【0047】
この場合、コンテンツ指定((Cool.CentralAmericaAppropriateness > 0) and (Cool.Nudity < 3))を満足する無変更バーションは存在しない。しかしながら、マスク42−1−4−1がビデオ42−1−4に適用され、結果のコンテンツがコンテンツ指定を満足する。変更伝送節が(併合”偽”)を示すので、ビデオ42−1−4はVマスク42−1−4−1と一緒に送信されるべきである。プロトコル要求文は{alterationPercentReturn true}節を含むので、応答ヘッダはPICS変更率すなわち7を示す。
【0048】
様々な代替実施例が存在し、オブジェクト・ラベル付けまたはコンテンツ指定248の拡張が、本発明の趣旨及び範囲内において、使用され得る。例えば、RTSP及びMPEGなどの他のプロトコルも、コンテンツ指定248を提供するために使用され得る。
【0049】
制御指定237は、ストリーム・コンテンツがどのように変更されるべきかを示す。これはマルチメディア・ストリームのフレームまたはフレームのグループの上映に関する命令を提供し、ブロッキング、省略及びオーバレイ(上書き)を指定する。上述のように、制御指定237の1つのタイプは、別のファズ・ボール・トラック337である。別のタイプに編集決定リストがあり、これは変更または置換するフレームを示す。
【0050】
本発明によれば、制御指定237が各フレーム、フレームのグループまたはビデオ・ヘッダにおいて柔軟に提供され得る。フレーム・グループのレベルまたはビデオ・ヘッダにおける制御指定は時間ベースであり、従って特定のフレームが、タイミング情報により識別され得る。好適な実施例では、マルチメディア・ストリーム・コンテンツのマスキング/変更が、リアルタイム・ビデオ・ストリームの配布において提供されるが、同一の概念が、ビデオ及び音声の複数のストリームを含み得る他の任意のタイプのマルチメディア・ストリームにも、適用可能である。
【0051】
当業者であれば、制御指定が別々のストリームまたはトラックとして述べられたが、オブジェクト・レベルの制御指定を提供する、様々な別の方法が存在することが理解できよう。例えばビデオの各フレームが、F−ラベル394などの、そのフレームに関連付けられる必要な制御情報を指定する豊富なPICSラベルを含み得る。
Figure 0003630389
【0052】
ここで、Nudity1x及びNudity1yは、裸体度値1を達成するためのファズ・ボールの位置(x座標及びy座標、フレーム00001では(0、0))を指定し、Nudity1h及びNudity1wは、サイズ(高さ及び幅、フレーム00001ではそれぞれ480及び640)を指定する。同様にNudity3x及びNudity3yは、裸体度値3を達成するためのファズ・ボールの位置(x座標及びy座標)を指定し、Nudity3h及びNudity3wは、サイズ(高さ及び幅)を指定する。
【0053】
フレーム00001は、裸体度値2及び中央アメリカ適性値1を有し、裸体度値1を達成し得る1つのファズ・ボールが指定される。フレーム2は、裸体度値3及び中央アメリカ適性値1を有し、2つのファズ・ボールが指定される。それらの1つは裸体度値3を提供し、他は裸体度値1を提供する。
【0054】
要求がマルチキャスト・ストリームに対するものでない場合、サーバは制御指定237及びクライアント・コンテンツ指定248にもとづき、コンテンツを変更し、変更されたストリーム390を、要求元のクライアントに送信することができる。PICS変更率を返却するために、値が公式(ファズ・ボールを有するフレーム数/フレーム総数)×100を用いて計算され得る。マルチキャストの場合には、クライアント209はコンテンツ指定248を満足するように、制御指定237を用いて、コンテンツを変更できる。異なるコンテンツ指定248を有するビューアは、適切な制御指定237を用い、コンテンツをそれぞれ異なって変更する。
【0055】
当業者であれば、ファズ・ボールが任意の形状を有し得ることが理解できよう。矩形の代わりに、ファズ・ボールは多角形または円形状を取り得る。
【0056】
図6は、コンテンツ・サーバ論理268の例を示す。図示のように、ステップ405で、コンテンツ・サーバ203は入力を待機する。ステップ410では、受信された入力に応じて異なるアクションが取られる。受信された入力がビデオ・チェック要求の場合、ビデオ・チェック・ハンドラ267がステップ415で呼び出される。ビデオ・チェック・ハンドラは、コンテンツ指定を満足するように、変更またはマスクされ得る要求ビデオのバージョンが、存在するか否かを判断する。ビデオ・チェック・ハンドラの詳細な例が、図7に関連して述べられる。ステップ420では、受信された入力がビデオ上映要求の場合、ステップ425でビデオ上映ハンドラ269が呼び出される。ビデオ上映ハンドラは、コンテンツ指定にもとづきビデオ・ストリームを配布する。要求されるビデオが複数のバージョンを有する場合、ビデオ上映ハンドラは、任意のバージョンがコンテンツ指定248を満足するか否かをチェックする。ビデオ上映ハンドラ269の詳細な例が、図8に関連して述べられる。本発明の焦点に当てはまらない他のタイプの入力(例えばウェブ文書に対する従来のHTTP要求、またはFTP要求)に対しては、適切な種々のハンドラ430が呼び出され得る。
【0057】
図7は、ビデオ・チェック・ハンドラ267の例を示す。ビデオ・チェック・ハンドラは、コンテンツ指定248を満足するように、変更またはマスクされ得る要求ビデオのバージョンが存在するか否かを判断する。ステップ505で、要求されるビデオが複数のバージョンを有する場合、任意のバージョンがコンテンツ指定248を満足するか否かが判断される(ステップ525)。満足する場合、”肯定”応答がクライアント209に送信される(ステップ520)。それ以外では、コンテンツ指定248に最も近いバージョンが選択される(ステップ530)。好適な実施例では、コンテンツ・サーバは有効な制御指定237に関するサーバ・マスク情報内に記憶される各ビデオに対して、各制御指定237(すなわちO−ラベル396)を介して達成可能なコンテンツ指定248、及び各制御指定237により遮断される情報量の予測を保持する。ステップ540で、サーバ203は制御指定237情報にもとづき、コンテンツ指定248を満足するように、バージョンが変更またはマスク可能か否かを判断する。可能な場合、ステップ560で、除去または遮断される必要のあるビデオの量の予測が獲得され得る。この予測(上限)は、適用される必要のある各ファズ・ボールにより遮断される情報の量を加算することにより、獲得され得る。ステップ570では、”修飾(qualified)”応答(HTTP応答ヘッダ内に含まれ、PICS変更率を示す)が、リクエスタに返送され、遮断される量を示す。ステップ505で、サーバ内に、使用可能な1つのバージョンのビデオだけが存在する場合には、ステップ510で、このバージョンがコンテンツ指定248を満足するか否かがチェックされる。満足する場合、”肯定”応答がクライアント209に送信される(ステップ520)。満足しない場合には、処理は上述のステップ540に継続する。
【0058】
図8は、ビデオ上映ハンドラ269の例を示す。ビデオ上映ハンドラは、コンテンツ指定248にもとづき、ビデオ・ストリームを配布する。ステップ605で、要求されるビデオが複数のバージョンを有する場合、ステップ615で、バージョンがコンテンツ指定を満足するか否かがチェックされる。満足する場合、ステップ640で、コンテンツ指定に最も近いバージョンが選択され、ステップ645で、選択されたバージョンがクライアント209に送信される。ステップ615で、いずれのバージョンもコンテンツ指定を満足しない場合、ステップ625で、最も近いバージョンが選択される。ステップ630では、フレーム・マスキング/変更ルーチンが呼び出される。フレーム・マスキング/変更ルーチンの詳細な例が、図9に関連して述べられる。ステップ605で、サーバ内に1つのバージョンのビデオだけが存在する場合には、ステップ610で、このバージョンがユーザ指定を満足するか否かがチェックされる。満足する場合、ステップ602でビデオがクライアントに伝送される。
【0059】
図9は、フレーム・マスキング/変更ルーチン(図8のステップ630)の例を示す。フレーム・マスキング/変更ルーチンは、ビデオのためにファズ・ボール・トラックを変更、マスクまたは併合/追加する。例えばビデオ・フレーム内のオブジェクトがマスクまたは変更されるとき、V−ラベル392のカテゴリ値が、ビデオの現コンテンツ評価の結果の変化を反映するように更新され得る。例えば、V−ラベル392暴力度値5を有するビデオが、O−ラベル396暴力度値2を有するファズ・ボール・トラック337により上書きされる場合、結果のビデオはV−ラベル暴力度値2を有する。或いは上述のように、F−ラベル394が、別のファズ・ボール・トラック337を要求することなく、コンテンツ指定248をマルチメディア・ストリームの一部として有し得る。この例の残りでは、マルチメディア・ストリームが、マルチメディア・ストリームの各フレームと共にF−ラベル394を含むものと仮定する。ステップ705で、ビデオの次のフレームが記憶装置265からフェッチされる。ステップ710で、フレーム・ラベル394(F−ラベル)がコンテンツ指定248を満足する場合、フレームがクライアント209に伝送される(ステップ715)。それ以外では、ステップ720で、コンテンツ指定を満足する代替フレームが存在するか否かがチェックされる。存在する場合、ステップ725で、代替フレームがフェッチされる。それ以外では、ステップ730で、O−ラベル396にもとづき、コンテンツ指定を満足するために適用され得る1つ以上のファズ・ボール・トラック337が存在するか否かがチェックされる。これは全てのファズ・ボール・トラック間で、各次元の最低のカテゴリ値をコンテンツ指定248と比較することにより、達成され得る。各次元の最低のカテゴリ値が、コンテンツ指定248よりも小さい場合、コンテンツ指定を満足するファズ・ボール・トラックのセットが存在する。その場合、ステップ735で、ファズ・ボール・ルーチンが呼び出される。ファズ・ボール・ルーチンの例が、図10に関連して述べられる。ステップ730で、ファズ・ボール・トラック337が使用可能でない場合、空白フレームが送信され得る(ステップ740)。
【0060】
図10は、ファズ・ボール・ルーチン735の例を示す。ステップ810で、多次元コンテンツ指定を最小量のブロッキングにより満足するファズ・ボール397のセットが、それらのラベル(すなわちO−ラベル)にもとづき選択される。例えば、ビデオがそのV−ラベル392内に指定される、暴力度値7及び裸体度値3を有し、コンテンツ指定248が裸体度の制限無しに、暴力度値4を規定する場合について考えてみよう。ここで次のO−ラベル396を有する4つのファズ・ボール・トラックが使用可能であると仮定する。それらは、暴力度値4及び裸体度値3を有するトラック1、暴力度値3及び裸体度値3を有するトラック2、暴力度値7及び裸体度値2を有するトラック3、暴力度値7及び裸体度値1を有するトラック4である。この場合、ファズ・ボール・トラック1が要求を最小量のブロッキングにより満足するので、これが選択される。ステップ820では、コンテンツ指定248内の指示に従い、ファズ・ボール・トラック337がサーバにより適用される場合、フレームの伝送以前に、ファズ・ボール397が対応するビデオ・フレームに重畳される(ステップ830)。それ以外では、ファズ・ボール・トラックがオリジナル・フレームと一緒に、追加トラック337として伝送される(ステップ840)。例えば、マルチキャスト・ビデオでは、異なるビューアが異なるコンテンツ指定を有し得る。従って、コンテンツ・サーバ203が様々なファズ・ボール・トラック337を(別のトラックとして)、ビデオ伝送と一緒に伝送し、各クライアント209に適切なファズ・ボール・トラック337を選択させ、適用させることが望ましい。別の例では、組織(学校または法人など)及び個人ユーザ、または組織内のサブグループが、それぞれ自身のコンテンツ指定248を有する。ファズ・ボール397は複数のファズ・ボール・トラック337により、同一次元上にオーバラップされ得る。この場合にも、コンテンツ・サーバ203が制御指定237を別途伝送し、ゲートウェイまたはプロキシ・サーバ280などの中間ノード、及びクライアント・ステーション209に、適切なファズ・ボール・トラック337を適用させ、ビデオがそれらを通過する際にコンテンツを変更することがより効率的である。
【0061】
図11は、クライアント論理249の例を示す。図示のように、ステップ910で、クライアント209はそのビデオ要求内に、中位の暴力度及び低位の裸体度などの要求を指定する。好適な実施例では、指定形式はPICS規則1.0として知られるPICSプロファイル言語を使用する。通常、評価方式の各カテゴリに対して、クライアント209は所望の最大レベルを指定できる。ステップ915で、コンテンツ指定248が満足され得るか否かを確認するために、ビデオ・チェック要求がコンテンツ・サーバに送信される。好適な実施例では、応答はそうしたバージョンが存在することを示すための”イエス”か、若しくは修飾応答のいずれかであり、後者は例えば、あるバージョンが配布され得るが、図7に関連して述べたように20%が遮断されることを示す。ステップ920で、応答が受諾可能と見なされる場合、ステップ940で、ビデオの配布を要求するビデオ上映要求がコンテンツ・サーバに送信される。ステップ945では、ビデオ再生操作247が呼び出され、ビデオを受信し再生する。再生操作の詳細例が、図12に関連して述べられる。ステップ920で、コンテンツ指定248に対する応答が受諾可能でない場合、クライアント209はステップ925で、第3者マスク・プロバイダに問い合わせ、コンテンツ指定248に対して必要とされるマスクのタイプを示すマスク・チェック要求がマスク・プロバイダに送信される。好適な実施例では、指定形式はPICS規則1.0として知られるPICSプロファイル言語を使用する。通常、評価システム内の各カテゴリに対して、クライアント209はマスク・チェック要求内に、制御指定237に対して所望されるレベルを指定できる。例えば、ビデオが暴力度値5及び裸体度値7を有し、コンテンツ指定248が暴力度値3及び裸体度値2を規定する場合、こうしたコンテンツ指定248を満足する制御指定237が存在するか否かを見い出すために、暴力度値3及び裸体度値2に対するマスク・チェック要求が、マスク・プロバイダに送信される。ステップ930で、マスク・プロバイダからの応答が、指定が満足され得ることを示す場合、ステップ935で、制御指定237またはファズ・ボール・トラック337を獲得するために、マスク表示要求がマスク・プロバイダに送信される。
【0062】
クライアント209がビデオ要求により、暴力度値3及び裸体度値2を含むコンテンツ指定248を指定し、要求されるビデオがそのV−ラベルにより、暴力度値5及び裸体度値4の評価を有することが示される例について、考えてみよう。無変更のビデオは、そのV−ラベルにより示されるように、暴力度及び裸体度の両方の指定に不合格となるので、コンテンツ指定を満足するために、クライアント209は適切な制御指定237を適用される必要がある。これはすなわち、裸体度及び暴力度に対するファズ・ボール・トラック間の最小カテゴリ値が、コンテンツ指定を満足するように、クライアント209は、適切なO−ラベル396を有する1つ以上のファズ・ボール・トラック337を獲得する必要があることを意味する。例えば次の2つのファズ・ボール・トラックが使用可能であると仮定する。すなわち、第1のファズ・ボール・トラックは、そのO−ラベルにより示される暴力度値3及び裸体度値4を有し、第2のファズ・ボール・トラックは、暴力度値5及び裸体度値2を有する。これらのファズ・ボール・トラックは、コンテンツ・プロバイダまたは第3者マスク・プロバイダのいずれかにより、供給され得る。実際、2つのファズ・ボール・トラックは異なるプロバイダから到来し得る。ここでは、ファズ・ボール・トラックが、第3者マスク・プロバイダ205の1つから入手可能と仮定する。クライアント209は、マスク・チェック要求を送信することにより、マスク・プロバイダが要求ビデオに対して、暴力度3及び裸体度2を満足するための、1つ以上のファズ・ボール・トラック337を有するか否かを見い出すことができる。マスク・プロバイダはこの場合、要求が上述の2つのファズ・ボール・トラックにより満足され得るので、肯定応答を返却する。クライアント209は次に、ビデオに対する要求をコンテンツプロバイダに送信し、同時に2つのファズ・ボール・トラックに対する要求を、マスク・プロバイダに送信する。或いは、コンテンツ・プロバイダがマスク・プロバイダと対話してもよい。これらの両方のファズ・ボール・トラック337をビデオに上書きすることにより、暴力度値3及び裸体度値2が達成される。この上書きは、図3に示されるように、各フレーム上にそのフレームに対応する第1のファズ・ボール・トラックからの暴力マスク用のファズ・ボールと、第2のファズ・ボール・トラックからの裸体マスク用のファズ・ボールの両方を上書きすることにより、フレーム・ベースで実行され得る。クライアント再生の例が、図12に関連して述べられる。
【0063】
図12は、クライアント再生操作247のブロック図の例を示す。要するに、ビデオ・ストリーム1002、関連音声ストリーム1001、及びファズ・ボール・トラック1003(例えばマスク・プロバイダ205などの異なる根源から到来し得る)が、クライアント・ステーションに到来する。説明の都合上、1つの音声、ビデオ及びファズ・ボール・トラックだけが示されるが、各々のトラックが複数存在し得る。特に、1つのマルチメディア・コンテンツに関連して、複数のファズ・ボール・トラックが存在し得る。マルチメディア・ストリームは、ビデオについては、ステップ1015及び1035に示されるように、クライアントにより受信されて復号され、音声については、ステップ1010及び1030により、またファズ・ボールについては、ステップ1020及び1040により、それぞれ受信され、復号または処理される。ファズ・ボールはステップ1040で生成され、ステップ1050で適切なビデオ・フレーム上に上書きされる。ステップ1045における音声レンダリングは、ストリーム内に埋め込まれるタイミングまたは同期情報にもとづき、ファズ・ボールの上書きと結合され、ステップ1060で最終的なビデオ・レンダリングを提供する。2つの異なるビデオ・ストリームを上書きするより複雑なマスキング技術が公知であり、例えば上書きされるストリームが、実際には別のビデオであったりする。これについては、例えば、Chenらによる米国特許第5257113号、”Mixing and Playback of JPEG Compressed Packet Videos”(1993年10月26日発行)を参照されたい。
【0064】
例えば、1乃至nに番号付けされるフレームのシーケンスを含むビデオ・クリップについて考えてみよう。ビデオ・シーケンスをマスクするために、ファズ・ボール397が生成され、これが各フレーム内の特定の位置において、ビデオ・シーケンスを上書きする。単純化のため、ここではファズ・ボールが単に黒の矩形と仮定する。図3から、ファズ・ボール・トラックがフレーム番号(またはタイム・スタンプ)、位置座標(フレーム内の位置)、及びファズ・ボールのサイズのリストとして表されることを思い起こされたい。
【0065】
再度図12を参照すると、入来ビデオがステップ1015で、ネットワークまたはファイルから受信される。ステップ1035において、ビデオが復号され、各ビデオ・フレームがファズ・ボール上書きモジュール(ステップ1050)(図10に関連して既に詳述)に、フレーム番号と一緒に、ビット・マップ(整数値のマトリックス)として渡される。その間、入来ファズ・ボール・トラックがステップ1020において、ネットワークまたはファイルから受信され、ファズ・ボール生成モジュール(ステップ1040)に渡され、ここで各ファズ・ボールが整数値の矩形マトリックスとして生成される(整数値はファズ・ボールの色を示し、この場合、整数値は黒に対応する)。このファズ・ボール・マトリックスもまた、ファズ・ボール・フレーム番号及び位置座標(図3参照)と一緒に、ファズ・ボール上書きモジュール(ステップ1050)に渡される。ステップ1050で、ファズ・ボール・フレーム番号Zが現ビデオ・フレーム番号Vと比較される。Z>Vであれば、ステップ1060で、ビデオ・フレームが無変更でビデオ・レンダリング・モジュール(ステップ1060)に送信され、表示される。ステップ1050において、(ステップ1035でビデオ復号モジュールにより送信される)次のビデオ・フレームが、ファズ・ボール上書きモジュールにより検索される。Z<Vであれば、ステップ1050において、ファズ・ボール上書きモジュールにより、(ステップ1040で送信される)次のファズ・ボールが、ファズ・ボール生成モジュールから検索される。Z=Vであれば、ファズ・ボール位置座標により指定されるビデオ・フレーム内の位置において、ビデオ・フレーム整数マトリックスがファズ・ボール整数マトリックスにより上書きされる。変更されたビデオ・フレームが、ビデオ・レンダリング・モジュール(ステップ1060)に渡され、当業者には既知の多くの従来方法の1つにより、レンダリングされる。プロセスはビデオの残りの部分に対しても上述のように継続され、(ステップ1035でビデオ復号モジュールにより送信される)次のビデオ・フレームが、ファズ・ボール上書きモジュール(ステップ1050)により検索され、(ステップ1040で送信される)次のファズ・ボールが、ファズ・ボール生成モジュールから検索される。
【0066】
図13は、本発明の特徴を有するマスク・プロバイダ論理の例を示す。図示のように、ステップ1110で、マスク・プロバイダは入力を待機する。ステップ1115では、受信された入力に応じて異なるアクションが実行される。受信された入力がマスク・チェック要求の場合、ステップ1125で、コンテンツ指定248を満足し得るファズ・ボール・トラック337が存在するか否かが判断される。存在する場合、ステップ1150で、”肯定”応答が送信される。それ以外では、”否定”応答が送信される(ステップ1160)。ステップ1120で、受信された入力がマスク表示要求の場合、要求されるファズ・ボール・トラックが配布される(ステップ1140)。本発明の焦点に当てはまらない他のタイプの入力(例えば制御指定237の挿入/消去/更新など)に対しては、適切な種々のハンドラが呼び出される(ステップ1130)。
【0067】
当業者であれば、一部のノードが本発明のマスキング・プロトコルを理解せずに、マスキング/フィルタリング操作に参加しない、従来のコンテンツ・サーバ、プロキシまたはクライアント・ステーションである異質の環境においても、マルチメディア・ストリームをマスクまたは変更する本方法が作用することが理解されよう。例えば、コンテンツ・サーバが従来のサーバである場合、クライアント209がマスク・プロバイダと直接的に作用し合い、ファズ・ボール・トラックを獲得し、クライアントにおいて、マスキング操作を実行することができる。換言すると、図11において、ステップ915及び920がバイパスされて、ステップ910からステップ925に移行する。マスキング操作を実行できない従来のクライアント・ステーションのために、中間プロキシまたはコンテンツ・サーバがマスキング操作を実行することも可能である。実際、学校または法人などの組織では、プロキシ・ノード280が、マスキング操作を実行または要求する能力の無いクライアント・ステーションにとっては透過的に、組織の(イントラネット規模の)ポリシにもとづき、マスキング操作を実行または要求し得る。プロキシ階層(図1参照)内において、1つ以上のプロキシが、それ自身のマスキング基準を選択及び適用する一方で、一部のプロキシは、マスキング操作に参加しない従来のプロキシであったりする。他方、各クライアント・ステーションについても、プロキシとは独立にローカル要求にもとづき、追加のマスキング操作を要求または実行し得る。
【0068】
当業者であれば、制御指定237ストリームが、ビジュアルまたは音声ファズ・ボール以外のビデオ/音声を含み得ることが理解されよう。これらは、PICSプロファイル内で要求される特定の言語(例えば中国語、スペイン語など)によるビジュアル・キャプションまたは音声変換を含み得る。
【0069】
従って、本発明は、コンテンツ指定246を満足するように、ビデオ・フレームの一部分、ビデオ・ストリームの一部分、または音声サンプルなどのビデオ・ストリーム内の識別可能なオブジェクトをマスキングまたは変更するための、或いはオブジェクトを置換するための、動的できめ細かな手段を提供する特徴を含む。動的なコンテンツ変更が、サーバ203、プロキシ280、クライアント209、またはこれらのノードの協調的な組み合わせにおいて、柔軟且つ順次的に実行され得る。その上、これらの全てが参加することは要求されない。
【0070】
当業者であれば、好適な実施例はPICSの新規の適応形を用いるインターネットに関して述べられてきたが、本発明がこうした環境に限られるものでないことが理解されよう。例えば、標準のテレビジョン放送の垂直ブランキング割り込み(VBI)の間に制御信号を伝送することが知られている。大多数のテレビジョンは、今日、クローズド・キャプショニング(closed captioning)制御装置を含み、これはテレビジョン・セットのVBIに送信されるあらゆる信号を復号する、従来のソフトウェア・アルゴリズムを通じて最適化され得る。この制御装置は現在通常、衛星番組、画面上(on−screen)プログラミング、及びクローズド・キャプショニングを阻止するようにプログラムされている。この制御装置はまた、番組をそれらの評価にもとづき自動的に阻止するための、一般的によく知られる”V−チップ”(最近制定された電気通信法案(Telecommunication Bill)652の一部として委ねられる)を含むように、ソフトウェアにより適応化される。V−チップ変換器は、1997年の秋に入手可能になり、これは必要な技術を有さないテレビジョンを使用可能にするために使用される。本発明によれば、制御装置またはV−チップ変換器が従来の手段により、コンテンツ指定248を提供するようにプログラムされ得る。F−ラベル394のような制御指定により提供される機能が、伝送のVBIの間に伝送され、十分な処理能力が存在するものと仮定すると、制御装置が制御指定237及びコンテンツ指定249に従い、オブジェクト・レベルのコンテンツ変更を実行できる。或いは、追加の処理能力が、クライアント209のセットトップ・ボックス・バージョン、またはV−チップ変換器により必要に応じて提供される。ビデオ・ストリーム390及び制御指定237が、2つ以上のストリーム(図3)として伝送される場合、制御装置は、好適な実施例におけるV−ラベル392及びO−ラベル396に関連して述べられたのと類似の機能により、コンテンツを変更するように適応化され得る。
【0071】
本発明は、従来のフレーム指向のビデオ・ストリーム伝送システムに限られるものではない。例えば、MPEG(Moving Picture Coding Experts Group)は、動画及び音声の圧縮、伸長、処理及び符号化表現のための国際規格の開発を担うISO/IECのワーキング・グループである。MPEG−2復号器が非常にたくさんのセットトップ・ボックス内に含まれ、衛星放送及びケーブル・テレビジョン業界における、アナログ技術からデジタル技術への転換を支援した。新たな規格MPEG−4が現在開発中である。MPEG−4規格はとりわけ、次の標準化方法、すなわち、1)音声、ビジュアル、または視聴覚コンテンツ(”オーディオ/ビジュアル・オブジェクト”またはAVOと呼ばれる)を表現する方法、2)プリミティブ・オブジェクト(”プリミティブAVO”)を、例えば視聴覚場面として、複合視聴覚オブジェクトに結合する方法、3)適切な品質のサービスに適合するように、AVOに関連付けられるデータを多重化及び同期させ、ネットワークを通じて伝送する方法、及び4)クライアント側において生成される視聴覚場面と対話する方法(例えば、http://www.q−team.de/mpeg4/whatmpeg.htm参照)を提供する。従って、本発明の”オブジェクト”は、例えばMPEG−4のAVOなど、マルチメディア・ビット・ストリーム内の識別可能で変更可能なオブジェクトを含むことが理解されるべきである。同様にMPEG−4 PCプロジェクトは、MPEG−4のためのオーサリング・システムの生成を含むPCの実現を目的とする(例えば、http://www.q−team.de/mpeg4/contcrea.htm参照)。
【0072】
まとめとして、本発明の構成に関して以下の事項を開示する。
【0073】
(1) マルチメディア・ストリームを含むマルチメディア・ネットワークにおいて、前記マルチメディア・ストリームのコンテンツに関連付けられるオブジェクトを変更する方法であって、コンテンツ・サーバ、制御指定プロバイダは、前記マルチメディア・ネットワークを介して接続され、クライアントは、プロキシ・サーバを介して、前記マルチメディア・ネットワークに接続され、前記オブジェクトは、前記マルチメディア・ストリーム内の識別可能なオブジェクトを含み、
前記クライアントと前記プロキシ・サーバのいずれか少なくとも一つから前記コンテンツ・サーバに、コンテンツ指定を含むコンテンツ要求を転送するステップであって、前記コンテンツ要求は、複数のコンテンツ指定を含む、前記転送するステップと、
前記コンテンツ・サーバが前記制御指定プロバイダに格納された制御指定を前記制御指定プロバイダから読み出すステップであって、前記制御指定はコンテンツを変更するために使用される、前記読み出すステップと、
前記コンテンツ指定及び前記制御指定に基づき、前記マルチメディア・ストリームの1次元以上において、1つ以上のオブジェクトを前記コンテンツ・サーバ、前記プロキシ・サーバ又は前記クライアントのいずれかで動的に変更するステップであって、前記動的に変更するステップは、複数の前記制御指定及び前記複数のコンテンツ指定に従い、前記ビデオのフレームを動的に変更するステップをさらに含み、前記動的に変更することは、オブジェクトをマスキングし、ブロッキングし又は置換することを含む、前記変更するステップと、
を含む、方法。
(2) マルチメディア・ストリームを含むマルチメディア・ネットワークにおいて、前記マルチメディア・ストリームのコンテンツに関連付けられるオブジェクトを変更する方法であって、コンテンツ・サーバ、制御指定プロバイダは、前記マルチメディア・ネットワークを介して接続され、クライアントは、プロキシ・サーバを介して、前記マルチメディア・ネットワークに接続され、前記オブジェクトは、前記マルチメディア・ストリーム内の識別可能なオブジェクトを含み、
前記クライアントと前記プロキシ・サーバのいずれか少なくとも一つから前記コンテンツ・サーバに、コンテンツ指定を含むコンテンツ要求を転送するステップであって、前記コンテンツ要求は、複数のコンテンツ指定を含む、前記転送するステップと、
前記プロキシ・サーバが前記制御指定プロバイダに格納された制御指定を前記制御指定プロバイダから読み出すステップであって、前記制御指定はコンテンツを変更するために使用される、前記読み出すステップと、
前記コンテンツ指定及び前記制御指定に基づき、前記マルチメディア・ストリームの1次元以上において、1つ以上のオブジェクトを前記コンテンツ・サーバ、前記プロキシ・サーバ又は前記クライアントいずれかで動的に変更するステップであって、前記動的に変更するステップは、複数の前記制御指定及び前記複数のコンテンツ指定に従い、前記ビデオのフレームを動的に変更するステップをさらに含み、前記動的に変更することは、オブジェクトをマスキングし、ブロッキングし又は置換することを含む、前記変更するステップと、
を含む、方法。
(3) マルチメディア・ストリームを含むマルチメディア・ネットワークにおいて、前記マルチメディア・ストリームのコンテンツに関連付けられるオブジェクトを変更する方法であって、コンテンツ・サーバ、制御指定プロバイダは、前記マルチメディア・ネットワークを介して接続され、クライアントは、プロキシ・サーバを介して、前記マルチメディア・ネットワークに接続され、前記オブジェクトは、前記マルチメディア・ストリーム内の識別可能なオブジェクトを含み、
前記クライアントと前記プロキシ・サーバのいずれか少なくとも一つから前記コンテンツ・サーバに、コンテンツ指定を含むコンテンツ要求を転送するステップであって、前記コンテンツ要求は、複数のコンテンツ指定を含む、前記転送するステップと、
前記クライアントが前記制御指定プロバイダに格納された制御指定を前記制御指定プロバイダから読み出すステップであって、前記制御指定はコンテンツを変更するために使用される、前記読み出すステップと、
前記コンテンツ指定及び前記制御指定に基づき、前記マルチメディア・ストリームの1次元以上において、1つ以上のオブジェクトを前記コンテンツ・サーバ、前記プロキシ・サーバ又は前記クライアントいずれかで動的に変更するステップであって、前記動的に変更するステップは、複数の前記制御指定及び前記複数のコンテンツ指定に従い、前記ビデオのフレームを動的に変更するステップをさらに含み、前記動的に変更することは、オブジェクトをマスキングし、ブロッキングし又は置換することを含む、前記変更するステップと、
を含む、方法。
(4) 前記動的に変更するステップが、
前記コンテンツを含む第1のストリームを生成するステップと、
前記コンテンツに対する前記制御指定を含む第2のストリームを生成するステップと、
前記コンテンツ指定を含む前記コンテンツに対する要求を受信するステップと、
前記制御指定及び前記コンテンツ指定に従い、前記第1のストリームの前記コンテンツを動的に変更するステップと、
前記変更されたマルチメディア・ストリームを転送するステップと
を含む、(1)〜(3)のいずれか一に記載の方法。
(5) 前記受信に応答して、前記コンテンツ指定に従い変更される前記コンテンツの割合を決定して、コンテンツ要求をした前記クライアントと前記プロキシ・サーバの前記いずれか少なくとも一つのコンテンツ・リクエスタに通知するステップを含む、(4)に記載の方法。
(6) 前記割合がしきい値を越える場合、ビデオを上映することをしないブロッキングの指示を前記コンテンツ・リクエスタに伝達するステップを含む、(5)に記載の方法。
(7) 前記制御指定が、複数の制御指定を含む、(4)に記載の方法。
(8) 前記コンテンツがビデオを含み、前記制御指定が、前記ビデオの各フレーム内の特定の位置においてビデオ・シーケンスを上書きするファズ・ボールのファズ・ボール指定を含み、
前記動的に変更するステップが、
1つ以上のコンテンツ指定に対応する前記ファズ・ボール指定を生成するステップと、
前記コンテンツ指定を含む前記コンテンツに対する要求を受信するステップと、
前記受信に応答して、前記ファズ・ボール指定及び前記コンテンツ指定にもとづき、前記ビデオのフレームの少なくとも一部分を動的に上書きするステップと
を含む、(1)〜(3)のいずれか一に記載の方法。
(9) 前記コンテンツ指定及び前記制御指定がPICSプロトコルを含み、
前記動的に変更するステップが、
異なるコンテンツ指定に対応する別々のファズ・ボール指定を生成するステップと、
PICS指定にもとづき、ファズ・ボール指定を選択するステップと
を更に含む、(8)に記載の方法。
(10) 前記コンテンツ指定が時間ベースである、(8)に記載の方法。
(11) 前記生成するステップが、前記ファズ・ボール指定を、サイズ、位置及び前記ビデオのフレームとの時間関係を有する1つ以上のファズ・ボールとして生成するステップを含む、(8)に記載の方法。
(12) 前記動的に変更するステップが、複数のコンテンツ指定を結合するステップを含む、(1)〜(3)のいずれか一に記載の方法。
(13) 前記コンテンツがビデオを含み、前記結合ステップに応答して、前記ビデオの各フレーム内の特定の位置においてビデオ・シーケンスを上書きする複数のファズ・ボールを上書きするステップを含む、(12)に記載の方法。
(14) PICSプロトコル、RSTPプロトコル、またはMPEGプロトコルのいずれかに従い、前記コンテンツ指定または前記制御指定のいずれか一方を伝達するステップを含む、(1)〜(3)のいずれか一に記載の方法。
(15) 前記コンテンツがビデオを含み、前記PICSプロトコルが複数のPICSラベルを含み、
ビデオのコンテンツ評価を示すV−ラベル、及び前記コンテンツ評価に対するコンテンツの変更の効果を示すオーバーレイ・ラベルを伝達するステップと、及び
前記動的変更に応答して、前記オーバーレイ・ラベルのカテゴリ値に基づき、前記V−ラベルのカテゴリ値を更新するステップと
を含む、(14)に記載の方法。
(16) 前記コンテンツがビデオを含み、前記複数の制御指定及び前記複数のコンテンツ指定に従い、前記ビデオのフレームを動的に変更するステップを含む、(1)〜(3)のいずれか一に記載の方法。
(17) 前記コンテンツがビデオを含み、前記ビデオのフレームを動的に変更するステップが、前記複数の制御指定及び前記複数のコンテンツ指定に従い、前記ビデオのフレームをマスキングするステップを含む、(16)に記載の方法。
(18) 前記動的に変更するステップが、前記コンテンツ・サーバ、前記プロキシ・サーバ又はクライアントの1つ以上において、前記ビデオのフレームを動的に変更するステップを含み、前記クライアントは、セットトップ・ボックスを包含する、(16)に記載の方法。
(19) 前記ネットワークがプロキシ・サーバの階層を含むワールド・ワイド・ウェブを含み、前記プロキシ・サーバが、出て行くコンテンツ要求のコンテンツ指定を変更するステップを含む、(1)〜(3)のいずれか一に記載の方法。
(20) 前記階層が異種のプロキシ・サーバを含み、前記変更するステップがクライアントまたは前記階層内の全てのプロキシ・サーバにより実行されない、(19)に記載の方法。
(21) 前記コンテンツ・サーバが、1つのマルチメディア・ストリームを複数のコンテンツ・リクエスタにマルチキャストするステップであって、前記コンテンツ・リクエスタは、コンテンツ要求をした前記クライアントと前記プロキシ・サーバの前記いずれか少なくとも一つである、前記マルチキャストするステップと、
前記コンテンツ・リクエスタによりビデオをレンダリングするステップであって、前記コンテンツ・リクエスタの少なくとも2つが、異なるコンテンツ指定に従い、前記ビデオをレンダリングするステップと
を含む、(1)〜(3)のいずれか一に記載の方法。
(22) 前記異なるコンテンツ指定に対して、1つ以上の別々のファズ・ボール指定を生成するステップと、
PICSプロトコルに従い、1つ以上のファズ・ボール指定を選択するステップと
を含む、(21)に記載の方法。
(23) 前記コンテンツがビデオを含み、前記ビデオの1つ以上のフレームまたはセグメントを、1つ以上の代替フレームまたはセグメントにより置換するステップを含む、(22)に記載の方法。
(24) 前記動的に変更するステップが、前記コンテンツに対する前記制御指定を含む第2のストリームを生成するステップを含み、前記制御指定がビデオ・ヘッダ、前記ビデオのフレームのグループ、または個々のフレーム・レベルのいずれかにおいて生成される、(1)〜(3)のいずれか一に記載の方法。
(25) 前記コンテンツがビデオを含み、前記動的に変更するステップが、前記制御指定及び前記コンテンツ指定にもとづき、ビデオ・フレームまたはビデオ・セグメントをスキップするステップを含む、(1)〜(3)のいずれか一に記載の方法。
(26) 前記コンテンツがビデオを含み、サーバ、プロキシ、セットトップ・ボックス、またはクライアントのいずれかにおいて、ビデオ・フレームまたはビデオ・ストリームの特定部分をマスキングまたはブロッキングするステップを含む、(1)〜(3)のいずれか一に記載の方法。
(27) 前記制御指定及び前記コンテンツを1つのストリームとして伝達するステップを含む、(1)〜(3)のいずれか一に記載の方法。
(28) 前記コンテンツがビデオを含み、前記伝達するステップが、前記マルチメディア・ストリームの垂直ブランキング割り込みの間に、前記制御指定を伝達するステップを含む、(27)に記載の方法。
(29) 前記伝達するステップが、カテゴリ値を含むフレーム・ラベルを前記ビデオの1つ以上のフレームに関連付けるステップを含む、(27)に記載の方法。
(30) 前記コンテンツ・サーバが、1つのマルチメディア・ストリームを複数のコンテンツ・リクエスタにマルチキャストするステップであって、前記コンテンツ・リクエスタは、コンテンツ要求をした前記クライアントと前記プロキシ・サーバの前記いずれか少なくとも一つである、前記マルチキャストするステップと、
前記コンテンツ・リクエスタの各々が少なくとも2つの異なるコンテンツ指定を用い、前記ビデオをレンダリングするステップと
を含む、(1)〜(3)のいずれか一に記載の方法。
(31) 複数のファズ・ボールをビデオ・シーケンスに上書きし、前記コンテンツ指定を満足するステップを含む、(8)に記載の方法。
(32) 前記オブジェクトが、ビデオのフレームの少なくとも一部分及び音声のサンプルを含む、(1)〜(3)のいずれか一に記載の方法。
(33) マルチメディア・ストリームのコンテンツに関連付けられるオブジェクトを変更することが可能な、マルチメディア・ストリームを含むマルチメディア・ネットワーク・システムであって、コンテンツ・サーバ、制御指定プロバイダはマルチメディア・ネットワークを介して接続され、クライアントは、プロキシ・サーバを介して、前記マルチメディア・ネットワークに接続され、前記オブジェクトは、前記マルチメディア・ストリーム内の識別可能なオブジェクトを含み、
前記クライアントと前記プロキシ・サーバのいずれか少なくとも一つから前記コンテンツ・サーバに、コンテンツ指定を含むコンテンツ要求を転送する手段であって、前記コンテンツ要求は、複数のコンテンツ指定を含む、前記転送する手段と、
前記コンテンツ・サーバが前記制御指定プロバイダに格納された制御指定を前記制御指定プロバイダから読み出す手段であって、前記制御指定はコンテンツを変更するために使用される、前記読み出す手段と、
前記コンテンツ指定及び前記制御指定に基づき、前記マルチメディア・ストリームの1次元以上において、1つ以上のオブジェクトを前記コンテンツ・サーバ、前記プロキシ・サーバ又は前記クライアントのいずれかで動的に変更する手段であって、前記動的に変更する手段は、複数の前記制御指定及び前記複数のコンテンツ指定に従い、前記ビデオのフレームを動的に変更する手段をさらに含み、前記動的に変更することは、オブジェクトをマスキングし、ブロッキングし又は置換することを含む前記変更する手段と、
を含む、マルチメディア・ネットワーク・システム
(34) マルチメディア・ストリームのコンテンツに関連付けられるオブジェクトを変更することが可能な、マルチメディア・ストリームを含むマルチメディア・ネットワーク・システムであって、コンテンツ・サーバ、制御指定プロバイダはマルチメディア・ネットワークを介して接続され、クライアントは、プロキシ・サーバを介して、前記マルチメディア・ネットワークに接続され、前記オブジェクトは、前記マルチメディア・ストリーム内の識別可能なオブジェクトを含み、
前記クライアントと前記プロキシ・サーバのいずれか少なくとも一つから前記コンテンツ・サーバに、コンテンツ指定を含むコンテンツ要求を転送する手段であって、前記コンテンツ要求は、複数のコンテンツ指定を含む、前記転送する手段と、
前記プロキシ・サーバが前記制御指定プロバイダに格納された制御指定を前記制御指定プロバイダから読み出す手段であって、前記制御指定はコンテンツを変更するために使用 される、前記読み出す手段と、
前記コンテンツ指定及び前記制御指定に基づき、前記マルチメディア・ストリームの1次元以上において、1つ以上のオブジェクトを前記コンテンツ・サーバ、前記プロキシ・サーバ又は前記クライアントのいずれかで動的に変更する手段であって、前記動的に変更する手段は、複数の前記制御指定及び前記複数のコンテンツ指定に従い、前記ビデオのフレームを動的に変更する手段をさらに含み、前記動的に変更することは、オブジェクトをマスキングし、ブロッキングし又は置換することを含む前記変更する手段と、
を含む、マルチメディア・ネットワーク・システム
(35) マルチメディア・ストリームのコンテンツに関連付けられるオブジェクトを変更することが可能な、マルチメディア・ストリームを含むマルチメディア・ネットワーク・システムであって、コンテンツ・サーバ、制御指定プロバイダはマルチメディア・ネットワークを介して接続され、クライアントは、プロキシ・サーバを介して、前記マルチメディア・ネットワークに接続され、前記オブジェクトは、前記マルチメディア・ストリーム内の識別可能なオブジェクトを含み、
前記クライアントと前記プロキシ・サーバのいずれか少なくとも一つから前記コンテンツ・サーバに、コンテンツ指定を含むコンテンツ要求を転送する手段であって、前記コンテンツ要求は、複数のコンテンツ指定を含む、前記転送する手段と、
前記クライアントが前記制御指定プロバイダに格納された制御指定を前記制御指定プロバイダから読み出す手段であって、前記制御指定はコンテンツを変更するために使用される、前記読み出す手段と、
前記コンテンツ指定及び前記制御指定に基づき、前記マルチメディア・ストリームの1次元以上において、1つ以上のオブジェクトを前記コンテンツ・サーバ、前記プロキシ・サーバ又は前記クライアントのいずれかで動的に変更する手段であって、前記動的に変更する手段は、複数の前記制御指定及び前記複数のコンテンツ指定に従い、前記ビデオのフレームを動的に変更する手段をさらに含み、前記動的に変更することは、オブジェクトをマスキングし、ブロッキングし又は置換することを含む前記変更する手段と、
を含む、マルチメディア・ネットワーク・システム
(36) 前記動的に変更する手段が、
前記コンテンツを含む第1のストリームを生成する手段と、
前記コンテンツに対する前記制御指定を含む第2のストリームを生成する手段と、
前記コンテンツ指定を含む前記コンテンツに対する要求を受信する手段と、
前記制御指定及び前記コンテンツ指定に従い、前記第1のストリームの前記コンテンツを動的に変更する手段と、
前記変更されたマルチメディア・ストリームを転送する手段と
を含む、(33)〜(35)のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(37) 前記受信に応答して、前記コンテンツ指定に従い変更される前記コンテンツの割合を決定して、コンテンツ要求をした前記クライアントと前記プロキシ・サーバの前記いずれか少なくとも一つのコンテンツ・リクエスタに通知する手段を含む、(36)に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(38) 前記割合がしきい値を越える場合、ビデオを上映することをしないブロッキングの指示を前記コンテンツ・リクエスタに伝達する手段を含む、(37)に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(39) 前記制御指定が、複数の制御指定を含む、(36)に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(40) 前記コンテンツがビデオを含み、前記制御指定が、前記ビデオの各フレーム内の特定の位置においてビデオ・シーケンスを上書きするファズ・ボールのファズ・ボール指定を含み、
前記動的に変更する手段が、
1つ以上のコンテンツ指定に対応する前記ファズ・ボール指定を生成する手段と、
前記コンテンツ指定を含む前記コンテンツに対する要求を受信する手段と、
前記受信に応答して、前記ファズ・ボール指定及び前記コンテンツ指定にもとづき、前記ビデオのフレームの少なくとも一部分を動的に上書きする手段と
を含む、(33)〜(35)のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(41) 前記コンテンツ指定及び前記制御指定がPICSプロトコルを含み、
前記動的に変更する手段が、
異なるコンテンツ指定に対応する別々のファズ・ボール指定を生成する手段と、
PICS指定にもとづき、ファズ・ボール指定を選択する手段と
を更に含む、(40)に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(42) 前記コンテンツ指定が時間ベースである、(40)に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(43) 前記生成する手段が、前記ファズ・ボール指定を、サイズ、位置及び前記ビデオのフレームとの時間関係を有する1つ以上のファズ・ボールとして生成する手段を含む、(40)に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム。
(44) 前記動的に変更する手段が、複数のコンテンツ指定を結合する手段を含む、(33)〜(35)のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(45) 前記コンテンツがビデオを含み、前記結合手段に応答して、前記ビデオの各フレーム内の特定の位置においてビデオ・シーケンスを上書きする複数のファズ・ボールを上書きする手段を含む、(44)に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(46) PICSプロトコル、RSTPプロトコル、またはMPEGプロトコルのいずれかに従い、前記コンテンツ指定または前記制御指定のいずれか一方を伝達する手段を含む、(33)〜(35)のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(47) 前記コンテンツがビデオを含み、前記PICSプロトコルが複数のPICSラベルを含み、
ビデオのコンテンツ評価を示すV−ラベル、及び前記コンテンツ評価に対するコンテンツの変更の効果を示すオーバーレイ・ラベルを伝達する手段と、及び
前記動的変更に応答して、前記オーバーレイ・ラベルのカテゴリ値に基づき、前記V−ラベルのカテゴリ値を更新する手段と
を含む、(46)に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(48) 前記コンテンツがビデオを含み、前記複数の制御指定及び前記複数のコンテンツ指定に従い、前記ビデオのフレームを動的に変更する手段を含む、(33)〜(35)のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(49) 前記コンテンツがビデオを含み、前記ビデオのフレームを動的に変更する手段が、前記複数の制御指定及び前記複数のコンテンツ指定に従い、前記ビデオのフレームをマスキングする手段を含む、(48)に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(50) 前記動的に変更する手段が、前記コンテンツ・サーバ、前記プロキシ・サーバ又はクライアントの1つ以上において、前記ビデオのフレームを動的に変更する手段を含み、前記クライアントは、セットトップ・ボックスを包含する、(48)に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(51) 前記ネットワークがプロキシ・サーバの階層を含むワールド・ワイド・ウェブを含み、前記プロキシ・サーバが、出て行くコンテンツ要求のコンテンツ指定を変更する手段を含む、(33)〜(35)のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(52) 前記階層が異種のプロキシ・サーバを含み、前記変更する手段がクライアントまたは前記階層内の全てのプロキシ・サーバにより実行されない、(51)に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(53) 前記コンテンツ・サーバが、1つのマルチメディア・ストリームを複数のコンテンツ・リクエスタにマルチキャストする手段であって、前記コンテンツ・リクエスタは、コンテンツ要求をした前記クライアントと前記プロキシ・サーバの前記いずれか少なくとも一つである、前記マルチキャストする手段と、
前記コンテンツ・リクエスタによりビデオをレンダリングする手段であって、前記コンテンツ・リクエスタの少なくとも2つが、異なるコンテンツ指定に従い、前記ビデオをレンダリングする手段と
を含む、(33)〜(35)のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(54) 前記異なるコンテンツ指定に対して、1つ以上の別々のファズ・ボール指定を生成する手段と、
PICSプロトコルに従い、1つ以上のファズ・ボール指定を選択する手段と
を含む、(53)に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(55) 前記コンテンツがビデオを含み、前記ビデオの1つ以上のフレームまたはセグメントを、1つ以上の代替フレームまたはセグメントにより置換する手段を含む、(54)に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(56) 前記動的に変更する手段が、前記コンテンツに対する前記制御指定を含む第2のストリームを生成する手段を含み、前記制御指定がビデオ・ヘッダ、前記ビデオのフレームのグループ、または個々のフレーム・レベルのいずれかにおいて生成される、(33)〜(35)のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(57) 前記コンテンツがビデオを含み、前記動的に変更するステップが、前記制御指定及び前記コンテンツ指定にもとづき、ビデオ・フレームまたはビデオ・セグメントをスキップする手段を含む、(33)〜(35)のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(58) 前記コンテンツがビデオを含み、サーバ、プロキシ、セットトップ・ボックス、またはクライアントのいずれかにおいて、ビデオ・フレームまたはビデオ・ストリームの特定部分をマスキングまたはブロッキングする手段を含む、(33)〜(35)のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(59) 前記制御指定及び前記コンテンツを1つのストリームとして伝達する手段を含む、(33)〜(35)のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(60) 前記コンテンツがビデオを含み、前記伝達する手段が、前記マルチメディア・ストリームの垂直ブランキング割り込みの間に、前記制御指定を伝達する手段を含む、(59)に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(61) 前記伝達する手段が、カテゴリ値を含むフレーム・ラベルを前記ビデオの1つ以上のフレームに関連付ける手段を含む、(59)に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(62) 前記コンテンツ・サーバが、1つのマルチメディア・ストリームを複数のコンテンツ・リクエスタにマルチキャストする手段であって、前記コンテンツ・リクエスタは、コンテンツ要求をした前記クライアントと前記プロキシ・サーバの前記いずれか少なくとも一つである、前記マルチキャストする手段と、
前記コンテンツ・リクエスタの各々が少なくとも2つの異なるコンテンツ指定を用い、前記ビデオをレンダリングする手段と
を含む、(33)〜(35)のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(63) 複数のファズ・ボールをビデオ・シーケンスに上書きし、前記コンテンツ指定を満足する手段を含む、(40)に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
(64) 前記オブジェクトが、ビデオのフレームの少なくとも一部分及び音声のサンプルを含む、(33)〜(35)のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴を有するインターネット環境を示す図である。
【図2】本発明の特徴を有するネットワーク環境のより詳細な例を示す図である。
【図3】図2の”ファズ・ボール”及び”ファズ・ボール”制御指定”の例を示す図である。
【図4】本発明に従いコンテンツ指定を記憶するユーザ・インタフェースの例を示す図である。
【図5】本発明に従いコンテンツ指定を記憶するユーザ・インタフェースの例を示す図である。
【図6】図2のコンテンツ・サーバ論理の例を示す図である。
【図7】サーバのビデオ・チェック・ハンドラの例を示す図である。
【図8】図4のビデオ上映ハンドラの例を示す図である。
【図9】図8のフレーム・マスキング/変更ルーチンの例を示す図である。
【図10】図9のファズ・ボール・ルーチンの例を示す図である。
【図11】図2のクライアント論理の例を示す図である。
【図12】クライアント再生操作の例を示す図である。
【図13】図2のマスク・プロバイダ論理の例を示す図である。
【符号の説明】
110、111、112、113、114、115 プロキシ階層
125、209 クライアント
135、203 コンテンツ・サーバ
155 マスク・プロバイダ
165、201 ネットワーク
205 マスク・プロバイダ
227、240、260 CPU
235、245、263 メモリ
239 マスク・プロバイダ論理
227、240、260 CPU
230、242、265 記憶装置
247 ビデオ再生操作論理
248 多次元コンテンツ指定
249 クライアント論理
267 ビデオ・チェック・ハンドラ
268 コンテンツ・サーバ論理
269 ビデオ上映ハンドラ
280 プロキシ・ノード
310 コンテンツ・アドバイザ
316 評価制御
318 ホスト/メディア・タイプ
337、1003 ファズ・ボール・トラック
382 ファズ・ボール・サイズ
386 時間的関係
390、1002 ビデオ・ストリーム
392 ビデオ・ラベル(V−ラベル)
394 フレーム・ラベル(F−ラベル)
396 オーバレイ・ラベル(O−ラベル)
397、735 ファズ・ボール
430 ハンドラ
1001 関連音声ストリーム

Claims (64)

  1. マルチメディア・ストリームを含むマルチメディア・ネットワークにおいて、前記マルチメディア・ストリームのコンテンツに関連付けられるオブジェクトを変更する方法であって、コンテンツ・サーバ、制御指定プロバイダは、前記マルチメディア・ネットワークを介して接続され、クライアントは、プロキシ・サーバを介して、前記マルチメディア・ネットワークに接続され、前記オブジェクトは、前記マルチメディア・ストリーム内の識別可能なオブジェクトを含み、
    前記クライアントと前記プロキシ・サーバのいずれか少なくとも一つから前記コンテンツ・サーバに、コンテンツ指定を含むコンテンツ要求を転送するステップであって、前記コンテンツ要求は、複数のコンテンツ指定を含む、前記転送するステップと、
    前記コンテンツ・サーバが前記制御指定プロバイダに格納された制御指定を前記制御指定プロバイダから読み出すステップであって、前記制御指定はコンテンツを変更するために使用される、前記読み出すステップと、
    前記コンテンツ指定及び前記制御指定に基づき、前記マルチメディア・ストリームの1次元以上において、1つ以上のオブジェクトを前記コンテンツ・サーバ、前記プロキシ・サーバ又は前記クライアントのいずれかで動的に変更するステップであって、前記動的に変更するステップは、複数の前記制御指定及び前記複数のコンテンツ指定に従い、前記ビデオのフレームを動的に変更するステップをさらに含み、前記動的に変更することは、オブジェクトをマスキングし、ブロッキングし又は置換することを含む、前記変更するステップと、
    を含む、方法。
  2. マルチメディア・ストリームを含むマルチメディア・ネットワークにおいて、前記マルチメディア・ストリームのコンテンツに関連付けられるオブジェクトを変更する方法であって、コンテンツ・サーバ、制御指定プロバイダは、前記マルチメディア・ネットワークを介して接続され、クライアントは、プロキシ・サーバを介して、前記マルチメディア・ネットワークに接続され、前記オブジェクトは、前記マルチメディア・ストリーム内の識別可能なオブジェクトを含み、
    前記クライアントと前記プロキシ・サーバのいずれか少なくとも一つから前記コンテンツ・サーバに、コンテンツ指定を含むコンテンツ要求を転送するステップであって、前記コンテンツ要求は、複数のコンテンツ指定を含む、前記転送するステップと、
    前記プロキシ・サーバが前記制御指定プロバイダに格納された制御指定を前記制御指定プロバイダから読み出すステップであって、前記制御指定はコンテンツを変更するために使用される、前記読み出すステップと、
    前記コンテンツ指定及び前記制御指定に基づき、前記マルチメディア・ストリームの1次元以上において、1つ以上のオブジェクトを前記コンテンツ・サーバ、前記プロキシ・サーバ又は前記クライアントいずれかで動的に変更するステップであって、前記動的に変更するステップは、複数の前記制御指定及び前記複数のコンテンツ指定に従い、前記ビデオのフレームを動的に変更するステップをさらに含み、前記動的に変更することは、オブジェクトをマスキングし、ブロッキングし又は置換することを含む、前記変更するステップと、
    を含む、方法。
  3. マルチメディア・ストリームを含むマルチメディア・ネットワークにおいて、前記マルチメディア・ストリームのコンテンツに関連付けられるオブジェクトを変更する方法であって、コンテンツ・サーバ、制御指定プロバイダは、前記マルチメディア・ネットワークを介して接続され、クライアントは、プロキシ・サーバを介して、前記マルチメディア・ネットワークに接続され、前記オブジェクトは、前記マルチメディア・ストリーム内の識別可能なオブジェクトを含み、
    前記クライアントと前記プロキシ・サーバのいずれか少なくとも一つから前記コンテンツ・サーバに、コンテンツ指定を含むコンテンツ要求を転送するステップであって、前記コンテンツ要求は、複数のコンテンツ指定を含む、前記転送するステップと、
    前記クライアントが前記制御指定プロバイダに格納された制御指定を前記制御指定プロバイダから読み出すステップであって、前記制御指定はコンテンツを変更するために使用される、前記読み出すステップと、
    前記コンテンツ指定及び前記制御指定に基づき、前記マルチメディア・ストリームの1次元以上において、1つ以上のオブジェクトを前記コンテンツ・サーバ、前記プロキシ・サーバ又は前記クライアントいずれかで動的に変更するステップであって、前記動的に変更するステップは、複数の前記制御指定及び前記複数のコンテンツ指定に従い、前記ビデオのフレームを動的に変更するステップをさらに含み、前記動的に変更することは、オブジェクトをマスキングし、ブロッキングし又は置換することを含む、前記変更するステップと、
    を含む、方法。
  4. 前記動的に変更するステップが、
    前記コンテンツを含む第1のストリームを生成するステップと、
    前記コンテンツに対する前記制御指定を含む第2のストリームを生成するステップと、
    前記コンテンツ指定を含む前記コンテンツに対する要求を受信するステップと、
    前記制御指定及び前記コンテンツ指定に従い、前記第1のストリームの前記コンテンツを動的に変更するステップと、
    前記変更されたマルチメディア・ストリームを転送するステップと
    を含む、請求項1〜3のいずれか一に記載の方法。
  5. 前記受信に応答して、前記コンテンツ指定に従い変更される前記コンテンツの割合を決定して、コンテンツ要求をした前記クライアントと前記プロキシ・サーバの前記いずれか少なくとも一つのコンテンツ・リクエスタに通知するステップを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記割合がしきい値を越える場合、ビデオを上映することをしないブロッキングの指示を前記コンテンツ・リクエスタに伝達するステップを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記制御指定が、複数の制御指定を含む、請求項4に記載の方法。
  8. 前記コンテンツがビデオを含み、前記制御指定が、前記ビデオの各フレーム内の特定の位置においてビデオ・シーケンスを上書きするファズ・ボールのファズ・ボール指定を含み、
    前記動的に変更するステップが、
    1つ以上のコンテンツ指定に対応する前記ファズ・ボール指定を生成するステップと、
    前記コンテンツ指定を含む前記コンテンツに対する要求を受信するステップと、
    前記受信に応答して、前記ファズ・ボール指定及び前記コンテンツ指定にもとづき、前記ビデオのフレームの少なくとも一部分を動的に上書きするステップと
    を含む、請求項1〜3のいずれか一に記載の方法。
  9. 前記コンテンツ指定及び前記制御指定がPICSプロトコルを含み、
    前記動的に変更するステップが、
    異なるコンテンツ指定に対応する別々のファズ・ボール指定を生成するステップと、
    PICS指定にもとづき、ファズ・ボール指定を選択するステップと
    を更に含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記コンテンツ指定が時間ベースである、請求項8に記載の方法。
  11. 前記生成するステップが、前記ファズ・ボール指定を、サイズ、位置及び前記ビデオのフレームとの時間関係を有する1つ以上のファズ・ボールとして生成するステップを含む、請求項8に記載の方法。
  12. 前記動的に変更するステップが、複数のコンテンツ指定を結合するステップを含む、請求項1〜3のいずれか一に記載の方法。
  13. 前記コンテンツがビデオを含み、前記結合ステップに応答して、前記ビデオの各フレーム内の特定の位置においてビデオ・シーケンスを上書きする複数のファズ・ボールを上書きするステップを含む、請求項12に記載の方法。
  14. PICSプロトコル、RSTPプロトコル、またはMPEGプロトコルのいずれかに従い、前記コンテンツ指定または前記制御指定のいずれか一方を伝達するステップを含む、請求項1〜3のいずれか一に記載の方法。
  15. 前記コンテンツがビデオを含み、前記PICSプロトコルが複数のPICSラベルを含み、
    ビデオのコンテンツ評価を示すV−ラベル、及び前記コンテンツ評価に対するコンテンツの変更の効果を示すオーバーレイ・ラベルを伝達するステップと、及び
    前記動的変更に応答して、前記オーバーレイ・ラベルのカテゴリ値に基づき、前記V−ラベルのカテゴリ値を更新するステップと
    を含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記コンテンツがビデオを含み、前記複数の制御指定及び前記複数のコンテンツ指定に従い、前記ビデオのフレームを動的に変更するステップを含む、請求項1〜3のいずれか一に記載の方法。
  17. 前記コンテンツがビデオを含み、前記ビデオのフレームを動的に変更するステップが、前記複数の制御指定及び前記複数のコンテンツ指定に従い、前記ビデオのフレームをマスキングするステップを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記動的に変更するステップが、前記コンテンツ・サーバ、前記プロキシ・サーバ又はクライアントの1つ以上において、前記ビデオのフレームを動的に変更するステップを含み、前記クライアントは、セットトップ・ボックスを包含する、請求項16に記載の方法。
  19. 前記ネットワークがプロキシ・サーバの階層を含むワールド・ワイド・ウェブを含み、前記プロキシ・サーバが、出て行くコンテンツ要求のコンテンツ指定を変更するステップを含む、請求項1〜3のいずれか一に記載の方法。
  20. 前記階層が異種のプロキシ・サーバを含み、前記変更するステップがクライアントまたは前記階層内の全てのプロキシ・サーバにより実行されない、請求項19に記載の方法。
  21. 前記コンテンツ・サーバが、1つのマルチメディア・ストリームを複数のコンテンツ・リクエスタにマルチキャストするステップであって、前記コンテンツ・リクエスタは、コンテンツ要求をした前記クライアントと前記プロキシ・サーバの前記いずれか少なくとも一つである、前記マルチキャストするステップと、
    前記コンテンツ・リクエスタによりビデオをレンダリングするステップであって、前記コンテンツ・リクエスタの少なくとも2つが、異なるコンテンツ指定に従い、前記ビデオをレンダリングするステップと
    を含む、請求項1〜3のいずれか一に記載の方法。
  22. 前記異なるコンテンツ指定に対して、1つ以上の別々のファズ・ボール指定を生成するステップと、
    PICSプロトコルに従い、1つ以上のファズ・ボール指定を選択するステップと
    を含む、請求項21に記載の方法。
  23. 前記コンテンツがビデオを含み、前記ビデオの1つ以上のフレームまたはセグメントを、1つ以上の代替フレームまたはセグメントにより置換するステップを含む、請求項22に記載の方法。
  24. 前記動的に変更するステップが、前記コンテンツに対する前記制御指定を含む第2のストリームを生成するステップを含み、前記制御指定がビデオ・ヘッダ、前記ビデオのフレームのグループ、または個々のフレーム・レベルのいずれかにおいて生成される、請求項1〜3のいずれか一に記載の方法。
  25. 前記コンテンツがビデオを含み、前記動的に変更するステップが、前記制御指定及び前記コンテンツ指定にもとづき、ビデオ・フレームまたはビデオ・セグメントをスキップするステップを含む、請求項1〜3のいずれか一に記載の方法。
  26. 前記コンテンツがビデオを含み、サーバ、プロキシ、セットトップ・ボックス、またはクライアントのいずれかにおいて、ビデオ・フレームまたはビデオ・ストリームの特定部分をマスキングまたはブロッキングするステップを含む、請求項1〜3のいずれか一に記載の方法。
  27. 前記制御指定及び前記コンテンツを1つのストリームとして伝達するステップを含む、請求項1〜3のいずれか一に記載の方法。
  28. 前記コンテンツがビデオを含み、前記伝達するステップが、前記マルチメディア・ストリームの垂直ブランキング割り込みの間に、前記制御指定を伝達するステップを含む、請求項27に記載の方法。
  29. 前記伝達するステップが、カテゴリ値を含むフレーム・ラベルを前記ビデオの1つ以上のフレームに関連付けるステップを含む、請求項27に記載の方法。
  30. 前記コンテンツ・サーバが、1つのマルチメディア・ストリームを複数のコンテンツ・リクエスタにマルチキャストするステップであって、前記コンテンツ・リクエスタは、コンテンツ要求をした前記クライアントと前記プロキシ・サーバの前記いずれか少なくとも一つである、前記マルチキャストするステップと、
    前記コンテンツ・リクエスタの各々が少なくとも2つの異なるコンテンツ指定を用い、前記ビデオをレンダリングするステップと
    を含む、請求項1〜3のいずれか一に記載の方法。
  31. 複数のファズ・ボールをビデオ・シーケンスに上書きし、前記コンテンツ指定を満足するステップを含む、請求項8に記載の方法。
  32. 前記オブジェクトが、ビデオのフレームの少なくとも一部分及び音声のサンプルを含む、請求項1〜3のいずれか一に記載の方法。
  33. マルチメディア・ストリームのコンテンツに関連付けられるオブジェクトを変更することが可能な、マルチメディア・ストリームを含むマルチメディア・ネットワーク・システムであって、コンテンツ・サーバ、制御指定プロバイダはマルチメディア・ネットワークを介して接続され、クライアントは、プロキシ・サーバを介して、前記マルチメディア・ネットワークに接続され、前記オブジェクトは、前記マルチメディア・ストリーム内の識別可能なオブジェクトを含み、
    前記クライアントと前記プロキシ・サーバのいずれか少なくとも一つから前記コンテンツ・サーバに、コンテンツ指定を含むコンテンツ要求を転送する手段であって、前記コンテンツ要求は、複数のコンテンツ指定を含む、前記転送する手段と、
    前記コンテンツ・サーバが前記制御指定プロバイダに格納された制御指定を前記制御指定プロバイダから読み出す手段であって、前記制御指定はコンテンツを変更するために使用される、前記読み出す手段と、
    前記コンテンツ指定及び前記制御指定に基づき、前記マルチメディア・ストリームの1次元以上において、1つ以上のオブジェクトを前記コンテンツ・サーバ、前記プロキシ・サーバ又は前記クライアントのいずれかで動的に変更する手段であって、前記動的に変更する手段は、複数の前記制御指定及び前記複数のコンテンツ指定に従い、前記ビデオのフレームを動的に変更する手段をさらに含み、前記動的に変更することは、オブジェクトをマスキングし、ブロッキングし又は置換することを含む前記変更する手段と、
    を含む、マルチメディア・ネットワーク・システム
  34. マルチメディア・ストリームのコンテンツに関連付けられるオブジェクトを変更することが可能な、マルチメディア・ストリームを含むマルチメディア・ネットワーク・システムであって、コンテンツ・サーバ、制御指定プロバイダはマルチメディア・ネットワークを介して接続され、クライアントは、プロキシ・サーバを介して、前記マルチメディア・ネットワークに接続され、前記オブジェクトは、前記マルチメディア・ストリーム内の識別可能なオブジェクトを含み、
    前記クライアントと前記プロキシ・サーバのいずれか少なくとも一つから前記コンテンツ・サーバに、コンテンツ指定を含むコンテンツ要求を転送する手段であって、前記コンテンツ要求は、複数のコンテンツ指定を含む、前記転送する手段と、
    前記プロキシ・サーバが前記制御指定プロバイダに格納された制御指定を前記制御指定プロバイダから読み出す手段であって、前記制御指定はコンテンツを変更するために使用される、前記読み出す手段と、
    前記コンテンツ指定及び前記制御指定に基づき、前記マルチメディア・ストリームの1次元以上において、1つ以上のオブジェクトを前記コンテンツ・サーバ、前記プロキシ・サーバ又は前記クライアントのいずれかで動的に変更する手段であって、前記動的に変更する手段は、複数の前記制御指定及び前記複数のコンテンツ指定に従い、前記ビデオのフレームを動的に変更する手段をさらに含み、前記動的に変更することは、オブジェクトをマスキングし、ブロッキングし又は置換することを含む前記変更する手段と、
    を含む、マルチメディア・ネットワーク・システム
  35. マルチメディア・ストリームのコンテンツに関連付けられるオブジェクトを変更することが可能な、マルチメディア・ストリームを含むマルチメディア・ネットワーク・システムであって、コンテンツ・サーバ、制御指定プロバイダはマルチメディア・ネットワークを介して接続され、クライアントは、プロキシ・サーバを介して、前記マルチメディア・ネットワークに接続され、前記オブジェクトは、前記マルチメディア・ストリーム内の識別可能なオブジェクトを含み、
    前記クライアントと前記プロキシ・サーバのいずれか少なくとも一つから前記コンテンツ・サーバに、コンテンツ指定を含むコンテンツ要求を転送する手段であって、前記コンテンツ要求は、複数のコンテンツ指定を含む、前記転送する手段と、
    前記クライアントが前記制御指定プロバイダに格納された制御指定を前記制御指定プロバイダから読み出す手段であって、前記制御指定はコンテンツを変更するために使用される、前記読み出す手段と、
    前記コンテンツ指定及び前記制御指定に基づき、前記マルチメディア・ストリームの1次元以上において、1つ以上のオブジェクトを前記コンテンツ・サーバ、前記プロキシ・サーバ又は前記クライアントのいずれかで動的に変更する手段であって、前記動的に変更する手段は、複数の前記制御指定及び前記複数のコンテンツ指定に従い、前記ビデオのフレームを動的に変更する手段をさらに含み、前記動的に変更することは、オブジェクトをマスキングし、ブロッキングし又は置換することを含む前記変更する手段と、
    を含む、マルチメディア・ネットワーク・システム
  36. 前記動的に変更する手段が、
    前記コンテンツを含む第1のストリームを生成する手段と、
    前記コンテンツに対する前記制御指定を含む第2のストリームを生成する手段と、
    前記コンテンツ指定を含む前記コンテンツに対する要求を受信する手段と、
    前記制御指定及び前記コンテンツ指定に従い、前記第1のストリームの前記コンテンツを動的に変更する手段と、
    前記変更されたマルチメディア・ストリームを転送する手段と
    を含む、請求項33〜35のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  37. 前記受信に応答して、前記コンテンツ指定に従い変更される前記コンテンツの割合を決定して、コンテンツ要求をした前記クライアントと前記プロキシ・サーバの前記いずれか少なくとも一つのコンテンツ・リクエスタに通知する手段を含む、請求項36に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  38. 前記割合がしきい値を越える場合、ビデオを上映することをしないブロッキングの指示を前記コンテンツ・リクエスタに伝達する手段を含む、請求項37に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  39. 前記制御指定が、複数の制御指定を含む、請求項36に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  40. 前記コンテンツがビデオを含み、前記制御指定が、前記ビデオの各フレーム内の特定の位置においてビデオ・シーケンスを上書きするファズ・ボールのファズ・ボール指定を含み、
    前記動的に変更する手段が、
    1つ以上のコンテンツ指定に対応する前記ファズ・ボール指定を生成する手段と、
    前記コンテンツ指定を含む前記コンテンツに対する要求を受信する手段と、
    前記受信に応答して、前記ファズ・ボール指定及び前記コンテンツ指定にもとづき、前記ビデオのフレームの少なくとも一部分を動的に上書きする手段と
    を含む、請求項33〜35のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  41. 前記コンテンツ指定及び前記制御指定がPICSプロトコルを含み、
    前記動的に変更する手段が、
    異なるコンテンツ指定に対応する別々のファズ・ボール指定を生成する手段と、
    PICS指定にもとづき、ファズ・ボール指定を選択する手段と
    を更に含む、請求項40に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  42. 前記コンテンツ指定が時間ベースである、請求項40に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  43. 前記生成する手段が、前記ファズ・ボール指定を、サイズ、位置及び前記ビデオのフレームとの時間関係を有する1つ以上のファズ・ボールとして生成する手段を含む、請求項40に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  44. 前記動的に変更する手段が、複数のコンテンツ指定を結合する手段を含む、請求項33〜35のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  45. 前記コンテンツがビデオを含み、前記結合手段に応答して、前記ビデオの各フレーム内の特定の位置においてビデオ・シーケンスを上書きする複数のファズ・ボールを上書きする手段を含む、請求項44に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  46. PICSプロトコル、RSTPプロトコル、またはMPEGプロトコルのいずれかに従い、前記コンテンツ指定または前記制御指定のいずれか一方を伝達する手段を含む、請求項33〜35のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  47. 前記コンテンツがビデオを含み、前記PICSプロトコルが複数のPICSラベルを含み、
    ビデオのコンテンツ評価を示すV−ラベル、及び前記コンテンツ評価に対するコンテンツの変更の効果を示すオーバーレイ・ラベルを伝達する手段と、及び
    前記動的変更に応答して、前記オーバーレイ・ラベルのカテゴリ値に基づき、前記V−ラベルのカテゴリ値を更新する手段と
    を含む、請求項46に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  48. 前記コンテンツがビデオを含み、前記複数の制御指定及び前記複数のコンテンツ指定に従い、前記ビデオのフレームを動的に変更する手段を含む、請求項33〜35のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  49. 前記コンテンツがビデオを含み、前記ビデオのフレームを動的に変更する手段が、前記複数の制御指定及び前記複数のコンテンツ指定に従い、前記ビデオのフレームをマスキングする手段を含む、請求項48に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  50. 前記動的に変更する手段が、前記コンテンツ・サーバ、前記プロキシ・サーバ又はクライアントの1つ以上において、前記ビデオのフレームを動的に変更する手段を含み、前記クライアントは、セットトップ・ボックスを包含する、請求項48に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  51. 前記ネットワークがプロキシ・サーバの階層を含むワールド・ワイド・ウェブを含み、前記プロキシ・サーバが、出て行くコンテンツ要求のコンテンツ指定を変更する手段を含む、請求項33〜35のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  52. 前記階層が異種のプロキシ・サーバを含み、前記変更する手段がクライアントまたは前記階層内の全てのプロキシ・サーバにより実行されない、請求項51に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  53. 前記コンテンツ・サーバが、1つのマルチメディア・ストリームを複数のコンテンツ・リクエスタにマルチキャストする手段であって、前記コンテンツ・リクエスタは、コンテンツ要求をした前記クライアントと前記プロキシ・サーバの前記いずれか少なくとも一つである、前記マルチキャストする手段と、
    前記コンテンツ・リクエスタによりビデオをレンダリングする手段であって、前記コンテンツ・リクエスタの少なくとも2つが、異なるコンテンツ指定に従い、前記ビデオをレンダリングする手段と
    を含む、請求項33〜35のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  54. 前記異なるコンテンツ指定に対して、1つ以上の別々のファズ・ボール指定を生成する手段と、
    PICSプロトコルに従い、1つ以上のファズ・ボール指定を選択する手段と
    を含む、請求項53に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  55. 前記コンテンツがビデオを含み、前記ビデオの1つ以上のフレームまたはセグメントを、1つ以上の代替フレームまたはセグメントにより置換する手段を含む、請求項54に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  56. 前記動的に変更する手段が、前記コンテンツに対する前記制御指定を含む第2のストリームを生成する手段を含み、前記制御指定がビデオ・ヘッダ、前記ビデオのフレームのグループ、または個々のフレーム・レベルのいずれかにおいて生成される、請求項33〜35のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  57. 前記コンテンツがビデオを含み、前記動的に変更するステップが、前記制御指定及び前記コンテンツ指定にもとづき、ビデオ・フレームまたはビデオ・セグメントをスキップする手段を含む、請求項33〜35のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  58. 前記コンテンツがビデオを含み、サーバ、プロキシ、セットトップ・ボックス、またはクライアントのいずれかにおいて、ビデオ・フレームまたはビデオ・ストリームの特定部分をマスキングまたはブロッキングする手段を含む、請求項33〜35のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  59. 前記制御指定及び前記コンテンツを1つのストリームとして伝達する手段を含む、請求項33〜35のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  60. 前記コンテンツがビデオを含み、前記伝達する手段が、前記マルチメディア・ストリームの垂直ブランキング割り込みの間に、前記制御指定を伝達する手段を含む、請求項59に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  61. 前記伝達する手段が、カテゴリ値を含むフレーム・ラベルを前記ビデオの1つ以上のフレームに関連付ける手段を含む、請求項59に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  62. 前記コンテンツ・サーバが、1つのマルチメディア・ストリームを複数のコンテンツ・リクエスタにマルチキャストする手段であって、前記コンテンツ・リクエスタは、コンテンツ要求をした前記クライアントと前記プロキシ・サーバの前記いずれか少なくとも一つである、前記マルチキャストする手段と、
    前記コンテンツ・リクエスタの各々が少なくとも2つの異なるコンテンツ指定を用い、前記ビデオをレンダリングする手段と
    を含む、請求項33〜35のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・シス テム
  63. 複数のファズ・ボールをビデオ・シーケンスに上書きし、前記コンテンツ指定を満足する手段を含む、請求項40に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
  64. 前記オブジェクトが、ビデオのフレームの少なくとも一部分及び音声のサンプルを含む、請求項33〜35のいずれか一に記載のマルチメディア・ネットワーク・システム
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