JP3629987B2 - Snow melting control device and photovoltaic power generation system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池上に積もった氷や雪を融雪する融雪装置を制御する融雪制御装置およびそれを備えた太陽光発電システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、太陽光発電と系統電源(商用電源)とをインバータを介して逆潮流有りで連系し、分散型電源だけでは電力が賄えない場合に、その電力を系統側から供給するようにした太陽光発電システムが開発されている。
【0003】
かかる太陽光発電システムにおいては、日照によって発電するものであるから、日照が遮られると発電できない。この日照を遮るものの一つとして、太陽電池上の積雪がある。積雪の多い地域では、昼間の晴天であるにも拘わらず、太陽電池上の積雪によって日照が遮られる結果、太陽電池の発電を利用できないという不具合がある。
【0004】
そこで、太陽電池上の積雪を融雪できるように融雪装置を備えた太陽光発電システムも既に開発されている。例えば、系統電源を、インバータを内蔵したパワーコンディショナに供給し、このパワーコンディショナで昇降圧処理して太陽電池に発熱電流を供給することにより、太陽電池を発熱させて融雪するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、融雪が完了したか否かの判断が容易でないため、従来では、例えば、予め定めた一定時間で融雪動作を停止させたり、あるいは、パワーコンディショナから太陽電池への過電流を検出して停止させていた。
【0006】
融雪動作を、予め定めた一定時間で停止させる従来例では、実際には、太陽電池上の雪が融けて融雪が完了して発電できる状態であっても、融雪動作を継続する場合があり、システム使用効率が低下するという難点がある。
【0007】
太陽電池は、複数の太陽電池モジュールを直列接続してなるストリングの複数を、並列接続して構成されるのであるが、パワーコンディショナから太陽電池へ流れる過電流を検出して停止させる従来例では、ストリング毎の融雪状態に相違があって、特定のストリングに過電流が流れたようなときにも融雪動作を停止させる場合があり、他のストリングは、融雪が完了していないにも拘わらず、融雪動作を停止させて再度融雪動作を開始させねばならないといった難点がある。
【0008】
本発明は、上述の点に鑑みて為されたものであって、発電可能な状態であっても融雪動作を継続したり、あるいは、融雪が完了していないのも拘わらず、融雪動作を停止させるといった事態を回避してシステムの使用効率を高めることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上述の目的を達成するために、次のように構成している。
【0010】
すなわち、請求項1の本発明の融雪制御装置は、太陽電池に発熱電流を供給して該太陽電池を発熱させて太陽電池上の氷雪を融かす融雪動作を行う融雪装置を制御するものであって、融雪動作を開始した後に、太陽電池が発電できる状態であるか否かを検出する検出手段を備え、太陽電池が発電できる状態であるときには、融雪動作を停止させるものであり、前記発電できる状態は、太陽電池の発電電力が、融雪動作に必要な電力以上となった状態である。
【0011】
請求項2の本発明の融雪制御装置は、請求項1の構成において、前記融雪装置は、通常動作時には、太陽電池からの発電電力を交流電力に変換する一方、融雪動作時には、系統電源からの交流電力を直流電力に変換して太陽電池に発熱電流を供給するパワーコンディショナである。
【0012】
請求項3の本発明の融雪制御装置は、請求項2の構成において、融雪動作を停止させた後に、前記パワーコンディショナを通常動作に切り換えて太陽電池からの発電電力を交流電力に変換するものである。
【0013】
請求項4の本発明の融雪制御装置は、請求項2または3の構成において、前記太陽電池は、複数の太陽電池モジュールが直列に接続されてなるストリングの複数を並列に接続してなり、前記検出手段は、前記パワーコンディショナの出力電流を検出する電流センサを備え、該電流センサの検出値に基づいて、太陽電池が発電できる状態であるか否かを検出するものである。
【0014】
請求項5の本発明の融雪制御装置は、請求項1ないし4のいずれかの構成において、前記太陽電池は、複数の太陽電池モジュールが直列に接続されてなるストリングの複数を並列に接続してなり、前記検出手段は、前記各ストリングに流れる電流の向きおよびその値をそれぞれ検出する複数の電流センサを備え、前記複数の電流センサの検出値の総和に基づいて、太陽電池が発電できる状態であるか否かを検出するものである。
【0015】
請求項6の本発明の融雪制御装置は、請求項5の構成において、各ストリングに個別的に対応する複数の逆流防止素子と、各逆流防止素子に並列接続されて融雪動作時にはオンされて発熱電流を供給する開閉器とを備え、検出値が所定値となった前記電流センサに対応する前記開閉器をオフして発熱電流を遮断するものである。
【0016】
請求項7の本発明の融雪制御装置は、請求項6の構成において、前記オフした開閉器を再びオンしたときの対応する電流センサの検出値に基づいて、当該開閉器を制御するものである。
【0017】
請求項8の本発明の融雪制御装置は、請求項6の構成において、前記オフした開閉器に対応する電流センサの検出値または前記複数の電流センサの検出値の総和に基づいて、当該開閉器を制御するものである。
【0018】
請求項9の本発明の融雪制御装置は、請求項6の構成において、開閉器をオフして発熱電流を遮断した後、当該開閉器に対応する電流センサの検出値、前記複数の電流センサの検出値の総和または前記パワーコンディショナの出力電流の検出値の変化の方向および変化量の安定度に基いて、当該開閉器を制御するものである。
【0019】
請求項10の本発明の太陽光発電システムは、請求項1ないし9のいずれかに記載の融雪制御装置と、太陽電池と、パワーコンディショナとを備えている。
【0020】
(作用)
請求項1の融雪制御装置によれば、太陽電池の発電電力が、融雪動作に必要な電力以上となった状態であるか否かを検出し、発電できる状態であるときには、融雪動作を停止させるので、太陽電池上の氷雪が融けていない融雪完了前に融雪動作を停止させたり、あるいは、発電が可能な状態であるにも拘わらず融雪動作を継続するといった事態を回避できる。
【0021】
請求項2の融雪制御装置によれば、太陽電池の発電電力が、融雪動作に必要な電力以上となった状態を検出して融雪動作を停止させるので、発電が可能な状態であるにも拘わらず融雪動作を継続するといった事態を回避してシステムの使用効率を高めることができる。
【0022】
請求項3の融雪制御装置によれば、融雪動作を停止させた後に、パワーコンディショナを通常動作に切り換えるので、太陽電池の発電電力を有効に利用できることになり、システムの使用効率が一層向上する。
【0023】
請求項4の融雪制御装置によれば、太陽電池の各ストリングに流れる電流の総和に相当するパワーコンディショナの出力電流の検出値に基づいて、太陽電池の発電電力が、融雪動作に必要な電力以上になったか否か、すなわち、発電できる状態になったか否かを検出できることになる。
【0024】
請求項5の融雪制御装置によれば、太陽電池の各ストリングに流れる電流の向きおよびその値をそれぞれ検出する複数の電流センサの検出値の総和に基づいて、太陽電池の発電電力が、融雪動作に必要な電力以上になったか否か、すなわち、発電できる状態になったか否かを検出できることになる。
【0025】
請求項6の融雪制御装置によれば、検出値が所定値となった前記電流センサに対応する前記開閉器をオフして発熱電流を遮断するので、発電可能な状態のストリングには、発熱電流が供給されないことになり、無駄な電力消費を抑えることができる。
【0026】
請求項7の融雪制御装置によれば、オフした開閉器を再びオンしたときの対応する電流センサの検出値に基づいて、当該開閉器を制御するので、発熱電流を遮断した発電可能な状態のストリングが、その後に降雪によって発電不能な状態になったときには、再び発熱電流を供給して融雪動作を行えることになる。
【0027】
請求項8の融雪制御装置によれば、オフした開閉器に対応する電流センサの検出値または前記複数の電流センサの検出値の総和に基づいて、当該開閉器を制御するので、発熱電流を遮断した発電可能な状態のストリングが、その後に降雪によって発電不能な状態になったときには、再び発熱電流を供給して融雪動作を行えることになる。
【0028】
請求項9の融雪制御装置によれば、オフした開閉器に対応する電流センサの検出値、前記複数の電流センサの検出値の総和または前記パワーコンディショナの出力電流の検出値の変化の方向および変化量の安定度に基いて、当該開閉器を制御するので、積雪と雲などによる照度変化とを区別して対応することが可能となる。
【0029】
請求項10の太陽光発電システムは、本発明の融雪制御装置を備えているので、無駄な電力消費を抑えてシステムの効率を高めることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面によって本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
【0031】
(実施の形態1)
図1は、本発明の一つの実施の形態に係る太陽光発電システムの構成図である。
【0032】
この実施の形態の太陽光発電システム1は、太陽電池2と、本発明に係る融雪制御装置3と、パワーコンディショナ4とを備えている。
【0033】
太陽電池1は、複数の太陽電池モジュールが直列に接続されてなるストリング51〜53の複数、この図では3つが並列に接続されて構成されている。
【0034】
パワーコンディショナ4は、通常動作時は、太陽電池2からの直流電力を系統電源6と同期のとれた交流電力に変換(DC/AC変換)して負荷に供給し、単独運転時やその他の異常時には、開閉器を解列して動作を停止させるといった保護動作などを行う一方、融雪動作時には、系統電源6からの交流電力を直流電力に変換(AC/DC変換)して太陽電池1に発熱電流を供給し、太陽電池2を発熱させてその上に積もっている雪あるいは凍結している氷を融かすという融雪動作を行う。
【0035】
融雪制御装置3は、太陽電池2の各ストリング51〜53に個別的に対応する逆流防止ダイオード71〜73と、各逆流防止ダイオード71〜73に並列にそれぞれ接続された開閉器81〜83とを有し、さらに、各ストリング51〜53にそれぞれ個別的に対応した電流センサ91〜93と、マイクロコンピュータ10とを備えており、電流センサ91〜93およびマイクロコンピュータ10によって、太陽光発電システム1が発電できる状態であるか否かを検出する検出手段が構成される。
【0036】
パワーコンディショナ4は、スイッチ操作などによって融雪動作指令が与えられると、マイクロコンピュータ10を介して各開閉器81〜83をオンするとともに、系統電源6からの交流電力を直流電力に変換して発熱電流を各ストリング51〜53に供給し、これによって、各ストリング51〜53を発熱させて上に積もっている雪あるいは凍結している氷を融かすという融雪動作を開始するものである。
【0037】
この実施の形態では、融雪動作を開始した後、昼間において当該太陽光発電システム1が発電できる状態になったときには、それを検出して融雪動作を停止し、通常の発電動作に切り換えてシステムの使用効率を高めるために、次のように構成している。
【0038】
すなわち、この実施の形態では、太陽電池2の各ストリング51〜53に流れる電流の向きおよびその値を検出する上述の複数の電流センサ91〜93の検出値に基づいて、マイクロコンピュータ10は、当該太陽光発電システム1が発電できる状態であるか否かを検出し、発電できる状態であるときには、パワーコンディショナ4に、融雪動作の停止指令を出力して融雪動作を停止させ、その後、通常の発電動作指令を出力してパワーコンディショナ4を通常の発電動作に移行させる。このマイクロコンピュータ10は、各開閉器81〜83を併せて制御する。
【0039】
マイクロコンピュータ10は、複数の電流センサ91〜93の検出値に基づいて、太陽電池の発電電力が、融雪動作に必要な発電電力以上になったときに、発電できる状態であるとして、融雪動作を停止させ、その後、通常の発電動作に移行させるものであり、具体的には、各ストリング51〜53に流れる電流の向きおよびその値を検出する複数の電流センサ91〜93の検出値の総和が、0A以上となったときに、太陽電池2の発電電力が、融雪動作に必要な電力以上になって当該太陽光発電システム1が発電できる状態になったとして、融雪動作を停止させた後、通常の発電動作に移行するようにしている。なお、この実施の形態では、太陽電池2からパワーコンディショナ4へ流れる電流の向きを正としているが、判定基準が変わるだけで逆向きとしてもよい。
【0040】
図2は、昼間における太陽電池の電流−電圧特性を示す図であり、ライン▲1▼は、積雪によって照度がない状態を、ライン▲2▼は、積もった雪が融けて融雪した状態を、ライン▲3▼は、融雪した後照度大となった状態を示しており、融雪動作によって、ライン▲1▼からライン▲2▼へと変化していく状態を示している。
【0041】
パワーコンディショナ4は、直流電圧を、一定電圧V0に制御しており、融雪動作を開始したときには、ライン▲1▼で示されるように、例えば、−3Aの発熱電流が太陽電池2へ供給され、太陽電池2の発熱によって融雪が完了して太陽電池2の発電電力と融雪動作に必要な電力とが等しくなると、ライン▲2▼に示されるように、電流値が0Aとなって発電可能な状態となり、以後、通常の発電動作に移行して昼間の日照によってプラスの発電電流が流れることになる。
【0042】
この実施の形態では、上述のように、各ストリング51〜53に流れる電流の総和が0A以上となって太陽電池2の発電電力が、融雪動作に必要な電力以上になったときには、当該太陽光発電システム1が発電できる状態なったとして、融雪動作を停止させた後、通常の発電動作に移行するので、従来例のように、発電できる状態であるにも拘わらず、融雪動作を継続したり、あるいは、融雪が完了してないのに融雪動作を停止させるといった事態を回避できることになり、システムの使用効率を高めることが可能となる。
【0043】
さらに、この実施の形態では、ストリング51〜53毎に積雪あるいは融雪の状態に差が生じる場合があることに鑑みて、システム全体としてではなく、各ストリング51〜53についても、発電できる状態になったか否か、すなわち、電流センサ91〜93の検出値が0Aになったか否かを検出し、0Aとなったときには、そのストリングは、発電できる状態になったとして対応する開閉器81〜83をオフしてパワーコンディショナ4からの発熱電流を遮断し、そのストリングからの発電電流を、融雪が完了していない他のストリングに供給できるように構成している。
【0044】
このように各ストリング51〜53毎に、発電できる状態であるか否かを検出して発電できる状態のストリングには、パワーコンディショナ4からの発熱電流を遮断するようにしているので、融雪が完了したストリングに発熱電流を供給するといった電力の無駄を無くすことができ、システムの使用効率を一層向上させることができる。
【0045】
図3は、第1のストリング51が発電可能な状態となって第1の開閉器81がオフされ、他のストリング52,53は融雪が完了していない積雪状態であり、さらに、各電流センサ91〜93の検出値の総和が0Aとなって発電電力と融雪動作に必要な電力とがバランスしている状態を示しており、この状態においては、マイクロコンピュータ10は、パワーコンディショナ4に対して融雪動作の停止指令を出力するとともに、第2,第3の開閉器82,83をオフし、さらに、パワーコンディショナ4に対して発電動作指令を出力して通常の発電動作に移行するものである。
【0046】
なお、融雪動作において、パワーコンディショナ4からの出力電流Idcoutは、各電流センサ91〜93の検出値の総和に等しいので、本発明の他の実施の形態として、パワーコンディショナ4に内蔵されているセンサによって出力電流Idcoutが0Aになったことを検出して融雪動作を停止させ、その後に、発電動作に移行するようにしてもよい。この場合には、各ストリング51〜53の電流を検出する複数の電流センサ91〜93が不要となる。
【0047】
また、この実施の形態では、検出電流値が0Aになったストリング、例えば第1のストリング51については、第1の開閉器81をオフしてパワーコンディショナ4からの発熱電流の供給を遮断したけれども、本発明の他の実施の形態として、各ストリング51〜53については、発電できる状態であるか否かの検出を行うことなく、当該太陽光発電システム全体が発電できる状態になるまで、全てのストリング51〜53の開閉器81〜83をオンのままにしておいてもよい。
【0048】
さらに、開閉器81〜83は、図4に示されるように、トランジスタなどのスイッチング素子で構成してもよい。
【0049】
(実施の形態2)
図5は、本発明の他の実施の形態に係る太陽光発電システムの構成図であり、図1に対応する部分には、同一の参照符号を付す。
【0050】
上述の実施の形態1においては、各ストリング51〜53について発電できる状態であるか否か、すなわち、電流センサ91〜93の検出値が0Aになったか否かを検出し、0Aになったときには、そのストリングは、発電できる状態であるとして、対応する開閉器をオフしてパワーコンディショナ4からの発熱電流を遮断するように構成したけれども、一旦、開閉器をオフして発熱電流を遮断した後に、その後の積雪によって開閉器をオフしたストリングも発電できない状態になった場合に、それを検出できないという難点がある。
【0051】
そこで、この実施の形態では、発電できる状態となったストリング、例えば第1のストリング51について、一旦第1の開閉器81をオフした後に、例えば一定期間毎に、第1の開閉器81をオンしてそのときの電流を第1の電流センサ91で検出し、その検出値が、0A未満であるときには、積雪して発電できない状態になったとして、第1の開閉器81をオンのままにして第1のストリング51についても融雪動作を行い、0A未満でないときには、積雪しておらず、発電できる状態であるとして第1の開閉器81を再びオフし、一定期間後に、再び同様の動作を行うのである。
【0052】
これによって、発熱できると判断されたストリングがその後の積雪によって発電できない状態になっても融雪することができる。
【0053】
その他の構成および効果は、上述の実施の形態1と同様である。
【0054】
(実施の形態3)
図6は、本発明のさらに他の実施の形態の構成図であり、図1に対応する部分には、同一の参照符号を付す。
【0055】
上述の実施の形態2では、一旦、開閉器をオフしたストリングが、その後の積雪によって発電できない状態になった場合に、開閉器を一定期間毎にオンして電流を検出することにより、積雪を検出して融雪を行うように構成したけれども、この実施の形態では、図6に示されるように、発電できるとして、例えば第1の開閉器81をオフした第1のストリング51に流れる電流Ipvまたはパワーコンディショナ4の出力電流Idcoutに基づいて、次のように構成している。
【0056】
すなわち、第1のストリング51に流れる電流Ipvが、増加しているときには、発電できる状態であり、第1のストリング51に流れる電流Ipvが減少してほぼ0Aになったときには、発電できない状態とするものであるが、この発電できない状態は、積雪よる場合と雲などによる照度変化による場合とがあり、両者を区別して対応する必要がある。
【0057】
そこで、電流変化量の安定度に基づいて、電流変化量が安定しているときには、積雪によって発電できない状態であると判定し、電流変化量が不安定であるときには、雲等による照度変化によって発電できない状態であると判定するものであり、この判定の閾値は、例えば、実験的に決定される。
【0058】
同様にして、パワーコンディショナ4からの出力電流Idcout、すなわち、発熱電流が増加しているときには、発電できない状態であり、発熱電流が減少しているときには、発電できる状態であるとするものであり、電流変化量の安定度に基づいて、積雪と照度変化とを区別して対応するものである。
【0059】
下記の表1は、開閉器81をオフした第1のストリング51に流れる電流変化に基づいて制御する場合を、また、表2は、パワーコンディショナ4の出力電流変化に基づいて制御する場合をそれぞれ示すものである。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】
表1に示されるように、例えば第1のストリング51に流れる電流Ipvが増加している場合には、発電できる状態であるので、電流変化量の安定不安定に拘わらず、現状のまま、すなわち、第1のストリング51の第1の開閉器81をオフしたままとして融雪動作を継続し、第1のストリング51に流れる電流が減少したときには、発電できない状態であるので、電流変化量が安定か不安定かを判別し、安定であるときには、積雪であると判定して第1のストリング51の第1の開閉器81をオンして発熱電流を第1のストリング51にも供給して第1のストリング51も融雪動作を行わせ、不安定であるときには、照度変化によって一時的に発電できない状態になったとして、現状のまま、すなわち、第1のストリング51の第1の開閉器81をオフしたままとして他のストリング52,53の融雪動作を継続する。
【0063】
また、表2に示されるように、パワーコンディショナ4の出力電流Idcoutが減少している場合には、発電できる状態であるので、電流変化量の安定不安定に拘わらず、現状のまま、すなわち、第1のストリング51の第1の開閉器81をオフしたままとして融雪動作を継続し、パワーコンディショナ4の出力電流Idcoutが増加したときには、発電できない状態であるので、電流変化量が安定か不安定かを判別し、安定であるときには、積雪であると判定して第1のストリング51の第1の開閉器81をオンして発熱電流を第1のストリング51にも供給して第1のストリング51も融雪動作を行わせ、不安定であるときには、照度変化によって一時的に発電できない状態になったとして、現状のまま、すなわち、第1のストリング51の第1の開閉器81をオフしたままとして他のストリング52,53の融雪動作を継続する。
【0064】
(実施の形態4)
図7は、本発明のさらに他の実施の形態の太陽光発電システムの構成図であり、上述の実施の形態に対応する部分には、同一の参照符号を付す。
【0065】
上述の各実施の形態は、昼間の太陽光がある状態において、発電できる状態であるか否かを検出したけれども、夜間においては、発電できないので、上述の各実施の形態は適用できない。
【0066】
そこで、この実施の形態では、夜間において、融雪が完了した時点を検出して融雪動作を停止させるために、次のように構成している。
【0067】
すなわち、積雪した雪が太陽電池上に残って融けていない状態では、太陽電池2の発熱は、雪の融解に使用されるために太陽電池2の温度上昇はほとんどないが、雪が融けて融雪が完了すると、太陽電池2の自己発熱によって温度上昇を起こす。一定電圧V0を印加した状態で、太陽電池2のセル温度が上昇すると、図8の太陽電池の温度特性に示されるように、電流が増加することになる。
【0068】
そこで、所定値以上の電流が検出されたストリングは、融雪が終了したとして、対応する開閉器をオフしてパワーコンディショナ4からの発熱電流を遮断するものであり、全ての開閉器81〜83がオフされた時点で全てのストリング51〜53の融雪動作が終了したことになり、パワーコンディショナ4の融雪動作を停止させる。
【0069】
なお、図8において、ライン▲1▼は太陽電池セルの温度が50°C、ライン▲2▼は太陽電池セルの温度が25°C、ライン▲3▼は太陽電池セルの温度が0°Cの各場合の特性を示している。
【0070】
このように、夜間の融雪動作においても、融雪が終了したストリングの開閉器を順次オフして、融雪動作を停止させるので、融雪が終了した後にも融雪動作を継続するといった事態を回避できることになり、融雪動作に不必要な電力を消費することがない。
【0071】
パワーコンディショナ4からの出力電流は、太陽電池セルのバラツキや温度の差などによって、特定のストリングに集中して過電流状態となり、太陽電池の寿命を短くしたり、故障の原因となることがある。
【0072】
そこで、この実施の形態では、電流センサ91〜93の検出値が、過電流、すなわち、太陽電池の保護レベルに達したときには、融雪状態に拘わらず、そのストリングの開閉器をオフして過電流を遮断するようにしている。
【0073】
その他の構成は、上述の実施の形態1と同様であり、昼間は、発電できる状態になったか否かを検出して発電できる状態になったときには、融雪動作を停止させて発電動作に移行するものである。
【0074】
(その他の実施の形態)
本発明は、上述の各実施の形態を組み合わせてよく、例えば、上述の実施の形態4において、融雪が完了したとして開閉器をオフした後に、その後の積雪によって再度融雪する必要が生じる場合があるので、上述の実施の形態2のように、一定期間毎に、開閉器を再びオンして流れる電流を検出して開閉器のオンオフを制御するようにしてもよい。
【0075】
本発明の他の実施の形態として、図9に示されるように、ブレーカ11等を収納した接続箱12に本発明に係る融雪制御装置3を内蔵させてもよい。
【0076】
上述の各実施の形態では、パワーコンディショナ4によって太陽電池2の発熱電流を供給したけれども、本発明は、パワーコンディショナ4に限らず、他の融雪装置から発熱電流を太陽電池へ供給する構成に適用してもよい。
【0077】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、太陽電池が発電できる状態であるか否かを検出し、発電できる状態であるときには、融雪動作を停止させるので、太陽電池上の氷雪が融けていない融雪完了前に融雪動作を停止させたり、あるいは、発電が可能な状態であるにも拘わらず融雪動作を継続するといった事態を回避できることになり、システムの使用効率の向上を図ることができる。
【0078】
また、融雪動作を停止させた後に、パワーコンディショナを通常の発電動作に切り換えるので、太陽電池の発電電力を有効に利用できることになり、システムの使用効率が一層向上する。
【0079】
さらに、融雪動作中に、発電可能となったストリングについては、パワーコンディショナからの発熱電流を遮断するので、融雪動作に無駄な電力を消費することがなく、システムの使用効率をさらに高めることができる。しかも、発電可能となったストリングが、積雪によって再び発電不可能な状態になったときには、それを検出してそのストリングに対する融雪動作を再開できる。
【0080】
また、ストリングを流れる電流が所定値となったときには、融雪が完了したとして発熱電流を遮断するので、発電できない夜間においても、融雪が終了した時点で融雪動作を停止させることができる。また、ストリングに流れる過電流を検出して発熱電流を遮断することができるので、太陽電池の過電流保護が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係る太陽光発電システムの構成図である。
【図2】融雪動作を説明するための太陽電池の電流−電圧特性図である。
【図3】本発明の動作説明に供する太陽光発電システムの構成図である。
【図4】本発明の他の実施の形態の太陽光発電システムの構成図である。
【図5】本発明のさらに他の実施の形態の太陽光発電システムの構成図である。
【図6】本発明の他の実施の形態の太陽光発電システムの構成図である。
【図7】本発明のさらに他の実施の形態の太陽光発電システムの構成図である。
【図8】動作説明に供する太陽電池の電流−電圧特性図である。
【図9】本発明の他の実施の形態の太陽光発電システムの構成図である。
【符号の説明】
1 太陽光発電システム
2 太陽電池
3 融雪制御装置
4 パワーコンディショナ
51〜53 ストリング
6 系統電源
71〜73 逆流防止ダイオード
81〜83 開閉器
91〜93 電流センサ
10 マイクロコンピュータ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a snow melting control device that controls a snow melting device that melts ice and snow accumulated on a solar cell, and a solar power generation system including the snow melting control device.
[0002]
[Prior art]
In recent years, photovoltaic power generation and system power supply (commercial power supply) are connected via an inverter with reverse power flow, and when the distributed power supply alone cannot supply power, the power is supplied from the system side. A solar power generation system has been developed.
[0003]
In such a solar power generation system, since power is generated by sunshine, power cannot be generated when the sunshine is blocked. One of the things that blocks this sunlight is snow on the solar cells. In an area where there is a lot of snow, there is a problem that the solar cell power generation cannot be used as a result of the sunlight being blocked by snow on the solar cell, even though it is sunny in the daytime.
[0004]
Therefore, a solar power generation system equipped with a snow melting device has already been developed so that the snow on the solar cell can be melted. For example, the system power supply is supplied to a power conditioner incorporating an inverter, and the power conditioner performs step-up / step-down processing to supply a heat generation current to the solar battery, thereby heating the solar battery and melting snow.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, since it is not easy to determine whether or not snow melting has been completed, conventionally, for example, the snow melting operation is stopped for a predetermined time, or an overcurrent from the power conditioner to the solar cell is detected. It was stopped.
[0006]
In the conventional example in which the snow melting operation is stopped at a predetermined time, actually, the snow melting operation may be continued even if the snow on the solar cell melts and the snow melting is completed and power generation is possible. There is a drawback that the use efficiency is lowered.
[0007]
A solar cell is configured by connecting in parallel a plurality of strings formed by connecting a plurality of solar cell modules in series, but in a conventional example in which an overcurrent flowing from a power conditioner to a solar cell is detected and stopped. There is a difference in the snow melting state of each string, and the snow melting operation may be stopped even when an overcurrent flows in a specific string. There is a problem that the snow melting operation must be stopped and the snow melting operation must be started again.
[0008]
The present invention has been made in view of the above points, and continues the snow melting operation even when power generation is possible, or stops the snow melting operation even though the snow melting is not completed. The purpose is to improve the usage efficiency of the system by avoiding such a situation.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is configured as follows in order to achieve the above-described object.
[0010]
That is, the snow melting control device according to the present invention of
[0011]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a snow melting control device according to the first aspect, wherein the snow melting device converts the generated power from the solar cell into alternating current power during normal operation, while the power from the system power source during snow melting operation. A power conditioner that converts alternating current power into direct current power and supplies heat to solar cellsIt is.
[0012]
According to a third aspect of the present invention, there is provided the snow melting control device according to the second aspect, wherein after the snow melting operation is stopped, the power conditioner is switched to a normal operation to convert the generated power from the solar cell into alternating current power. It is.
[0013]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a snow melting control device according to the present invention.2 or 3In configuration,The solar cell is formed by connecting a plurality of strings formed by connecting a plurality of solar cell modules in series, and the detection means includes a current sensor that detects an output current of the power conditioner, and the current Based on the detection value of the sensor, it is detected whether or not the solar cell is in a state where power can be generated.
[0014]
The snow melting control device of the present invention according to
[0015]
According to a sixth aspect of the present invention, there is provided the snow melting control device according to the fifth aspect,A plurality of backflow prevention elements individually corresponding to each string, and a switch connected in parallel to each backflow prevention element and turned on during a snow melting operation to supply a heat generation current, the detected value becomes a predetermined value The switch corresponding to the current sensor is turned off to cut off the heat generation current.
[0016]
According to a seventh aspect of the present invention, there is provided a snow melting control device according to the present invention.6In the configuration ofThe switch is controlled based on the detection value of the corresponding current sensor when the switched-off switch is turned on again.
[0017]
The snow melting control device of the present invention according to
[0018]
According to a ninth aspect of the present invention, there is provided a snow melting control device according to the present invention.6In the configuration ofAfter turning off the switch to cut off the heat generation current, the direction of change in the detection value of the current sensor corresponding to the switch, the sum of the detection values of the plurality of current sensors, or the detection value of the output current of the power conditioner The switch is controlled based on the stability of the change amount.
[0019]
A photovoltaic power generation system according to a tenth aspect of the present invention includes the snow melting control device according to any one of the first to ninth aspects, a solar cell, and a power conditioner.
[0020]
(Function)
According to the snow melting control device of
[0021]
According to the snow melting control device of the second aspect, the state in which the generated power of the solar cell is equal to or higher than the power necessary for the snow melting operation is detected and the snow melting operation is stopped. Therefore, it is possible to improve the usage efficiency of the system by avoiding the situation where the snow melting operation is continued.
[0022]
According to the snow melting control device of
[0023]
According to the snow melting control device of claim 4,Based on the detected value of the output current of the power conditioner corresponding to the sum of the currents flowing through each string of the solar cell, whether or not the generated power of the solar cell exceeds the power necessary for the snow melting operation, that is, it can generate power. It is possible to detect whether or not the state has been reached.
[0024]
According to the snow melting control device of
[0025]
According to the snow melting control device of
[0026]
According to the snow melting control device of
[0027]
According to the snow melting control device of
[0028]
According to the snow melting control device of
[0029]
Since the photovoltaic power generation system according to the tenth aspect includes the snow melting control device of the present invention, it is possible to suppress wasteful power consumption and increase the efficiency of the system.
[0030]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0031]
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a configuration diagram of a photovoltaic power generation system according to an embodiment of the present invention.
[0032]
The solar
[0033]
The
[0034]
During normal operation, the power conditioner 4 converts the DC power from the
[0035]
The snow
[0036]
When a snow melting operation command is given by a switch operation or the like, the power conditioner 4 is connected to each
[0037]
In this embodiment, when the solar
[0038]
That is, in this embodiment, each
[0039]
The
[0040]
FIG. 2 is a graph showing the current-voltage characteristics of solar cells in the daytime. Line (1) shows a state where there is no illuminance due to snow, and line (2) shows a state where the accumulated snow melts and melts. (3) shows a state in which the illuminance becomes high after melting snow, and shows a state in which the line (1) changes to line (2) by the snow melting operation.
[0041]
The power conditioner 4 applies a DC voltage to a constant voltage V0When the snow melting operation is started, as shown by the line (1), for example, a heating current of −3 A is supplied to the
[0042]
In this embodiment, as described above, each
[0043]
Furthermore, in this embodiment, the
[0044]
Thus each
[0045]
FIG. 3 shows the
[0046]
In the snow melting operation, the output current Idcout from the power conditioner 4 is the current sensor 9.1~ 93Therefore, as another embodiment of the present invention, the sensor built in the power conditioner 4 detects that the output current Idcout has reached 0 A, and then stops the snow melting operation. In addition, the power generation operation may be shifted. In this case, each
[0047]
In this embodiment, a string in which the detected current value is 0 A, for example, the
[0048]
In addition,
[0049]
(Embodiment 2)
FIG. 5 is a configuration diagram of a photovoltaic power generation system according to another embodiment of the present invention, and parts corresponding to those in FIG.
[0050]
In the first embodiment described above, each
[0051]
Therefore, in this embodiment, a string that is ready to generate power, for example, the
[0052]
As a result, it is possible to melt snow even if a string that has been determined to generate heat becomes unable to generate power due to subsequent snow accumulation.
[0053]
Other configurations and effects are the same as those of the first embodiment.
[0054]
(Embodiment 3)
FIG. 6 is a configuration diagram of still another embodiment of the present invention, and parts corresponding to those in FIG.
[0055]
In the second embodiment described above, once the string with the switch turned off becomes incapable of generating power due to subsequent snow accumulation, the switch is turned on at regular intervals to detect the current, thereby reducing snow accumulation. Although it is configured to detect and melt snow, in this embodiment, as shown in FIG. 6, for example, the
[0056]
That is, the
[0057]
Therefore, based on the stability of the current change amount, when the current change amount is stable, it is determined that the power cannot be generated due to snow, and when the current change amount is unstable, the power is generated by the illuminance change due to clouds or the like. For example, the determination threshold is experimentally determined.
[0058]
Similarly, when the output current Idcout from the power conditioner 4, that is, the heat generation current is increased, the power generation is not possible, and when the heat generation current is decreased, the power generation is possible. Based on the stability of the current change amount, the snow cover and the illuminance change are distinguished and dealt with.
[0059]
Table 1 below shows switch 81The
[0060]
[Table 1]
[0061]
[Table 2]
[0062]
As shown in Table 1, for example, the
[0063]
Further, as shown in Table 2, when the output current Idcout of the power conditioner 4 is reduced, the power generation is possible, so that the current change amount remains stable regardless of stable and unstable current change, that is, ,
[0064]
(Embodiment 4)
FIG. 7 is a configuration diagram of a photovoltaic power generation system according to still another embodiment of the present invention, and portions corresponding to the above-described embodiment are denoted by the same reference numerals.
[0065]
Although each of the above-described embodiments detects whether or not it is in a state where it can generate power in the presence of sunlight in the daytime, the above-described embodiments cannot be applied because it cannot generate power at night.
[0066]
Therefore, in this embodiment, in order to detect the time when snow melting is completed at night and stop the snow melting operation, the following configuration is adopted.
[0067]
That is, in the state where the accumulated snow remains on the solar cell and is not melted, the heat generated by the
[0068]
Therefore, the string in which a current of a predetermined value or more is detected is one in which the corresponding switch is turned off and the heat generation current from the power conditioner 4 is shut off, assuming that the snow melting has ended.1~ 83All
[0069]
In FIG. 8, line (1) has a solar cell temperature of 50 ° C, line (2) has a solar cell temperature of 25 ° C, and line (3) has a solar cell temperature of 0 ° C. The characteristics in each case are shown.
[0070]
As described above, even in the snow melting operation at night, since the snow melting operation is stopped by sequentially turning off the switches of the strings after the snow melting is completed, it is possible to avoid the situation where the snow melting operation is continued even after the snow melting is completed. The power unnecessary for the snow melting operation is not consumed.
[0071]
The output current from the inverter 4 is concentrated on a specific string due to variations in the solar cells or temperature differences, resulting in an overcurrent state, which may shorten the life of the solar cell or cause a failure. is there.
[0072]
Therefore, in this embodiment, the
[0073]
Other configurations are the same as those of the first embodiment described above. During the day, when it becomes possible to generate electricity by detecting whether or not it is possible to generate electricity, the snow melting operation is stopped and the operation proceeds to the electricity generating operation. Is.
[0074]
(Other embodiments)
The present invention may be combined with each of the above-described embodiments. For example, in the above-described fourth embodiment, it may be necessary to melt the snow again by the subsequent snow accumulation after the switch is turned off as the snow melting is completed. Therefore, as in the above-described second embodiment, the on / off state of the switch may be controlled by detecting the flowing current by turning on the switch again at regular intervals.
[0075]
As another embodiment of the present invention, as shown in FIG. 9, the snow
[0076]
In each of the embodiments described above, the heating current of the
[0077]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is detected whether or not the solar cell is in a power generating state, and when it is in a power generating state, the snow melting operation is stopped. It is possible to avoid a situation in which the snow melting operation is stopped before or the snow melting operation is continued even though power generation is possible, and the use efficiency of the system can be improved.
[0078]
Further, since the power conditioner is switched to the normal power generation operation after the snow melting operation is stopped, the generated power of the solar cell can be used effectively, and the use efficiency of the system is further improved.
[0079]
In addition, for strings that are capable of generating electricity during the snow melting operation, the heat generation current from the power conditioner is cut off, so that unnecessary power is not consumed in the snow melting operation and the system usage efficiency can be further improved. it can. In addition, when a string that has become capable of generating power becomes incapable of generating power again due to snow accumulation, it can be detected and the snow melting operation for that string can be resumed.
[0080]
Further, when the current flowing through the string reaches a predetermined value, the heat generation current is interrupted because the snow melting is completed, so that the snow melting operation can be stopped when the snow melting is completed even at night when power generation is not possible. Further, since the overcurrent flowing through the string can be detected and the heat generation current can be cut off, the overcurrent protection of the solar cell is possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of a photovoltaic power generation system according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a current-voltage characteristic diagram of a solar cell for explaining a snow melting operation.
FIG. 3 is a configuration diagram of a photovoltaic power generation system for explaining the operation of the present invention.
FIG. 4 is a configuration diagram of a photovoltaic power generation system according to another embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a configuration diagram of a photovoltaic power generation system according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a configuration diagram of a photovoltaic power generation system according to another embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a configuration diagram of a photovoltaic power generation system according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a current-voltage characteristic diagram of a solar cell for explanation of operation.
FIG. 9 is a configuration diagram of a photovoltaic power generation system according to another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Solar power generation system
2 Solar cell
3 Snow melting control device
4 Power conditioner
51~ 53 string
6 system power supply
71~ 73 Backflow prevention diode
81~ 83 Switch
91~ 93 Current sensor
10 Microcomputer
Claims (10)
融雪動作を開始した後に、太陽電池が発電できる状態であるか否かを検出する検出手段を備え、
太陽電池が発電できる状態であるときには、融雪動作を停止させるものであり、前記発電できる状態は、太陽電池の発電電力が、融雪動作に必要な電力以上となった状態であることを特徴する融雪制御装置。Controlling a snow melting device that performs a snow melting operation to supply a heating current to a solar cell to heat the solar cell and melt ice and snow on the solar cell;
A detection means for detecting whether the solar cell is in a state capable of generating electric power after starting the snow melting operation;
When the solar cell is in a power generating state, the snow melting operation is stopped , and the power generation state is a state in which the generated power of the solar cell is equal to or higher than the power necessary for the snow melting operation. Control device.
前記検出手段は、前記パワーコンディショナの出力電流を検出する電流センサを備え、該電流センサの検出値に基づいて、太陽電池が発電できる状態であるか否かを検出する請求項2または3記載の融雪制御装置。The said detection means is provided with the current sensor which detects the output current of the said power conditioner, Based on the detection value of this current sensor, it detects whether it is in the state which can generate | occur | produce a solar cell. Snow melting control device.
前記検出手段は、前記各ストリングに流れる電流の向きおよびその値をそれぞれ検出する複数の電流センサを備え、前記複数の電流センサの検出値の総和に基づいて、太陽電池が発電できる状態であるか否かを検出する請求項1ないし4のいずれかに記載の融雪制御装置。The solar cell is formed by connecting a plurality of strings formed by connecting a plurality of solar cell modules in series.
Whether the detection means includes a plurality of current sensors that respectively detect the direction and value of the current flowing in each string, and whether the solar cell can generate power based on the sum of the detection values of the plurality of current sensors. snow melting control device according to any one of claims 1 to 4 for detecting whether or not.
検出値が所定値となった前記電流センサに対応する前記開閉器をオフして発熱電流を遮断する請求項5記載の融雪制御装置。A plurality of backflow prevention elements individually corresponding to each string, and a switch connected in parallel to each backflow prevention element and turned on during a snow melting operation to supply a heat generation current,
The snow melting control device according to claim 5, wherein the switch corresponding to the current sensor whose detected value is a predetermined value is turned off to cut off the heat generation current.
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