JP3628934B2 - Vehicle seat device - Google Patents

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靖久 毛受
桂一 日比野
英昭 本庄
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Aisin Corp
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Toyota Motor Corp
Aisin Corp
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用シート装置に係り、特に、自動車等の車両の床面に対して脱着自在とされた車両用シート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両の床面に対して脱着自在とされた車両用シート装置としては、その一例が特開平11−151961号公報に開示されている。
【0003】
図10に示される如く、この車両用シート装置では、前後スライド機構100が固定レール102と可動レール104とで構成されており、シートを床部から取り外す場合、または、タンブル状態(跳ね上げた状態)とする場合に、固定レール102と可動レール104とをスライドロック106によりロック状態に保持するようになっている。この結果、シートを床部から取り外した場合に、固定レール102と可動レール104とが相対移動することが無いため、シートを床面に再度装着する際に、左右の固定レール102が段違いにならないので、装着し易い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この車両用シート装置では、シートを床部から取り外す場合のシートバックの前傾に対応して、スライドロック106がロック解除状態となると共に、可動レール104が固定レール102に対して所定のニュートラル位置等へ移動した状態で、固定レール102に固定した解除アーム120が昇降部材122に当接するようになっている。更に、解除アーム120が昇降部材122に当接すると、昇降部材122を回動させ、この回動により昇降部材122に係止されているロック解除片124の係止状態が解除されることで、スライドロック106が再度ロック状態となる。このため、装置が複雑であるとと共に操作も煩雑であった。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、装置が簡単で、且つシートを車体から取り外したりタンブル状態にする際の操作性を向上できる車両用シート装置を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、車体床面に配設されたストライカにラチェットを係合しシートを固定するためのシートロック機構と、
固定レールと可動レールとの相対移動によってシートを前後方向へ移動すると共に、スライドロックをスライドロック位置にすることで固定レールと可動レールの相対移動を禁止するスライド機構と、を有する車両用シート装置であって、
前記ラチェットと同じ軸に回転可能に軸支され、前記ストライカと前記ラチェットとの係合を解除するための操作部と、
前記操作部の解除方向の移動に連動して、前記スライドロックをスライドロック位置に保持するスライドロック解除禁止手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0007】
従って、シートを車体から取り外したりタンブル状態にする場合に、車体床面に配設されたストライカと、シート側のラチェットとの係合を解除するために、ラチェットと同じ軸に回転可能に軸支された操作部を操作すると、操作部に連動してスライドロック解除禁止手段がスライドロックをスライドロック位置に保持する。この結果、シートを車体から取り外したりタンブル状態にする場合に、スライドロック機構を容易にロック状態に保持できるので、操作性が良いと共に、装着の構成も簡単である。
【0008】
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の車両用シート装置において、前記スライドロック解除禁止手段は、前記操作部の解除方向の移動に連動して、前記スライドロックをスライドロック位置に保持する位置へ移動する当接手段であることを特徴とする。
【0009】
従って、シートを車体から取り外したりタンブル状態にする場合に、操作部を解除方向に操作すると、操作部の動きに連動して、当接手段がスライドロックをスライドロック位置に保持する位置へ移動する。この結果、シートを車体から取り外したりタンブル状態にする場合に、スライドロック機構を容易にロック状態に保持できるので、操作性が良いと共に、装着の構成も簡単である。
【0010】
請求項3記載の本発明は、請求項2の車両用シート装置において、前記当接手段は、前記シートロック機構の構成部品に設けられた突出部であることを特徴とする。
【0011】
従って、請求項2に記載の内容に加えて、当接手段を、シートロック機構の構成部品に設けられた突出部としたため、スライドロックとシートロック機構とが接近しているシートに適用可能である。
【0012】
請求項4記載の本発明は、請求項3に記載の車両用シート装置において、前記突出部は、前記操作部に設けられていることを特徴とする。
【0013】
従って、請求項3に記載の内容に加えて、突出部を操作部に設けたため、スライドロックとシートロック機構における操作部とが接近しているシートに適用可能である。
【0014】
請求項5記載の本発明は、請求項2に記載の車両用シート装置において、前記当接手段は、前記操作部と連動し前記スライドロックをスライドロック位置に保持するリンク部材であることを特徴とする。
【0015】
従って、請求項2に記載の内容に加えて、リンク部材を介在させるため、操作部とシートロック機構が離間しているシートに適用可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明における車両用シート装置の第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0019】
なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢印UPは車体上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示す。
【0020】
図5に示される如く、本実施形態の車両用シート10は、車体の床部12に配設された左右一対のフロントレッグストライカ14とリヤレッグストライカ16とにそれぞれロック機構を介して着脱可能に配設されている。また、シート10におけるシートクッションフレーム20の車幅方向両端下部には、左右一対のスライド機構22が車体前後方向に沿って配設されている。
【0021】
図2に示される如く、スライド機構22は、シートクッションフレーム20に固定された可動レール24(アッパレールともいう)と、この可動レール24と相対的にスライド可能に取り付けられた固定レール26(ロアレールともいう)とを有する周知の構成となっている。
【0022】
図1に示される如く、左右一対の各可動レール24には、それぞれスライドロックレバー30が軸32によって上下方向(図1の矢印A方向及び矢印B方向)へ回転可能に支持されており、スライドロックレバー30はシート前方に延設された操作部30A(図5参照)を引き上げることでスライドロック解除方向(矢印B方向)へ回転するようになっている。
【0023】
スライドロックレバー30の後部には、上部に櫛歯状のロック爪30Cを有するスライドロック30Bが形成されており、スライドロック30Bはスライドロックレバー30がスライドロック方向(矢印A方向)に回転した場合に、上方へ移動するようになっている。
【0024】
図2に示される如く、上方へ移動したスライドロック30Bのロック爪30Cは、固定レール26に形成したロック孔34に加え、可動レール24に形成したロック孔36にも貫通し、固定レール26と可動レール24との相対移動を禁止する位置、即ち、スライドロック位置になるようになっている。なお、スライドロックレバー30は図示を省略した付勢手段により、矢印A方向に付勢されており、シートを前後方向に移動させる場合に、この付勢力に抗してスライドロックレバー30を矢印B方向へ回転操作することで、スライドロック30Bがスライドロック位置から下方へ移動しスライドロックが解除されるようになっている。
【0025】
一方、固定レール26の後部26Aは下方へ延設されており、後部26Aには、後側ロック機構が設けられている。この後側ロック機構は、固定レール26に軸40によって回転可能に軸支されたラチェット42と、固定レール26に軸44によって回転可能に軸支され、且つラチェット42と係合するポール48と、を有する周知の構成となっている。なお、ラチェット42とポール48とはコイルスプリング50によって連結されており、ラチェット42をロック位置とロック解除位置とに保持できるようになっている。
【0026】
また、固定レール26の軸40には、シートロック機構における操作部の一部を構成するロックブラケット52が上下方向(図1の矢印C方向及び矢印D方向)へ回転可能に軸支されている。ロックブラケット52の前端部52Aには、ピン54を介してポール48の前端部48Aが回転可能に軸支されている。従って、ロックブラケット52の後端部52Bを上方へ引き上げ、ロックブラケット52を矢印C方向へ回転させると、ピン54を介してポール48が回転してポール48とラチェット42との係合が解除され、ラチェット42がリヤレッグストライカ16から外れるようになっている。
【0027】
また、本実施形態では、ロックブラケット52における回転中心から後方の部位にはスライドロック解除禁止手段としての当接手段を構成する突出部52Cが形成されている。
【0028】
図2に示される如く、ロックブラケット52の突出部52Cは、ロックブラケット52の上部において、スライドロックレバー30におけるスライドロック30Bの下方へ向けて延設されたフランジ部となっている。従って、ロックブラケット52をロック解除方向(図1の矢印A方向)へ回転することによって、突出部52Cがライドロックレバー30におけるスライドロック30Bの下方へ移動し、スライドロック30Bの下方へ移動を阻止するようになっている。即ち、スライドロックレバー30の解除操作を行えないようにし、スライドロックレバー30をスライドロック位置に保持するようになっている。
【0029】
図1に示される如く、ロックブラケット52の操作部52Bは、例えば、可動レール24側に配設されたリンク機構56を介してリヤレッグロック解除レバー57に連結可能となっており、リヤレッグロック解除レバー57が上方(図1の矢印E方向)へ引き上げられると、リンク機構56のブラケット56Aに形成した円弧状の壁部56Bが矢印F方向へ回転し、ロックブラケット52の操作部52Bが上方(矢印C方向)へ押し上げられるようになっている。
【0030】
図1に示される如く、ラチェット42が係合するリヤレッグストライカ16は、床部12に形成した開口部60内に配設されており、リヤレッグストライカ16を支持するブラケット62は、例えば、車体を構成する骨格部材64にボルト、ナット等の固定部材66によって固定されている。
【0031】
図3に示される如く、固定レール26の前部26Bには、前側ロック機構が設けられている。この前側ロック機構は、固定レール26の前部26Bに固定されたベースプレート70を備えており、ベースプレート70の前端下部に形成した凹部72がフロントレッグストライカ14に係合している。また、ベースプレート70には、ロックプレートとしてのタンブルロック74が軸76によって上下方向(図3の矢印G方向及び矢印H方向)へ回転可能に軸支されており、このタンブルロック74はスプリング78によって矢印H方向へ付勢されている。
【0032】
図4に示される如く、フロントレッグストライカ14はストライカブラケット84に車幅方向両端部14A、14Bが固定されており、ストライカブラケット84は補強板82が配設された床部12の部位にボルト、ナット等の固定手段80によって固定されている。また、フロントレッグストライカ14の長手方向中央部には、小径部14Cが形成されており、この小径部14Cにベースプレート70の凹部72が係合している。
【0033】
また、フロントレッグストライカ14における小径部14Cの両端部には、軸方向端部側に向かって徐々に拡径するテーパー部14D、14Eが形成されており、テーパー部14Dには断面矩形状とされたタンブルロック74の下端部74Aがスプリング78によって押圧された状態で当接している。従って、シートとともにタンブルロック74が車幅方向内側(図4の矢印W方向)へ移動した場合には、タンブルロック74の下端部74Aが、テーパー部14Dに当接することで移動が阻止されるようになっている。なお、左右における反対側のタンブルロック74の下端部74Aは、他方のテーパー部14Eに当接するため、シート10における左右両方向の横ずれを防止できると共に、フロントレッグストライカ14とタンブルロック74との建付けのばらつきも吸収できるようになっている。
【0034】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0035】
本実施形態では、シート10を車体の床部12から取り外したりタンブル状態にする場合に、リヤレッグロック解除レバー57が上方(図1の矢印E方向)へ引き上げられると、リンク機構56のブラケット56Aに形成した円弧状の壁部56Bが矢印F方向へ回転し、ロックブラケット52の操作部52Bが上方(矢印C方向)へ押し上げられる。このため、ロックブラケット52がロック解除方向(図1の矢印A方向)へ回転することによって、ピン54を介してポール48が回転してポール48とラチェット42との係合が解除され、ラチェット42がリヤレッグストライカ16から外れる。
【0036】
また、ロックブラケット52がロック解除方向(図1の矢印A方向)へ回転することによって、ロックブラケット52の突出部52Cがライドロックレバー30におけるスライドロック30Bの下方へ移動し、ライドロックレバー30をスライドロック位置に保持する。
【0037】
この結果、シート10を車体の床部12から取り外したりタンブル状態にする場合に、スライドロック機構を容易にロック状態に保持できるので、操作性が良いと共に、装着の構成も簡単である。
【0038】
また、本実施形態では、スライドロック解除禁止手段としての突出部52Cを操作部としてのロックブラケット52に設けたため、スライドロック30Bとシートロック機構における操作部とが接近しているシートに適用可能である。
【0039】
また、本実施形態では、図4に示される如く、フロントレッグストライカ14における小径部14Cの両端部に、軸方向端部側に向かって徐々に拡径するテーパー部14D、14Eが形成されており、テーパー部14Dには断面矩形状とされたタンブルロック74の下端部74Aがスプリング78によって押圧された状態で当接している。従って、シートとともにタンブルロック74が車幅方向内側(図4の矢印W方向)へ移動した場合には、タンブルロック74の下端部74Aが、テーパー部14Dに当接することで移動が阻止される。このため、シート10における左右両方向の横ずれを防止できると共に、フロントレッグストライカ14とタンブルロック74との建付けのばらつきも吸収できる。
【0040】
次に、本発明に係る車両用シート装置の第2実施形態を図6に従って説明する。
【0041】
なお、第1実施形態と同一部材は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0042】
図6に示される如く、本実施形態では、スライドロック解除禁止手段としての当接手段を構成する突出部86が、シートロック機構の構成部品である、例えば、ポール48の後端上部に設けられている。
【0043】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0044】
本実施形態では、第1実施形態と同様にして、ロックブラケット52が解除方向(図6の矢印C方向)に移動することで、ポール48が矢印J方向へ回転するため、ポール48に設けられた突出部86が上方へ移動し、スライドロック30Bの下方へ移動し、スライドロックレバー30をスライドロック位置に保持する。
【0045】
この結果、シート10を車体の床部12から取り外したりタンブル状態にする場合に、スライドロック機構を容易にロック状態に保持できるので、操作性が良いと共に、装着の構成も簡単である。
【0046】
また、本実施形態では、スライドロック解除禁止手段をポール48に設けられた突出部86としたため、スライドロック30Bとシートロック機構におけるポール48とが接近しているシートに適用可能である。
【0047】
次に、本発明に係る車両用シート装置の第3実施形態を図7に従って説明する。
【0048】
なお、第1実施形態と同一部材は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0049】
図7に示される如く、本実施形態では、ロックブラケット52とスライドロック30Bとの間にスライドロック解除禁止手段としての当接手段を構成するリンク部材としてのリンクブラケット88が配設されている。このリンクブラケット88は、左右一対の各可動レール24に軸90によって上下方向(図7の矢印K方向及び矢印L方向)へ回転可能に支持されている。また、リンクブラケット88の後端部88Aはピン54の下側に当接しており、ロックブラケット52が解除方向(図7の矢印C方向)に回転することで、リンクブラケット88が矢印K方向へ回転するようになっている。また、リンクブラケット88が矢印K方向へ回転すると先端部88Bが上方へ移動し、スライドロック30Bの下方へ移動し、ライドロックレバー30をスライドロック位置に保持するようになっている。
【0050】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0051】
本実施形態では、第1実施形態と同様にして、ロックブラケット52が解除方向(図7の矢印C方向)に移動することで、ピン54に当接しているリンクブラケット88が矢印K方向へ回転する。このため、リンクブラケット88の先端部88Bが上方へ移動して、スライドロック30Bと当接する位置となり、ライドロックレバー30をスライドロック位置に保持する。
【0052】
この結果、シート10を車体の床部12から取り外したりタンブル状態にする場合に、スライドロック機構を容易にロック状態に保持できるので、操作性が良いと共に、装着の構成も簡単である。
【0053】
また、本実施形態では、ロックブラケット52とスライドロック30Bとの間にスライドロック解除禁止手段を構成するリンク部材としてのリンクブラケット88介在させるため、スライドロック30Bとシートロック機構におけるロックブラケット52が離間しているシートに適用可能である。
【0054】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、図4に示される如く、フロントレッグストライカ14における小径部14Cの両端部に、軸方向端部側に向かって徐々に拡径するテーパー部14D、14Eを形成したが、これに代えて、図8に示される如く、タンブルロック74の下端部74Aの端部にテーパー部74Bを設け、タンブルロック74のテーパー部74Bがフロントレッグストライカ14に形成した段部14Fに当接することで横ずれを阻止する構成としても良い。また、図9に示される如く、フロントレッグストライカ14にテーパー部14D、14Eを形成すると共にタンブルロック74の下端部74Aの端部にもテーパー部74Bを設け、タンブルロック74のテーパー部74Bがフロントレッグストライカ14のテーパー部14Dに当接することで横ずれを阻止する構成としても良い。
【0055】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明は、車体床面に配設されたストライカにラチェットを係合しシートを固定するためのシートロック機構と、固定レールと可動レールとの相対移動によってシートを前後方向へ移動すると共に、スライドロックをスライドロック位置にすることで固定レールと可動レールの相対移動を禁止するスライド機構と、を有する車両用シート装置であって、ラチェットと同じ軸に回転可能に軸支され、ストライカとラチェットとの係合を解除するための操作部と、操作部の解除方向の移動に連動して、スライドロックをスライドロック位置に保持するスライドロック解除禁止手段と、を備えたため、装置が簡単で、且つシートを車体から取り外したりタンブル状態にする際の操作性を向上できるという優れた効果を有する。
【0056】
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の車両用シート装置において、スライドロック解除禁止手段は、操作部の解除方向の移動に連動して、スライドロックをスライドロック位置に保持する位置へ移動する当接手段であるため、装置が簡単で、且つシートを車体から取り外したりタンブル状態にする際の操作性を向上できるという優れた効果を有する。
【0057】
請求項3記載の本発明は、請求項2の車両用シート装置において、当接手段は、シートロック機構の構成部品に設けられた突出部であるため、請求項2に記載の効果に加えて、スライドロック位置とシートロック機構とが接近しているシートに適用可能であるという優れた効果を有する。
【0058】
請求項4記載の本発明は、請求項3に記載の車両用シート装置において、突出部は、前記操作部に設けられているため、請求項3に記載の効果に加えて、スライドロック位置とシートロック機構における操作部とが接近しているシートに適用可能であるという優れた効果を有する。
【0059】
請求項5記載の本発明は、請求項2に記載の車両用シート装置において、当接手段は、前記操作部と連動し前記スライドロックをスライドロック位置に保持するリンク部材であるため、請求項2に記載の効果に加えて、スライドロック位置と操作部が離間しているシートに適用可能であるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両用シート装置の後部を示す側断面図である。
【図2】図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る車両用シート装置の前部を示す側断面図である。
【図4】図3の4−4線に沿った断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る車両用シート装置が適用されたシートを示す斜視図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る車両用シート装置の後部を示す側断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る車両用シート装置の後部を示す側断面図である。
【図8】本発明の他の実施形態に係る車両用シート装置の前部を示す図4に対応する断面図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係る車両用シート装置の前部を示す図4に対応する断面図である。
【図10】従来の車両用シート装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 車両用シート
12 床部
14 フロントレッグストライカ
14C フロントレッグストライカの小径部
14D フロントレッグストライカのテーパー部
14E フロントレッグストライカのテーパー部
16 リヤレッグストライカ
22 スライド機構
24 可動レール
26 固定レール
30 スライドロックレバー
30B スライドロック
34 ロック孔
36 ロック孔
42 ラチェット
48 ポール(シートロック機構の構成部品)
52 ロックブラケット(シートロック機構における操作部)
52C 突出部(スライドロック解除禁止手段、当接手段)
70 ベースプレート
74 タンブルロック(ロックプレート)
74B タンブルロックのテーパー部
86 突出部(スライドロック解除禁止手段、当接手段)
88 リンクブラケット(スライドロック解除禁止手段、当接手段、リンク部材)
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle seat device, and more particularly to a vehicle seat device that is detachable from a floor surface of a vehicle such as an automobile.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as an example of a vehicle seat device that is detachable from a floor surface of a vehicle such as an automobile, an example is disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-151961.
[0003]
As shown in FIG. 10, in this vehicle seat device, the front / rear slide mechanism 100 is composed of a fixed rail 102 and a movable rail 104, and when the seat is removed from the floor, or in a tumble state (a state in which it is flipped up) ), The fixed rail 102 and the movable rail 104 are held in a locked state by a slide lock 106. As a result, when the seat is removed from the floor, the fixed rail 102 and the movable rail 104 do not move relative to each other. Therefore, the left and right fixed rails 102 are not stepped when the seat is mounted on the floor surface again. So easy to install.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in this vehicle seat device, the slide lock 106 is unlocked in response to the forward tilt of the seat back when the seat is removed from the floor, and the movable rail 104 is fixed to the fixed rail 102 in a predetermined manner. The release arm 120 fixed to the fixed rail 102 is brought into contact with the elevating member 122 in a state where it is moved to the neutral position or the like. Further, when the release arm 120 comes into contact with the elevating member 122, the elevating member 122 is rotated, and the locking state of the unlocking piece 124 locked to the elevating member 122 is released by this rotation, The slide lock 106 is again locked. For this reason, the apparatus is complicated and the operation is complicated.
[0005]
In view of the above facts, an object of the present invention is to provide a vehicle seat device that has a simple device and that can improve operability when the seat is detached from the vehicle body or in a tumble state.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention according to claim 1 is a seat lock mechanism for engaging a ratchet with a striker disposed on the floor of the vehicle body and fixing the seat;
A vehicle seat device having a slide mechanism that moves the seat in the front-rear direction by relative movement between the fixed rail and the movable rail, and prohibits relative movement between the fixed rail and the movable rail by setting the slide lock to the slide lock position. Because
An operation portion rotatably supported on the same shaft as the ratchet, and for releasing the engagement between the striker and the ratchet;
In conjunction with the movement of the operation unit in the release direction, slide lock release prohibiting means for holding the slide lock in a slide lock position ;
It is provided with.
[0007]
Therefore, when the seat is removed from the vehicle body or in the tumble state, the striker disposed on the vehicle body floor and the ratchet on the seat side are disengaged from each other so as to be rotatable on the same shaft as the ratchet. When the operated operation unit is operated, the slide lock release prohibiting means holds the slide lock in the slide lock position in conjunction with the operation unit . As a result, when the seat is detached from the vehicle body or in the tumble state, the slide lock mechanism can be easily held in the locked state, so that the operability is good and the mounting configuration is simple.
[0008]
According to a second aspect of the invention, the vehicle seat device according to claim 1, wherein the slide lock release inhibiting means, in conjunction with the movement of the release direction of the operating portion, the slide lock position the slide lock The contact means moves to a holding position.
[0009]
Therefore, when the seat is detached from the vehicle body or tumbled, if the operating portion is operated in the release direction, the contact means moves to a position where the slide lock is held at the slide lock position in conjunction with the movement of the operating portion. . As a result, when the seat is detached from the vehicle body or in the tumble state, the slide lock mechanism can be easily held in the locked state, so that the operability is good and the mounting configuration is simple.
[0010]
According to a third aspect of the present invention, in the vehicle seat device according to the second aspect, the contact means is a protruding portion provided in a component of the seat lock mechanism.
[0011]
Therefore, in addition to the contents described in claim 2, since the abutting means is a protruding portion provided in a component part of the seat lock mechanism, it can be applied to a seat where the slide lock and the seat lock mechanism are close to each other. is there.
[0012]
According to a fourth aspect of the present invention, in the vehicle seat device according to the third aspect, the projecting portion is provided in the operation portion.
[0013]
Therefore, in addition to the content described in claim 3, since the projecting portion is provided in the operation portion, the invention can be applied to a seat in which the slide lock and the operation portion in the seat lock mechanism are close to each other.
[0014]
According to a fifth aspect of the present invention, in the vehicle seat device according to the second aspect, the contact means is a link member that interlocks with the operation portion and holds the slide lock in a slide lock position. And
[0015]
Therefore, in addition to the content described in claim 2, since the link member is interposed, the present invention can be applied to a seat in which the operation portion and the seat lock mechanism are separated.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1st Embodiment of the vehicle seat apparatus in this invention is described according to FIGS.
[0019]
In the figure, the arrow FR indicates the vehicle body front direction, the arrow UP indicates the vehicle body upward direction, and the arrow IN indicates the vehicle width inside direction.
[0020]
As shown in FIG. 5, the vehicle seat 10 of the present embodiment can be attached to and detached from a pair of left and right front leg strikers 14 and rear leg striker 16 disposed on the floor 12 of the vehicle body via a lock mechanism. It is arranged. Further, a pair of left and right slide mechanisms 22 are disposed along the vehicle body front-rear direction at the lower portions of both ends of the seat cushion frame 20 in the vehicle width direction.
[0021]
As shown in FIG. 2, the slide mechanism 22 includes a movable rail 24 (also referred to as an upper rail) fixed to the seat cushion frame 20 and a fixed rail 26 (also referred to as a lower rail) that is slidably attached to the movable rail 24. It is a known configuration having
[0022]
As shown in FIG. 1, a slide lock lever 30 is supported on a pair of left and right movable rails 24 by a shaft 32 so as to be rotatable in the vertical direction (the direction of arrows A and B in FIG. 1). The lock lever 30 rotates in the slide lock release direction (arrow B direction) by pulling up the operation unit 30A (see FIG. 5) extending in front of the seat.
[0023]
A slide lock 30B having a comb-like lock claw 30C is formed on the rear part of the slide lock lever 30. The slide lock 30B is formed when the slide lock lever 30 rotates in the slide lock direction (arrow A direction). In addition, it moves upward.
[0024]
As shown in FIG. 2, the lock claw 30 </ b> C of the slide lock 30 </ b> B moved upward penetrates the lock hole 36 formed in the movable rail 24 in addition to the lock hole 34 formed in the fixed rail 26. A position where relative movement with the movable rail 24 is prohibited, that is, a slide lock position is set. The slide lock lever 30 is urged in the direction of arrow A by an urging means (not shown). When the seat is moved in the front-rear direction, the slide lock lever 30 is pushed against the urging force. By rotating in the direction, the slide lock 30B moves downward from the slide lock position, and the slide lock is released.
[0025]
On the other hand, the rear portion 26A of the fixed rail 26 extends downward, and a rear side lock mechanism is provided on the rear portion 26A. The rear locking mechanism includes a ratchet 42 rotatably supported on the fixed rail 26 by a shaft 40, a pawl 48 rotatably supported on the fixed rail 26 by a shaft 44 and engaged with the ratchet 42, It is a known configuration having Note that the ratchet 42 and the pole 48 are connected by a coil spring 50 so that the ratchet 42 can be held at the locked position and the unlocked position.
[0026]
Further, a lock bracket 52 constituting a part of the operation portion of the seat lock mechanism is pivotally supported on the shaft 40 of the fixed rail 26 so as to be rotatable in the vertical direction (arrow C direction and arrow D direction in FIG. 1). . A front end portion 48 </ b> A of a pole 48 is rotatably supported by a front end portion 52 </ b> A of the lock bracket 52 via a pin 54. Accordingly, when the rear end portion 52B of the lock bracket 52 is lifted upward and the lock bracket 52 is rotated in the direction of arrow C, the pole 48 is rotated via the pin 54 and the engagement between the pole 48 and the ratchet 42 is released. The ratchet 42 is configured to be detached from the rear leg striker 16.
[0027]
Further, in the present embodiment, a protruding portion 52 </ b> C that constitutes a contact means as a slide lock release prohibiting means is formed at a rear portion of the lock bracket 52 from the center of rotation.
[0028]
As shown in FIG. 2, the protruding portion 52 </ b> C of the lock bracket 52 is a flange portion that extends downward from the slide lock 30 </ b> B in the slide lock lever 30 at the upper portion of the lock bracket 52. Accordingly, by rotating the lock bracket 52 in the unlocking direction (the direction of arrow A in FIG. 1), the protrusion 52C moves below the slide lock 30B in the ride lock lever 30 and prevents the slide lock 30B from moving below. It is supposed to be. That is, the slide lock lever 30 cannot be released and the slide lock lever 30 is held at the slide lock position.
[0029]
As shown in FIG. 1, the operation portion 52B of the lock bracket 52 can be connected to a rear leg lock release lever 57 via, for example, a link mechanism 56 disposed on the movable rail 24 side. When the release lever 57 is pulled upward (in the direction of arrow E in FIG. 1), the arc-shaped wall portion 56B formed on the bracket 56A of the link mechanism 56 rotates in the direction of arrow F, and the operation portion 52B of the lock bracket 52 moves upward. It is pushed up (in the direction of arrow C).
[0030]
As shown in FIG. 1, the rear leg striker 16 with which the ratchet 42 engages is disposed in an opening 60 formed in the floor portion 12, and the bracket 62 that supports the rear leg striker 16 is, for example, a vehicle body The frame member 64 is fixed by a fixing member 66 such as a bolt or a nut.
[0031]
As shown in FIG. 3, a front lock mechanism is provided at the front portion 26 </ b> B of the fixed rail 26. The front lock mechanism includes a base plate 70 fixed to the front portion 26 </ b> B of the fixed rail 26, and a recess 72 formed at the lower front end of the base plate 70 is engaged with the front leg striker 14. Further, a tumble lock 74 as a lock plate is pivotally supported on the base plate 70 by a shaft 76 so as to be rotatable in the vertical direction (in the directions of arrows G and H in FIG. 3). It is urged in the direction of arrow H.
[0032]
As shown in FIG. 4, the front leg striker 14 has both end portions 14 </ b> A and 14 </ b> B fixed to the striker bracket 84, and the striker bracket 84 is bolted to a portion of the floor portion 12 where the reinforcing plate 82 is disposed. It is fixed by fixing means 80 such as a nut. A small-diameter portion 14C is formed at the longitudinal center of the front leg striker 14, and the concave portion 72 of the base plate 70 is engaged with the small-diameter portion 14C.
[0033]
Further, tapered portions 14D and 14E that gradually increase in diameter toward the axial end portion are formed at both ends of the small diameter portion 14C of the front leg striker 14, and the tapered portion 14D has a rectangular cross section. The lower end portion 74 </ b> A of the tumble lock 74 is in contact with the spring 78 while being pressed. Accordingly, when the tumble lock 74 moves inward in the vehicle width direction (in the direction of arrow W in FIG. 4) together with the seat, the lower end portion 74A of the tumble lock 74 comes into contact with the tapered portion 14D so that the movement is prevented. It has become. Since the lower end portion 74A of the tumble lock 74 on the opposite side on the left and right is in contact with the other tapered portion 14E, the lateral shift of the seat 10 in both the left and right directions can be prevented, and the front leg striker 14 and the tumble lock 74 are installed. It is possible to absorb the variation of.
[0034]
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0035]
In the present embodiment, when the rear leg lock release lever 57 is lifted upward (in the direction of arrow E in FIG. 1) when the seat 10 is removed from the floor 12 of the vehicle body or in a tumble state, the bracket 56A of the link mechanism 56 is pulled. The arc-shaped wall portion 56B formed in (1) rotates in the direction of arrow F, and the operation portion 52B of the lock bracket 52 is pushed upward (in the direction of arrow C). Therefore, when the lock bracket 52 rotates in the unlocking direction (the direction of arrow A in FIG. 1), the pole 48 rotates via the pin 54 and the engagement between the pole 48 and the ratchet 42 is released. Comes off the rear leg striker 16.
[0036]
Further, when the lock bracket 52 rotates in the unlocking direction (the direction of arrow A in FIG. 1), the protrusion 52C of the lock bracket 52 moves below the slide lock 30B in the ride lock lever 30, and the ride lock lever 30 is moved. Hold in the slide lock position.
[0037]
As a result, when the seat 10 is detached from the floor portion 12 of the vehicle body or in the tumble state, the slide lock mechanism can be easily held in the locked state, so that the operability is good and the mounting configuration is simple.
[0038]
Further, in the present embodiment, since the protruding portion 52C as the slide lock release prohibiting means is provided in the lock bracket 52 as the operation portion, it can be applied to a seat in which the slide lock 30B and the operation portion in the seat lock mechanism are close to each other. is there.
[0039]
In the present embodiment, as shown in FIG. 4, tapered portions 14D and 14E that gradually increase in diameter toward the end in the axial direction are formed at both ends of the small diameter portion 14C of the front leg striker 14. The lower end portion 74A of the tumble lock 74 having a rectangular cross section is in contact with the tapered portion 14D while being pressed by the spring 78. Therefore, when the tumble lock 74 moves inward in the vehicle width direction (in the direction of arrow W in FIG. 4) together with the seat, the lower end portion 74A of the tumble lock 74 abuts against the tapered portion 14D to prevent the movement. For this reason, it is possible to prevent lateral displacement of the seat 10 in both the left and right directions, and to absorb variations in the installation of the front leg striker 14 and the tumble lock 74.
[0040]
Next, a second embodiment of the vehicle seat device according to the present invention will be described with reference to FIG.
[0041]
In addition, the same member as 1st Embodiment attaches | subjects the same code | symbol, and abbreviate | omits the description.
[0042]
As shown in FIG. 6, in this embodiment, the protrusion 86 constituting the contact means as the slide lock release prohibiting means is provided at the upper rear end of the pole 48, for example, which is a component part of the seat lock mechanism. ing.
[0043]
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0044]
In this embodiment, as in the first embodiment, the lock bracket 52 moves in the release direction (the direction of arrow C in FIG. 6), so that the pole 48 rotates in the direction of arrow J. The protruding portion 86 moves upward, moves downward of the slide lock 30B, and holds the slide lock lever 30 in the slide lock position.
[0045]
As a result, when the seat 10 is detached from the floor portion 12 of the vehicle body or in the tumble state, the slide lock mechanism can be easily held in the locked state, so that the operability is good and the mounting configuration is simple.
[0046]
Further, in the present embodiment, the slide lock release prohibiting means is the protrusion 86 provided on the pole 48, so that the slide lock 30B and the pole 48 in the seat lock mechanism can be applied to the seat.
[0047]
Next, a third embodiment of the vehicle seat device according to the present invention will be described with reference to FIG.
[0048]
In addition, the same member as 1st Embodiment attaches | subjects the same code | symbol, and abbreviate | omits the description.
[0049]
As shown in FIG. 7, in the present embodiment, a link bracket 88 as a link member that constitutes a contact means as a slide lock release prohibiting means is disposed between the lock bracket 52 and the slide lock 30B. The link bracket 88 is supported by a pair of left and right movable rails 24 by a shaft 90 so as to be rotatable in the vertical direction (arrow K direction and arrow L direction in FIG. 7). Further, the rear end portion 88A of the link bracket 88 is in contact with the lower side of the pin 54, and the link bracket 88 is moved in the arrow K direction when the lock bracket 52 is rotated in the releasing direction (the arrow C direction in FIG. 7). It is designed to rotate. Further, when the link bracket 88 rotates in the direction of the arrow K, the tip end portion 88B moves upward, moves below the slide lock 30B, and holds the ride lock lever 30 in the slide lock position.
[0050]
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0051]
In this embodiment, as in the first embodiment, the lock bracket 52 moves in the release direction (the direction of arrow C in FIG. 7), so that the link bracket 88 that is in contact with the pin 54 rotates in the direction of arrow K. To do. For this reason, the front-end | tip part 88B of the link bracket 88 moves upwards, becomes a position contact | abutted with the slide lock 30B, and hold | maintains the ride lock lever 30 in a slide lock position.
[0052]
As a result, when the seat 10 is detached from the floor portion 12 of the vehicle body or in the tumble state, the slide lock mechanism can be easily held in the locked state, so that the operability is good and the mounting configuration is simple.
[0053]
In this embodiment, since the link bracket 88 as the link member constituting the slide lock release prohibiting means is interposed between the lock bracket 52 and the slide lock 30B, the slide bracket 30B and the lock bracket 52 in the seat lock mechanism are separated from each other. It is applicable to the sheet which is doing.
[0054]
Although the present invention has been described in detail with respect to specific embodiments, the present invention is not limited to such embodiments, and various other embodiments are possible within the scope of the present invention. It will be apparent to those skilled in the art. For example, in the above-described embodiment, as shown in FIG. 4, the tapered portions 14D and 14E that gradually increase in diameter toward the axial direction end side are formed at both ends of the small diameter portion 14C of the front leg striker 14, Instead, as shown in FIG. 8, a tapered portion 74B is provided at the end of the lower end portion 74A of the tumble lock 74, and the tapered portion 74B of the tumble lock 74 contacts the stepped portion 14F formed on the front leg striker 14. It is good also as a structure which prevents lateral deviation by this. Further, as shown in FIG. 9, the front leg striker 14 is formed with tapered portions 14D and 14E, and a tapered portion 74B is also provided at the end of the lower end portion 74A of the tumble lock 74. It is good also as a structure which prevents lateral deviation by contact | abutting to the taper part 14D of the leg striker 14. FIG.
[0055]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, a seat lock mechanism for fixing a seat by engaging a ratchet with a striker disposed on a vehicle floor, and a seat is moved in the front-rear direction by relative movement of the fixed rail and the movable rail. And a slide mechanism that prohibits relative movement of the fixed rail and the movable rail by moving the slide lock to the slide lock position, and is rotatably supported on the same shaft as the ratchet. an operation portion for releasing the engagement between the striker and the ratchet, in conjunction with movement of the release direction of the operating unit, because with the slide lock release inhibiting means for holding the slide lock in the slide lock position, the apparatus Is easy, and has an excellent effect of improving the operability when the seat is detached from the vehicle body or in a tumble state.
[0056]
According to a second aspect of the present invention, in the vehicle seat device according to the first aspect, the slide lock release prohibiting means holds the slide lock at the slide lock position in conjunction with the movement of the operation portion in the release direction. Since the contact means moves to the position, the apparatus is simple, and the operability when the seat is detached from the vehicle body or tumbled can be improved.
[0057]
According to a third aspect of the present invention, in the vehicle seat device according to the second aspect, in addition to the effect according to the second aspect, the abutment means is a protrusion provided on a component part of the seat lock mechanism. It has an excellent effect that it can be applied to a seat in which the slide lock position and the seat lock mechanism are close to each other.
[0058]
According to a fourth aspect of the present invention, in the vehicle seat device according to the third aspect, since the projecting portion is provided in the operation portion, in addition to the effect of the third aspect, the slide lock position and It has an excellent effect that it can be applied to a seat that is close to the operation unit in the seat lock mechanism.
[0059]
According to a fifth aspect of the present invention, in the vehicle seat device according to the second aspect, the contact means is a link member that interlocks with the operation portion and holds the slide lock in a slide lock position. In addition to the effect described in 2, it has an excellent effect that it can be applied to a sheet in which the slide lock position and the operation unit are separated.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view showing a rear portion of a vehicle seat device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line 2-2 of FIG.
FIG. 3 is a side sectional view showing a front portion of the vehicle seat device according to the first embodiment of the present invention.
4 is a cross-sectional view taken along line 4-4 of FIG.
FIG. 5 is a perspective view showing a seat to which the vehicle seat device according to the first embodiment of the present invention is applied.
FIG. 6 is a side sectional view showing a rear portion of a vehicle seat device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a side sectional view showing a rear portion of a vehicle seat device according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a cross-sectional view corresponding to FIG. 4, showing a front portion of a vehicle seat device according to another embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a cross-sectional view corresponding to FIG. 4 showing a front portion of a vehicle seat device according to another embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a perspective view showing a conventional vehicle seat device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Vehicle seat 12 Floor part 14 Front leg striker 14C Front leg striker small diameter part 14D Front leg striker taper part 14E Front leg striker taper part 16 Rear leg striker 22 Slide mechanism 24 Movable rail 26 Fixed rail 30 Slide lock lever 30B Slide lock 34 Lock hole 36 Lock hole 42 Ratchet 48 Pole (component of seat lock mechanism)
52 Lock bracket (operating part of the seat lock mechanism)
52C Protruding part (slide lock release prohibiting means, contact means)
70 Base plate 74 Tumble lock (lock plate)
74B Tapered portion 86 of tumble lock Protruding portion (slide lock release prohibiting means, contact means)
88 Link bracket (slide lock release prohibiting means, contact means, link member)

Claims (5)

車体床面に配設されたストライカにラチェットを係合しシートを固定するためのシートロック機構と、
固定レールと可動レールとの相対移動によってシートを前後方向へ移動すると共に、スライドロックをスライドロック位置にすることで固定レールと可動レールの相対移動を禁止するスライド機構と、を有する車両用シート装置であって、
前記ラチェットと同じ軸に回転可能に軸支され、前記ストライカと前記ラチェットとの係合を解除するための操作部と、
前記操作部の解除方向の移動に連動して、前記スライドロックをスライドロック位置に保持するスライドロック解除禁止手段と、
を備えたことを特徴とする車両用シート装置。
A seat lock mechanism for engaging the ratchet with a striker disposed on the floor of the vehicle body and fixing the seat;
A vehicle seat device having a slide mechanism that moves the seat in the front-rear direction by relative movement between the fixed rail and the movable rail, and prohibits relative movement between the fixed rail and the movable rail by setting the slide lock to the slide lock position. Because
An operation portion rotatably supported on the same shaft as the ratchet, and for releasing the engagement between the striker and the ratchet;
In conjunction with the movement of the operation unit in the release direction, slide lock release prohibiting means for holding the slide lock in a slide lock position ;
A vehicle seat device comprising:
前記スライドロック解除禁止手段は、前記操作部の解除方向の移動に連動して、前記スライドロックをスライドロック位置に保持する位置へ移動する当接手段であることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート装置。 2. The slide lock release prohibiting means is a contact means that moves to a position that holds the slide lock at a slide lock position in conjunction with movement of the operation portion in the release direction. Vehicle seat device. 前記当接手段は、前記シートロック機構の構成部品に設けられた突出部であることを特徴とする請求項2に記載の車両用シート装置。The vehicle seat device according to claim 2, wherein the contact means is a protrusion provided on a component of the seat lock mechanism. 前記当接手段は、前記操作部に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の車両用シート装置。The vehicle seat device according to claim 3, wherein the contact means is provided in the operation portion. 前記当接手段は、前記操作部と連動し前記スライドロックをスライドロック位置に保持するリンク部材であることを特徴とする請求項2に記載の車両用シート装置。The vehicle seat device according to claim 2, wherein the contact means is a link member that interlocks with the operation portion and holds the slide lock at a slide lock position .
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