JP3628920B2 - Wood type golf club head - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フェース部周辺の強度を高めつつ軽量化を可能としうるウッド型のゴルフクラブヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
近年、中空部を有するウッド型のゴルフクラブヘッドは、製造技術の向上などに伴ってヘッド体積が大型化しており、低比重かつ高強度のチタン合金のヘッドでは300cc以上、またステンレスを用いたヘッドにあっても200cc以上のものが生産可能になっている。また、このようにヘッド体積の大型化が進む中、クラブの重量バランスなどを考慮するとヘッド重量の増大は避けなければならない。このため従来では、ヘッド各部の肉厚を減じることによって、ヘッドの重量を維持しつつ体積の大型化が行われている。
【0003】
前記ヘッドの薄肉化は、例えば図5(a)に示す如く、大きな衝撃力が作用するフェース部fを除いた部分、すなわち、ヘッドaのクラウン部bやソール部cなどにおいて肉厚を減じることが行われている。また、クラウン部b、ソール部cにおいて、部分的に厚さを減じることが、例えば特開平9−99121号公報、特開平7−284546号公報などに示されている。しかしながら、図5(a)に示すようなヘッドaでは、ボールを打撃することによる繰り返しの衝撃荷重にフェース部fの周辺の強度が耐えきれず、例えば同図(b)に示す如く、クラウン部bなどに陥没eが生じたり、またヘッドaに亀裂、割れなどが発生する虞がある。
【0004】
本発明は、以上のような問題に鑑み案出なされたもので、フェース部の裏面の周縁からバックフェース側にのびるクラウン部とソール部とサイド部とを含むヘッド本体に、前記フェース部の裏面の周縁からバックフェース側にのびる厚さが大の厚肉部と、この厚肉部のバックフェース側に連なりかつ前記厚肉部よりも厚さが小の薄肉部とを少なくとも一部に設け、かつこの厚肉部の厚さ、巾、長さなどを一定範囲に規制することにより、フェース部の周辺の強度を高めつつヘッドの軽量化を可能としうるウッド型のゴルフクラブヘッドを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち請求項1記載の発明は、ボールを打撃するフェース部、及びこのフェース部の裏面の周縁からバックフェース側にのびるクラウン部とソール部とサイド部とを含むヘッド本体からなり、かつ内部に中空部を形成したウッド型のゴルフクラブヘッドであって、前記ヘッド本体は、前記フェース部の裏面の周縁からバックフェース側にのびる厚さが0.8〜1.5mmの厚肉部と、この厚肉部のバックフェース側に連なりかつ前記厚肉部よりも厚さが小の薄肉部とを少なくとも一部に具え、かつ前記厚肉部の厚さTaと前記薄肉部の厚さTbとの比(Tb/Ta)を0.6〜0.9とし、かつ前記厚肉部の前記フェース部の表面からバックフェース側に測定した巾を10〜50mmとし、しかも該厚肉部はフェース部の周縁の全長さの50%以上かつ100%未満の領域に亘り形成されているとともに、前記ソール部の厚肉部の巾が、前記クラウン部の厚肉部の巾よりも大、かつフェース部2は、その厚さTfが2.0〜3.5mmであり、しかも厚肉部4の厚さTaを、フェース部2の厚さTfよりも小としたことを特徴とている。
【0006】
さらに請求項1に係る発明では、前記ソール部の厚肉部の巾が、前記クラウン部の厚肉部の巾よりも大、かつフェース部2は、その厚さTf(図2に示す)が2.0〜3.5 mm であり、しかも厚肉部4の厚さTaを、フェース部2の厚さTfよりも小としている。
【0007】
また請求項2記載の発明は、前記ソール部の厚肉部の巾が、前記クラウン部の厚肉部の巾よりも大きいことを特徴とし、かつ請求項3に係る発明は、前記サイド部とソール部とには、前記厚肉部が途切れることによる薄肉部からなる途切れ部7が設けられることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1はウッド型のゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある。)1の切断斜視図、図2は図1のX−Z平面に沿って切断したヘッド1の端面図、図3は図1のX−Y平面に沿って切断したヘッド1の端面図をそれぞれ示している。図において、ヘッド1は、ボールを打撃するフェース部2、及びこのフェース部2の裏面2aの周縁2b(図2に示す)からバックフェースB側にのびるクラウン部3aとソール部3bとサイド部3cとを含むヘッド本体3から構成されている。
【0009】
本実施形態のヘッド1は、例えば金属材料により構成されたものを例示しており、その内部には中空部iが形成されている。この中空部iは、空洞のままとされたり、或いは発泡樹脂などが充填されることがある。またこのような中空部iを有する金属製のヘッド1では、近年ヘッド体積の大型化が進んでおり、例えば200〜350cm 3程度で形成され、フェース部2の表面からバックフェースB側の端までの最大の奥行き長さL(図2に示す)が、例えば60〜100mm程度に設定されている。
【0010】
前記フェース部2は、その厚さTf(図2に示す)を2.0〜3.5 mm とし、より好ましくは2.5〜3.0mmで形成されるのが望ましい。フェース部2の厚さTfが2.0mm未満の場合、ボールの打撃時の衝撃により、該フェース部2の割れや凹み等の損傷が生じる虞があり、逆に3.5mmを超える場合、ボールの反発性が相対的に低下し飛距離を損なう傾向がある。
【0011】
前記ヘッド本体3は、本実施形態ではヘッド1の上面をなす前記クラウン部3aと、ヘッド1の底面をなす前記ソール部3bと、前記クラウン部3aとソール部3bとの間をフェース部2のトウtからバックフェースB側を通りフェース部2のヒールhに至ってのびる前記サイド部3cと、前記クラウン部3aのヒールh側で突出するシャフト差込部3dとを含んで構成される。そして本実施形態のヘッド本体3は、前記フェース部2の裏面2aの周縁2bからバックフェースB側にのびる厚さが大の厚肉部4と、この厚肉部4のバックフェースB側に連なりかつ前記厚肉部4よりも厚さが小の薄肉部5とを少なくとも一部に具えて形成されている。
【0012】
本例では、前記クラウン部3a、ソール部3b、サイド部3cの全ての部分は、それぞれ前記厚肉部4と前記薄肉部5とを含むものを例示している。このように、フェース部2の裏面2aの周縁2bに厚さTaが大きい厚肉部4を連ねることにより、フェース部2の周辺の強度を向上させるのに役立ち、ボール打撃時の衝撃に耐えうる強度を付与することが可能になる。とりわけ上述の如く、ヘッド1の奥行き長さLが大、例えば70mm以上のものについては、ヘッド本体3の厚さを減じていくと強度不足を招きやすくなり、このようなヘッドに本発明は特に好適に採用できる。
【0013】
ここで、厚肉部4の厚さTaが小さすぎると、フェース部2の周辺補強効果が相対的に低下する傾向があり、逆に例えばフェース部2の厚さTfよりも大きすぎるとヘッド1の過度の重量増加を招きやすい。このような観点より、厚肉部4の厚さTaは、フェース部2の厚さTfよりも小、より具体的には0.8〜1.5mmに設定され、より好ましくは0.8〜1.2mm、さらに好ましくは0.8〜1.0mmとするのが望ましい。
【0014】
また厚肉部4の厚さTaと、前記薄肉部5の厚さTbとの比(Tb/Ta)は、0.6〜0.9に設定される。前記比(Tb/Ta)が0.6未満であると、厚肉部4と薄肉部5との各厚さTa、Tbの差が大きくなり、例えば薄肉部5が過度に薄くなって強度低下を招いたり、逆に厚肉部4の厚さTaが過度に厚くなって重量増加を招く傾向があるなど、強度向上と重量増加とのバランスを損ねる傾向がある。また前記比(Tb/Ta)が0.9を超えると、両者の厚さTa、Tbの差が実質的なものでなくなり、ヘッド1の強度向上と重量抑制をともに達成することが困難になる。このような観点より、前記比(Tb/Ta)は、より好ましくは0.6〜0.8とするのが望ましい。
【0015】
また前記薄肉部5の厚さTbは、軽量化と強度の兼ね合いより、例えば0.5〜1.0mm、より好ましくは0.6〜0.9mmを確保することが望ましい。なお本実施形態のヘッド1では、クラウン部3aの薄肉部5a、ソール部3bの薄肉部5b、サイド部3cの薄肉部5cは、いずれも厚肉部4に連なって略一定厚さでバックフェースB側までのびるものが例示されるが、例えばクラウン部3aとサイド部3cとの交わり部などでは、適宜厚さが増す部分を含ませても良い。
【0016】
なお本実施形態では、前記各厚肉部4は、前記薄肉部5との境界部Kが前記薄肉部5に向かって厚さが徐々に減少するものを例示している。これにより、ヘッド本体3に大きな剛性段差が生じるのを効果的に防止し境界部Kに応力が集中することなどを防ぐことができる。なお前記「厚肉部4の厚さTa」に関する規定は、厚肉部4の厚さが実質的に一定であるときにはその厚さに関するものとし、厚肉部4の厚さが連続的に変化しているような場合には、少なくともその平均値が前記数値範囲を満たすものが好ましく、さらに好ましくは変化する厚さの値全てが前記数値範囲を満たすものが特に好ましい。
【0017】
また厚肉部4は、前記フェース部2の表面2dからバックフェースB側に測定した巾Wを10〜50mm、より好ましくは15〜35mmとすることが望ましい。厚肉部4の前記巾Wが、10mm未満であると、フェース部2の周辺補強を十分になし得ず、該周辺部での割れ、凹みなどが依然として生じやすくなる傾向があり、逆に50mmを超えると、ヘッド1の重量を大幅に増加させる傾向がある。なおこの巾Wは、各部において一定であっても良く、また10〜50mmの範囲内かつ各位置にて変化させることもできる。
【0018】
また図1の形態では、厚肉部4のバックフェースB側には、クラウン部3a、サイド部3c(トウ側)、ソール部3b、サイド部3c(ヒール側)、クラウン部3aというようにヘッド1の内部で環状に連続しつつバックフェース部B側にのびる薄肉部5が形成されているものを例示している。連続した薄肉部5によって重量の軽減がより一層図られることにより、フェース部2の周辺の強度を高めつつヘッド1の軽量化をより効果的に達成できる。
【0019】
なお前記厚肉部4が形成された領域が、フェース部2の周縁2bの全長さの50%未満であると、補強領域が少なくなってフェース部2の周辺に凹み、割れ等が依然として生じる虞がある。
【0020】
なおクラウン部3aの厚肉部4a、ソール部3bの厚肉部4b、サイド部3cの厚肉部4cの各厚さTaや、各巾Wなどを違えることにより、ヘッド1の重量配分設計を併せて行うことができる。即ちソール部3bの厚肉部4bの巾Wを、クラウン部3aの厚肉部4aの巾Wよりも大とし、これにより、ソール部3b側の厚肉部4aの重量を大とした場合には、ヘッド1の重心位置をより低くすることが可能になり、ひいては球が上がりやすいヘッドを提供しうる。またサイド部3cのトウ側の厚肉部4ctと、サイド部3cのヒール側の厚肉部4chとの厚さ、巾などを違えることにより、ヘッドの重心位置をトウ側寄り又はヒール側寄りに設置することも可能になる。
【0021】
図4では、前記厚肉部4が、フェース部2の周縁2bの全長さの50%以上かつ100%未満の領域に形成されたものの他の態様を示している。すなわち、前記サイド部3cとソール部3bに、前記厚肉部4が途切れることによる前記薄肉部5からなる途切れ部7が1以上、本例では複数個形成される。これにより、打球時の衝撃が比較的大きいクラウン部3aには、前記フェース部2の周縁に沿った全範囲に厚肉部4が形成されたものを例示している。この例では、ヘッド1をさらに軽量化しうるのに役立つ。
【0022】
以上本発明の実施形態について詳述したが、本実施形態のヘッド1は、鋳造、鍛造により形成された一つ又は二以上の部材を溶接、ロウ付け、カシメ等により一体接合することにより従来と同様に製造しうる。またヘッド1を形成する金属材料としては、例えばステンレス、アルミ合金、チタン、チタン合金(例えばいわゆる6−4チタン(Ti−6%Al−4%V合金))など各種の材料を用いることができる他、結晶構造面からはアモルファス金属なども採用できる。なおフェース部2とヘッド本体3とは、同一材料、異種材料のいずれであっても良い。
【0023】
【実施例】
ステンレス(SUS630)を用いて図1〜3に示したウッド型のゴルフクラブヘッドを試作し(参考例)、シャフトを装着してウッド型のゴルフクラブ(厚肉部の厚さ0.9mm、薄肉部の厚さ0.6mm)を製作した。なお厚肉部はフェース部の周縁の全長さの100%の領域に形成されており、その巾Wは30mmに設定した。そして、該クラブをスイングロボットに取り付けて、ヘッドスピード50m/s、フェース部の中央にて3000発の打撃耐久テストを行った。また、比較のために、図5(a)に示したように、クラウン部、ソール部、サイド部が実質的に均一厚さ(約0.7mm)をなすウッド型のゴルフクラブヘッドを試作し(比較例)、同様に打撃耐久テストを行った。テストの結果などを表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
テストの結果、参考例のヘッドでは、陥没、割れ等を生じることなしに3000発を無事打ち終えることができたが、比較例のヘッドでは、約2000発前後でクラウン部に図5(b)に示したような陥没が生じた。
【0026】
【発明の効果】
上述したように、請求項1記載の発明では、フェース部の裏面の周縁に厚さが大きい厚肉部を連ねるとともに、この厚肉部のバックフェース側に厚さが小の薄肉部を設けたことにより、フェース部の周辺の強度を向上させつつヘッドの軽量化を図ることができる。また請求項2の発明では、ヘッドの重心位置をより低くすることが可能になり、ひいては球が上がりやすいヘッドを提供しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のヘッドの切断斜視図である。
【図2】そのX−Z平面に沿った端面図である。
【図3】そのX−Y平面に沿った端面図である。
【図4】本発明の他の実施形態を示すヘッドの切断斜視図である。
【図5】(a)は従来のヘッドの断面図、(b)はその損傷状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ヘッド
2 フェース部
3 ヘッド本体
3a クラウン部
3b ソール部
3c サイド部
4 厚肉部
5 薄肉部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wood-type golf club head that can be reduced in weight while increasing strength around a face portion.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
In recent years, wood-type golf club heads having hollow portions have increased in volume due to improvements in manufacturing technology, etc., and heads using low specific gravity and high strength titanium alloy heads of 300 cc or more, and using stainless steel Even in that case, products with more than 200cc can be produced. Further, as the head volume increases in this way, an increase in head weight must be avoided in consideration of the weight balance of the club. For this reason, conventionally, by increasing the thickness of each part of the head, the volume is increased while maintaining the weight of the head.
[0003]
For example, as shown in FIG. 5A, the thickness of the head is reduced by reducing the thickness at a portion excluding the face portion f where a large impact force acts, that is, the crown portion b and the sole portion c of the head a. Has been done. Further, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-99121 and Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-284546 disclose that the thickness is partially reduced in the crown part b and the sole part c. However, in the head a as shown in FIG. 5A, the strength around the face portion f cannot withstand repeated impact loads caused by hitting the ball. For example, as shown in FIG. There is a possibility that a depression e occurs in b or the like, or a crack or a crack occurs in the head a.
[0004]
The present invention has been devised in view of the above problems, and a back surface of the face portion is provided on a head body including a crown portion, a sole portion, and a side portion extending from the periphery of the back surface of the face portion to the back face side. A thick wall portion having a large thickness extending from the peripheral edge to the back face side, and a thin wall portion connected to the back face side of the thick wall portion and having a smaller thickness than the thick wall portion. In addition, by regulating the thickness, width, length, etc. of the thick wall portion within a certain range, a wood type golf club head capable of reducing the weight of the head while increasing the strength around the face portion is provided. It is an object.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 of the present invention comprises a head body including a face portion for hitting a ball, and a crown portion, a sole portion, and a side portion extending from the periphery of the back surface of the face portion to the back face side, and A wood-type golf club head having a hollow portion formed therein, wherein the head body has a thick portion with a thickness of 0.8 to 1.5 mm extending from the periphery of the back surface of the face portion to the back face side. The thick portion includes at least part of a thin portion continuous with the back face side and having a thickness smaller than that of the thick portion, and the thickness Ta of the thick portion and the thickness Tb of the thin portion. (Tb / Ta) is 0.6 to 0.9, the width of the thick part measured from the surface of the face part to the back face side is 10 to 50 mm, and the thick part is a face. 50 of the total length of the periphery of the part %, And the width of the thick portion of the sole portion is larger than the width of the thick portion of the crown portion, and the
[0006]
Further, in the invention according to claim 1, the width of the thick portion of the sole portion is larger than the width of the thick portion of the crown portion, and the
[0007]
The invention according to
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a cut perspective view of a wood-type golf club head (hereinafter simply referred to as “head”) 1, and FIG. 2 is an end view of the head 1 cut along the XZ plane of FIG. 3 shows end views of the head 1 cut along the XY plane of FIG. In the figure, a head 1 includes a
[0009]
For example, the head 1 of the present embodiment is made of a metal material, and a hollow portion i is formed therein. The hollow part i may be left hollow or filled with a foamed resin or the like. Further, in the metal head 1 having such a hollow portion i, the head volume has been increasing in size in recent years, and is formed, for example, in the range of about 200 to 350 cm 3 , from the surface of the
[0010]
The
[0011]
In the present embodiment, the
[0012]
In this example, all the portions of the
[0013]
Here, if the thickness Ta of the
[0014]
The ratio (Tb / Ta) between the thickness Ta of the
[0015]
The thickness Tb of the thin-
[0016]
In addition, in this embodiment, each said
[0017]
Further, it is desirable that the
[0018]
In the form shown in FIG. 1 , the head portion such as the
[0019]
If the area where the
[0020]
It should be noted that the weight distribution design of the head 1 can be made by changing the thickness Ta and width W of the
[0021]
In Figure 4, the
[0022]
Although the embodiment of the present invention has been described in detail above, the head 1 of the present embodiment is different from the conventional one by integrally joining one or more members formed by casting or forging by welding, brazing, caulking, or the like. It can be produced similarly. As the metal material for forming the head 1, various materials such as stainless steel, aluminum alloy, titanium, titanium alloy (for example, so-called 6-4 titanium (Ti-6% Al-4% V alloy)) can be used. In addition, amorphous metal or the like can be used from the crystal structure side. The
[0023]
【Example】
The wood type golf club head shown in FIGS. 1 to 3 is made using stainless steel (SUS630) ( reference example), and the wood type golf club (thickness of 0.9 mm, thin wall) is attached to the shaft. Part thickness of 0.6 mm). The thick part was formed in an area of 100% of the total length of the peripheral edge of the face part, and its width W was set to 30 mm. The club was attached to a swing robot, and a 3000 shot durability test was performed at a head speed of 50 m / s and at the center of the face portion. For comparison, as shown in FIG. 5A, a wood-type golf club head in which the crown portion, the sole portion, and the side portion have a substantially uniform thickness (about 0.7 mm) is prototyped. (Comparative Example) Similarly, the impact durability test was conducted. Table 1 shows the test results.
[0024]
[Table 1]
[0025]
As a result of the test, in the head of the reference example, 3000 shots were successfully completed without causing depression, cracking, or the like, but in the head of the comparative example, the crown portion was about 2000 shots at the crown portion. The depressions shown in the above occurred.
[0026]
【The invention's effect】
As described above, in the first aspect of the invention, the thick part having a large thickness is connected to the periphery of the back surface of the face part, and the thin part having a small thickness is provided on the back face side of the thick part. As a result, the weight of the head can be reduced while improving the strength around the face portion. Further, according to the second aspect of the present invention, it is possible to lower the position of the center of gravity of the head, and as a result, it is possible to provide a head in which the sphere is likely to rise.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cut perspective view of a head according to an embodiment.
FIG. 2 is an end view along the XZ plane.
FIG. 3 is an end view along the XY plane.
FIG. 4 is a cut perspective view of a head showing another embodiment of the present invention.
5A is a cross-sectional view of a conventional head, and FIG. 5B is a cross-sectional view showing a damaged state thereof.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (3)
前記ヘッド本体は、前記フェース部の裏面の周縁からバックフェース側にのびる厚さが0.8〜1.5mmの厚肉部と、
この厚肉部のバックフェース側に連なりかつ前記厚肉部よりも厚さが小の薄肉部とを少なくとも一部に具え、
かつ前記厚肉部の厚さTaと前記薄肉部の厚さTbとの比(Tb/Ta)を0.6〜0.9とし、
かつ前記厚肉部の前記フェース部の表面からバックフェース側に測定した巾を10〜50mmとし、しかも該厚肉部はフェース部の周縁の全長さの50%以上かつ100%未満の領域に亘り形成されているとともに、
前記ソール部の厚肉部の巾が、前記クラウン部の厚肉部の巾よりも大、
かつフェース部2は、その厚さTfが2.0〜3.5mmであり、
しかも厚肉部4の厚さTaを、フェース部2の厚さTfよりも小としたことを特徴とするウッド型のゴルフクラブヘッド。A wood-type golf club having a face portion for hitting a ball and a head body including a crown portion, a sole portion, and a side portion extending from the periphery of the back surface of the face portion to the back face side, and having a hollow portion formed therein. Head,
The head body has a thick portion with a thickness of 0.8 to 1.5 mm extending from the peripheral edge of the back surface of the face portion to the back face side;
Containing at least a portion of the thin wall portion that is continuous with the back face side of the thick wall portion and has a smaller thickness than the thick wall portion,
And the ratio (Tb / Ta) of the thickness Ta of the thick part and the thickness Tb of the thin part is 0.6 to 0.9,
Further, the width of the thick part measured from the surface of the face part to the back face side is set to 10 to 50 mm, and the thick part covers an area of 50% or more and less than 100% of the total length of the peripheral edge of the face part. Formed,
The width of the thick part of the sole part is larger than the width of the thick part of the crown part,
The face portion 2 has a thickness Tf of 2 . 0-3.5mm,
In addition, the wood-type golf club head is characterized in that the thickness Ta of the thick portion 4 is smaller than the thickness Tf of the face portion 2.
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