JP3627257B2 - Combine narrow guide device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインのナロ−ガイド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンバインに使用されるナロ−ガイドは、前進しながら刈取脱穀作業を行なうときには車台の側部から外方に張り出して隣接した未刈穀稈の条列を車台から遠くへ押し離して車台に接触させたり巻き込まないようにしながら作業を行なう。又、コンバインは、路上走行や格納等の非作業時においては、ナロ−ガイドを車台側に収納して全体の車幅を狭くして周囲に邪魔にならないようにするのが普通である。
【0003】
このようなナロ−ガイド装置の切替機構は、従来装置にあっては、ねじを締めたり緩めたりして行なう構成になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ナロ−ガイド装置は、従来から、作業に応じて車台の側部から外方に拡張したり、車台側部に沿うように収納したりする拡縮移動調節を頻繁に行なうものである。したがって、ナロ−ガイド装置は、構成が簡単であるとともに、拡張や収納時の操作が容易にできることが要請されている。
【0005】
この発明は、前述した従来型の欠陥を解消して上記した課題を解決することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の如き課題を解決するために次の如き技術手段を講ずるものである。すなわち、走行装置を有する車台上に脱穀装置を搭載し、その前部に刈取前処理装置を装着してなるコンバインにおいて、先端部分を前記刈取前処理装置に回動自由に枢着して車台の外側部に沿わせて後方に延長したナロ−ガイドを設け、該ナロ−ガイドの中間部に枢着連結した摺動支持杆を摺動自由に支持する支持部材を前記刈取前処理装置に取り付けて設け、該支持部材の一方側に前記摺動支持杆を遊動状態に挿通したロックプレ−トを傾動可能に設け、該ロックプレ−トが摺動支持杆に対して傾斜状態になったとき該摺動支持杆の摺動をロックするように構成し、さらに、前記刈取前処理装置は車台の前部において左右方向にスライドするように構成し、前記支持部材は、パイプ状に形成すると共に、前記刈 取前処理装置の刈取搬送枠13から車台の外側に向けて設けた腕杆に回動自由に取り付けて構成したことを特徴とするコンバインのナロ−ガイド装置である。
【0007】
作業に先だって、ロックプレ−ト8を摺動支持杆6に対して直角状態にすると、ナローガイド5は、ロックプレ−ト8によるロック状態から開放された摺動支持杆6の摺動により、車台2の外方へ張り出せるようになる。
このようにして、ナローガイド5は、刈取前処理装置4および車台2の外側に張出した作業態勢となり、摺動支持杆6に対して傾斜した関係角度を保つロックプレート8によってロックされ、移動ができない状態が確保される。
【0008】
一方、コンバインを路上走行させたり、納屋に格納する場合に、ロックプレート8を摺動支持杆6に対して直角状態にする。すると、摺動支持杆6は支持部材7に対して摺動できる状態となってナローガイド5を収納でき、この後、該ナローガイド5は、摺動支持杆6に対して傾斜した関係角度を保つロックプレート8によってロックされ、拡張移動ができない状態が確保される。
【0009】
【発明の効果】
本発明によると、ナローガイドの拡張と収納との間の移動および各位置でのロックをきわめて簡単な操作によって行なうことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
まず、その構成について述べる。コンバイン9は、走行装置1としてクロ−ラを有する車台2上にフィ−ドチエン10を一側に設けた脱穀装置3を穀稈供給口11を前側にして搭載している。
【0011】
なお、脱穀装置3は、従来から周知の構成であって、上部には扱胴を内装した扱室を設け、その下方に選別室を配置して構成している。
刈取前処理装置4は、後端上部を車台2側に枢着して油圧シリンダ12によって上下昇降自由に設けた刈取搬送枠13に、前側から分草杆14、穀稈引起し装置15、刈取装置16、株元搬送装置17、穂先搬送装置18を設けて構成している。
【0012】
そして、分草杆14は、刈取搬送枠13の先端低部にあって、車台2の前進にともなって圃場の植立穀稈を分草する構成としている。穀稈引起し装置15は、引起しラグ19を有する引起しケ−ス20を傾斜状態に設けて分草後の倒伏穀稈を引き起こすように構成している。
【0013】
そして、刈取装置16は、レシプロ式の刈刃を用い前記穀稈引起し装置15の下方位置に設け、引起し完了後の穀稈を刈り取るように構成している。株元搬送装置17は、刈り取った穀稈の株元をチエンと挟扼杆とによって挾持して後方上方へ搬送する構成としている。穂先搬送装置18は、従来同様に、搬送ラグを有し上述のように株元を挾持されて搬送されている穀稈の穂先側を係止して搬送する構成としている。
【0014】
以上のように構成した刈取前処理装置4は、車台2の前部において左右方向にスライドするように設け、畦際の刈取ときや湿田作業において未刈穀稈からクロ−ラを離して刈取前処理装置4を穀稈側にスライドさせて走行できるように構成している。
【0015】
ナロ−ガイド5は、細長い棒状部材からなり、その始端部を刈取前処理装置4を構成する刈取搬送枠13の分草杆14の後方位置に回動自由に枢着し、中間部分から後端部分を車台2の側部に沿わせて後方に延長し、後端部を車台2に設けた摺動受具21に回動および摺動自由に挿通して支持して構成している。
【0016】
そして、支持部材7は、パイプ状に形成し、刈取搬送枠13から車台2の外側に向けて設けた腕杆22に回動自由に取付て設け、前記ナロ−ガイド5の中間部分に枢着した摺動支持杆6を挿通して支持する構成としている。なお、摺動支持杆6は、ナロ−ガイド5を車台2の側部から出し入れ移動すると支持部材7に支持された状態で摺動する構成となっている。
【0017】
そして、ロックプレ−ト8は、摺動支持杆6の外径よりはるかに大径の挿通孔を穿設して前記支持部材7の両側において、摺動支持杆6に挿通しており、該摺動支持杆6と直角状にしたときにはその摺動支持部材6をフリ−とし、摺動支持杆6に対して斜めになったときにロックする構成としている。
【0018】
なお、一対のロックプレ−ト8は、一端側を相互に張圧ばね23によって張圧して、通常はばね圧によって摺動支持杆6に対して傾斜状態になってその摺動支持杆6の軸方向への摺動移動をロックする構成としている。
【0019】
【0020】
【0021】
次にその作用について説明する。ナロ−ガイド5は、張圧ばね23に引かれて摺動支持杆6に対して傾斜した関係角度を保っているロックプレ−ト8によってロックされ、拡張移動ができない状態が確保されている。
【0022】
そこで、まず、作業に先だって、ナロ−ガイド5を車台2の外側方に拡張する操作は、摺動支持杆6に対して傾斜した関係で摺動支持杆6をロックしているロックプレ−ト8の先端部分を握って張圧ばね23に抗して摺動支持杆6に対して直角状態で平行にする。すると、ナロ−ガイド5は、ロックプレ−ト8によるロック状態から開放された摺動支持杆6が支持部材7内を摺動して車台2の外方へ、図1に示す実線の状態に張り出してくる。
【0023】
このようにして、ナロ−ガイド5は、図2の仮想線に示すように、刈取前処理装置4および車台2の外側(未刈り穀稈側)に張出した状態になり作業態勢となる。以上のように準備をして、コンバイン9の回転各部を駆動しながら刈取脱穀作業を開始すると、圃場の穀稈条列は、まず、分草杆14の先端によって左右に分草され刈幅内に進むものと分草杆14(未刈り穀稈側)の外側になるものとに区分される。
【0024】
そして、分草杆14の外側に位置する未刈り穀稈条列は、刈取前処理装置4の前部からナロ−ガイド5の始端部分で外側方への押圧力を受けて順次離され、その刈取前処理装置4と後方の車台2から遠い位置に押されて離れ、刈取前処理装置4に絡んだり、車台2に接触して脱粒するのを未然に防止できる。
【0025】
このように、コンバイン9は、前進しながら作業を続けると、刈幅内にある穀稈が穀稈引起し装置15の引起しラグ19によって引き起こされ、株元が刈取装置16に達して刈り取られる。そして、刈取穀稈は、株元部分が株元搬送装置17の始端部分に達して挟扼搬送が開始され、上部が穂先搬送装置18の搬送ラグに係止されて順次上方へ搬送される。
【0026】
そして、穀稈は、フィ−ドチエン10の始端部に達して挟扼状態となって搬送されながら穀稈供給口11から扱室に供給されて回転している扱胴によって脱穀される。このようにして、脱穀される穀稈は、回転している扱胴の扱歯によって持ち回られながら更に脱穀作用を受け、下方の選別室に落下して選別処理されるものである。
【0027】
つぎに、コンバイン9を路上走行したり、納屋に格納する場合には、ロックプレ−ト8の先端部分を握って張圧ばね23に抗しながらそのロックプレ−ト8を摺動支持杆6に直角状態にまで移動する。すると、摺動支持杆6は、支持部材7に対して摺動できる状態に開放されるから、ナロ−ガイド5を、図2に示す実線の状態に収納する。
【0028】
このようにして、ナロ−ガイド5は、刈取前処理装置4や車台2に接近する方向に収納され全体の横幅を狭くできて、路上走行や納屋への格納にきわめて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であって、その作用を示す平面図である。
【図2】本発明の一実施例であって、その作用を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施例であって、その側面図である。
【符号の説明】
1…走行装置、2…車台、3…脱穀装置、4…刈取前処理装置、5…ナロ−ガ
イド、6…摺動支持杆、7…支持部材、8…ロックプレ−ト、13…刈取搬送枠、
22…腕杆。 [0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a combine narrow guide device.
[0002]
[Prior art]
The narrow guide used for the combine is pushed forward from the side of the chassis when pushing and threshing while moving forward, and the row of adjacent uncut grains is pushed away from the chassis to make contact with the chassis. Work while avoiding or getting involved. Further, in the case of non-working such as traveling on the road or storing, the combine is usually stored with a narrow guide on the chassis side so that the entire vehicle width is narrowed so as not to disturb the surroundings.
[0003]
Such a switching mechanism of the narrow guide device is configured to be tightened or loosened in the conventional device.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Conventionally, the narrow guide device frequently performs expansion / contraction movement adjustment that is extended outward from the side of the chassis or accommodated along the side of the chassis according to work. Therefore, the narrow guide device is required to be simple in configuration and easy to operate during expansion and storage.
[0005]
An object of the present invention is to solve the above-described problems by eliminating the above-described conventional defects.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention takes the following technical means in order to solve the above-described problems. That is, in a combine formed by mounting a threshing device on a chassis having a traveling device and mounting a pre-cutting processing device on the front thereof, the tip portion is pivotally attached to the pre-cutting processing device so as to be freely pivoted. A narrow guide that extends rearward along the outer side is provided, and a support member that freely slides and supports a sliding support rod that is pivotally connected to an intermediate portion of the narrow guide is attached to the pre-cutting device. provided, lock plate and the said sliding support rods on one side of the support member is inserted into the floating state - provided the door tiltably, the lock plate - when bets becomes inclined state with respect to the sliding supporting rod sliding It is configured to lock the sliding of the dynamic support rod, and further, the cutting pretreatment device is configured to slide in the left-right direction at the front portion of the chassis, and the support member is formed in a pipe shape, and reaper carrier frame of the bush
[0007]
Prior to the operation, when the
In this way, the narrow guide 5 is in a working position projecting to the outside of the
[0008]
On the other hand, when the combine is run on the road or stored in the barn, the
[0009]
【The invention's effect】
According to the present invention, the movement between expansion and storage of the narrow guide and the locking at each position can be performed by a very simple operation.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
First, the configuration will be described. The combine 9 is equipped with a
[0011]
In addition, the
The
[0012]
The
[0013]
The reaping device 16 is provided at a lower position of the
[0014]
The
[0015]
The narrow guide 5 is composed of an elongated rod-like member, and its starting end is pivotally attached to the rear position of the
[0016]
The support member 7 is formed in a pipe shape, and is rotatably attached to an
[0017]
The
[0018]
The pair of
[0019]
[0020]
[0021]
Next, the operation will be described. The narrow guide 5 is locked by the
[0022]
First, prior to the work, the operation of expanding the narrow guide 5 to the outside of the chassis 2 is performed by a
[0023]
In this manner, as shown by the phantom line in FIG. 2, the narrow guide 5 is in a state of projecting to the outside of the
[0024]
And the uncut grain row row | line | column located in the outer side of the
[0025]
In this way, when the combine 9 continues to work while moving forward, the cereals within the cutting width are caused by the raising lugs 19 of the
[0026]
Then, the cereals are threshed by the rotating barrel that is supplied from the
[0027]
Next, when the combine 9 travels on the road or is stored in a barn, the
[0028]
In this way, the narrow guide 5 is housed in a direction approaching the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing an operation of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing an operation of one embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a side view of an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Traveling device, 2 ... Chassis, 3 ... Threshing device, 4 ... Pre-cutting processing device, 5 ... Narrow guide, 6 ... Sliding support rod, 7 ... Support member, 8 ... Lock plate , 13 ... Cutting feed frame ,
22 ... arms.
Claims (1)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18155294A JP3627257B2 (en) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | Combine narrow guide device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18155294A JP3627257B2 (en) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | Combine narrow guide device |
Publications (2)
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---|---|
JPH0837890A JPH0837890A (en) | 1996-02-13 |
JP3627257B2 true JP3627257B2 (en) | 2005-03-09 |
Family
ID=16102786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18155294A Expired - Lifetime JP3627257B2 (en) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | Combine narrow guide device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3627257B2 (en) |
-
1994
- 1994-08-02 JP JP18155294A patent/JP3627257B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0837890A (en) | 1996-02-13 |
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