JP3625650B2 - Motor stator - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステータコアのヨーク部及び各ティース部の外面に絶縁樹脂製の被覆部材を成形により設ける構成としたモータのステータに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来、モータにおけるステータは、所定形状に打ち抜かれた鋼板を多数枚積層してステータコアを形成し、このステータコアに、別途成形された絶縁樹脂製の絶縁端板を装着し、その絶縁端板により覆われた各ティース部に、コイルを巻装するようにしている。
【0003】
しかしながら、絶縁端板をステータコアに組み付ける作業は面倒なものである。特に、ティース部を多数個有したステータコアの場合、上記絶縁端板の形状も複雑であるため、上記組み付け作業は面倒なものであった。
【0004】
一方、ステータコアにおけるヨーク部及び各ティース部の外面に、絶縁樹脂製の被覆部材をモールド成形により設ける構成とすることが考えられている。このようにした場合には、ステータコアに絶縁端板を組み付ける必要がなくなる。
【0005】
ところが、このような構成とした場合、被覆部材の成形後の樹脂の硬化時や、モータとしての運転時の温度変化などにより、被覆部材にクラックが発生したり、剥がれが発生したりしやすいという問題点があった。
【0006】
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ステータコアのヨーク部及び各ティース部の外面を、成形により設けた被覆部材で覆う構成としたものにおいて、その被覆部材にクラックや剥がれが発生することを極力防止することができるモータのステータを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のモータのステータは、ヨーク部の外周部または内周部に複数個のティース部を有したステータコアと、このステータコアの前記ヨーク部及び各ティース部の外面を覆うように成形により設けられた絶縁樹脂製の被覆部材と、前記ヨーク部にあって前記ティース部とは反対側で、かつ、前記被覆部材の成形時の隣り合ったゲート間のほぼ中央部に位置するように設けられ、前記ステータヨークの軸方向に延びる複数個の溝部と、これら各溝部内に充填されるように前記被覆部材に一体に設けられた樹脂充填部とを具備する構成としたところに特徴を有している。
【0008】
上記した構成においては、ステータコアにおけるヨーク部及び各ティース部の外面に、これを覆う被覆部材を成形により設ける構成としているので、別途成形された絶縁端板をステータコアに対して組み付けるという作業をする必要がなくなる。
【0009】
ところで、ステータコアを覆う被覆部材にクラックや剥がれが発生する原因としては、次のようなことが考えられる。まず、被覆部材の成形時において、溶融した樹脂(湯)同士がぶつかる部分にウェルドラインが形成され、樹脂の硬化時にそのウェルドライン部分にクラックが発生しやすい。また、ステータコア(金属)と被覆部材(樹脂)の材料による熱膨張率(熱収縮率)の違いにより、周囲の温度変化に伴い被覆部材にクラックや剥がれが発生しやすい。
【0010】
そこで、本発明においては、ステータコアのヨーク部に形成した各溝部は、隣り合ったゲート間のほぼ中央部であり、この部分は、被覆部材の成形時にウェルドラインが形成されやすいところである。その溝部に被覆部材と一体の樹脂充填部が充填されているので、被覆部材としてはその樹脂充填部においてステータコアと強固に固定された状態となっている。このため、被覆部材の成形時における樹脂硬化時にあっても、また、周囲の温度変化があっても、被覆部材にクラックや剥がれが発生することが抑えられる。
【0011】
本発明において、ステータコアのヨーク部に形成する溝部は、内部が開口部よりも広くなっている形状としたり、抜け出し抵抗部を有する形状としたりすることが好ましい。このようにした場合には、その溝部に充填された樹脂充填部が溝部から一層抜けにくくなるので、被覆部材がステータコアから剥がれることを一層防止できるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施例について、図1ないし図5を参照して説明する。本実施例においては、本発明を、アウターロータ形のモータに使用されるステータに適用した場合について説明する。まず、図1はステータコアに被覆部材を成形した後の状態の要部の横断平面図、図2はステータコア全体の平面図、図3はその縦断側面図を示している。
【0013】
これら図1ないし図3において、ステータコア1は、所定形状に打ち抜かれたけい素鋼板からなる鋼板2を多数枚積層すると共に、多数箇所のかしめ部3(図1参照)でかしめることにより一体化されている。ステータコア1としては、環状をなすヨーク部4と、このヨーク部4の外周部に放射状に突出するように設けられた多数個のティース部5とを有した構成となっている。上記かしめ部3は、各ティース部5の先端部と、ヨーク部4にあって複数本のティース部5ごとに対応する部位に配置されている。
【0014】
上記ステータコア1のヨーク部4にあって、ティース部5とは反対側となる内周部で、かつ、隣り合った各ティース部5,5間のほぼ中央部に位置させて、ステータコア1の軸方向(図3における上下方向)に延びる溝部6が形成されている。この溝部6は、図4に示すように、ヨーク部4の内周部側の1箇所が開口したほぼ円形形状であり、内部が開口部6aよりも広い形状となっていて、開口部6aより奥側の内周部6bが抜け出し抵抗部を構成している。
【0015】
そして、ステータコア1におけるヨーク部4及び各ティース部5の外面には、それらのほぼ全面を覆うように、絶縁樹脂製の被覆部材7がモールド成形により設けられている。この被覆部材7の材料としては、この場合、耐熱性に優れた材料とされるポリフェニレンサルファイド(PPS)を主成分とし、これにガラスの粉末を混合させた構成のもので、この材料については後述する。
【0016】
この被覆部材7には、これを成形する際に上記ステータコア1を図示しない成形型内において支持するための支持部に対応する部分により、支持用露出部8が多数箇所に形成されている。この場合、支持用露出部8は、各ティース部5の先端部に対応する部分と、ヨーク部4の内周部の複数箇所に配置されている。ヨーク部4の内周部における上記各溝部6には、被覆部材7と一体の樹脂充填部9が充填されている。
【0017】
ここで、被覆部材7を成形する際に成形型には、樹脂を注入するためのゲート10(図1に二点鎖線で示す)が形成されているが、この場合、そのゲート10は、図1に二点鎖線で示すように、ヨーク部4にあって各ティース部5の延長線上に位置するように配置されており、したがって、上記各溝部6及び樹脂充填部9は、隣り合ったゲート10,10間のほぼ中央部に位置するように配置されている。
【0018】
また、被覆部材7には、各ティース部5の先端部に対応する部分の軸方向の両端部(図3における上下両端部)に、各ティース部5に巻装される図示しないコイルの位置決め用の凸部11(図2及び図3参照)が設けられてと共に、ヨーク部4の軸方向の両端部に対応する部分に、コイルの渡り線を配置するための渡り線配置部12が設けられ、さらに、図3中、ヨーク部4の上面部に対応する部分に、コイルの端末を処理するための端末処理部13が複数個設けられている。
【0019】
さらに、被覆部材7には、ヨーク部4の内周部側に位置させて、複数個の取付用ボス部14が一体に設けられている。これらのうちの複数個の取付用ボス部14には、金属製の筒部15がインサート成形により設けられている。取付用ボス部14の基端部側には、肉盗み用の凹部16が形成されている。
【0020】
上記した構成のステータコア1に被覆部材7を成形する場合には、次のようにして行われる。すなわち、まず、成形型内にステータコア1を収容配置すると共に、取付用ボス部14の筒部15を配置する。このとき、ステータコア1は、成形型内において図示しない支持部により支持される。この後、成形型の各ゲート10から溶融した樹脂が成形型内に注入され、その樹脂が硬化することにより、ステータコア1の外面にこれを覆うように被覆部材7が成形される。このとき、ヨーク部4の各溝部6に被覆部材7と一体の樹脂充填部9が充填されると共に、取付用ボス部14等が一体に成形される。樹脂が硬化した後、成形型を外すことにより、成形が完了する。
【0021】
このようして構成されたステータコア1において、各ティース部5の外周部に、図示しないコイルを巻装することにより、アウターロータ形のモータのステータとして構成されることになる。
【0022】
上記した第1実施例によれば、次のような効果を得ることができる。
ステータコア1におけるヨーク部4及び各ティース部5の外面に、これを覆う被覆部材7を成形により設ける構成としたので、別途成形された絶縁端板をステータコアに対して組み付けるという作業をする必要がなくなり、作業性を向上できる。
【0023】
そして、ステータコア1のヨーク部4に形成した各溝部6は、隣り合ったゲート10,10間のほぼ中央部で、被覆部材7の成形時にウェルドラインL(図1中、二点鎖線参照)が形成されやすいところであり、その溝部6に被覆部材7と一体の樹脂充填部9が充填されているので、被覆部材7としてはその樹脂充填部9においてステータコア1と強固に固定された状態となっている。このため、被覆部材7の成形時における樹脂硬化時にあって、被覆部材7の収縮に伴いウェルドライン部分を周方向の両側から引っ張るような収縮力が作用したとしても、そのウェルドライン部分にクラックが発生することを極力防止できる。また、例えばモータとして使用された状態で、周囲の温度変化に伴い被覆部材7が膨脹や収縮したとしても、その膨脹力や収縮力で被覆部材7にクラックや剥がれが発生することを極力抑えることができるようになる。
【0024】
この場合、特に、溝部6は、内部が開口部6aよりも広い形状となっていて、内周部6bが抜け出し抵抗部を構成しているので、樹脂充填部9が溝部6から抜け出すことが一層確実に阻止されるようになり、被覆部材7にクラックや剥がれが発生することを一層防止できるようになる。
【0025】
また、被覆部材7を成形する際の各ゲート10は、各ティース部5の延長線上に配置されると共に、上記各溝部6は、各ティース5間のほぼ中央部に配置しているので、それらゲート10から各ティース部5の周りに良好に樹脂が回るようになると共に、ゲート10と溝部6の配置のバランスが良く、よって良好な成形を行うことができる。
また、ヨーク部4において、溝部6とかしめ部3とは位置がずれているので、磁気特性が低下することを極力防止することができる。
【0026】
一方、被覆部材7に取付用ボス部14を一体に設けているので、取付用ボス部に別部材を用いる場合に比べて、部品点数を少なくできると共に、組み付け工数を低減でき、また、ステータを、モータを取り付けるための所定部位に容易に取り付けることができるようになる。また、取付用ボス部14に金属製の筒部15をインサート成形により設けるようにしているので、取付用ボス部14の強度をアップすることができる。
【0027】
ここで、本実施例で使用されるステータは、モータとしての出力が大きく(トルクが300[kg・cm]程度)、大型で(直径が約26cm)、コイル温度も高く(120℃程度)、印加電圧も大きい(200V以上)ため、被覆部材7に用いる材料としては、流動性が良く、耐熱性に優れ、強度が確保でき、ヒートショックによるクラックが発生しにくいものが必要である。
【0028】
上記被覆部材7に用いる材料について、図5を参照して説明する。この図5において、試料A,B,C,Dが本実施例において好ましいとされた材料であり、比較用試料1,2は、好ましくないと判定された材料である。これら各試料A〜D及び比較用試料1,2は、上記したように、ポリフェニレンサルファイドを主成分とし、これにガラスの粉末を混合させた構成のものである。この図5には、各試料A〜D及び比較用試料1,2についての、ガラスの混合率と、曲げ弾性率、溶融粘度及び流動長の物性値と、被覆部材7に用いた場合の判定結果を示している。なお、比較用試料1はポリプラ社製の品番:1140A6、比較用試料2はポリプラ社製の品番:1130A6を用いている。
【0029】
上記曲げ弾性率、溶融粘度及び流動長の各測定方法については、ASTM(The American Society for Testing and Materials)の規格に基づくものである。この場合、溶融粘度の測定条件としては、溶融した材料の温度が310℃、押し部材の速度が1216[mm/s]である。また、流動長の測定条件としては、溶融した材料の温度が315.5℃、重りの重量が2160g、ノズルの直径が2.0995mm、ノズルの長さが8mm、停留時間が5分である。
【0030】
被覆部材7として用いる場合の判定結果は、成形性や、成形後の強度、クラックや剥がれの発生度合いなどにより判定した。この判定結果からわかるように、試料A,B,C,Dについては、被覆部材7として好ましく、比較用試料1,2については、被覆部材7としては好ましくないと判定された。
【0031】
そこで、被覆部材7の材料としては、ガラスの混合率は20〜30[%]が好ましく、また、曲げ弾性率は5000〜10000[MPa]、溶融粘度は150〜200[Pa・s]、流動長は15〜50[mm/10min]の物性値を示すものが好ましいことがわかる。
【0032】
図6、図7及び図8は、それぞれヨーク部4に形成する溝部の変形例1,2,3を示したものである。これらのうち、図6における溝部20は、内部側が開口部20aに比べて周方向に大きな楕円状をなしていて、開口部20aより奥側の内周部20bが抜け出し抵抗部を構成している。
【0033】
図7における溝部21は、L字形をなしていて、開口部21aから先端までほぼ同じ太さであるが、屈曲部の先端部側の内周部21bが抜け出し抵抗部を構成している。また、図8おける溝部22は、ほぼS字形をなしていて、この場合も開口部22aから先端までほぼ同じ太さであるが、屈曲部の内周部22bが抜け出し抵抗部を構成している。
【0034】
図9及び図10は本発明の第2実施例を示したものであり、この第2実施例は上記した第1実施例とは次の点が異なっている。
すなわち、ステータコア1において、軸方向の両端部に位置する鋼板24(図9において上下両端部に位置する鋼板)には、溝部6を形成するための切欠部が形成されておらず、その溝部6の軸方向の端部を閉塞部24aにおいて閉塞した構成となっている。
【0035】
このような構成においては、溝部6に充填された樹脂充填部9の軸方向への抜け出しが上記閉塞部24aによって阻止されるようになるので、被覆部材7としては、ステータコア1に対して軸方向への剥がれも防止できるようになる。
【0036】
図11は本発明の第3実施例を示したものであり、この第3実施例は上記した第1実施例とは次の点が異なっている。
すなわち、ステータコア1は、周方向に分割された複数個の分割コア25を接続部26において接続して構成している。各接続部26は隣り合ったティース部5,5間に位置されていて、接続部26の一方は、開口部よりも奥側が広い台形状の嵌合溝27により形成され、他方は、先端部が基端部よりも幅広い台形状の嵌合凸部28により形成されていて、この嵌合凸部28を嵌合溝27に軸方向から嵌合している。
【0037】
そして、この場合、接続された分割コア25,25間には、ヨーク部4の内周部側及び外周部側に隙間からなる溝部29,29が形成されていて、これら溝部29に被覆部材7と一体の樹脂充填部30が充填されている。したがって、接続部26における溝部29は、上記溝部6を兼ねた構成となっている。またこの場合、嵌合溝27の底部と嵌合凸部28の先端部との間に形成された隙間にも、被覆部材7と一体の樹脂充填部31が充填されている。
【0038】
図12は本発明の第4実施例を示したものであり、この第4実施例は上記した第1実施例とは次の点が異なっている。
すなわち、絶縁樹脂製の被覆部材35は、ステータコア1のティース部5を覆うように設けられたコイルボビン部36と、その他の部分を覆うように設けられた被覆部37とに分けられている。この場合、コイルボビン部36を一次成形し、この後、被覆部37を二次成形により設ける。このうち、コイルボビン部36は、耐熱性に優れた材料、例えばPPSを用い、被覆部37には、耐トラッキング性(炭化物ができにくい性質)に優れた材料、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)、或いはPS(ポリアミド)を用いる。
【0039】
このような第4実施例においては、被覆部材35をコイルボビン部36とその他の被覆部37とに分けることにより、用途に適した材料を使用することができるようになる。
【0040】
図13は本発明の第5実施例を示したものであり、この第5実施例は上記した第1実施例とは次の点が異なっている。
すなわち、被覆部材7に、取付用ボス部を一体に設けることに代えて、別途製作された取付部材38を取り付けている。この場合、被覆部材7に係合部39を一体に設けていて、取付部材38に一体に設けた係合爪40をその係合部39に係合させることにより、取付部材38を被覆部材7ひいてはステータコア1に取り付ける構成としている。取付部材38は、ゴムからなる緩衝部材41を介して所定部位に取り付けるようにしている。
【0041】
このような構成とした場合には、被覆部材7の形状を簡素化でき、また、取付部材38を緩衝部材41を介して取り付ける構成とすることにより、ステータの振動がステータを取り付けた相手側へ伝達されることを極力防止できるようになる。なお、緩衝部材41は、取付部材38の成形時にインサート成形するようにしても良い。
【0042】
図14は本発明の第6実施例を示したものであり、この第6実施例は上記した第1実施例とは次の点が異なっている。
すなわち、ステータコア1の軸方向の両端部に、金属製の補強板43を配置し、この補強板43ごと被覆部材7により覆った構成としている。この場合、補強板43は、軸方向の一端部のみに配置しても良い。
【0043】
図15は本発明の第7実施例を示したものであり、この第7実施例は上記した第1実施例とは次の点が異なっている。
すなわち、ステータコア45は、インナーロータ形のモータのステータに使用されるもので、環状をなすヨーク部46と、このヨーク部46の内周部側に突出するように設けられた複数個のティース部47とを有した構成となっている。また、このステータコア45は、第3実施例と同様に、周方向に分割された複数個の分割コア48を接続部26において接続して構成されている。ステータコア45のヨーク部46にあって、ティース部47とは反対側となる外周部で、かつ、隣り合った各ティース部47,47間のほぼ中央部に位置させて、ステータコア45の軸方向に延びる溝部6が形成されている。
【0044】
そして、ステータコア45におけるヨーク部46及び各ティース部47の外面には、第1実施例と同様に、それらのほぼ全面を覆うように、絶縁樹脂製の被覆部材7がモールド成形により設けられている。この成形により、ステータコア45の各溝部6、接続部26の溝部29及び隙間に、被覆部材7と一体の樹脂充填部9,30,31が充填されている。この場合も、被覆部材7を成形する際の成形型のゲート10は、二点鎖線で示すように、ヨーク部36にあって各ティース部47の延長線上に位置するように配置されている。
【0045】
このような構成とした第7実施例においても、基本的に第1実施例と同様な作用効果を得ることができる。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば次のような効果を得ることができる。
請求項1及び2のモータのステータによれば、ステータコアにおけるヨーク部及び各ティース部の外面に、これを覆う被覆部材を成形により設ける構成としたので、別途成形された絶縁端板をステータコアに対して組み付けるという作業をする必要がなくなり、作業性を向上できる。そして、ヨーク部に溝部を形成すると共に、その溝部に被覆部材と一体の樹脂充填部を充填した構成としたことにより、被覆部材としてはその樹脂充填部においてステータコアと強固に固定された状態となるため、被覆部材にクラックや剥がれが発生することを極力抑えることができるようになる。
【0047】
請求項3のモータのステータによれば、取付用ボス部に別部材を用いる場合に比べて、部品点数を少なくできると共に、組み付け工数を低減できる。
請求項4のモータのステータによれば、取付用ボス部の強度をアップすることができる。
請求項5,6のモータのステータによれば、樹脂充填部が溝部から抜け出すことが一層確実に阻止されるようになり、被覆部材にクラックや剥がれが発生することを一層防止できるようになる。
【0048】
請求項7のモータのステータによれば、ゲートから各ティース部の周りに良好に樹脂が回るようになると共に、ゲートと溝部の配置のバランスが良く、よって良好な成形を行うことができる。
請求項8のモータのステータによれば、ヨーク部において、溝部とかしめ部との位置がずれているので、磁気特性が低下することを極力防止することができるようになる。
【0049】
請求項9のモータのステータによれば、溝部に充填された樹脂充填部の軸方向への抜け出しが端部に存する鋼板によって阻止されるようになるので、被覆部材としては、ステータコアに対して軸方向への剥がれも防止できるようになる。
請求項11,12のモータのステータによれば、被覆部材の材料を、ステータの被覆材料として好ましいものにでき、良好なステータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の横断平面図
【図2】ステータコアを被覆部材で覆った状態の全体の平面図
【図3】縦断側面図
【図4】溝部部分の拡大横断平面図
【図5】被覆部材の材料と物性値との関係を示す図
【図6】溝部の変形例1を示す図4相当図
【図7】溝部の変形例2を示す図4相当図
【図8】溝部の変形例3を示す図4相当図
【図9】本発明の第2実施例を示す要部の縦断側面図
【図10】要部の拡大横断平面図
【図11】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図12】本発明の第4実施例を示す要部の横断平面図
【図13】本発明の第5実施例を示す要部の縦断側面図
【図14】本発明の第6実施例を示す要部の縦断側面図
【図15】本発明の第7実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
1はステータコア、2は鋼板、3はかしめ部、4はヨーク部、5はティース部、6は溝部、6aは開口部、6bは内周部(抜け出し抵抗部)、7は被覆部材、9は樹脂充填部、10はゲート、14は取付用ボス部、15は筒部、20,21,22は溝部、20a,21a,22aは開口部、20b,21b,22bは内周部(抜け出し抵抗部)、24は鋼板、24aは閉塞部、25は分割コア、26は接続部、29は溝部、30は樹脂充填部、31は樹脂充填部、35は被覆部材、36はコイルボビン部、37は被覆部、45はステータコア、46はヨーク部、47はティース部、48は分割コアを示す。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a stator for a motor having a structure in which a coating member made of an insulating resin is provided on the outer surface of a yoke portion and each tooth portion of a stator core.
[0002]
[Problems to be solved by the invention]
Conventionally, a stator in a motor is formed by laminating a number of steel plates punched into a predetermined shape to form a stator core, and an insulating end plate made of an insulating resin formed separately is attached to the stator core and covered with the insulating end plate. A coil is wound around each tooth portion.
[0003]
However, the work of assembling the insulating end plate to the stator core is troublesome. In particular, in the case of a stator core having a large number of teeth, the shape of the insulating end plate is complicated, and the assembly work is troublesome.
[0004]
On the other hand, it is considered that a coating member made of an insulating resin is provided on the outer surface of the yoke portion and each tooth portion of the stator core by molding. In this case, it is not necessary to assemble an insulating end plate on the stator core.
[0005]
However, in such a configuration, the covering member is likely to crack or peel off due to a temperature change during operation of the resin after molding of the covering member or operation as a motor. There was a problem.
[0006]
The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and its purpose is to cover the outer surface of the yoke portion and each tooth portion of the stator core with a covering member provided by molding. Another object of the present invention is to provide a stator for a motor that can prevent peeling as much as possible.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a stator of a motor according to the present invention includes a stator core having a plurality of tooth portions on the outer peripheral portion or inner peripheral portion of the yoke portion, and outer surfaces of the yoke portion and each tooth portion of the stator core. An insulating resin covering member provided by molding so as to cover the yoke portion, on the opposite side of the yoke portion from the teeth portion, and between the adjacent gates at the time of molding of the covering member A plurality of grooves extending in the axial direction of the stator yoke, and a resin filling portion integrally provided on the covering member so as to be filled in each of the grooves. It has the characteristics in that place.
[0008]
In the above-described configuration, the outer surface of the yoke portion and each tooth portion of the stator core is provided with a covering member that covers it, so that it is necessary to assemble a separately formed insulating end plate to the stator core. Disappears.
[0009]
By the way, the following may be considered as a cause of the occurrence of cracks or peeling in the covering member covering the stator core. First, when molding the covering member, a weld line is formed at a portion where the molten resins (hot water) collide with each other, and cracks are likely to occur at the weld line portion when the resin is cured. In addition, due to the difference in thermal expansion coefficient (thermal contraction rate) between the materials of the stator core (metal) and the covering member (resin), the covering member is likely to be cracked or peeled off as the ambient temperature changes.
[0010]
Therefore, in the present invention, each groove portion formed in the yoke portion of the stator core is a substantially central portion between adjacent gates, and this portion is a place where a weld line is easily formed when the covering member is formed. Since the groove is filled with the resin filling portion integral with the covering member, the covering member is firmly fixed to the stator core at the resin filling portion. For this reason, even when the resin is cured at the time of molding the covering member, and even when there is a change in the surrounding temperature, the occurrence of cracks and peeling in the covering member can be suppressed.
[0011]
In the present invention, it is preferable that the groove formed in the yoke portion of the stator core has a shape in which the inside is wider than the opening or a shape having a pull-out resistance portion. In such a case, since the resin filling portion filled in the groove portion is more difficult to be removed from the groove portion, the covering member can be further prevented from being peeled off from the stator core.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A first embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS. In this embodiment, the case where the present invention is applied to a stator used in an outer rotor type motor will be described. First, FIG. 1 is a cross-sectional plan view of the main part in a state after forming a covering member on the stator core, FIG. 2 is a plan view of the entire stator core, and FIG. 3 is a longitudinal side view thereof.
[0013]
1 to 3, the
[0014]
In the
[0015]
A covering
[0016]
The covering
[0017]
Here, when the covering
[0018]
Further, the covering
[0019]
Further, the covering
[0020]
When the covering
[0021]
In the
[0022]
According to the first embodiment described above, the following effects can be obtained.
Since the outer cover of the
[0023]
And each
[0024]
In this case, in particular, since the
[0025]
In addition, each
Further, since the positions of the
[0026]
On the other hand, since the mounting
[0027]
Here, the stator used in this embodiment has a large output as a motor (torque is about 300 [kg · cm]), a large size (diameter is about 26 cm), a coil temperature is also high (about 120 ° C.), Since the applied voltage is also large (200 V or higher), the material used for the covering
[0028]
The material used for the said covering
[0029]
About each measuring method of the above-mentioned bending elastic modulus, melt viscosity, and flow length, it is based on the standard of ASTM (The American Society for Testing and Materials). In this case, the melt viscosity is measured under the conditions that the temperature of the melted material is 310 ° C. and the speed of the pressing member is 1216 [mm / s]. The flow length was measured under the conditions of a molten material temperature of 315.5 ° C., a weight of 2160 g, a nozzle diameter of 2.0995 mm, a nozzle length of 8 mm, and a retention time of 5 minutes.
[0030]
The determination result when used as the covering
[0031]
Therefore, as the material of the covering
[0032]
6, 7, and 8 show modified examples 1, 2, and 3 of the groove portion formed in the
[0033]
The
[0034]
FIGS. 9 and 10 show a second embodiment of the present invention. This second embodiment differs from the first embodiment described above in the following points.
That is, in the
[0035]
In such a configuration, the
[0036]
FIG. 11 shows a third embodiment of the present invention. This third embodiment is different from the first embodiment described above in the following points.
That is, the
[0037]
In this case,
[0038]
FIG. 12 shows a fourth embodiment of the present invention. This fourth embodiment is different from the first embodiment described above in the following points.
That is, the insulating
[0039]
In the fourth embodiment, by dividing the covering
[0040]
FIG. 13 shows a fifth embodiment of the present invention. This fifth embodiment differs from the first embodiment described above in the following points.
That is, instead of providing the mounting
[0041]
In such a configuration, the shape of the covering
[0042]
FIG. 14 shows a sixth embodiment of the present invention. This sixth embodiment differs from the first embodiment described above in the following points.
That is, the reinforcing
[0043]
FIG. 15 shows a seventh embodiment of the present invention. This seventh embodiment is different from the first embodiment described above in the following points.
That is, the
[0044]
The outer surface of the yoke portion 46 and each
[0045]
Also in the seventh embodiment having such a configuration, basically the same operational effects as in the first embodiment can be obtained.
[0046]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, the following effects can be obtained according to the present invention.
According to the stator of the motor of
[0047]
According to the stator of the motor of the third aspect, the number of parts can be reduced and the number of assembling steps can be reduced as compared with the case where another member is used for the mounting boss portion.
According to the stator of the motor of the fourth aspect, the strength of the mounting boss portion can be increased.
According to the fifth and sixth aspects of the motor stator, the resin-filled portion can be more reliably prevented from coming out of the groove portion, and the covering member can be further prevented from being cracked or peeled off.
[0048]
According to the stator of the motor of the seventh aspect, the resin can be satisfactorily turned from the gate to each of the tooth portions, and the arrangement of the gate and the groove portion is well balanced, so that good molding can be performed.
According to the stator of the motor of the eighth aspect, since the position of the groove portion and the caulking portion is shifted in the yoke portion, it is possible to prevent the magnetic characteristics from being deteriorated as much as possible.
[0049]
According to the stator of the motor of the ninth aspect, the resin filling portion filled in the groove portion is prevented from coming out in the axial direction by the steel plate existing at the end portion. It becomes possible to prevent peeling in the direction.
According to the stator of the motor of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional plan view of an essential part showing a first embodiment of the present invention. FIG. 2 is an overall plan view of a state where a stator core is covered with a covering member. FIG. 3 is a longitudinal side view. Fig. 5 is a diagram showing the relationship between the material of the covering member and the physical property values. Fig. 6 is a diagram equivalent to Fig. 4 showing a
1 is a stator core, 2 is a steel plate, 3 is a caulking portion, 4 is a yoke portion, 5 is a teeth portion, 6 is a groove portion, 6a is an opening portion, 6b is an inner peripheral portion (outgoing resistance portion), 7 is a covering member, and 9 is Resin filling part, 10 is a gate, 14 is a mounting boss part, 15 is a cylinder part, 20, 21 and 22 are groove parts, 20a, 21a and 22a are opening parts, 20b, 21b and 22b are inner peripheral parts (extraction resistance part) ), 24 is a steel plate, 24a is a closed portion, 25 is a split core, 26 is a connection portion, 29 is a groove portion, 30 is a resin filling portion, 31 is a resin filling portion, 35 is a covering member, 36 is a coil bobbin portion, and 37 is a covering Part, 45 is a stator core, 46 is a yoke part, 47 is a teeth part, and 48 is a split core.
Claims (12)
このステータコアの前記ヨーク部及び各ティース部の外面を覆うように成形により設けられた絶縁樹脂製の被覆部材と、
前記ヨーク部にあって前記ティース部とは反対側で、かつ、前記被覆部材の成形時の隣り合ったゲート間のほぼ中央部に位置するように設けられ、前記ステータヨークの軸方向に延びる複数個の溝部と、
これら各溝部内に充填されるように前記被覆部材に一体に設けられた樹脂充填部とを具備したことを特徴とするモータのステータ。A stator core having a plurality of teeth on the outer periphery or inner periphery of the yoke portion;
A covering member made of insulating resin provided by molding so as to cover the outer surface of the yoke part and each tooth part of the stator core;
A plurality of the yoke portions that are provided on the side opposite to the teeth portion and at a substantially central portion between adjacent gates when the covering member is molded, and extend in the axial direction of the stator yoke. Pieces of grooves,
A motor stator comprising: a resin filling portion provided integrally with the covering member so as to be filled in each of the groove portions.
このステータコアの前記ヨーク部及び各ティース部の外面を覆うように成形により設けられた絶縁樹脂製の被覆部材と、
前記ヨーク部の内周部側で、かつ、前記被覆部材の成形時の隣り合ったゲート間のほぼ中央部に位置するように設けられ、前記ステータヨークの軸方向に延びる複数個の溝部と、
これら各溝部内に充填されるように前記被覆部材に一体に設けられた樹脂充填部とを具備したことを特徴とするモータのステータ。A stator core having a plurality of teeth on the outer periphery of the yoke,
A covering member made of insulating resin provided by molding so as to cover the outer surface of the yoke part and each tooth part of the stator core;
A plurality of groove portions provided on the inner peripheral side of the yoke portion and located at substantially the central portion between adjacent gates when the covering member is molded, and extending in the axial direction of the stator yoke;
A motor stator comprising: a resin filling portion provided integrally with the covering member so as to be filled in each of the groove portions.
前記かしめ部と溝部の位置が周方向にずれていることを特徴とする請求項1または2記載のモータのステータ。The stator yoke is configured by laminating a plurality of steel plates, and caulking portions are provided at a plurality of locations.
The stator of the motor according to claim 1, wherein the positions of the caulking portion and the groove portion are shifted in the circumferential direction.
分割コア同士の接続部は、溝部を兼ねていることを特徴とする請求項1または2記載のモータのステータ。The stator yoke is configured by connecting a plurality of divided cores divided in the circumferential direction,
The stator of a motor according to claim 1 or 2, wherein the connecting portion between the divided cores also serves as a groove.
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