JP3625416B2 - Wiring abnormality confirmation device in wireless engine starter - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔操作で車輌のエンジン始動をすることができる無線式エンジン始動装置における配線異常の確認装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来技術】
今日、車輌に設けられたシリンダーキーはOFF状態にしたまま、離間したところからエンジンの始動信号を無線で出力してエンジン始動をするようにした所謂無線式のエンジン始動装置が知られている。そしてこの様な始動装置においては、エンジンが始動した場合にスタータモータの停止制御をしたり、逆にスタータモータを駆動しているにも拘わらずエンジンが始動しない場合に、一定時間経過後、該スタータモータの駆動停止をし、再度スタータモータを駆動させてエンジン始動を試みるような制御をすることが要求され、このような制御を行うには、始動装置にエンジンが始動していることの確認信号、つまりエンジン始動確認信号を入力することが必須となる。
ところでこのようなエンジン始動の確認の手法としては、始動前後におけるバッテリ電圧の差を比較して検出する自動始動検出の手法と、エンジンが始動した場合に、これに基づいて発電機が発電状態となり、この発電状態となったことで電圧が上昇した信号を発電信号、つまりエンジン始動確認信号として入力する手法とが一般に採用されている。
そして無線式のエンジン始動装置の車載装置本体は、電源確保のためバッテリの電源回路と接続されており、そこでこれを利用して前者の自動始動検出を行う手法を採用することが簡便である。しかるに前者の利用は乗用型のガソリン車については有効であるが、軽自動車やディーゼル車の中には、前者のような自動始動検出ができないものがあり、その場合、後者の発電信号をエンジン始動確認信号として入力する手法を採用することになる。そして後者を採用するときには、車載装置本体の制御部を発電信号が出力される配線と接続することが必要とされる。このような発電信号が出力される配線としては、例えば発電機に設けられL端子(ランプ端子)と車室のメータパネルに配した充電警告灯とのあいだを接続する配線があり、この配線と車載装置本体とを接続することが一般に行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこのような配線は、一本ではなく他の多くの配線と一緒になっているため、この多数本の配線のなかから前記発電信号が出力される配線を探し出して無線式のエンジン始動装置の車載装置本体と接続する必要がある。そのためには、確実にL端子に接続された配線を探し出し、これに確実に接続したかか否かの確認をすることが要求され、そのためには、検電器やテスター等の測定器を用いる必要がある。しかるに、無線式のエンジン始動装置は、車輌に後付け的に取付けることが多いこともあって、必ずしも前記測定器を用いての確認が行われない場合もあり、またユーザー本人が取付けるような場合には、確実にL端子に接続された配線への接続が保障されないなどの問題がある。
またさらには、L端子に接続される配線と車載本体を接続できたとして、該接続配線が経時的な使用に基づいて断線したり短絡したりして配線異常になることがあり、このような場合についての確認もいちいち測定器を用いた測定をすることが要求され、これらに本発明の解決すべき課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、車輌に搭載され、無線送信されたエンジン始動信号を受けてエンジン始動制御を実行するための制御部に、エンジン始動がなされたことを確認するためのエンジン始動確認信号を入力するよう構成し、該エンジン始動確認信号は、エンジン始動により発電機が発電状態になったことに基づいて出力される発電信号とし、前記制御部には、エンジン始動確認信号に異常があったか否かの判断をし、異常があったと判断された場合に、制御部に接続されるモニタ作動手段を異常作動をさせるための異常作動手段を設けるにあたり、該異常作動手段は、イグニッションキースイッチがイグニッション位置にキー操作された状態でエンジン始動確認信号に相当する信号入力があるか否かの判断をし、該信号入力があったと判断された場合にモニタ作動手段を異常作動させるように設定されていることを特徴とする無線式エンジン始動装置における配線異常の確認装置である。そしてこのようにすることで、モニタ作動手段が異常作動しているか否かの判断により、エンジン始動確認信号の入力配線に異常があるか否かの判断が簡単にできるようにしたものである。しかも、発電信号をエンジン始動確認信号として入力するための配線が、例えばバッテリ配線のようにエンジン始動に関係なく発電信号に相当する出力をする配線に接続した場合の様な誤接続による配線異常の確認ができる。
請求項2の発明は、車輌に搭載され、無線送信されたエンジン始動信号を受けてエンジン始動制御を実行するための制御部に、エンジン始動がなされたことを確認するためのエンジン始動確認信号を入力するよう構成し、該エンジン始動確認信号は、エンジン始動により発電機が発電状態になったことに基づいて出力される発電信号とし、前記制御部には、エンジン始動確認信号に異常があったか否かの判断をし、異常があったと判断された場合に、制御部に接続されるモニタ作動手段を異常作動をさせるための異常作動手段を設けるにあたり、該異常作動手段は、イグニッションキースイッチのキー操作に基づいてエンジンが始動した場合に、エンジン始動確認信号の信号入力があるか否かの判断をし、該信号入力がないと判断された場合にモニタ作動手段に異常作動をさせるように設定されていることを特徴とする無線式エンジン始動装置における配線異常の確認装置である。そしてこのようにすることで、モニタ作動手段が異常作動しているか否かの判断により、エンジン始動確認信号の入力配線に異常があるか否かの判断が簡単にできるようにしたものである。しかも、例えば燃料メータの配線のように発電信号に相当しない弱い電圧が印加される配線に誤接続した場合の配線異常の確認ができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
次ぎに、本発明の実施の形態について説明する。図面において、1はエンジンルームER内に配される発電機(オルタネータ)であって、該発電機1には、B端子、S端子、IG端子そしてL端子が設けられている。B端子はバッテリ2を充電するためのバッテリ配線3が接続されるバッテリ端子であって、該B端子には、エンジンルームER内において発電回路と整流回路(ICレギュレーター回路)とが接続されており、発電機1で発電された交流電流が直流電流に整流され、該整流されたものが印加されるようになっている。またS端子は発電機1の電圧とバッテリ2の電圧との差をみるセンシング端子であって、該S端子はバッテリ配線3から並列接続として分岐せしめたセンシング配線5が接続されている。IG端子はイグニッションレギュレータの制御回路(イグニッション回路)7の動作電源を供給するためのイグニッション端子であって、バッテリ配線3から並列接続として分岐されるイグニッション配線7aにイグニッションキースイッチ6のIG端子を介して前記イグニッション回路7に接続されている。L端子はランプ端子であって、該L端子は、バッテリの充電状況(充電中か未充電中かの表示)を報知すべく車室内のメータパネルMPに設けた充電警告灯8の点灯−消灯をするためのチャージ確認配線9に接続されるが、該チャージ確認配線9は、イグニッションキースイッチ6とIG端子とのあいだのイグニッション配線7aに接続される。そしてIG端子は、エンジンルームER内においては前述の整流器に接続されている。
そしてキーをイグニッションキースイッチ6に差し込んでエンジン始動操作をすることになる。つまり、イグニッションキースイッチ6に差し込んだキーを、ACC位置(図示せず)からIG位置(ON位置)を経てSTT位置(始動位置)に操作すると、インヒビタースイッチIHS(シフトレバーをパーキングまたはニュートラルに操作することでONとなるスイッチ)を介してスタータモータSTMに電源供給がなされてスタータモータSTMは駆動する。そしてエンジンが始動してキーをSTT位置からIG位置に戻すと、イグニッションキースイッチ6のSTT端子がOFFとなってスタータモータSTMが停止し、エンジンが駆動状態になると共に発電機1が発電状態となる。この一連のエンジン始動過程において、充電警告灯8は、キーをIG位置に操作することでまずバッテリ2からの電源供給を受けて点灯する。そしてエンジンが始動して発電機1が発電を開始すると、L端子に発電電圧が印加されることになって電流が流れなくなり充電警告等8は消灯することになるが、これらの具体的な配線原理については何れも従来通りであるからその詳細については省略する。
【0006】
10は無線式エンジン始動装置の車載装置本体であって、該装置本体10に内装される制御部11は、イグニッションキースイッチ6には影響されることがない状態で補助バッテリ配線3aを介して前記バッテリ配線3に接続されていてバッテリ電源が常時供給されるようになっている。さらに制御部11は、前述したスタータ配線STT、イグニッション配線7aに対して、それぞれイグニッションキースイッチ6に影響されることがない状態で補助スタータ配線12、補助イグニッション配線13を介して接続されている。そして無線機15からのエンジン始動の無線信号が出力され、これが制御部11においてアンテナを介して入力すると、該制御部11は、イグニッション信号、スタータ信号を各対応する配線12、13に出力することになって、前記キー操作によらない無線でのエンジン始動をするようになっている。
【0007】
さらに制御部11は、前記発電機1のL端子に接続されるチャージ確認配線9にエンジン始動確認配線14を介して接続されている。そして制御部11は、エンジンが始動して発電機が発電状態になったことの電圧上昇を示す発電信号をエンジン始動信号として取り込むように設定され、前記無線始動したスタータモータSTMの停止制御や、エンジン始動信号がない場合には、所定時間経過したらスタータモータSTMの停止をし、その後、再度スタータモータSTMに駆動信号を出力して再始動を試みる等のエンジン始動制御をするようになっている。そしてこのエンジンの再始動は、例えば3度繰り返し、この3度の再始動にも拘わらずエンジン始動がない場合には無線によるエンジンの始動制御を停止するように設定されるが、これらの制御についても従来通りであるのでその詳細については省略する。
【0008】
さて、前記車載装置本体10には、例えばケース表面等、目視可能な位置にモニタランプ16が設けられているが、このモニタランプ16の点灯制御について、制御部11では、無線操作によるエンジン始動時のモニタランプ点灯制御と、キー操作時におけるモニタランプの点灯制御についての制御手順のソフトウエアが組み込まれており、これについて次ぎに順じ説明する。まず、前者の無線操作によるエンジン始動時のモニタランプ点灯制御であるが、このモニタランプ点灯制御のサブルーチンについて図2で説明する。ここではまず、無線によるエンジン始動信号の入力があったか否かが判断され、あったとしてYESの判断がなされると、制御部11は補助イグニッション配線13にON指令を出力してイグニッション配線7aをONにする。そしてこの状態で、L端子からエンジン始動確認配線14を経由して入力する信号が閾値(例えば7Vに設定される)を超えた信号、つまり発電信号の状態であるか否かが判断される。そして発電信号であると判断された場合、既にエンジンが始動しているとしてスタータモータSTMの駆動停止指令を補助スタータ配線12出力すると共に、モニタランプ16を消灯する。これに対し、発電信号の入力がない(閾値以下である)、つまりエンジン始動がないと判断された場合、モニタランプ16の点灯制御をし、エンジン始動制御を許可し、エンジンの始動制御が実行される。これに基づいてエンジンが始動すると、発電機1が駆動して発電状態となり、閾値以上に上昇した電圧が発電信号となってL端子から出力され、これがエンジン始動確認配線14を経由して制御部11に入力すると、該制御部11は補助スタータ配線12に対してスタータモータSTM停止指令を出力すると共に、モニタランプ16について消灯指令を出力する。これに対し、制御部11は、スタータモータSTMを予め設定される時間(例えば3秒間)駆動させてもL端子から閾値を越えた発電信号の出力がないと判断された場合、制御部11は、スタータモータSTMの駆動停止をすると共に、モニタランプ16を消灯した後、再度、モニタランプ16を点灯してエンジン始動制御の再実行をする。制御部11は、このエンジン始動制御の実行が予め設定される回数(例えば3回)に達してもエンジン始動がなされない、つまりL端子から閾値を越えた発電信号の入力がないと判断された場合、エンジン始動制御のこれ以上の実行を停止し、モニタランプ16を消灯する。
【0009】
このようにして無線によるエンジン始動制御に並列させてモニタランプ16の点灯制御が実行されるが、エンジン始動確認配線14が正常であるか否かの確認がモニタランプ16の点灯、消灯の確認により判断できる。つまり、無線によるエンジン始動信号が入力があった場合に、正常であれば、エンジン始動前にも似たランプ16の点灯があるが、この点灯がない場合、短絡により閾値を越えた電圧が印加されているか、断線しているかの可能性があり、このような配線異常の存在の判定となる。また、無線信号を受けて正式にエンジン始動をしているが、モニタランプ16が消灯しない場合の異常があり、この場合には、エンジン始動確認配線14に閾値を超えた発電信号が印加されていないことを意味し、短絡により閾値を超えた発電信号が印加されない場合の異常があると判断される。
因みに、このような異常がモニタランプ16にあったとして、充電警告灯8がこれと全く同じ点灯、または消灯状態になっている場合には、エンジン始動確認配線14側の異常ではなく、発電機1側の異常であると判断されることになる。
【0010】
次ぎに、図3に基づいて、キー操作時におけるモニタランプの点灯制御について説明する。イグニッションキースイッチ6をキー操作してIG接点をONにすると、制御部11は、エンジン始動状態であるか否かをL端子からの閾値を超えた発電信号の入力の有無で判断する。閾値を越えた発電信号の入力がないと判断した場合、制御部11はモニタランプ16の点灯指令を出力する。逆に、このエンジン始動前の時点でモニタランプ16の点灯がない場合、エンジン始動確認配線14を誤接続により閾値を超えた電圧が流れている配線(例えばバッテリ配線)に接続したということが確認される。これに対し、モニタランプ16が点灯し、キーをエンジンスタータ位置STTに操作してエンジン始動をするが、エンジンを始動したことに伴い発電機1が発電を開始し、閾値を超えた電圧が発電信号としてL端子から出力する。するとこの発電信号がエンジン確認配線14を経由して制御部11に入力し、該信号を入力した制御部11は、エンジン始動が確認されたとしてモニタランプ16を消灯することになる。この様にキー操作でエンジン始動したにも拘わらず、モニタランプ16が消灯がない場合、制御部11に対して、エンジン始動確認配線14から閾値を超えた発電信号の入力がないことに基づくもので、その原因としては、エンジン始動確認配線14の配線忘れや誤配線により閾値を超えない低電圧の配線(例えば燃料メータ用の配線)に接続した場合があり、これらの確認ができる。
なお、この制御では、イグニッションキースイッチ6をイグニッション位置IG位置にキー操作した後、予め設定される時間(例えば30秒間)経過してもエンジン始動がなかった、つまり発電信号の入力がなかった場合、タイムアウトと判断してエラーONの発生をすると共にモニタランプ16を消灯する設定になっている。
【0011】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、まず車載装置本体10から引出されるエンジン始動確認配線14が確実にチャージ確認配線9に接続されているか否かの確認であるが、それには、キーを操作してイグニッションONの状態とする。この状態で制御部11は、補助イグニッション配線13を介してイグニッションONになったことの信号を入力し、これを受けて制御部11は、エンジン始動確認配線14から発電信号に相当する閾値を超えた電圧信号の入力があるか否かの判断をする。この状態では、未だエンジン始動がなされていないため、発電信号の入力があることは異常であり、該異常と判断される場合にはモニタランプ16は消灯のままであるが、信号入力がない、つまり正常であると判断される場合にはモニタランプ16を点灯させる。この確認をすることで、エンジン始動確認配線14が、エンジン始動に関係なくバツテリ電圧を印加しているような閾値を超えた電圧が印加される配線に接続してしまったことの確認ができる。
【0012】
つぎに、正常であるとしてモニタランプ16が点灯したことを確認したら、イグニッションキースイッチ6をSTT位置に操作してエンジン始動をする。そしてエンジン始動がなされ、L端子から出力された発電信号がエンジン始動確認配線14を介して制御部11に入力すると、制御部11では正常と判断してモニタランプ16を消灯させるが、入力がない場合、異常と判断してモニタランプ16を点灯し続けることになる。この結果、イグニッションキースイッチ6の操作でエンジン始動してもモニタランプ16が消灯しない場合、エンジン始動確認配線は、発電信号を出力する配線とは異なる配線(閾値以下の電圧が印加される配線)に接続したか配線忘れによる誤配線であることが確認される。
【0013】
一方、エンジン始動確認配線14が正確にチャージ配線9に接続された場合において、使用による経時的な変化により、該エンジン始動確認配線14が断線したり短絡する配線異常の発生が考えられ、その場合の確認は、無線によるエンジン始動の過程で確認される。つまり、無線機15から無線によるエンジン始動信号の入力があると、制御部11は、エンジン始動信号を出力する前に発電信号に相当する閾値を超えた電圧信号の入力があるか否かの判断をし、エンジン始動前の段階であるため、該信号入力がないことで正常が確認され、これに基づいてモニタランプ16の点灯をするが、信号入力があったと判断された場合は異常であるとしてモニタランプ16の点灯がなく、これを確認することで配線異常が確認される。
そして正常であると判断された場合に、制御部11はエンジン始動指令を出力してエンジン始動をすることになるが、該エンジンの始動がなされると、発電信号がL端子から出力され、これを制御部11はエンジン始動確認配線14を介して入力すれば正常であるとしてモニタランプ16の消灯制御をする。これに対してエンジン始動がなされているにも拘わらず、発電信号の入力がない場合、異常であるとしてモニタランプ16を点灯し続けることになり、この確認によってもエンジン始動確認配線14の異常確認ができることになる。
【0014】
このように、本発明が実施された形態においては、モニタランプ16の点灯状態を確認することで、エンジン始動確認配線14がエンジン始動の確認として発電信号が出力される配線に確実に接続されていて誤接続がないか否かの確認と、正規の接続がなされていてもその後、断線や短絡を生じて配線異常の状態になったかの確認ができることになって、従来のようにテスター等の測定器を用いての確認作業が不要となる。この結果、接続ミスをなくすことができる。
【0015】
しかもこのものにおいては、前記誤接続の確認をするためのモニタランプ16の点灯制御が、充電警告灯9のエンジン始動時の点灯−消灯と同じであるので違和感を生じることのない確認ができ、信頼性の向上が計れる。また、一旦点灯したモニタランプ16は、エンジン始動制御の終了に伴い消灯するよう制御されるから、無駄なバッテリ消耗を回避できるという利点もある。
【0016】
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないものであることは勿論であって、モニタランプの点灯は必ずしも充電警告灯の点灯と同じにする必要はなく、また、モニタランプに限らず、ブザー等の音で報知するものであってもよい。そしてエンジン始動確認配線の異常の確認は、必要なモニタリング時にのみできれ良く、このため、例えば常時はOFFとし、モニタリング時のみON操作する切換えスイッチを設けたり、あるいはモニタ作動手段を着脱式とし、確認が必要なときのみ装着するようにしても実施できる。そしてこの着脱式にする場合、モニタ作動手段自体の着脱の他に、モニタ作動手段をリード線に接続し、該リード線の先端に設けたプラグを車載装置本体側に設けたプラグに抜き差しする等して結線できるようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線式エンジン始動装置の車載装置本体の配線回路図である。
【図2】無線操作によるエンジン始動時のモニタランプ点灯制御を示すフローチャート図である。
【図3】キー操作時におけるモニタランプの点灯制御を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
2 バッテリ
6 イグニッションキースイッチ
8 充電警告灯
10 車載装置本体
11 制御部
16 モニタランプ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention belongs to the technical field of a wiring abnormality confirmation device in a wireless engine starting device capable of remotely starting a vehicle engine.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art A so-called wireless engine starter is known that starts an engine by outputting an engine start signal wirelessly from a separated position while a cylinder key provided in a vehicle is in an OFF state. In such a starting device, when the starter motor is controlled to stop when the engine starts, or when the engine does not start despite the fact that the starter motor is driven, the starter motor It is required to stop the starter motor, and drive the starter motor again to try to start the engine. To perform such control, the starter confirms that the engine has started. It is essential to input a signal, that is, an engine start confirmation signal.
By the way, as a method for confirming such an engine start, there is an automatic start detection method that compares and detects a difference in battery voltage before and after the start, and when the engine starts, the generator enters a power generation state based on this. In general, a method of inputting a signal whose voltage has increased due to this power generation state as a power generation signal, that is, an engine start confirmation signal, is employed.
The in-vehicle device main body of the wireless engine starter is connected to a battery power supply circuit for securing the power supply, and it is easy to employ the former method of detecting automatic start using this. However, the use of the former is effective for passenger-type gasoline vehicles, but there are some light vehicles and diesel vehicles that cannot be automatically detected as in the former. In that case, the latter power generation signal is used to start the engine. A method of inputting as a confirmation signal is adopted. And when employ | adopting the latter, it is required to connect the control part of a vehicle-mounted apparatus main body with the wiring from which an electric power generation signal is output. As a wiring for outputting such a power generation signal, for example, there is a wiring provided between the L terminal (lamp terminal) provided in the generator and a charging warning light arranged on the meter panel of the passenger compartment. It is generally performed to connect the in-vehicle device main body.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, since such a wiring is combined with many other wirings instead of one, the wiring for outputting the power generation signal is searched from among the many wirings, and the wireless engine starting device is used. It is necessary to connect to the in-vehicle device body. For that purpose, it is required to find the wiring connected to the L terminal without fail and to check whether it is securely connected to this. For this purpose, it is necessary to use a measuring instrument such as a voltage detector or a tester. There is. However, the wireless engine starting device is often attached retrospectively to the vehicle, so there are cases where confirmation using the measuring instrument is not always performed, and when the user himself / herself attaches it. However, there is a problem that the connection to the wiring connected to the L terminal is not guaranteed.
Furthermore, assuming that the wiring connected to the L terminal and the vehicle-mounted main body can be connected, the connection wiring may be disconnected or short-circuited based on usage over time, resulting in a wiring abnormality. Confirmation of cases is also required to perform measurement using a measuring instrument one by one, and there are problems to be solved by the present invention.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been created in view of the above circumstances and has been created for the purpose of solving these problems. The invention of claim 1 is mounted on a vehicle and receives an engine start signal transmitted wirelessly. the control unit for executing the engine start control, and configured to enter the engine start confirmation signal for confirming that the engine start has been made, the engine start confirmation signal to the generator power generation state by the engine start The control unit determines whether or not the engine start confirmation signal is abnormal. When it is determined that there is an abnormality, the control unit is connected to the control unit. state Upon providing the abnormal operation means to monitor actuating means is abnormal operation, the abnormal actuation means, the ignition key switch is a key operated ignition position And determines whether there is a signal input corresponding to the engine start confirmation signal, wireless, characterized in that it is set so as to malfunction monitoring actuation means when it is determined that there is the signal input It is a confirmation apparatus of wiring abnormality in an engine starting device. By doing so, it is possible to easily determine whether or not the input wiring of the engine start confirmation signal is abnormal by determining whether or not the monitor operating means is operating abnormally. In addition, the wiring for inputting the power generation signal as the engine start confirmation signal is connected to a wiring that outputs an output corresponding to the power generation signal regardless of the engine start, such as battery wiring, for example. I can confirm.
According to the second aspect of the present invention, an engine start confirmation signal for confirming that the engine has been started is provided to a control unit that is mounted on a vehicle and that receives the engine start signal transmitted wirelessly and executes engine start control. The engine start confirmation signal is a power generation signal that is output based on the fact that the generator is in a power generation state by starting the engine, and whether or not the engine start confirmation signal is abnormal in the control unit. When providing an abnormal operation means for abnormally operating the monitor operation means connected to the control section when it is determined that there is an abnormality, the abnormal operation means is a key of the ignition key switch. When the engine is started based on the operation, it is determined whether or not there is a signal input of an engine start confirmation signal, and it is determined that there is no such signal input It is a wiring abnormality confirmation apparatus in a wireless engine starting system according to claim that is configured to cause the abnormal operation to the monitor actuating means. By doing so, it is possible to easily determine whether or not the input wiring of the engine start confirmation signal is abnormal by determining whether or not the monitor operating means is operating abnormally. Moreover, it is possible to confirm wiring abnormality in the case of incorrect connection to a wiring to which a weak voltage not corresponding to a power generation signal is applied, for example, a fuel meter wiring.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be described. In the drawings, reference numeral 1 denotes a generator (alternator) disposed in an engine room ER. The generator 1 is provided with a B terminal, an S terminal, an IG terminal, and an L terminal. The B terminal is a battery terminal to which a battery wiring 3 for charging the
Then, the key is inserted into the ignition key switch 6 to start the engine. In other words, when the key inserted into the ignition key switch 6 is operated from the ACC position (not shown) to the STT position (starting position) via the IG position (ON position), the inhibitor switch IHS (operates the shift lever to parking or neutral). Then, power is supplied to the starter motor STM via a switch that is turned on, and the starter motor STM is driven. When the engine is started and the key is returned from the STT position to the IG position, the STT terminal of the ignition key switch 6 is turned OFF, the starter motor STM is stopped, the engine is in a driving state, and the generator 1 is in a power generation state. Become. In this series of engine starting processes, the charging warning lamp 8 is first lit by receiving power supply from the
[0006]
[0007]
Further, the control unit 11 is connected to a
[0008]
The in-
[0009]
In this way, the lighting control of the
Incidentally, if such an abnormality has occurred in the
[0010]
Next, the lighting control of the monitor lamp at the time of key operation will be described based on FIG. When the ignition key switch 6 is key-operated to turn on the IG contact, the control unit 11 determines whether or not the engine is in an engine starting state based on the presence or absence of a power generation signal input exceeding the threshold value from the L terminal. When it is determined that there is no input of a power generation signal that exceeds the threshold value, the control unit 11 outputs a lighting command for the
In this control, after the key operation of the ignition key switch 6 at the ignition position IG position, the engine has not started even if a preset time (for example, 30 seconds) has elapsed, that is, no power generation signal has been input. Therefore, it is determined that a time-out occurs and an error ON is generated and the
[0011]
In the embodiment of the present invention configured as described above, first of all, it is confirmation whether or not the engine
[0012]
Next, when it is confirmed that the
[0013]
On the other hand, when the engine
When it is determined that the engine is normal, the control unit 11 outputs an engine start command to start the engine. When the engine is started, a power generation signal is output from the L terminal. The control unit 11 controls the
[0014]
As described above, in the embodiment in which the present invention is implemented, by confirming the lighting state of the
[0015]
Moreover, in this case, since the lighting control of the
[0016]
Needless to say, the present invention is not limited to the above embodiment, and the lighting of the monitor lamp is not necessarily the same as the lighting of the charging warning lamp. You may alert | report with sounds, such as. And the abnormality of the engine start confirmation wiring can be confirmed only at the time of necessary monitoring. For this reason, for example, it is always turned off, and a changeover switch that is turned on only at the time of monitoring is provided, or the monitor operating means is detachable. It can also be implemented by attaching it only when confirmation is necessary. In the case of this detachable type, in addition to attaching / detaching the monitor operating means itself, the monitor operating means is connected to the lead wire, and the plug provided at the tip of the lead wire is inserted / removed into / from the plug provided on the in-vehicle apparatus main body side, etc. And can be connected.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a wiring circuit diagram of an in-vehicle device body of a wireless engine starter.
FIG. 2 is a flowchart showing monitor lamp lighting control at the time of engine start by wireless operation.
FIG. 3 is a flow chart showing lighting control of a monitor lamp during key operation.
[Explanation of symbols]
2 Battery 6 Ignition key switch 8
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000186453A JP3625416B2 (en) | 2000-06-21 | 2000-06-21 | Wiring abnormality confirmation device in wireless engine starter |
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