JP3624797B2 - Temperature control device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペルチェ素子を用いて温度制御を行う場合のペルチェ素子の固定方法に関し、レーザ機器、光学機器、精密機器、通信機器、家電機器その他における温度制御に広く適用することができる。
【0002】
【従来の技術】
例えばレーザ機器、光学機器、精密機器、電子機器、通信機器、家電機器等における局部冷却や比較的小規模の冷却、温度制御にペルチェ素子がしばしば利用されている。
【0003】
具体的な例を挙げると、例えば、波長変換固体レーザ装置に用いられるKNbO3等の非線形光学素子は、温度によって位相整合条件が変化するので、常に安定した出力を得るには、非線形光学素子の温度を一定にコントロールする必要がある。またレーザ発振素子の特性の安定化や共振器用ミラーの間隔の安定化等のためにも精密な温度制御が要求される。
【0004】
ペルチェ素子は、熱電効果を有するP型、N型のペルチェ素子材料を電気及び熱の良導体を介して対にして単位の冷却構体を構成したもので、電流の方向により一端が吸熱、発熱面を形成し、通常、吸熱面を温度制御側のヒートシンクに、発熱面を放熱板に接触固定させて用いられるが、ペルチェ素子とヒートシンクとの接触面及びペルチェ素子と放熱板との接触面は良好な熱接触を保ち、接触面での熱抵抗を極力小さくしなければならない。
従来このペルチェ素子とヒートシンクまたは放熱体とのこれらの接触面は熱伝導性の接着剤で接合固定したり、ねじで締め付けて両者間を押圧固定して熱接触させる方法がよく用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ペルチェ素子を熱伝導性の接着剤で固定する方法では、ペルチェ素子と熱接触体との熱膨張係数の違いにより、そりを生じて局部的に熱接触が不良となったり、ペルチェ素子自体にクラックや破損等の損傷を生じることがあった。
またネジで締め付ける方法では、締め付け具合の調整が難しく、締め付けが緩すぎるとペルチェ素子がずれたり、強過ぎるとペルチェ素子を破壊するおそれがあった。
【0006】
また、例えば図5のような光学系をペルチェ素子で温度調整する場合、従来の方法(熱伝導性接着剤)ではペルチェ素子とベースの熱膨張係数の違いにより、そりを生じて光学軸がずれてしまったり、共振器長が変化してしまう。
本発明は、上記のような問題点を解消し、ペルチェ素子の固定が安定な温度調整装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係る温度調整装置は、ペルチェ素子と、該ペルチェ素子からの熱伝導を促進する伝熱部材と、該ペルチェ素子により温度調整される被温調対象物と、該ペルチェ素子の吸熱または発熱面を該被温調対象物に接触させ両者を相互に弾性的に押圧して接触面方向には互いに拘束することなく固定保持する弾性押圧部と、からなる温度調整装置において、該弾性押圧部は板ばねと該板ばねを該伝熱部材に固定する固定部材、或いは、つるまきばねと該つるまきばねと被温調対象物を貫通して該伝熱部材に固定する固定部材からなり、該弾性押圧部を複数箇所に設けたことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の温度調整装置の実施態様について説明する。
図1は、本発明の温度調整装置の基本的実施形態を示し、放熱板となる良熱伝導性の平面基板(ベース)1の上にペルチェ素子2が載置され、さらにペルチェ素子2の上に良熱伝導性平板のヒートシンク3が載置されてペルチェ冷却積層体1−2−3が構成されている。ヒートシンク3の表面は、この積層体を互いに密着させるための弾性押圧部材4aの一端により押圧され、弾性押圧部材4aの他端は固定部材4bによりベース1に固定されている。この弾性押圧部4により、ペルチェ素子2の吸熱発熱両面はヒートシンク3、ベース1にそれぞれ押圧接触固定させられる。
【0009】
弾性押圧部材4aとしては、充分な強度、靱性と弾性係数を持つ板バネが最適であるが、つるまきバネ等も好適である。また両者を併用することも可能である。さらに磁気吸引力も単独に、或いは上記のバネと併用して利用可能である。なお、図1では、4bは単なる固定部材として示しているが、弾性力の調節機構を持たせておくことが望ましい。
【0010】
弾性押圧部4は、図1では1個しか示されていないが、必要に応じて複数個分布して設けることが望ましい。これにより、押圧力の局部的集中を防止し、更に押圧力の2次元分布の均等性を向上することができる。弾性押圧部4は、ヒートシンク3の例えば各側面に沿って、数個程度ずつ設置してもよい。
【0011】
次にこの発明の具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は、本発明の温度調整装置を適用したLD励起波長変換型固体レーザ装置の概略構成図である。図2において、光軸L上にLD励起波長変換型固体レーザ装置を構成する各光学素子が所定の位置関係に配置されている。20は励起光源となる半導体レーザ(レーザダイオードチップ、以下LDチップという)、21はLDチップ20からのレーザ光を固体レーザ媒質に照射するための集光光学系である。22はLDチップ20からの照射光により基本波レーザ光を誘導放出する固体レーザ媒質であり、例えばNd:YAGを用いる。固体レーザ媒質22の入力側には上記基本波レーザ光及びその第二高調波(SH波)を全反射させるHR高反射コーティング膜23が形成されている。24は固体レーザ媒質22の基本波出力からSH波を発生させるための非線形光学結晶であり、例えばKNbO3を用いる。25は上記の基本波を全反射させ且つSH波を透過させる特性を有する波長選択性ミラーであり、凹面鏡面に上記目的の波長選択性のコーティングが施されている。26はコリメートされた所定形状のレーザ光出力を得るためのコリメータレンズである。
【0012】
LDチップ20から出射されたレーザビームは集光用レンズ21によって固体レーザ媒質22に集光照射されて、固体レーザ媒質22から基本波が誘導放出され、この基本波が波長選択性ミラー25により反射されて、同じ経路を逆にたどって固体レーザ媒質22のHR高反射コーティング膜23で反射されるように構成され、これにより、固体レーザ媒質22のHR高反射コーティング膜23と波長選択性ミラー25との間に基本波に対するレーザ共振器が形成される。そして、固体レーザ媒質22からの基本波が非線形光学結晶24で波長変換されて得たSH波のレーザビームが波長選択性ミラー25を透過し、コリメータレンズ26によりコリメートされて出射される。
【0013】
次に本発明の温度調整装置を適用したLD励起波長変換型固体レーザ装置の光学系の温度制御について説明する。31は、LD励起波長変換型固体レーザ装置の共通のベースであり、充分な大きさと強度を持った良熱伝導性の滑らかな剛体金属平板で構成される。このベース31上にペルチェ素子32(32A、32B)が載置され、さらにペルチェ素子32上に光学系用のベース33(33A、33B)が載置されて、ペルチェ素子32が共通のベース31と光学系用のベース33との間に、後述の方式により弾性的に押圧固定され、光学系が温度制御される。なお共通のベース31と同様に、光学系用のベース33は、熱伝導の良い滑らかな金属板剛体等によりそれぞれ形成され、一方、ベース31は放熱板の機能も兼ねている。
【0014】
ペルチェ素子32、光学系用のベース33は、図の如く、比較的小さい左側の部分32A、33Aと、比較大きな右側の部分32B、33Bとに分割され、光軸Lの方向に多少の間隔をおいて配置されている。左側のベース33A上にはLDチップ20が配置され、右側のベース33B上には他の光学要素等21ないし26が配置され、左右のベース33A、33Bはそれぞれに適した独自温度に制御可能となる。従って、LDチップ20は、ベース33Aを介してペルチェ素子32Aにより温度コントロールされており、適切な波長のレーザビーム(例えば波長860nm付近の赤外光)を発生するように、チューニングされている。一方、非線形光学結晶24は、ベース33Bを介してペルチェ素子32Bに取り付けられて、最も効率のよい波長変換が行われる温度にコントロールされている。
【0015】
40は上記光学系におけるペルチェ素子の固定のための弾性押圧部である。ベース33Aの側端部が十分な強度と靭性、弾性係数を有する金属板等の板バネ41の一端により押圧されている。板バネ41は上向きにふくらんだ形状に構成され、その他端には透孔(図示せず)が設けられ、ベース31の端部表面に固定された段差付きねじ棒43の上部のねじ部分がこの透孔に挿入されている。ねじ棒43は、上部がねじに形成され、下部は比較的径の大きい円柱状に形成されており、中間の段差ストッパー部分に板バネ41の他端を押し当て、ナット42を締め付けることにより、板バネ41の右端部が適宜十分な押圧力でベース33Aを下方に押圧し、ペルチェ素子32をベース31とベース33Aとの間に固定させるように構成されている。押圧力はナット42とねじにより安定に維持されるとともに、必要に応じて時々調整することも可能である。なお、弾性押圧部40は、ベース33Aの左側端面にのみ図示したが、適宜各端面に分布して設けられ、またベース33Bの箇所にも、同様に必要数分布設置される(図4で詳述する)。
【0016】
上記構成においては、ペルチェ素子の熱接触面が接着材により接合されていないので、ペルチェ素子と熱接触部材との間は接触面方向には直接には互いに拘束されず、温度変化等によりそりを生じて、熱接触の不良が発生したり、ペルチェ素子に損傷を生じるおそれはない。またネジにより直接締め付ける場合のようにペルチェ素子を破壊するおそれもない。従って、光学系全体としても、所期の性能を安定に保持することができる。
【0017】
図3の(A)、(B)は、ペルチェ素子の押圧固定部40の他の実施形態を示し、(A)図では、図2のねじ棒43の代わりにねじ棒44を用い、板バネ41と共通のベース31との間に板バネ41に比べて比較的強いつるまきバネ45をねじ44を包囲して設置したものである。これにより、図2と同様の効果を得るとともに、図2の場合よりもナット42の可動範囲を長くし、押圧力の調整範囲を拡大することができる。
【0018】
図3の(B)は、共通のベース31の端部にねじ部材48を固定するか、またはねじ込み可能に構成し、光学系用のベース33の側端部にねじ部材48が自由に通る孔を設け、ねじ部材48の頭部46とベース33との間に適当な強さのつるまきバネ47を挿入して、ベース31とベース33とをペルチェ素子32の方向に弾性的に押圧するようにしたものである。なお、ねじ部材48の頭部46の代わりにナットを用いてもよい。(B)の構成によれば、上記図3の(A)や図2と同様の機能を達成できると共に、これらよりやや簡単な構成にできる。
【0019】
図4は図2、図3における弾性押圧部40の配置位置の実施形態を示す。長手方向の両端部に各弾性押圧部40Aないし40D、および側面に40Eないし40Hを設けてもよい。或いは両者併せて設けてもよいが、いずれにしても、光学要素の配置及び動作に支障とならず、かつ熱接触面における弾性押圧力の2次元分布ができるだけ均等になるように設置位置、設置数を選定する。
【0020】
以上のように、本発明により、良好かつ安定な熱接触をペルチェ素子と熱接触部材との間に保ちながら、ペルチェ素子を固定することができる温度調整装置を構成することができる。
なお、上記の実施形態では、LDチップからの出力光により、固体レーザ媒質を励起するとともに、固体レーザ媒質を含む共振器内に非線型光学素子を配置し、固体レーザ媒質から誘導放出される基本波を波長変換して得られる第二高調波を波長選択性ミラーを介して外部に出力するLD励起固体レーザ装置に適用した場合について説明したが、LDチップからの基本波レーザ光を非線形光学結晶に照射し、これにより波長変換して得られた第二高調波のレーザ光出力を得るタイプのレーザ装置の光学系等に等に適用することも可能であり、また他のレーザ機器、光学機器、精密機器、通信機器、家電機器その他における温度制御に広く適用可能である。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、弾性部材により一定の力で固定できると同時に、厚さ方向に熱膨張した場合においても、一定の力で固定できるので、緩みや締め付け過ぎによる破壊を生じない。また、横方向の熱膨張に関してもペルチェ素子が上下の材料に接着されていないので、熱膨張係数の違いによるそりや素子へのダメージを気にする必要がない。また、熱接触面に接着剤等が介在しないので、接触面における熱抵抗も殆ど生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温度調整装置の概略的構成図である。
【図2】本発明の温度調整装置の具体的実施形態を示す。
【図3】本発明の温度調整装置の要部の弾性押圧部の他の実施形態を示す。
【図4】本発明の温度調整装置の要部弾性押圧部の配置例を示す。
【図5】従来の温度調整装置の一例を示す。
【符号の説明】
1…ベース
2…ペルチェ素子
3…ヒートシンク
4…弾性押圧部
4a…弾性押圧部材
4b…固定部材
20…LDチップ
22…固体レーザ媒質
23…HR高反射コーティング膜
24…非線形光学結晶
25…波長選択性ミラー
31、33、33A、33B…ベース
32、32A、32B…ペルチェ素子
40(40A〜40H)…弾性押圧部
41…板バネ
42…ナット
43、44…ねじ棒
45、47…つるまきバネ
48…ねじ部材
L…光軸[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for fixing a Peltier element when temperature control is performed using a Peltier element, and can be widely applied to temperature control in laser equipment, optical equipment, precision equipment, communication equipment, home appliances, and the like.
[0002]
[Prior art]
For example, Peltier elements are often used for local cooling, relatively small-scale cooling, and temperature control in laser equipment, optical equipment, precision equipment, electronic equipment, communication equipment, home appliances, and the like.
[0003]
As a specific example, for example, a nonlinear optical element such as KNbO 3 used in a wavelength conversion solid-state laser device has a phase matching condition that changes depending on temperature. It is necessary to control the temperature constantly. In addition, precise temperature control is required for stabilizing the characteristics of the laser oscillation element and stabilizing the interval between the resonator mirrors.
[0004]
A Peltier element is a unit cooling structure that consists of a P-type and N-type Peltier element material having thermoelectric effect through a good electrical and thermal conductor, and one end absorbs heat and generates a heat generation surface depending on the direction of current. Normally, the heat absorption surface is used as a heat sink on the temperature control side and the heat generation surface is used as a contact with the heat sink, but the contact surface between the Peltier element and the heat sink and the contact surface between the Peltier element and the heat sink are good. Thermal contact must be maintained and the thermal resistance at the contact surface must be minimized.
Conventionally, the contact surface between the Peltier element and the heat sink or heat radiator is often bonded and fixed with a heat conductive adhesive, or is tightened with a screw and pressed between the two to be in thermal contact.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the method of fixing the Peltier element with a thermally conductive adhesive, the Peltier element and the thermal contact body have a thermal expansion coefficient that causes warpage, resulting in local thermal contact failure or cracks in the Peltier element itself. Damage may occur.
Further, in the method of tightening with a screw, it is difficult to adjust the tightening degree. If the tightening is too loose, the Peltier element may be displaced, and if it is too strong, the Peltier element may be destroyed.
[0006]
For example, when the temperature of an optical system as shown in FIG. 5 is adjusted with a Peltier element, the conventional method (thermally conductive adhesive) causes warpage due to the difference in thermal expansion coefficient between the Peltier element and the base, causing the optical axis to shift. Or the resonator length changes.
An object of the present invention is to solve the above problems and to provide a temperature adjusting device in which the Peltier element is stably fixed.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a temperature adjusting device according to the present invention includes a Peltier element, a heat transfer member that promotes heat conduction from the Peltier element, and a temperature-controlled object that is temperature-controlled by the Peltier element. A temperature comprising: an elastic pressing portion that contacts the heat-adjusting or heat-generating surface of the Peltier element with the object to be temperature-adjusted and elastically presses both of them and does not restrain each other in the contact surface direction. In the adjusting device, the elastic pressing portion is a plate spring and a fixing member that fixes the plate spring to the heat transfer member, or a helical spring, the helical spring, and the temperature-controlled object that penetrates the heat transfer member. The elastic pressing portion is provided at a plurality of locations.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the temperature control device of the present invention will be described.
FIG. 1 shows a basic embodiment of a temperature control device of the present invention, in which a Peltier
[0009]
As the elastic pressing member 4a, a leaf spring having sufficient strength, toughness and elastic modulus is optimal, but a helical spring or the like is also suitable. Moreover, it is also possible to use both together. Further, the magnetic attractive force can be used alone or in combination with the above spring. In FIG. 1, 4b is shown as a simple fixing member, but it is desirable to have an elastic force adjusting mechanism.
[0010]
Although only one elastic pressing
[0011]
Next, specific embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 2 is a schematic configuration diagram of an LD excitation wavelength conversion type solid-state laser device to which the temperature adjusting device of the present invention is applied. In FIG. 2, the optical elements constituting the LD excitation wavelength conversion type solid-state laser device are arranged on the optical axis L in a predetermined positional relationship.
[0012]
The laser beam emitted from the
[0013]
Next, temperature control of the optical system of the LD excitation wavelength conversion type solid-state laser device to which the temperature adjusting device of the present invention is applied will be described.
[0014]
The
[0015]
[0016]
In the above configuration, since the thermal contact surface of the Peltier element is not joined by the adhesive, the Peltier element and the thermal contact member are not directly constrained to each other in the contact surface direction. It does not occur that there is a risk of thermal contact failure or damage to the Peltier element. Further, there is no possibility of destroying the Peltier element as in the case of directly tightening with a screw. Therefore, the desired performance can be stably maintained for the entire optical system.
[0017]
3A and 3B show another embodiment of the pressing and fixing
[0018]
FIG. 3B shows a hole in which the
[0019]
FIG. 4 shows an embodiment of the arrangement position of the elastic pressing
[0020]
As described above, according to the present invention, it is possible to configure a temperature adjustment device that can fix a Peltier element while maintaining good and stable thermal contact between the Peltier element and the thermal contact member.
In the above-described embodiment, the solid laser medium is excited by the output light from the LD chip, and the nonlinear optical element is disposed in the resonator including the solid laser medium, so that the fundamental light is stimulated and emitted from the solid laser medium. The case where the second harmonic obtained by converting the wavelength of the wave is applied to an LD-pumped solid-state laser device that outputs it to the outside via a wavelength-selective mirror has been described. Can be applied to an optical system or the like of a laser device of a type that obtains a laser beam output of a second harmonic obtained by wavelength conversion by this, and other laser equipment and optical equipment It can be widely applied to temperature control in precision equipment, communication equipment, home appliances and others.
[0021]
【The invention's effect】
According to the present invention, the elastic member can be fixed with a constant force, and at the same time, even when thermally expanded in the thickness direction, the elastic member can be fixed with a constant force, so that no damage due to loosening or excessive tightening occurs. In addition, regarding the thermal expansion in the lateral direction, since the Peltier element is not bonded to the upper and lower materials, it is not necessary to worry about warpage or damage to the element due to the difference in thermal expansion coefficient. In addition, since no adhesive or the like is present on the thermal contact surface, there is almost no thermal resistance on the contact surface.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a temperature adjusting device of the present invention.
FIG. 2 shows a specific embodiment of the temperature adjusting device of the present invention.
FIG. 3 shows another embodiment of the elastic pressing part of the main part of the temperature adjusting device of the present invention.
FIG. 4 shows an arrangement example of a main elastic pressing portion of the temperature adjusting device of the present invention.
FIG. 5 shows an example of a conventional temperature adjusting device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
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