JP3624132B2 - Sealant-containing pouch - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はシーラント収容パウチに関する。
【0002】
【従来の技術】
シーラントの施工手段として、従来内面をガスバリア性にした紙管型の比較的剛性のある容器が使用されていたが、使用後に嵩の大きい紙管が廃棄物として発生するため、最近、ガスバリア性の良好なアルミニウム箔を基材としたソーセージカートと称される柔軟な収容体が使用される傾向にある。
【0003】
かかるタイプの収容体として、従来、図11(a)(b)に示されるものがあった。前者は特許第2933259号に示されているように、基材シートを筒状に丸めて両側縁をいわゆる封筒貼形態で接合し、長手方向一端を線条体によって結紮し、この状態でシーラントを充填した後、長手方向他端を線条体により結紮した構造となっている。
後者は特開昭61−227037号公報に示されているように、平基材シートを折畳んで両側縁同士をいわゆる合掌貼形態で接合することで偏平筒を作り、これの長手方向一端を所要範囲にわたって圧偏しつつ熱融着して熱シール部を形成し、内容物を充填した後長手方向他端を所要範囲にわたって圧偏しつつ熱融着して熱シール部を形成し、このときに合掌貼部分を片側に倒して熱シールした構造となっている。
【0004】
こうした収容体は、使用に際しては、図12のようにプランジャーEを内蔵した筒体からなるホルダーBに装填し、ソーセージカート頂部側を切断した後、ホルダーの開口に吐出口形成用のアダプターFを被せ、このアダプターFにノズルを取付けて押出しガンCにセットし、押出しガンCを操作してソーセージカートからシーラントを吐出させ、使用後はホルダーからソーセージカートを取り出して廃棄するようにしていた。
【0005】
しかし、前者のように両端部を線条体で結紮したいわゆるクリップ止めタイブでは、フイルムが重なりあった部分の僅かな隙間から外気が侵入することがあり、それによって両端部分の内容物が湿気により硬化しやすいという問題があった。また、両端部のシートを集束して絞り込むためどうしても縦皺ができ、この部分にエアが残留してこれが充填物を硬化させる要因にもなっていた。
後者のものは両端が熱シール部であるため、前者に比べて気密性は良好である。しかし、合掌貼による縦シール部と両端の横シール部が重なる部分の接着が不安定になりここからエアーが侵入して内容物の硬化を起す心配があった。
【0006】
さらに使用上も、前者と後者は、いずれもホルダーに装填してから天となる部分をカッターや鋏などで切り開かなければならないので、操作が煩雑で、作業性がよくないという問題があった。しかも、ソーセージカートは内容物が満杯に充填されていることが多いので、夏期や高温環境下でシーラントが膨張しているような場合に、開封の際にシーラントが溢れ出して取扱い者の手を汚したり、ホルダー内に流れ込んで固化し、それによってホルダーを使用不能状態にするという問題があった。
また、従来のソーセージカートは、ホルダーに装填して押し絞りをした時に、方向性のない不規則な皺が発生しやすく、順次互いの干渉により底部付近の皺部分がホルダの内壁面とプランジャ外周壁との間に入り込み、プランジャーの移動を妨げて円滑なシーラント類の吐出を行なえない場合が生ずるという問題もあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記のような問題点を解消するために創案されたもので、その目的とするところは、保存性が良好で硬化が生じにくく、また、開封と取出しが簡単で作業性にすぐれ、押出しガンによる場合はもとより手絞りでの使用も行なえる実用的の高いシーラント収容パウチを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、前記目的に加えて、押し絞り時にパウチの筒壁部分が規則的に折り畳まれ、ホルダーとして内壁面に特殊な加工を施さなくても内壁面とプランジャ外周壁との間に筒体構成部分の入り込みを有効に防止することができるシーラント収容パウチを提供することにある。
本発明において、「シーラント」とは、コーキング剤のほか接着剤、粘着剤などの液状ないしこれに近い湿気硬化型組成物を指すものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、アルミニウム箔の両面に熱可塑性合成樹脂膜を層着したガスバリア性シートを丸めるとともに幅方向両端部を熱接着した筒体と、アルミニウム箔aの両面に熱可塑性合成樹脂膜を層着しかつ厚さが筒体の1.3倍以上の厚さを有するガスバリア性円板からなる天壁の周囲に周側壁を有し、その周側壁を前記筒体の上部に嵌合して熱可塑性合成樹脂膜同士を熱接着して筒体と一体化した天蓋と、吐出用筒部を一体に有するとともに前記天壁の直径の1/2以上の直径を持ち、前記天蓋の表面に熱接着された合成樹脂製台座を備えていることを特徴としている。
また、第2の目的を達成するため本発明は、前記筒体の長手方向と直交する方向に、充填したシーラントの押出しにともなって折り畳まれる永久筋群を配設した構造としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例を添付図面を参照して説明すると、図1ないし図3は本発明によるシーラント収容パウチの第1実施例を示している。
1はガスバリア性の良好な筒体である。詳しくは、厚さが6〜15μmのアルミ箔aの表裏両面に、ポリエチレンやポリプロピレンなどの熱可塑性合成樹脂膜b1,b2をラミネートした所定の寸法の複合フィルムシート10を使用し、この複合フィルムシート10を筒状に巻き、図3(b)のように両側縁部の表裏を重ね合わせ、熱可塑性合成樹脂膜b1,b2を熱板や超音波装置などで加熱することにより長手方向に沿った熱接着部100を形成している。
前記接着部100の幅は接着強度を十分に持たせるために、3〜20mm程度とすることが好ましい。
【0010】
2は前記筒体1に被され接合された天蓋であり、上面に合成樹脂製台座3を備えている。天蓋2はガスバリア性の良好な材料、詳細には、前記筒体1のそれよりも相対的に厚みが大きなアルミ箔a’の表裏両面に、ポリエチレンやポリプロピレンなどの熱可塑性合成樹脂膜b1,b2をラミネートした円板状の複合フィルムシート10’からなっている。
天蓋2は前記複合フィルムシート10’をプレス等により曲げ加工して天壁20と側壁21を一体形成している。
この実施例では、側壁21は、内径が前記筒体1の外径と略合致する寸法に作られており、側壁21の高さは、あまり深いと絞り皺が発生するため、天壁20の直径の10%程度とすることが好ましい。
天蓋2の厚さt1を筒体1の厚さtよりも大きくするのは、シーラント類の充填圧力に対して強度を保持させ、また、合成樹脂製台座3を安定的に支持するためである。したがって、厚さt1は少なくとも筒体1の厚さtの約1.3倍以上が必要であり、通常20〜40μmの範囲から選定される。
【0011】
合成樹脂製台座3は熱可塑性合成樹脂の成形体からなり、厚さはたとえば0.8〜1.5mm程度を有し、中央に吐出口300を貫設した吐出用筒部30が一体形成されている。この例では吐出用筒部30は外周に雄ねじを有しているが、場合によっては雄ねじなしタイプとしてもよい。
前記合成樹脂製台座3は天壁20の直径の1/2以上の直径を有していることが好ましい。これは、ノズルを安定して支えるためと、場合によってはアダプターを使用せずに筒状ホルダーに装填し、押出しガンに装着してシーラントを注出できるようにするためである。
前記合成樹脂製台座3は天蓋2の天壁20に装着され、超音波装置等により加熱されることにより下面が前記熱可塑性合成樹脂膜b1と接着される。
【0012】
合成樹脂製台座3を有する天蓋2は前記筒体1の頂部に嵌め合わされ一体化されている。この実施例では筒体1に側壁21が外嵌され、この状態で加熱されることにより、側壁21の熱可塑性合成樹脂膜b2と筒体壁の熱可塑性合成樹脂膜b1とが熱接着されている。
【0013】
シーラントAはこの状態で筒体1の後部開口から合成樹脂製台座3の天蓋20を終端壁として充填される。一定量充填された後、筒体1の後部開口側に残存している複合フィルムシートはピッタリと重ね合わせられ、そして、熱板の間に挟んで加熱圧着して熱可塑性合成樹脂膜b2を熱接着させることにより底シール部101が形成される。
【0014】
なお、本発明は、底シール部101を形成後、この部分を少なくとも1回折り返し、その部分を加熱圧着して図4(a)のように多重接着部101’を形成することも含む。こうすれば、より完全なガスバリア性が確保される。
なお、バリア性が軽度でよい場合には、図4(b)のように筒体1の後部開口側の複合フィルムシートをしごき絞りして、クリップ102で結紮してもよい。
【0015】
図5は本発明の第2実施例を示している。この実施例は天蓋2の側壁21の外径を筒体1の内径と略合致する寸法に作り、天蓋2の側壁21を筒体1の頂部に内嵌し、加熱することにより側壁21の熱可塑性合成樹脂膜b2と筒体側壁の熱可塑性合成樹脂膜b2とを熱接着してシールしたものである。
なお、必要に応じて、図5(b)の仮想線で示すように、アルミ箔の表裏両面に熱可塑性合成樹脂膜をラミネートしたドーナツ状の複合フィルムシートを天蓋2の側壁外径と合致する内径の側壁を有せしめるように加工したカバー6を併用し、該カバー6を天蓋2の天壁20と筒部外壁面に接するように外装して、天蓋2の側壁21の加熱と同時に加熱し、熱接着してもよい。こうすれば完璧なガスバリア性が得られる。
【0016】
図6は本発明の第3実施例を示している。この実施例は筒体1の長手方向と直角方向に所定の間隔ごとに永久筋7を形成し、収容体が後方から押し絞りされたときに永久筋7に従って折り畳まれるようにしたものである。
永久筋7はスパイラル状であってもよいし、それぞれが独立した輪を形成するような平行タイプであってもよい。これら永久筋7は、筒体1の形成後充填前にローレット加工などで複合フィルムシートを塑性変形することにより作ることができる。
なお、永久筋7は天蓋2の嵌合領域と底シール予定領域には形成しないことが好ましい。
【0017】
【実施例の作用】
次に本発明の使用法と作用を説明する。
本発明の収容体は、図1と図2のように複合フィルムシート10で作られ側縁に沿って熱接着部100を有する筒体1の頂壁部に複合フィルムシート10’で作られた天蓋2の側壁21を嵌合し、熱接着シールしているため、シール性ガスバリア性が完全であり、筒体1の下端部も底シール部101によって熱接着しているため、シール性ガスバリア性が完全である。したがって、隙間から外気が侵入して内部のシーラントAが湿気により硬化することがなく、保存性が良好である。
【0018】
使用に当たっては、図2(a)に仮想線で示しているようにノズル先端あるいは金属製のピンなどの鋭利な部材Dを天蓋2の吐出用筒部30の吐出口300に挿入する。こうすれば、吐出口300の底をなす天蓋2の天壁20が局部的に突き破られ、筒体内と連通する流出口が創成される。このように流出口が形成されても、吐出口壁がシーラントAの前方への流動に対する堰となるため、シーラントが流出する心配はない。
この状態でパウチを筒状ホルダBに挿入し、図7のように筒状ホルダBの開口にアダプターFを嵌め、押出しガンCにセットすれば、アダプターFが押出しガンCの先端面部cに当接する。そこで、あとは先端を切除したノズルDを合成樹脂製台座3の吐出用筒部22に取付け、押出しガンCの押出しロッドc1を進出させれば、プッシュ盤が筒状ホルダBに内挿してあるプランジャーEを押圧するため、シーラントAは流出口200から吐出用部22の吐出口300を通してノズルDから逐次吐出される。図8(b)はこの状態を示している。
【0019】
天蓋2の肉厚が筒体1のそれよりも大きく、かつ合成樹脂製台座3が剛性を有しているため、シーラント類の吐出時の平行安定性がよく、確実に押し出すことができる。筒状ホルダBは合成樹脂製のものに限らず、紙管からなるものでもよい。
なお、開封による流出口200の形成は、前記した時期に限らず、パウチを筒状ホルダBに挿入してアダプターFを取付けた状態の段階、あるいはアダプターをアッセンブリーした筒状ホルダBを押出しガンCにセットした後の段階で行なうことができる利点がある。
【0020】
本発明は、合成樹脂製台座3の径を大きくした場合には、アダプターFの使用を省略することもできる。図9(a)(b)はこの状態を示しており、パウチを筒状ホルダBに挿入し、その筒状ホルダBを押出しガンCにセットすれば、天蓋2に一体化している合成樹脂製台座2aが押出しガンCの先端面部cに当接する。そこで、あとは先端を切除したノズルDを合成樹脂製台座3の吐出用部22に取付け、押出しガンCの押出しロッドc1を進出させればよい。
さらには、本発明は、押出しガンを使用せず、図10のように筒体1を直接把持して手絞りすることもできる。この場合、不安があれば筒体1を軟質の袋などに包めばよい。したがって、本発明は現場の状況や現場で備わっている治具の種類に自在に対応することができる。
【0021】
第3実施例のように筒体1に一定間隔で永久筋7を設けておいた場合には、天蓋2が筒体1よりも肉厚が大きいため剛性を有しており、かつその天蓋2に合成樹脂製台座3が熱接着されて剛性化しているため、プランジャを移動させることにより押し絞りを受けてシーラントAが吐出すると、筒体1は図6(c)のように永久筋7に沿って規則正しく折り畳まれることになる。
このため、ホルダBの内壁面とプランジャ外周壁との間に皺状の筒体部分が挟まってプランジャーの移動を妨げる心配が無くなり、円滑にシーラントを吐出させることができる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明した本発明の請求項1によるときには、アルミニウム箔aの両面に熱可塑性合成樹脂膜b1,b2を層着したガスバリア性シート10の幅方向両端部を熱接着した筒体1の上部に、アルミニウム箔aの両面に熱可塑性合成樹脂膜b1,b2を層着したガスバリア性円板の周囲に周側壁21を有する天蓋2を、その周側壁21をもって前記筒体1の上部に嵌合して熱可塑性合成樹脂膜同士を熱接着しているので、完全なシールとガスバリア性を実現でき、保存性がきわめて良好で硬化を確実に防止することができる。しかも、天蓋2には吐出用筒部30を有する合成樹脂製台座3が熱接着されているので、吐出用筒部30を通して天蓋2を突き破ることにより開封を簡単に行なえるため作業性がよく、また、押出しガンはもとより手絞りでの使用も自在に行なえ、現場の状況に応じた自由度の高い使用形態を選べるなどのすぐれた効果が得られる。
しかも、天蓋2の肉厚が筒体1の厚さの1.3倍以上、合成樹脂製台座3が天壁20の直径の1/2以上の直径を有しているため、シーラントの充填圧に対する強度がすぐれ、また合成樹脂製台座3を安定的に支持することができ、シーラントの吐出時の平行安定性がよく、確実に押し出すことができ、アダプターを使用せずに筒状ホルダーに装填し、押出しガンに装着してシーラントを注出することもできるというすぐれた効果が得られる。
請求項2によれば、筒体1の長手方向と直交する方向に、充填したシーラント類の押出しにともなって折り畳まれる永久筋群7を配設したので、ホルダの内壁面とプランジャ外周壁との間に筒体構成部分が入り込まむことを的確に防止することができ、円滑な押し絞りを行なうことができるというすぐれた効果が得られる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明した本発明の請求項1によるときには、アルミニウム箔aの両面に熱可塑性合成樹脂膜b1,b2を層着したガスバリア性シート10の幅方向両端部を熱接着した筒体1の上部に、アルミニウム箔aの両面に熱可塑性合成樹脂膜b1,b2を層着したガスバリア性円板の周囲に周側壁21を有する天蓋2を、その周側壁21をもって前記筒体1の上部に嵌合して熱可塑性合成樹脂膜同士を熱接着しているので、完全なシールとガスバリア性を実現でき、保存性がきわめて良好で硬化を確実に防止することができる。しかも、天蓋2には吐出用筒部30を有する合成樹脂製台座3が熱接着されているので、吐出用筒部30を通して天蓋2を突き破ることにより開封を簡単に行なえるため作業性がよく、また、押出しガンはもとより手絞りでの使用も自在に行なえ、現場の状況に応じた自由度の高い使用形態を選べるなどのすぐれた効果が得られる。
請求項2によれば、天蓋2の肉厚が筒体1のそれよりも大きいため、シーラントの充填圧に対する強度がすぐれ、また合成樹脂製台座3を安定的に支持することができ、シーラントの吐出時の平行安定性がよく、確実に押し出すことができるというすぐれた効果が得られる。
請求項3によれば、筒体1の長手方向と直交する方向に、充填したシーラント類の押出しにともなって折り畳まれる永久筋群7を配設したので、ホルダの内壁面とプランジャ外周壁との間に筒体構成部分が入り込まむことを的確に防止することができ、円滑な押し絞りを行なうことができるというすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシーラント収容パウチの第1実施例を示す斜視図である。
【図2】(a)は第1実施例の部分省略縦断面図、(b)は同じくその部分的拡大図である。
【図3】(a)は第1実施例の分解斜視図、(b)は(a)のX−X線に沿う断面図である。
【図4】(a)は本発明における筒体の下端部の閉止態様の別の例を示す側面図、(b)は本発明における筒体の下端部の閉止態様のさらに別の例を示す側面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示しており、(a)はその部分的斜視図、(b)はその部分的拡大断面図である。
【図6】本発明の第3実施例を示しており、(a)はその部分的正面図、(b)はその部分的拡大断面図、(c)は使用時の状態を示す部分的正面図である。
【図7】本発明パウチをホルダーに装填した状態を示す側面図である。
【図8】(a)は図7のものを押出しガンに装着し、押し絞りをしている状態を示す側面図、(b)は同じくその部分拡大断面図である。
【図9】(a)は本発明パウチをアダプターを使用せずにホルダーに装填し、押出しガンに装着して押し絞りをしている状態を示す側面図、(b)は同じくその部分拡大断面図である。
【図10】本発明収容体を手絞りにて使用している状態を示す斜視図である。
【図11】(a)は従来のシーラント収容体の一例を示す正面図、(b)は同じく別の例を示す正面図である。
【図12】図11(a)のシーラント収容体の使用状態を示す側面図である。
【符号の説明】
a アルミニウム箔
b1,b2 熱可塑性合成樹脂膜
1 筒体
2 天蓋
3 合成樹脂製台座
10,10’ ガスバリア性シート
20 天壁
21 周側壁
30 吐出用筒部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sealant-containing pouch.
[0002]
[Prior art]
As a means for applying sealant, a paper tube type relatively rigid container with an inner gas barrier property has been used. However, since a bulky paper tube is generated as waste after use, a gas barrier property has recently been developed. A flexible container called a sausage cart based on a good aluminum foil tends to be used.
[0003]
Conventionally, there has been a container of this type as shown in FIGS. 11 (a) and 11 (b). The former, as shown in Japanese Patent No. 2933259, rounds the base sheet into a cylindrical shape, joins both side edges in a so-called envelope pasting form, ligates one end in the longitudinal direction with a striate body, and in this state the sealant After filling, the other end in the longitudinal direction is ligated with a linear body.
The latter, as shown in Japanese Patent Laid-Open No. 61-227037, folds a flat base sheet and joins both side edges together in a so-called joint-pasted form to make a flat cylinder, with one end in the longitudinal direction thereof The heat seal part is formed by heat fusion while being biased over the required range, and after filling the contents, the other end in the longitudinal direction is heat fused while being pressure biased over the required range to form the heat seal part. Sometimes it is heat sealed by tilting the palm-pasted part to one side.
[0004]
In use, such a container is loaded into a holder B formed of a cylindrical body containing a plunger E as shown in FIG. 12, cut off the top side of the sausage cart, and then an adapter F for forming a discharge port at the opening of the holder. A nozzle was attached to the adapter F and set in the extrusion gun C. The extrusion gun C was operated to discharge the sealant from the sausage cart. After use, the sausage cart was taken out from the holder and discarded.
[0005]
However, in the case of a so-called clip-stop tie with both ends ligated together like the former, outside air may enter through a slight gap in the part where the film overlaps, so that the contents at both ends are dampened by moisture. There was a problem of easy curing. Also, absolutely can vertical wrinkles to refine and focus the sheet at both ends, which had also become a factor to cure the filling remains air in this part.
Since the latter is a heat seal part at both ends, the airtightness is better than the former. However, there is a concern that the adhesion of the portion where the vertical seal portion and the horizontal seal portion at both ends overlap with each other is unstable, and air enters from here to cause the contents to harden.
[0006]
Further, in terms of use, both the former and the latter have a problem that the operation becomes complicated and the workability is not good because the top portion must be cut open with a cutter or a scissors after being loaded into the holder. In addition, the sausage cart is often filled with the contents, so that when the sealant is inflated in the summer or in a high temperature environment, the sealant overflows and opens the hands of the handler. There has been a problem that it becomes dirty or flows into the holder and solidifies, thereby making the holder unusable.
Also, conventional sausage carts tend to generate irregular wrinkles with no directivity when they are loaded into a holder and squeezed, and due to mutual interference, the wrinkles in the vicinity of the bottom become the inner wall surface of the holder and the outer periphery of the plunger. There has also been a problem that the sealant may not be able to be smoothly ejected by entering between the walls and hindering the movement of the plunger.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention was devised in order to solve the above-mentioned problems, and the object of the present invention is that the storage stability is good and the curing is difficult to occur, and the unsealing and taking out are easy and the workability is excellent. An object of the present invention is to provide a highly practical sealant-containing pouch that can be used by hand drawing as well as by an extrusion gun.
In addition to the above object, another object of the present invention is that the cylindrical wall portion of the pouch is regularly folded during pushing and drawing so that the inner wall surface and the plunger outer peripheral wall can be used without special processing on the inner wall surface as a holder. Another object of the present invention is to provide a sealant-accommodating pouch that can effectively prevent a cylindrical component from entering between the two.
In the present invention, the “sealant” refers to a liquid or similar moisture-curing composition such as an adhesive and a pressure-sensitive adhesive in addition to a caulking agent.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a cylindrical body in which a gas barrier sheet having a thermoplastic synthetic resin film layered on both sides of an aluminum foil is rolled and both ends in the width direction are thermally bonded, and both sides of the aluminum foil a are thermoplastic. It has a peripheral side wall around the top wall made of a gas barrier disc having a synthetic resin film and a thickness of 1.3 times the thickness of the cylindrical body, and the peripheral side wall is the upper part of the cylindrical body the fitted thermoplastic synthetic resin film to each other has half or more of the diameter of the diameter of the top wall and having integrally with canopy integral with the cylindrical body by thermal bonding, an ejection cylinder portion, the A synthetic resin pedestal thermally bonded to the surface of the canopy is provided.
Further, in order to achieve the second object, the present invention has a structure in which permanent muscle groups that are folded along with the extrusion of the filled sealant are arranged in a direction orthogonal to the longitudinal direction of the cylindrical body.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. FIGS. 1 to 3 show a first embodiment of a sealant-containing pouch according to the present invention.
The width of the
[0010]
The
In this embodiment, the
The reason why the thickness t1 of the
[0011]
The
The
The
[0012]
A
[0013]
In this state, the sealant A is filled from the rear opening of the
[0014]
The present invention also includes forming the multiple
When the barrier property may be light, the composite film sheet on the rear opening side of the
[0015]
FIG. 5 shows a second embodiment of the present invention. In this embodiment, the outer diameter of the
If necessary, a doughnut-shaped composite film sheet obtained by laminating a thermoplastic synthetic resin film on both front and back surfaces of an aluminum foil matches the outer diameter of the side wall of the
[0016]
FIG. 6 shows a third embodiment of the present invention. In this embodiment,
The
In addition, it is preferable not to form the
[0017]
[Effect of the embodiment]
Next, the usage and operation of the present invention will be described.
The container of the present invention was made of the
[0018]
In use, a sharp member D such as a nozzle tip or a metal pin is inserted into the
In this state, the pouch is inserted into the cylindrical holder B, and the adapter F is fitted into the opening of the cylindrical holder B as shown in FIG. Touch. Therefore, the push disk is inserted into the cylindrical holder B when the nozzle D with the tip cut off is attached to the
[0019]
Since the thickness of the
The formation of the outlet 200 by unsealing is not limited to the above-described period, but the stage in which the pouch is inserted into the cylindrical holder B and the adapter F is attached, or the cylindrical holder B assembled with the adapter is pushed out by the extrusion gun C. There is an advantage that can be performed at a stage after setting.
[0020]
In the present invention, when the diameter of the
Further, in the present invention, the
[0021]
When the
For this reason, there is no fear that the flange-shaped cylinder part is sandwiched between the inner wall surface of the holder B and the outer peripheral wall of the plunger, thereby preventing the movement of the plunger, and the sealant can be discharged smoothly.
[0022]
【The invention's effect】
According to
Moreover, since the thickness of the
According to the second aspect, since the
[0023]
【The invention's effect】
According to
According to
According to the third aspect, since the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a first embodiment of a sealant-containing pouch according to the present invention.
FIG. 2A is a partially omitted vertical sectional view of the first embodiment, and FIG. 2B is a partially enlarged view of the same.
3A is an exploded perspective view of the first embodiment, and FIG. 3B is a cross-sectional view taken along line XX of FIG. 3A.
FIG. 4A is a side view showing another example of the closing mode of the lower end portion of the cylindrical body in the present invention, and FIG. 4B shows still another example of the closing mode of the lower end portion of the cylindrical body in the present invention. It is a side view.
5A and 5B show a second embodiment of the present invention, in which FIG. 5A is a partial perspective view thereof, and FIG. 5B is a partially enlarged sectional view thereof.
6A and 6B show a third embodiment of the present invention, in which FIG. 6A is a partial front view thereof, FIG. 6B is a partial enlarged sectional view thereof, and FIG. 6C is a partial front view showing a state in use. FIG.
FIG. 7 is a side view showing a state in which the pouch of the present invention is loaded in a holder.
8A is a side view showing a state in which the one shown in FIG. 7 is attached to an extrusion gun and is pressed down, and FIG. 8B is a partially enlarged sectional view of the same.
9A is a side view showing a state in which the pouch of the present invention is loaded in a holder without using an adapter, and is attached to an extrusion gun and is being squeezed, and FIG. 9B is a partially enlarged sectional view of the same. FIG.
FIG. 10 is a perspective view showing a state in which the container of the present invention is used with a hand diaphragm.
11A is a front view showing an example of a conventional sealant container, and FIG. 11B is a front view showing another example.
12 is a side view showing a usage state of the sealant container of FIG. 11 (a). FIG.
[Explanation of symbols]
a aluminum foil b1, b2 thermoplastic
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