【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フレキシブルでありながら、自立性にも優れ、且つクロージャー部の取り付け強度にも優れるガゼット袋及び該ガゼット袋の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来より、液体等を収容する包装容器（袋）として、プラスチックフィルムを主体とした軟包装材製のガゼット袋が知られている。
しかし、従来のガゼット袋は充填された内容品が減少するにつれ、上部が曲がるため自立性が損なわれ、自立袋としての機能が失われると言う問題があった。特に、液体用のガゼット袋においては内容品を注出するためのクロージャー部を備えているものがあり、そのような場合には上部が重くなって、自立性の欠如が顕著なものとなっていた。また、従来のクロージャー部付きのガゼット袋は、周縁部の所定箇所を熱溶着にて接合して袋本体を作成し、それとは別にクロージャー部を成型し、袋本体を形成するシートの間にクロージャー部を手作業で挿入し、シート内面と熱溶着させることにより、クロージャー部を取り付けていた。このような手作業は、量産性に影響するばかりではなく、クロージャー部とシートとの熱溶着が不充分となって、取り付け強度が不充分となる惧れもあった。
一方、成型容器は、当然のことながら十分な自立性を有するが、廃棄時に折り畳んだりして小さくすることはできなかった。
【０００３】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、使用時には自立袋としての機能を内容品がなくなるまで保持し、廃棄時には折り畳めて小容量化が可能となるのみならず、クロージャー部の取り付け強度にも優れるガゼット袋及びその製造方法を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、下記のガゼット袋及びガゼット袋の製造方法を提供する。
請求項１：
側面フィルムが側部に折込まれ、上縁部に開口部が設けられたガゼット袋であって、上記ガゼット袋が少なくとも、側縁部に補強樹脂層を有することを特徴とするガゼット袋。
請求項２：
さらに、上記補強樹脂層が上縁部にも設けられたことを特徴とする請求項１記載のガゼット袋。
請求項３：
上記補強樹脂層に接合して、上記開口部にクロージャー部が設けられたことを特徴とする請求項２記載のガゼット袋。
請求項４：
上記補強樹脂層と上記クロージャー部とが一体に形成されたものであることを特徴とする請求項３記載のガゼット袋。
請求項５：
側面フィルムが側部に折込まれ、上縁部に開口部が設けられたガゼット袋の製造方法であって、上記ガゼット袋の側縁部、または該側縁部と上縁部に樹脂を射出して補強樹脂層を形成することを特徴とするガゼット袋の製造方法。
請求項６：
樹脂を射出することにより、上記開口部にクロージャー部を成型すると共に、これと一体に上記補強樹脂層を形成することを特徴とする請求項５記載のガゼット袋の製造方法。
【０００５】
即ち、本発明のガゼット袋は、上記補強樹脂層、特に側縁部における補強樹脂層の部分が袋本体の所謂リブとなり、袋の支柱として機能することによって、袋本体の自立性を向上させ、クロージャー部を備える場合にも、内容品がなくなるまで十分な自立性を維持することができる。そして、クロージャー部が上記樹脂層と一体成型されている場合には、クロージャー部の取り付け強度にも優れたものとなる。
【０００６】
なお、上記側縁部の補強樹脂層は、４箇所の側縁部のうち、少なくとも１箇所の側縁部に形成されれば補強機能は発現するが、好ましくは２箇所、より好ましくは４箇所全てに形成されることが有効である。そして、この補強樹脂層は、少なくとも側縁部の一部に形成されていればよく、勿論側縁部の上端から下端にかけて全部に形成されていてもよい。
そして、この補強樹脂層は側縁部であれば、稜線部、ガゼット折込み部内（側面フィルム側）あるいは表面部側または裏面部側のいずれに設けられていても良いが、表面部側および／または裏面部側のみに設けられていると、ガゼット袋を折り畳みやすく、該補強樹脂層の形成も容易で、特に、内容品を収納したときに開拡する側縁部から上縁部方向にまで補強樹脂層が延設されている場合にガゼット袋が開きやすくなるので好ましい。
【０００７】
また、クロージャー部は、本発明のガゼット袋の内容物が特に流体の場合に注ぎ口として用いられるものであるが、該クロージャー部は、ガゼット袋の自立性並びにクロージャー部の取り付け強度を確保する観点から、上記補強層と一体に成型されていることが好ましい。
上記クロージャー部は上記補強樹脂層の成型と同時に一体成型してもよいが、予め成型されたものを補強樹脂層成型時にインモールド成型などで一体化してもよい。この場合、クロージャー部は補強樹脂層と接合されていることが好適である。
【０００８】
本発明のガゼット袋は、常法に従って袋本体を形成した後、袋本体の上縁部や側縁部に補強樹脂層を形成することで製造されることが好ましいが、この際、例えば袋本体を形成したときに、袋本体の上縁部や側縁部が未接合であったり、袋本体が取り敢えず袋形状になっている程度の接合強度で側縁部が接合されている場合、袋本体の上縁部や側縁部を覆って上記補強層を形成することにより接合強度を補強することができ、より確実に袋本体の側縁部を接合することができる。
【０００９】
【発明の実施の形態及び実施例】
以下、本発明の一実施例につき図面を参照して説明すると、図中１は、矩形状の底面部２と、表面部３と、裏面部４と、両側面フィルム５，６とを備えたガゼット袋本体である。なお、両側面フィルム５，６はそれぞれ内方に折込み可能に設けられていると共に、両側面フィルム５，６が内方に折込まれた状態において、底面部２が裏面部４に向けて折り畳み可能に形成された角底形式であってもよい。
【００１０】
上記袋本体１の上縁部７は、上記表裏面部３，４の上端部が重ね合わされた状態に接合、形成され、その中央部に開口部８が設けられていると共に、この開口部８にクロージャー部９が取り付けられている。
１０は、上記袋本体１の上縁部７及び各側縁部の、表面部３側及び裏面部４側のみに形成された補強樹脂層である。この場合、図示の実施例では、各側縁部に形成された補強樹脂層１０は、各側縁部の下端近傍にまで形成されているが、少なくとも各側縁部の上部、好適には少なくとも各側縁部の上端部から稜線方向中央部に至るまで形成することがよく、勿論各側縁部の全長に亘って樹脂層を形成してもよい。
また、図示の例ではこのように補強樹脂層１０を形成する際、同じ樹脂により上記クロージャー部９を開口部８に一体的に接合しているものである。
【００１１】
ここで、袋本体１を構成する各フィルムは、本発明のガゼット袋を製造する際のフィルム同士の接合方法や、樹脂層との接着性、本発明のガゼット袋に充填する内容物の種類等を鑑み適宜選定される。本発明のガゼット袋を製造する際、フィルム同士を熱溶着する場合には、フィルムに熱溶着性を付与することが好ましい。また、袋にした際に外面となる側のフィルム面が補強樹脂層１０を形成する樹脂と良好な接着性を有することが好ましい。
【００１２】
上記フィルムは、単層であっても多層であってもよい。多層フィルムとしては、例えば共押し出しフィルム、ラミネートフィルム等が挙げられる。単層或いは多層フィルムの構成材料としては、例えば、延伸又は未延伸のポリオレフィン、ナイロン、ポリエステルフィルムや、ガスバリア性材料としてＥＶＯＨ、塩化ビニリデン、セラミック蒸着等が好適に用いられる。フィルムは、合成樹脂製のものに限らず、紙や金属箔（アルミ箔等）の単層品やラミネート品でもよいが、単層又は多層プラスチックフィルムや金属蒸着層、金属箔、紙等の異種材料を有するプラスチックラミネートフィルムが好適である。
【００１３】
上記フィルムの厚さとしては、２０〜９００μｍが適用され、自立性からは厚いフィルムが適しているが、柔軟性、軽量性からは薄いフィルムが好ましく、薄いフィルムであっても、補強樹脂層１０を設けることにより、自立性が確保できる。成型性及び取り扱い性から、望ましい厚みとしては、６０〜２００μｍが好適である。
【００１４】
クロージャー部９は、その形状、大きさが特に制限されるものではなく、包装袋の使用目的に応じた任意の形状、大きさとすることができる。ここで、通常、クロージャー部付自立袋は、袋本体１の開口部８に手又は自動挿入機を用いた別作業でクロージャー部材を挿入し、熱溶着して製造されるので、クロージャー部材の厚さが厚いものは、クロージャー部材の両端部を確実に接着させることが難しく、溶着作業に困難を伴うことが多い。しかるに、本発明においては、補強樹脂層１０と一体となるように接合又は補強樹脂層１０と一体に成型することが可能であるので、そのような困難を伴うことはない。
【００１５】
クロージャー部９の材料に特に制限はなく、本発明のガゼット袋に充填する内容物や補強樹脂層１０との接合性、或いはガゼット袋の自立性等を鑑み適宜選定されるが、例えばポリエチレンやポリプロピレン等の汎用樹脂、ナイロンやポリエステル等のエンジニアリング樹脂、各種エラストマーを用いてもよく、これらは１種を単独で、或いは２種以上を共重合やブレンド等の形で併用してもよい。
【００１６】
補強樹脂層１０の材料はクロージャー部９の材料と同一であっても異種であってもよいが、射出成型可能で、かつ袋本体１の縁部に接合可能な材料が好ましく用いられる。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等の汎用樹脂、ナイロンやポリエステル等のエンジニアリング樹脂、及びそのエラストマー等とのブレンド樹脂又は共重合された樹脂等が挙げられる。
【００１７】
補強樹脂層１０は、その幅、厚さが特に制限されるものではないが、例えば側縁部に対応する部分の先端側（底面側）が先細りになっているような形状であれば、幅が均一な部分において、幅１〜２０ｍｍ、特に５〜１０ｍｍ、厚さ１〜１０ｍｍ、特に２〜５ｍｍとなるように形成されていると好適である。全体がほぼ均一の形状を有する場合は、平均幅、平均厚さが上記範囲であると好適である。幅が狭すぎたり、厚さが薄すぎても袋本体１への十分な取り付け強度が得られ難くなる場合があり、幅が広すぎたり、厚さが厚すぎると樹脂の使用量が増加し、廃棄性の観点より好ましくなく、ガゼット袋の開封性が低下し、十分な内容積が得られ難くなる場合がある。
【００１８】
なお、側縁部に形成される補強樹脂層１０に対応する部分の長さを、該側縁部の下側の部分が未被覆部として残るような長さにする場合、補強樹脂層１０の長さは側縁部の全長の６０％以上、特に８０％以上であることが望ましい。この場合、未被覆部分を下部シール部における側面フィルムの折り径と下部シール幅を合わせた長さとすると、自立させたとき、補強樹脂層１０が載置面に到達し、なおかつ底面部２には補強樹脂層１０が存在しないので自立性に優れる。
【００１９】
このガゼット袋本体１は、公知の方法により作製することができる。そして、その上縁部７及び各側縁部に形成される補強樹脂層１０は、予め帯状に成型した樹脂層を接着剤やヒートシールで貼着しても良いが、これら上縁部７、各側縁部に対して樹脂を射出することによって形成することができる。この場合、開口部８にクロージャー部９を設ける際は、この射出成形時に同時に同じ樹脂の射出によってクロージャー部９を開口部８に成型することが好適である。また、あらかじめクロージャー部９を成型しておき、金型内で袋本体１に溶融樹脂を射出することにより補強樹脂層１０を形成する際、クロージャー部９と一体接合することもできる。
【００２０】
【発明の効果】
本発明のガゼット袋は、フレキシブルでありながら、自立性にも優れるので、使用時には、自立性を有する包装袋として機能し、クロージャー部を備えていても内容品がなくなるまで自立性を満足し、使用後には丸めて小容量にして廃棄することも可能であり、更に、クロージャー部の取り付け強度にも優れたものである。また、接合強度を補強することも可能である。従って、本発明のガゼット袋は、使用時には、使い易く、また、包装袋としての強度にも優れ、使用後の廃棄時には、簡単に減容化・減量化ができ、環境保護に適応している。また、本発明のガゼット袋の製造方法によれば、上述したような特性を備え、且つ特に包装袋としての強度により優れるガゼット袋を容易、且つ確実に製造することができる。更に、袋本体を構成する材料や成型クロージャー、樹脂の種類を選定することにより、幅広い内容品に対応が可能な自立性を有するガゼット袋が製造できる。本発明のガゼット袋は、ボトル、ビン、缶の代替容器として使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のガゼット袋の一構成例を説明するガゼット袋の概略斜視図である。
【符号の説明】
１ 袋本体
２ 底面部
３ 表面部
４ 裏面部
５ 左側面フィルム
６ 右側面フィルム
７ 上縁部
８ 開口部
９ クロージャー部
１０ 補強樹脂層[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a gusset bag which is flexible, has excellent self-sustainability, and has excellent attachment strength of a closure portion, and a method for manufacturing the gusset bag.
[0002]
Problems to be solved by the prior art and the invention
2. Description of the Related Art Conventionally, as a packaging container (bag) for storing a liquid or the like, a gusset bag made of a soft packaging material mainly composed of a plastic film has been known.
However, the conventional gusset bag has a problem in that, as the amount of the filled contents decreases, the upper part is bent, so that the self-sustainability is impaired and the function as the self-standing bag is lost. In particular, some gusset bags for liquids have a closure for pouring out the contents, and in such a case, the upper part becomes heavy and lacks independence. Was. In addition, a conventional gusset bag with a closure portion is formed by joining a predetermined portion of a peripheral portion by heat welding to form a bag body, and separately molding a closure portion between the sheets forming the bag body. The closure portion was attached by manually inserting the portion and thermally welding it to the inner surface of the sheet. Such manual work not only affects mass productivity, but also causes insufficient heat welding between the closure portion and the sheet, which may result in insufficient mounting strength.
On the other hand, the molded container naturally has sufficient autonomy, but could not be folded down or reduced in size at the time of disposal.
[0003]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and when used, retains the function as a self-standing bag until there is no more content, and when discarded, it can be folded down to reduce the capacity, as well as the mounting strength of the closure part. It is an object of the present invention to provide a gusset bag which is excellent also and a method for producing the same.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present invention provides the following gusset bag and a method for manufacturing the gusset bag to achieve the above object.
Claim 1:
A gusset bag in which a side film is folded into a side portion and an opening is provided in an upper edge portion, wherein the gusset bag has a reinforcing resin layer at least on a side edge portion.
Claim 2:
The gusset bag according to claim 1, wherein the reinforcing resin layer is further provided on an upper edge portion.
Claim 3:
The gusset bag according to claim 2, wherein a closure portion is provided at the opening portion, the gusset bag being joined to the reinforcing resin layer.
Claim 4:
The gusset bag according to claim 3, wherein the reinforcing resin layer and the closure portion are integrally formed.
Claim 5:
A method of manufacturing a gusset bag in which a side film is folded into a side portion and an opening is provided in an upper edge portion, wherein a resin is injected into the side edge portion of the gusset bag, or the side edge portion and the upper edge portion. Forming a reinforcing resin layer by heating.
Claim 6:
6. The method for manufacturing a gusset bag according to claim 5, wherein the closure is formed in the opening by injecting a resin, and the reinforcing resin layer is formed integrally with the opening.
[0005]
That is, the gusset bag of the present invention improves the independence of the bag main body by functioning as a so-called rib of the bag main body, in which the reinforcing resin layer, particularly the portion of the reinforcing resin layer at the side edges, functions as a support of the bag. Even with the closure, sufficient independence can be maintained until the contents are exhausted. When the closure is integrally formed with the resin layer, the attachment strength of the closure is excellent.
[0006]
It should be noted that the reinforcing resin layer at the side edge portion exhibits a reinforcing function if formed at at least one of the four side edge portions, but preferably has two, more preferably four. It is effective to form them all. The reinforcing resin layer may be formed on at least a part of the side edge, and may be formed entirely on the side edge from the upper end to the lower end.
If the reinforcing resin layer is a side edge portion, the reinforcing resin layer may be provided on any of a ridge line portion, a gusset folded portion (side film side), a front surface side or a back surface side. If it is provided only on the back side, it is easy to fold the gusset bag and it is easy to form the reinforcing resin layer, especially from the side edge that expands when the contents are stored to the upper edge direction It is preferable that the gusset bag is easily opened when the resin layer is extended.
[0007]
In addition, the closure portion is used as a spout when the contents of the gusset bag of the present invention are particularly fluid, and the closure portion ensures the independence of the gusset bag and the mounting strength of the closure portion. Therefore, it is preferable that the reinforcing layer is formed integrally with the reinforcing layer.
The closure part may be integrally molded at the same time as the molding of the reinforcing resin layer, or a pre-molded part may be integrated by in-mold molding or the like at the time of molding the reinforcing resin layer. In this case, it is preferable that the closure portion is joined to the reinforcing resin layer.
[0008]
The gusset bag of the present invention is preferably manufactured by forming a bag body according to a conventional method, and then forming a reinforcing resin layer on an upper edge portion or a side edge portion of the bag body. When the upper edge and the side edge of the bag body are not joined when the bag body is formed, or when the side edges are joined with a joining strength such that the bag body is temporarily formed into the bag shape, By forming the reinforcing layer so as to cover the upper edge portion and the side edge portion, the bonding strength can be reinforced, and the side edge portion of the bag body can be more reliably bonded.
[0009]
Embodiments and Examples of the Invention
An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. In the figure, reference numeral 1 denotes a rectangular bottom surface portion 2, a front surface portion 3, a back surface portion 4, and both side films 5, 6. The gusset bag body. In addition, the both-side films 5 and 6 are provided so as to be able to be folded inward, respectively, and in a state where the both-side films 5 and 6 are folded inward, the bottom part 2 can be folded toward the back part 4. May be formed in the form of a square bottom.
[0010]
The upper edge 7 of the bag body 1 is joined and formed in a state where the upper ends of the front and back portions 3 and 4 are overlapped, and an opening 8 is provided in the center thereof. A closure 9 is attached.
Reference numeral 10 denotes a reinforcing resin layer formed only on the front surface 3 and the back surface 4 of the upper edge 7 and the side edges of the bag body 1. In this case, in the illustrated embodiment, the reinforcing resin layer 10 formed on each side edge is formed near the lower end of each side edge, but at least the upper part of each side edge, preferably at least It is preferable to form the resin layer from the upper end portion of each side edge portion to the center portion in the ridge line direction. Of course, the resin layer may be formed over the entire length of each side edge portion.
In the illustrated example, when forming the reinforcing resin layer 10 in this manner, the closure portion 9 is integrally joined to the opening 8 by the same resin.
[0011]
Here, each film constituting the bag body 1 is formed by a method of bonding the films when manufacturing the gusset bag of the present invention, an adhesive property with the resin layer, a kind of contents to be filled in the gusset bag of the present invention, or the like. Is appropriately selected in view of the above. In producing the gusset bag of the present invention, when heat-welding the films, it is preferable to impart heat-welding properties to the film. Further, it is preferable that the film surface on the outer surface side when formed into a bag has good adhesiveness to the resin forming the reinforcing resin layer 10.
[0012]
The film may be a single layer or a multilayer. Examples of the multilayer film include a co-extruded film and a laminated film. As the constituent material of the single-layer or multi-layer film, for example, a stretched or unstretched polyolefin, nylon, or polyester film, or as a gas barrier material, EVOH, vinylidene chloride, ceramic vapor deposition, or the like is suitably used. The film is not limited to those made of synthetic resin, and may be a single-layer product or a laminate product of paper or metal foil (aluminum foil, etc.), but may be a single-layer or multilayer plastic film, a metal-deposited layer, a metal foil, paper, etc. A plastic laminated film having a material is preferred.
[0013]
As the thickness of the film, a thickness of 20 to 900 μm is applied, and a thick film is suitable from the standpoint of independence, but a thin film is preferable from the viewpoint of flexibility and lightness. The independence can be secured by providing. From the viewpoint of moldability and handleability, a desirable thickness is preferably from 60 to 200 μm.
[0014]
The shape and size of the closure portion 9 are not particularly limited, and may be any shape and size according to the intended use of the packaging bag. Here, usually, the self-supporting bag with the closure portion is manufactured by inserting the closure member into the opening 8 of the bag body 1 by hand or another operation using an automatic insertion machine and heat-welding the same. If the closure is thick, it is difficult to securely bond both ends of the closure member, and the welding operation often involves difficulty. However, in the present invention, it is possible to join or mold integrally with the reinforcing resin layer 10 so as to be integrated with the reinforcing resin layer 10, so that such difficulty does not occur.
[0015]
The material of the closure portion 9 is not particularly limited, and is appropriately selected in consideration of the contents to be filled in the gusset bag of the present invention, the bonding property with the reinforcing resin layer 10, or the self-sufficiency of the gusset bag. And the like, general-purpose resins such as nylon, polyester and the like, and various elastomers may be used. These may be used alone or in combination of two or more in the form of copolymerization or blending.
[0016]
The material of the reinforcing resin layer 10 may be the same as or different from the material of the closure portion 9, but a material that can be injection-molded and can be joined to the edge of the bag body 1 is preferably used. For example, general-purpose resins such as polyethylene and polypropylene, engineering resins such as nylon and polyester, and blended resins or copolymerized resins thereof with elastomers and the like can be mentioned.
[0017]
The width and thickness of the reinforcing resin layer 10 are not particularly limited. However, the width and the thickness of the reinforcing resin layer 10 are not limited as long as the tip side (bottom side) of the portion corresponding to the side edge is tapered. Is preferably formed to have a width of 1 to 20 mm, particularly 5 to 10 mm, and a thickness of 1 to 10 mm, particularly 2 to 5 mm in a uniform portion. When the whole has a substantially uniform shape, it is preferable that the average width and the average thickness are within the above ranges. If the width is too narrow or the thickness is too thin, it may be difficult to obtain a sufficient attachment strength to the bag body 1, and if the width is too wide or the thickness is too thick, the amount of resin used increases. However, it is not preferable from the viewpoint of disposability, and the opening property of the gusset bag is reduced, and it may be difficult to obtain a sufficient internal volume.
[0018]
When the length of the portion corresponding to the reinforcing resin layer 10 formed on the side edge is set to such a length that the lower portion of the side edge remains as an uncoated portion, the length of the reinforcing resin layer 10 It is desirable that the length is 60% or more, particularly 80% or more of the entire length of the side edge. In this case, assuming that the uncovered portion has a length obtained by combining the folding diameter of the side film in the lower seal portion and the lower seal width, the reinforcing resin layer 10 reaches the mounting surface when it is self-standing, and the bottom portion 2 has Since the reinforcing resin layer 10 does not exist, the self-sustainability is excellent.
[0019]
The gusset bag body 1 can be manufactured by a known method. The reinforcing resin layer 10 formed on the upper edge portion 7 and each side edge portion may be formed by pasting a resin layer molded in a belt shape in advance with an adhesive or a heat seal. It can be formed by injecting resin to each side edge. In this case, when the closure portion 9 is provided in the opening portion 8, it is preferable to mold the closure portion 9 into the opening portion 8 by simultaneously injecting the same resin during the injection molding. Alternatively, the closure portion 9 may be molded in advance and then integrally formed with the closure portion 9 when the reinforcing resin layer 10 is formed by injecting a molten resin into the bag body 1 in a mold.
[0020]
【The invention's effect】
The gusset bag of the present invention is flexible and also excellent in self-sustainability, so when used, it functions as a packaging bag having self-sustainability, and satisfies self-sufficiency until there is no content even if it has a closure part, After use, it can be rolled up and discarded in a small capacity, and the attachment strength of the closure portion is excellent. It is also possible to reinforce the bonding strength. Therefore, the gusset bag of the present invention is easy to use at the time of use, and also has excellent strength as a packaging bag, and at the time of disposal after use, can be easily reduced in volume and weight, and is adapted to environmental protection. . Further, according to the method for manufacturing a gusset bag of the present invention, it is possible to easily and reliably manufacture a gusset bag having the above-described characteristics and having particularly excellent strength as a packaging bag. Furthermore, by selecting the material constituting the bag body, the type of molded closure, and the type of resin, a self-supporting gusset bag capable of handling a wide range of contents can be manufactured. The gusset bag of the present invention can be used as an alternative container for bottles, bottles, and cans.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic perspective view of a gusset bag illustrating an example of the configuration of the gusset bag of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Bag main body 2 Bottom part 3 Front part 4 Back part 5 Left side film 6 Right side film 7 Top edge 8 Opening 9 Closure part 10 Reinforcement resin layer
