JP3622733B2

JP3622733B2 - Address setting device, program

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Publication number: JP3622733B2
Application number: JP2002062289A
Authority: JP
Inventors: 清孝大原
Original assignee: Brother Industries Ltd
Current assignee: Brother Industries Ltd
Priority date: 2002-03-07
Filing date: 2002-03-07
Publication date: 2005-02-23
Anticipated expiration: 2022-03-07
Also published as: CN1976360A; CN1976360B; JP2003264556A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
ネットワークに接続された機器のアドレスを設定するためのアドレス設定装置等に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、機器が通信に利用する自己のアドレスを設定する方法として、予め決定されたアドレスをスタティックに設定する方法や、例えばＴＣＰ／ＩＰにおけるＤＨＣＰサーバのようにアドレスを付与するサーバを設け、そのサーバから付与されたアドレスを自己のアドレスとして設定する方法が知られている。
【０００３】
例えば、ネットワークに接続可能なプリンタでは、工場出荷時の設定として、電源投入時にまずＤＨＣＰサーバからのＩＰアドレス等の取得を試み、ＤＨＣＰサーバからの取得に失敗した場合に、デフォルトアドレスを利用するように構成したものがある。このデフォルトアドレスは、例えば、図４に示すようにＩＰアドレスが１９２．０．０．１９２、サブネットマスクが０．０．０．０、ゲートウェイアドレスが０．０．０．０といったものを用いている。
【０００４】
一方、このデフォルトアドレスに対して通信し、デフォルトアドレスをユーザが入力した内容に変更するなど、機器に対して種々の設定を行うためのＰＣ上で動作する専用の管理ツールがある。ネットワークに接続されたＰＣ上でこの管理ツールを実行することにより、そのネットワークに接続されたプリンタのアドレス等を変更することができる。この管理ツールによるアドレス変更の処理について、図４を参照して説明する。
【０００５】
図４に示すように、まずＰＣは、ネットワークに対してＳＮＭＰブロードキャストでＭＡＣアドレスとｓｙｓＯｂｊｅｃｔＩＤを要求する。ネットワークに接続された種々の機器はこのブロードキャストによる要求に応じて自機器のＭＡＣアドレスとｓｙｓＯｂｊｅｃｔＩＤを返信する。この返信には、各機器のＩＰアドレスが含まれることとなる。
【０００６】
これらの返信を受信したＰＣは、ｓｙｓＯｂｊｅｃｔＩＤに含まれるプリンタのベンダーコードが、その管理ツールの管理対象とするものであり、かつ、これらの返信の中で送信元のＩＰアドレスがプリンタのデフォルト設定のもの（すなわち１９２．０．０．１９２のもの）について、そのＭＡＣアドレスを未設定デバイスとして、図４中段に示すようにダイアログに表示する。図４は２つのプリンタについて、アドレスが未設定であることを表示している。
【０００７】
そしてこれらのＭＡＣアドレスの中からＩＰアドレスの設定対象のＭＡＣアドレスをＰＣのマウス等で選択すると、ＩＰアドレス，サブネットマスク，ゲートウェイアドレスの設定画面が表示され、ユーザはこれらの値をキーボード等から入力することができる。例えば、ユーザは、管理ツールを実行するＰＣの属するネットワークのネットワークアドレスが１９２．１６８．１２３．０、サブネットマスクが２５５．２５５．２５５．０、ゲートウェイ無し（０．０．０．０）の場合に、現在このネットワーク上で他の機器に設定されていないアドレスである１９２．１６８．１２３．１００、サブネットマスク２５５．２５５．２５５．０、ゲートウェイアドレス０．０．０．０をプリンタに設定すべきアドレスとして入力する。これらの値が入力されると、ＰＣは、入力されたＩＰアドレス，サブネットマスク，ゲートウェイアドレスをネットワークに対してＳＮＭＰブロードキャストし、機器に対してアドレスの設定要求をする。このとき、マウス等で選択された設定対象のＭＡＣアドレスを、「ＭＡＣアドレス確認」としてブロードキャストする。
【０００８】
ネットワークに接続された機器のうち、ＭＡＣアドレス確認が自機器のＭＡＣアドレスと一致した機器は、設定要求されたＩＰアドレス，サブネットマスク，ゲートウェイアドレスを自己のものとして設定する。このようにして、ユーザによって選択されたＭＡＣアドレスのプリンタに対してユーザが入力したアドレスを設定することができる。例えば上記の例では、プリンタのアドレスは、ネットワークアドレスが１９２．１６８．１２３．０、サブネットマスクが２５５．２５５．２５５．０、ＩＰアドレスが１９２．１６８．１２３．１００にスタティックに設定される。そして管理ツールは、このように設定されたプリンタのアドレスを用いてプリンタと通信を行い、プリンタの状態等を表示したり、プリンタのアドレス等を含む各種の設定を変更したりすることができる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のように図４のダイアログには、ＩＰアドレスがデフォルトアドレスの１９２．０．０．１９２である機器のＭＡＣアドレスを表示している。ここで例えば、このダイヤログに表示されたプリンタに、ユーザが誤ったネットワークアドレス等を設定してしまうと、そのプリンタの設定をＰＣからでは変更できなくなるという問題がある。例えば、上述した例のネットワークにおいて、プリンタのアドレスを誤って１９２．１８６．１２３．１００と入力してしまうと、管理ツールはプリンタと通信を行うことができず、以後管理ツールからプリンタのアドレス等を変更することはできなくなる。
【００１０】
また、ＡＰＩＰＡ（ＡｕｔｏｍａｔｉｃＰｒｉｖａｔｅＩＰＡｄｒｅｓｓｉｎｇ）のように、自己のアドレスを自動的に自ら決定する（自己決定する）機能を、上述したプリンタに新たに組み込んだ場合、この機能によって機器がアドレスを自己決定するため、デフォルトアドレスでないアドレスが設定されてしまう。そのため、管理ツールから機器のアドレスを設定しなおすことができない。
【００１１】
このＡＰＩＰＡはＡｕｔｏＩＰとも呼ばれ、近年、ＰＣにおけるＯＳの機能などとして標準的に実装されつつあるアドレス設定方法である。ＡＰＩＰＡは、電子機器が自己のアドレスを設定する際に、リンクローカルアドレスと呼ばれるＩＰアドレスの範囲（１６９．２５４．０．０〜１６９．２５４．２５５．２５５）のうち、１６９．２５４．１．０〜１６９．２５４．２５４．２５５の間のひとつのＩＰアドレスをランダムに自己のＩＰアドレスの候補として選び出し、他の電子機器がその候補のＩＰアドレスをすでに使用していないことをＡＲＰで確認後、その候補のＩＰアドレスを自己のＩＰアドレスとして決定するものである。
【００１２】
このＡＰＩＰＡ処理の具体例を図５を参照して説明する。ＡＰＩＰＡ処理では、まず、図５に示すようにランダムに自己のＩＰアドレスの候補を選び出す。図５の例では１６９．２５４．１２３．９８を選び出している。そして、ＡＲＰによって１６９．２５４．１２３．９８をＩＰアドレスとする電子機器が存在するか否かを確認する。図５に示すようにＡＲＰに対するリプライがアドレス１６９．２５４．１２３．９８からあった場合には、その候補のＩＰアドレス１６９．２５４．１２３．９８はすでに利用されているＩＰアドレスであるため、もう一度ランダムに候補のＩＰアドレスを選び出す。図５の例では１６９．２５４．７８．２２を選び出している。ここで再びＡＲＰによって、この候補のＩＰアドレスがすでに利用されていないかを確認する。今度は、リプライがないのでそのＩＰの機器が存在しないと判断できる。ここで、もう一度念のためにＡＲＰで確認して、リプライがない場合には、その候補のＩＰアドレス（図５では１６９．２５４．７８．２２）を自己のＩＰアドレスとして設定する。
【００１３】
このように機器が自らアドレスを設定してしまうため、管理ツールからは未設定デバイスとみなされなくなり、管理ツールからではＩＰアドレス等の設定を行うことができなくなってしまう。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決し、通信に用いるアドレスを適切に設定することができるアドレス設定装置等を提供することを目的とする。
【００１４】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上述した問題点を解決するためになされた請求項１に記載のアドレス設定装置は、取得手段を介して、ネットワークに接続された機器の現在のアドレスを取得し、判断手段を介して、取得したアドレスがアドレス設定装置の属するネットワークのものでなく、かつ、機器のデフォルトアドレス（初期設定アドレス）でないと判断された場合に、そのアドレスの機器を特定する情報を報知手段によって報知する。
【００１５】
ここで「取得したアドレスがアドレス設定装置の属するネットワークのアドレス」とは、例えば取得したアドレスとアドレス設定装置のアドレスのネットワークアドレスが同一のものを含む。例えば、アドレス設定装置のネットワークアドレスが１９２．１６８．１２３．０でアドレス設定装置のＩＰアドレスが１９２．１６８．１２３．２０の場合に、取得した機器のアドレスが１９２．１８６．１２３．１００のような場合、取得したアドレスがそのアドレス設定装置の属するネットワークのアドレスでなく、取得したアドレスが機器のデフォルトアドレス（例えば１９２．０．０．１９２）でないこととなるので、このアドレスの機器を特定する情報が報知されることとなる。
【００１６】
したがって、例えば、ユーザが誤ってアドレス設定装置のネットワークアドレスと違うアドレスに変更してしまった場合であっても、その誤ったアドレスが設定された機器がどの機器なのかを容易に知ることができる。
また請求項１に記載のアドレス設定装置は、報知した機器に対して設定すべきアドレスが入力手段を介してユーザから入力された場合には、入力されたアドレスをその機器に対して設定させるための指令を送信手段を介してネットワークへ送信する。したがって、そのような誤ったアドレスが設定されている機器に対してアドレスを設定しなおすことが容易にできる。
【００１７】
このように請求項１に記載のアドレス設定装置によれば、通信に用いるアドレスを適切に設定することができる。
また、請求項２に記載のアドレス設定装置は、取得手段を介して、ネットワークに接続された機器の現在のアドレスをネットワークを介して取得し、判断手段を介して、取得したアドレスが、その機器が自己のアドレスを自ら決定するために用いるアドレスであると判断された場合には、そのアドレスの機器を特定する情報を報知手段によって報知する。したがって、機器がアドレスを自ら決定している場合には、その機器を特定する情報が報知される。
【００１８】
そして、このように報知した機器に対して設定すべきアドレスが入力手段を介してユーザから入力された場合には、入力されたアドレスをその機器に対して設定させるための指令を、送信手段を介してネットワークへ送信する。したがって、機器がアドレスを自ら決定している場合に、ユーザが入力したアドレスに機器のアドレスを再設定させることができる。よって、通信に用いるアドレスを適切に設定することができる。
【００１９】
このように機器が自己のアドレスを自ら決定するために用いるアドレスは、請求項３に示すように、ＡＰＩＰＡによって自ら設定可能な範囲のＩＰアドレスとすることができる。このようにすれば、ＡＰＩＰＡによって機器が自ら設定したアドレスを、アドレス設定装置から変更することができる。
【００２０】
そして、さらに請求項４または請求項５に示すように、判断手段によって、取得したアドレスが機器のデフォルトアドレスであると判断された場合にも、そのアドレスを特定する情報を報知手段による報知の対象とするとよい。例えば請求項１の構成を備える請求項４に記載のアドレス設定装置によれば、アドレス設定装置の属するネットワークのアドレスでない機器と、デフォルトアドレスの機器を特定する情報が報知され、ユーザが入力したアドレスに設定しなおすことができる。また、例えば請求項２の構成を備える請求項５に記載のアドレス設定装置によれば、自己のアドレスを自ら決定するために用いるアドレスを持つ機器と、デフォルトアドレスの機器を特定する情報が報知され、ユーザが入力したアドレスに設定しなおすことができる。また、請求項３の構成を備える請求項５に記載のアドレス設定装置によれば、ＡＰＩＰＡによって自己のアドレスを設定している機器と、デフォルトアドレスの機器の双方に対して、アドレス設定装置からアドレスを設定することができる。
【００２１】
なお、報知する機器を特定する情報は、請求項６に示すように、取得手段によってアドレスを取得する際に取得するとネットワークのトラフィックを増大させないのでよい。この機器を特定する情報は、例えば、取得したアドレス（例えばＩＰアドレス）や機器のベンダーコードや機種コード等とすることができる。また、請求項７に示すようにＭＡＣアドレスや、その機器を特定する情報の報知を行う要因を示す情報など、種々の情報とすることができる。請求項７のように、ＭＡＣアドレスを報知することによって、ユーザは、機器を容易に特定することができる。また、請求項７に示す機器を特定する情報の報知を行う要因を示す情報は、請求項８に示すように、取得したアドレスがこのアドレス設定装置の属するネットワークのものでないのか、取得したアドレスが機器のデフォルトアドレスのものなのか、機器が自己のアドレスを自ら決定するために用いるアドレスのものなのかを示す情報とするとよい。例えば、取得したアドレスが、ＡＰＩＰＡのアドレス範囲であれば、その機器がＡＰＩＰＡのアドレスである旨を報知する。このように、要因を報知することにより、ユーザは、機器がどのようなアドレス設定になっているのか容易に知ることができ、例えば、設定を変更すべき機器なのか否かを容易に判断することができる。
【００２２】
なお、このような報知の対象となるアドレスが、複数ある場合には、請求項９に示すように、機器を特定する情報を一覧形式で表示し、表示された機器を特定する情報の中から、アドレスの入力対象の機器を選択できるような選択手段を設けるとよい。このようにすれば、ユーザは機器のアドレスを容易に設定できる。
【００２３】
ところで、アドレスの取得やアドレスを設定させるための指令の送信には、種々のプロトコルを利用可能である。例えば、請求項１０に示すようにＳＮＭＰブロードキャストによって、アドレスの取得やアドレスを設定させるための指令の送信を行うとよい。
【００２４】
また、アドレスを設定させるための指令としては、ネットワークがＩＰ環境の場合には、請求項１１のようにＩＰアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスを含むとよい。そして、さらに請求項１２のように、アドレスを設定させるための指令として、報知対象の機器のＭＡＣアドレスを含むとよい。このようにすれば、例えば、機器はアドレス設定装置から送信されたＭＡＣアドレスと自己のＭＡＣアドレスを比較して、両者が一致する場合に、送信されたＩＰアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスを自己のアドレスとするようにすることができる。
【００２５】
なお、請求項１３に示すように、請求項１〜１２のいずれかに記載のアドレス設定装置としての機能をコンピュータにて実現する場合、例えば、コンピュータで実行するプログラムとして備えることができる。このようなプログラムの場合、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、ハードディスク、ＲＯＭ、ＲＡＭ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータにロードして実行したり、ネットワークを介してロードして実行することにより、各手段としての機能を実現できる。
【００２６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうることは言うまでもない。
【００２７】
図１は、プリンタ１０ａ〜１０ｃ（以下これらをプリンタ１０とも称する）と、本発明が適用されたアドレス設定装置としてのパソコン（ＰＣ）３とからなる通信システム１の構成を表すブロック図である。
図１に示すように、通信システム１に接続されたプリンタ１０及びパソコン３には、ＬＡＮインターフェース（Ｉ／Ｆ）４，１１が備えられており、夫々は、ＬＡＮケーブル５に接続され、一つのローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）を構築している。
【００２８】
そして、このＬＡＮ内のプリンタ１０は、印刷部と、ユーザインターフェース（Ｉ／Ｆ）と、通信制御部と、上記ＬＡＮＩ／Ｆ１１と、ＵＳＢインターフェース（Ｉ／Ｆ）と、制御部とを備えており、ＬＡＮを介してパソコン３等の外部装置から送信されてきた印刷データを紙に印刷する機能を備えている。この印刷部は、給紙、排紙機構を備え、ＬＡＮＩ／Ｆ１１を介してパソコン３等から送信されてきた印刷データに基づき紙面に印刷するためのものである。ユーザＩ／Ｆは、液晶ディスプレイ等からなる表示部と、キースイッチなどからなる操作部を備えており、例えば、利用者の外部操作に対応する指令を、操作部より制御部へ入力したり、制御部から送信されてきたメッセージ等を表示部に表示する。尚、表示部に表示される情報としては、例えば、当該プリンタ１０の動作状態やＬＡＮＩ／Ｆ１１のアドレス等の設定状態を表す文字情報等が挙げられる。
【００２９】
またＬＡＮＩ／Ｆ１１は、当該プリンタ１０をＬＡＮに接続するためのものであり、ＬＡＮを介して外部のパソコン３等と双方向通信を行うことができるようにされている。例えば、ＬＡＮＩ／Ｆ１１は、ＴＣＰ／ＩＰやＩＰＸ／ＳＰＸ等の通信方式にて、外部装置（パソコン３等）から印刷データ等を取得し、これを制御部に入力したり、制御部からの指令に基づき、当該プリンタ１０の動作状態などを外部装置（パソコン３等）に通知する。
【００３０】
また、このＬＡＮＩ／Ｆ１１は、周知の簡易ネットワーク管理プロトコル（ＳＮＭＰ）に基づき、外部装置（パソコン３）と通信可能に構成されており、後述するように、当該ＬＡＮＩ／Ｆ１１は、外部のアドレス設定装置（本実施例ではパソコン３）との間でＳＮＭＰにて通信を行うことにより、アドレス設定装置（パソコン３）からの指令に基づいて制御部内に記憶されているアドレスデータを操作する。
【００３１】
プリンタ１０ａ及びプリンタ１０ｂのアドレスは、機器出荷時にはデフォルトアドレスとして、ＩＰアドレスが１９２．０．０．１９２、サブネットマスクが０．０．０．０、ゲートウェイアドレスが０．０．０．０に設定されている。またプリンタ１０ｃはＡＰＩＰＡによって電源投入後に自動的に１６９．２５４．１．０〜１６９．２５４．２５４．２５５の範囲のアドレス中の１つのアドレスを自己のアドレスとして決定して設定する。またプリンタ１０ａのＭＡＣアドレスは、００：８０：７７：１２：３４：５６であり、プリンタ１０ｂのＭＡＣアドレスは００：８０：７７：３４：５Ｅ：ＦＤであり、プリンタ１０ｃのＭＡＣアドレスは００：８０：７７：Ｅ２：Ａ５：３３である。
【００３２】
一方、パソコン３のアドレスは、１９２．１６８．１２３．２０、サブネットマスクが２５５．２５５．２５５．０、ゲートウェイ無し（０．０．０．０）に設定されている。そしてパソコン３には、プリンタ１０に対してＬＡＮを介して印刷データを送信するためのプログラムであるプリンタドライバと、プリンタ３の設定をＬＡＮを介して行うためのプログラムである管理ツールがハードディスクドライブ（ＨＤＤ）１５にインストールされている。この管理ツールはＣＤ−ＲＯＭ，ＤＶＤ等の記録媒体に記録して配布したり、ネットワークを介して配布されている。そして、ユーザはこの管理ツールをパソコン３のＨＤＤ１５にインストールし、パソコン３にインストールされた管理ツールのプログラムをＣＰＵ６が実行することで、パソコン３が本発明のアドレス設定装置としての機能を実現する。尚、パソコン３は、不揮発性の記憶媒体であるＲＯＭ７や、読み書き自在の記憶媒体であるＲＡＭ８、ＨＤＤ１５等、周知の構成を備えたものである。また、表示部９はＬＣＤなどから構成されており、後述するプリンタ１０のＭＡＣアドレスを表示したり、アドレス設定画面を表示する構成となっている。更に、操作部１２は、キーボード１３やマウス１４などから構成されており、表示部９に表示された複数のプリンタ１０のＭＡＣアドレス群から所望のＭＡＣアドレスを選択したり、表示部９に表示されたアドレスの設定画面に対して、所望のＭＡＣアドレスやＩＰアドレスなどを入力する構成となっている。
【００３３】
以下、このアドレス設定装置としての機能を実現するためにパソコン３で実行される管理ツールによるアドレス設定処理について、図２に示すフローチャート図を参照しながら説明する。
このアドレス設定処理は、操作部１２を介するユーザの指示が確認された場合に実行され、まず、ＲＡＭ８に記憶された表示機器カウンタの値を０にしてから（Ｓ１）、ＬＡＮに対してＭＡＣアドレスとｓｙｓＯｂｊｅｃｔＩＤを要求する旨のＳＮＭＰブロードキャストを行う（Ｓ２）。
【００３４】
そして、Ｓ２にて行ったＳＮＭＰブロードキャストに対して、ＬＡＮに接続された機器からの返信が有るか否かを判断し（Ｓ３）、返信が確認された場合は（Ｓ３：ＹＥＳ）、その返信されたｓｙｓＯｂｊｅｃｔＩＤが所望のものであるか否かを判断する（Ｓ４）。即ち、ｓｙｓＯｂｊｅｃｔＩＤに含まれるベンダーコードに基づいて、当該管理ツールが管理対象とする機器であるか否かを判断する。ここで、返信されたｓｙｓＯｂｊｅｃｔＩＤが所望のものではない場合は（Ｓ４：ＮＯ）、管理対象外の機器であるとして、他の機器からの返信を確認するためにＳ３の処理に戻る。
【００３５】
一方、Ｓ４の処理において、返信されたｓｙｓＯｂｊｅｃｔＩＤが所望のものであると判断された場合は（Ｓ４：ＹＥＳ）、返信してきた機器のＩＰアドレスが、機器のデフォルトアドレスであるのか（Ｓ５）、パソコン３と同一のネットワークアドレス、つまり、パソコン３の属するネットワークのネットワークアドレスであるか（Ｓ６）、あるいは、ＡＰＩＰＡにて設定される範囲のアドレスであるか（Ｓ７）についての判断が実行される。そして、機器のＩＰアドレスが、機器のデフォルトアドレスである（Ｓ５：ＹＥＳ）、パソコン３の属するネットワークのネットワークアドレスではない（Ｓ６：ＮＯ）、ＡＰＩＰＡにて設定される範囲のアドレスである（Ｓ７：ＹＥＳ）のいずれかに該当する場合は、その機器をアドレス未設定の機器として、ＲＡＭ８に記憶するとともに、表示機器カウンタをインクリメントさせる（Ｓ８）。尚、機器のＩＰアドレスが、機器のデフォルトアドレスではない（Ｓ５：ＮＯ）、パソコン３の属するネットワークのネットワークアドレスである（Ｓ６：ＹＥＳ）、ＡＰＩＰＡにて設定される範囲のアドレスでない（Ｓ７：ＮＯ）に全て該当する場合は、アドレス未設定の機器として表示する必要がないことから、他の機器からの返信を確認するためにＳ３の処理に戻る。
【００３６】
ところで、Ｓ３にて機器からの返信が確認されない場合は（Ｓ３：ＮＯ）、所定時間返信が無いのか判断し（Ｓ９）、所定時間経過してない場合は（Ｓ９：ＮＯ）、再びＳ３に戻るものの、所定時間返信が確認されない場合は（Ｓ９：ＹＥＳ）、表示機器カウンタが０であるか否かを判断する（Ｓ１０）。そして、表示機器カウンタが０である場合は（Ｓ１０：ＹＥＳ）、アドレス未設定の機器が存在しないことから、当該アドレス設定処理を終了する一方、表示機器カウンタが０でない場合は（Ｓ１０：ＮＯ）、Ｓ８にてＲＡＭ８に記憶された機器のＭＡＣアドレスを表示部９に表示する（後述する図３の中段参照）（Ｓ１１）。
【００３７】
その後、Ｓ１１にて表示部９に表示した機器のＭＡＣアドレスに対して、操作部１２を介するユーザの操作結果を確認し（Ｓ１２）、キャンセル指令であった場合は（Ｓ１２：キャンセル指令）、当該アドレス設定処理を終了する一方、アドレス設定を行う機器がユーザによって選択された場合は（Ｓ１２：機器選択指令）、その選択された機器に対するアドレス設定の画面（図示無し）を表示部９に表示する（Ｓ１３）。
【００３８】
そして、表示部９に表示されたアドレス設定画面を参照しながら、ユーザによって操作部１２のキーボード１３を介して入力されたＩＰアドレスやサブネットマスク、ゲートウェイアドレスを、その選択した機器に設定する旨の指示が確認された場合は（Ｓ１４：アドレス設定指令）、その入力されたＩＰアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスをＬＡＮに対してＳＮＭＰブロードキャストし（Ｓ１５）、プリンタ１０に対してアドレスの設定要求を行い、当該アドレス設定処理を終了する。尚、ユーザによってアドレスの設定がキャンセルされた場合は（Ｓ１４：キャンセル指令）、当該アドレス設定処理を終了する。
【００３９】
ここで、上述したアドレス設定処理についての具体的な動作例を説明すると、図３に示すように、まずパソコン３は、ＬＡＮに対してＳＮＭＰブロードキャストでＭＡＣアドレスとｓｙｓＯｂｊｅｃｔＩＤを要求する。
ＬＡＮに接続されたプリンタ１０を含む種々の機器は、このＳＮＭＰブロードキャストによる要求に応じて、自己のＭＡＣアドレスとｓｙｓＯｂｊｅｃｔＩＤを返信する。この返信には、各機器のＩＰアドレスが含まれる。
【００４０】
これらの返信されたＭＡＣアドレスとｓｙｓＯｂｊｅｃｔＩＤを受信したパソコン３は、ｓｙｓＯｂｊｅｃｔＩＤに含まれるベンダーコードが、この管理ツールの管理対象とするプリンタ１０のものであり、かつ、これらの返信されたＩＰアドレスの中で送信元のＩＰアドレスがプリンタ１０ａ，ｂのデフォルトアドレス（すなわち１９２．０．０．１９２）のものと、ｓｙｓＯｂｊｅｃｔＩＤに含まれるベンダーコードが、この管理ツールの管理対象とするプリンタ１０のものであり、かつ、これらの返信されたＩＰアドレスの中で送信元のＩＰアドレスがＡＰＩＰＡで設定される範囲のアドレスである１６９．２５４．１．０〜１６９．２５４．２５４．２５５の範囲のものについて、そのＭＡＣアドレスを未設定デバイスとして、図３中段に示すようにダイアログに表示する。このときＭＡＣアドレスの表示とともに、その表示要因もあわせて表示する。すなわち、返信されたＩＰアドレスが、ＡＰＩＰＡの範囲のアドレスの場合には、ＭＡＣアドレスに続けて（ＡＰＩＰＡ）と表示し、デフォルトアドレスの場合には、ＭＡＣアドレスのみを表示する。
【００４１】
したがって、図３に示すようにプリンタ１０のそれぞれのＭＡＣアドレスが表示され、プリンタ１０ｃについては、ＭＡＣアドレスとともに（ＡＰＩＰＡ）と表示される。このような表示により、ユーザは、ＤＨＣＰによるアドレスやスタティックなアドレスが未設定の機器のＭＡＣアドレスを知ることができる。また、表示されたＭＡＣアドレスの機器のＩＰアドレスがデフォルトアドレスに設定されているのか、ＡＰＩＰＡで設定されているのかも知ることができる。
【００４２】
そして、ユーザによってパソコン３に備えたマウス１４やキーボード１３から、これらのＭＡＣアドレスの中からＩＰアドレス等の設定対象のＭＡＣアドレスの選択を受け付ける。
例えば、ユーザが、プリンタ１０ｃのアドレスをＡＰＩＰＡによるアドレスからパソコン３の接続されたＬＡＮのネットワークアドレスを持つアドレスである１９２．１６８．１２３．１００に変更したいという場合には、図３中段に示したダイアログの００：８０：７７：Ｅ２：Ａ５：３３（ＡＰＩＰＡ）を選択する。
【００４３】
このような選択を検知すると、パソコン３は、ＩＰアドレス，サブネットマスク，ゲートウェイアドレスの図示しない設定画面を表示する。この設定画面に対してユーザはこれらのアドレスをキーボード１３等から入力することができる。
ここでユーザは、ＩＰアドレス１９２．１６８．１２３．１００、サブネットマスク２５５．２５５．２５５．０、ゲートウェイアドレス０．０．０．０を、プリンタ１０ｃに設定すべきアドレスとして入力する。
【００４４】
これらのアドレスが入力されると、パソコン３は、入力されたＩＰアドレス，サブネットマスク，ゲートウェイアドレスをＬＡＮに対してＳＮＭＰブロードキャストし、プリンタ１０ｃに対してアドレスの設定要求をする。このとき、選択されたＭＡＣアドレスを、「ＭＡＣアドレス確認」としてブロードキャストする。
【００４５】
ＬＡＮに接続された機器のうち、ＭＡＣアドレス確認が自機器のＭＡＣアドレスと一致した機器は、設定要求されたＩＰアドレス，サブネットマスク，ゲートウェイアドレスを自己のものとして設定する。すなわちプリンタ１０ｃが自己のアドレスをＩＰアドレス１９２．１６８．１２３．１００、サブネットマスク２５５．２５５．２５５．０、ゲートウェイアドレス０．０．０．０として設定する。
【００４６】
このようにして、ＡＰＩＰＡで自動的にアドレスが自己決定され設定されたプリンタ１０ｃのアドレスを変更することができる。
また、上述した例の構成の場合、ＡＰＩＰＡ機能を備える新型のプリンタ１０ｃと従来からあるプリンタ１０ａ，ｂの双方で同一の管理ツールから設定することが可能となる。
【００４７】
なお、図３に基づく動作具体例では、送信元のＩＰアドレスがプリンタのデフォルトアドレスの場合とＡＰＩＰＡで設定される範囲のアドレスの場合にＭＡＣアドレスを表示することとしたが、パソコン３の接続されたＬＡＮのネットワークアドレスとは異なるネットワークアドレスを持つＩＰアドレスが送信元のＩＰアドレスである場合にも表示するようにしてもよい。このようにすれば、例えば上述した例において、プリンタ１０ｃの設定の際に、誤ってＩＰアドレスを１９２．１８６．１２３．１００と設定してしまったとしても、ダイヤログに未設定デバイスとしてプリンタ１０ｃのＭＡＣアドレスが表示される。したがって、ＩＰアドレスを誤って設定してしまった場合でもそのプリンタのアドレスを正しく設定しなおすことができる。
【００４８】
また、上述した本実施例では、アドレス未設定の機器をユーザに報知する方法として、表示部９に表示する例を挙げて説明したが、音声を出力することによってユーザに報知する構成であっても良い。更に、ユーザによるアドレスの入力方法として、操作部１２を介して入力する例を挙げて説明したが、ユーザの発する音声によってアドレスを入力する構成であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例のアドレス設定装置としてのパソコン及び機器としてのプリンタを含む通信システムの構成を示すブロック図である。
【図２】実施例のアドレス設定装置としてのパソコンにおけるアドレス設定処理の流れを示すフローチャート図である。
【図３】実施例のアドレス設定装置としてのパソコンにおけるアドレス設定処理の流れとユーザへの報知内容を示す説明図である。
【図４】従来のアドレス設定装置としてのパソコンにおけるアドレス設定処理の流れとユーザへの報知内容を示す説明図である。
【図５】ＡＰＩＰＡによる機器のアドレスの自己設定処理を説明する説明図である。
【符号の説明】
１…通信システム、３…パソコン、４，１１…ＬＡＮＩ／Ｆ、９…表示部、１０…プリンタ、１２…操作部、１３…キーボード、１４…マウス、１５…ＨＤＤ（ハードディスクドライブ）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an address setting device for setting an address of a device connected to a network.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a method of setting a self-address used by a device for communication, a method of statically setting a predetermined address or a server for assigning an address such as a DHCP server in TCP / IP is provided. There is known a method of setting an address given from a server as its own address.
[0003]
For example, in a printer that can be connected to a network, as a factory setting, an attempt is first made to acquire an IP address or the like from a DHCP server when power is turned on, and a default address is used when acquisition from the DHCP server fails. There is something configured. As the default address, for example, as shown in FIG. 4, an IP address of 192.0.192, a subnet mask of 0.0.0.0, and a gateway address of 0.0.0.0 are used. Yes.
[0004]
On the other hand, there is a dedicated management tool that operates on a PC for performing various settings for a device, such as communicating with the default address and changing the default address to what the user has input. By executing this management tool on a PC connected to the network, the address of the printer connected to the network can be changed. The address change process by this management tool will be described with reference to FIG.
[0005]
As shown in FIG. 4, the PC first requests the MAC address and sysObjectID from the network by SNMP broadcast. Various devices connected to the network return their own MAC address and sysObjectID in response to the broadcast request. This reply includes the IP address of each device.
[0006]
The PC that has received these replies has the printer vendor code included in the sysObjectID as the management target of the management tool, and the IP address of the sender in these replies is the printer's default setting. For the device (that is, the device of 192.0.192), the MAC address is displayed as an unset device in the dialog as shown in the middle of FIG. FIG. 4 shows that addresses are not set for two printers.
[0007]
When the MAC address for setting the IP address is selected from these MAC addresses with a PC mouse or the like, the IP address, subnet mask, and gateway address setting screen is displayed, and the user inputs these values from the keyboard or the like. can do. For example, when the network address of the network to which the PC executing the management tool belongs is 192.168.123.0, the subnet mask is 255.255.255.0, and there is no gateway (0.0.0.0) 192.168.123.100, subnet mask 255.255.255.0, and gateway address 0.0.0.0, which are addresses not currently set for other devices on this network, are set in the printer. Enter as the power address. When these values are input, the PC broadcasts the input IP address, subnet mask, and gateway address to the network and requests the device to set an address. At this time, the setting target MAC address selected by the mouse or the like is broadcast as “MAC address confirmation”.
[0008]
Of the devices connected to the network, the device whose MAC address confirmation matches the MAC address of its own device sets the IP address, subnet mask, and gateway address requested to be set as its own. In this way, the address input by the user can be set for the printer having the MAC address selected by the user. For example, in the above example, the printer address is statically set to the network address 192.168.123.0, the subnet mask 255.255.255.0, and the IP address 192.168.123.100. The management tool can communicate with the printer using the printer address set in this way, display the status of the printer, and change various settings including the printer address.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
Incidentally, as described above, the dialog of FIG. 4 displays the MAC address of the device whose IP address is the default address 192.0.0.192. Here, for example, if the user sets an incorrect network address or the like for the printer displayed in the dialog, there is a problem that the setting of the printer cannot be changed from the PC. For example, if the printer address is erroneously entered as 192.168.123.100 in the network of the above-described example, the management tool cannot communicate with the printer. Cannot be changed.
[0010]
In addition, when a function that automatically determines its own address (self-determined), such as APIPA (Automatic Private IP Addressing), is newly incorporated in the printer described above, this function allows the device to self-determine the address. Therefore, an address other than the default address is set. Therefore, the device address cannot be reset from the management tool.
[0011]
This APIPA is also called AutoIP, and is an address setting method that is being implemented as a standard OS function in a PC in recent years. When the electronic device sets its own address, the APIPA has a range of 169.254.1. Of the IP address range (169.254.0.0 to 169.254.255.255) called a link local address. After randomly selecting one IP address between 0 and 169.254.254.255 as a candidate for its own IP address, and confirming with ARP that no other electronic device is already using that candidate IP address The candidate IP address is determined as its own IP address.
[0012]
A specific example of this APIPA process will be described with reference to FIG. In the APIPA process, first, candidates for its own IP address are selected at random as shown in FIG. In the example of FIG. 5, 169.254.123.98 is selected. And it is confirmed by ARP whether the electronic device which uses 169.254.123.98 as an IP address exists. As shown in FIG. 5, when the reply to the ARP is from the address 169.254.123.98, the candidate IP address 169.254.123.98 is an already used IP address. A candidate IP address is selected at random. In the example of FIG. 5, 169.2544.78.22 is selected. Here, it is confirmed again by ARP whether this candidate IP address is already used. This time, since there is no reply, it can be determined that the IP device does not exist. Here, in order to make sure again, if there is no reply after confirming with ARP, the candidate IP address (169.254.78.22 in FIG. 5) is set as its own IP address.
[0013]
In this way, since the device sets the address itself, it is not considered as an unconfigured device by the management tool, and the IP address or the like cannot be set from the management tool.
Accordingly, an object of the present invention is to solve the above-described problems and provide an address setting device and the like that can appropriately set an address used for communication.
[0014]
[Means for Solving the Problems and Effects of the Invention]
The address setting device according to claim 1, which has been made to solve the above-described problem, acquires a current address of a device connected to a network through an acquisition unit, and acquires the current address through a determination unit. When it is determined that the address is not that of the network to which the address setting device belongs and is not the default address (initial setting address) of the device, information for specifying the device at that address is notified by the notification means.
[0015]
Here, “the acquired address is the network address to which the address setting device belongs” includes, for example, the acquired address and the address setting device having the same network address. For example, when the network address of the address setting device is 192.168.123.0 and the IP address of the address setting device is 192.168.123.20, the acquired device address is 192.168.123.100. In this case, the acquired address is not the address of the network to which the address setting device belongs, and the acquired address is not the default address of the device (for example, 192.0.192). Therefore, the device of this address is specified. Information will be notified.
[0016]
Therefore, for example, even when the user accidentally changes to an address different from the network address of the address setting device, it is possible to easily know which device is set with the incorrect address. .
The address setting device according to claim 1 is configured to set the input address for the device when the address to be set for the notified device is input from the user via the input unit. Is transmitted to the network via the transmission means. Therefore, it is possible to easily reset an address for a device in which such an incorrect address is set.
[0017]
Thus, according to the address setting device of the first aspect, it is possible to appropriately set the address used for communication.
Further, the address setting device according to claim 2 acquires the current address of the device connected to the network via the acquisition unit via the network, and the acquired address is determined by the device via the determination unit. Is determined to be an address used to determine its own address, information for identifying the device at that address is notified by the notification means. Therefore, when the device determines the address itself, information specifying the device is notified.
[0018]
And when the address which should be set with respect to the apparatus which alert | reported in this way was input from the user via the input means, the instruction | command for setting the input address with respect to the apparatus was sent to a transmission means. Via the network. Therefore, when the device determines the address itself, the device address can be reset to the address input by the user. Therefore, the address used for communication can be set appropriately.
[0019]
As described above, the address used by the device to determine its own address can be an IP address within a range that can be set by APIPA. In this way, the address set by the device itself by APIPA can be changed from the address setting device.
[0020]
Further, as shown in claim 4 or claim 5, even when the determining means determines that the acquired address is the default address of the device, information for specifying the address is a target of notification by the notifying means. It is good to do. For example, according to the address setting device according to claim 4 having the configuration according to claim 1, information specifying a device that is not an address of a network to which the address setting device belongs and a device having a default address is notified, and an address input by a user Can be set again. Further, according to the address setting device according to claim 5 having the configuration of claim 2, for example, information specifying a device having an address used for determining its own address and a device having a default address is notified. , It can be reset to the address entered by the user. Further, according to the address setting device according to claim 5, comprising the configuration of claim 3, the address setting device sends an address to both the device having its own address set by APIPA and the device having the default address. Can be set.
[0021]
It should be noted that, as shown in claim 6, if the information for identifying the device to be notified is acquired when the address is acquired by the acquisition means, the traffic on the network may not be increased. The information for specifying the device can be, for example, an acquired address (for example, an IP address), a vendor code of the device, a model code, or the like. Further, as shown in claim 7, various information such as a MAC address and information indicating a factor for reporting information specifying the device can be used. As in claim 7, by notifying the MAC address, the user can easily identify the device. Further, as shown in claim 8, the information indicating the factor for performing notification of the information specifying the device shown in claim 7 is whether the acquired address is not in the network to which the address setting device belongs, or the acquired address is It may be information indicating whether the address is the default address of the device or the address used by the device to determine its own address. For example, if the acquired address is an APIPA address range, it is notified that the device is an APIPA address. In this way, by notifying the factor, the user can easily know what address setting the device is set to, for example, easily determine whether or not the device should be changed. be able to.
[0022]
In addition, when there are a plurality of addresses to be notified as described above, as shown in claim 9, information for specifying the device is displayed in a list format, and from the information for specifying the displayed device, It is preferable to provide a selection means that can select a device to which an address is input. In this way, the user can easily set the device address.
[0023]
By the way, various protocols can be used for address acquisition and command transmission for setting the address. For example, as shown in claim 10, it is preferable to transmit an instruction for acquiring an address or setting an address by SNMP broadcast.
[0024]
Further, the command for setting the address may include an IP address, a subnet mask, and a gateway address as in claim 11 when the network is in an IP environment. Further, as in a twelfth aspect of the present invention, the instruction for setting the address may include the MAC address of the notification target device. In this way, for example, the device compares the MAC address transmitted from the address setting device with its own MAC address, and if both match, the device sets the transmitted IP address, subnet mask, and gateway address to its own. It can be an address.
[0025]
As shown in claim 13, when the function as the address setting device according to any one of claims 1 to 12 is realized by a computer, for example, it can be provided as a program executed by the computer. In the case of such a program, for example, the program is recorded on a computer-readable recording medium such as a flexible disk, a magneto-optical disk, a CD-ROM, a hard disk, a ROM, and a RAM, and loaded into a computer for execution as necessary. By loading and executing via a network, functions as each means can be realized.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments to which the present invention is applied will be described below with reference to the drawings. Needless to say, the embodiments of the present invention are not limited to the following examples, and can take various forms as long as they belong to the technical scope of the present invention.
[0027]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a communication system 1 including printers 10a to 10c (hereinafter also referred to as printers 10) and a personal computer (PC) 3 as an address setting device to which the present invention is applied.
As shown in FIG. 1, the printer 10 and the personal computer 3 connected to the communication system 1 are provided with LAN interfaces (I / F) 4 and 11, each connected to a LAN cable 5, A local area network (LAN) is established.
[0028]
The printer 10 in the LAN includes a printing unit, a user interface (I / F), a communication control unit, the LAN I / F 11, a USB interface (I / F), and a control unit. And a function of printing print data transmitted from an external device such as the personal computer 3 via the LAN on paper. This printing unit is provided with a paper feed and paper discharge mechanism, and is for printing on a paper surface based on print data transmitted from the personal computer 3 or the like via the LAN I / F 11. The user I / F includes a display unit including a liquid crystal display and an operation unit including a key switch. For example, an instruction corresponding to a user's external operation is input from the operation unit to the control unit, A message or the like transmitted from the control unit is displayed on the display unit. The information displayed on the display unit includes, for example, character information indicating the operation state of the printer 10 and the setting state such as the address of the LAN I / F 11.
[0029]
The LAN I / F 11 is used to connect the printer 10 to the LAN, and can perform bidirectional communication with an external personal computer 3 or the like via the LAN. For example, the LAN I / F 11 acquires print data or the like from an external device (such as the personal computer 3) by a communication method such as TCP / IP or IPX / SPX, and inputs this to the control unit or a command from the control unit. Based on the above, the operating state of the printer 10 is notified to an external device (such as the personal computer 3).
[0030]
The LAN I / F 11 is configured to be communicable with an external device (personal computer 3) based on a well-known simple network management protocol (SNMP). As will be described later, the LAN I / F 11 has an external address setting. By communicating with the device (the personal computer 3 in this embodiment) by SNMP, the address data stored in the control unit is operated based on a command from the address setting device (the personal computer 3).
[0031]
The addresses of the printer 10a and the printer 10b are set as default addresses at the time of shipment of the device, and the IP address is set to 192.0.192, the subnet mask is set to 0.0.0.0, and the gateway address is set to 0.0.0.0. Has been. Further, the printer 10c automatically determines and sets one address among addresses in the range of 169.254.1.0 to 169.254.254.255 as its own address after the power is turned on by APIPA. The MAC address of the printer 10a is 00: 80: 77: 12: 34: 56, the MAC address of the printer 10b is 00: 80: 77: 34: 5E: FD, and the MAC address of the printer 10c is 00: 80: 77: E2: A5: 33.
[0032]
On the other hand, the address of the personal computer 3 is set to 192.168.123.20, the subnet mask is 255.255.255.0, and there is no gateway (0.0.0.0). The personal computer 3 includes a hard disk drive (a printer driver that is a program for transmitting print data to the printer 10 via the LAN and a management tool that is a program for setting the printer 3 via the LAN. HDD) 15. This management tool is distributed by being recorded on a recording medium such as a CD-ROM or DVD, or distributed via a network. Then, the user installs this management tool in the HDD 15 of the personal computer 3 and the CPU 6 executes the management tool program installed in the personal computer 3, whereby the personal computer 3 realizes the function as the address setting device of the present invention. The personal computer 3 has a well-known configuration such as a ROM 7 which is a nonvolatile storage medium, a RAM 8 which is a readable / writable storage medium, and an HDD 15. The display unit 9 is composed of an LCD or the like, and is configured to display a MAC address of a printer 10 to be described later or to display an address setting screen. Further, the operation unit 12 includes a keyboard 13 and a mouse 14. The operation unit 12 selects a desired MAC address from a group of MAC addresses of a plurality of printers 10 displayed on the display unit 9, and is displayed on the display unit 9. On the address setting screen, a desired MAC address, IP address, or the like is input.
[0033]
Hereinafter, address setting processing by the management tool executed in the personal computer 3 in order to realize the function as the address setting device will be described with reference to the flowchart shown in FIG.
This address setting process is executed when a user instruction via the operation unit 12 is confirmed. First, the value of the display device counter stored in the RAM 8 is set to 0 (S1), and then the MAC address for the LAN is set. And SNMP broadcast requesting sysObjectID (S2).
[0034]
Then, it is determined whether or not there is a reply from the device connected to the LAN with respect to the SNMP broadcast performed in S2 (S3). If the reply is confirmed (S3: YES), the reply is made. It is determined whether or not the sysObjectID is desired (S4). That is, based on the vendor code included in the sysObjectID, it is determined whether or not the management tool is a device to be managed. Here, if the returned sysObjectID is not the desired one (S4: NO), it is determined that the device is not a management target, and the process returns to S3 in order to confirm a reply from another device.
[0035]
On the other hand, if it is determined in S4 that the returned sysObjectID is the desired one (S4: YES), is the IP address of the returned device the default address of the device (S5)? A determination is made as to whether the network address is the same as the network address 3, that is, the network address of the network to which the personal computer 3 belongs (S 6) or the address set in the APIPA (S 7). The IP address of the device is the default address of the device (S5: YES), not the network address of the network to which the personal computer 3 belongs (S6: NO), but is an address in the range set by APIPA (S7: YES), the device is stored as an unaddressed device in the RAM 8 and the display device counter is incremented (S8). Note that the IP address of the device is not the default address of the device (S5: NO), is the network address of the network to which the personal computer 3 belongs (S6: YES), and is not in the range set by APIPA (S7: NO) ), It is not necessary to display it as an unaddressed device, so the process returns to S3 in order to confirm a reply from another device.
[0036]
By the way, when the reply from the device is not confirmed in S3 (S3: NO), it is determined whether there is no reply for a predetermined time (S9), and when the predetermined time has not passed (S9: NO), the process returns to S3 again. However, if the reply is not confirmed for a predetermined time (S9: YES), it is determined whether or not the display device counter is 0 (S10). If the display device counter is 0 (S10: YES), there is no device for which an address has not been set. Therefore, the address setting process ends. On the other hand, if the display device counter is not 0 (S10: NO) In step S8, the MAC address of the device stored in the RAM 8 is displayed on the display unit 9 (see the middle part of FIG. 3 described later) (S11).
[0037]
Thereafter, the operation result of the user via the operation unit 12 is confirmed with respect to the MAC address of the device displayed on the display unit 9 in S11 (S12), and if it is a cancel command (S12: cancel command), On the other hand, when the device for address setting is selected by the user (S12: device selection command), the address setting screen (not shown) for the selected device is displayed on the display unit 9 while the address setting process is finished. (S13).
[0038]
Then, referring to the address setting screen displayed on the display unit 9, the IP address, subnet mask, and gateway address input by the user via the keyboard 13 of the operation unit 12 are set in the selected device. When the instruction is confirmed (S14: address setting command), the inputted IP address, subnet mask, and gateway address are SNMP broadcasted to the LAN (S15), and an address setting request is made to the printer 10. Then, the address setting process ends. If the address setting is canceled by the user (S14: cancel command), the address setting process ends.
[0039]
Here, a specific operation example of the address setting process described above will be described. As shown in FIG. 3, the personal computer 3 first requests the MAC address and the sysObjectID from the LAN by SNMP broadcast.
Various devices including the printer 10 connected to the LAN send back their own MAC address and sysObjectID in response to the request by the SNMP broadcast. This reply includes the IP address of each device.
[0040]
The personal computer 3 that has received the returned MAC address and sysObjectID has the vendor code included in the sysObjectID that belongs to the printer 10 to be managed by this management tool, and is included in the returned IP addresses. The sender IP address is the default address of the printers 10a and 10b (that is, 192.0.0.192), and the vendor code included in the sysObjectID is that of the printer 10 to be managed by this management tool. Among these returned IP addresses, those with a range of 169.254.1.0 to 169.254.254.255 which are addresses in the range where the source IP address is set by APIPA, The MAC address as an unconfigured device is shown in FIG. To display in the dialog as shown in the stage. At this time, the display factor is also displayed together with the display of the MAC address. That is, when the returned IP address is an address in the range of APIPA, (APIPA) is displayed following the MAC address, and when it is a default address, only the MAC address is displayed.
[0041]
Therefore, the respective MAC addresses of the printer 10 are displayed as shown in FIG. 3, and (APIPA) is displayed together with the MAC address for the printer 10c. By such display, the user can know the MAC address of a device for which an address by DHCP or a static address is not set. In addition, it is possible to know whether the IP address of the device with the displayed MAC address is set as a default address or set by APIPA.
[0042]
Then, the user receives selection of a MAC address to be set such as an IP address from the MAC addresses from the mouse 14 and the keyboard 13 provided in the personal computer 3.
For example, when the user wants to change the address of the printer 10c from the address by APIPA to 192.168.123.100, which is the address having the LAN network address to which the personal computer 3 is connected, as shown in the middle part of FIG. Select 00: 80: 77: E2: A5: 33 (APIPA) in the dialog.
[0043]
When such selection is detected, the personal computer 3 displays a setting screen (not shown) for the IP address, subnet mask, and gateway address. On this setting screen, the user can input these addresses from the keyboard 13 or the like.
Here, the user inputs the IP address 192.168.123.100, the subnet mask 255.255.255.0, and the gateway address 0.0.0.0 as addresses to be set in the printer 10c.
[0044]
When these addresses are input, the personal computer 3 SNMP broadcasts the input IP address, subnet mask, and gateway address to the LAN, and requests the printer 10c to set an address. At this time, the selected MAC address is broadcast as “MAC address confirmation”.
[0045]
Of the devices connected to the LAN, the device whose MAC address confirmation matches the MAC address of its own device sets the requested IP address, subnet mask, and gateway address as its own. That is, the printer 10c sets its own address as an IP address 192.168.123.100, a subnet mask 255.255.255.0, and a gateway address 0.0.0.0.
[0046]
In this way, it is possible to change the address of the printer 10c in which the address is automatically determined and set by APIPA.
Further, in the case of the configuration of the above-described example, both the new printer 10c having the APIPA function and the conventional printers 10a and 10b can be set from the same management tool.
[0047]
In the specific operation example based on FIG. 3, the MAC address is displayed when the IP address of the transmission source is the default address of the printer and the address within the range set by APIPA, but the personal computer 3 is connected. It may also be displayed when an IP address having a network address different from the LAN network address is the source IP address. In this case, for example, in the above-described example, even if the IP address is set to 192.168.123.100 by mistake when setting the printer 10c, the printer 10c is set as an unset device in the dialog. The MAC address is displayed. Therefore, even if the IP address is set by mistake, the printer address can be set correctly.
[0048]
Further, in the present embodiment described above, the example of displaying on the display unit 9 has been described as a method of notifying the user of a device whose address is not set. However, the configuration is such that the user is notified by outputting voice. Also good. Furthermore, although an example in which the user inputs the address via the operation unit 12 has been described as an address input method, a configuration in which the address is input by voice uttered by the user may be used.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram illustrating a configuration of a communication system including a personal computer as an address setting device and a printer as a device according to an embodiment.
FIG. 2 is a flowchart showing a flow of address setting processing in a personal computer as the address setting device according to the embodiment.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a flow of address setting processing in a personal computer as the address setting device of the embodiment and a notification content to a user.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing a flow of address setting processing in a personal computer as a conventional address setting device and contents of notification to a user.
FIG. 5 is an explanatory diagram for explaining a device address self-setting process by APIPA;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Communication system, 3 ... Personal computer, 4,11 ... LAN I / F, 9 ... Display part, 10 ... Printer, 12 ... Operation part, 13 ... Keyboard, 14 ... Mouse, 15 ... HDD (hard disk drive)

Claims

An address setting device for setting an address of a device connected to a network via the network,
Obtaining means for obtaining an address of the device via the network;
A determination unit that determines whether the address of the device acquired through the acquisition unit is a network address to which the address setting device belongs, and a default address of the device;
Notification means for notifying information identifying the device when it is determined that the address of the device is not the address of the network to which the address setting device belongs and is not the default address of the device via the determination device. When,
Input means for inputting an address to be set for the device notified through the notification means;
An address setting device comprising: a transmission unit that transmits to the network a command for setting the address input through the input unit to the device notified through the notification unit. .

An address setting device for setting an address of a device connected to a network via the network,
Obtaining means for obtaining an address of the device via the network;
A determination unit that determines whether the device address acquired through the acquisition unit is an address used by the device to determine its own address;
When it is determined that the device address is an address used by the device to determine its own address through the determination unit, a notification unit that notifies information identifying the device;
Input means for inputting an address to be set for the device notified through the notification means;
An address setting device comprising: a transmission unit that transmits to the network a command for setting the address input through the input unit to the device notified through the notification unit. .

The address setting device according to claim 2,
An address setting device characterized in that an address used by the device to determine its own address is an IP address within a range that can be set by APIPA.

The address setting device according to claim 1,
The notification means further includes, when the acquired address is determined to be a default address of a device via the determination means, information for specifying the device as a target of the notification. Address setting device.

In the address setting device according to claim 2 or 3,
The determination unit is configured to be able to determine whether the device address acquired via the acquisition unit is a default address of the device,
The notification means further includes, when the acquired address is determined to be a default address of a device via the determination means, information for specifying the device as a target of the notification. Address setting device.

In the address setting device according to any one of claims 1 to 5,
The address setting device, wherein the acquisition unit acquires information specifying the device together when acquiring the address of the device.

In the address setting device according to any one of claims 1 to 6,
The informing means informs the MAC address acquired from the device as information for identifying the device, and informs information indicating a factor for informing information for identifying the device.

The address setting device according to claim 7,
The information indicating the factor is information indicating whether the acquired address is not for the network to which the address setting device belongs, the default address of the device, or the address used by the device to determine its own address. An address setting device.

In the address setting device according to any one of claims 1 to 8,
The notification means is an address setting device configured to be able to display information identifying a plurality of the devices in a list format,
An address setting apparatus comprising: a selection unit capable of selecting a device to which the address is to be input from information for specifying the displayed device.

In the address setting device according to any one of claims 1 to 9,
An SNMP broadcast is used for the acquisition of the address and the transmission of a command for setting the address.

In the address setting device according to any one of claims 1 to 10,
An address setting device comprising an IP address, a subnet mask, and a gateway address as instructions for setting the address.

The address setting device according to any one of claims 1 to 11,
An address setting device comprising a MAC address of a notification target device as a command for setting the address.

The program for making a computer implement | achieve the function as an address setting apparatus in any one of Claims 1-12.