JP3621584B2 - 清掃具 - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本体にシートを巻付けて使用する清掃具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の清掃具として、特開平９−３００２２７号公報に示されるように、単層の矩形状で、手で持って使用（ワックス塗布）するものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記公報に記載の清掃具は、本体を清掃対象面に直接押し当てて使用するものであり、汚れた場合に全体を交換しなければならない。
また、把持すると、指が邪魔になって、隅々まで拭くことができない。
本発明は、本体にシートを巻付けて使用する清掃具であって、把持しやすく、窓ガラス面などを隅まで清掃（拭き掃除）し得る清掃具の提供を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明は、本体にシートを巻付けて使用する清掃具であって、前記本体が直方体をなし、その直方体の長辺側の両側面に四隅の角部より本体内側へテーパをつけ円弧又は台形の凹みを設けて、本体の中央部の幅を狭くし、前記凹みの底部に厚さ方向に延びる溝を複数形成した。
【０００５】
【発明の効果】
本発明によれば、本体にシートを巻付けて使用するため、汚れた場合の取り替えが容易である。また、円弧又は台形の凹み部分を把持することで、指が邪魔にならずに、窓ガラス面などを隅まで清掃できる。
また、前記角度θは、４５°≦θ＜９０°とすることで、清掃具の角部のへたりが生じにくく、被清掃部のコーナーにも容易に入り込むことができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図１は一実施形態を示す清掃具本体の斜視図、図２はその使用状態を示す斜視図である。
清掃具本体１は、厚さｔ＝２０〜３０ｍｍ程度で、直方体をなし、長辺側の両側面２，２に凹み３，３を設けて、中央部の幅を狭くしてある。
【０００７】
短辺側の両側面４，４は平行をなし、四隅の角部にて短辺側の側面４と長辺側の側面２とのなす角度θは、４５°≦θ＜９０°とする。本実施形態ではθは略８０°とした。
凹み３の最大深さｄは、握る際、指が長辺側の側面２の両端を結んだ仮想線２ａから突出せず、５ｍｍ≦ｄ≦３０ｍｍとする。また、凹み３の底部には、シートを介して握る際の摩擦力の向上のため、厚さ方向に延びる溝３ａを複数形成してある。
【０００８】
本体１の材質は、発泡ポリエチレン、発泡エチレン酢酸ビニル共重合体（ＥＶＡ）、ポリエチレン等の樹脂とする。本体の表面硬度は、アスカーＣ硬度〔ＳＲＩＳ（（財）日本ゴム協会規格）０１０１に規定の硬度〕で、３０度〜６０度のものとし、ある程度の「こし」を持たせた。
尚、アスカーＣ硬度は、高分子計器（株）製、商品名：ゴム硬度計アスカーＣ型を用いて測定した。
【０００９】
使用に際しては、図２に示すように、使い捨ての不織布等のシート５をコ字状に巻付けてから、凹み３の部分をシート５を介し手で持って使用する。
このように、本体１にシート５を巻付けて使用するため、汚れた場合の取り替えが容易である。また、握り部が凹んでいるので、把持しやすく、握る際、指が長辺側の側面２の両端を結んだ仮想線２ａから突出せず、指が被清掃部の縁線にぶつからないため、邪魔にならずに、窓ガラス面などを隅まで清掃できる。
【００１０】
また、四隅の角部の角度θを、４５°≦θ＜９０°とすることで、へたりを生じることなく、コーナーに入り込ませて、確実に清掃できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態を示す清掃具本体の斜視図
【図２】使用状態を示す斜視図
【符号の説明】
１ 清掃具本体
２ 長辺側の側面
２ａ 仮想線
３ 凹み
４ 短辺側の側面
５ シート

Claims (2)

1. 本体にシートを巻付けて使用する清掃具であって、前記本体が直方体をなし、その直方体の長辺側の両側面に四隅の角部より本体内側へテーパをつけ円弧又は台形の凹みを設けて、本体の中央部の幅を狭くし、前記凹みの底部に厚さ方向に延びる溝を複数形成した清掃具。
2. 短辺側の両側面が平行をなし、四隅の角部にて短辺側の側面と長辺側の側面とのなす角度θが、４５°≦θ＜９０°である請求項１記載の清掃具。

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