JP3618407B2 - XY automatic feed stitching machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、XY方向自動送り縫ミシン、特に被縫製物をXY方向に送りながら、縫製パターンデータに従って自動縫製するサイクルミシン等のXY方向自動送り縫ミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図5にその外観の概略を示すような、いわゆるサイクルミシンが知られている。このミシンでは、図6に示すような、ヒンジ12を支点として開閉可能な上下両プレートからなるカセット(被縫製物保持装置)10で、図7に示すように縫製対象の布Cを挟み込んで保持した後、該カセット10をミシンヘッド14の針落位置16に対して所定位置に位置決めし、その後縫製データに従ってカセット10を、縫製テーブルのX方向、Y方向に位置制御しながら移動させ、該カセット10に縫製パターンに準じて形成されている溝18に沿って布Cを縫製し、所定の縫製パターンを形成することが行われている。
【0003】
上記ミシンでは、布Cを挟んだカセット10の位置決め固定が、チャックベース20によって行われるようになっている。即ち、カセット10の取手部分に形成されている1対のチャック22を、図8に示すようにチャックベース20に該チャック22に対応して形成されている2つの爪部24の内側に配置した後、一方の爪部24をエアシリンダ26でチャック22の方向に引き付けて、両チャック22と両爪部24とをそれぞれ係合させることにより、上記カセット10をミシンに対して所定位置に正確にセットできるようになっている。
【0004】
上記のようにチャックベース20にセットされたカセット10は、X移動ベース28によりX方向に、又、Y移動ベース30によりY方向にそれぞれ進退動可能になっている。
【0005】
即ち、このチャックベース20は、図9(カセット10は省略)に示すように、X移動ベース28を構成するタイミングベルト32の一部に固定され、該タイミングベルド32は両端に配設されているギヤにより張架されているため、一方のギヤに図示しないパルスモータにより回転を与えることにより、X方向に正確に移動するようになっている。
【0006】
又、上記タイミングベルト32が設置されているX移動ベース28は、図5のX方向の左右両端近傍に配設された、Y移動ベース30を構成する左右1対のラックピニオン機構(図示せず)により、その一方のピニオン(小歯車)に、図示しないパルスモータにより回転力を与えることにより、Y方向に正確に移動可能になっており、それに伴なって上記チャックベース20もY方向に移動するようになっている。
【0007】
上記従来のサイクルミシンでは、予め入力されている縫製パターンを座標データとして、例えばフロッピディスク等の記憶媒体に格納しておき、この縫製データに基づいてその縫製動作が行われるが、その際の縫製速度は、縫製データから縫目長さ(被縫製物の移動量)を算出し、その縫目長さに基づいて決定している。
【0008】
即ち、縫製データが、(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)、(X4,Y4)という構造の針落位置の座標として記憶媒体に格納されているとすると、縫目長さPnは、次の(1)式で算出される。
【0009】
Pn={(X2−X1)2 +(Y2−Y1)2 }1/2 …(1)
【0010】
そして、このように算出される縫目長さには、例えば図10に示すような縫目長さ範囲毎に、縫製速度に制限が設けられ、今仮に縫目長さPn=3mmであったとすると、縫製速度は1800spm (stitch per minute)と一元的に決定されていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のサイクルミシンでは、被縫製物である布Cを挟持したカセット10をX方向に移動させるには、該カセット10が装着されたチャックベース20をX移動ベース28のタイミングベルト32により移動させるだけでよいに対し、該カセット10をY方向に移動させるためには、チャックベース20が固定されているタイミングベルト32を含むX移動ベース28全体を移動させなければならないことから、X方向よりY方向の移動に負荷がかかるため、布の送り能力に方向による差があるにも拘らず、上述の如く、縫製パターンデータから計算で求まる縫目長さから一元的に縫製速度を決定していたため、布の送り性能を十分に発揮させていないという問題があった。
【0012】
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、布の送り性能を十分に発揮させることができるXY方向自動送り縫ミシンを提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、縫製テーブル上で被縫製物を保持する被縫製物保持手段と、該被縫製物保持手段をX方向及びY方向にそれぞれ移動させるX方向移動手段及びY方向移動手段と、縫製データに従ってX方向移動手段及びY方向移動手段を駆動制御して被縫製物を所定の縫目位置に移動させる位置制御手段と、縫目毎に、縫製データからX方向の目標移動量とY方向の目標移動量とをそれぞれ求める手段と、を備えたXY方向自動送り縫ミシンにおいて、縫目毎に、前記X方向の目標移動量と、X方向移動手段の機械的性能に制約される縫製速度との関係からX方向の縫製速度を求める手段と、縫目毎に、前記Y方向の目標移動量と、Y方向移動手段の機械的性能に制約される縫製速度との関係からY方向の縫製速度を求める手段と、該当する1針毎の縫目に関して求められた前記X方向の縫製速度とY方向の縫製速度のうちの遅い方を選択して、該縫目に対する実際の縫製速度として設定する縫製速度設定手段を備えたことにより、前記課題を解決したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明においては、縫目毎に、縫製データからX方向及びY方向それぞれの目標移動量を求めると共に、該目標移動量に基づいて各方向についてそれぞれ縫製速度を求め、その両縫製速度のうちの小さい方を選択し、それを該当する縫目に対する目標縫製速度として設定するようにしたので、X及びYの各方向について、それぞれの方向に対する移動性能に応じて設定される最大の縫製速度を決定できると共に、その両速度から小さい方を実際の縫製速度として選択し、設定することから、針落迄に目標の縫目を針落位置に確実に移動させることができる。
【0015】
従って、ミシンが有するX方向、Y方向の各送り機構の機械的性能から見た縫製速度の最適化が図れることから、縫製条件によりX方向、Y方向それぞれに対する移動性能を100%発揮させた上で、正確な縫製パターンに従った縫製を行うことが可能となり、又、縫製速度が向上することから、生産性の向上を図ることが可能となる。
【0016】
以下、図面を参照して、より具体的な実施の形態を詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明に係る一実施形態のサイクルミシン(XY方向自動送り縫ミシン)が備えている速度設定手段の概略構成を示すブロック図である。本実施形態のサイクルミシンは、以下に詳述する速度設定手段以外の基本的構成、機能は、前記図5を用いて説明したものと実質的に同一である。
【0018】
本実施形態のサイクルミシンが備えている速度設定手段1は、ミシン全体の駆動制御を行うための主制御装置を構成するCPU(中央演算処理装置)2と、予め縫目模様を形成する複数の針落位置(XN、YN)を表わす座標データが格納されている、例えばROM、フロッピディスクドライブ等からなる外部記憶装置3と、後に詳述するXY両方向に関する縫製速度の決定、選択等の演算処理を行う演算部4とを備えている。
【0019】
上記速度設定手段1で、後述する処理を経て選択された小さい方の縫製速度は、I/Oポート5を介して、モータドライバ6に目標縫製速度として入力され、該モータドライバ6はその入力信号に基づいて主軸モータ7を目標縫製速度になるように制御する。
【0020】
上記演算部4は、ROMや外部記憶装置に格納されたソフトウェアで構成することができる。又、この演算部4は、X方向及びY方向それぞれについて、機械的性能で制約される縫目長さと縫製速度との関係を表わす、図2、図3に示すデータテーブルを有している。
【0021】
図2のY方向データテーブルは、前記図10に示した従来のものと同一であるが、図3に示したX方向のデータは前記図5を用いて説明したように、X方向への移動は、カセット10とチャックベース20を移動させるだけですむため軽く、それ故Y方向に比較して高速動作が可能であることから、縫目長さが長く設定されている。
【0022】
次に、本実施形態の作用を、図4のフローチャートに従って説明する。
【0023】
まず、外部記憶装置3からの針落位置の座標値からなる縫製データ(XN,YN)を順次読み込み(ステップS1)、目標の縫目についてX方向、Y方向それぞれの送り量Xp 、Yp を算出する(ステップS2)。
【0024】
次いで、算出されたY方向の縫目長さYp を元に、図2のテーブルから移動方向の縫製速度YSを決定し(ステップS3)、同様にX方向の縫目長さXp を元に、図3のテーブルからX方向の縫製速度XSを決定する(ステップS4)。
【0025】
その後、決定された上記両方向の各縫製速度XSとYSを比較し(ステップS5)、遅い方を実際の縫製速度として選択し(ステップS6)、それを目標縫製速度としてI/Oポート5に出力する(ステップS7)。以上のステップS1〜S7でルーチンは終了するが、縫製データがある限り、以上のルーチンを繰り返す。
【0026】
上記の処理により、CPU2からI/Oポート5に出力された目標縫製速度データは、モータドライバ6に読み込まれ、主軸を目標の縫製速度に対応する速度で回転するように主軸モータ7を駆動制御する。
【0027】
ここで、本発明の効果をより明確にするために、従来の場合と比較して説明する。従来の制御装置では、前述した如く、前記(1)式で算出される縫目長さから一元的に縫製速度を決定してしまい、機構等によるX方向、Y方向の送り速度の差を考慮した制御をしていないため、X方向、Y方向の負荷が異なり、前記図2、図3に示したようにX軸、Y軸の送り性能に差がある場合でも従来は、片軸のみの送り(例えば、X軸3mm、Y軸0mmの場合)でも縫製速度は縫目長さが3mmなので、前記図10の縫目長さ−縫製速度テーブルの内容に従って縫製速度が1800spm と決定されていた。
【0028】
これに対して、本実施形態によれば、本来、機構上の性能としてはX方向の送り量が3mmであれば、図4のテーブルから2000spm であるので、この速度で縫製することが可能となる。従って、従来はX方向、Y方向の送り性能を、性能が劣る側の軸方向の性能で制限していたが、本実施形態によれば、本来持っている性能を100%発揮させることが可能となる。
【0029】
又、前記図5に示したミシンで使用するカセットは、例えばY方向長さが240mm、X方向長さが900mmのように、通常X方向が長いため、同方向への移動を速くできることは、機構上も合理的な縫製動作が可能である。
【0030】
以上、本発明について具体的に説明したが、本発明は、前記実施形態に示したものに限られるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0031】
例えば、縫製速度の決定に使用する縫製速度データテーブルは、前記図2、図3に示したものに限定されず、又、テーブルではなく、変換関数を用いて演算で求めるようにしてもよい。
【0032】
又、ミシンの具体的構成も前記実施形態に示したサイクルミシンに限定されず、X方向、Y方向のそれぞれに被縫製物を送りながら縫製を行うものであれば任意のミシンであってもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、布の送り性能を十分に発揮させた縫製を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のサイクルミシンが備えている縫製速度設定手段の概略構成を示すブロック図
【図2】上記縫製速度設定手段が有するY方向の縫い目長さ−縫製速度の関係を示す図表
【図3】上記縫製速度設定手段が有するX方向の縫い目長さ−縫製速度の関係を示す図表
【図4】実施形態の作用を示すフローチャート
【図5】サイクルミシンの外観を示す概略斜示図
【図6】サイクルミシンに被縫製物をセットするためのカセットを示す斜示図
【図7】上記カセットで被縫製物を挟持した状態を示す斜示図
【図8】カセットと、それを位置決め固定するチャックベースとの関係を示す説明図
【図9】チャックベースとタイミングベルトの関係を示す説明図
【図10】従来の縫製速度設定に用いられている縫い長さ−縫製速度の関係を示す図表
【符号の説明】
1…速度設定手段
2…CPU
3…外部記憶装置
4…演算部
5…I/Oポート
6…モータドライバ
7…主軸モータ
10…カセット
12…ヒンジ
14…ミシンヘッド
16…針落位置
18…溝
20…チャックベース
22…チャック
24…爪部
26…エアシリンダ
28…X移動ベース
30…Y移動ベース
32…タイミングベルト[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an XY-direction automatic feed sewing machine, and more particularly to an XY-direction automatic feed stitching machine such as a cycle sewing machine that automatically sews a workpiece in the XY direction according to sewing pattern data.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a so-called cycle sewing machine whose outline is shown in FIG. 5 is known. In this sewing machine, a cloth C to be sewn is sandwiched and held as shown in FIG. 7 by a cassette (sewing material holding device) 10 comprising upper and lower plates that can be opened and closed with a
[0003]
In the sewing machine, the positioning and fixing of the
[0004]
As described above, the
[0005]
That is, as shown in FIG. 9 (the
[0006]
Further, the X movement base 28 on which the timing belt 32 is installed is a pair of left and right rack and pinion mechanisms (not shown) that constitute the Y movement base 30 disposed in the vicinity of both left and right ends in the X direction of FIG. ), By applying a rotational force to one pinion (small gear) by a pulse motor (not shown), the pin base can be accurately moved in the Y direction, and the
[0007]
In the above conventional cycle sewing machine, a sewing pattern inputted in advance is stored as coordinate data in a storage medium such as a floppy disk, and the sewing operation is performed based on the sewing data. The speed is determined based on the stitch length obtained by calculating the stitch length (the amount of movement of the workpiece) from the sewing data.
[0008]
That is, if the sewing data is stored in the storage medium as the coordinates of the needle entry position of the structure (X1, Y1), (X2, Y2), (X3, Y3), (X4, Y4), The length Pn is calculated by the following equation (1).
[0009]
Pn = {(X2-X1) 2 + (Y2-Y1) 2 } 1/2 (1)
[0010]
The stitch length calculated in this way is limited to the sewing speed for each stitch length range as shown in FIG. 10, for example, and the stitch length Pn is 3 mm. Then, the sewing speed was determined as 1800 spm (stitch per minute) in a unified manner.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional cycle sewing machine described above, in order to move the
[0012]
The present invention has been made to solve the above-described conventional problems, and an object thereof is to provide an XY-direction automatic feed stitching machine capable of sufficiently exhibiting the cloth feed performance.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a sewing product holding means for holding a sewing product on a sewing table, an X direction moving means and a Y direction moving means for moving the sewing product holding means in the X direction and the Y direction, and sewing data. The X direction moving means and the Y direction moving means are driven to control the position control means for moving the sewing product to a predetermined stitch position, and the X direction target movement amount and the Y direction movement distance are determined from the sewing data for each stitch. means for determining a target amount of movement, respectively, in the XY direction automatic feed sewing machine provided with a, for each stitch, a target amount of movement of the X-direction, a sewing speed to be constrained to the mechanical performance of the X-direction moving means The sewing speed in the Y direction is calculated from the relationship between the means for obtaining the sewing speed in the X direction from the relationship of the above, the target movement amount in the Y direction for each stitch, and the sewing speed restricted by the mechanical performance of the Y direction moving means. means for determining the appropriate one stitch Select slower ones of sewing speed and Y direction to a sewing speed of the X-direction that has been determined for the seam, by providing a sewing speed setting means for setting as an actual sewing speed for sewing th The problem is solved.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the present invention, for each stitch, a target movement amount in each of the X direction and the Y direction is obtained from the sewing data, and a sewing speed is obtained for each direction based on the target movement amount. Since the smaller one is selected and set as the target sewing speed for the corresponding stitch, the maximum sewing speed set according to the movement performance in each direction is determined for each of the X and Y directions. In addition, since the lower one of the two speeds is selected and set as the actual sewing speed, the target stitch can be reliably moved to the needle drop position before the needle drop.
[0015]
Therefore, since the sewing speed can be optimized in view of the mechanical performance of each feed mechanism in the X direction and Y direction that the sewing machine has, the movement performance in each of the X direction and Y direction is 100% depending on the sewing conditions. Therefore, it is possible to perform sewing according to an accurate sewing pattern, and the sewing speed is improved, so that productivity can be improved.
[0016]
Hereinafter, more specific embodiments will be described in detail with reference to the drawings.
[0017]
FIG. 1 is a block diagram showing a schematic configuration of speed setting means provided in a cycle sewing machine (XY-direction automatic feed stitching machine) according to an embodiment of the present invention. The cycle sewing machine of this embodiment has substantially the same basic configuration and function as those described with reference to FIG. 5 except for the speed setting means described in detail below.
[0018]
The speed setting means 1 provided in the cycle sewing machine of the present embodiment includes a CPU (central processing unit) 2 constituting a main control device for performing drive control of the entire sewing machine, and a plurality of stitch patterns previously formed on the stitch pattern. Coordinate data representing the needle entry position (XN, YN) is stored, for example, an
[0019]
The smaller sewing speed selected by the speed setting means 1 through the processing described later is input as a target sewing speed to the
[0020]
The
[0021]
The Y-direction data table in FIG. 2 is the same as the conventional data table shown in FIG. 10, but the X-direction data shown in FIG. 3 is moved in the X direction as described with reference to FIG. Is light because only the
[0022]
Next, the operation of the present embodiment will be described with reference to the flowchart of FIG.
[0023]
First, the sewing data (XN, YN) consisting of the coordinate values of the needle entry position from the
[0024]
Next, based on the calculated stitch length Yp in the Y direction, the sewing speed YS in the moving direction is determined from the table of FIG. 2 (step S3), and similarly, based on the stitch length Xp in the X direction, The sewing speed XS in the X direction is determined from the table of FIG. 3 (step S4).
[0025]
Thereafter, the determined sewing speeds XS and YS in both directions are compared (step S5), the slower one is selected as the actual sewing speed (step S6), and this is output to the I /
[0026]
Through the above processing, the target sewing speed data output from the
[0027]
Here, in order to clarify the effect of the present invention, it will be described in comparison with the conventional case. In the conventional control device, as described above, the sewing speed is determined from the stitch length calculated by the equation (1), and the difference in the feed speeds in the X and Y directions due to the mechanism is taken into consideration. Therefore, even if there is a difference in the feeding performance of the X axis and the Y axis as shown in FIGS. 2 and 3, the load in the X direction and the Y direction is different. Since the sewing speed is 3 mm even in the feed (for example, when the X axis is 3 mm and the Y axis is 0 mm), the sewing speed is determined to be 1800 spm according to the contents of the stitch length-sewing speed table in FIG. .
[0028]
On the other hand, according to the present embodiment, if the feed amount in the X direction is 3 mm, the mechanical performance is 2000 spm from the table of FIG. Become. Therefore, conventionally, the feed performance in the X direction and the Y direction was limited by the performance in the axial direction on the side where the performance is inferior, but according to this embodiment, it is possible to demonstrate the original performance 100%. It becomes.
[0029]
Further, since the cassette used in the sewing machine shown in FIG. 5 is usually long in the X direction, for example, the length in the Y direction is 240 mm and the length in the X direction is 900 mm, the movement in the same direction can be fast. Reasonable sewing operation is possible in terms of mechanism.
[0030]
Although the present invention has been specifically described above, the present invention is not limited to that shown in the above embodiment, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention.
[0031]
For example, the sewing speed data table used to determine the sewing speed is not limited to the one shown in FIGS. 2 and 3, and may be obtained by calculation using a conversion function instead of the table.
[0032]
In addition, the specific configuration of the sewing machine is not limited to the cycle sewing machine shown in the above embodiment, and any sewing machine may be used as long as the sewing is performed while the workpiece is fed in each of the X direction and the Y direction. .
[0033]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to perform sewing that sufficiently exhibits the cloth feeding performance.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a schematic configuration of a sewing speed setting means provided in a cycle sewing machine according to an embodiment. FIG. 2 is a chart showing a relationship between stitch length in the Y direction and sewing speed of the sewing speed setting means. FIG. 3 is a chart showing the relationship between the stitch length in the X direction and the sewing speed of the sewing speed setting means. FIG. 4 is a flowchart showing the operation of the embodiment. FIG. 5 is a schematic oblique view showing the appearance of the cycle sewing machine. 6 is a perspective view showing a cassette for setting a sewing product on the cycle sewing machine. FIG. 7 is a perspective view showing a state in which the sewing product is clamped by the cassette. FIG. FIG. 9 is an explanatory diagram showing the relationship between the chuck base to be fixed and FIG. 9 is an explanatory diagram showing the relationship between the chuck base and the timing belt. FIG. 10 is a diagram showing the relationship between the sewing length and the sewing speed used in the conventional sewing speed setting. Chart DESCRIPTION OF SYMBOLS
1 ... Speed setting means 2 ... CPU
DESCRIPTION OF
Claims (1)
縫目毎に、前記X方向の目標移動量と、X方向移動手段の機械的性能に制約される縫製速度との関係からX方向の縫製速度を求める手段と、
縫目毎に、前記Y方向の目標移動量と、Y方向移動手段の機械的性能に制約される縫製速度との関係からY方向の縫製速度を求める手段と、
該当する1針毎の縫目に関して求められた前記X方向の縫製速度とY方向の縫製速度のうちの遅い方を選択して、該縫目に対する実際の縫製速度として設定する縫製速度設定手段を備えていることを特徴とするXY方向自動送り縫ミシン。Sewing object holding means for holding the sewing object on the sewing table, X direction moving means and Y direction moving means for moving the sewing object holding means in the X direction and Y direction, respectively, and movement in the X direction according to the sewing data Position control means for driving and controlling the sewing means and the Y-direction moving means, and the X-direction target movement amount and the Y-direction target movement amount from the sewing data for each stitch. In an XY-direction automatic feed stitching machine comprising:
Means for determining the sewing speed in the X direction from the relationship between the target movement amount in the X direction and the sewing speed restricted by the mechanical performance of the X direction moving means for each stitch;
Means for obtaining the sewing speed in the Y direction from the relationship between the target movement amount in the Y direction and the sewing speed restricted by the mechanical performance of the Y direction moving means for each stitch;
Select slower ones of sewing speed and Y direction to a sewing speed of the determined terms appropriate one stitch each stitch the X direction, the sewing speed setting means for setting as an actual sewing speed for sewing th XY-direction automatic feed stitching machine characterized by comprising
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