JP3616677B2 - プリントカートリッジ用のサービスステーションおよび保守方法 - Google Patents

プリントカートリッジ用のサービスステーションおよび保守方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3616677B2
JP3616677B2 JP20724295A JP20724295A JP3616677B2 JP 3616677 B2 JP3616677 B2 JP 3616677B2 JP 20724295 A JP20724295 A JP 20724295A JP 20724295 A JP20724295 A JP 20724295A JP 3616677 B2 JP3616677 B2 JP 3616677B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
assembly
service station
print
cam follower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20724295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0858114A (ja
Inventor
チャン・ヌグエン
アラン・シバタ
敦 小林
則芳 藤森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hewlett Packard Co filed Critical Hewlett Packard Co
Publication of JPH0858114A publication Critical patent/JPH0858114A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3616677B2 publication Critical patent/JP3616677B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/16535Cleaning of print head nozzles using wiping constructions
    • B41J2/16544Constructions for the positioning of wipers
    • B41J2/16547Constructions for the positioning of wipers the wipers and caps or spittoons being on the same movable support

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般にインクジェット印刷に関し、特に、インクジェット・プリントカートリッジのプリントヘッドを拭き且つキャップをかぶせるためのインクジェットプリンタのサービスステーションに関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット印刷では、一つ以上のプリントカートリッジ(ペン)を可動プリントキャリッジに挿入している。各プリントカートリッジはインクを保持する溜めを備えている。インクは溜めから、複数のノズルを通過してプリントカートリッジ・プリントヘッドから印刷媒体上に放出されるようになっている。プリントキャリッジは横方向に前後に移動し、印刷媒体はプリントキャリッジを過ぎて前進し、印刷媒体上に所要画像を印刷できるようにする。
【0003】
インクジェット・プリントカートリッジ・ノズルは普通インクの滴または微粒子で塞がれ、または他の場合ノズルを適格に動作させない内部気泡で汚染され、印刷品位を下げる。その結果、インクジェット印刷を利用するプリンタおよびファクシミリ機は典型的にノズルを清浄に且つ機能性を維持するために各プリントヘッドの、スピッティング(吐き出し)、拭き取り、キャッピング(キャップをかぶせる)、およびプライミングを行なうサービスステーションを備えている。
【0004】
キャッピング中、キャップは対応するプリントヘッドと正しく整列していなければならない。典型的には、インクジェット・プリントカートリッジの場合、キャップ整列は公称値のミリメートルの分数以内に維持されていなければならない。しかし、インクジェット印刷組立体の組立および動作に関連する公差は混合して大きすぎるキャップ整列の変動を生ずる可能性がある。このような公差は、たとえば、プリントキャリッジの対応する区画へのプリントカートリッジの位置決め、プリンタシャーシに取り付けられているプリントキャリッジ移動機構(ロッドのような)へのプリントキャリッジの取り付け、サービスステーションの各種構成要素の組立、およびサービスステーションのプリンタシャーシへの取り付け、から生ずる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
キャップが整列していなければ、キャップは一つ以上のノズルと接触し、ノズルからのインクを毛管作用により吸収し、サービスステーションをインクで汚し、再び印刷する前にノズルのプライミングを必要とする可能性がある。その他に、整列が正しくないと、キャップにノズルの周りの区域の封止が不適切になることがある。その結果、空気がプリントヘッドの周りの区域に入ることができ、インクを完全に乾かし、ノズルを詰まらせる。汚染物もプリントヘッドの周りの区域に入ることができ、結局ノズルを詰まらせる。
【0006】
拭き取り中、ワイパーとプリントカートリッジとの間の干渉を指定寸法公差以内に制御して正しい拭き取り力を達成しなければならない。典型的には、インクジェット・プリントカートリッジの場合、ワイパー干渉は公称値のミリメートルの分数以内に維持されていなければならない。ワイパー干渉が小さすぎれば、拭き取り力も小さくなり、プリントヘッドは適切に拭かれず、印刷品位が貧弱になり、プリントカートリッジの寿命が短くなる。ワイパー干渉が大きすぎれば、屑がノズル内に押し込まれ、一つ以上のノズルが詰まってインクをノズルから放出することができないようになり(「欠落ドット」)、および/またはノズルを部分的に詰まらせるかインク内に埋もれることにより印刷品位が低下する。
【0007】
常習的に、キャップおよびワイパーは可動サービスステーション橇に取り付けられている。多様な理由により、キャップ、ワイパー、またはサービスステーション橇の幾つかの他の部品の機能性についての問題が存在する。たとえば、ワイパーとプリントカートリッジとの間の頻繁な接触のため、ワイパーが摩滅することがある。それ故、サービスステーション橇をサービスステーションの残部を取り替える必要なしに取り替えることができることが望ましい。
【0008】
その他に、プリンタは各種機能、たとえば、プリントカートリッジを動かすこと、印刷媒体を印刷経路を通じて前進させること、を行なう構造を備えなければならない。これら機能を可能な限り簡単に、効率良く、且つ廉価に行なう構造を作ることが明らかに望ましい。特に、二つ以上の機能を行なうのにプリンタの特定の構成要素を使用し、それによりプリンタを小さくし(または、同等に、同じサイズに対して更に多くの機能を行なう)、製造を簡単にし、製造を一層廉価にすることが望ましい。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、一つ以上のインクジェット・プリントカートリッジ(ペン)を保守するのに使用するサービスステーションはサービスステーション・シャーシに可動に取り付けられたサービスステーション橇組立体を備えている。サービスステーション・シャーシはプリンタ・シャーシに取り付けられている。一つ以上のインクジェット・プリントカートリッジが、プリンタ・シャーシに可動に取り付けられているプリントカートリッジに取り付けられている。印刷中、インクは各プリントカートリツジに形成されているノズルを通して放出される。少なくとも一つのワイパーおよび少なくとも一つのキャップが橇組立体の橇基体に取り付けられている。プリントカートリッジのサービスステーションに対する横方向移動が各ワイパーに対応するプリントカートリッジプリントヘッドを横断して拭かせ、プリントヘッドからインクを除去する。橇組立体のプリントカートリッジに対する垂直移動は印刷が終了し、プリントカートリッジが横方向にキャッピング位置に移動してから各キャップに対応するプリントカートリッジ・プリントヘッドを閉じさせる。本発明によるサービスステーションは熱インクジェット印刷を使用するファクシミリ機械と共に、または熱インクジェット・プリンタと共に使用することができる。
【0010】
一実施例では、本発明によるサービスステーションは、少なくとも一つのワイパーおよび少なくとも一つのキャップが取り付けられている表面の上を橇組立体を移動させるように相互作用するカムおよびカムフォロワーを備えている。カムはサービスステーションに可動に取り付けられている部材の上に形成され、カムフォロワーは橇組立体上に形成されている。カムはカムが第1の位置に移動すると、キャップがインクジェットプリントカートリッジのプリントヘッドと接触するような形状になっている。カムが第2の位置に移動すると、キャップがプリントヘッドから遠くに移動する。カムはカムが、上述の第2の位置としてもよい、特定の位置に移動すると、ワイパーの縁が、プリントキャリッジの運動方向に平行な方向に見て、プリントヘッドを超えて突出するような形状になっている。
【0011】
他の実施例では、ファクシミリ機械に使用する本発明に従うサービスステーションはその足跡を極小にするように設置されているモータを備えている。モータは、橇組立体の表面に垂直な方向に見て、橇組立体の幅が最大になり、且つモータの幅が最大になるように設置され、橇組立体の最大幅はモータの最大幅が沿う軸に実質上垂直な軸に沿っている。
【0012】
本発明による方法は、プリントキャリッジを橇組立体を備えたサービスステーションに隣接して位置決めする階梯と、サービスステーションのカムを橇組立体のカムフォロワーががカムと相互作用して橇組立体を移動させるように回転させる階梯と、から構成されている。更に他の実施例では、回転させる階梯は、カムをキャップがインクジェットプリントカートリッジのプリントヘッドに接触するように所定位置に位置決めする階梯を含んでいる。なお他の実施例では、回転させる階梯は更に、カムをキャップがプリントヘッドから遠くに移動するように第2の位置に位置決めする階梯を含んでいる。更に他の実施例では、回転させる階梯は更に、カムを、橇組立体の表面から遠いワイパーの縁が、プリントキャリッジの運動方向に平行な方向に見て、プリントカートリッジのプリントヘッドを超えて突出するように、第2の位置戸仕手も良い、所定地に位置決めする階梯を含んでいる。
【0013】
このように、本発明によれば、橇組立体を、組立および製造が容易で廉価な簡単な機構を使用してキャッピング位置と拭き取り位置との間で移動させることができる。更に、位置決め機構はサービスステーションの足跡を減らすような向きに設置されたモータにより駆動されている。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明によるサービスステーションは熱インクジェット・プリントカートリッジ・プリントヘッドの拭き取りおよびキャッピングを、以前のサービスステーションに比較して、改善する。本発明によるサービスステーションは熱インクジェットを利用するファクシミリ機械に、または熱インクジェット・プリンタに使用することができる。今後、「印刷組立体」という用語を一般的にファクシミリ機械またはプリンタを指すのに使用する。他に、「インクジェット」という言葉の用法には「泡ジェット」といわれる印刷構造および印刷方法が含まれると理解される。
【0015】
本発明によるサービスステーションはサービスステーション・シャーシに着脱自在に取り付けられているサービスステーション橇組立体を備えている。サービスステーション・シャーシはプリンタ・シャーシに取り付けられている。一つ以上のインクジェット・プリントカートリッジが、プリンタ・シャーシに取り付けられているプリントキャリッジ移動機構(たとえば、ロッド)に取り付けられたプリントキャリッジに取り付けられている。少なくとも一つのワイパーおよび少なくとも一つのキャップがサービスステーション橇組立体の橇基体に取り付けられて対応するインクジェット・プリントカートリッジ(一つまたは複数)のプリントヘッドの拭き取りおよびキャッピングを行なう。プリントキャリッジのサービスステーションに対する横移動により各ワイパーは対応するプリントヘッドを横断して拭く。橇組立体のプリントキャリッジに対する垂直移動により各キャップは、プリントキャリッジが横方向にキャッピング位置に移動してから、対応するプリントヘッドのノズルを取り囲む。
【0016】
本発明によるサービスステーションは、各キャップの対応するプリントヘッドに対する、以前のサービスステーションに比較して、向上した整列を行なう整列機構を備えている。この整列機構は橇組立体またはプリントキャリッジの一方に形成された整列ポスト、および橇組立体またはプリントキャリッジの他方に形成された対応する整列空洞または整列穴を備えている。プリントキャリッジがキャッピング位置まで移動すると、橇組立体は整列ポストが整列空洞または整列穴に挿入されるようにプリントキャリッジに対して移動し、各プリントカートリッジが対応するキャップと整列するのでキャップはプリントカートリッジのノズルを完全に取り囲むようになる。
【0017】
サービスステーションの整列機構は、プリントカートリッジのプリントキャリッジの対応する区画内への位置決め、プリントキャリッジのプリントキャリッジ移動機構への取り付け、サービスステーションの各種構成要素の組立(キャップの橇組立体への取り付けを含む)、およびサービスステーションのプリンタ・シャーシへの取り付け、に関連する公差を厳密に制御する必要性を最小限にする。したがって、高価なおよび/または、製造中のオンライン調節または厳密公差制御装置のような、キャップをノズル上に確実に良好に封止する不確実な方法を使用する必要がないので、本発明によるサービスステーションを含む印刷構造を製造するコストが減少する。
【0018】
橇組立体も、キャップがプリントヘッドに接触してノズルを取り囲むと、橇組立体が遊動してキャップの全周をプリントヘッドに適切に接触させ、ノズルの周りに良好な封止を形成することができるように従順になる。キャップは以前のサービスステーションの場合よりノズル上に良好な封止を形成するので、ノズルへの汚染物または空気の侵入は最小限になり、それによりノズルの詰まりが減少するので、印刷品位および信頼性が向上する。
【0019】
本発明によるサービスステーションはサービスステーションの各ワイパーとワイパーにより拭かれる対応するプリントカートリッジとの間の干渉の量を良好に制御する位置決め機構をも備えている。一つ以上の案内レールが橇組立体またはプリントキャリッジの一方に形成され、橇組立体またはプリントキャリッジの他方の対応する案内面に接触する。案内レールの高さは、プリントキャリッジが拭き取り中橇組立体の上方に位置決めされたとき、案内レールと対応する案内面との間の接触が各ワイパーと対応するプリントカートリッジとの間に所要量の干渉を維持するように、対応する案内面の位置に対して確定されている。その結果、拭き取り力は所要の大きさに維持されるので、適切な拭き取りが達成され、他の場合には屑をノズル内に押し込むことになる過大なワイパー干渉が回避される。
【0020】
サービスステーションの橇組立体はプリント・シャーシに対して容易に着脱することができる。その結果、キャップ、ワイパー、または橇全体を、サービスステーション全体ではなく橇組立体だけを取り外し取り替えることにより容易に取り替えることができる。橇組立体の取り外し可能性も、希望または必要に応じて橇組立体を一層容易に清掃することを可能としている。その他、橇組立体を取り外し、サービスステーション全体を取り替えたりまたは新しい印刷組立体を購入したりする必要なしに、異なるまたは上級の橇組立体と取り替えることもできる。
【0021】
本発明によるサービスステーションは、橇組立体をキャッピング位置と拭き取り位置との間で垂直に動かすカム機構を駆動するモータを備えている。同じモータは紙つまみ圧力板を紙つまみ位置、すなわち、紙つまみローラに対して押しつけられた位置、または紙解放位置、すなわち、つまみローラから離れた位置、のいずれかに位置決めする他のカム機構をも駆動する。二つのカム機構のカムの回転は橇組立体が拭き取り位置にあるとき、圧力板が拭き取り位置にあり、橇組立体がキャッピング位置にあるとき、圧力板が紙解放位置にあるように、同期している。したがって、一つのモータが、以前の印刷組立体では、二つのモータが必要であった印刷組立体内の二つの機能を行なう構造を駆動している。他に、本発明によるカム機構は以前の印刷組立体の対応する構造より簡単で且つ廉価である構造体に組み込まれている。更に、モータはモータ軸が(ワイパーおよびキャップを取り付けてある橇基体の表面に垂直な方向に見て)サービスステーションの最長寸法に垂直であるように設置され、それによりサービスステーションの足跡を減らしている。
【0022】
図1は本発明によるサービスステーション110 (明瞭にするため図1では簡略形態で図示してある)を備えているファクシミリ機械100 の切り取り斜視図である。サービスステーション110 の構造および動作を下に一層詳細に説明する。
【0023】
ファクシミリ機械100 はファクシミリ通信文を送るのに使用される。送信すべき文書を文書ガイド101 に送り込み、ファクシミリ機械100 に引き込み、走査し、後退可能な棚(図示せず)の上に排出する。後退可能な棚は引き出して開口102 の上部に広げることができる。文書を走査して得られたデータは、周知のように、通信線を通して遠隔ァクシミリ機械に送信され、そこでデータは再構成されて元の文書を再生する。
【0024】
ファクシミリ機械100 はファクシミリ通信文を受信するのにも使用される。印刷媒体、たとえば、紙シートを入力印刷媒体トレイ103 に積み重ねる。ファクシミリ通信文を遠隔ファクシミリ機械から受信すると、印刷媒体のシートを入力印刷媒体トレイ103 からファクシミリ機械100 に引き入れ、ファクシミリ通信文が印刷媒体上に再生され、印刷媒体は入力印刷媒体トレイ103 の上方後退可能な棚の下で開口102 の中に設置されている出力印刷媒体トレイ(図示せず)の中に排出される。
【0025】
操作パネル104 はファクシミリ機械100 の動作を制御する命令を入力するキーボード(図示せず)を備えている。操作パネル104 は入力命令または状態情報のような各種情報をユーザに表示する表示装置、たとえば、LED表示装置、をも備えている。
【0026】
本発明によれば、ファクシミリ通信文を印刷媒体上に再生するのはインクジェット印刷により行なわれる。プリントカートリッジ(図示せず)は、図7に関して下に一層詳細に説明するが、ファクシミリ機械100 の内部のロッド(図示せず)に滑動可能に取り付けられている。各々がインクを保持する溜めを備えている一つ以上のプリントカートリッジ(図3および図7を参照)がプリントキャリッジに取り付けられている。各プリントカートリッジはそれを通してインクをプリントカートリッジ・プリントヘッドから印刷媒体上に放出する複数のノズルを備えている。印刷媒体がプリントカートリッジ・プリントヘッドを過ぎて前進する間に、プリントキャリッジはモータにより駆動されてロッドに沿って横方向に前後に移動し、それにより所要の画像を印刷媒体上に印刷することができる。
【0027】
典型的には、各プリントカートリッジは異なる色インクを保持している。一般に、どんな色のものともすることができ、二つ以上のプリントカートリッジが存在すれば、色のどんな組合せをも使用することができる。たとえば、黒インクを保持している単一プリントカートリッジをプリントキャリッジに取り付けることができる。代わりに、一つは青インクを保持し、第2のものは黄インクを保持し、第3のものはマゼンタインクを保持する、三つのプリントカートリッジをプリントキャリッジに取り付けることができる。
【0028】
図2はサービスステーション110 の上方斜視図である。橇組立体210 (図4および図5に関連して下に一層詳細に説明する)は図8および図9に関連して下に一層詳細に説明するように、橇組立体210 を拭き取り位置とキャッピング位置との間で移動させることができるようにサービスステーション・シャーシ201 に可動に取り付けられている。解放レバー203 がサービスステーション・シャーシ201 の内部に旋回可能に取り付けられているので、解放レバー203 の露出部分を第1の位置と第2の位置との間で双方向矢印206 に沿って動かすことができ、第2の位置は、図8に関して下に一層詳細に説明するように、橇組立体210 をサービスステーション・シャーシ201 から解放するので、橇組立体210 をサービスステーション・シャーシ201 から容易に切り離すことができる。
【0029】
伝統的ステップモータ202 がサービスステーション・シャーシ201 に取り付けられている。モータ202 は、図8および図9に関連して下に一層詳細に説明するように、サービスステーション・シャーシ201 の内部の歯車列(図示せず)を駆動し、二重カム機構204 の回転を行なう。やはり図8および図9に関連して下に一層詳細に説明するように、二重カム機構204 の一方のカムは対応するカムフォロワーと相互作用して橇組立体210 をキャッピング位置と拭き取り位置との間で垂直に(すなわち、矢印205 の方向に沿って)動かす。図19および図20に関して下に一層詳細に説明するように、二重カム機構204 の他方のカムは紙つまみ圧力板(図示せず)と相互作用して紙つまみ圧力板を紙つまみ位置と紙解放位置との間で動かす。したがって、二重カム機構204 は単一モータを橇組立体210 および紙つまみ圧力板の双方を動かすのに使用することができるようにしている。
【0030】
痰壷保持ポスト207 は橇組立体210 の近くでサービスステーション・シャーシ201 の表面から突出している。痰壷(図示せず)はサービスステーション・シャーシ201 の壁201aに隣接して設置され、部分的に、痰壷保持ポスト207 の上方で痰壷のフランジに形成されている穴に嵌合することにより所定位置に保持されている。痰壷はプリントカートリッジから放出されたインクを保持して印刷前のノズルを清浄にする(「スピッティング」)溜めである。本発明に使用することができる痰壷および関連構造は1994年5月12日に出願されたChan Nguyen による共通に所有されている、同時係属中の米国特許出願第08/241,813号、代理人整理番号1093635−1 、名称「Spittoon Absorber Wetting Agent」に一層詳細に説明されており、この開示をここに引用して取り入れてある。
【0031】
図3はサービスステーション110 およびサービスステーション110 の上方に設置されているプリントキャリッジ320 の分解上方斜視図である。プリントカートリッジ325 はプリントキャリッジ320 に挿入され、プリントカートリッジ325 のプリントヘッドが、図7に一層明瞭に示されているように、橇組立体210 に隣接してプリントキャリッジ320 の穴を通して露出するようになっている。明瞭にするため、プリントキャリッジ320 の幾つかの部品を図3では簡略にしてある。
【0032】
コイルばね301 がサービスステーション・シャーシ201 に形成された空洞の床313 に設置されている。コイルばね301 の空洞の床313 に隣接するコイルはコイルの残部より大きく、空洞の床313 を通して形成されている穴312 の反対側に空洞の床313 と一体に形成されている二つの鈎形保持器311 (図3では一つだけが見える)の各々の下に嵌まっている。
【0033】
橇組立体マウント302 はコイルばね301 が外側リング部302c、接続部302b(明瞭するため、図3には接続部302bだけに符号を記してある)、および内側リング部302dにより形成される橇組立体マウント302 の凹所に取り付けられるようにコイルばね301 の上方に設置されている。橇組立体マウント302 は外側リング部302cから接続部302bが突出している方向とは反対の方向に突出している4本の脚302a(明瞭にするため、図3では一本の脚302aだけに符号を記してある)を備えている。各脚302aには外側リング部302cから遠い脚302aの一端に形成された足302e(明瞭にするため、図3では一本の足302eにだけ符号を記してある)がある。各脚302aの足302eは空洞の床313 を通して形成されている複数の穴315(図3では、三個の穴315 だけを見ることができ、明瞭にするため、一つの穴315 だけに符号を記してある)の対応する一つを通して嵌まっている。脚302aは穴315 の互いに対する位置決めに対して、互いに対して設置されているので、脚302aは互いの方に、足302eが突出している方向とは反対の方向に、わずかに圧縮されて対応する穴315 を通して足302eを嵌めなければならない。足302eを穴315 を通して嵌めてから、脚302aを解放して足302eが穴315 を超えて突出するようにする。
【0034】
コイルばね301 の延びていない長さおよび橇組立体マウント302 の寸法は脚302aの足302eか穴315 を通して嵌められたとき、コイルばね301 がわずかに圧縮されるように選定されている。コイルばね301 の圧縮は足302eを空洞の床313 の図3に示すものとは反対の側に対して偏らせ、それにより橇組立体マウント302 をサービスステーション・シャーシ201 に取り付ける。
【0035】
橇組立体210 は橇組立体マウント302 の上方に取り付けられている。保持脚(カムフォロワー)314 が橇組立体210 から突出し、穴312 を通して空洞床313 に嵌入している。カムフォロワー314 の足314aが、図8および図9に関して下に一層詳細に説明するように、二重カム機構204 に形成されているカム面に接触して橇組立体210 をサービスステーション・シャーシ201 に取り付けている。橇組立体210 に形成された、図4および図5に関して下に説明する、案内ピンは空洞内でサービスステーション・シャーシ201 に形成された対応するスロット316 に嵌入している。
【0036】
図4および図5は橇組立体210 の、それぞれ、上面および下面の分解斜視図である。橇組立体210 は橇係合機構410 、コイルばね420 、および橇基体430 を備えている。
【0037】
橇係合機構410 は長方形枠410dを備えており、その内部で円形隆起部410aが枠410aと実質上同心に形成され、凹所が枠410dと隆起部410aとの間に形成されるようになっている。床410e(図5)および四つの接続部410g(図5では三つだけが見える)が枠410dを隆起部410aに接続している。ループ部410bが枠410dの二つの対向壁の各々に沿うほぼ中間に形成されている。突出部410cは枠410dの他の二つの対向壁の各々から壁にそってほぼ中間に突出している。円筒形案内ピン410fが枠410dの壁の外面から突出している。橇係合機構410 は、たとえば、ポリカーボネートから作られている。
【0038】
図5からわかるとおり、橇基体430 は、図6に関して下に更に詳細に説明するが、床430cの表面から突出する二つの壁430aを備えている。突起430b(図5では一つだけが見える)が壁430aの各々から床430cに実質上平行な方向に突出している。
【0039】
図4で最も良くわかるように、コイルばね420 は橇係合機構410 の円形隆起部410aの周りに形成された凹所に嵌入している。図5で最も良くわかるように、橇係合機構410 の二つのループ部410b(これらは幾分柔軟である)の各々はわずかに曲がり、橇基体430 の突起430bの対応する一つの上方に取り付けられ、コイルばね420 が橇係合機構410 と橇基体430 との間に設置されるようになっている。コイルばね420 は壁430aにより橇基体430 に対して横方向所定位置に保持されている。コイルばね420ノ延ばされない長さおよびループ部410bの長さは、橇基体430 が橇係合機構410 に取り付けられたとき、コイルばね420 が圧縮されるように選定されている。コイルばね420 の圧縮により橇係合機構410 を橇基体430 から遠くに押してループ部410bが突起430bに接触して保持されるようにする力が加わり、それにより橇基体430 を橇係合機構410 に対して床430cに垂直な方向に所定位置に保持する。ループ部410bの各々はそれぞれの壁430aに接触して橇基体430 を壁430aに垂直な方向に横方向所定位置に保持する。橇基体430 は、橇係合機構410 の突起部410cの一方または他方と橇基体430 の床430cとの接触により、ループ部410bと突起430bとの接触点の周りに受容不能な程度旋回しないようにされている。
【0040】
図5で更にわかるように、保持器430eが橇基体430 の床430cに形成されている。(壁430aは保持器430eの対向壁に隣接して形成されている。)たらい430dは、下に更に詳細に説明するが、保持器430eに摩擦嵌合している。たらい430dは印刷用インクと反応しない材料から作られている。一実施例では、たらい430dはEPDMゴムから作られている。
【0041】
上に記したように、橇係合機構410 の案内ピン410fはサービスステーション・シャーシ201 に形成された対応するスロット316 に嵌入している。案内ピン410fとスロット316 との間の接触により橇組立体210 が、橇組立体210 が拭き取り位置とキャッピング位置との間を移動するとき、あまり揺れないようになっている。更に、連続案内レールではなく、個別案内ピン410fが形成されているので、橇組立体210 とサービスステーション・シャーシ201 との間の摩擦が極小になる。
【0042】
図6は橇基体430 の上方斜視図である。橇基体430 は印刷用インクと反応しない材料から作られている。一実施例では、橇基体430 は、GEプラスチックスからValoxTMとして入手できるPBTから作られている。
【0043】
中空キャップ501 は、サービスステーション110 がファクシミリ機械100 に組み込まれたときプリントカートリッジ325 (図3)のプリントヘッドに面している橇基体430 の床430cの表面に形成されたキャップマウント534 に摩擦嵌合している。穴534aがキャップマウント534 の中心に形成されている。キャップ501 は中心に形成された対応する穴501bを備えている。穴501bおよび534aはたらい430d(図5)の上方たらい430dの輪郭に対してほぼ中心に設けられている。溝(図5では見えない)がたらい430dの中に床430cに隣接して形成されている。溝は穴501bおよび534aの下の位置から保持器430eの壁まで広がっている。溝はプリントヘッドがキャップ501 に接触して封止外囲器を形成したとき空気を逃がす通路となり、それにより他の場合にプリントヘッドに対して構成され、おそらくはインクをノズルから溜めの中に押し戻し、印刷を再開する前にプリントカートリッジのプライミングを必要とさせることになる圧力を緩和する。溝は溝を通して封止外囲器に入る空気がインクを受容不能な高い割合で乾燥させないようにする大きさになっている。
【0044】
キャップ501 はキャップの予想動作寿命に亙り寸法を目立つほど変えず且つ印刷用インクと反応しない材料から作られる。一実施例では、キャップ501 はEPDMゴムから作られている。キャップ501 は穴501bの周囲の周りに形成された隆起リップ501aを備えている。キャッピング中、リップ501aはプリントカートリッジ325 のプリントヘッドに対してぴったり合致し、ノズルを取り囲む。
【0045】
ワイパーマウント535 がプリントカートリッジ325 のプリントヘッドに面している床430cの表面に形成されている(図3)。ワイパーマウント535 はノブ形部分535aを備え、ワイパー502 に形成された穴502aがノブ形部分535aの上に適合したとき、ワイパー502 が変形してワイパー502 を橇基体430 の上の所定位置に保持するようにノブ形部分535aを掴むようになっている。ワイパー502 の最上部502bはワイパー502 の成形を容易にするような形状になっている。
【0046】
橇基体430 の床430aの上のワイパー502 の高さは、拭き取り方向に平行な方向に見たとき、ワイパー502 がプリントカートリッジ325 に所要量だけ重なる(「公称ワイパー干渉」)ように指定されている。公称ワイパー干渉は、予想製造公差の範囲内で、ワイパー502 が拭き取り中プリントヘッドに確実に接触するように指定されている。ワイパー502 は拭き取り中ワイパー502 が曲がるように変形可能な材料から作られている。一実施例では、ワイパー502 はEPDMゴムから作られている。
【0047】
整列ポスト531aおよび531bがプリントキャリッジ320 に面する床430cの表面から突出している。整列ポスト531aおよび531bは、図15および図16に関して下に更に詳細に説明するように、プリントキャリッジ320 に形成された整列空洞(図7を参照)の対応する一つと組み合うように設置されているので、キャップ501 はキャッピング中プリントカートリッジプリントヘッドと正しく整列する。整列ポスト531aおよび531bは好適に、図19に関して下に一層完全に説明する理由で、床430cから遠い端から床430cに隣接する端までテーパーになっている。
【0048】
二つの整列ポスト531aおよび531bを図6には図示してあるが、本発明によれば、一つ、三つ、またはそれより多い整列ポストを橇基体430 に形成することができる。しかし、キャップ501 の整列をプリントカートリッジプリントヘッドのヘイメンを規定する二つの軸に沿って制御することができるように二つ以上の整列ポストが好適である。他に、整列ポスト531aおよび531bを橇基体430 の隅の近くに図示してあるが、これは必要なことではない。一般に、本発明による整列ポストは、整列ポストがプリントキャリッジ320 に形成された整列空洞に対して正しく整列する限り、橇基体430 のどこにでも設置することができる。更に、整列ポストは橇基体430 からプリントカートリッジプリントヘッドに垂直の方向に突出する必要はない。整列ポストは、整列ポストがプリントキャリッジ320 に形成された対応する整列空洞と組み合う限り、どんな方向にも突出することができる。
【0049】
案内レール532 および533 がプリントキャリッジ320 に面する床430 の表面から突出している。案内レール532 および533 は、プリントカートリッジ・プリントヘッドの拭き取り中、案内レール532 および533 の各々が、図17に関して下に一層詳細に説明するように、プリントキャリッジ320 の対応する案内面(図7を参照)と接触するような位置に設置されている。案内レール532 および533 は、拭き取り中適格な量のワイパー干渉を確実に維持する。案内レール532 および533 の各々は、拭き取り中プリントキャリッジ320 に接触する、それぞれ、案内レール532 および533 の縁に隣接する、それぞれ、面取りされた隅532a、532b、および533a、533bを備えて形成されている。プリントキャリッジ320 が橇基体430 の上方を通過し始めると、プリントキャリッジ320 は、案内レール532 および533 の側面ではなく、面取りされた隅532aおよび533a、または面取りされた隅532bおよび533bに接触し、プリントキャリッジ320 が案内レール532 および533 の上に滑らかに乗るようになる。
【0050】
図6には二つの案内レール532 および533 を図示してあるが、本発明によれば、一つ、三つ、またはそれ以上の案内レールを橇基体430 に形成することができる。しかし、一つの案内レールは適格なワイパー干渉を精密に確保せず、三つ以上の案内レールは適格なワイパー干渉を確保するのに必要ではないから、二つ以上の案内レールが好適である。その他、案内レール532 および533 を橇基体430 の縁の近くに図示してあるが、これは必要なことではない。一般に、本発明による案内レールは、案内レールがプリントキャリッジ320 に接触して所要のワイパー干渉を生ずる限り、橇基体430 のどこにでも設置することができる。
【0051】
図7はプリントキャリッジ320 およびプリントカートリッジ325 の下方斜視図である。図1に関して上に記したように、ファクシミリ機械100 の動作中、プリントキャリッジ320 はプリントキャリッジ取り付け穴601 を通して突出するロッドの上を前後に滑る。プリントカートリッジ325 はプリントキャリッジ320 の区画602 に挿入され、プリントカートリッジ325 のプリントヘッド611 が区画602 の下に形成されている穴603 を通して露出するようになっている。複数のノズル612 が、印刷中そこからインクが放出されるが、プリントカートリッジ325 のインク溜め613 からプリントヘッド611 まで延びている。
【0052】
上に説明したように、整列空洞604 がプリントキャリッジ320 に形成され、その中にキャッピング中橇基体430 の整列ポスト531aおよび531b(図6)が突出する。他の実施例では、整列空洞ではなく、整列穴がプリントキャリッジ320 に形成されている。整列空洞または整列穴の数および位置は橇基体430 の整列ポストの数および位置によってのみ決定される。
【0053】
やはり上に説明したように、プリントヘッド611 の拭き取り中、橇基体430 に形成されている案内レール532 および533 (図6)の各々はプリントキャリッジ320 の対応する案内面に接触する。案内レール532 はプリントキャリッジ325 の案内面606aおよび606bに接触し、案内レール533 は案内面605aおよび605bに接触する。キャッピング中、案内レール532 は案内面606aと606bとの間でプリントキャリッジ325 に形成されている凹み607 に嵌入し、橇組立体210 (図4および図5)をキャッピング位置まで持ち上げることができるようにする。
【0054】
プリントキャリッジ320 は二つの部分で作られている。区画602 はポリカーボネートから作られている。プリントキャリッジの残り、すなわち、取り付け穴601 および案内面605a、605b、606a、および606bを含む部分は案内面605a、605b、606a、および606bと対応する案内レール532 および533 との頻繁な接触から生ずる磨耗に対して保護する材料から作られている。一実施例では、この材料は75%ポリカーボネート、5 %テフロン、10%ファイバーガラス、および10%カーボンを含む材料の組合せである。カーボンが存在すれば導電率が増加して蓄積静電荷を放出する。
【0055】
図8はサービスステーション110 のサービスステーション・シャーシ201 (図2)の、橇組立体210 が下がった位置にある状態の、側面図であり、サービスステーションシャーシ201 の側壁を取り除いてサービスステーション・シャーシ201 の内部を示している。橇組立体210 は拭き取り中(下の17および図18を参照)およびキャッピングの直前(下の図16を参照)この下がった位置にある。橇組立体210 はカムフォロワー314 と二重カム機構204 に形成されたカムリング701 との間の接触により(下の図13に関して更に詳細に説明する)この下がった位置に位置決めされる。
【0056】
図9は図8のものと同様のサービスステーション・シャーシ201 の、橇組立体210 が持ち上げられた位置にある状態の、側面図であり、サービスステーション・シャーシ201 の側壁を取り除いてサービスステーション・シャーシ201 の内部を示している。橇組立体210 はキャッピング中この持ち上げられた位置にある(下の図15を参照)。橇組立体210 はカムフォロワー314 とカムリング701 との間の接触によりこの持ち上げられた位置に位置決めされ、二重カム機構204 は図8に示した位置とは異なる位置に回転しているので、カムフォロワー314 はカムリング701 の異なる位置に接触する。持ち上げられた位置および下がった位置は二重カム機構がシャフト715 の上に非対称に取り付けられている結果生ずる。
【0057】
橇組立体210 はカムフォロワー314 の足314a(図3)とカムリング701 との間の接触により所定位置に保持される。図12乃至図14に関して下に一層詳細に説明するように、二重カム機構204 は第1のカム機構(カムリング701 がその部品である)が図8および図9の平面から外れる方向に、すなわち、足314aに向かって、偏るようにばね負荷されている。したがって、カムフォロワー314 が図8および図9の平面に垂直な軸に沿って実質上固定されて保持されているので、第1のカム機構の片寄せ力は足314aがカムリング701 の縁の周りを移動しないようにすると共にカムリング701 から離れないようにする。
【0058】
図9で、二重カム機構204 のカム712 を見ることができる。図19乃至図21に関して下に一層詳細に説明するように、カム712 は紙つまみ圧力板に接触して紙つまみ圧力板を紙つまみ位置と紙解放位置との間で移動させる。
【0059】
二重カム機構204 は次のように回転する。モータ202 (図2)が歯車702 を回転させる。歯車702 は歯車703 と噛み合って歯車703 を回転させる。歯車703 は歯車704 と一体に同軸に形成されているので、歯車703 が回転すると歯車704 が回転する。歯車704 は歯車705 と噛み合っていて歯車705 を回転させる。歯車705 は更に小さい円筒歯車(図8および図9には見えない)と一体に同軸に形成されているので、歯車705 が回転すると円筒歯車が回転する。円筒歯車は歯車706 と噛み合っていて歯車706 を回転させる。歯車706 は二重カム機構204 の一部としてカムリング701 を備えた第1のカム機構(図12乃至図14)とカム712 を備えた第2のカム機構(図12乃至図14)との間に形成されている歯車(図8および図9には見えない。図12および図14の歯車903eを参照)と噛み合っており、それにより二重カム機構204 が回転する。
【0060】
本発明の一実施例では、歯車702 は黄銅から作られ、歯車706 はナイロンから作られ、残りの歯車(歯車703 、704 、705 、および図8および図9には見えない円筒歯車)はポリカーボネートから作られている。各種歯車に対して上述の材料を使用すれば歯車の磨耗および歯車の騒音が減少することがわかっている。
【0061】
センサートリガー711 が二重カム機構204 の第1のカム機構と一体に形成されている。二重カム機構204 が回転するにつれて、センサートリガー711 は電気接点と接触し、電気信号をファクシミリ機械100 のマイクロプロセツサに送って二重カム機構204 の回転位置を指示する。したがって、マイクロプロセッサは橇組立体210 がキャッピング位置(持ち上げられた位置)にあるか拭き取り位置(下がった位置)にあるかを監視することができる。マイクロプロセッサは橇組立体210 の位置に関する情報を使用してプリントキャリッジ320 の運動と橇組立体210 の位置とを統括する。
【0062】
図10は図8および図9で取り外してあるサービスステーション・シャーシ201 (図2)の側壁800 の側面斜視図であり、図8および図9のものとは反対の方向に見たサービスステーション・シャーシ201 の内部を示している。図11は図10に示す解放レバー203 の斜視図である。壁800 はサービスステーション・シャーシ201 の残りに壁800 のスロット800aを通してサービスステーション・シャーシ201 の壁に形成されたボスのねじ穴713 (図8および図9)に嵌入するねじにより、および壁800 の穴800bを通して、二重カム機構204 が取り付けられているシャフト715 (図8および図9)形成されたねじ穴に嵌入するねじ(図示せず)により、取り付けられている。他に、ループ部分801 が、側壁800 がサービスステーション・シャーシ201 の残りに組み込まれたとき、ループ部分801 がサービスステーション・シャーシ201 に突起708 の上方に形成された穴714 (図8および図9)を通して嵌まるように、側壁800 から突出している。同様に、ループ部分802 が、側壁800 がサービスステーション・シャーシ201 の残りに組み込まれたとき、ループ部分802 がサービスステーション・シャーシ201 に形成された突起709 (図8および図9)の上方に嵌まるように、側壁800 から突出している。
【0063】
解放レバー203 はサービスステーション・シャーシ201 の壁から突出しているボス803 に旋回可能に取り付けられている。解放レバー203 の作動腕805 はサービスステーション・シャーシ201 の上方でループ部分802 を通して突出している(図2を参照)。解放レバー203 の解放腕804 はサービスステーション・シャーシ201 の内部に設置されている。作動腕805 の第1の位置では、解放腕804 は二重カム機構204 に接触しない(図8および図9)。作動腕805 が矢印206 (図2)の方向に移動すると、解放レバー203 はボス803 の周りを旋回し、解放腕804 が二重カム機構204 に接触し、二重カム機構204 のばね負荷された第1のカム機構(図12乃至図13に関して下に説明する)を図8および図9の平面に垂直な方向に移動させる。作動腕805 が第2の位置まで移動すると、第1のカム機構は、カムフォロワー314 がカムリング701 (図8および図9)との接触から解放され、それにより橇組立体210 をサービスステーション110 (図2)から解放するように十分遠くに移動する。
【0064】
図12、図13、および図14は二重カム機構204 の、それぞれ、前面図、背面図、および分解斜視図である。二重カム機構204 は第1のカム機構901 、コイルばね902 、および第2のカム機構903ヲ備えている。
【0065】
延長部901aおよび901b(図14)は第1のカム機構901 の一方の側に形成されている。円形リッジ901cは第1のカム機構901 の同じ側で延長部901aおよび901bの周りに形成されている。カムリング701 (図13)は第1のカム機構901 の反対側に形成されている。カムリング701 はカムフォロワー314 (図8および図9)とカムリング701 との間の接触が、二重カム機構204 が回転するとき、橇組立体210 の所要運動を行なうような輪郭になっている。隆起輪郭901dが第1のカム機構901 の同じ側にカムリング701 のように形成されている。輪郭901dはキャッピング中カムフォロワー314 の下向き運動を制限し、コイルばね301 (図3)が圧縮されず、コイルばね420 (図4および図5)だけが圧縮されてキャッピング力を発生するようになっている。
【0066】
図14に最も良く示すように、第2のカム機構903 はカム712 と一体に形成された歯車903eを備えている。穴903aおよび903bがカム712 を通して形成され、穴903cおよび903dが歯車903eを通して形成されている。
【0067】
コイルばね902 は円形リッジ901cの内部で第1のカム機構901 の延長部901aおよび901bの周りに嵌入している。第2のカム機構903 は、コイルばね902 がカム712 がその上に一体に形成されている表面に反対の歯車903eの表面に形成された円形リッジ(図12、図13、および図14には見えない)の中に嵌入するようにコイルばね902 に対して設置されている。第1のカム機構901および第2のカム機構903 は共に押されてコイルばね902 を圧縮するので、延長部901aは穴903cを通して嵌まり、延長部901bは穴903dを通して嵌まる。圧縮されたコイルばね902 は第1のカム機構901 を第2のカム機構903 から向こうに押す力を加え、延長部901aの端に形成されるスナップを歯車901eに接触させ、それにより第1のカム機構901 および第2のカム機構903 を共に保持する。
【0068】
解放腕(図8)が第1のカム機構901 を第2のカム機構903 の方に動かして橇組立体110 をサービスステーション210 から離すと、第1のカム機構901 の延長部901aおよび901bはカム712 の穴903aおよび903bを通して嵌まるので、カム712 は延長部901aおよび901bに接触せず、第1のカム機構901 を動かないようにする。
【0069】
図15は、図3に示すような、サービスステーション・シャーシ201 の一部、橇組立体210 、およびプリントキャリッジ320 の簡略上方斜視図であり、プリントキャリッジ320 がキャッピング位置にあるところを示している。キャッピング位置では、図9に示すように、二重カム機構204 が回転してカムリング701 の、シャフト715 から最も遠い部分が橇組立体210 に最も近く設置され、それによりカムフォロワー314 を、したがって橇組立体210 を、サービスステーション・シャーシ201 およびプリントキャリッジ320 に対して上向きに(図15に見るように)動かす。橇組立体210 が上向きに動くと、橇組立体210 の表面430cから突出している整列ポスト531aおよび531b(図17)がプリントキャリッジ320 に形成されている対応する整列空洞(図15乃至図18には見えない。図6を参照)の中に上向きに動く。その結果、橇組立体210 はプリントキャリッジ320 に対して所定の位置に保持されるので、橇組立体210 に取り付けられているキャップ501 (図17)はプリントキャリッジ320 に挿入されているプリントカートリッジ(図示せず)のプリントヘッド上方に正しく位置決めされる。
【0070】
整列ポスト531aおよび531bは好適には、整列ポスト531aおよび531bの(整列ポスト531aおよび531bが突出している方向に実質上垂直な平面内の)断面積が表面430cから遠い端で最も小さいようにテーパーをなしている。整列ポスト531aおよび531bの各々の遠端の断面積は対応する整列空洞の断面積より小さくなっており、各整列ポスト531aおよび531bの遠端は丸くなっているので、キャッピング中橇組立体210 (すなわち、整列ポスト531aおよび531b)のプリントキャリッジ320 (すなわち、整列空洞)に対するわずかな不整列が吸収される、すなわち、整列ポスト531aおよび531bが整列ポスト531aおよび531bの丸い端により対応する整列空洞内に案内される。表面430cに近い整列ポスト531aおよび531bの比較的大きい断面積は強度を与える。
【0071】
図16は簡略サービスステーション・シャーシ201 、橇組立体210 、およびプリントキャリッジ320 の上方斜視図であり、プリントキャリッジ320 がキャッピング位置と拭き取り位置との間の中間位置にあるところを示している。この位置では、図8に示すように、二重カム機構204 が回転してシャフト715 に最も近いカムリング701 の部分が橇組立体210 に最も近く位置決めされ、それによりカムフォロワー314 を、したがって橇組立体210 をサービスステーション・シャーシ201 およびプリントキャリッジ320 に対して下向きに(図15)で見るように)動かす。橇組立体210 が下向きに動くと、整列ポスト531aおよび531b(図17)が対応する整列空洞の外に下向きに動くので、プリントキャリッジ320 は橇組立体210 に対して横方向に自由に動く。
【0072】
図17は簡略サービスステーション・シャーシ201 、橇組立体210 、およびプリントキャリッジ320 の上方斜視図であり、プリントキャリッジ320 が拭き取り位置にあるところを示している。橇組立体210 が図16に示す中間位置に動いてから、プリントキャリッジ320 は橇組立体210 から横方向に遠くに動く。この横移動の結果、ワイパー502 (図18)がプリントキャリッジ320 の区画に挿入されているプリントカートリッジのプリントヘッドを拭き、インクおよび汚染物をプリントヘッドから除去する。
【0073】
図18は簡略サービスステーション・シャーシ201 、橇組立体210 、およびプリントキャリッジ320 の側面図であり、拭き取り位置を示している。プリントキャリッジ320 は橇組立体210 に対して、プリントキャリッジ320 の横移動中、プリントキャリッジ320 が橇組立体210 に形成された案内レール532 および533 に確実に接触するように、位置決めされる。プリントキャリッジ320 が橇組立体210 から遠ざかって横方向に移動し、案内レール532 および533 に乗るにつれて、ワイパー502 の端は、案内レール532 および533 の高さのため、(プリントキャリッジ320 の移動方向に平行な方向に見て)プリントカートリッシジのプリントヘッドを超えて所定量だけ突出する。このようにして、案内レール532 および533 はワイパー502 を確実に正しく位置決めしてプリントヘッドに対するワイパー502 の適格な拭き取り力を達成する。
【0074】
プリントキャリッジ320 はワイパー502 がプリントヘッド全体を拭くように横に移動する。拭いてから、上におよび上に引用した米国特許出願第08/241,813号に説明されているように、ノズルをスピットする。次に、必要なら、プリントキャリッジを中間位置(図16)まで逆に移動させてプリントヘッドをもう一度拭くことができる。この点で、橇組立体210 をキャッピング位置(図15)まで持ち上げることができ、またはプリントキャリッジ320 を横に移動させて拭き取りおよびスピッティングを再び行なうことができる。プリントキャリッジ320 の前後移動は必要に応じて多数回行い、所要量の拭き取りを達成することができる。結局、中間位置から拭き取り位置を通して移動してから、プリントキャリッジ320 をサービスステーションから遠くに移動させて印刷を行なう。
【0075】
図19はファクシミリ機械100 の簡略切り取り斜視図であり、紙解放位置に設置された紙つまみ圧力板1110を示している。つまみローラ1120がファクシミリ機械100 の一端近くに回転自在に取り付けられたシャフト1121に取り付けられている。サービスステーション110 はファクシミリ機械100 の同じ端の近くに設置されている。紙つまみ圧力板1110はヒンジ1111a 、1111b により、シャフト1121およびつまみローラ1120が取り付けられている端から遠いファクシミリ機械100 の一端近くでファクシミリ機械100 に、回転可能に取り付けられている。圧縮コイルばね1112がファクシミリ機械100 の下板100aにヒンジ端から遠い紙つまみ圧力板1110の端近くに形成された縦穴内部に設置されている。コイルばね1112は紙つまみ圧力板1110に接触し、コイルばね1112の圧縮によりは紙つまみ圧力板1110はヒンジ1111a および1111b の周りにつまみローラ1120の方に偏る。
【0076】
印刷媒体1130のスタックが紙つまみ圧力板1110の上に設置されている。二重カム機構204 が図19に示す紙解放位置に設置されると、すなわち、カム712 が紙つまみ圧力板1110の延長部分に接触している状態で、紙つまみ圧力板1110は紙つまみローラ1120から遠くに押され、印刷媒体1130の最上位シートがつまみローラ1120に接触しないようになる(下の図20をも参照)。同時に、カムリング701 (図20)が、図9に関して上に説明したように、カムフォロワー314 と相互作用して橇組立体210 を持ち上げられた(すなわち、キャッピング)位置まで動かす。図20は橇組立体210 がキャッピング位置にあり、紙つまみ圧力板1110が紙解放位置にあるときのサービスステーション110 および紙つまみ圧力板1110の、図9のものと同様の、簡略側面図である。したがって、明らかなように、プリントカートリッジ・プリントヘッドがキャップをかぶせられている間、印刷は行なわれず、紙つまみ圧力板1110は印刷媒体1130の最上位シートが印刷経路に引き込まれないような位置にある。
【0077】
図21は、橇組立体210 が拭き取り位置にあり、紙つまみ圧力板1110が紙つまみ位置にあるときの、サービスステーション110 および紙つまみ圧力板1110の、図8のものと同様の、簡略側面図である。図21に示す位置では、二重カム機構204 は、カムリング701 が、図8に関して上に説明したように、カムフォロワー314 と相互作用して橇組立体210 を図21に示す下がった(すなわち、拭き取り)位置まで動かす位置まで回転しており、カム712 はばね1112に紙つまみ圧力板1110を紙つまみローラ1120(図19)に対して偏らせる上位置まで回転し、印刷媒体1130の最上位シートをつまみローラ1120に接触させる。マイクロプロセッサがシャフト1121を回転させ、つまみローラ1120がシャフト1121と共に回転する。回転するつまみローラ1120と印刷媒体1130の最上位シートとの間の摩擦力が最上位シートを印刷媒体1130のスタックから遠くにファクシミリ機械100 の印刷経路に引き入れる。紙ガイド(図示せず)が印刷媒体1130のシートをつまみローラ1120の周りにおよび印刷を行なう印刷領域(図示せず)に導く。したがって、プリントカートリッジ・プリントヘッドが拭かれ、印刷が行なわれ、紙つまみ圧力板1110が紙つまみローラ1120を回転することにより紙を印刷経路に引き込むことができるように位置決めされる。
【0078】
以上、本発明を上記の動作原理と実施態様を参照して説明したが、当業者には特許請求の範囲から逸脱することなく、本発明の態様や細部に変更を加えることは明らかであろう。なお、本発明によるモータ駆動によるサービスステーション橇の位置決めの実施態様を列挙すると、概ね以下の通りである。
【0079】
1)インクジェットプリンタに使用するサービスステーションにおいて、サービスステーシヨンシャーシと、サービスステーシヨンシャーシに可動に取り付けられており、少なくとも一つのワイパーおよび少なくとも一つのキャップが取り付けられ、カムフォロワーが形成されている、橇組立体と、サービスステーシヨンシャーシに可動に取り付けられている部材であって、カムが該部材に取り付けられ、該部材の移動によりカムが移動し、移動するカムがカムフォロワーと相互作用して橇組立体の移動を行なう部材と、から構成されているインクジェットプリンタのサービスステーション。
【0080】
2)上記1)の装置であって、部材が特定の位置に移動すると、カムとカムフォロワーとの相互作用により橇組立体を、キャップがインクジェットプリントカートリッジのプリントヘッドに接触するように、位置決めするインクジェットプリンタのサービスステーション。
【0081】
3)上記2)の装置であって、部材が第2の位置に移動すると、カムとカムフォロワーとの相互作用により橇組立体を、キャップをプリントヘッドから遠くに移動させるように、位置決めするインクジェットプリンタのサービスステーション。
【0082】
4)上記1)、2) または3)の装置であって、 ワイパーは橇組立体の橇基体に取り付けられており、部材が特定の位置に移動すると、カムとカムフォロワーとの相互作用により橇組立体を、橇基体表面から遠いワイパーの縁が、プリントカートリッジが挿入されているプリントキャリッジの運動方向に平行な方向に見て、プリントカートリッジのプリントヘッドを超えて突出するように、位置決めするインクジェットプリンタのサービスステーション。
【0083】
5)上記1)、2)、3)または4)の装置であって、更にサービスステーシヨンシャーシに取り付けられ、部材を駆動するモータを備えており、橇組立体の表面に垂直な方向に見て、橇組立体幅が最大であり、モータの幅が最大であり、橇組立体の最大幅は第1の軸に沿い、モータの最大幅は第2の軸に沿い、第1の軸は第2の軸に実質上垂直であるインクジェットプリンタのサービスステーション。
【0084】
6)インクジェットプリンタを備えているファクシミリ機械に使用するサービスステーション装置において、少なくとも一つのワイパーおよび少なくとも一つのキャップが取り付けられている橇組立体と、橇組立体を位置決めする手段と、位置決め手段を駆動するモータと、を備えて成り、橇組立体の表面に垂直な方向に見て、橇組立体の幅が最大であり、モータの幅が最大であり、橇組立体の最大幅は第1の軸に沿い、モータの最大幅は第2の軸に沿い、第1の軸は第2の軸に実質上垂直である、インクジェットプリンタのサービスステーション。
【0085】
7)上記7)の装置であって、位置決め手段は更にカムと、カムフォロワーと、
を備え、モータはカムを駆動して橇組立体を移動させる、インクジェットプリンタのサービスステーション。
【0086】
8)プリントキャリッジの一区画に挿入され、インクをプリントカートリッジプリントヘッドから放出するノズルを備えているインクジェットプリントカートリッジを保守する方法であって、プリントキャリッジを、橇組立体と橇組立体の表面に取り付けられているキャップおよびワイパーとを備えているサービスステーションに隣接して位置決めする階梯と、サービスステーションのカムを、橇組立体のカムフォロワーがカムと相互作用して橇組立体を移動させるように、回転させる階梯と、から構成される方法。
【0087】
9)上記8)の方法であって、回転させる階梯は更に、カムを、キャップがインクジェットプリントカートリッジのプリントヘッドに接触するように、第1の位置に位置決めする階梯と、カムを、キャップがプリントヘッドから遠くに移動するように、第2の位置に位置決めする階梯と、を含む方法。
【0088】
10) 上記8)または9)の方法であって、回転させる階梯は更に、カムを、橇組立体の表面から遠いワイパーの縁が、プリントキャリッジの運動方向に平行な方向に見てプリントカートリッジのプリントヘッドを超えて突出するように、所定位置に位置決めする階梯を含む方法。
【0089】
【発明の効果】
上に説明したように、プリントカートリッジを保守する橇組立体210 の位置おわよび紙を印刷経路に送り込む紙つまみ圧力板1110の位置は共に単一機構(二重カム機構)を駆動する単一モータ202 により制御される。対照的に、以前のサービスステーションは、各モータが別々の位置決め機構、すなわち一つは橇組立体を動かし、一つは紙つまみ圧力板を動かす、機構を駆動する二つのモータを必要とした。したがって、本発明によるサービスステーションは、構成しやすく、破損する可能性が少なく、印刷組立体内部の空間をあまり必要としない一層簡単な構造で、以前のサービスステーションのものと同等の機能を達成している。先に記したマイクロプロセッサはモータ202 の動作をプリントキャリッジ320 を駆動するモータと同期させるので、プリントキャリッジ320 の移動(図3)は橇組立体210 および紙つまみ圧力板1110の移動と正しく同期している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるサービスステーションを備えているファクシミリ機械の切り取り斜視図である。
【図2】本発明によるサービスステーションの上方斜視図である。
【図3】図2のサービスステーションおよびサービスステーション上方に設置されたプリントキャリッジの分解上方斜視図である。
【図4】図3の橇組立体の、それぞれ、上方および下方分解斜視図である。
【図5】図3の橇組立体の、それぞれ、上方および下方分解斜視図である。
【図6】図4および図5の橇基体の上方斜視図である。
【図7】図3のプリントキャリッジおよびプリントカートリッジの下方斜視図である。
【図8】図2のサービスステーションのサービスステーション・シャーシの側面図で、橇組立体が下がった位置にある状態の図であり、サービスステーション・シャーシの側壁を取り外してサービスステーション・シャーシの内部を示している。
【図9】図2のサービスステーションのサービスステーション・シャーシの側面図で、橇組立体が上がった位置にある状態の図であり、サービスステーション・シャーシの側壁を取り外してサービスステーション・シャーシの内部を示している。
【図10】図8および図9で取り外されているサービスステーション・シャーシの側壁の側面斜視図であり、図8および図9のものと反対の方向に見たサービスステーション・シャーシの内部を示している。
【図11】図10に示す解放レバーの斜視図である。
【図12】図8および図9に示す二重カム機構の、それぞれ、前面図、背面図、および分解斜視図である。
【図13】図8および図9に示す二重カム機構の、それぞれ、前面図、背面図、および分解斜視図である。
【図14】図8および図9に示す二重カム機構の、それぞれ、前面図、背面図、および分解斜視図である。
【図15】図3のサービスステーション・シャーシの一部、橇組立体、およびプリントキャリッジの簡略上方斜視図であり、キャッピング位置にあるプリントキャリッジを示している。
【図16】図15の簡略サービスステーション・シャーシ、橇組立体、およびプリントキャリッジの上方斜視図であり、キャッピング位置と拭き取り位置との間の中間の位置にあるプリントキャリッジを示している。
【図17】図15の簡略サービスステーション・シャーシ、橇組立体、およびプリントキャリッジの上方斜視図であり、拭き取り位置にあるプリントキャリッジを示している。
【図18】図15の簡略サービスステーション・シャーシ、橇組立体、およびプリントキャリッジの側面図であり、拭き取り位置を示している。
【図19】図1のファクシミリ機械の簡略切り取り斜視図であり、紙解放位置にある紙つまみ圧力板を示している。
【図20】橇組立体がキャッピング位置にあり、紙つまみ圧力板が解放位置にあるときの、図19のサービスステーションおよび紙つまみ圧力板の、図9のものと同様の、簡略側面図である。
【図21】橇組立体が拭き取り位置にあり、紙つまみ圧力板が紙つまみ位置にあると黄の、図19のサービスステーションおよび紙つまみ板の、図8のものと同様の、簡略側面図である。
【符号の説明】
100 プリンタ
210 橇組立体
320 プリントキャリッジ
325 プリントカートリッジ
430 橇基体
501 キャップ
502 ワイパー
531a,531b 整列ポスト
532,533 案内レール
602 区画
604 整列空洞
605a,605b,606a,606b 案内面
611 プリントヘッド
612 ノズル

Claims (2)

  1. プリントヘッドを有するプリントカートリッジの保守を行う際に使用するサービスステーションであって、
    表面にワイパーおよびキャップが取り付けられた可動橇組立体と、
    前記橇組立体上に形成され、前記橇組立体から下方に延びるカムフォロワーと、
    前記橇組立体の下方に配置され、前記カムフォロワーに係合するように配置されるカムを有する可動部材であって、該可動部材の動きによって該カムの動きが生じ、該カムが前記カムフォロワーと相互作用して前記橇組立体及びカムフォロワーに上下方向の動きを生じさせる可動部材と、
    一対のばねであって、一方のばねは、前記橇組立体の下面に隣接して配置されて前記橇組立体を上方に片寄らせ、他方のばねは、前記可動部材の前記カムが設けられている側と反対の側に隣接して配置され、前記可動部材が動かされて前記橇組立体を前記プリントヘッドに対するキャッピング位置に配置する時に、前記一方のばねが前記キャップをプリントヘッドに対して付勢するのを前記カムの縁が妨げるように、前記カムフォロワーの上下の移動に対して直交する方向に前記可動部材を片寄らせて前記カムフォロワーと前記カムの縁とを接触させる、一対のばねと
    を有するサービスステーション。
  2. プリントキャリッジの一区画に挿入され、インクをプリントカートリッジプリントヘッドから放出するノズルを備えているインクジェットプリントカートリッジを保守する方法であって、
    前記プリントキャリッジを、サービスステーションであって、表面にワイパーおよびキャップが取り付けられた可動橇組立体と、前記橇組立体上に形成され、前記橇組立体から下方に延びるカムフォロワーと、前記橇組立体の下方に配置され、前記カムフォロワーに係合するように配置されるカムを有する可動部材であって、該可動部材の動きによって該カムの動きが生じ、該カムが前記カムフォロワーと相互作用して前記橇組立体及び前記カムフォロワーに上下方向の動きを生じさせる可動部材と、前記橇組立体の下面に隣接して配置される一方のばねと前記可動部材の前記カムが設けられている側と反対の側に隣接して配置される他方のばねからなる一対のばねと、を有するサービスステーションに隣接して位置決めする階梯と、
    前記サービスステーションの前記可動部材に形成された前記カムを、前記橇組立体の前記カムフォロワーが該カムと相互作用して該橇組立体及び前記カムフォロワーを上下方向に移動させるように、回転させる階梯と、
    前記一方のばねを用いて、前記橇組立体を上方に片寄らせる階梯と、
    前記可動部材が動かされて前記橇組立体を前記プリントヘッドに対するキャッピング位置に配置する時に、前記他方のばねを用いて前記カムフォロワーの上下の移動に対して直交する方向に前記可動部材を片寄らせて前記カムフォロワーと前記カムの縁とを接触させ、前記一方のばねが前記キャップをプリントヘッドに対して付勢するのを前記カムの縁が妨げる階梯と
    から構成される方法。
JP20724295A 1994-08-12 1995-08-14 プリントカートリッジ用のサービスステーションおよび保守方法 Expired - Fee Related JP3616677B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US28960794A 1994-08-12 1994-08-12
US289-607 1994-08-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0858114A JPH0858114A (ja) 1996-03-05
JP3616677B2 true JP3616677B2 (ja) 2005-02-02

Family

ID=23112271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20724295A Expired - Fee Related JP3616677B2 (ja) 1994-08-12 1995-08-14 プリントカートリッジ用のサービスステーションおよび保守方法

Country Status (4)

Country Link
US (3) US5917516A (ja)
EP (1) EP0696506B1 (ja)
JP (1) JP3616677B2 (ja)
DE (1) DE69525794T2 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69525794T2 (de) * 1994-08-12 2002-10-31 Hewlett Packard Co Positionierung eines Reinigungsschlittens unter Verwendung einer angetriebenen Nocke
US6007318A (en) * 1996-12-20 1999-12-28 Z Corporation Method and apparatus for prototyping a three-dimensional object
US7037382B2 (en) * 1996-12-20 2006-05-02 Z Corporation Three-dimensional printer
USD430600S (en) * 1999-02-18 2000-09-05 Hewlett-Packard Company Printhead service station unit
US6382766B1 (en) 2000-04-20 2002-05-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Maintenance apparatus for ink nozzle of image forming apparatus
US6412905B1 (en) * 2000-12-21 2002-07-02 Acer Communications And Multimedia Ink jet cap with vent
CN1170683C (zh) 2001-04-20 2004-10-13 精工爱普生株式会社 维护装置、维护方法及采用它的喷墨打印机
US6641245B1 (en) 2002-05-23 2003-11-04 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printing apparatus with adaptive servicing sled control and method
WO2004106041A2 (en) * 2003-05-23 2004-12-09 Z Corporation Apparatus and methods for 3d printing
US7140715B2 (en) * 2003-06-13 2006-11-28 Lexmark International, Inc. Maintenance station for an imaging apparatus
US7753471B2 (en) * 2004-02-17 2010-07-13 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printing mechanism and method
WO2005097476A2 (en) * 2004-04-02 2005-10-20 Z Corporation Methods and apparatus for 3d printing
US7342664B1 (en) 2004-05-06 2008-03-11 Juliusz George Radziszewski Scanning double-beam interferometer
US7387359B2 (en) * 2004-09-21 2008-06-17 Z Corporation Apparatus and methods for servicing 3D printers
US7645022B2 (en) * 2005-05-09 2010-01-12 Silverbrook Research Pty Ltd Mobile telecommunication device with a printhead, a capper and a locking mechanism for holding the capper in an uncapped position during printing
US20070126157A1 (en) * 2005-12-02 2007-06-07 Z Corporation Apparatus and methods for removing printed articles from a 3-D printer
US7735955B2 (en) * 2005-12-05 2010-06-15 Silverbrook Research Pty Ltd Method of assembling printhead capping mechanism
EP2024168B1 (en) * 2006-05-26 2012-08-22 3D Systems, Inc. Apparatus, method and multiport valve for handling powder in a 3-d printer
US7988255B2 (en) * 2008-01-04 2011-08-02 Eastman Kodak Company Full function maintenance station
US20100080626A1 (en) * 2008-09-26 2010-04-01 Foster Thomas J Multicolor image uniformity by reducing sensitivity to gear train drive non-uniformity
US9539815B2 (en) 2011-06-20 2017-01-10 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Low-profile service stations for use with printers
ES2420029B1 (es) * 2012-01-16 2014-09-03 Tkt Brainpower, S. L. Dispositivo para la limpieza y el cierre de cartuchos de impresión y elemento de cierre para cartuchos de impresión
DE112012006893T5 (de) * 2012-09-12 2015-05-28 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Abdeckanordnung für ein Druckkopfgerät
EP3193310B1 (en) * 2016-01-15 2019-11-20 Neopost Technologies Franking machine with integrated scale
WO2017184105A1 (en) 2016-04-18 2017-10-26 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Pressure plate control
TWI698284B (zh) * 2017-11-20 2020-07-11 研能科技股份有限公司 噴頭清潔模組

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61118255A (ja) * 1984-11-14 1986-06-05 Canon Inc インクジエツトプリンタの吸引回復装置
US4853717A (en) * 1987-10-23 1989-08-01 Hewlett-Packard Company Service station for ink-jet printer
JPH021805A (ja) * 1988-06-10 1990-01-08 Nec Corp 光送受信モジュール
JP2729633B2 (ja) * 1988-07-06 1998-03-18 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
US5252993A (en) 1988-09-07 1993-10-12 Seiko Epson Corporation Capping apparatus for an ink jet printer
KR940010881B1 (ko) * 1988-10-07 1994-11-19 캐논 가부시끼가이샤 기록장치
US5164748A (en) * 1990-02-13 1992-11-17 Canon Kabushiki Kaisha Suction recovery device with a cap having a communicating member to aid suction
EP0480302B1 (en) * 1990-10-03 1996-05-01 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus
US5184147A (en) * 1991-04-22 1993-02-02 Tektronix, Inc. Ink jet print head maintenance system
US5155497A (en) * 1991-07-30 1992-10-13 Hewlett-Packard Company Service station for ink-jet printer
US5563638A (en) * 1992-09-21 1996-10-08 Hewlett-Packard Company Ink-jet printhead capping and wiping method and apparatus
US5455609A (en) * 1992-09-30 1995-10-03 Hewlett-Packard Company Printhead servicing station for printers
US5257044A (en) * 1992-11-12 1993-10-26 Xerox Corporation Cap actuation mechanism for capping ink jet printheads
US5394178A (en) * 1992-12-21 1995-02-28 Hewlett-Packard Company Printhead servicing apparatus with pivotal servicing lever
US5587729A (en) * 1993-05-11 1996-12-24 Hewlett-Packard Company Rotatable service station for ink-jet printer
US6000780A (en) * 1994-04-08 1999-12-14 Hewlett-Packard Company Wiping system for inkjet printer
DE69525794T2 (de) * 1994-08-12 2002-10-31 Hewlett Packard Co Positionierung eines Reinigungsschlittens unter Verwendung einer angetriebenen Nocke
US5559538A (en) * 1994-08-12 1996-09-24 Hewlett-Packard Company Positioning of service station and paper pick pressure plate using single motor

Also Published As

Publication number Publication date
EP0696506B1 (en) 2002-03-13
EP0696506A2 (en) 1996-02-14
EP0696506A3 (en) 1997-11-12
US5917516A (en) 1999-06-29
JPH0858114A (ja) 1996-03-05
US5992967A (en) 1999-11-30
DE69525794D1 (de) 2002-04-18
DE69525794T2 (de) 2002-10-31
US6280015B1 (en) 2001-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3616677B2 (ja) プリントカートリッジ用のサービスステーションおよび保守方法
JP3576649B2 (ja) インクジェット印刷装置のサービスステーション
EP0696505B1 (en) Cap alignment and wiper positioning for ink jet printer service
US5638099A (en) Removable service station sled for inkjet printer
US6609780B2 (en) Ink jet printer having a mechanism for driving wiper and purge pump
US5757395A (en) Color capable single-cartridge inkjet service station
US6916080B2 (en) Cleaning device for cleaning printhead of ink-jet printer
US7175253B2 (en) Maintenance apparatus used with an inkjet printer
EP1354707A2 (en) Cleaning device for cleaning printhead of ink-jet printer
US6830311B2 (en) Ink jet recording apparatus, moving position control method of capping device therein, and flushing control method therefor
EP1040924B1 (en) Ink jet recording apparatus
US6702424B2 (en) Head jetting property maintenance device and recording apparatus with the same
US6883896B2 (en) Ink jet recording apparatus
KR100481509B1 (ko) 잉크젯 프린터의 메인터넌스 장치
JP3832272B2 (ja) ヘッド吐出特性維持装置及びそれを備えたインクジェット式プリンタ
JP3253763B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4095333B2 (ja) インクジェットプリンタ
JPH08174854A (ja) インクジェット記録装置用キャップ装置
JP2002154214A (ja) インクジェット式記録装置
JPH08300671A (ja) キャップ装置
KR19990037410A (ko) 타이밍 캠 구동식 잉크젯 인쇄헤드 서비스 스테이션
JPH08300670A (ja) キャップ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081112

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091112

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091112

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101112

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111112

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121112

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees