JP3615809B2 - Cooking device - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、上方を開口した容器内にカッターを設けた回転体を配設し、この回転体を回転駆動する駆動手段を設けた本体を前記容器の開口に載置して前記回転体を回転させて容器内の被調理物をカッターによって切削、攪拌等して調理をする調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のカッターを有する回転体が配設され上方を開口した容器の開口に、駆動手段を設けた本体を載置して前記回転体を回転させて容器内の被調理物をカッターによって切削ないし攪拌等して調理をする調理器は図5に示すような構成となっている。これを図5に基づいて説明する。
【0003】
図に示すように調理器は、本体100と容器101とから構成されており、本体100には電動機103を設けるとともにこの電動機103を図示しない電源と接続する常開型のスイッチ104、このスイッチ104を開閉するための作動部105を有する作動杆106が設けられており、また、前記電動機103の駆動軸107には内周に凹凸の係合片108aが設けられた凹状カップリング108が取り付けられている。また、前記容器101は、上方を開口した有底筒状に形成され、その底部109に支持軸110が固定して設けられている。
【0004】
そして、この容器101内に、カッター111を有するとともに下端部に前記支持軸110に回転自在に嵌合する軸受112を、上端部に前記凹状カップリング108の係合片と互いに係合する凸状の係合片113を有し、前記凹状カップリング108と係合する凸状カップリング114が設けられた回転体115を着脱自在に配設する構成となっている。
【0005】
また、前記容器101の内周壁には複数の支持リブ116が設けられ、この支持リブ116の上端部に着脱自在に載置され中央部に前記凸状カップリング114を貫通させる貫通孔117を設けた蓋体118が設けられている。
【0006】
そして、前記容器101の開口の一端側つまり図において左側に本体100の一端を載置し、ついで前記載置部位を支点として図において反時計方向に回動させて前記開口を閉蓋するようにして本体100を載置する。そうするとこのとき前記作動杆106の作動部105が容器102の開口の縁部によって上方に押し上げられるため、前記スイッチ104が閉成され電動機103が駆動され、この電動機103によって凹状カップリング108が回転駆動され、これと係合する凸状カップリング114を介して回転体115が回転しカッター111によって容器101内の被調理物が調理される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のものは上記のように電動機103を収納した本体100を容器101の開口102を閉蓋するように載置する構成となっているため、調理器全体の高さが高くなり小型化が図れず、収納時等に際して好ましくないという問題があり、また、重量のある電動機103を収納した本体100が上方に位置するため、調理器の重心が上方に位置することになるため不安定となり、場合によっては使用中等に倒れるというの問題がある。
【0008】
一方、調理中の容器101内の披調理物つまり調理材料は回転体115の回転に伴って回転するカッター111によって切削ないし撹拌されるが、この調理材料は図5に一点鎖線に示すように回転するカッター111の遠心力により容器101の内周壁側に飛ばされついで内周壁に沿って上昇し蓋体118の内周面に近接ないしは衝突した後回転体115の上部に向かって流れ込むように還流する。つまり、調理材料はカッター111の回転によって容器101の内周壁に沿って略渦巻状に容器上昇し中央部に向かって還流する流れが形成され、回転体115の上方つまり容器101の中央部は空洞状となる。発明者はこの空洞状部分に本体の一部を位置させるようにしても調理材料が本体100あるいは蓋体18に付着することはないことから、この空洞状部分の利用によって上記問題の解決が図れることに着目したものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記従来の問題を解決するものであり、請求項1記載の発明は、底部に嵌合軸を有するとともに上方を開口した有底筒状の容器と、カッターを備え下部に前記嵌合軸と嵌合する軸受を上部に被カップリングをそれぞれ設けた回転体と、下部が有底筒状をなす筐体を有し、この筐体内に前記被カップリングと係脱するカップリングを作動させる駆動手段を配設して前記容器にその開口を閉蓋するように着脱自在に載置される本体とを備え、前記筐体の底部を、前記容器の開口縁に載置される段部と、この段部より小径で前記容器の開口に嵌入する環状壁と、この環状壁から前記容器の中心部に向かうにつれて下方に傾斜されて前記容器の上部内周壁との間に還流空間を形成し前記容器内周壁に沿って上昇する被調理材料を容器底面の中央部に向けて斜め下方に還流させる傾斜壁と、この傾斜壁に連続して円形状をなすとともに中心部に前記被カップリングが入り込む平板壁とで形成するとともに、前記環状壁、傾斜壁、及び平板壁により前記容器内に没入される凹陥部を形成し、この凹陥部の内側に前記駆動手段を入り込ませたことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、底部に嵌合軸を有するとともに上方を開口した有底筒状の容器と、この容器にその開口を閉蓋するように着脱自在に載置され中央部に貫通孔を有した蓋体と、カッターを備え下部に前記嵌合軸と嵌合する軸受を上部に前記貫通孔を貫通する被カップリングをそれぞれ設けた回転体と、下部が有底筒状をなす筐体を有し、この筐体内に前記被カップリングと係脱するカップリングを作動させる駆動手段を配設して前記蓋体上に着脱自在に載置される本体とを備え、前記蓋体が、前記容器の開口縁に載置されるフランジと、このフランジから垂下されて前記容器内に入り込む環状壁と、この環状壁から前記容器の中心部に向かうにつれて下方に傾斜されて前記容器の上部内周壁との間に還流空間を形成し前記容器内周壁に沿って上昇する被調理材料を容器底面の中央部に向けて斜め下方に還流させる傾斜壁と、この傾斜壁に連続して円形状をなして中心部に前記貫通孔が形成された平板壁とを有しているとともに、前記環状壁、傾斜壁、及び平板壁により前記容器内に没入される凹部を形成し、前記筐体の下部を前記凹部内に嵌り込む凹陥部に形成して、この凹陥部の内側に前記駆動手段を入り込ませたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
請求項1記載の発明は、容器に載置される本体の筐体に容器内に没入する凹陥部を形成し、この凹陥部を含む筐体内に駆動手段を配設するようにし、本体を容器に載置したときに本体の前記凹陥部を容器内に没入させることにより、全体の高さを低くすることができ調理器の小型化が図れ、また、調理器全体の重心が下方に位置するので転倒の発生を防止できる。
【0011】
また、請求項2記載の発明は上記請求項1記載の発明の作用に加えて蓋体によって本体下面への調理材料の付着を防止できる。
【0012】
【実施例】
つぎに、請求項1記載の発明の一実施例を図1ないし図3に基づいて説明する。
【0013】
図1に示すように調理器Aは、容器1とこの容器に載置される本体40とから構成されている。そして、図2に示すように前記容器1は、上方に開口2が設けられた有底筒状に形成され、底壁3にはその中央部に設けた取付孔4に嵌合軸としての軸5が設けられている。この軸5はフランジ5bを有しこのフランジ5bと底壁3との間にパッキング5cを介在させてナット5aによって液密的に取着されている。また、前記開口2の口縁部には容器1の内周壁6より径大な環状の嵌入部7が形成され、この嵌入部7の内周壁7aと前記容器1の内周壁6との間に段部7bが設けられている。また、前記開口2の口縁部には前記段部7bの上方に位置して注口8が形成されている。なお、容器1には図示しないが把手が設けられている。
【0014】
そして、前記容器1内には着脱自在に回転体10が配設されている。この回転体10は、カッター台11とこのカッター台11から上方に延出した小径の軸12から構成され、前記軸12の先端部には、図3に示すように軸12の周方向に突出した係合片13aが形成された被カップリングとしての凸状カップリング13が設けられており、この凸状カップリング13の下方に位置して径大な環状鍔部14が設けられている。また、前記軸12の先端部の中心部には芯出突起15が設けられている。
【0015】
前記カッター台11は上方に上底壁16を有するとともに下側を開口した径大な筒状壁17を有する円筒状に形成され、また、前記筒状壁17の内側には下側を開口した径小な筒状壁18が形成されている。そして、前記径大な筒状壁17の開口縁には環状のフランジ17aが形成され、内側には取付段部17bが設けられている。そして、このカッター台11の下側つまり前記両開口には、一端側つまり図において下側を開口した筒状部20を有した有底筒状に形成されるとともにその開口縁に環状の取付鍔21を有する軸受取付部材23が、前記筒状部20を前記径小な筒状壁18の内周に、また、前記取付鍔21の外周部を前記取付段部17bにそれぞれ嵌合することにより取着されている。そして、前記筒状部20の内側には軸受24が一体的に取着されている。
【0016】
また、前記カッター台11の上底壁16の上面部および前記フランジ17aの下面部には、それぞれ上カッター25aおよび下カッター25bが前記径大な筒状壁17を貫通したリベット26により一体的に取り付けられている。
【0017】
つぎに、本体40について説明する。本体40の本体ケース(筐体)は上部ケース41と下部ケース42とからなっており、これら両ケース41、42は図示しないねじにより結合されている。そして、上部ケース41には中央部を横切って尾根状の突出部41aが形成され、この尾根状の突出部41aは本体40を容器1に対して着脱するときの把手としての機能を有している。また、上部ケース41の外周部には嵌合部41cが形成されている。
【0018】
そして、図2に示すようにこの上部ケース41には、前記突出部41aの一端側に設けた貫通孔41bに操作体30の操作釦31がその釦軸31aを上下動自在に貫通させて設けられている。この操作体30は、前記操作釦31、釦軸31a、この釦軸31aに取り付けられた作動杆32、この作動杆32に設けられた作動片33、およびこの作動片33に下方に向けて突出形成したガイド軸34から構成されている。そして、この操作体30は、前記作動片33と後述の支持台60との間に位置するとともに前記ガイド軸32に嵌合されたばね35によって常時上方に付勢されて、後述するスイッチ62の作動板63を押圧しスイッチ62に設けた図示しない作動子を動作させるものである。
【0019】
つぎに、下部ケース42は前記容器1の開口2を閉蓋するようになっており、その形状は上方つまり上部ケース41側を開口した有底筒状に形成され、そして、開口部側には前記上部ケース41の嵌合部41cに嵌合する略垂直な環状壁43が形成され、また、この環状壁43から内方に向けて段部44が形成され、さらに、この段部44から垂下させるとともに前記環状壁43より小径な環状壁45が形成され、この環状壁45から中心部に向かうにつれて下方に傾斜する傾斜壁46が形成され、この傾斜壁46の頂部には円形状の平板壁47が形成されている。また、前記平板壁47の直径は前記容器1内径の直径より所定寸法だけ小さく形成されるとともにこの平板壁47は容器1の開口2の上端部より所定距離だけ下方に位置して前記容器1に没入している。そして、前記容器1の開口2の上端から容器1内に入り込んでいる環状壁45、傾斜壁46および平板壁47とで容器1内に没入した凹陥部48を形成している。なお、下部ケース42は前記段部44を前記開口2の上端部に載置して容器1に載置される。
【0020】
上記のように下部ケース42に環状壁45から内方に傾斜した傾斜壁46および平板壁47とで容器1内に没入する凹陥部48を形成したことにより、前記傾斜壁46の下方には容器1の内周壁6側に向かうにつれて上方に延びる空間部49が形成される。この空間部49は、調理中に容器1内において回転体10の回転に伴って回転するカッター25a、25bの攪拌切削作用に伴う遠心力によって容器1の内周壁6に沿って上昇する被調理材料の還流を許容する還流空間となっている。そして、この空間部49の形状あるいは容積および凹陥部48の形状等の具体的設計は、容器1内を還流する調理材料によって容器1の中央部に生じる空洞の形状等を実験等により求めて決定されるものである。
【0021】
また、前記下部ケース42に環状壁45が設けられ、この環状壁45には下方に向けて突出した舌片51aを有するシール体51が取着されている。また、前記平板壁47の中心部には貫通孔52を形成した環状突出壁53が上方に向けて突設されている。さらにまた、下部ケース42には図2に示すように上方に向けて突設した複数(図2では1個のみを図示)の取付ボス54と支持ボス55が形成されている。
【0022】
そして、この下部ケース42の前記取付ボス54には緩衝体56a、56bを介して取付枠70がねじ57によって取り付けられている。この取付枠70にはモーター71が図示しないねじによって取り付けられており、その回転軸71aには小径のプーリー72が取り付けられている。また、前記取付枠70には軸受73が取着され、この軸受73に軸支された軸73aの一端側には径大なプーリー74が取り付けられ他端側には傘歯車75が取り付けられている。そして、前記プーリー72とプーリー74にはベルト76が掛けられている。また、前記取付枠70には軸受77が取り付けられており、この軸受77には一端を例えばCリング77bにより抜け止めされれるとともに他端側に前記傘歯車75と噛合する傘歯車78が取り付けられた軸77aが軸支されている。そして、この傘歯車78には図において下方に延出した軸79が設けられ、この軸79の先端部は前記貫通孔52内に位置するようになっている。また、この軸79の先端部の内周には前記凸状カップリング13と係脱自在なカップリングとしての凹状カップリング80が設けられ、また、中央部には前記回転体10の軸12の先端部に設けた芯出突起15と嵌合する嵌合穴81が形成されている。
【0023】
そして、モーター71の駆動力つまり回転力はプーリー72、ベルト76、プーリー74、傘歯車75および傘歯車78を介して凹状カップリング80に伝達される。そして、前記プーリー72、ベルト76、プーリー74、傘歯車75、傘歯車78は凹状カップリング80に回転力を伝達する動力伝達手段を構成し、この動力伝達手段と前記モーター71とで凹状カップリング80を駆動する駆動手段を構成している。なお、直接凹状カップリング80をモーター71で直接駆動するようにして、前記動力伝達手段を省略することもできる。
【0024】
そして、前記回転体10が容器1内に所定の状態で取り付けられたときは、回転体10は下側に設けた軸受24を前記底壁3に設けた軸5に、また、上端部に設けた芯出突起15を前記軸79の嵌合穴81にそれぞれ嵌合することにより芯出しされて容器1内で回転できるようになっている。また、回転体10が容器1内に所定の状態で取り付けられたときは環状鍔部14が前記貫通孔52の下端縁に近接して対応して位置するようになっており、この環状鍔部14の外径を貫通孔の内径より大きく形成して調理中に容器1内の被調理材料が前記貫通孔内に入り込むことを防止するようにしている。
【0025】
また、前記下部ケース42に設けた前記支持ボス55には支持台60がねじ61によって取り付けられている。この支持台60には常開型のスイッチ62が取り付けられており、このスイッチ62のスイッチ筐体には一端側を固定し他端側を自由端とし、この自由端を常時上方に向けて設けた弾性板からなる作動板63が設けられている。そして、この作動板63が前記操作体30が押圧操作されて、作動片33によって下方に押し下げられたときは、図示しない作動子を押圧してスイッチ62は閉成され前記モーター71を駆動するようになっている。なお、前記スイッチ62に設けた端子64は図示しないリード線によってモーター71と接続されている。
【0026】
なお、上部ケース41と下部ケース42との嵌合部には両ケースの端縁をプロテクター部91に設けた取付溝91aをはめ込んで、電源コード90が取り付けられている。
【0027】
つぎに、本体40の組み立て方について説明する。まず、あらかじめ取付枠70に軸受73、軸受77を取り付け、軸受73に傘歯車75を取り付けた軸73aを挿入後プーリー74を取り付け、また、軸受77に凹状カップリング80を有する傘歯車78が設けられた軸77aを取り付ける。また、取付枠70にプーリー72を取り付けたモーター71を取付、プーリー74とプーリー72にベルト76を掛ける。また、スイッチ62を取り付けた支持台60を支持ボス55にねじ61により取り付ける。そして、前記下部ケース42の嵌合縁部42aを上部ケース41の嵌合部41cに嵌合させて図示しないしねじにより両ケース41、42を結合することにより本体40は組み立てられる。なお、両ケース41、42を結合させる際に両ケースの端縁をプロテクター部91に設けた取付溝91aをはめ込んで、電源コード90を取り付ける。
【0028】
つぎに、上記調理器Aの動作について説明する。
【0029】
まず、容器1内に回転体10をその軸受24を容器底部3に設けた軸5に嵌合して取り付け、ついで所望の調理をするための被調理物を入れる。ついで本体40を容器1の開口を閉蓋して取り付ける。そして、操作釦31を操作つまりばね35の付勢力に抗して下方に押し下げると作動杆32とともに作動片33が下方に移動するのでスイッチ62の作動板63は下方に押し下げられ、作動板63は図示しない作動子を押し下げるのでスイッチ62は閉成されモーター71が駆動する。モーター71の駆動によりプーリー72、ベルト76、プーリー74、傘歯車75および傘歯車78、凹状カップリング57および凸状カップリング13を介して回転体10が回転しカッター25a、25bにより被調理物が調理される。調理が終了したときは本体40を容器1から取り外し、ついで必要に応じて容器1内の調理物を別の容器等に移し替える。そして、容器1および回転体10を洗浄して調理作業を完了するものである。
【0030】
そして、調理中には容器1内の調理材料は、カッター25a、25bの回転に伴って容器1で渦巻状に回転しながら図2に一点鎖線で示すように容器の内周壁に沿って前記空間部49の部分まで上昇した後、底壁3の中心部に向かって流れるように還流する。したがって、容器1の開口側の中央部は空洞状となり、前記本体40の下部ケース42に設けた凹陥部48の平板壁47は前記空洞状部分に位置することになり、調理材料が付着することはない。このため、下部ケース42つまり本体40に凹陥部48を形成し、この凹陥部48を容器1内に嵌入するようにして調理器を形成することを可能としているものである。
【0031】
つぎに、請求項2記載の発明の実施例を図4に基づいて説明する。なお、この実施例は請求項1記載の発明の実施例の容器1と本体40との間に蓋体を介在させたものであって、容器1、回転体40および駆動手段を含む本体40の構成は前記請求項1記載の発明の実施例と同様であるので、同一部分については同一符号を用いることとしその説明を省略する。図4において容器1の開口2には着脱自在の蓋体95が設けられている。この蓋体95は上方つまり本体40側を開口した皿状に形成され、その開口部には前記容器1の開口上端に載置されるフランジ96が形成され、このフランジ96から前記容器1内に入り込むように垂下させた環状壁97が設けられている。また、この環状壁97から中心部に向かうにつれて下方に傾斜する傾斜壁97aが形成され、この傾斜壁97aの頂部には円形状の平板壁97bが形成されている。そして、前記平板壁97bの直径は前記容器1内径の直径より所定寸法だけ小さく形成され、また、この平板壁97bは容器1の開口2の上端部より所定距離だけ前記容器1に没入している。そして、前記環状壁97、傾斜壁97aおよび平板壁97bによって凹部98を形成し、この凹部98の外周と容器1の内周との間には還流空間49が形成されている。また、前記環状壁97の外周には下方に向けて突出した舌片51aを有するシール体51が取着されている。また、前記平板壁97aの中心部には回転体10の軸12の先端部に設けた凸状カップリング13を貫通させる貫通孔97dが形成されている。この貫通孔97dに下側から近接して回転体10の環状鍔部14が位置して、調理中に調理材料が前記貫通孔97dを通して蓋体95の外へ飛び出すことを防止するようになっている。
【0032】
そして、本体40の下部ケース42の底面部は、前記蓋体95の環状壁96、傾斜壁97aおよび平板壁97bに一致するようにつまり蓋体95に嵌合する形状に形成されるとともに、外周部には前記フランジ96の上に載置できる形状としてある。
【0033】
このように、蓋体95に容器1内に没入する凹部98を形成するとともに、この蓋体95の凹部98に本体40の下部ケース42に形成した凹陥部48を嵌め込むことにより、本体40の一部つまり下部を容器1内に位置させるようにしたので、調理器全体の高さを低くでき、調理器の小形化を図ることができる。そして、調理中に調理材料が上方に飛び上がったとしても、蓋体95よって遮られ本体40の下面部に付着することはない。
【0034】
そして、この実施例の調理器の動作は前記請求項1記載の発明の実施例の場合と同じであり、容器1内の調理材料は図4の一点鎖線で示すように対流し容器1の中央部は空洞状となる。この空洞状部に本体40の凹陥部48が嵌まり込んだ蓋体95の凹部98を位置させるようにしたので、調理器の実際の使用上なんら問題なく、しかも調理器全体の高さを低くでき小形化が図れる。しかも、例え調理中に容器1内で調理材料が、空洞状部に飛び上がるようなことが生じたとしても、蓋体95によって本体40に付着することはない。
【0035】
なお、実施例では蓋体95の凹部98に本体40の凹陥部48に一致するように形成したが、これは必ずしも完全に一致させる必要はなく多少間隙を設けるようにしてもよい。要は容器内に本体の下部の一部が没入つまり嵌まり込むように形成し調理器全体の高さを低くできるようにすればよいものである。
【0036】
【発明の効果】
上記のように構成した請求項1記載の発明は、容器に載置される本体に容器内に没入する凹陥部を形成し、この凹陥部を含む筐体内に駆動手段を配設するようにし、本体を容器に載置したときに本体の前記凹陥部を容器内に没入させることにより、全体の高さを低くすることができ調理器の小型化が図れ、また、調理器全体の重心が下方に位置するので転倒の発生を防止できる効果を奏することができる。また、請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の効果に加えて蓋体によって本体下面への調理材料の付着を防止できる効果を奏することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明(請求項1記載の発明)の調理器の実施例の外観斜視図。
【図2】上記実施例の調理器の断面図。
【図3】上記実施例の回転体の被カップリング部分を示した部分斜視図。
【図4】本発明(請求項2記載の発明)の調理器の実施例の断面図。
【図5】従来の調理器の断面図。
【符号の説明】
1 容器
5 嵌合軸
10 回転体
13 凸状カップリング(被カップリング)
24 軸受
40 本体
41 上部ケース(筐体)
42 下部ケース(筐体)
44 段部
45 環状壁
46 傾斜壁
47 平板壁
48 凹陥部
49 空間部(還流空間)
52 貫通孔
71 モーター(駆動手段)
72 プーリー(駆動手段)
74 プーリー(駆動手段)
75 傘歯車(駆動手段)
76 ベルト(駆動手段)
78 傘歯車(駆動手段)
79 軸(駆動手段)
80 凹状カップリング
95 蓋体
96 フランジ
97 環状壁
97a 傾斜壁
97b 平板壁
97d 貫通孔
98 凹部[0001]
[Industrial application fields]
According to the present invention, a rotating body provided with a cutter is disposed in a container having an opening at the top, and a main body provided with driving means for rotationally driving the rotating body is placed on the opening of the container to rotate the rotating body. The present invention relates to a cooker that cooks food by cutting, stirring, and the like with a cutter.
[0002]
[Prior art]
A main body provided with driving means is placed in an opening of a container having a rotating body having a conventional cutter and opened upward, and the rotating body is rotated to cut or agitate the food to be cooked in the container. A cooking device that cooks in the same manner has a configuration as shown in FIG. This will be described with reference to FIG.
[0003]
As shown in the figure, the cooker is composed of a
[0004]
The
[0005]
Further, a plurality of
[0006]
Then, one end of the
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Since the conventional one is configured such that the
[0008]
On the other hand, the food to be cooked in the
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention solves the above-described conventional problems, and the invention according to claim 1 is provided with a bottomed cylindrical container having a fitting shaft at the bottom and opening upward, and a cutter provided at the lower part. A rotating body with a coupling to be fitted on the shaft provided with a coupling on the upper part, and a casing having a bottomed cylindrical shape at the lower part, and a coupling that engages and disengages the coupling in the casing. And a main body that is detachably mounted so as to close the opening of the container, and a bottom portion of the casing is mounted on an opening edge of the container. And an annular wall that is smaller in diameter than the stepped portion and fits into the opening of the container, and is inclined downward from the annular wall toward the center of the container to form a reflux space between the upper inner peripheral wall of the container The cooking material rising along the inner peripheral wall of the container An inclined wall that is refluxed obliquely downward toward the central part, and a flat plate wall that continuously forms a circular shape on the inclined wall and into which the coupled portion enters the central part, and the annular wall, the inclined wall, And the recessed part immersed in the said container is formed with the flat plate wall, The said drive means was made to enter inside this recessed part, It is characterized by the above-mentioned.
Further, the invention according to
[0010]
[Action]
According to the first aspect of the present invention, a concave portion is formed in the casing of the main body placed on the container, and the driving means is disposed in the casing including the concave portion. By placing the recessed portion of the main body into the container when placed on the container, the overall height can be reduced, the cooker can be downsized, and the center of gravity of the entire cooker is located below Therefore, the occurrence of falls can be prevented.
[0011]
Moreover, in addition to the effect | action of the invention of the said Claim 1, invention of
[0012]
【Example】
Next, an embodiment of the invention described in claim 1 will be described with reference to FIGS.
[0013]
As shown in FIG. 1, the cooking device A includes a container 1 and a
[0014]
A rotating
[0015]
The cutter base 11 is formed in a cylindrical shape having an
[0016]
Further, an upper cutter 25a and a
[0017]
Next, the
[0018]
Then, the
[0019]
Next, the
[0020]
As described above, the
[0021]
The
[0022]
An
[0023]
The driving force, that is, the rotational force of the
[0024]
When the
[0025]
A
[0026]
In addition, the
[0027]
Next, how to assemble the
[0028]
Next, the operation of the cooker A will be described.
[0029]
First, the rotating
[0030]
During cooking, the cooking material in the container 1 rotates in a spiral shape in the container 1 as the
[0031]
Next, an embodiment of the invention described in
[0032]
The bottom portion of the
[0033]
In this manner, the
[0034]
The operation of the cooking device of this embodiment is the same as that of the embodiment of the invention described in claim 1, and the cooking material in the container 1 is the center of the convection container 1 as shown by the one-dot chain line in FIG. The part is hollow . Since in this hollow-shaped portion so as to position the
[0035]
In the embodiment, the
[0036]
【The invention's effect】
In the invention according to claim 1 configured as described above, a concave portion that is immersed in the container is formed in the main body placed on the container, and the driving means is disposed in the casing including the concave portion, When the main body is placed on the container, the entire recessed portion of the main body is immersed in the container, so that the overall height can be reduced, and the cooker can be reduced in size. Therefore, the effect of preventing the occurrence of falls can be obtained. In addition to the effect of the invention described in claim 1 , the invention described in
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view of an embodiment of a cooking device of the present invention (the invention according to claim 1).
FIG. 2 is a cross-sectional view of the cooking device of the embodiment.
FIG. 3 is a partial perspective view showing a coupled portion of the rotating body of the embodiment.
FIG. 4 is a cross-sectional view of an embodiment of a cooking device of the present invention (the invention according to claim 2).
FIG. 5 is a cross-sectional view of a conventional cooking device.
[Explanation of symbols]
1
24
42 Lower case (housing)
44 steps
45 annular wall
46 inclined wall
47 Flat wall 48 Recessed
52 Through hole
71 Motor (drive means)
72 Pulley (drive means)
74 Pulley (drive means)
75 Bevel gear (drive means)
76 Belt (drive means)
78 Bevel gear (drive means)
79 axis (drive means)
80
96 flange
97 annular wall
97a inclined wall
97b flat wall
97d Through
Claims (2)
カッターを備え下部に前記嵌合軸と嵌合する軸受を上部に被カップリングをそれぞれ設けた回転体と、
下部が有底筒状をなす筐体を有し、この筐体内に前記被カップリングと係脱するカップリングを作動させる駆動手段を配設して前記容器にその開口を閉蓋するように着脱自在に載置される本体とを備え、
前記筐体の底部を、前記容器の開口縁に載置される段部と、この段部より小径で前記容器の開口に嵌入する環状壁と、この環状壁から前記容器の中心部に向かうにつれて下方に傾斜されて前記容器の上部内周壁との間に還流空間を形成し前記容器内周壁に沿って上昇する被調理材料を容器底面の中央部に向けて斜め下方に還流させる傾斜壁と、この傾斜壁に連続して円形状をなすとともに中心部に前記被カップリングが入り込む平板壁とで形成するとともに、
前記環状壁、傾斜壁、及び平板壁により前記容器内に没入される凹陥部を形成し、この凹陥部の内側に前記駆動手段を入り込ませたことを特徴とする調理器。A bottomed cylindrical container having a fitting shaft at the bottom and opening upward;
Rotating bodies each provided with a cutter and provided with a coupling to be fitted with the fitting shaft at the lower part,
The lower part has a casing with a bottomed cylindrical shape, and a driving means for operating a coupling that engages with and disengages from the coupling is provided in the casing, and the container is attached and detached so as to close the opening. And a main body that is placed freely,
As the bottom portion of the casing is placed on the opening edge of the container, an annular wall having a smaller diameter than the step portion and fitted into the opening of the container, and from the annular wall toward the center of the container An inclined wall that is inclined downward and forms a reflux space with the upper inner peripheral wall of the container and causes the cooking material that rises along the inner peripheral wall of the container to flow obliquely downward toward the center of the container bottom; While forming a circular shape continuously with this inclined wall and forming it with a flat plate wall into which the coupling is inserted at the center,
A cooking device characterized in that a concave portion to be immersed in the container is formed by the annular wall, the inclined wall, and the flat plate wall, and the driving means is inserted inside the concave portion .
この容器にその開口を閉蓋するように着脱自在に載置され中央部に貫通孔を有した蓋体と、
カッターを備え下部に前記嵌合軸と嵌合する軸受を上部に前記貫通孔を貫通する被カップリングをそれぞれ設けた回転体と、
下部が有底筒状をなす筐体を有し、この筐体内に前記被カップリングと係脱するカップリングを作動させる駆動手段を配設して前記蓋体上に着脱自在に載置される本体とを備え、
前記蓋体が、前記容器の開口縁に載置されるフランジと、このフランジから垂下されて前記容器内に入り込む環状壁と、この環状壁から前記容器の中心部に向かうにつれて下方に傾斜されて前記容器の上部内周壁との間に還流空間を形成し前記容器内周壁に沿って上昇する被調理材料を容器底面の中央部に向けて斜め下方に還流させる傾斜壁と、この傾斜壁に連続して円形状をなして中心部に前記貫通孔が形成された平板壁とを有しているとともに、
前記環状壁、傾斜壁、及び平板壁により前記容器内に没入される凹部を形成し、
前記筐体の下部を前記凹部内に嵌り込む凹陥部に形成して、この凹陥部の内側に前記駆動手段を入り込ませたことを特徴とする調理器。 A bottomed cylindrical container having a fitting shaft at the bottom and opening upward;
A lid that is detachably mounted on the container so as to close the opening, and has a through-hole in the center;
Rotating bodies each provided with a to-be-coupled coupling penetrating the through-hole in the upper part with a bearing fitted with the fitting shaft in the lower part provided with a cutter;
The lower part has a casing with a bottomed cylindrical shape, and a driving means for operating a coupling to be engaged with and disengaged from the coupling is disposed in the casing and is detachably mounted on the lid. With a body,
The lid body is inclined at a flange placed on the opening edge of the container, an annular wall suspended from the flange and entering the container, and inclined downward from the annular wall toward the center of the container. An inclined wall that forms a reflux space between the upper inner peripheral wall of the container and returns the material to be cooked rising along the inner peripheral wall of the container obliquely downward toward the center of the bottom of the container, and continuous with the inclined wall And having a flat plate wall having a circular shape and the through hole formed in the center,
Forming a recess to be immersed in the container by the annular wall, the inclined wall, and the flat plate wall;
A cooking device characterized in that a lower portion of the casing is formed in a recessed portion that fits into the recessed portion, and the driving means is inserted inside the recessed portion .
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- 1994-12-02 JP JP29976494A patent/JP3615809B2/en not_active Expired - Fee Related
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