JP3615538B2 - 偏光素子、偏光板およびその製造方法 - Google Patents
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(1)光活性分子を有する層および該層に接した二色性分子を含む層を有し、該ニ色性分子が親水性置換基を有する化合物であり、該ニ色性分子が固体状態にある偏光素子又は偏光板、
(2)光活性分子を有する層が基板上に設けられ、二色性分子を含む層の上に保護層が設けられている(1)の偏光素子又は偏光板、
(3)光活性分子が、非芳香族性のC=C、非芳香族性のC=N、非芳香族性のN=Nから選ばれた少なくとも一つの二重結合を含む分子である(1)又は(2)の偏光素子又は偏光板、
(4)親水性置換基がスルホン酸基、アミノ基又は水酸基である(1)の偏光素子又は偏光板、
(5)基板が平面状又は曲面状である(2)の偏光素子又は偏光板、
(6)基板上の光活性分子を有する層に直線偏光を照射したのち、該光活性分子層の上に、親水性置換基を有する固体状態の二色性分子を含む層を設けることを特徴とする偏光素子又は偏光板の製造方法、
(7)基板上の光活性分子を有する層にコロナ放電処理又は紫外線照射処理を施すことを特徴とする(6)の偏光素子又は偏光板の製造方法、
(8)光活性分子を有する層および該層に接した二色性分子を含む層を有し、該ニ色性分子が親水性置換基を有する化合物であり、該ニ色性分子が固体状態にある階調表示偏光素子又は偏光板、
(9)基板上の光活性分子を有する層に直線偏光を、濃淡を有するマスクを介して照射したのち、該光活性分子層の上に、親水性置換基を有する固体状態の二色性分子を含む層を設けることを特徴とする偏光素子又は偏光板の製造方法、
(10)光活性分子を有する層および該層に接した二色性分子を含む層を有し、該ニ色性分子が親水性置換基を有する化合物であり、該ニ色性分子が固体状態にある多軸偏光素子又は偏光板、
(11)基板上の光活性分子を有する層に、異なる偏光軸を有する2以上の直線偏光を照射し、ついで該光活性分子層の上に、親水性置換基を有する固体状態の二色性分子を含む層を設けることを特徴とする多軸偏光素子又は偏光板の製造方法、
(12)光活性分子を有する層および該層に接した二色性分子を含む層を有し、該ニ色性分子が親水性置換基を有する化合物であり、該ニ色性分子が固体状態にある立体表示偏光素子又は偏光板、、
に関する。
偏光率(%)={(Y2 −Y1 )/(Y2 +Y1 )}1/2 ×100
(Y2 :平行透過率(%)、Y1 :直交透過率(%))
4−メタクリロイルオキシアゾベンゼンをベンゼンに溶解して20重量%溶液とし、アゾビスイソブチロニトリルを開始剤として脱気下で60℃で12時間重合させる。得られたアゾベンゼンを有する高分子10部とトルエン90部よりなる溶液を硬質ガラス上に回転塗布する。この基板を105℃で10分加熱して乾燥させる。
4−メタクリロイルオキシアゾベンゼンとメタクリル酸メチルを1:9モル比でベンゼンに溶解させて20重量%溶液とし、実施例1と同様にして重合を行う。得られた高分子10部とトルエン90部よりなる溶液を硬質ガラス上に回転塗布し、105℃で10分加熱乾燥した後、実施例1と同様の方法で直線偏光を照射する。ついで、直線偏光を照射した面上に、C.I.Direct Blue 67 5部とC.I.Direct Orange 72 5部を混合し、エマルゲン108((株)花王製)1部を加え89部の蒸留水で希釈した色素水溶液を回転塗布後、25℃、50%RHの条件で乾燥して本発明の偏光素子(板)を得る。この偏光素子(板)の各波長における単板透過率、平均単板透過率、この偏光素子(板)2枚の偏光軸を平行及び直交にした時のそれぞれの透過率、偏光率及び平均偏光率は以下のようである。
実施例1と同様にして、ベンジリデンアニリンを側鎖に有するメタクリル酸エステルの高分子を合成し、この高分子10部とトルエン90部よりなる溶液を硬質ガラス上に回転塗布し、105℃で10分加熱乾燥する。この基板の塗布面上に、超高圧水銀灯からの光にカットオフフィルター(>340nm)および偏光子を組み合わせて得た直線偏光を照射する。ついで、実施例2と同様の方法で染料溶液を塗布乾燥して本発明の偏光素子(板)を得る。
6−ヘキシロキシスチルベンを側鎖に有するメタクリル酸エステルの高分子を合成し、この高分子10部とトルエン90部よりなる溶液を硬質ガラス上に回転塗布し、105℃で10分加熱乾燥する。実施例3と同様の方法で直線偏光を照射した後、実施例2と同様の方法で染料溶液を塗布乾燥して本発明の偏光素子(板)を得る。
6−ニトロインドリノスピロベンゾピランを側鎖に有するメタクリル酸エステルの高分子を合成し、この高分子10部とトルエン90部よりなる溶液を硬質ガラス上に回転塗布し、105℃で10分加熱乾燥する。この基板の塗布面上に実施例3と同様の方法で直線偏光を照射した後、実施例2と同様の方法で染料溶液を塗布乾燥して本発明の偏光素子(板)を得る。
実施例1で用いたアゾベンゼンを含む高分子0.1部とトルエン99.9部よりなる溶液をポリフッ化ビニリデンフィルム上に回転塗布し、105℃で10分加熱乾燥する。実施例1と同様に、この基板に直線偏光を照射した後、染料溶液を塗布後、25℃、50%RHの条件で乾燥し、塗布面をポリエチレンテレフタレートフィルムでラミネートして本発明の偏光素子(板)を得る。
実施例1で得られるアゾベンゼン基を有する高分子10部とトルエン90部よりなる溶液を硬質ガラス上に回転塗布し、105℃で10分加熱乾燥する。この基板の塗布面上に、段階的にコントラストが変化しているマスクパターンを置き、その上より超高圧水銀灯からの光にカットオフフィルター(>340nm)および偏光子を組み合わせて得た直線偏光を、室温で50cmの距離から1分間照射する。実施例1と同様の方法で染料溶液を塗布乾燥して本発明の偏光素子(板)を得る。別途作成の偏光板を通してこの素子を観察すると、段階的にコントラストのあるマスクパターンの像が得られる。そして偏光板を回転させると90度毎に明暗が反転した像が得られる。
実施例1で得られるアゾベンゼン基を有する高分子10部とトルエン90部よりなる溶液を硬質ガラス上に回転塗布し、105℃で10分間加熱乾燥する。そして、写真のネガフィルムを上記基板上に置き、実施例1と同様の方法で得た可視線偏光を、室温で50cmの距離から1分間照射する。実施例1と同様の方法で染料溶液を塗布乾燥して本発明の偏光素子(板)を得る。別途作成の偏光板を通してこの基板を観察すると、写真のネガフィルムの像が得られる。また、偏光板を90度回転させると明暗が反転し、ポジの像が得られる。
実施例1で得られるアゾベンゼン基を有する高分子1部とトルエン99部よりなる溶液にトリアセチルセルロースフィルムを浸漬し、引き上げる。空気中で自然乾燥した後、実施例1と同様の方法で得た直線偏光を、偏光板の偏光軸に対し平行に置いた上記基板の上に、室温で50cmの距離から1分間照射する。次に偏光軸を90度回転させた後、マスクパターンを上記基板上に置き、室温で50cmの距離から可視線偏光を1分間照射する。実施例1と同じバイオレット染料の水溶液を上記基板に回転塗布後、25℃、50%RHの条件で乾燥して本発明の偏光素子(板)を得る。別途作成の偏光板を通してこの基板を観察すると、マスクパターンの像が明暗のコントラストで得られる。そして、偏光板を回転させると90度毎に明暗が反転した像が得られる。
実施例1で得られるアゾベンゼン基を有する高分子1部とトルエン99部よりなる溶液にトリアセチルセルロースフィルムを浸漬し、引き上げる。空気中で自然乾燥した後、実施例1と同様の方法で得た直線偏光を、偏光板の偏光軸に対し平行に置いた上記基板の上に、室温で50cmの距離から1分間照射する。つぎに偏光軸を45度回転させた後、ストライプ状のマスクパターンを上記基板上の右側に置き、左側は露光しないように隠し、室温で50cmの距離から可視線偏光を1分間照射する。さらに偏光軸を45度回転させた後、上記基板上の左側に幾何模様状のマスクパターンを置き、右側を隠して直線偏光を1分間照射する。実施例1と同様のバイオレット染料の水溶液を上記基板に回転塗布後、25℃、50%RHの条件で乾燥して本発明の偏光素子(板)を得る。別途作成の偏光板を通してこの基板を観察すると、ストライプ状の像が右側に得られる。偏光板を45度回転すると、ストライプ状の像が消失し、かわりに左側に幾何模様状の像が得られる。偏光板を90度回転すると、左側の幾何模様状の像が消え、右側にストライプ状の像が反転像として得られる。偏光板を135度回転すると、右側のストライプ状の像が消え、左側に幾何模様状の像が反転像として得られる。そして、偏光板を180度回転すると、左側の幾何模様状の像が消え、右側にストライプ状の像が得られ、一番はじめと同じ像となる。
図1−図3に示す装置を使用し、帯状の連続した多軸偏光素子(板)を作成する。図1は光活性分子層を設ける装置の略図である。トリアセチルセルロースフィルムを(a)のフィルムロールにセットし、(b)の皿中の高分子溶液(実施例1で得られる高分子1部とトルエン99部よりなる)に、(c)の浸漬ロールを回転させながら浸漬し、自然乾燥させ、(d)の巻取りロールで巻取る。
実施例1で得られるアゾベンゼン基を有する高分子1部とトルエン99部よりなる溶液を2枚のトリアセチルセルロース(TAC)フィルム上に回転塗布し、105℃で10分加熱乾燥する。光源は500W/hの超高圧水銀ランプを使用し、カットオフフィルターで可視光とし(>400nm)、さらに偏光軸を−45度にした偏光板を通して直線偏光とする。この直線偏光を、偏光板の偏光軸に対し平行に置いた上記基板のうちの1枚の塗布面上に、室温で50cmの距離から1分間照射する。そして、偏光軸を45度にして左目用のマスクを置き、1分間照射する。実施例1と同様の方法で染料溶液を塗布乾燥して本発明の左目用の偏光素子(板)を得る。
実施例1で得られるアゾベンゼン基を有する高分子10部とトルエン90部よりなる溶液中に硬質ガラス製の時計皿を浸漬し、105℃で10分間加熱して乾燥させ、実施例1と同様の方法で直線偏光を照射する。次いで、C.I.Direct Orange 72、C.I.Direct Blue 67、C.I.Direct Green 51よりなる黒色染料(Black1)10部にエマルゲン108を1部を加え89部の蒸留水で希釈して水溶液としたものを回転塗布し、25℃、50%RHの条件で乾燥して本発明の偏光素子(板)を得る。この基板を偏光板を通して観察すると明暗のコントラストが現れる。そして偏光板を回転させると90度毎に明暗が反転し、通常の偏光板と同じ挙動を示す。この偏光素子(板)の平均単板透過率Ys は30%、平均偏光率ρは78.8%である。
実施例1で得られるアゾベンゼンを含む高分子10部とトルエン90部よりなる溶液を市販の眼鏡レンズ上に回転塗布し、105℃で10分間加熱乾燥する。40W/hのブラックランプ(BL)を偏光板を通して直線偏光とし、偏光板の偏光軸に対し平行に置いた上記眼鏡レンズの塗布面上に室温で10分間照射する。照射した面上に実施例13の色素水溶液を回転塗布後、25℃、50%RHの条件で乾燥して本発明の偏光素子(板)を得る。この偏光素子(板)の平均単板透過率Ys は32%、平均偏光率ρは77.1%である。
実施例2で得られる高分子10部とトルエン90部よりなる溶液を市販の眼鏡レンズ上に回転塗布し、105℃で10分間加熱して乾燥させる。次いで実施例13と同様に直線偏光を照射し、色素溶液を塗布乾燥して、本発明の偏光素子(板)を得る。この偏光素子(板)の平均単板透過率YS は42.1%、平均偏光率ρは75.6%である。
2−メタクリロイルオキシアゾベンゼンをベンゼンに溶解して20重量%溶液とし、アゾビスイソブチロニトリルを開始剤として脱気下で60℃で12時間重合させる。得られたアゾベンゼンを有する高分子10部とトルエン90部よりなる溶液を市販の眼鏡レンズ上に回転塗布し、105℃で10分間加熱して乾燥させる。次いで実施例13と同様に眼鏡レンズ上の塗布面に直線偏光を照射し、色素水溶液を塗布乾燥して、本発明の偏光素子(板)を得る。この偏光素子(板)の平均単板透過率Ys は29.5%、平均偏光率ρは70.2%である。
(4’−メタクリロイルオキシ)−4−シアノアゾベンゼンをベンゼンに溶解して20重量%溶液とし、アゾビスイソブチロニトリルを開始剤として脱気下で60℃で12時間重合させる。得られたシアノアゾベンゼンを有する高分子10部とTHF90部よりなる溶液を市販の眼鏡レンズ上に回転塗布し、105℃で10分間加熱して乾燥させる。次いで実施例13と同様に眼鏡レンズ上の塗布面に直線偏光を照射し、色素水溶液を塗布乾燥して、本発明の偏光素子(板)を得る。この偏光素子(板)の平均単板透過率Ys は28.1%、平均偏光率ρは68.9%である。
4−メタクリロイルオキシスチルベンをベンゼンに溶解して20重量%溶液とし、アゾビスイソブチロニトリルを開始剤として脱気下で60℃で12時間重合させる。得られるアゾベンゼンを有する高分子10部とトルエン90部よりなる溶液を市販の眼鏡レンズ上に回転塗布し、105℃で10分間加熱して乾燥させる。次いで実施例13と同様に眼鏡レンズ上の塗布面に直線偏光を照射し、色素水溶液を塗布乾燥して、本発明の偏光素子(板)を得る。この偏光素子(板)の平均単板透過率Ys は32.4%、平均偏光率ρは76.3%である。
実施例1で得られるアゾベンゼンを含む高分子10部とトルエン90部よりなる溶液をTACフィルム上に回転塗布し、105℃で10分加熱して乾燥する。このフィルム上に移動速度12m/sec、設定エネルギー150W・min・m-2でコロナ放電処理を実施する。次いで実施例13と同様に直線偏光を照射し、色素水溶液を塗布乾燥して、本発明の偏光素子(板)を得る。この偏光素子(板)の平均単板透過率Ys は35%、平均偏光率ρは93%である。
ヒドロキシ基を有する光活性分子をメタクリロイルクロライドでエステル化して単量体とし、実施例1と同様にラジカル重合させて高分子を得る。この高分子溶液を実施例1と同様にしてフィルム基材表面に塗布し、乾燥して薄膜とした後、表3記載の条件でコロナ放電処理を実施する。次いで実施例13と同様にして直線偏光照射し、色素水溶液を塗布乾燥して、本発明の偏光素子(板)を得る。この偏光素子(板)の平均単板透過率YS と平均偏光率ρとを表3に示す。なお、表中PETはポリエチレンテレフタレートを、TACはトリアセチルセルロースを、PPはポリプロピレンを、p−HABはp−ヒドロキシアゾベンゼンを、o−HABはo−ヒドロキシアゾベンゼンを、HCAはヒドロキシシアノアゾベンゼンを、HSはp−ヒドロキシスチルベンを意味する。
実施例1で得られるアゾベンゼンを含む高分子10部とトルエン90部よりなる溶液をガラス板上に回転塗布し、105℃で10分加熱して乾燥する。このガラス板を日本レーザ電子(株)製UVオゾンクリーナーNL−UV253(ランプ出力0.7W、主なピーク波長185nm及び254nm、照射距離10cm)のチャンバーに入れ、酸素気流下5分間処理を施す。次いで実施例13と同様に直線偏光を照射し、色素水溶液を塗布乾燥して、本発明の偏光素子(板)を得る。この偏光素子(板)の平均単板透過率Ys は32%、平均偏光率ρは89%である。
本発明によれば、直線偏光を照射した光活性分子に二色性分子を吸着させるだけで偏光素子が得られるので、延伸操作を必要としないで容易に大面積の偏光素子が作成できる。平面状のものだけでなく曲面状のものでも製造できる。また、使用される二色性分子の構造は多様であり、二色性分子の単独あるいはそれらの混合物の選択によって任意の色調を持つ偏光素子が製造できる。さらには、その製法は光化学的な方法なので、従来法では不可能であったきわめて微細、かつ、複雑なパターンを持つ偏光素子が容易に製造できる。とくに、二色性分子を吸着させる前では、光活性分子の配向は可逆的で、直線偏光軸の回転によって光活性分子の分子軸の配列方向を任意に変化させることができるので、偏光軸の異なる複数の直線偏光を照射する重ね書きによって、所望のパタ−ンを焼き付けることができるし、修正も容易である。この光活性分子の分子配列は、その上に固体状の二色性分子の層が設けられると、偏光軸の異なる直線偏光を照射しても、もはや変化することなく、長期にわたって安定化する。したがって、本発明により、例えば階調表示偏光素子(板)、多軸偏光素子(板)や曲面偏光素子(板)が簡便な製造方法で大量に作成でき、又これらの偏光素子(板)同士、あるいは、従来の直線偏光板と組み合わせることによって、例えば立体表示偏光素子(板)等の多様な可視表示装置を製造することができる。
Claims (12)
- 光活性分子を有する層および該層に接した二色性分子を含む層を有し、該ニ色性分子が親水性置換基を有する化合物であり、該ニ色性分子が固体状態にある偏光素子又は偏光板。
- 光活性分子を有する層が基板上に設けられ、二色性分子を含む層の上に保護層が設けられている請求項1の偏光素子又は偏光板。
- 光活性分子が、非芳香族性のC=C、非芳香族性のC=N、非芳香族性のN=Nから選ばれた少なくとも一つの二重結合を含む分子である請求項1又は2の偏光素子又は偏光板。
- 親水性置換基がスルホン酸基、アミノ基又は水酸基である請求項1の偏光素子又は偏光板。
- 基板が平面状又は曲面状である請求項2の偏光素子又は偏光板。
- 基板上の光活性分子を有する層に直線偏光を照射したのち、該光活性分子層の上に、親水性置換基を有する固体状態の二色性分子を含む層を設けることを特徴とする偏光素子又は偏光板の製造方法。
- 基板上の光活性分子を有する層にコロナ放電処理又は紫外線照射処理を施すことを特徴とする請求項6の偏光素子又は偏光板の製造方法。
- 光活性分子を有する層および該層に接した二色性分子を含む層を有し、該ニ色性分子が親水性置換基を有する化合物であり、該ニ色性分子が固体状態にある階調表示偏光素子又は偏光板。
- 基板上の光活性分子を有する層に直線偏光を、濃淡を有するマスクを介して照射したのち、該光活性分子層の上に、親水性置換基を有する固体状態の二色性分子を含む層を設けることを特徴とする偏光素子又は偏光板の製造方法。
- 光活性分子を有する層および該層に接した二色性分子を含む層を有し、該ニ色性分子が親水性置換基を有する化合物であり、該ニ色性分子が固体状態にある多軸偏光素子又は偏光板。
- 基板上の光活性分子を有する層に、異なる偏光軸を有する2以上の直線偏光を照射し、ついで該光活性分子層の上に、親水性置換基を有する固体状態の二色性分子を含む層を設けることを特徴とする多軸偏光素子又は偏光板の製造方法。
- 光活性分子を有する層および該層に接した二色性分子を含む層を有し、該ニ色性分子が親水性置換基を有する化合物であり、該ニ色性分子が固体状態にある立体表示偏光素子又は偏光板。
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