JP3611525B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、静止画像や動画像に生じノイズを検出し表示する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、放送、通信や蓄積の分野における画像の高能率圧縮符号化方法として、JPEG方式、MPEG方式等が広く用いられている。JPEG方式では画像から空間方向の冗長度を取り除き、MPEG方式では、画像から空間方向と時間方向の冗長度を取り除くことにより符号化を行う。
【0003】
通常ビットレートが高い(圧縮率が小さい)場合には、JPEG、MPEG方式では画質劣化は非常に目立ちにくい。しかしながら、ビットレートが低く(圧縮率が高く)なると画質劣化、すなわち符号化ノイズが目立ち始める。JPEG、MPEG方式における符号化ノイズの代表的なものとして、ブロックノイズ(ブロック歪みとも呼ばれる)とモスキートノイズ(リンギングノイズ、コロナノイズとも言われる)とがある。
【0004】
ブロックノイズは、ブロック境界がはっきりとタイル状に見える現象である。これは、ブロック内の画像信号が低域周波数成分しか持たず、かつ隣接するブロック間での周波数成分値が異なるために生じる。
【0005】
またモスキートノイズは、エッジ周辺に蚊が飛んでいるようにチラチラと生じるノイズである。これは本来画像信号が有していた高周波数成分が、量子化処理によりなくなることにより生じる。
【0006】
ブロックノイズやモスキートノイズは従来のアナログ系のノイズとは異なり、画質劣化として大きく目立つ。これらを除去する方法は特許公報第2643636号等に記載されている。また時間方向のノイズを除去する方法は現在幅広く用いられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の方法でノイズ除去を施した場合、元の画像からどの程度画質が改善されたか、またどの領域のノイズが除去されたか、といった情報は、ノイズ除去後の映像を見るだけでは容易には判断できない。
【0008】
本発明は上記問題点を解決するものであり、画像に対してノイズ検出、除去を施した場合に、元の画像からどの程度画質が改善されたか、またどの領域のノイズが除去されたか、といった情報を画像と共に表示し、容易にそれらの情報を知ることができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、請求項1に係る画像処理装置は、入力画像に対してノイズ検出を行うノイズ検出手段と、前記ノイズ検出手段の検出結果に従って、前記入力画像からノイズを除去するノイズ除去手段と、前記ノイズ検出手段の検出結果から、前記入力画像の全範囲または前記全範囲より小さい範囲で予め定めたノイズ除去が行える最大範囲に占める、ノイズ除去を施す範囲の割合を求める演算手段と、前記演算手段により求めた割合を基にして、前記割合を示す画像を生成する画像生成手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0010】
本発明の請求項2に係る画像処理装置は、入力画像に対してノイズ検出を行うノイズ検出手段と、前記ノイズ検出手段の検出結果に従って、前記入力画像からノイズを除去するノイズ除去手段と、前記ノイズ検出手段の検出結果から、前記入力画像の全範囲または前記全範囲より小さい範囲で予め定めたノイズ除去が行える最大範囲に占める、ノイズ除去を施す範囲の割合を求める演算手段と、前記演算手段により求めた割合について、所定期間に渡る統計量を求める統計量演算手段と、前記統計量演算手段により求めた統計量を基にして、前記統計量を示す画像を生成する画像生成手段と、前記入力画像または前記ノイズ除去手段の出力画像と、前記画像生成手段の出力画像とを合成して表示する画像合成手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0011】
本発明の請求項3に係る画像処理装置は、入力画像に対してノイズの位置と強度の検出を行うノイズ検出手段と、前記ノイズ検出手段の検出結果に従って、前記入力画像からノイズを除去するノイズ除去手段と、前記ノイズ検出手段の検出結果から、前記入力画像の全範囲または前記全範囲より小さい範囲で予め定めたノイズ除去が行える最大範囲に占める、ノイズ除去を施す範囲の割合をノイズの強度別に求める演算手段と、前記演算手段により求めた割合を基にして、前記割合を示す画像をノイズの強度別に生成する画像生成手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0012】
本発明の請求項4に係る画像処理装置は、入力画像に対してノイズの位置と強度の検出を行うノイズ検出手段と、前記ノイズ検出手段の検出結果に従って、前記入力画像からノイズを除去するノイズ除去手段と、前記ノイズ検出手段の検出結果から、前記入力画像の全範囲または前記全範囲より小さい範囲で予め定めたノイズ除去が行える最大範囲に占める、ノイズ除去を施す範囲の割合をノイズの強度別に求める演算手段と、前記演算手段により求めた割合について、所定期間に渡る統計量をノイズの強度別に求める統計量演算手段と、前記統計量演算手段により求めた統計量を基にして、前記統計量を示す画像をノイズの強度別に生成する画像生成手段と、前記入力画像または前記ノイズ除去手段の出力画像と、前記画像生成手段の出力画像とを合成して表示する画像合成手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0013】
本発明の請求項5に係る画像処理装置は、入力画像に対してノイズの位置と強度の検出を行うノイズ検出手段と、前記ノイズ検出手段の検出結果に従って、前記入力画像からノイズを除去するノイズ除去手段と、前記ノイズ検出手段の検出結果から、前記入力画像のノイズ除去が施される対象に含まれる画素をノイズの強度に応じた所定の色で示す画像を生成する画像生成手段と、前記入力画像または前記ノイズ除去手段の出力画像と、前記画像生成手段の出力画像とを合成して表示する画像合成手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0014】
本発明の請求項6に係る画像処理装置は、入力画像に対してノイズ検出を行うノイズ検出手段と、前記ノイズ検出手段の検出結果に従って、前記入力画像からノイズを除去するノイズ除去手段と、前記入力画像と前記ノイズ除去手段の出力画像とを入力とし、前記入力画像と前記ノイズ除去手段の出力画像との部分画像を一画面上に並列表示できるよう合成した画像を出力する画面合成手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0015】
本発明の請求項7に係る画像処理装置は、請求項5記載の画像処理装置において、前記ノイズ検出手段において検出するノイズの強度は1種類であり、前記画像生成手段において生成する画像の色は1種類であることを特徴とするものである。
【0016】
本発明の請求項8に係る画像処理装置は、請求項6記載の画像処理装置において、前記画面合成手段は、前記入力画像と前記ノイズ除去手段の出力画像との同じ領域の部分画像を切り出し、前記部分画像を上下または左右に並べた画像を生成することを特徴とするものである。
【0017】
本発明の請求項9に係る画像処理装置は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像処理装置において、画像符号列を復号化し復号化画像を出力する画像復号化手段を備え、前記ノイズ検出手段は、前記画像符号列を入力とし、前記画像符号列に含まれる情報を用いてノイズ検出を行い、前記ノイズ除去手段は、前記ノイズ検出手段の検出結果に従って、前記画像復号化手段の出力である復号化画像からノイズを除去することを特徴とするものである。
【0018】
本発明の請求項10に係る画像処理装置は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像処理装置において、前記ノイズが、ブロックノイズまたはモスキートノイズであることを特徴とするものである。
【0019】
本発明の請求項11に係る画像処理装置は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像処理装置において、前記ノイズ除去手段によりノイズ除去が施される所定の領域は、各ブロックにおける境界付近の画素の集合であることを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0021】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1を図1を用いて説明する。図1は画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図において、画像処理装置は、ノイズ検出手段101、ノイズ除去手段102、画像合成手段103、計数手段(演算手段)104、画像生成手段105、及び統計手段(統計量演算手段)106から構成される。
【0022】
入力画像はノイズ検出手段101とノイズ除去手段102に入力される。ノイズ検出手段101では、入力画像に対してノイズ検出を行う。具体的なノイズ検出の方法としては、例えばブロックノイズに対しては、上記特許公報第2643636号の方法等を、またモスキートノイズに対しては、特開平11−112987号公報の方法等を用いることができる。
【0023】
ノイズ検出手段101は、入力画像に対して検出したノイズの位置等の情報をノイズ除去手段102、計数手段104に対して出力する。この情報は、ノイズ検出手段101が例えば画素単位でノイズ検出を行うとすると、どの画素がノイズ除去対象となるかという情報であり、例えばブロックやブロック境界単位でノイズ検出を行うとすると、どのブロックやブロック境界がノイズ除去対象となるかという情報である。
【0024】
ノイズ除去手段102では、ノイズ検出手段101から入力されてきたノイズ検出の結果を基にして入力画像に対してノイズ除去を行う。具体的なノイズ除去の方法としては、前出の文献の方法等を用いることができる。そしてノイズ除去を施した画像を画像合成手段103に対して出力する。
【0025】
計数手段104では、ノイズ検出手段101から入力されてきたノイズ検出の結果を基にしてどれだけの画素やブロックがノイズ除去対象として検出されたかを計数する。
【0026】
画素単位でノイズ検出を行っているとした場合について説明する。例えばブロックノイズの場合、一般的にノイズが発生する画素はブロックの境界付近の画素である。図2(a)に示す8x8画素のブロック201を単位として符号化されているとすると、ブロックノイズはこのブロック201の境界付近の画素に対して発生する。最大でもブロック201の境界付近の2画素までしかノイズ除去を行わないとした場合、図2(b)で黒で示した48個の画素がこのブロック201内でノイズ除去が行われる最大範囲となる。またノイズ除去手段102によりこのブロック201のノイズ除去を施す画素が、例えば、図2(c)で黒で示した22個の画素であるとする。
【0027】
計数手段104では、全画面に対してノイズ除去手段102でノイズ除去を施すと決定された画素数を計数する。そして、その画素数がノイズ除去が行われる最大範囲の画素数の何%であるかを計算する。例えば画面内のブロック数が5400個であるとすると、この場合のノイズ除去が行われる最大範囲の画素数は259200個となる。よってノイズ除去を施すと決定された画素数が100000個であった場合には、約39%の画素がノイズ除去を施されることになる。
【0028】
またこの場合、ノイズ除去が行われる最大範囲の画素数に対する比ではなく、全画素数に対する比を求めても良い。またモスキートノイズの場合、一般的にノイズが発生する可能性のある画素は全画素である。したがって、ノイズ除去対象画素数と全画素数の比を計算し出力する。計数手段104は、この計算結果を統計手段106に対して出力する。
【0029】
またノイズ検出手段101がブロック単位やブロック境界の単位でノイズ検出を行う場合には、計数手段104においてはノイズ除去が施されるブロック数やブロック境界数を計数し、その計数結果と全ブロック数や全ブロック境界数との比を計算して出力する。
【0030】
統計手段106では、計数手段104から出力された計算結果に対して、所定期間に渡ってその統計量を求める。所定期間としては、例えば1フィールド、1フレームであっても良いし、MPEG符号化方式におけるGOP(Group of picture)の数倍の期間や、0.5秒ぐらいから数秒程度の期間であっても良い。また入力画像が静止画の場合である場合や、動画であっても所定期間を1フィールドや1フレームにする場合には、統計手段106では計数手段104から出力された計算結果をそのまま出力する。この場合には、統計手段106はなくても良い。また統計量としては、平均値、最小値、最大値等の一つでも良いし、そのうちの複数であっても良い。統計手段106では、求めた統計量を画像生成手段105に対して出力する。
【0031】
画像生成手段105では、統計手段106から出力された統計量を基にして、該統計量を表示するための棒グラフ状の画像を生成する。画像生成手段105ににより生成した画像の例を図3に示す。図3(a)は統計手段106の出力値が0%であるときの棒グラフ状の画像202aを示し、図3(b)は統計手段106の出力値が50%であるときの棒グラフ状の画像202bを示し、図3(c)は統計手段106の出力値が100%であるときの棒グラフ状の画像202cを示している。このように、画像生成手段105では、統計手段106から出力された値を基にして、何%の画素がノイズ除去対象となっているかを示す棒グラフ状の画像を生成し、それを画像合成手段103に対して出力する。
【0032】
画像合成手段103では、ノイズ除去手段102の出力である画像と画像生成手段105の出力である画像を合成する。例えば、図4(a)がノイズ除去手段102の出力画像203を示し、図4(b)が画像生成手段105の出力である棒グラフ状の画像202bを示すとすると、画像合成手段103では、画像203と棒グラフ状の画像202bを合成して図4(c)に示す画像を生成し、出力する。
【0033】
以上のように、実施の形態1の画像処理装置は、入力画像に対してノイズ検出とノイズ除去を行い、ノイズを除去すべきであると判断された画素数やブロック数等を計数して、ノイズが除去された画素数やブロック数等が全体に対してどの程度の割合であるかを計算し、そして、所定期間に渡ってその結果に対する統計量を求め、その統計量を示すグラフ状の画像データを生成し、その画像データとノイズ除去後の画像とを合成して出力するので、入力画像に対してノイズ除去を施した場合に、視聴者は、画面全体やある領域のうち、どの程度の画素がノイズ除去を施されたかを簡易に知ることができる。
【0034】
(実施の形態2)
実施の形態2を図1を用いて説明する。実施の形態2では、画像生成手段105,画像合成手段103の動作が実施の形態1と異なり、ノイズ検出手段101、ノイズ除去手段102、計数手段104、統計手段106の動作は実施の形態1と同様である。したがって、ここでは画像生成手段105と画像合成手段103の動作について説明する。
【0035】
画像生成手段105では、統計手段106から出力された統計量の計算結果を表示するための画像を生成する。この際には、画像生成手段105内に数字の文字を示すフォントテーブルを用意しておき、そのフォントテーブルを参照することにより文字画像を生成すれば良い。このように画像生成手段105では、統計手段106から出力された値を基にして、何%の画素がノイズ除去対象となっているかを示す数字を文字として示す画像を生成し、それを画像合成手段103に対して出力する。
【0036】
画像合成手段103では、ノイズ除去手段102の出力である画像と画像生成手段105の出力である画像を合成する。例えば、図5(a)がノイズ除去手段102の出力画像203を示し、図5(b)が画像生成手段105の出力である文字画像204を示すとすると、画像合成手段103では、画像203と文字画像204を合成して図5(c)に示すような画像を生成し、出力する。
【0037】
以上のように、実施の形態2の画像処理装置は、入力画像に対してノイズ検出とノイズ除去を行い、ノイズを除去すべきであると判断された画素数やブロック数を計数して、ノイズが除去された画素数やブロック数がどの程度の割合であるかを計算し、そして、所定期間に渡ってその計算結果の統計量を取り、その統計量の数値を示す文字の画像データを生成し、その画像データとノイズ除去後の画像とを合成して出力するので、入力画像に対してノイズ除去を施した場合に、視聴者は、画面全体やある領域のうち、どの程度の画素がノイズ除去を施されたかを簡易に知ることができる。
【0038】
(実施の形態3)
実施の形態3を図1を用いて説明する。実施の形態3では、画像生成手段105,画像合成手段103の動作は実施の形態1と異なり、ノイズ検出手段101、ノイズ除去手段102、計数手段104、統計手段106の動作は実施の形態1と同様である。したがって、ここでは画像生成手段105と画像合成手段103の動作について説明する。
【0039】
画像生成手段105では、統計手段106から出力された統計量の結果を入力とし、その統計量の結果を予め定められた段階に分類する。例えば、「大」、「中」、「小」の3段階に分類する場合、統計手段106から出力された計算結果が0〜33%であれば「小」、34〜66%であれば「中」、67〜100%であれば「大」というように分類する。この分類数は3段階以外でも構わない。そしてどの段階に分類されたかを表示するための画像を生成する。この際には、例えばフォントテーブルを参照することによって、「大」、「中」、「小」といった文字画像を生成しても良いし、分類別に予め定めておいた色画像を表示しても良いし、記号等を表示しても良い。このように画像生成手段105では、統計手段106から出力された統計量の結果が、予め定めておいた段階数のうちのどの段階に属するかを示す文字や記号や色を示す画像を生成し、それを画像合成手段103に対して出力する。
【0040】
画像合成手段103では、ノイズ除去手段102の出力である画像と画像生成手段105の出力である画像を合成する。例えば、図6(a)がノイズ除去手段102の出力画像203を示し、図6(b)が画像生成手段105の出力である赤色の色画像205を示すとすると、画像合成手段103では、画像203と赤色の色画像205を合成して図6(c)に示す画像を生成し、出力する。
【0041】
以上のように、実施の形態3の画像処理装置は、入力画像に対してノイズ検出とノイズ除去を行い、ノイズを除去すべきであると判断された画素数やブロック数を計数して、ノイズが除去された画素数やブロック数がどの程度の割合であるかを計算し、そして、所定期間に渡ってその計算結果の統計量を求め、その統計量が、予め定めておいた段階数のうちのどの段階に属するかを示す文字や記号や色を示す画像を生成し、その画像データとノイズ除去後の画像とを合成して出力するので、画像に対してノイズ除去を施した場合に、視聴者は、画面全体やある領域のうち、どの程度の画素がノイズ除去を施されたかを簡易に知ることができる。
【0042】
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4を図1を用いて説明する。実施の形態4が実施の形態1と最も異なる点は、ノイズ検出手段101が、実施の形態1ではノイズの位置の検出を行っているのに対し、本実施の形態ではノイズの位置を検出すると同時に、ノイズの強度も検出する点である。
【0043】
入力画像はノイズ検出手段101とノイズ除去手段102に入力される。ノイズ検出手段101では、入力画像に対してノイズ検出を行う。ノイズ検出手段101は、入力画像に対して検出したノイズの位置とその強度等の情報をノイズ除去手段102、計数手段104に対して出力する。
【0044】
ノイズ除去手段102では、ノイズ検出手段101から入力されてきたノイズ検出の結果を基にして入力画像に対してノイズ除去を行う。この際にはノイズ検出手段101から入力されてきたノイズの強度を利用しても構わない。
【0045】
計数手段104では、ノイズ検出手段101から入力されてきたノイズ検出の結果を基にしてどれだけの画素やブロックがノイズ除去対象として検出されたかを計数する。計数方法は基本的には実施の形態1と同様であるが、ここではノイズの強度別に計数を行う。例えばノイズ検出手段101でノイズの強度を3段階(弱、中、強)で検出しているとすると、各強度毎にノイズ除去対象となっている画素数やブロック数等を計数する。そして、計数の結果得られた画素数やブロック数が、ノイズ除去が行われる最大範囲の画素数やブロック数の何%であるかを計算する。そしてその計算結果を画像生成手段105に対して出力する。
【0046】
統計手段106では、計数手段104から出力された計算結果に対して、所定期間に渡ってその統計量を求める。基本的な動作は実施の形態1と同様であるが、ここではノイズの強度別に統計量を求める。例えばノイズ検出手段101でノイズの強度を3段階(弱、中、強)で検出しているとすると、各強度毎に計数手段104から出力された計算結果に対する統計量を求める。統計手段106では、求めた統計量を画像生成手段105に対して出力する。
【0047】
画像生成手段105では、統計手段106から出力された統計量を基にして、該統計量を表示するための棒グラフ状の画像や文字画像等をノイズの強度別に生成する。画像生成手段105により生成した画像の例を図7に示す。図7(a),図7(b)は、例えば、強度“弱”のノイズの統計量が20%、強度“中”のノイズの統計量が30%、強度“強”のノイズの統計量が10%である場合の棒グラフ状の画像206,文字画像207をそれぞれ示している。このように画像生成手段105では、計数手段104から出力されたノイズの強度別の値を基にして、何%の画素がノイズ除去対象となっているかを示す棒グラフ状の画像や文字画像を生成し、それを画像合成手段103に対して出力する。
【0048】
画像合成手段103では、ノイズ除去手段102の出力である画像と画像生成手段105の出力である画像を合成する。例えば、図8(a)がノイズ除去手段102の出力画像203を示し、図8(b)が画像生成手段105の出力である棒グラフ状の画像206を示すとすると、画像合成手段103では、画像203と棒グラフ状の画像206を合成して図8(c)のような画像を生成し、出力する。
【0049】
以上のように、実施の形態4の画像処理装置は、入力画像に対してノイズ検出とノイズ除去を行い、ノイズを除去すべきであると判断された画素数やブロック数等をノイズの強度別に計数して、ノイズが除去された画素数やブロック数等がどの程度の割合であるかを計算し、そして、ノイズの強度別にその計算結果の統計量を求め、その統計量を示すグラフ状の画像データや文字画像をノイズの強度別に生成し、その画像データとノイズ除去後の画像とを合成して出力するので、入力画像に対してノイズ除去を施した場合に、視聴者は、画面全体やある領域のうち、どの強度のノイズがどの程度除去されたかを簡易に知ることができ、ユーザインターフェースの改善を図ることができる。
【0050】
(実施の形態5)
実施の形態5を図9を用いて説明する。図9は本発明の実施の形態5による画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図において、画像処理装置は、ノイズ検出手段101、ノイズ除去手段102、画像合成手段103、及び画像生成手段905から構成される。
【0051】
ノイズ検出手段101、ノイズ除去手段102の動作は実施の形態1と同様であるので説明は省略する。ただし、ノイズ検出手段101での検出結果は画像生成手段905に対して出力される。
【0052】
画像生成手段905では、ノイズ検出手段101から入力されるノイズ検出結果を表示するための画像を生成する。この際には、ノイズ検出手段101においてノイズ除去の対象と判断された領域を所定の色で示した画像を生成する。ノイズ除去の対象と判断された領域の最小単位は、ノイズ検出手段101におけるノイズ検出が画素単位、ブロック単位、ブロック境界単位などのうちどのような単位で行われているかにより変化する。また、どのような色で示すかは、例えばノイズ除去の対象と判断された領域をすべて同一の色で表現しても良いし、ノイズ検出手段101において検出されたノイズの強度に応じて変えても良い。例えばノイズの強度を「弱」、「中」、「強」の3段階で判定する場合、「弱」は青、「中」は黄色、「強」は赤、というように色を変える方法が考えられる。
【0053】
画像生成手段905で生成する画像の例を図10に示す。図10(a),図10(b)において、黒で塗りつぶした領域がノイズ除去の対象とされた領域を示す画像208,209である。図10(a)はノイズ検出を例えばブロック単位で行った場合の例であり、図10(b)はノイズ検出を例えばブロック境界単位で行った場合の例である。このように画像生成手段905で生成された画像データは画像合成手段103に対して出力する。
【0054】
画像合成手段103では、ノイズ除去手段102の出力である画像と画像生成手段105の出力である画像を合成する。例えば、図11(a)がノイズ除去手段102の出力画像203を示し、図11(b)が画像生成手段905の出力画像208を示すとすると、画像合成手段103では、画像203と画像208を合成して図11(c)のような画像を生成し、出力する。
【0055】
以上のように、実施の形態5の画像処理装置は、入力画像に対してノイズ検出とノイズ除去を行い、ノイズを除去すべきであると判断された画素やブロック等を所定の色でノイズ除去後の画像上に合成して表示するので、入力画像に対してノイズ除去を施した場合に、視聴者はどの位置の画素に対してどの程度のノイズ除去が施されたかを簡易に知ることができる。
【0056】
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6を図12を用いて説明する。図12は、本発明の実施の形態6による画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図において、画像処理装置は、ノイズ検出手段101、ノイズ除去手段102、及び差分画像生成手段1201から構成される。
【0057】
入力画像はノイズ検出手段101、ノイズ除去手段102、差分画像生成手段1201に入力される。ノイズ検出手段101とノイズ除去手段102の動作は実施の形態1と同様であるので説明は省略する。そしてノイズ除去手段102でノイズ除去を施された画像は差分画像生成手段1201に入力される。
【0058】
差分画像生成手段1201では、入力画像とノイズ除去手段102の出力である画像とを入力とし、両者の差分画像を生成して出力する。すなわち、入力画像のうちノイズ除去手段102で除去されたノイズ成分画像を生成して出力することになる。
【0059】
以上のように、実施の形態6の画像処理装置は、入力画像に対してノイズ検出とノイズ除去を行い、ノイズ除去が施された画像と入力画像との差分画像を生成して出力するので、視聴者はノイズ除去の際に実際にどれだけのノイズ成分が除去されたかを画像として簡易に知ることが出来る。
【0060】
(実施の形態7)
本発明の実施の形態7を図13を用いて説明する。図13は本発明の実施の形態7による画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図において、画像処理装置は、ノイズ検出手段101、ノイズ除去手段102、及び画面合成手段1301から構成される。
【0061】
入力画像はノイズ検出手段101、ノイズ除去手段102、画面合成手段1301に入力される。ノイズ検出手段101とノイズ除去手段102の動作は実施の形態1と同様であるので説明は省略する。そしてノイズ除去手段102でノイズ除去を施された画像は画面合成手段1301に入力される。
【0062】
画面合成手段1301では、入力画像とノイズ除去手段102の出力である画像とを入力とし、両者の画像を合成して出力する。例えば、図14(a)が入力画像210を示し、図14(b)がノイズ除去手段102の出力画像203を示すとすると、画面合成手段1301では、画像203の左半分と画像210の左半分を合成して図14(c)に示す画像を生成し、出力する。
【0063】
以上のように、実施の形態7の画像処理装置は、入力画像に対してノイズ検出とノイズ除去を行い、ノイズ除去が施された画像と入力画像とを一画面に合成した画像を生成して出力するので、視聴者は、ノイズ除去の際に実際にノイズ除去前と除去後の画像を同時に見ることができ、どの程度ノイズ成分が除去されたかを画像として簡易に知ることが出来る。
【0064】
(実施の形態8)
本発明の実施の形態8を図15を用いて説明する。図15は本発明の実施の形態8による画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図において、画像処理装置は、画像復号化手段1501、ノイズ検出手段1502、ノイズ除去手段102、画像合成手段103、計数手段104、画像生成手段105、及び統計手段106から構成される。
【0065】
本実施の形態が実施の形態1と異なる点は、ノイズ検出手段が、実施の形態1では入力画像を用いてノイズを検出しているのに対し、本実施の形態では画像符号列を用いてノイズを検出する点である。
【0066】
画像符号列は画像復号化手段1501とノイズ検出手段1502に入力される。画像復号化手段1501は、入力された画像符号列を復号化し復号化画像をノイズ除去手段102に対して出力する。
【0067】
ノイズ検出手段1502では、画像符号列から得られる情報を用いて復号化画像のノイズ検出を行う。具体的なノイズ検出の方法としては、例えばブロックノイズに対しては、特開平11−238884号公報の方法等を、またモスキートノイズに対しては、特開平11−239606号公報の方法等を用いることができる。
【0068】
ノイズ検出手段1502は、画像符号列から得られる情報を用いて検出したノイズの位置等の情報をノイズ除去手段102、計数手段104に対して出力する。この情報は、ノイズ検出手段1502が例えば画素単位でノイズ検出を行うとすると、どの画素がノイズ除去対象となるかという情報であり、例えばブロックやブロック境界単位でノイズ検出を行うとすると、どのブロックやブロック境界がノイズ除去対象となるかという情報である。
【0069】
ノイズ除去手段102では、ノイズ検出手段1502から入力されてきたノイズ検出の結果を基にして、画像復号化手段1501から入力された復号化画像に対してノイズ除去を行う。具体的なノイズ除去の方法としては、前出の文献の方法等を用いることができる。そしてノイズ除去を施した画像を画像合成手段103に対して出力する。
【0070】
計数手段104では、ノイズ検出手段1502から入力されてきたノイズ検出の結果を基にしてどれだけの画素やブロックがノイズ除去対象として検出されたかを計数する。計数の方法は実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
【0071】
統計手段106では、計数手段104から出力された計算結果に対して所定期間に渡る統計量を求める。この動作は実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
【0072】
画像生成手段105では、統計手段106から出力された統計量の計算結果を表示するための画像を生成して画像合成手段103に対して出力する。また画像合成手段103では、ノイズ除去手段102の出力である画像と画像生成手段105の出力である画像を合成して出力する。画像生成手段105と画像合成手段103の動作は、実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
【0073】
以上のように、実施の形態8の画像処理装置は、画像符号列から得られる情報を用いて復号化画像に対してノイズ検出とノイズ除去を行い、ノイズを除去すべきであると判断された画素数やブロック数等を計数して、ノイズが除去された画素数やブロック数等がどの程度の割合であるかを計算し、そして、その計算結果の所定期間に渡る統計量を求め、その結果を示す画像データを生成し、その画像データとノイズ除去後の画像とを合成して出力するので、画像符号列を復号化して得られる画像に対してノイズ除去を施した場合に、視聴者はどの程度の画素がノイズ除去を施されたかを簡易に知ることができる。
【0074】
(実施の形態9)
本発明の実施の形態9を図16を用いて説明する。図16は本発明の実施の形態9による画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図において、画像処理装置は、ノイズ検出手段101、ノイズ除去手段102、差分画像生成手段1201、計数手段1601、画像生成手段105、及び画像合成手段103から構成される。
【0075】
入力画像はノイズ検出手段101、ノイズ除去手段102、差分画像生成手段1201に入力される。ノイズ検出手段101、ノイズ除去手段102、差分画像生成手段1201の動作は実施の形態6と同様であるので説明は省略する。ノイズ除去手段102でノイズ除去を施された画像は差分画像生成手段1201と共に画像合成手段103に対して入力される。また差分画像生成手段1201で生成された入力画像とノイズ除去後の画像の差分画像は、計数手段1601に対して出力される。
【0076】
計数手段1601では、差分画像生成手段1201から出力された差分画像を入力とし、差分画像成分の絶対値が所定値以上となる画素数を計数する。そして計数した画素数と全画素数の比を計算し、その計算結果を画像生成手段105に対して出力する。
【0077】
画像生成手段105と画像合成手段103の動作は実施の形態1と同様であるので、説明は省略する。
【0078】
以上のように、実施の形態9の画像処理装置は、入力画像に対してノイズ検出とノイズ除去を行い、ノイズ除去が施された画像と入力画像との差分画像を生成し、その差分画像の画素値の絶対値が所定値以上である画素をノイズ画素として計数し、そのノイズ画素数と全画素数の比を求め、その結果を示す画像データを生成し、その画像データとノイズ除去後の画像とを合成して出力するので、視聴者はノイズ除去の際に実際にどれだけのノイズ成分が除去されたかを画像として簡易に知ることが出来る。
【0079】
なお本発明の実施の形態では、ブロックノイズとモスキートノイズを例としてノイズ除去対象となる画素数の計数方法を説明したが、これは他のノイズ除去、例えば時間軸方向のノイズ除去であっても良い。
【0080】
また本発明の実施の形態では、計数手段1601での計数範囲が全画面である場合について説明したが、これは他の範囲であっても良い。例えば画面中央部のみについて計数したり、画面を複数に分割して各領域ごとに計数しても良い。
【0081】
また本発明の実施の形態1では、画像合成手段103ではノイズ除去手段102と画像生成手段105との出力を合成する場合について説明したが、これは入力画像と画像生成手段105との出力を合成して出力しても良い。この場合の画像処理装置の構成は図17のようになる。またこれは、実施の形態2〜5、8、9に関しても同様である。
【0082】
また本発明の実施の形態1では、画像合成手段103ではノイズ除去手段102と画像生成手段105との出力を合成する場合について説明したが、これは画像生成手段105の出力画像のみを出力しても良い。この場合の画像処理装置の構成は図18のようになる。またこれは、実施の形態2〜5、8、9に関しても同様である。
【0083】
また本発明の実施の形態1では、統計手段106において、入力画像が静止画の場合である場合や、動画であっても所定期間を1フィールドや1フレームにする場合には、統計手段106では計数手段104から出力された計算結果をそのまま出力するとして説明したが、この場合には、統計手段106はなくても良い。この場合の画像処理装置の構成は図19のようになる。またこれは、実施の形態2〜4、8、9に関しても同様である。
【0084】
また本発明の実施の形態1では、画像生成手段105で生成する棒グラフの形状を図3を例として説明したが、これは他の形状であっても良い。
【0085】
また本発明の実施の形態1では画像生成手段105で棒グラフを生成してノイズ除去後の画像に合成する場合について説明し、本発明の実施の形態2では、画像生成手段105で文字を生成してノイズ除去後の画像に合成する場合について説明し、本発明の実施の形態3では、画像生成手段105で何段階目に属するかという文字、記号、色を生成してノイズ除去後の画像に合成する場合について説明したが、画像生成手段105でこれらを同時に生成してノイズ除去後の画像に合成しても良い。
【0086】
また本発明の実施の形態4では、画像生成手段105で強度別に棒グラフを生成する場合について説明したが、これは実施の形態2、3のように、数値や段階別の文字、記号、色等を強度別に生成しても良い。
【0087】
また本発明の実施の形態7では、画面合成手段1301で入力画像とノイズ除去手段102の出力画像との画面の左半分の画像を合成する場合について説明したが、これは画面のどの位置を切り出しても良いし、どのような位置関係で合成しても良い。
【0088】
また本発明の実施の形態8では、実施の形態1に対して画像符号列を用いてノイズを検出する場合について説明したが、これは実施の形態2〜7に対して適用しても良い。
【0089】
また本発明の実施の形態9では、実施の形態1に対してノイズ除去前と除去後の差分画像からノイズ画素を検出する場合について説明したが、これは実施の形態2〜7に対して適用しても良い。
【0090】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に係る画像処理装置によれば、入力画像に対してノイズ検出を行うノイズ検出手段と、前記ノイズ検出手段の検出結果に従って、前記入力画像からノイズを除去するノイズ除去手段と、前記ノイズ検出手段の検出結果から、前記入力画像の全範囲または前記全範囲より小さい範囲で予め定めたノイズ除去が行える最大範囲に占める、ノイズ除去を施す範囲の割合を求める演算手段と、前記演算手段により求めた割合を基にして、前記割合を示す画像を生成する画像生成手段と、を備えたので、入力画像に対してノイズ除去を施した場合に、視聴者はどの程度の画素がノイズ除去を施されたかを簡易に知ることができるという効果を有する。
【0091】
本発明の請求項2に係る画像処理装置によれば、入力画像に対してノイズ検出を行なうノイズ検出手段と、前記ノイズ検出手段の検出結果に従って、前記入力画像からノイズを除去するノイズ除去手段と、前記ノイズ検出手段の検出結果から、前記入力画像の全範囲または前記全範囲より小さい範囲で予め定めたノイズ除去が行える最大範囲に占める、ノイズ除去を施す範囲の割合を求める演算手段と、前記演算手段により求めた割合について、所定期間に渡る統計量を求める統計量演算手段と、前記統計量演算手段により求めた統計量を基にして、前記統計量を示す画像を生成する画像生成手段と、前記入力画像または前記ノイズ除去手段の出力画像と、前記画像生成手段の出力画像とを合成して表示する画像合成手段と、を備えたので、入力画像に対してノイズ除去を施した場合に、視聴者はどの程度の画素がノイズ除去を施されたかを所定期間毎に簡易に知ることができるという効果を有する。
【0092】
本発明の請求項3に係る画像処理装置によれば、入力画像に対してノイズの位置と強度の検出を行うノイズ検出手段と、前記ノイズ検出手段の検出結果に従って、前記入力画像からノイズを除去するノイズ除去手段と、前記ノイズ検出手段の検出結果から、前記入力画像の全範囲または前記全範囲より小さい範囲で予め定めたノイズ除去が行える最大範囲に占める、ノイズ除去を施す範囲の割合をノイズの強度別に求める演算手段と、前記演算手段により求めた割合を基にして、前記割合を示す画像をノイズの強度別に生成する画像生成手段と、を備えたので、入力画像に対してノイズ除去を施した場合に、視聴者はどの強度のノイズがどの程度除去されたかを簡易に知ることができ、ユーザインターフェースの改善を図ることができるという効果を有する。
【0093】
本発明の請求項4に係る画像処理装置によれば、入力画像に対してノイズの位置と強度の検出を行うノイズ検出手段と、前記ノイズ検出手段の検出結果に従って、前記入力画像からノイズを除去するノイズ除去手段と、前記ノイズ検出手段の検出結果から、前記入力画像の全範囲または前記全範囲より小さい範囲で予め定めたノイズ除去が行える最大範囲に占める、ノイズ除去を施す範囲の割合をノイズの強度別に求める演算手段と、前記演算手段により求めた割合について、所定期間に渡る統計量をノイズの強度別に求める統計量演算手段と、前記統計量演算手段により求めた統計量を基にして、前記統計量を示す画像をノイズの強度別に生成する画像生成手段と、前記入力画像または前記ノイズ除去手段の出力画像と、前記画像生成手段の出力画像とを合成して表示する画像合成手段と、を備えたので、入力画像に対してノイズ除去を施した場合に、視聴者はどの強度のノイズがどの程度除去されたかを所定期間毎に簡易に知ることができ、ユーザインターフェースの改善を図ることができるという効果を有する。
【0094】
本発明の請求項5に係る画像処理装置によれば、入力画像に対してノイズの位置と強度の検出を行うノイズ検出手段と、前記ノイズ検出手段の検出結果に従って、前記入力画像からノイズを除去するノイズ除去手段と、前記ノイズ検出手段の検出結果から、前記入力画像のノイズ除去が施される対象に含まれる画素をノイズの強度に応じた所定の色で示す画像を生成する画像生成手段と、前記入力画像または前記ノイズ除去手段の出力画像と、前記画像生成手段の出力画像とを合成して表示する画像合成手段と、を備えたので、入力画像に対してノイズ除去を施した場合に、視聴者はどの位置の画素に対してどの程度のノイズ除去が施されたかを簡易に知ることができるという効果を有する。
【0095】
本発明の請求項6に係る画像処理装置によれば、入力画像に対してノイズ検出を行うノイズ検出手段と、前記ノイズ検出手段の検出結果に従って、前記入力画像からノイズを除去するノイズ除去手段と、前記入力画像と前記ノイズ除去手段の出力画像とを入力とし、前記入力画像と前記ノイズ除去手段の出力画像との部分画像を一画面上に並列表示できるよう合成した画像を出力する画面合成手段と、を備えたので、入力画像のノイズ除去の際に実際に、視聴者はノイズ除去前と除去後の画像を同時に見ることができ、どの程度ノイズ成分が除去されたかを画像として簡易に知ることができるという効果を有する。
【0096】
本発明の請求項7に係る画像処理装置によれば、請求項5記載の画像処理装置において、前記ノイズ検出手段において検出するノイズの強度は1種類であり、前記画像生成手段において生成する画像の色は1種類であるので、視聴者はどの位置の画素に対してどの程度のノイズ除去が施されたかを簡易に知ることができるという効果を有する。
【0097】
本発明の請求項8に係る画像処理装置によれば、請求項6記載の画像処理装置において、前記画面合成手段は、前記入力画像と前記ノイズ除去手段の出力画像との同じ領域の部分画像を切り出し、前記部分画像を上下または左右に並べた画像を生成するので、視聴者はノイズ除去前と除去後の画像を容易に比較することができ、どの程度ノイズ成分が除去されたかを画像として簡易に知ることができるをいう効果を有する。
【0098】
本発明の請求項9に係る画像処理装置によれば、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像処理装置において、画像符号列を復号化し復号化画像を出力する画像復号化手段を備え、前記ノイズ検出手段は、前記画像符号列を入力とし、前記画像符号列に含まれる情報を用いてノイズ検出を行い、前記ノイズ除去手段は、前記ノイズ検出手段の検出結果に従って、前記画像復号化手段の出力である復号化画像からノイズを除去するので、画像符号列を復号化して得られる復号化画像に対してノイズ除去を施した場合に、視聴者はどの程度の画素がノイズ除去を施されたかを簡易に知ることができるという効果を有する。
【0099】
本発明の請求項10に係る画像処理装置によれば、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像処理装置において、前記ノイズが、ブロックノイズまたはモスキートノイズであるので、画像に含まれる最も目立ちやすいノイズを除去することができ、視聴者はどの程度の画素がノイズ除去を施されたかを簡易に知ることができるという効果を有する。
【0100】
本発明の請求項11に係る画像処理装置によれば、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像処理装置において、前記ノイズ除去手段によりノイズ除去が施される所定の領域は、各ブロックにおける境界付近の画素の集合であるので、全画面を処理する場合と比較して、効率的にブロックノイズを検出することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1,2,3,4による画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1による画像処理装置を説明するための画像の模式図である。
【図3】本発明の実施の形態1による画像処理装置を説明するための画像の模式図である。
【図4】本発明の実施の形態1による画像処理装置を説明するための画像の模式図である。
【図5】本発明の実施の形態2による画像処理装置を説明するための画像の模式図である。
【図6】本発明の実施の形態3による画像処理装置を説明するための画像の模式図である。
【図7】本発明の実施の形態4による画像処理装置を説明するための画像の模式図である。
【図8】本発明の実施の形態4による画像処理装置を説明するための画像の模式図である。
【図9】本発明の実施の形態5による画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態5による画像処理装置を説明するための画像の模式図である。
【図11】本発明の実施の形態5による画像処理装置を説明するための画像の模式図である。
【図12】本発明の実施の形態6による画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の実施の形態7による画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の実施の形態7による画像処理装置を説明するための画像の模式図である。
【図15】本発明の実施の形態8による画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図16】本発明の実施の形態9による画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図17】本発明の実施の形態1による画像処理装置の他の例の構成を示すブロック図である。
【図18】本発明の実施の形態1による画像処理装置の他の例の構成を示すブロック図である。
【図19】本発明の実施の形態1による画像処理装置の他の例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 ノイズ検出手段
102 ノイズ除去手段
103 画像合成手段
104 計数手段
105 画像生成手段
106 統計手段

Claims (10)

  1. 入力画像に対してノイズ検出を行なうノイズ検出手段と、
    前記ノイズ検出手段の検出結果に従って、前記入力画像からノイズを除去するノイズ除去手段と、
    前記ノイズ検出手段の検出結果から、前記入力画像の全範囲または前記全範囲より小さい範囲で予め定めたノイズ除去が行える最大範囲に占める、ノイズ除去を施す範囲の割合を求める演算手段と、
    前記演算手段により求めた割合を基にして、前記割合を示す画像を生成する画像生成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 入力画像に対してノイズ検出を行うノイズ検出手段と、
    前記ノイズ検出手段の検出結果に従って、前記入力画像からノイズを除去するノイズ除去手段と、
    前記ノイズ検出手段の検出結果から、前記入力画像の全範囲または前記全範囲より小さい範囲で予め定めたノイズ除去が行える最大範囲に占める、ノイズ除去を施す範囲の割合を求める演算手段と、
    前記演算手段により求めた割合について、所定期間に渡る統計量を求める統計量演算手段と、
    前記統計量演算手段により求めた統計量を基にして、前記統計量を示す画像を生成する画像生成手段と、
    前記入力画像または前記ノイズ除去手段の出力画像と、前記画像生成手段の出力画像とを合成して表示する画像合成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 入力画像に対してノイズの位置と強度の検出を行うノイズ検出手段と、
    前記ノイズ検出手段の検出結果に従って、前記入力画像からノイズを除去するノイズ除去手段と、
    前記ノイズ検出手段の検出結果から、前記入力画像の全範囲または前記全範囲より小さい範囲で予め定めたノイズ除去が行える最大範囲に占める、ノイズ除去を施す範囲の割合をノイズの強度別に求める演算手段と、
    前記演算手段により求めた割合を基にして、前記割合を示す画像をノイズの強度別に生成する画像生成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  4. 入力画像に対してノイズの位置と強度の検出を行うノイズ検出手段と、
    前記ノイズ検出手段の検出結果に従って、前記入力画像からノイズを除去するノイズ除去手段と、
    前記ノイズ検出手段の検出結果から、前記入力画像の全範囲または前記全範囲より小さい範囲で予め定めたノイズ除去が行える最大範囲に占める、ノイズ除去を施す範囲の割合をノイズの強度別に求める演算手段と、
    前記演算手段により求めた割合について、所定期間に渡る統計量をノイズの強度別に求める統計量演算手段と、
    前記統計量演算手段により求めた統計量を基にして、前記統計量を示す画像をノイズの強度別に生成する画像生成手段と、
    前記入力画像または前記ノイズ除去手段の出力画像と、前記画像生成手段の出力画像とを合成して表示する画像合成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  5. 入力画像に対してノイズの位置と強度の検出を行うノイズ検出手段と、
    前記ノイズ検出手段の検出結果に従って、前記入力画像からノイズを除去するノイズ除去手段と、
    前記ノイズ検出手段の検出結果から、前記入力画像のノイズ除去が施される対象に含まれる画素をノイズの強度に応じた所定の色で示す画像を生成する画像生成手段と、
    前記入力画像または前記ノイズ除去手段の出力画像と、前記画像生成手段の出力画像とを合成して表示する画像合成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  6. 入力画像に対してノイズ検出を行うノイズ検出手段と、
    前記ノイズ検出手段の検出結果に従って、前記入力画像からノイズを除去するノイズ除去手段と、
    前記入力画像と前記ノイズ除去手段の出力画像とを入力とし、前記入力画像と前記ノイズ除去手段の出力画像との部分画像を一画面上に表示できるよう合成した画像を出力する画面合成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項5記載の画像処理装置において、
    前記ノイズ検出手段において検出するノイズの強度は1種類であり、前記画像生成手段において生成する画像の色は1種類であることを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項6記載の画像処理装置において、
    前記画面合成手段は、
    前記入力画像と前記ノイズ除去手段の出力画像との同じ領域の部分画像を切り出し、前記部分画像を上下または左右に並べた画像を生成することを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像処理装置において、
    画像符号列を復号化し復号化画像を出力する画像復号化手段を備え、
    前記ノイズ検出手段は、
    前記画像符号列を入力とし、前記画像符号列に含まれる情報を用いてノイズ検出を行い、
    前記ノイズ除去手段は、
    前記ノイズ検出手段の検出結果に従って、前記画像復号化手段の出力である復号化画像からノイズを除去することを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記ノイズが、ブロックノイズまたはモスキートノイズであることを特徴とする画像処理装置。
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