JP3609894B2 - Boric acid-based material packaging film - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホウ酸系物質を包装するポリビニルアルコール(以下PVAと略称する)系水溶性フィルムに関する。さらに詳しくは、ホウ酸系物質を包装してもフィルム中のPVAをゲル化させることがなく、水溶性の経時的低下の少ない水溶性フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、水溶性フィルムは、洗剤をはじめとする各種薬剤を一定量づつ密封包装して、使用時にその包装形態のまま水中に投入し、内容物を包装フィルムごと溶解または分散して使用する方法が多く行われてきている。このユニット包装の利点は使用時に危険な薬品に直接触れることなく使用できること、一定量が包装されているために使用時の計量が不要であることなどである。これらの薬剤の中には、殺菌性付与、腐敗防止、さらには殺虫性能や殺鼠性能などを付与するためにホウ酸が添加されていることが多い。ホウ酸が少量でも含まれている薬剤をPVAをベースポリマーとする水溶性フィルムで包装すると、PVAとホウ酸が反応し、フィルムが水に不溶性となり、水溶性フィルムとしての機能が失われたり、低温で硬く脆い物性に変化し低温での衝撃強度が大きく低下し、輸送中や作業中にフィルムが破れるなどの問題が生じている。
【0003】
ホウ酸の存在による不溶化の反応を防ぐために、ホウ酸キャッチャー剤として分子内に1,2−グリコール結合を多く有する化合物、特にソルビトールを配合したフィルムが用いられている。しかし、ソルビトールはPVAとの相溶性が悪く、常温では粉末であるために、ホウ酸キャッチャー剤として十分に機能させるためには多くの量を配合する必要があり、フィルム物性が大きく低下したり、フィルム表面に白色粉末が析出する現象が生じる。またソルビトールはPVAの可塑化性能がほとんどないために、PVAの可塑剤を別に添加する必要があり、この点でもフィルムの機械的物性が低下するので好ましくない。PVAの可塑剤として一般に使用されているグリセリンは、ホウ酸キャッチャー剤としての能力が全くなく、フィルム内での移行性も非常に大きいという欠点を有している。したがって、従来はホウ酸を含有する洗剤などの薬剤のユニット包装は実用化されていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題を解決し、ホウ酸を含有した農薬や洗剤などの薬剤包装用の水溶性フィルムとして、水への溶解速度が速く、長期間に渡って薬剤を包装した場合であっても水溶性が保持され、可塑剤移行性が非常に少ない水溶性フィルムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らはかかる現状に鑑み、鋭意検討した結果、ポリビニルアルコール系樹脂(A)100重量部に、4〜6価の多価アルコール1モルに対しアルキレンオキシド1〜4モルを付加反応して得られた化合物(B)2〜100重量部を配合してなる組成物からなるホウ酸系物質包装用水溶性フィルムを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明に使用するPVA系樹脂(A)は、ポリビニルエステルのけん化物である。ビニルエステルとしては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ギ酸ビニル、バーサチック酸ビニル、ピバリン酸ビニルなどが挙げられ、工業的に生産されコスト的に有利な酢酸ビニルが通常使用される。PVA系樹脂はビニルエステルを塊状またはアルコールなどの溶媒中でラジカル開始剤の存在下で重合させ、しかる後にアルカリまたは酸触媒を作用させ部分的にあるいは高度にけん化させることによって製造される。
【0007】
PVA系樹脂の重合度は特に制限はないが、水溶性フィルムの場合にはフィルムの機械的な物性も重要であり、10〜100μmの薄い厚さの場合でも強い強度と柔軟性が要求されており、フィルムの強度やタフネスの点から粘度平均重合度(以下、重合度と略記する)で200〜10000、好ましくは500〜4000である。重合度が200未満ではフィルム強度が弱くなる傾向にあり、重合度が10000より大きいとフィルムを調製するときの溶液粘度が高くなり作業性に問題がある。
【0008】
PVA系樹脂のけん化度はフィルム強度、フィルムのコシおよび製袋性を考慮すると、通常40〜100モル%であり、好ましくは60〜100モル%、さらに好ましくは70〜98モル%である。
【0009】
本発明のPVA系樹脂は上記のポリビニルエステルのけん化物であるが、水溶性を更に向上させるために、ビニルエステルとスルホン酸基、カルボキシル基、アミノ基、第4級アンモニウム塩基などを有する単量体を共重合して、けん化することにより、イオン基変性したPVAも使用することができる。この中でも、特にスルホン酸基またはカルボキシル基を有するPVAが好ましい。これらの官能基を有する単量体単位の含有率は、0.1〜10モル%、好ましくは1〜5モル%である。
【0010】
スルホン酸基を有する単量体としては、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸またはその塩、2−アクリルアミド−1−メチルプロパンスルホン酸またはその塩、2−メタクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸またはその塩、エチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタアリルスルホン酸などのオレフィンスルホン酸またはその塩などが挙げられる。この中でも、ビニルエステルとの共重合反応性やけん化時の安定性などの点から、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸またはその塩が好ましい。
【0011】
カルボキシル基を有する単量体としては、無水マレイン酸、モノまたはジアルキルマレイン酸エステル、イタコン酸またはそのアルキルエステル、アクリル酸、アリルカルボン酸、けん化後カルボン酸またはその塩に誘導される(メタ)アクリル酸エステル類も含まれる。この中でも、無水マレイン酸、イタコン酸またはこれらの誘導体が好ましい。
【0012】
本発明に用いる化合物(B)は、3〜6価の多価アルコール1モルに対しアルキレンオキサイド1〜4モルを付加反応することにより得られる。3〜6価の多価アルコール1モルに対しアルキレンオキサイド1〜4モルを付加反応して得られた化合物(B)は、常温において液体であり、PVA系樹脂(A)に対して優れた相溶性と可塑化性能を有し、フィルム外への移行性が少なく、ブリードアウトやブロッキング性も小さい。
【0013】
化合物(B)の原料である3〜6価の多価アルコールとしては、グリセリン、トリメチロールプロパン、ジグリセリン、ペンタエリスリトール、キシロース、アラビノース、リブロースおよびソルビトールが挙げられる。好ましくは、グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトールである。さらにこの中でも、けん化度が99モル%以上のPVA系樹脂(A)に対する極めて優れた可塑化性能を有するソルビトールが最も好ましい。
【0014】
化合物(B)のもう一つの原料であるアルキレンオキサイドとしては、エチレンオキサイドおよびプロピレンオキサイドが挙げられ、好ましくはエチレンオキサイドである。また、場合によっては、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとを混合付加反応しても良い。アルキレンオキサイドの好ましい付加モル数としては2〜3である。アルキレンオキサイドの平均付加モル数が1モル未満の場合には可塑剤の移行性に問題が生じる。また、平均付加モル数が4モルを越えるとPVA系樹脂(A)との相溶性が低下し、可塑化効果も低下する。尚、ここで言う付加モル数は平均付加モル数であり、付加モル数に分布があってもよい。但し、5モル以上の付加化合物が50重量%以上混入するのは好ましくない。
【0015】
PVA系樹脂(A)に対する化合物(B)の配合量は、PVA系樹脂(A)100重量部に対して2〜100重量部であり、好ましくは5〜30重量部である。化合物(B)の配合量が2重量部未満ではホウ酸キャッチャー剤としての性能が不充分であり、ホウ酸を含有する薬剤を包装した場合に水溶性の経時的な低下が抑えられず、またフィルムの柔軟性が不十分で、低温での耐衝撃強度が小さい。化合物(B)の配合量が100重量部を越えるとフィルム強度の低下、ブロッキング性および製袋性に問題が生じる。
【0016】
また本発明の水溶性フィルムには、化合物(B)の他に場合によってはPVA系樹脂の可塑剤として一般に用いられているものを併用することもできる。これらの可塑剤としては、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ジエチレングリコールなどの多価アルコール類、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどのポリエーテル類、ビスフェノールA、ビスフェノールSなどのフェノール誘導体、N−メチルピロリドンなどのアミド化合物、水などが挙げられる。
【0017】
本発明に使用するホウ酸系物質とは、ホウ酸を含有している薬剤であればよく、PVAと反応してゲル状物質を形成するホウ素化合物をいい、ホウ酸、ホウ酸エステル、ホウ砂などが挙げられる。具体例としては、ホウ酸を含有している洗剤、台所などで使用する腐敗防止剤、殺菌剤、トイレの消臭剤などが挙げられる。これらの物質は粉末状、顆粒状、球状や錠剤などの固体状であっても、場合によっては液状であってもよい。
【0018】
本発明のPVA系樹脂(A)と化合物(B)からなる配合物を製膜するにあたっては、その水溶液を流延するか、熱溶融してTダイやインフレ成形機から押出するなどの任意の方法が用いられる。その際、必要に応じて着色剤、香料、増量剤、消泡剤、剥離剤、紫外線吸収剤、無機粉体などの通常の添加剤を適宜配合しても差し支えない。また必要に応じて、本発明の特徴を損なわない範囲内で、澱粉、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロースなどの水溶性高分子を添加してもよい。
【0019】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、実施例中において特に断りのない限り、「%」および「部」は重量基準を表す。
【0020】
[フィルムの水溶性の測定方法]
フィルムサンプルを40×40mmの正方形に切り、これをスライドマウントで鋏み、20℃および10℃で撹拌している水中にそれぞれ浸漬し、フィルムが完全に溶解するまでの時間(秒数)を測定した。
【0021】
[可塑剤移行性の測定方法]
ヒートシーラーを用いて、フィルムから10×10cmの袋を作成し、ホウ酸を含有する物質15gを包装し、ヒートシールした。この包装した袋の上から、さらにアルミ/ポリエチレンラミネートフィルムの袋で2重包装を行い、水分や可塑剤が外部へ飛散しないようにし、40℃の恒温槽内で所定時間放置した。放置前後のフィルム内の可塑剤量を測定した。フィルム内の可塑剤量の測定は、フィルムサンプルを50℃の減圧乾燥器で5時間乾燥して、水分を除いた後、メタノールでソックスレー抽出を行い、ソックスレー抽出前後のフィルムの重量変化からフィルム内の可塑剤量を求めた。放置による「可塑剤残存率」は、「放置後の可塑剤量」を「放置前の可塑剤量」で除した値を「%」で示した。
【0022】
実施例1
重合度1750、けん化度88モル%のPVA100部に、ソルビトール1モルに対しエチレンオキシド2モルを付加反応して得られた化合物15部を配合した組成物の水溶液を作成し、70℃の熱ロールへ流延し、厚さ40μmのフィルムを得た。ホウ酸系物質として、モデル物質として、ホウ酸10部と珪藻土90部をブレンドした粉体を用いた。この薬剤をフィルムで包装後、40℃の恒温器で1ヶ月放置した。放置前後のフィルムの水溶性および残存可塑剤量を測定した。結果を表1に示す。本発明のフィルムは、ホウ酸を含有する物質を包装後、40℃で1ヶ月放置した後でも、水溶性が非常に優れており、可塑剤移行性も非常に小さく、柔軟でタフネスのある物性を保持していた。またフィルム表面への可塑剤のブリードアウトもなく、フィルムは透明であった。
【0023】
比較例1
実施例1で用いたPVA100部に、可塑剤としてグリセリン15部を用い、40μmのフィルムを作成し、実施例1と同様にしてホウ酸系物質のモデル物質を包装後、40℃で1ヶ月放置した。放置前後のフィルムの水溶性および可塑剤量を測定した。結果を表1に示す。放置後は、フィルムが水に全く溶解せず、ゲル化が進行していた。また可塑剤移行性が非常に大きく硬く脆いフィルムに変化していた。
【0024】
比較例2
実施例1で用いたPVA100部に、可塑剤としてグリセリン15部およびソルビトール10部を用い、40μmのフィルムを作成した。このフィルムは実施例1のフィルムと比較して、コシがなく、強度の小さなものであった。実施例1と同様にして、ホウ酸系物質のモデル物質を包装後、40℃で1ヶ月放置し、フィルムの水溶性および可塑剤量を測定した。結果を表1に示す。放置後のフィルムは、水に溶解するが、溶解速度がかなり低下しており、放置後のフィルムはソルビトールがフィルムの表面に移行して結晶化して白い濁ったフィルムなっていた。また比較例1と同様にフィルムに残存する可塑剤量が小さく、硬く脆いフィルムになっていた。
【0025】
実施例2
酢酸ビニルと無水マレイン酸をメタノール溶媒中で共重合し、常法によりけん化反応を行い、重合度1200、けん化度96モル%、マレイン酸基からなる共重合体単位の含有量4モル%のカルボン酸ナトリウム塩基変性PVAを得た。この変性PVA100部に、ソルビトール1モルに対しエチレンオキシド3モルを付加反応して得られた化合物25部を配合した組成物の水溶液を作成し、70℃の熱ロールへ流延し、厚さ40μmのフィルムを得た。界面活性剤、珪酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウムおよびホウ酸の成分からなる食器用洗剤をホウ酸系物質のモデル物質として使用し、上記試験法に従って、この薬剤を包装後、40℃の恒温器で1ヶ月放置した。放置前後のフィルムの水溶性および残存可塑剤量を測定した。結果を表1に示す。薬剤を包装し放置後もフィルムの水溶性は全く落ちず良好であった。
【0026】
比較例3
実施例2で用いたPVA100部に、可塑剤としてグリセリン25部およびソルビトール8部を用い、40μmのフィルムを作成した。このフィルムは実施例2のフィルムと比較して強度の小さいものであった。実施例2と同様にしてホウ酸系物質のモデル物質を包装後、40℃で1ヶ月間放置し、放置前後のフィルムの水溶性および残存可塑剤量を測定した。結果を表1に示す。放置後のフィルムは水には溶解するが、溶解速度はかなり低下しており、放置後のフィルムはソルビトールがフィルムの表面に移行して結晶化して白い濁ったフィルムなっていた。
【0027】
【表1】

Figure 0003609894
【0028】
【発明の効果】
本発明の水溶性フィルムは、ホウ酸系物質を包装して放置した場合であっても、フィルム中のPVAとホウ酸が反応してPVAをゲル化させることがなく、フィルムの水溶性の経時的低下が少ない。また、本発明の化合物(B)は、優れたホウ酸キャッチャー剤として作用するとともに、フィルム表面への移行性が小さい優れた可塑剤として機能し、ブリードアウトやブロッキングが少ない水溶性フィルムが提供される。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a polyvinyl alcohol (hereinafter abbreviated as PVA) water-soluble film for packaging a boric acid material. More specifically, the present invention relates to a water-soluble film that does not cause gelation of PVA in the film even when a boric acid-based substance is packaged, and has little deterioration in water solubility with time.
[0002]
[Prior art]
In recent years, water-soluble film is a method in which a fixed amount of various drugs such as detergents are sealed and packaged, put into water in its packaging form at the time of use, and the content is dissolved or dispersed together with the packaging film. A lot has been done. The advantages of this unit packaging are that it can be used without directly touching dangerous chemicals during use, and that a certain amount is packaged, so that weighing during use is unnecessary. Of these chemicals, boric acid is often added in order to impart bactericidal properties, prevent spoilage, and further provide insecticidal performance and slaughtering performance. If a drug containing boric acid is packaged with a water-soluble film based on PVA, the PVA and boric acid react, the film becomes insoluble in water, and the function as a water-soluble film is lost. The property changes to hard and brittle properties at low temperatures, the impact strength at low temperatures is greatly reduced, and there are problems such as film tearing during transportation and work.
[0003]
In order to prevent the insolubilization reaction due to the presence of boric acid, a film containing a compound having many 1,2-glycol bonds in the molecule, particularly sorbitol, is used as a boric acid catcher agent. However, since sorbitol has poor compatibility with PVA and is a powder at room temperature, it needs to be added in a large amount in order to sufficiently function as a boric acid catcher agent, and the film properties are greatly reduced. A phenomenon occurs in which white powder is deposited on the film surface. In addition, since sorbitol has almost no plasticizing performance of PVA, it is necessary to add a plasticizer of PVA separately. This is also not preferable because the mechanical properties of the film are lowered. Glycerin, which is generally used as a plasticizer for PVA, has a drawback that it has no ability as a boric acid catcher and has a very high migration property in a film. Therefore, at present, unit packaging of drugs such as detergents containing boric acid has not been put into practical use.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention solves the above problems, and is a case where a drug is packaged over a long period of time as a water-soluble film for packaging pharmaceuticals such as agricultural chemicals and detergents containing boric acid, which has a high dissolution rate in water. Another object of the present invention is to provide a water-soluble film that retains water solubility and has very little plasticizer migration.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies in view of the present situation, the present inventors have added 1 to 4 moles of alkylene oxide to 1 part of a 4 to 6-valent polyhydric alcohol to 100 parts by weight of the polyvinyl alcohol resin (A). The present inventors have found a water-soluble film for packaging boric acid substances comprising a composition obtained by blending 2 to 100 parts by weight of the obtained compound (B), and have completed the present invention.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The PVA resin (A) used in the present invention is a saponified product of polyvinyl ester. Examples of the vinyl ester include vinyl acetate, vinyl propionate, vinyl formate, vinyl versatate, vinyl pivalate and the like, and industrially produced and cost-effective vinyl acetate is usually used. PVA-based resins are produced by polymerizing vinyl esters in the presence of radical initiators in a bulk or alcohol solvent, and then partially or highly saponified with the action of an alkali or acid catalyst.
[0007]
The degree of polymerization of the PVA-based resin is not particularly limited, but in the case of a water-soluble film, the mechanical properties of the film are also important, and strong strength and flexibility are required even in the case of a thin thickness of 10 to 100 μm. In view of the strength and toughness of the film, the viscosity average polymerization degree (hereinafter abbreviated as polymerization degree) is 200 to 10,000, preferably 500 to 4000. If the degree of polymerization is less than 200, the film strength tends to be weak, and if the degree of polymerization is more than 10,000, the viscosity of the solution when preparing the film increases and there is a problem in workability.
[0008]
The degree of saponification of the PVA-based resin is usually 40 to 100 mol%, preferably 60 to 100 mol%, more preferably 70 to 98 mol% in consideration of film strength, film stiffness and bag-making property.
[0009]
The PVA resin of the present invention is a saponified product of the above-mentioned polyvinyl ester. However, in order to further improve the water solubility, a single amount having a vinyl ester and a sulfonic acid group, a carboxyl group, an amino group, a quaternary ammonium base and the like. PVA modified with an ionic group can also be used by copolymerizing and saponifying the body. Among these, PVA having a sulfonic acid group or a carboxyl group is particularly preferable. The content rate of the monomer unit which has these functional groups is 0.1-10 mol%, Preferably it is 1-5 mol%.
[0010]
Examples of the monomer having a sulfonic acid group include 2-acrylamido-2-methylpropanesulfonic acid or a salt thereof, 2-acrylamido-1-methylpropanesulfonic acid or a salt thereof, and 2-methacrylamide-2-methylpropanesulfonic acid. Or the salt, olefin sulfonic acids, such as ethylene sulfonic acid, allyl sulfonic acid, and methallyl sulfonic acid, or its salt is mentioned. Among these, 2-acrylamido-2-methylpropanesulfonic acid or a salt thereof is preferable from the viewpoint of copolymerization reactivity with vinyl ester and stability during saponification.
[0011]
Monomers having a carboxyl group include maleic anhydride, mono- or dialkyl maleic acid esters, itaconic acid or alkyl esters thereof, acrylic acid, allyl carboxylic acid, saponified carboxylic acid or a salt thereof. Acid esters are also included. Among these, maleic anhydride, itaconic acid or derivatives thereof are preferable.
[0012]
The compound (B) used for this invention is obtained by addition-reacting 1-4 mol of alkylene oxide with respect to 1 mol of 3-6 valent polyhydric alcohol. Compound (B) obtained by addition reaction of 1 to 4 moles of alkylene oxide to 1 mole of 3 to 6-valent polyhydric alcohol is liquid at room temperature and is an excellent phase for PVA resin (A). It has solubility and plasticizing performance, has little transferability to the outside of the film, and has low bleed out and blocking properties.
[0013]
Examples of the trivalent to hexavalent polyhydric alcohol that is a raw material of the compound (B) include glycerin, trimethylolpropane, diglycerin, pentaerythritol, xylose, arabinose, ribulose, and sorbitol. Glycerin, pentaerythritol, and sorbitol are preferable. Furthermore, among these, sorbitol which has the very outstanding plasticization performance with respect to PVA-type resin (A) whose saponification degree is 99 mol% or more is the most preferable.
[0014]
Examples of the alkylene oxide which is another raw material of the compound (B) include ethylene oxide and propylene oxide, preferably ethylene oxide. In some cases, ethylene oxide and propylene oxide may be mixed and added. The preferred added mole number of alkylene oxide is 2 to 3. When the average number of added moles of alkylene oxide is less than 1 mole, a problem arises in the plasticizer migration. Moreover, when average addition mole number exceeds 4 mol, compatibility with PVA-type resin (A) will fall, and the plasticization effect will also fall. In addition, the added mole number here is an average added mole number, and distribution may exist in the added mole number. However, it is not preferred that 5 mol or more of adduct compound is mixed in at least 50% by weight.
[0015]
The compounding quantity of the compound (B) with respect to PVA-type resin (A) is 2-100 weight part with respect to 100 weight part of PVA-type resin (A), Preferably it is 5-30 weight part. When the compounding amount of the compound (B) is less than 2 parts by weight, the performance as a boric acid catcher agent is insufficient, and when a medicine containing boric acid is packaged, the deterioration of water solubility with time cannot be suppressed, Insufficient flexibility of the film and low impact strength at low temperatures. When the compounding amount of the compound (B) exceeds 100 parts by weight, problems occur in film strength reduction, blocking property and bag-making property.
[0016]
Moreover, what is generally used as a plasticizer of PVA-type resin can also be used together with the water-soluble film of this invention depending on the case other than a compound (B). Examples of these plasticizers include polyhydric alcohols such as glycerin, diglycerin, triglycerin and diethylene glycol, polyethers such as polyethylene glycol and polypropylene glycol, phenol derivatives such as bisphenol A and bisphenol S, and N-methylpyrrolidone. Examples include amide compounds and water.
[0017]
The boric acid substance used in the present invention may be any agent containing boric acid, and refers to a boron compound that reacts with PVA to form a gel-like substance. Boric acid, boric acid ester, borax Etc. Specific examples thereof include detergents containing boric acid, anti-corrosion agents used in kitchens, disinfectants, toilet deodorants, and the like. These substances may be in the form of powder, granules, solids such as spheres and tablets, or in some cases liquid.
[0018]
In forming a composition comprising the PVA-based resin (A) and the compound (B) of the present invention, the aqueous solution is cast or melted and extruded from a T-die or an inflation molding machine. The method is used. At that time, usual additives such as a colorant, a fragrance, an extender, an antifoaming agent, a release agent, an ultraviolet absorber, and an inorganic powder may be appropriately blended as necessary. Moreover, you may add water-soluble polymers, such as starch, carboxymethylcellulose, methylcellulose, and hydroxymethylcellulose within the range which does not impair the characteristic of this invention as needed.
[0019]
【Example】
The present invention will be described in more detail with reference to the following examples, but the present invention is not limited thereto. In the examples, “%” and “parts” are based on weight unless otherwise specified.
[0020]
[Method of measuring water solubility of film]
A film sample was cut into a 40 × 40 mm square, squeezed with a slide mount, immersed in water stirred at 20 ° C. and 10 ° C., and the time (seconds) until the film was completely dissolved was measured. .
[0021]
[Measurement method of plasticizer migration]
A 10 × 10 cm bag was made from the film using a heat sealer, and 15 g of a substance containing boric acid was packaged and heat sealed. Double packaging was performed on the packaged bag with an aluminum / polyethylene laminate film bag so that moisture and plasticizer would not scatter to the outside, and the product was left in a constant temperature bath at 40 ° C. for a predetermined time. The amount of plasticizer in the film before and after standing was measured. The amount of plasticizer in the film is measured by drying the film sample for 5 hours in a vacuum dryer at 50 ° C., removing moisture, and performing Soxhlet extraction with methanol. The amount of plasticizer was determined. The “plasticizer residual ratio” after standing was expressed as “%” by dividing “the amount of plasticizer after being left” by “the amount of plasticizer before being left”.
[0022]
Example 1
An aqueous solution of a composition in which 15 parts of a compound obtained by adding 2 moles of ethylene oxide to 1 mole of sorbitol was added to 100 parts of PVA having a polymerization degree of 1750 and a saponification degree of 88 mole%, was transferred to a heat roll at 70 ° C. The film was cast to obtain a film having a thickness of 40 μm. As a boric acid substance, a powder obtained by blending 10 parts of boric acid and 90 parts of diatomaceous earth was used as a model substance. After this medicine was packaged with a film, it was left in a thermostat at 40 ° C. for 1 month. The water solubility of the film before and after standing and the amount of the remaining plasticizer were measured. The results are shown in Table 1. The film of the present invention has excellent water-solubility, very little plasticizer migration, and is flexible and tough even after a boric acid-containing substance is packaged and left at 40 ° C. for 1 month. Was holding. Moreover, there was no bleed-out of the plasticizer to the film surface, and the film was transparent.
[0023]
Comparative Example 1
Using 100 parts of PVA used in Example 1 and 15 parts of glycerin as a plasticizer, a 40 μm film was prepared. After packaging a boric acid model material in the same manner as in Example 1, it was left at 40 ° C. for 1 month. did. The water solubility and plasticizer amount of the film before and after standing were measured. The results are shown in Table 1. After standing, the film did not dissolve in water at all, and gelation had progressed. Moreover, the plasticizer transferability was changed to a very large, hard and brittle film.
[0024]
Comparative Example 2
A film of 40 μm was prepared using 100 parts of PVA used in Example 1 with 15 parts of glycerin and 10 parts of sorbitol as a plasticizer. Compared with the film of Example 1, this film was not stiff and had a low strength. In the same manner as in Example 1, after packaging the boric acid model material, it was allowed to stand at 40 ° C. for 1 month, and the water solubility and the amount of plasticizer of the film were measured. The results are shown in Table 1. The film after being allowed to dissolve was dissolved in water, but the dissolution rate was considerably reduced, and the film after being allowed to stand was a white turbid film as a result of sorbitol moving to the surface of the film and crystallizing. Further, as in Comparative Example 1, the amount of plasticizer remaining in the film was small, and the film was hard and brittle.
[0025]
Example 2
Vinyl acetate and maleic anhydride are copolymerized in a methanol solvent and subjected to a saponification reaction by a conventional method. A carboxylic acid having a polymerization degree of 1200, a saponification degree of 96 mol%, and a copolymer unit content of maleic acid groups of 4 mol% is obtained. Sodium acid base-modified PVA was obtained. An aqueous solution of a composition in which 25 parts of a compound obtained by adding 3 moles of ethylene oxide to 1 mole of sorbitol was added to 100 parts of this modified PVA was cast into a hot roll at 70 ° C., and the thickness was 40 μm. A film was obtained. A dishwashing detergent composed of surfactant, sodium silicate, sodium hydroxide, sodium tripolyphosphate and boric acid was used as a model substance for boric acid substances. After packaging the drug according to the above test method, It was left in a thermostat for 1 month. The water solubility of the film before and after standing and the amount of the remaining plasticizer were measured. The results are shown in Table 1. Even after the drug was packaged and allowed to stand, the water solubility of the film did not drop at all.
[0026]
Comparative Example 3
A 40 μm film was prepared using 100 parts of PVA used in Example 2 with 25 parts of glycerin and 8 parts of sorbitol as a plasticizer. This film was less strong than the film of Example 2. In the same manner as in Example 2, after packaging the boric acid model material, it was allowed to stand at 40 ° C. for 1 month, and the water solubility of the film before and after being left and the amount of the remaining plasticizer were measured. The results are shown in Table 1. Although the film after standing was dissolved in water, the dissolution rate was considerably reduced, and the film after standing was a white turbid film as a result of sorbitol moving to the surface of the film and crystallizing.
[0027]
[Table 1]
Figure 0003609894
[0028]
【The invention's effect】
The water-soluble film of the present invention does not cause the PVA and boric acid in the film to react with each other and gel the PVA even when the boric acid-based material is packaged and allowed to stand. There is little degradation. In addition, the compound (B) of the present invention functions as an excellent boric acid catcher agent, functions as an excellent plasticizer with low migration to the film surface, and provides a water-soluble film with little bleeding out and blocking. The

Claims (1)

ポリビニルアルコール系樹脂(A)100重量部に、4〜6価の多価アルコール1モルに対しアルキレンオキシド1〜4モルを付加反応して得られた化合物(B)2〜100重量部を配合してなる組成物からなる、洗剤、腐敗防止剤、殺菌剤および消臭剤からなる群より選ばれる少なくとも1つのホウ酸系物質を包装するためのホウ酸系物質包装用水溶性フィルム。2 to 100 parts by weight of a compound (B) obtained by addition reaction of 1 to 4 moles of alkylene oxide to 1 mole of a 4 to 6 valent polyhydric alcohol is blended with 100 parts by weight of a polyvinyl alcohol resin (A). A water-soluble film for boric acid material packaging for packaging at least one boric acid material selected from the group consisting of detergents, antiseptics, bactericides, and deodorants .
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