JP3605066B2 - Packaging sheet for encapsulated food - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、握り飯、握り寿司、巻き寿司、サンドイッチ、各種の菓子類あるいはハンバーグステーキ等のいわゆる被包食品を包装するために用いられる被包食品用の包装シートに関するものである。
【0001】
【従来の技術】
従来、図8に示すような被包食品の一種である握り飯R0を包装するための包装シート100が知られている。この包装シート100は、図8の(イ)に示すように、展開状態で矩形を呈する各角部が切り欠かれた形状を有し、合成樹脂製の薄い透明フィルムからなる外側フィルム110と、この外側フィルム110に積層された、外側フィルム110と同一材料製の内側フィルム120とからなる基本構成を有している。
【0002】
上記外側フィルム110は、その内面側(図8の(イ)の上面側)幅方向中央位置に貼設された長手方向の全長に亘って延びる分断用テープ111を有している。また、外側フィルム110の短尺側の一方の縁部における分断用テープ111の両側には一対の切込み112が設けられ、これによって切込み112間に指で摘み得る摘持片113が形成されている。
【0003】
上記内側フィルム120は、摘持片113に対応した部分で分断用テープ111に沿うように互いに重ね合わされた重ね合せ部123を有する幅方向一対の片割れ内側フィルム121,122(左片割れ内側フィルム121および右片割れ内側フィルム122)によって構成されている。
【0004】
そして、外側フィルム110の内面側に各片割れ内側フィルム121,122からなる内側フィルム120を積層した状態で摘持片113を残してこれらの縁部を環状に溶着して溶着部130を形成することにより、図8の(イ)に示すような包装シート100を得ることができる。
【0005】
このような包装シート100内にシート状海苔140を挿入した状態で、内側フィルム120側の中央位置に、図8の(イ)に二点鎖線で示すように握り飯R0を幅方向に横断載置し、包装シート100の長手方向の両端部を折り曲げて握り飯R0を包み、スポット溶着処理で止めることにより、図8の(ロ)に示すように、握り飯R0が包装シート100によって包装されたシート状海苔140付きの包装食品R1ができあがる。
【0006】
かかる包装食品R1によれば、摘持片113を指で摘んで図8の(ロ)の矢印方向に向けて当該摘持片113を引けば、丈夫な分断用テープ111に誘導されて外側フィルム110は切込み112が伸長するように分断され、これによって握り飯R0は、二分された外側フィルム110と、元々二分されている各片割れ内側フィルム121,122とによって包まれた状態になる。そして、二分された各外側フィルム110および各片割れ内側フィルム121,122を左右に開いて分割すれば、シート状海苔140が残留して海苔で覆われた状態の握り飯R0が得られることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来の包装シート100にあっては、外側フィルム110として合成樹脂製の透明なものが採用されているため、内部の被包食品(図8の例ではシート状海苔140)がそのままの状態で透視され、これによって包装食品R1が安っぽく見えるという不都合が存在する。
【0008】
このような不都合を解消するために、外側フィルム110として和紙などの材料を使用することが考えられる。こうすることで包装シートによって包装された握り飯R0は、外部から直に見えなくなるが、和紙などの紙材料は丈夫であるため、分断用テープ111を用いても容易に分断することができない。
【0009】
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものであり、包装食品に高級感を付与し得る被包食品用の包装シートを提供することを一の目的とし、包装食品に高級感を付与した上で容易に分断し得る被包食品用の包装シートを提供することを他の目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、被包食品を包装するために用いられる被包食品用の包装シートにおいて、被包食品を包むためのシート本体を備えて構成され、このシート本体はマット処理が施され、かつ、破断案内用の破断手段と二条の破断援助ラインを有しているとともに、内面側で各破断援助ラインを覆って積層された覆いテープを備えて構成され、上記破断手段は、破断援助ライン間であって当該破断援助ラインに沿うように設けられたカットテープであることを特徴とするものである。
【0011】
この発明において破断手段とは、シート本体の分断を援助するためのものであり、例えばシート本体を横断して帯状に当該シート本体の裏面側に積層される、引張り応力がシート本体のそれより大きい合成樹脂製のカットテープを用いるのが一般的であるが、カットテープに限らず、シート本体に形成されたミシン目や、シート本体にプレス処理を施すことによって線状に凹没されて形成したいわゆるカッティングライン等も破断手段の概念に含まれる。かかる破断手段の存在によって、包食品を包んだ状態のシート本体を容易に破断することができる。
【0012】
また、この発明においてマット処理とは、シート本体の表面艶消し処理のことであり、処理前のシート本体が透明であるか不透明であるかは問わない。そして、シート本体が元来透明なものであった場合であっても、当該シート本体は、マット処理が施されることにより艶消し状態になり、結果として半透明あるいは不透明になる。また、この発明においては、マット処理の概念に本来的に艶消し状態の不透明な材料によってシート本体が製造されることが含まれる。従って、艶消し状態の不透明な材料である紙材料、紙材料に類似の材料あるいはこれらの材料を含むものもこの発明におけるマット処理が施されたシート本体の範疇に入ることになる。
【0013】
そして、この発明によれば、シート本体によって包装された被包食品は、外面がマット処理の施された不透明なシート本体によって覆われているため、シート本体が透明なものである場合には被包食品が透けて見苦しく、商品が安っぽく見えるような不都合が生じるが、このような不都合が解消されるばかりか、シート本体に風合いが付加されて高級感が与えられ、これによって包装食品のトータルとしての商品価値が上がる。また、シート本体が破断手段を備えて構成されているため、被包食品を包んだ状態のシート本体の破断が容易になり、包装状態のシート本体から被包食品を容易に取り出すことができる。
【0015】
この発明において破断援助ラインとは、シート本体の破断を助けるために当該シート本体に線状に形成されたラインのことであり、代表的なものとしてミシン目や、プレス処理によって形成された凹溝状のカッティングライン等を挙げることができる。
【0016】
そして、この発明によれば、シート本体には一対の破断援助ラインが設けられているため、被包食品が包装シートに包装された状態で、カットテープを指で摘んで外方に向けて引き離すことにより、たとえシート本体が破断困難な和紙状のものであっても当該シート本体は一対の破断援助ラインに沿って順次容易に破断していき、これによってシート本体は容易に破られる。
【0017】
そして、内側で破断援助ラインを覆う覆いテープが設けられていることによって、破断援助ラインを通した包装シート内に対する空気の流通が阻止されているため、空気の流通に起因した被包食品の変質が確実に防止されるばかりか、包装食品にソース等の液状物が付与されているような場合であっても、当該液状物の漏出が確実に防止される。因みに、覆いテープとして破断が容易なものを採用しておけば、覆いテープがシート本体の破断を阻害することはない。
【0018】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、内面側が直接接触した状態で被包食品を包む内側シート体と、この内側シート体に積層された外側シート体とからなり、上記マット処理は外側シート体に施されていることを特徴とするものである。
【0019】
この発明によれば、被包食品は、内側シート体側に当接されるようにして包装シートで包装されることにより、内側シート体と外側シート体とによって二重に包まれた状態になり、包装フィルム内への微生物の侵入が有効に抑止された衛生的なものになるとともに、外側がマット処理の施された不透明な外側シート体によって覆われているため、高級感が付与されて商品価値が上がる。
【0020】
また、この発明の包装シートを、内側シート体と外側シート体との間に被包食品を介在させて包装するような用い方をしてもよい。このような包装方法が採用された場合には、商品としての包装食品を、外側シート体が上側に位置するように陳列すればよい。こうすることによって美麗な外側シート体を目立たせることができるため、包装食品に高級感を付与することができる。
【0021】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、上記外側シート体は、中間シート体と、この中間シート体に積層された内面側となる合成樹脂製の第一フィルムと、中間シート体に積層された外面側となる第二フィルムとの三層構造で構成され、上記マット処理は第二フィルムに施され、上記中間シート体は漉き模様が形成され得る材料によって形成されていることを特徴とするものである。
【0022】
この発明において、漉き模様は、例えば和紙に見られるように繊維の延びる筋が所々で顕出されてデザイン的に外観視が極めて優美な模様であるため、包装食品に高級感を付与する模様として極めて好適である。漉き模様が形成され得る材料としては、代表的なものとして和紙そのものを挙げることができるが、和紙に限らずアセチルセルロース等のセルロース誘導体も好適に使用可能である。和紙状に調製されたセルロース誘導体を用いた場合は、包装食品は、低コストを確保しつつに高級感が付与されたものになる。
【0023】
そして、この発明によれば、漉き模様が形成された中間シートを第一フィルムと第二フィルムとの間に密着挟持させることにより、中間シートの表面側の漉き模様がマット処理の施された第二フィルムを通して若干ぼやけた風合いのある状態で視認し得るようになるため、被包食品をこの包装シートで包むことにより形成された包装食品は、より高級感が高まったものになる。
【0024】
また、中間シートの表裏双方にフィルムが積層されているため、包装シートで被包食品を包んだ状態で互いに重なり合った部分に仮止め的な溶着処理を施すことが可能であり、包装処理の容易化が実現する。
【0025】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、上記二条の破断援助ラインと覆いテープとは、上記外側シート体に備えられていることを特徴とするものである。
【0026】
この発明によれば、覆いテープが存在することによって、破断援助ラインを通した包装シート内に対する空気の流通が阻止されているため、空気の流通に起因した被包食品の変質が確実に防止されるばかりか、包装食品にソース等の液状物が付与されているような場合であっても、当該液状物の漏出が確実に防止される。破断援助ラインを覆う覆いテープとして破断が容易なものを採用しておけば、覆いテープが外側シート体の破断を阻害することはない。
【0027】
また、内側シート体と外側シート体との間に海苔等のシート状食品を介在させることにより、包装シートを分断する前は内側シート体の存在で被包食品とシート状食品との接触が阻止されてシート状食品が湿るなどの変質が回避される一方、包装シートを分断したときには、被包食品は、残留した湿っていないシート状食品によって覆われた状態になる。
【0028】
さらに、外側シート体には一対の破断援助ラインが設けられているため、被包食品が包装シートに包装された状態で、破断手段を指で摘んで外方に向けて引き離すことにより、たとえ外側シート体に破断が困難な和紙あるいは和紙状の中間シートが含まれていても当該外側シート体は一対の破断援助ラインに沿って順次容易に破断していき、これによって外側シート体は容易に破られる。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る包装シート10の第一実施形態を示す一部切欠き斜視図であり、図2は、そのA−A線断面図である。この実施形態の包装シート10は握り飯R0用のものである。
【0030】
まず、図1に示すように、包装シート10は、平面視で矩形状の四隅部が斜めに切り欠かれて八角形状に形成されている。かかる包装シート10は、握り飯R0を包んだ状態で外面側に位置する外側シート体20と、この外側シート体20の内面側(図1の上側)に積層された内側フィルム(内側シート体)30と、外側シート体20の幅方向の中央部で長手方向に延びるように当該外側シート体20の内面側に積層された、カットテープ(破断手段)40を有するフィルム状の覆いテープ50とからなる基本構成を備えている。
【0031】
上記外側シート体20は、本実施形態においては、第一フィルム21と、中間シート体22と、第二フィルム23とからなっている。第一フィルム21は所定のコーティング処理により中間シート体22の内面側(図1および図2の上側)に積層されているとともに、第二フィルム23は、所定のコーティング処理により中間シート体22の外面側に積層されている。
【0032】
そして、第一フィルム21および第二フィルム23は、ポリエチレンやポリプロピレン等の通常の熱可塑性合成樹脂の薄いフィルムによって形成されているのに対し、中間シート体22は、和紙状に形成されたいわゆるレーヨン紙が採用されている。これによって中間シート体22の表裏面には、和紙のような漉き模様が形成され、この漉き模様が第二フィルム23を介して透けて見えることにより、包装シート10が高級感に富んだものになるようにしている。
【0033】
中間シート体22が通常の熱可塑性合成樹脂製の第一フィルム21および第二フィルム23によって挟持されているのは以下の理由による。すなわち、包装シート10で握り飯R0を包装すると、図3に示すように、包装シート10の表裏が互いに重なり合った状態(重なり合う態様としては、外側シート体20の内面側と内側フィルム30との重なり合い、および外側シート体20の外面側と内側フィルム30との重なり合いがある)になるため、かかる重なり合い状態で包装が解けるのを防止するべく重なり合った部分の溶着処理を行おうとすれば、材料的にスポット的な溶着処理が困難な中間シート体22の表裏に溶着処理が容易な合成樹脂材料からなる第一フィルム21および第二フィルム23を積層する必要があるからである。
【0034】
また、第二フィルム23は、その表面側にマット処理が施され、これによる艶消し処理で半透明になっている。これによって、中間シート体22の表面の漉き模様は、この半透明の第二フィルム23を通して視認されるため、ぼんやりとした情緒が醸し出され、これによって包装シート10が風合いのある高級感に富んだものになる。
【0035】
上記覆いテープ50は、幅寸法が被破断帯25のそれより幅広に寸法設定されている。かかる覆いテープ50は、第一フィルム21側から被破断帯25を覆うように外側シート体20に積層された状態で各側縁部が第一フィルム21に対して溶着されている。したがって、第一フィルム21には、これらの溶着部分による幅方向一対の溶着帯51が形成された状態になっている。
【0036】
そして、各ミシン目24の一方の端部には、覆いテープ50を含めて所定深さに亘り当該各ミシン目24が破断されることによって形成された、指で摘み得る摘み片26が形成され、この摘み片26を摘んで外方に向けて引っ張ることにより被破断帯25がミシン目24に沿って破断され、これによって外側シート体20が左右に容易に二分割され得るようになっている。
【0037】
上記カットテープ40は、長手方向に向けて一軸延伸処理が施された所定の合成樹脂材料によって形成され、これによって長手方向に向かう引張り応力が幅方向に向かう引張り応力より大きくされてちぎれ難くなっている。かかるカットテープ40は、第一フィルム21、中間シート体22、第二フィルム23および覆いテープ50が互いに積層溶着または積層接着された後に覆いテープ50の幅方向の中央部で長手方向の全長に亘って貼着されている。
【0038】
そして、このようにして形成されたカットテープ40および覆いテープ50付きの外側シート体20には、カットテープ40の幅方向の各外方位置であって覆いテープ50の範囲内に長手方向の全長に亘って延びる幅方向一対のミシン目(破断援助ライン)23が予め形成されており、これら一対のミシン目24間に被破断帯25が形成されている。
【0039】
上記内側フィルム30は、左右対象に形成された一対の内側フィルム片31,32(左内側フィルム片31および右内側フィルム片32)によって構成されている。各内側フィルム片31,32は、幅寸法が外側シート体20の幅寸法の1/2より若干幅広に寸法設定され、これによって各内側フィルム片31,32が外側シート体20の第一フィルム21側に重ねられた状態で、幅方向の中央部に長手方向に延びる重ね合せ部33が形成されるようになされている。
【0040】
そして、このような内側フィルム30がカットテープ40を有する覆いテープ50の設けられた外側シート体20の第一フィルム21側に積層された状態でこれらの周縁部が溶着処理されることにより、図1および図2に示すような、周縁部に溶着帯34の形成された包装シート10が形成されることになる。包装シート10が形成された状態で、外側シート体20と内側フィルム30との間には、周りが溶着帯34によって閉止されているとともに、重ね合せ部33に開口を有する収納空間35が形成されている。
【0041】
本実施形態においては、この収納空間35にシート状食品としてのシート状海苔Nが装填されている。このシート状海苔Nは、包装シート10の製造工程において予め第一フィルム21上に載置され、この状態で溶着帯34の形成処理が施されることによって収納空間35に装填されるようにしている。但し、こうする代わりに包装シート10のみが形成された後に重ね合せ部33を開いてここから収納空間35内にシート状海苔Nを差し込むようにしてもよい。
【0042】
上記第一フィルム21、第二フィルム23、内側フィルム30および覆いテープ50は、比較的軟化点の低い熱可塑性合成樹脂によって形成されている。かかる熱可塑性合成樹脂としては、所定の軟化点になるように調製されたポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリビニルクロライド(PVC)、ポリアミド(PA)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)あるいはエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)等が好適に使用される。
【0043】
また、中間シート体22としては、アセチルセルロース、酢酸・硝酸セルロース、メチルセルロース、エチルセルロースあるいはカルボキシルメチルセルロース等のいわゆるセルロース誘導体からなる、レーヨン紙と通称される合成樹脂が好適に使用される。かかるセルロース誘導体からなる中間シート体22の製造工程において漉き模様を付与する所定の処理が施されることにより中間シート体22は高級感を醸し出し得るものとなる。
【0044】
上記マット処理としては、第二フィルム23の表面に砂を吹き付けるサンドブラスト法、アルカリけん化液や有機溶剤で第二フィルム23の表面をエッチングするエッチングマット法、表面にマット剤をコーティングしてマット化するマット剤コーティング法、あるいは第二フィルム23を梨地や漉き模様等の艶消し用の表面を備えたロールに通すマットロール法等を挙げることができる。
【0045】
そして、本実施形態においてはマットロール法が採用されている。具体的には、張設状態で移動している中間シート体22の表面に所定の供給ロールを介して溶融状態の第二フィルム23の原料を供給し、中間シート体22の表面に積層された均一厚みのコーティング層が固化する前に当該コーティング層を回転しているマットロールに潜らせることによるプレス処理でマットロール表面の艶消し模様を第二フィルム23に転写するようにしている。
【0046】
図3は、握り飯R0が包装シート10によって包装された状態を示す斜視図である。この図に示すように、握り飯R0が包装シート10によって包装されることにより形成された包装食品R1は、最も外側に和紙のような漉き模様の形成された第二フィルム23が存在しているため、従来の中身が透けて見える包装シート100(図8)に比べて見苦しくなく、優美で、かつ、高級感に富んだものになる。
【0047】
なお、握り飯R0が包装シート10によって包まれた状態では、熱溶着が可能な外側シート体20の第一フィルム21および第二フィルム23が同内側フィルム30と重なり合った部分が存在するため、これらの重なり合った部分の適所が互いにスポット溶着されるようにしている。こうすることによって一旦握り飯R0を包装した包装シート10が解けるような不都合が回避される。
【0048】
また、外側シート体20には、図1に示すように、その長尺方向の全長に亘って一対のミシン目24が設けられ、かつ、これらのミシン目24間に覆いテープ50も含んだ被破断帯25が形成されているとともに、この被破断帯25の幅方向の中央位置に長手方向の全長に亘るようにカットテープ40が一体に積層されているため、この被破断帯25の端部の摘み片26を摘んでカットテープ40を外側に向けて引くことにより、図3に二点鎖線で示すように、ミシン目24が破断するとともに覆いテープ50も破られて被破断帯25が外側シート体20から外れていき、これによって包装シート10は左右に分割される。
【0049】
そして、包装シート10が左右に分割された状態で包装シート10の左右の片割れを互いに反対方向に引き離すことにより、元々二枚の内側フィルム片31,32から構成されている左内側フィルム片31および右内側フィルム片32も左右に分かれて包装シート10が左右に引き離され、これによって内部の握り飯R0を取り出し得る状態になる。
【0050】
しかも、外側シート体20の各ミシン目24は、内面側から覆いテープ50によって覆われているため、包装シート10で握り飯R0を包んだ状態で外部の湿気がミシン目24を介して内部に侵入することが確実に防止され、収納空間35に収納されているシート状海苔Nが湿気るような不都合を確実に防止することができる。
【0051】
図4は、本発明に係る包装シートの第二実施形態を示す一部切欠き斜視図であり、図5は、そのB−B線断面図である。これらの図に示すように、第二実施形態の包装シート11は、サンドイッチを対象としたものであり、平面視で左右が対象な台形状に形成されている。かかる包装シート11は、上側シート体60と、この上側シート体60の下面側に積層された同形の下側フィルム70と、上記上側シート体60の裏面側に積層された上記同様のカットテープ40とを備えて構成されている。なお、第二実施形態においては、第一実施形態で採用されている覆いテープ50は採用されていないが、覆いテープ50を採用してもよい。
【0052】
上記上側シート体60は、内側(図4における下面側)となる第一フィルム61と、この第一フィルム61の上面側に積層された中間シート体62と、この中間シート体62にさらに積層された第二フィルム63とからなる基本構成を有している。そして、第一フィルム61および第二フィルム63は、先の第一実施形態の第一および第二フィルム21,23と同様の通常の熱可塑性の合成樹脂によって形成されているのに対し、第二フィルム63は、先の第一実施形態の中間シート体22と同様の、表裏に和紙のような漉き模様を有するレーヨン紙によって形成されている。
【0053】
上記中間シート体62および第二フィルム63には、台形を呈する包装シート11の中心線に沿うように形成された、当該中心線を挟んだ状態の一対のミシン目64が設けられている。これらのミシン目64は、第二フィルム63の頂辺側から若干内側に入った位置と、同底辺側に到るまでの所定の位置との間に形成されている。そして、これら一対のミシン目64間によって被破断帯65が形成されている。
【0054】
これに対し、第一フィルム61にはミシン目(破断援助ライン)63が形成されていない。かかる第一フィルム61に第二フィルム63が積層された状態で互いに溶着あるいは接着されることにより上側シート体60が形成されている。そして、このように形成された上側シート体60の第一フィルム61側に、被破断帯65と重なるようにカットテープ40が溶着又は接着されている。
【0055】
被破断帯65における上側シート体60の短辺側の端部には、所定範囲に亘って切り起し処理が施され、これによってこの部分に外方に向かって捲れた摘み片66が形成されている。この摘み片66は、上側シート体60から被破断帯65を剥がすためのものである。
【0056】
上記下側フィルム70は、上記内側フィルム30と同一の合成樹脂材料によって形成されている。かかる下側フィルム70にカットテープ40を対向させた状態で上側シート体60を重ね合せ、引き続き台形状の斜辺部分および頂辺部分を溶着処理して上側シート体60および下側フィルム70が互いに溶着した周縁溶着帯71を形成した上で、さらに台形状の頂辺部分近傍で、かつ、摘み片66と干渉しない位置において一対の斜辺部分間を横断するように溶着処理を施して横断溶着帯72を形成することにより包装シート11が仕上っている。
【0057】
このようにして得られた包装シート11において、下側フィルム70と上側シート体60の第一フィルム61との間にサンドイッチを収納するための収納空間73が形成されているとともに、台形状の底辺部分の上側シート体60と下側フィルム70との間にサンドイッチを収納空間73に装填するための装填口74が形成されている。
【0058】
図6は、サンドイッチR2が包装シート11によって包装された状態を示す斜視図である。この図に示すように、サンドイッチR2が包装シート11によって包装されることにより得られた包装食品R3は、その上半分に和紙のような漉き模様を有する第二フィルム63が存在しているため、全体的なバランス上極めて優美で、かつ、高級感に富んだものになる。
【0059】
また、上側シート体60には、その斜面位置に長手方向の全長に亘る一対のミシン目64が設けられ、かつ、これらのミシン目64間に被破断帯65が形成されているとともに、この被破断帯65の幅方向の中央位置に長手方向の全長に亘るようにカットテープ40が一体に積層されているため、この被破断帯65の端部の摘み片66を摘んでカットテープ40を外側に向けて引くことにより、図6に二点鎖線で示すように、ミシン目64が破断して被破断帯65が上側シート体60から外れ、これによって包装シート11の斜面部分が左右に分割される。
【0060】
そして、包装シート11の斜面部分が左右に分割された状態でこれらの分割された部分をそれぞれ指で摘んで互いに離間方向に引き離すことにより、包装シート11の残りの部分も破断し、内部のサンドイッチR2を取り出すことができるようになる。
【0061】
しかも、ミシン目64は、下側フィルム70には設けられていないため、包装シート11でサンドイッチR2を包んだ状態では収納空間73に収納されているサンドイッチR2が乾燥するような不都合を確実に防止することができる。
【0062】
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0063】
(1)上記の実施形態においては、中間シート体22,62としてレーヨン紙からなるものが採用されているが、本発明は、中間シート体22,62がレーヨン紙であることに限定されるものではなく、和紙等の紙材料そのものからなるものであってもよい。そして、中間シート体22,62としてたとえ丈夫な和紙が採用されたとしても、これらにはミシン目24,64が設けられているため、このミシン目24,64の存在によって和紙を容易に分断することができる。
【0064】
そして、外側シート体20および上側シート体60の各中間シート体22,62として和紙等の天然紙素材を含む紙材料を用いた場合において、当該包装シートで被包食品を包んだ後のスポット溶着処理を行わずに接着剤や粘着テープで包装の解けを防止するようにするのであれば、当該中間シート体22,62の外面側に、あえて第二フィルム23,63をコーティングしないようにすることも可能である。こうすることによって、包装シート10,11の表面の手触りが紙の手触りになり、触覚的にも高級感を得ることができる。
【0065】
さらに、上記各中間シート体22,62として和紙等の天然紙素材を含む紙材料を用いた場合において、被包食品の種類や包装状況に応じて(例えば、内側フィルム30と外側シート本体20との接合を溶着処理に代えて接着剤を用いて接合する場合等)中間シート体22,62の内面側に第一フィルム21,61をコーティングしないようにすることも可能である。こうすることによって外側シート体20および上側シート体60のコストダウンを図った上で包装食品の高級感を高めることができる。
【0066】
(2)上記の第一実施形態においては、乾燥したシート状海苔Nを装着するべく包装シート10を外側シート体20と内側フィルム30とで構成してこれらの間に収納空間35を形成し、この収納空間35にシート状海苔Nを装填することによって握り飯R0の湿気がシート状海苔Nに移らないようにしているが、当初から握り飯R0に海苔が巻かれて当該海苔が湿った状態になっているような海苔がウエットタイプの握り飯を包装するような場合には、シート状海苔Nを収納する収納空間35が不要であるから内側フィルム30は特に必要ではなく、外側シート体20のみによって包装シートを構成してもよい。
【0067】
(3)内側フィルム30を用いないで外側シート本体のみによって包装シートを構成するものとして、図7に示すような包装シート12を挙げることができる。図7は、本発明に係る包装シート12の第三実施形態を示す断面図であり、乾燥したシート状海苔Nを介することなく、包装シート12によって直に握り飯R0(予め海苔が巻かれたものを含む)を包装する、いわゆる直巻き用のものである。この図に示すように、第三実施形態の包装シート12は、外側シート体20の裏面側(図7における上面側)に、第一実施形態の内側フィルム30に代えて、外側シート体20と同一の材料で構成された湾曲防止用シート本体80が積層されている。
【0068】
この湾曲防止用シート本体80は、外側シート体20の第一フィルム21に対応した(すなわち同一材料からなる)第一フィルム81と、同中間シート体22に対応した中間シート体82と、同第二フィルム23に対応した第二フィルム83とから構成されている。
【0069】
このような湾曲防止用シート本体80は、覆いテープ50と干渉しないように幅寸法が設定されたものの一対が用意され、それぞれが外側シート体20の幅方向の両側部で長手方向(図7の紙面に直行する方向)の全長に亘って積層された上で各周縁部が外側シート体20の周縁部に溶着され、これによって覆いテープ50が存在する部分を除いて表裏に外側シート体20と湾曲防止用シート本体80とが対向した状態になっている。その他の構成は、第一実施形態の包装シート10と同様である。
【0070】
第三実施形態の包装シート12によれば、同一構造の外側シート体20と湾曲防止用シート本体80とが、互いに面対称で積層されて縁部同士が溶着されているため、包装シート12は、湾曲するようなことはなく、常に平面状態を維持することができる。従って、包装シート12を所定の包装装置に順次供給して自動的に握り飯R0を包装処理するに際し、湾曲していることによって包装シート12が機械にかからなくなるような不具合が生じることはなく、常に適正な自動包装処理を確保することができる。しかし、直巻き用の包装シート12であっても、包装シート12が湾曲しないのであれば湾曲防止用シート本体80を設けなくてもよい。
【0071】
(4)上記の実施形態においては、内側フィルム30および下側フィルム70として通常の透明な合成樹脂製のフィルムが用いられているが、こうする代わりに内側フィルム30および下側フィルム70として外側シート体20と同様の材料を用いたものを採用してもよい。こうすることによって包装シートは、全体的に和紙によって形成されているような印象を与え、包装食品R1,R3の高級感をさらに高めることができる。
【0072】
(5)上記の第二実施形態においては、上側シート体60の短辺側の端部にコ字状に切り起されることによって形成した摘み片66が設けられているが、本発明は、摘み片66がコ字条であることに限定されるものではなく、上側シート体60の短辺側の端部を、ミシン目64の延長線に沿って縁部を過ぎるまで(図4に示す例では周縁溶着帯71を過ぎるまで)切り込みを設けてもよい。こうすることによって摘み片66の先端縁部が外部に露出した状態になるため、当該先端縁部に指先を当ててから摘み片66を起すことが可能になり、これによって摘み片66が摘み易くなる。
【0073】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明の請求項1記載の発明によれば、包装シートは、被包食品を包むシート本体と、このシート本体の分断を案内する破断手段とを備えて構成され、かつ、シート本体には表面艶消し処理であるマット処理が施されているため、包装シートによって包装された被包食品は、シート本体が透明である場合には被包食品が透けて見苦しく、商品が安っぽく見えるような不都合が解消されるばかりか、風合いの向上によって高級感が付与され、これによって包装食品のトータルとしての商品価値を高めることができる。
【0074】
また、本発明の請求項1記載の包装シートによれば、シート本体には、二条の破断援助ラインと、破断援助ライン間に積層された当該破断援助ラインと平行に延びる破断手段としてのカットテープが設けられているため、たとえシート本体が破断困難な和紙状のものであってもカットテープを引っ張ることでシート本体を一対の破断援助ラインに沿って順次容易に破断させることができる。
【0075】
しかも、シート本体の内面側には破断援助ラインを覆って積層された覆いテープが設けられているため、破断援助ラインを通した包装シート内に対する空気の流通が阻止され、空気の流通に起因した被包食品の変質を確実に防止することができる。
【0076】
本発明の請求項2記載の包装シートによれば、包装シートを内面側が直接接触した状態で被包食品を包む内側シート体と、この内側シート体に積層された外側シート体とから構成し、マット処理を外側シート体に施しているため、包装食品の高級感を高めた上で、被包食品をより衛生的なものとすることができる。
【0077】
本発明の請求項3記載の包装シートによれば、外側シート体を、内側となる合成樹脂製の第一フィルムと、この第一フィルムに積層された漉き模様を有する中間シートと、この中間シートに積層された第二フィルムとの三層構造で構成するとともに、当該外側シート体を横断した二条の破断援助ラインを設け、さらにマット処理を第二フィルムに施しているため、中間シートの漉き模様によって高級感を付与した上で、たとえ中間シートが破れ難いものであっても、破断援助ラインの存在で当該ラインに沿って外フィルムを容易に破ることができる。
【0078】
本発明の請求項4記載の包装シートによれば、外側シート体には、内面側で各破断援助ラインを覆って積層された破断援助ラインの方向に延びる覆いテープが設けられているため、空気の流通に起因した被包食品の変質が確実に防止されるばかりか、包装食品からの液状物の漏出を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包装シートの第一実施形態を示す一部切欠き斜視図である。
【図2】図1に示す包装シートのA−A線断面図である。
【図3】握り飯が包装シートによって包装された状態を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る包装シートの第二実施形態を示す一部切欠き斜視図である。
【図5】図4に示す包装シートのB−B線断面図である。
【図6】サンドイッチが包装シートによって包装された状態を示す断面図である。
【図7】本発明に係る包装シートの第三実施形態を示す一部切欠き斜視図である。
【図8】従来の包装シートを例示する図であり、(イ)は、包装シートの斜視図、(ロ)は、握り飯が包装シートによって包装された状態の斜視図をそれぞれ示している。
【符号の説明】
10 包装シート(シート本体)
11 包装シート 20 外側シート体
21 第一フィルム 22 中間シート体
23 第二フィルム 24 ミシン目
25 被破断帯 26 摘み片
30 内側フィルム(内側シート体)
31 左内側フィルム片 32 右内側フィルム片
33 重ね合せ部 34 溶着帯
35 収納空間 40 カットテープ
50 覆いテープ 51 溶着帯
60 上側シート体 61 第一フィルム
62 中間シート体 63 第二フィルム
64 ミシン目 65 被破断帯
66 摘み片
70 下側フィルム(下側シート体)
71 周縁溶着帯 72 横断溶着帯
73 収納空間 74 装填口
N シート状海苔 R0 握り飯
R1,R3 包装食品 R2 サンドイッチTECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a packaging sheet for wrapped food used for packing so-called wrapped foods such as nigiri rice, nigiri sushi, rolled sushi, sandwiches, various confectioneries, or hamburger steaks.
[0001]
[Prior art]
Conventionally, there is known a
[0002]
The
[0003]
The
[0004]
Then, with the
[0005]
In a state where the sheet laver 140 is inserted into such a
[0006]
According to the packaged food R1, when the
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the above-mentioned
[0008]
In order to solve such inconvenience, it is conceivable to use a material such as Japanese paper for the
[0009]
The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and one object of the present invention is to provide a packaging sheet for an encapsulated food that can impart a sense of quality to the packaged food. It is another object of the present invention to provide a packaging sheet for an encapsulated food which can be easily divided after imparting a high-class feeling.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 is a packaging sheet for encapsulated food used for packaging the encapsulated food. In the It is provided with a sheet body for wrapping packaged food, and this sheet book Body Matt treatment is applied, Further, it has a breaking means for breaking guide and two break assist lines, and is provided with a covering tape laminated on the inner surface so as to cover each break assist line, and the breaking means is provided with a breaking assist line. A cut tape provided between and along the break assist line It is characterized by the following.
[0011]
In the present invention, the breaking means is for assisting the separation of the sheet body, and is, for example, laminated on the back side of the sheet body in a band shape across the sheet body, and the tensile stress is larger than that of the sheet body. It is general to use a cut tape made of synthetic resin, but not limited to the cut tape, perforations formed in the sheet body, and formed by being subjected to press processing on the sheet body so as to be linearly concave and sunk. So-called cutting lines are also included in the concept of the breaking means. Due to the presence of the breaking means, the sheet body in a state where the packaged food is wrapped can be easily broken.
[0012]
Further, in the present invention, the mat treatment is a matting treatment of the surface of the sheet body, and it does not matter whether the sheet body before the treatment is transparent or opaque. Then, even when the sheet body is originally transparent, the sheet body becomes matte by being subjected to the matting process, and as a result, becomes translucent or opaque. Also, in the present invention, the concept of matting includes the fact that the sheet body is made of an opaque material that is matte in nature. Accordingly, a matte opaque material such as a paper material, a material similar to the paper material, or a material containing these materials is also included in the category of the matted sheet body in the present invention.
[0013]
According to the present invention, the outer surface of the packaged food packaged by the sheet body is covered by the opaque sheet body that has been subjected to the matte treatment. The packaged food is difficult to see through and the inconvenience of making the product look cheaper occurs.However, such inconvenience is not only eliminated, but also the texture is added to the sheet body to give a high-class feeling. Increases the commercial value of Further, since the sheet main body is provided with the rupture means, the sheet main body in a state where the packaged food is wrapped is easily broken, and the encapsulated food can be easily taken out from the packaged sheet main body.
[0015]
In the present invention, the break assist line is a line formed linearly on the sheet body to assist in breaking the sheet body, and is typically a perforation or a groove formed by pressing. Cutting line and the like.
[0016]
According to the present invention, since the sheet body is provided with the pair of break assist lines, the cut tape is picked with a finger and pulled outward in a state where the wrapped food is wrapped in the wrapping sheet. Thereby, even if the sheet body is a Japanese paper-shaped sheet that is difficult to break, the sheet body is easily broken sequentially along a pair of break assist lines, whereby the sheet body is easily broken.
[0017]
And since the covering tape which covers the break assist line on the inner side is provided, the flow of air to the inside of the packaging sheet through the break assist line is prevented, and the deterioration of the encapsulated food due to the flow of air is prevented. Not only is reliably prevented, but also in the case where a liquid material such as a sauce is applied to the packaged food, the leakage of the liquid material is reliably prevented. By the way, if a cover tape that can be easily broken is used, the cover tape does not hinder the break of the sheet body.
[0018]
Claim 2 According to the invention described in claim 1, in the invention according to claim 1, an inner sheet body that wraps the wrapped food in a state where the inner surface side is in direct contact, and an outer sheet body laminated on the inner sheet body, and the mat treatment is performed on the outer side. It is characterized by being applied to a sheet body.
[0019]
According to the present invention, the wrapped food is packaged by the packaging sheet so as to be in contact with the inner sheet body side, so that the inner sheet body and the outer sheet body are double-wrapped, The hygienic product effectively prevents the invasion of microorganisms into the packaging film, and the outside is covered with a matte opaque outer sheet, giving it a high-class feel and a commercial value. Goes up.
[0020]
Further, the packaging sheet of the present invention may be used in such a manner that the packaged food is interposed between the inner sheet body and the outer sheet body so as to be packaged. When such a packaging method is adopted, the packaged food as a product may be displayed such that the outer sheet body is positioned on the upper side. By doing so, a beautiful outer sheet body can be made to stand out, so that the packaged food can be given a sense of quality.
[0021]
Claim 3 The invention described in the claims 2 In the invention described in the above, the outer sheet body is an intermediate sheet body, a first synthetic resin film on the inner surface side laminated on the intermediate sheet body, and a second film on the outer surface side laminated on the intermediate sheet body. It has a three-layer structure with a film, wherein the matting treatment is performed on the second film, and the intermediate sheet body is formed of a material capable of forming a drawing pattern.
[0022]
In the present invention, the woven pattern is, for example, a pattern that gives a sense of quality to the packaged food, because the streaks of fibers are exposed in some places, as seen in Japanese paper, and the appearance is extremely elegant in design. Very suitable. As a material capable of forming a paper pattern, a typical example is Japanese paper, but not limited to Japanese paper, a cellulose derivative such as acetylcellulose can also be suitably used. When a cellulose derivative prepared in the form of Japanese paper is used, the packaged food is provided with a high-grade feel while ensuring low cost.
[0023]
According to the present invention, the intermediate sheet on which the pattern is formed is tightly held between the first film and the second film, so that the pattern on the surface side of the intermediate sheet is matted. The packaged food formed by wrapping the packaged food with the packaging sheet becomes more luxurious because the packaged food becomes visible with a slightly blurred texture through the two films.
[0024]
In addition, since the film is laminated on both the front and back of the intermediate sheet, it is possible to temporarily weld the overlapping portions while wrapping the food to be wrapped in the packaging sheet, thereby facilitating the packaging process. Is realized.
[0025]
Claim 4 The invention described in the claims 3 notes In the described invention, The two-line break assist line and the covering tape are provided on the outer sheet body. It is characterized by the following.
[0026]
According to the present invention, the presence of the covering tape prevents the air from flowing into the packaging sheet through the break assisting line, so that the quality of the encapsulated food due to the air flow is reliably prevented. In addition, even when the packaged food is provided with a liquid material such as a sauce, the leakage of the liquid material is reliably prevented. If a cover tape that covers the break assist line is easily breakable, the cover tape does not hinder the break of the outer sheet member.
[0027]
In addition, by interposing a sheet-like food such as laver between the inner sheet and the outer sheet, the presence of the inner sheet prevents contact between the encapsulated food and the sheet-like food before dividing the packaging sheet. While the deterioration of the sheet-shaped food is prevented, such as moistening of the sheet-like food, the packaged food is covered with the remaining non-moist sheet-like food when the packaging sheet is divided.
[0028]
Furthermore, since the outer sheet body is provided with a pair of break assisting lines, in a state in which the wrapped food is wrapped in the packaging sheet, the tearing means is pinched with a finger and pulled outwards, so that even if the outer side is pulled outward. Even if the sheet body contains a washi or a washi-shaped intermediate sheet that is difficult to break, the outer sheet body is easily broken sequentially along a pair of break assist lines, whereby the outer sheet body is easily broken. Can be
[0029]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 is a partially cutaway perspective view showing a first embodiment of a
[0030]
First, as shown in FIG. 1, the
[0031]
In the present embodiment, the
[0032]
The
[0033]
The reason why the
[0034]
Further, the
[0035]
The width of the covering
[0036]
At one end of each
[0037]
The
[0038]
The
[0039]
The
[0040]
Then, in a state where such an
[0041]
In the present embodiment, the
[0042]
The
[0043]
Further, as the
[0044]
As the mat treatment, a sand blast method in which sand is sprayed on the surface of the
[0045]
In this embodiment, a mat roll method is employed. Specifically, the raw material of the
[0046]
FIG. 3 is a perspective view showing a state in which the nigiri rice R0 is wrapped by the wrapping
[0047]
In addition, in the state where the rice nibble R0 is wrapped by the
[0048]
As shown in FIG. 1, the
[0049]
Then, by separating the left and right halves of the
[0050]
Moreover, since each
[0051]
FIG. 4 is a partially cutaway perspective view showing a second embodiment of the packaging sheet according to the present invention, and FIG. 5 is a sectional view taken along line BB. As shown in these drawings, the
[0052]
The
[0053]
The
[0054]
On the other hand, the
[0055]
The edge of the short side of the
[0056]
The
[0057]
In the
[0058]
FIG. 6 is a perspective view showing a state where the sandwich R2 is packaged by the
[0059]
The
[0060]
Then, in a state where the slope portion of the
[0061]
Moreover, since the
[0062]
The present invention is not limited to the above embodiment, but also includes the following contents.
[0063]
(1) In the above embodiment, the
[0064]
When a paper material including a natural paper material such as Japanese paper is used as each of the
[0065]
Furthermore, when a paper material containing a natural paper material such as Japanese paper is used as each of the
[0066]
(2) In the above-described first embodiment, the
[0067]
(3) The
[0068]
The
[0069]
A pair of such curving prevention sheet
[0070]
According to the
[0071]
(4) In the above-described embodiment, a normal transparent synthetic resin film is used as the
[0072]
(5) In the above-described second embodiment, the
[0073]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, according to the first aspect of the present invention, the packaging sheet includes the sheet body that wraps the wrapped food, and the breaking unit that guides the sheet body to be divided. It is configured, and since the sheet body is subjected to a matting process as a matte surface treatment, the wrapped food packaged by the wrapping sheet is transparent when the sheet body is transparent. Not only the inconvenience that the product looks unsightly and inexpensive is not only eliminated, but also the feeling of quality is imparted by the improvement of the texture, whereby the total commercial value of the packaged food can be increased.
[0074]
Also, Claims of the invention 1 According to the packaging sheet described above, the sheet body is provided with two break assist lines, and cut tape as a rupture means extending in parallel with the break assist line stacked between the break assist lines. Even if the sheet main body is a Japanese paper-shaped one that is difficult to break, the sheet main body can be sequentially and easily broken along the pair of break assist lines by pulling the cut tape.
[0075]
Moreover, since the inner side of the sheet body is provided with a covering tape that is laminated so as to cover the break assisting line, the flow of air into the packaging sheet through the break assisting line is prevented, and the flow of air is caused. The deterioration of the encapsulated food can be reliably prevented.
[0076]
Claims of the invention 2 According to the described packaging sheet, the packaging sheet is composed of an inner sheet body that wraps the packaged food in a state where the inner surface is in direct contact, and an outer sheet body laminated on the inner sheet body, and the outer sheet body is subjected to mat treatment. , It is possible to make the packaged food more hygienic while enhancing the luxury of the packaged food.
[0077]
Claims of the invention 3 According to the packaging sheet described above, the outer sheet body, the first film made of synthetic resin on the inside, an intermediate sheet having a rake pattern laminated on the first film, and a second film laminated on the intermediate sheet In addition to the three-layer structure with the film, two break assisting lines are provided across the outer sheet body, and the matte treatment is applied to the second film. Above, even if the intermediate sheet is difficult to break, the outer film can be easily broken along the break assist line due to the presence of the break assist line.
[0078]
Claims of the invention 4 According to the packaging sheet described above, since the outer sheet body is provided with the covering tape extending in the direction of the breaking assist line laminated on the inner surface side and covering the respective breaking assist lines, the outer sheet body is covered by the air flow. In addition to reliably preventing deterioration of the packaged food, leakage of the liquid material from the packaged food can be reliably prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially cutaway perspective view showing a first embodiment of a packaging sheet according to the present invention.
FIG. 2 is a sectional view taken along line AA of the packaging sheet shown in FIG.
FIG. 3 is a perspective view showing a state in which rice is wrapped by a wrapping sheet.
FIG. 4 is a partially cutaway perspective view showing a second embodiment of the packaging sheet according to the present invention.
FIG. 5 is a sectional view taken along line BB of the packaging sheet shown in FIG.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a state where the sandwich is wrapped by a wrapping sheet.
FIG. 7 is a partially cutaway perspective view showing a third embodiment of the packaging sheet according to the present invention.
8A and 8B are diagrams illustrating a conventional packaging sheet, wherein FIG. 8A is a perspective view of the packaging sheet, and FIG. 8B is a perspective view of a state in which the rice is wrapped by the packaging sheet.
[Explanation of symbols]
10 Packaging sheet (sheet body)
11
21
23
25 Band to be broken 26 Pick
30 Inner film (inner sheet)
31 Left
33 Overlapping
35
50
60
62
64 perforated 65
66 Pick
70 Lower film (lower sheet)
71
73
N Sheet Nori R0
R1, R3 Packaged food R2 Sandwich
Claims (4)
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