JP3604865B2 - Index card - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカセットテープを収納して保護するための保護ケースに挿入されるインデックスカードに関する。インデックスカードは所望の内容を筆記等で記入した後透明な保護ケースの内面に添わせて挿入し、記載内容を保護ケースの外部から透視できるようにしたものである。本発明は特に、暗所で読み取れる蓄光印刷部を形成したインデックスカードの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のインデックスカードには、カセットテープのタイトルや曲目等の内容を記載できる領域が設けられており、所望の記入を行った後に保護ケースに挿入すると、透明なケース壁からこれらの記入した内容が透視できる。しかしながら、このようなインデックスカードは、夜間または昼間の暗所でインデックスカードの記載内容を読み取ることはできないので不便である。例えばカーステレオ用のカセットテープのタイトルや内容を、自動車内で無灯火で判別することはできないので、車内灯や外部の光を利用して読み取ることが必要であった。
【0003】
発光性の塗料をインデックスカードの記入部に印刷して蓄光印刷部を形成することによりこの問題を解決することが提案されている。すなわち、特開平8−77746号によれば、インデックスカードの記入部に数時間以上の蓄光性を有する夜光塗料(根本化学株式会社製N−夜光等の蓄光顔料を含有するインキ)を印刷し、さらにその上に筆記性を持たせるために鉛筆、水性インキ、ボールペン、油性ペン等で記入できる吸水性の筆記層を印刷することを提案している。このような構成を有するインデックスカードを昼間の光にさらしておくと、記入部の記載内容がその背面を照らす夜光塗料によるバックライト効果により、明るい背景の中に文字等が明瞭に表示できるので、それを保護ケースの透明壁を通して容易に読み取ることができる。
【0004】
この点を図1〜図3を参照して簡単に説明するに、図1はインデックスカード1をカセットテープを収容する透明なプラスチック製の保護ケース2に挿入する状態を示し、図2はインデックスカード1の展開平面図、及び図3は図2のA−A線断面図である。蓋3をカセットテープ保持ポケット5を有する本体4に枢着してなる保護ケース2のポケット5に、インデックスカード1をその蓄光印刷部6を形成した背部から挿入することにより、保護ケース2の背面から蓄光印刷部6が透視できるようにする。なお、7、8は折り易くするためのミシン目または筋押し線である。ミシン目7と8に囲まれる個所は水性ペン、油性ペン、鉛筆、ボールペン等で種々の情報を記録する領域である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、インデックスカードは紙製であり液体に対する浸透性が高いので、これに蓄光性顔料をバインダー及び溶剤に分散させた蓄光インキで印刷すると、粒子の大きい顔料である蓄光性顔料を含んでいるインキのバインダー成分のみがインデックスカードにしみ込むため、蓄光印刷層仕上がり厚さが一定とならず、表面がでこぼことなり、意匠性を損なうだけでなく、その上に筆記層を形成しても良好な筆記性を確保することが難しい。
また、このような蓄光印刷部は、充分な蓄光輝度及び残光時間を得るためには、数十μから百数十μの厚みが必要である。そこで問題となるのが厚みを増加することによってできた蓄光印刷部に存在する突部である。高輝度の発光顔料はアルミナと稀土類元素の粉末を混練りし高温度で焼成して得られる硬いセラミック粒子であり、平均粒子径が十数μから数十μ程度であり且つ最大約50〜約100μmの粗大粒子を含むため、その表面には多数の粗大粒子の先端が露出している。そのため、蓄光印刷部を形成したインデックスカードに曲目やタイトル等のテープ内容を記入しあるいは消去するためにカセット保護ケースに出し入れする際に、あるいは流通過程や使用時に受ける振動等により、蓄光印刷部の突部が保護ケースの内面を削って傷つけて外観を損ない、あるいは削りくずによりカセットテープの記録再生特性に悪影響を及ぼしたり、あるいは逆に蓄光印刷部が削れて筆記性にも悪影響を与えるなどの問題が生じる。
従って、本発明は、均一な厚さを有し、また良好な外観及び良好な筆記性を確保できる均一な表面性を有する蓄光印刷部を形成したインデックスカードを提供することを目的とする。本発明はまた、蓄光印刷部と保護ケースが相互に悪影響を与えないようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、蓄光印刷部を有するとともにカセットテープ等の記録内容を記す部分を有するインデックスカードにおいて、蓄光印刷部を施す箇所に凹部加工を行い、そこに(好ましくは蓄光印刷部の表面がインデックスカードの面の高さ以下になるようにして)蓄光印刷部を形成したことを特徴とするインデックスカードにより、その課題を解決する。
本発明はまた、インデックスカードの表面に(凹部を設け又は設けないで)、下塗り層と、該下塗り層の表面に形成した蓄光印刷部と、好ましくはさらに透明又は半透明の筆記可能層を設けたことにより、一様な厚さと表面性を有する蓄光印刷部又は筆記可能層を有するインデックスカードを提供する。
【0007】
【作用】
本発明によれば、インデックスカードの表面に、下塗り層を設けたので、蓄光印刷部の厚さが一定となり、表面が均一にあるので、凹凸が減少し、また筆記性が改善される。また、本発明によれば製品の流通過程や使用時に想定される振動等において、保護ケース及びインデックスカードの蓄光印刷部の削れを防止することができる。また、筆記可能層を設けることにより削れ問題は軽減されるが蓄光印刷部の突部の影響は依然として存在するが、本発明はこれを防止する。
【0008】
【発明の実施の形態】
蓄光塗料をインデックスカードに直接印刷しても良いが、好ましくは下塗りを行うことにより蓄光塗料中の有機バインダーの紙への浸透を防止して一定の厚さを確保する。このために使用する下塗りとしては各種のニスが使用できる。例えば、一旦乾燥すると蓄光印刷部に使用される溶剤にはほとんど侵されない塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン樹脂等を溶剤で溶解した塗料を使用することができる。
【0009】
次に、インデックスカードに形成する蓄光印刷部の発光のもととなる材料としては、根本特殊化学株式会社より市販されているN夜光を顔料にしたインクを挙げることができる。N夜光は紫外線により発光するもので蓄光顔料と呼ばれ、通常の太陽光、蛍光灯、等の白熱電灯に曝されることによりその紫外線成分を充分に蓄光し、蓄光印刷部に直接記載された文字等を、あるいは筆記層がある場合には筆記層に記載された文字等を8時間程度の残光時間にわたってバックライトとして作用して文字等を判別可能にできる。この蓄光顔料は従来より存在している自家発光タイプの放射性物質を含む顔料と比較して安全性にも優れた顔料である。このN夜光を使用してインキ化したものが蓄光インキであり、これを印刷することにより本発明で必要な蓄光印刷部を得ることができる。
印刷方法としては、蓄光顔料の粒径が最大100μmと通常インキと比較して大粒径であり、さらに印刷の厚みも厚ければ厚いほど発光性が良く、残光時間も長いことを考慮すると、スクリーン印刷が一般的である。
【0010】
次に本発明に従ったインデックスカードの加工であるが、保護ケースとインデックスカードの干渉を避けるためには、蓄光インキの印刷を行う蓄光印刷部に相当する領域は凹部にすることが必要である。そのため、通常、印刷はある一定大きさの紙にインデックスカード一枚の大きさを多面付けした印刷板により、蓄光印刷部及び他の意匠や文字・記号あるいは文章の印刷を相次いで行い、次いでこれらの一枚一枚の大きさになるように型抜き加工する。本発明に従った試作ではこの型抜き加工を実施するため、凹部を有する金型とこの凹部と相補形状をなす凸部を有する金型とを対向させて使用して打ち抜きと同時に凹部を形成した。
しかし、抜き型で打ち抜きを行い、次いで凹部と凸部を有する押し型を使用して凹部を形成することよりなる2工程でインデックスカードに作成することも差し支えない。
前述のように、蓄光顔料を含む蓄光印刷部は最小で数十μm〜最大で百数十μm程度の厚さに印刷されるので、インデックスカードに形成する凹部の深さは従来の問題が改善できる程度の深ければ良いが、好ましくは蓄光印刷部の厚さよりも深くすれば良い。
【0011】
上記のように蓄光印刷部を印刷した後にインデックスシートの凹部加工を行うと、蓄光印刷部が押し型により衝撃を受け特性が変化したり部分的に亀裂や脱落が生じる恐れがあるので、その代わりに、蓄光印刷部を形成する前に凹部加工を行うこともできる。すなわち、インデックスカードをまず凹部加工し、次いで得られるそれぞれの凹部に蓄光印刷部その表面を好ましくはその周辺の高さと同じ高さか、更に好ましくはそれよりも低くなるように印刷する。なお他の意匠等の印刷はどの時点で行っても良いし、インデックスカードで通常行われるミシン目等の形成は従来通り行うことができる。
【0012】
【実施例】
以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。なお、従来例と同一の部分は同一の参照符号で示す。
実施例1
図4〜5は本発明の実施例による蓄光印刷層を有するインデックスによるインデックスカードを示し、図4は展開図、図5は図4のB−B線断面図である。
この例では蓄光印刷部6はインデックスカード1の背部となる箇所に形成されている。しかし蓄光印刷部を形成する箇所は背部に限らずに任意の箇所で良いことに注意されたい。インデックスカード1の蓄光印刷部6が印刷される領域には凹部9が形成される。この凹部は蓄光印刷部6の厚さは適宜で良いが、好ましくは蓄光印刷部6の厚さ以上の深さ、さらに好ましくは好ましくは蓄光印刷部6の厚さよりも深く形成し、それによりインデックスカード1の表面高さ10よりも上に蓄光印刷部6の表面が出ないようにする。先に述べたように、この凹部9は蓄光印刷部6を形成した後に形成しても良いし、蓄光印刷部6を印刷する前に形成しても良い。凹部9の形成は前述のように凹部と突部を有する金型により蓄光印刷部6に相当する部分を図5のように下方に押出すことにより行われる。
【0013】
インデックスカードは100μ以上の厚さを有する紙シートであり、また水性インキによる筆記が必要なので充分な吸湿性を持たせてあるので、蓄光印刷インキが浸透し易く、蓄光印刷層の厚みが減少する。これを防ぐためには合成樹脂塗料例えばニスを10μ程度の薄い下塗り層としてオフセット印刷等で形成すると良い。
下塗り層の効果を次に説明する。通常インデックスカードに使用されている紙に、下塗ニスを約10μmに塗布乾燥する。次に、蓄光インキとして平均粒子径30〜40μmで小径から累積した粒子重量90%の粒子径が65〜75μmの蓄光顔料(前記N夜行)を50〜80重量%及びインキメジウム(バインダーと溶剤)を20〜50重量%を使用して、下塗ニスの上に約10μmに塗布する。これらの条件を満足する試料を5個用意した。また、これを下塗りを使用しない場合の試料を5個用意した。これらの試料の10点平均厚さを比較したところ(単位μm)、表1の結果を得た。これにより、下塗り層は蓄光印刷層の厚さを保持するのに重要なことが分かる。膜厚が塗布後に大幅に変動すると所期の厚さを得るのが難しいが、下塗りを施すと厚さの変動が減少し、所期の厚さを容易に得ることができる。さらに表面性や厚さの均一性が得られる。
【表1】

Figure 0003604865
【0014】
また、蓄光印刷層6を印刷したままでも筆記は可能であるが、表面粗度が最大粒径100μm程度と大きい場合には筆記具に負担がかかり、また筆記性も充分でないので、表面に約20μm程度の親水性の筆記可能層を形成することが好ましい。例えば木材セルロース系の粉末を親水性バインダー中に分散したものを塗布して筆記可能層を形成する。筆記可能層を使用しない場合には蓄光顔料が粗粒過ぎるので、粒径を最大100μmから最大60μmへ減少し、平均粒径を30μm程度に押さえると、表面粗度はR 30μから15μへと低下して筆記に適する粗さと平滑さを共に備えた面が得られ筆記性が改善される。
【0015】
実施例2
図6〜8は本発明の実施例による蓄光印刷層を有するインデックスによるインデックスカードを示し、図6は展開図、図7は図6の円で示した部分の拡大図、図8は図7のC−C線断面図である。
この例では蓄光印刷部6はインデックスカード1の背部となる箇所に形成されている。蓄光印刷部6が印刷される領域には凹部11が形成される。この凹部は蓄光印刷部6の厚さ以上の深さ、好ましくは蓄光印刷部6の厚さよりも深く形成し、それによりインデックスカード1の表面高さ10よりも上に蓄光印刷部6の表面が出ないようにする。先に述べたように、この凹部9は蓄光印刷部6を形成する前に形成しても良いし、蓄光印刷部6を印刷した後に形成しても良い。このような凹部11はこの例では蓄光印刷部6よりも若干大きい凹部を有する下型と蓄光印刷部の外側直近の全周に筋押し刃を有する上型(いずれも図示せず)の間にインデックスカードを置き、筋押し刃を蓄光印刷部6の外側の全周に押し当てることにより筋押し部12を形成すれば得られる。
【0016】
なおこの例でも10μ程度の薄い下塗り層をオフセット印刷等で形成すると良い。さらに、表面に20μ程度の筆記可能層を形成することが好ましい。
【0017】
【発明の効果】
以上のように、本発明はインデックスカードの蓄光印刷部を形成する箇所に凹部を形成し、該凹部に蓄光印刷部を、該蓄光印刷部の表面(または筆記可能層を有する場合にはその表面)がインデックスカードの面の高さ以下になるように形成したので、製品の流通過程や使用時に想定される振動等において、保護ケース及びインデックスカードの蓄光印刷部の削れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インデックスカードをカセットテープを収容する透明なプラスチック製の保護ケースに挿入する状態を示す。
【図2】従来のインデックスカードの展開平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】実施例のインデックスカードの展開図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】他の実施例のインデックスカードの展開図である。
【図7】図6の円で示した部分の拡大図である。
【図8】図7のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 インデックスカード
2 保護ケース
3 蓋
4 本体
6 蓄光印刷部
9、11 凹部
12 筋押し部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an index card inserted into a protective case for storing and protecting a cassette tape. The index card is formed by writing desired contents by writing or the like and then inserting it along the inner surface of a transparent protective case so that the written contents can be seen through from the outside of the protective case. In particular, the present invention relates to an improvement in an index card having a luminous printing portion that can be read in a dark place.
[0002]
[Prior art]
The conventional index card is provided with an area in which the contents such as the title and the title of the cassette tape can be described, and if the desired entry is made and then inserted into the protective case, the entered contents can be seen from the transparent case wall. You can see through. However, such an index card is inconvenient because the contents written on the index card cannot be read in a dark place at night or in the daytime. For example, since the title and contents of a cassette tape for a car stereo cannot be distinguished in a car without lighting, it is necessary to read using a car light or external light.
[0003]
It has been proposed to solve this problem by printing a luminescent paint on the entry section of the index card to form a luminous printing section. That is, according to JP-A-8-77746, a luminous paint having a luminous property of several hours or more (ink containing a luminous pigment such as N-Luminescent, manufactured by Nemoto Chemical Co., Ltd.) is printed on the entry portion of the index card, Further, it has been proposed to print a water-absorbing writing layer that can be filled in with a pencil, a water-based ink, a ball-point pen, an oil-based pen, etc., in order to provide a writing property thereon. When the index card having such a configuration is exposed to daytime light, the written contents of the entry section can be clearly displayed in a bright background due to the backlight effect of the luminous paint illuminating the back surface, It can be easily read through the transparent wall of the protective case.
[0004]
This point will be briefly described with reference to FIGS. 1 to 3. FIG. 1 shows a state in which an index card 1 is inserted into a transparent plastic protective case 2 for accommodating a cassette tape, and FIG. 1 is a developed plan view, and FIG. 3 is a sectional view taken along line AA of FIG. The index card 1 is inserted into the pocket 5 of the protective case 2 formed by pivotally connecting the lid 3 to the main body 4 having the cassette tape holding pocket 5 from the back of the light-storing printing section 6. To allow the phosphorescent printing section 6 to be seen through. Reference numerals 7 and 8 denote perforations or creasing lines for facilitating folding. The area surrounded by perforations 7 and 8 is an area for recording various information with an aqueous pen, an oil pen, a pencil, a ballpoint pen, or the like.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the index card is made of paper and has high permeability to liquids, printing on this with a luminous ink in which a luminous pigment is dispersed in a binder and a solvent, the ink containing the luminous pigment, which is a pigment having large particles, is printed. Because only the binder component permeates the index card, the finished thickness of the luminous printing layer is not constant, the surface becomes uneven, not only impairing the designability, but also good writing performance even if a writing layer is formed on it It is difficult to secure.
Further, such a luminous printing section needs a thickness of several tens of μ to one hundred and several tens of μ in order to obtain a sufficient luminous intensity and afterglow time. Therefore, a problem is a protrusion existing in the luminous printing portion formed by increasing the thickness. The high-luminance luminescent pigment is a hard ceramic particle obtained by kneading alumina and a rare earth element powder and firing at a high temperature, and has an average particle size of about several tens to several tens of microns and a maximum of about 50 to Since it contains coarse particles of about 100 μm, the tips of many coarse particles are exposed on the surface. Therefore, when inserting or removing tape contents such as songs or titles on the index card on which the luminous printing section is formed, or inserting or removing the contents in the cassette protective case, or by vibrations received during the distribution process or during use, the luminous printing section is Protrusions scratch the inner surface of the protective case and damage it, resulting in damage to the appearance, or shavings that adversely affect the recording / reproducing characteristics of the cassette tape. Problems arise.
Accordingly, an object of the present invention is to provide an index card having a phosphorescent printing section having a uniform thickness and a uniform surface property capable of securing a good appearance and good writing properties. Another object of the present invention is to prevent the luminous printing unit and the protective case from adversely affecting each other.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to an index card having a luminous printing section and a portion for recording contents such as a cassette tape. This problem is solved by an index card in which a luminous printing portion is formed (to be equal to or less than the height of the surface).
The present invention also provides an undercoat layer, a phosphorescent printed portion formed on the surface of the undercoat layer, and preferably further a transparent or translucent writable layer on the surface of the index card (with or without a concave portion). Thus, an index card having a luminous printing portion or a writable layer having a uniform thickness and surface properties is provided.
[0007]
[Action]
According to the present invention, since the undercoat layer is provided on the surface of the index card, the thickness of the luminous printing portion is constant, and the surface is uniform, so that the unevenness is reduced and the writability is improved. Further, according to the present invention, it is possible to prevent the protective case and the luminous printing part of the index card from being scraped during the distribution process of the product or vibrations assumed during use. Although the problem of scraping is reduced by providing the writable layer, the effect of the protrusion of the luminous printing section still exists, but the present invention prevents this.
[0008]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The luminous paint may be printed directly on the index card. However, it is preferable to apply a primer to prevent the organic binder in the luminous paint from penetrating into the paper and to secure a certain thickness. Various varnishes can be used as the undercoat used for this purpose. For example, it is possible to use a coating material in which a vinyl chloride-vinyl acetate copolymer, a polyurethane resin, or the like, which is hardly affected by the solvent used in the phosphorescent printing section once dried, is dissolved in the solvent.
[0009]
Next, as a material from which light is emitted from the luminous printing section formed on the index card, there can be mentioned N-night light pigmented ink commercially available from Nemoto Special Chemical Co., Ltd. N night light is emitted by ultraviolet rays and is called a luminous pigment, and when exposed to incandescent lamps such as ordinary sunlight, fluorescent lamps, etc., it sufficiently luminesces its ultraviolet components and is directly written on the luminous printing section. Characters and the like or, if there is a writing layer, the characters and the like written on the writing layer can act as a backlight for about 8 hours of afterglow time to make it possible to distinguish the characters and the like. This luminous pigment is a pigment excellent in safety as compared with a conventional pigment containing a self-luminous type radioactive substance. What is made into an ink using this N night light is a luminous ink, and by printing this, a luminous printing portion required in the present invention can be obtained.
As a printing method, considering that the particle size of the luminous pigment is a maximum of 100 μm, which is a large particle size as compared with a normal ink, and that the thicker the printing thickness, the better the luminous property and the longer the afterglow time. Screen printing is common.
[0010]
Next, in the processing of the index card according to the present invention, in order to avoid interference between the protective case and the index card, it is necessary that the area corresponding to the luminous printing section for printing the luminous ink be recessed. . For this reason, usually, printing is performed by a printing plate in which the size of one index card is multi-faced on paper of a certain fixed size, and the luminous printing part and other designs, characters, symbols or sentences are successively printed. Die-cut to the size of each one. In the trial production according to the present invention, in order to carry out this die cutting, a concave part was formed simultaneously with punching by using a mold having a concave part and a mold having a convex part having a complementary shape to the concave part by using them opposite to each other. .
However, the index card can be formed in two steps of punching with a punching die and then forming a concave portion using a pressing die having a concave portion and a convex portion.
As described above, since the phosphorescent printing portion containing the phosphorescent pigment is printed to a thickness of at least several tens of μm to a maximum of one hundred and several tens of μm, the depth of the concave portion formed on the index card improves the conventional problem. The depth should be as deep as possible, but preferably it should be deeper than the thickness of the luminous printing section.
[0011]
If the concave part of the index sheet is processed after printing the luminous printing part as described above, the luminous printing part may be impacted by the pressing die, and the characteristics may change or cracks or dropout may occur partially. In addition, the concave portion processing may be performed before forming the phosphorescent printing section. That is, the index card is first processed into concave portions, and then the surface of the phosphorescent print portion is printed in each of the obtained concave portions so that the surface is preferably at the same height as the periphery thereof or more preferably lower than that. Printing of other designs and the like may be performed at any time, and formation of perforations and the like usually performed with an index card can be performed as before.
[0012]
【Example】
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. The same parts as those in the conventional example are denoted by the same reference numerals.
Example 1
4 and 5 show an index card using an index having a luminous printing layer according to an embodiment of the present invention. FIG. 4 is a development view, and FIG.
In this example, the luminous printing unit 6 is formed at a location that becomes the back of the index card 1. However, it should be noted that the location where the luminous printing section is formed is not limited to the back, but may be any location. A recess 9 is formed in the area of the index card 1 where the luminous printing section 6 is printed. The concave portion may have any suitable thickness for the phosphorescent printing portion 6, but is preferably formed to have a depth equal to or greater than the thickness of the phosphorescent printing portion 6, more preferably to a depth greater than the thickness of the phosphorescent printing portion 6. The surface of the luminous printing unit 6 is not exposed above the surface height 10 of the card 1. As described above, the concave portion 9 may be formed after forming the luminous printing portion 6, or may be formed before printing the luminous printing portion 6. The recess 9 is formed by extruding a portion corresponding to the phosphorescent printing section 6 downward as shown in FIG. 5 using a mold having a recess and a protrusion as described above.
[0013]
The index card is a paper sheet having a thickness of 100 μ or more, and has sufficient hygroscopicity because it requires writing with an aqueous ink, so that the luminous printing ink easily penetrates and the thickness of the luminous printing layer decreases. . In order to prevent this, a synthetic resin paint, for example, a varnish is preferably formed as a thin undercoat layer of about 10 μm by offset printing or the like.
Next, the effect of the undercoat layer will be described. An undercoat varnish is applied to a paper usually used for an index card to a thickness of about 10 μm and dried. Next, 50 to 80% by weight of a luminous pigment (the above-mentioned N nighttime) having a particle diameter of 65 to 75 μm with an average particle diameter of 30 to 40 μm and a particle weight of 90% accumulated from a small diameter as the luminous ink, and an ink medium (binder and solvent) Is applied to about 10 μm on a primer varnish using 20 to 50% by weight. Five samples satisfying these conditions were prepared. In addition, five samples were prepared without using the undercoat. When the average thicknesses of these samples at 10 points were compared (unit: μm), the results shown in Table 1 were obtained. This shows that the undercoat layer is important for maintaining the thickness of the luminous printing layer. If the film thickness fluctuates significantly after application, it is difficult to obtain the desired thickness. However, if the undercoat is applied, the fluctuation in the thickness is reduced, and the desired thickness can be easily obtained. Further, uniformity of surface properties and thickness can be obtained.
[Table 1]
Figure 0003604865
[0014]
Writing can be performed while the phosphorescent printing layer 6 is printed, but when the surface roughness is as large as about 100 μm, a load is imposed on the writing implement and the writing property is not sufficient. It is preferable to form a writable layer with a degree of hydrophilicity. For example, a writable layer is formed by applying a dispersion of wood-cellulosic powder in a hydrophilic binder. Since writable layer phosphorescent pigment in the case of not using is too coarse, to reduce particle size from the maximum 100μm to maximum 60 [mu] m, when pressing the average particle size of about 30 [mu] m, surface roughness to 15μ from R Z 30.mu. A surface having both roughness and smoothness suitable for writing can be obtained which is reduced, and writing properties are improved.
[0015]
Example 2
6 to 8 show an index card by an index having a luminous print layer according to an embodiment of the present invention, FIG. 6 is a development view, FIG. 7 is an enlarged view of a portion shown by a circle in FIG. 6, and FIG. It is CC sectional drawing.
In this example, the luminous printing unit 6 is formed at a location that becomes the back of the index card 1. A concave portion 11 is formed in a region where the phosphorescent printing section 6 is printed. The recess is formed to have a depth equal to or greater than the thickness of the luminous printing portion 6, preferably deeper than the thickness of the luminous printing portion 6, so that the surface of the luminous printing portion 6 is higher than the surface height 10 of the index card 1. Do not leave. As described above, the concave portion 9 may be formed before forming the luminous printing portion 6, or may be formed after printing the luminous printing portion 6. In this example, such a concave portion 11 is provided between a lower die having a concave portion slightly larger than the luminous printing portion 6 and an upper die (not shown) having a creasing blade all around the outer periphery of the luminous printing portion. This is obtained by placing an index card and pressing the creasing blade against the entire outer periphery of the phosphorescent printing unit 6 to form the creasing unit 12.
[0016]
In this example, a thin undercoating layer of about 10 μm may be formed by offset printing or the like. Further, it is preferable to form a writable layer of about 20 μm on the surface.
[0017]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a concave portion is formed at a position where a luminous printing portion of an index card is formed, and the luminous printing portion is formed in the concave portion, or the surface of the luminous printing portion (or the surface thereof when a writable layer is provided) ) Is formed to be equal to or less than the height of the surface of the index card, so that it is possible to prevent the protective case and the luminous printing portion of the index card from being scraped in the course of distribution of the product or vibrations assumed during use.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a state in which an index card is inserted into a transparent plastic protective case for accommodating a cassette tape.
FIG. 2 is a developed plan view of a conventional index card.
FIG. 3 is a sectional view taken along line AA of FIG. 2;
FIG. 4 is a development view of the index card of the embodiment.
FIG. 5 is a sectional view taken along line BB of FIG. 4;
FIG. 6 is a development view of an index card according to another embodiment.
FIG. 7 is an enlarged view of a portion indicated by a circle in FIG. 6;
FIG. 8 is a sectional view taken along line CC of FIG. 7;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Index card 2 Protective case 3 Lid 4 Main body 6 Luminescent printing part 9, 11 Concave part 12 Folding part

Claims (2)

紙製シート状インデックスカードの蓄光印刷部を形成する箇所に型押し凹部を形成し、前記凹部の底面に、該蓄光印刷部に含有される蓄光塗料中の有機バインダーが該カードへ浸透することを防止する下塗り層及び該下塗り層の表面に形成した蓄光印刷部を前記凹部の深さよりも薄い厚さに設けたことを特徴とする磁気記録媒体等のケースに同封される蓄光印刷部付きインデックスカード。 An embossed concave portion is formed at a position where a luminous printing portion of a paper sheet index card is formed, and an organic binder in a luminous paint contained in the luminous printing portion permeates the card on the bottom surface of the concave portion. subbing layer and said subbing layer magnetic recording medium such as index cards with phosphorescent printing unit which is enclosed in the case where the light storing print portions formed on the surface, characterized in that provided in a thickness smaller than the depth of the recess to prevent . 該蓄光印刷部の表面に透明又は半透明の筆記可能層を設けたことを特徴とする請求項1に記載の蓄光印刷部付きインデックスカード。Phosphorescent printing unit indexed cards according to claim 1, characterized in that a writable layer of transparent or semi-transparent surface of the accumulating light printing unit.
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