JP3604451B2 - ミラーキャビネットの棚カバーの取付構造 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は洗面化粧台上部の壁面に固定されたり、浴室ユニットの壁面の一部をなすミラーキャビネットに設けられた棚の前面に取り付ける棚の棚カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ミラーキャビネットの側部に設けられる複数段の棚は整髪用具、化粧品などを置くスペースで、この棚に置くものが前に倒れ、あるいはずれ落ちるのを防止するために棚から若干上部に棚の前縁に合わせた棒状若しくは板状の棚カバーが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような棚カバーは取り外しができないものや、取り外しが可能であっても簡単に取り外し難いものでは棚やその周囲を掃除するときに棚と棚カバーの間に手を入れて掃除をしなければならず面倒であった。
【0004】
実開昭59−16440号公報に示されるように、ミラーキャビネット本体に取付穴を設けて、ここに棚カバーの両端部を差し込むように構成し簡単に取り外すことができるようにしたものが提供されている。このような構成を採用すると棚カバーを外して掃除する際に取付穴からミラーキャビネット内部に埃や水が浸入し、内部に取り付けられたコンセントやスイッチ類の電装品や裏打部材を腐蝕させる恐れがあった。
【0005】
図9は出願人の提案になる実開昭61−151579号公報に示されたもので棚4の開口側の両側にビス5にて断面台形状の受具6を取り付け、棚カバー7の端部に受具6に対応する凹部71を形成しはめ合わせるようにしたものである。
ミラーキャビネットはプラスチック成形品で肉厚が薄いために受具6をビス5止めするために裏補強をする必要があった。
【0006】
また、従来のこのような棚カバーは棒状で棚の上部に配置されるためにデザイン上の工夫の余地が乏しいばかりか、棚と棚カバーの隙間から背の低い化粧品やカミソリなどが落下することが多かった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明では従来のこのような課題を解決すべく種々検討を重ねた結果完成したもので、その要旨とするのは、洗面化粧台などのミラーキャビネットの一側または両側に設けられる棚前面への取り外し自在な棚カバーにおいて、棚の両脇に取付穴を穿ち、この取付穴に押し込み掛止する一対の弾性脚を備え本体を平面H状に形成し凹状の被係止部を備えた取付ピースを固定し、棚カバーの内側ほぼ中央に棚の前縁の前縁下部を覆う幅狭段部を連設すると共に、両側端部を二重壁となるように内壁を形成し、この二重壁の間に取付ピースの被係止部に上部から嵌まり込む係止部を一対設けたことを特徴とすることにある。
【0008】
また、前述のミラーキャビネットの棚カバーにおいて、取付穴をミラーキャビネットの前面に配置するようにしたことを特徴とする。
【0009】
【実施例】
以下、図面に示す実施例に即してこの発明の内容を説明する。
ミラーキャビネットKの基本的構造は、プラスチックの成形品からなるもので、中央にミラーMを配置し、上部に照明器具Lを取り付け、左右に複数の棚1を設けるようにしてなるものである。
この発明は棚1に載せられる化粧品などが簡単に落下しないようにするための棚カバー2の取り付け構造を要旨とするものである。
【0010】
まず、棚1の両脇の正面側の左右上部に長方形のスリット状の取付穴11、11を穿つようにする。この取付穴11、11はミラーキャビネットK本体を成形するときに同時に設けるようにする。
この取付穴11〜には取付ピース3を挿入固定するようにする。この取付ピース3を介して棚カバー2をミラーキャビネットKの棚1に着脱自在に取り付けることになる。
【0011】
取付ピース3は一対の掛止片31a、31aを備えた弾性脚31、31を有し、この弾性脚31は取付穴11に押し込むときには変形して先端が近づき、更に押し込むと掛止片31a、31aが取付穴11の裏面周縁にかかって外れないようにしてある。補助的にシール材や接着剤を用いて取付ピース3を押し込み確実に固定され内部に水や埃が入らないようにすることが望ましい。
取付ピース本体32は平面H形にして両側から凹状の被係止部33を備えるようにしてなる(図3、図4)。
【0012】
棚カバー2は、基本的にはミラーキャビネットKの棚1の前縁に沿うような平面曲面状をなすと共に、棚1の前面下部を覆う高さとしてある。そして、棚カバー2の両側端部には上部から取付ピース本体32と嵌まり合う係止部21を備えるようにする。
図示の例では、棚カバー2の内側ほぼ中央にミラーキャビネットKの棚1の前縁12に続く幅狭段部22を連設し、この幅狭段部22と一体に両側に内壁23を設けて二重壁となるようにし、この二重壁の間に取付ピース本体32の凹状の被係止部33に嵌まり込む係止部21、21を一対設けるようにしたものである(図8参照)。
【0013】
【発明の効果】
この発明は以上のような構成からなるもので、キャビネットの棚の両脇に取付穴を穿ち、この取付穴に強制的に差し込み掛止する一対の脚を備えた取付ピースを固定し、棚カバーの両側内側に上部から取付ピースと嵌まり合う係止部を備えるようにし、取り付けたときに棚の前面下部を覆うように構成したので、組立が簡単で、しかも従来のように棒状でないので、棚上に置いた小物が落下する恐れがなく、かつ汚れがちな棚を視線から隠すことができるのである。
【0014】
また、取付ピースの被係止部を平面H状に形成し、棚カバーの内側に、棚の前縁に続く幅狭段部を連設すると共に、開放端部を二重壁となるように内壁を形成し、この二重壁の間に取付ピースが入り込む係止部を一対設けるようにしたので、棚カバーにより棚の奥行を若干広げ収納スペースを広げることができ、二重壁より係止部を形成するので、強度を保つことができるのである。そして、取付穴に取付ピースをはめ込むのでここから水が入ることなく、ねじ止めする必要がないので裏面の補強も不要となったのである。
【0015】
さらに、取付穴をミラーキャビネットの前面に一対配置することにより棚カバーの着脱を容易にすることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る棚カバーの取り付け状態の斜視図である。
【図2】この発明に係る棚カバーを取り付けたミラーキャビネットの正面図である。
【図3】取付ピースの取り付け状態の平面図である。
【図4】取付ピースの正面図である。
【図5】棚カバー本体の平面図である。
【図6】棚カバー本体の背面図である。
【図7】図6のB−B線断面図である。
【図8】棚カバーと取付ピースの係合状態を示す要部断面図である。
【図9】従来の棚カバーの斜視図である。
【符号の説明】
K ミラーキャビネット
M ミラー
1 棚
11 取付穴
12 前縁
2 棚カバー
21 係止部
22 幅狭段部
3 取付ピース
31 弾性脚
32 取付ピース本体
33 被係止部
Claims (2)
- 洗面化粧台などのミラーキャビネットの一側または両側に設けられる棚前面への取り外し自在な棚カバーにおいて、
棚の両脇に取付穴を穿ち、この取付穴に押し込み掛止する一対の弾性脚を備え本体を平面H状に形成し凹状の被係止部を備えた取付ピースを固定し、
棚カバーの内側ほぼ中央に棚の前縁の前縁下部を覆う幅狭段部を連設すると共に、両側端部を二重壁となるように内壁を形成し、この二重壁の間に取付ピースの被係止部に上部から嵌まり込む係止部を一対設けたことを特徴とするミラーキャビネットの棚カバーの取付構造。 - 請求項1記載のミラーキャビネットの棚カバーにおいて、取付穴をミラーキャビネットの前面に配置するようにしたもの。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11763795A JP3604451B2 (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | ミラーキャビネットの棚カバーの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11763795A JP3604451B2 (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | ミラーキャビネットの棚カバーの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08280457A JPH08280457A (ja) | 1996-10-29 |
JP3604451B2 true JP3604451B2 (ja) | 2004-12-22 |
Family
ID=14716638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11763795A Expired - Lifetime JP3604451B2 (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | ミラーキャビネットの棚カバーの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3604451B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004057624A (ja) * | 2002-07-31 | 2004-02-26 | Cleanup Corp | 洗面化粧台 |
JP6244526B2 (ja) * | 2013-06-21 | 2017-12-13 | 株式会社ノーリツ | 浴室用収納棚 |
-
1995
- 1995-04-20 JP JP11763795A patent/JP3604451B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08280457A (ja) | 1996-10-29 |
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