【０００１】
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、機能部材取付装置およびそれを用いた機能部材取付構造に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、既存瓦に対して太陽電池瓦やアンテナなどの機能部材を、固定力が強く高度な防水機能を有しかつ意匠性高く取り付けることのできる機能部材取付装置およびそれを用いた機能部材取付構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年、太陽エネルギーの利用策として屋根面への太陽電池瓦（モジュール）の配設が実用的に具体化され始めており、住宅等の建物の既存の屋根に対しても太陽電池瓦を施工することが行われている。しかしながら、既存の屋根面への太陽電池瓦の施工については既存の瓦を取り外した後に施工すると非常に手間がかかり、しかも廃材が大量に発生することから、既存の瓦をそのままにして、その上に太陽電池瓦を葺くことが検討され、かつ、実施され始めている。
【０００３】
従来の既存瓦の上に太陽電池瓦を設置させる方法では、たとえば図１０に示したように、既存瓦（８１）（図１０ではストレート瓦）に固定金具（８２）を用いて取付レール（８３）を固定し、この取付レール（８３）に太陽電池瓦（モジュール）（８４）を固定している。このとき固定金具（８２）を既存瓦（８１）に固定するためにボルトや釘、木ネジなどを既存瓦（８１）に貫通させるため、その部分から雨漏りなどが生じるのを防止する必要があり、防水シート・コーキングを固定金具（８２）と既存瓦（８１）の間に施すことによって防水処理を行っている。なお、図１０においては図１０（ｂ）に示しているように、固定金具（８２）を既存瓦（８１）に固定するために木ネジ（８５）を用い、また防水シート（８６）を既存瓦（８１）と固定金具（８２）の間に配置させている。
【０００４】
また一方で、従来より、地上波や衛星波を受信するためのアンテナを屋根面に設置しているが、アンテナを屋根面に設置する場合には、図１１に示しているように、アンテナ（８７）を屋根面の既存瓦（８８）に固定するため、屋根の棟部（８９）を跨ぐようにアンテナ固定用の支柱（９０）を設置し、軒先（９１）からアンテナ（８７）までに複数のワイヤー（９２）を張ることによって支柱（９０）を屋根面に固定するといった方法が用いられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の太陽電池瓦（８４）の既存瓦（８１）への取付構造の場合、既存瓦（８１）と太陽電池瓦（８４）の間に防水シート（８６）、固定金具（８２）および取付レール（８３）が配置されているため、その分だけ太陽電池瓦（８４）が既存瓦（８１）の面よりも高くなることから、太陽電池瓦（８４）の重心位置が既存瓦（８１）上面と離れてしまい、地震や振動、強風等によって固定金具（８２）と既存瓦（８１）のビスによる固定力が低下する恐れがあり、長期の耐久性能には問題があった。
【０００６】
また太陽電池瓦（８４）が既存瓦（８１）の面よりも相当高くなることから、太陽電池瓦（８４）と既存瓦（８１）の面の一体感が無くなり、外観上の違和感を与えてしまうことになる。
【０００７】
さらに防水上の面においても、防水を固定金具（８２）付近に配置させた防水シートやコーキングに頼っているため長期的な防水性に不安が残る。とくにコーキングの経年劣化によって雨漏りが生じる恐れは年月が経つほど増してしまうのである。
【０００８】
また、一方、従来のアンテナ（８７）の既存瓦（８８）への取付構造の場合には、支柱（９０）を複数のワイヤー（９２）によって既存瓦（８８）に固定しているためしっかりと固定できず、とくに衛星波の場合、画像が風によって乱れてしまうといったことがしばしば起こっていた。
【０００９】
また、必ずアンテナ（８７）の支持脚（９３）が屋根の棟部を跨ぐように施工しなくてはならないため、施工性も悪く、またアンテナ（８７）の既存瓦（８８）への設置のために軒先（９１）から屋根の棟部（８９）まで複数のワイヤー（９２）を張り巡らさなくてはならず、外観が非常に悪くなり意匠性の低いものとなってしまっていた。さらに、アンテナ（８７）がワイヤー（９２）で固定されているのみであることから、長期の耐候性・耐風性能が悪いといった欠点も有していた。
【００１０】
そこで、この出願の発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、従来技術の問題点を解消し、既存瓦に対して太陽電池瓦やアンテナなどの機能部材を、固定力が強く高度な防水機能を有しかつ意匠性高く取り付けることが可能な、機能部材取付装置およびそれを用いた機能部材取付構造を提供することを課題としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
この出願の発明は、上記の課題を解決するものとして、まず第１には、機能部材を既存瓦に施工するための機能部材取付装置であって、水平方向にスリット状の固定孔が形成されかつ裏面側周縁部に防水部が配設された固定板と、前記スリット状の固定孔を覆うように配置されるカバー材とを備え、前記固定板が、一枚もしくは複数枚配置された状態あるいは上端が重なるようにして段葺き状に複数枚配置された状態で既存瓦に前記スリット状の固定孔を通じてビスで固定可能とされ、かつ固定板もしくはカバー材に機能部材が取付可能とされていることを特徴とする機能部材取付装置を提供する。
【００１２】
また、この出願の発明は、第２には、第１の発明において、カバー材は、固定板のスリット状の固定孔部並びにビス頭部に当接する防水部を有していることを特徴とする機能部材取付装置を提供する。
【００１３】
第３には、この出願の発明は、第１または２の発明において、カバー材は、棟側を頂部とする断面クサビ形状を有していることを特徴とする機能部材取付装置を提供する。
【００１４】
第４には、第１ないし３のいずれかの発明において、複数枚固定した固定板の棟側最上端縁を覆うように既存瓦に防水板が取り付けられていることを特徴とする機能部材取付装置を提供する。
【００１５】
第５には、第１ないし４のいずれかの発明において、機能部材が太陽電池瓦であることを特徴とする機能部材取付装置を提供する。
【００１６】
第６には、第１ないし４のいずれかの発明において、機能部材がアンテナユニットであることを特徴とする機能部材取付装置を提供する。
【００１７】
第７には、第１ないし５のいずれかの機能部材取付装置において、固定板の表面側に太陽電池瓦固定金具が配設され、その太陽電池瓦固定金具によって固定板に太陽電池瓦が固定されていることを特徴とする機能部材取付構造を提供する。
【００１８】
第８には、第１ないし４および６のいずれかの機能部材取付装置において、カバー材が固定板に固定され、そのカバー材にアンテナユニットが固定されていることを特徴とする機能部材取付構造を提供する。
【００１９】
第９には、第８の発明において、カバー材の上面の長手方向全長に亘って蟻溝が形成され、その蟻溝にスライド自在にＴボルトが取り付けられ、そのＴボルトにアンテナユニットが固定されていることを特徴とする機能部材取付構造を提供する。
【００２０】
【発明の実施の形態】
この出願の発明の機能部材取付装置およびそれを用いた機能部材取付構造は、上記のとおりの特徴を持つものであるが、以下にその実施の形態について説明する。
【００２１】
まず、太陽瓦電池瓦の既存瓦への取付構造について説明する。
【００２２】
添付した図１は太陽電池瓦の既存瓦への取付構造について、その実施の形態を例示した斜視図である。この図１（ａ）および（ｂ）に示しているように、たとえば太陽電池瓦と略同サイズであり、水平方向にスリット状の固定孔（１）が形成され、表面側に太陽電池瓦固定金具（２）が配設され、かつ、裏面側周縁部にＥＰＤＭ（Ｅｔｈｙｌｅｎｅ Ｐｒｏｐｙｌｅｎｅ Ｄｉｅｎｅ Ｍｏｎｏｍｅｒ）樹脂、シリコンゴム等の防水材による防水部（３）が配設された固定板（４）が、棟側の上端が重なるようにして段葺き状に複数枚配置された状態で既存瓦にビス固定される。図１（ｃ）は、固定板（４）が、スリット状の固定孔（１）に挿入されたビス（９）によって既存瓦（５）に固定された状態を示している。なおこのビス（９）にはシール材が設けられており、そのシール材が既存瓦（５）に密着するようにビス（９）を既存瓦（５）のビス孔に挿入し固定板（４）を既存瓦（５）に固定する。
【００２３】
そして、図１（ｄ）に示しているように、カバー材（７）によって固定板（４）の固定孔（１）が覆われ、図１（ｅ）に示しているように太陽電池瓦固定金具（２）によって固定板（４）に太陽電池瓦（８）が固定される。
【００２４】
この例示した構造において、固定板（４）が太陽電池瓦（８）と略同サイズであるというのは、固定金具（２）による太陽電池瓦（８）の固定構造や前記の段葺きのための重ね代による差異があるとして、固定板（４）は、太陽電池瓦（８）のサイズに近似するか、もしくはほぼ同サイズという意味である。もちろん、固定板（４）は必ずしも太陽電池瓦（８）と略同サイズである必要はない。ただ、太陽電池瓦（８）の既存の屋根面の配置において、略同サイズとすることが施工上は容易である。また、スリット状の固定孔（１）は、固定板（４）の強度を保った範囲で、すなわち固定孔（１）の存在によって固定板（４）が簡単に破損してしまわない程度に固定板（４）の水平方向、つまり横方向に設けられているものとする。このように固定孔（１）をスリット状に形成することによって、固定孔（１）の長さ分だけビス（９）による固定位置の選択自由度を有するため、現場施工において容易に固定板（４）を既存瓦（５）にビス固定することが可能となる。スリット状の固定孔（１）の水平方向の長さについては、固定板の水平方向のほぼ全長にわたるものとしてもよいし、それよりも短くてもよい。いずれの場合でも現場施工でのビス（９）による固定位置の選択自由度が大きなものとするのが望ましい。また、固定孔（１）は固定板（４）に複数設けることができ、通常２つ程度設けることによって着実に固定板（４）を既存瓦（５）に固定することができる。
【００２５】
さらに、前記のカバー材（７）については、その機能は、スリット状固定孔（１）からの雨水等の侵入を防止することにあることから、このカバー材（７）は、固定板（４）のスリット状の固定孔（１）部、そしてビス（９）の頭部を密着して覆い防水性能が確保できるものとする。このため、カバー材（７）は、図２（ｂ）に示したように、防水材、たとえば前記のＥＰＤＭ樹脂やシリコンゴム等の防水部（６）をスリット状固定孔（１）やビス（９）頭部との当接部、さらにはその上面部に有しているものが望ましい。また、雨水等の水の流れを誘導するように、図１（ｄ）並びに図２（ａ）（ｂ）に示したように、その断面が、棟側に頂部があるクサビ形状とすることも望ましい。
【００２６】
このようなカバー材（７）は、たとえば接着剤等を介して固定板（４）やビス（９）頭部に密着させることができる。
【００２７】
この出願の発明の太陽電池瓦の既存瓦への取付構造は上記のような構造であることから、太陽電池瓦（８）と既存瓦（５）の間には、裏面側に防水部（３）が配設され表面側にカバー材（７）が装着された固定板（４）が配置されているのみであり、従来の太陽電池瓦の既存瓦への取付構造と比べて太陽電池瓦（８）の重心が既存瓦（５）の面に近いため、従来の太陽電池瓦の既存瓦への取付構造のように地震・振動、強風などによって固定金具と既存瓦面との固定力が低下するといった恐れが無い。
【００２８】
また、この出願の発明の太陽電池瓦の既存瓦への取付構造は、太陽電池瓦（８）の面の高さを低く抑えることができるため、既存瓦（５）と太陽電池瓦（８）の段差が小さくなり外観も屋根全体としての一体感を得ることができる。さらにこの出願の発明の太陽電池瓦の既存瓦への取付構造は、従来の太陽電池瓦の既存瓦への取付構造には無かった段葺き構造となっているため、既存瓦（５）の段葺きと調和し、より自然な外観を得ることができる。
【００２９】
さらに、この出願の発明の太陽電池瓦の既存瓦への取付構造では、たとえば図１（ｂ）に示しているように固定板（４）の裏面側にＥＰＤＭ（Ｅｔｈｙｌｅｎｅ Ｐｒｏｐｙｌｅｎｅ Ｄｉｅｎｅ Ｍｏｎｏｍｅｒ）樹脂等からなる防水部（３）が配設されており、かつ、たとえば図２（ｂ）に示しているようにＥＰＤＭ樹脂等からなる防水部（６）が上下面に取り付けられた断面クサビ形状のカバー材（７）が固定孔（１）全体を覆うように固定板（４）に装着されているため、従来の太陽電池瓦の既存瓦への取付構造のように既存瓦にボルトを貫通させて固定金具を固定した箇所から雨水が漏れてしまうといった恐れもなく、またコーキングの経年劣化による雨漏りの心配もない。
【００３０】
また、従来の太陽電池瓦の既存瓦への取付構造で固定金具や取付レールなどを用いていたのに比べて、この出願の発明の機能部材取付装置および取付構造においては部材点数を少なくすることができ、またアルミフレームレスの機能部材を使用することでコスト削減を図ることが可能となる。
【００３１】
次に、上記の構造の施工手順を以下に詳しく説明する。
【００３２】
まず、たとえば図１（ａ）に示しているようなスリット状の貫通孔である固定孔（１）が水平方向に形成され、表面側に太陽電池瓦固定金具（２）が配設され、裏面側周縁部に図１（ｂ）に示しているようなＥＰＤＭ樹脂等からなる防水部（３）が配設された固定板（４）の固定孔（１）にビス（９）を通し、図１（ｃ）に示しているように垂木を狙って既存瓦（５）にビス固定を行う。
【００３３】
そして図３に示したように、先に固定した固定板（４）の横に設置列分の同様の固定板（４）を順に固定し、さらに図４に示しているようにそれら固定板（４）の棟側縁部（１０）に新たに設置する固定板（４）の軒側縁部（１１）が重なるように固定してゆく。
【００３４】
その後、図１（ｄ）および図２に示したように、固定板（４）に、断面形状がクサビ形状であり上面と下面にＥＰＤＭ樹脂等からなる防水部（６）が取り付けられたアルミ押出し部材等からなるカバー材（７）を、固定孔（１）全体を覆うように装着する。
【００３５】
次に、図１（ｅ）および図５に示したように、固定板（４）の表面側に配設された太陽電池瓦固定金具（２）によって、太陽電池瓦（８）を挟むように固定する。このようにすることで太陽電池瓦（８）を既存瓦（５）に取り付けることが可能となり、最終的に図６のような完成状態となる。
【００３６】
太陽電池瓦（８）と既存瓦（５）の間には防水材（３）およびカバー材（７）が取り付けられた固定板（４）のみが配置されているのみであるため、太陽電池瓦（８）と既存瓦（５）の距離が近くなり、従来の構造における太陽電池瓦（８）の既存瓦（５）への固定力の問題および意匠性の問題を解消することができる。 さらに、上記のようなカバー材（７）を固定孔（１）を覆うように固定板（４）に装着することから、雨漏りの恐れを回避することができる。
【００３７】
また、他の実施形態として図７に示しているように既存瓦がスリット（１２）を有しているスリット瓦（１３）である場合、上記と同様に、固定板（４）をスリット瓦（１３）にビス固定し、カバー材（７）で固定孔（１）を覆い、同様の固定板（４）を縦横に段葺き状に配置するのであるが、複数枚固定した固定板（４）の棟側最上端縁を覆うように板金（１４）などの防水板をスリット瓦（１３）に差し込みながら取り付けるようにすることも可能である。
【００３８】
このようにすることによって、スリット瓦（１３）に対しても、雨漏りの心配をすること無く太陽電池瓦（８）を施工することが可能となる。
【００３９】
次に、アンテナの既存瓦への取付構造について説明する。
【００４０】
アンテナの場合も、固定板が既存瓦に取り付けられる構造は太陽電池瓦の場合と同様であって、図１（ａ）および（ｂ）に示しているように、水平方向にスリット状の固定孔（１）が形成され、かつ、裏面側周縁部にＥＰＤＭ（Ｅｔｈｙｌｅｎｅ Ｐｒｏｐｙｌｅｎｅ Ｄｉｅｎｅ Ｍｏｎｏｍｅｒ）樹脂、シリコンゴム等の防水材による防水部（３）が配設された固定板（４）が、図１（ｃ）に示しているように、スリット状の固定孔（１）に挿入されたビス（９）によって既存瓦（５）に固定される。そして、図１（ｄ）に示しているように、カバー材（７）によって固定板（４）の固定孔（１）が覆われるのであるが、アンテナの場合、図８（ａ）および（ｂ）に示しているように、そのカバー材（７）上に平板（１５）とアンテナの支柱（１６）が一体となったアンテナユニット（１７）が固定される。
【００４１】
アンテナユニット（１７）のカバー材（７）への具体的な取付構造としては、図９に示しているように、カバー材（７）の上面の長手方向全長に亘って蟻溝（１８）が形成されており、その蟻溝（１８）にＴボルト（１９）が挿入されてＴボルト（１９）が蟻溝（１８）内でスライド自在とされ、図８（ａ）に示しているように、そのＴボルト（１９）とナット（２０）によりアンテナユニット（１７）の平板（１５）がカバー材（７）に固定される。
【００４２】
なお、アンテナユニット（１７）をカバー材（７）に取り付ける際には、カバー材（７）が固定板（４）に確実に固定されている必要があることから、太陽電池瓦の場合のようにカバー材（７）を接着剤で固定板（４）に取り付けるのではなく、図８に示しているようにカバー材（７）に形成された固定具（２１）などにより、カバー材（７）が固定板（４）に強固かつ確実に固定されるように取り付けられる。
【００４３】
上記のようにアンテナを屋根面の既存瓦に設置することによって、アンテナが屋根面へ確実に固定がされることから、従来のワイヤーを用いたアンテナの屋根面への固定の場合に発生していた、衛星波を受信した際に画像が風によって乱れるといった問題が回避され、アンテナの長期耐候性・耐風性を得ることができる。
【００４４】
また、固定板およびカバー材に防水部が設けられているため、既存瓦の裏面に水が侵入するのを遮断することができる。
【００４５】
また、ワイヤーでの固定とは違い、アンテナを屋根面に設置する際に支持脚を屋根の棟部を跨ぐように固定する必要もなく、アンテナを既存屋根面の任意個所に固定することが可能となり、さらにまた、アンテナを屋根面にワイヤーで固定しないため、ワイヤーのないすっきりした外観が得られ意匠性も高くなる。
【００４６】
【発明の効果】
以上詳しく説明したとおり、この出願の発明によって、既存瓦に対して太陽電池瓦やアンテナなどの機能部材を、固定力が強く、高度な防水機能を有しかつ意匠性高く取り付けることが可能な、機能部材取付装置およびそれを用いた機能部材取付構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の太陽電池瓦の既存瓦への取付構造の一実施形態を例示した斜視図である。
【図２】この発明の太陽電池瓦の既存瓦への取付構造の一実施形態及び要部拡大部を例示した斜視図である。
【図３】この発明の太陽電池瓦の既存瓦への取付構造の施工手順の一部を例示した斜視図である。
【図４】この発明の太陽電池瓦の既存瓦への取付構造の施工手順の一部を例示した斜視図である。
【図５】この発明の太陽電池瓦の既存瓦への取付構造の施工手順の一部を例示した斜視図である。
【図６】この発明の太陽電池瓦の既存瓦への取付構造の完成状態を例示した斜視図である。
【図７】この発明の太陽電池瓦の既存瓦への取付構造の他の実施形態を例示した斜視図である。
【図８】この発明のアンテナユニットの既存瓦への取付構造の実施形態を例示した概念図および斜視図である。
【図９】この発明のアンテナユニットの既存瓦への取付構造の一実施形態及び要部拡大部を例示した斜視図である。
【図１０】従来の太陽電池瓦の既存瓦への取付構造の実施形態を例示した斜視図である。
【図１１】従来のアンテナの既存瓦への取付構造の実施形態を例示した斜視図である。
【符号の説明】
１ 固定孔
２ 太陽電池瓦固定金具
３ 防水部
４ 固定板
５ 既存瓦
６ 防水部
７ カバー材
８ 太陽電池瓦
９ ビス
１０ 棟側縁部
１１ 軒側縁部
１２ スリット
１３ スリット瓦
１４ 板金
１５ 平板
１６ 支柱
１７ アンテナユニット
１８ 蟻溝
１９ Ｔボルト
２０ ナット
２１ 固定具[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a functional member mounting device and a functional member mounting structure using the same. More specifically, the invention of this application is a functional member mounting device capable of mounting a functional member such as a solar cell tile or an antenna to an existing tile having a strong fixing function, a high waterproof function, and a high designability. The present invention relates to a functional member mounting structure using the same.
[0002]
[Prior art]
In recent years, the installation of photovoltaic tiles (modules) on the roof surface has started to be embodied practically as a means of using solar energy, and the installation of photovoltaic tiles on existing roofs of houses and other buildings has been started. Has been done. However, when installing solar cell tiles on the existing roof surface, removing the existing tiles would be very time-consuming and would result in a large amount of waste material. It has been studied and started to be practiced that solar cell tiles are to be roofed.
[0003]
In the conventional method of installing a solar cell roof tile on an existing roof tile, as shown in FIG. 10, for example, a mounting rail (83) is attached to an existing roof tile (81) (a straight roof tile in FIG. 10) by using a fixture (82). ) Is fixed, and a solar cell roof (module) (84) is fixed to the mounting rail (83). At this time, bolts, nails, wood screws, and the like are passed through the existing tile (81) in order to fix the fixing bracket (82) to the existing tile (81), so that it is necessary to prevent the occurrence of rain leakage or the like from that part. The waterproofing treatment is performed by applying a waterproof sheet caulking between the fixing bracket (82) and the existing roof tile (81). In FIG. 10, as shown in FIG. 10B, a wood screw (85) is used to fix the fixing bracket (82) to the existing tile (81), and a waterproof sheet (86) is used. It is arranged between the roof tile (81) and the fixture (82).
[0004]
On the other hand, conventionally, an antenna for receiving terrestrial waves and satellite waves is installed on the roof surface. However, when the antenna is installed on the roof surface, as shown in FIG. In order to fix 87) to the existing tile (88) on the roof surface, a pole (90) for fixing the antenna is installed so as to straddle the ridge (89) of the roof, and from the eaves (91) to the antenna (87). A method has been used in which the column (90) is fixed to the roof surface by stretching a plurality of wires (92).
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the conventional structure for mounting the solar cell tile (84) to the existing tile (81), the waterproof sheet (86), the fixing bracket (82) and Since the mounting rail (83) is arranged, the solar cell tile (84) is higher than the surface of the existing tile (81) by that amount, so that the center of gravity of the solar cell tile (84) is located at the same position as the existing tile (81). ) It may be separated from the upper surface, and the fixing force of the fixing metal (82) and the screw of the existing roof tile (81) may be reduced by an earthquake, vibration, strong wind, or the like, and there is a problem in long-term durability.
[0006]
Further, since the solar cell tile (84) is considerably higher than the surface of the existing tile (81), the sense of unity between the surface of the solar cell tile (84) and the existing tile (81) is lost, giving a sense of strangeness in appearance. Will be lost.
[0007]
Further, in terms of waterproofing, long-term waterproofing remains uneasy because the waterproofing depends on a waterproofing sheet or caulking disposed near the fixing bracket (82). In particular, the risk of rain leaks due to aging of the caulking increases with the passage of time.
[0008]
On the other hand, in the case of the mounting structure of the conventional antenna (87) to the existing tile (88), since the support (90) is fixed to the existing tile (88) by a plurality of wires (92), it is firmly fixed. Unable to fix, especially in the case of satellite waves, the image often became disturbed by the wind.
[0009]
Also, since the support leg (93) of the antenna (87) must be constructed so as to straddle the ridge of the roof, the workability is poor, and the antenna (87) can be installed on the existing tile (88). Therefore, a plurality of wires (92) had to be stretched from the eaves (91) to the roof ridge (89), and the appearance was very poor and the design was poor. Furthermore, since the antenna (87) is only fixed by the wire (92), there is a disadvantage that long-term weather resistance and wind resistance are poor.
[0010]
Therefore, the invention of this application has been made in view of the circumstances described above, and solves the problems of the prior art, in which a functional member such as a solar cell tile or an antenna is fixed to an existing tile with a fixing force. It is an object of the present invention to provide a functional member mounting device and a functional member mounting structure using the same, which have a strong and high waterproof function and can be mounted with high designability.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The invention of this application solves the above-mentioned problems. First, a functional member mounting device for installing a functional member on an existing tile has a slit-shaped fixing hole formed in a horizontal direction. And a fixing plate in which a waterproof portion is disposed on the back side peripheral edge, and a cover material disposed so as to cover the slit-shaped fixing hole, wherein one or more fixing plates are disposed. Alternatively, screws can be fixed to existing tiles with the screws through the slit-shaped fixing holes in a state where a plurality of sheets are arranged in a staircase so that the upper ends overlap, and a functional member can be attached to a fixing plate or a cover material. To provide a functional member mounting device.
[0012]
Secondly, the invention of this application is characterized in that, in the first invention, the cover member has a slit-shaped fixing hole portion of the fixing plate and a waterproof portion that comes into contact with the screw head. To provide a functional member mounting device.
[0013]
Thirdly, the invention of this application provides the functional member mounting device according to the first or second invention, wherein the cover member has a wedge-shaped cross section with the ridge side as a top.
[0014]
Fourthly, in any one of the first to third inventions, a waterproof plate is attached to an existing tile so as to cover an uppermost edge on the ridge side of a plurality of fixed plates. Provide equipment.
[0015]
Fifth, in any one of the first to fourth inventions, there is provided a functional member mounting device, wherein the functional member is a solar cell tile.
[0016]
Sixth, in any one of the first to fourth inventions, there is provided a functional member mounting device, wherein the functional member is an antenna unit.
[0017]
Seventh, in any one of the first to fifth functional member mounting devices, a solar battery tile fixing metal is provided on the surface side of the fixing plate, and the solar cell tile is fixed to the fixing plate by the solar cell tile fixing metal. A functional member mounting structure is provided.
[0018]
Eighth, in the functional member mounting device according to any one of the first to fourth and sixth aspects, the cover member is fixed to the fixing plate, and the antenna unit is fixed to the cover member. I will provide a.
[0019]
Ninthly, in the eighth aspect, a dovetail groove is formed over the entire length in the longitudinal direction of the upper surface of the cover material, and a T-bolt is slidably mounted in the dovetail groove, and the antenna unit is fixed to the T-bolt. A functional member mounting structure is provided.
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The functional member mounting device and the functional member mounting structure using the same according to the invention of the present application have the features as described above, and embodiments thereof will be described below.
[0021]
First, a description will be given of a structure for mounting a solar tile battery tile to an existing tile.
[0022]
FIG. 1 is a perspective view exemplifying an embodiment of a structure for attaching a solar cell roof tile to an existing roof tile. As shown in FIGS. 1 (a) and 1 (b), for example, the solar cell roof tile is substantially the same size, a slit-shaped fixing hole (1) is formed in the horizontal direction, and the solar cell roof tile is fixed on the surface side. A fixed plate (4) on which a metal fitting (2) is provided and a waterproof portion (3) made of a waterproof material such as EPDM (Ethylene Propylene Dene Monomer) resin or silicone rubber is provided on the periphery of the back surface is provided. The screws are fixed to the existing tile in a state where a plurality of sheets are arranged in a staircase shape so that the upper ends of the sides overlap. FIG. 1C shows a state in which the fixing plate (4) is fixed to the existing roof tile (5) by screws (9) inserted into the slit-shaped fixing holes (1). The screw (9) is provided with a sealing material, and the screw (9) is inserted into the screw hole of the existing tile (5) so that the sealing material is in close contact with the existing tile (5), and the fixing plate (4) is provided. ) Is fixed to the existing roof tile (5).
[0023]
Then, as shown in FIG. 1 (d), the fixing hole (1) of the fixing plate (4) is covered with the cover material (7), and as shown in FIG. The solar cell roof tile (8) is fixed to the fixing plate (4) by the metal fitting (2).
[0024]
In this exemplified structure, the fact that the fixing plate (4) is substantially the same size as the solar cell roof tile (8) is because the fixing structure of the solar cell roof tile (8) by the fixing bracket (2) and the step roofing described above. The fixing plate (4) has a size close to or substantially equal to the size of the solar cell roof tile (8). Of course, the fixing plate (4) does not necessarily have to be substantially the same size as the solar cell roof (8). However, in the arrangement of the existing roof surface of the solar cell tile (8), it is easy to construct the solar cell tile (8) to have the same size. Further, the fixing hole (1) in the form of a slit is fixed within a range in which the strength of the fixing plate (4) is maintained, that is, to such an extent that the fixing plate (4) is not easily damaged by the presence of the fixing hole (1). It is provided in the horizontal direction of the plate (4), that is, in the horizontal direction. Since the fixing hole (1) is formed in a slit shape in this manner, the fixing position of the fixing position by the screw (9) can be selected by the length of the fixing hole (1). 4) can be screwed to the existing roof tile (5). The horizontal length of the slit-shaped fixing hole (1) may be substantially the entire length of the fixing plate in the horizontal direction, or may be shorter. In any case, it is desirable that the degree of freedom in selecting the fixing position by the screw (9) in the field construction is large. Further, a plurality of fixing holes (1) can be provided in the fixing plate (4). Usually, by providing about two fixing holes, the fixing plate (4) can be fixed steadily to the existing roof tile (5).
[0025]
Further, since the function of the cover member (7) is to prevent intrusion of rainwater or the like from the slit-shaped fixing hole (1), the cover member (7) includes the fixing plate (4). ) And the head of the screw (9) are tightly covered to ensure waterproof performance. For this reason, as shown in FIG. 2 (b), the cover member (7) is provided with a waterproof member, for example, a waterproof portion (6) such as the above-mentioned EPDM resin or silicone rubber by slit-shaped fixing holes (1) or screws ( 9) It is desirable to have a contact portion with the head, and further, a portion provided on the upper surface portion. Also, as shown in FIGS. 1 (d) and 2 (a) and 2 (b), the cross section may have a wedge shape having a top on the ridge side so as to guide the flow of water such as rainwater. desirable.
[0026]
Such a cover material (7) can be adhered to the fixing plate (4) or the screw (9) head via an adhesive or the like, for example.
[0027]
Since the structure for mounting the solar cell tile of the present invention to the existing tile is as described above, the waterproof part (3) is provided between the solar cell tile (8) and the existing tile (5) on the back side. ) Is provided and only the fixing plate (4) with the cover material (7) mounted on the front side is arranged. Compared with the conventional structure for mounting a solar cell tile on an existing tile, the solar cell tile ( 8) Since the center of gravity is close to the surface of the existing tile (5), the fixing force between the fixing bracket and the existing tile surface is reduced due to earthquake, vibration, strong wind, etc. as in the conventional structure for mounting solar cell tiles on the existing tile. There is no fear of doing.
[0028]
In addition, the structure for mounting the solar cell roof tile to the existing roof tile according to the invention of the present application can reduce the height of the surface of the solar cell roof tile (8). Of the roof can be reduced, and the appearance can be made as one as a whole roof. Furthermore, since the mounting structure of the solar cell tile to the existing tile according to the invention of this application is a step-roofing structure which is not included in the conventional mounting structure of the solar cell tile to the existing tile, the step of the existing tile (5) is performed. In harmony with thatching, a more natural appearance can be obtained.
[0029]
Further, in the structure for mounting the solar cell roof tile to the existing roof tile according to the invention of this application, for example, as shown in FIG. 1 (b), the back side of the fixing plate (4) is made of EPDM (Ethylene Propylene Dene Monomer) resin or the like. A waterproof material (3) is provided and a waterproof material (6) made of EPDM resin or the like is attached to the upper and lower surfaces, for example, as shown in FIG. Since (7) is mounted on the fixing plate (4) so as to cover the entire fixing hole (1), bolts are passed through and fixed to the existing tile as in the conventional structure for mounting a solar cell tile on the existing tile. There is no danger of rain water leaking from the place where the metal fittings are fixed, and there is no danger of rain leaking due to aging of the caulking.
[0030]
In addition, the number of members is reduced in the functional member mounting apparatus and the mounting structure of the invention of the present application, as compared with the conventional structure for mounting solar cell roof tiles to existing roof tiles, which uses fixing brackets or mounting rails. It is possible to reduce costs by using an aluminum frameless functional member.
[0031]
Next, the construction procedure of the above structure will be described in detail below.
[0032]
First, a fixing hole (1), which is a slit-like through hole as shown in FIG. 1 (a), is formed in the horizontal direction, a solar cell roof fixing metal fitting (2) is provided on the front surface side, and the back surface is provided. A screw (9) is passed through a fixing hole (1) of a fixing plate (4) provided with a waterproof portion (3) made of EPDM resin or the like as shown in FIG. As shown in FIG. 1 (c), screws are fixed to the existing roof tile (5) aiming at the rafter.
[0033]
Then, as shown in FIG. 3, similar fixing plates (4) for the installation rows are fixed in order next to the fixing plate (4) previously fixed, and further, as shown in FIG. The eaves side edge (11) of the fixing plate (4) newly installed on the ridge side edge (10) of (4) is fixed so as to overlap.
[0034]
Thereafter, as shown in FIGS. 1D and 2, an aluminum extrusion having a wedge-shaped cross section and a waterproof portion (6) made of EPDM resin or the like attached to the upper and lower surfaces is attached to the fixing plate (4). A cover member (7) made of a member or the like is attached so as to cover the entire fixing hole (1).
[0035]
Next, as shown in FIG. 1E and FIG. 5, the solar cell tile (8) is sandwiched between the solar cell tile fixing brackets (2) arranged on the surface side of the fixing plate (4). Fix it. By doing so, the solar cell roof tile (8) can be attached to the existing roof tile (5), and finally a completed state as shown in FIG. 6 is obtained.
[0036]
Since only the fixing plate (4) to which the waterproof material (3) and the cover material (7) are attached is arranged between the solar cell tile (8) and the existing tile (5), the solar cell tile is The distance between (8) and the existing tile (5) is reduced, so that the problem of the fixing force of the solar cell tile (8) to the existing tile (5) and the problem of the design property in the conventional structure can be solved. Furthermore, since the cover member (7) as described above is attached to the fixing plate (4) so as to cover the fixing hole (1), the possibility of rain leakage can be avoided.
[0037]
As another embodiment, as shown in FIG. 7, when the existing tile is a slit tile (13) having a slit (12), the fixing plate (4) is connected to the slit tile ( 13), the fixing holes (1) are covered with a cover material (7), and a similar fixing plate (4) is arranged in a vertical and horizontal stair-like manner. A plurality of fixing plates (4) are fixed. It is also possible to attach a waterproof plate such as a sheet metal (14) while inserting it into the slit roof tile (13) so as to cover the uppermost edge of the building side.
[0038]
By doing so, it becomes possible to construct the solar cell roof tile (8) also on the slit roof tile (13) without worrying about rain leakage.
[0039]
Next, the mounting structure of the antenna on the existing tile will be described.
[0040]
In the case of the antenna, the structure in which the fixing plate is attached to the existing tile is the same as that of the solar cell tile, and as shown in FIGS. 1A and 1B, a fixing hole having a slit shape in the horizontal direction. FIG. 1 shows a fixing plate (4) in which (1) is formed, and a waterproof portion (3) made of a waterproof material such as EPDM (Ethylene Propylene Dine Monomer) resin or silicone rubber is provided on a peripheral portion on the back side. As shown in c), it is fixed to the existing roof tile (5) by screws (9) inserted into the slit-shaped fixing holes (1). Then, as shown in FIG. 1 (d), the fixing hole (1) of the fixing plate (4) is covered by the cover material (7). In the case of the antenna, FIGS. 8 (a) and 8 (b) As shown in (), an antenna unit (17) in which a flat plate (15) and an antenna support (16) are integrated is fixed on the cover material (7).
[0041]
As a specific mounting structure of the antenna unit (17) to the cover member (7), as shown in FIG. 9, a dovetail groove (18) is provided over the entire length of the upper surface of the cover member (7) in the longitudinal direction. A dovetail (19) is inserted into the dovetail (18) so that the T-bolt (19) is slidable in the dovetail (18), as shown in FIG. 8 (a). The flat plate (15) of the antenna unit (17) is fixed to the cover member (7) by the T bolt (19) and the nut (20).
[0042]
When the antenna unit (17) is attached to the cover member (7), the cover member (7) needs to be securely fixed to the fixing plate (4). Instead of attaching the cover member (7) to the fixing plate (4) with an adhesive, the cover member (7) is formed by a fixture (21) formed on the cover member (7) as shown in FIG. ) Is fixed so as to be firmly and securely fixed to the fixing plate (4).
[0043]
By installing the antenna on the existing tile on the roof surface as described above, the antenna is securely fixed to the roof surface.This has occurred in the case of fixing the antenna to the roof surface using conventional wires. Further, the problem that the image is disturbed by the wind when the satellite wave is received can be avoided, and the long-term weather resistance and wind resistance of the antenna can be obtained.
[0044]
In addition, since the waterproof portion is provided on the fixing plate and the cover material, it is possible to prevent water from entering the back surface of the existing tile.
[0045]
Also, unlike fixing with wires, there is no need to fix the support legs across the ridge of the roof when installing the antenna on the roof surface, so the antenna can be fixed to any part of the existing roof surface Further, since the antenna is not fixed to the roof surface with wires, a clean appearance without wires is obtained and the design is improved.
[0046]
【The invention's effect】
As described in detail above, according to the invention of this application, it is possible to attach a functional member such as a solar cell tile or an antenna to an existing tile with a high fixing force, a high waterproof function, and a high designability. A functional member mounting device and a functional member mounting structure using the same are provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view illustrating one embodiment of a structure for mounting a solar cell roof tile to an existing roof tile according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view illustrating an embodiment of a mounting structure of a solar cell roof tile to an existing roof tile according to the present invention and an enlarged main portion.
FIG. 3 is a perspective view exemplifying a part of a procedure for mounting a solar cell tile to an existing tile according to the present invention.
FIG. 4 is a perspective view exemplifying a part of a procedure for mounting a solar cell tile to an existing tile according to the present invention.
FIG. 5 is a perspective view exemplifying a part of a procedure for mounting a solar cell tile to an existing tile according to the present invention.
FIG. 6 is a perspective view exemplifying a completed state of a structure for attaching a solar cell tile to an existing tile according to the present invention.
FIG. 7 is a perspective view illustrating another embodiment of a structure for attaching a solar cell roof tile to an existing roof tile according to the present invention.
FIG. 8 is a conceptual view and a perspective view illustrating an embodiment of a mounting structure of an antenna unit to an existing roof tile according to the present invention.
FIG. 9 is a perspective view illustrating an embodiment of the mounting structure of the antenna unit of the present invention to an existing roof tile and an enlarged main portion.
FIG. 10 is a perspective view illustrating an embodiment of a structure for mounting a conventional solar cell roof tile on an existing roof tile.
FIG. 11 is a perspective view illustrating an embodiment of a structure for attaching a conventional antenna to an existing roof tile.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS LIST 1 fixing hole 2 solar cell tile fixing metal fitting 3 waterproof part 4 fixing plate 5 existing tile 6 waterproof part 7 cover material 8 solar cell tile 9 screw 10 ridge side edge 11 eave side edge 12 slit 13 slit tile 14 sheet metal 15 plate 16 Support 17 Antenna unit 18 Dovetail 19 T-bolt 20 Nut 21 Fixture
