JP3602483B2 - 衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置 - Google Patents

衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置に関し、衛星回線を介してセンタ局から複数のユーザ局に対して問合せ信号を一斉配信し、ユーザ局は問い合わせ内容に応じた応答信号を衛星回線を介して送出し、センタ局において応答信号の内容を識別する応答確認システムで利用される。
【0002】
【従来の技術】
図8に示すようなシステムにおいては、例えば衛星回線を経由してセンタ局から複数ユーザ局へ情報を配信した後、各ユーザ局が正しく情報を受け取ったか否かをセンタ局で確認する必要がある。確認の方法としては、センタ局から衛星回線経由で複数ユーザ局に問い合わせを行い、ユーザ局が送出する応答信号をセンタ局で確認するのが一般的である。
【0003】
このような応答のために、ユーザ局毎に独立した応答回線を割当てる場合がある。独立した応答回線を割り当てる代表的な方法としては、ユーザ局毎に独立した利用周波数を割当てるFDMAや、ユーザ局毎に独立した利用時間を割当てるTDMAがある。
しかし、独立した応答回線を割り当てる場合には、個々のユーザ局の応答内容をセンタ局で確認できるメリットがある反面、ユーザ局が増加すると占有する周波数帯域あるいは応答所要時間が増加するという問題がある。
【0004】
問い合わせに対する応答内容が2種類のみであり、しかも応答内容をユーザ局毎に独立して把握する必要がない場合には、図9に示すように複数のユーザ局に共通の応答回線を割り当てることができる。
この場合、センタ局では応答信号の内容を読み取る必要はなく、応答信号の有無を識別するだけで全体の応答結果を把握することができる。また、複数ユーザ局からの応答信号の衝突を許容できるので、複数のユーザ局に同時に応答信号送出指示を与えた場合であっても、1つの問い合わせに対して用意すべき応答回線の数は最低1つまで減らすことができる。
【0005】
図9に示す動作例では、次のような動作を想定している。センタ局は事前にあるデータを配信し、配信したデータブロックについて受信失敗したか否かをユーザ局に問い合わせる。ユーザ局では、問合せ信号を受信した際に問い合わせ対象のデータの受信に失敗している場合には応答信号を送信する。図9に示す例では、ユーザ局(1)及びユーザ局(3)は受信に失敗しているのでそれぞれ応答信号を送出している。センタ局では、応答信号が返る時間を応答待ち時間として待ち受け、応答信号のキャリアを検出した場合にはいずれかのユーザ局が受信に失敗したものとみなす。
【0006】
このような問い合わせ方式では、複数の問い合わせを連続的に行うこともできる。しかし、応答信号の有無で応答結果を把握するので、各々の問い合わせに対する応答をそれぞれ識別できるように、問い合わせを繰り返す周期及び各問い合わせに対する応答待ち時間を適切に定める必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
複数ユーザ局が共通の衛星回線を利用して応答する方式では、複数の問い合わせを連続的に行う場合に、各々の問い合わせに対する応答待ち時間を適切に定める必要がある。応答待ち時間が適切でない場合には、検出された応答信号がいずれの問い合わせに対する応答なのかを正しく識別することができず、誤判定する可能性がある。
【0008】
また、1つの問い合わせに対する応答待ち時間が必要以上に長い場合には、問い合わせ数の増加に伴って、全体の応答所要時間が増加することになり通信の効率が低下する。
通常、センタ局では問合せ信号を送出してから衛星伝搬遅延を考慮した応答待ち時間中にユーザ局からの応答信号を待ち受ける。このときの最小の応答待ち時間の長さは応答フレーム時間と呼ばれる。
【0009】
本来であれば、応答フレーム時間は1つの応答信号を伝送するのに必要な時間として固定的に定めることができる。しかし、実際にはユーザ局の配置位置に応じてセンタ局とユーザ局との間の信号伝達経路における伝搬遅延時間に違いが生じるので、センタ局が問合せ信号を送出してからユーザ局の応答信号がセンタ局に届くまでの時間についてはユーザ局毎に差が生じる。
【0010】
更に、ユーザ局が同じ装置環境を利用する場合であっても、装置の固体差に応じて信号の送受信にかかる処理時間に差が生じると考えられる。
従って、応答フレーム時間が実際に必要となる時間よりも短い場合には、ユーザ局が応答信号を送出しているにもかかわらずセンタ局がそれを検出できない場合が考えられる。そのような検出ぬけを避けるためには、応答フレーム時間を長めに定めて待ち受ける方が確実である。
【0011】
簡易なセンタ局装置で応答信号を検出するのであれば、図10に示すように1つの要求信号(問合せ信号)を送出し、その直後から応答フレーム時間を開始し、往復の衛星伝搬遅延時間及び全ユーザ局からの応答信号到着時間の差を十分吸収できるだけのガードタイムを考慮して応答フレーム終了時間を定めるようにしてもよい。
【0012】
また、複数の問い合わせを連続して行う場合には、この応答フレーム時間経過後に、次の問合せ信号を送出すればよい。
センタ局とユーザ局(n)との間の伝搬遅延時間をD(n)、ユーザ局(n)の処理遅延時間をP(n)でそれぞれ表す場合、問合せ信号を送出してから少なくとも((D(n)+P(n))の最小値)の間は応答信号がセンタ局に到着することはない。
【0013】
しかし、センタ局では各ユーザ局における伝搬遅延時間等を把握していないので、応答信号が到着することがない時間であっても応答フレーム時間として待ち受ける必要があり、複数の問い合わせを行う場合には応答所要時間の増大に繋がる可能性がある。
一方、衛星回線を利用することで伝搬遅延時間の概算は可能である。この概算の往復伝搬遅延時間を利用して、図11に示すように応答フレーム時間を定めれば、応答信号を受信することがない時間を有効に利用することが可能である。
【0014】
この場合、センタ局では問合せ信号の送出後、概算の往復伝搬遅延時間を待機した後から、全ユーザ局からの応答信号到着時間の差を十分吸収できるだけのガードタイムを考慮した時間を応答フレーム時間に定め、この応答フレーム時間で連続的に問合せ信号を送出し、応答信号の待ち受けについても応答フレーム時間の間隔で順次待ち受けることができる。
【0015】
しかし、この場合でも応答フレーム時間に比較的長いガードタイムを含めることになるので、問い合わせ回数が増加すると応答に必要な時間が増大してしまうという問題がある。
本発明は、上述のような衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置において、ユーザ局からの応答信号を正しく受信するとともに、センタ局が応答信号を検出するために必要な待ち時間(応答フレーム時間)を短縮することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1の衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置は、衛星回線を介してセンタ局から複数のユーザ局に対して問合せ信号を一斉配信し、複数ユーザ局が共有する衛星回線を用いて各ユーザ局から送出される応答の有無により応答確認を行う衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置において、センタ局とユーザ局との間の信号伝搬路での伝搬遅延時間に相当する第1の遅延時間を、各ユーザ局の配置位置に応じてユーザ局毎に把握する伝搬遅延時間把握手段と、各ユーザ局上の処理遅延に関する第2の遅延時間をユーザ局毎に把握する処理遅延時間把握手段と、複数ユーザ局の前記第1の遅延時間及び第2の遅延時間に基づいて、センタ局が問合せ信号を送出してから複数ユーザ局からの応答信号待ち受けを開始するまでの待機時間を決定する待機時間決定手段と、複数ユーザ局の前記第1の遅延時間及び第2の遅延時間に基づいて、センタ局が複数ユーザ局からの応答信号待ち受けを開始してから終了するまでの待ち受け期間の長さを決定する待ち受け期間決定手段とを設けたことを特徴とする。
【0017】
センタ局が問合せ信号を送出してから、n番目のユーザ局からの応答信号がセンタ局で受信されるまでの所要時間A(n)は次式で表される。
A(n)=2・D(n)+P(n)
D(n):センタ局とユーザ局(n)との間の信号伝搬路での伝搬遅延時間
P(n):ユーザ局(n)上での処理遅延時間
所要時間A(n)はユーザ局毎に異なる。請求項1においては、伝搬遅延時間把握手段が伝搬遅延時間に相当する第1の遅延時間を、各ユーザ局の配置位置に応じてユーザ局毎に把握し、処理遅延時間把握手段がユーザ局上の処理遅延に関する第2の遅延時間をユーザ局毎に把握する。
【0018】
また、待機時間決定手段は複数ユーザ局の前記第1の遅延時間及び第2の遅延時間に基づいて、センタ局が問合せ信号を送出してから複数ユーザ局からの応答信号待ち受けを開始するまでの待機時間を決定する。更に、待ち受け期間決定手段が複数ユーザ局の前記第1の遅延時間及び第2の遅延時間に基づいて、センタ局が複数ユーザ局からの応答信号待ち受けを開始してから終了するまでの待ち受け期間の長さを決定する。
【0019】
すなわち、センタ局が問合せ信号を送出してから所要時間A(n)の最小値を経過するまでの間には、目的の応答信号がセンタ局に届く可能性がないので、その間は応答信号待ち受けを行う必要のない待機時間とすることができる。
また、センタ局が問合せ信号を送出してから所要時間A(n)の最大値を経過すした後では、目的の応答信号がセンタ局に届く可能性がない。
【0020】
つまり、センタ局が問合せ信号を送出してから、所要時間A(n)の最小値を経過したときに応答信号待ち受けを開始して、A(n)の最大値を経過したときに応答信号待ち受けを終了すれば、必要最小限の時間で目的の応答信号だけを検出できる。
請求項2は、請求項1記載の衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置において、前記複数ユーザ局の前記第1の遅延時間及び第2の遅延時間に基づいて、繰り返し周期の長さを決定する繰り返し周期決定手段と、前記繰り返し周期決定手段の決定した繰り返し周期で、互いに異なる情報に対する問合せ信号を前記ユーザ局に繰り返し送信する問合せ信号送信手段と、前記ユーザ局から送信される互いに異なる複数組の応答信号を、前記繰り返し周期決定手段の決定した繰り返し周期に従って区分し、区分された応答信号を複数の問合せ信号にそれぞれ対応付ける応答信号区分手段とを更に設けたことを特徴とする。
【0021】
請求項2においては、互いに異なる情報に対する複数の問合せ信号をセンタ局から順次に繰り返し送信する場合を想定している。この場合には、互いに異なる問合せ信号に対応する複数組の応答信号が重なって現れるのを防止するとともに、互いに異なる問合せ信号に対応する複数組の応答信号をセンタ局上でそれぞれ分離する必要がある。
【0022】
前述のように、センタ局が問合せ信号を送出してから、所要時間A(n)の最小値を経過したときに応答信号待ち受けを開始して、A(n)の最大値を経過したときに応答信号待ち受けを終了すれば、必要最小限の時間で目的の応答信号だけを検出できる。
つまり、目的の応答信号が現れる期間の長さTxは次式で表される。
【0023】
Tx=((A(n)の最大値)−(A(n)の最小値))
この時間Txの周期でセンタ局が問合せ信号の送信を繰り返せば、互いに異なる問合せ信号に対応する複数組の応答信号が重なる時間帯に現れることはない。また、センタ局における応答信号の受信タイミングを時間Txの周期で区別すれば、互いに異なる問合せ信号に対応する複数組の応答信号をそれぞれ分離することができる。また、複数組の応答信号を分離するために大きなガードタイムを設ける必要もない。
【0024】
請求項3は、請求項1記載の衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置において、各ユーザ局の位置情報もしくは位置に対応する伝搬遅延時間の情報を蓄積するユーザ情報蓄積手段を更に設けたことを特徴とする。
センタ局と各ユーザ局との間の通信経路の長さはセンタ局の位置及び各ユーザ局の位置に応じて変化する。一般的にはセンタ局の位置は固定であるので、各ユーザ局の位置情報が入手できれば、通信経路の長さがわかり、伝搬遅延時間をユーザ局毎に求めることが可能である。また、ユーザ局毎の位置情報に基づいて予め計算した伝搬遅延時間の情報を各ユーザ局に対応付けて蓄積しておけば、複雑な計算を省略することができる。
【0025】
請求項4は、請求項1記載の衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置において、各ユーザ局の第2の遅延時間の情報を蓄積するユーザ情報蓄積手段を更に設けたことを特徴とする。
各ユーザ局が問合せ信号を受信してから応答信号を返信するまでにかかる第2の遅延時間にはユーザ局の処理能力などの個体差がある。従って、ユーザ局毎の第2の遅延時間の情報をセンタ局で蓄積しておくことにより、各ユーザ局の個体差を吸収し、各ユーザ局からの応答信号がセンタ局で受信されるタイミングを正確に把握できる。
【0026】
請求項5は、請求項1記載の衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置において、前記待機時間決定手段は、全てのユーザ局に関する前記第1の遅延時間と第2の遅延時間との和の最小値に基づいて前記待機時間を決定することを特徴とする。
請求項5では、前述の時間A(n)の最小値を用いて前記待機時間の長さを決定する。従って、各ユーザ局からの応答信号が届くはずのない早い時間帯に待ち受けを開始するのを防止することができる。
【0027】
請求項6は、請求項1記載の衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置において、前記待ち受け期間決定手段は、全てのユーザ局に関する前記第1の遅延時間と第2の遅延時間との和の最大値と最小値との差分に基づいて前記待ち受け期間の長さを決定することを特徴とする。
【0028】
請求項6では、前述の時間A(n)の最大値と最小値との差分を用いて前記待ち受け期間の長さを決定する。これにより、各ユーザ局からの応答信号が届く可能性のある時間帯のみで待ち受けを行うことができる。
請求項7は、請求項2記載の衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置において、前記繰り返し周期決定手段は、全てのユーザ局に関する前記第1の遅延時間と第2の遅延時間との和の最大値と最小値との差分に基づいて前記繰り返し周期の長さを決定することを特徴とする。
【0029】
請求項7では、前述の時間A(n)の最大値と最小値との差分を用いて前記繰り返し周期の長さを決定する。これにより、1つの問合せ信号に対して応答信号が現れる可能性のある期間が終了した直後に、次の問合せ信号に対する応答信号が現れるようにタイミングを決定することができるので、繰り返し周期を必要最小限の長さに定めることが可能である。
【0030】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
本発明の衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置の1つの実施の形態について、図1〜図4を参照して説明する。この形態は、請求項1及び請求項3〜請求項6に対応する。
【0031】
図1はこの形態のセンタ局の構成を示すブロック図である。図2はこの形態における時間の算出を示すフローチャートである。図3はこの形態の応答待ち受け時間を示すタイムチャートである。図4はこの形態の通信シーケンスを示すシーケンス図である。
この形態では、請求項1の伝搬遅延時間把握手段,処理遅延時間把握手段,待機時間決定手段及び待ち受け期間決定手段は、それぞれステップS11,S12,S16及びS17に対応する。また、請求項3及び請求項4のユーザ情報蓄積手段はユーザ局DB(データベース)21に対応する。
【0032】
この例では、図8,図9に示すように、センタ局と複数ユーザ局との間を衛星を介した衛星通信回線で接続するシステムを想定している。
センタ局から各ユーザ局に向かう方向の通信回線はフォワード回線と呼ばれ、各ユーザ局からセンタ局に向かう方向の通信回線はバックワード回線と呼ばれる。この例では、同一のパケット信号をセンタ局から全てのユーザ局に対して同報送信するので、フォワード回線は全てのユーザ局に共通である。
【0033】
すなわち、センタ局が1つのフォワード回線に送出したパケット信号は全てのユーザ局で受信される。また、全ユーザ局は同一のバックワード回線を同時に利用する。
この形態においては、センタ局と複数ユーザ局との間で図4に示すような通信シーケンスが実行される。
【0034】
すなわち、センタ局は全ユーザ局に対してファイルコンテンツを配信した後、ユーザ局においてファイルコンテンツが正しく受信できたか否かを確認するため、センタ局は問合せ信号を全ユーザ局宛てに送信する。
そして、ファイルコンテンツを正しく受信できなかったユーザ局は問合せ信号を受信した際に応答信号をセンタ局に対して送信する。つまり、受信に失敗したユーザ局のみが応答信号をセンタ局に通知する。
【0035】
センタ局では、応答信号の有無をキャリア(搬送波)の有無で識別する。そして、応答信号を送出したユーザ局が少なくとも1局は存在すると判定した場合には、該当する同じファイルコンテンツを全ユーザ局に向けて再送する。
図1に示すように、この形態のセンタ局は遅延時間算出・設定部11,応答待ち時間算出部12,応答キャリア検出・判定部13,ファイルコンテンツ解析部14,問合せ信号発生部15,衛星回線送信部16,アンテナ17,18,ユーザ局DB21及びファイルDB22を備えている。
【0036】
多数のユーザ局からの応答信号を正しく判定するために必要なタイミングの情報は、遅延時間算出・設定部11及び応答待ち時間算出部12で決定される。これらの動作について以下に説明する。
センタ局が問合せ信号を衛星回線経由で送出してからユーザ局へ到達するまでには伝搬遅延が生じる。また、ユーザ局が応答信号を衛星回線経由で送出してからセンタ局に到達するまでの間にも同じく伝搬遅延が生じる。
【0037】
この形態では、衛星回線を介して通信する多数のユーザ局が互いに異なる位置に位置していることを想定しているので、衛星と各ユーザ局との間の距離はユーザ局毎に大きく異なる。従って、伝搬遅延時間もユーザ局毎に異なる。そこで、この形態では、センタ局は各々のユーザ局の伝搬遅延時間を次のようにして把握する。
【0038】
各ユーザ局,センタ局及び衛星のそれぞれに関する緯度,経度及び高度の情報と伝播の速度の情報とがユーザ局DB21に保持されている。そこで、これらの情報に基づいて、遅延時間算出・設定部11は各ユーザ局とセンタ局との間の通信回線上の距離を算出し、更にそれぞれの伝搬遅延時間を求める。
この例では、データ配信先となるユーザ局をセンタ局に登録する際に各ユーザ局における緯度,経度及び高度の情報を取得してユーザ局DB21に登録する。遅延時間算出・設定部11は、問い合わせを行う際にユーザ局DB21上の情報にアクセスして該当するユーザ局の伝搬遅延時間を算出する。
【0039】
もちろん、次のように処理することも可能である。すなわち、予め入手した各ユーザ局の緯度,経度及び高度の情報に基づいて伝搬遅延時間を計算しておき、計算の結果を各ユーザ局に対応付けてユーザ局DB21に登録しておく。これにより、問い合わせを行う際にはユーザ局DB21上の情報にアクセスして該当するユーザ局の伝搬遅延時間を直ちに入手できるので、計算は不要になる。
【0040】
ところで、各ユーザ局は問合せ信号を受信してから自局が問い合わせ内容と一致する状況か否かを判断し、一致する場合には応答信号を生成して衛星回線経由でセンタ局に向けて送出する。各ユーザ局が問合せ信号を受信してから応答信号を送信までの所要時間(処理遅延時間)は、装置の処理性能等が同一環境であれば一定時間になるが、装置の個体差を考慮すると実際には装置毎に違いが発生すると考えられる。
【0041】
そこで、この例では想定されるユーザ局毎の処理遅延時間を予め決定し、その情報をユーザ局DB21に蓄積しておく。遅延時間算出・設定部11は、ユーザ局DB21にアクセスし、各ユーザ局の処理遅延時間の情報を取得する。
上記のように、伝搬遅延時間及び処理遅延時間がユーザ局毎に異なるので、問合せ信号に対する応答信号がセンタ局で受信されるタイミングは、応答信号を送出したユーザ局毎に異なる。そこで、応答待ち時間算出部12は、遅延時間算出・設定部11が算出した時間に基づいて、多数のユーザ局からの応答信号を待ち受けるためのタイミング、すなわち応答フレーム時間を決定する。
【0042】
応答待ち時間算出部12は、遅延時間算出・設定部11で算出された各ユーザ局の伝搬遅延時間及び処理遅延時間に基づいてまず次の遅延時間A(n)を求める。
A(n)=D(n)+P(n)
D(n):n番目のユーザ局の伝搬遅延時間
P(n):n番目のユーザ局の処理遅延時間
N個のユーザ局にデータを配信する場合の応答信号の到着時間差は、(A(1)〜A(N))の最大値Amaxと(A(1)〜A(N))の最小値Aminとの差分として求めることができる。
【0043】
但し、各々の応答信号には長さがあるので、応答信号が到着してから応答信号の長さに対応する時間TCを経過するまでの間は応答信号が衛星回線上を占有することになる。つまり、全てのユーザ局からの応答信号が衛星回線上を占有する可能性のある時間の長さTBは、(Amax−Amin+TC)になる。
【0044】
1つの応答信号が衛星回線上を占有する時間TCは、センタ局の応答キャリア検出・判定部13が応答信号のキャリア有無を判定する周期と同等かそれよりも長い時間になる。また、応答信号占有時間TCは全てのユーザ局において共通である。
仮に、センタ局における判定周期よりも応答信号の占有時間TCが短いと、応答信号は送出されているのにも関わらず、応答信号はなしとセンタ局が誤判定する可能性がある。従って、センタ局における判定周期と同等の応答信号を送出可能なユーザ局であれば、応答信号の占有時間は判定周期と同等とみなせる。
【0045】
あるいは、応答信号を送出するための衛星データフレームがある一定のデータフレーム長であり、送出信号長に応じてデータフレームを複数個利用する場合には、判定周期よりも長くなるような最短のデータフレーム数を考慮した時間を応答信号の占有時間TCとみなすことができる。
以上のように、全ユーザ局に関する応答信号の到着時間差TBと全ユーザ局で共通な応答信号の占有時間TCおよび衛星位置の変動等の変動要素時間を総合することで、最適な応答信号の応答フレーム時間を決定できる。
【0046】
また、応答待ち時間算出部12は、センタ局が問合せ信号を送出してから応答信号の受信を開始するまでの待機時間TAの長さを決定する。
最も早くセンタ局に到着する応答信号を送出するユーザ局は、遅延時間A(n)が最小のユーザ局である。従って、応答待ち時間算出部12は最小の遅延時間Aminを待機時間TAの長さに決定する。
【0047】
すなわち、センタ局が問合せ信号を送出してから待機時間TAを経過した時点で応答信号の検出を開始すれば、目的外の信号を検出することもなく、しかも最も早くセンタ局に到着する応答信号から待ち受けを開始することができる。
この形態では、センタ局が問合せ信号を送出してから応答信号を検出するまでの動作タイミングは図3の通りである。また、待機時間TA及び応答待ち受け時間TBの長さを決定する処理の内容は図2に示す通りである。
【0048】
すなわち、ステップS11では各ユーザ局の伝搬遅延時間D(n)を取得し、ステップS12では各ユーザ局の処理遅延時間P(n)を取得し、ステップS13では往復の伝搬遅延時間(2・D(n))と処理遅延時間P(n)との和を各ユーザ局の遅延時間A(n)として求める。
更に、ステップS14では(A(1)〜A(N))の最小値Aminを求め、ステップS15では(A(1)〜A(N))の最大値Amaxを求め、ステップS16では前記最小値Aminを待機時間TAに定める。また、ステップS17では最大値Amaxと最小値Aminとの差分に応答信号の長さに応じた時間TCを加算し、その結果を応答待ち受け時間TBに定める。
【0049】
つまり、センタ局では問合せ信号を送信してから待機時間TAを経過した時刻tsから応答信号の待ち受けを開始し、最後の応答信号の出現する可能性のある期間が経過した直後の時刻teで待ち受け動作を終了する。
ファイルコンテンツの配信から受信結果確認までに必要な機能について説明する。ファイルコンテンツはファイルコンテンツ解析部14によってファイルDB22から取り出され、衛星回線送信部16を介してアンテナ18からからユーザ局に向けて送出される。
【0050】
また、その後ファイルコンテンツ解析部14が問合せ信号発生部15に問合せ信号送出指示を出し、問合せ信号を衛星回線送信部16を介してアンテナ18からユーザ局へ送信する。
これと同時に、問合せ信号を応答キャリア検出・判定部13に送出する。ユーザ局から応答信号が送出されると、応答キャリア検出・判定部13が応答キャリアを検出する。
【0051】
応答キャリア検出・判定部13が問合せ信号を待ち受けるタイミングは、問合せ信号を送出してから待機時間TAを経過したときに開始し、それから応答待ち受け時間TBを経過すると終了する。応答待ち受け時間TBの間に応答キャリアを検出したか否かが、応答信号を検出したか否かとして判定される。
【0052】
応答待ち受け時間TBの間に応答信号を検出した場合には、既に配信したファイルコンテンツを正しく受信できなかったユーザ局が少なくとも1つは存在することになる。その場合には、応答キャリア検出・判定部13から応答信号をファイルコンテンツ解析部14に通知する。ファイルコンテンツ解析部14は、応答信号を通知されると全てのユーザ局に対して既に配信した同じファイルコンテンツを再送する。
【0053】
(第2の実施の形態)
本発明の衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置の1つの実施の形態について、図5〜図7を参照して説明する。この形態は、請求項2及び請求項7に対応する。
図5はこの形態のセンタ局の構成を示すブロック図である。図6はこの形態の応答待ち受け時間を示すタイムチャートである。図7はこの形態の通信シーケンスを示すシーケンス図である。
【0054】
この形態においても、図8,図9に示すように、センタ局と複数ユーザ局との間を衛星を介した衛星通信回線で接続するシステムを想定している。
この形態においては、センタ局と複数ユーザ局との間で図6に示すような通信シーケンスが実行される。
すなわち、センタ局では全ユーザ局に対して複数のデータブロック(DT1,DT2,DT3)を配信した後で、各データブロックをユーザ局が正しく受信できたか否かを、データブロック毎に独立した問合せ信号により全てのユーザ局に問い合わせる。
【0055】
データブロックを正しく受信できなかったユーザ局は、該当するデータブロックに対応する問合せ信号を受信した際に、応答信号をセンタ局に対して送信し受信に失敗したことを通知する。
【0056】
センタ局では、あるデータブロックに対する問合せ信号に対して応答信号を送出したユーザ局が少なくとも1局は存在することを検出すると、該当データブロックを全ユーザ局に向けて再送する。
図7の例では、ユーザ局(1)はDT2の受信に失敗し、ユーザ局(2)はすべての受信に成功し、ユーザ局(3)はDT1及びDT2の受信に失敗した場合を想定している。
【0057】
従って、センタ局からDT1の問合せ信号が送られると、ユーザ局(3)が応答信号を送出する。他のユーザ局(1)及びユーザ局(2)は応答信号を送出しない。
また、DT2の問合せ信号が送られると、ユーザ局(1)およびユーザ局(3)が応答信号を送出する。更に、DT3の問合せ信号が送られたときにはどの局も応答信号を送出しない。
【0058】
センタ局においては、DT1の問い合わせに対する応答待ち受け時間中に応答キャリアを検出するので、応答キャリアの検出判定においてDT1の伝送に失敗したことを認識する。
また、DT2の問い合わせに対する応答待ち時間中にもキヤリアを検出するので、DT2の伝送にも失敗したことを認識する。更に、DT3の問い合わせに対する応答待ち時間中には何のキャリアも検出しないので、DT3は全ユーザ局において正しく受信されたことを認識する。
【0059】
以上の判定結果に基づき、センタ局はDT1及びDT2を再送する。
図5に示すように、この形態のセンタ局は、遅延時間算出・設定部11,応答待ち時間算出部12,応答キャリア検出・判定部13,データブロック解析部19,問合せ信号発生部15,衛星回線送信部16,アンテナ17,18,ユーザ局DB21及びファイルDB23を備えている。
【0060】
遅延時間算出・設定部11及び応答待ち時間算出部12は、第1の実施の形態と同様に、各ユーザ局における伝搬遅延時間及び処理遅延時間を取得して、応答信号の待ち受け時間を決定するのに必要なタイミングを決定する。
但し、この形態では複数の問合せ信号を連続的に繰り返し送信するので、互いに異なる問合せ信号に対応する応答信号が重なったタイミングで現れるのを防止する必要がある。また、問い合わせを短時間で完了するために、問合せ信号を送信する周期をできる限り短くする必要がある。更に、互いに異なる問合せ信号に対応する複数組の応答信号をセンタ局で分離する必要がある。
【0061】
そこでこの形態では、図6に示すように、問合せ信号の送出周期TDの長さを応答待ち受け時間(応答フレーム時間)TBと同一に定める。これにより、最短時間で複数の問い合わせを完了することができ、互いに異なる問合せ信号に対応する応答信号が重なったタイミングで現れるのを防止することができる。
センタ局が配信するファイルは、データブロック解析部19によりファイルDB23から取り出され、データブロックに分割された後、衛星回線送信部16を介してアンテナ18からユーザ局に向けて送出される。
【0062】
各データブロックに対する受信結果の問い合わせを行うため、複数の問合せ信号を衛星回線送信部16からユーザ局へ向けて送出する。この際、問合せ信号に対する応答待ち受け時間の長さは応答フレーム時間(TB)であるため、問合せ信号も応答フレーム時間と同じ周期で送出する。これにより各データブロックに対する応答待ち受けの期間を連続的に配置することができる。
【0063】
また、この際にもそれぞれのデータブロックに対する応答信号を正しく判定できる。これと同時に問合せ信号を応答キャリア検出・判定部13に送出する。ユーザ局から応答信号が送出されると、応答キャリア検出・判定部13にて応答キャリアを検出し、あるデータブロックに対する問合せ信号を受信してから応答待ちまでの待機時間TAと応答フレーム時間TBとを利用して、どのデータブロックに対する応答信号かを識別する。
【0064】
具体的には、問合せ信号発生部15から問合せ信号を受信してから応答待ちまでの待機時間経過後を、問い合わせに対する応答待ち時間の開始とみなす。またその後、応答フレーム時間経過後までを問い合わせに対する応答待ち時間に決定する。
また、2データブロック目以降については、同様に問合せ信号の受信からの時間で問い合わせに対する応答待ち時間を決定してもよいし、あるいは応答フレーム時間を問い合わせに対する応答待ち時間の周期に定めて、前のデータブロックに対する応答待ち時間から応答フレーム時間経過までを該当データブロックに対する応答待ち時間に決定してもよい。
【0065】
応答待ち時間中の検出通知であれば、該当データブロックを正しく受信できなかったユーザ局が存在すると判定し、データブロック解析部19に通知する。データブロック解析部19では、応答信号を通知すると全ユーザに対して同じデータブロックを再送する。
なお、各問い合わせに対する応答待ち受け時間については、問合せ信号の送出から応答待ち受け開始までの待機時間の経過後として定義することもできるし、2つ目以降の問い合わせであれば前の問い合わせに対する応答待ち受け時間の終了から応答フレーム時間経過までを1周期として定義することもできる。
【0066】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ユーザ局毎の伝搬遅延時間差及び処理遅延時間差をセンタ局で把握できるので、それらを利用して応答信号の待ち受け時間を必要最小限の長さに定めることができる。
また、複数の問い合わせを連続的に行う場合であっても、それぞれの問い合わせに対するユーザ局からの応答を互いに分離して確実に検出できる。このため、問合せ信号数が増加しても無駄な応答時間の増加を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のセンタ局の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態における時間の算出を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施の形態の応答待ち受け時間を示すタイムチャートである。
【図4】第1の実施の形態の通信シーケンスを示すシーケンス図である。
【図5】第2の実施の形態のセンタ局の構成を示すブロック図である。
【図6】第2の実施の形態の応答待ち受け時間を示すタイムチャートである。
【図7】第2の実施の形態の通信シーケンスを示すシーケンス図である。
【図8】応答確認システムの構成例を示すブロック図である。
【図9】応答確認システムの動作例を示すブロック図である。
【図10】応答待ち受け時間の例を示すタイムチャートである。
【図11】応答待ち受け時間の例を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
11 遅延時間算出・設定部
12 応答待ち時間算出部
13 応答キャリア検出・判定部
14 ファイルコンテンツ解析部
15 問合せ信号発生部
16 衛星回線送信部
17,18 アンテナ
19 データブロック解析部
21 ユーザ局DB
22,23 ファイルDB

Claims (7)

  1. 衛星回線を介してセンタ局から複数のユーザ局に対して問合せ信号を一斉配信し、複数ユーザ局が共有する衛星回線を用いて各ユーザ局から送出される応答の有無により応答確認を行う衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置において、
    センタ局とユーザ局との間の信号伝搬路での伝搬遅延時間に相当する第1の遅延時間を、各ユーザ局の配置位置に応じてユーザ局毎に把握する伝搬遅延時間把握手段と、
    各ユーザ局上の処理遅延に関する第2の遅延時間をユーザ局毎に把握する処理遅延時間把握手段と、
    複数ユーザ局の前記第1の遅延時間及び第2の遅延時間に基づいて、センタ局が問合せ信号を送出してから複数ユーザ局からの応答信号待ち受けを開始するまでの待機時間を決定する待機時間決定手段と、
    複数ユーザ局の前記第1の遅延時間及び第2の遅延時間に基づいて、センタ局が複数ユーザ局からの応答信号待ち受けを開始してから終了するまでの待ち受け期間の長さを決定する待ち受け期間決定手段と
    を設けたことを特徴とする衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置。
  2. 請求項1記載の衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置において、
    前記複数ユーザ局の前記第1の遅延時間及び第2の遅延時間に基づいて、繰り返し周期の長さを決定する繰り返し周期決定手段と、
    前記繰り返し周期決定手段の決定した繰り返し周期で、互いに異なる情報に対する問合せ信号を前記ユーザ局に繰り返し送信する問合せ信号送信手段と、
    前記ユーザ局から送信される互いに異なる複数組の応答信号を、前記繰り返し周期決定手段の決定した繰り返し周期に従って区分し、区分された応答信号を複数の問合せ信号にそれぞれ対応付ける応答信号区分手段と
    を更に設けたことを特徴とする衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置。
  3. 請求項1記載の衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置において、各ユーザ局の位置情報もしくは位置に対応する伝搬遅延時間の情報を蓄積するユーザ情報蓄積手段を更に設けたことを特徴とする衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置。
  4. 請求項1記載の衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置において、各ユーザ局の第2の遅延時間の情報を蓄積するユーザ情報蓄積手段を更に設けたことを特徴とする衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置。
  5. 請求項1記載の衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置において、前記待機時間決定手段は、全てのユーザ局に関する前記第1の遅延時間と第2の遅延時間との和の最小値に基づいて前記待機時間を決定することを特徴とする衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置。
  6. 請求項1記載の衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置において、前記待ち受け期間決定手段は、全てのユーザ局に関する前記第1の遅延時間と第2の遅延時間との和の最大値と最小値との差分に基づいて前記待ち受け期間の長さを決定することを特徴とする衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置。
  7. 請求項2記載の衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置において、前記繰り返し周期決定手段は、全てのユーザ局に関する前記第1の遅延時間と第2の遅延時間との和の最大値と最小値との差分に基づいて前記繰り返し周期の長さを決定することを特徴とする衛星回線を利用した応答確認システムのセンタ局装置。
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