JP3599927B2 - Handwritten input kana-kanji conversion processing device, handwritten input kana-kanji conversion processing method, recording medium - Google Patents

Handwritten input kana-kanji conversion processing device, handwritten input kana-kanji conversion processing method, recording medium Download PDF

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、手書き入力による筆跡をかな漢字変換することができる手書き入力かな漢字変換処理装置、手書き入力かな漢字変換処理方法、記録媒体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年、情報機器の入力方式として手書き入力が注目されており、手書き入力を用いた各種情報機器（パーソナルコンピュータ、携帯型情報端末、ワードプロセッサなど）の開発が進められている。
【０００３】
これらの情報機器では、一般に、手書き入力された各文字に対して文字認識を行うことにより、筆記文字列の文字認識を行うことで各文字のコードデータ（文字コード）を生成し、その文字コードを情報機器の内部に取り込んで各種データ処理を行っている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、漢字の入力の際に、直接漢字を筆記入力せず、「ひらがな」を筆記入力しておき、その「ひらがな」をかな漢字変換させたい場合がある。例えば、漢字がわからない場合や、電話をかけながら急いで文書を入力するときのように、手書き入力をメモ書きとして利用する場合等である。
【０００５】
この場合、一般的には図２１に示すように、使用者が入力ペン１０２を用いて入力したい漢字の読みを「ひらがな」でタブレット１０１に筆記入力する。すると、情報機器は、入力された「ひらがな」を文字認識して、その筆記内容を画面上に表示する（同図（ａ）参照）。使用者は、先に筆記入力した「ひらがな」の文字と、情報機器によって文字認識されて表示された「ひらがな」の文字とが同じか否かの判断を行う。続いて、使用者は、筆記入力した「ひらがな」の文字が正しく文字認識されている場合、その筆記入力した「ひらがな」の文字をかな漢字変換するため、タブレット１０１上に配置された「変換」メニュー１０３を入力ペン１０２で指示する（同図（ｂ）参照）。すると、情報機器によりかな漢字変換処理が行われ、所望の漢字が画面上に表示される（同図（ｃ）参照）。このかな漢字変換方法では、かな漢字変換を行う度に「変換」メニュー１０３を入力ペン１０２で指示する必要があり手間がかかる。
【０００６】
また、特開平１−１８７６６７号公報（Ｇ０６Ｆ １５／２０ １５／０２，Ｇ０６Ｋ ９／００）に記載の発明には、入力ペンで筆記入力した筆跡を画面上に表示させ、入力ペンで「漢字」メニューを指示すると、文字認識されるとともに、かな漢字変換処理が行われて画面上に漢字を表示する技術が開示されている。しかし、この技術も、入力ペンで「ひらがな」を入力した後に、入力ペンで「漢字」キーを指示しなければならず、前述と同様に手間を要していた。
【０００７】
さらに、特開平４−１９５６７０号公報（Ｇ０６Ｆ １５／２０，Ｇ０６Ｋ ９／６２）に記載の発明では、タブレット上にかな漢字変換を行うための入力領域と、かな漢字変換を行わない入力領域とを設けた技術が開示されている。同公報によれば、かな漢字変換を行うための入力領域に筆記入力された「ひらがな」のみを文字認識した後、かな漢字変換を行う。そして、かな漢字変換を行わない入力領域に筆記入力された「ひらがな」は、文字認識するだけでかな漢字変換を行わない。しかしながら、この技術では、筆記入力する際に、かな漢字変換をするための入力領域とかな漢字変換を行わない入力領域とに分けて筆記入力しなければならず、手書き入力をメモ書きとして利用する場合等では手間でかかる。また、特に携帯型の情報端末に同公報の発明を応用した場合には、タブレット上に設けられた筆記入力するための入力領域が小さいため、筆記入力に注意が必要で煩わしかった。
【０００８】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、下記［１］〜［３］の目的を有するものである。
［１］簡単に入力することが可能で操作性に優れた手書き入力かな漢字変換処理装置を提供することにある。
【０００９】
［２］簡単に入力することが可能で操作性に優れた手書き入力かな漢字変換処理方法を提供することにある。
［３］上記［２］に記載の手書き入力かな漢字変換処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが記録された記録媒体を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載の発明においては、手書き入力された筆記文字列の筆記方向が予め定められた方向のときに当該筆記文字列をかな漢字変換することをその要旨とする。
【００１１】
請求項２に記載の発明においては、手書き入力された筆記文字を入力するための入力手段と、入力された筆記文字列に対して文字認識を行う文字列認識手段と、筆記文字列の筆記方向を識別するための筆記方向識別手段と、文字列認識手段で認識された筆記文字列に対し、筆記方向識別手段の識別した筆記方向に基づいて、かな漢字変換を行うかな漢字変換手段と、文字列認識手段で認識された筆記文字列またはかな漢字変換手段で変換された筆記文字列のいずれか一方を表示する表示手段とを備えたことをその要旨とする。
【００１２】
請求項３に記載の発明においては、手書き入力された筆記文字を入力するための入力手段と、入力された筆記文字列に対して文字認識を行う文字列認識手段と、筆記文字列の筆記方向を識別するための筆記方向識別手段と、使用者が横書き文書か縦書き文書かを設定する文書スタイルを記憶するための第１記憶手段と、文字列認識手段で認識された筆記文字列に対し、第１記憶手段に記憶されている文書スタイルと筆記方向識別手段の識別した筆記方向とに基づいて、かな漢字変換を行うかな漢字変換手段と、文字列認識手段で認識された筆記文字列またはかな漢字変換手段で変換された筆記文字列のいずれか一方を表示する表示手段とを備えたことをその要旨とする。
【００１３】
請求項４に記載の発明においては、手書き入力された筆記文字を入力するための入力手段と、入力された筆記文字列に対して文字認識を行う文字列認識手段と、筆記文字列の筆記方向を識別するための筆記方向識別手段と、使用者が横書き文書か縦書き文書かを設定する文書スタイルを記憶するための第１記憶手段と、使用者が設定する筆記方向を記憶するための第２記憶手段と、文字列認識手段で認識された筆記文字列に対し、第１記憶手段に記憶されている文書スタイルと第２記憶手段に記憶されている筆記方向とに基づいて、かな漢字変換を行うかな漢字変換手段と、文字列認識手段で認識された筆記文字列またはかな漢字変換手段で変換された筆記文字列のいずれか一方を表示する表示手段とを備えたことをその要旨とする。
【００１４】
請求項５に記載の発明においては、手書き入力された筆記文字を入力するための入力手段と、入力された筆記文字列を文字単位に切り出し文字認識を行う文字認識手段と、筆記文字列の筆記方向を識別するための筆記方向識別手段と、文字認識手段で認識された筆記文字列に対し、筆記方向識別手段の識別した筆記方向に基づいて、かな漢字変換を行うかな漢字変換手段と、文字認識手段で認識された筆記文字列またはかな漢字変換手段で変換された筆記文字列のいずれか一方を表示する表示手段とを備えたことをその要旨とする。
【００１５】
請求項６に記載の発明においては、手書き入力された筆記文字を入力するための入力手段と、入力された筆記文字列を文字単位に切り出し文字認識を行う文字認識手段と、筆記文字列の筆記方向を識別するための筆記方向識別手段と、使用者が横書き文書か縦書き文書かを設定する文書スタイルを記憶するための第１記憶手段と、文字認識手段で認識された筆記文字列に対し、第１記憶手段に記憶されている文書スタイルと筆記方向識別手段の識別した筆記方向とに基づいて、かな漢字変換を行うかな漢字変換手段と、文字認識手段で認識された筆記文字列またはかな漢字変換手段で変換された筆記文字列のいずれか一方を表示する表示手段とを備えたことをその要旨とする。
【００１７】
請求項６に記載の発明においては、請求項１または請求項２に記載の手書き入力かな漢字変換処理装置において、前記筆記方向識別手段は、筆記文字列の縦方向の長さ及び横方向の長さに基づいて、筆記方向を識別することをその要旨とする。
【００２２】
請求項７に記載の発明においては、請求項４に記載の手書き入力かな漢字変換処理装置において、筆記方向識別手段は、筆記文字列を構成する筆記文字単位に横方向の長さ及び縦方向の長さを測定し、その測定の合計及び最大の長さに基づいて筆記方向を識別することをその要旨とする。
【００２４】
請求項８に記載の発明においては、手書き入力された筆記文字を入力するための入力処理と、入力された筆記文字列に対して文字認識を行う文字列認識処理と、筆記文字列の筆記方向を識別するための筆記方向識別処理と、文字列認識処理で認識された筆記文字列に対し、筆記方向識別処理の識別した筆記方向に基づいて、かな漢字変換処理を実行するか否かを判定して、かな漢字変換処理を行うかな漢字変換処理と、文字列認識処理で認識された筆記文字列またはかな漢字変換処理で変換された筆記文字列のいずれか一方を表示する表示処理とを備えたことをその要旨とする。
【００２５】
請求項９に記載の発明においては、手書き入力された筆記文字を入力するための入力処理と、入力された筆記文字列に対して文字認識を行う文字列認識処理と、筆記文字列の筆記方向を識別するための筆記方向識別処理と、使用者が横書き文書か縦書き文書かを設定する文書スタイルを記憶するための第１記憶処理と、文字列認識処理で認識された筆記文字列に対し、第１記憶処理に記憶されている文書スタイルと筆記方向識別処理の識別した筆記方向とに基づいて、かな漢字変換処理を実行するか否かを判定して、かな漢字変換処理を行うかな漢字変換処理と、文字列認識処理で認識された筆記文字列またはかな漢字変換処理で変換された筆記文字列のいずれか一方を表示する表示処理とを備えたことをその要旨とする。
【００２６】
請求項１０に記載の発明においては、手書き入力された筆記文字を入力するための入力処理と、入力された筆記文字列に対して文字認識を行う文字列認識処理と、筆記文字列の筆記方向を識別するための筆記方向識別処理と、使用者が横書き文書か縦書き文書かを設定する文書スタイルを記憶するための第１記憶処理と、使用者が設定する筆記方向を記憶するための第２記憶処理と、文字列認識処理で認識された筆記文字列に対し、第１記憶処理に記憶されている文書スタイルと第２記憶処理に記憶されている筆記方向とに基づいて、かな漢字変換処理を実行するか否かを判定して、かな漢字変換処理を行うかな漢字変換処理と、文字列認識処理で認識された筆記文字列またはかな漢字変換処理で変換された筆記文字列のいずれか一方を表示する表示処理とを備えたことをその要旨とする。
【００２７】
請求項１１に記載の発明においては、手書き入力された筆記文字を入力するための入力処理と、入力された筆記文字列を文字単位に切り出し文字認識を行う文字認識処理と、筆記文字列の筆記方向を識別するための筆記方向識別処理と、文字認識処理で認識された筆記文字列に対し、筆記方向識別処理の識別した筆記方向に基づいて、かな漢字変換処理を実行するか否かを判定して、かな漢字変換処理を行うかな漢字変換処理と、文字認識処理で認識された筆記文字列またはかな漢字変換処理で変換された筆記文字列のいずれか一方を表示する表示処理とを備えたことをその要旨とする。
【００２８】
請求項１２に記載の発明においては、手書き入力された筆記文字を入力するための入力処理と、入力された筆記文字列を文字単位に切り出し文字認識を行う文字認識処理と、筆記文字列の筆記方向を識別するための筆記方向識別処理と、使用者が横書き文書か縦書き文書かを設定する文書スタイルを記憶するための第１記憶処理と、文字認識処理で認識された筆記文字列に対し、第１記憶処理に記憶されている文書スタイルと筆記方向識別処理の識別した筆記方向とに基づいて、かな漢字変換処理を実行するか否かを判定して、かな漢字変換処理を行うかな漢字変換処理と、文字認識処理で認識された筆記文字列またはかな漢字変換処理で変換された筆記文字列のいずれか一方を表示する表示処理とを備えたことをその要旨とする。
【００３０】
請求項１３に記載の発明においては、請求項８または請求項９に記載の手書き入力かな漢字変換処理方法において、前記筆記方向識別処理は、筆記文字列の縦方向の長さ及び横方向の長さに基づいて、筆記方向を識別することをその要旨とする。
【００３５】
請求項１４に記載の発明においては、請求項１１に記載の手書き入力かな漢字変換処理方法において、筆記方向識別処理は、筆記文字列を構成する筆記文字単位に横方向の長さ及び縦方向の長さを測定し、その測定の合計及び最大の長さに基づいて筆記方向を識別することをその要旨とする。
【００４９】
なお、以下に述べる発明の実施の形態において、特許請求の範囲及び課題を解決するための手段に記載の入力手段及び表示手段は入力表示装置２から構成され、文字列認識手段は文字列認識部４から構成され、筆記方向認識手段は筆記方向認識部５から構成され、かな漢字変換手段はかな漢字変換部６から構成され、第１記憶手段はメモリ９から構成され、第２記憶手段はメモリ１０から構成され、文字認識手段は文字認識部５０から構成されている。
【００５０】
【発明の実施の形態】
（第１の実施形態）
以下、本発明を具体化した第１の実施形態について、図面を用いて説明する。
【００５１】
この第１の実施形態は、文書が横書き（以下、「横書き文書」という）の場合において、筆記方向が縦書きの場合（以下、「縦書き入力」という）はかな漢字変換を行い、筆記方向が横書きの場合（以下、「横書き入力」という）はかな漢字変換を行わないように予め設定が固定されている。なお、この第１の実施形態では、一度に筆記入力可能なのは、単語または助詞であって、文節を筆記入力することはできない。そして、単語単位または助詞単位で筆記入力することにより、所望の文書を作成するようになっている。
【００５２】
図１に示すように、本実施形態の手書き入力かな漢字変換処理装置１は、入力表示装置２、主制御部３、文字列認識部４、筆記方向識別部５、かな漢字変換部６、メモリ７、記録媒体８から構成されている。
【００５３】
入力表示装置２は、タブレット一体型ＬＣＤ（Ｌｉｑｕｉｄ Ｃｒｙｓｔａｌ Ｄｉｓｐｌａｙ）から成り、入力装置としてのタブレット２ａおよび入力ペン２ｂと、表示装置としてのＬＣＤ２ｃとから構成されている。
【００５４】
タブレット２ａとＬＣＤ２ｃとは積層一体化されており、タブレット２ａの入力画面上の座標と、ＬＣＤ２ｃの表示画面上の座標とは１対１で対応している。なお、タブレット２ａには種々の方式（抵抗感圧方式、電磁誘導方式、静電結合方式、圧電効果方式、ホログラム方式など）があるが、いずれの方式を採用してもよい。
【００５５】
タブレット２ａを用いて手書き入力を行うには、入力ペン２ｂを用いて、タブレット２ａの入力画面上の入力領域Ａに文字を筆記する。そのタブレット２ａを介して手書き入力された文字は、ＬＣＤ２ｃの表示画面上に表示される。
【００５６】
主制御部３は、マイクロコンピュータから構成され、手書き入力かな漢字変換処理装置１の各部２，４〜８を制御する。
文字列認識部４は、入力ペン２ｂでタブレット２ａに筆記入力された筆跡を座標データとして読み込み、その座標データから成る各文字に対して文字認識を行うことにより、筆記文字列の文字認識を行う。そして、文字列認識部４は、認識された筆記文字列を切出し、筆記文字列の縦方向の長さ及び横方向の長さを測定する。なお、文字を切出す技術については、「運筆データからの字の切出し」（電子情報通信学会論文誌 Ｄ−２ Ｖｏｌ．７３，Ｎｏ．１０，Ｐ．１７９６−１７９８，１９９０）や、特開平７−１８２４４９号公報（Ｇ０６Ｋ ９／３２，９／３４，９／４２，９／６２）などに詳述されている。
【００５７】
筆記方向識別部５は、タブレット２ａを介して手書き入力された筆記文字列に対して、「横書き入力」「縦書き入力」「１文字」のいずれであるかを識別する。
【００５８】
かな漢字変換部６は、前記筆記方向識別部５で識別された筆記方向に基づいて、かな漢字変換を行うことに決定した筆記文字列をかな漢字変換する。
メモリ７は、手書き入力かな漢字変換処理装置１で作成された文書内容を記憶する。
【００５９】
記憶媒体８には、手書き入力かな漢字変換処理装置１の制御を行うためのプログラムが記憶されている。
次に、手書き入力かな漢字変換処理装置１で行われる処理について、図面を用いて説明する。
【００６０】
まず、文字列認識部４で行われる処理（筆記文字列を文字認識し、認識された筆記文字列の縦方向の長さ及び横方向の長さを測定する処理）及び筆記方向識別部５で行われる処理（「横書き入力」「縦書き入力」「１文字」のいずれであるかを識別する処理）について、図２に示す説明図及び図３に示すフローチャートを用いて説明する。なお、以下の処理は、主制御部３が記憶媒体８に記憶されているプログラムに基づいて行っている。
【００６１】
図２（ａ）に示すように、入力ペン２ｂでタブレット２ａに、例えば、「横書き入力」で「かいぎ」と入力した筆記文字列において、図２（ｂ）に示すように、筆記文字列の縦方向の長さを「ＹＬ」、筆記文字列の横方向の長さを「ＸＬ」とする。
【００６２】
図３に示すように、Ｓ１において、文字列認識部４は、図２（ｂ）に示す筆記文字列「かいぎ」の例において、筆記入力された筆跡を座標データとして読み込み、その座標データから成る各文字に対して文字認識を行うことにより、筆記文字列の文字認識を行う。そして、文字列認識部４は、認識された筆記文字列を切出し、筆記文字列の縦方向の長さ及び横方向の長さを測定する。続いて、文字列認識部４は、筆記文字列の縦方向の長さ及び横方向の長さの測定結果を筆記方向識別部５に転送する。そして、Ｓ２に移行する。
【００６３】
Ｓ２において、筆記方向識別部５は、筆記文字列に対して、横方向の文字長さＸＬに対する縦方向の文字長さＹＬの比Ｒ（＝ＹＬ／ＸＬ）を算出する。そして、Ｓ３に移行する。
【００６４】
Ｓ３において、筆記方向識別部５は、比Ｒが２を超えているか否かを判断する。そして、Ｓ４に移行する。
Ｓ４において、筆記方向識別部５は、比Ｒが２を超えている場合は、筆記方向が縦書きであると判断する。そして、Ｓ５に移行する。
【００６５】
Ｓ５において、筆記方向識別部５は、比Ｒが２を超えていない場合は、比Ｒが１／２以上、かつ２以下であるか否かを判断する。そして、Ｓ６に移行する。
Ｓ６において、筆記方向識別部５は、比Ｒが１／２以上、かつ２以下である場合は、筆記文字列が「１文字」であると判断する。そして、Ｓ７に移行する。
【００６６】
Ｓ７において、筆記方向識別部５は、比Ｒが１／２未満の場合は、「横書き入力」であると判断する。なお、この図２（ａ）に示す筆記文字列「かいぎ」の例では、比Ｒが１／２未満であるので、筆記方向識別部５は、「横書き入力」であると判断する。
【００６７】
次に、第１の実施形態における手書き入力かな漢字変換処理装置１の動作について、図４（ａ），（ｂ）に示す説明図及び図５に示すフローチャートを用いて説明する。なお、以下の処理は、主制御部３が記憶媒体８に記憶されているプログラムに基づいて、手書き入力かな漢字変換処理装置１全体の制御を行っている。また、この第１の実施形態において、手書き入力かな漢字変換処理装置１によって作成される文書は、「横書き文書」に固定されているものである。さらに、［１−１］かな漢字変換を行う場合と、［１−２］かな漢字変換を行わない場合とに分けて説明を行う。
【００６８】
［１−１］かな漢字変換を行う場合
まず、かな漢字変換を行う場合について、図４（ａ）に示す説明図及び図５に示すフローチャートを用いて説明する。
【００６９】
図４（ａ）に示すように、使用者が手書き入力かな漢字変換処理装置１を動作させると、ＬＣＤ２ｃの表示画面上に、行毎の罫線が表示される。
図５に示すように、Ｓ１１において、使用者が入力ペン２ｂを用いてタブレット２ａの入力画面上の入力領域Ａにおいて、任意の箇所に「縦書き入力」で、例えば「かいぎ」と手書き入力して、一定時間経過すると、文字列認識部４は、前記図３に示すフローチャートの処理に基づいて、手書き入力が一旦終了したと判断し、入力された筆記文字列の座標データを読み込む。また、主制御部３は、そのタブレット２ａを介して手書き入力された筆記文字列を、ＬＣＤ２ｃの表示画面上にそのまま表示させる。そして、Ｓ１２に移行する。
【００７０】
Ｓ１２において、文字列認識部４は、読み込んだ座標データを文字認識する。そして、文字列認識部４は、文字認識した筆記文字列（以下、認識文字列という）を主制御部３に転送する。そして、Ｓ１３に移行する。
【００７１】
Ｓ１３において、主制御部３は、認識文字列を筆記方向識別部５に転送する。すると、筆記方向識別部５は、前記図３に示すフローチャートの処理に基づいて、「縦書き入力」「横書き入力」「１文字」のいずれであるかを認識して、その情報を主制御部３に転送する。この図４（ａ）に示す例では、「縦書き入力」という情報を主制御部３に転送する。そして、Ｓ１４に移行する。
【００７２】
Ｓ１４において、主制御部３は、筆記方向識別部５から転送されてきた情報が「縦書き入力」か否かを判断する。この図４（ａ）に示す例では、転送されてきた情報が「縦書き入力」であるため、主制御部３は、かな漢字変換を行うと判断して、認識文字列をかな漢字変換部６に転送する。そして、Ｓ１５に移行する。
【００７３】
Ｓ１５において、かな漢字変換部６は、転送されてきた認識文字列をかな漢字変換するとともに、かな漢字変換後の文字列を主制御部３に転送する。そして、Ｓ１６に移行する。
【００７４】
Ｓ１６において、主制御部３は、転送されてきたかな漢字変換後の文字列をＬＣＤ２ｃの表示画面上に表示させる。ただし、カーソルＣで指定された行及び位置に表示されるかな漢字変換後の文字列の大きさは、行の罫線間隔に対応した大きさで表示される。また、カーソルＣで指定された行及び位置にかな漢字変換後の文字列が表示された後に、手書き入力された筆記文字列の筆跡が消去される。
【００７５】
［１−２］かな漢字変換を行わない場合
次に、かな漢字変換を行わない場合について、図４（ｂ）に示す説明図及び図５に示すフローチャートを用いて説明する。
【００７６】
図４（ｂ）に示すように、使用者が手書き入力かな漢字変換処理装置１を動作させると、ＬＣＤ２ｃの表示画面上に、行毎の罫線が表示される。
図５に示すように、Ｓ１１において、使用者が入力ペン２ｂを用いてタブレット２ａの入力画面上の入力領域Ａにおいて、任意の箇所に「横書き入力」で、例えば「かいぎ」と手書き入力して、一定時間経過すると、文字列認識部４は、前記図３に示すフローチャートの処理に基づいて、手書き入力が一旦終了したと判断し、入力された筆記文字列の座標データを読み込む。また、主制御部３は、そのタブレット２ａを介して手書き入力された筆記文字列を、ＬＣＤ２ｃの表示画面上にそのまま表示させる。そして、Ｓ１２に移行する。
【００７７】
Ｓ１２において、文字列認識部４は、読み込んだ座標データを文字認識する。そして、文字列認識部４は、文字認識した筆記文字列（認識文字列）を主制御部３に転送する。そして、Ｓ１３に移行する。
【００７８】
Ｓ１３において、主制御部３は、認識文字列を筆記方向識別部５に転送する。すると、筆記方向識別部５は、前記図３に示すフローチャートの処理に基づいて、「縦書き入力」「横書き入力」「１文字」のいずれかであるかを認識して、その情報を主制御部３に転送する。この図４（ｂ）に示す例では、「横書き入力」という情報を主制御部３に転送する。そして、Ｓ１４に移行する。
【００７９】
Ｓ１４において、主制御部３は、筆記方向識別部５から転送されてきた情報が「縦書き入力」か否かを判断する。この図４（ｂ）に示す例では、転送されてきた情報が「横書き入力」であるため、主制御部３は、かな漢字変換を行わないと判断する。そして、Ｓ１６に移行する。
【００８０】
Ｓ１６において、主制御部３は、認識文字列をＬＣＤ２ｃの表示画面上に表示させる。ただし、カーソルＣで指定された行及び位置に表示される認識文字列の大きさは、行の罫線間隔に対応した大きさで表示される。また、カーソルＣで指定された行及び位置に認識文字列が表示された後に、手書き入力された筆記文字列の筆跡が消去される。
【００８１】
そして、使用者が、［１−１］かな漢字変換を行う場合及び［１−２］かな漢字変換を行わない場合の組み合わせを用いて、所望の単語または助詞を筆記入力することにより、所望の文書が作成される。文書の作成が終了すると、主制御部３は、使用者の入力ペン２ｂの指示によりメモリ７にその文書内容を転送する。すると、メモリ７は、その文書内容を記憶する。
【００８２】
以上、詳述したように第１の実施形態においては、次のような作用・効果を得ることができる。
〔１〕使用者が、かな漢字変換を行いたい場合は、入力ペン２ｂを用いて、タブレット２ａの入力画面上の入力領域Ａに対して、「縦書き入力」で「ひらがな」を入力し、かな漢字変換を行わない場合は、「横書き入力」または「１文字」のみで「ひらがな」を入力する。すると、ＬＣＤ２ｃの表示画面上に、かな漢字変換された文字列又はかな漢字変換されない文字列（認識文字列）が表示される。このように、単に筆記方向を変えるだけで、自由にかな漢字変換を行うことができる。従って、かな漢字変換に手間がかかることはなく、簡単に手書き入力することができる。
【００８３】
〔２〕手書き入力した筆記文字列をかな漢字変換を行うときに、特開平１−１８７６６７号公報に記載の発明のように、使用者が入力ペンを用いて「漢字」キーを操作する必要がない。このため、筆記入力の際に手間がかからない。
【００８４】
〔３〕タブレット２ａを用いて手書き入力を行うには、入力ペン２ｂを用いてタブレット２ａの入力画面上の入力領域Ａにおける任意の箇所に文字を筆記すれば良い。つまり、タブレット２ａの入力画面上の入力領域Ａのどの位置に文字を筆記しても、上記〔１〕のように、かな漢字変換を自由に行うことができる。
【００８５】
従って、電話をかけながら急いで文書を入力するときのように手書き入力をメモ書きとして利用する場合であっても、タブレット２ａの入力画面上の入力領域Ａに対して、手間をかけずに簡単に筆記入力することができる。
【００８６】
そのため、特に携帯型の情報端末に第１の実施形態を適用した場合、タブレット２ａの入力画面上の入力領域Ａが小さいときでも、筆記入力に特別な注意が必要ではなく、簡単に手書き入力することができる。
【００８７】
〔４〕手書き入力した筆記文字列をかな漢字変換するときに、特開平１−１８７６６７号公報に記載の発明のように、筆記入力する際、かな漢字変換をするための入力領域と、かな漢字変換しない入力領域とに分けて筆記入力する必要がない。このため、筆記入力の際に手間がかからない。
【００８８】
（第２の実施形態）
次に、本発明を具体化した第２の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、この第２の実施形態において、前記第１の実施形態と同様の部材については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。従って、以下には第１の実施形態と異なった点を中心に説明する。また、この第２の実施形態は、文書が縦書き（以下、「縦書き文書」という）の場合において、「横書き入力」の場合はかな漢字変換を行い、「縦書き入力」の場合はかな漢字変換を行わないように予め設定が固定されている。なお、この第２の実施形態では、前記第１の実施形態と同様に、一度に筆記入力可能なのは、単語または助詞であって、文節を筆記入力することはできない。そして、単語単位または助詞単位で筆記入力することにより、所望の文書を作成するようになっている。
【００８９】
この第２の実施形態における手書き入力かな漢字変換処理装置１の動作について、図６（ａ），（ｂ）に示す説明図及び図７に示すフローチャートを用いて説明する。なお、以下の処理は、前記第１の実施形態と同様に、主制御部３が記憶媒体８に記憶されているプログラムに基づいて行っている。また、前記第１の実施形態と同様に、［２−１］かな漢字変換を行う場合と、［２−２］かな漢字変換を行わない場合とに分けて説明を行う。
【００９０】
［２−１］かな漢字変換を行う場合
まず、かな漢字変換を行う場合について、図６（ａ）に示す説明図及び図７に示すフローチャートを用いて説明する。
【００９１】
図６（ａ）に示すように、使用者が手書き入力かな漢字変換処理装置１を動作させると、ＬＣＤ２ｃの表示画面上に、列毎の罫線が表示される。
図７に示すように、Ｓ２１においては、前記［１−１］かな漢字変換を行う場合（図５のＳ１１）と同様な処理を行う。そして、Ｓ２２に移行する。
【００９２】
Ｓ２２及びＳ２３においては、前記［１−１］かな漢字変換を行う場合（図５のＳ１２，Ｓ１３）と同様な処理を行う。そして、Ｓ２４に移行する。
Ｓ２４において、主制御部３は、筆記方向識別部５から転送されてきた情報が「横書き入力」か否かを判断する。この図６（ａ）に示す例では、主制御部３は、転送されてきた情報が「横書き入力」であるので、かな漢字変換を行うと判断して、認識文字列をかな漢字変換部６に転送する。そして、Ｓ２５に移行する。
【００９３】
Ｓ２５においては、前記［１−１］かな漢字変換を行う場合（図５のＳ１５）と同様な処理を行う。そして、Ｓ２６に移行する。
Ｓ２６においては、前記［１−１］かな漢字変換を行う場合（図５のＳ１６）と同様な処理を行う。
【００９４】
［２−２］かな漢字変換を行わない場合
次に、かな漢字変換を行わない場合について、図６（ｂ）に示す説明図及び図７に示すフローチャートを用いて説明する。
【００９５】
図６（ｂ）に示すように、使用者が手書き入力かな漢字変換処理装置１を動作させると、ＬＣＤ２ｃの表示画面上に、列毎の罫線が表示される。
Ｓ２１においては、前記［１−２］かな漢字変換を行わない場合（図５のＳ１１）と同様な処理を行う。そして、Ｓ２２に移行する。
【００９６】
Ｓ２２及びＳ２３においては、前記［１−２］かな漢字変換を行わない場合（図５のＳ１２，Ｓ１３）と同様な処理を行う。そして、Ｓ２４に移行する。
Ｓ２４において、主制御部３は、筆記方向識別部５から転送されてきた情報が「横書き入力」か否かを判断する。この図６（ｂ）に示す例では、主制御部３は、「縦書き入力」であるため、かな漢字変換を行わないと判断して、Ｓ２６に移行する。
【００９７】
Ｓ２６においては、前記［１−２］かな漢字変換を行わない場合（図５のＳ１６）と同様な処理を行う。
そして、使用者が、［２−１］かな漢字変換を行う場合及び［２−２］かな漢字変換を行わない場合の組み合わせを用いて、所望の単語または助詞を筆記入力することにより、所望の文書が作成される。文書の作成が終了すると、主制御部３は、使用者の入力ペン２ｂの指示によりメモリ７にその文書内容を転送する。すると、メモリ７は、その文書内容を記憶する。
【００９８】
以上、詳述したように第２の実施形態においては、次のような作用・効果を得ることができる。
〔１〕使用者が、かな漢字変換を行いたい場合は、入力ペン２ｂを用いて、タブレット２ａ上の入力領域Ａに対して、「横書き入力」で「ひらがな」を入力し、かな漢字変換を行わない場合は、「縦書き入力」または「１文字」のみで「ひらがな」を入力する。従って、前記第１の実施形態の〔１〕と同様な効果を得ることができる。
【００９９】
〔２〕前記第１の実施形態の〔２〕〜〔４〕に記載の作用・効果と同様な作用・効果を得ることができる。
（第３の実施形態）
次に、本発明を具体化した第３の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、この第３の実施形態において、前記第１の実施形態と同様の部材については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。従って、以下には第１の実施形態と異なった点を中心に説明する。
【０１００】
この第３の実施形態においては、図８に示すように、図１に示した第１の実施形態のブロック構成図において、メモリ９を追加した構成となっている。
メモリ９は、使用者が任意に設定することができる文書スタイル（「横書き文書」或いは「縦書き文書」）の情報を記憶する。
【０１０１】
また、図９（ａ），（ｂ）及び図１０（ａ），（ｂ）に示すように、タブレット２ａの入力画面上のメニュー領域Ｂには、文書スタイルを設定するメニュー（「横書き文書」，「縦書き文書」）の各選択設定スイッチが配置されている。
【０１０２】
次に、この第３の実施形態における手書き入力かな漢字変換処理装置１の動作について、図９及び図１０に示す説明図と、図１１に示すフローチャートとを用いて説明する。なお、以下の処理は、前記第１の実施形態と同様に、主制御部３が記憶媒体８に記憶されているプログラムに基づいて行っている。また、この第３の実施形態では、［３−１−１］「横書き文書」でかな漢字変換を行う場合、［３−１−２］「横書き文書」でかな漢字変換を行わない場合、［３−２−１］「縦書き文書」でかな漢字変換を行う場合、［３−２−２］「縦書き文書」でかな漢字変換を行わない場合に分けて説明を行う。
【０１０３】
［３−１−１］「横書き文書」でかな漢字変換を行う場合
まず、「横書き文書」に設定でかな漢字変換を行う場合について、図９（ａ）に示す説明図及び図１１に示すフローチャートを用いて説明する。
【０１０４】
使用者が手書き入力かな漢字変換処理装置１を動作させると、ＬＣＤ２ｃの表示画面上には、例えば「文書スタイルを選択して下さい。」（図示略）とメッセージが表示される。
【０１０５】
図１１に示すように、Ｓ３１において、使用者は、入力ペン２ｂを用いて、メニュー領域Ｂから所望の文書スタイル（「横書き文書」或いは「縦書き文書」）を選択する。図９（ａ）に示すように、入力ペン２ｂで「横書き文書」を選択すると、主制御部３は、「横書き文書」という情報をメモリ９に転送する。メモリ９は、「横書き文書」という情報が転送されてくると、その「横書き文書」という情報を記憶する。次に、主制御部３は、ＬＣＤ２ｃの表示画面上から前記メッセージの表示を消去する。続いて、主制御部３は、選択された「横書き文書」に対応すべく、ＬＣＤ２ｃの表示画面上に、行毎の罫線を表示させる。そして、Ｓ３２に移行する。
【０１０６】
Ｓ３２〜Ｓ３４において、前記［１−１］かな漢字変換を行う場合（図５のＳ１１〜Ｓ１３）と同様な処理を行う。そして、Ｓ３５に移行する。
Ｓ３５において、主制御部３は、前記Ｓ３１でメモリ９に設定された文書スタイルが「横書き文書」であるか否かを判断する。この図９（ａ）の例では、文書スタイルが「横書き文書」であるため、Ｓ３６に移行する。
【０１０７】
Ｓ３６において、主制御部３は、文書スタイルが「横書き文書」である場合に、「縦書き入力」であるか否かを判断する。「縦書き入力」である場合は、かな漢字変換を行うと判断して、認識文字列をかな漢字変換部６に転送する。この図９（ａ）の例では、「縦書き入力」であるため、かな漢字変換を行うと判断して、認識文字列をかな漢字変換部６に転送する。そして、Ｓ３７に移行する。
【０１０８】
Ｓ３７において、かな漢字変換部６は、その認識文字列をかな漢字変換するとともに、その結果を主制御部３に転送する。そして、Ｓ３８に移行する。
Ｓ３８において、主制御部３は、前記［１−１］かな漢字変換を行う場合（図５のＳ１６）と同様な処理を行う。
【０１０９】
［３−１−２］「横書き文書」でかな漢字変換を行わない場合
次に、「横書き文書」でかな漢字変換を行わない場合について、図９（ｂ）に示す説明図及び図１１に示すフローチャートを用いて説明する。
【０１１０】
使用者が手書き入力かな漢字変換処理装置１を動作させると、ＬＣＤ２ｃの表示画面上には、例えば「文書スタイルを選択して下さい。」（図示略）とメッセージが表示される。
【０１１１】
図１１に示すように、Ｓ３１において、使用者が前記［３−１−１］「横書き文書」でかな漢字変換を行う場合と同様な処理を行う。そして、Ｓ３２に移行する。
【０１１２】
Ｓ３２〜Ｓ３５において、主制御部３は、前記［１−２］かな漢字変換を行わない場合（図５のＳ１１〜Ｓ１３）と同様な処理を行う。そして、Ｓ３６に移行する。
【０１１３】
Ｓ３６において、主制御部３は、文書スタイルが「横書き文書」である場合に、「縦書き入力」であるか否かを判断する。この図９（ｂ）の例では、「横書き入力」であるため、かな漢字変換を行わないと判断する。そして、Ｓ３８に移行する。
【０１１４】
Ｓ３８において、前記前記［１−２］かな漢字変換を行わない場合（図５のＳ１６）と同様な処理を行う。
［３−２−１］「縦書き文書」でかな漢字変換を行う場合
次に、「横書き文書」でかな漢字変換を行う場合について、図１０（ａ）に示す説明図及び図１１に示すフローチャートを用いて説明する。
【０１１５】
使用者が手書き入力かな漢字変換処理装置１を動作させると、ＬＣＤ２ｃの表示画面上には、例えば「文書スタイルを選択して下さい。」（図示略）とメッセージが表示される。
【０１１６】
図１１に示すように、Ｓ３１において、使用者は、入力ペン２ｂを用いて、メニュー領域Ｂから所望の文書スタイル（「横書き文書」或いは「縦書き文書」）を選択する。図１０（ａ）に示すように、入力ペン２ｂで「縦書き文書」を選択すると、主制御部３は、「縦書き文書」という情報をメモリ９に転送する。メモリ９は、主制御部３から「縦書き文書」という情報が転送されてくると、その「縦書き文書」という情報を記憶する。次に、主制御部３は、ＬＣＤ２ｃの表示画面上から前記メッセージの表示を消去する。続いて、主制御部３は、選択された「縦書き文書」に対応すべく、ＬＣＤ２ｃの表示画面上に、列毎の罫線を表示させる。
【０１１７】
Ｓ３２〜Ｓ３４において、前記［１−１］かな漢字変換を行う場合（図５のＳ１１〜Ｓ１３）と同様な処理を行う。そして、Ｓ３５に移行する。
Ｓ３５において、主制御部３は、前記Ｓ３１でメモリ９に設定された文書スタイルが「横書き文書」であるか否かを判断する。この図１０（ａ）の例では、文書スタイルが「縦書き文書」であるため、Ｓ３９に移行する。
【０１１８】
Ｓ３９において、主制御部３は、文書スタイルが「縦書き文書」である場合に、「横書き入力」であるか否かを判断する。「横書き入力」である場合は、かな漢字変換を行うと判断して、認識文字列をかな漢字変換部６に転送する。この図１０（ａ）の例では、「横書き入力」であるため、かな漢字変換を行うと判断して、認識文字列をかな漢字変換部６に転送する。そして、Ｓ３７に移行する。
【０１１９】
Ｓ３７において、かな漢字変換部６は、その認識文字列をかな漢字変換するとともに、その結果を主制御部３に転送する。そして、Ｓ３８に移行する。
Ｓ３８では、主制御部３は、前記［１−１］かな漢字変換を行う場合（図５のＳ１６）と同様な処理を行う。
【０１２０】
［３−２−２］「縦書き文書」でかな漢字変換を行わない場合
次に、「縦書き文書」でかな漢字変換を行わない場合について、図１０（ｂ）に示す説明図及び図１１に示すフローチャートを用いて説明する。
【０１２１】
使用者が手書き入力かな漢字変換処理装置１を動作させると、ＬＣＤ２ｃの表示画面上には、例えば「文書スタイルを選択して下さい。」（図示略）とメッセージが表示される。
【０１２２】
図１１に示すように、Ｓ３１において、使用者が前記［３−２−１］「縦書き文書」でかな漢字変換を行う場合と同様な処理を行う。そして、Ｓ３２に移行する。
【０１２３】
Ｓ３２〜Ｓ３４において、前記［１−１］かな漢字変換を行う場合（図５のＳ１１〜Ｓ１３）と同様な処理を行う。そして、Ｓ３５に移行する。
Ｓ３５において、主制御部３は、前記Ｓ３１で設定された文書スタイルが「横書き文書」であるか否かを判断する。この図１０（ｂ）の例では、文書スタイルが「縦書き文書」であるため、Ｓ３９に移行する。
【０１２４】
Ｓ３９において、主制御部３は、文書スタイルが「縦書き文書」である場合に、「横書き入力」であるか否かを判断する。この図１０（ｂ）の例では、「縦書き入力」であるため、かな漢字変換を行わないと判断して、Ｓ３８に移行する。
【０１２５】
Ｓ３８において、前記前記［１−２］かな漢字変換を行わない場合（図５のＳ１６）と同様な処理を行う。
以上、詳述したように第３の実施形態においては、上記第１の実施形態及び第２の実施形態の作用・効果に加えて、次のような作用・効果を得ることができる。
【０１２６】
〔１〕使用者が、入力ペン２ｂを用いて所望の文書スタイル（「横書き文書」、「縦書き文書」）をメニュー領域Ｂより選択する。すると、ＬＣＤ２ｃの表示画面上には、メニュー領域Ｂで選択した文書スタイルに応じた罫線が表示される。そして、図９（ａ）及び（ｂ）に示すように、文書スタイルが「横書き文書」でかな漢字変換を行う場合は「縦書き入力」で入力し、かな漢字変換を行わない場合は「横書き入力」または「１文字」のみで「ひらがな」を入力する。すると、その入力した筆記文字列に対して所望の処理が行われてＬＣＤ２ｃの表示画面上に表示される。
【０１２７】
また、図１０（ａ）及び（ｂ）に示すように、文書スタイルが「縦書き文書」でかな漢字変換を行う場合は「横書き入力」で入力し、かな漢字変換を行わない場合は「縦書き入力」または「１文字」のみで「ひらがな」を入力する。すると、その入力した筆記文字列に対して所望の処理が行われてＬＣＤ２ｃの表示画面上に表示される。
【０１２８】
〔２〕上記〔１〕より、使用者の使用目的や好みに応じて、文書スタイルをメニュー領域Ｂで設定して筆記入力することができ、しかも筆記方向（「横書き入力」或いは「縦書き入力」）に応じて、所望のかな漢字変換処理を行わせることができる。
【０１２９】
（第４の実施形態）
次に、本発明を具体化した第４の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、この第４の実施形態において、前記第３の実施形態と同様の部材については同一の符号を付して説明を省略する。従って、以下には第３の実施形態と異なった点を中心に説明する。
【０１３０】
この第４の実施形態においては、図１２に示すように、図８に示した第３の実施形態のブロック構成図において、筆記方向認識部５を削除し、その代わりにメモリ１０を追加した構成となっている。
【０１３１】
メモリ１０は、使用者が任意に設定することができる筆記方向（「横書き入力」或いは「縦書き入力」）の情報を記憶する。
また、図１３（ａ），（ｂ）及び図１４（ａ），（ｂ）に示すように、タブレット２ａの入力画面上のメニュー領域Ｂには、第３の実施形態における文書スタイルを設定するメニュー（「横書き文書」，「縦書き文書」）に加えて、筆記方向を設定するメニュー（「横書き入力」，「縦書き入力」）の各選択設定スイッチが配置されている。
【０１３２】
次に、この第４の実施形態のおける手書き入力かな漢字変換処理装置１の動作について、図１３（ａ），（ｂ）及び図１４（ａ），（ｂ）に示す説明図と、図１５に示すフローチャートとを用いて説明する。なお、以下の処理は、前記第１の実施形態と同様に、主制御部３が記憶媒体８に記憶されているプログラムに基づいて行っている。また、この第４の実施形態では、［４−１−１］「横書き文書」，「横書き入力」でかな漢字変換を行う場合、［４−１−２］「横書き文書」，「縦書き入力」でかな漢字変換を行う場合、［４−２−１］「縦書き文書」，「横書き入力」でかな漢字変換を行う場合及び［４−２−２］「縦書き文書」，「縦書き入力」でかな漢字変換を行う場合に分けて説明を行う。
【０１３３】
［４−１−１］「横書き文書」，「横書き入力」に設定でかな漢字変換を行う場合
まず、「横書き文書」，「横書き入力」でかな漢字変換を行う場合について、図１３（ａ）に示す説明図及び図１５に示すフローチャートを用いて説明する。
【０１３４】
使用者が手書き入力かな漢字変換処理装置１を動作させると、ＬＣＤ２ｃの表示画面上には、例えば「文書スタイル、筆記方向を選択して下さい。」（図示略）とメッセージが表示される。
【０１３５】
図１５に示すように、Ｓ４１において、使用者は、入力ペン２ｂを用いて、メニュー領域Ｂから所望の文書スタイル（「横書き文書」或いは「縦書き文書」）及び筆記方向（「横書き入力」或いは「縦書き入力」）を選択する。
【０１３６】
図１３（ａ）に示すように、例えば入力ペン２ｂで「横書き文書」と「横書き入力」とを選択すると、主制御部３は、「横書き文書」という情報をメモリ９に転送する。メモリ９は、「横書き文書」という情報が転送されてくると、その「横書き文書」という情報を記憶する。また、主制御部３は、「横書き入力」という情報をメモリ１０に転送する。メモリ１０は、「横書き入力」という情報が転送されてくると、その「横書き入力」という情報を記憶する。次に、主制御部３は、ＬＣＤ２ｃの表示画面上から前記メッセージの表示を消去する。続いて、主制御部３は、選択された「横書き文書」に対応すべく、ＬＣＤ２ｃの表示画面上に、行毎の罫線を表示させる。そして、Ｓ４２に移行する。
【０１３７】
Ｓ４２及びＳ４３において、前記［１−１］かな漢字変換を行う場合（図５のＳ１１，Ｓ１２）と同様な処理を行う。そして、Ｓ４４に移行する。
Ｓ４４において、主制御部３は、前記Ｓ４１でメモリ９に設定された文書スタイルが「横書き文書」であるか否かを判断する。この図１３（ａ）の例では、文書スタイルが「横書き文書」であるため、Ｓ４５に移行する。
【０１３８】
Ｓ４５において、主制御部３は、入力ペン２ｂでタブレット２ａに筆記入力された筆記文字列が前記Ｓ４１でメモリ１０に設定した筆記方向と同じか否かを判断する。筆記方向が同じである場合は、かな漢字変換を行うと判断して、認識文字列をかな漢字変換部６に転送する。この図１３（ａ）の例では、「横書き入力」であるため、かな漢字変換を行うと判断して、認識文字列をかな漢字変換部６に転送する。そして、Ｓ４６に移行する。
【０１３９】
Ｓ４６において、かな漢字変換部６は、その認識文字列をかな漢字変換するとともに、その結果を主制御部３に転送する。そして、Ｓ４７に移行する。
Ｓ４７において、主制御部３は、前記［１−１］かな漢字変換を行う場合（図５のＳ１６）と同様な処理を行う。
【０１４０】
なお、前記Ｓ４５において、筆記方向が同じでない場合（「縦書き入力」の場合）は、かな漢字変換を行わないと判断する。そして、Ｓ４７に移行する。Ｓ４７において、前記［１−２］かな漢字変換を行わない場合（図５のＳ１６）と同様な処理を行う。
【０１４１】
［４−１−２］「横書き文書」，「縦書き入力」でかな漢字変換を行う場合
次に、「横書き文書」，「縦書き入力」に設定でかな漢字変換を行う場合について、図１３（ｂ）に示す説明図及び図１５に示すフローチャートを用いて説明する。
【０１４２】
使用者が手書き入力かな漢字変換処理装置１を動作させると、ＬＣＤ２ｃの表示画面上には、例えば「文書スタイル、筆記方向を選択して下さい。」（図示略）とメッセージが表示される。
【０１４３】
図１５に示すように、Ｓ４１において、使用者は、入力ペン２ｂを用いて、メニュー領域Ｂから所望の文書スタイル（「横書き文書」或いは「縦書き文書」）及び筆記方向（「横書き入力」或いは「縦書き入力」）を選択する。
【０１４４】
図１３（ｂ）に示すように、例えば入力ペン２ｂで「横書き文書」と「横書き入力」とを選択すると、主制御部３は、「横書き文書」という情報をメモリ９に転送する。メモリ９は、「横書き文書」という情報が転送されてくると、その「横書き文書」という情報を記憶する。また、主制御部３は、「縦書き入力」という情報をメモリ１０に転送する。メモリ１０は、「縦書き入力」という情報が転送されてくると、その「縦書き入力」という情報を記憶する。次に、主制御部３は、ＬＣＤ２ｃの表示画面上から前記メッセージの表示を消去する。続いて、主制御部３は、選択された「横書き文書」に対応すべく、ＬＣＤ２ｃの表示画面上に、行毎の罫線を表示させる。そして、Ｓ４２に移行する。
【０１４５】
Ｓ４２及びＳ４３において、前記［１−１］かな漢字変換を行う場合（図５のＳ１１，Ｓ１２）と同様な処理を行う。そして、Ｓ４４に移行する。
Ｓ４４において、主制御部３は、前記Ｓ４１でメモリ９に設定された文書スタイルが「横書き文書」であるか否かを判断する。この図１３（ｂ）の例では、文書スタイルが「横書き文書」であるため、Ｓ４５に移行する。
【０１４６】
Ｓ４５において、主制御部３は、入力ペン２ｂでタブレット２ａに筆記入力された筆記文字列が前記Ｓ４１でメモリ１０に設定した筆記方向と同じか否かを判断する。筆記方向が同じである場合は、かな漢字変換を行うと判断して、認識文字列をかな漢字変換部６に転送する。この図１３（ｂ）の例では、「縦書き入力」であるため、かな漢字変換を行うと判断して、認識文字列をかな漢字変換部６に転送する。そして、Ｓ４６に移行する。
【０１４７】
Ｓ４６において、かな漢字変換部６は、その認識文字列をかな漢字変換するとともに、その結果を主制御部３に転送する。そして、Ｓ４７に移行する。
Ｓ４７において、主制御部３は、前記［１−１］かな漢字変換を行う場合（図５のＳ１６）と同様な処理を行う。
【０１４８】
なお、前記Ｓ４５において、筆記方向が同じでない場合（「横書き入力」の場合）は、かな漢字変換を行わないと判断する。そして、Ｓ４７に移行する。Ｓ４７において、前記［１−２］かな漢字変換を行わない場合（図５のＳ１６）と同様な処理を行う。
【０１４９】
［４−２−１］「縦書き文書」，「横書き入力」でかな漢字変換を行う場合
次に、「縦書き文書」，「横書き入力」に設定でかな漢字変換を行う場合について、図１４（ａ）に示す説明図及び図１５に示すフローチャートを用いて説明する。
【０１５０】
使用者が手書き入力かな漢字変換処理装置１を動作させると、ＬＣＤ２ｃの表示画面上には、例えば「文書スタイル、筆記方向を選択して下さい。」（図示略）とメッセージが表示される。
【０１５１】
図１５に示すように、Ｓ４１において、使用者は、入力ペン２ｂを用いて、メニュー領域Ｂから所望の文書スタイル（「横書き文書」或いは「縦書き文書」）及び筆記方向（「横書き入力」或いは「縦書き入力」）を選択する。
【０１５２】
図１４（ａ）に示すように、例えば入力ペン２ｂで「縦書き文書」と「横書き入力」とを選択すると、主制御部３は、「縦書き文書」という情報をメモリ９に転送する。メモリ９は、「縦書き文書」という情報が転送されてくると、その「縦書き文書」という情報を記憶する。また、主制御部３は、「横書き入力」という情報をメモリ１０に転送する。メモリ１０は、「横書き入力」という情報が転送されてくると、その「横書き入力」という情報を記憶する。次に、主制御部３は、ＬＣＤ２ｃの表示画面上から前記メッセージの表示を消去する。続いて、主制御部３は、選択された「縦書き文書」に対応すべく、ＬＣＤ２ｃの表示画面上に、列毎の罫線を表示させる。そして、Ｓ４２に移行する。
【０１５３】
Ｓ４２及びＳ４３において、前記［１−１］かな漢字変換を行う場合（図５のＳ１１，Ｓ１２）と同様な処理を行う。そして、Ｓ４４に移行する。
Ｓ４４において、主制御部３は、前記Ｓ４１でメモリ９に設定された文書スタイルが「横書き文書」であるか否かを判断する。この図１４（ａ）の例では、文書スタイルが「縦書き文書」であるため、Ｓ４８に移行する。
【０１５４】
Ｓ４８において、主制御部３は、入力ペン２ｂでタブレット２ａに筆記入力された筆記文字列が前記Ｓ４１でメモリ１０に設定した筆記方向と同じか否かを判断する。筆記方向が同じである場合は、かな漢字変換を行うと判断して、認識文字列をかな漢字変換部６に転送する。この図１４（ａ）の例では、「横書き入力」であるため、かな漢字変換を行うと判断して、認識文字列をかな漢字変換部６に転送する。そして、Ｓ４６に移行する。
【０１５５】
Ｓ４６において、かな漢字変換部６は、その認識文字列をかな漢字変換するとともに、その結果を主制御部３に転送する。そして、Ｓ４７に移行する。
Ｓ４７において、主制御部３は、前記［１−１］かな漢字変換を行う場合（図５のＳ１６）と同様な処理を行う。
【０１５６】
なお、前記Ｓ４８において、筆記方向が同じでない場合（「縦書き入力」の場合）は、かな漢字変換を行わないと判断する。そして、Ｓ４７に移行する。Ｓ４７において、前記［１−２］かな漢字変換を行わない場合（図５のＳ１６）と同様な処理を行う。
［４−２−２］「縦書き文書」，「縦書き入力」でかな漢字変換を行う場合
次に、「縦書き文書」，「横書き入力」に設定でかな漢字変換を行う場合について、図１４（ｂ）に示す説明図及び図１５に示すフローチャートを用いて説明する。
【０１５７】
使用者が手書き入力かな漢字変換処理装置１を動作させると、ＬＣＤ２ｃの表示画面上には、例えば「文書スタイル、筆記方向を選択して下さい。」（図示略）とメッセージが表示される。
【０１５８】
図１５に示すように、Ｓ４１において、使用者は、入力ペン２ｂを用いて、メニュー領域Ｂから所望の文書スタイル（「横書き文書」或いは「縦書き文書」）及び筆記方向（「横書き入力」或いは「縦書き入力」）を選択する。
【０１５９】
図１４（ｂ）に示すように、例えば入力ペン２ｂで「縦書き文書」と「縦書き入力」とを選択すると、主制御部３は、「縦書き文書」という情報をメモリ９に転送する。メモリ９は、「縦書き文書」という情報が転送されてくると、その「縦書き文書」という情報を記憶する。また、主制御部３は、「縦書き入力」という情報をメモリ１０に転送する。メモリ１０は、「縦書き入力」という情報が転送されてくると、その「縦書き入力」という情報を記憶する。次に、主制御部３は、ＬＣＤ２ｃの表示画面上から前記メッセージの表示を消去する。続いて、主制御部３は、選択された「縦書き文書」に対応すべく、ＬＣＤ２ｃの表示画面上に、列毎の罫線を表示させる。そして、Ｓ４２に移行する。
【０１６０】
Ｓ４２及びＳ４３において、前記［１−１］かな漢字変換を行う場合（図５のＳ１１，Ｓ１２）と同様な処理を行う。そして、Ｓ４４に移行する。
Ｓ４４において、主制御部３は、前記Ｓ４１でメモリ９に設定された文書スタイルが「横書き文書」であるか否かを判断する。この図１４（ｂ）の例では、文書スタイルが「縦書き文書」であるため、Ｓ４８に移行する。
【０１６１】
Ｓ４８において、主制御部３は、入力ペン２ｂでタブレット２ａに筆記入力された筆記文字列が前記Ｓ４１でメモリ１０に設定した筆記方向と同じか否かを判断する。筆記方向が同じである場合は、かな漢字変換を行うと判断して、認識文字列をかな漢字変換部６に転送する。この図１４（ｂ）の例では、「縦書き入力」であるため、かな漢字変換を行うと判断して、認識文字列をかな漢字変換部６に転送する。そして、Ｓ４６に移行する。
【０１６２】
Ｓ４６において、かな漢字変換部６は、その認識文字列をかな漢字変換するとともに、その結果を主制御部３に転送する。そして、Ｓ４７に移行する。
Ｓ４７において、主制御部３は、前記［１−１］かな漢字変換を行う場合（図５のＳ１６）と同様な処理を行う。
【０１６３】
なお、前記Ｓ４８において、筆記方向が同じでない場合（「横書き入力」の場合）は、かな漢字変換を行わないと判断する。そして、Ｓ４７に移行する。Ｓ４７において、前記［１−２］かな漢字変換を行わない場合（図５のＳ１６）と同様な処理を行う。
【０１６４】
以上、詳述したように第４の実施形態においては、上記第３の実施形態の作用・効果に加えて、次のような作用・効果を得ることができる。
〔１〕使用者が、入力ペン２ｂを用いて所望の文書スタイル（「横書き文書」、「縦書き文書」）及び筆記方向（「横書き入力」、「縦書き入力」）をメニュー領域Ｂより選択する。すると、ＬＣＤ２ｃの表示画面上には、メニュー領域Ｂで選択した文書スタイルに応じた罫線が表示される。そして、設定した筆記方向と同じ筆記方向で「ひらがな」を入力すると、かな漢字変換が行われる。また、設定した筆記方向とは異なる筆記方向で「ひらがな」を筆記入力すると、かな漢字変換が行われない。
【０１６５】
〔２〕上記〔１〕より、使用者の好みに応じて、文書スタイルとかな漢字変換を行う筆記方向とを自由に設定することができる。
（第５の実施形態）
次に、本発明を具体化した第５の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、この第５の実施形態において、前記第１の実施形態と同様の部材については同一の符号を付して説明を省略する。従って、以下には第１の実施形態と異なった点を中心に説明する。また、この第５の実施形態は、「横書き文書」の場合において、「縦書き入力」の場合はかな漢字変換を行い、「横書き入力」の場合はかな漢字変換を行わないように予め設定が固定されている。さらに、この第５の実施形態では、後述するかな漢字変換対象とすることができるのは、単語または助詞であって、文節をかな漢字変換対象とすることはできない。そして、文節単位で筆記入力することにより、所望の文書を作成するようになっている。
【０１６６】
この第５の実施形態においては、図１６に示すように、図１に示した第１の実施形態のブロック構成図において、文字列認識部４が文字認識部５０に変更された構成となっている。
【０１６７】
この文字認識部５０は、第１の実施形態の文字列認識部４とは異なり、筆記文字列を文字単位に切り出し、各筆記文字の縦方向の長さ及び横方向の長さを測定する。そして、「横書き入力」の場合は、各筆記文字の横方向の長さの合計をその筆記文字列の横方向の長さと判定し、各筆記文字の縦方向の長さのうち最大の長さをその筆記文字列の縦方向の長さと判定する。また、「縦書き入力」の場合は、各筆記文字の縦方向の長さの合計をその筆記文字列の縦方向の長さと判定し、各筆記文字の横方向の長さのうち最大の長さをその筆記文字列の横方向の長さと判定する。
【０１６８】
次に、手書き入力かな漢字変換処理装置１で行われる処理について、図面を用いて説明する。
まず、文字認識部５０で行われる処理（各筆記文字を文字認識し、認識された各筆記文字の縦方向の長さ及び横方向の長さを測定し、各筆記文字列の縦方向の長さの合計または横方向の長さの合計を算出し、各筆記文字列の横方向の長さの最大値または縦方向の長さの最大値を判定する処理）について、図１７（ａ），（ｂ）に示す説明図及び図１８に示すフローチャートを用いて説明する。
【０１６９】
次に、図１７（ａ），（ｂ）に示すように、入力ペン２ｂでタブレット２ａに筆記入力された後、切り出された各筆記文字に対して、第１番目の筆記文字の横方向の長さを「Ｘ１」、第２番目の筆記文字の横方向の長さを「Ｘ２」、第３番目の筆記文字の横方向の長さを「Ｘ３」とする。以下、同様にｎ番目の筆記文字の横方向の長さを「Ｘｎ」とする。また、横方向の長さと同様に第１番目の筆記文字の縦方向の長さを「Ｙ１」、第２番目の筆記文字の縦方向の長さを「Ｙ２」、第３番目の筆記文字の縦方向の長さを「Ｙ３」とする。以下、同様にｎ番目の筆記文字の縦方向の長さを「Ｙｎ」とする。
【０１７０】
そして、図１７（ａ）に示すように、「横書き入力」の場合は、各筆記文字の横方向の長さの合計を筆記文字列の長さ「ＸＬ」（＝Ｘ１＋Ｘ２＋…＋Ｘｎ）とし、各筆記文字の縦方向の長さのうち最大値を筆記文字列の長さ「ＹＬ」と判定する。また、図１７（ｂ）に示すように、「縦書き入力」の場合は、各筆記文字の縦方向の長さの合計を筆記文字列の長さ「ＹＬ」（＝Ｙ１＋Ｙ２＋…＋Ｙｎ）とし、各筆記文字の縦方向の長さのうち最大値を筆記文字列の長さ「ＸＬ」と判定する。
【０１７１】
図１８に示すように、Ｓ５１において、「横書き入力」で例えば「かいぎ」と筆記入力されると、文字認識部５０は、各筆記文字を文字単位に切り出す。続いて、文字認識部５０は、各筆記文字の横方向の長さ（Ｘ１，Ｘ２，Ｘ３）及び縦方向の長さ（Ｙ１，Ｙ２，Ｙ３）を順次測定する。
【０１７２】
Ｓ５２において、文字認識部５０は、筆記文字列の横方向の長さ「ＸＬ」（＝Ｘ１＋Ｘ２＋…＋Ｘｎ）を算出し、筆記文字列の縦方向の長さのうち最大値「ＹＬ」（＝Ｙ３）を判定する。そして、Ｓ５３に移行する。
【０１７３】
Ｓ５３〜Ｓ５８において、前記図３に示すフローチャートのＳ１〜Ｓ７と同様な処理を行う。そして、文字認識部５０は、筆記方向（「横書き入力」或いは「縦書き入力」）毎に、この図１８に示す処理を繰り返し行う。その結果、筆記方向認識部５は、前記第１の実施形態と同様に筆記入力される筆記文字列毎の筆記方向を判断することができる。
【０１７４】
次に、第５の実施形態における手書き入力かな漢字変換処理装置１の動作について、図１９（ａ），（ｂ）に示す説明図及び図２０に示すフローチャートを用いて説明する。なお、以下の処理は、前記第１の実施形態と同様に主制御部３が記憶媒体８に記憶されているプログラムに基づいて、手書き入力かな漢字変換処理装置１全体の制御を行っている。また、この第５の実施形態において、手書き入力かな漢字変換処理装置１によって作成される文書の方向は、「横書き文書」に固定されているものである。さらに、［５−１］「漢字かな交じりの単語」のかな漢字変換を行う場合と、［５−２］「ひらがな」のみをかな漢字変換を行う場合とに分けて説明を行う。
【０１７５】
［５−１］「漢字かな交じりの単語」のかな漢字変換を行う場合
まず、漢字かな交じりのかな漢字変換を行う場合について、図１９（ａ）に示す説明図及び図２０に示すフローチャートを用いて説明する。
【０１７６】
図１９（ａ）に示すように、使用者が手書き入力かな漢字変換処理装置１を動作させると、ＬＣＤ２ｃの表示画面上に、行毎の罫線が表示される。
図２０に示すように、Ｓ６１において、使用者が入力ペン２ｂを用いてタブレット２ａの入力画面上の入力領域Ａにおいて、任意の箇所に「縦書き入力」で、例えば「山ろく」と手書き入力した後、続けて「横書き入力」で「の家」と手書き入力して、一定時間経過すると、文字認識部５０は、前記図１８に示すフローチャートの処理に基づいて、手書き入力が一旦終了したと判断し、入力された筆記文字列の座標データを読み込む。また、主制御部３は、そのタブレット２ａを介して手書き入力された筆記文字列を、ＬＣＤ２ｃの表示画面上にそのまま表示させる。そして、Ｓ６２に移行する。
【０１７７】
Ｓ６２において、文字認識部５０は、読み込んだ座標データを文字認識する。そして、文字認識部５０は、文字認識した筆記文字列（以下、認識文字列という）を主制御部３に転送する。そして、Ｓ６３に移行する。
【０１７８】
Ｓ６３において、主制御部３は、認識文字列を筆記方向識別部５に転送する。すると、筆記方向識別部５は、前記図１８に示すフローチャートの処理に基づいて、「縦書き入力」「横書き入力」「１文字」のいずれであるかを認識して、その結果を主制御部３に転送する。この図１９（ａ）に示す例では、「山ろく」は「縦書き入力」という情報を主制御部３に転送する。そして、Ｓ６４に移行する。
【０１７９】
Ｓ６４において、主制御部３は、筆記方向識別部５から転送されてきた情報が「縦書き入力」か否かを判断する。この図１９（ａ）に示す例では、転送されてきた情報（「山ろく」）が「縦書き入力」であるため、主制御部３は、かな漢字変換を行うと判断して、認識文字列をかな漢字変換部６に転送する。そして、Ｓ６５に移行する。
【０１８０】
Ｓ６５において、かな漢字変換部６は、転送されてきた認識文字列をかな漢字変換するとともに、かな漢字変換後の文字列を主制御部３に転送する。このとき、「山ろく」と筆記入力した場合、かな漢字変換部６は、「ひらがな」で「さんろく」と筆記入力した場合とは異なり、「山」に関係する「ろく」をかな漢字変換するため、かな漢字変換の効率が向上される。そして、Ｓ６６に移行する。
【０１８１】
Ｓ６６において、主制御部３は、転送されてきたかな漢字変換後の文字列をＬＣＤ２ｃの表示画面上に表示させる。ただし、カーソルＣで指定された行及び位置に表示されるかな漢字変換後の文字列の大きさは、行の罫線間隔に対応した大きさで表示される。また、カーソルＣで指定された行及び位置にかな漢字変換後の文字列が表示された後に、手書き入力された筆記文字列の筆跡が消去される。そして、Ｓ６７に移行する。
【０１８２】
Ｓ６７において、主制御部３は、前記Ｓ６２で認識したすべての筆記文字をＬＣＤ２ｃの表示画面上に表示したか否かを判断する。すべての筆記文字をＬＣＤ２ｃの表示画面上に表示している場合は、この処理を終了する。すべての筆記文字をＬＣＤ２ｃの表示画面上に表示していない場合は、前記Ｓ６３に戻って次の筆記文字の処理を行う。この図１９（ｂ）に示す例では、次の「の家」が「横書き入力」であるため、かな漢字変換を行わないと判断して、そのままＬＣＤ２ｃの表示画面上に表示する。
【０１８３】
従って、手書きで「山ろく」と「縦書き入力」し、「の家」と「横書き入力」した筆記文字は、図２０に示すフローチャートの処理により「山麓の家」とかな漢字変換されてＬＣＤ２ｃの表示画面上に表示される。
【０１８４】
［５−２］「ひらがな」のみをかな漢字変換を行う場合
次に、「ひらがな」のみをかな漢字変換を行う場合について、図１９（ｂ）に示す説明図及び図２０に示すフローチャートを用いて説明する。
【０１８５】
図１９（ｂ）に示すように、使用者が手書き入力かな漢字変換処理装置１を動作させると、ＬＣＤ２ｃの表示画面上に、行毎の罫線が表示される。
図２０に示すように、Ｓ６１において、使用者が入力ペン２ｂを用いてタブレット２ａの入力画面上の入力領域Ａにおいて、任意の箇所に「縦書き入力」で、例えば「山」と手書き入力した後、続けて「縦書き入力」で「ろく」と手書き入力し、さらに続けて「横書き入力」で「の家」と手書き入力して、一定時間経過すると、文字認識部５０は、前記図１８に示すフローチャートの処理に基づいて、手書き入力が一旦終了したと判断し、入力された筆記文字列の座標データを読み込む。また、主制御部３は、そのタブレット２ａを介して手書き入力された筆記文字列を、ＬＣＤ２ｃの表示画面上にそのまま表示させる。そして、Ｓ６２に移行する。
【０１８６】
Ｓ６２において、文字認識部５０は、読み込んだ座標データを文字認識する。そして、文字認識部５０は、文字認識した筆記文字列（以下、認識文字列という）を主制御部３に転送する。そして、Ｓ６３に移行する。
【０１８７】
Ｓ６３〜Ｓ６６において、図１９（ａ）に示す例では、前記［５−１］「漢字かな交じりの単語」のかな漢字変換を行う場合と同様に「山」は「１文字」であるため、かな漢字変換を行わないと判断して、そのままＬＣＤ２ｃの表示画面上に表示する。そして、Ｓ６７に移行する。
【０１８８】
Ｓ６７においては、主制御部３は、前記Ｓ６２で認識したすべての筆記文字をＬＣＤ２ｃの表示画面上に表示したか否かを判断する。すべての筆記文字をＬＣＤ２ｃの表示画面上に表示している場合は、この処理を終了する。すべての筆記文字をＬＣＤ２ｃの表示画面上に表示していない場合は、前記Ｓ６３に戻って次の筆記文字の処理を行う。この図１９（ｂ）に示す例では、次の「ろく」がＳ６３において、主制御部３は、認識文字列を筆記方向識別部５に転送する。すると、筆記方向識別部５は、前記図１８に示すフローチャートの処理に基づいて、「縦書き入力」「横書き入力」「１文字」のいずれであるかを認識して、その結果を主制御部３に転送する。この図１９（ｂ）に示す例では、「ろく」は「縦書き入力」という情報を主制御部３に転送する。そして、Ｓ６４に移行する。
【０１８９】
Ｓ６４において、主制御部３は、筆記方向識別部５から転送されてきた情報が「縦書き入力」か否かを判断する。この図１９（ｂ）に示す例では、転送されてきた情報（「ろく」）が「縦書き入力」であるため、主制御部３は、かな漢字変換を行うと判断して、認識文字列をかな漢字変換部６に転送する。そして、Ｓ６５に移行する。
【０１９０】
Ｓ６５において、かな漢字変換部６は、転送されてきた認識文字列をかな漢字変換するとともに、かな漢字変換後の文字列を主制御部３に転送する。そして、Ｓ６６に移行する。
【０１９１】
Ｓ６６において、主制御部３は、転送されてきたかな漢字変換後の文字列をＬＣＤ２ｃの表示画面上に表示させる。ただし、カーソルＣで指定された行及び位置に表示されるかな漢字変換後の文字列の大きさは、行の罫線間隔に対応した大きさで表示される。また、カーソルＣで指定された行及び位置にかな漢字変換後の文字列が表示された後に、手書き入力された筆記文字列の筆跡が消去される。そして、Ｓ６７に移行する。
【０１９２】
Ｓ６７において、主制御部３は、前記Ｓ６２で認識したすべての筆記文字をＬＣＤ２ｃの表示画面上に表示したか否かを判断する。すべての筆記文字をＬＣＤ２ｃの表示画面上に表示している場合は、この処理を終了する。すべての筆記文字をＬＣＤ２ｃの表示画面上に表示していない場合は、前記Ｓ６３に戻って次の筆記文字の処理を行う。この図１９（ｂ）に示す例では、次の「の家」が「横書き入力」であるため、かな漢字変換を行わないと判断して、そのままＬＣＤ２ｃの表示画面上に表示する。
【０１９３】
従って、手書きで「山」と「１文字」入力し、続いて、「ろく」と「縦書き入力」し、「の家」と「横書き入力」した筆記文字は、図２０に示すフローチャートの処理により「山麓の家」とかな漢字変換されてＬＣＤ２ｃの表示画面上に表示される。
【０１９４】
以上、詳述したように第５の実施形態においては、上記第１の実施形態の作用・効果に加えて、次のような作用・効果を得ることができる。
〔１〕使用者が、入力ペン２ｂでタブレット２ａに対して、一度に筆記入力することが可能な筆記文字列の制限がないため、単語若しくは助詞に対して所望の処理を行われるのを待つ必要がない。従って、より短時間で筆記入力することができる。
【０１９５】
〔２〕使用者が、かな漢字変換対象に「漢字かな交じりの単語」を筆記入力することにより、漢字を考慮したかな漢字変換を行うことができる。このため、使用者が要求しているかな漢字変換を効率良く行うことができる。
【０１９６】
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよく、その場合でも同様の作用および効果を得ることができる。
（ａ）第５の実施形態と第２実施形態とを組み合わせて実施すること。
【０１９７】
（ｂ）第５の実施形態と第３実施形態とを組み合わせて実施すること。
（ｃ）第５の実施形態と第４実施形態とを組み合わせて実施すること。
（ｄ）第１〜第４の実施形態において、筆記文字列の切出しを筆記文字列単位から筆記文字列を構成する各筆記文字単位に変更すること。
【０１９８】
（ｅ）前記［５−２］「ひらがな」のみをかな漢字変換を行う場合において、「山」のかな漢字変換を行った後、「ろく」を変換するときに、例えば特開平８−３６５７１号公報に記載の発明のように、先行する漢字を含めて熟語として認識させるように構成すること。このように構成すれば、かな漢字変換効率を向上させることができる。
【０１９９】
（ｆ）日本語だけでなく、あらゆる言語に適用すること。
さらに、上記実施形態より把握される請求項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と共に記載する。
【０２００】
（１）請求項２，３，５，６のいずれか１項に記載の手書き入力かな漢字変換処理装置において、前記かな漢字変換手段は、前記筆記方向識別手段の識別に基づいて、筆記方向が縦書きであるときはかな漢字変換を行わず、筆記方向が横書きであるときはかな漢字変換を行う手書き入力かな漢字変換処理装置。
【０２０１】
（２）請求項２，３，５，６のいずれか１項に記載の手書き入力かな漢字変換処理装置において、前記かな漢字変換手段は、前記筆記方向識別手段の識別に基づいて、筆記方向が横書きであるときはかな漢字変換を行わず、筆記方向が縦書きであるときはかな漢字変換を行う手書き入力かな漢字変換処理装置。
【０２０２】
このように構成しても、上記実施形態と同様な効果を得ることができる。
（３）請求項２〜請求項７のいずれか１項に記載の手書き入力かな漢字変換処理装置において、作成された文書を記憶するための第３記憶手段を備えた手書き入力かな漢字変換処理装置。
【０２０３】
なお、第３記憶手段は、メモリ７から構成されている。
このように構成すれば、作成された文書を第３記憶手段に記憶させることができる。
【０２０４】
ところで、本明細書において、記録媒体とは、読み出しが可能な半導体記憶装置、磁気記憶装置の記録媒体、光磁気記憶装置の記録媒体など、コンピュータのプログラムを記録できるものならどのようなものでもよい。具体的には、半導体ＲＯＭ、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、相変化ディスク、磁気テープなどを含むものとする。
【０２０５】
【発明の効果】
請求項１〜７のいずれか１項に記載の発明によれば、簡単に入力することが可能で操作性に優れた手書き入力かな漢字変換処理装置を提供することができる。
【０２０６】
請求項８〜１４のいずれか１項に記載の発明によれば、簡単に入力することが可能で操作性に優れた手書き入力かな漢字変換処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１及び第２の実施形態の構成を示すブロック図。
【図２】第１の実施形態の動作を説明するための説明図。
【図３】第１の実施形態の動作を説明するためのフローチャート。
【図４】第１の実施形態の動作を説明するための説明図。
【図５】第１の実施形態の動作を説明するためのフローチャート。
【図６】第２の実施形態の動作を説明するための説明図。
【図７】第２の実施形態の動作を説明するためのフローチャート。
【図８】第３の実施形態の構成を示すブロック図。
【図９】第３の実施形態の動作を説明するための説明図。
【図１０】第３の実施形態の動作を説明するための説明図。
【図１１】第３の実施形態の動作を説明するためのフローチャート。
【図１２】第４の実施形態の構成を示すブロック図。
【図１３】第４の実施形態の動作を説明するための説明図。
【図１４】第４の実施形態の動作を説明するための説明図。
【図１５】第４の実施形態の動作を説明するためのフローチャート。
【図１６】第５の実施形態の構成を示すブロック図。
【図１７】第５の実施形態の動作を説明するための説明図。
【図１８】第５の実施形態の動作を説明するためのフローチャート。
【図１９】第５の実施形態の動作を説明するための説明図。
【図２０】第５の実施形態の動作を説明するためのフローチャート。
【図２１】従来の一実施形態の動作を説明するための説明図。
【符号の説明】
１…手書き入力かな漢字変換処理装置
２…入力手段及び表示手段としての入力表示装置
３…主制御部
４…文字列認識手段としての文字列認識部
５…筆記方向識別手段としての筆記方向識別部
６…かな漢字変換手段としてのかな漢字変換部
７…第３記憶手段としてのメモリ
８…記録媒体
９…第１記憶手段としてのメモリ
１０…第２記憶手段としてのメモリ
５０…文字認識手段としての文字認識部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a handwritten input kana-kanji conversion processing device, a handwritten input kana-kanji conversion processing method, and a recording medium capable of converting handwritten kana-kanji characters.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, handwriting input has attracted attention as an input method for information devices, and development of various information devices (personal computers, portable information terminals, word processors, and the like) using handwriting input is in progress.
[0003]
In these information devices, generally, by performing character recognition on each character input by handwriting, code recognition (character code) of each character is performed by performing character recognition on a written character string, and the character code is generated. Is loaded into the information equipment to perform various data processing.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when inputting kanji, there is a case where it is desired to input "hiragana" by writing instead of directly inputting kanji, and to convert the "hiragana" into kana-kanji. For example, there is a case where a kanji is not known or a case where handwritten input is used as a memo, such as when a document is input in a hurry while making a call.
[0005]
In this case, generally, as shown in FIG. 21, the user uses the input pen 102 to write a kanji character to be input into the tablet 101 using “Hiragana”. Then, the information device recognizes the input “Hiragana” as characters and displays the written content on the screen (see FIG. 3A). The user determines whether or not the character of “Hiragana” previously written and input is the same as the character of “Hiragana” which is recognized and displayed by the information device. Subsequently, when the character of the input “Hiragana” is correctly recognized, the user may use the “Conversion” menu arranged on the tablet 101 to convert the character of the input “Hiragana” into Kana-Kanji characters. 103 is designated by the input pen 102 (see FIG. 3B). Then, the kana-kanji conversion process is performed by the information device, and the desired kanji is displayed on the screen (see FIG. 3C). In this kana-kanji conversion method, it is necessary to instruct the "conversion" menu 103 with the input pen 102 every time kana-kanji conversion is performed, which is troublesome.
[0006]
Further, in the invention described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 1-187667 (G06F 15/20 15/02, G06K 9/00), handwriting input by handwriting with an input pen is displayed on a screen, and "Kanji" is input with the input pen. A technique has been disclosed in which when a menu is designated, characters are recognized and kana-kanji conversion processing is performed to display kanji on a screen. However, also in this technique, after inputting "Hiragana" with an input pen, the "Kanji" key must be instructed with the input pen, which requires time and effort as described above.
[0007]
Further, in the invention described in JP-A-4-195670 (G06F 15/20, G06K 9/62), an input area for performing Kana-Kanji conversion and an input area for not performing Kana-Kanji conversion are provided on the tablet. The technology is disclosed. According to the publication, the kana-kanji conversion is performed after character recognition of only "hiragana" handwritten in the input area for performing the kana-kanji conversion. Then, the hiragana input by hand in the input area where the Kana-Kanji conversion is not performed does not perform the Kana-Kanji conversion only by character recognition. However, in this technique, when writing, it is necessary to separate the input area into an input area for Kana-Kanji conversion and an input area for not performing Kana-Kanji conversion, and to use handwritten input as a memo. Then it takes time. In particular, when the invention of the publication is applied to a portable information terminal, the input area for writing input provided on the tablet is small, so that the writing input requires attention and is troublesome.
[0008]
The present invention has been made to solve the above problems, and has the following objects [1] to [3].
[1] An object of the present invention is to provide a handwritten input kana-kanji conversion processing device which can be easily input and has excellent operability.
[0009]
[2] An object of the present invention is to provide a handwritten input kana-kanji conversion processing method which can be easily input and has excellent operability.
[3] An object of the present invention is to provide a recording medium in which a program for causing a computer to execute the handwritten input kana-kanji conversion processing method described in [2] above is recorded.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The gist of the present invention is to convert a handwritten character string into a kana-kanji character when the writing direction of the handwritten character string is a predetermined direction.
[0011]
According to the second aspect of the present invention, input means for inputting a handwritten input written character, character string recognition means for performing character recognition on the input written character string, and a writing direction of the written character string Kana-kanji conversion means for performing kana-kanji conversion based on the writing direction identified by the writing direction identification means for a writing character string recognized by the character string recognition means; The gist of the present invention is to provide a display unit for displaying either the handwritten character string recognized by the means or the handwritten character string converted by the kana-kanji conversion means.
[0012]
According to the third aspect of the present invention, input means for inputting handwritten input writing characters, character string recognizing means for performing character recognition on the input writing character string, and writing direction of the writing character string Writing direction identification means for identifying a document, a first storage means for storing a document style in which the user sets a horizontal writing document or a vertical writing document, and a writing character string recognized by the character string recognition means. Kana-kanji conversion means for performing kana-kanji conversion based on the document style stored in the first storage means and the writing direction identified by the writing direction identification means, and a writing character string or kana-kanji conversion recognized by the character string recognition means. And a display unit for displaying either one of the handwritten character strings converted by the unit.
[0013]
In the invention according to claim 4, input means for inputting a handwritten input written character, character string recognizing means for performing character recognition on the input written character string, and a writing direction of the written character string Writing direction identifying means for identifying a document style, a first storage means for storing a document style in which the user sets a horizontal writing document or a vertical writing document, and a second storage means for storing a writing direction set by the user. 2 storage means and kana-kanji conversion based on the document style stored in the first storage means and the writing direction stored in the second storage means for the written character string recognized by the character string recognition means. The gist of the invention is to provide a kana-kanji conversion means and a display means for displaying either a handwritten character string recognized by the character string recognition means or a handwritten character string converted by the kana-kanji conversion means.
[0014]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided an input means for inputting a handwritten character, a character recognizing means for cutting out the input handwritten character string in character units and performing character recognition, and a handwriting of the handwritten character string. Writing direction identification means for identifying a direction, kana-kanji conversion means for performing kana-kanji conversion on the writing character string recognized by the character recognition means based on the writing direction identified by the writing direction identification means, and character recognition means And a display unit for displaying either the handwritten character string recognized by (1) or the handwritten character string converted by the kana-kanji conversion means.
[0015]
In the invention according to claim 6, input means for inputting a handwritten input written character, character recognition means for cutting out the input written character string in character units and performing character recognition, and writing the written character string Writing direction identification means for identifying a direction, first storage means for storing a document style in which the user sets a horizontal writing document or vertical writing document, and a writing character string recognized by the character recognition means. Kana-kanji conversion means for performing kana-kanji conversion based on the document style stored in the first storage means and the writing direction identified by the writing direction identification means, and a writing character string or kana-kanji conversion means recognized by the character recognition means And a display unit for displaying either one of the handwritten character strings converted in step (1).
[0017]
According to a sixth aspect of the present invention, in the handwritten input kana-kanji conversion processing device according to the first or second aspect, the writing direction identification unit includes a vertical length and a horizontal length of the writing character string. The gist is to identify the writing direction based on the.
[0022]
According to a seventh aspect of the present invention, in the handwritten input kana-kanji conversion processing device according to the fourth aspect, the writing direction identifying means includes a horizontal length and a vertical length for each writing character constituting the writing character string. The gist of the present invention is to measure the height and to identify the writing direction based on the total and maximum length of the measurements.
[0024]
In the invention according to claim 8, an input process for inputting a handwritten input written character, a character string recognition process for performing character recognition on the input written character string, and a writing direction of the written character string A writing direction identification process for identifying a character string and a writing character string recognized by the character string recognition process are determined based on the writing direction identified by the writing direction identification process to determine whether or not to perform a kana-kanji conversion process. And Kana-Kanji conversion processing for performing Kana-Kanji conversion processing, and display processing for displaying either a writing character string recognized in the character string recognition processing or a writing character string converted in the Kana-Kanji conversion processing. Make a summary.
[0025]
According to the ninth aspect of the present invention, an input process for inputting a handwritten input written character, a character string recognition process for performing character recognition on the input written character string, and a writing direction of the written character string A first writing process for storing a document style in which the user sets a horizontal writing document or a vertical writing document; and a writing character string recognized by the character string recognition process. A kana-kanji conversion process of determining whether or not to perform a kana-kanji conversion process based on the document style stored in the first storage process and the writing direction identified by the writing direction identification process; And a display process for displaying either a handwritten character string recognized in the character string recognition process or a handwritten character string converted in the kana-kanji conversion process.
[0026]
According to the tenth aspect of the invention, an input process for inputting a handwritten input written character, a character string recognition process for performing character recognition on the input written character string, and a writing direction of the written character string A first writing process for storing a document style in which the user sets a horizontal writing document or a vertical writing document, and a second writing process for storing a writing direction set by the user. Kana-Kanji conversion processing based on the document style stored in the first storage processing and the writing direction stored in the second storage processing for the writing character string recognized in the second storage processing and the character string recognition processing Judge whether or not to execute, and display either Kana-Kanji conversion processing, which performs Kana-Kanji conversion processing, and either the writing character string recognized by the character string recognition processing or the writing character string converted by the Kana-Kanji conversion processing As its gist that a that display process.
[0027]
In the invention according to claim 11, an input process for inputting a handwritten input written character, a character recognition process for cutting out the input written character string in character units and performing character recognition, and a handwriting of the written character string Based on the writing direction identified by the writing direction identification process, it is determined whether or not to perform the kana-kanji conversion process on the writing character string recognized by the writing direction identification process for identifying the direction and the character recognition process. And a display process for displaying either a handwritten character string recognized in the character recognition process or a handwritten character string converted in the kana-kanji conversion process. And
[0028]
According to the twelfth aspect of the present invention, there is provided an input process for inputting a handwritten input written character, a character recognition process for cutting out the input written character string in character units and performing character recognition, and a handwriting of the written character string. A writing direction identification process for identifying a direction, a first storage process for storing a document style in which a user sets a horizontal writing document or a vertical writing document, and a writing character string recognized in the character recognition process. A kana-kanji conversion process of determining whether or not to perform a kana-kanji conversion process based on the document style stored in the first storage process and the writing direction identified by the writing direction identification process; And a display process for displaying either a handwritten character string recognized in the character recognition process or a handwritten character string converted in the kana-kanji conversion process.
[0030]
According to a thirteenth aspect of the present invention, in the handwritten input kana-kanji conversion processing method according to the eighth or ninth aspect, the writing direction identification processing includes a vertical length and a horizontal length of the writing character string. The gist is to identify the writing direction based on the.
[0035]
According to a fourteenth aspect of the present invention, in the handwriting input kana-kanji conversion processing method according to the eleventh aspect, the writing direction identification processing is performed in units of writing characters constituting a writing character string in a horizontal direction and a vertical direction. The gist of the present invention is to measure the height and to identify the writing direction based on the total and maximum length of the measurements.
[0049]
In the embodiments of the invention described below, the input means and the display means described in the claims and means for solving the problems are constituted by the input display device 2, and the character string recognition means is a character string recognition unit. 4, the writing direction recognition means comprises a writing direction recognition unit 5, the kana-kanji conversion means comprises a kana-kanji conversion unit 6, the first storage means comprises a memory 9, and the second storage means comprises a memory 10. The character recognition means is composed of a character recognition unit 50.
[0050]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(1st Embodiment)
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0051]
In the first embodiment, when a document is written horizontally (hereinafter, referred to as “horizontal writing”) and the writing direction is vertical (hereinafter, referred to as “vertical writing input”), kana-kanji conversion is performed, and the writing direction is changed. In the case of horizontal writing (hereinafter referred to as “horizontal input”), the setting is fixed in advance so as not to perform kana-kanji conversion. In the first embodiment, what can be written at once is a word or a particle, and a phrase cannot be written. Then, a desired document is created by writing and inputting in units of words or particles.
[0052]
As shown in FIG. 1, a handwritten input kana-kanji conversion processing device 1 of the present embodiment includes an input display device 2, a main control unit 3, a character string recognition unit 4, a writing direction identification unit 5, a kana-kanji conversion unit 6, a memory 7, It comprises a recording medium 8.
[0053]
The input display device 2 is composed of a tablet integrated LCD (Liquid Crystal Display), and includes a tablet 2a and an input pen 2b as input devices, and an LCD 2c as a display device.
[0054]
The tablet 2a and the LCD 2c are stacked and integrated, and the coordinates on the input screen of the tablet 2a and the coordinates on the display screen of the LCD 2c correspond one-to-one. Note that the tablet 2a has various methods (resistance pressure-sensitive method, electromagnetic induction method, electrostatic coupling method, piezoelectric effect method, hologram method, etc.), and any method may be adopted.
[0055]
To perform handwriting input using the tablet 2a, a character is written on the input area A on the input screen of the tablet 2a using the input pen 2b. Characters input by handwriting via the tablet 2a are displayed on the display screen of the LCD 2c.
[0056]
The main control unit 3 is composed of a microcomputer and controls each of the units 2, 4 to 8 of the handwritten input kana-kanji conversion processing device 1.
The character string recognizing unit 4 reads the handwriting input to the tablet 2a with the input pen 2b as coordinate data, and performs character recognition for each character composed of the coordinate data, thereby performing character recognition of the written character string. . Then, the character string recognizing unit 4 cuts out the recognized writing character string and measures the vertical length and the horizontal length of the writing character string. The technique of extracting characters is described in "Extracting Characters from Handwriting Data" (Transactions of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers, D-2, Vol. 73, No. 10, P. 1796-1798, 1990), and Japanese Patent Laid-Open No. No. 182449 (G06K 9/32, 9/34, 9/42, 9/62) and the like.
[0057]
The writing direction identification unit 5 identifies any one of “horizontal writing input”, “vertical writing input”, and “one character” for a writing character string input by handwriting via the tablet 2a.
[0058]
The kana-kanji conversion unit 6 converts the writing character string determined to perform the kana-kanji conversion on the basis of the writing direction identified by the writing direction identification unit 5.
The memory 7 stores the contents of a document created by the handwritten input kana-kanji conversion processing device 1.
[0059]
The storage medium 8 stores a program for controlling the handwritten input kana-kanji conversion processing device 1.
Next, processing performed by the handwritten input kana-kanji conversion processing device 1 will be described with reference to the drawings.
[0060]
First, the processing performed by the character string recognizing unit 4 (the processing of recognizing the written character string and measuring the length of the recognized writing character string in the vertical and horizontal directions) and the processing performed by the writing direction identifying unit 5 The process to be performed (the process of identifying one of “horizontal writing input”, “vertical writing input”, and “one character”) will be described with reference to the explanatory diagram shown in FIG. 2 and the flowchart shown in FIG. Note that the following processing is performed by the main control unit 3 based on a program stored in the storage medium 8.
[0061]
As shown in FIG. 2A, in a writing character string input to the tablet 2a with the input pen 2b, for example, "keyword" in "horizontal writing input", as shown in FIG. The length in the vertical direction is "YL", and the length in the horizontal direction of the written character string is "XL".
[0062]
As shown in FIG. 3, in S1, the character string recognizing unit 4 reads, as coordinate data, a handwriting input by handwriting in the example of the handwritten character string “Kaigi” shown in FIG. By performing character recognition on each of the characters described above, character recognition of the written character string is performed. Then, the character string recognizing unit 4 cuts out the recognized writing character string and measures the vertical length and the horizontal length of the writing character string. Subsequently, the character string recognition unit 4 transfers the measurement results of the vertical length and the horizontal length of the written character string to the writing direction identification unit 5. Then, the process proceeds to S2.
[0063]
In S2, the writing direction identification unit 5 calculates a ratio R (= YL / XL) of the vertical character length YL to the horizontal character length XL for the writing character string. Then, the process proceeds to S3.
[0064]
In S3, the writing direction identification unit 5 determines whether or not the ratio R exceeds 2. Then, the process proceeds to S4.
In S4, when the ratio R exceeds 2, the writing direction identification unit 5 determines that the writing direction is vertical writing. Then, control goes to a step S5.
[0065]
In S5, when the ratio R does not exceed 2, the writing direction identification unit 5 determines whether the ratio R is equal to or more than か つ and equal to or less than 2. Then, control goes to a step S6.
In S6, when the ratio R is equal to or more than 1/2 and equal to or less than 2, the writing direction identification unit 5 determines that the writing character string is "one character". Then, control goes to a step S7.
[0066]
In S7, when the ratio R is less than 「, the writing direction identification unit 5 determines that the input is“ horizontal writing input ”. In the example of the handwritten character string “Kaigi” shown in FIG. 2A, since the ratio R is less than 、, the writing direction identification unit 5 determines that the input is “horizontal writing input”.
[0067]
Next, the operation of the handwritten input kana-kanji conversion processing device 1 in the first embodiment will be described with reference to the explanatory diagrams shown in FIGS. 4A and 4B and the flowchart shown in FIG. In the following processing, the main control unit 3 controls the entire handwritten input kana-kanji conversion processing device 1 based on a program stored in the storage medium 8. Further, in the first embodiment, the document created by the handwritten input kana-kanji conversion processing device 1 is fixed to “horizontal writing document”. Further, description will be made separately for [1-1] Kana-Kanji conversion and [1-2] Kana-Kanji conversion.
[0068]
[1-1] Kana-Kanji conversion
First, the case of performing kana-kanji conversion will be described with reference to the explanatory diagram shown in FIG. 4A and the flowchart shown in FIG.
[0069]
As shown in FIG. 4A, when the user operates the handwritten input kana-kanji conversion processing device 1, ruled lines for each line are displayed on the display screen of the LCD 2c.
As shown in FIG. 5, in S11, the user uses the input pen 2b to input "vertical writing" at an arbitrary position in the input area A on the input screen of the tablet 2a. After a lapse of a predetermined time, the character string recognizing unit 4 determines that the handwriting input has been once completed based on the processing of the flowchart shown in FIG. 3, and reads the coordinate data of the input handwritten character string. Further, the main control unit 3 causes the handwritten character string input by handwriting via the tablet 2a to be displayed as it is on the display screen of the LCD 2c. Then, control goes to a step S12.
[0070]
In S12, the character string recognition unit 4 performs character recognition on the read coordinate data. Then, the character string recognizing unit 4 transfers the handwritten character string that has been subjected to the character recognition (hereinafter, referred to as a recognized character string) to the main control unit 3. Then, control goes to a step S13.
[0071]
In S13, the main control section 3 transfers the recognized character string to the writing direction identification section 5. Then, the writing direction identification unit 5 recognizes one of “vertical writing input”, “horizontal writing input”, and “one character” based on the processing of the flowchart shown in FIG. Transfer to 3. In the example shown in FIG. 4A, information “vertical writing input” is transferred to the main control unit 3. Then, control goes to a step S14.
[0072]
In S14, the main control unit 3 determines whether the information transferred from the writing direction identification unit 5 is "vertical writing input". In the example shown in FIG. 4A, since the transferred information is “vertical writing input”, the main control unit 3 determines that the kana-kanji conversion is to be performed and sends the recognized character string to the kana-kanji conversion unit 6. Forward. Then, control goes to a step S15.
[0073]
In S15, the Kana-Kanji conversion unit 6 converts the transferred recognized character string into Kana-Kanji characters, and transfers the character string after the Kana-Kanji conversion to the main control unit 3. Then, control goes to a step S16.
[0074]
In S16, the main controller 3 displays the transferred character string after the Kana-Kanji conversion on the display screen of the LCD 2c. However, the size of the character string after the kana-kanji conversion displayed at the line and position designated by the cursor C is displayed in a size corresponding to the ruled line interval of the line. After the character string after the Kana-Kanji conversion is displayed at the line and position designated by the cursor C, the handwriting of the handwritten character string input by handwriting is erased.
[0075]
[1-2] When Kana-Kanji conversion is not performed
Next, a case in which kana-kanji conversion is not performed will be described with reference to an explanatory diagram shown in FIG. 4B and a flowchart shown in FIG.
[0076]
As shown in FIG. 4B, when the user operates the handwritten input kana-kanji conversion processing device 1, ruled lines for each line are displayed on the display screen of the LCD 2c.
As shown in FIG. 5, in S11, the user uses the input pen 2b to manually input "horizontal writing", for example, "Kaigi" at an arbitrary position in the input area A on the input screen of the tablet 2a. After a lapse of a predetermined time, the character string recognizing unit 4 determines that the handwriting input has been once completed based on the processing of the flowchart shown in FIG. 3, and reads the coordinate data of the input handwritten character string. In addition, the main control unit 3 causes the handwritten character string input by handwriting via the tablet 2a to be displayed as it is on the display screen of the LCD 2c. Then, control goes to a step S12.
[0077]
In S12, the character string recognition unit 4 performs character recognition on the read coordinate data. Then, the character string recognizing unit 4 transfers the handwritten character string (recognized character string) in which the character has been recognized to the main control unit 3. Then, control goes to a step S13.
[0078]
In S13, the main control unit 3 transfers the recognized character string to the writing direction identification unit 5. Then, the writing direction identification unit 5 recognizes one of “vertical writing input”, “horizontal writing input”, and “one character” based on the processing of the flowchart shown in FIG. Transfer to section 3. In the example shown in FIG. 4B, the information “horizontal writing input” is transferred to the main control unit 3. Then, control goes to a step S14.
[0079]
In S14, the main control unit 3 determines whether or not the information transferred from the writing direction identification unit 5 is "vertical writing input". In the example shown in FIG. 4B, since the transferred information is "horizontal input", the main control unit 3 determines that the kana-kanji conversion is not performed. Then, control goes to a step S16.
[0080]
In S16, the main control unit 3 displays the recognized character string on the display screen of the LCD 2c. However, the size of the recognition character string displayed at the line and position designated by the cursor C is displayed in a size corresponding to the ruled line interval of the line. After the recognized character string is displayed at the line and position designated by the cursor C, the handwriting of the handwritten character string input by handwriting is erased.
[0081]
Then, the user writes a desired word or particle by using a combination of [1-1] Kana-Kanji conversion and [1-2] Kana-Kanji conversion. Created. When the creation of the document is completed, the main control unit 3 transfers the content of the document to the memory 7 according to an instruction of the input pen 2b by the user. Then, the memory 7 stores the contents of the document.
[0082]
As described above, in the first embodiment, the following operations and effects can be obtained.
[1] When the user wants to perform Kana-Kanji conversion, use the input pen 2b to input “Hiragana” in “vertical writing” into the input area A on the input screen of the tablet 2a, and When the conversion is not performed, “hiragana” is input using only “horizontal writing input” or “one character”. Then, a character string converted into Kana-Kanji characters or a character string not converted into Kana-Kanji characters (recognized character string) is displayed on the display screen of the LCD 2c. Thus, the kana-kanji conversion can be freely performed by simply changing the writing direction. Therefore, kana-kanji conversion does not take time and the handwriting input can be easily performed.
[0083]
[2] When performing a Kana-Kanji conversion on a handwritten input written character string, there is no need for the user to operate the “Kanji” key using an input pen as in the invention described in JP-A-1-187667. . For this reason, there is no trouble in writing.
[0084]
[3] In order to perform handwriting input using the tablet 2a, a character may be written at an arbitrary position in the input area A on the input screen of the tablet 2a using the input pen 2b. In other words, kana-kanji conversion can be freely performed as described in the above [1], regardless of the position of the character in the input area A on the input screen of the tablet 2a.
[0085]
Therefore, even when handwriting input is used as a memo, such as when entering a document in a hurry while making a phone call, the input area A on the input screen of the tablet 2a can be easily and easily saved. Can be written.
[0086]
Therefore, especially when the first embodiment is applied to a portable information terminal, even when the input area A on the input screen of the tablet 2a is small, no special attention is required for the handwriting input, and the handwriting input can be easily performed. be able to.
[0087]
[4] Kana-Kanji conversion of a handwritten input character string, as in the invention described in JP-A-1-187667, an input area for Kana-Kanji conversion at the time of handwriting input, and an input without Kana-Kanji conversion There is no need to input by hand separately for the area. For this reason, there is no trouble in writing.
[0088]
(Second embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In the second embodiment, the same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof will be omitted. Therefore, the following description focuses on differences from the first embodiment. Also, in the second embodiment, when a document is written vertically (hereinafter, referred to as a "vertical writing document"), kana-kanji conversion is performed for "horizontal input", and kana-kanji conversion is performed for "vertical writing". Is fixed in advance so as not to perform the setting. In the second embodiment, as in the first embodiment, what can be written at once is a word or a particle, and a phrase cannot be written. Then, a desired document is created by writing and inputting in units of words or particles.
[0089]
The operation of the handwritten input kana-kanji conversion processing device 1 according to the second embodiment will be described with reference to the explanatory diagrams shown in FIGS. 6A and 6B and the flowchart shown in FIG. Note that the following processing is performed by the main control unit 3 based on a program stored in the storage medium 8, as in the first embodiment. Further, as in the first embodiment, the description will be made separately for a case where [2-1] Kana-Kanji conversion is performed and a case where [2-2] Kana-Kanji conversion is not performed.
[0090]
[2-1] Kana-Kanji conversion
First, the case of performing the kana-kanji conversion will be described with reference to the explanatory diagram shown in FIG. 6A and the flowchart shown in FIG.
[0091]
As shown in FIG. 6A, when the user operates the handwritten input kana-kanji conversion processing device 1, ruled lines for each column are displayed on the display screen of the LCD 2c.
As shown in FIG. 7, in S21, the same processing as in the case of performing the [1-1] Kana-Kanji conversion (S11 in FIG. 5) is performed. Then, control goes to a step S22.
[0092]
In S22 and S23, the same processing as in [1-1] Kana-Kanji conversion (S12, S13 in FIG. 5) is performed. Then, control goes to a step S24.
In S24, the main control unit 3 determines whether the information transferred from the writing direction identification unit 5 is “horizontal writing input”. In the example shown in FIG. 6A, since the transferred information is “horizontal writing input”, the main control unit 3 determines that the kana-kanji conversion is to be performed, and transfers the recognized character string to the kana-kanji conversion unit 6. I do. Then, control goes to a step S25.
[0093]
In S25, the same processing as in [1-1] Kana-Kanji conversion (S15 in FIG. 5) is performed. Then, control goes to a step S26.
In S26, the same process as in the case of [1-1] Kana-Kanji conversion (S16 in FIG. 5) is performed.
[0094]
[2-2] When Kana-Kanji conversion is not performed
Next, a case in which kana-kanji conversion is not performed will be described with reference to an explanatory diagram shown in FIG. 6B and a flowchart shown in FIG.
[0095]
As shown in FIG. 6B, when the user operates the handwritten input kana-kanji conversion processing device 1, ruled lines for each column are displayed on the display screen of the LCD 2c.
In S21, the same process as in [1-2] Kana-Kanji conversion is not performed (S11 in FIG. 5). Then, control goes to a step S22.
[0096]
In S22 and S23, the same processing as in [1-2] Kana-Kanji conversion is not performed (S12, S13 in FIG. 5). Then, control goes to a step S24.
In S24, the main control unit 3 determines whether the information transferred from the writing direction identification unit 5 is “horizontal writing input”. In the example shown in FIG. 6B, the main control unit 3 determines that Kana-Kanji conversion is not to be performed because the input is “vertical writing”, and shifts to S26.
[0097]
In S26, the same process as in [1-2] Kana-Kanji conversion is not performed (S16 in FIG. 5).
Then, the user writes a desired word or particle by using a combination of [2-1] Kana-Kanji conversion and [2-2] Kana-Kanji conversion, thereby obtaining a desired document. Created. When the creation of the document is completed, the main control unit 3 transfers the content of the document to the memory 7 according to an instruction of the input pen 2b by the user. Then, the memory 7 stores the contents of the document.
[0098]
As described above, in the second embodiment, the following operations and effects can be obtained.
[1] When the user wants to perform Kana-Kanji conversion, use the input pen 2b to input "Hiragana" in the input area A on the tablet 2a by "horizontal writing input", and do not perform Kana-Kanji conversion. In this case, "hiragana" is input using only "vertical writing" or "one character". Therefore, the same effect as [1] of the first embodiment can be obtained.
[0099]
[2] The same operation and effect as those described in [2] to [4] of the first embodiment can be obtained.
(Third embodiment)
Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In the third embodiment, the same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof will be omitted. Therefore, the following description focuses on differences from the first embodiment.
[0100]
In the third embodiment, as shown in FIG. 8, a memory 9 is added to the block configuration diagram of the first embodiment shown in FIG.
The memory 9 stores information on a document style ("horizontal writing document" or "vertical writing document") that can be arbitrarily set by the user.
[0101]
As shown in FIGS. 9A and 9B and FIGS. 10A and 10B, a menu for setting a document style (“horizontal document”) is provided in a menu area B on the input screen of the tablet 2a. , "Vertical writing document").
[0102]
Next, the operation of the handwritten input kana-kanji conversion processing device 1 according to the third embodiment will be described with reference to the explanatory diagrams shown in FIGS. 9 and 10 and the flowchart shown in FIG. Note that the following processing is performed by the main control unit 3 based on a program stored in the storage medium 8, as in the first embodiment. In the third embodiment, when [3-1-1] Kana-Kanji conversion is performed in “horizontal writing document”, [3-1-2] When Kana-Kanji conversion is not performed in “horizontal writing document”, [3-1-1] 2-1] Kana-Kanji conversion is performed in “vertical writing document”, and [3-2-2] Kana-Kanji conversion is not performed in “vertical writing document”.
[0103]
[3-1-1] Performing Kana-Kanji conversion on "horizontal writing document"
First, the case of performing the kana-kanji conversion with the setting of “horizontal writing document” will be described using the explanatory diagram shown in FIG. 9A and the flowchart shown in FIG.
[0104]
When the user operates the handwritten input kana-kanji conversion processor 1, a message such as "Please select a document style." (Not shown) is displayed on the display screen of the LCD 2c.
[0105]
As shown in FIG. 11, in S31, the user selects a desired document style ("horizontal writing document" or "vertical writing document") from the menu area B using the input pen 2b. As shown in FIG. 9A, when “horizontal writing document” is selected with the input pen 2 b, the main control unit 3 transfers information “horizontal writing document” to the memory 9. When the information “horizontal writing document” is transferred, the memory 9 stores the information “horizontal writing document”. Next, the main controller 3 deletes the display of the message from the display screen of the LCD 2c. Subsequently, the main control unit 3 displays a ruled line for each line on the display screen of the LCD 2c so as to correspond to the selected “horizontal writing document”. Then, control goes to a step S32.
[0106]
In S32 to S34, the same processing as in the case of [1-1] Kana-Kanji conversion (S11 to S13 in FIG. 5) is performed. Then, control goes to a step S35.
In S35, the main control unit 3 determines whether or not the document style set in the memory 9 in S31 is "horizontal writing document". In the example of FIG. 9A, since the document style is “horizontal writing document”, the processing shifts to S36.
[0107]
In S36, when the document style is "horizontal writing document", the main control unit 3 determines whether or not "vertical writing input". In the case of “vertical writing input”, it is determined that kana-kanji conversion is to be performed, and the recognized character string is transferred to the kana-kanji conversion unit 6. In the example of FIG. 9A, since the input is “vertical writing”, it is determined that kana-kanji conversion is to be performed, and the recognized character string is transferred to the kana-kanji conversion unit 6. Then, control goes to a step S37.
[0108]
In S37, the kana-kanji conversion unit 6 converts the recognized character string into kana-kanji characters, and transfers the result to the main control unit 3. Then, control goes to a step S38.
In S38, the main controller 3 performs the same processing as in the case of performing the [1-1] Kana-Kanji conversion (S16 in FIG. 5).
[0109]
[3-1-2] When Kana-Kanji conversion is not performed in "horizontal writing document"
Next, the case where the kana-kanji conversion is not performed in the "horizontal writing document" will be described with reference to the explanatory diagram shown in FIG. 9B and the flowchart shown in FIG.
[0110]
When the user operates the handwritten input kana-kanji conversion processor 1, a message such as "Please select a document style." (Not shown) is displayed on the display screen of the LCD 2c.
[0111]
As shown in FIG. 11, in S31, the same processing as that performed when the user performs the kana-kanji conversion in the above [3-1-1] "horizontal writing document" is performed. Then, control goes to a step S32.
[0112]
In S32 to S35, the main control unit 3 performs the same processing as in the case where [1-2] Kana-Kanji conversion is not performed (S11 to S13 in FIG. 5). Then, control goes to a step S36.
[0113]
In S36, when the document style is "horizontal writing document", the main control unit 3 determines whether or not "vertical writing input". In the example of FIG. 9B, since the input is “horizontal writing”, it is determined that the kana-kanji conversion is not performed. Then, control goes to a step S38.
[0114]
In S38, the same processing as in [1-2] Kana-Kanji conversion is not performed (S16 in FIG. 5).
[3-2-1] When converting Kana-Kanji characters in "vertical writing document"
Next, the case of performing the Kana-Kanji conversion in the "horizontal writing document" will be described with reference to the explanatory diagram shown in FIG. 10A and the flowchart shown in FIG.
[0115]
When the user operates the handwritten input kana-kanji conversion processor 1, a message such as "Please select a document style." (Not shown) is displayed on the display screen of the LCD 2c.
[0116]
As shown in FIG. 11, in S31, the user selects a desired document style ("horizontal writing document" or "vertical writing document") from the menu area B using the input pen 2b. As shown in FIG. 10A, when “vertical writing document” is selected with the input pen 2 b, the main control unit 3 transfers information “vertical writing document” to the memory 9. When the information “vertical writing document” is transferred from the main control unit 3, the memory 9 stores the information “vertical writing document”. Next, the main controller 3 deletes the display of the message from the display screen of the LCD 2c. Subsequently, the main control unit 3 displays a ruled line for each column on the display screen of the LCD 2c so as to correspond to the selected “vertical writing document”.
[0117]
In S32 to S34, the same processing as in the case of [1-1] Kana-Kanji conversion (S11 to S13 in FIG. 5) is performed. Then, control goes to a step S35.
In S35, the main control unit 3 determines whether or not the document style set in the memory 9 in S31 is "horizontal writing document". In the example of FIG. 10A, since the document style is "vertical writing document", the process proceeds to S39.
[0118]
In S39, when the document style is "vertical writing", the main control unit 3 determines whether or not "horizontal writing input". In the case of “horizontal writing input”, it is determined that kana-kanji conversion is to be performed, and the recognized character string is transferred to the kana-kanji conversion unit 6. In the example of FIG. 10A, since the input is “horizontal writing”, it is determined that kana-kanji conversion is to be performed, and the recognized character string is transferred to the kana-kanji conversion unit 6. Then, control goes to a step S37.
[0119]
In S37, the kana-kanji conversion unit 6 converts the recognized character string into kana-kanji characters, and transfers the result to the main control unit 3. Then, control goes to a step S38.
In S38, the main control unit 3 performs the same processing as in the case of performing the [1-1] Kana-Kanji conversion (S16 in FIG. 5).
[0120]
[3-2-2] When Kana-Kanji conversion is not performed in "vertical writing document"
Next, the case where the kana-kanji conversion is not performed in the “vertical writing document” will be described with reference to the explanatory diagram shown in FIG. 10B and the flowchart shown in FIG.
[0121]
When the user operates the handwritten input kana-kanji conversion processor 1, a message such as "Please select a document style." (Not shown) is displayed on the display screen of the LCD 2c.
[0122]
As shown in FIG. 11, in S31, the same processing as when the user performs kana-kanji conversion in the above [3-2-1] "Vertical writing document" is performed. Then, control goes to a step S32.
[0123]
In S32 to S34, the same processing as in the case of [1-1] Kana-Kanji conversion (S11 to S13 in FIG. 5) is performed. Then, control goes to a step S35.
In S35, the main controller 3 determines whether the document style set in S31 is "horizontal writing document". In the example of FIG. 10B, since the document style is "vertical writing document", the process proceeds to S39.
[0124]
In S39, when the document style is "vertical writing", the main control unit 3 determines whether or not "horizontal writing input". In the example of FIG. 10B, since it is “vertical writing input”, it is determined that kana-kanji conversion is not to be performed, and the process shifts to S38.
[0125]
In S38, the same processing as in [1-2] Kana-Kanji conversion is not performed (S16 in FIG. 5).
As described above, in the third embodiment, the following operation and effect can be obtained in addition to the operation and effect of the first embodiment and the second embodiment.
[0126]
[1] The user selects a desired document style ("horizontal writing document", "vertical writing document") from the menu area B using the input pen 2b. Then, a ruled line corresponding to the document style selected in the menu area B is displayed on the display screen of the LCD 2c. Then, as shown in FIGS. 9A and 9B, when the document style is “horizontal writing” and Kana-Kanji conversion is performed, input is “vertical writing”; when Kana-Kanji conversion is not performed, input is “horizontal writing”. Or, input “Hiragana” using only “1 character”. Then, a desired process is performed on the input handwritten character string, and it is displayed on the display screen of the LCD 2c.
[0127]
Also, as shown in FIGS. 10A and 10B, when the document style is "vertical writing" and Kana-Kanji conversion is performed, input is "Horizontal writing input". When Kana-Kanji conversion is not performed, input is "Vertical writing input". "Or" one character "and input" Hiragana ". Then, a desired process is performed on the input handwritten character string, and it is displayed on the display screen of the LCD 2c.
[0128]
[2] From the above [1], it is possible to set the document style in the menu area B and write in according to the purpose and preference of the user, and furthermore, in the writing direction (“horizontal input” or “vertical writing input”). )), A desired kana-kanji conversion process can be performed.
[0129]
(Fourth embodiment)
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In the fourth embodiment, the same members as those in the third embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description is omitted. Therefore, the following description focuses on differences from the third embodiment.
[0130]
In the fourth embodiment, as shown in FIG. 12, in the block configuration diagram of the third embodiment shown in FIG. 8, the writing direction recognition unit 5 is deleted and a memory 10 is added instead. It has become.
[0131]
The memory 10 stores information on a writing direction (“horizontal writing input” or “vertical writing input”) that can be arbitrarily set by the user.
As shown in FIGS. 13A and 13B and FIGS. 14A and 14B, the document style according to the third embodiment is set in the menu area B on the input screen of the tablet 2a. In addition to menus ("horizontal writing" and "vertical writing"), selection setting switches for menus ("horizontal writing input" and "vertical writing input") for setting the writing direction are arranged.
[0132]
Next, the operation of the handwritten input kana-kanji conversion processing device 1 in the fourth embodiment will be described with reference to FIGS. 13 (a) and 13 (b) and FIGS. 14 (a) and 14 (b). This will be described with reference to the flowcharts shown. Note that the following processing is performed by the main control unit 3 based on a program stored in the storage medium 8, as in the first embodiment. Further, in the fourth embodiment, when performing the kana-kanji conversion in [4-1-1] "horizontal writing document" and "horizontal writing input", [4-1-2] "horizontal writing document", "vertical writing input" When performing Kana-Kanji conversion in [4-2-1] "Vertical writing" and "Horizontal input", and in [4-2-2] "Vertical writing" and "Vertical input" The description will be made separately for the case of performing kana-kanji conversion.
[0133]
[4-1-1] When Kana-Kanji conversion is performed by setting "horizontal writing document" and "horizontal writing input"
First, the case where Kana-Kanji conversion is performed in “horizontal writing document” and “horizontal writing input” will be described with reference to the explanatory diagram shown in FIG. 13A and the flowchart shown in FIG.
[0134]
When the user operates the handwritten input kana-kanji conversion processor 1, a message such as "Please select a document style and writing direction" (not shown) is displayed on the display screen of the LCD 2c.
[0135]
As shown in FIG. 15, in S41, the user uses the input pen 2b to select a desired document style (“horizontal writing” or “vertical writing”) and a writing direction (“horizontal input” or “horizontal writing”) from the menu area B. Select "Vertical input").
[0136]
As shown in FIG. 13A, for example, when “horizontal writing document” and “horizontal writing input” are selected with the input pen 2 b, the main control unit 3 transfers information “horizontal writing document” to the memory 9. When the information “horizontal writing document” is transferred, the memory 9 stores the information “horizontal writing document”. Further, the main control unit 3 transfers information “horizontal writing input” to the memory 10. When the information “input horizontally” is transferred, the memory 10 stores the information “input horizontally”. Next, the main controller 3 deletes the display of the message from the display screen of the LCD 2c. Subsequently, the main control unit 3 displays a ruled line for each line on the display screen of the LCD 2c so as to correspond to the selected “horizontal writing document”. Then, control goes to a step S42.
[0137]
In S42 and S43, the same processing as in [1-1] Kana-Kanji conversion (S11, S12 in FIG. 5) is performed. Then, control goes to a step S44.
In S44, the main control unit 3 determines whether or not the document style set in the memory 9 in S41 is "horizontal writing document". In the example of FIG. 13A, since the document style is “horizontal writing document”, the process proceeds to S45.
[0138]
In S45, the main control unit 3 determines whether or not the writing character string written in the tablet 2a with the input pen 2b is the same as the writing direction set in the memory 10 in S41. If the writing directions are the same, it is determined that kana-kanji conversion is to be performed, and the recognized character string is transferred to the kana-kanji conversion unit 6. In the example of FIG. 13A, since the input is “horizontal writing”, it is determined that kana-kanji conversion is to be performed, and the recognized character string is transferred to the kana-kanji conversion unit 6. Then, control goes to a step S46.
[0139]
In S46, the kana-kanji conversion unit 6 converts the recognized character string into kana-kanji characters, and transfers the result to the main control unit 3. Then, control goes to a step S47.
In S47, the main controller 3 performs the same processing as in the case of performing the [1-1] Kana-Kanji conversion (S16 in FIG. 5).
[0140]
In S45, if the writing directions are not the same (in the case of "vertical writing input"), it is determined that kana-kanji conversion is not performed. Then, control goes to a step S47. In S47, the same processing as in [1-2] Kana-Kanji conversion is not performed (S16 in FIG. 5).
[0141]
[4-1-2] When performing Kana-Kanji conversion with "horizontal writing" and "vertical writing"
Next, the case of performing the kana-kanji conversion with the setting of “horizontal writing document” and “vertical writing input” will be described with reference to the explanatory diagram shown in FIG. 13B and the flowchart shown in FIG.
[0142]
When the user operates the handwritten input kana-kanji conversion processor 1, a message such as "Please select a document style and writing direction" (not shown) is displayed on the display screen of the LCD 2c.
[0143]
As shown in FIG. 15, in S41, the user uses the input pen 2b to select a desired document style (“horizontal writing” or “vertical writing”) and a writing direction (“horizontal input” or “horizontal writing”) from the menu area B. Select "Vertical input").
[0144]
As shown in FIG. 13B, for example, when “horizontal writing document” and “horizontal writing input” are selected with the input pen 2 b, the main control unit 3 transfers the information “horizontal writing document” to the memory 9. When the information “horizontal writing document” is transferred, the memory 9 stores the information “horizontal writing document”. Further, the main control unit 3 transfers information “vertical writing input” to the memory 10. When the information “vertical writing input” is transferred, the memory 10 stores the information “vertical writing input”. Next, the main controller 3 deletes the display of the message from the display screen of the LCD 2c. Subsequently, the main control unit 3 displays a ruled line for each line on the display screen of the LCD 2c so as to correspond to the selected “horizontal writing document”. Then, control goes to a step S42.
[0145]
In S42 and S43, the same processing as in [1-1] Kana-Kanji conversion (S11, S12 in FIG. 5) is performed. Then, control goes to a step S44.
In S44, the main control unit 3 determines whether or not the document style set in the memory 9 in S41 is "horizontal writing document". In the example of FIG. 13B, since the document style is “horizontal writing document”, the process proceeds to S45.
[0146]
In S45, the main control unit 3 determines whether or not the writing character string written in the tablet 2a with the input pen 2b is the same as the writing direction set in the memory 10 in S41. If the writing directions are the same, it is determined that kana-kanji conversion is to be performed, and the recognized character string is transferred to the kana-kanji conversion unit 6. In the example of FIG. 13B, since the input is “vertical writing”, it is determined that kana-kanji conversion is to be performed, and the recognized character string is transferred to the kana-kanji conversion unit 6. Then, control goes to a step S46.
[0147]
In S46, the kana-kanji conversion unit 6 converts the recognized character string into kana-kanji characters, and transfers the result to the main control unit 3. Then, control goes to a step S47.
In S47, the main controller 3 performs the same processing as in the case of performing the [1-1] Kana-Kanji conversion (S16 in FIG. 5).
[0148]
In S45, when the writing directions are not the same (in the case of “horizontal input”), it is determined that the kana-kanji conversion is not performed. Then, control goes to a step S47. In S47, the same processing as in [1-2] Kana-Kanji conversion is not performed (S16 in FIG. 5).
[0149]
[4-2-1] Kana-Kanji conversion with "vertical writing" and "horizontal input"
Next, the case of performing the kana-kanji conversion with the setting of “vertical writing document” and “horizontal writing input” will be described with reference to the explanatory diagram shown in FIG. 14A and the flowchart shown in FIG.
[0150]
When the user operates the handwritten input kana-kanji conversion processor 1, a message such as "Please select a document style and writing direction" (not shown) is displayed on the display screen of the LCD 2c.
[0151]
As shown in FIG. 15, in S41, the user uses the input pen 2b to select a desired document style (“horizontal writing” or “vertical writing”) and a writing direction (“horizontal input” or “horizontal writing”) from the menu area B. Select "Vertical input").
[0152]
As shown in FIG. 14A, for example, when “vertical writing document” and “horizontal writing input” are selected by the input pen 2b, the main control unit 3 transfers information “vertical writing document” to the memory 9. When the information "vertical writing document" is transferred, the memory 9 stores the information "vertical writing document". Further, the main control unit 3 transfers information “horizontal writing input” to the memory 10. When the information “input horizontally” is transferred, the memory 10 stores the information “input horizontally”. Next, the main controller 3 deletes the display of the message from the display screen of the LCD 2c. Subsequently, the main control unit 3 displays a ruled line for each column on the display screen of the LCD 2c so as to correspond to the selected “vertical writing document”. Then, control goes to a step S42.
[0153]
In S42 and S43, the same processing as in [1-1] Kana-Kanji conversion (S11, S12 in FIG. 5) is performed. Then, control goes to a step S44.
In S44, the main control unit 3 determines whether or not the document style set in the memory 9 in S41 is "horizontal writing document". In the example of FIG. 14A, since the document style is “vertical writing document”, the process shifts to S48.
[0154]
In S48, the main control section 3 determines whether or not the writing character string written and input on the tablet 2a with the input pen 2b is the same as the writing direction set in the memory 10 in S41. If the writing directions are the same, it is determined that kana-kanji conversion is to be performed, and the recognized character string is transferred to the kana-kanji conversion unit 6. In the example of FIG. 14A, since the input is “horizontal writing”, it is determined that kana-kanji conversion is to be performed, and the recognized character string is transferred to the kana-kanji conversion unit 6. Then, control goes to a step S46.
[0155]
In S46, the kana-kanji conversion unit 6 converts the recognized character string into kana-kanji characters, and transfers the result to the main control unit 3. Then, control goes to a step S47.
In S47, the main controller 3 performs the same processing as in the case of performing the [1-1] Kana-Kanji conversion (S16 in FIG. 5).
[0156]
In S48, if the writing directions are not the same (in the case of "vertical writing input"), it is determined that kana-kanji conversion is not performed. Then, control goes to a step S47. In S47, the same processing as in [1-2] Kana-Kanji conversion is not performed (S16 in FIG. 5).
[4-2-2] Performing Kana-Kanji conversion with "vertical writing" and "vertical input"
Next, the case of performing the kana-kanji conversion with the setting of “vertical writing document” and “horizontal writing input” will be described with reference to the explanatory diagram shown in FIG. 14B and the flowchart shown in FIG.
[0157]
When the user operates the handwritten input kana-kanji conversion processor 1, a message such as "Please select a document style and writing direction" (not shown) is displayed on the display screen of the LCD 2c.
[0158]
As shown in FIG. 15, in S41, the user uses the input pen 2b to select a desired document style (“horizontal writing” or “vertical writing”) and a writing direction (“horizontal input” or “horizontal writing”) from the menu area B. Select "Vertical input").
[0159]
As shown in FIG. 14B, for example, when “vertical writing document” and “vertical writing input” are selected with the input pen 2b, the main control unit 3 transfers information “vertical writing document” to the memory 9. . When the information "vertical writing document" is transferred, the memory 9 stores the information "vertical writing document". Further, the main control unit 3 transfers information “vertical writing input” to the memory 10. When the information “vertical writing input” is transferred, the memory 10 stores the information “vertical writing input”. Next, the main controller 3 deletes the display of the message from the display screen of the LCD 2c. Subsequently, the main control unit 3 displays a ruled line for each column on the display screen of the LCD 2c so as to correspond to the selected “vertical writing document”. Then, control goes to a step S42.
[0160]
In S42 and S43, the same processing as in [1-1] Kana-Kanji conversion (S11, S12 in FIG. 5) is performed. Then, control goes to a step S44.
In S44, the main control unit 3 determines whether or not the document style set in the memory 9 in S41 is "horizontal writing document". In the example of FIG. 14B, since the document style is “vertical writing”, the process proceeds to S48.
[0161]
In S48, the main control section 3 determines whether or not the writing character string written and input on the tablet 2a with the input pen 2b is the same as the writing direction set in the memory 10 in S41. If the writing directions are the same, it is determined that kana-kanji conversion is to be performed, and the recognized character string is transferred to the kana-kanji conversion unit 6. In the example of FIG. 14B, since the input is “vertical writing”, it is determined that kana-kanji conversion is to be performed, and the recognized character string is transferred to the kana-kanji conversion unit 6. Then, control goes to a step S46.
[0162]
In S46, the kana-kanji conversion unit 6 converts the recognized character string into kana-kanji characters, and transfers the result to the main control unit 3. Then, control goes to a step S47.
In S47, the main controller 3 performs the same processing as in the case of performing the [1-1] Kana-Kanji conversion (S16 in FIG. 5).
[0163]
In S48, when the writing directions are not the same (in the case of “horizontal input”), it is determined that the kana-kanji conversion is not performed. Then, control goes to a step S47. In S47, the same processing as in [1-2] Kana-Kanji conversion is not performed (S16 in FIG. 5).
[0164]
As described above, in the fourth embodiment, the following operation and effect can be obtained in addition to the operation and effect of the third embodiment.
[1] User selects desired document style (“horizontal writing”, “vertical writing”) and writing direction (“horizontal writing”, “vertical writing”) from menu area B using input pen 2b I do. Then, a ruled line corresponding to the document style selected in the menu area B is displayed on the display screen of the LCD 2c. When "Hiragana" is input in the same writing direction as the set writing direction, kana-kanji conversion is performed. If "Hiragana" is written in a writing direction different from the set writing direction, kana-kanji conversion is not performed.
[0165]
[2] From the above [1], the document style and the writing direction for performing the Kana-Kanji conversion can be set freely according to the user's preference.
(Fifth embodiment)
Next, a fifth embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In the fifth embodiment, the same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description is omitted. Therefore, the following description focuses on differences from the first embodiment. Further, in the fifth embodiment, in the case of “horizontal writing”, the setting is fixed in advance so that the kana-kanji conversion is performed in the case of “vertical writing” and the kana-kanji conversion is not performed in the case of “horizontal input”. ing. Furthermore, in the fifth embodiment, the kana-kanji conversion target described later can be a word or a particle, and a phrase cannot be a kana-kanji conversion target. Then, a desired document is created by writing and inputting in units of phrases.
[0166]
In the fifth embodiment, as shown in FIG. 16, the character string recognition unit 4 is changed to a character recognition unit 50 in the block configuration diagram of the first embodiment shown in FIG. I have.
[0167]
Unlike the character string recognizing unit 4 of the first embodiment, the character recognizing unit 50 cuts out a written character string in units of characters, and measures the vertical length and the horizontal length of each written character. In the case of "horizontal writing input", the sum of the horizontal lengths of each writing character is determined as the horizontal length of the writing character string, and the maximum length of the vertical length of each writing character is determined. Is determined as the length of the writing character string in the vertical direction. In the case of “vertical writing input”, the sum of the vertical length of each writing character is determined as the vertical length of the writing character string, and the maximum length of each writing character in the horizontal direction is determined. Is determined as the horizontal length of the written character string.
[0168]
Next, processing performed by the handwritten input kana-kanji conversion processing device 1 will be described with reference to the drawings.
First, the process performed by the character recognition unit 50 (character recognition of each written character, measurement of the length of the recognized writing character in the vertical direction and the length of the horizontal direction, and measurement of the length of each writing character string in the vertical direction). 17 (a) and (b), the sum of the total length or the total length in the horizontal direction is calculated, and the maximum value of the horizontal length or the maximum length in the vertical direction of each written character string is determined. This will be described with reference to the explanatory diagram shown in (b) and the flowchart shown in FIG.
[0169]
Next, as shown in FIGS. 17A and 17B, after the handwriting input is performed on the tablet 2a with the input pen 2b, the cutout writing characters are applied to the cut-out writing characters in the horizontal direction of the first writing character. The length is “X1”, the horizontal length of the second written character is “X2”, and the horizontal length of the third written character is “X3”. Hereinafter, similarly, the horizontal length of the n-th written character is referred to as “Xn”. Further, similarly to the horizontal length, the vertical length of the first written character is “Y1”, the vertical length of the second written character is “Y2”, and the third written character is “Y1”. The length in the vertical direction is “Y3”. Hereinafter, similarly, the length in the vertical direction of the n-th written character is referred to as “Yn”.
[0170]
Then, as shown in FIG. 17A, in the case of “horizontal writing input”, the total of the horizontal length of each writing character is set to the writing character string length “XL” (= X1 + X2 +... + Xn). The maximum value among the lengths of the written characters in the vertical direction is determined as the length “YL” of the written character string. In addition, as shown in FIG. 17B, in the case of “vertical writing input”, the total length of each writing character in the vertical direction is set to the writing character string length “YL” (= Y1 + Y2 +... + Yn). The maximum value of the vertical length of each written character is determined as the length "XL" of the written character string.
[0171]
As shown in FIG. 18, in step S51, when “horizontal input” is written by hand, for example, “key”, the character recognition unit 50 cuts out each written character in character units. Subsequently, the character recognition unit 50 sequentially measures the horizontal length (X1, X2, X3) and the vertical length (Y1, Y2, Y3) of each written character.
[0172]
In S52, the character recognition unit 50 calculates the horizontal length “XL” (= X1 + X2 +... + Xn) of the written character string, and calculates the maximum value “YL” (= Y3) of the vertical length of the written character string. ) Is determined. Then, control goes to a step S53.
[0173]
In S53 to S58, the same processing as S1 to S7 in the flowchart shown in FIG. 3 is performed. Then, the character recognizing unit 50 repeatedly performs the process shown in FIG. 18 for each writing direction (“horizontal writing input” or “vertical writing input”). As a result, the writing direction recognizing unit 5 can determine the writing direction for each writing character string input by handwriting in the same manner as in the first embodiment.
[0174]
Next, the operation of the handwritten input kana-kanji conversion processing device 1 according to the fifth embodiment will be described with reference to the explanatory diagrams shown in FIGS. 19A and 19B and the flowchart shown in FIG. In the following processing, the main control unit 3 controls the whole handwritten input Kana-Kanji conversion processing device 1 based on the program stored in the storage medium 8 as in the first embodiment. In the fifth embodiment, the direction of the document created by the handwritten input kana-kanji conversion processing device 1 is fixed to “horizontal writing document”. Further, description will be made separately for [5-1] Kana-Kanji conversion of "kanji-kana mixed words" and [5-2] Kana-Kanji conversion of only "Hiragana".
[0175]
[5-1] Kana-Kanji conversion of “Kanji-Kana-mixed word”
First, the case of performing the kana-kanji conversion of the kana-kana kana will be described with reference to the explanatory diagram shown in FIG. 19A and the flowchart shown in FIG.
[0176]
As shown in FIG. 19A, when the user operates the handwritten input kana-kanji conversion processing device 1, ruled lines for each line are displayed on the display screen of the LCD 2c.
As shown in FIG. 20, in S61, the user performs handwriting input of “vertical writing”, for example, “Yamaha Roku” at an arbitrary position in the input area A on the input screen of the tablet 2a using the input pen 2b. Thereafter, after a predetermined time elapses after the handwriting input of “house” in “horizontal input”, the character recognition unit 50 determines that the handwriting input has been temporarily terminated based on the processing of the flowchart shown in FIG. Then, the coordinate data of the input writing character string is read. Further, the main control unit 3 causes the handwritten character string input by handwriting via the tablet 2a to be displayed as it is on the display screen of the LCD 2c. Then, control goes to a step S62.
[0177]
In S62, the character recognition unit 50 performs character recognition on the read coordinate data. Then, the character recognizing unit 50 transfers the handwritten character string (hereinafter, referred to as a recognized character string) on which the character has been recognized to the main control unit 3. Then, control goes to a step S63.
[0178]
In S63, the main control unit 3 transfers the recognized character string to the writing direction identification unit 5. Then, the writing direction identification unit 5 recognizes one of “vertical writing input”, “horizontal writing input”, and “one character” based on the processing of the flowchart shown in FIG. Transfer to 3. In the example shown in FIG. 19A, “Yamaroku” transfers information of “vertical writing input” to the main control unit 3. Then, control goes to a step S64.
[0179]
In S64, the main control unit 3 determines whether the information transferred from the writing direction identification unit 5 is "vertical writing input". In the example shown in FIG. 19A, since the transferred information (“Yamaroku”) is “vertical writing input”, the main control unit 3 determines that the kana-kanji conversion is to be performed and changes the recognized character string. Transfer to Kana-Kanji conversion unit 6. Then, control goes to a step S65.
[0180]
In S65, the kana-kanji conversion unit 6 converts the transferred recognition character string into kana-kanji characters, and transfers the character string after the kana-kanji conversion to the main control unit 3. At this time, if "Yamaroku" is written and entered, the Kana-Kanji conversion unit 6 converts "Roku" related to "Yama" into Kana-Kanji characters, unlike the case where "Hiragana" is written and entered. The efficiency of kana-kanji conversion is improved. Then, control goes to a step S66.
[0181]
In S66, the main control unit 3 displays the transferred character string after the kana-kanji conversion on the display screen of the LCD 2c. However, the size of the character string after the kana-kanji conversion displayed at the line and position designated by the cursor C is displayed in a size corresponding to the ruled line interval of the line. After the character string after the Kana-Kanji conversion is displayed at the line and position designated by the cursor C, the handwriting of the handwritten character string input by handwriting is erased. Then, control goes to a step S67.
[0182]
In S67, the main control unit 3 determines whether all the handwritten characters recognized in S62 have been displayed on the display screen of the LCD 2c. If all the written characters are being displayed on the display screen of the LCD 2c, the process ends. If all the written characters have not been displayed on the display screen of the LCD 2c, the process returns to S63 to process the next written character. In the example shown in FIG. 19 (b), since the next “no house” is “horizontal writing input”, it is determined that kana-kanji conversion is not to be performed, and is displayed on the display screen of the LCD 2c as it is.
[0183]
Accordingly, the handwritten characters "handwritten" and "horizontal input" by hand and "handwritten" and "horizontal input" are converted into kana-kanji "house at the foot of the mountain" by the processing of the flowchart shown in FIG. 20 and displayed on the LCD 2c. Displayed on the screen.
[0184]
[5-2] Performing Kana-Kanji conversion of only "Hiragana"
Next, a case in which only “hiragana” is subjected to kana-kanji conversion will be described with reference to an explanatory diagram shown in FIG. 19B and a flowchart shown in FIG.
[0185]
As shown in FIG. 19B, when the user operates the handwritten input kana-kanji conversion processing device 1, ruled lines for each line are displayed on the display screen of the LCD 2c.
As shown in FIG. 20, in S61, the user performs handwriting input of “vertical writing”, for example, “mountain” at an arbitrary position in the input area A on the input screen of the tablet 2a using the input pen 2b. After that, the character recognition unit 50 successively inputs handwriting as “Roku” in “vertical writing input” and then inputs “hand” in “horizontal writing input”. It is determined that the handwriting input has been once completed based on the processing of the flowchart shown in (1), and the coordinate data of the input handwritten character string is read. Further, the main control unit 3 causes the handwritten character string input by handwriting via the tablet 2a to be displayed as it is on the display screen of the LCD 2c. Then, control goes to a step S62.
[0186]
In S62, the character recognition unit 50 performs character recognition on the read coordinate data. Then, the character recognizing unit 50 transfers the handwritten character string (hereinafter, referred to as a recognized character string) on which the character has been recognized to the main control unit 3. Then, control goes to a step S63.
[0187]
In S63 to S66, in the example shown in FIG. 19A, as in the case of performing the Kana-Kanji conversion of [5-1] “Kanji-Kana-mixed word”, “Yama” is “1 character”, so It is determined that conversion is not to be performed, and is displayed on the display screen of the LCD 2c as it is. Then, control goes to a step S67.
[0188]
In S67, the main controller 3 determines whether or not all the handwritten characters recognized in S62 have been displayed on the display screen of the LCD 2c. If all the written characters are being displayed on the display screen of the LCD 2c, the process ends. If all the written characters have not been displayed on the display screen of the LCD 2c, the process returns to S63 to process the next written character. In the example illustrated in FIG. 19B, the main control unit 3 transfers the recognized character string to the writing direction identification unit 5 in S63 when the next “Roku” is S63. Then, the writing direction identification unit 5 recognizes one of “vertical writing input”, “horizontal writing input”, and “one character” based on the processing of the flowchart shown in FIG. Transfer to 3. In the example shown in FIG. 19B, “Roku” transfers information of “vertical writing input” to the main control unit 3. Then, control goes to a step S64.
[0189]
In S64, the main control unit 3 determines whether the information transferred from the writing direction identification unit 5 is "vertical writing input". In the example shown in FIG. 19B, since the transferred information (“Roku”) is “vertical writing input”, the main control unit 3 determines that the kana-kanji conversion is to be performed and changes the recognized character string. Transfer to Kana-Kanji conversion unit 6. Then, control goes to a step S65.
[0190]
In S65, the kana-kanji conversion unit 6 converts the transferred recognition character string into kana-kanji characters, and transfers the character string after the kana-kanji conversion to the main control unit 3. Then, control goes to a step S66.
[0191]
In S66, the main control unit 3 displays the transferred character string after the kana-kanji conversion on the display screen of the LCD 2c. However, the size of the character string after the kana-kanji conversion displayed at the line and position designated by the cursor C is displayed in a size corresponding to the ruled line interval of the line. After the character string after the Kana-Kanji conversion is displayed at the line and position designated by the cursor C, the handwriting of the handwritten character string input by handwriting is erased. Then, control goes to a step S67.
[0192]
In S67, the main control unit 3 determines whether all the handwritten characters recognized in S62 have been displayed on the display screen of the LCD 2c. If all the written characters are being displayed on the display screen of the LCD 2c, the process ends. If all the written characters have not been displayed on the display screen of the LCD 2c, the process returns to S63 to process the next written character. In the example shown in FIG. 19 (b), since the next “no house” is “horizontal writing input”, it is determined that kana-kanji conversion is not to be performed, and is displayed on the display screen of the LCD 2c as it is.
[0193]
Therefore, the handwritten characters “yama” and “one character” are input by hand, then “roku” and “vertical writing input”, and “written house” and “horizontal writing” are written in the processing of the flowchart shown in FIG. Is converted into a kana-kanji character such as "House at the foot of the mountain" and displayed on the display screen of the LCD 2c.
[0194]
As described above, in the fifth embodiment, the following operation and effect can be obtained in addition to the operation and effect of the first embodiment.
[1] Since there is no restriction on the writing character string that allows the user to write on the tablet 2a with the input pen 2b at a time, the user waits for a desired process to be performed on a word or particle. No need. Therefore, it is possible to write in a shorter time.
[0195]
[2] The user can perform the kana-kanji conversion in consideration of the kanji by inputting the “kanji-kana mixed word” into the kana-kanji conversion target by hand. Therefore, the kana-kanji conversion required by the user can be efficiently performed.
[0196]
The above embodiments may be modified as follows, and the same operation and effect can be obtained in such a case.
(A) A combination of the fifth embodiment and the second embodiment.
[0197]
(B) Implementing the fifth embodiment in combination with the third embodiment.
(C) The fifth embodiment and the fourth embodiment are implemented in combination.
(D) In the first to fourth embodiments, the extraction of the written character string is changed from the unit of the written character string to the unit of each written character constituting the written character string.
[0198]
(E) In the case of performing the kana-kanji conversion for only [hiragana] in the above [5-2], when performing the conversion for "roku" after performing the kana-kanji conversion for "yama", for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-36571 As in the invention described above, it is configured to be recognized as a idiom including the preceding kanji. With this configuration, the kana-kanji conversion efficiency can be improved.
[0199]
(F) Apply to all languages, not just Japanese.
Further, technical ideas other than the claims grasped from the embodiment will be described below together with their effects.
[0200]
(1) In the handwritten input kana-kanji conversion processing apparatus according to any one of claims 2, 3, 5, and 6, the kana-kanji conversion means may write the writing direction vertically based on the identification of the writing direction identification means. A handwritten input Kana-Kanji conversion processing device that does not perform Kana-Kanji conversion when, and performs Kana-Kanji conversion when the writing direction is horizontal.
[0201]
(2) In the handwritten input kana-kanji conversion processing apparatus according to any one of claims 2, 3, 5, and 6, the kana-kanji conversion means may write the writing direction horizontally based on the identification of the writing direction identification means. A handwritten input Kana-Kanji conversion processor that does not perform Kana-Kanji conversion at one time, but performs Kana-Kanji conversion when the writing direction is vertical.
[0202]
Even with such a configuration, the same effect as the above embodiment can be obtained.
(3) The handwritten input kana-kanji conversion processing device according to any one of claims 2 to 7, further comprising a third storage means for storing a created document.
[0203]
Incidentally, the third storage means is constituted by the memory 7.
With this configuration, the created document can be stored in the third storage unit.
[0204]
By the way, in the present specification, a recording medium may be any medium that can record a computer program, such as a readable semiconductor storage device, a magnetic storage device recording medium, and a magneto-optical storage device recording medium. . Specifically, it includes a semiconductor ROM, a floppy disk, a hard disk, an optical disk, a magneto-optical disk, a phase change disk, a magnetic tape, and the like.
[0205]
【The invention's effect】
According to the invention described in any one of claims 1 to 7, it is possible to provide a handwritten input kana-kanji conversion processing device which can be easily input and has excellent operability.
[0206]
According to the invention described in any one of claims 8 to 14, it is possible to provide a handwritten input kana-kanji conversion processing method which can be easily input and has excellent operability.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a first and a second embodiment.
FIG. 2 is an explanatory diagram for explaining the operation of the first embodiment.
FIG. 3 is a flowchart for explaining the operation of the first embodiment.
FIG. 4 is an explanatory diagram for explaining the operation of the first embodiment.
FIG. 5 is a flowchart for explaining the operation of the first embodiment.
FIG. 6 is an explanatory diagram for explaining the operation of the second embodiment.
FIG. 7 is a flowchart for explaining the operation of the second embodiment.
FIG. 8 is a block diagram showing the configuration of the third embodiment.
FIG. 9 is an explanatory diagram for explaining the operation of the third embodiment.
FIG. 10 is an explanatory diagram for explaining the operation of the third embodiment.
FIG. 11 is a flowchart for explaining the operation of the third embodiment.
FIG. 12 is a block diagram showing a configuration of a fourth embodiment.
FIG. 13 is an explanatory diagram for explaining the operation of the fourth embodiment.
FIG. 14 is an explanatory diagram for explaining the operation of the fourth embodiment.
FIG. 15 is a flowchart for explaining the operation of the fourth embodiment;
FIG. 16 is a block diagram showing the configuration of the fifth embodiment.
FIG. 17 is an explanatory diagram for explaining the operation of the fifth embodiment.
FIG. 18 is a flowchart for explaining the operation of the fifth embodiment.
FIG. 19 is an explanatory diagram for explaining the operation of the fifth embodiment.
FIG. 20 is a flowchart for explaining the operation of the fifth embodiment;
FIG. 21 is an explanatory diagram for explaining the operation of the conventional embodiment.
[Explanation of symbols]
1: Handwritten Kana-Kanji conversion processor
2. Input display device as input means and display means
3. Main control unit
4. Character string recognition unit as character string recognition means
5 Writing direction identification unit as writing direction identification means
6 ... Kana-Kanji conversion unit as Kana-Kanji conversion means
7. Memory as third storage means
8. Recording medium
9: memory as first storage means
10. Memory as second storage means
50: character recognition unit as character recognition means

Claims (14)

手書き入力された筆記文字を入力するための入力手段と、
入力された筆記文字列に対して文字認識を行う文字列認識手段と、
筆記文字列の筆記方向を識別するための筆記方向識別手段と、
文字列認識手段で認識された筆記文字列に対し、筆記方向識別手段の識別した筆記方向に基づいて、かな漢字変換処理を実行するか否かを判定して、かな漢字変換処理を行うかな漢字変換手段と、
文字列認識手段で認識された筆記文字列またはかな漢字変換手段で変換された筆記文字列のいずれか一方を表示する表示手段とを備えた手書き入力かな漢字変換処理装置。Input means for inputting handwritten input written characters,
Character string recognition means for performing character recognition on the input handwritten character string,
Writing direction identification means for identifying the writing direction of the writing character string,
Kana-Kanji conversion means for determining whether to perform Kana-Kanji conversion processing on the writing character string recognized by the character string recognition means based on the writing direction identified by the writing direction identification means, and performing Kana-Kanji conversion processing; ,
A handwritten input kana-kanji conversion processing device comprising: a display unit for displaying either a handwritten character string recognized by the character string recognition unit or a handwritten character string converted by the kana-kanji conversion unit. 手書き入力された筆記文字を入力するための入力手段と、
入力された筆記文字列に対して文字認識を行う文字列認識手段と、
筆記文字列の筆記方向を識別するための筆記方向識別手段と、
使用者が横書き文書か縦書き文書かを設定する文書スタイルを記憶するための第１記憶手段と、
文字列認識手段で認識された筆記文字列に対し、第１記憶手段に記憶されている文書スタイルと筆記方向識別手段の識別した筆記方向とに基づいて、かな漢字変換処理を実行するか否かを判定して、かな漢字変換処理を行うかな漢字変換手段と、
文字列認識手段で認識された筆記文字列またはかな漢字変換手段で変換された筆記文字列のいずれか一方を表示する表示手段とを備えた手書き入力かな漢字変換処理装置。Input means for inputting handwritten input written characters,
Character string recognition means for performing character recognition on the input handwritten character string,
Writing direction identification means for identifying the writing direction of the writing character string,
First storage means for storing a document style in which a user sets a horizontal writing document or a vertical writing document;
Whether the kana-kanji conversion processing is to be performed on the written character string recognized by the character string recognition means based on the document style stored in the first storage means and the writing direction identified by the writing direction identification means. Kana-Kanji conversion means for determining and performing Kana-Kanji conversion processing;
A handwritten input kana-kanji conversion processing device comprising: a display unit for displaying either a handwritten character string recognized by the character string recognition unit or a handwritten character string converted by the kana-kanji conversion unit. 手書き入力された筆記文字を入力するための入力手段と、
入力された筆記文字列に対して文字認識を行う文字列認識手段と、
筆記文字列の筆記方向を識別するための筆記方向識別手段と、
使用者が横書き文書か縦書き文書かを設定する文書スタイルを記憶するための第１記憶手段と、
使用者が設定する筆記方向を記憶するための第２記憶手段と、
文字列認識手段で認識された筆記文字列に対し、第１記憶手段に記憶されている文書スタイルと第２記憶手段に記憶されている筆記方向とに基づいて、かな漢字変換処理を実行するか否かを判定して、かな漢字変換処理を行うかな漢字変換手段と、
文字列認識手段で認識された筆記文字列またはかな漢字変換手段で変換された筆記文字列のいずれか一方を表示する表示手段とを備えた手書き入力かな漢字変換処理装置。Input means for inputting handwritten input written characters,
Character string recognition means for performing character recognition on the input handwritten character string,
Writing direction identification means for identifying the writing direction of the writing character string,
First storage means for storing a document style in which a user sets a horizontal writing document or a vertical writing document;
Second storage means for storing a writing direction set by a user;
Whether or not to perform kana-kanji conversion processing on the written character string recognized by the character string recognition means based on the document style stored in the first storage means and the writing direction stored in the second storage means. Kana-kanji conversion means for determining whether or not and performing kana-kanji conversion processing;
A handwritten input kana-kanji conversion processing device comprising: a display unit for displaying either a handwritten character string recognized by the character string recognition unit or a handwritten character string converted by the kana-kanji conversion unit. 手書き入力された筆記文字を入力するための入力手段と、
入力された筆記文字列を文字単位に切り出し文字認識を行う文字認識手段と、
筆記文字列の筆記方向を識別するための筆記方向識別手段と、
文字認識手段で認識された筆記文字列に対し、筆記方向識別手段の識別した筆記方向に基づいて、かな漢字変換処理を実行するか否かを判定して、かな漢字変換処理を行うかな漢字変換手段と、
文字認識手段で認識された筆記文字列またはかな漢字変換手段で変換された筆記文字列のいずれか一方を表示する表示手段とを備えた手書き入力かな漢字変換処理装置。Input means for inputting handwritten input written characters,
Character recognition means for cutting out an input handwritten character string in character units and performing character recognition;
Writing direction identification means for identifying the writing direction of the writing character string,
Kana-Kanji conversion means for performing Kana-Kanji conversion processing, determining whether to perform Kana-Kanji conversion processing, based on the writing direction identified by the writing direction identification means, for the writing character string recognized by the character recognition means,
A handwritten input Kana-Kanji conversion processing device comprising: a display unit for displaying either a handwritten character string recognized by a character recognition unit or a handwritten character string converted by a Kana-Kanji conversion unit. 手書き入力された筆記文字を入力するための入力手段と、
入力された筆記文字列を文字単位に切り出し文字認識を行う文字認識手段と、
筆記文字列の筆記方向を識別するための筆記方向識別手段と、
使用者が横書き文書か縦書き文書かを設定する文書スタイルを記憶するための第１記憶手段と、
文字認識手段で認識された筆記文字列に対し、第１記憶手段に記憶されている文書スタイルと筆記方向識別手段の識別した筆記方向とに基づいて、かな漢字変換処理を実行するか否かを判定して、かな漢字変換処理を行うかな漢字変換手段と、
文字認識手段で認識された筆記文字列またはかな漢字変換手段で変換された筆記文字列のいずれか一方を表示する表示手段とを備えた手書き入力かな漢字変換処理装置。Input means for inputting handwritten input written characters,
Character recognition means for cutting out an input handwritten character string in character units and performing character recognition;
Writing direction identification means for identifying the writing direction of the writing character string,
First storage means for storing a document style in which a user sets a horizontal writing document or a vertical writing document;
A determination is made as to whether or not to perform a kana-kanji conversion process on the written character string recognized by the character recognition means, based on the document style stored in the first storage means and the writing direction identified by the writing direction identification means. Kana-kanji conversion means for performing kana-kanji conversion processing;
A handwritten input Kana-Kanji conversion processing device comprising: a display unit for displaying either a handwritten character string recognized by a character recognition unit or a handwritten character string converted by a Kana-Kanji conversion unit. 請求項１または請求項２に記載の手書き入力かな漢字変換処理装置において、
前記筆記方向識別手段は、筆記文字列の縦方向の長さ及び横方向の長さに基づいて、筆記方向を識別する手書き入力かな漢字変換処理装置。The handwritten input kana-kanji conversion processing device according to claim 1 or 2,
The handwriting input kana-kanji conversion processing device for identifying a writing direction based on a vertical length and a horizontal length of a writing character string. 請求項４に記載の手書き入力かな漢字変換処理装置において、
筆記方向識別手段は、筆記文字列を構成する筆記文字単位に横方向の長さ及び縦方向の長さを測定し、その測定の合計及び最大の長さに基づいて筆記方向を識別する手書き入力かな漢字変換処理装置。The handwritten input kana-kanji conversion processing device according to claim 4,
The writing direction identification means measures the horizontal length and the vertical length for each writing character constituting the writing character string, and identifies the writing direction based on the total and maximum length of the measurements. Kana-Kanji conversion processor. 手書き入力された筆記文字を入力するための入力処理と、
入力された筆記文字列に対して文字認識を行う文字列認識処理と、
筆記文字列の筆記方向を識別するための筆記方向識別処理と、
文字列認識処理で認識された筆記文字列に対し、筆記方向識別処理の識別した筆記方向に基づいて、かな漢字変換処理を実行するか否かを判定して、かな漢字変換処理を行うかな漢字変換処理と、
文字列認識処理で認識された筆記文字列またはかな漢字変換処理で変換された筆記文字列のいずれか一方を表示する表示処理とを備えた手書き入力かな漢字変換処理方法。An input process for inputting handwritten input writing characters,
A character string recognition process for performing character recognition on the input handwritten character string;
A writing direction identification process for identifying the writing direction of the writing character string;
Kana-Kanji conversion processing that determines whether or not to perform Kana-Kanji conversion processing based on the writing direction identified by the writing direction identification processing for the writing character string recognized in the character string recognition processing, and performs Kana-Kanji conversion processing. ,
A handwriting input kana-kanji conversion method comprising: a display process for displaying either a handwritten character string recognized by the character string recognition process or a handwritten character string converted by the kana-kanji conversion process. 手書き入力された筆記文字を入力するための入力処理と、
入力された筆記文字列に対して文字認識を行う文字列認識処理と、
筆記文字列の筆記方向を識別するための筆記方向識別処理と、
使用者が横書き文書か縦書き文書かを設定する文書スタイルを記憶するための第１記憶処理と、
文字列認識処理で認識された筆記文字列に対し、第１記憶処理に記憶されている文書スタイルと筆記方向識別処理の識別した筆記方向とに基づいて、かな漢字変換処理を実行するか否かを判定して、かな漢字変換処理を行うかな漢字変換処理と、
文字列認識処理で認識された筆記文字列またはかな漢字変換処理で変換された筆記文字列のいずれか一方を表示する表示処理とを備えた手書き入力かな漢字変換処理方法。An input process for inputting handwritten input writing characters,
A character string recognition process for performing character recognition on the input handwritten character string;
A writing direction identification process for identifying the writing direction of the writing character string;
A first storage process for storing a document style in which the user sets a horizontal writing document or a vertical writing document;
Based on the document style stored in the first storage processing and the writing direction identified by the writing direction identification processing, it is determined whether or not to perform the kana-kanji conversion processing on the writing character string recognized in the character string recognition processing. Kana-Kanji conversion processing for determining and performing Kana-Kanji conversion processing;
A handwriting input kana-kanji conversion method comprising: a display process for displaying either a handwritten character string recognized by the character string recognition process or a handwritten character string converted by the kana-kanji conversion process. 手書き入力された筆記文字を入力するための入力処理と、
入力された筆記文字列に対して文字認識を行う文字列認識処理と、
筆記文字列の筆記方向を識別するための筆記方向識別処理と、
使用者が横書き文書か縦書き文書かを設定する文書スタイルを記憶するための第１記憶処理と、
使用者が設定する筆記方向を記憶するための第２記憶処理と、
文字列認識処理で認識された筆記文字列に対し、第１記憶処理に記憶されている文書スタイルと第２記憶処理に記憶されている筆記方向とに基づいて、かな漢字変換処理を実行するか否かを判定して、かな漢字変換処理を行うかな漢字変換処理と、
文字列認識処理で認識された筆記文字列またはかな漢字変換処理で変換された筆記文字列のいずれか一方を表示する表示処理とを備えた手書き入力かな漢字変換処理方法。An input process for inputting handwritten input writing characters,
A character string recognition process for performing character recognition on the input handwritten character string;
A writing direction identification process for identifying the writing direction of the writing character string;
A first storage process for storing a document style in which the user sets a horizontal writing document or a vertical writing document;
A second storage process for storing the writing direction set by the user;
Whether or not to perform kana-kanji conversion processing on the handwritten character string recognized in the character string recognition processing based on the document style stored in the first storage processing and the writing direction stored in the second storage processing Kana-Kanji conversion processing that determines whether or not and performs Kana-Kanji conversion processing;
A handwriting input kana-kanji conversion method comprising: a display process for displaying either a handwritten character string recognized by the character string recognition process or a handwritten character string converted by the kana-kanji conversion process. 手書き入力された筆記文字を入力するための入力処理と、
入力された筆記文字列を文字単位に切り出し文字認識を行う文字認識処理と、
筆記文字列の筆記方向を識別するための筆記方向識別処理と、
文字認識処理で認識された筆記文字列に対し、筆記方向識別処理の識別した筆記方向に基づいて、かな漢字変換処理を実行するか否かを判定して、かな漢字変換処理を行うかな漢字変換処理と、
文字認識処理で認識された筆記文字列またはかな漢字変換処理で変換された筆記文字列のいずれか一方を表示する表示処理とを備えた手書き入力かな漢字変換処理方法。An input process for inputting handwritten input writing characters,
A character recognition process for extracting an input handwritten character string in character units and performing character recognition;
A writing direction identification process for identifying the writing direction of the writing character string;
Kana-Kanji conversion processing for determining whether to perform Kana-Kanji conversion processing based on the writing direction identified by the writing direction identification processing for the writing character string recognized in the character recognition processing, and performing Kana-Kanji conversion processing,
A handwritten input Kana-Kanji conversion method comprising: a display process for displaying either a handwritten character string recognized by the character recognition process or a handwritten character string converted by the Kana-Kanji conversion process. 手書き入力された筆記文字を入力するための入力処理と、
入力された筆記文字列を文字単位に切り出し文字認識を行う文字認識処理と、筆記文字列の筆記方向を識別するための筆記方向識別処理と、
使用者が横書き文書か縦書き文書かを設定する文書スタイルを記憶するための第１記憶処理と、
文字認識処理で認識された筆記文字列に対し、第１記憶処理に記憶されている文書スタイルと筆記方向識別処理の識別した筆記方向とに基づいて、かな漢字変換処理を実行するか否かを判定して、かな漢字変換処理を行うかな漢字変換処理と、
文字認識処理で認識された筆記文字列またはかな漢字変換処理で変換された筆記文字列のいずれか一方を表示する表示処理とを備えた手書き入力かな漢字変換処理方法。An input process for inputting handwritten input writing characters,
Character recognition processing for cutting out the input writing character string in character units and performing character recognition, and writing direction identification processing for identifying the writing direction of the writing character string,
A first storage process for storing a document style in which the user sets a horizontal writing document or a vertical writing document;
It is determined whether or not to perform a kana-kanji conversion process on the handwritten character string recognized in the character recognition process based on the document style stored in the first storage process and the writing direction identified by the writing direction identification process. Kana-Kanji conversion processing to perform Kana-Kanji conversion processing,
A handwritten input Kana-Kanji conversion method comprising: a display process for displaying either a handwritten character string recognized by the character recognition process or a handwritten character string converted by the Kana-Kanji conversion process. 請求項８または請求項９に記載の手書き入力かな漢字変換処理方法において、
前記筆記方向識別処理は、筆記文字列の縦方向の長さ及び横方向の長さに基づいて、筆記方向を識別する手書き入力かな漢字変換処理方法。The handwritten input kana-kanji conversion processing method according to claim 8 or 9,
The writing direction identification processing is a handwritten input kana-kanji conversion processing method for identifying a writing direction based on a vertical length and a horizontal length of a writing character string. 請求項１１に記載の手書き入力かな漢字変換処理方法において、 筆記方向識別処理は、筆記文字列を構成する筆記文字単位に横方向の長さび縦方向の長さを測定し、その測定の合計及び最大の長さに基づいて筆記方向を識別する手書き入力かな漢字変換処理方法。12. The handwritten input kana-kanji conversion method according to claim 11, wherein the writing direction identification processing measures a horizontal length and a vertical length for each writing character constituting the writing character string, and calculates the total and maximum of the measurements. Handwritten input kana-kanji conversion processing method that identifies the writing direction based on the length of the character.
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