JP3599772B2 - Medical guidewire - Google Patents

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JP3599772B2 JP04647194A JP4647194A JP3599772B2 JP 3599772 B2 JP3599772 B2 JP 3599772B2 JP 04647194 A JP04647194 A JP 04647194A JP 4647194 A JP4647194 A JP 4647194A JP 3599772 B2 JP3599772 B2 JP 3599772B2
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば血管、尿管、胆管、気管などにカテーテルを挿入する際に用いられる医療用のガイドワイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、例えば血管、尿管、胆管、気管などの人体の管状器官における検査・治療のため、カテーテルを挿入して造影剤等の薬剤を投与したり、カテーテルを通して鉗子等によって組織の一部を採取したりすることが行なわれている。カテーテルの挿入に際しては、管状器官内に、まず、比較的細くて柔軟なガイドワイヤを挿入し、このガイドワイヤの外周に沿ってカテーテルを挿入した後、ガイドワイヤを抜き出すようにしている。
【0003】
上記ガイドワイヤとしては、例えば、(1) ステンレス、形状記憶合金等の芯線の先端部をテーパ状に形成し、外周に合成樹脂膜を被覆したもの、(2) 比較的太い芯線の先端部に、細い線材を密着巻きしたコイルを固着したもの、(3) 密着巻きのコイルの内部に、安全ワイヤと内芯ワイヤとを挿入して、それらの端部をコイルに固着したものなど、各種のものが提案されている。
【0004】
図4には、一例として、本出願人による実開平3−122849号に開示されたガイドワイヤ31が示されている。即ち、このガイドワイヤ31は、金属ワイヤ32のテーパ状をなす先端部35に、ほぼ同一径の金属コイル37の一端がろう付けされ、金属コイル37の他端は曲面状の頭部36にろう付けにより固着されている。そして更に、前記金属コイル37内には、金属メッシュ33が配置され、その一端は前記ワイヤ32の先端部35に固着され、他端34は前記頭部36に固着されている。
【0005】
図5には、他の一例として、同じく本出願人による実願平4−65422号に記載されたガイドワイヤ41が示されている。即ち、このガイドワイヤ41は、芯線42が複数本の金属細線のより線で構成され、芯線42の先端部はテーパ部45を経て縮径部43をなしている。芯線42のテーパ部45及び縮径部43の外周には形状記憶合金のコイル47が配置され、このコイル47はその先端を前記芯線42の先端44と一緒に頭部46に固着され、その基端を芯線42のテーパ部45に金属ろう材48によって固着されたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このようなガイドワイヤは、血管等の曲折した経路に挿入させるため、先端部には組織を傷付けないように十分な柔軟性が必要とされており、基部側には手元での操作が伝達されるようにある程度の剛性が必要とされている。又、血管等の分岐した箇所や曲がった箇所において、ガイドワイヤの先端部を所望の方向に向けて、進行方向に正しく導く必要があり、この場合、ガイドワイヤを手元部分で所定方向に回転させ、ガイドワイヤの先端部を所望の方向に向けるようにしている。このため、ガイドワイヤには、手元での回転力を先端部にまで伝える回転伝達性も要求される。
【0007】
ところが、図4、5に示すガイドワイヤでは、芯線の先端部に装着されたコイルの柔軟性が十分でないため、挿入時に誤って管状器官を突き破るという事故が発生する虞れがあった。コイルの柔軟性を増すためには、コイルの線径を細くしたり、コイルピッチを開いて初張力を低くすることが考えられるが、コイルの線径を細くするのにも強度上限界があり、コイルピッチを開きすぎるとコイルずれを起こす可能性がある。
【0008】
したがって、本発明の目的は、手元側からの操作性を損なうことなく、先端部分の柔軟性が十分に得られ、管状器官の曲折の大きい部分に挿入する場合でも安全に挿入できるようにした医療用ガイドワイヤを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明による医療用ガイドワイヤは、先端部が細くなるように形成された芯線と、この芯線の先端部外周に装着され、基端を前記芯線の途中に固着され、先端を前記芯線の先端と一緒に丸い頭部に固着されたコイルとを備えた医療用ガイドワイヤにおいて、前記コイルは、先端に向けて徐々に細くされた金属の線材で構成されているとともに、前記コイルの外径は、基端から先端まで前記線材が細くなった分だけ縮径していることを特徴とする。
また、他の態様による、本発明の医療用ガイドワイヤは、先端部が細くなるように形成された芯線と、この芯線の先端部外周に装着され、基端を前記芯線の途中に固着され、先端を前記芯線の先端と一緒に丸い頭部に固着されたコイルとを備えた医療用ガイドワイヤにおいて、前記コイルは、先端に向けて徐々に細くされた金属の線材で構成されているとともに、前記コイルの先端に向けて線材間のクリアランスが、前記線材が細くなった分だけ徐々に広くされていることを特徴とする。
更に他の態様による、本発明の医療用ガイドワイヤは、先端部が細くなるように形成された芯線と、この芯線の先端部外周に装着され、基端を前記芯線の途中に固着され、先端を前記芯線の先端と一緒に丸い頭部に固着されたコイルとを備えた医療用ガイドワイヤにおいて、前記コイルは、先端に向けて徐々に細くされた金属の線材で構成されているとともに、前記コイルは、同じ線径の線材で形成されたコイルを、化学研磨、電解研磨の手段により加工することにより、先端に向けて徐々に細くされた金属の線材で構成されていることを特徴とする。
【0010】
本発明の好ましい態様の1つによれば、前記コイルは、その断面形状が円形をなす丸線で構成されている。
【0011】
本発明の別の好ましい態様によれば、前記コイルは、その断面形状が円形以外の形状をなす異形断面の線で構成されている。
【0012】
【作用】
本発明による医療用のガイドワイヤは、芯線の先端部が細く形成されており、しかも芯線の先端部外周に装着されたコイルも、先端に向けて徐々に細くされた金属の線材で構成されているので、先端部に優れた柔軟性が得られ、曲折した管状器官内に挿入するときに、組織を損傷したり突き破ったりする虞れをなくすことができる。
【0013】
また、芯線の先端部外周に装着されたコイルを、先端に向けて徐々に細くされた金属の線材で構成したので、コイルの基部側は比較的剛性が高く、手元側からの操作性、例えば回転伝達性などもそれほど損なわれない。
【0014】
なお、コイルの断面形状は、丸線であってもよく、また異形断面の線であってもよく、いずれも先端部に向って次第に細くなっている形状とすることにより、優れた柔軟性を得ることができる。また、芯線のテーパ形状と組み合わせることにより、コイル部の柔軟性に幅を持たせることができる。
【0015】
【実施例】
図1は、本発明の医療用ガイドワイヤの一実施例を示す断面図、図2は、同ガイドワイヤに用いられるコイルの加工前の形状を示す断面図である。
【0016】
この医療用ガイドワイヤ11は、金属の芯線12と、その先端部外周に固着された金属のコイル17と、それらの先端に設けられた丸い頭部16とで構成されている。
【0017】
芯線12としては、例えばステンレス、形状記憶合金、ピアノ線などの弾性金属材料が好ましく使用される。また、芯線12は、1本のワイヤからなるものばかりでなく、複数の細線をより合わせたより線で構成されていてもよい。芯線12の先端部13は、例えばテーパ状や段状をなして、次第に細くなるように形成されている。芯線12の直径は、0.1 〜3mm程度の範囲で、目的に応じて適度な弾性、剛性が得られ、しかも挿入しやすいように定められる。また、芯線12の縮径された先端部13の長さは、30〜500 mmが適当である。芯線12の先端は、頭部16に固着されている。
【0018】
コイル17としては、X線不透過性を有する金、白金、タングステンなどが好ましいが、後述する研磨加工の点でタングステンが特に好ましい。また、芯線12と同様なステンレス、形状記憶合金、ピアノ線などの弾性金属材料を用いてもよく、その場合には、後述する研磨加工を行った後、その表面に金、白金、タングステンなどのX線不透過物質の被膜を、めっき、イオンプレーティング、スパッタリング、蒸着、CVDなどの方法で形成することが好ましい。
【0019】
コイル17は、同じ線径の線材で形成されたコイル17a(図2参照)を、化学研磨、電解研磨等の手段で加工することにより、先端に向けて線径が細くなるように形成される。
【0020】
化学研磨は、例えば、線材がステンレス線により成形されている場合、塩化第2鉄水溶液などのエッチング液を用い、この中にコイルの先端部を浸漬して時間を経るに従って少しずつコイルを引き上げることにより行うことができる。
【0021】
また、電解研磨は、例えば、線材がステンレス材の場合、燐酸、硫酸、クロム酸などの混合液を使用し、電流密度 30 乃至 100 A/dmとして、30乃至 10 分間電解することによって行われる。この場合も、電解液中にコイルの先端部を浸漬して時間を経るに従って少しずつコイルを引き上げることにより行うことができる。
【0022】
なお、コイル17の最先端の線径は、好ましくは、元の線径と比較して 1/2以下にすることが理想的である。また、コイル17がステンレス等のX線不透過性を有しない材質からなる場合は、前述したように、X線不透過性物質からなる被膜を形成することが好ましい。
【0023】
また、コイル17の外周には、カテーテルに対する滑り性を向上させるため、フッ素樹脂等の合成樹脂被膜を被覆してもよい。更に、その合成樹脂膜の表面に親水性ポリマーを被覆してもよい。このような親水性ポリマーとしては、例えば特公平4−14991号に開示されたような樹脂が挙げられる。
【0024】
こうして形成されたコイル17は、金属ろう、プラズマ溶接などにより、線径の太い方の端は、芯線12の先端部分13の付け根15に、また線径の細い方の端は、前記芯線12の最先端14と一緒に半球状をなす頭部16にそれぞれ固着される。なお、金属ろう付けの幅寸法は少なくとも1mm以上とすることが好ましい。前記頭部16は、ガイドワイヤ11の管状器官への挿入に際して、その挿入時での管状器官内壁への損傷を防止する役目をなすものである。
【0025】
なお、コイル17の化学研磨、電解研磨等の加工は、芯線12に上記のように固着した後に、芯線12と一緒に行うこともできる。
【0026】
図3は、本発明の医療用ガイドワイヤの他の実施例を示す断面図である。
【0027】
この実施例のガイドワイヤ21は、前記実施例と同様に、先端部23が縮径された芯線22と、この芯線22の最先端24に固着された頭部26と、芯線22の先端部23外周に配置され、基端を前記芯線22の基部側に固着され、先端を前記頭部26に固着されたコイル27とで構成されている。
【0028】
そして、この実施例は、前記コイル27として、断面形状が長方形をなす平線が用いられている点が異なっている。この場合、コイル27の線径が先端部に向かうに従って細くなるように加工されている点は、前記実施例と同様である。
【0029】
なお、本発明の医療用のガイドワイヤに用いるコイルは、図6(a)に示すように断面が正方形などの角形をなす角線であってもよく、あるいは同図(b)に示すように断面が円を潰した形状をなす潰し線であってもよい。このように、断面が円形以外の形状をなす、各種異形断面の線を用いることもできる。
【0030】
上記各実施例による本発明の医療用のガイドワイヤ11、21は、コイル部分の線径を順次先端方向に対して細く形成したので、柔軟性が一段と向上し、これによって曲折の大きい管状器官に対しても、組織を損傷することなく安全に挿入することができた。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、コイルの線径を先端方向に順次細く形成したので、柔軟性が一段と向上し、これによって管状器官の、特に曲折の大きい器官部分への挿入が容易となり、また、挿入時での器官の損傷を防止することができる。また、先端方向になるに従ってコイルの線径が細くなっているので、コイル自身の外径も小さくなり、管状器官への挿入が容易となる。更に、コイル全体の線径を小さくした場合に比較すると、手元側の操作の伝達性も良好であり、強度的にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による医療用ガイドワイヤの一実施例を示す要部断面図である。
【図2】同ガイドワイヤに用いられるコイルの加工前の形状を示す断面図である。
【図3】本発明による医療用ガイドワイヤの他の実施例を示す要部断面図である。
【図4】従来のガイドワイヤの一例を示す要部断面図である。
【図5】従来のガイドワイヤの他の例を示す要部断面図である。
【図6】本発明による医療用ガイドワイヤに用いられるコイルの他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
11、21 ガイドワイヤ
12、22 芯線
13、23 先端部
16、26 頭部
17、27 コイル
[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a medical guidewire used for inserting a catheter into a blood vessel, a ureter, a bile duct, a trachea, and the like.
[0002]
[Prior art]
In recent years, for examination and treatment of human tubular organs such as blood vessels, ureters, bile ducts, and trachea, for example, a catheter is inserted to administer a drug such as a contrast agent, or a part of tissue is collected through a catheter using forceps or the like. Or to be done. When inserting a catheter, a relatively thin and flexible guide wire is first inserted into a tubular organ, and a catheter is inserted along the outer periphery of the guide wire, and then the guide wire is extracted.
[0003]
Examples of the guide wire include: (1) a core wire made of stainless steel, a shape memory alloy, or the like having a tapered end portion and a synthetic resin film covering the outer periphery; (2) a relatively thick core wire having a distal end portion. And (3) a safety wire and an inner core wire inserted into the tightly wound coil and their ends fixed to the coil. Things have been suggested.
[0004]
FIG. 4 shows, as an example, a guide wire 31 disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 3-12849 by the present applicant. That is, in the guide wire 31, one end of a metal coil 37 having substantially the same diameter is brazed to the tapered distal end portion 35 of the metal wire 32, and the other end of the metal coil 37 is brazed to a curved head 36. It is fixed by attaching. Further, a metal mesh 33 is disposed in the metal coil 37, one end of which is fixed to the distal end 35 of the wire 32, and the other end 34 is fixed to the head 36.
[0005]
FIG. 5 shows, as another example, a guide wire 41 described in Japanese Utility Model Application No. HEI 4-65422 filed by the present applicant. That is, in the guide wire 41, the core wire 42 is formed of a plurality of thin metal wires, and the distal end portion of the core wire 42 forms the reduced diameter portion 43 via the tapered portion 45. A coil 47 made of a shape memory alloy is arranged on the outer periphery of the tapered portion 45 and the reduced diameter portion 43 of the core wire 42, and the tip of the coil 47 is fixed to the head 46 together with the tip 44 of the core wire 42. The end is fixed to a tapered portion 45 of the core wire 42 by a metal brazing material 48.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Since such a guidewire is inserted into a curved path such as a blood vessel, the distal end must have sufficient flexibility so as not to damage the tissue, and the operation at hand is transmitted to the base side. Therefore, some rigidity is required. In addition, it is necessary to direct the distal end of the guide wire in a desired direction at a branched or bent portion of a blood vessel or the like and to guide the guide wire correctly in the traveling direction. The tip of the guide wire is directed in a desired direction. For this reason, the guide wire is also required to have a rotation transmitting property for transmitting the rotational force at hand to the distal end portion.
[0007]
However, in the guide wire shown in FIGS. 4 and 5, the flexibility of the coil attached to the distal end portion of the core wire is not sufficient, and there is a risk that an accident may occur in which the tubular organ is accidentally pierced during insertion. In order to increase the flexibility of the coil, it is conceivable to reduce the wire diameter of the coil or open the coil pitch to lower the initial tension.However, there is a limit in strength in reducing the wire diameter of the coil. If the coil pitch is too wide, coil displacement may occur.
[0008]
Therefore, it is an object of the present invention to provide a medical device in which the flexibility of the distal end portion is sufficiently obtained without impairing the operability from the proximal side, and the insertion can be performed safely even when inserted into a bent portion of a tubular organ. To provide a guide wire.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the medical guidewire according to the present invention has a core wire formed so that a distal end portion is thin, and is attached to an outer periphery of a distal end portion of the core wire, and a base end is fixed in the middle of the core wire, In a medical guidewire comprising a coil having a tip fixed to a round head together with the tip of the core wire, the coil is formed of a metal wire gradually narrowed toward the tip, The outer diameter of the coil is reduced from the proximal end to the distal end by an amount corresponding to the thinning of the wire.
Further, according to another aspect, the medical guidewire of the present invention, a core wire formed so that the distal end portion is thin, attached to the outer periphery of the distal end portion of the core wire, the base end is fixed in the middle of the core wire, In a medical guidewire comprising a coil having a tip fixed to a round head together with the tip of the core wire, the coil is formed of a metal wire gradually narrowed toward the tip, The clearance between the wires is gradually increased toward the tip of the coil by an amount corresponding to the thinning of the wires.
According to still another aspect, a medical guidewire of the present invention has a core wire formed so that a distal end portion is thin, and is attached to the outer periphery of the distal end portion of the core wire, and a base end is fixed in the middle of the core wire. In a medical guide wire comprising a coil fixed to a round head together with the tip of the core wire, the coil is made of a metal wire gradually narrowed toward the tip, and the The coil is characterized in that it is formed of a metal wire that is gradually narrowed toward its tip by processing a coil formed of a wire having the same wire diameter by means of chemical polishing and electrolytic polishing. .
[0010]
According to one preferred aspect of the present invention, the coil is configured by a round wire having a circular cross-sectional shape.
[0011]
According to another preferred aspect of the present invention, the coil is formed of a line having a modified cross-section whose cross-sectional shape has a shape other than a circle.
[0012]
[Action]
In the medical guide wire according to the present invention, the distal end portion of the core wire is formed to be thin, and the coil mounted on the outer periphery of the distal end portion of the core wire is also formed of a metal wire that is gradually narrowed toward the distal end. As a result, excellent flexibility can be obtained at the distal end, and the risk of damaging or piercing tissue when inserted into a bent tubular organ can be eliminated.
[0013]
In addition, since the coil attached to the outer periphery of the distal end of the core wire is made of a metal wire that is gradually narrowed toward the distal end, the base side of the coil has relatively high rigidity, and operability from the hand side, for example, The rotation transmission and the like are not so much impaired.
[0014]
The cross-sectional shape of the coil may be a round wire or a wire with an irregular cross-section. Obtainable. Further, by combining with the tapered shape of the core wire, the flexibility of the coil portion can be given a range.
[0015]
【Example】
FIG. 1 is a sectional view showing an embodiment of the medical guidewire of the present invention, and FIG. 2 is a sectional view showing a shape of a coil used for the guidewire before processing.
[0016]
The medical guide wire 11 is composed of a metal core wire 12, a metal coil 17 fixed to the outer periphery of the distal end, and a round head 16 provided at the distal end thereof.
[0017]
As the core wire 12, for example, an elastic metal material such as stainless steel, a shape memory alloy, and a piano wire is preferably used. Further, the core wire 12 is not limited to a single wire, and may be a stranded wire obtained by twisting a plurality of fine wires. The distal end portion 13 of the core wire 12 is formed, for example, in a tapered shape or a stepped shape so as to become gradually thinner. The diameter of the core wire 12 is set in the range of about 0.1 to 3 mm so that appropriate elasticity and rigidity can be obtained according to the purpose, and the core wire 12 can be easily inserted. The length of the distal end portion 13 of the core wire 12 whose diameter is reduced is preferably 30 to 500 mm. The tip of the core wire 12 is fixed to the head 16.
[0018]
As the coil 17, gold, platinum, tungsten, or the like having radiopaque properties is preferable, but tungsten is particularly preferable in terms of polishing described later. Further, an elastic metal material such as stainless steel, shape memory alloy, or piano wire similar to the core wire 12 may be used. In this case, after the polishing process described later is performed, the surface of the material is made of gold, platinum, tungsten, or the like. It is preferable to form the film of the X-ray opaque substance by a method such as plating, ion plating, sputtering, vapor deposition, or CVD.
[0019]
The coil 17 is formed by processing a coil 17a (see FIG. 2) formed of a wire having the same wire diameter by means of chemical polishing, electrolytic polishing, or the like, so that the wire diameter becomes smaller toward the tip. .
[0020]
For chemical polishing, for example, if the wire is formed of stainless steel wire, use an etching solution such as an aqueous ferric chloride solution, immerse the tip of the coil in this, and pull up the coil little by little as time passes. Can be performed.
[0021]
For example, when the wire is a stainless steel, the electrolytic polishing is performed by using a mixed solution of phosphoric acid, sulfuric acid, chromic acid, etc., and electrolyzing at a current density of 30 to 100 A / dm 2 for 30 to 10 minutes. . Also in this case, it can be performed by immersing the tip of the coil in the electrolytic solution and pulling up the coil little by little as time passes.
[0022]
It is ideal that the most advanced wire diameter of the coil 17 is preferably 以下 or less as compared with the original wire diameter. When the coil 17 is made of a material that does not have radiopaque properties such as stainless steel, it is preferable to form a film made of a radiopaque substance as described above.
[0023]
Further, the outer periphery of the coil 17 may be coated with a synthetic resin film such as a fluororesin in order to improve the slipperiness with respect to the catheter. Further, the surface of the synthetic resin film may be coated with a hydrophilic polymer. Examples of such a hydrophilic polymer include a resin as disclosed in Japanese Patent Publication No. 4-14991.
[0024]
The thus formed coil 17 has a thicker wire end at the base 15 of the tip portion 13 of the core wire 12 and a thinner wire end at the core wire 12 by metal brazing, plasma welding, or the like. Each is fixed to a hemispherical head 16 together with the tip 14. It is preferable that the width dimension of the metal brazing is at least 1 mm or more. The head 16 serves to prevent damage to the inner wall of the tubular organ when the guide wire 11 is inserted into the tubular organ.
[0025]
Processing such as chemical polishing and electrolytic polishing of the coil 17 can be performed together with the core wire 12 after the coil 17 is fixed to the core wire 12 as described above.
[0026]
FIG. 3 is a sectional view showing another embodiment of the medical guidewire of the present invention.
[0027]
As in the previous embodiment, the guide wire 21 of this embodiment includes a core wire 22 having a reduced diameter at the distal end 23, a head 26 fixed to the foremost end 24 of the core wire 22, and a distal end 23 of the core wire 22. It is arranged on the outer circumference, and has a coil 27 fixed at the base end to the base side of the core wire 22 and fixed at the tip to the head 26.
[0028]
This embodiment is different from the first embodiment in that a flat wire having a rectangular cross section is used as the coil 27. In this case, the point that the wire diameter of the coil 27 is processed so as to become thinner toward the distal end is the same as in the above-described embodiment.
[0029]
The coil used for the medical guidewire of the present invention may be a square wire having a square cross section as shown in FIG. 6 (a), or as shown in FIG. 6 (b). The cross section may be a crushed line having a shape obtained by crushing a circle. As described above, it is also possible to use a line having various irregular cross sections whose cross section has a shape other than a circle.
[0030]
The medical guide wires 11 and 21 of the present invention according to each of the above-described embodiments are formed such that the wire diameter of the coil portion is sequentially reduced in the distal direction, so that the flexibility is further improved. Again, it could be safely inserted without damaging the tissue.
[0031]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the wire diameter of the coil is gradually reduced in the distal direction, so that the flexibility is further improved, thereby facilitating insertion of the tubular organ into a particularly bent organ part. In addition, organ damage during insertion can be prevented. Further, since the wire diameter of the coil becomes smaller toward the distal end, the outer diameter of the coil itself also becomes smaller, and insertion into the tubular organ becomes easier. Further, as compared with the case where the wire diameter of the entire coil is reduced, the transmissibility of the operation on the hand side is better, and the strength is also superior.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view showing a main part of an embodiment of a medical guidewire according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a shape of a coil used for the guide wire before processing.
FIG. 3 is a sectional view of a main part showing another embodiment of the medical guidewire according to the present invention.
FIG. 4 is a sectional view of a main part showing an example of a conventional guide wire.
FIG. 5 is a sectional view of a main part showing another example of a conventional guide wire.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing another example of the coil used for the medical guidewire according to the present invention.
[Explanation of symbols]
11, 21 Guide wire 12, 22 Core wire 13, 23 Tip 16, 26 Head 17, 27 Coil

Claims (3)

先端部が細くなるように形成された芯線と、この芯線の先端部外周に装着され、基端を前記芯線の途中に固着され、先端を前記芯線の先端と一緒に丸い頭部に固着されたコイルとを備えた医療用ガイドワイヤにおいて、前記コイルは、先端に向けて徐々に細くされた金属の線材で構成されているとともに、前記コイルの外径は、基端から先端まで前記線材が細くなった分だけ縮径していることを特徴とする医療用ガイドワイヤ。A core wire formed such that the distal end portion becomes thinner, attached to the outer periphery of the distal end portion of the core wire, the base end is fixed in the middle of the core wire, and the distal end is fixed to a round head together with the distal end of the core wire. In a medical guide wire including a coil, the coil is formed of a metal wire that is gradually narrowed toward a distal end, and the outer diameter of the coil is such that the wire is thin from a base end to a distal end. A medical guidewire characterized in that the diameter of the medical guidewire is reduced by an amount corresponding to the length of the guidewire. 先端部が細くなるように形成された芯線と、この芯線の先端部外周に装着され、基端を前記芯線の途中に固着され、先端を前記芯線の先端と一緒に丸い頭部に固着されたコイルとを備えた医療用ガイドワイヤにおいて、前記コイルは、先端に向けて徐々に細くされた金属の線材で構成されているとともに、前記コイルの先端に向けて線材間のクリアランスが、前記線材が細くなった分だけ徐々に広くされていることを特徴とする医療用ガイドワイヤ。A core wire formed such that the distal end portion becomes thinner, attached to the outer periphery of the distal end portion of the core wire, the base end is fixed in the middle of the core wire, and the distal end is fixed to a round head together with the distal end of the core wire. In a medical guide wire including a coil, the coil is formed of a metal wire that is gradually narrowed toward the tip, and the clearance between the wires toward the tip of the coil is the wire. A medical guidewire characterized in that it is gradually widened by the reduced thickness. 先端部が細くなるように形成された芯線と、この芯線の先端部外周に装着され、基端を前記芯線の途中に固着され、先端を前記芯線の先端と一緒に丸い頭部に固着されたコイルとを備えた医療用ガイドワイヤにおいて、前記コイルは、先端に向けて徐々に細くされた金属の線材で構成されているとともに、前記コイルは、同じ線径の線材で形成されたコイルを、化学研磨、電解研磨の手段により加工することにより、先端に向けて徐々に細くされた金属の線材で構成されていることを特徴とする医療用ガイドワイヤ。A core wire formed such that the distal end portion becomes thinner, attached to the outer periphery of the distal end portion of the core wire, the base end is fixed in the middle of the core wire, and the distal end is fixed to a round head together with the distal end of the core wire. In a medical guidewire including a coil, the coil is formed of a metal wire that is gradually narrowed toward the tip, and the coil is formed of a wire having the same wire diameter. A medical guide wire comprising a metal wire that is gradually narrowed toward its tip by processing by means of chemical polishing or electrolytic polishing.
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