JP3597600B2

JP3597600B2 - Pneumatic radial tire with directional pattern

Info

Publication number: JP3597600B2
Application number: JP15741895A
Authority: JP
Inventors: 泰雄氷室
Original assignee: Bridgestone Corp
Current assignee: Bridgestone Corp
Priority date: 1995-06-23
Filing date: 1995-06-23
Publication date: 2004-12-08
Anticipated expiration: 2019-12-08
Also published as: JPH092025A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
この発明は、いわゆる方向性パターンを有する運動性能にすぐれた空気入りラジアルタイヤに関し、とくに、ウェット排水性能、低騒音性能および操縦安定性能のそれぞれを、他の性能を犠牲にすることなく向上させるものである。
【０００２】
【従来の技術】
ウェット排水性能と低騒音性能とを両立させるためには、たとえば、出願人が先に、特開平５−３１９０２５号として提案したように、トレッド周方向に直線状に延びる周方向溝と、方向性の傾斜溝とを組合わせてなるトレッドパターンを採用することが一般的である。
【０００３】
また、ウェット排水性能の一層の向上のためには、上述したような一般的な方向性傾斜溝に比し、トレッド周方向に対する傾き角をより小さく設定した急傾斜溝が有効であることが知られており、さらに、耐ハイドロプレーニング性能の向上のためには、ネガティブ率を大きくすることが、低騒音性能の悪化の問題はあるも、効果的であることが知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、近年における車両の高性能化に伴う、タイヤの高性能化の要求の下で、ウェット排水性能、低騒音性能および操縦安定性能のそれぞれを、他の性能を犠牲にすることなくおしなべて向上させる技術は未だ確立されておらず、たとえば、ウェット排水性能の向上を目的として、上述したような急傾斜溝を採用した場合には、その急傾斜溝にて区画される陸部の、とくには先細り部分での剛性が著しく低くなるが故に、操縦安定性能の低下が余儀なくされるという不都合があり、そして、これもまた、ウェット排水性能を高めるべく、パターンセンタ、多くは、トレッドセンタに周方向溝を形成した場合には、トレッドセンタにリブを設ける場合に比して、直進安定性能、微小舵角での操縦性能などが低下するという不都合がある。
そこでこの発明は、すぐれたウェット排水性能を確保しつつ、低騒音性能および操縦安定性能をともに有効に向上させた、方向性パターンを有する空気入りラジアルタイヤを提供する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
この発明は、通常はトレッドセンターに一致するパターンセンタに、トレッド周方向に連続し、路面に接地するリブを設けることによって、直進安定性能および、微小舵角での操縦性能のそれぞれを十分に確保することを前提とし、最適なウェット排水性能の観点から、方向性の急傾斜溝を採用するとともに、とくに、その急傾斜溝のパターンセンタ寄り部分での構成および、トレッド接地端寄り部分での構成に種々の検討を加えることによってなされたものであり、この発明の、方向性パターンを有する空気入りラジアルタイヤは、パターンセンタ区域に、トレッド周方向に直線状に延びる少なくとも一対の周方向主溝を設けて、路面に接地する周方向リブを区画し、それらの周方向主溝の少なくとも一方から、周方向主溝に対してともに同方向に傾斜してトレッド接地端に開口する複数本の傾斜主溝をパターンエンド側へ延在させて設けたところにおいて、各傾斜主溝を、パターンセンタ寄りの部分であって、周方向主溝と同一の溝深さでそれに開口する急傾斜部分と、この急傾斜部分に湾曲部分を介して滑らかに連続する、トレッド接地端寄りの部分である緩傾斜部分とで構成するとともに、急傾斜部分の、トレッド周方向に対する鋭角側の角度を０〜３０°、緩傾斜部分の同様の角度を７０〜９０°とし、周方向主溝と傾斜主溝とで画成される陸部の、パターンセンタ側の先細り部分の表面高さを、先細り先端側に向けて、曲面状もくしは傾斜平坦面状に滑らかに低減させたものである。
【０００６】
ここで好ましくは、傾斜主溝の緩傾斜部分からパターンセンタ方向へ延在して、急傾斜部分と並行をなす副急傾斜溝を形成する。そして、この場合には、副急傾斜溝からトレッド接地端方向へ延在して、緩傾斜部分と並行をなすとともに、トレンド接地端に開口する副緩傾斜溝を形成することがより好ましい。
【０００７】
さらに好ましくは、傾斜主溝をパターンエンドまで延在させ、その傾斜主溝の、トレッド接地端より幅方向外側での延在方向を急傾斜部分のそれと同方向とするとともに、その延在部分の、パターンエンド位置での、トレッド周方向に対する鋭角側の角度を１０〜３０°とする。またこの場合には、前記副緩傾斜溝を、前記緩傾斜部分とほぼ平行に延在させて、トレッド接地端よりパターンエンド側で傾斜主溝に開口させて終了させることが一層好ましい。
【０００８】
以上のことを図１に例示するトレッド展開図に基づいてより具体的に説明する。なおこの例では、パターンセンタＣはトレッドセンタに一致する。
ここでは、パターンセンタＣから、トレッド接地幅Ｗの５〜１０％の範囲内に、トレッド周方向へ直線状に延びる一対の周方向主溝１，１を設け、それらの両周方向主溝１，１にて区画されて路面に接地するセンターリブ２に、これもトレッド周方向へ直線状に延びる、幾分狭幅の周方向副溝３を形成する。
【０００９】
またここでは、各周方向主溝１からパターンエンドＥまで連続して延在し、その周方向主溝１に対してともに同一方向に傾斜する複数本の傾斜主溝４を設け、これらの各傾斜主溝４の、パターンセンタ寄りの部分、たとえば、パターンセンタＣからトレッド接地幅Ｗの１０〜２５％の範囲内の部分を、トレッド周方向に対する鋭角側の角度θ₁ が０〜３０°の範囲となる急傾斜部分５とし、また、その傾斜主溝４の、トレッド接地端ＴＥ寄りの部分、これもたとえば、パターンセンタＣから、トレッド接地幅Ｗの２５〜５０％の範囲内の部分を、トレッド周方向に対する鋭角側の角度θ₂ が７０〜９０°の範囲となる緩傾斜部分６とする。なおここで、急傾斜部分５と緩傾斜部分６とは湾曲部分をもって滑らかに連続させることはもちろんである。
【００１０】
そしてさらには、周方向主溝１と二本の傾斜主溝４，４との間に画成される陸部７の、パターンセンタ側の先細り端部分の表面高さを、たとえば、それの長さ方向の２０〜４０mmの範囲で、図に斜線を施して示すように、その先端側に向けて滑らかに低減させる。ここにおけるこの高さ低減は、たとえば、陸部表面が半径方向外方に凸曲面となるようにして行うことができる他、傾斜平坦面となるようにして行うこともできる。
このように構成してなるトレッドパターンは、ここでは、パターンセンタＣに対して線対称をなす。
【００１１】
また、図示の好適例では、緩傾斜部分６の途中からパターンセンタ方向へ延びて、急傾斜部分６と並行をなす副急傾斜溝８を設け、この副急傾斜溝８を、隣接する傾斜主溝４の手前側で陸部内に終了させる。
加えてここでは、上記副急傾斜溝８の途中からトレッド接地端側へ延在して、その接地端に開口するとともに、緩傾斜部分６と並行をなす副緩傾斜溝９を設ける。
【００１２】
そしてさらに、パターンエンドＥまで延在する傾斜主溝４の、トレッド接地端より幅方向外側での延在方向を急傾斜部分５のそれと同方向とするとともに、その延在部分１０の、パターンエンド位置での、トレッド周方向に対する鋭角側の角度θ₃ を１０〜３０°の範囲とする。ところで、前記副緩傾斜溝９は、トレッド接地端ＴＥより外側においてもまた緩傾斜部分６と並行に延在し、傾斜主溝４の、前記延在部分１０に開口して終了する。
【００１３】
【作用】
ウェット排水性能に関連して、トレッド接地面内の水の流れを観察すると、パターンセンタ区域（パターンセンタＣからトレッド接地幅Ｗの約５〜１０％の領域）にては、水はほぼトレッド周方向へ水平に流動し、それより外側の一定区域（パターンセンタからトレッド接地幅の約１０〜２５％の領域）では、トレッド周方向に対して０〜３０°の範囲の角度で傾いて流動し、そして、さらに外側の区域（パターンセンタからトレッド接地幅の約２５〜５０％の領域）では、トレッド周方向に対して湾曲しつつ７０〜９０°範囲の角度で流動してトレッド接地端に排出される。
【００１４】
そこで、この発明のタイヤでは、パターンセンタセンタ区域に少なくとも一対の周方向主溝１を設けることによって、そのパターンセンタ区域の排水性能を十分に確保し、また、パターンセンタ区域より外側の一定区域の排水性能を、傾斜主溝４の急傾斜部分５によって担保し、そして、その急傾斜部分５に、湾曲部分を介して連続する緩傾斜部分６によって、トレッド接地端への、円滑にして迅速な排水を行う。
【００１５】
またここでは、周方向主溝１と二本の傾斜主溝４，４との間に画成される陸部７の先細り端部分の高さを、先端に向けて次第に低減させて、その端部分の剛性を高めることにより、先細り端部分の接地に際するクラッシング、ひいては、溝内への逃げ変形を防止して、排水を十分円滑ならしめ、併せて、その端部分の接地面圧を高めて操縦安定性能および耐偏摩耗性能に有効に寄与させることができる。ところで、表面高さの低減領域を、先細り端部分の先端から、それの長さ方向の２０〜４０mmの範囲とするのは、それが２０mm未満では、低剛性陸部部分が依然として残存することになる一方、４０mmを越えると、ブロックの接地面積が小さくなりすぎ、陸部剛性が低下することによって、操縦安定性能の低下が余儀なくされることによる。
【００１６】
ところで、操縦安定性能の確保の観点からすれば、傾斜主溝４だけを設けたトレッドパターンでは、とくにはパターンセンタ区域での陸部剛性が不足がちとなるので、ここでは、その区域に設けた一対の周方向主溝１，１によって、路面に接地するセンターリブ２を画成することにより、陸部剛性を高めて、すぐれた直進安定性能および操縦性能を確保する。なお、このセンターリブ２は、それがない場合に比して、パターンノイズを有効に低減すべくも機能する。
【００１７】
ここで、周方向主溝１および傾斜主溝４にて画成される陸部７は一般に、緩傾斜部分間に存在する部分で接地面積が比較的大きくなるので、その部分に副溝を配設することによってウェット排水性能を補うことが好ましい。
【００１８】
これがため、図示例では、急傾斜部分５および緩傾斜部分６のそれぞれとほぼ平行をなす副急傾斜溝８および副緩傾斜溝９をそれぞれ設け、トレッド接地端ＴＥの近傍部分での陸部剛性を確保しつつ、いいかえれば、操縦安定性能の低下なしに、ウェット排水性能の向上をもたらす。なおこの場合、副急傾斜溝８の、トレッド周方向に対する角度を小さくすると、副緩傾斜溝９を隔てて位置するそれぞれの陸部部分の剛性差が小さくなって、偏摩耗の抑制に有効であり、また、副急傾斜溝８を急傾斜部分５と実質的に平行としたときには、ウット排水性能を一層向上させることができる。
【００１９】
また図示例においては、緩傾斜部分６から延びる副急傾斜溝８を陸部内で終了させることにより、陸部が、トレッド中央域からショルダー域まで連続するため、陸部剛性が高くなって操縦安定性が向上する。
【００２０】
そしてまた、副緩傾斜溝９を副急傾斜溝８に貫通させることなく止めることにより、特にトレッド中央域の陸部剛性が高くなり、微小舵角時の操安性にしっかり感が生じ、しかも、トレッド中央域でのラグ成分の増加がないためパターンノイズの発生を有効に抑制することができる。
【００２１】
なおここにおいて、副緩傾斜溝９を設けることなしに、副急傾斜溝８だけを設けた場合には、トレッド接地幅のいわゆる１／４部分の近傍の接地圧を高め、また、その付近の水を、接地端に開口する緩傾斜部分６へ円滑に導くことができる。
【００２２】
さらにこのタイヤにおいて、傾斜主溝４を、トレッド接地端ＴＥを越えてパターンエンドＥまで延在させ、そしてそれの、パターンエンド近傍での延在部分１０の、トレッド周方向に対する鋭角側の角度θ₃ を、パターンエンド位置で１０〜３０°の範囲とした場合には、トレッド接地端ＴＥより内側部分の陸部剛性を緩傾斜部分６にて十分に確保した上で、トレッド接地端ＴＥから斜め前方へ噴出される排水を、その延在部分１０をもって十分円滑に排出することができるので、排水の流動性がより良好となり、排水性能が一層向上する。
【００２３】
ところで、上記角度θ₃ が３０°を越えると、車両の旋回走行時の接地輪郭線が、溝形状と重なって、発生騒音が大きくなるおそれが高く、一方、それが１０°未満では、緩傾斜部分６から前記延在部分１０に至る間の溝の曲がりが大きくなって、排水の円滑なる流動を案内することが困難になるため、排水効率が低下することになる。
【００２４】
またここで、副緩傾斜溝９を、緩傾斜部分６とほぼ平行に延在させて、トレッド接地端よりパターンエンド側で傾斜主溝の前記延在部分１０に開口させた場合には、車両の旋回走行に際し、排水性能を確保してなお、バッドレス接地域に所要の剛性を確保することができる。
【００２５】
【実施例】
以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図１はこの発明の実施例を示すトレッド展開図であり、そのパターン構成は前述した通りである。
この例においては、周方向主溝１と二本の傾斜主溝４，４との間に画成される陸部７の、パターンセンタ側の先細り端部分の表面高さを、図に斜線を施して示す範囲内で、その先端側に向けて図２に断面図で示すように、半径方向外方へ凸曲面となる形状をもって滑らかに低減させる。この表面高さの低減部分の作用効果は前述した通りである。
【００２６】
またこの例では、センターリブ２の中央部に形成した周方向副溝３が、センターリブ２の接地圧を高め、ハイドロプレーニング現象の発生限界付近での接地性を高めると同時に、微小舵角時の操縦安定性の向上をももたらす。
【００２７】
図３は他の実施例を示すトレッド展開図である。
この例では、副急傾斜溝８の、トレッド周方向に対する角度θ4 を、図１に示すものより幾分大きくして、その副急傾斜溝８を、傾斜主溝４の急傾斜部分５と実質的に平行とすることによって、前記実施例よりもウェット排水性能を高めることができ、併せて、陸部７に、副急傾斜溝８および副緩傾斜溝９のそれぞれとほぼ平行をなす複数本のサイプ１１，１２を設けることによって、サイプ縁のエッジ効果に基づくウェット路での操縦安定性能の向上と、接地性の向上、ひいては、耐摩耗性能の向上とを実現することができる。
【００２８】
図４に示す実施例は、副急傾斜溝８の陸部７内での終了端部分を楔状に尖らせるとともに、副緩傾斜溝９を、その楔状先端部分に滑らかに連続させることによって、排水の、副緩傾斜溝９への分岐流動抵抗を小さくしたものであり、また、図５に示す実施例は、副緩傾斜溝９の、パターンセンタ側の端部分を図では下向きに幾分湾曲させて、トレッド周方向に対する角度θ₅ をたとえば４０〜５０°とし、そして、その先端を副急傾斜溝８の先端に滑らかに連続させることによって、これもまた排水を円滑ならしめるものである。なおこの後者の場合には、両副傾斜溝８，９にて挟まれる先細り陸部部分の表面高さをもまた、先端側に向けて滑らかに低減させることが、高い陸部剛性を確保する上で好ましい。
【００２９】
ところで、これらの図４および図５に示す実施例によれば、傾斜主溝間でトレッド周方向に隣接するショルダー陸部部分の幅に大小ができるため、たとえば、狭幅陸部については周方向長さを長くし、また、広幅陸部については周方向長さを短くするなどして、陸部剛性のバランスをとることが好ましい。
【００３０】
そして、図６に示す実施例は、副緩傾斜溝９を副急傾斜溝８から分離させるとともに、その副緩傾斜溝９の、パターンセンタ側の端部分を幾分下向きに湾曲させたものである。この例では、陸部７が一つに連続形成されることから、上述した各実施例とほぼ同様のウェット排水性能を確保してなお、陸部７の円滑なる接地を担保して、パターンノイズの発生を有効に抑制することができる。
【００３１】
さらに、図７に示す実施例は、パターンセンタＣからトレッド接地幅Ｗの２５％以下の範囲内で、傾斜主溝４の急傾斜部分５から、その急傾斜部分５よりトレッド周方向に対する角度が小さい傾斜副溝１３を分岐させて設け、この傾斜副溝１３にもまた、それの、トレッド接地端ＴＥを跨いで、傾斜主溝４の緩傾斜部分６とほぼ平行に延びる緩傾斜副溝部分１４を設けたものであり、ここにおけるこの緩傾斜副溝部分１４もまた、傾斜主溝４の、パターンエンドＥの近傍への延在部分１０に開口する。
【００３２】
なおこの例によれば、パターンセンタ側に向けて先細りとなるそれぞれの陸部７ａ，７ｂにおいて、各先細り端部分の表面高さをその先端側に向けて、たとえば図２に示すように滑らかに低減させることが好ましい。
【００３３】
この実施例によれば、とくには、傾斜主溝４の急傾斜部分５から滑らかに分岐して、トレッド接地端ＴＥに開口する傾斜副溝１３の作用に基づいて、ウェット排水性能をより一層向上させることができる。
【００３４】
また、この実施例では、トレッド接地端ＴＥの近傍にあって、それより幅方向内側に設けた周方向細溝１５の作用によって、とくには旋回走行時における、陸部７ａ，７ｂの接地性を有効に高めることができる。
【００３５】
〔比較例〕
以下に、発明タイヤと従来タイヤとの、ウェット排水性能、ドライ路面での操縦安定性能および低騒音性能に関する比較試験について説明する。
◎供試タイヤ
サイズが２２５／５０Ｒ１６で、トレッド接地幅（Ｗ）が１００mmのタイヤ。
・発明タイヤ１
図１に示すトレッドパターンを有するタイヤであって、表１に示す寸法諸元を有するもの。
【００３６】
【表１】

【００３７】
・発明タイヤ２
図３に示すトレッドパターンを有するタイヤであって、表２に示す寸法諸元を有するもの。
【００３８】
【表２】

【００３９】
・発明タイヤ３
図４に示すトレッドパターンを有するタイヤであって、表３に示す寸法諸元を有するもの。
【００４０】
【表３】

【００４１】
・発明タイヤ４
図５に示すトレッドパターンを有するタイヤであって、表４に示す寸法諸元を有するもの。
【００４２】
【表４】

【００４３】
・発明タイヤ５
図６に示すトレッドパターンを有するタイヤであって、表５に示す寸法諸元を有するもの。
【００４４】
【表５】

【００４５】
・発明タイヤ６
図７に示すトレッドパターンを有するタイヤであって、表６に示す寸法諸元を有するもの。
【００４６】
【表６】

【００４７】
・従来タイヤ
図８に示すトレッドパターンを有するタイヤであって、表７に示す寸法諸元を有するもの。
【００４８】
【表７】

【００４９】
◎試験方法
タイヤへの充填内圧を２．２kg/cm²とし、荷重を２名乗車相当分としたところにおいて、
ウェット排水性能については、水深５mmのウェット路面を、時速８０kmおよび９０kmで直進走行したときの残存接地面積を計測することによって評価し、
ドライ路面での操縦安定性能は、ドライ状態のサーキットコースを各種の走行モードでスポーツ走行したときのテストドライバーのフィーリングをもって評価し、
そして低騒音性能は、直進平滑路を１００km/Hから惰性走行したときの車室内騒音を測定して評価した。
◎試験結果
試験の結果を表８に、従来タイヤをコントロールとして指数表示する。
なお、指数値は大きいほどすぐれた結果を示すものとする。
【００５０】
【表８】

【００５１】
【発明の効果】
前記比較試験からも明らかなように、この発明によれば、すぐれたウェット排水性能を確保しつつもなお、操縦安定性能および低騒音性能のそれぞれをともに有効に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施例を示すトレッド展開図である。
【図２】先細り陸部部分の表面高さの低減態様を例示する断面図である。
【図３】他の実施例を示すトレッド展開図である。
【図４】他の実施例を示すトレッド展開図である。
【図５】他の実施例を示すトレッド展開図である。
【図６】さらに他の実施例を示すトレッド展開図である。
【図７】さらに他の実施例を示すトレッド展開図である。
【図８】従来例を示すトレッド展開図である。
【符号の説明】
１周方向主溝
２センターリブ
３周方向副溝
４傾斜主溝
５急傾斜部分
６緩傾斜部分
７，７ａ，７ｂ陸部
８副急傾斜溝
９副緩傾斜溝
１０延在部分
１１，１２サイプ
１３傾斜副溝
１４緩傾斜副溝部分
１５周方向細溝
Ｃパターンセンタ
Ｅパターンエンド
ＴＥトレッド接地端
θ₁,θ₂,θ₃,θ₄,θ₅ 平均角度
Ｌ，Ｌ₀,Ｌ₁ 長さ
Ｗトレッド接地幅[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a pneumatic radial tire having a so-called directional pattern and having excellent athletic performance, and particularly to improving wet drainage performance, low noise performance and steering stability performance without sacrificing other performances. It is.
[0002]
[Prior art]
In order to achieve both the wet drainage performance and the low noise performance, for example, as proposed by the present applicant in Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 5-319025, a circumferential groove extending linearly in the tread circumferential direction, In general, a tread pattern formed by combining the above-mentioned inclined grooves is adopted.
[0003]
It is also known that a steeply inclined groove having a smaller inclination angle with respect to the tread circumferential direction is effective for further improving the wet drainage performance as compared with the general directional inclined groove described above. Further, it is known that increasing the negative rate is effective for improving the hydroplaning resistance, although there is a problem that the low noise performance is deteriorated.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, under the recent demand for higher performance tires with higher performance of vehicles, wet drainage performance, low noise performance, and steering stability performance are generally improved without sacrificing other performances. The technology has not been established yet. For example, when the above-mentioned steeply sloping groove is adopted for the purpose of improving the wet drainage performance, the land portion defined by the steeply sloping groove, particularly the taper, is tapered. There is the disadvantage that the steering stability is impaired due to the extremely low rigidity in the parts, and this too, in order to enhance the wet drainage performance, the pattern center, often the tread center, has a circumferential groove. Is disadvantageous in that straight running stability performance, steering performance at a small steering angle, and the like are reduced as compared with the case where ribs are provided on the tread center.
Accordingly, the present invention provides a pneumatic radial tire having a directional pattern, in which both low noise performance and steering stability performance are effectively improved while ensuring excellent wet drainage performance.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, by providing a rib which is continuous in the circumferential direction of the tread and is in contact with the road surface at a pattern center which usually coincides with the tread center, the straight running stability and the steering performance at a small steering angle are sufficiently ensured. In consideration of optimal wet drainage performance, adopt a steeply sloping groove in the direction, and particularly, the structure of the steeply sloping groove near the pattern center and the part near the tread grounding end. The pneumatic radial tire having a directional pattern according to the present invention has at least a pair of circumferential main grooves extending linearly in the tread circumferential direction in the pattern center area. provided, defines a circumferential rib which contact with the road surface, at least one of their circumferential main grooves, both with respect to the circumferential direction main grooves In was provided by extending a plurality of inclined main groove which is open to the tread edge inclined in the direction to the pattern end side, each inclined main groove, a portion of the pattern center toward the circumferential direction main grooves a steep slope portion you open it in the same groove depth and, smoothly continuous through the curved portion to the steeply inclined portion, as well as composed of a gentle slope portion is a portion of the tread ground-contact end-sided, steep parts, 0 to 30 ° the angle of the acute angle side with respect to the tread circumferential direction, and 70 to 90 ° similar angle of gentle slope portion, of the land portions defined by the circumferential main grooves and the inclined main groove, the pattern The surface height of the tapered portion on the center side is smoothly reduced to a curved surface or an inclined flat surface toward the tapered tip side.
[0006]
Here, preferably, a sub steeply inclined groove extending from the gentle inclined portion of the inclined main groove toward the pattern center to be parallel to the steeply inclined portion is formed. In this case, it is more preferable to form a sub-gently inclined groove extending from the steeply inclined sub-groove toward the tread contact edge to be parallel to the gentle inclined portion and opening to the trend contact end.
[0007]
More preferably, the inclined main groove is extended to the pattern end, and the extending direction of the inclined main groove in the width direction outside from the tread ground end is set to the same direction as that of the steeply inclined portion. The angle on the acute angle side with respect to the tread circumferential direction at the pattern end position is 10 to 30 °. Further, in this case, it is more preferable that the sub- slowly inclined groove is extended substantially in parallel with the gentlely inclined portion, and the groove is opened to the inclined main groove on the pattern end side with respect to the tread ground end, and the processing is completed.
[0008]
The above will be described more specifically based on the tread developed view illustrated in FIG. In this example, the pattern center C matches the tread center.
Here, a pair of circumferential main grooves 1 and 1 extending linearly in the tread circumferential direction are provided within a range of 5 to 10% of the tread contact width W from the pattern center C, and both circumferential main grooves 1 are provided. , 1 are formed in the center rib 2 which is grounded on the road surface and has a somewhat narrow circumferential sub-groove 3 which also extends linearly in the circumferential direction of the tread.
[0009]
Here also extends continuously from the circumferential main groove 1 to the pattern end E, both provided plural main oblique groove 4 which is inclined in the same direction with respect to the circumferential main grooves 1, these of the inclined main groove 4, portions of the pattern center toward, for example, a portion of the 10% to 25% range of the tread ground contact width W from the pattern center C, an angle theta ₁ of the acute angle side with respect to the tread circumferential direction 0 to 30 ° And a portion of the inclined main groove 4 near the tread ground end TE, which is also within a range of 25 to 50% of the tread ground width W from the pattern center C, for example. Is a gentle slope portion 6 in which the angle θ ₂ on the acute angle side with respect to the tread circumferential direction is in the range of 70 to 90 °. In this case, the steeply inclined portion 5 and the gentlely inclined portion 6 are of course connected smoothly with a curved portion.
[0010]
Further, the surface height of the tapered end portion on the pattern center side of the land portion 7 defined between the circumferential main groove 1 and the two inclined main grooves 4, 4 is set to, for example, the length thereof. In the range of 20 to 40 mm in the vertical direction, as shown by hatching in the figure, the amount is smoothly reduced toward the front end side. This height reduction here can be performed, for example, such that the land portion surface has a convex curved surface outward in the radial direction, or can be formed so as to have an inclined flat surface.
Here, the tread pattern configured in this manner is line-symmetric with respect to the pattern center C.
[0011]
In the preferred embodiment shown in the figure, a sub-steep slope groove 8 extending from the middle of the gentle slope section 6 toward the pattern center and parallel to the steep slope section 6 is provided. It ends in the land part just before the groove 4.
In addition, here, a sub-gently inclined groove 9 extending from the middle of the sub-steeply inclined groove 8 to the tread contact end side, opening to the contact end, and being parallel to the gentle inclined portion 6 is provided.
[0012]
And further, the inclined main groove 4 extending to the pattern end E, with the same same direction steep portion 5 the extending direction of the width direction outer side than the tread ground contact end, of the extending portion 10, the pattern end The angle θ ₃ on the acute angle side with respect to the tread circumferential direction at the position is in the range of 10 to 30 °. By the way, the sub-gently inclined groove 9 also extends outside the tread ground contact end TE in parallel with the gentlely inclined portion 6, and opens at the extending portion 10 of the inclined main groove 4 and ends.
[0013]
[Action]
When observing the flow of water in the tread contact surface in relation to the wet drainage performance, in the pattern center area (an area of about 5 to 10% of the tread contact width W from the pattern center C), the water is almost completely spread around the tread. In a certain area outside the area (area of about 10 to 25% of the tread contact width from the pattern center), the air flows at an angle of 0 to 30 ° with respect to the circumferential direction of the tread. And, in the further outer area (area of about 25 to 50% of the tread contact width from the pattern center), it flows at an angle of 70 to 90 ° while being curved with respect to the tread circumferential direction and is discharged to the tread contact end. Is done.
[0014]
Therefore, in the tire of the present invention, by providing at least one pair of circumferential main grooves 1 in the pattern center area, the drainage performance of the pattern center area is sufficiently ensured. The drainage performance is ensured by the steeply sloping portion 5 of the sloping main groove 4, and the slopingly sloping portion 6 is connected to the steeply sloping portion 5 through a curved portion to smoothly and quickly reach the tread contact edge. Drain.
[0015]
Further, here, the height of the tapered end portion of the land portion 7 defined between the circumferential main groove 1 and the two inclined main grooves 4, 4 is gradually reduced toward the front end, and the end portion is formed. By increasing the rigidity of the part, crushing when the tapered end part touches the ground, preventing escape deformation into the groove, smoothing drainage sufficiently, and at the same time, reducing the contact pressure at the end part It can be increased to effectively contribute to steering stability performance and uneven wear resistance performance. By the way, the area where the surface height is reduced is set to be in the range of 20 to 40 mm in the longitudinal direction from the tip of the tapered end portion, because if it is less than 20 mm, the low-rigid land portion still remains. On the other hand, if it exceeds 40 mm, the ground contact area of the block becomes too small, and the rigidity of the land decreases, so that the steering stability performance must be reduced.
[0016]
By the way, from the viewpoint of ensuring the steering stability performance, the tread pattern provided with only the inclined main groove 4 tends to be insufficient in land rigidity particularly in the pattern center area. By defining the center rib 2 that is in contact with the road surface by the pair of circumferential main grooves 1 and 1, the rigidity of the land portion is increased, and excellent straight running stability and steering performance are secured. The center rib 2 also functions to effectively reduce the pattern noise as compared with a case without the center rib.
[0017]
Here, since the land portion 7 defined by the circumferential main groove 1 and the inclined main groove 4 generally has a relatively large ground contact area in a portion existing between the gentle slope portions, a sub-groove is arranged in that portion. It is preferable that the wet drainage performance is supplemented by the provision.
[0018]
For this reason, in the illustrated example, the sub-steep slope groove 8 and the sub-slow slope groove 9 which are substantially parallel to the steep slope portion 5 and the gentle slope portion 6, respectively, are provided, and the land portion rigidity near the tread contact edge TE is provided. In other words, it improves wet drainage performance without lowering steering stability performance. In this case, when the angle of the sub steeply inclined groove 8 with respect to the circumferential direction of the tread is reduced, the difference in rigidity between the land portions located across the sub-gently inclined groove 9 is reduced, which is effective in suppressing uneven wear. In addition, when the sub-steeply inclined groove 8 is substantially parallel to the steeply inclined portion 5, the drainage performance of the hut can be further improved.
[0019]
Further, in the illustrated example, the sub-steep slope groove 8 extending from the gentle slope portion 6 is terminated in the land portion, so that the land portion is continuous from the center region of the tread to the shoulder region. The performance is improved.
[0020]
Further , by stopping the sub gentle slope groove 9 without penetrating the sub steep slope groove 8, the rigidity of the land portion particularly in the central region of the tread is increased, and a sense of stability at a small steering angle is generated, and Since there is no increase in the lag component in the central region of the tread, the occurrence of pattern noise can be effectively suppressed.
[0021]
In this case, when only the sub steeply inclined groove 8 is provided without providing the sub gentlely inclined groove 9, the contact pressure near the so-called ４ portion of the tread contact width is increased, and Water can be smoothly guided to the gentle slope portion 6 opening to the ground end.
[0022]
Further, in this tire, the inclined main groove 4 is extended to the pattern end E beyond the tread ground end TE, and the angle θ of the extending portion 10 near the pattern end on the acute angle side with respect to the tread circumferential direction. _{In the case where 3} is within the range of 10 to 30 ° at the pattern end position, the land portion rigidity of the inner portion from the tread contact edge TE is sufficiently secured by the gentle slope portion 6 and then oblique from the tread contact edge TE. Since the drainage spouted forward can be discharged sufficiently smoothly with the extended portion 10, the flowability of the drainage becomes better and the drainage performance is further improved.
[0023]
By the way, if the angle θ ₃ exceeds 30 °, the contour of the ground contact during the turning of the vehicle overlaps with the groove shape, and there is a high possibility that the generated noise becomes large. The curvature of the groove from the part 6 to the extending part 10 becomes large, and it becomes difficult to guide the smooth flow of the drainage, so that the drainage efficiency is reduced.
[0024]
In this case, when the sub-gently inclined groove 9 is extended substantially in parallel with the gentlely inclined portion 6 and opened to the extending portion 10 of the inclined main groove on the pattern end side from the tread contact end , the vehicle In turning the vehicle, the required rigidity can be ensured in the area where the bad dress is in contact, while ensuring the drainage performance.
[0025]
【Example】
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a tread developed view showing an embodiment of the present invention, and its pattern configuration is as described above.
In this example, the surface height of the tapered end portion on the pattern center side of the land portion 7 defined between the circumferential main groove 1 and the two inclined main grooves 4, 4 is indicated by oblique lines in the figure. As shown in the cross-sectional view of FIG. 2, a shape having a curved surface protruding outward in the radial direction is smoothly reduced toward the front end side within the range indicated by the application. The function and effect of this portion where the surface height is reduced are as described above.
[0026]
Further, in this example, the circumferential sub-groove 3 formed in the center of the center rib 2 increases the contact pressure of the center rib 2 to increase the contact property near the limit of the occurrence of the hydroplaning phenomenon, and at the same time, the small steering angle. It also improves steering stability.
[0027]
FIG. 3 is a tread developed view showing another embodiment.
In this example , the angle θ4 of the sub steeply inclined groove 8 with respect to the circumferential direction of the tread is made somewhat larger than that shown in FIG. By making them substantially parallel, the wet drainage performance can be enhanced as compared with the above-described embodiment, and at the same time, a plurality of land portions 7 that are substantially parallel to the sub steeply inclined groove 8 and the sub gentlely inclined groove 9 are formed. By providing the sipees 11 and 12, it is possible to improve the steering stability on wet roads based on the edge effect of the sipe edge, improve the contact with the ground, and further improve the wear resistance.
[0028]
In the embodiment shown in FIG. 4, the end portion of the sub steeply inclined groove 8 in the land portion 7 is sharpened in a wedge shape, and the sub gentlely inclined groove 9 is smoothly connected to the wedge-shaped tip portion. In the embodiment shown in FIG. 5, the end of the sub-gently inclined groove 9 on the pattern center side is slightly curved downward in the drawing. by, and example 40 to 50 ° the angle theta ₅ with respect to the tread circumferential direction, and, by smoothly continuous to the tip of the tip sub steep grooves 8, which are also intended to makes it smooth drainage . In the latter case, the surface height of the tapered land portion sandwiched between the two

sub-inclined grooves

8 and 9 can also be smoothly reduced toward the front end side to secure high land portion rigidity. Preferred above.
[0029]
According to the embodiment shown in FIGS. 4 and 5, the width of the shoulder land portion adjacent in the tread circumferential direction between the inclined main grooves can be increased or decreased. It is preferable to balance the rigidity of the land portion by increasing the length and shortening the circumferential length of the wide land portion.
[0030]
In the embodiment shown in FIG. 6, the sub-gradually inclined groove 9 is separated from the sub-gradiently inclined groove 8, and the end portion of the sub-gradually inclined groove 9 on the pattern center side is slightly curved downward. is there. In this example, since the land portions 7 are continuously formed as one, the wet drainage performance substantially similar to that of each of the above-described embodiments is ensured, and the smooth grounding of the land portions 7 is ensured, and the pattern noise is reduced. Can be effectively suppressed.
[0031]
Further, in the embodiment shown in FIG. 7, the angle from the steeply inclined portion 5 of the inclined main groove 4 to the circumferential direction of the tread from the steeply inclined portion 5 is within a range of 25% or less of the tread contact width W from the pattern center C. provided by branching a small inclination minor groove 13, also in the inclined sub-groove 13, it, across the tread end TE, gradually inclined sub-grooves portion extending substantially parallel to the gentle slope portion 6 of the main oblique groove 4 In this case, the gentle inclined sub-groove portion 14 also opens in the extending portion 10 of the inclined main groove 4 near the pattern end E.
[0032]
According to this example, in each of the land portions 7a and 7b tapered toward the pattern center side, the surface height of each tapered end portion is directed smoothly toward the tip end side, for example, as shown in FIG. Preferably, it is reduced.
[0033]
According to this embodiment, in particular, the wet drainage performance is further improved based on the function of the inclined sub-groove 13 which smoothly branches off from the steeply inclined portion 5 of the inclined main groove 4 and opens at the tread contact edge TE. Can be done.
[0034]
Further, in this embodiment, by the action of the circumferential narrow groove 15 provided near the tread grounding end TE and provided inward in the width direction therefrom , the grounding property of the land portions 7a and 7b, particularly during turning traveling, is reduced. Can be enhanced effectively.
[0035]
(Comparative example)
Hereinafter, a comparison test between the inventive tire and the conventional tire regarding wet drainage performance, steering stability performance on a dry road surface, and low noise performance will be described.
A tire having a test tire size of 225/50 R16 and a tread contact width (W) of 100 mm.
・ Invention tire 1
A tire having the tread pattern shown in FIG. 1 and having the dimensions shown in Table 1.
[0036]
[Table 1]

[0037]
・ Invented tire 2
A tire having the tread pattern shown in FIG. 3 and having the dimensions shown in Table 2.
[0038]
[Table 2]

[0039]
・ Invented tire 3
A tire having the tread pattern shown in FIG. 4 and having the dimensions shown in Table 3.
[0040]
[Table 3]

[0041]
・ Invented tire 4
A tire having the tread pattern shown in FIG. 5 and having the dimensional specifications shown in Table 4.
[0042]
[Table 4]

[0043]
・ Invention tire 5
A tire having the tread pattern shown in FIG. 6 and having the dimensions shown in Table 5.
[0044]
[Table 5]

[0045]
・ Invented tire 6
A tire having the tread pattern shown in FIG. 7 and having the dimensions shown in Table 6.
[0046]
[Table 6]

[0047]
Conventional tire A tire having the tread pattern shown in FIG. 8 and having the dimensions shown in Table 7.
[0048]
[Table 7]

[0049]
◎ Test method When the internal pressure of the tire was 2.2 kg / cm ² and the load was equivalent to two passengers,
The wet drainage performance was evaluated by measuring the remaining ground contact area when traveling straight on a wet road surface at a depth of 5 mm at a speed of 80 km / h and 90 km / h,
Driving stability on dry roads was evaluated based on the test driver's feeling when driving sports on a dry circuit course in various driving modes,
The low noise performance was evaluated by measuring the vehicle interior noise when the vehicle was coasting from 100 km / H on a straight running road.
試験 Test results The results of the test are shown in Table 8 as indexes using the conventional tire as a control.
The larger the index value, the better the result.
[0050]
[Table 8]

[0051]
【The invention's effect】
As is clear from the comparative test, according to the present invention, it is possible to effectively improve both the steering stability performance and the low noise performance while securing excellent wet drainage performance.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a tread developed view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view illustrating a mode of reducing the surface height of a tapered land portion.
FIG. 3 is a tread developed view showing another embodiment.
FIG. 4 is a tread developed view showing another embodiment.
FIG. 5 is a tread developed view showing another embodiment.
FIG. 6 is a tread developed view showing still another embodiment.
FIG. 7 is a tread development view showing still another embodiment.
FIG. 8 is a tread developed view showing a conventional example.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Circumferential main groove 2 Center rib 3 Circumferential sub-groove 4 Inclined main groove 5 Steeply inclined portion 6 Slightly inclined portion 7, 7a, 7b Land portion 8 Secondary steeply inclined groove 9 Secondary slowly inclined groove 10 Extension portion 11, 12 Sipe 13 inclined sub-groove 14 gentle inclined sub-groove portion 15 circumferential narrow groove C pattern center E pattern end TE tread grounding end θ ₁ , θ ₂ , θ ₃ , θ ₄ , θ ₅ average angle L, L ₀ , L ₁ length W tread contact width

Claims

In the pattern center area, at least a pair of circumferential main grooves extending linearly in the tread circumferential direction are provided to define circumferential ribs that contact the road surface, and from at least one of the pair of circumferential main grooves toward the pattern end side. Extending, the pneumatic radial tire provided with a plurality of inclined main grooves that are inclined in the same direction with respect to the circumferential main groove and open at the tread grounding end,
Each of the inclined main grooves is a portion close to the pattern center and has a steeply inclined portion opening at the same groove depth as the circumferential main groove, and a tread ground end connected to the steeply inclined portion via a curved portion. together constituting between gentle slope portion is a portion of the deviation, and the steep portion, 0 to 30 ° the angle of the acute angle side with respect to the tread circumferential direction, the same angle of gentle slope portion and 70 to 90 °, the circumferential direction A pneumatic radial tire having a directional pattern in which a surface height of a tapered end portion on a pattern center side of a land portion defined by a main groove and an inclined main groove is smoothly reduced toward a front end side.

The pneumatic radial tire having a directional pattern according to claim 1 , further comprising a sub-steep slope groove extending from the gentle slope portion of the slope main groove toward the pattern center and parallel to the steep slope portion.

The pneumatic radial tire having a directional pattern according to claim 2 , further comprising a sub-gently-inclined groove extending from the sub-steeply-inclined groove and opening at the tread contact edge, and being parallel to the gentle-inclined portion.

The direction according to any one of claims 1 to 3, wherein the inclined main groove extends to the pattern end, and the angle of the inclined main groove on the acute side with respect to the tread circumferential direction is 10 to 30 ° at the pattern end position. Pneumatic radial tire having a characteristic pattern.

The pneumatic radial tire having a directional pattern according to claim 4 , wherein the sub-gently inclined groove extends in parallel with the gently inclined portion, and is opened to the inclined main groove on a pattern end side from a tread contact end. .