JP3594802B2 - スタンプ洗浄装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スタンプの印面を洗浄液の浸漬した状態で、ブラシにより印面を洗浄するスタンプ洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、印面を光硬化性樹脂で構成したスタンプ(素材)に、マスクを介して印章画像(印章文字)を露光して所望のスタンプを作製するスタンプ作製装置が知られている。このスタンプ作製装置で作成したスタンプでは、露光後、印章画像を構成する硬化部分を残して、硬化しない部分を取り除く必要がある。すなわち、露光後、スタンプの印面を洗浄して、印章画像に相当する凸部分を浮き上がらせる必要がある。そこで従来、底面に薄型方形のブラシ体を設けた洗浄パン(洗浄器)が用意されており、ユーザーは、洗浄パンに水を入れ、露光後のスタンプをこのブラシにすり付けるようにして、印面の洗浄を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の洗浄器では、洗浄作業が煩雑であると共に、ユーザーの個人差により印面の洗浄にむらが生ずる問題がある。印面に洗浄むらが生ずると、残った硬化してない部分も、やがて照明等により硬化してしまい、良好な印面(印章文字)が得られなくなる。また逆に、ブラッシングが強すぎると、硬化した部分まで剥がれてしまう問題も生ずる。このため、洗浄の自動化が望まれていた。また、ゴム印などの一般的なスタンプにおいても、目づまりやインク色の変更などの際に、印面を自動洗浄できることが望ましい。しかし、スタンプの洗浄を自動化すると、洗浄液である水の扱いが煩雑になると共に、駆動装置部などに防水の問題が生ずる。
【0004】
本発明は、洗浄液の扱いが容易で、且つ洗浄液に対するシール性を向上させたスタンプ洗浄装置を提供することをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のスタンプ洗浄装置は、スタンプの印面を洗浄液の浸漬した状態で印面に当接したブラシ体により、印面を洗浄するスタンプ洗浄装置であって、上端部が開放され、洗浄液を貯留すると共に内部にブラシ体を着座させた洗浄液槽と、スタンプを保持するスタンプ保持機構およびブラシ体を洗浄運動させるブラシ体駆動機構を有し、洗浄液槽の上端部を着脱自在に閉蓋する閉蓋手段とを備え、閉蓋手段は、スタンプ保持機構を有するスタンプセット部と、ブラシ体駆動機構を有する駆動装置部と、の2分割に構成され、スタンプセット部および駆動装置部は、洗浄液槽の上端部に臨んで並設されていると共に、それぞれ洗浄液槽に対し独立して着脱可能に構成されていることを特徴とする。
【0006】
この構成によれば、洗浄液を貯留する洗浄液槽を備え、且つ洗浄液槽を閉蓋する閉蓋手段を備えているため、洗浄液槽内でブラシ体を洗浄運動させても、洗浄液が外部に流出することがない。また、ブラシ体を洗浄液槽に収容しているため、ブラシ体は洗浄液中で洗浄運動する。このため、洗浄液は波立つが飛び散ることはなく、閉蓋手段が飛び散った洗浄液で濡れることがない。さらに、閉蓋手段が、洗浄液槽の上側に配設されているため、閉蓋手段に組み込んだブラシ体駆動機構が洗浄液に濡れるのを、極力防止することができる。またさらに、洗浄液槽に対し閉蓋手段が着脱自在に構成されているため、閉蓋手段を取り外すことにより、洗浄液槽への洗浄液の注ぎ込みや洗浄液の排水、ひいては洗浄液槽やブラシの洗浄を簡単に行うことできる。
また、この構成によれば、複数のスタンプを連続して洗浄する場合、スタンプセット部のみを取り外すことで、新たなスタンプを順次且つ迅速に洗浄することができる。さらに、スタンプをスタンプセット部に装着した状態で、これをすすぎ洗いすることができる。
【0009】
この場合、スタンプセット部と駆動装置部との相互間には、スタンプセット部および駆動装置部が洗浄液槽に装着された状態で、駆動装置部のみの離脱を阻止する離脱阻止部が設けられていることが、好ましい。
【0010】
この構成によれば、複数のスタンプを連続して洗浄する場合に、誤って駆動装置部を取り外してしまうのを防止することができる。
【0011】
この場合、駆動装置部には、ブラシ体駆動機構の起動スイッチに接続されたインターロックスイッチが設けられており、インターロックスイッチは、駆動装置部を洗浄液槽に装着した状態で、洗浄液槽に装着したスタンプセット部によりONされることが、好ましい。
【0012】
この構成によれば、駆動装置部を洗浄液槽から取り外した状態、および駆動装置部のみを洗浄液槽に装着した状態では、インターロックスイッチはOFFしており、起動スイッチをONさせてもブラシ体駆動機構は駆動しない。このため、ブラシ体駆動機構の無用な駆動を防止することができると共に、ブラシ体駆動機構が駆動しているときに、その出力端に異物が触れるのを防止することができる。
【0013】
この場合、インターロックスイッチの操作端は、駆動装置部からスタンプセット部側に突出しており、スタンプセット部に形成した段部と協働して、離脱阻止部を構成していることが、好ましい。
【0014】
この構成によれば、インターロックスイッチの操作端を、上記の駆動装置部の離脱を阻止する離脱阻止部として活用(兼用)することができる。また、上記のインターロックスイッチのスイッチ構造を単純化することができる。
【0015】
この場合、駆動装置部は、ブラシ体駆動機構を内蔵した装置部ケースを有しており、インターロックスイッチは、スイッチ本体と、スイッチ本体に進退自在に当接するスイッチ操作部とから成り、スイッチ操作部は、装置部ケースのスタンプセット部側の側壁に形成したスイッチ開口からスタンプセット部側に突出した操作端と、操作端に連なり側壁の内面に沿ってスイッチ本体側に延びる操作部本体とを有し、操作部本体は、操作端とスイッチ開口との間隙を、操作端のON−OFFいずれの位置でも側壁の内側から閉塞していることが、好ましい。
【0016】
この構成によれば、特別なシール部材を用いることなく、装置部ケースに形成したスイッチ開口を閉塞することができ、装置部ケースのシール性を向上させることができる。
【0017】
この場合、スイッチ操作部は、操作部本体を側壁の内面に押圧するばねを、更に有していることが、好ましい。
【0018】
この構成によれば、操作部本体が側壁の内面に強く密着するため、より一層、装置部ケースのシール性を向上させることができる。
【0019】
これらの場合、駆動装置部はブラシ体駆動機構を内蔵した装置部ケースを有し、且つ装置部ケースの下壁にはブラシ体を洗浄運動させる回転体が突出しており、回転体は、ブラシ体に係合する回転体本体と回転体本体を支持する軸部とを有し、下壁は、軸部が貫通する軸開口と軸開口を構成する開口縁部に垂設した筒部とを有し、回転体本体には、軸部の下端部から立ち上がって筒部を囲繞する水返し部が形成されていることが、好ましい。
【0020】
この構成によれば、洗浄液が飛び散ることがあっても、水返し部により、洗浄液が軸部と軸開口との間隙から直接、装置部ケース内に浸入することがなく、回転体によるブラシ体の洗浄運動に支障を生ずることなく、装置部ケースのシール性を向上させることができる。
【0021】
これらの場合、駆動装置部には、駆動装置部を洗浄液槽に装着した状態で、洗浄液槽内と外気とを連通する換気部が形成されていることが、好ましい。
【0022】
この構成によれば、スタンプの洗浄後、洗浄液槽やブラシ体を洗ってこれを保管する場合、洗浄液槽にスタンプセット部および駆動装置部を装着しておいても、洗浄液槽やブラシ体を、換気部を介して乾燥させることができ、カビの発生などを防止することができる。
【0023】
これらの場合、スタンプの印面が、マスクを介して印章画像を露光した状態の光硬化性樹脂で構成されていることが、好ましい。
【0024】
この構成によれば、印面における硬化しない部分を、適切に掻き出し且つ洗浄液に良好に溶け込ませることができ、洗浄むらを有効に防止することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係るスタンプ洗浄装置を、スタンプ作製装置で作製したスタンプのスタンプ洗浄装置に適用した場合について説明する。スタンプ作製装置は、印面を紫外線硬化樹脂で形成したスタンプ素材に、インクリボンに印字(印刷)した印章文字(絵柄を含む印章画像)をマスクとして紫外線を露光し、所望のスタンプを作成するものであり、この露光によりスタンプの印面は、印章文字の部分のみ硬化し、他の部分は硬化せず軟らかいままとなる。そして、実施形態のスタンプ洗浄装置は、このスタンプの硬化しない部分をブラッシングにより洗い流すものであり、洗浄が完了すると、スタンプの印面は硬化した印章文字の部分のみが凸状に残る。
【0026】
図1はスタンプ洗浄装置の外観斜視図であり、図2はその分解斜視図である。両図に示すように、このスタンプ洗浄装置1は、水道水などの洗浄液を貯留する洗浄液槽2と、洗浄液槽2の上端開口を着脱自在に閉蓋する閉蓋手段3とで構成されており、また閉蓋手段3は、スタンプセット部4と駆動装置部5とで2分割に構成されている。洗浄液槽2の内側には、これに注ぎ込んだ洗浄液に浸清されるようにしてブラシ体6が収容されている。スタンプセット部4には、後述するスタンプ保持機構が組み込まれており、スタンプ保持機構はスタンプを挟持するようにしてこれを保持する。スタンプセット部4を洗浄液槽2に装着すると、これに保持されたスタンプは下向きに洗浄液槽2内に臨み、その印面がブラシ体6に当接する。駆動装置部5には、後述するブラシ体駆動機構15が組み込まれており、駆動装置部5を洗浄液槽2に装着すると、ブラシ体駆動機構15の出力端がブラシ体6に係合する。
【0027】
洗浄液槽2に所定量の洗浄液を注いだ後、これにブラシ体6を着座させ、次に駆動装置部5を洗浄液槽2に閉蓋するように装着すると共に、予めスタンプをセットしたスタンプセット部4を洗浄液槽2に閉蓋するように装着する。この状態で、駆動装置部5を駆動させると、駆動装置部5は、ブラシ体6をその当接姿勢に保持状態で円運動させる。このブラシ体6の円運動により、スタンプの印面がブラッシングされ、このブラッシングにより印面の硬化しない部分が、掻き取られるようにして洗浄液に溶け出し洗浄が行われる。所定時間経過後、駆動装置部5が停止したら、上記と逆の手順でスタンプセット部4および駆動装置部5を洗浄液槽2から取り外し、洗浄液槽2およびブラシ体6を簡単に洗って、洗浄作業を完了する。そして再度、洗浄液槽2にスタンプセット部4および駆動装置部5を装着して、これを保管する。
【0028】
駆動装置部5は、装置部ケース11によりその外殻が形成されており、装置部ケース11は洗浄液槽2の半部の蓋体を兼ねている。装置部ケース11の上面には、スタートスイッチ12と、電源表示ランプ13および駆動表示ランプ14が配設されている。また、装置部ケース11の内部にはブラシ体駆動機構15が収納されている(図4参照)。ブラシ体駆動機構15に電力が供給されると電源表示ランプ13が点灯し、この状態でスタートスイッチ12がONされると、駆動表示ランプ14が点灯すると共にブラシ体駆動機構15が駆動する。
【0029】
図2および図3に示すように、装置部ケース11は、洗浄液槽2に装着されるベース部22およびブラシ体駆動機構15を収納した機構収納部23から成るケース本体21と、機構収納部23に対応してケース本体21の裏面に取り付けた裏蓋24とで構成されている。ベース部22の一方の端部には、洗浄液槽2の係止孔95に内側から嵌合する係止突起(図示せず)が形成され、他方の端部には、洗浄液槽2の小突起96に内側から係止する掛止め片25が形成されている。掛止め片25は、ばね性を奏するように「V」字状に折曲げ形成されており、その指掛け部25aの下側に形成した一対の切欠き部25bで、上記の小突起96に係止する。
【0030】
また、ベース部22のスタンプセット部4側の側壁26には、後述するインターロックスイッチ53の操作端65が突出するスイッチ開口27が形成されている。さらに、ベース部22における洗浄液槽2の隅部に対応する部位には、一対の係合片28,28が垂設されており、駆動装置部5を洗浄液槽2に装着した状態で、各係合片28は洗浄液槽2の隅部の内側に係合する。また、一対の係合片28,28間には、ベース部22を上側に切り欠くようにして4つの通気部29が形成されている。駆動装置部5を洗浄液槽2に装着した状態では、この通気部29と洗浄液槽2の上縁部との間に、洗浄液槽2の内部と外気とを連通する間隙が生ずるようになっている。洗浄液槽2やブラシ体6はスタンプを洗浄した後、洗ってから保管するが、そのとき、洗浄液槽2の内面やブラシ体6が濡れていても、この通気部29の部分から外気が流通して、この濡れが乾くようになっている。
【0031】
裏蓋24は、平板状の裏蓋本体31と、裏蓋本体31の外縁部から立ち上げた立上げ片32と、上記の通気部29に対応する位置に裏蓋本体31の外縁部から垂下したガイド片33と、裏蓋本体31の裏面からスタンプセット部4側に突出した一対の離脱阻止片34,34とで一体に形成されている。ガイド片33と上記の一対の係合片28,28は、駆動装置部5を洗浄液槽2に装着するときに、駆動装置部5の位置決めを案内する機能を有し、一対の離脱阻止片34,34は、洗浄液槽2に駆動装置部5とスタンプセット部4とが装着されているときに、駆動装置部5のみの離脱を阻止する機能(詳細は後述する)を有している。さらに、立上げ片32は、機構収納部23の防水を考慮したものである。
【0032】
図4は、裏蓋24を外した状態の駆動装置部5の裏面図であり、同図に示すように、機構収納部23にはブラシ体駆動機構15が収納されている。ブラシ体駆動機構15は、ブラシ体6を円運動させる駆動機構部15aと、駆動機構部15aを制御する制御機構部15bとで構成されている。駆動機構部15aは、モータ41と、ブラシ体6を円運動させる回転体42と、モータ41の回転動力を回転体42に伝達する減速歯車列43とを備えている。この場合、減速歯車列43は、モータ41の主軸に固定したウォーム44と、ウォーム44に噛み合うウォームホイール45と、ウォームホイール45に同軸上に固着した中間ギヤ46と、中間ギヤ46に噛み合う出力ギヤ47とで構成されており、この出力ギヤ47が回転体42の軸部48に固定されている。
【0033】
図5および図6に示すように、回転体42は、装置部ケース11の下壁となる裏蓋24から突出しており、上部に出力ギヤ47を固定した軸部48と、軸部48の下部にこれを囲繞するように配設した回転体本体49とで、一体に形成されている。回転体本体49は、軸部48の下端部から立ち上がって上方に延びる筒状の水返し部49aと、水返し部49aから斜め下方に延びる鰭片49bとを有している。そして、この鰭片49bがブラシ体6に係合している。モータ41が回転し減速歯車列43を介して回転体42が回転すると、鰭片49bが回転体42の軸廻りに円運動(公転)し、ブラシ体6を円運動させる。
【0034】
水返し部49aは、間隙を存して軸部48と同軸上にこれを囲繞するように配設されている。一方、裏蓋24には、軸部48が挿通する円形の軸開口35が形成されると共に、軸開口35を構成する裏蓋24の開口縁部から垂下した筒部36が形成されており、この筒部36が、回転体42の軸部48と水返し部49aの間の間隙に挿入されている。このような構成では、ブラッシング動作の際に洗浄液が飛散して回転体42に付着することがあっても、洗浄液は水返し部49aおよび筒部36に阻止されて、軸開口35から装置部ケース11の内部に浸入することがなく、シール部材等を用いること無く、軸開口35を適切にシールすることができる。なお、出力ギヤ47は筒部36を挟んで、回転体42の軸部48に抜止め形式で装着されている。
【0035】
一方、制御機構部23は、図4に示すように、回路基板(コントローラ)51と、外部から電力を供給するためのアダプタ用のコネクタ52と、上記のスタートスイッチ12に接続されたインターロックスイッチ53とを、備えている。また、回路基板51の上面(図示では裏面)には、上記のスタートスイッチ12のスイッチ本体、電源表示ランプ13、駆動表示ランプ14が組み込まれ、またインターロックスイッチ53のスイッチ本体(図8参照)61およびブザー(図9参照)253などが組み込まれている。この場合、インターロックスイッチ53は電源スイッチの機能を有しており、洗浄液槽2に駆動装置部5が装着された状態で、これにスタンプセット部4が装着されたときにONする。
【0036】
図4、図7および図8に示すように、インターロックスイッチ53は、スイッチ本体61と、スイッチ本体61に進退自在に当接するスイッチ操作部材62とで構成されている。スイッチ操作部材62は、操作部材本体63と、操作部材本体63の上端から直角に延びる押下部64と、操作部材本体63の下部から直角に突出した操作端65と、操作部材本体63の下端部から斜め側方に長く延びる左右一対の戻しばね部66,66と、操作部材本体63の下端部から上方に延びる左右一対の押圧ばね部67,67と、操作部材本体63の下端部から操作端65と逆方向に突出したスペーサ突起部68とで、一体に形成されている(図7参照)。
【0037】
スイッチ操作部材62は、操作部材本体63の部分で、装置部ケース11のスタンプセット部4側の側壁26と裏蓋24の立上げ片32との間の間隙に装着されている(図4および図8参照)。この状態で、操作端65は、側壁26のスイッチ開口27からスタンプセット部4側に突出し、一対の戻しばね部66,66は、裏蓋本体31を受けとして操作部材本体63を上方に付勢している。また、押下部64は、その先端部下面でスイッチ本体61に当接し、押圧ばね部67は、操作部材本体63を側壁26の内面に押し付け、さらにスペーサ突起部68は裏蓋24の立上げ片32に当接して、押圧ばね部67による操作部材本体63の転びを防止している。
【0038】
図8に示すように、定常状態から操作端65が下方に押し下げられると、これに抗して戻しばね部66が開脚すると共に押下部64が下動して、スイッチ本体61をONさせる。逆に操作端65の押し下げを解くと、戻しばね部66により押下部64が上動して、スイッチ本体61をOFFさせる。すなわち、洗浄液槽2に駆動装置部5が装着された状態で、スタンプセット部4が洗浄液槽2に装着されると、インターロックスイッチ53がONし、スタンプ洗浄装置1は洗浄待機状態でなる。また、この状態からスタンプセット部4を取り外すと、インターロックスイッチ53がOFFし、スタートスイッチ12がインターロックされる。
【0039】
これにより、洗浄液槽2に駆動装置部5およびスタンプセット部4が装着されている状態でなければ、ブラシ体駆動機構15が駆動することがなく、スタンプ洗浄装置1の無駄な駆動を防止することができると共に、安全性を高めることができる。なお、図8に示すように、インターロックスイッチ53の操作端65は、上記の離脱阻止片34と共に、駆動装置部5の離脱を阻止する機能を有している。
【0040】
ここで、図9を参照して、駆動装置部5の制御系(制御機構部15b)について説明する。同図に示すように、駆動装置部5は、基本的な構成として、回路基板51に組み込んだ制御部210、スイッチ部220、電源部230、駆動部240、報知部250およびモータ41を備えている。
【0041】
制御部210は、タイマー211を内蔵して論理IC等で構成され、スイッチ部220や電源部230からの入力信号に基づいて駆動部240その他の駆動装置部の各部を制御する。また、スイッチ部220は、タイマー211を駆動するためのスタートスイッチ12と、スタンプセット部4の装着を検出したときにONとなるインタロックスイッチ53を備え、それぞれのON/OFF信号を制御部210のP1端子、P2端子に出力する。
【0042】
電源部230は、電源ユニット231と、外部から着脱自在な電池232を備えている。電源ユニット231は、電池232とコネクタ52を介してACアダプタ233とに接続されて電力の供給を受け、それを安定化して駆動装置部5の各部に電力を供給するとともに、電力供給中を示すレベル信号を制御部210のVD端子に出力する。
【0043】
報知部250は、電源供給中を示すLED(電源表示ランプ13)251と、モータ41の駆動中を示すLED(駆動表示ランプ14)252と、タイマー211による計時終了を示すブザー253を備えている。駆動部240は、制御部210のM端子からの制御信号に従ってモータ41を駆動するモータドライバ241と、L1端子およびL2端子からの制御信号に従ってLED251およびLED252を駆動するLEDドライバ242と、B端子からの制御信号に従ってブザー253を駆動するブザードライバ243を備えている。
【0044】
上記の構成により、制御部210は、電源供給中にはLEDドライバ242を介してLED251を点灯し、インタロックスイッチ53がON状態のときにスタートスイッチ12がONになると、タイマー211を起動するとともにモータドライバ241を介してモータ41を駆動し、タイマー211が所定時間の計時を終了すると、ブザードライバ243を介してブザー253による駆動終了の報知をするとともに、モータドライバ241によるモータ41の駆動を停止する。
【0045】
次に、図5、図10、図11および図12を参照してブラシ体6について説明し、図13および図14を参照して洗浄液槽2について説明する。ブラシ体6は、ブラシ71と、ブラシ71を保持するブラシホルダ72と、ブラシホルダ72に組み込んだ重り73とで構成されている。ブラシ71は、全体として方形を為すブラシ本体74と、ブラシ本体74を植設した粘着シート75とで構成され、ブラシホルダ72の上面に貼着されている。
【0046】
ブラシホルダ72は、ブラシ71が貼着されると共に重り73が組み込まれた方形のホルダ本体81と、ホルダ本体81の一方の長辺部から三角形を為して延設した延設部82とを有している。延設部82には、その上面に上記回転体42の鰭片49bが係合するピン状突起83が突出形成され、下面にガイドピン(係合ピン部)84が突出形成されている。この場合、ピン状突起83の上端部は半球状に形成され、対応する鰭片49bの下端部は断面半円状に形成されている。洗浄液槽2に駆動装置部5を装着すると、ピン状突起83に対し鰭片49bが上下方向にオーバーラップし、続いて鰭片49bが円運動を開始すると、ピン状突起83に鰭片49bが係合する。その際、この両者が全く同一の位置にあると、ピン状突起83に対し鰭片49bが当接するが、両者の先端形状によりピン状突起83が運動方向に逃げるため、駆動装置部5の装着が円滑に行われる。
【0047】
また、ホルダ本体81の下面にも、上記ガイドピン84と同様な一対のガイドピン84,84が形成されており、これら3つのガイドピン84は相互に離間して配設され、後述する洗浄液槽2の3つの円形ガイド溝93,93,93に係合して、ブラシホルダ(ブラシ体6)72の円運動を案内する。
【0048】
ホルダ本体81の下面は、外縁部を枠状に残して重り73を装着するための凹部85となっており、この枠状部のうちの両長辺側の部位には、それぞれ洗浄液槽2の底面に直接接触する受け突条86,86が突出形成されている。すなわち、ブラシ体6はその円運動の際に、この一対の受け突条86,86で洗浄液槽2の底面に摺接する。
【0049】
また、枠状部の内側には凹部85に向かって、重り73を押さえるための複数の押さえ突起87が延設され、且つ装着した重り73の抜止めとなる一対の爪片88,88が延設されている。一方、重り73は、凹部85に対応する方形のステンレス板などで構成されており、周縁部に複数の押さえ突起86に対応する複数の切欠き部73aが形成されている。ブラシホルダ72に重り73を装着する場合には、図12に示すように、先ずブラシホルダ72の凹部85に重り73を位置合わせし、爪片88に抗して重り73を凹部85内に押し込む。次に、重り73を凹部85内において前進させる。重り73を前進させると、各押さえ突起87と対応する各切欠き部73aが位置ずれして、重り73が押さえ突起87に係止される。また同時に、爪片88が重り73から外れ、爪片88が重り73の端面に当接して重り73の後退を阻止する。
【0050】
このような構成では、ブラシホルダ72に重り73を抜止め状態で簡単に装着することができると共に、工具などで爪片88を押圧することにより、ブラシホルダ72から重り73を簡単に取り外すことができる。すなわち、ブラシ71がへたってブラシ体6を廃棄するとききなどに、ブラシ体6を樹脂部分と金属部分に簡単に分解することができる。したがって、廃棄の際の処分を良好に行うことができる。
【0051】
図13および図14に示すように、洗浄液槽2は、上端が開放された透明な樹脂で構成され、駆動装置部5が装着される側の辺がわずかに湾曲した平面視、略方形に形成されている。洗浄液槽2の内側には、貯留する洗浄液の水位線となる段部91が形成され、ユーザーはこの段部91まで洗浄液を満たすことになる。この段部91まで洗浄液が満されると、ブラシ体6およびこれに当接するスタンプの印面が完全に洗浄液中に浸清され、かつブラシ体6が洗浄動作(円運動)して洗浄液が波立っても、洗浄液が洗浄液槽2の上端に達することはない。
【0052】
洗浄液槽2の底面には、略三角形の盛上がり部92が形成され、盛上がり部92には相互に離間して3つの円形ガイド溝(円形溝部)93,93,93が形成されている。各円形ガイド溝93は、正確には同一形状の円形の環状溝であり、この各円形ガイド溝93に上記ブラシ体6の各ガイドピン84が係合する。すなわち、ブラシ体駆動機構15の回転体42が回転しその鰭片49bが円運動すると、この鰭片49bからブラシ体6のピン状突起83に運動力が伝達され、ブラシ体6は、当接姿勢を保持した状態で、3つの円形ガイド溝93に案内されて円運動する。このように、ブラシ体6の円運動が3箇所でガイドされるため、ブラシ体6の円運動はつかえることなく、円滑に行われる。なお、円形ガイド溝93は、単純な円形の溝であってもよい。
【0053】
また、洗浄液槽2の底面には、盛上がり部92を横断して延びる一対の支持突条94,94が略平行に延設されている。各支持突条94は、盛上がり部92の上面からわずかに突出し、且つ円形ガイド溝93を逃げるように配設されている。洗浄液槽2にブラシ体6を着座させると、この一対の支持突条94,94に、ブラシ体6の一対の受け突条86,86が直交するようにして接触する。すなわち、ブラシ体6はその下面に形成した受け突条86の部分で、この支持突条94に支持される。より具体的には、ブラシ体6は洗浄液槽2の底面に4点で支持される。このため、ブラシ体6が円運動するときに、洗浄液槽2の底面に摺接するが、その際の摩擦力は比較的小さくなり、ブラシ体6の円運動は円滑に行われる。
【0054】
一方、洗浄液槽2の上縁部には、スタンプセット部4および駆動装置部5が係止される2つの係止孔95,95が形成されると共に、この2つの係止孔95,95に対向して各一対、計4つの小突起96,96,96,96が形成されている。なお、図中の符号97は、駆動装置部5を洗浄液槽2に装着する際に、洗浄液槽2の係止孔95に駆動装置部5の係止突起を位置合わせし易くすべく設けた、位置決め片である。また、スタンプセット部4の装着にあたっては、駆動装置部5の離脱阻止片34がこの位置決め片97と同様の機能を奏する(図16参照)。
【0055】
ところで、ブラシ体6の円運動の径は、円形ガイド溝93の径と同一となり、この円運動によりブラシ体6はスタンプの印面をブラッシングする。そして、このブラッシング動作を、ブラシ体6を固定としスタンプが円運動するものとして相対的に表したのが、図15である。同図は、各種スタンプ(複数種のスタンプが用意されている)のうち印面の最も大きなスタンプSとブラシ体6の関係を表している。このように、スタンプSの運動軌跡の外郭線Lは、ブラシ体6のブラシ71の外郭内に納まっている。すなわち、ブラッシング動作において、印面には常にブラシ体6が摺接するようになっている。
【0056】
次に、図16ないし図19を参照して、スタンプセット部4について説明する。スタンプセット部4は、内部にスタンプSを下向きに保持すると共に、全体として下面が開放されてケース状部材となっており、ケース本体に相当するスタンプ受け部材101と、スタンプ受け部材101の側部を開閉する蓋状ケースに相当するスタンプ押圧部材102とで構成されている。スタンプSは、スタンプ押圧部材102を開放しておいてスタンプ受け部材101にセットされ、続いてスタンプ押圧部材102を閉塞することで、スタンプ受け部材101とスタンプ押圧部材102との間に不動に挟持される。すなわち、スタンプ受け部材101とスタンプ押圧部材102とにより、スタンプSの胴部を挟持するスタンプ保持機構が構成されている。
【0057】
スタンプ受け部材101には、上記の装置部ケース11のケース本体21と同様に、洗浄液槽2の係止孔95に内側から嵌合する係止突起111と、洗浄液槽2の小突起96に内側から係止する掛止め片112とが形成され、また洗浄液槽2の隅部に対応する部位には、一対の係合片113,113が垂設されている。また、スタンプ受け部材101の駆動装置部5側のケース壁114の外面には、段差部115が形成され(図16参照)、この段差部115がインターロックスイッチ53の操作端65に当接し、且つこの段差部115に連なる両下端部116,116が、それぞれ各離脱阻止片34に当接する。
【0058】
すなわち、洗浄液槽2に駆動装置部5が装着されている状態で、洗浄液槽2にスタンプセット部4を装着すると、段差部115がインターロックスイッチ53をONさせる。また、この状態で、駆動装置部5のみを離脱させようとすると、各離脱阻止片34が各下端部116につかえ且つインターロックスイッチ53の操作端65が段差部115につかえて、駆動装置部5のみの離脱が阻止される。これにより、スタンプSを入れ替えるときなどに、間違って駆動装置部5を外してしまうことがな、インターロックスイッチ53のスイッチ操作が複雑になることがない。
【0059】
スタンプ受け部材101のケース壁114の内面は、舌片117が下方に延設されてスタンプSをセットするセット部118が構成されている(図17参照)。セット部118には、逆「T」字状に配置した4本の位置決めピン119が突出形成されおり、これに図示しないが、スタンプSの位置決め穴が嵌合するようになっている。この実施形態で適用するスタンプSには、住所印、ビジネス印、氏名印、角印、丸印などの各種のものが用意されており、これら各種のスタンプSには、同一位置に位置決め穴が形成されている。したがって、この4本の位置決めピン119により、セットした各種のスタンプSが正確に位置決めされ、且つブラッシングの際に不動に保持される。
【0060】
一方、スタンプ押圧部材102は、上端部をピンヒンジ形式で、スタンプ受け部材101に回動自在に取り付けられている。この場合、スタンプ押圧部材102は、スタンプセット部(の内部)4を開放してスタンプSのセットを可能にするセット位置と、スタンプセット部4を閉塞しセットしたスタンプSを挟持する挟持位置との間で回動する。そして、挟持位置では、スタンプ押圧部材102の両側壁部121の形成した楔状突起122が、スタンプ受け部材101のロック溝123に係合して、スタンプ押圧部材102がスタンプ受け部材101にロックされる。また、スタンプ押圧部材102の両側壁部121と正面壁部124との間には、下側から切り込むようにして一対のスリット125,125が形成されており、両側壁部121をスリット125の幅分、内側に押すことにより、ロック溝123から楔状突起122が外れスタンプ受け部材101に対するスタンプ押圧部材102のロックが解除される。
【0061】
スタンプ押圧部材102の正面壁部124の下端部には、上記の装置部ケース11の裏蓋24と同様に、洗浄液槽2の内側に係合するガイド片126が形成され、またガイド片126の上側には、4つの通気口127が形成されている。この通気口127も、駆動装置部5の通気部29と同様に、洗浄液槽2の内部と外気とを連通する。また、ガイド片126は、洗浄液槽2のスタンプセット部4を装着した状態で、スタンプ押圧部材102の開放を阻止する。なお、上記のスリット125も通気口127と同様の機能を有している。
【0062】
スタンプ押圧部材102の正面壁部124の内側には、筒状の突出支持部131が突設され、突出支持部131には押圧プレート132が摺動自在に装着されている。押圧プレート132は、スタンプSに当接するプレート本体133と、プレート本体133を支持する筒状部134とで一体に形成され、筒状部134の部分で突出支持部131に摺動自在に支持されている。また、筒状部134と突出支持部131との間にはコイルばね135が内蔵され、コイルばね135は押圧プレート132を突出方向、すなわちスタンプSを挟持する挟持方向に付勢している。プレート本体133は方形に形成され、その表面の縁部には長辺方向に延びる接触突起136が形成されている。
【0063】
接触突起136は、スタンプ受け部材101にセットしたスタンプSに直接接触する部位であり、スタンプ押圧部材102をセット位置から挟持位置に回動させてゆくと、押圧プレート132がセットしたスタンプSに、この接触突起136が当接してスタンプSの胴部の表面を滑ってゆく。この場合、接触突起136にはコイルばね135のばね力が作用するが、スタンプSと押圧プレート132とは線接触となるため、摩擦力が小さく、スタンプSを円滑に挟持することができる。
【0064】
以上のように本実施形態によれば、ブラシ体6を円運動させてスタンプSを洗浄するようにしているため、スタンプSの印面に対しブラシ71があらゆる方向から摺接する。したがって、スタンプSの印面における硬化しない部分は、あらゆる方向から摺接するブラシ71により洗い出され、効率よく洗浄される。逆に、ブラシ71にはあらゆる方向から比較的均一に力が加わるため、ブラシ71の痛みを抑制することができる。
【0065】
また、洗浄液槽2の上側に、蓋体を兼ねてスタンプセット部4と駆動装置部5を配置しているため、洗浄液が外部に流出することがなく、且つスタンプセット部4や駆動装置部5を洗浄液に濡れ難くすることができる。
【0066】
さらに、スタンプSをスタンプセット部4にセットするときに、スタンプ押圧部材102をスタンプ受け部材101に対し開閉構造としているため、スタンプSの挟持解除とこれを取り出すための開口の開放とを同時に行うことができ、且つスタンプSの挟持とこれを取り出すための開口の閉塞とを同時に行うことがてきる。したがって、スタンプSを強固に保持することができると共に、スタンプSのセットを簡単に行うことができる。
【0067】
なお、実施形態では、ブラシ体に円運動を行わせるようにしているが、楕円運動その他の周回運動をさせるようにしていもよい。また、ブラシ体を固定とし、スタンプを洗浄運動させる構造でもよい。さらに、スタンプセット部と駆動装置部とを一体化してもよい。一方、本発明のスタンプ洗浄装置は、ゴム印等の一般的なスタンプの洗浄装置にも適用可能である。
【0068】
【発明の効果】
以上のように本発明のスタンプ洗浄装置によれば、洗浄液槽に洗浄液を貯留すると共に、閉蓋手段により、洗浄液槽を着脱自在に閉蓋しているので、洗浄液が外部に流出することがなく、かつ閉蓋手段に組み込んだブラシ体駆動機構が洗浄液に濡れるのを、極力防止することができる。このため、洗浄液に対するシール性を向上させることができる。また、洗浄液槽への洗浄液の注ぎ込みや洗浄液の排水、ひいては洗浄液槽やブラシの洗浄を簡単に行うことでき、洗浄液の扱いが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスタンプ洗浄装置の外観斜視図である。
【図2】実施形態に係るスタンプ洗浄装置の分解斜視図である。
【図3】駆動装置部の装置部ケースの分解斜視図である。
【図4】駆動装置部の裏蓋を外した状態の裏面図である。
【図5】駆動装置部のブラシ体駆動機構の主要部の斜視図である。
【図6】ブラシ体駆動機構の回転体廻りの断面図である。
【図7】インターロックスイッチのスイッチ操作部の外観斜視図である。
【図8】インターロックスイッチの作動状態を表した断面図である。
【図9】駆動装置部における制御回路のブロック図である。
【図10】ブラシ体の斜視図である。
【図11】ブラシ体の裏面図である。
【図12】ブラシ体におけるブラシホルダに対する重りの着脱構造を示す断面図である。
【図13】洗浄液槽の斜視図である。
【図14】洗浄液槽の平面図である。
【図15】円運動におけるスタンプとブラシ体の相対的な位置関係を表した平面図である。
【図16】洗浄液槽からスタンプセット部を取り外した状態を示す斜視図である。
【図17】スタンプ押圧部材をセット位置に回動させた状態のスタンプセット部の斜視図である。
【図18】スタンプをセットした状態のスタンプセット部の斜視図である。
【図19】スタンプをセットした後スタンプ押圧部材を挟持位置に回動させた状態のスタンプセット部の斜視図である。
【符号の説明】
1 スタンプ洗浄装置
2 洗浄液槽
3 閉蓋手段
4 スタンプセット部
5 駆動装置部
6 ブラシ体
11 装置部ケース
12 スタートスイッチ
15 ブラシ体駆動機構
24 裏蓋
26 側壁
27 スイッチ開口
29 通気部
34 離脱阻止片
35 軸開口
36 筒部
42 回転体
49 回転体本体
49a 水返し部
53 インターロックスイッチ
61 スイッチ本体
62 スイッチ操作部材
63 操作部材本体
65 操作端
115 段差部
116 下端部
S スタンプ

Claims (9)

  1. スタンプの印面を洗浄液の浸漬した状態で当該印面に当接したブラシ体により、当該印面を洗浄するスタンプ洗浄装置であって、
    上端部が開放され、前記洗浄液を貯留すると共に内部に前記ブラシ体を着座させた洗浄液槽と、
    前記スタンプを保持するスタンプ保持機構および前記ブラシ体を洗浄運動させるブラシ体駆動機構を有し、前記洗浄液槽の上端部を着脱自在に閉蓋する閉蓋手段とを備え、
    前記閉蓋手段は、前記スタンプ保持機構を有するスタンプセット部と、
    前記ブラシ体駆動機構を有する駆動装置部と、の2分割に構成され、
    前記スタンプセット部および前記駆動装置部は、前記洗浄液槽の上端部に臨んで並設されていると共に、それぞれ洗浄液槽に対し独立して着脱可能に構成されていることを特徴とするスタンプ洗浄装置。
  2. 前記スタンプセット部と前記駆動装置部との相互間には、当該スタンプセット部および当該駆動装置部が前記洗浄液槽に装着された状態で、前記駆動装置部のみの離脱を阻止する離脱阻止部が設けられていることを特徴とする請求項に記載のスタンプ洗浄装置。
  3. 前記駆動装置部には、前記ブラシ体駆動機構の起動スイッチに接続されたインターロックスイッチが設けられており、
    前記インターロックスイッチは、前記駆動装置部を前記洗浄液槽に装着した状態で、前記洗浄液槽に装着した前記スタンプセット部によりONされることを特徴とする請求項2に記載のスタンプ洗浄装置。
  4. 前記インターロックスイッチの操作端は、前記駆動装置部から前記スタンプセット部側に突出しており、
    前記スタンプセット部に形成した段部と協働して、前記離脱阻止部を構成していることを特徴とする請求項に記載のスタンプ洗浄装置。
  5. 前記駆動装置部は、前記ブラシ体駆動機構を内蔵した装置部ケースを有しており、
    前記インターロックスイッチは、スイッチ本体と、当該スイッチ本体に進退自在に当接するスイッチ操作部とから成り、
    前記スイッチ操作部は、前記装置部ケースの前記スタンプセット部側の側壁に形成したスイッチ開口から当該スタンプセット部側に突出した前記操作端と、前記操作端に連なり前記側壁の内面に沿って前記スイッチ本体側に延びる操作部本体とを有し、
    前記操作部本体は、前記操作端と前記スイッチ開口との間隙を、前記操作端のON−OFFいずれの位置でも前記側壁の内側から閉塞していることを特徴とする請求項に記載のスタンプ洗浄装置。
  6. 前記スイッチ操作部は、前記操作部本体を前記側壁の内面に押圧するばねを、更に有していることを特徴とする請求項に記載のスタンプ洗浄装置。
  7. 前記駆動装置部は前記ブラシ体駆動機構を内蔵した装置部ケースを有し、且つ当該装置部ケースの下壁には前記ブラシ体を洗浄運動させる回転体が突出しており、
    前記回転体は、前記ブラシ体に係合する回転体本体と当該回転体本体を支持する軸部とを有し、
    前記下壁は、前記軸部が貫通する軸開口と当該軸開口を構成する開口縁部に垂設した筒部とを有し、
    前記回転体本体には、前記軸部の下端部から立ち上がって前記筒部を囲繞する水返し部が形成されていることを特徴とする1ないし6のいずれかに記載のスタンプ洗浄装置。
  8. 前記駆動装置部には、前記駆動装置部を前記洗浄液槽に装着した状態で、当該洗浄液槽内と外気とを連通する換気部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のスタンプ洗浄装置。
  9. 前記スタンプの印面が、マスクを介して印章画像を露光した状態の光硬化性樹脂で構成されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のスタンプ洗浄装置。
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