JP3592925B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷蔵庫の引き出し式の食品収納ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来の冷蔵庫の食品収納ケースを示す縦断面図である。図において、1は冷蔵庫本体、2は内箱3と外箱4との間に充填された断熱材、5、6は中仕切壁であり、引出し扉7を有する貯蔵室8を構成している。
貯蔵室8は2段式の食品収納ケースを備え、引き出し扉7にフレーム9が取付けられ、フレーム9の後端部には移動ローラー10が設置されている。内箱3の側面には第一レール11が設置されており第一レール11の内側を移動ローラーが摺動し、内箱3の側面手前側には固定ローラー12を有しフレーム9を支持しながら引き出し扉7が前後に開閉される。
【0003】
フレーム9の上には下ケース13が載置され、さらに上ケース14が下ケース13の上部に載置されている。上ケース14の下部には凸部14a、14bが形成され、下ケース13の上端部に載置され、かつ上ケース側面後部に移動ローラー15が取付けられ下ケースとは独立して自在に前後する。
【0004】
ローラー15は内箱3の側面に設置された第二レール16の内側を摺動する移動ローラーである。
【0005】
図3は引き出し扉を引き出した状態を示す図である。図に示すように、下ケース13は常に扉7と連動して前後に作動し、上ケース14は扉7を引き出した状態で独立自在に前後に動かすことが出来る。
【0006】
上ケース14の下部には凸部14aが設けられているので、下ケース13が前方に動き上ケース14が奥にある場合にでも、凸14aが下ケース13の上端部に載置されており上ケース14が下に落ちるのを防止している。
【0007】
図4は上ケースの移動ローラーの取付け図である。図に示すように、上ケース14の側面後端部のケース内側に凹部14cが設けられネジ板17がセットされ、ケース外側には貫通孔14dを有するボス14eが形成され移動ローラー15を介してネジ18にて取付けられている。
【0008】
図5は移動ローラーの取付け断面図である。図に示すように、ネジ18はネジ頭18aの径より小さな径を有する座部18bと、座部18bの外周に回動自在に嵌合する内側摺動部15aと、内側摺動部15aに連設され内側摺動部15aより径の大きな開口部15bとを有する移動ローラー15を介して上ケース14に形成したボス14eの貫通孔14dにネジ部15cが貫通し上ケース14の内側凹部14cにセットされたネジ板17に締結されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の冷蔵庫の食品収納ケースは以上のように構成されているので、座部18bを有する特殊なネジ18とネジ取付け用のネジ板17が必要であり、締結にはドライバー等の工具を使用するため作業工数がかかっていた。
また、ネジ18及びネジ板17は冷蔵庫庫内に使用するので錆防止としてステンレス材を使用しており高価であり、ネジ板17は端面のシャープエッジによる怪我防止としてバリ取り作業が必要であるなど製造価格が割高でもある。
そして、移動ローラー15の回転する軸は金属製のネジ18の座部18bを使用しているので冷凍室など低温領域での使用環境では氷結し易く回転が出来なくなるなどの問題があった。
【0010】
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたもので、金属製のネジ及びネジ板を使用することなく従来と同等の機能を有し組立て作業性の良い安価な冷蔵庫の食品収納ケースを提供することを目的とする。
また、食品収納ケースにかかる荷重は食品収納ケースのボスに確実に掛かり安定して移動ローラーを回転摺動させて、氷結のしにくい品質の良い冷蔵庫の食品収納ケースを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る冷蔵庫は、引出し扉部を有する貯蔵室が設けられた冷蔵庫本体と、貯蔵室に収納される食品収納ケースと、貯蔵室側壁とケースのいずれか一方に設けられたレールと、貯蔵室側壁とケースのいずれか他方に設けられ、レールの内側を摺動し、中央に内側摺動部と、一端部にこの内側摺動部より径の大きい開口部とを有し、樹脂材料にて構成したローラーと、貯蔵室側壁とケースのいずれか他方に設けられ、貫通孔部を有し、樹脂材料にて構成したボスと、このボスに前記ローラーをその反開口部側から挿入した後、ローラーの開口部側からボスの貫通孔部に挿入され、貫通した先端が弾性力によりボスの貫通孔部より大きく開く係止部と、この係止部の反対側に設けられ、外径が内側摺動部の径より大きく開口部の径より小さく、先端がローラーの開口部の外側端部より内側に位置するようにローラーの開口部内に収められた頭部を有し、樹脂材料にて構成したピンとを備え、ボスとローラーとの間では、ボスの軸方向に直交する垂直面との間の軸方向及び径方向に隙間を有することを特徴とする。
【0012】
また、ローラーの内側摺動部の巾がローラーの全厚み寸法の半分以上を有するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図について説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による食品収納ケースの縦断面図である。図に示すように、樹脂成形した上ケース19の側壁に形成されたコ字状凹部19aの外側面に中心部に貫通孔19bを有する円柱状のボス19cを形成し、ボス19cの外周に内側摺動部15aを有するローラーとしての移動ローラー15を回動自在に嵌合させている。
【0014】
移動ローラー15は、内側摺動部15aに連設され内側摺動部15aより径の大きな開口部15bを有しており、先端が弾性力によりボス19cの貫通孔19bより大きく開く係止部20aを有する樹脂成形したピン20にてローラーの開口部15b側から貫通孔19bに挿入し、上ケース19のコ字状凹部19aの内壁に係止される。
【0015】
そして移動ローラー15は、ピン20の係止部20aの反対側に設けられた外径が移動ローラー15の内側摺動部15aの径より大きくかつ開口部15bの径より小さいピン20の頭部20bにてはずれることなく保持されている。
【0016】
上ケース19、移動ローラー15、ピン20は共に樹脂成形されており、冷凍室等の低温領域での使用に対しても氷結しにくく動作がスムーズである。
また、ボス19cと移動ローラー15との間では軸方向及び径方向に隙間を設けてあるので同様に動作がスムーズである。
ピン20の頭部20bは、移動ローラー15の開口部15b内より吐出しないように収められているので上ケース19の動きに対しピン20が吐出して内箱に設けられたレールと干渉する等の支障はない。
【0017】
さらに移動ローラー15の内側摺動部15aの巾Bが、移動ローラー15の全厚み寸法Aの半分以上(B>A/2)になるようにしてあり、移動ローラー15が受ける荷重を移動ローラー15の重心で受ける事が出来、確実に荷重をボス19c(上ケース19本体側)に伝えて支える事が出来るので安定して移動ローラー15を回転摺動させる事が出来る。
【0018】
上述の実施の形態によれば、ネジ及びネジ板を使用することなく従来と同等の機能を有し組立て作業性の良い安価な食品収納ケースを提供することが出来る。また、移動ローラー15の内側摺動部15aの巾を移動ローラー15の厚みの半分以上有するようにしているので、上ケース19の荷重は上ケース19のボス19cに確実に掛かり安定して移動ローラー15を回転摺動させる事が出来、氷結のしにくい品質の良いものが提供できる。
【0019】
実施の形態2.
なお上述の実施の形態では、上ケース19の側面に移動ローラー15を設け、内箱側面にレールを構成させているが、上ケース側19にレールを形成して、内箱側にローラーを設けて構成させても良い。
【0020】
【発明の効果】
この発明に係る冷蔵庫は、引出し扉部を有する貯蔵室が設けられた冷蔵庫本体と、貯蔵室に収納される食品収納ケースと、貯蔵室側壁とケースのいずれか一方に設けられたレールと、貯蔵室側壁とケースのいずれか他方に設けられ、レールの内側を摺動し、中央に内側摺動部と、一端部にこの内側摺動部より径の大きい開口部とを有し、樹脂材料にて構成したローラーと、貯蔵室側壁とケースのいずれか他方に設けられ、貫通孔部を有し、樹脂材料にて構成したボスと、このボスに前記ローラーをその反開口部側から挿入した後、ローラーの開口部側からボスの貫通孔部に挿入され、貫通した先端が弾性力によりボスの貫通孔部より大きく開く係止部と、この係止部の反対側に設けられ、外径が内側摺動部の径より大きく開口部の径より小さく、先端がローラーの開口部の外側端部より内側に位置するようにローラーの開口部内に収められた頭部を有し、樹脂材料にて構成したピンとを備え、ボスとローラーとの間では、ボスの軸方向に直交する垂直面との間の軸方向及び径方向に隙間を有する構成したので、ネジ及びネジ板を使用することなく従来と同等の機能を有し組立て作業性の良い安価な製品を提供することが出来る。
【0021】
また、ローラーの内側摺動部の巾がローラーの全厚み寸法の半分以上を有するものであるので、荷重はボスに確実に掛かり安定してローラーを回転摺動させる事が出来、氷結のしにくい品質の良いものが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による冷蔵庫の食品収納ケースの縦断面図である。
【図2】従来の冷蔵庫の食品収納ケースを示す縦断面図である。
【図3】従来の冷蔵庫の食品収納ケースの扉を引出した状態を示す図である。
【図4】従来の冷蔵庫の食品収納ケースの移動ローラーの取付け図である。
【図5】従来の冷蔵庫の食品収納ケースの移動ローラーの取付け断面図である。
【符号の説明】
15 移動ローラー、15a 内側摺動部、15b 開口部、19 上ケース、19a コ字状凹部、19b 貫通孔部、19c ボス、20 ピン、20a係止部、20b 頭部。
Claims (2)
- 引出し扉部を有する貯蔵室が設けられた冷蔵庫本体と、
前記貯蔵室に収納される食品収納ケースと、
前記貯蔵室側壁と前記ケースのいずれか一方に設けられたレールと、
前記貯蔵室側壁と前記ケースのいずれか他方に設けられ、前記レールの内側を摺動し、中央に内側摺動部と、一端部にこの内側摺動部より径の大きい開口部とを有し、樹脂材料にて構成したローラーと、
前記貯蔵室側壁と前記ケースのいずれか他方に設けられ、貫通孔部を有し、樹脂材料にて構成したボスと、
このボスに前記ローラーをその反開口部側から挿入した後、前記ローラーの開口部側から前記ボスの貫通孔部に挿入され、貫通した先端が弾性力により前記ボスの貫通孔部より大きく開く係止部と、この係止部の反対側に設けられ、外径が前記内側摺動部の径より大きく前記開口部の径より小さく、先端が前記ローラーの開口部の外側端部より内側に位置するように前記ローラーの開口部内に収められた頭部を有し、樹脂材料にて構成したピンと、
を備え、前記ボスと前記ローラーとの間では、該ボスの軸方向に直交する垂直面との間の軸方向及び径方向に隙間を有することを特徴とする冷蔵庫。 - 前記ローラーの内側摺動部の巾が前記ローラーの全厚み寸法の半分以上を有することを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06352098A JP3592925B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06352098A JP3592925B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | 冷蔵庫 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004161259A Division JP2004245577A (ja) | 2004-05-31 | 2004-05-31 | 冷蔵庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11257840A JPH11257840A (ja) | 1999-09-24 |
JP3592925B2 true JP3592925B2 (ja) | 2004-11-24 |
Family
ID=13231588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06352098A Expired - Lifetime JP3592925B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3592925B2 (ja) |
-
1998
- 1998-03-13 JP JP06352098A patent/JP3592925B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11257840A (ja) | 1999-09-24 |
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