JP3591389B2 - Hot wire automatic switch for toilet - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人体から放射される熱線を検知することによってトイレ室内における人の入室と退室とを検出し、トイレ室内に配置した照明負荷と換気扇とを制御するトイレ用熱線式自動スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、トイレ室内への人の入退室に応じて照明負荷を点灯させるとともに換気扇を運転するためにトイレ用熱線式自動スイッチが用いられている。この種のトイレ用熱線式自動スイッチは、人体から放射される熱線を検知する熱線センサ(一般に焦電形赤外線センサを用いる)を用いて人の存否を検出する人感センサを備え、人感センサの出力に基づいて人がトイレ室内に存在するか否かを判定している(トイレ用ではないが、バス・洗面ユニットにおける熱線式自動スイッチが特開平4−19995号公報に記載されている)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の熱線式自動スイッチとしては、照明負荷および換気扇を制御するためのスイッチ要素と人感センサとを一つの器体に収納し、その器体を天井面に取り付けたものが多く提供されている。このように、器体を天井面に取り付ける場合には、便座の上方に器体を配置するのが一般的であって、人が便座付近に存在する間には人を検知することができるから、比較的狭いトイレ室であればとくに問題は生じない。しかしながら、洗面台やバスを付設したような比較的広いトイレ室では、器体を便座上方に配置しているとトイレ室全体をカバーする検知エリアを設定することができない場合があり、トイレ室内に人が存在するにもかかわらず照明負荷が消灯するなどの不都合を生じることがある。
【0004】
また、人感センサとスイッチ要素とを別の器体に収納する形態の熱線式自動スイッチも提供されてはいるものの、照明負荷のみを制御するように構成されており、人の入退室に応じたタイミングで照明負荷と換気扇とを制御するように構成したものは提供されていない。
【0005】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、第1の目的は、人感センサとスイッチ要素とを一つの器体に備える構成であって壁面に器体を取り付けるようにして比較的広いトイレ室にも対応可能としたトイレ用熱線式自動スイッチを提供することにあり、第2の目的は、人感スイッチとスイッチ要素とを別の器体に備える構成であってトイレ室に適した制御を可能とするトイレ用熱線式自動スイッチを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、入射する熱線量の時間変化に応じた出力を発生する微分形のセンサ素子を有し人体から放射される熱線を検知することにより人の存否を検出する人感センサを備えトイレ室の天井に取り付けられる子器と、子器に信号線を介して接続されトイレ室の壁面に取り付けられる親器とを備え、親器には人感センサの出力によりトイレ室内への人の入室および退室を検出するとともに人の入退室に応じて照明負荷を制御する照明制御信号および換気扇を制御する換気扇制御信号を出力する制御手段と、照明制御信号と換気扇制御信号とによりそれぞれ開閉制御される第1および第2のスイッチ要素と、照明負荷と換気扇との少なくとも一方の制御状態を操作する操作部とが設けられ、子器が、センサ素子の前方に配置され検知エリア内の各領域ごとの熱線をセンサ素子に収束させる多数個のレンズ小体の集合体からなるレンズを備え、隣接する各一対のレンズ小体の光軸同士の開き角度がレンズの一部の領域で残りの領域よりも小さく設定されているものである。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記レンズがセンサ素子の受光面を囲む半球状に形成され、隣接する各一対のレンズ小体の光軸同士の開き角度が、センサ素子の受光面の前方であるレンズの中心部付近の領域ではレンズの周辺部付近である他の領域よりも小さく設定されているものである。
【0011】
請求項3の発明は、人体から放射される熱線を検知することにより人の存否を検出する人感センサを備えトイレ室の天井に取り付けられる子器と、子器に信号線を介して接続されトイレ室の壁面に取り付けられる親器とを備え、親器には人感センサの出力によりトイレ室内への人の入室および退室を検出するとともに人の入退室に応じて照明負荷を制御する照明制御信号および換気扇を制御する換気扇制御信号を出力する制御手段と、照明制御信号と換気扇制御信号とによりそれぞれ開閉制御される第1および第2のスイッチ要素と、照明負荷と換気扇との少なくとも一方の制御状態を操作する操作部とが設けられ、第1のスイッチ要素が照明負荷である白熱灯への給電経路に挿入された半導体スイッチ素子よりなり、制御手段が、照明負荷の点灯開始時に時間経過に伴って光出力を漸増させるように第1のスイッチ要素を制御するものである。
【0013】
請求項4の発明は、人体から放射される熱線を検知することにより人の存否を検出する人感センサと、人感センサの出力によりトイレ室内への人の入室および退室を検出するとともに人の入退室に応じて照明負荷を制御する照明制御信号および換気扇を制御する換気扇制御信号を出力する制御手段と、照明制御信号と換気扇制御信号とによりそれぞれ開閉制御される第1および第2のスイッチ要素とを、トイレ室の壁面に取り付けられる器体内に備え、第1のスイッチ要素が照明負荷である白熱灯への給電経路に挿入された半導体スイッチ素子よりなり、制御手段が、照明負荷の点灯開始時に時間経過に伴って光出力を漸増させるように第1のスイッチ要素を制御するものである。
【0014】
請求項5の発明は、人体から放射される熱線を検知することにより人の存否を検出する人感センサと、人感センサの出力によりトイレ室内への人の入室および退室を検出するとともに人の入退室に応じて照明負荷を制御する照明制御信号および換気扇を制御する換気扇制御信号を出力する制御手段と、照明制御信号と換気扇制御信号とによりそれぞれ開閉制御される第1および第2のスイッチ要素とを、トイレ室の壁面に取り付けられる器体内に備え、第1のスイッチ要素が照明負荷である白熱灯への給電経路に挿入された半導体スイッチ素子よりなり、制御手段が、人感センサによりトイレ室内への人の入室が検出された後に人の検出されない状態が規定の点灯保持時間に達するまでの期間は照明負荷を点灯させる照明制御信号を出力し、点灯保持時間の満了前に照明負荷の消灯を予告する減光期間を有するように第1のスイッチ要素を制御するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
本実施形態におけるトイレ用熱線式自動スイッチは、図1に示すように、トイレ室の壁面に取り付けることができる器体1に人感センサ12(図2参照)およびスイッチ要素を設けたものである。
【0016】
まず、トイレ用熱線式自動スイッチの回路構成について説明する。すなわち、図2に示すように、商用電源が接続される電源端子S1と、照明負荷が接続される第1の出力端子S2と、換気扇が接続される第2の出力端子S3とを備える。電源端子S1に接続される商用電源は、定電圧回路11において整流されるとともに安定化され直流定電圧を出力する。この定電圧回路11から内部回路の電源が供給されることになる。
【0017】
トイレ室内の人の存否は熱線センサ(焦電形赤外線センサを用いる)を備えた人感センサ12により検出される。焦電形赤外線センサは微分形のセンサであって、受光した熱線量の変化に応じた振幅の出力電圧を発生させるものであり、熱線センサの出力電圧に規定の閾値以上の変化が生じると人感センサ12からはパルス状の検知信号が出力されるようになっている。また、人感センサ12に用いる焦電形赤外線センサは、人が視野内に存在していても動きがなく熱線量に変化が生じなければ出力電圧が得られないから、人に動きがなければ検知信号は得られない。つまり、検知信号が得られるときにだけ照明負荷を点灯させる構成とすると人の動きが止まったときには人が熱線センサの視野内に存在するにもかかわらず照明負荷が消灯することになって不都合である。そこで、検知信号の発生毎に検知信号の発生時点から所定の点灯保持時間を時限するタイマ10aを設けるとともに、タイマ10aの時限動作中には照明負荷の点灯を継続させる構成が採用されている。つまり、タイマ10aは検知信号によってトリガされると時限動作を行い、かつ再トリガ可能に構成されている。
【0018】
タイマ10aは制御手段としてのマイコン10により構成され、このマイコン10にはタイマ10aによる点灯保持時間を調節するための可変抵抗器よりなる保持時間設定部13も接続される。保持時間設定部13ではタイマ10aの時限時間を10秒程度から6分程度の範囲で調節することが可能になっている。さらに、マイコン10には周囲の明るさを検出する明るさセンサ14が接続され、明るさセンサ14によって検出される周囲照度が規定値以上であるときには照明負荷の制御を無効にして、照明負荷を消灯状態に保つ。
【0019】
マイコン10では、人感センサ12と明るさセンサ14との出力に応じて開閉制御部16,17に照明制御信号および換気扇制御信号をそれぞれ与え、開閉制御部16,17を開閉させることにより照明負荷および換気扇を制御する。開閉部16,17はスイッチ要素を含み、スイッチ要素としては、3端子双方向サイリスタ(トライアック)を用いており、電源端子S1と各出力端子S2,S3との間にそれぞれスイッチ要素が挿入してある。本実施形態では、照明負荷として白熱灯を用いるように構成してあり、照明負荷を制御する開閉部16ではトライアックを位相制御することによって照明負荷の調光制御を可能としてある。具体的な動作については後述するが、照明負荷の点灯開始時に定格出力の15%程度から立ち上げて時間経過とともに100%まで光出力を漸増させるソフトスタート点灯と、点灯保持時間の満了前に設定した減光期間(6秒程度)に光出力を50%に減光する予告点灯との動作が可能になっている。
【0020】
ところで、明るさセンサ14により検出される周囲照度に対する規定値は、明るさ設定スイッチ15により複数段階(本実施形態では2段階)で選択される。また、明るさ設定スイッチ15では明るさセンサ14の出力を無効にする状態も選択可能になっている。さらに、マイコン10にはモード切換スイッチ18が接続され、人感センサ12による人の検出に連動して両開閉部16,17を開閉させる自動モードと、人感センサ12の出力とは無関係に両開閉部16,17をオフに保つ切モードと、人感センサ12の出力とは無関係に両開閉部16,17をオンに保つ入モードとの3モードが選択可能になっている。
【0021】
次に動作を説明する。いま、明るさ設定スイッチ15では明るさセンサ14により検出される周囲照度に応じて開閉部16,17を開閉させる状態が選択され、かつモード切換スイッチ18では自動モードが選択されているものとする。この場合には、明るさセンサ14により検出される周囲照度が明るさ設定スイッチ15により設定されている規定値よりも低くなり周囲が暗くなると、人感センサ12による人の検知の有無に応じて開閉部16,17が制御される。ただし、開閉部17は換気扇の制御に用いるから、周囲照度には関係なく人感センサ12による人の検知の有無に応じて制御される。
【0022】
すなわち、図3(a)の左部に示すように周囲が暗いときには、人感センサ12により人が検知された時点で開閉部16が制御され、図3(b)のように照明負荷は初期点灯レベル(定格点灯の15%程度に設定される)から点灯を開始し、時間の経過とともに光出力が漸増するソフトスタート点灯を行って短時間(たとえば2.5秒)で100%に達する。つまり、白熱灯の点灯時に生じる突入電流を抑制することができる。その後、タイマ10aにより設定されている点灯保持時間の間に人感センサ12から検知信号の発生がなければ、点灯保持時間の満了前に設定された減光期間T3において照明負荷が予告減光レベル(定格点灯の50%程度に設定される)になるように開閉部16が制御される。減光期間T3にも人感センサ12から検知信号が出力されなければ点灯保持時間の満了後に照明負荷は消灯する。また、換気扇を制御する開閉部17は、図3(c)のように人感センサ12により人が検知された時点で制御されて換気扇の運転を開始させ、点灯保持時間が満了した時点、つまり開閉部16がオフになった後も規定時間T2(たとえば5分)が経過するまで換気扇の運転を継続する。なお、この規定時間T2は固定的に設定されている。
【0023】
また、図3の中央左に示すように、点灯保持時間T1の満了前に人感センサ12により人が再度検知されると、タイマ10aの再トリガによって点灯保持時間T1が再び時限される。つまり、人の検知されない状態が点灯保持時間T1に達するまでは照明負荷は点灯状態を継続する。また、上述のように点灯保持時間の満了前に減光期間T3が設けられているから、照明負荷の光出力が予告減光レベルになったときには動きを大きくして人感センサ12に検知信号を発生させるようにすれば、照明負荷の点灯状態を継続させることができる。この場合も点灯保持時間の満了後(照明負荷の消灯後)から規定時間T2は換気扇の運転状態が継続される。
【0024】
図3の中央右に示すように、換気扇が規定時間T2において運転を継続している間に人感センサ12により人が検知された場合には、換気扇が停止しているときと同様に動作し、照明負荷はソフトスタート点灯することになる。換気扇は点灯保持時間の満了後にも規定時間T3は運転を継続した後に停止する。要するに、換気扇が照明負荷の消灯後における運転中であっても、人が検知されると規定時間T3の時限が無効になり、通常の動作に移行するのである。
【0025】
図3(a)の右部に示すように、周囲が明るいときには、人感センサ12によって人が検知されても照明負荷を制御する開閉部16は図3(b)のようにオフに保たれる。ここに、図3(b)において破線で示す期間は、人が検知されることによってタイマ10aが時限動作を行っている期間を示している。タイマ10aの時限動作は検知信号が発生した時点から開始され、タイマ10aの時限動作中に人感センサ12から検知信号が再び発生するとタイマ10aは再トリガされる。つまり、タイマ10aの時限動作中に次の検知信号が得られる間はタイマ10aは時限動作を継続する。したがって、図3(c)に破線で示す期間は、人がトイレ室に入室してから退室(人感センサによって人が検知されない状態が点灯保持時間だけ継続した時点)するまでの期間を示している。一方、換気扇を制御する開閉部17は、図3(c)のように、人がトイレ室に入室した時点でオンになり、人の退室後に規定時間T2が経過するとオフになる。
【0026】
以上の動作が基本的な動作であるが、電源投入時には図4に示すように、電源投入から一定時間(たとえば30秒)の不感期間T4を設けてあり、不感期間T4においては人感センサ12で検知信号が発生しても無視するようになっている。また、電源投入時には人感センサによる検知がなくても、動作保持時間T1に一定時間を加算した時間は照明負荷を点灯させるようになっている。電源投入直後であっても不感期間T4が経過した後は図3に示した動作と同様である。
【0027】
さらに、換気扇の運転中に周囲の明るさに変化が生じたときには、図5のように動作し、照明負荷は周囲が暗いときに人感センサ12から発生した検知信号で点灯したのであれば、周囲が明るくなってからも検知信号によって点灯保持時間が再時限される間は点灯状態を維持する。また、換気扇は照明負荷の消灯から規定時間T2が経過するまでは運転を継続する。
【0028】
なお、上述の例では明るさセンサ14による周囲照度の検出に応じて動作を変化させる場合について説明したが、集合住宅などでトイレに窓がない場合には、周囲照度によらず人が入るときには照明負荷を点灯させる必要があるから、この場合には明るさ設定スイッチ15によって明るさセンサ14を無効とする。
【0029】
次に、本実施形態の構造について説明する。本実施形態に用いる器体1は、合成樹脂成形品よりなるボディ20とカバー30とを結合して形成される。器体1は、JIS規格で規格化されている大角形連用配線器具の3個用の取付枠(図示せず)に取り付けることができる大角形連用配線器具の3個モジュール寸法に形成されている。つまり、器体1は、埋込型の配線器具用の取付枠に3個まで連設して取り付けることができる単位寸法の埋込型の配線器具の3個分に相当する寸法に形成されている。したがって、取付枠に対して器体1を1個だけ取り付けることが可能である。
【0030】
カバー30の両側面には、配線器具用の取付枠への取付部として金属製の取付枠に形成された保持爪が係合する取付孔31と、合成樹脂製の取付枠に形成された保持孔に係合する取付爪32とが形成されている。カバー30の周部の3箇所には後方に向かって後端部に結合爪33aを備えた組立脚33が突設され、各組立脚33はボディ20の周部に穿孔された組立孔21に挿入され結合爪33aが組立孔21の周縁に係止されることによって、ボディ20にカバー30が結合される。
【0031】
ボディ20の内部空間には3区画の端子収納室22が形成されている。また、ボディ20の底面には先端面が弧状となった支持リブ23が突設されている。上述した回路は印刷配線基板である2枚の回路基板41,42に実装される。一方の回路基板41には人感センサ12(図には人感センサ12を構成する焦電形赤外線センサ12aを示している)および明るさセンサ14が実装され、他方の回路基板42には他の回路部分が実装される。回路基板42の後面側には速結端子構造を有した3組の端子が実装され、各端子は端子収納室22に納装される。各端子は、回路基板42に実装した端子板(図示せず)と、端子板との間に電線を挟持することができるように帯状の板ばねを曲成して形成した鎖錠ばね43と、鎖錠ばね43による電線の保持状態を解除するために設けた解除釦44とからなり、ボディ20の底面に穿孔された電線挿通孔(図示せず)を通してボディ20に挿入された電線を、鎖錠ばね43のばね力によって鎖錠接続するように構成されている。また、ボディ20の底面にはマイナスドライバなどの工具を挿入して解除釦44を押すことができる釦操作孔(図示せず)が形成される。解除釦44は押されると鎖錠ばね43を端子板から引き離す向きに撓ませて電線の鎖錠状態を解除する。
【0032】
ところで、支持リブ23には回動枠50が回動自在に載置される。回動枠50は、円板状である一対の端板51a,51bを一対の側枠52で連結した枠状に形成されている。カバー30の前面には半円状に形成された一対の保持枠34が突設され、回動枠50の一方の端板51aは一方の保持枠34の周壁の内周面と支持リブ23の先端面との間に回動自在に保持される。また、他方の端板51bは他方の保持枠34の周壁の内周面と、カバー30の両側壁の内周面間に架設されたばね性を有する金属製の支持棒35との間で回動自在に保持される。
【0033】
回動枠50の一部には方向調節つまみ50aが突設され、方向調節つまみ50aを手で操作することにより、回動枠50を回動させることができるようにしている。回動枠50には回路基板41が取着される。回路基板41の長手方向の一端縁には固定用切欠41bが形成され、他端縁には固定用突片41aが突設されている。回動枠50の一方の端板51aには固定用切欠41bに対応するボス53が形成されており、また他方の端板51bには固定用突片41aが挿入される支持孔54が形成されている。したがって、固定用突片41aを支持孔54に嵌合させ、固定用切欠41bを通して固定ねじ57を前記ボス53に螺合させることにより、回路基板41が回動枠50に対して固定される。つまり、回路基板41は回動枠50と一体に回動する。回路基板41には人感センサ12および明るさセンサ14が実装されているから、回動枠50を器体1に対して回動させることによって検知エリアを調節することができる。上述した各回路基板41,43は接続線を介して互いに接続される。
【0034】
回動枠50において側枠52よりも前面側にはフレネルレンズを用いたレンズ55が端板51a,51bの周面に沿うように湾曲した形で装着されている。レンズ55の両側縁には係合爪56aを先端部に備える結合脚56が突設されており、各側枠51a,51bの内側面に形成された結合溝51cに係合爪56aを係合させることによりレンズ55が回転枠50に結合される。レンズ55は人感センサ12および明るさセンサ14の前方を覆うから、可視光線および熱線を透過させる材料により形成される。この種の材料としては、透光性を有する高密度ポリエチレンが適している。また、このレンズ55はそれぞれ光軸を有するレンズ小体の集合体として形成されている。つまり、レンズ55を複数の領域に分割し、各領域にそれぞれ光軸を持たせているのであって、このようなレンズ55を用いることによって、人感センサ12に用いる焦電形赤外線センサ12aの視野内に感度むらを付与することができ、人の微小な動きでも人感センサ12から検知信号を発生させることを可能にしている。
【0035】
ところで、保持時間設定部13、明るさ設定スイッチ15、モード切換スイッチ18の各操作部は、カバー30の前面に形成された凹所36の底面に形成された露出孔36a、36b、36cを通してカバー30の前面側に露出する(図ではモード切換スイッチ18の操作部18aのみを示している)。カバー30には凹所36の開口面を覆う位置と凹所36を開放した状態でカバー30に収納される位置との間で開閉する扉体37が取り付けられる。つまり、扉体37の両側部には軸ピン37aが突設され、凹所36からカバー30の内側に連続するガイド溝37bに軸ピン37aが係合しており、扉体37が凹所36を開放した状態では扉体37をガイド溝37bに沿ってカバー30内に収納することができるようにしてある。扉体37には切欠部37cが形成され、扉体37により凹所36を覆う状態でもモード切換スイッチ18の操作部18aは扉体37から露出して操作可能となる。つまり、使用頻度の少ない保持時間設定部13や明るさ設定スイッチ15が不用意に操作されることがないように扉体37で覆うことができ、使用頻度が高いモード切換スイッチ18については扉体37を開くことなく操作することができる。
【0036】
上述したように、本実施形態において用いる器体1は、埋込型の配線器具に用いる取付枠に結合されるから、埋込型の配線器具と同様に壁面に一部を埋め込んだ形で施工されるのであって、トイレ室の壁面に器体1を取り付けることができる。つまり、比較的広いトイレ室であってもトイレ室の全体をカバーするような検知エリアを設定することが可能になり、従来のような天井に取り付けられる形態のものだけではなく、壁面に取り付ける形態のものも提供することによって、トイレ室の形態に適した熱線式自動スイッチを選択することが可能になる。
【0037】
(第2の実施の形態)
本実施形態は、人感センサ12を備える子器2を天井に取り付ける形態とし、スイッチ要素(開閉部16,17)などの他の構成を備える親器3を壁面に取り付ける形態としたものである。親器3と子器2とは2線式の信号線Lsを介して親器3の接続端子S4に接続され、子器2で人が検知されると親器3によって照明負荷および換気扇を制御するようになっている。ここに、本実施形態において用いる回路は、図8に示すように、図2に示した第1の実施の形態の構成から明るさセンサ14を省略し、明るさセンサ14の省略に伴って明るさ設定スイッチ15も省略した構成となっている。この構成は主としてビル内のトイレで使用することを想定しているから、明るさセンサ14が不要になっている。
【0038】
子器2の器体4は、図6に示すように、上面が開放されたボディ60と下面が開放されたカバー70とを結合して形成される。ボディ60の下端には外形形状が円形であるフランジ部61が連続一体に形成され、ボディ60の上縁には上方に向かって4本の組立片62が突設されている。各組立片62にはカバー70の外側面に突設した組立爪71が挿入される係合孔62aが形成され、組立爪71と組立片62とが凹凸係合することによってボディ60とカバー70とが結合される。
【0039】
ボディ60の中央部には円形の露出窓63が開口する。露出窓63には可動体80が一部をボディ60の下面側に露出させ、かつボディ60に対して回動可能となるように装着されている。可動体80は、半球状に形成された回転枠81と、フレネルレンズよりなる半球状のレンズ82とを結合することにより球状に形成され、回転枠81には円環状の回転枠83が取着されている。回転枠81の外周面には一対の軸ピン81aが突設され、両軸ピン81aはボディ60の露出窓63の周縁に形成された断面コ字状の一対のガイドリブ64に挿入するようになっている。ガイドリブ64は露出窓63の開口縁から上方に延長されており、したがって軸ピン81aは、ガイドリブ64の延長方向に沿っての上下移動と軸ピン81aの回りでの回転移動とが可能になる。この構成によって、可動体80はボディ60に対して回転自在になるのであり、レンズ82がボディ60の下面から露出する。
【0040】
回転枠81の上面には環状突部81bが突設され、環状突部81bの内側には支持棒85の下端部が当接する。支持棒85はボディ60に固定された押さえ金具86に対して上下移動が可能であって、コイルばね87によって下向きに付勢されている。押さえ金具86は両端部が固定ねじ88によってボディ60に固定される。したがって、可動体80は回転枠83を露出窓63の開口周縁に当接させた形で露出窓63と支持棒85との間に挟持されることになる。可動体80を回転させるときには、可動体80を押し上げて可動体80を露出窓63から離せばよい。支持棒85には上方に向かって係止爪85aが突設されるとともにガイドピン85bが突設されており、これらを押さえ金具86に挿通することによって、支持棒85およびコイルばね87が押さえ金具86に保持される。
【0041】
人感センサ12は可動体80に収納される回路基板84に実装され、レンズ82を通して入射する熱線を受光する。レンズ82は熱線が透過しやすい材料(高密度ポリエチレン)によって形成されており、以下に説明する形状を有している。
【0042】
レンズ82は、図9に示すように、それぞれフレネルレンズよりなる多数個のレンズ小体88a〜88cの集合体であるレンズ部82aと、回転枠83の内周面に沿って配置される保持枠部82bとを備え、保持枠部82bの上部周面には回転枠83の内周面に係合する係止突起82cが突設されるとともに、保持枠部82bから上方には回転枠81の内周面に係合する位置決め突起82dが突設されている。レンズ小体88a〜88cは3重円状に配列され、もっとも内側の円内には4個のレンズ小体88a、次に大きい円内には8個のレンズ小体88b、もっとも外側の円内には12個のレンズ小体88cが形成されている。各円内のレンズ小体88a〜88cはそれぞれ同形状に形成されており、したがって、各レンズ小体88a〜88cの光軸とレンズ小体88a〜88cとの交点(以下では光軸中心という)A〜Cは、周方向に等ピッチで並ぶことになる。すなわち、レンズ小体88aの光軸中心Aは45°間隔、レンズ小体88bの光軸中心Bは22.5°間隔、レンズ小体88cの光軸中心Cは15°間隔になる。
【0043】
各レンズ小体88a〜88cは光軸が1点で交差するように配列されており、この交点P付近に人感センサ12を構成する微分形のセンサ素子としての焦電形赤外線センサ12aが配置される。レンズ82の中心と交点Pとを結ぶ直線(つまり、レンズ82の中心線)に対して各レンズ小体88a〜88cの光軸中心A〜Cと交点Pとを結ぶ直線(つまり、各レンズ小体88a〜88cの光軸)とがなす角度は、図9(b)〜(d)に示すように、それぞれ8.37°、18.2°、34.8°に設定されている。つまり、レンズ82の中心側のほうが周辺側よりもレンズ小体88a〜88cの光軸間の開き角度が小さくなっている。なお、レンズ小体88a〜88cを配列している円の外径はそれぞれ6.55mm、13.46mm、20mmに設定してあり、レンズ小体88a〜88cの厚みはそれぞれ0.8mm、1.1mm、1.1mmに設定してある。
【0044】
上述のように構成したレンズ82を用いることにより形成される検知エリアを模式的に示すと図10のようになる。図10(a)は各レンズ小体88a〜88cについて最大感度付近になる範囲をビーム状の範囲Ba〜Bcとして示している。また、図10(b)には熱線式人感センサの取付面から2m下方での各レンズ小体88a〜88cについての最大感度付近の分布を示している。ここで、熱線センサ1には4エレメント型(つまり、焦電形赤外線センサのセンサエレメントを1つのキャン内で正方形の頂点位置に4個配列した形)のものを用いている。したがって、図10(b)には、検知領域内で各レンズ小体88a〜88cに対応する領域内で感度がほぼ最大になる部位を4個の四角で表している。図より明らかなように、熱線式人感センサの直下付近では各レンズ小体88a〜88cについて最大感度付近となる部位の間隔が周辺部よりも狭くなる。
【0045】
したがって、トイレにおいては便座の上方に熱線式人感センサを配置しておけば、便座に座っている人の微小な動きをレンズ小体88a,88bを通して受光する熱線により検出することができ、トイレに出入りする人の動きはレンズ小体88cを通して受光する熱線により検出することができる。つまり、検知エリア内の各領域で熱線センサ1が出力を発生するために必要な人の動きの大きさを変化させることができ、たとえば便座付近では0.2〜0.5m/s程度の速度で移動するだけで人を検出し、便座から離れた部位では0.3〜1m/s程度の速度で移動しなければ人を検出しないようにすることができる。なお、レンズ82の構成は図9に示すものに限定されるものではなく、レンズ小体の配置の粗密は適宜に設定可能である。
【0046】
ところで、フランジ部61には天井材に直付けしたり埋込ボックスに結合するときに用いる取付ねじ(図示せず)が挿通される長孔状の一対の取付孔65が開口し、取付孔65とは異なる部位には取付金具90をフランジ部61に装着する取付溝66および取付金具90に設けた引締ねじ92を回転操作するための挿通孔67が形成される。取付金具90は、一側面に切欠部90aが形成された柱状の金具本体91と、金具本体91に挿通される引締ねじ92と、引締ねじ92に螺合し金具本体91に沿って上下方向に移動可能となった挟み板93とで構成されている。金具本体91の下端部には取付溝66に嵌着される固定片94が設けられる。
【0047】
したがって、埋込ボックスを用いる場合には、天井に形成した埋込孔にボディ60の上部を挿入した形でフランジ部61の上面を天井面に当接させ、取付孔65に挿通される取付ねじを埋込ボックスに螺合させればよい。また、天井材に直付けする場合も同様であって、フランジ部61の上面を天井面に当接させた状態で、取付孔65に挿通された取付ねじ(木ねじを用いる)を天井材に螺合させればよい。一方、取付金具90を用いる場合には、取付金具90をフランジ部61に固定し、挟み板93を金具本体91の切欠部90aに挿入した状態で天井に形成した埋込孔にボディ60の上部を挿入し、挿通孔67を通してドライバを挿入し引締ねじ92を締め付ければよい。この操作によって挟み板93は切欠部90aから出てフランジ部61に近付くように移動し、フランジ部61と挟み板93との間で天井板を挟持し、器体4を天井に固定することができる。
【0048】
フランジ部61の下面側は可動体80のレンズ82を露出させる開口窓68を有する化粧プレート69により覆われる。化粧プレート69はフランジ部61の周縁に係合するように形成され、フランジ部61に対して着脱可能になっている。
【0049】
ところで、カバー70の上面には端子板72に端子ねじ73を螺合させた2個の端子が露出する。端子板72は回路基板84に接続線77を介して接続された基板89に接続線78を介して接続され、両端子板72の間はカバー70の上面に突設した隔壁74により仕切られている。回路基板89は固定ねじ79を用いてボディ60に固定される。また、カバー70の上面には端子の周囲に4本の支持リブ75a,75bが突設され、支持リブ75a,75bには端子カバー76が取着される。すなわち、2本の支持リブ75aの先端部には軸孔75cが形成され、他方の2本の支持リブ75bの先端部には突片75dが突設されているのであって、端子カバー76の一端部両側縁に形成された引掛片76aを軸孔75cに挿入し、端子カバー76の他端部を突片75dにより係止することで、端子を覆うように端子カバー76をカバー70に取り付けるようになっている。端子カバー70は可撓性を有しており、突片75dによる係止状態を解除すれば、軸孔75cの回りで端子カバー76を回転させて端子を露出させることができる。
【0050】
上述の構成を有する子器2を天井に取り付けるにあたって、埋込ボックスを用いる場合には、天井に形成した埋込孔にボディ60の上部を挿入した形でフランジ部61の上面を天井面に当接させ、取付孔65に挿通される取付ねじを埋込ボックスに螺合させればよい。また、天井材に直付けする場合も同様であって、フランジ部61の上面を天井面に当接させた状態で、取付孔65に挿通された取付ねじ(木ねじを用いる)を天井材に螺合させればよい。一方、取付金具90を用いる場合には、取付金具90をフランジ部61に固定し、挟み板93を金具本体91の切欠部90aに挿入した状態で天井に形成した埋込孔にボディ60の上部を挿入し、挿通孔67を通してドライバを挿入し引締ねじ92を締め付ければよい。この操作によって挟み板93は切欠部90aから出てフランジ部61に近付くように移動し、フランジ部61と挟み板93との間で天井板を挟持し、器体4を天井に固定することができる。
【0051】
一方、親器3は図7に示す外観を有する。この親器3はJIS規格で規格化されている大角形連用配線器具の取付枠100に取り付けることができる器体5を有している。すなわち、図7(d)のように器体5の両側面には取付爪111が突設され、器体5の前端部を取付枠100の開口窓101に挿入した状態で、取付爪111を取付枠100に設けた保持孔102,103に係合させることによって、取付枠100に結合されるようになっている。また、器体5は、単位寸法(いわゆる1個モジュール寸法)の配線器具の6個分(図7(a)の縦方向に3個、横方向に2個並べた寸法)に相当する寸法を有した2連モジュール寸法(つまり、縦3個分を1連として2列分という意味で2連モジュール寸法と呼ぶ)に形成されている。取付枠100において図7(a)の右側の保持孔103は、開口窓101を囲む側枠104と、側枠104に対して左右方向に可撓である可撓枠105との間の隙間に形成されており、この隙間にマイナスドライバなどを挿入して可撓枠105を撓ませると取付爪111と保持孔103との係合状態を解除して器体5を取付枠100から外すことができるようになっている。
【0052】
取付枠100の上下両端部には長孔状の取付孔106が形成され、取付枠106の近傍には引掛孔107およびねじ孔108が形成されている。取付孔106は壁面に直付けしたり埋込ボックスに取り付ける際に取付ねじを挿通する孔であり、引掛孔107は挟み金具の一端部を引っ掛けるために設けられている。挟み金具は取付枠100に一端部が枢支され、他端部と取付枠100との間に壁材を挟持する金具であって、取付孔106に挿通した引締ねじを挟み金具に螺合させることによって、挟み金具の他端部と取付枠100との距離を変えることができるようになっている。また、取付枠100の前面側を覆う化粧プレート(図示せず)をねじで取り付けるときには、そのねじをねじ孔108に螺合させるようになっている。
【0053】
親器3の器体5の前面にはモード切換スイッチ18の操作部18b,18cが露出する。ただし、モード切換スイッチ18は3個の押釦スイッチを用いて構成されており、器体5の前面における左半分に自動モードを選択する操作部18bと、切モードを選択する操作部18cとが上下に並んで配置される。器体5の前面の右半分には扉体112が設けられ、扉体112を開くと入モードを選択する操作部が露出するようになっている。また、点灯保持時間設定部13の操作部も扉体112を開くことによって露出させることができる。
【0054】
器体5の裏面には信号線Ls(図8参照)を介して子器2を接続するためのねじ付きの端子113が2組設けられ、信号線Lsを送り配線することができるようになっている。また、電源端子S1、照明負荷を接続する出力端子S2、換気扇を接続する接続端子S3、子器2への信号線Lsを接続する接続端子S4も器体5の裏面側に設けられる。電源端子S1、出力端子S2,S3、接続端子S4はいずれも鎖錠ばねを用いて電線を鎖錠接続する速結端子構造を有している。つまり、器体5の裏面には電線を導入するための電線挿通孔114と解除釦を操作するための釦操作孔115が形成されている。速結端子構造については第1の実施の形態で説明しているのでここでは説明を省略する。速結端子構造の端子を用いる場合には、電線の芯線の露出寸法が鎖錠接続の強度に影響するから、器体5の裏面には電線の芯線の露出寸法の目安となる溝状のゲージ116が形成されている。このゲージゲージ116に電線の端部を当てれば電線の芯線の露出量を確認することができる。
【0055】
上述したように、スイッチ要素(開閉部16,17)を内蔵した親器3はトイレ室の壁面に取り付けられ、人感センサ12を内蔵した子器2はトイレ室の天井面に取り付けられるのであって、壁面に取り付けられる親器3にモード切換スイッチ18や点灯保持時間設定部13を設けていることによって、自動モードだけではなく照明負荷や換気扇を使用者が操作することも可能になり、使い勝手が向上する。また、入モードの操作部については扉体112で隠していることにより、照明負荷や換気扇の切り忘れの可能性が低減されており、切り忘れによる電力の無駄な消費を抑制するという効果を維持することができる。
【0056】
【発明の効果】
請求項1の発明は、入射する熱線量の時間変化に応じた出力を発生する微分形のセンサ素子を有し人体から放射される熱線を検知することにより人の存否を検出する人感センサを備えトイレ室の天井に取り付けられる子器と、子器に信号線を介して接続されトイレ室の壁面に取り付けられる親器とを備え、親器には人感センサの出力によりトイレ室内への人の入室および退室を検出するとともに人の入退室に応じて照明負荷を制御する照明制御信号および換気扇を制御する換気扇制御信号を出力する制御手段と、照明制御信号と換気扇制御信号とによりそれぞれ開閉制御される第1および第2のスイッチ要素と、照明負荷と換気扇との少なくとも一方の制御状態を操作する操作部とが設けられ、子器が、センサ素子の前方に配置され検知エリア内の各領域ごとの熱線をセンサ素子に収束させる多数個のレンズ小体の集合体からなるレンズを備え、隣接する各一対のレンズ小体の光軸同士の開き角度がレンズの一部の領域で残りの領域よりも小さく設定されているものであり、人感センサを備える子器と照明負荷および換気扇を制御する親器とを信号線を介して接続し、子器を天井に取り付けるとともに親器を壁面に取り付けるようにしているから、天井に取り付けた子器によってトイレ室内の広い範囲にわたって人の存否を検出することができ、また壁面に取り付ける親器に照明負荷や換気扇の制御状態を操作する操作部を設けることによって、操作部を容易に操作することができる。さらに、レンズ小体の光軸同士の開き角度が小さい領域では人がわずかに動くだけでもセンサ素子に入射する熱線量に変化が生じて人の存在を検知することが可能になる。しかも、他の部位では人が比較的大きく動くときに熱線量に変化が生じるから、人の動きの大きさが異なっていても熱線量の変化を同程度にすることができる。その結果、センサ素子からの出力とノイズとの識別が容易になるとともに、レンズ小体の個数が必要以上に多くなることはなく比較的低コストで提供することが可能である。
【0060】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記レンズがセンサ素子の受光面を囲む半球状に形成され、隣接する各一対のレンズ小体の光軸同士の開き角度が、センサ素子の受光面の前方であるレンズの中心部付近の領域ではレンズの周辺部付近である他の領域よりも小さく設定されているものであり、トイレ室において便座の上方に配置すれば、トイレ室に入退室する人の比較的大きな移動を検出することができるとともに、便座に着座している人の微小な動きを検出することができ、トイレ室の使用中に照明負荷が不用意に消灯してしまうのを防止することができる。
【0061】
請求項3の発明は、人体から放射される熱線を検知することにより人の存否を検出する人感センサを備えトイレ室の天井に取り付けられる子器と、子器に信号線を介して接続されトイレ室の壁面に取り付けられる親器とを備え、親器には人感センサの出力によりトイレ室内への人の入室および退室を検出するとともに人の入退室に応じて照明負荷を制御する照明制御信号および換気扇を制御する換気扇制御信号を出力する制御手段と、照明制御信号と換気扇制御信号とによりそれぞれ開閉制御される第1および第2のスイッチ要素と、照明負荷と換気扇との少なくとも一方の制御状態を操作する操作部とが設けられ、第1のスイッチ要素が照明負荷である白熱灯への給電経路に挿入された半導体スイッチ素子よりなり、制御手段が、照明負荷の点灯開始時に時間経過に伴って光出力を漸増させるように第1のスイッチ要素を制御するものであり、人感センサを備える子器と照明負荷および換気扇を制御する親器とを信号線を介して接続し、子器を天井に取り付けるとともに親器を壁面に取り付けるようにしているから、天井に取り付けた子器によってトイレ室内の広い範囲にわたって人の存否を検出することができ、また壁面に取り付ける親器に照明負荷や換気扇の制御状態を操作する操作部を設けることによって、操作部を容易に操作することができる。さらに、白熱灯を用いているから光出力の立ち上がりが蛍光灯よりも速く、しかも、光出力を時間経過に伴って漸増させるように制御しているから、白熱灯の点灯時に生じる突入電流を抑制して白熱灯や第1のスイッチ要素にかかるストレスを低減することができる。その結果、白熱灯および構成部品の寿命が長くなる。
【0063】
請求項4の発明は、人体から放射される熱線を検知することにより人の存否を検出する人感センサと、人感センサの出力によりトイレ室内への人の入室および退室を検出するとともに人の入退室に応じて照明負荷を制御する照明制御信号および換気扇を制御する換気扇制御信号を出力する制御手段と、照明制御信号と換気扇制御信号とによりそれぞれ開閉制御される第1および第2のスイッチ要素とを、トイレ室の壁面に取り付けられる器体内に備え、第1のスイッチ要素が照明負荷である白熱灯への給電経路に挿入された半導体スイッチ素子よりなり、制御手段が、照明負荷の点灯開始時に時間経過に伴って光出力を漸増させるように第1のスイッチ要素を制御するものであり、天井面に器体を取り付けるよりも壁面に取り付けるほうが人の入退室を検知しやすいような形状のトイレ室に適した熱線式自動スイッチを提供することができる。また、白熱灯を用いているから光出力の立ち上がりが蛍光灯よりも速く、しかも、光出力を時間経過に伴って漸増させるように制御しているから、白熱灯の点灯時に生じる突入電流を抑制して白熱灯や第1のスイッチ要素にかかるストレスを低減することができる。その結果、白熱灯および構成部品の寿命が長くなる。
【0064】
請求項5の発明は、人体から放射される熱線を検知することにより人の存否を検出する人感センサと、人感センサの出力によりトイレ室内への人の入室および退室を検出するとともに人の入退室に応じて照明負荷を制御する照明制御信号および換気扇を制御する換気扇制御信号を出力する制御手段と、照明制御信号と換気扇制御信号とによりそれぞれ開閉制御される第1および第2のスイッチ要素とを、トイレ室の壁面に取り付けられる器体内に備え、第1のスイッチ要素が照明負荷である白熱灯への給電経路に挿入された半導体スイッチ素子よりなり、制御手段が、人感センサによりトイレ室内への人の入室が検出された後に人の検出されない状態が規定の点灯保持時間に達するまでの期間は照明負荷を点灯させる照明制御信号を出力し、点灯保持時間の満了前に照明負荷の消灯を予告する減光期間を有するように第1のスイッチ要素を制御するものであり、天井面に器体を取り付けるよりも壁面に取り付けるほうが人の入退室を検知しやすいような形状のトイレ室に適した熱線式自動スイッチを提供することができる。また、白熱灯を用いているから光出力の立ち上がりが蛍光灯よりも速く、しかも、点灯保持時間の満了前に照明負荷を減光させることによって消灯を予告するから、照明負荷の点灯状態を継続したい使用者は動くことによって照明負荷の点灯状態を延長することができる。つまり、使用者の気づかないうちに点灯保持時間が経過して照明負荷が不意に消灯するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図2】同上のブロック図である。
【図3】同上の動作説明図である。
【図4】同上の動作説明図である。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における子器を示す分解斜視図である。
【図7】同上における親器を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は取付枠を外した背面図である。
【図8】同上のブロック図である。
【図9】同上に用いるレンズを示し、(a)は平面図、(b)はレンズ小体Aの中心を通る断面図、(c)はレンズ小体Bの中心を通る断面図、(d)はレンズ小体Cの中心を通る断面図である。
【図10】図9に示したレンズを用いた場合の動作説明図である。
【符号の説明】
1 器体
2 子器
3 親器
4,5 器体
10 マイコン
10a タイマ
12 人感センサ
12a 焦電形赤外線センサ
16,17 開閉部
18b,18c 操作部
32 取付爪
41,42 回路基板
82 レンズ
88a〜88c レンズ小体
100 取付枠[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a toilet hot-wire automatic switch that detects a person entering and leaving a toilet room by detecting a heat ray radiated from a human body, and controls a lighting load and a ventilation fan disposed in the toilet room. is there.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a hot wire automatic switch for a toilet has been used to turn on an illumination load and operate a ventilation fan according to a person entering and leaving a toilet room. This type of hot wire automatic switch for a toilet includes a human sensor that detects the presence or absence of a person by using a heat sensor (generally using a pyroelectric infrared sensor) that detects a heat ray emitted from the human body. It is determined whether or not a person is present in the toilet room on the basis of the output of (1) Although not for a toilet, a hot-wire automatic switch in a bath / wash unit is described in JP-A-4-19995. .
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, many types of hot wire type automatic switches are provided in which a switch element for controlling a lighting load and a ventilation fan and a human sensor are housed in one body and the body is mounted on a ceiling surface. Have been. As described above, when the body is attached to the ceiling surface, the body is generally arranged above the toilet seat, and a person can be detected while the person is present near the toilet seat. If the toilet room is relatively small, no particular problem occurs. However, in a relatively large toilet room with a wash basin or a bath, if the body is placed above the toilet seat, it may not be possible to set a detection area that covers the entire toilet room, In some cases, inconveniences such as turning off the lighting load despite the presence of a person may occur.
[0004]
In addition, although a hot-wire type automatic switch in which the human sensor and the switch element are housed in separate bodies is also provided, it is configured to control only the lighting load, and is adapted to a person entering and leaving a room. There is no device configured to control the lighting load and the ventilation fan at the same timing.
[0005]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and a first object is to provide a structure in which a human sensor and a switch element are provided in one body, and to relatively mount the body on a wall surface. A second object of the present invention is to provide a hot wire automatic switch for a toilet which can be used in a large toilet room. The second object is to provide a human body switch and a switch element in separate containers and are suitable for a toilet room. It is an object of the present invention to provide a hot-wire type automatic switch for a toilet, which enables the automatic control.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The invention of
[0010]
Claim 2The invention ofClaim 1In the invention, the lens is formed in a hemispherical shape surrounding the light receiving surface of the sensor element, and the opening angle between the optical axes of each pair of adjacent lens bodies is in front of the light receiving surface of the sensor element. The area in the vicinity is set to be smaller than the other area near the periphery of the lens.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a child device provided with a human sensor for detecting the presence or absence of a person by detecting a heat ray radiated from a human body, which is attached to a ceiling of a toilet room, and connected to the child device via a signal line. A lighting device that detects the entry and exit of a person into and out of the toilet room based on the output of a human sensor, and controls the lighting load according to the entry and exit of the person. Control means for outputting a signal and a ventilation fan control signal for controlling the ventilation fan, first and second switch elements which are respectively opened and closed by the lighting control signal and the ventilation fan control signal, and control of at least one of the lighting load and the ventilation fan An operation unit for operating a state is provided, wherein the first switch element comprises a semiconductor switch element inserted in a power supply path to an incandescent lamp as an illumination load; To control the first switching element so as to gradually increase the light output at the start of lighting with timeThings.
[0013]
The invention according to claim 4 is a human sensor that detects the presence or absence of a person by detecting a heat ray radiated from a human body, and detects the entry and exit of a person into and out of a toilet room by using the output of the human sensor. Control means for outputting a lighting control signal for controlling a lighting load and a ventilation fan control signal for controlling a ventilation fan in accordance with entry and exit, and first and second switch elements which are respectively opened and closed by the lighting control signal and the ventilation fan control signal And inside the body attached to the wall of the toilet room,The first switch element comprises a semiconductor switch element inserted in a power supply path to an incandescent lamp as an illumination load., SystemThe control means controls the first switch element so as to gradually increase the light output with the lapse of time at the start of lighting of the lighting load.
[0014]
The invention according to
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(First Embodiment)
As shown in FIG. 1, the hot-wire automatic switch for a toilet according to the present embodiment has a human body sensor 1 (see FIG. 2) and a switch element provided on a
[0016]
First, a circuit configuration of a hot wire automatic switch for a toilet will be described. That is, as shown in FIG. 2, a power supply terminal S1 to which a commercial power supply is connected, a first output terminal S2 to which a lighting load is connected, and a second output terminal S3 to which a ventilation fan is connected are provided. The commercial power supply connected to the power supply terminal S1 is rectified and stabilized in the
[0017]
The presence or absence of a person in the toilet room is detected by a
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
By the way, the prescribed value for the ambient illuminance detected by the
[0021]
Next, the operation will be described. Now, it is assumed that the
[0022]
That is, when the surroundings are dark as shown in the left part of FIG. 3A, the opening /
[0023]
In addition, as shown in the center left of FIG. 3, when the
[0024]
As shown in the center right of FIG. 3, when a person is detected by the
[0025]
As shown in the right part of FIG. 3A, when the surroundings are bright, the opening /
[0026]
The above operation is a basic operation. When the power is turned on, as shown in FIG. 4, a dead time T4 is provided for a fixed time (for example, 30 seconds) after the power is turned on. , The detection signal is ignored even if it occurs. Also, at the time of power-on, the illumination load is turned on for a time obtained by adding a certain time to the operation holding time T1, even if there is no detection by the human sensor. Even after the power is turned on, the operation is the same as that shown in FIG. 3 after the dead period T4 has elapsed.
[0027]
Furthermore, when the surrounding brightness changes during the operation of the ventilation fan, it operates as shown in FIG. 5, and if the lighting load is turned on by the detection signal generated from the
[0028]
In the above example, the case where the operation is changed according to the detection of the ambient illuminance by the
[0029]
Next, the structure of the present embodiment will be described. The
[0030]
On both side surfaces of the
[0031]
In the internal space of the
[0032]
Meanwhile, a rotating
[0033]
A
[0034]
A
[0035]
By the way, the respective operation units of the holding
[0036]
As described above, since the
[0037]
(Second embodiment)
In the present embodiment, the
[0038]
As shown in FIG. 6, the body 4 of the
[0039]
A
[0040]
An
[0041]
The
[0042]
As shown in FIG. 9, the
[0043]
The
[0044]
FIG. 10 schematically shows a detection area formed by using the
[0045]
Therefore, if a hot-wire type human sensor is disposed above the toilet seat in a toilet, a minute movement of a person sitting on the toilet seat can be detected by the heat rays received through the
[0046]
The
[0047]
Therefore, when using the mounting box, the upper surface of the
[0048]
The lower surface of the
[0049]
By the way, two terminals in which the terminal screws 73 are screwed to the
[0050]
When mounting the
[0051]
On the other hand,
[0052]
Elongated mounting
[0053]
The
[0054]
Two sets of threaded terminals 113 for connecting the
[0055]
As described above, the
[0056]
【The invention's effect】
The invention of
[0060]
Claim 2The invention ofClaim 1In the invention, the lens is formed in a hemispherical shape surrounding the light receiving surface of the sensor element, and the opening angle between the optical axes of each pair of adjacent lens bodies is in front of the light receiving surface of the sensor element. In the vicinity area, it is set smaller than the other area near the periphery of the lens, and if it is placed above the toilet seat in the toilet room, relatively large movement of people entering and leaving the toilet room will be detected It is possible to detect a slight movement of a person sitting on the toilet seat, and to prevent the lighting load from being inadvertently turned off during use of the toilet room.
[0061]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a child device provided with a human sensor for detecting the presence or absence of a person by detecting a heat ray radiated from a human body, which is attached to a ceiling of a toilet room, and connected to the child device via a signal line. A lighting device that detects the entry and exit of a person into and out of the toilet room based on the output of a human sensor, and controls the lighting load according to the entry and exit of the person. Control means for outputting a signal and a ventilation fan control signal for controlling the ventilation fan, first and second switch elements which are respectively opened and closed by the lighting control signal and the ventilation fan control signal, and control of at least one of the lighting load and the ventilation fan An operation unit for operating a state is provided, wherein the first switch element comprises a semiconductor switch element inserted in a power supply path to an incandescent lamp as an illumination load; At the start of lighting, the first switch element is controlled so as to gradually increase the light output with the passage of time, and a slave unit provided with a human sensor and a master unit controlling an illumination load and a ventilation fan are connected via a signal line. The child unit is attached to the ceiling and the parent unit is attached to the wall, so that the child unit attached to the ceiling can detect the presence or absence of a person over a wide area in the toilet room, and also attach it to the wall By providing the parent device with an operation unit for operating the lighting load and the control state of the ventilation fan, the operation unit can be easily operated. In addition, since the incandescent lamp is used, the light output rises faster than the fluorescent lamp, and the light output is controlled so as to gradually increase with the passage of time. Thus, the stress applied to the incandescent lamp and the first switch element can be reduced. As a result, the life of the incandescent lamp and its components is prolonged..
[0063]
The invention according to claim 4 is a human sensor that detects the presence or absence of a person by detecting a heat ray radiated from a human body, and detects the entry and exit of a person into and out of a toilet room by using the output of the human sensor. Control means for outputting a lighting control signal for controlling a lighting load and a ventilation fan control signal for controlling a ventilation fan in accordance with entry and exit, and first and second switch elements which are respectively opened and closed by the lighting control signal and the ventilation fan control signal And inside the body attached to the wall of the toilet room,The first switch element comprises a semiconductor switch element inserted in a power supply path to an incandescent lamp as an illumination load., SystemControl means for controlling the first switch element so as to gradually increase the light output with time at the start of lighting of the lighting load;It is possible to provide a hot wire automatic switch suitable for a toilet room having a shape that makes it easier to detect entry and exit of a person when the device is mounted on a wall surface than when a body is mounted on a ceiling surface. Also,Since the incandescent lamp is used, the rise of the light output is faster than that of the fluorescent lamp, and the light output is controlled so as to gradually increase with the passage of time. Stress applied to the incandescent lamp and the first switch element can be reduced. As a result, the life of the incandescent lamp and the components is prolonged.
[0064]
The invention according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram of the same.
FIG. 3 is an operation explanatory diagram of the above.
FIG. 4 is an operation explanatory diagram of the above.
FIG. 5 is an operation explanatory view of the above.
FIG. 6 is an exploded perspective view showing a slave according to a second embodiment of the present invention.
7A and 7B show the parent device in the above, wherein FIG. 7A is a front view, FIG. 7B is a side view, FIG. 7C is a bottom view, and FIG. 7D is a rear view with a mounting frame removed.
FIG. 8 is a block diagram of the above.
9 (a) is a plan view, FIG. 9 (b) is a cross-sectional view passing through the center of the lens body A, FIG. 9 (c) is a cross-sectional view passing through the center of the lens body B, FIG. () Is a cross-sectional view passing through the center of the lens body C.
FIG. 10 is an operation explanatory diagram when the lens shown in FIG. 9 is used.
[Explanation of symbols]
1 body
2 child
3 parent device
4,5 body
10 microcomputer
10a timer
12 Human sensor
12a Pyroelectric infrared sensor
16, 17 opening and closing part
18b, 18c Operation unit
32 mounting claw
41, 42 circuit board
82 lenses
88a-88c Lens body
100 mounting frame
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