JP3589317B2 - 歯列矯正装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、一般的には歯の異常な並びを矯正する歯列矯正装置に関するものであり、さらに具体的には、歯の側面に添うように配置され、且つ該歯に対して専ら矯正力を及ぼすための第1の部材と、これを保持・装着もしくは補強するための第2の部材とが同一の材質で一体に構成されている歯列矯正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の歯列矯正装置は、例えば特公昭57−10742号公報にその代表例が示されている。これを図9に基づいて説明すると、歯に巻いた金属環10にブラケット11を取り付け、このブラケットに歯に矯正力を及ぼすための断面円形もしくは矩形の形状記憶及び超弾性特性を有するNiーTi系合金製のワイヤ12をとおし、更にこのワイヤ12の端は金属環10に取り付けられた管13に固定するようになっている。
歯2〜6のうち、歯2、4、6は正常な歯列であるが、歯3、5は内側によっている。この場合、体温によってワイヤ12に発生する引張応力により、歯3、5は外側に引き寄せられ歯列矯正される。
また、特公昭60−51904号公報には、前述の歯に巻いた金属環10がなく、ブラケット11を直接歯に接着取り付けし、このブラケットにNi−Ti系合金からなる歯列矯正ワイヤをとおしたものが開示されている。
このように従来の歯列矯正装置は、歯列の前面で、しかも歯一本一本にブラケットを取付ける場合が普通で、また多くの部品からなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
主として、ブラケットとワイヤからなる前記従来の歯列矯正装置は、歯列の前面に装着することが多いため、目立つこと、また患者にとって不快感があること、歯磨きが困難となる等の問題がある。一方、歯科医師にとっては、ブラケット等装置の装着に手間がかかること、設計の自由度が少ないこと、ブラケットやワイヤの固定にも問題があるといった欠点があった。装置の装着を目立たなくするため、ブラケットとワイヤを歯列の内側に装着することも可能であるが、この場合医師側にとって、装着が非常に困難になるなど前記の欠点は更に大きくなる。本発明の目的は、上記の欠点を改善することであり、具体的には構造が単純で、装着しても不快感が少なく、歯磨きが容易であり、取り外しが可能な歯列矯正装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、歯の一本一本にブラケットを装着する必要がないため、医師による装置の装着が簡単であり、一体型で位置が狂わず、且つ歯列矯正の移動量の正確なコントロールの容易な歯列矯正装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本願の請求項1の発明による歯列矯正装置は、歯の側面に添うように配置され、且つ該歯に対して専ら矯正力を及ぼすための第1の部材と、これを保持・装着もしくは補強するための第2の部材とが同一の材質で一体に構成されていることを特徴としている。
請求項2の発明による歯列矯正装置は、請求項1において前記第1の部材と第2の部材とが同一の材質で鋳造によって一体に構成されていることを特徴としている。
請求項3の発明による歯列矯正装置は、請求項1及び2において前記両部材の材質が、形状記憶及び超弾性特性を有する合金であって、Ni49〜52at%、残部Ti及び不可避的不純物からなるNiーTi合金、若しくは前記Niおよび/またはTiの一部を、各々2at%以下のFe、Cr、V、Mn、Co、Al、Nbのうちの1種以上、又は各々20at%以下のCu、Pdのうちの1種以上で置換したNiーTi系合金からなることを特徴とするものである。
請求項4の発明による歯列矯正装置は、請求項1〜3のいずれかの発明において前記第1の部材は、歯もしくは歯列の内側に装着するすることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
以下本発明の各構成要件の意義とその作用・効果について説明する。
請求項1の発明による歯列矯正装置は、歯の側面に添うように配置され、該歯に対して専ら矯正力を及ぼすための第1の部材と、これを保持・装着もしくは補強するための第2の部材とが同一の材質で一体に構成されているものである。ここで第1の部材とは、矯正しようとする歯または歯列の内側または外側の側面に添うように配置され、且つ材料内部に発生する引張りもしくは曲げ応力によって歯もしくは歯列を外側または内側に矯正するものである。なお第1の部材の具体的形状は、以下の実施例から明らかな如く、従来はワイヤであるのに対して、本発明の部材は、歯の側面に添うように作られるため、大部分はいわば板状(断面は、かどのとれた矩形、かまぼこ形等)であるが、部分的に肉厚が異なったり、一部歯の上部を覆うように作られる場合もある。第2の部材は、上記以外の他の機能を有する部材であって、第1の部材を保持したり、装置全体を歯に装着もしくは補強するもので、具体的には、歯に巻いた金属環やこの金属環をつなぐ補強部材等を指している。
【0006】
本願発明は、この第1部材と第2部材が同一材質で一体の構造であるため構造が単純で、従来のごとく歯の前面にブラケットがないため装置を装着しても目立たないし不快感もなく、また歯磨きも容易である。また場合によっては取り外しも可能である。
また、歯の一本一本にブラケットを装着する必要がないため、医師による装置の装着が簡単であり、一体型で位置が狂わず、且つ歯列矯正の移動量の正確なコントロールが容易である。また、本発明は、歯列弓拡大に応用したとき特に効果が大きい。
一体となっている本発明の歯列矯正装置を同一材質で作るのは、鋳造、切削等で作る場合、同一材質の方が製作が容易であるからである。
【0007】
本発明による歯列矯正装置は、同一材料から切削法、板金法によってつくるか、第1部材と第2部材を別々に作り溶接、ろう付け等で金属的に接合して一体とするか、鋳造法で一体につくられるが、精密さ、コストの点で精密鋳造法で一体でつくるのが好ましい。また両部材の材質は、わずかの矯正であればCoCr合金、ステンレス鋼等を用いることも可能であるが、形状記憶,超弾性の効果を有する合金例えばNi−Ti系合金が最も好ましい。
【0008】
請求項2の発明による歯列矯正装置は、請求項1の発明の好ましい実施態様であり、第1の部材と第2の部材とが同一の材質で鋳造法によって一体に構成されているものである。
本発明の歯列矯正装置は、構造は単純であるが装置全体が患者の歯もしくは歯列によくフイットするようにするためには、両部材の形状は複雑となり、このような両部材を一体に作製するには鋳造法が適しており、特に圧力鋳造などの精密鋳造法を用いることが推奨される。
【0009】
請求項3の発明による歯列矯正装置は、請求項1及び2における好ましい実施態様であり、この歯列矯正装置にNi−Ti系合金を用いる理由は、この合金は形状記憶と超弾性の効果を有し、歯への装置の装着のし易さ及び使用中の歯への応力のかかり方の点で極めて優れているからである。即ち、この合金の変態点以下の温度では材料が比較的柔らかく変形し易いが変態点以上の温度では元の形状に復元すること、従って歯への装着が容易となる。また変態点以上の温度ではほぼ一定の応力で、数%におよぶ歪みを回復するため、患者にとって痛みが少なく、治療に要する期間も短くなる。また、装置の付け外しの際に無理な力が加わっても変形しないという利点もある。
更にNi−Ti系合金は、形状記憶・超弾性特性の他にも、耐蝕性、耐摩耗性が良好で、生体適合性に優れており、口腔内に装着する歯列矯正装置の材料として最適であると判断されるからである。
【0010】
前記両部材の材質は、Ni−Ti系合金であるが、その組成をNi49〜52at%、残部Ti及び不可避的不純物からなるNiーTi合金、若しくは前記Niおよび/またはTiの一部を、各々2at%以下のFe、Cr、V、Mn、Co、Al、Nbのうちの1種以上、又は各々20at%以下のCu、Pdのうちの1種以上で置換したNiーTi系合金とした理由は、これらの合金は優れた形状記憶及び超弾性特性を示すからである。
【0011】
請求項4の発明による歯列矯正装置は、請求項1〜3のいずれかの発明において前記第1の部材は、歯もしくは歯列の内側に装着することを特徴とするものである。
歯列の内側に装着することによって、前述のごとく装置が目立たなく、不快感がなくなるからである。
【0012】
【実施例】
次に図面を参照しながら、この発明による歯列矯正装置の好ましい実施例を詳細に説明する。
実施例−1
図1は実施例−1の歯列矯正装置を下の歯に取り付けた状態の底面図、図2は図1の装置を内側から見た場合の側面図であり、図3は図2のA−A部の拡大端面図である。
図1において、歯2〜6のうち、歯2、3、4、6は正常な歯並びであるが、永久大臼歯5は内側に寄っている。この実施例は、この歯5について矯正する装置で、正常歯4、6に保持・装着用金属環30(31、32)を取り付け、歯5には矯正応力を発生する板状の第1部材20が内側から歯5にそうように取り付けられている。
保持・装着用金属環30(31、32)(第2部材)は、第1の部材20を保持し、歯に装着するためのもので、この第1部材と第2部材は、精密鋳造によって同一材質で一体に作られている。
【0013】
実施例−1は、このような構造の歯列矯正装置について実施した。
まず、患者の歯より採取した印象から模型を作製し、これに合わせて矯正装置の設計を行った。設計は移動を必要とする歯に対して、正常な位置に移動する量(距離)、歯に加える力を考慮して、この歯列矯正装置を精密鋳造で作製した。
なお、鋳造後の当初の歯列矯正装置は、歯矯正後の正常な寸法とする。
これらの設計をもとに、常法に従って精密鋳造用の鋳型を製作した。鋳造用合金としては、50.85at%Ni−Ti合金を用いた。
精密鋳造は、Ar雰囲気中でアーク溶解し、吸引加圧式鋳造機で圧力鋳造を行った。鋳造後は常法に従って表面を仕上げて歯列矯正装置を作製した。
【0014】
この装置の材料の変態点は、約15℃であった。前記の如く作製した図1に示す構造の歯列矯正装置を15℃以下(約5℃)で、第1の部材20に相当する部分を患者の現状の歯列に合うように所定量引き延ばして、患者の歯に装着した。なお、装着後は体温(36〜37℃)により第1の部材20は、材料の形状記憶効果により元の寸法に戻ろうとすること(即ち材料が縮もうとすること)、更に超弾性の応力による力が矯正歯5に働き、歯5は外側に寄る方向へ矯正されることになる。
一年後、患者の歯5は、正常な位置に移動して矯正治療効果が確認された。この間、装置がこのような構造であるため、当然のことながら本発明の前述の効果である装着のし易さ、不快感の程度、歯磨きの容易さ、また移動量のコントロールの容易さ等の効果も確認できた。
【0015】
実施例−2
図4は、上の歯に本発明の歯列矯正装置を取り付けた状態を示す底面図であり、また図5は図4のB−B部の拡大断面図である。
図において、左の歯1、6は正常な位置にあるが、歯2、3、4、5がやや内側によっている。右側も同様である。この実施例では、上歯について、このような歯列を矯正する歯列弓拡大に応用するものである。
図において、矯正応力を必要とする第1の部材20(22、23、24、25、26からなる)は、矯正する歯2、3、4、5の内側にそうように配置され、この部材は、永久大臼歯6に巻かれた金属環30(33)と一体に連続している。更に左右の保持・装着用金属環33、33’は保持兼補強用部材40で接続されている。保持兼補強用部材40は図5に示すように、上顎内壁にそうように湾曲している。この部材の断面は角のとれた矩形であり、保持、補強の機能を満たす範囲で、不快感の少ないようにできるだけ薄いものが好ましい。
また第1の部材20は、断面がかどのとれた略矩形の板状体であるが、22、23の部分は上部が歯に覆いかぶさるように断面が異形のL型になっている。22〜26部において、歯2と3、3と4───5と6間は歯の隙間によくなじむように部材20の肉厚は厚くするのが好ましい。
【0016】
第1の部材20と保持・装着用金属環30及び保持兼補強用部材40は、精密鋳造により同一材質で一体に作製されている。この場合、3つの部材の接合部即ち26において、曲げ応力が外側に作用するようになっている。さらに第1の部材20の各部25、24、23、22においても、曲げ応力が外側に作用するようになっており、この応力によって歯2、3、4、5は外側に矯正される。
【0017】
この実施例では、このような構造の歯列矯正装置を実施例─1と同様に精密鋳造で作製し、実施した。
なお鋳造用合金としては、50.7at%Ni−0.2at%Cr−Ti合金を用いた。鋳造後、形状記憶熱処理として600℃×30分の熱処理をおこなった。この装置の材料の変態点は約20℃である。
このような装置について、患者の歯に装着して実施したが、効果は実施例─1と同様に良好であった。
【0018】
実施例−3
図6は、下の歯に、本発明の歯列矯正装置を取り付けた状態を示す底面図である。
図において、左の歯1、2、3は正常な位置にあるが、歯4、5、6は内側によっている。右側も同様である。この実施例では、下歯について、このような歯列を矯正する歯列弓拡大に応用するものである。
図において、矯正応力を必要とする第1の部材20(23、24、25、26からなる)は、矯正する歯4、5、6の内側にそうように配置され、さらに26は歯6を囲むように配置されている。そして第1の部材20の端部23は,保持兼補強用部材40(42、41、4142からなる)に接続されている。上記の構造は、略左右対称である。
また第1の部材20は、大部分は板状の断面略矩形であるが、23〜26部において、歯3と4、4と5、5と6間は歯の隙間によくなじむように部材20の肉厚を厚くするのが好ましい。保持兼補強用部材40も同様である。なお前記23の部分及び保持兼補強用部材40の一部の断面は、歯の側面にならず上部を覆うようにL型になっている。装置全体を保持しやすいためである。
【0019】
第1の部材20と保持兼補強用部材40は、精密鋳造により、同一材質で一体に作製されている。この場合、2つの部材の接合部即ち23において、曲げ応力が外側に作用するようになっている。さらに第1の部材20の各部24、25、26においても、曲げ応力が外側に作用するようになっており、この応力によって歯4、5、6は外側に矯正される。
【0020】
この実施例では、このような構造の歯列矯正装置を実施例─1と同様に精密鋳造で作製し、実施した。
なお鋳造用合金としては、51at%Ni−Ti合金を用いた。鋳造後、形状記憶熱処理として600℃×20分の熱処理をおこなった。この装置の材料の変態点は約10℃である。
このような装置について、患者の歯に装着して実施したが、効果は実施例─1、実施例─2と同様に良好であった。
【0021】
実施例−4
図7は、上の歯に本発明の歯列矯正装置を取り付けた状態を示す底面図であり、また図8は図7のC−C部の拡大断面図である。
図において、左の歯1〜4は正常な位置にあるが、歯5、6がやや内側によっている。右側も同様である。この実施例では、上歯について、このような歯列を矯正する歯列弓拡大に応用するものである。
図において、矯正応力を必要とする第1の部材20は、矯正する永久大臼歯6、6に巻かれた左右の保持・装着用金属環30(34、34)に接続されている。更に保持・装着用金属環34は、保持兼補強用部材40(43、44、45からなる)で接続されている。第1の部材20は、図8に示すように、上顎内壁にそうように湾曲している。この部材の断面は角のとれた矩形であり、不快感の少ないようにできるだけ薄いものが好ましい。
【0022】
また保持兼補強用部材40は、板状の断面略矩形であり歯3、4、5の内側にそうように配置されているが、43の部分は上部が歯に覆いかぶさるように断面がL型になっている。43〜45部において、歯3と4、4と5、5と6間は、歯の隙間によくなじむように部材40の肉厚は、厚くなっている。
【0023】
第1の部材20と保持・装着用金属環30及び保持兼補強用部材40は、精密鋳造により同一材質で一体に作製されている。この場合、第1の部材20は、図8に矢印で示すように、材料の形状記憶・超弾性の効果により曲げ応力が外側に作用するようになっている。このため歯6、5は、部材20に接続している金属環30と部材40により外側に押され、外側に矯正される。なお部材40の43、44部は装置自体の装着をよくするためと矯正力の緩和のためのものである。
【0024】
この実施例では、このような構造の歯列矯正装置を実施例─1と同様に精密鋳造で作製し、実施した。
なお鋳造用合金としては、45.0at%Niー5.0at%Cuー0.2at%CrーTi合金を用いた。鋳造後の材料の変態点は約20℃である。
このような装置について、患者の歯に装着して実施したが、効果は実施例─1〜3と同様に良好であった。
【0025】
【発明の効果】
本発明に係わる歯列矯正装置は、構造が単純で、装着しても不快感が少なく、歯磨き容易であり、取り外しも可能である。また歯の一本一本にブラケットを装着する必要がないため、歯科医師による装置の装着が簡単で、一体型で位置が狂わず、且つ歯列矯正の移動量の正確なコントロールが容易である等の有用な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例−1の歯列矯正装置を、下の矯正すべき永久大臼歯に取り付けた状態の底面図である。
【図2】図1の歯列矯正装置を、内側からみた場合の側面図である。
【図3】図2のA−A部の拡大断面図である。
【図4】実施例−2の歯列矯正装置を、上の歯に取り付けた状態の底面図である。
【図5】図4のB−B部の拡大断面図である。
【図6】実施例−4の歯列矯正装置を、下の歯に取り付けた状態の底面図である。
【図7】実施例−4の歯列矯正装置を、上の歯に取り付けた状態の底面図である。
【図8】図7のC−C部の拡大断面図である。
【図9】従来の歯列矯正装置を取り付けた状態を示す説明図で、その底面図である。
【符号の説明】
1〜6 歯
10 保持用金属環
11 ブラケット
12 矯正ワイヤ
13 金属管
20 応力発生部材である第1部材
22〜26 20の各部分
30 保持・装着用金属環
31、32、33、33、34、34 保持・装着用金属環
40 保持兼補強用部材
42、41、41、42、43、44、45 40の各部分

Claims (4)

  1. 歯の側面に添うように配置され、且つ該歯に対して専ら矯正力を及ぼすための第1の部材と、これを保持・装着もしくは補強するための第2の部材とが同一の材質で一体に構成されていることを特徴とする歯列矯正装置。
  2. 前記第1の部材と第2の部材が、鋳造法によって一体に構成されている請求項1に記載の歯列矯正装置。
  3. 前記両部材の材質は、Ni49〜52at%、残部Ti及び不可避的不純物からなるNiーTi合金、若しくは前記Niおよび/またはTiの一部を、各々2at%以下のFe、Cr、V、Mn、Co、Al、Nbのうちの1種以上、又は各々20at%以下のCu、Pdのうちの1種以上で置換したNiーTi系合金からなる請求項1及び2に記載の歯列矯正装置。
  4. 前記第1の部材は、歯もしくは歯列の内側に装着する請求項1〜3のいずれかに記載の歯列矯正装置。
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