JP3589282B2 - Lock structure of front hood - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はフロントフードのロック構造に係り、詳しくはフロントフードを補助的に半開状態に保持するセカンダリフックのロック構造に関するものである。
【0002】
【関連する背景技術】
周知のように前開きのフロントフードの車両では、フロントフードをロックするためのラッチユニットとして、車室内から操作するメインラッチに加えて、フロントフード前方より操作するセカンダリラッチを備えており、走行中に誤操作等でメインラッチが開放操作されたときに、セカンダリラッチによりフロントフードの開放を防止し、運転者の視界を確保するように配慮されている。このような車両では、まず、車室内のリリースレバーを操作してメインラッチを解除し、その後に、車両外部よりフロントグリルとフロントフード前縁との間隙等に手を差し入れてセカンダリレバーを直接操作し、セカンダリラッチを解除してフロントフードを開放している。
【0003】
ところで、車室内の有効スペースを拡大すべくエンジンルームは次第に縮小化が図られ、これを達成するためにエンジンルーム内のレイアウトにも様々な見直しがなされている。その一例として、ラジエータの設置位置を通常のアッパメンバの後側から前側に変更する手法が提案されており、このようにレイアウトした場合、ラジエータに遮られることなくアッパメンバの直下までエンジンやその補機類のためのスペースとして利用できることから、省スペースを達成するための手法として実現が要望されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ラジエータをアッパメンバの前側に設置した場合には、上記したセカンダリレバーの操作に支障をきたすことになり、その対策を講じる必要がある。以下に詳述すると、車両製造時やその後のメンテナンス時のラジエータの着脱作業を配慮して、フロントフードはラジエータの上方を覆うように形状設定されており、フロントフードを開放又は取外した状態でラジエータの着脱作業が行われる。上記のようにラジエータをアッパメンバの前側に設けた場合には、フロントフードを前方に延設することになるが、前記したラッチユニットはアッパメンバに取り付けられているため、フロントフードの前縁とセカンダリレバーとが離間することになる。従って、フロントグリルとフロントフードの前縁との間隙等に手を差し入れてもセカンダリレバーを操作できない事態が生ずる。
【0005】
その対策としてセカンダリレバーを前方に延長することも考えられるが、この場合にはラジエータの直上をセカンダリレバーが前後に横切ることになるため、ラジエータの着脱するためには事前にラッチユニットを取外す必要が生じ、しかも、ラッチユニットの取付時にはフロントフード側との綿密な位置合わせを要してしまう。よって、デメリットが大きいことから実現不能であった。
【0006】
本発明の目的は、アッパメンバの前側に設置したラジエータ等の熱交換機の着脱作業が複雑化するのを防止した上で、セカンダリレバーを容易に開放操作することができるフロントフードのロック構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明では、車体のアッパメンバに固定した主ラッチ部材によりフロントフードを全閉状態に保持し、主ラッチ部材の解除時に、アッパメンバに固定した補助ラッチ部材によりフロントフードのフックを半開状態に保持すると共に、車体前方より補助ラッチ部材を解除可能とするフロントフードのロック構造において、主ラッチ部材及び補助ラッチ部材とは別体として構成されてアッパメンバに締結されたフレーム部材と、フレーム部材に揺動可能に設けられて、熱交換機を迂回して一側が前方に延設されると共に、車体前方より一側が操作されたときに揺動を伴って他側により補助ラッチ部材を解除するエクステンション部材とを設けたものである。
【0008】
従って、熱交換機がアッパメンバの前側に配置されることでフロントフードが前方に延びていても、エクステンション部材を介して何ら支障なく補助ラッチ部材を解除してフロントフードを開放可能であり、且つ、熱交換機を着脱する際には、主ラッチ部材をアッパメンバ側に残したままエクステンション部材と共にフレーム部材を取り外して実施するため、主ラッチ部材の取付時の綿密な位置合わせの必要がない。
【0009】
又、請求項2の発明では、前記フレーム部材を下方に延設して、車体の構造材に連結したものである。従って、フロントフードを閉鎖したときには、その衝撃がアッパメンバのみならず構造材にも作用して、両部材が協調して衝撃に抗する。
更に、請求項3の発明では、前記フレーム部材を主ラッチ部材の周囲を取り囲む形状としたものである。従って、窃盗を目的とした主ラッチ部材に対する違法な操作がフレーム部材によって阻止される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化したフロントフードのロック構造の一実施例を説明する。
図1はロック機構の全体斜視図であり、図中の左下側が車両前方(フロントグリル側)、右上側が車両後方(エンジンルーム3側)を示している。車両のフロントフード1は、この図では前縁のみが二点鎖線で示されており、後端を中心として前側が上方に開くようになっている。車両のアッパメンバ2はフロントフード1の直下で、エンジンルーム3内の前方に位置し、スチール板を開断面に折曲して製作されて、全体として車幅方向(左右方向)に延びるバー形状をなしている。アッパメンバ2は左右に溶接された図示しないランプハウジングと共にフロントエンドパネルを構成し、このフロントエンドパネルは車両のサイドメンバ前端に溶接されている。又、アッパメンバ2の前側下方位置には、同様に車幅方向に延びる構造材としてのバンパリンホース4が配置され、このバンパリンホース4の左右両端は前記サイドメンバ前端に接合されている。そして、これらのアッパメンバ2、バンパリンホース4、サイドメンバ、ランプハウジング等の部材により車両前部が形成されて、外力を負担するようになっている。
【0011】
アッパメンバ2の前側位置にはラジエータ5及びエアコンディショナ用のコンデンサ6が重合配置されて、図示しないステーによりそれぞれの上部がアッパメンバ2に固定されている。これらのラジエータ5及びコンデンサ6を走行風や図示しないファンの冷却風が通過することにより、内部に循環する冷却水や冷媒が冷却される。ラジエータ5及びコンデンサ6の上端はアッパメンバ2より若干下側に位置し、アッパメンバ2の前面は開放されている。そして、これらのラジエータ5及びコンデンサ6の上下方向の着脱作業を配慮して、フロントフード1はラジエータ5及びコンデンサ6の上方を覆うように形状設定され、フロントフード1の前縁はアッパメンバ2よりかなり前方に位置している。
【0012】
アッパメンバ2の前面中央には、ラッチユニット10が図示しないボルトにより固定されている。詳細は説明しないが、このラッチユニット10に組み込まれた図示しないメインラッチは、フロントフード1の下面前部に固定されたフック1aを掛け止めして、フロントフード1を全閉状態に保持し得るように構成されている。メインラッチの解除は車室内のリリースレバーで行われ、リリースレバーを操作するとワイヤを介してメインラッチが解除される。
【0013】
ロック機構の分解斜視図である図2に示すように、ラッチユニット10の前面にはスチール板製のセカンダリラッチ11がピン12により回動可能に軸着され、図示しない引張りばねより常に矢印方向に付勢されている。セカンダリラッチ11にはフロントフード1のフック1aが挿入される保持溝13が上方に向けて開口形成され、その開口部の一側には、保持溝13からのフック1aの離脱を規制する鍵状のラッチ部14が形成され、他側には、フック1aを保持溝13内に案内するガイド部15が形成されている。又、セカンダリラッチ11には、引張りばねに抗してセカンダリラッチ11を回動操作するためのセカンダリレバー16が設けられている。
【0014】
本実施例では前記したメインラッチが主ラッチ部材として機能し、セカンダリラッチ11が補助ラッチ部材として機能する。
フロントフード1が閉鎖されてフック1aが前記したメインラッチにより掛け止めされるとき、下降中のフック1aはラッチ部14を押圧しながらセカンダリラッチ11を反矢印方向に一旦回動させ、ガイド部15に案内されて保持溝13内に挿入される。又、メインラッチが解除されると、フック1aは保持溝13内を上方に移動してラッチ部14にて離脱を規制され、その結果、フロントフード1は半開状態に保持される。
【0015】
図1に示すように、アッパメンバ2の前面、つまりラジエータ5及びコンデンサ6の直上位置にはエクステンションユニット19が配設されている。エクステンションユニット19のフレーム部材20はスチール板から折曲形成されて、左右の脚部21とその間の取付面22とから構成された略門型状をなしている。フレーム部材20は前記したラッチユニット10を取り囲んだ状態で、アッパメンバ2に対して両脚部21をボルト23により固定されている。フレーム部材20の取付面22は前側下方にクランク状に延設されてステー24の上端が溶接され、このステー24はラジエータ5及びコンデンサ6の前側で下方に延びて、その下端を前記したバンパリンホース4に対してボルト25により固定されている。
【0016】
即ち、本実施例のアッパメンバ2は、エクステンションユニット19(フレーム部材20及びステー24)を介してバンパリンホース4に対して連結されている。尚、取付面22及びステー24の上部には四角状のフロントグリル固定孔26が形成され、これらの固定孔26を利用して図示しないフロントグリルが固定されている。
【0017】
フレーム部材20上の一側にはダンパプレート27が設けられ、そのダンパプレート27には、図示しないねじ溝が形成されたエラストマ製のダンパ28が高さ調整可能に螺合している。このダンパ28は全閉状態のフロントフード1を下方より支持すると共に、その上下方向の位置決めを行っている。
図1及び図2に示すように、フレーム部材20内にはエクステンション部材としてのエクステンションレバー30が配設され、このエクステンションレバー30はスチール板を折曲して、中央面31、前面32及び後面33からなる略コ字状をなしている。エクステンションレバー30の前面32及び後面33にはそれぞれ軸受孔32a、33aが貫設され、フレーム部材20の取付面22に前方より貫通固定されたピン34が両軸受孔32a、33a内に回動可能に挿入されて、Eリング35により離脱を阻止されている。尚、このピン34は、前記したセカンダリラッチ11のピン12と同一軸線上に位置設定されている。エクステンションレバー30の前面32にはレバー部36が延設され、このレバー部36はフレーム部材20の取付面22の透孔22aを介して前方に突出し、ラジエータ5及びコンデンサ6の上方を経てフロントフード1前縁の近接位置まで延びている。
【0018】
エクステンションレバー30の前面32及び後面33間においてピン34の周囲には捻りばね37が巻回され、その一端はエクステンションレバー30の中央面31の下側に、他端は前記ダンパプレート27の下面に掛け止めされている。この捻りばね37によりエクステンションレバー30は常に矢印方向に付勢されて、レバー部36を透孔22aの下縁に当接させている。エクステンションレバー30の中央面31には押圧操作部38が後方に向けて突出形成され、この押圧操作部38は前記セカンダリレバー16の左側に隣接している。エクステンションレバー16が捻りばね37の付勢力に抗してピン34を中心として反矢印方向に回動すると、その押圧操作部38がセカンダリレバー16を右方に押圧操作して、セカンダリラッチ11を反矢印方向に回動操作させる。
【0019】
次に、以上のように構成されたロック構造を備えたフロントフード1を開閉する際の作動状況を説明する。
フロントフード1の閉鎖時には、下降中のフック1aはセカンダリラッチ11のラッチ部14を押圧しながらセカンダリラッチ11を反矢印方向に一旦回動させ、ガイド部15に案内されて保持溝13内に挿入され、同時にフック1aはメインラッチに掛け止めされて、フロントフード1を全閉状態に保持する。尚、セカンダリラッチ11の回動時において、そのセカンダリレバー16はエクステンションレバー30の押圧操作部38に対して離間する(右方に移動する)だけのため、エクステンションレバー30は停止状態に保持され続ける。
【0020】
又、フロントフード1の開放時には、まず、車室内のリリースレバーを操作してメインラッチを解除する。フロントフード1のフック1aはセカンダリラッチ11の保持溝13内を上方に移動してラッチ部14にて離脱を規制され、その結果、フロントフード1は半開状態に保持される。その後に、車両外部よりフロントグリルとフロントフード1前縁との間隙に手を差し入れ、エクステンションレバー30のレバー部36を上方に操作すると、エクステンションレバー30は捻りばね37の付勢力に抗してピン34を中心として反矢印方向に回動され、その押圧操作部38がセカンダリレバー16を右方に押圧操作する。よって、セカンダリラッチ11は反矢印方向に回動操作されて、ラッチ部14によるフック1aの規制を解除するため、フック1aは保持溝13内から離脱してフロントフード1を開放することができる。尚、レバー部36への操作を中止すると、エクステンションレバー30は捻りばね37により、セカンダリラッチ11は引張りばねにより、それぞれ矢印方向に回動して原位置に復帰する。
【0021】
一方、車両製造時やメンテナンス時においてラジエータ5又はコンデンサ6を着脱する際には、その上方に位置するエクステンションユニット19を取り外した状態で実施する。つまり、ラッチユニット10はアッパメンバ2側に固定したままであるため、ラッチユニット10の取付に伴って生ずるフロントフード1側との綿密な位置合わせを行う必要が全くない。そして、エクステンションユニット19はボルト23,25のみにより着脱可能であり、又、位置合わせに関しても、押圧操作部38によりセカンダリレバー16が操作されるように配慮するだけでよい。
【0022】
以上のように本実施例のフロントフード1のロック機構では、エクステンションレバー30を介してセカンダリラッチ11を操作するように構成したため、ラジエータ5及びコンデンサ6の配置に起因してフロントフード1が前方に延びていても、何ら支障なくセカンダリラッチ11を解除してフロントフード1を開放することができる。そして、ラジエータ5やコンデンサ6を着脱する際には、ラッチユニット10をアッパメンバ2側に残したままエクステンションユニット19のみを取り外して実施するため、ラッチユニット10の位置合わせの必要がなく、極めて容易にこれらの作業を遂行できる。
【0023】
又、車体側の仕様(例えば、フロントフード1の傾斜角度やその前縁からアッパメンバ2までの距離等)に応じてエクステンションレバー30の形状を設定すれば、異車種間でラッチユニット10を共通化できる。よって、製造コストの低減に寄与することができる。
更に、ロック機構のエクステンションユニット19を利用してアッパメンバ2がバンパリンホース4に連結されているため、フロントフード1を閉鎖したときには、その衝撃がアッパメンバ2のみならずバンパリンホース4にも作用して、両部材2,4が協調して衝撃に抗する。その結果、衝撃によるアッパメンバ2の下方への撓みが防止され、この撓みによって引き起こされるフロントフード1の下面とエンジンや補機類との衝突を未然に防止することができる。又、ステー24はラジエータ5の前側を覆う位置関係のため、エクステンションレバー30の操作時に手が高温のラジエータ5に触れるのを防止する役割も果たす。
【0024】
一方、上記のようにラッチユニット10は略門型状をなしたエクステンションユニット19のフレーム部材20により取り囲まれているため、犯罪防止の効果もある。つまり、窃盗を目的とした第三者がフロントフード1を開放するには、フロントグリルとフロントフード1とのごく僅かな間隙に針金等を差し入れてメインラッチを解除する手口がとられるが、本実施例ではこのようなメインラッチに対する違法な操作がフレーム部材20によって阻止されるため、犯罪を未然に回避することができる。
【0025】
更に、エクステンションユニット19に設けられたダンパ28により、フロントフード1の前縁は通常の左右位置のみならず中央でも支持されており、一方、フロントグリルはエクステンションユニット19のフロントグリル固定孔26を利用して固定されている。よって、フロントフード1の前縁とフロントグリルとは共通のエクステンションユニット19を介して位置決めされるため、両部材の間隙を確実に正規寸法に保つことができ、車両の美観を向上させることができる。
【0026】
以上で実施例の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施例に限定されるものではない。例えば、上記実施例では、エクステンションレバー30を回動可能に軸着したが、レバー部36への操作により往復動を伴ってセカンダリレバー16を操作し得るものであれば、その動作方向は限定されない。従って、例えば前後方向にスライドして操作力を伝達するように構成してもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1のフロントフードのロック構造によれば、アッパメンバの前側に設置したラジエータ等の熱交換機の着脱作業が複雑化するのを防止した上で、セカンダリレバーを容易に開放操作することができる。
又、請求項2のフロントフードのロック構造によれば請求項1に加えて、フロントフードを閉鎖したときの衝撃によるアッパメンバの撓みを防止し、フロントフードの下面とエンジンや補機類との衝突を未然に防止することができる。
【0028】
更に、請求項3のフロントフードのロック構造によれば請求項1に加えて、窃盗を目的とした主ラッチ部材に対する違法な操作を阻止して、犯罪を未然に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のフロントフードのロック機構を示す全体斜視図である。
【図2】ロック機構の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 フロントフード
2 アッパメンバ
4 バンパリンホース(構造材)
5 ラジエータ
11 セカンダリラッチ(補助ラッチ部材)
20 フレーム部材
30 エクステンションレバー(エクステンション部材)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a lock structure of a front hood, and more particularly, to a lock structure of a secondary hook that auxiliaryally holds a front hood in a half-open state.
[0002]
[Related background art]
As is well known, a vehicle with a front hood that opens forward includes a secondary latch that is operated from the front of the front hood as a latch unit for locking the front hood, in addition to a main latch that is operated from the vehicle interior. When the main latch is opened due to an erroneous operation or the like, the secondary latch prevents the front hood from being opened, so that the driver's view is ensured. In such a vehicle, first release the main latch by operating the release lever in the passenger compartment, and then directly operate the secondary lever by inserting your hand from the outside of the vehicle into the gap between the front grill and the front hood front edge. Then, release the secondary latch and open the front hood.
[0003]
By the way, the engine room is gradually reduced in order to increase the effective space in the vehicle interior, and various changes have been made to the layout in the engine room to achieve this. As one example, a method of changing the installation position of the radiator from the rear side of the normal upper member to the front side has been proposed.In such a layout, the engine and its auxiliary equipment can be directly under the upper member without being blocked by the radiator. Therefore, realization as a method for achieving space saving has been demanded since it can be used as a space for the space.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, if the radiator is installed on the front side of the upper member, the operation of the above-mentioned secondary lever will be hindered, and it is necessary to take measures against it. More specifically, the front hood is shaped so as to cover the upper part of the radiator in consideration of the mounting and dismounting work of the radiator at the time of vehicle manufacture and subsequent maintenance, and the radiator is opened or removed with the front hood opened. Is performed. When the radiator is provided on the front side of the upper member as described above, the front hood extends forward, but since the above-described latch unit is attached to the upper member, the front edge of the front hood and the secondary lever And will be separated. Therefore, even if a hand is inserted into the gap between the front grill and the front edge of the front hood, the secondary lever cannot be operated.
[0005]
As a countermeasure, it is conceivable to extend the secondary lever forward, but in this case, the secondary lever crosses directly above and below the radiator, so it is necessary to remove the latch unit before attaching or detaching the radiator. In addition, when the latch unit is mounted, close alignment with the front hood is required. Therefore, it was not feasible due to the large disadvantage.
[0006]
An object of the present invention is to provide a lock structure of a front hood that can easily open and operate a secondary lever while preventing a complicated operation of attaching and detaching a heat exchanger such as a radiator installed on the front side of an upper member. It is in.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the invention of claim 1, the front hood is held in a fully closed state by a main latch member fixed to an upper member of the vehicle body, and when the main latch member is released, the front hood is held by an auxiliary latch member fixed to the upper member. A front hood lock structure that holds a hook of a hood in a half-open state and allows an auxiliary latch member to be released from the front of the vehicle body, wherein the frame is configured separately from the main latch member and the auxiliary latch member and fastened to the upper member. The member and the frame member are swingably provided so that one side extends forward and bypasses the heat exchanger, and when one side is operated from the front of the vehicle body, the other side swings with the auxiliary latch. And an extension member for releasing the member.
[0008]
Therefore, even if the front hood extends forward by disposing the heat exchanger on the front side of the upper member, the auxiliary latch member can be released without any trouble via the extension member to open the front hood, and When attaching / detaching the exchange, since the frame member is removed together with the extension member while the main latch member is left on the upper member side, it is not necessary to perform precise alignment when attaching the main latch member.
[0009]
Further, in the invention of
Further, in the invention according to
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a lock structure of a front hood embodying the present invention will be described.
FIG. 1 is an overall perspective view of the lock mechanism, in which a lower left side in the figure indicates a vehicle front (front grill side) and an upper right side indicates a vehicle rear (
[0011]
A
[0012]
A
[0013]
As shown in FIG. 2 which is an exploded perspective view of the lock mechanism, a
[0014]
In this embodiment, the main latch functions as a main latch member, and the
When the front hood 1 is closed and the hook 1a is latched by the main latch described above, the lowering hook 1a once rotates the
[0015]
As shown in FIG. 1, an
[0016]
That is, the
[0017]
A
As shown in FIGS. 1 and 2, an
[0018]
A
[0019]
Next, an operation state when opening and closing the front hood 1 having the lock structure configured as described above will be described.
When the front hood 1 is closed, the descending hook 1a once rotates the
[0020]
When the front hood 1 is opened, first, the main latch is released by operating the release lever in the passenger compartment. The hook 1a of the front hood 1 moves upward in the holding
[0021]
On the other hand, when attaching / detaching the
[0022]
As described above, in the lock mechanism of the front hood 1 of the present embodiment, since the
[0023]
If the shape of the
Furthermore, since the
[0024]
On the other hand, since the
[0025]
Further, the front edge of the front hood 1 is supported not only at the normal left and right positions but also at the center by a
[0026]
This concludes the description of the embodiment, but aspects of the present invention are not limited to this embodiment. For example, in the above embodiment, the
[0027]
【The invention's effect】
As described above, according to the lock structure of the front hood of the first aspect, it is possible to prevent the attachment and detachment work of the heat exchanger such as the radiator installed on the front side of the upper member from being complicated, and to easily open the secondary lever. can do.
According to the lock structure of the front hood of the second aspect, in addition to the first aspect, the bending of the upper member due to the impact when the front hood is closed is prevented, and the lower surface of the front hood collides with the engine or the auxiliary equipment. Can be prevented beforehand.
[0028]
Further, according to the front hood lock structure of the third aspect, in addition to the first aspect, an illegal operation on the main latch member for the purpose of theft can be prevented, and a crime can be avoided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall perspective view showing a lock mechanism of a front hood according to an embodiment.
FIG. 2 is an exploded perspective view of a lock mechanism.
[Explanation of symbols]
1
5
20
Claims (3)
前記主ラッチ部材及び補助ラッチ部材とは別体として構成されて前記アッパメンバに締結されたフレーム部材と、
前記フレーム部材に揺動可能に設けられて、前記アッパメンバの前側に位置する熱交換機を迂回して一側が前方に延設されると共に、車体前方より一側が操作されたときに、揺動を伴って他側により前記補助ラッチ部材を解除するエクステンション部材と
を備えたことを特徴とするフロントフードのロック構造。The front hood is held in a fully closed state by a main latch member fixed to an upper member of the vehicle body, and when the main latch member is released, the front hood is held in a half-open state by an auxiliary latch member fixed to the upper member. In the lock structure of the front hood that enables the auxiliary latch member to be released,
A frame member configured separately from the main latch member and the auxiliary latch member and fastened to the upper member;
The frame member is provided so as to be swingable , and one side is extended forward to bypass the heat exchanger located on the front side of the upper member, and when one side is operated from the front of the vehicle body, the swing is accompanied. An extension member for releasing the auxiliary latch member from the other side.
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