【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は折り畳み式のマットレス兼用安楽椅子またはソファーに関するもので、より詳しくは２個の単位体からなるマットレスを折り畳むことができるように構成して、折り畳まれた状態で単位体の一部を操作して積層させることによって、肘掛けの付き安楽椅子またはソファーに変形させることができるようにした折り畳み式のマットレス兼用安楽座椅子に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般的に、韓国のオンドル部屋や日本の畳部屋のように座式の住居環境は西欧の立式の住居環境とは異なり狭い住居空間からなっていて、ベッドではなく敷布団と布団という寝具文化に長い間慣れてきた。
【０００３】
しかし、就寝時ごとに敷布団と布団、特に敷布団を箪笥や押入れに入れたり出したりすることが面倒なので敷布団の代りにマットレスを用いることが多い。通常、マットレスは３段または４段に折り畳んで保管することによって、できるだけ室内での占有空間を減らす方式が以前から行われており、また折り畳まれたマットレスをソファーや安楽椅子に変形するための色々なアイディアが提案されてきた。それにもかかわらず、このような種類の製品はほとんど肘掛けがない簡易ソファーや椅子だけとして機能するか、または肘掛が付けられていたとしても不安定な構造であったり、機能性が低いため実際に実用化した例はほとんどないのが現状である。
【０００４】
これに鑑みて、本発明者は安定した構造を有する肘掛け付き安楽椅子兼用のベッド（韓国実用新案公告第１９８６−６２２号：韓国特許出願第１９８３−４０２３号の変更出願）を提案したことがある。このような先行技術の基本的な発想は、折り畳まれた状態で最上層をなす単位体の両側部位を肘掛けとする一方、両側の肘掛けの部位に囲まれている内側部位の一部を、後方に回動させて折り畳み、積層させることによって、安楽椅子（ソファー）の背もたれを形成するようにし、その下部の単位体を座板になるように構成したものである。すなわち、安楽椅子に変形させる時には両側の肘掛け部の先端下縁部が、その下部に位置する単位体の先端の上縁部と連接手段で連結されていて、肘掛けが左右に動かない安定した構造をなすようにしたものである。
【０００５】
しかし、このような方式でベッドを折り畳んで安楽椅子にすることができるように変形するためには、ベッド及び安楽椅子の規格に基づく設計的な条件と変形メカニズムを考えて折り畳み方式を採択することが必要になる。すなわち、
【０００６】
− 通常の肘掛け付き安楽椅子が、その機能や形態美を十分に備えるためには、椅子の座板の高さが３０ｃｍ〜４０ｃｍのものが好ましく、肘掛けの高さは１８ｃｍ〜２０ｃｍ程度、座板の縦芯の長さは少なくとも４５ｃｍ、背もたれの高さも少なくとも４０ｃｍでなければならない。
【０００７】
− ベッドは一般の大人の身長を基準として、その長さは少なくとも１８０ｃｍ以上、好ましくは１９０ｃｍ以上でなければならない。これはベッドを安楽椅子またはソファーに変形させる時、２段に折り畳む場合には、単位体の縦芯の長さが少なくとも９５ｃｍ（１９０ｃｍ×１／２）以内、３段に折り畳む場合には、縦芯の長さが６５ｃｍ以内でなければならないという意味である。
【０００８】
− またこれらの製品はベッドの厚さがまさに肘掛けの高さ（厚さ）になり、背もたれの高さや座板高はベッドが積層される段数によって決定されるメカニズムになっている。
【０００９】
− したがって、以上のような条件と変形メカニズム上の限界を充足させながら、できるだけベッドの厚さを薄く作って、折り畳みの時、室内でベッドが占める占有面積や空間体積が狭くなる方式を採択しなければならない。
【００１０】
このような点からみれば、まず２段の折り畳み方式は、単位体の縦芯の長さ（９５ｃｍ）が３段の折り畳み方式の長さ（６５ｃｍ）より顕著に長いため相対的に占有面積が大きすぎるだけでなく、同じ座板高を有する椅子に変形する時にも３段の方式に比べてベッドの厚さが２倍になるので、ベッドの厚さもやはり厚くなるという構造上の問題がある。すなわち、椅子の座板高を最小値に近くするように３０ｃｍに設定したとしても、３段の場合、マットレスの厚さは１５ｃｍになるが、２段の場合には３０ｃｍになるので、２段に折り畳まれた状態の体積が少なくとも幅８０ｃｍ、長さ９５ｃｍ、厚さ６０ｃｍに相当する体積となり、座式の住居環境には全く適していないという決定的な不具合がある。
【００１１】
以上のような理由で、２段の折り畳み方式は、少なくともオンドルや畳部屋のような狭い住居空間に適したマットレスタイプとして、初めから適用できない方式と見なされているのが実情である。
【００１２】
したがって、本発明者の先行技術においても、２段の折り畳み方式は、ベッドの高さが少なとも３０ｃｍ以上の正常な規模のベッドを２段に折り畳んで住居空間が広い立式環境だけに適用できる例として想定しており、主に３段の折り畳み方式についての実施形態が具体的に開示されている。
【００１３】
このような３段の折り畳み方式は、折り畳まれた状態で下部に位置する２個の単位体が座部をなすようになり、最上層に位置する１個の単位体の両側部位が肘掛けをなすと共に、その内側の一部に形成された背もたれ用部材を、背もたれ支持部上に折り畳み、積層させて椅子の背もたれをなすように構成されている。
【００１４】
したがって、３段の折り畳み方式では、ベッド（マットレス）の厚さを２段の折り畳み方式の３０ｃｍ〜４０ｃｍより顕著に薄い２０ｃｍに設定しても、肘掛けの高さが２０ｃｍ、座板高は２０ｃｍ×２段＝４０ｃｍになり、背もたれの高さもやはり２０ｃｍ×２段＝４０ｃｍになるので、２段の折り畳み方式に比べて変形メカニズム上有利であり、更に肘掛け付き安楽椅子としての基本的な機能及び形態美に近い構造的な長所があると考えられる。
【００１５】
しかし、３段の折り畳み方式にも構造上の限界による問題点がある。すなわち、マットレスの長さを１９５ｃｍと設定しても、３段に折り畳まれる単位体の縦芯の長さが６５ｃｍ（１９５ｃｍ×１／３）にしかならないので、安楽椅子としては縦芯の長さが多少短い方であり、よって座板の縦芯の長さや背もたれの傾斜角を確保するためには不十分であるので、実際に感じられる安楽感が満足できない。また、適した水準の肘掛けの高さ（１８〜２０ｃｍ程度）を維持するためには、マットレスの厚さが少なとも１８ｃｍ程度でなければならないが、マットレスの厚さを薄くするのには限界があり、よってマットレスとしては厚すぎるという問題がある。更に、３段の折り畳み方式では、２段の折り畳み方式とは違って、最下部に位置する単位体をマットレスから安楽椅子またはソファーに、または安楽椅子からマットレスに変形させる時にも別の操作が必要であるので、面倒であるという構造上の問題があった。
【００１６】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は、以上のような本発明者の先行技術における問題点に鑑みて、座式の住居空間に適するようにベッドをマットレスタイプとして、できるだけその厚さを薄くすると共に安楽椅子やソファーに変形させる時、安楽椅子としての安楽な機能及び形態美を生かすことができるだけでなく、変形操作が便利で実際に実用性のあるマットレス兼用の安楽椅子を提供することにある。
【００１７】
【課題を解決するための手段】
以上のような本発明の目的は、意外に簡単な「コロンブスの卵」のような発想の転換によって達成される。
すなわち、これまで少なくともマットレスタイプでは、前述のような変形メカニズム上の制約要因のために適用が不可能な方式と見なされてきた２段の折り畳み方式を採択すると共に、変形される安楽椅子の形態を、背もたれの長さが短くてその傾斜角度が７０゜以上、普通は８０゜程度であり、座板の高さも３０ｃｍ以上のアップライトタイプ（ｕｐｒｉｇｈｔ ｔｙｐｅ）である通常の立式の安楽椅子ではなく、背もたれの傾斜角度や座板高が比較的低く、背もたれ面の長さが相対的に長いので、裏返された状態で頭をもたれて休息を取ることができる座式形態の安楽座椅子をなすようにすることによって本発明の目的が達成される。
【００１８】
したがって、本発明はベッドを比較的に薄い２個の単位体からなるマットレスタイプとし、肘掛けと共に３段以上、好ましくは４段に積層される傾斜した背もたれを１個の単位体から構成してこれを座板として機能する他の１個の単位体と共に座式形態の安楽座椅子またはソファーを構成することに基本的な特徴がある。
【００１９】
また本発明は以上のような座式形態に適するように、座板と背もたれ面をより安楽に構成することに付加的な特徴がある。
【００２０】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の好ましい実施の形態、即ち、背もたれが４段に 折り畳み積層される場合について説明する。
図１は本発明の２個の単位体Ａ、Ｂがベッドとして機能するように広げられた状態を示す斜視図である。
ここで、単位体Ａは内部部材１０と、これを取り囲んでいる外郭部材２０に分割区画されており、前記外郭部材２０は背もたれ支持部２２に連なって２個の肘掛け部２１、２１が形成されている。
【００２１】
前記内部部材１０は、更に３個の背もたれ用部材に分割されており、これらの背もたれ用部材は図２の断面図に示すように、第１の背もたれ用部材１１が外郭部材の背もたれ支持部２２と傾斜角θ０、第２の背もたれ用部材１２が第３の背もたれ用部材１３と傾斜角θ１を有する傾斜面を共有する形態の断面梯形状からなっており、これらの各部材は上下の連接部位で互いに連接手段ａでジグザグに連結されいる。
ここで、θ０は６５゜以下、好ましくは４０゜〜５０゜程度の比較的に低い傾斜角をなすようにし、θ１はθ０より大きい傾斜角を有するようにすることが好ましい。
【００２２】
一方、単位体Ｂもやはり単位体Ａの両肘掛け部２１、２１の先端の上縁部に連接手段ａで連結されており、その上面の中間部位には必要時に傾斜座部材１５が凹設されて、同様に連接手段ａで単位体Ｂに連結される。
【００２３】
図２〜図４は単位体Ａ、Ｂが広げられた状態でベッドとして使用していたときに、これを折り畳んで安楽座椅子に変形させる操作の過程を示す断面図である。
まず図２に示すように単位体Ａを、連接手段ａを軸線として単位体Ｂ上に覆して重ねておく。次に、図３に示すように第３の背もたれ用部材１３を持ち上げれば連接手段ａでジグザグに連結されている第２の背もたれ用部材１２と第１の背もたれ用部材１１が外郭部材２０の背もたれ支持部２２上に順に折り畳まれながら積層されて、安楽座椅子の背もたれを形成するようになる。
【００２４】
この時、背もたれの下部面をなす背もたれ支持部２２と第１の背もたれ用部材１１の傾斜面は傾斜角が６５゜以下、好ましくは４０゜〜５０゜程度の低い傾斜角θ０になっていて、傾斜角度が顕著に大きいアップライトタイプの一般的な立式の安楽椅子とは異なり、背もたれがかなり裏返された形態をなすようになるので、背もたれに完全にもたれて休息を取ることができる座式の安楽椅子またはソファーに適した背もたれの構造をなすようになる。また、背もたれの上部面をなす第２および第３の背もたれ用部材１２、１３の傾斜面がなす傾斜角θ１は必要時にその下部面の傾斜角θ０より大きくすることによって、背もたれ面が全体的に二重に屈曲されて、より安楽な形態を取るように構成することもできる。
【００２５】
以上のように、単位体Ａの内部部材の背もたれ用部材を折り畳み積層させて背もたれを形成すれば、外郭部材２０の肘掛け部２１、２１が自動的に露出されて肘掛けが形成されるようになると共に、単位体Ｂはそのまま座板として機能するので、完壁な安楽座椅子またはソファーに変形して使用することができる。
【００２６】
しかし、このような安楽座椅子の形態においては、体重が背もたれの傾斜面に沿って椅子の前方に滑り落ちる傾向があるので、図４に示すように必要時に座板として機能する単位体Ｂに傾斜座部材１５を凹設してこの部位だけをより軟質材で作ったり、または連接手段ａを軸で回動自在に折り畳むことによって、前から後方に傾斜した座板形態をなすようになり、これによって体重が前方に滑り落ちることを防ぐので、安定性が向上し、より優れた安楽感を与えることができる。特に、この場合には凹設された深さだけ背もたれ面の長さが長くなるので、同じ背もたれの長さを有する条件下ではマットレスの厚さを１ｃｍ以上薄くすることができる等の構造上の利点もある。
【００２７】
また、本発明では各部材を連結する連接手段ａは部材の材質によって通常的な蝶番のようなヒンジ手段を使うことができるが、布設した外皮を熔接したり縫合することがより一層好ましい。更に積層された第１の背もたれ用部材と第２の背もたれ用部材との間には、体重に押されて容易に広げられないようにベルクロファスナやジッパー等の手段を取付けることもできる。
【００２８】
【発明の効果】
以上のように、本発明はマットレスタイプのベッドを、肘掛けが具備されている安楽椅子またはソファーに変形する時、背もたれを３段以上の多段に積層させて形成すると共に、縦芯の長さが長い１個の単位体で座板を形成する座式形態の構造を有するので、従来の折り畳み方式で最も大きい問題であった設計上の制限要因になっていた座板高や肘掛けの厚さに制約を受けない構造をなすことができ、結局マットレスの厚さを顕著に薄くすることができるようになる。
【００２９】
すなわち、従来のアップライトタイプの立式の安楽椅子に変形する場合には、前述のように座板高が少なくとも３０ｃｍ以上でなければならなくて肘掛けの高さも１８ｃｍ以上でなければならないので、３段の折り畳み方式はマットレスの厚さが肘掛けの水準である１８ｃｍ以上、２段の折り畳み方式の場合には座板高を満たすために少なくとも３０ｃｍ以上でなければならないが、本発明のように座板として機能する単位体の縦芯の長さが長い座式形態では座板高が高い必要がないだけでなく、肘掛けの高さも相対的に低い背もたれの傾斜角度に伴って共に低くなるので、相対的に顕著に低い座板高と肘掛けの高さを得ることができてマットレスの単位厚さを、少なくとも３段の折り畳み方式の水準である１８ｃｍ以下、更には１０ｃｍ余りまで顕著に薄くすることができる効果がある。また、安楽椅子としては多少縦芯の長さが長いと考えられる２段に折り畳まれた状態の長さ（約９５ｃｍ程度）も背もたれ面の長さを確保することができるという点で、かえって有用に活用できる利点がある。
【００３０】
結局、本発明は今までのベッドを安楽椅子に折り畳み変形する方式において、設計上の最大の制約要因として作用していたベッドの厚さを最小化して、厚さが薄いマットレスタイプの製品を実現できるので、製品の実用性及び経済性を高めることができるだけでなく、折り畳み時に占有する室内の空間体積が小さくてオンドルや畳部屋のように比較的に狭い住居空間に負担がない座式形態の製品を提供することができる。
【００３１】
更に、本発明は座式形態の安楽椅子に適するように、二重に屈曲される背もたれ及び傾斜した座板が構成されるので、座式の安楽椅子としてより安定性と共に安楽感を感じられるだけでなく、２段の折り畳み方式を採択することによって、３段の折り畳み式でのように操作変形する度にマットレスの全体を覆さなければならない面倒さもなくて、便利に変形して使用することができる付随的な効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るマットレス兼用安楽座椅子がベッドとして機能するように２個の単位体が広げられた状態を示す斜視図である。
【図２】本発明に係る安楽座椅子に変形させる操作の過程における、２個の単位体を折り畳む過程を示す断面図である。
【図３】本発明に係る安楽座椅子に変形させる操作の過程における、単位体Ａで３個の背もたれ用部材を持ち上げて背もたれを形成する過程を示す断面図である。
【図４】本発明に係る安楽座椅子に変形させる操作の過程における、単位体Ｂで傾斜座部材を回動させて傾斜した座板面を形成する過程を示す断面図である。
【図５】本発明によってマットレスに変形された安楽座椅子の斜視図である。
【符号の説明】
１０ 内部部材
１１ 第１の背もたれ用部材
１２ 第２の背もたれ用部材
１３ 第３の背もたれ用部材
１５ 傾斜座部材
２０ 外郭部材
２１ 肘掛け部
２２ 背もたれ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a foldable mattress / comfortable chair or sofa, and more particularly, to a structure in which a mattress including two units can be folded and a part of the unit is operated in a folded state. The present invention relates to a foldable mattress / comfort chair which can be transformed into an armchair with an armrest or a sofa by stacking.
[0002]
[Prior art]
Generally, the sitting environment like a Korean ondol room and a Japanese tatami room is a narrow living space unlike the Western European living room environment, and instead of a bed, it is a bedding culture of mattress and futon. I've been used to it for a long time.
[0003]
However, mattresses are often used instead of mattresses because it is troublesome to put the mattresses and futons, especially the mattresses in and out of the chest or closet, at bedtime. Usually, mattresses have been folded and stored in three or four levels to reduce the space occupied in the room as much as possible. Ideas have been proposed. Nevertheless, these types of products may function only as simple sofas and chairs with little armrests, or they may be unstable or have poor functionality even with armrests. At present, there are few practical examples.
[0004]
In view of this, the present inventor has proposed an armchair-combined bed having a stable structure (Korean Utility Model Publication No. 1986-622: a modification of Korean Patent Application No. 1983-4023). . The basic idea of such prior art is that while the armrests are on both sides of the uppermost unit in a folded state, a part of the inner part surrounded by the armrests on both sides is partly rearward. The chair is turned and folded and laminated to form a backrest of an easy chair (sofa), and the lower unit is configured as a seat plate. In other words, when deformed into an easy chair, the lower edge of the tip of the armrest on both sides is connected to the upper edge of the tip of the unit located at the lower part by connecting means, so that the armrest does not move left and right, stable structure It is made to make.
[0005]
However, in order to transform the bed so that it can be folded into a comfortable chair, adopt the folding method in consideration of the design conditions and the deformation mechanism based on the standard of the bed and the comfortable chair. Is required. That is,
[0006]
-In order for a normal armchair with armrests to have sufficient functions and beauty, it is preferable that the chair has a height of 30 cm to 40 cm, and the height of the armrest is about 18 cm to 20 cm. Must have a length of at least 45 cm and a height of the backrest of at least 40 cm.
[0007]
-The bed should be at least 180 cm, preferably at least 190 cm, based on the height of a typical adult. This is because when the bed is transformed into an easy chair or a sofa, the length of the vertical core of the unit is at least 95 cm (190 cm x 1/2) when it is folded in two steps, and it is vertical when it is folded in three steps. This means that the core length must be within 65 cm.
[0008]
-In these products, the thickness of the bed is exactly the height (thickness) of the armrest, and the height of the backrest and the height of the seat plate are a mechanism determined by the number of beds to be stacked.
[0009]
− Therefore, the bed should be made as thin as possible while satisfying the above conditions and the limitations of the deformation mechanism, and when folded, the bed will occupy less space and space in the room. There must be.
[0010]
From this point of view, in the two-stage folding system, the length of the vertical core of the unit body (95 cm) is significantly longer than the length of the three-stage folding system (65 cm). Not only is it too large, but also when it is transformed into a chair with the same seating height, the bed thickness is doubled compared to the three-stage method, so there is a structural problem that the bed thickness is also thick. . That is, even if the height of the chair is set to 30 cm so as to be close to the minimum value, the thickness of the mattress becomes 15 cm in the case of three steps, but becomes 30 cm in the case of two steps, so that the height of the mattress becomes 30 cm. The volume in the folded state is a volume equivalent to at least a width of 80 cm, a length of 95 cm, and a thickness of 60 cm, which has a decisive disadvantage that it is not suitable for a sitting type living environment at all.
[0011]
For the above reasons, the two-stage folding system is regarded as a mattress type suitable for at least a small dwelling space such as an ondol or a tatami room and cannot be applied from the beginning.
[0012]
Therefore, even in the prior art of the present inventor, the two-stage folding system can be applied only to a vertical environment where a normal-sized bed having a bed height of at least 30 cm or more is folded into two stages and a living space is wide. As an example, an embodiment mainly regarding a three-stage folding system is specifically disclosed.
[0013]
In such a three-stage folding system, two units located at the bottom in the folded state form a seat, and both sides of one unit located at the uppermost layer form an armrest. At the same time, the backrest member formed on a part of the inside of the backrest is folded on the backrest support portion and laminated to form a backrest of the chair.
[0014]
Therefore, in the three-stage folding system, even if the thickness of the bed (mattress) is set to 20 cm, which is significantly thinner than the two-stage folding system of 30 cm to 40 cm, the height of the armrest is 20 cm and the height of the seat plate is 20 cm × 2 steps = 40 cm and the height of the backrest is also 20 cm × 2 steps = 40 cm, so it is more advantageous in terms of deformation mechanism than the two-step folding method, and furthermore the basic function and form as an easy chair with armrests It is thought that there are structural advantages close to beauty.
[0015]
However, the three-stage folding system also has a problem due to structural limitations. That is, even if the length of the mattress is set to 195 cm, the length of the vertical core of the unit folded in three steps is only 65 cm (195 cm x 1/3). Is a little shorter, and thus it is not enough to secure the length of the vertical center of the seat plate and the inclination angle of the backrest, so that the comfortable feeling actually felt cannot be satisfied. In addition, in order to maintain a suitable level of armrest height (about 18 to 20 cm), the thickness of the mattress must be at least about 18 cm, but there is a limit in reducing the thickness of the mattress. Yes, there is a problem that the mattress is too thick. Furthermore, unlike the two-stage folding system, another operation is required when the lowermost unit is transformed from a mattress to a comfortable chair or sofa, or from a simple chair to a mattress. Therefore, there is a structural problem that it is troublesome.
[0016]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, an object of the present invention is to provide a bed as a mattress type so as to be suitable for a sitting-type living space in consideration of the above-mentioned problems in the prior art of the present inventor, to reduce the thickness of the bed as much as possible and to provide a comfortable chair. Another object of the present invention is to provide a comfortable chair that can be used as a mattress that can be easily operated and practically used, as well as taking advantage of the easy function and beauty of a comfortable chair when it is transformed into a sofa.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
The object of the present invention as described above is achieved by a surprisingly simple change of concept such as "Columbus eggs".
In other words, at least the mattress type adopts a two-stage folding system, which has been regarded as being inapplicable due to the above-described restrictive factors on the deformation mechanism, and the shape of the easy chair to be deformed. In the case of an ordinary upright chair, the backrest is short, the inclination angle of which is 70 ° or more, usually about 80 °, and the height of the seat plate is 30 cm or more, which is an upright type (upright type). The seating angle of the backrest is relatively low and the length of the backrest surface is relatively long, so you can rest on your head with your head turned upside down. The object of the present invention is achieved by performing the following.
[0018]
Therefore, according to the present invention, the bed is a mattress type consisting of two relatively thin units, and the inclined backrest, which is laminated with armrests in three or more stages, preferably four stages, is constituted by one unit. There is a basic feature in that a comfortable seating chair or a sofa of a sitting type is constructed together with another unit body which functions as a seat plate.
[0019]
Further, the present invention has an additional feature in that the seat plate and the backrest surface are more easily configured so as to be suitable for the above-described seating type.
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a preferred embodiment of the present invention, that is, a case where the backrest is folded and stacked in four stages will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a perspective view showing a state in which two unit bodies A and B of the present invention are spread so as to function as a bed.
Here, the unit body A is divided and divided into an inner member 10 and an outer member 20 surrounding the inner member 10, and the outer member 20 is formed with two armrests 21 and 21 connected to a back support 22. ing.
[0021]
The inner member 10 is further divided into three backrest members. As shown in the cross-sectional view of FIG. 2, the first backrest member 11 includes a backrest support portion 22 of an outer member. the inclination angle theta 0, the second backrest member 12 is made of sectional ladder shape in the form of sharing an inclined surface having an inclination angle theta 1 and the third of the backrest member 13, each of these members above and below the The connecting portions are connected to each other in a zigzag manner by connecting means a.
Here, it is preferable that θ 0 has a relatively low tilt angle of 65 ° or less, preferably about 40 ° to 50 °, and θ 1 has a tilt angle larger than θ 0 .
[0022]
On the other hand, the unit body B is also connected to the upper edges of both the armrests 21 of the unit body A by connecting means a, and an inclined seat member 15 is recessed at an intermediate portion of the upper surface when necessary. Then, similarly, it is connected to the unit body B by the connecting means a.
[0023]
FIGS. 2 to 4 are cross-sectional views showing the process of folding and transforming the units A and B into an easy chair when used as a bed in a state where the units A and B are spread.
First, as shown in FIG. 2, the unit A is overlaid on the unit B with the connecting means a as an axis. Next, as shown in FIG. 3, if the third backrest member 13 is lifted, the second backrest member 12 and the first backrest member 11, which are connected in a zigzag manner by the connecting means a, are connected to the outer member 20. The backrest support portion 22 is sequentially folded and laminated to form a backrest of the easy chair.
[0024]
At this time, the back rest support 22 that forms the lower surface of the backrest inclined surface of the first backrest member 11 is 65 ° or less angle of inclination, preferably they become 40 ° to 50 ° as low tilt angle theta 0 Unlike ordinary upright chairs, which have a remarkably large angle of inclination, the backrest is quite upside down, so you can rest on the backrest completely and rest. It comes to have a backrest structure suitable for an easy chair or sofa. Further, by greater than the inclination angle theta 0 thereunder surface when the inclination angle theta 1 is necessary to the inclined surface forms the second and third backrest members 12 and 13 constituting the upper surface of the backrest, the whole back surface It can also be configured to be double bent to take a more comfortable form.
[0025]
As described above, when the backrest is formed by folding and stacking the backrest members of the internal members of the unit body A, the armrests 21 of the outer shell member 20 are automatically exposed to form the armrests. At the same time, since the unit body B functions as a seat plate as it is, it can be used after being transformed into a complete comfortable chair or sofa.
[0026]
However, in such an easy chair configuration, since the weight tends to slide down the front of the chair along the inclined surface of the backrest, as shown in FIG. By inclining the inclined seat member 15 and making only this portion a softer material, or by folding the connecting means a so as to be rotatable about an axis, a seat plate inclined from front to rear comes to be formed, This prevents the weight from slipping forward, thereby improving stability and providing a more comfortable feeling. In particular, in this case, since the length of the backrest surface is increased by the depth of the recess, the mattress thickness can be reduced by 1 cm or more under the condition having the same backrest length. There are benefits too.
[0027]
Further, in the present invention, the connecting means a for connecting the respective members may use hinge means such as a normal hinge depending on the material of the members, but it is more preferable to weld or sew the laid outer skin. Further, a means such as a Velcro fastener or a zipper can be attached between the laminated first backrest member and the second backrest member so as not to be pushed easily by the weight and spread easily.
[0028]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when a mattress type bed is transformed into an armchair or a sofa equipped with armrests, the backrest is formed by stacking three or more backrests and the length of the vertical core is reduced. It has a seat-type structure in which the seat plate is formed by one long unit body, so the height of the seat plate and the thickness of the armrests, which were the biggest design restrictions in the conventional folding system, were limited. A structure that is not restricted can be formed, and as a result, the thickness of the mattress can be significantly reduced.
[0029]
That is, when transforming into a conventional upright type easy chair, the height of the seat plate must be at least 30 cm and the height of the armrest must be at least 18 cm as described above. In the step folding method, the thickness of the mattress must be at least 18 cm, which is the level of the armrest, and in the case of the two step folding method, it must be at least 30 cm in order to satisfy the seat plate height. In the sitting type, where the length of the vertical core of the unit functioning as a long one is not only high, the height of the armrests is not only high, but also the height of the armrests becomes lower with the inclination angle of the backrest, which is relatively low. It is possible to obtain a significantly lower seat plate height and armrest height, and to reduce the unit thickness of the mattress to 18 cm or less, which is at least the level of the three-stage folding system, and more than 10 cm. Until there is an effect capable of remarkably thin. In addition, the length of the two-stage folded state (approximately 95 cm), which is considered to be somewhat longer for the easy chair, is also useful in that it can secure the length of the backrest surface. There are advantages that can be utilized.
[0030]
As a result, the present invention minimizes the thickness of the bed, which has been the biggest design constraint in the conventional method of folding and transforming a bed into an easy chair, and realizes a thin mattress type product. Not only can the product be made more practical and economical, but it can also be used in a seating configuration where the space occupied by the room at the time of folding is small, and there is no burden on relatively small residential spaces such as ondols and tatami rooms. Products can be provided.
[0031]
Further, since the present invention is configured with a double-bent backrest and an inclined seat plate so as to be suitable for a seating-type seating chair, the seating-side seating chair can provide a more stable and comfortable feeling as a seating-type seating chair. Rather than adopting a two-stage folding system, the mattress has to be completely covered every time it is operated and deformed as in a three-stage folding system. There are also side effects that can be made.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a state in which two unit bodies are spread so that a mattress / comfort chair according to the present invention functions as a bed.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a process of folding two unit bodies in a process of an operation for transforming into an easy chair according to the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a process of lifting three backrest members by a unit body A to form a backrest in a process of an operation of transforming into a comfortable chair according to the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a process of forming an inclined seat plate surface by rotating the inclined seat member with the unit body B in the process of an operation of transforming into an easy chair according to the present invention.
FIG. 5 is a perspective view of an easy chair which is transformed into a mattress according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Internal member 11 1st backrest member 12 2nd backrest member 13 3rd backrest member 15 Inclined seat member 20 Outer shell member 21 Armrest part 22 Backrest
