JP3587474B2 - Center boss for steering wheel - Google Patents

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JP3587474B2 JP16873594A JP16873594A JP3587474B2 JP 3587474 B2 JP3587474 B2 JP 3587474B2 JP 16873594 A JP16873594 A JP 16873594A JP 16873594 A JP16873594 A JP 16873594A JP 3587474 B2 JP3587474 B2 JP 3587474B2
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Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明はステアリングホイール用センターボスに係り、とくにステアリングホイールの中心部に配され、軸線方向に貫通する貫通孔によってステアリングシャフトの先端部に取付けられるステアリングホイール用センターボスに関する。
【０００２】
【従来の技術】
自動車の操舵を行なうためのステアリングシャフトの先端部にはステアリングホイールが取付けられるようになっている。ステアリングホイールはその中心部に図１２に示すようなセンターボス１を備えている。このようなセンターボス１はその外周部にリング状突部２を備え、図１３に示すアルミニウム合金から成る芯金３の中心部に鋳包まれた状態で結合されるようになっている。そしてセンターボス１の軸線方向に貫通する貫通孔の内周面にセレーション４が形成されるとともに、テーパ部５がその下端側に設けられており、このような貫通孔によってステアリングシャフトの先端部に取付けられるようになっている。
【０００３】
なお図１３に示すように、センターボス１を中心部に鋳包んだアルミニウム合金から成る芯金３は金型内に配され、この金型内のキャビティにポリウレタンあるいはポリプロピレン樹脂を射出して芯金３を覆うようにし、これによってステアリングホイールを製作するようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
図１２に示すような芯金３を用いたステアリングホイールは軽量化効果が十分ではなく、とくにこのような芯金３の周囲にポリウレタン樹脂あるいはポリプロピレン樹脂を成形したステアリングホイールにエアバックシステムを装着すると、その分重量が増加する。
【０００５】
そこでさらに軽量化するために、炭素繊維等の補強繊維と樹脂とによって、リム部、スポーク部、ボス金具回りを一体成形したステアリングホイールが考察される。しかるに図１２に示すようなセンターボス１を中心部に配し、その回りにスポーク部とリム部とを補強繊維によって補強された樹脂で成形すると、補強繊維で補強された樹脂の剪断強度が低いために、必要な強度を確保するために構造が大型化する可能性がある。
【０００６】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、とくに軽量でしかも強度が高い補強繊維強化樹脂製のステアリングホイールに組合わせて用いた場合において、構造を大型化する必要のないセンターボス用金具を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
第１の発明は、ステアリングホイールの中心部に配され、軸線方向に貫通する貫通孔によってステアリングシャフトの先端部に取付けられるステアリングホイール用センターボスにおいて、
外周部に放射状に突出し、樹脂を含浸していない柔軟な強化繊維の組紐から成りかつ他端が後から溶解除去されてリム部を中空にする芯金に巻付けられるスポーク補強用ブレードの先端部を係止する複数のピンを植設したことを特徴とするステアリングホイール用センターボスに関するものである。好ましくはセンターボスの外周面であってその軸線方向の中間位置に形成されている大径部の外周面上に複数本の、例えば４〜８本のピンを植設することが好ましい。
【０００８】
第２の発明は、ステアリングホイールの中心部に配され、軸線方向に貫通する貫通孔によってステアリングシャフトの先端部に取付けられるステアリングホイール用センターボスにおいて、
外周部であってその軸線方向の一部に設けられている多角形のフランジ状突部と、
前記フランジ状突部の外周部であって多角形の各辺を構成する平坦部に設けられており、樹脂を含浸していない柔軟な強化繊維の組紐から成りかつ他端が後から溶解除去されてリム部を中空にする芯金に巻付けられるスポーク補強用ブレードの先端部を係止する凹部と、
をそれぞれ具備するステアリングホイール用センターボスに関するものである。上記多角形のフランジ状突部は、センターボスの軸線方向の例えば中間位置に形成されるとともに、６角形、８角形等の多角形の形状をなしていることが好ましい。そして上記突部の外周側であってその平坦な部分にそれぞれ凹部を形成すればよい。
【０００９】
【作用】
第１の発明によれば、例えば炭素繊維の組紐から成るスポーク補強用ブレードの先端部がセンターボスの外周面上に巻付けられるとともに、このブレードの先端部にピンが突き刺さるように固定することによって、スポーク補強用ブレードがセンターボスに連結される。
【００１０】
第２の発明によれば、炭素繊維から成る組紐によって構成されるスポーク補強ブレードがセンターボスの外周面に巻付けられるとともに、その端部はフランジ状突部の外周部に設けられている凹部に引掛けられて係止される。
【００１１】
【実施例】
図１〜図３は本発明の第１の実施例に係るステアリングホイール用センターボスを示すものであって、このセンターボス１０は機械構造用炭素鋼から成り、その中心部に貫通孔１１が軸線方向に形成されている。そしてこの貫通孔１１の内周面であってその上端側にはセレーション１２が形成されている。これに対して貫通孔１１の内周面であって下端側にはテーパ部１３が形成されている。このようなテーパ部１３とセレーション１２とを有する貫通孔１１によって、センターボス１０はステアリングシャフトの先端部に結合されるようになっている。
【００１２】
センターボス１０の外周面であってその長さ方向の中間位置には大径部１７が形成されている。そして大径部１７の外周面上には複数本の、例えば６本のピン１８が植設されている。ピン１８は例えばその直径が２〜３ｍｍであって、長さが１０ｍｍ程度であればよい。また図示の実施例においては６本のピン１８が植設されているが、４〜８本の範囲内のピンを植設することが好ましい。またピン１８は円周方向に沿って同一平面上に設けられている。
【００１３】
図４はこのようなセンターボス１０を用いてステアリングホイールを製作するための補強構造を示している。低融点合金から成る芯金２２の円周方向の一部に形成されている切込み２３を通して炭素繊維を筒状に編んだ補強ブレード２４を芯金２２の外周部に被せるように装着する。この場合に補強ブレード２４は芯金２２の外周部に２重に取付けられる。すなわち蛇が自分の尻尾を飲み込むように、この筒状の補強ブレード２４の先端部が末端部を包み込むようにして芯金２２の外周部に２重に装着される。
【００１４】
次いで２重になっている補強ブレード２４の中間部に巻付けられるようにして補強ブレード２４の一部を貫通するようにスポーク補強ブレード２５が芯金２２の外周部に巻付けられる。スポーク補強ブレード２５は芯金２２の内周側に引出されるとともに、端部はセンターボス１０の外周面上であって大径部１７の上下の部分に巻付けられる。しかもこのようにスポーク補強ブレード２５の先端部にピン１８が突き刺さるようにセンターボス１０のピン１８によってスポーク補強ブレード２５の先端部が固定される。
【００１５】
このようなステアリングホイールの補強構造体は図５に示すように上下一対の金型２８、２９の間のキャビティ３０に配される。そして金型２８、２９を閉じるとともに、キャビティ３０内を真空にし、例えばエポキシ樹脂を注入して硬化させる。そして低融点合金から成る芯金２２を上記エポキシ樹脂の軟化点または熱変形温度以下の温度で溶解させ、所定の穴からこの合金を排出することによって、図６に示すようなステアリングホイール３３が成形される。
【００１６】
このステアリングホイール３３は上述の如くその中心部にセンターボス１０が取付けられるとともに、このセンターボス１０と外周側のホイールの部分とを連結するようにスポーク補強ブレード２５によって補強されたスポーク３５を備えている。そして必要であれば、これらのスポーク３５間にエアバック保持部３４を形成することができる。
【００１７】
このように本実施例に係るセンターボスによれば、その外周部であって大径部１７に６本のピンが植設されている。ステアリングホイール３３のスポーク３５を補強するスポーク補強ブレード２５の先端部がセンターボス１０に巻回されるとともに、補強ブレード２５の先端部がピン１８に突き刺されて固定されるようになる。
【００１８】
従ってこのようなセンターボス１０を用いることにより、ステアリングホイール３３を炭素繊維によって強化された合成樹脂によって一体成形することが可能になり、軽量でしかも高強度な炭素繊維強化樹脂製ステアリングホイール３３が得られる。ステアリングホイール３３上には必要に応じてエアバック保持部３４を形成できるようになる。
【００１９】
図７および図８は変形例に係るセンターボス１０を示している。このセンターボス１０はその外周面上がストレートであって大径部を備えず、その外周面上に直接ピン１８が植設されている。しかもピン１８は軸線方向の互いに異なる平面に沿ってそれぞれ４本ずつ、合計８本設けられている。またその内部を貫通する貫通孔１１の内周面には、その上端側にセレーション１２が形成されるとともに、下端側にテーパ部１３が形成されている。
【００２０】
このような構成のセンターボス１０においても、スポーク補強用ブレード２５をセンターボス１０の外周面上に巻付けるとともに、この補強ブレード２５の端部をピン１８に刺すようにして係止することができ、上記実施例と同様の作用効果を奏することが可能になる。
【００２１】
図９〜図１１は炭素繊維強化樹脂製ステアリングホイールに用いられる第２の実施例のセンターボス４０を示している。このセンターボス４０は機械構造用炭素鋼から構成され、その中心部に貫通孔４１が形成されている。そして貫通孔４１の内周面であって上端側にセレーション４２が設けられ、下端側にテーパ部４３が形成されている。これらのセレーション４２とテーパ部４３とを有する貫通孔４１によって、このセンターボス４０がステアリングシャフトの先端部に結合されるようになっている。
【００２２】
センターボス４０の外周部には例えば６角形のフランジ状突部４６が形成されている。そしてフランジ状突部４６の先端部であって平坦な部分にはそれぞれコ字状をなす凹部４７が形成されている。
【００２３】
ステアリングホイール３３のスポーク３５の部分を補強するスポーク補強ブレード２５はこのセンターボス１０の外周面であってフランジ状突部４６の上下の部分に巻付けられるとともに、端部がフランジ状突部４６の凹部４７に係止されることになる。
【００２４】
従ってこのような構造によれば、このセンターボス４０をステアリングホイールの中心部に組込んだステアリングホイールにおいて、構造を大型化することなく必要な強度を確保できる。従ってこのような実施例においても、上記第１の実施例と同様の作用効果を奏することが可能になる。
【００２５】
【発明の効果】
第１の発明は、外周部に放射状に突出し、樹脂を含浸していない柔軟な強化繊維の組紐から成りかつ他端が後から溶解除去されてリム部を中空にする芯金に巻付けられるスポーク補強用ブレードの先端部を係止する複数のピンを有するステアリングホイール用センターボスに関するものである。このようなセンターボスによれば、スポークを補強する補強ブレードをその外周面に巻回するとともに、端部をピンに突き刺すことによって固定することができ、このような補強ブレードと結合されるピンを有するセンターボスによって、構造を大型化することなく、必要な強度を確保できる。
【００２６】
第２の発明は、リング状の突部を外周部であってその軸線方向の一部に設けるとともに、凹部をフランジ状突部の外周部であって多角形の各辺を構成する平坦部に設けるようにし、樹脂を含浸していない柔軟な強化繊維の組紐から成りかつ他端が後から溶解除去されてリム部を中空する芯金に巻付けられるスポーク補強ブレードをこのセンターボスの外周面に巻付け、しかも端部を凹部に強化繊維の組紐から成るスポーク補強用ブレードの先端部を係止するようにしたものである。従って補強ブレードを介してステアリングホイールに強固に結合されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１の実施例のセンターボスの外観斜視図である。
【図２】同平面図である。
【図３】同正面図である。
【図４】ステアリングホイール用補強構造体の平面図である。
【図５】ステアリングホイールを成形する金型の縦断面図である。
【図６】成形されたステアリングホイールの平面図である。
【図７】変形例のステアリングホイール用センターボスの外観斜視図である。
【図８】同正面図である。
【図９】第２の実施例のステアリングホイール用センターボスの外観斜視図である。
【図１０】同平面図である。
【図１１】同正面図である。
【図１２】従来のステアリングホイール用センターボスの縦断面図である。
【図１３】このセンターボスを鋳包んだアルミニウム合金の芯金の平面図である。
【符号の説明】
１０ センターボス
１１ 貫通孔
１２ セレーション
１３ テーパ部
１７ 大径部
１８ ピン
２２ 芯金
２３ 切込み
２４ 補強ブレード
２５ スポーク補強ブレード
２８、２９ 金型
３０ キャビティ
３３ ステアリングホイール
３４ エアバック保持部
３５ スポーク
４０ センターボス
４１ 貫通孔
４２ セレーション
４３ テーパ部
４６ フランジ状突部
４７ 凹部[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a center boss for a steering wheel, and more particularly to a center boss for a steering wheel which is disposed at a center portion of a steering wheel and is attached to a distal end portion of a steering shaft by a through hole penetrating in an axial direction.
[0002]
[Prior art]
A steering wheel is attached to a distal end of a steering shaft for steering a vehicle. The steering wheel is provided with a center boss 1 as shown in FIG. Such a center boss 1 is provided with a ring-shaped projection 2 on the outer periphery thereof, and is joined to the center of a core 3 made of an aluminum alloy as shown in FIG. A serration 4 is formed on the inner peripheral surface of a through hole that penetrates the center boss 1 in the axial direction, and a tapered portion 5 is provided at the lower end thereof. It can be attached.
[0003]
As shown in FIG. 13, a metal core 3 made of an aluminum alloy cast around a center boss 1 is disposed in a metal mold, and polyurethane or polypropylene resin is injected into a cavity in the metal mold to form a metal core. 3 so that the steering wheel is manufactured.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The steering wheel using the cored bar 3 as shown in FIG. 12 does not have a sufficient weight reduction effect. , The weight increases accordingly.
[0005]
Therefore, in order to further reduce the weight, a steering wheel in which a rim portion, a spoke portion, and a periphery of a boss fitting are integrally formed with a reinforcing fiber such as carbon fiber and a resin is considered. However, when the center boss 1 as shown in FIG. 12 is arranged at the center and the spoke portion and the rim portion are formed therearound with the resin reinforced by the reinforcing fiber, the shear strength of the resin reinforced by the reinforcing fiber is low. Therefore, there is a possibility that the structure becomes large in order to secure necessary strength.
[0006]
The present invention has been made in view of such a problem, and it is not necessary to increase the size of the structure, particularly when used in combination with a steering wheel made of a reinforcing fiber reinforced resin that is lightweight and has high strength. An object of the present invention is to provide a center boss fitting.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
A first invention is a center boss for a steering wheel, which is disposed at a center portion of a steering wheel and is attached to a distal end portion of a steering shaft by a through hole penetrating in an axial direction.
Radially outer peripheral portion projecting from the braid of flexible reinforcing fibers not impregnated with resin formed Li Kui other end is dissolved and removed from later rim of the core metal of the hollow wound that spoke reinforcing blade The present invention relates to a center boss for a steering wheel, wherein a plurality of pins for locking a tip portion are implanted. Preferably, a plurality of pins, for example, 4 to 8 pins are implanted on the outer peripheral surface of the center boss and on the outer peripheral surface of the large diameter portion formed at an intermediate position in the axial direction.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a steering wheel center boss which is disposed at a center portion of a steering wheel and is attached to a distal end portion of a steering shaft by a through hole penetrating in an axial direction.
A polygonal flange-shaped protrusion provided on the outer peripheral portion and partly in the axial direction thereof,
Wherein is an outer peripheral portion of the flange-like projections provided on the flat part constituting the sides of the polygon, dissolved and removed from the braid of the flexible reinforcing fibers not impregnated with resin after the formation Li Kui other end and a recess for locking the front end portion of the core metal wound that spoke reinforcing blade rim portion to the hollow being,
The present invention relates to a center boss for a steering wheel which includes It is preferable that the polygonal flange-shaped protrusion is formed, for example, at an intermediate position in the axial direction of the center boss, and has a polygonal shape such as a hexagon or an octagon. Then, a recess may be formed on each of the flat portions on the outer peripheral side of the protrusion.
[0009]
[Action]
According to the first aspect of the invention, the tip of the spoke reinforcing blade made of, for example, a carbon fiber braid is wound around the outer peripheral surface of the center boss, and the pin is fixed to the tip of the blade so as to pierce it. The spoke reinforcing blade is connected to the center boss.
[0010]
According to the second invention, the spoke reinforcing blade formed by the braid made of carbon fiber is wound around the outer peripheral surface of the center boss, and the end of the spoke reinforcing blade is formed in the concave portion provided on the outer peripheral portion of the flange-shaped protrusion. It is hooked and locked.
[0011]
【Example】
FIGS. 1 to 3 show a center boss for a steering wheel according to a first embodiment of the present invention. The center boss 10 is made of carbon steel for mechanical structure, and a through hole 11 is formed at the center thereof with an axial line. It is formed in the direction. Serrations 12 are formed on the inner peripheral surface of the through hole 11 and on the upper end side. On the other hand, a tapered portion 13 is formed on the inner peripheral surface of the through hole 11 and on the lower end side. The center boss 10 is connected to the distal end of the steering shaft by the through hole 11 having the tapered portion 13 and the serration 12.
[0012]
A large diameter portion 17 is formed on the outer peripheral surface of the center boss 10 at an intermediate position in the longitudinal direction. A plurality of, for example, six pins 18 are implanted on the outer peripheral surface of the large diameter portion 17. The pin 18 may have a diameter of, for example, 2 to 3 mm and a length of about 10 mm. Although six pins 18 are planted in the illustrated embodiment, it is preferable to plant four to eight pins. The pins 18 are provided on the same plane along the circumferential direction.
[0013]
FIG. 4 shows a reinforcing structure for manufacturing a steering wheel using such a center boss 10. A reinforcing blade 24 made of carbon fiber is knitted in a cylindrical shape through a cut 23 formed in a part of the core 22 made of a low melting point alloy in the circumferential direction so as to cover the outer periphery of the core 22. In this case, the reinforcing blade 24 is doubly attached to the outer peripheral portion of the metal core 22. That is, the cylindrical reinforcing blade 24 is doubly mounted on the outer peripheral portion of the cored bar 22 such that the distal end portion wraps around the distal end portion so that the snake swallows its own tail.
[0014]
Next, a spoke reinforcing blade 25 is wound around the outer periphery of the core metal 22 so as to be wound around the intermediate portion of the double reinforcing blade 24 and penetrate a part of the reinforcing blade 24. The spoke reinforcing blade 25 is drawn out to the inner peripheral side of the core bar 22, and its end is wound on the outer peripheral surface of the center boss 10 and above and below the large diameter portion 17. Moreover, the tip of the spoke reinforcing blade 25 is fixed by the pin 18 of the center boss 10 so that the pin 18 pierces the tip of the spoke reinforcing blade 25 as described above.
[0015]
Such a reinforcing structure of a steering wheel is disposed in a cavity 30 between a pair of upper and lower molds 28 and 29 as shown in FIG. Then, the molds 28 and 29 are closed, the inside of the cavity 30 is evacuated, and an epoxy resin is injected and cured, for example. Then, the core metal 22 made of a low melting point alloy is melted at a temperature lower than the softening point or heat deformation temperature of the epoxy resin, and the alloy is discharged from a predetermined hole, whereby a steering wheel 33 as shown in FIG. Is done.
[0016]
The centering boss 10 is attached to the center of the steering wheel 33 as described above, and the steering wheel 33 is provided with the spokes 35 reinforced by the spoke reinforcing blades 25 so as to connect the center boss 10 to a wheel portion on the outer peripheral side. I have. If necessary, an airbag holding portion 34 can be formed between these spokes 35.
[0017]
As described above, according to the center boss according to the present embodiment, six pins are implanted in the large-diameter portion 17 on the outer peripheral portion. The tip of the spoke reinforcing blade 25 for reinforcing the spoke 35 of the steering wheel 33 is wound around the center boss 10, and the tip of the reinforcing blade 25 is pierced by the pin 18 and fixed.
[0018]
Therefore, by using such a center boss 10, the steering wheel 33 can be integrally molded with a synthetic resin reinforced by carbon fiber, and a lightweight and high-strength carbon fiber reinforced resin steering wheel 33 can be obtained. Can be An airbag holder 34 can be formed on the steering wheel 33 as needed.
[0019]
7 and 8 show a center boss 10 according to a modification. The center boss 10 is straight on the outer peripheral surface and does not have a large diameter portion, and a pin 18 is directly implanted on the outer peripheral surface. Moreover, a total of eight pins 18 are provided, each of four pins 18 along different planes in the axial direction. A serration 12 is formed on the upper end side of the inner peripheral surface of the through hole 11 penetrating therethrough, and a tapered portion 13 is formed on the lower end side.
[0020]
Also in the center boss 10 having such a configuration, the spoke reinforcing blade 25 can be wound around the outer peripheral surface of the center boss 10, and the end of the reinforcing blade 25 can be locked by piercing the pin 18. Thus, the same operation and effect as those of the above embodiment can be obtained.
[0021]
9 to 11 show a center boss 40 of a second embodiment used for a carbon fiber reinforced resin steering wheel. The center boss 40 is made of carbon steel for mechanical structure, and has a through hole 41 formed in the center thereof. A serration 42 is provided on the inner peripheral surface of the through hole 41 on the upper end side, and a tapered portion 43 is formed on the lower end side. The center boss 40 is connected to the distal end of the steering shaft by the through hole 41 having the serration 42 and the tapered portion 43.
[0022]
A hexagonal flange-shaped protrusion 46 is formed on the outer peripheral portion of the center boss 40, for example. A concave portion 47 having a U-shape is formed in a flat portion of the front end of the flange-shaped protrusion 46.
[0023]
Spoke reinforcing blades 25 for reinforcing the spokes 35 of the steering wheel 33 are wound around the outer peripheral surface of the center boss 10 and above and below the flange-like protrusions 46, and the ends of the spoke-reinforcement blades 25 are formed at the ends of the flange-like protrusions 46. It will be locked in the recess 47.
[0024]
Therefore, according to such a structure, in a steering wheel in which the center boss 40 is incorporated in the center of the steering wheel, necessary strength can be secured without increasing the size of the structure. Therefore, even in such an embodiment, it is possible to achieve the same operation and effect as in the first embodiment.
[0025]
【The invention's effect】
A first aspect of the present invention is radially protrude wound core metal is dissolved and removed from the braid of the flexible reinforcing fibers not impregnated with resin after the formation Li Kui other end to the rim in a hollow on the outer periphery The present invention relates to a center boss for a steering wheel having a plurality of pins for locking a tip portion of a spoke reinforcing blade. According to such a center boss, a reinforcing blade for reinforcing the spoke can be wound around its outer peripheral surface and fixed by piercing the end portion of the pin. The required strength can be ensured without increasing the size of the structure by the center boss.
[0026]
According to a second aspect of the present invention, a ring-shaped protrusion is provided on an outer peripheral portion and a part thereof in the axial direction, and a concave portion is provided on a flat portion which is an outer peripheral portion of the flange-shaped protrusion and constitutes each side of a polygon. A spoke reinforcing blade made of a braid of flexible reinforcing fibers not impregnated with resin and having the other end dissolved and removed later and wound around a core metal having a hollow rim portion is provided on the outer peripheral surface of the center boss. The end portion of the spoke reinforcing blade made of a braid of reinforcing fibers is engaged with the wound portion and the end portion is recessed. Therefore, it is firmly connected to the steering wheel via the reinforcing blade.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view of a center boss of a first embodiment.
FIG. 2 is a plan view of the same.
FIG. 3 is a front view of the same.
FIG. 4 is a plan view of a steering wheel reinforcing structure.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of a mold for molding a steering wheel.
FIG. 6 is a plan view of a formed steering wheel.
FIG. 7 is an external perspective view of a steering wheel center boss of a modified example.
FIG. 8 is a front view of the same.
FIG. 9 is an external perspective view of a center boss for a steering wheel according to a second embodiment.
FIG. 10 is a plan view of the same.
FIG. 11 is a front view of the same.
FIG. 12 is a vertical sectional view of a conventional center boss for a steering wheel.
FIG. 13 is a plan view of an aluminum alloy core obtained by casting the center boss.
[Explanation of symbols]
Reference Signs List 10 center boss 11 through hole 12 serration 13 tapered portion 17 large diameter portion 18 pin 22 core metal 23 cut 24 reinforcing blade 25 spoke reinforcing blade 28, 29 mold 30 cavity 33 steering wheel 34 airbag holding portion 35 spoke 40 center boss 41 Through hole 42 Serration 43 Taper portion 46 Flange-like protrusion 47 Recess

Claims (2)

ステアリングホイールの中心部に配され、軸線方向に貫通する貫通孔によってステアリングシャフトの先端部に取付けられるステアリングホイール用センターボスにおいて、
外周部に放射状に突出し、樹脂を含浸していない柔軟な強化繊維の組紐から成りかつ他端が後から溶解除去されてリム部を中空にする芯金に巻付けられるスポーク補強用ブレードの先端部を係止する複数のピンを植設したことを特徴とするステアリングホイール用センターボス。In a center boss for a steering wheel, which is disposed at a center portion of the steering wheel and is attached to a tip portion of the steering shaft by a through hole penetrating in an axial direction,
Radially outer peripheral portion projecting from the braid of flexible reinforcing fibers not impregnated with resin formed Li Kui other end is dissolved and removed from later rim of the core metal of the hollow wound that spoke reinforcing blade A center boss for a steering wheel, wherein a plurality of pins for locking a tip portion are planted. ステアリングホイールの中心部に配され、軸線方向に貫通する貫通孔によってステアリングシャフトの先端部に取付けられるステアリングホイール用センターボスにおいて、
外周部であってその軸線方向の一部に設けられている多角形のフランジ状突部と、
前記フランジ状突部の外周部であって前記多角形の各辺を構成する平坦部に設けられており、樹脂を含浸していない柔軟な強化繊維の組紐から成りかつ他端が後から溶解除去されてリム部を中空にする芯金に巻付けられるスポーク補強用ブレードの先端部を係止する凹部と、
をそれぞれ具備するステアリングホイール用センターボス。In a center boss for a steering wheel, which is disposed at a center portion of the steering wheel and is attached to a tip portion of the steering shaft by a through hole penetrating in an axial direction,
A polygonal flange-shaped protrusion provided on the outer peripheral portion and partly in the axial direction thereof,
Wherein is an outer peripheral portion of the flange-like projections provided on the flat part constituting each side of the polygon, dissolved from the braids of flexible reinforcing fibers not impregnated with resin after the formation Li Kui other end and a recess for locking the front end portion of the core metal wound that spoke reinforcing blade rim portion into the hollow been removed,
Center boss for a steering wheel.
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