JP3587360B2 - Air micrometer - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気マイクロメータに係り、特に繰り返し精度(繰り返し測定による測定値のバラツキ幅)が0.5μm以下の高精度な測定ができる空気マイクロメータに関する。
【0002】
【従来の技術】
空気マイクロメータは、たとえば内径測定の場合、円柱状に形成された測定ヘッドをワークに挿入し、その測定ヘッドの先端部外周に形成された2〜6個のエアノズルから圧縮空気を噴射して測定を行う。すなわち、測定ヘッドをワークに挿入してエアノズルから圧縮空気を噴射すると、ワークと測定ヘッドとの隙間の大きさに応じてエアノズルの背圧が変化するので、このエアノズルの背圧変化を検出することによってワークの内径を測定している。
【0003】
ところで、上記のように空気マイクロメータは、測定ヘッドをワークに挿入して測定を行うので(内径測定の場合)、測定ヘッドはワークの内径よりも小径に形成する必要がある。
【0004】
一方、空気マイクロメータは、一般に測定範囲が最大100μmまで測定できるようにされており、このためガイドクリアランス(ワークと測定ヘッドとの間の隙間の大きさ)は、測定範囲を越えた値となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ガイドクリアランスが大きいと、測定ヘッドをワークに挿入する際、ワークの中心と測定ヘッドの中心との位置ズレが生じやすく、測定誤差が生じやすいという欠点がある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、繰り返し精度が0.5μm以下の高精度な測定ができる空気マイクロメータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、前記目的を達成するために、円柱状に形成された測定ヘッドをワークに形成された穴に挿入し、該測定ヘッドの外周部に形成されたノズルから空気を吹き出して、前記穴の内径を繰り返し精度が0.5μm以下の精度で測定する空気マイクロメータにおいて、前記測定ヘッドの先端に該測定ヘッドよりも外径が小さく形成された円柱状のトップガイドを取り付けるとともに、前記ワークの内径と前記測定ヘッドの外径との差を5μm以上20μm以下に設定したことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、前記目的を達成するために、円柱状に形成された測定ヘッドをワークに形成された穴に挿入し、該測定ヘッドの外周部に一定の間隔をもって形成された複数のノズルから空気を吹き出して、前記穴の内径を繰り返し精度が0.5μm以下の精度で測定する空気マイクロメータにおいて、吹出口に面取り加工を施さずに前記各ノズルを形成するとともに、前記ワークの内径と前記測定ヘッドの外径との差を5μm以上20μm以下に設定したことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、ワークへの挿入時の容易性を確保しつつ、繰り返し精度が0.5μm以下の高精度な測定を行うことができるようになる。
【0009】
また、請求項3記載の発明は、前記目的を達成するために、リング状に形成された測定ヘッドの内周部にワークを挿入し、該測定ヘッドの内周部に形成されたノズルから空気を吹き出して、前記ワークの外径を繰り返し精度が0.5μm以下の精度で測定する空気マイクロメータにおいて、前記測定ヘッドの先端に該測定ヘッドよりも内径が大きく形成されたリング状のトップガイドを取り付けるとともに、前記測定ヘッドの内径と前記ワークの外径との差を5μm以上20μm以下に設定したことを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、前記目的を達成するために、リング状に形成された測定ヘッドの内周部にワークを挿入し、該測定ヘッドの内周部に一定の間隔をもって形成された複数のノズルから空気を吹き出して、前記ワークの外径を繰り返し精度が0.5μm以下の精度で測定する空気マイクロメータにおいて、吹出口に面取り加工を施さずに前記各ノズルを形成するとともに、前記ワークの内径と前記測定ヘッドの外径との差を5μm以上20μm以下に設定したことを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、ワークの挿入時の容易性を確保しつつ、繰り返し精度が0.5μm以下の高精度な測定を行うことができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係る空気マイクロメータの好ましい実施の形態について詳説する。
【0012】
図1は、背圧式空気マイクロメータ10の構成を示すブロック図である。同図に示すように、空気源12から供給される圧縮空気は、レギュレータ14で一定圧力に調整され、A/E変換器16内に設置された絞りを通ってジェット30のエアノズル34から噴射される。A/E変換器16は、このエアノズル34と絞りとの間の圧力(背圧)の微小変化を内蔵するベローズと差動変圧器とによって電気信号に変換し、アンプ18に出力する。アンプ18は、この電気信号に基づいてワークの内径を算出し、モニタ20上に表示する。
【0013】
図2は、内径測定用ジェット30の構成を示す側面断面図であり、図3は、図2の3−3断面図である。
【0014】
同図に示すように、測定ヘッド32は円柱状に形成されており、その先端部外周には、4つのエアノズル34、34、…が等間隔に形成されている。このエアノズル34、34、…は、それぞれ測定ヘッド32の外周面から所定量退避して形成されており、測定ヘッド32の軸芯に沿って形成されたエア流路36に連通路38、38、…を介して連通されている。空気源12からレギュレータ14、A/E変換器16を介してジェット30に供給される圧縮空気は、このエア流路36と連通路38、38、…を通って各エアノズル34、34、…から噴射される。
【0015】
ここで、同図に示すように、測定ヘッド32はワーク22に挿入して測定を行うため、その外径φBがワーク22の内径φCよりも小径に形成されている。そして、本実施の形態では、測定ヘッド32の外径φBが、ワーク22の公差の小径側から5〜20μm小さくなるように形成されている。すなわち、ガイドクリアランス(φC−φB)が5〜20μmになるように設定されている。これは以下の理由による。
【0016】
空気マイクロメータにおいて、「測定ヘッドの中心に対するエアノズル位置のズレ量」と「ガイドクリアランスによるワーク中心に対する測定ヘッドの中心の位置ズレ」とによって生じる測定誤差δは、次式により表される(図6参照)。
【0017】
【数1】
ここで、エアノズル位置のズレ量は加工精度により決定され、最大値は加工公差の上限値となる。
【0018】
したがって、測定誤差を所定値以内に抑えるためには、エアノズル位置のズレ量を加工公差の上限値と想定して上式によりガイドクリアランスの最適値を決定する必要がある。たとえば、ワーク半径rが2mm、エアノズル位置のズレ量を0.02mmとした場合、測定誤差(繰り返し精度)を0.5μmに抑えるためには、上式よりガイドクリアランスは、約23.2μm以下に設定する必要がある。
【0019】
しかし、ガイドクリアランスを小さく設定すると、挿入しにくくなるとともに、測定ヘッド32に磨耗が生じ、却って測定誤差が生じやすくなる。
【0020】
そこで、本実施の形態の空気マイクロメータでは、ガイドクリアランスが5〜20μmになるように設定している。
【0021】
これにより、測定ヘッド挿入時の容易性を確保しつつ、繰り返し精度(繰り返し測定による測定値のバラツキ幅)が0.5μm以下の高精度な測定を行うことができる。
【0022】
なお、図2において、符号40はトップガイドである。このトップガイド40は超硬合金製で円柱状に形成されており、測定ヘッド32の先端部にボルト42を介して着脱自在に取り付けられている。そして、その外径φAは測定ヘッド32の外径φBよりもやや小さめに形成されている。このようなトップガイド40を測定ヘッド32の先端部に取り付けることにより、本実施の形態のようにガイドクリアランスを小さく設定した場合であっても、測定ヘッド32をワーク22を容易に挿入することができるようになる。また、測定ヘッド32の磨耗を効果的に抑制することもできるとともに、姿勢誤差を排除して、高精度な測定を行うことができる。
【0023】
なお、軟質ワークの場合、超硬合金製のトップガイド40を用いると、ワーク側が磨耗してしまうので、この場合は、フッ素樹脂、ナイロン樹脂、ポリアセタール等の樹脂製のトップガイド40を用いるのが好ましい。樹脂は摩擦が少ないので滑りが良くなり、挿入しやすくなるとともに、適度な柔らかさを有しているのでワークが傷つくのを効果的に抑制することができる。
【0024】
また、図2、図3に示すように、各エアノズル34、34、…は、そのエア吹出口34a、34a、…に面取り加工を施さずに形成することが好ましい。このように形成することにより、容易に各エアノズル34、34、…の特性を合わせることができ、これにより高精度な測定が可能になる。
【0025】
すなわち、エアノズル34、34、…のエア吹出口34a、34a、…に面取り加工を施せば測定範囲が拡大するが、高精度な測定を行うためには、各エアノズルの特性、すなわち各エアノズルの位置、穴径を正確に合わせる(寸法を同じにする)必要がある。しかし、吹出口に面取り加工を施すこととすると、吹出口の中心と面取り加工の中心とを正確に合わせて加工したり、面取りの深さを正確に合わせて加工したりしなければならず、この結果、各エアノズルの特性を合わせることが極めて困難になる。そして、各エアノズルの特性が一致しない結果、高精度な測定ができなくなる。これに対して、各エアノズル34、34、…の吹出口34a、34a、…に面取り加工を施さないこととすれば、容易に各エアノズル34、34、…の特性を合わせることができ、高精度な測定が可能になる。
【0026】
なお、吹出口に面取り加工を施さないこととすると、隙間の大きさの変化に対して背圧が直線的に変化する範囲、すなわち測定可能な範囲が狭まることとなるが、繰り返し精度が0.5μm以下の高精度な測定を行う場合には、測定範囲を狭い範囲に限定して使用するので、測定範囲を拡大する必要はない。
【0027】
図4は、外径測定用ジェット50の構成を示す側面断面図であり、図5は、図4の5−5断面図である。なお、ジェット以外の構成は内径測定用のものと同じであるので、ここではジェットの構成についてのみ説明する。
【0028】
同図に示すように、リング状に形成された測定ヘッド52には、4つの取付穴54、54、…が放射状に形成されている。各取付穴54、54、…には、それぞれ測定用ニップル56、56、…が嵌入されている。測定用ニップル56にはエアノズル58が形成されており、エアノズル58は、その先端面が測定ヘッド52の内周面から所定量退避して形成されている。空気源12からレギュレータ14、A/E変換器16を介してジェット50に供給される圧縮空気は、このエアノズル58、58、…から測定ヘッド52の中心に向かって噴射される。
【0029】
ここで、同図に示すように、測定ヘッド52にはワーク24が挿入されるため、その内径φEがワーク24の外径φFよりも大径に形成されている。そして、本実施の形態では、測定ヘッド52の内径φEが、ワーク24の公差の大径側から5〜20μm大きくなるように形成されている。すなわち、ガイドクリアランス(φE−φF)が5〜20μmになるように設定されている。これは、上記内径測定用ジェットの場合と同じ理由からである。
【0030】
このように、ガイドクリアランスが5〜20μmになるように設定することにより、ワーク挿入時の容易性を確保しつつ、繰り返し精度(繰り返し測定による測定値のバラツキ幅)が0.5μm以下の高精度な測定を行うことができる。
【0031】
なお、図4において、符号60はトップガイドである。このトップガイド60は超硬合金製でリング状に形成されており、測定ヘッド52の先端部にボルト62を介して着脱自在に取り付けられている。そして、その内径φDは測定ヘッド32の内径φEよりもやや大きめに形成されている。このようなトップガイド60を取り付けることにより、ワーク24を測定ヘッド52に挿入し易くなるとともに、測定ヘッド52の磨耗を効果的に抑制することができる。また、このトップガイド60を取り付けることにより、姿勢誤差を排除して、高精度な測定を行うことができるようになる。
【0032】
なお、軟質ワークの場合、超硬合金製のトップガイド60を用いると、ワーク側が磨耗してしまうので、この場合は、フッ素樹脂、ナイロン樹脂、ポリアセタール等の樹脂製のトップガイド60を用いるのが好ましい。樹脂は摩擦が少ないので滑りが良くなり、挿入しやすくなるとともに、適度な柔らかさを有しているのでワークが傷つくのを効果的に抑制することができる。
【0033】
また、上述した内径測定用のジェットと同様に、各エアノズル58、58、…には、そのエア吹出口58a、58a、…に面取り加工を施さないことが好ましい。
【0034】
なお、上述した実施の形態では、内径測定用、外径測定用共にエアノズルが4つ設置されているジェットを例に説明しているが、エアノズルの数はこれに限定されるものではない。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ガイドクリアランスを5〜20μmに設定することにより、繰り返し精度が0.5μm以下の高精度な測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】背圧式空気マイクロメータの構成を示すブロック図
【図2】内径測定用ジェットの構成を示す側面断面図
【図3】図2の3−3断面図
【図4】外径測定用ジェットの構成を示す側面断面図
【図5】図4の5−5断面図
【図6】測定誤差の説明図
【符号の説明】
10…背圧式空気マイクロメータ、12…空気源、14…レギュレータ、16…A/E変換器、18…アンプ、20…モニタ、22、24…ワーク、30…内径測定用ジェット、32…測定ヘッド、34…エアノズル、34a…吹出口、40…トップガイド、50…外径測定用ジェット、52…測定ヘッド、56…測定用ニップル、58…エアノズル、58a…吹出口、60…トップガイド[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an air micrometer, and more particularly to an air micrometer capable of high-precision measurement with a repeat accuracy (variation width of measurement values by repeat measurement) of 0.5 μm or less.
[0002]
[Prior art]
For example, in the case of measuring an inner diameter, an air micrometer inserts a measurement head formed in a columnar shape into a workpiece, and measures by injecting compressed air from 2 to 6 air nozzles formed on the outer periphery of the tip of the measurement head. I do. That is, when the measurement head is inserted into the work and compressed air is injected from the air nozzle, the back pressure of the air nozzle changes according to the size of the gap between the work and the measurement head. Is used to measure the inner diameter of the workpiece.
[0003]
By the way, since the air micrometer performs measurement by inserting the measurement head into the workpiece as described above (in the case of measuring the inner diameter), the measurement head needs to be formed with a smaller diameter than the inner diameter of the workpiece.
[0004]
On the other hand, the air micrometer is generally designed to measure up to a maximum measurement range of 100 μm, and for this reason, the guide clearance (the size of the gap between the workpiece and the measurement head) exceeds the measurement range. ing.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, if the guide clearance is large, there is a drawback that when the measuring head is inserted into the workpiece, a positional deviation between the center of the workpiece and the center of the measuring head is likely to occur, and a measurement error is likely to occur.
[0006]
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide an air micrometer capable of high-precision measurement with a repetition accuracy of 0.5 μm or less.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 inserts a measuring head formed in a columnar shape into a hole formed in a workpiece, and blows out air from a nozzle formed in the outer peripheral portion of the measuring head. In the air micrometer for measuring the inner diameter of the hole with an accuracy of 0.5 μm or less, a cylindrical top guide having an outer diameter smaller than the measuring head is attached to the tip of the measuring head. , characterized in that setting the difference between the outer diameter of the inner diameter and the measuring head of the workpiece to 5μm or 20μm or less.
According to a second aspect of the present invention, in order to achieve the above object, a measuring head formed in a columnar shape is inserted into a hole formed in a workpiece, and is formed at a constant interval on the outer periphery of the measuring head. In the air micrometer that blows out air from a plurality of nozzles and repeatedly measures the inner diameter of the hole with an accuracy of 0.5 μm or less, each nozzle is formed without chamfering the blowout port, and The difference between the inner diameter of the workpiece and the outer diameter of the measuring head is set to 5 μm or more and 20 μm or less.
[0008]
According to the present invention, it is possible to perform highly accurate measurement with a repeatability of 0.5 μm or less while ensuring ease of insertion into a workpiece.
[0009]
According to a third aspect of the present invention, in order to achieve the above object, a workpiece is inserted into the inner peripheral portion of the measurement head formed in a ring shape, and air is discharged from the nozzle formed in the inner peripheral portion of the measurement head. In an air micrometer that repeatedly measures the outer diameter of the workpiece with an accuracy of 0.5 μm or less, a ring-shaped top guide having a larger inner diameter than the measuring head is provided at the tip of the measuring head. is attached, it is characterized in that setting the difference between the outer diameter of the inner diameter of the measuring head workpiece to 5μm or 20μm or less.
According to a fourth aspect of the present invention, in order to achieve the above object, a workpiece is inserted into the inner peripheral portion of the measuring head formed in a ring shape, and the inner peripheral portion of the measuring head is formed at a constant interval. In the air micrometer that blows out air from a plurality of nozzles and repeatedly measures the outer diameter of the workpiece with an accuracy of 0.5 μm or less, each nozzle is formed without chamfering the blowout port, The difference between the inner diameter of the workpiece and the outer diameter of the measuring head is set to 5 μm or more and 20 μm or less.
[0010]
According to the present invention, it is possible to perform highly accurate measurement with a repeatability of 0.5 μm or less while ensuring the ease of inserting a workpiece.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of an air micrometer according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0012]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a back pressure
[0013]
FIG. 2 is a side sectional view showing the configuration of the inner
[0014]
As shown in the figure, the
[0015]
Here, as shown in the figure, since the
[0016]
In the air micrometer, the measurement error δ caused by “the displacement amount of the air nozzle position with respect to the center of the measurement head” and “the displacement of the center position of the measurement head with respect to the workpiece center due to the guide clearance” is expressed by the following equation (FIG. 6). reference).
[0017]
[Expression 1]
Here, the deviation amount of the air nozzle position is determined by the machining accuracy, and the maximum value is the upper limit value of the machining tolerance.
[0018]
Therefore, in order to suppress the measurement error within a predetermined value, it is necessary to determine the optimum value of the guide clearance by the above equation assuming that the deviation amount of the air nozzle position is the upper limit value of the machining tolerance. For example, if the workpiece radius r was 0.02 mm 2 mm, the deviation of the air nozzle located, in order to suppress the measurement error (repeatability) to 0.5μm, the guide from the above equation clearance about 23.2Myu m or less Must be set below.
[0019]
However, if the guide clearance is set to be small, it is difficult to insert the guide clearance, and the
[0020]
Therefore, in the air micrometer of the present embodiment, the guide clearance is set to 5 to 20 μm.
[0021]
Thereby, it is possible to perform highly accurate measurement with a repeat accuracy (variation width of measurement values by repeat measurement) of 0.5 μm or less while ensuring ease when the measurement head is inserted.
[0022]
In FIG. 2,
[0023]
In the case of a soft work, if the
[0024]
2 and 3, each
[0025]
In other words, the chamfering process is performed on the
[0026]
If chamfering is not performed on the air outlet, the range in which the back pressure changes linearly with respect to the change in the size of the gap, that is, the measurable range is narrowed, but the repeatability is 0. In the case of performing highly accurate measurement of 5 μm or less, the measurement range is limited to a narrow range, so it is not necessary to expand the measurement range.
[0027]
4 is a side sectional view showing the configuration of the outer
[0028]
As shown in the drawing, the
[0029]
Here, as shown in the figure, since the
[0030]
As described above, by setting the guide clearance to be 5 to 20 μm, the accuracy of repeatability (variation width of measured values by repeated measurement) is 0.5 μm or less while ensuring the ease of workpiece insertion. Measurements can be made.
[0031]
In FIG. 4,
[0032]
In the case of a soft work, if the
[0033]
Further, it is preferable that the
[0034]
In the above-described embodiment, the jet having four air nozzles is described as an example for both inner diameter measurement and outer diameter measurement, but the number of air nozzles is not limited to this.
[0035]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, by setting the guide clearance to 5 to 20 μm, it is possible to perform highly accurate measurement with a repetition accuracy of 0.5 μm or less.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing the configuration of a back pressure air micrometer. FIG. 2 is a side sectional view showing the configuration of an inner diameter measuring jet. FIG. 3 is a sectional view taken along line 3-3 in FIG. Side sectional view showing the configuration of the jet [FIG. 5] FIG. 5-5 sectional view of FIG. [FIG. 6] Explanatory drawing of measurement error [Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記測定ヘッドの先端に該測定ヘッドよりも外径が小さく形成された円柱状のトップガイドを取り付けるとともに、前記ワークの内径と前記測定ヘッドの外径との差を5μm以上20μm以下に設定したことを特徴とする空気マイクロメータ。A measuring head formed in a cylindrical shape is inserted into a hole formed in the workpiece, and air is blown out from a nozzle formed on the outer peripheral portion of the measuring head so that the inner diameter of the hole is repeated with an accuracy of 0.5 μm or less. In the air micrometer to measure in
Wherein with an outside diameter than the measuring head to the tip of the measuring head is attached to small-formed cylindrical top guide that was set to the difference between the outer diameter of the workpiece inner diameter and the measuring head of the 5μm or 20μm or less Air micrometer characterized by
吹出口に面取り加工を施さずに前記各ノズルを形成するとともに、前記ワークの内径と前記測定ヘッドの外径との差を5μm以上20μm以下に設定したことを特徴とする空気マイクロメータ。An air micrometer characterized in that the nozzles are formed without chamfering the air outlet, and the difference between the inner diameter of the workpiece and the outer diameter of the measuring head is set to 5 μm or more and 20 μm or less.
前記測定ヘッドの先端に該測定ヘッドよりも内径が大きく形成されたリング状のトップガイドを取り付けるとともに、前記測定ヘッドの内径と前記ワークの外径との差を5μm以上20μm以下に設定したことを特徴とする空気マイクロメータ。A work is inserted into the inner circumference of the measurement head formed in a ring shape, air is blown out from a nozzle formed in the inner circumference of the measurement head, and the outer diameter of the work is repeated with an accuracy of 0.5 μm or less. In an air micrometer that measures with accuracy,
Wherein is attached a inner diameter larger by a ring-shaped top guide than the measuring head to the tip of the measuring head, that sets the difference between the outer diameter of the inner diameter of the measuring head workpiece to 5μm or 20μm or less Features an air micrometer.
吹出口に面取り加工を施さずに前記各ノズルを形成するとともに、前記ワークの内径と前記測定ヘッドの外径との差を5μm以上20μm以下に設定したことを特徴とする空気マイクロメータ。An air micrometer characterized in that the nozzles are formed without chamfering the air outlet, and the difference between the inner diameter of the workpiece and the outer diameter of the measuring head is set to 5 μm or more and 20 μm or less.
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